このサイトには性的な表現が含まれます。18歳未満の方は退出してください。

一条流の戦い:第23章

 翌朝時間通りに会議室へ行くと、昨日のメンバーの他に新しい人がいる。黒人の男女一名ずつだ。
 やはり来たか。武志は覚悟を決めた。この話を聞いた時から来るかもしれないと思っていたが、ついに来たという感じだ。武志の様な普通の大学生が黒人と会う機会はほとんど無い。六本木にでも行けばいるのだろうが、普段は家と大学の往復しかしない武志にそんな機会は無い。大学にいる留学生も白人かアジアからがほとんどで黒人はいない。それに、もし居たとしても男性ばかりで黒人女性を間近で見るのは初めてだ。
 男の方はアレックスと同じくらいの身長で武志より高い。テレビや映画で見るいかにも黒人という感じの男だ。短く縮れた髪に分厚い唇をして不敵な顔をしている。そして体中筋肉でできているかの様に引き締まった体をしている。こんな男を相手にして知香は大丈夫なのかと心配になる。
 女の方もかなりの威圧感を感じる。人種差別は良くないと頭の中では分かっているがどうしても生理的に恐怖感が湧いてくる。身長は武志と同じ位あり、肌は黒というより焦げ茶に近く、黒光りしている。顔は結構きれいだ。黒人女性は武志の好みからいうと外れている場合が多いが、彼女の場合は武志が見てもきれいな部類だ。胸はアンナほどではないが、十分大きい。
 武志が思わず緊張していると、二人が笑顔で握手を求めてくる。きっといい人達なんだろう。武志は怖くない、怖くないと心の中で繰り返す。
 全員が揃った所でミーティングが始まる。まずは新しいメンバーの紹介がある。黒人男性はトム、女性はマリアという名前だ。
 次に今日の予定だが既に分かっているので確認だけだ。相手以外は昨日と同じだ。
 武志は午前中がマリアで午後はアンナとマリア。
 知香は午前中がアンナで午後はアレックスとトムだ。
 マリアは昨日の事をアンナから聞いているらしく舐めるような目つきで武志を見てくる。思わず武志は目を伏せてしまう。
 昨日の終わりのミーティングでは予定決めだけで終わってしまったので、今朝反省を行うことになる。だが、行為自体にはどちらのペアも問題は無く、今日もルールを守りましょうという小学生の学級会みたいな終わり方になった。
 そして時間になり武志は部屋へ向かう。昨日と同じ部屋だ。
 準備を済ませマリアを待つが、緊張でドキドキしている。アンナは技よりも美貌とスタイルで責めてくるタイプだった。秘肉の締め付けは凄かったが技自体はそれほどではなかった。マリアはどんな責め方をしてくるか、アンナより後に出てくるという事はアンナよりレベルが上かもしれない。
 武志が色々考えていると、ドアがノックされた。ドアを開けるとマリアが入ってくる。
「ハイ、タケーシ」
 マリアが笑いながら入ってくる。体を揺らし心なしかリズムを取っている。
 武志をベッドの側へ手招きすると、鼻歌を歌いながら武志の服を脱がしていく。手早くシャツ、ズボン、靴下と脱がし、武志はあっと言う間に全裸にされてしまう。
 マリアは武志を脱がせ終わると、ベッドの端に座らせ、次に自分が脱いでいく。
 武志に見せ付けるように軽くポーズを取ったりしている。今までにストリップのショーを見たことは無いが、頭の中で想像しているもの以上にいやらしい感じでマリアが脱いでいく。
 スタイルはさすがというか素晴らしい。
 胸は巨大な半球が全く崩れる事無く、やや上向きについている。腕、腰、脚は見事に引き締まっている。そして手・脚はとても長く、しなやかで、柔軟に見える。さすがの知香もスタイルではマリアに負けている。
 肌は油を塗ったように光を照り返している。黒というか濃い焦げ茶色の肌は、しっとりして滑らかな感じがする。癖のある短い髪、大きくて厚い唇、大きな目。やや丸い鼻だけは武志の好みからは外れるが、全体としては一般的に整っている方だろう。
 タイプで言うと野生の動物、雌豹のイメージだ。

 マリアは全部を脱ぐと、両脚を大きく開いて立ち、武志を挑発するように体をくねらせる。秘肉はぱくっと開き丸見えになっている。
 マリアは片手で自分の胸を揉み、片手で秘肉に指を這わせている。
(この人達は日本人を全く理解していない)
 こんな露骨に卑猥な見せ方を喜ぶ日本人は少ないだろう。他の東アジアの男達も多分喜ばないだろうという気がする。やっぱり舐められている気がする。
 この日米合同訓練に当たって、おそらくアメリカ側は日本人の特性について何も調べていないだろう。
 日本人の一般的な女性の好みを考えたら、投入メンバーや作戦をもう少し考えたはずである。
 もう、こうなったら日本側のレベルの高さを知ってもらうしかない。アメリカ側はアンナである程度分かった。このマリアも大差ないだろう。
 武志はベッドに上がり、マリアを手招いた。
 脚を大きく開いて仰向きに寝転がると、マリアはすぐに察して武志の股間にやってきた。
 まだ柔らかい肉棒を手に取るとこすり始める。

(アンナはどうしてこんな男に)
 マリアは理解できなかった。
 外見はたいした事無い。体は引き締まって良い筋肉が付いているが、このくらいなら珍しくない。
 コックもあまり大きくない。ただ硬さは硬い。こすっていると、どんどん硬くなってくる。この硬さはブラック以上かもしれない。
 マリアは武志の肉棒を咥え、頭を動かし始める。
(美味しい)
 タケシのコックは硬さといい、味といい、とても美味しい。こんな美味しいコックは初めてだ。
 マリアのフェラにどんどん気持ちが入っていく。夢中になってフェラを続ける。
 舌を激しく動かし、唇は強く締め、肉棒を唾液でべとべとにする。そうして手で激しく竿をこする。
 疲れるのも気にしないで激しいフェラをひたすら続ける。
 武志はマリアのフェラでも満足していなかった。アンナよりはましだがS部隊員に比べると落ちる。
 仕方なくマリアの腰をこちらに向けさせる。手を伸ばして、中指を秘肉に入れGスポットを探し、親指をクリトリスに当て気を流し、二点責めを始める。
「オオゥーー!!」
 マリアは一瞬何が起こったのか分からなかった。
 タケシが指を中に入れてきた。お手並み拝見と思っていたら、突然今まで味わった事のない種類の快感が体を突き抜けた。体の中から神経を直接触られるような強い快感だ。
 それに加えて、急におしっこがしたくなる様な、何か出そうになる感じがする。腰の辺りが痺れる様な、ピリピリする様な気持ち良さがある。
「アウゥー……、ウーフゥ……」
 武志は日本人相手の時より反応が強い気がした。アメリカ人はGスポットが弱いのか。それとも普段そこを責められないのか。後で確認する必要がある。
 武志はマリアの反応に気を良くして二点責めを延々続ける。指が疲れてくると反対の手に変えて続ける。親指と中指の間の肉をすり潰す様にしたり、力を込めて挟んだり変化を付けてマリアを追い込んでいく。
「ノォー、XXX、XXX、スタッ、XXX、XXX」
 マリアがやめてと叫んでいるのはなんとなく分かるが、まだ止めない。武志はマリアがフラフラになるまで続けるつもりだった。マリアはアンナ以上に体力がありそうである。下準備無しで挿入して、体力勝負に持ち込まれたら面倒だ。
 マリアはフェラチオを完全に止めてしまっているので、武志は指を入れたままで彼女を仰向けに寝させた。
 その横に座ると空いている手で乳房を揉み始める。もちろん指先からは気を流す。
「オオォーー!!」
 下半身の快楽に加えて、乳房も責められ、マリアは快感に飲み込まれ、どんどん思考能力を奪われていった。
 下半身は何かが出そうだけど出ない、だけど出したい、そんな変な感情で溢れている。切ない様な、じれったい様な今まで味わった事のない感覚だ。腰の辺りが溶けてなくなるような、おかしな感覚もする。
 それに乳房からの鋭い快感も加わり頭の中は既に快感を貪る事しか考えられなくなっている。
 武志が胸を揉み、乳首を摘むのに合わせてマリアは胸を突き出し、秘肉を責める指に力が込められる度に腰を突き上げる。
 マリアは声がかすれ、涙を流している。それでもがんばり続ける姿は、さすがにアメリカ代表である。
 このままでは、なかなかイカせる事ができない。それに可哀想な気がしてきた武志は、アヌスで止めを刺すことにする。

 マリアから指を抜くと武志はベッドへ仰向けになった。
 マリアはかなり体力を消耗しているようだが、なにも言わずに武志の腰に跨り、肉棒を秘肉に飲み込んでいく。
「ううっ」
「アアアァー……」
 武志とマリアが同時にうなった。
 アンナとは違い最初から締りが良い。それに狭い。肉棒が抉じ開ける感じで潜っていくのは、かなり気持ち良い。
 マリアはさんざん燃え上がらされた体に肉棒がねじ込まれる感触に、安堵に近い快感を感じる。武志の固い肉棒に抉じ開けられ、エラで欠き出されるのは、火の付いた体には相当こたえる。
 だが、普段同僚の巨大なコックで慣らされているだけに、武志の物なら何とか我慢する事ができる。逆に武志を追い上げる為に秘肉を締め上げる。
(やっぱり届かない)
 武志は肉棒の先端が一番奥に届かない事を知った。やはり確実にアヌスを責める事にする。
 下からマリアを突き上げながら、指にローションをまぶしていく。
 そして彼女の上半身を引き寄せて女性上位にすると、アヌスにもローションをまぶしていく。
 マリアはお尻を責められる事を知って一瞬体を震わせたが、そのまま武志にやらせた。
 この間に武志を責めるべく、マリアは腰を動かし始める。
 迫力のあるマリアに上に乗られると獲物として食べられてしまうような気になってくる。
 武志はマリアの腰の動きをものともせず、指をアヌスに埋めていく。マリアの蕾は指を難なく飲み込んでいく。
「アオゥ」
 マリアは一瞬うめき腰を止めたが、すぐに動きを再開する。
 武志も負けじと指の抜き差しを速めていく。指先から気も流して、腸壁をこする。
「オオォー」
 また新たな感覚がマリアを襲った。単に指を動かされたのではない、お腹の中が燃えるような感覚だ。
 武志はマリアのアヌスが十分拡張されており柔らかい事を確認すると、指を二本に増やして激しくアヌスを抉り、腸壁をこすりあげる。
「アアアアァー、オウゥー、XXX、イヤァー、XXX……」
 マリアも前の穴に肉棒を受け入れ、後ろは二本指で責められると、腰の動きがだんだん弱くなり、うめき声が大きくなってくる。
 マリアの動きが止まったところで、武志はマリアを上から降ろし肉棒を抜いた。
 肉棒にローションを付けるとともに、アヌスにもローションを付け直す。
 マリアは肩で大きく息をしながら、横たわっている。
 マリアを仰向けにして脚を持ち上げアヌスをさらけ出させる。武志が肉棒を当てると、マリアは力を抜き受け入れる準備をする。
 武志が腰を進めると、ぬるりと肉棒は簡単に飲み込まれていく。
 マリアのアヌスは武志の想像以上にこなれていて、肉棒をなんなく受け入れ、早くも馴染んでいる。
(思ったより、きつい)
 マリアの尻肉はアンナよりこなれていて、それでいてアンナよりきつかった。ねっとりした肉がきつく絡み付いてくる。今まで入れた尻肉の中で一番味が良い。
 アヌスさえ責めれば簡単にイカせられると思っていたが、これは思ったより辛いかもしれない。
 このままでは自分が危なくなると思い、武志は肉棒から気を出し始める。
「アアアアアー……」
 マリアは尻肉が焼けるのを感じた。お尻から背中にかけて黒い快感がかけ昇ってくる。
 武志は竿やエラから全力で気を出すと同時に腰の動きを速めていく。腰と腰がぶつかりパン、パンと音を響かせる。
「アッ、アッ、アッ、アッ……」
 マリアのあえぎ声が大きくなっていく。手はシーツを掴み、口を大きく開き、眉間に苦悶の皺を寄せて刺激に耐えている。
 マリアが感じるにつれて、尻肉がどんどん締まっていく。武志も射精感が急速に込み上げてきた。
 意識を集中して耐えようとするが、マリアの締め付けはそれを上回る快感を与えてくる。
 マリアを先にイカせようと腰の動きを最大限まで速くする。
「オッー、XXX、XXX、ノー、XXX、XXX」
 マリアが頭を激しく揺らしながら叫んでいる。
「あー、ダメだ、出る、出る、出ちゃう……」
 武志は思わず日本語でしゃべる。
「カミング、カミング、カミング、アイム・カミンー……」
「出すよ、出すよ、出すよーっ」
 マリアの叫びにつられて武志も叫ぶ。
 マリアの尻肉がギューっと今まで以上に締め上げる。
「出るっ」
 ビューーー……。
 武志は大量の精液を吹き上げた。尻肉で強力に締められている為に、細い流れが凄い勢いで吐き出されていく。
(あ、熱いっ)
 マリアは精液の直撃を腸内に受け、ついに限界を超えた。かすれ行く意識の中で精液の熱さを感じていた。

 マリアが目を覚ましたら、武志がちょうどシャワーから出てくるところだった。
 マリアは体が重かったが、元気を出し浴室へ向かった。
 シャワーを浴びると頭がはっきりとしてきた。化粧をして、髪も整え、武志の元へ戻る。
 武志がミネラル・ウォーターを差し出す。
「アリガトウ」
 マリアが水を飲みながらソファで休んでいると、十二時ちょっとすぎにドアがノックされた。
 タイミングが良すぎるという事は、やっぱり盗聴されてるのかと武志は思う。
 ドアを開けるとマイク、知香、アンナの三人が立っている。
 武志がマイクからバスケットを受け取ると知香が武志に聞く。
「私とアンナも一緒に食べていい?」
 武志としては知香が居てくれた方が言葉が通じてありがたい。
「俺はいいですけど、どうしたんですか」
「アンナが昼からこの部屋だから一緒に食べましょうって。みんなで食べた方が美味しいでしょ」
 横ではアンナがマリアに声を掛けている。マリアがイエスと答えるのが分かる。
 知香とアンナがマイクに礼を言うと部屋に入ってくる。
 ベッドの横にソファーとテーブルを動かし、ソファーに武志と知香、ベッドにアンナとマリアが腰掛ける。
 テーブルにはバスケットから出された料理と飲み物が並べられる。今日の料理はフライドチキンとコーラだ。
 チキンはファストフードの物ではないらしく、とても美味しい。衣はサクサクとクリスピーで肉は歯ごたえがありジューシーだ。そしてまだ作ってから時間が経ってないのか熱々だ。どこかのレストランで特注したのだろう。
 三人の女性はわいわい話しながら食べている。この三人は俗に言う棒姉妹になるのに仲良く話している。時々武志の方を見るので武志の話で盛り上がっているのだろう。
「マリアが武志は本当に大学生かって。高校生にしか見えないって」
 知香が通訳してくれる。
「知香さんは知ってるでしょ。こんな所に高校生がいたらおかしいですよ」
「武志はセックスがうまいから信じるって。あんなにセックスがうまい高校生はいないって」
 三人はそれからもおしゃべりを続ける。武志はそれを聞くとは無しに聞いている。どうして仲良くできるのか武志には分からない。もし逆の立場で知香と武志と知香の3Pの相手の男二人がいたら、武志は何を話していいか分からない。話より相手に怒りや嫉妬が湧いたり、比べられる気がしてへこんだりするだろう。
 そういった事がこの三人には無い。よっぽど自分に自身があるのか、それとも男と女の違いなのか。不思議に感じる。
 食事が終わった所で知香が部屋に戻るため立ち上がりながら言った。
「武志、がんばってね」
 アンナとマリアにも言葉を掛け、手を振りながら部屋を出て行く。
 残った三人は交代で洗面所を使う。武志は一番最後だ。

 武志が洗面所に行っている間にアンナとマリアの間で作戦の打ち合わせが有ったらしい。
 すでに二人は下着姿になっている。そして武志に取り付くと服を脱がせていく。
 全裸にしてしまうと、武志をベッドの端に座らせ二人はその脚の間にひざまずいた。
 アンナとマリアが二人掛りで競うように肉棒に舌を這わせる。
 武志は外人の美女二人に同時に責められるという、普通ありえない状況にいやがおうに興奮してきた。つい数ヶ月前には想像もできなかっただろう。
 アンナとマリアが交代で先を口に含み、もう一人は竿に舌を這わす。単調だが激しいフェラチオだ。
 自分の方が飲み込みが深いと言いたげにディープスロートをしていく。竿の根元まで飲み込み、喉の奥を使って肉棒に刺激を与える。
 普段、外人の巨大な物に慣れているせいか、武志の物など難なく丸呑みしている。
 喉の奥で肉棒の先を刺激されるのは確かに気持ち良いが、射精するほどではない。
 武志は一旦二人の動きを止めてベッドの上に寝転がった。
 アンナとマリアのお尻を自分の頭の方に向けて、フェラをしてもらう。
 二人はフェラをしながらお尻をくねらせ見せ付ける。露骨な動きがアメリカ的だなと武志は思った。
 武志は二人の秘肉にそれぞれ指を伸ばし、湿ってくるまで丁寧になぞっていく。気を送りながら秘肉に沿ってやさしく指を這わせる。
 秘肉が緩んで雫が浮かんできたら、その雫をクリトリスにやさしく塗り広げる。二人とも皮を被っているので、皮を剥いたりせず、皮の上からやさしく塗り広げていく。
 秘肉からクリにかけて十分ヌルヌルになった所で中指を中に入れていく。
「アン」
「オゥ」
 二人が揃って声をあげる。
 武志はそのままGスポットに指を当てると、親指もクリにあて気を流して二点責めを始める。
「アアアアァーー」
「オーーゥー」
 二人がとたんに大きな声をあげ始める。
 武志は指で間の肉をすり潰しながら、細かく振動させる。
「ノオオォー……」
「アーー……」
 二人はその責めの味を覚えていて、イヤイヤと腰を振りながら快感に耐える。フェラどころではないらしく口は完全に止まっていた。
 武志はここで一気に二人を弱めるために、気の量を増やし責め続ける。
 部屋の中には二人の女の喘ぎ声が響き、廊下に漏れないかと心配になるほどだ。
 外人の女二人を指だけで悶えさせるのは武志を異常に興奮させた。おごってはいけないと分かってはいても、二人の美女の喘ぎ声を競わせるのは、男としてとても楽しい。
「アッ、アッ、アッ、アッ……」
「アン……、アン……」
 二人は急速に体力・気力を奪われ、喘ぎ声は小さくなり、体のくねらせ方も弱々しいものに変わっていく。
 武志はどちらから挿入するか迷ったが、相手をした回数が多いアンナの方がイカせ易いと判断して、アンナを先にイカせる事にする。
 武志は身振りでアンナに跨るように促し、騎乗位の体制を取らせる。
「アゥー……」
 秘肉に肉棒を迎えアンナは満足の声をあげる。なじませるように数回ゆっくり上下した後に、クリを武志に擦り付ける様に腰を動かしだす。武志のサイズでは出し入れするより、クリを擦り付けながら自分の感じる所に当てる方が気持ちが良いのだろう。
 武志はしばらくアンナの好きな様にやらせる。ただし、快感のレベルが下がらない様に、乳首を摘み気を流すのを忘れない。
「アーオゥ……、オオーゥ……」
 アンナは舌で自分の唇を舐めながら、まさに洋物のAVの様な声をあげる。
 気の量にも限度はあるので、武志はアンナの体を自分の上に倒し、女性上位の体制にする。
 そして横で見ているマリアに言った。
「アンナのお尻を舐めてあげて」
 アンナはゆっくりと移動すると、アンナのお尻を舐め始める。
 武志はそれに合わせて、片方の乳首を口に含み舌で転がし、もう片方の乳首を指でグリグリこね回す。
「アアァーー……」
 これはアンナも多少効いた様だ。武志はそのままアンナの蕾がほぐれるまで待つ。
 マリアは何も言われなくても気を利かせて、アンナのお尻に指を埋め込んでいく。腸と秘肉の間の薄い肉を通して、その動きが武志にも伝わってくる。秘肉も肉棒をグイグイ締め上げてくる。
 マリアはすぐに指を二本に増やし、責めを厳しくしていく。アンナのお尻を責めるのに没頭している。心の奥底に、白人を虐める事に快感を覚える部分があるのかもしれない。
 二本指が滑らかに動くようになった所で武志はマリアを止めた。このままアンナに指でイカれてしまうと、少しまずい。あくまでもイカせるのは自分でないといけないと武志は思った。
 武志はアンナの蕾と自分の肉棒にたっぷりとローションを付ける。
 遠慮なくズブズブとアヌスを抉っていく。腰を進めながらもカリや竿から気を流し始める。だが、昨日と同じやり方では芸が無い、さらに一段大きい快感を味あわせてやりたいと武志は思った。
「オオオオーー……」
 肛門や腸壁を焼かれアンナが声をあげる。昨日よりも体が感じやすくなっている。たった一日で自分の体が変わってしまっっている。
 肛門が焼けるように熱く、ジンジンと疼いている。腸の中も肉棒が通った所は熱で溶けるように快感が染み込んでくる。お尻から背中にかけて圧倒的な黒い感覚が昇ってくる。
 早くもアンナは頭の中が濁ってくるのを感じていた。
「アゥー……、アアゥー……」
 武志は肉棒を入れたまま、アンナをうつ伏せにした。それからアンナごと体を横にして側臥位になる。
 これで両手を自由に動かせる。武志は中指を秘肉の中に入れ、親指をクリに当て、気を流す。
 アヌス責めと二点責めを両方同時に行う。
「ウォーー!!」
 アンナは獣の様に叫ぶ。頭を振り乱し、シーツと武志の腕を握り締める。
 さらに武志は片手を乳房に回し、乳首をひねり潰しながら乳房を揉む。
 その上アンナの脇の下に顔をもぐりこませ舌で舐める。
「ノォーーー」
 これにはアンナも耐えられなかった。アヌスから、秘肉から、クリから、胸から、脇の下から、快感が襲ってくる。快感が体中、頭の中を焼き尽くす。
 体が武志に絡め取られている。それに快感のあまりに体が言う事をきかず逃げられない。体がバラバラに分解してしまうような錯覚を覚える。何も考えられず、ただ叫ぶ事しかできない。
 ここまで凄まじい快感は生まれてから体験した事が無い。気が狂う。アンナは自分が壊れてしまうと思った。
 それでも武志は責めを緩めない。このまま最後までアンナを責め続けるつもりだった。
 肉棒、指先、舌先から気を流し続け、不自由な体勢ながら腰を動かし続ける。
「ノォー、XXXー、XXXー、XXXー」
 アンナは狂った様に出せる限界の大声で叫んでいる。口の周りには白い泡が付いている。
 武志はアンナに止めを刺すために腰の動きを速めた。アンナの叫び声に腰のぶつかる音が混ざる。
 アンナの体が震えてきた。アンナが力の限り掴んでいるため、シーツは乱れきっている。武志の腕には爪が深く食い込んでいる。
 そしてアンナに最後の時が来た。
「ゥガーーー」
 アンナは人間の女とは思えない様な叫び声をあげる。目は白目になり、歯を思い切り食いしばり、体中が大きく痙攣している。尻の穴で肉棒を食い千切らんばかりに締め付ける。
 その間も武志は気を流し続ける。
 アンナの絶頂は長らく続いた。
 そして突然アンナはスイッチが切れた様に動かなくなった。口からは涎が一筋垂れていた。

 マリアは仲間の壮絶な絶頂シーンを見て呆然としている。人間がこれほど凄まじく感じることができるとは考えてもいなかった。
 多くの思いが頭の中を駆け巡っていた。
 女性の尊厳を奪う仕打ちに対する憤り、武志に対する畏怖、自分が同じ事をされるとどうなるのかという恐怖、アンナに対する哀れみ、そしてかすかな爽快感。
 武志はアンナから肉棒を抜くとマリアを連れて浴室に向かう。マリアは魂を抜かれてみたいになっていて武志の言いなりになっている。
 マリアは何も言わずに武志の肉棒をボディソープで洗い始める。大切な物を扱うように丁寧に洗っていく。洗い終わるとシャワーをかけ、泡を流していく。
 武志はマリアをしゃがませ、肉棒を顔の前へ持って行く。
 マリアは何も言われなくても引き寄せられるように顔を股間に寄せ舌を伸ばしていく。
 マリアが口に咥えてフェラチオを始めたところで、武志は黒い欲望に突き動かされマリアの頭を掴み腰を動かした。同じ口を使うのでも、やってもらうのと、自分から腰を振るのでは一味違う。
 自分で動かすとスピード、角度や深さを自由にできるので、唇でカリや裏の縫い目をこするように素早く動かしたり、根元まで咥えさせたり好きに楽しめる。特にマリアみたいにディープ・スロートができる相手だと。根元まで突き入れられるので秘肉と同様に気持ち良い。相手がむせない様に気を使わないで良いので、心置きなく自由にできる。
 そして外国のレベルの高い女にイラマチオをするのは武志の黒い欲望を満足させる。マリアの口の端からは涎が垂れ、眉間には苦しそうに皺が寄っている。だが、マリアは抵抗もせず頭を揺さぶられている。
 だがマリアが息が苦しくなったのか逃げるような動きを見せ、武志は我に返る。武志は肉棒をゆっくりと口から抜いた。

 もう一度二人で軽くシャワーを浴び、体を拭くとベッドに戻る。
 武志はマリアの後ろに回り、バックの体勢で秘肉を貫いていく。午前中はバックからを試していない。これだと先端が子宮口に届くかもしれない。
 前戯をする必要も無く秘肉はどろどろに溶けきり、武志の肉棒をやすやすと飲み込んでいく。だが、この体勢だと身長差が無いせいか挿入がやりにくい。マリアをベッドの端ぎりぎりまで下がらせ少し膝を広げさせ、武志は床の上に立つ。これでだいぶん挿入がやり易くなる。
 根元まで押し込むとかろうじて先端がかすかに子宮口に触れる。武志は午前中は少し舞い上がっていた為か安易にアヌスを責めた。マリアにも子宮でいく快感を味わって欲しい。マリアの腰を引きつけできるだけ先端を奥に届かせると大きな気の塊を一発、二発と立て続けに撃った。
「ウオォー、オオオォー……」
 マリアが叫び声をあげる。武志の気が子宮を焼き燃え上がらせ、背中を通り脳まで達する。
 マリアは突然の快感になす術も無く翻弄された。アンナの凄まじい絶頂シーンを見せ付けられ、イラマチオで喉の奥まで犯され頭が朦朧としていた所へ、突然体がバラバラになるかのような激しい快感が襲って来た。頭の中が真っ白になり何も考えられない。秘肉だけでなく子宮から背骨、首まで体の中から燃えるように熱くなりビリビリと痺れる快感が走っている。
 これがアンナの言っていたサムライの技か。マリアははっきりしない頭でかすかに思った。
 武志は片手を胸に伸ばし根元から絞る様に揉みこむ。もう片手をクリトリスへ伸ばし、中指の腹でぬるぬるとこすりあげる。もちろん指先からは気を出している。そしてバックから抽挿を始める。
 バックからだと前と違う感触で気持ち良い。肉棒の上側をきつくこすられ、下側をざらざらした物で撫でられる感じがする。元々の締りの良さに加えてマリアがキュッキュッと締め付けてくるのでさらに気持ち良い。しばらく上等の秘肉の味わいを噛み締めながら抽挿を続ける。
「オオオォー……、XXX……、XXX……」
 マリアは体に完全に火がつき英語で何かを叫び激しく腰を振っている。
 だがこのままだと循環の技が使えない。マリアをイカせられるかどうか難しい。それにマリアにも循環の技を味わって欲しい。
 武志は肉棒を一旦抜くとマリアを仰向けにした。
 正常位で挿入してみるが結合がやや浅い。色々な体位を試してみる。
 結局松葉崩しが一番良い事が分かる。なんとか一番奥まで届くし、そのまま上体を倒せばキスをすることもできる。
 思う存分子宮で感じて欲しいと武志はガンガンと力一杯最奥を突き上げる。そして気を流していく。
「ノォゥ、ノォーゥ、XXX、XXX」
 マリアが必死に叫ぶ。
 武志はもちろん止めない。マリアの声が枯れるまで突き続ける。
 武志はマリアも激しい責めを満喫しただろうと思い、循環の技に移る。
 上半身を倒し、マリアの顔を引き寄せ舌を吸い上げる。そうして気を流していく。
「ンフゥー、ンフゥー」
 口を塞がれているマリアが声をあげる。ここまでさんざん責められ、焦らされ、体中がおかしくなっている所に、さらに快感が途切れなく襲って来た。
 もう何も考える事ができない。頭の中が快楽でいっぱいになっている。どうして良いか分からず、ただ武志に舌を吸われ、強く抱きつき耐える。これほどの快感は味わった事が無い。レベルが違うというか、別次元の快感だ。
(イキタイ、イキタイ、イキタイ、イキタイ、イカセテー)
「ンフゥン、ンフゥン、ンフゥン、ンフゥン、ンフフフゥンーー」
 マリアの秘肉がキュンキュンと肉棒を締め始める。ただでさえ締りが良いので、かなりの圧力だ。
 武志も限界が近くなるが、ぐっとこらえる。そしてマリアに止めを刺すために、気の塊を送った。
「ンフゥーー……」
 マリアの体が硬直する。秘肉はさらに締まり武志に軽い苦痛を与える。目が見開かれているが、焦点があってなく何も見ていない。マリアはあっけなく達してしまっていた。
 そしてマリアの全身から力が抜け、動かなくなった。

 武志は動かない二人をそのままにして、先にシャワーを浴びる。
 ちゃんと三人分のタオルが用意されている。
 それからアンナ、マリアの順番に起こして、シャワーを浴びさせ、服を着させる。
 二人とも心ここにあらずという感じで少しボーっとしている。武志が指示しないと動こうとしない。
 武志が冷蔵庫から冷たいミネラル・ウォーターを出して渡す。
 冷たい水を飲んで、だんだん頭がはっきりしてきたのか、アンナとマリアの目に元気が戻ってくる。
「あまり時間が無いですよ。ふたりとも早くお化粧してください」

 武志、アンナ、マリアの三人が会議室に戻ると残り全員が既に待っていた。知香を見ると少し疲れたような顔をしている。
 武志が椅子に座ると、ジョージとアンナの二人が部屋の隅で何かを話している。周りを見るとアレックスは昨日と同じ様にチラチラと知香の方を見ている。トムとマリアが黒人同士で何かを話し、マイクは一人で手持ち無沙汰な様子だ。
「どうでした」
 武志が知香に聞くと、
「疲れたわよ」
 知香は本当に疲れたように答える。確かにあの大男二人を相手にすれば疲れるだろう。あの二人、体力は無尽蔵にありそうだ。
 知香はこれ以上話してくれない様なので武志はあきらめる。
 ジョージとマリアが席に着いた所でミーティングが始まる。各自問題点も無く明日の予定も決まっている為、明日の予定の確認だけですぐに終わる。
 早速マイクが夕食を誘いに来る。
「武志、マイクがカリフォルニア・フレンチを食べに行かないかって」
「俺はせっかくマリアさんとかがいるんだからソウルフードを食べてみたいんですけど」
「そっか、じゃあ二人に聞いてみるわ」
 知香はトムとマリアの黒人二人と話をする。その後、マイクも加わり話をしている。
「マリアが良い店を知ってるから連れてってくれるって。トムとマイクは遠慮するって」
 武志としてはトムは遠慮したいが、マイクとは一緒に行きたいところだ。
「マイクも一緒に行けばいいのに」
「まあ、色々あるからね」

 武志と知香は一度部屋に戻った。
「今から総領事館に行って日本に報告してからマリアと出かけるわよ」
「総領事館ですか」
「ここじゃできない話も有るからね」
 ホテルを出るとタクシーで総領事館へ向かう。武志は大使館と総領事館の違いは知らなかったが、イメージだと高い塀に囲まれた大きい建物だった。それがビルの中の一角に在ったのは驚いた。
 開館時間は終わっていたがスタッフが待っていてくれ、ある部屋に案内された。
「どうだったの」
 待っている間に知香が武志に聞く。
「何とか二人ともイカせることができました」
「それで今日も出さなかったの」
「すいません。午後は我慢したんですけど、午前中はこらえ切れなくて。マリアさんのお尻は凄いんですよ。アメリカの人のお尻を甘く見てました」
「まあいいわ。詳しい事は日本に帰ってから報告してもらうから」
「知香さんの方はどうだったんですか」
「まあ、午前中はアンナが相手だから時間いっぱい絡み合ったの。女同士の場合終わりが無いからね。それで午後は大変だったわ。馬みたいなの二人相手だからね。武志相手に訓練してなかったら気絶してたかも。イカされちゃったけど、同時に二人とも搾り取ってやったから引き分けかな」
 武志はあの男達が尻で知香をイカせたと聞き胸の奥が熱くなり頭に血が上るのを感じた。何とも言えない嫌な感情が頭の中を駆け巡る。いくら仕事とはいえ知香がイカされる話を聞くとどす黒い感情がふつふつと湧いてくる。
 知香とは仕事上の体だけの関係とは言え、特別な思いがある。自分も散々他の女性と寝ておいて人の事を言うのはおかしいと頭では分かっていても感情までは制御できない。昨日アレックスの話を聞いた時より感情が乱れる。
 それから武志は入り口のソファーで待つように言われた。知香が頼子部長に報告しているのだ。
 知香は部屋から出てくると、職員に礼を言い武志と一階へ向かった。

 二人はマリアがLAに来た時にはいつも寄るというソウルフードの店へ連れて行ってもらった。
 武志はアメリカ南部など行った事は無いが、内装から濃い感じは受け取れる。きっと本格的なのだろう。
 客は大多数がブラックで、ヒスパニックがちょっといる。白人やアジア人は他にいない。マイクが断った理由が分かった。白人は入りにくいというより、入れないだろう。
 武志も少しだけ後悔していた。これだけの黒人に囲まれると心理的に恐怖を感じてしまうし、トムの事を思い出してしまう。
 マリアが三人分の料理を適当に頼む。
 武志の所に来たのは豆と内臓を煮た物、手羽先を焼いてピリ辛ソースを塗った物、コーンブレッド、マカロニ&チーズ、デザートにチーズケーキだ。普段食べているものに近いせいか昨日のケイジャンよりは口に合う。
「想像してたのより癖が無くて美味しいです。マリアさんの家でもこんな料理を作るんですか」
 武志の質問を知香が通訳すると、マリアが悲しそうに答える。
「彼女はハーフだから家では作らないそうよ。でもおばあちゃんの家に行くと似たような物を食べるんだって」
 武志はまずい事を聞いたと思った。日本人の武志には分からないが人種問題で複雑な事情があるのだろう。普通の黒人の女性とは顔立ちが違うと思っていたらやはりハーフだったのだ。
 話を料理の材料や作り方に変え、楽しい夕食を過ごす。しかし、武志の心の奥底では黒いもやもやした物が澱んでいた。
 夕食の後、昨日と同じ様に食料品店で買出しをした後、ホテルまでマリアに送ってもらう。危ないからと言うが監視のためだろう。
 部屋に戻りシャワーを浴び、適当に雑談をしていると寝る時間になった。
 武志はどうしても我慢できなくなり知香に言った。
「今日は一緒に寝てもいいですか」
「いいけど、私の方も質問があるの」
「何ですか」
「どうして向こうのメンバーには一回しか射精しなかったの」
「好きでもない人に出すのはもったいないでしょ。それにあの一回は我慢できずに出しただけで、出す気は無かったんですよ」
「日本じゃ所かまわず出してるくせに」
「そんな事無いですよ。好きな人にしか出さないですよ」
「あんたが好きな人は何人いるのよ」
 武志は答えず知香にキスをした。
「さあ、もう寝るわよ。明日で最後なんだから、がんばるのよ」
「はい、おやすみなさい」
 知香が武志の首の下に腕を回す。武志は逆だなあと思いながら横向きで知香にくっつく。
 少しだけ心のもやもやが晴れた気がした。

次の章(第24章)へ

web拍手 サイトトップへ戻る
一条流の戦い:目次へ戻る
前の章(第22章)へ戻る

動画 アダルト動画 ライブチャット