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一条流の戦い:第80章

 武志が医学部の三年に入り講義が始まってから一週間がたった。
 畑違いの難しい本の山に武志は辟易していた。自分で選んだ道とはいえ、早くも少しだけ後悔し始めていた。
 周りは普通に医学部を受験した頭の良い人間ばかりで、元々文系で何とか引っかかるようにして医学部に編入した武志とは大きく違う。
 自分は講義を理解するのに苦労しているのに、皆は全然平気そうだ。武志は焦りを感じていた。
 それに疎外感も感じていた。
 年齢の問題ではない。武志はストレート入学と比べると二歳年上だが、医学部なので二浪はそれほど珍しくない。
 普通入学組は既にある程度グループができあがっていた。教養課程でも医学部同士は必修科目があり、それなりに顔見知りなのだ。それで編入組に対して異質なものというイメージを抱いているようだった。入試をくぐり抜けてきた学生からすれば、編入試験組はズルみたいな感じがするのだろう。
 必然的に一緒に編入した学生同士五人はすぐに仲良くなり、友達になった。

 ある日の昼休み、武志が編入仲間と昼食に向かっていると、突然知らない女の子から声を掛けられた。
「あのー、山中武志さんですか」
 どこにでも居そうな普通の女の子だ。アイドルみたいな可愛さは無いが、普通の親しみやすい可愛さだ。その割に男好きする雰囲気というか、年の割には色気がある。
 まだ初々しさが残っているから、新一年生かもしれない。ただ、一年は普通医学部キャンパスには来ない。一般教養を受けるために本部キャンパスに居るはずだ。
「そうだけど」
 突然名前で呼びかけられて、武志はいぶかしく思う。この女の子の顔に見覚えはない。ひょっとしてどこかの組織の人間かと身構える。
「はじめまして、大竹心《こころ》といいます。一年です」
「はぁ……」
 見ず知らずの女の子に自己紹介されても、どう答えて良いか分からない。
「三年に編入した人の中にかっこいい人が居るって聞いて、見に来ました」
「あ、あ、ありがと」
 突然かっこいいと言われて武志は戸惑ってしまう。今までかっこいいなんて一度も言われたことがない。
 確かに編入組の五人の中では一番ましかもしれないが大差無い。普通組には武志よりかっこいいのが何人もいる。
「それじゃあ、また、会いに来ますねー」
 そう言いながら、心は走って去っていった。
 突然の嵐に武志は呆然としてしまった。
 途端にツレから冷やかされる。
(何だったんだろう。今のは)
 武志は少しだけ心がざわめくのを感じた。

 その日の午後、部隊の訓練のため、武志はいつもの洋館に来ていた。
 今日は三週間ぶりに香露を対象に訓練をする日だ。前回の香露の訓練以来、真理・愛・優の順番が有り、また休薬期間も有った。武志が卒業式などのため休んだこともあり、間が空いてしまった。
 せっかく香露が班に入ったのに、今までじっくり話す機会が無かった。他の者が順番の日に香露と話をしていると、明らかに不機嫌になり邪魔してくる。自分の時間が減るのが嫌なのだ。
 それで、今日武志は大学が終わったら大急ぎでやってきて、香露が来るのを待ち構えた。
 香露にも早く来るように伝えてある。
 そして、香露は四時半過ぎにやってきた。訓練は通常五時から七時まで行うので、約三十分時間がある。
 香露は一人ではなく真理が一緒だった。まだ単独行動が許されていないのかもしれない。香露一人なら話しをしながら、軽く遊べるかなと思っていた武志の目論みはついえてしまった。
「香露は何歳なの?」
 武志は前から聞きたかったことを聞いてみた。
「日本風に言うと、今年で二十一歳。班長の二歳年下です」
 最近は香露も真理にならって班長と呼ぶようになっている。
 同い年か一つ下だと思っていたが、二歳も年下とは少しだけ意外だった。まだまだ女性を見る目が無い。特に女性の年齢を当てるのは苦手だった。
「日本語はどのくらいしゃべれるの?」
 最初インドネシアで会った時は片言というか、外国語訛りのあるしゃべり方だった。日本で再会して以降、ほとんど日本人と変わらない日本語を話している。
「日本語は子供の頃から勉強していますから、普通に話せます。他にも、北京語、上海語、台湾語、英語が話せます。フランス語とスペイン語は勉強中です」
(んっ、スペイン語?)
 武志は不思議に思った。なぜスペイン語まで勉強してるのか。
「フランス語はアフリカ用、スペイン語は中南米用です」
 真理がすかさずフォローを入れる。
 なるほどと武志は思った。そんなこと大学生の自分には世界が違いすぎて気付かない。それにしても中国は地球規模で物事を考えていて、さすがだ。
「それで、何歳からどんな訓練をしてるの?」
「私は六歳で小学校に入る時に選ばれました。それ以来、ずっと養成施設で……」
「班長」
 香露の話の途中で真理が割って入る。
「その話は長くなると思いますので、後日レポートを読まれたらいかがでしょうか。香露からの調査結果をまとめたものが上級職員用に作成されています」
「そんなのが有るんですか。じゃあ、それを読むとして、最後に一つ」
 一番重要なことを聞かなければいけない。真理が居る場所では聞きにくいが、仕方が無い。なんとなく真理は自分と香露が必要以上に接触するのを妨害している気がする。そういう指示を上から受けているのかもしれない。個人的感情だけで邪魔している訳ではなさそうだ。
 武志も色々な経験を積み、だんだん物事の裏側まで考えを巡らせるようになってきていた。
「中国にも気を使う男性は居るの? 居るんなら、そのレベルは?」
 これこそ武志が一番聞きたいことである。
 日本には自分以上の気の使い手は居ないはずである。祖父も父も自分も、一族以外の人間の話を聞いたことが無い。頼子以下隊員の口からも聞いたことが無い。
 しかし、世界は広い。歴史ある中国の奥深さからして、神秘の技を持つ人間が居ても不思議ではない。
 万が一、自分以上の人間が居るとして、すぐにできることはないが、将来の方向性を考える材料の一つにはなる。
「健康法としての気功を別にして、居ます。でも、レベルは班長より低いと思います」
(やっぱり、いるのか。日本だけの、我が家だけの力じゃなかったのか……)
 武志は複雑な気分だ。
 自分しか持ってないと思っていたレア物のグッズを友達も持っていた。そんな感じだ。
 だが、少しやる気も出てきた。中国の男はどんな訓練をしているのか。どんな技を持っているのか。
 とても知りたい。勝負してみたい。
 そう考えると、気が晴れてきた。
「香露は普段何をしているの?」
 まだ、もう少し時間がある。話題を変えてみる。
「英語、日本語の勉強をしてます。話し言葉のくだけた表現を覚えるのが大変です。それから真理さんへ中国語を教えてます」
「そうなんだ」
「そして、この前は真理さんに純子さんを紹介してもらいました」
(なにぃーっ)
 武志は心の中で叫び、真理を見た。真理はそれがどうしたという顔をしている。
 真理は今でも純子からSMの訓練を受けているはずだ。
(まさか……)
「会って何したの?」
「話をしただけです。班長や真理さんと知り合いだと聞きました」
 武志はホッとした。
 こっそり香露を仕込もうと思っていたのに、真理が同じ事を考えているとは以外だった。
 思った以上に真理は自分の知らないところで動いているみたいだ。これからは気を付けなければいけない。
 そうして、話をしているうちに時間が来てしまった。愛と優が時間通りにやってきた。

 香露が武志の班に参加したことはメリット、デメリットそれぞれ大きいものがあった。
 メリットとしては、第一に刺激になったこと。班を結成して一年にも立たないうちに、馴れ合いの感じが出始めていたが、それが良いライバル心に変わった。
 第二に香露の技術を取り入れられる事。これは班だけではなく部隊全体にいえることだが、中国の違った考えによる方法論、訓練法を知る事は非常に参考になる。この班は香露から直接学ぶことができるのだ。
 逆にデメリットとしては、まず武志の負担が増えたこと。三人の女性と公平に接するのと四人とではレベルが違う。また回る順番が長くなった分、一回当たりの濃さを求められる。
 このままでは体が持たない気がする。訓練の曜日を増やすか、時間を延ばす事を考えないといけない

 まずは愛と優が二人掛りで香露をほぐす。女性同士ならではの細やかな愛撫に、香露はまだ慣れないみたいだ。
 初めから終わりまで武志が自分でやると負担が大きい。少しでも楽にしたいという思いがある。それに女性同士のやり方を見るのは非常に参考になる。
 三人が絡んでいる間に、真理が自慢の胸を使って肉棒をあやしてくれる。パイズリは真理の独断場だ。他のメンバーとは包まれ感が全然違う。
 武志は世界一の美女が年上美人双子に溶かされていくのを眺めながら、Hカップ巨乳にパイズリしてもらうという天国を満喫する。こんな凄い状況を楽しめるのは、世界中を探しても武志以外には居ないかもしれない。
 香露はどんどんと溶けていき、声が湿ったものに変わっていく。白い肌に赤みが差し、ピンク色に上気していく。
 武志は香露の絶品の秘肉を思い出しながら、欲望を高めていく。複雑で熱くぬめる肉襞が精液を搾り取ろうと絡み付いてくるのを想像しながら、真理の乳房を楽しむ。
 どこまでも柔らかい乳房が強い乳圧で肉棒を挟んでいる。この圧迫感は他では味わえない。文句の付けようが無い気持ち良さだ。すぐに射精してしまうようなきつい刺激ではない。香露の乱れる姿を眺めるのにちょうど良い刺激だ。
 香露が十分ほぐれたところで、愛と優による二穴責めが始まった。
 二人は以前に見た特注バイブが装着されたペニスバンドを着け、前後の穴をゆっくりと抉っていく。
「あ、あ、あ、あぁー……、はぁー……、あん、ああああ、んぅー……」
 香露は敏感に反応したり、魂を吸われているような気の抜けた声を出したりと目まぐるしく変化する。
 見ているだけで全く飽きない。極上のAVの何倍も面白くて、淫靡だ。
 武志は見ているだけでは我慢できなくなってきた。真理をどかし、香露の所へ行く。
 硬く張った肉棒をゆらゆらと揺らしながら香露の顔の前で膝立ちになった。
 目の前の物に気が付いた香露は何も言われなくても、肉棒を口に含んだ。
 絶妙の力で竿が締め付けられる。強すぎず弱すぎず一番気持ち良い締め付け加減で竿がしごかれる。亀頭から裏筋にかけて舌が絡みついてくる。
 肉棒からはピリピリ痺れる快感が湧き上がり、武志の体へ広がっていく。香露が気を流しているのだ。
 武志は香露独特の感触を噛み締める。
 一人余った真理は武志の背中へ胸を押し付ける。両手を武志の胸へ回し、胸板をサワサワと撫でる。うなじから肩へかけて舌を這わせた。
 これも天国だ。何もしなくても全身が気持ち良い。優が香露のアヌスを抉るのに合わせて香露の体が前後に動き、武志が動かなくても肉棒が出し入れされる。
 背中には真理の舌と巨大な胸、前は真理の手と香露の口。この上ない贅沢だ。ビデオを撮っていないのが悔やまれる。撮影しておけば、死ぬまでおかずに使えそうだ。といっても武志は何年もオナニーしたことはない。女性の相手をするので精一杯で自分でやる余裕は残らない。
「ふああああぁー……」
 アヌスの快感に耐え切れなくなった香露が口を外し、たっぷり感情がこもったあえぎ声を出した。
 すかさず真理から厳しい声が飛ぶ。
「ダメよ、感じてばかりじゃ。お口がおろそかになってるわよ」
 複数、特にアヌスになれていない香露は、どうしても快感に飲み込まれ、フェラをする口が止まってしまう。その度に真理から叱られる。
 絶世の美女が快感を必死で耐えながら、美しい顔をゆがめて自分の肉棒をほおばる姿に、武志は視覚だけで発射しそうなほど興奮する。香露は真理に叱られると思い出したように見事な口技を出してくる。
 武志も肉棒から気を流し、香露を溶かしていく。
 香露はもう、まともに考えることができていないようだった。
 無心で肉棒をほおばっている。薄く開かれた目は焦点を失い、何も見ていない。口の端からは溢れた唾液が垂れている。
 口を塞がれたまま、唸り声ともあえぎ声ともつかない声を漏らしている。
 胸より上はピンク色になり、興奮の度合いが強い事を表している。
 下からは愛が胸を責め、後ろからは優が脇腹を撫でている。全身を責められ、香露の体力はどんどん削られていった。
 双子は動きを調節し、香露をイカせないようにしている。全身を責められているのにイカせてもらえない。香露は心も体も狂う寸前だった。
 そろそろ香露の限界が近いかなと武志が思い始めたとき、真理が耳元でささやいた。
「顔にかけるのはどうですか」
 悪魔のささやきだ。
 顔射……。顔にぶっかける……。
 香露の美しい顔を精液で汚す。考えただけで頭の中が熱くなってくる。武志は真理の誘惑に乗った。
 ここまでのフェラで武志の射精感もかなり高まってきていた。我慢を止めるとそれが一気に上昇する。精液が体の奥でざわめき、玉がキュッと上がる。肉棒がビクッビクッと跳ね、血管が脈を打つ。
 腰から背中へと甘い痺れが広がり、膝立ちの体勢が辛くなってくる。
 武志は自らも腰を動かし、快感を大きくする。香露の小さい頭を持ち、唇で竿をしごくように、深く肉棒を沈めた。
 武志の動きは大きくなり、肉棒の根元まで押し込んでは、唇がカリに引っかかるまで抜く。
 香露も呻きながらディープスロートを受け入れる。
 武志の射精感もいよいよギリギリまで上がってきた。武志は我慢することなく、ストレートに快感へ身を任せる。
「あ、はあぁー…………。凄い。良いよ。そろそろ出すよ」
 それを聞いて香露が唇をさらに締め、亀頭を吸引する。頭で考えなくても、動きが体に染み付いているのだ。
「んぅー、出すよっ」
 武志は精液が噴き出す瞬間肉棒を引っこ抜いた。先端を香露の顔へ向ける。
 ぶびゅりゅるるるるる、びゅるるるるー、ぶしゅぅー……、ぶびゅっ、びゅるるる、ぴゅるっ、ぴゅるるるー……。
 熱い精液が塊となって、香露の顔を叩いた。的を外すことなく香露の高い鼻に当たる。
 勢いが強い第一撃が顔中に飛び散った。
 続けて、第二撃、第三撃が額、頬と当たる。
「ん、ん、お、おおぉー……」
 武志は呻きながら肉棒に力を込め、全ての精液を出し切ろうとした。
 香露の顔が白く汚されていくのを見ながらの会心の射精だった。
 はぁー……、はぁー……。
 武志は大きく息をしながら余韻をたっぷりと味わう。
 そして、先から精液を垂らす肉棒を香露の口へ入れた。
 香露は反射的に咥え、舌で丁寧に掃除をする。
 顔から精液を垂らしながらフェラをする香露の顔は、とてつもなく美しく、そして淫らだった。
 顔射くらいでは、香露の美しさを損ねることはできなかった。逆に被虐美を増している。
 武志の肉棒がピリピリと痺れた。射精後の敏感な肉棒に気を流されるのは効く。染み込む度合いが早い。香露が一通り清めたところで肉棒を抜いた。
 体から力が抜け、立っているのが少しだるい。武志はベッドに横になった。
 香露は呆然とした顔で、固まっていた。愛と優も気を利かせて腰の動きを止めている。
 真理は一人平然としていた。
 顔から精液が垂れるのを香露がそのままにしているのを見て言った。
「あら、中国ではお顔にかけたりしないのかしら。もったいないわね」
 そして、香露の顔から精液を舐め取った。

 香露の反応が弱くなっていたので、しばしの休憩の後訓練が再開された。
 女性上位で香露が武志の肉棒を挿入した。弱っていてもさすがに香露は絶妙なテクで武志を喜ばせる。残った力を振り絞り腰を動かし、秘肉を締め武志から搾り取ろうとする。
 武志も負けじと下から腰を突き上げ、気を流し、香露を追い上げる。
 一回出しているとはいえ、香露の必死なサービスに武志も段々危なくなってきた。
 見かねた真理がペニスバンドを装着し、アヌスに挿入する。
「あ、あ、あ、あ……、おお、おぅー……、お尻は……」
 香露が途端にうめき声を上げる。
 武志は動くのを止め、抉るのを真理に任せた。代わりに肉棒を根元まで押し込み気を流す。そして舌を吸った。秘技循環だ。
 真理がバイブ機能をオンにしているので、振動と動きが薄い肉壁を通して肉棒に伝わってくる。自分で動かなくても十分に気持ち良い。香露からの気も流れ込んできている。
 愛と優も武志と真理の邪魔をしないようにしながら、香露の体へ舌を這わせたり、脇腹を撫でたりサポートする。
「んんぅー……、んんんっ、ふうぅー……」
 香露は四人掛りの責めにむせび泣く。
 武志は香露の艶っぽい反応にたまらなく興奮してしまう。体の底から絞り出すような切ない声。肉棒、バイブ、舌、手から逃れようとくねらせる華奢な体。弾力を伝える乳房。
 もうこれ以上は無いという官能的な状況だ。
 香露のコシがある豊かな髪が武志の顔に垂れ下がってきていて、被虐さが増して見える。
 責める四人は打ち合わせしなくても、よく理解していて、けっして香露をイカせない。ギリギリのところで快感をコントロールしている。普通の人間なら耐え切れずおかしくなってしまうだろう。香露はそれを耐え抜いている。
 武志は香露の能力の高さにあらためて驚いていた。
 香露の体力はみるみる削られ、反応が弱くなっていく。このままでは香露が力尽きてしまう。
 その前に武志にはやってみたいことが有った。
 香露とのアナルセックスだ。今まで真理達はバイブを入れているが、武志自身は挿入したことが無い。香露のアヌス耐性の低さから、是非やってみたいと思っていた。
 アヌスに肉棒を入れ、粘膜を気で焼く。香露がどんな反応を示すか、考えるだけで興奮してしまう。
 武志は真理達に合図をして一旦離れてもらう。
 ローションのビンを取り肉棒に塗り始めると、真理達はすぐに武志の意図を察して香露の準備を始めた。
 香露のアヌスには内も外もたっぷりとローションがまぶされる。そして正座したまま胸をベッドへつける体勢が取らされた。普通の四つん這いでは脚が長い香露へ位置が高すぎて挿入できないのだ。
 武志は膝立ちでにじり寄った。肉棒は期待でビクンビクンと打ち震えている。
 どんな感触なのか。初めて入れる穴にはいつもながら興奮してしまう。
 バイブでさんざんほじられた香露のアヌスはかすかに口を開いている。
 武志は先端を合わせると、ゆっくりと腰を進めていった。
 香露のアヌスは柔軟に広がると肉棒を貪欲に飲み込んでいく。武志はたっぷりと気を流しながら肉棒を埋め込んだ。
 亀頭部分が入ったところで一旦止まる。
「あ……、あ……、あ……」
 香露が全身を細かく震わせながら、アヌスの快感に耐えている。入り口の敏感な粘膜が気で焼かれ、燃えるような熱さと痺れるような快感を味わっているはずである。それでも、しつけられてきた通りに力を抜き、進入の手助けをしている。
 武志は柔らかいのにきつい締め付けをじっくりと味わう。アヌスの輪がはちきれんばかりに広がり、少し痛々しい。
 武志は待ちきれなくなり、肉棒をさらに押し込んだ。
 香露はアヌスをほとんど使ってないらしく、こじ開ける感覚がした。これほどきつい感触は去年アメリカに行った時のリサ以来だ。熱い腸壁が肉棒全体をきつく締め付けてくる。
 根元まで埋めきったところで、ゆっくりと抜いていく。香露は肉棒を引きとめるかのようにアヌスを締める。
「はぁあー……」
 香露が魂が抜けるような声を出す。気で焼かれ敏感になっている腸壁をゆっくりこすられるのは、たまらない快感だろう。
 武志はカリが入り口に引っかかる所まで抜いて、また、ゆっくりと奥へ進んでいく。
「ぐ、あ、あ、あ、あ……」
 香露がシーツを握り締めている。苦しくて、気持ち良くて、ジンジンと燃えるように熱い。そして、どす黒い感覚が背中を這い登るのだ。
 武志は焦ることなく、ゆっくりと腰を動かし、香露のアヌスを楽しむ。動かすほどに腸壁がなじみスムースになっていく。
 肉棒が進んでいく時、香露は背中を丸めて苦しさに耐え、抜かれる時には背中を思い切り反らし快感に震える。
 その新鮮な反応に武志の心の中に黒い気持ちが沸々と湧き上がってくる。
 徐々に、徐々に腰のスピードを上げていく。
 香露も動きに合わせて反応していたが、スピードが上がるにつれて、反応が間に合わなくなる。
 シーツを握り締めたまま、体が動かない。もう、苦痛や快感が入り混じり、自分では制御できなくなっているのだ。
「ほら、力を抜いて。受け入れるの」
 真理から叱咤の声が飛ぶ。
 ここまで四人掛りで散々なぶられ、イカせてもらえず、体力も精神力もほとんど残っていないはずなのに、香露は最後の力を振り絞り、アヌスの力を抜く。
 弱点のアヌスからは絶えず甘くて苦い特有の快感が湧き上がり、背中を通り脳にまで達している。内臓を押し上げられるような苦しさと、漏らしてしまうような感覚もしているはずだ。
 武志は追い討ちをかけるように、香露の腰を掴むと、パーン、パーンとアヌスを抉る。
「ひ、い、ぐ、あ。お、ほ、ん、む……」
 香露が言葉にならない声を出す。
 もう、本当の限界が近い。このままでは中途半端な絶頂で終わってしまうと思った武志は腰を止めた。
 香露を抱きかかえると、そのまま後ろへ倒れ込んだ。二人とも仰向けで香露が上になる体勢だ。アヌスには肉棒が刺さったままである。
 そして肉棒を根元まで押し込んで子宮を裏側から押し上げた。亀頭から子宮目掛けて気を流し込む。
「ヴああああーー……」
 香露が一気に絶頂へと駆け上がる。全身をガクンガクンと大きく震わせながら、肉棒がちぎれるほど強く締め付ける。
 目を大きく見開き、口も開けっぱなしだ。
「あ、あ、あ、あ……」
 アナルセックスの絶頂は大きくて深い。一度達するとなかなか治まらない。しかも、子宮まで裏から責められては逃げ場が無い。
 武志は真理達に目で合図を送った。真理、愛、優の三人が香露の体へ取り付いた。
 愛と優は香露の脇の下をねちっこく舐めながら、乳首をグリグリ捏ねる。
 真理は秘肉へ指を入れ、Gスポットをしつこくこする。クリも舌で弾く。
 武志は香露の耳に舌を入れた。
「ひぃいいいいーー……」
 香露が絶叫した。どこにそんな力が残っていたのかと思うくらいの強い力で体が跳ねる。
 しかし、四人掛りですぐに抑えられてしまう。
 武志は子宮の裏側を何度も繰り返し、鋭く速く突き上げる。
「あ、が、ぐぁ、あ…………、も、もう、無理……、し、死ぬ…………」
 香露が息も絶え絶えに訴えた。先ほどからイキっぱなしで、体は痙攣している。
 武志はさすがにもう十分だと思った。とどめに子宮を思い切り押し上げ気の塊を打ち込んだ。
 香露の全身が反り返り、硬直した。
 その反応を敏感に感じ取り、三人も動いた。
 愛と優は乳首を摘み上げながら引っ張った。真理はクリをカリっと甘噛みした。
 香露はもう一段高い所へ放り上げられた。
「…………」
 香露は声にならない声をあげ、そして失神した。

 香露はピクリとも動かない。完全に気を失っている。
 悲惨という言葉がぴったりな感じだ。
 普通にセックスをする時の香露は素晴らしい。だが、責めさいなまれる時に見せる香露の美しさは筆舌に尽くしがたい。
 純子に預けたらどうなるのだろう。純子にマゾとしての資質を開花してもらったら。
 武志はその考えをどうしても抑えられなかった。

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