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書霊:第二八話

 大学の夏休みも終わり、今のところメンバーは女性四人まで増えたが、俺はまだまだ性欲を持て余していた。
 何故かというと、結局沙織以外全員忙しいのだ。
 愛美は毎日朝の番組があるし、最近はバラエティへの露出も増えてきた。
 夏休みの間は愛美の部屋を溜まり場にしてたので、ほぼ毎日のように会ってたけど、最近は土日だけになっている。大学と愛美の部屋は方向が真反対なので行き帰りに時間が掛かってしまい、行くのが億劫なのだ。
 綾はいわゆるドサ周りや深夜バラエティ、CS番組、グラビア撮影など俺の想像以上に仕事で埋まっている。事務所が押しているだけある。
 裕子は次の映画の撮影に入っている。
 それに三人とも、これからは秋の番組改編、年末年始特番と忙しい時期に入るそうだ。
 ということで最近の俺の相手は相変わらず沙織がメインで、そこへ愛美、綾、裕子の三人が月に数回のペースで参加するくらいだ。
 沙織には少なくとも一日一回はフェラで抜いてもらっている。大学の片隅で、陶酔した顔をして俺の精液を飲み込んだあと、普通の顔で友達と話している沙織を見ると、女性は怖いなあと思うと同時に興奮してしまう。
 その軽やかな声が出ているかわいい口でさっきまで俺のペニスを美味しそうにほおばり、胃の中には俺の精液が溜まってるんだと、自慢したくなる。
 もちろん、そんなことはしない。
 俺と沙織は時間が会えば、吉祥寺に出てラブホに入る。できるだけ自分でお金を出してるけど、足りない時は悪いと思いながら愛美のクレジットカードのお世話になっている。
 それで昔に比べてセックスする場所には困らなくなっている。
 しかし、場所は確保できるけど、相手が足らない。
 沙織が生理のときもあるし、相変わらず沙織は感じすぎて俺が射精する前に失神してしまうことも多い。
 平日夕方に会える新メンバーが欲しい。俺の切実で贅沢な願望だ。
 それと今の女性陣で一つ残念なことがある。処女が居ないのだ。初めてをもらったのは沙織だけで、それ以外の三人は俺より年上だけに全員非処女だった。嘆かわしいことだ。
 世の中に処女は居ないのか。
 そういうことで、俺は処女の美少女探しを始めた。
 そこで目を付けたのが読者モデル。略して読モ。ティーンズ雑誌の読モなら可愛い子が揃っているし、年齢層が若い。処女の確率も高いに違いない。
 それに今のメンバーは俺や沙織の年上ばかりだ。沙織へ妹分が居たほうが絶対良いだろうし、俺も年下に興味がある。プレイの幅も広がりそうだ。
 高校生なら平日夕方でも会えるし、長期休みの時も会うことが出来る。
 何から何まで条件にぴったりだ。
 そこで俺は愛美、綾、裕子に誰でもいいから読モと知り合いになるよう指示を出した。
 一人知り合いになれば、その雑誌の読モ全員と知り合いになれる。
 翌日、早速綾から連絡が入った。彼女の事務所に読モが一人居るらしい。名前を聞いて早速、ネットで調べてみた。名前は茜。
 結果は残念ながら、なんでこの子が読モなのというレベルの子だった。これなら、沙織の方が絶対に可愛い。贔屓を除いても完勝だ。
 でも、諦めてはいけない。この子がダメでも、他の子が居る。
 早速茜の載っている雑誌のWEBで他の読モをチェックする。
 すると、居る、居る、可愛い子が。
 なかでも一人飛びぬけて可愛い子が居る。さっそくネットで情報収集する。
 名前は浦路アリサ。十七歳の現役女子高生でロシアとのハーフ。どうりで可愛いはずである。
 もう、一度知ってしまったら、次のターゲットはこの子しか考えられなくなる。
 俺は早速作戦を練り始めた。

 時刻は夜の八時を過ぎている。綾の部屋に近いファミレスで、俺は一人連絡を待っていた。
 夕食の混雑も終わり、店内は半分以上の席が空いている。食後のコーヒーを飲みながら携帯を握り締める。
 今回の作戦はこうだ。
 まずは綾と茜を接触させた。同じ事務所の先輩で、しかもその事務所一押しのグラビアアイドルから声を掛けられ、二人はすぐに親しくなった。
 そして茜とアリサを綾の部屋へ泊まりに来るようにさせた。
 同じ事務所の綾の所に泊まるのなら二人の親も安心だろう。今時の女子高生はもっと気軽に外泊していて、取り越し苦労かもしれない。念には念を入れて、綾から二人の親に電話させた。
 今頃は綾、茜、アリサの三人が揃った頃のはずだ。これから綾が、俺が準備しておいたお願いの紙を二人に見せる。茜は全てを忘れて先に一人で帰ってもらう。茜の親には綾が急に仕事に呼ばれたことにする。
 これでめでたくアリサが残る。そこへ俺が登場してじっくりアリサを料理するのだ。
 綾からメールが届いた。
『全部作戦通り、もう、来ても大丈夫だよ』
 俺は伝票を掴むと、急いでレジへ向かった。

 セキュリティが甘いので、あまり綾の部屋を使いたくなかったけど、今回は仕方が無い。
 愛美の部屋を使って、万が一何かあったら、ごまかすのが大変だ。
 たまには良いだろう。
 綾の部屋へ入るのは二回目だ。
 愛美の部屋より狭いけど、一人暮らしには十分すぎる広さだ。三人居ても全然狭く感じない。
 部屋の真ん中ではアリサが食い入るように紙を見つめている。
 俺はテーブルを挟んで反対側に座り、アリサの顔をじっくりと見た。
 今まで雑誌やネット上の画像でしか見たことが無かったけど、実物のほうが綺麗だ。
 ロシア人とのハーフならではの色の白さ。
 日本人で色の白い人は肌色を薄くした感じだけど、アリサの場合は陶磁器の白さにわずかにピンク色を混ぜた感じの白さだ。日本人とは白さの本質が違う。
 髪は地毛なのか濃い茶色でショートにしている。沙織、愛美、綾、裕子と四人ともロングなので、ショートがとても新鮮で可愛く見える。
 ショートいいよ、ショート。
 顔の作りは日本人の血を濃く受け継いだのか、それほど外人ぽくない。言われなければ普通の日本人だとしか思わないだろう。
 でも細かくみると薄い茶色の瞳に長い睫毛、高い鼻は白人の血が流れているだけある。
 外人さんとか、ハーフは初めてなので、俺は少し興奮している。

 一時間ほどアリサに紙を読ませた後で、恒例の質問タイムに入る。
 聞くことはパターン化している。身長、体重、スリーサイズ、ブラのカップ、住所、携帯の番号、メアド、家族構成。アリサは高校生なので、学校名、成績、将来の進路、普段の時間のすごし方も聞いた。
 アリサは父親が日本人、母親がスラブ系ロシア人のハーフ。父親がロシア関係の会社を経営していて、母親もそれを手伝っている。
 両親は帰りが遅く、夕食は一人で済ませることが多い。
 高校は中くらいのレベルの私立女子高で、可も無く不可も無くといったところ。将来は都内にある適当な大学か短大へ進学するつもり。
 家は杉並区。最寄り駅は井の頭線、永福町。
 普段は学校が終わると、渋谷、下北沢、吉祥寺あたりで友達と時間を潰している。
 何もかもぴったりだ。
 家はそれほど遠くないし、吉祥寺で待ち合わせすれば俺とアリサも便利だし、何より少しくらいなら帰りが遅くなってもかまわないというのが良い。
 それから肝心のエロ系の質問タイムに突入する。
「あなたは男性と付き合ったことはありますか?」
「男の友達はたくさん居るけど、付き合ったことは有りません」
 まあ、そんなところだろう。アリサくらい可愛かったら、かなりモテるだろう。男友達が居ても不思議ではない。
 次は一番肝心な質問、
「今までの男性経験は何人ですか?」
「ありません」
 おぉー。来ました。来ましたよ。なんとバージン。俺は少しびっくりして、少し感動した。
 かすかな希望だと思いながら期待はしてたけど、今時の女子高生で処女が居るとは。きっと両親のしつけが良いのだろう。アリサのお父さん、お母さんありがとう。大切に頂かせていただきます。
 しょっぱなから処女に当たって、俺の興奮はヒートアップした。
「キスをした事ありますか?」
「あいさつのキスならあります」
 ハーフならそうだろう。テレビで見る両方のほっぺたにするようなやつだろう。
「オナニーはどのくらいしますか?」
「週に一回くらい」
「どうやってオナニーしますか?」
「寝る前にベッドで、胸とあそこを触ります」
「どこが一番感じますか」
「あそこです」
 完璧だ。オナニーをしてるハーフの美処女。かなり期待が持てる。
 こんな逸材はめったにない。時間を掛けてじっくり味わわせてもらおう。

 俺はアリサ専用のお願いの紙を作った。
『カレは知人に紹介された男の人です。あなたは、カレに一目惚れします』
『あなたは、カレが大好きになります。今まで経験したことが無いほどの大恋愛です』
『カレにはカノジョが居るので片思いなのですが、あきらめられません』
『カレに思い切って告白したいのですが、なかなかチャンスに恵まれません』
『あなたは、もしカレに交際を断られても、せめて処女を捧げたいと思います』
『カレと別れなくてすむなら、体だけのつながりになっても良いと思います』
 とりあえず、シチュエーションとしてはこんなところだろう。
 他にもエロ系のことも書いておく。沙織の時のことを参考にする。
『あなたは、大好きなカレに触られると物凄く感じてしまいます。自分で触るときの何倍も感じます』
『あなたは、カレとキスするだけでとても感じてしまいます』
『大好きなカレに触られているのですから、それは当たり前です』
『あなたは、カレの唾液も好きになります。とても甘く美味しく感じます』
『カレは、あなたの唾液も大好きです。いっぱい飲ませてあげましょう』
『カレは、あなたが恥ずかしがる姿をみるのが、とても好きです。だから、どんな恥ずかしいことでも我慢しなければいけません』
『あなたは、恥ずかしければ恥ずかしいほど快感を感じ、興奮してしまいます。ただし、恥ずかしい姿を見せて良いのはカレだけです』
『あなたは、カレの匂いを嗅ぐのが好きになります。とても興奮します』
『カレは、体を舐められるのも好きです。いっぱい舐めてあげましょう。カレは凄く喜びます』
『あなたは、カレに匂いを嗅がれると恥ずかしくてたまりませんが、とても興奮してしまいます』
『あなたは、カレに体を舐められるととても気持ち良くなります』
『カレも、あなたの体を舐めるのが大好きです。いっぱい舐めさせて上げましょう。カレは凄く喜びます』
『カレはフェラチオされるのがとっても大好きです。あなたのお口で愛してあげましょう。カレは凄く喜びます』
『あなたは、カレの精液も好きになります。苦くて、生臭いけど、カレの物だと思うといとおしくなります。精液はカレのあなたに対する愛情の証です』
『カレの精液には限りがあります。そして非常に栄養があります。もったいないので大切にしましょう』
『あなたは、毎晩寝る前にカレの事を思いながら、オナニーをします』
『カレの事を思いながらオナニーすると、今までのときより何倍も感じてしまいます』
『いっぱい感じることは気持ち良いし、とても素敵なことです』
『あなたは、どんどん感じやすい体になっていきます』
『カレは感じやすい女の子が好きなので、感じやすい体になることはとても良いことです』
『あなたは、基礎体温を付けます。体調管理のために非常に大切なことです』
『気持ち良すぎて我慢できないときは気持ち良いと言います。カレはあなたが気持ち良いと嬉しいから、気持ち良さを恥ずかしがらずに伝えましょう』
『カレの手やペニスが特に気持ち良い所に当たったら、彼に教えます。二人のセックスを愛の有る最高のものにするためには重要なことです』
『カレのペニスや指を挿入されてもあまり痛くありません。痛みよりも嬉しさや気持ち良さが大きいから当然です』
『カレのペニスや指を挿入されると、とても感じます。カレの愛の象徴ですから当然です』
『絶頂に達する時にはイクと言います』
『カレは上品な女の子が好きです。エッチなことをするときも絶えず上品さを失わないように気をつけましょう』
『常にカレを気持ち良くすることを考えて、カレの反応を見ながら、どうすればカレを気持ち良くできるのか考えて行動しましょう』
『カレの感じるところを覚えましょう。そしてカレをもっと喜ばせるために、新しい場所を探し、新しい方法を見つけないといけません』
『カレは自分の精液の味は好きではありません。精液は女性のための物ですから仕方がありません。カレにキスするときは精液の味がしないように気を付けないといけません』

 俺は調子に乗って、次から次へとお願いを書いていった。書いているだけで興奮が治まらない。
 沙織のときは段階を踏んで、少しずつ覚えさせていったけど、アリサの場合は最初からたくさんの事を覚えさせて、最高のバージンブレイクを迎えさせる。
 初体験から感じまくる処女。
 想像するだけで、動悸が激しくなり、頭がガンガンする。こめかみの血管がドクドクいっている。
 他にも教えたい事ことはあるけど、残りは初体験後に色々と覚えてもらえば良い。
 アリサがどんな告白をしてくるのかと思うと萌え狂いそうになる。
 ハーフ美処女に自分へ告白させる。これほどの贅沢が世の中にあるだろうか。いや、絶対に無い。これだけはお金が有ってもダメなのだ。自分を好きにさせる力が無ければできない。
 しかも、彼女は処女まで捧げてくれるのだ。
 こんなことができるのは日本中、いや世界中を探しても、ほとんど居ないだろう。
 俺はあらためて自分の力の凄さを実感した。

 アリサと初めて出会った次の日から、俺は沙織の目を盗んでアリサと会った。
 なんか浮気してるみたいで(実際、浮気なんだけど)、少しの罪悪感とすっごい興奮を感じる。
 これが浮気の醍醐味か。
 会うといってもデートというほどのものではなく、映画や買い物に行ったり、一緒にご飯を食べに行くくらいのものだ。キスもしない。手も繋がない。俺のけじめだ。沙織に申し訳ない。
 アリサのお勧めの店に行ったり、俺の知ってる店に行ったりした。
 アリサが店を選ぶ時は、背伸びしたような店が多かった。昔の俺ならともかく、愛美に連れられて色んな店に行ったことがある俺にはたいした店には思えない。見た目が綺麗で話題になってるだけの店だ。
 アリサの背伸びが可愛く思える。
 俺が連れていくのは、すばりオトコ飯の店だ。高級店に連れていくと、アリサの背伸びが無駄になってしまう。アリサの知ってるような雰囲気だけ大人の店ではなく、中身も本物の大人の店だからだ。
 行くのはB級グルメの変わった物が出る店や、店は汚いけど美味しいとかのオトコ飯だ。間違っても女子高生は行かないような所ばかりだ。
 意外性にアリサが驚き、喜ぶのが嬉しい。

 そして、俺はアリサの初々しさを楽しんだ。
 アリサくらいの可愛さなら、今まで男を自由に選べただろう。今まで周りに居た男はかなりイケてて、スマートに女と付き合うような奴だったに違いない。
 男と付き合ったことがないと言っても、デートくらい数えきれないほど行っただろう。
 そんな今時の女子高生のアリサが真っ赤になりながら、俺の機嫌を伺うように行動している。
 待ち合わせ場所へ行くと、アリサは必ず先に来て待っている。
 大抵の場合、男にまとわりつかれてナンパされている。
 嫌そうな顔をしながら、それをあしらっている。そして、俺を見つけると、顔がぱぁーっと輝いて小走りで近寄ってくる。
 アリサは二人の体がちょんと当たっただけで、どぎまぎする。
 髪も服装もかなり気を使っているのが分かる。
 アリサが選んだ店で食事する時は、俺の口に合うか本当に心配そうな顔をしている。
 俺はそんなアリサが可愛いから、やさしく接する。
 アリサの態度を見ていると、こっちまでドキドキ、ハラハラしてくるし、なんか体中が痒くなるほどムズムズする。じれったいというか、こっぱずかしい。
 思わず『これが青春だぁー』と叫んで走り出したくなる感じ。
 アリサは帰り際になると、毎回思い詰めた顔をしてモジモジする。告白しようとするのが一目瞭然だ。
「あ、あの……」
 俺はアリサの言葉を途中でさえぎり、はぐらかす。
「もう遅いから帰ろうか」とか
「疲れたでしょ。お茶でもしよっか」と告白できそうも無い人の多い場所へ移動する。
 その度にアリサはがっくりと肩を落とし、見るからに元気をなくす。
 この関係をすぐに終わらせるのはもったいない。俺自身もっと味わっていたいし、アリサにも味わって欲しい。
 俺に処女を捧げられなかったら死ぬと思わせるくらい、力を染み込ませる。
 アリサにとっても、こんなことは一生のうちに一回有るか無いかなのだ。じっくり味わうことは人生のプラスになるはずだ。
 何年かたつと、思い出しただけで恥ずかしくなって布団に包まってウアアアァーと叫ぶに違いないが、それも良い思い出だ。

 俺が何度も告白をはぐらかすので、最近アリサがすごく悲しそうな顔をするようになってきた。
 俺はまだまだ今の関係を続けたかったが、アリサもそろそろ限界だろう。これ以上やって、アリサがおかしくなったら取り返しがつかない。終わりの時が来た。
 アリサにお願いの紙を読ませ始めてから一ヶ月以上がたっている。
 俺の力も十分染み込んでいるだろう。
 ということで、とうとう俺はアリサの告白を受けることにした。
 早めの軽い夕食を済ませて、アリサの家へ送っていく時だった。
 俺はアリサがいつ告白してくるかと、ドキドキが止まらない状態だ。
 アリサも思い詰めた顔をしていて、顔色が青い。
 二人とも黙ったまま、薄暗い道を二人並んで歩いている。
 アリサもいざとなるとタイミングが掴めないみたいだ。
 俺ははぐらかす気は無いんだけど、このままでは今日もアリサの告白は失敗してしまうかもしれない。
 俺は気を利かせて、帰り道の途中にある公園へアリサを誘った。
 幸運なことに誰も居ない。
 二人並んでベンチに座る。
 アリサは黙ったまま、手を握ったり開いたり、体を動かしかけて止めたりと落ち着きが無い。
 あぁ、来る。アリサの告白がついに来る。女の子から告白されるなんて俺も初めての経験だ。心臓が痛いほど脈打っている。
 そして、五分以上の時間が流れ、ついに、アリサが俺の方へ体を向けた。
(来るぅー)
「直樹さん…………」
 アリサの声は表情以上に思い詰めたものだった。
「な……、なに」
 口の中がカラカラになっていて、舌が張り付いていて、返事につっかえてしまう。
「す…………、好きです。付き合ってください!」
(来たぁー)
 アリサは思いのたけを込めたのだろう、声が上ずり大きくなっている。それだけ一気に言うと、目をつむって下を向いてしまった。
 両手を握り締め、腿の上に置いている。心なしか震えているようにも見える。
 アリサの告白は直球だった。これ以上無いくらいの、ど真ん中ストレート。
 すがすがしいくらいの、いさぎよさだ。褒めてあげたい。
 男前すぎる。アリサの中にこんな性格があったとは意外な発見だった。
 沙織と知り合う前だったら、絶対に付き合っていた。
 涙を呑んで断らないといけない。
「ごめん。俺、彼女居るから……」
 俺は心から申し訳なく思いながら、断りの言葉を吐いた。
「私じゃ、ダメですか!」
 アリサが顔を上げ、俺の事を真剣に見つめる。視線が痛い。
「アリサのことはすっごい好きだけど、彼女が居るから。ゴメン」
 つらい。つらすぎる。世の中のモテ男はこんな辛いおもいをしているのか。それとも、こんなことには慣れっこで、なんとも思わないのだろうか。
 二人の間に沈黙が広がる。
「じゃあ、せめて、せめて一度だけでも抱いてください」
 もう、アリサは泣く寸前なのか、目がうるうるしている。
「いいの? 後悔しない?」
「後悔しません」
 アリサは俺の目をしっかりと見ながらうなずいた。
 か、わ、い、いー。
 俺はズギューンと心臓を打ち抜かれてしまった。こんな気持ちになるのは沙織のとき以来だ。
 俺の理性の回路は焼き切れてしまった。アリサの初体験の時まで一切手を出さないでおこうと思っていたのに我慢できなかった。
 アリサを抱き寄せ、激しく口を奪う。
 唇をこじ開けるように舌を差し込むと、アリサも口を開いて俺を受け入れてくれる。
 俺はアリサの口の中を舌でかき回した。
 美少女処女女子高生とのキスは美味しい。美味しすぎる。甘い。確かに甘い。
 アリサの口の中には糖分を分泌する機能があるに違いない。脳が痺れる甘さだ。とろける。
 ぎこちなく舌を絡めてくるのもいい。アリサが俺の背中へ手を回してくる。その仕草がまたとてもいとおしく感じる。
 俺は貪るようにアリサの舌を味わった。
「ん……、んぅ……」
 アリサはキスだけで感じてるのか、喉の奥から切なげな声を出す。
 そんな声を聞かされて興奮しない男はいない。こうなると簡単には終われない。
 誰かに見られるかもしれない。俺はそんなことを考える余裕を全く無くしていた。
 アリサの舌を唾液ごとチュウチュウ吸い上げる。アリサは舌まで美味しい。柔らかいし、言うこと無し。
「んっ、んんん……、んふぅ、んぅー……」
 舌を吸われてアリサが苦しげな声を出す。それがまた良い。
 俺はアリサの頬を両手で挟んだり、後頭部を押さえたり、体を抱きしめたり、色々なやり方でキスをした。
 アリサの頭の小ささも分かったし、肌の張りや弾けるような感触、抱き心地の良い適度な肉付き、二人の間で押し潰されている乳房の柔らかさも分かった。
 若い子は良い。沙織と一歳しか違わないけど、この年代で一歳の差は大きいと実感した。
 唇の周りが唾液でふやけて痒くなるまでキスしてから、ようやく口を離した。
 どのくらいの時間キスしていたのか分からないけど、五分や十分じゃない、もっと長い時間だ。
 その間一度も口を離さなかった。俺の連続キス時間の自己ベストを更新したに違いない。
 周りはすっかり暗くなってしまっていた。
 アリサを見ると、くてーと力をなくしている。今なら何でも出来る状態。
 絶対濡らしてるはずだ。それを確かめたい気持ちをぐっと抑える。ここが公園なのが残念。続きは次回まで我慢だ。
「帰ろう。遅くなっちゃった」
 声を掛けると、アリサがゆっくり顔を俺のほうへ向け、少しだけ目を開いた。俺の顔を見ると、うなずいた。
 それから、アリサに手を貸して立たせて、家へ向かう。
 アリサは体に力が入らないみたいでフラフラしている。俺の肩に寄りかかりながら何とか歩いている。
 よっぽど、強烈な体験だったのだろう。
 キスだけでこんなになるとは、すごく敏感な体だ。ますます、アリサの初体験が楽しみになってくる。
 俺はアリサをマンションの入り口まで送った。
 人目についてアリサに変な噂が立っても困るので早く済まそう。
「今日は遅いからこれでおしまい。もう一度良く考えて、決心がついたら連絡して」
 耳元に口を寄せて言った。
 アリサが俺を見てしっかりとうなずいた。

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