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書霊:第十八話

<大学編>
<第十八話>
 四月、何とか沙織と同じ大学へ滑り込んだ俺は二人で仲良く大学へ通っている。
 どちらかの講義が無いときでも、できるだけ一緒に通う。少しでも一緒の時間を過ごしたいからだ。最初は痴漢の心配もしていたが、大学が都心と逆方向にあるので、あまり電車は混んでいない。それでも事故や雨の日は混雑するので、俺がガードするようにしている。
 講義はなるべく沙織と同じものを取るようにしたが、学部が違うので、さすがに全部が同じというわけにはいかない。
 同じ講義は二人仲良く並んで受ける。昼食もできるだけ一緒に食べるようにしている。沙織にはカレがいることを周りの男へ知らせて威嚇しないと、不安で仕方が無い。
 沙織の可愛さは大学の中でもトップクラスだ。ミスコンがあればいい所まで行くだろう。一人にするとひっきりなしにナンパされたり、サークル勧誘される。
 入学式以来、沙織に声を掛けようとする男が絶えなかったが、いつも俺が側に居るので、だいたいあきらめてくれたようだ。
 大学に入って新しくできた友達にも、お互いカレ・カノジョだと説明している。
 紹介の時に毎回同じ反応が返ってくるのはもう慣れた。
 沙織の友達に俺が紹介されると、「なんでこんな男と」という反応だ。その後には、騙されてるとか、脅されてるのとか続く。
 俺の友達に沙織を紹介すると。「どうやって、こんな可愛い子と」という反応だ。その後には、どんな弱みを握ったんだとか、いくら使ったんだとか続く。
 俺も沙織も友達には本当の事を話している。高一の時に同じクラスだったこと。高二の冬に俺がラブレターを出して、OKを貰ったこと。もちろん、俺の力のことは秘密だ。
 沙織の友達はどうしても納得できなくて、沙織から詳しく話を聞いたらしい。
 彼女達の間で俺は、熱烈なラブレターを書く、お金は無いけど、優しい、エッチの天才ということになっている。
 嬉しいような恥ずかしいような気分だ。

 大学内は人が来ない場所が結構ある。挿入まではしないが、高校の時同様、フェラは毎日のようにお願いしている。
 沙織は人さえ来なければ外でフェラをするのは嫌ではないそうだ。
 フェラ自体が好きだし、俺の精液を飲むのも好きだし、求められている気がするらしい。
 その気持ちは何となく分かる。俺も沙織にクンニを求められたら喜んでやるだろう。
 そして、俺や沙織の家で家族の居ない時を狙ってセックスをしている。
 沙織はセックス面でも完璧すぎてこれ以上変わってもらうことが無い(胸が小さいのを除いて)くらいの優等生だ。あえて言うと沙織が感じすぎて困ることくらいだ。
 それでも、健全な十八歳の男が他の女性の事も気になるのは仕方がないだろう。
 俺には特別な力があるのだ。我慢するほうが無理だ。受験も終わり足かせの取れた俺の欲望は爆発しようとしている。
 それに、仕方が無い面もある。
 最近は沙織が感じすぎて、入れてしばらく動くだけでイッてしまう。その後はイキっぱなしで、俺が射精する前に動けなくなったり、気を失ったりすることがある。そうなると、反応が無い沙織の中へ出すのも気が引けるので、俺は我慢するしかない。
 沙織も俺が時々出せずに終わることを申し訳なく思っているらしい。
 そしてなにより、沙織が生理の間はセックスができないのだ。この間は沙織の体の事を考えフェラも遠慮する。軽くキスするだけにしている。この何日間はとても辛い。
 問題を解決するには相手を増やすしかない。沙織の心のケアさえ何とかすれば、相手が増えれば全て解決する。
 そこで小心者の俺は新メンバー勧誘のため、日々綿密な作戦を考えるのにいそしんだ。

 大学も最初の一週間を過ぎると、入学の興奮も冷め、だんだん落ち着いて、時間もできてくる。
 どの講義は出席を取るかが分かり、効率的にサボれるようになってくる。真面目な沙織は全部の講義に出席しているので、サボるのは俺一人で受ける場合だけだ。
 俺はサボりの時間も家に居る時も、どうすれば、もっと多くの女性と知り合えるか考えた。それで考え出したのが、ファンレター作戦だ。
 まず見ず知らずの女性にいきなり力を使うのは難しいし、危険だ。そして同じ大学内の女性も噂が立つとまずい。
 どうすれば可愛い女の子に自然と俺の手紙を読ませることができるか。
 そこで、アイドルへのファンレターだ。これなら、文面さえ気をつければ何も問題無い。
 俺はアイドルオタの知識を動員して、好みのタイプのアイドルへファンレターを書きまくった。エッチをしても良いと思える人には当たりかまわず送った。
 内容が重要だ。スタッフが読んでも不自然ではないようにしなければならない。
 ずうずうしいファンを装い、携帯に電話をしてください。ダメなら返事をください。色々質問に答えてください。と思い切り念を込めて書いた。
 ただ、出す順番には優先順位をつけた。まずは高卒以上をターゲットにした。高校生だと寮に入っていたり、実家に住んでいたりする可能性が高いからだ。高卒以上でも実家に住んでいることが判明している人は後回しにした。
 実家通いだと相手の部屋をラブホ代わりに使えない。俺と沙織はいまだにエッチをする場所に悩まされている。場所さえあれば、もっとできるのに、場所が無いために我慢している状況だ。(逆に言うと、場所があれば歯止めが効かなくなりそう)
 今回の新メンバー勧誘は相手を増やすと同時に、エッチの場所を確保するという一石二鳥を狙った作戦なのだ。実はもう一つの効果も狙っているけど、それはまだ先の話になる。
 俺は毎晩一通を目標にファンレターを書いていった。
 これは意外と時間がかかる。入試が終わり三月にオタへ逆戻りして、一年分の遅れを取り戻すべくがんばったが、急には追いつかない。ゆるオタも楽ではない。
 手紙を書く前には相手のアイドルの事を調べなおし、写真集やDVDをチェックしなければいけない。中身の無い手紙だと相手も本気で読んでくれないだろう。そんなこんなで、すぐに一、二時間はたってしまい、一晩に一通が限界だった。中には携帯の番号、メルアド、住所を書き、宛名を書いて切手を貼った返信用封筒も入れておく。
 最初の手紙を送ってから一週間、初めての返事が来た。
 お天気キャスターの海田愛美からだった。
 六歳年上でスタイルはイマイチだが、顔は抜群に可愛い。年に似合わない童顔で、声も可愛い。
 それに、実家が遠いので一人暮らしの可能性が高い。それで、ファンレター作戦の初期の目標に選んだのだ。
 ドキドキしながら開封した返事の内容は、手紙への感謝と、これからも応援よろしくという短い物だった。
 それだけでも、踊り出すほど嬉しかった。アイドルから初めてもらった直筆の手紙だ。スタッフが代筆した可能性もあるが、文字からすると若い女性が書いたっぽい。
 俺は俄然やる気が出て、それからも毎晩手紙を書き続けた。返事が来たアイドルへはもう一回出しなおす。返事を貰って物凄く嬉しかったことなど、色々書きまくる。
 それで、一ヶ月もたつとだいたいパターンが見えてきた。
 まず、A級アイドルからは返事が来ない。当たり前だ。物凄い量のファンレターが届くだろうから返事を書く暇なんかないだろう。読んでいるかも怪しい。たまに返事が届いても、印刷されたお礼文とファンクラブ加入の案内状が入っているだけだ。もちろんサインも印刷。ノベルティが入っていればラッキーなくらいだ。
 次に上り調子のB級アイドル。これは数人から返事があった。
 このクラスだと読む人はちゃんと読んでいるのだろう。だが、スタッフが代筆している可能性があるので油断はできない。
 落ち目の元A級アイドル。これも数人から返事があった。この場合返事が来ないのは読んでないというより、読む気がないのではないかという気がする。想像だけど、コアなファンの相手しかしていないのだろう。新規ファンの相手までやってられないのかもしれない。
 この一ヶ月の成績は二十四人に送り、五人から返信(手書き二通、印刷三通)が来た。その内二回目の返信が来たのが二人(手書き一通、印刷一通)という結果だ。
 結果が良いか悪いか分からないが、あきらめる気にはならなかった。時間はかなり取られているが、お金は一通に付き往復の切手代、封筒・便箋代しかかからない。一ヶ月で五千円ちょっとだ。このくらいなら小遣いで何とかなる。
 そして、俺は地道にファンレター作戦を続けた。

 ファンレター作戦を始めて二ヶ月以上たったある日の夕方、俺は聞き慣れない携帯の着信音に身構えた。
 沙織や数少ない友人は全て専用の着信音を設定してあるので、この音は、非通知や未登録の人からの電話だ。
 表示を見ると非通知だった。俺はまさかと思いつつ、電話に出た。
「もしもし」
「もしもし……」
 若い女性の声だ。ひょっとして。俺は脳内データベースでこの声を検索した。
 いや、検索するまでもない。毎朝聞いている声だ。少し鼻にかかった、高めの可愛い声。間違いないはずだ。
 でも、まさか本人がいきなり電話を掛けてくるとは思えない。
 いや、俺の力が効いて、電話を掛けてきたのだ。
 頭の中で色々な考えが入り乱れる。
「もしもし、どちら様でしょうか?」
「誰だか分かる?」
 俺はダメ元で、というより祈る気持ちで答えた。
「海田愛美さん、ですか……」
「当たりー、何で分かるの」
 やっぱり、そうだったのだ。俺は思わずこぶしを握り締めた。
「毎日テレビで見てますから」
 声がはしゃいでしまう。
 この俺より六歳(早生まれなので学年だと七個)上のお天気キャスターは時間がある限り、毎朝欠かさず見ている。
 朝の忙しい時間の元気の元だ。写真集も入手している。ほわほわしてて柔らかそうな感じで茶目っ気もあり、俺の一番好きなお天気お姉さんだ。
 バラエティに出るときも可能な限りチェックしている。
 まさか、そのお姉さん本人から電話がかかってくるとは、信じられなかった。自分の力のせいだとは分かっていても夢みたいだ。
「そっかー。直樹君が何通も手紙をくれるから、一度くらいはお電話しても良いかなと思って」
「ありがとうございます。感激です。涙が出そうなくらい嬉しいです」
「そんな大げさな」
「いえ、手紙を書いてもどうせ読むのはスタッフの人で、返事もスタッフの人が書いてると思ってました」
「そんなことないよ。私はちゃんと全部読んでるよ。返事は出せない人の方が多いけど。それより、質問が有るって書いてたけど何? 答えられるのは答えるよ」
「えっと、手紙とかプレゼントって、やっぱりスタッフの人がチェックするんですか」
「そうねー、開封は全部スタッフがやるね。中に変な物が入ってたらまずいから。でも普通は詳しく読まないよ。変なことが書いてないかだけチェックしてるみたい。みんな忙しいから」
「そうですか。安心しました。それから、愛美さんは一人暮らしですか?」
「それは、答えちゃいけないことになってるから。ごめんね」
 そうして俺は短い時間でいくつかの情報を手に入れた。有名になり始めた頃や写真集が出た時はファンレターが増えたけど、今は一日数通くらい。仕事のとき以外は、営業活動をしたり、レッスンを受けているそうだ。
 それだけ分かっただけで大収穫だ。俺の手紙は書けばほぼ確実に読まれることが分かった。
「また手紙を書いても良いですか」
「待ってるね。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい。ありがとうございました」
 俺はファンの好青年を演じることに成功した。これで、自信が湧いてきた。俺の力が効いているのは間違いない。そうでもなければ有名人が電話を掛けてくることなどありえない。
 その後も俺はこのお天気お姉さんと手紙のやり取りを続けた。週に一往復くらいのペースで手紙を送りあい、悩み相談をするまでの仲になった。手紙には一度で良いから会いたいと書いてある。お姉さんには彼女が居ることを伝えてあり、彼女の事で是非会って相談したいと何度もお願いした。
 そして八月、ついにお天気お姉さんと会う約束をすることができた。四ヶ月の努力が実ったのだ。
 俺はその瞬間ガッツポーズをして、部屋中を跳ね回ったのは言うまでもない。

 当日彼女は帽子にサングラスという逆に目立つんじゃないのという服装で現れた。
 俺は最近沙織に服を選んでもらっているので、そこそこまともな格好をしている。青山を歩いても笑われないレベルだ。
 待ち合わせ場所は落ち着いた感じの喫茶店。どうして女性は喫茶店が好きなのだろう。
 毎日テレビで顔を見て、電話で話したこともある。それでも実物を前にすると、俺は緊張のあまり固まってしまった。
「直樹君?」
「はいっ。そうです」
 思わず声が裏返ってしまう。
 愛美がくすっと笑う。
「待った?」
「いえ、全然。大丈夫です」
「それにしても暑いね」
「はいっ」
 俺は完全に舞い上がってしまって、何を話してよいか分からなくなる。家で会話をシミュレートしてきたけど全く役に立たない。頭の中が真っ白になっていた。完全にパニックだ。
 愛美が店員にオレンジスースを頼んだ。
「そんなに緊張しなくていいのに」
「あの……、あの……、これ、読んでください」
 俺は色々考えてきた途中のやり取りを全てすっ飛ばして、準備してきた『お願いの紙』を愛美へ渡した。
「読めばいいのね」
 例の相談したいという悩み事が書いてあると思ったのか、愛美が疑いも無く紙を見た。
 見ているうちに愛美の顔から表情が消え、目が紙へ釘付けになっていった。
(効いてる。効いてるぞ)
 それを見てようやく俺は少しだけ落ち着くことができた。
 紙には定例文のほかに次の事が書いてある。
『二人きりで話ができる場所へ移動してください。悩み事なので他人に聞かれたくないので、仕方がありません』
 しばらく紙を読んでいた愛美が顔をあげた。もう普通の表情に戻っている。
「直樹君、二人で話せる所へ行こっか」

 俺は愛美に連れられて人気の無い公園に来た。
 木陰のベンチに二人並んで座る。直接日は当たらないけど、暑いのにかわりない。じわじわと汗が滲み出してくる。たまに吹くそよ風がせめてもの救いだ。
 そこで、また、新しいお願いの紙を見せて、愛美に俺の質問へ全て答えるようになってもらった。
 お楽しみの質問タイムの始まりだ。
「あなたは、一人暮らしですか?」
「はい」
「そこは、誰にも知られずに知り合いを呼べますか?」
「朝から夕方までは管理人さんが常駐してますが、夜なら大丈夫です」
 OK、幸先が良い。
「あなたは男性と付き合ったことはありますか?」
「あります」
「どんな人ですか?」
「中学、高校の同級生です。大学のとき、事務所に入るのをきっかけに分かれました」
「今まで何人の男性とセックスをしましたか?」
「昔のカレの一人だけです」
 ここで俺は少しだけがっくりきた。さすがに処女ではないだろうと思っていたが、実際に本人の口から聞くとショックだ。でも、相手が一人だけなのは不幸中の幸いだ。
「最後にセックスしたのはいつですか?」
「五年前です」
 これだけ聞けばとりあえず十分だ。
 夕方とはいえ、屋外は暑すぎる。愛美の家に場所を変えることにした。
 一緒に入るのは危ないので、愛美に先に入ってもらい、俺は管理人が居なくなってからマンションに入った。
 時間つぶしの間に、家へ電話して友達の家へ寄るので遅くなることを伝えた。
 愛美のマンションは廊下に目隠しがしてあって、外から各部屋の出入りが分からないようになっている。別々に入れば写真誌に撮影される心配は無い。所属事務所も考えて決めているのだろう。
 愛美の部屋は1LDKで思ったより広かった。ドラマの主人公が住んでそうなオシャレな部屋だ。家具は少なく空間を贅沢に使っている。お天気お姉さんて、ギャラが高いのかと不思議に思う。
 中に入ってからもあまりゆっくりする事はできない。
 彼女は明日もスケジュールが埋まっている。お天気お姉さんの朝は早い。早めに寝かせないといけない。
 タイムリミットは二時間だ。その間に、次回までの仕込をしておかないといけない。
 俺は次のお願いの紙を出して彼女に読んでもらう。
 内容はお決まりの、俺の言うことは何でも聞くという事とエッチ系の事が書いてある。だが、今回はそれに少しアレンジを加えてある。沙織との関係を考えてのことだ。
『カレの事を好きになるが、カレには彼女がいるので二番目で良い』
『カレとその彼女にセックスを教える』
『カレとの関係は絶対秘密にする』
 十分お願いの力が染み渡ったところで、俺は質問と命令をしていった。
・携帯の番号、メールアドレス、ここの住所
・身長、体重、スリーサイズ、ブラのカップ
・生理周期、ピルの服用、持病
・年収
・芸能人の友達はだれがいるか
・合鍵を作って、俺宛に送ること
・スケジュールを俺に連絡すること
等々

 ここまで終わらせたところで、家に入って一時間以上たっていた。残り時間はそれほど無い。
 俺はこの後どうしようかと思ったが、このまま帰るのはあまりにもったいない。少しくらいは愛美とエッチな事をしてみたい。
 挿入は無理でも、できる所までやってみたい。性欲溢れる十九歳だから仕方ない。
「愛美さん、キスしてください」
 俺は立ち上がり言った。
 愛美も立ち上がり、ゆっくり近づいてくる。
 顔がアップになり、いい匂いがしてくる。
 ツヤツヤでサラサラの長い髪は毛先がカールしている。顔は小さい。白い肌にかすかに色付く頬。二重の目、長い睫毛(付け睫毛?)、少し大きめな鼻に、プルプルで美味しそうな大きな口。年の割りに幼い顔立ちは、動物に例えるならリス。俺の好みのど真ん中だ。沙織とは違う種類の綺麗さと可愛らしさがある。
 芸能人だけあって、オーラというか圧力を感じる。
 さっきまで落ち着いていたのに、俺の心臓が急にバクバクしている。
 毎日テレビで見るあの顔が近づいてくるのだ。興奮して当たり前だ。
 愛美が俺にぴったり体をくっつけた。そして唇を近づけ、キスした。
(キスしてる。あの愛美とキスしてる……)
 俺は固まったまま動けない。目の前に愛美のどアップがある。唇が柔らかい。胸が押し付けられてる。沙織と違う体臭もする。
 ペニスが完全に勃起して愛美の体に当たっている。愛美も体でペニスを押さえてくる。
 愛美の腕が俺の首に回る。鼻息が顔に掛かる。唇の間から舌が出てきて、俺の口の中に入ろうとする。
「んう、んふぅー」と悩ましい声も漏れてくる。
 沙織とのファーストキスも興奮したが、今回はそれ以上かもしれない。頭の中で回路が焼き切れた。
 俺は愛美の体に手を回して抱きしめた。
 柔らかい。沙織より肉付きが良い分、とても柔らかい。
 愛美の舌が口の中に入ってきた。俺の舌を見つけて絡んでくる。
 沙織とはどこか違うキスに俺は感動してしまった。これが大人の女性のキスか。
 言葉で言い表せないがエロい。童顔なのになぜかエロい。雰囲気というか仕草がとてつもなくエロいのだ。
 この愛美のエロさを知っているのは、世の中にほとんどいないはずだ。
 俺は愛美の柔らかくて熱い舌を吸い、甘い唾液を味わった。
 俺はますます興奮して、愛美の体を触りまくった。お尻、背中、腰、肩、首、頭と手の届く範囲をやたらと触った。お尻は柔らかいし、髪の毛はサラサラだし、沙織と違う感触に俺の興奮はマックス状態になる。
 体をずらして服の上から胸も揉む。愛美の胸は沙織よりはましだが、小さい。Bの小さめくらいだろう。それでも気持ち良い。俺は必死に揉んだ。
(海田愛美の胸を揉んでるぞぉー)
 叫び回って、知り合いに自慢したいところだ。全国の青少年が日々おかずにしている、愛美とキスをして胸を揉む。自分でも今の状況が信じられない。
「あ……、あぁ……、あん……」
 愛美が声を出す。テレビでいつも聞いているあの声で悩ましくあえいでいる。脳を直接刺激するいやらしさだ。
(あえいでる、あえいでる、あえいでる。愛美が感じてる……)
 俺は感動で涙が出そうになる。もう死んでも良いというのは言い過ぎだが、生まれてきて良かった。神様ありがとう。お父さん、お母さん、産んでくれてありがとう。そんな気持ちだ。
「もっと……、もっと、触って……」
 愛美が切なそうに訴える。服の上からの刺激では物足りなくなったのだ。
 触りますよー。もっと無茶苦茶に触らせていただきます。
 俺は愛美の後ろに回り、両手を回して、乳房を掴んだ。
「あん、あ、あ、あ、あ……」
 俺の手の動きに合わせて、愛美が声を出す。
 俺は普通に揉むだけでなく、胸の先辺りを強く摘んでみる。
「ん、んんぅー、あぁー……」
 愛美の声がさらに悩ましくなる。
(た、た、た、たまらん……)
 俺は愛美に体を押し付ける。愛美は俺より10センチ背が低いので、俺の太ももが愛美のお尻に、ペニスが腰に当たる。
 さらに俺は愛美の首へ吸いついた。興奮しているためか愛美の首は熱かった。汗をかいていてしょっぱい。
 俺は汚いとは思わず、これが愛美の味だと、汗を舐め取った。
「あぁーん、ダメ……、感じちゃう……」
 そんなこと言われて止める男はいない。俺は沙織相手で身に付けたテクを全て出して愛美の首を責めた。
 唾液でベトベトになるまで舐めまくった。そして耳も舐めた。
「ぃやあ、ダメッ、耳はダメ、ダメなのぉー」
 とたんに愛美が体をくねらせ舌から逃げようとする。
「じっとして、気持ち良くするから」
 俺は耳元でささやき、胸の先をギュッとつまんだ。そして、耳を思う存分しゃぶった。
 唇で挟んだり、襞に沿って舌を這わせたり、丸ごと口に含んだり、穴に舌を入れたりと愛美の耳を好き勝手にもてあそぶ。
「ダメ……、ほんとにダメ……、耳は、耳は弱いの……」
 愛美が我慢できないという感じの声を出す。膝も曲がりガクガクして立っているのが辛いようだ。
 それでも俺は胸を揉みながら、耳をしゃぶり、片方を味わいつくすと反対側の耳へ移り同じ事をした。
「んっ、んんっ、んぅー、ああああぁーー……」
 愛美は大きな声を出すと、ついにしゃがみこんでしまった。
 ぺたんと女の子座りをして、はぁはぁと大きく息をしている。
 愛美の顔の前に俺の股間がある。この体勢は、まさに仁王立ちフェラの体勢だ。
 今日初めて会ったばかりなのに、フェラまでできるか。力が効いてればできるはずだ。
 俺はドキドキしながら、ペニスを取り出した。完全勃起状態で真上を向いている。
 俺はそのまま愛美の顔へ近づけた。
 愛美に読ませた紙には、俺のペニスは美味しい、フェラをすると気持ち良くなると書いてある。
 だが、本当にフェラまでするのか。愛美から聞いた話が本当なら、何年もエッチな事をしていないはずだ。それでもするのか。
 期待と興奮で動悸が激しくなり、心臓が痛い。こめかみがドックン、ドックンと脈打っている。
 愛美が顔を上げ、ペニスに気が付いた。蕩けた目でペニスを見ると、一瞬だけ止まった後、口を開いた。
 そのまま顔を近づけ、ペニスを捧げ持ち、亀頭部分を口に咥えた。
(してる。してるよぉー。愛美がフェラしてる……)
 柔らかい唇が締め付け、舌がやさしくゆっくりと亀頭を舐めている。愛美の口の中は熱かった。この感覚は夢ではない。
 下を見ると、愛美の口が俺のペニスを咥えている。目をつむり悩ましげな表情をしている。
 そして俺のペニスが気に入ったのか、ゆっくりと顔を動かし始めた。
(気持ちいい……)
 沙織のフェラは最高に気持ち良いと思っていたが、愛美のフェラも負けず劣らず気持ち良い。有名人にフェラさせている感動がある分、愛美の方が上かもしれない。
 唇の締め方も、舌の動かし方も申し分ない。
 あまりの気持ち良さに、体の中で精液が沸き立ち始めた。腰の辺りがざわざわしてきて、急激に射精感が込み上げてくる。
 ペニスを大分鍛えたと思っていたが、まだまだだった。このままではそれほど耐えられない。
 愛美のフェラは初めての手付きではない。前カレに仕込まれたのだ。
 俺の胸の中に嫉妬の炎が燃え上がった。俺より前にこの口を味わった奴が居る。そう思うと、胸が苦しくなってくる。と同時に怒りに似たどす黒い感情が湧きあがってくる。
 俺は愛美の小さい頭を両手で持った。そして、ゆっくりと自分の腰を動かした。イラマチオだ。
(してる、愛美にイラマチオしてるんだ。最高だ……)
 愛美がかすかに眉をしかめながら、一生懸命唇を締め、舌を絡め、ペニスを吸っている。
 俺はかすかに残った理性で深く突き過ぎないように気を付けながら、愛美の口を犯した。
 もうこれ以上は無いというほどの征服感、満足感。現実とは思えない。頭がおかしくなりそうだった。
 自分でペースを加減できるので最高に気持ち良い。普通のフェラより気持ち良い気がする。
 目をつむり竿を挟む唇の感触に集中したり、愛美の顔を眺めてそのエロさをじっくり観賞する。
 だが、幸せは長くは続かなかった。精液が急速に込み上げてきた。これ以上は射精を抑えられない。
 まだ出したくない。もっと愛美の口を味わっていたい。
 しかし、精液が溢れんばかりに沸騰している。袋もキュッと持ち上がってしまっている。
 どこに出す。口の中か。どうせならいつもできないこと……。顔射。ぶっかけ。
 愛美の綺麗な顔を汚す。そう考えたら、他の選択肢は消えてしまった。服が汚れるとか考えなかった。むしろ汚してやるという気分だ。
「出すよー。顔に出すからね。顔に掛けるよー」
 俺は大声で言いながら、ラストスパートに入った。
 愛美の頭をしっかりと持ち、腰を速く浅く出し入れする。唇がカリに引っ掛かりとても気持ち良い。愛美も亀頭の先端から裏筋を舐めてサポートしてくれる。
 ペニスが溶けるように気持ち良い。腰がピリピリしびれ、背中がゾクゾクする。最高の射精ができそうな予感がする。
「おぉ、出すよっ。出るっ。出る出る出る出る。出るぅー……」
 精液が噴き出す瞬間、俺は腰を引いて、先っぽを愛美の額に向けた。
 どりゅりゅりゅりゅるるるるるー、ぶりゅるるるー……、どぐどぐどぐぅー、どびゅううー……、びゅるっ、びゅるるる、ぴゅるるるぅー……。
「お、お、おぉー……」
 俺はうめきながら、人生最高記録と思える大量の精液を吐き出した。
 第一撃は凄い勢いで愛美の額に当たり、四方へ飛び散った。髪の毛や服にも掛かる。
 つづいて第二撃はべっとりと額に掛かり、ゆっくりと顔を伝って垂れていく。目頭や鼻の横を通り、一部が唇に引っ掛かり、残りはあごを伝って下に垂れた。
 俺が最後の塊を出し切る頃には、愛美の顔はヨーグルトでもかぶったかのような状態になった。顔のあちこちにこびりつき、髪の毛にも飛び、あごの下に雫となってぶら下がり、服にも精液溜りができている。
 その顔を見て俺は凄いと思った。壮絶という言葉がぴったりで、汚された美を感じる。
 色白の顔の目元や頬が赤みがかっている。そこに白く濃いのや薄くて半透明な精液が流し絵のように模様を作っている。
 精液くらいじゃ愛美の美しさは揺るがない。逆に美しさ、エロさを増して見える。
 愛美は目を閉じ、口は半開きで放心状態だ。
 俺も体中の力を出し切った感じで、立っているのもだるい。
 ペニスの先に精液の雫ができているのに気が付き、愛美の口の中へ亀頭を入れた。
 愛美が弱々しく、精液を舐め取り、ペニスを吸った。残り汁がちゅるんと愛美に吸われた。慈しむように亀頭が舌で清められる。
 ペニスに痺れるようなくすぐったいような快感が広がる。
 俺は心の底から満足して、ペニスを抜いた。そして、そのままソファーの所へ行き、座り込んだ。

 しばらく、休憩していたが、愛美がちっとも動こうとしない。
 ちょっと酷い事をやりすぎたので、怒ったかなと思いながら俺は洗面所へ行った。勝手にタオルを探し出し、お湯で濡らした。それで愛美の顔や服をぬぐうと、ようやく愛美の目に意思が戻ってきた。
「凄かった……。こんなの初めて……」
 愛美がつぶやいた。
 何が初めてなんだろう。口でするのが初めてとは思えないので、イラマチオか顔射のことか。それとも、これほど感じたのは初めてということか。
 どっちにしろ、愛美が怒っていないようなので俺は安心した。
 俺は愛美へシャワーを浴びて着替えるように言い、浴室へ送り出した。
 一回出して落ち着いたし、もう時間が無い。本番までしたいところだが今日は我慢するしかない。俺は一人で待ちながらこれからの作戦を考えた。

 欲望溢れる男の子としては、愛美以外とも相手をしてみたい。
 愛美は沙織よりましだが胸が小さい。やはり、巨乳アイドルともお知り合いになりたいところだ。青年の夢、パイズリをやってもらいたい。
 エロ系のアイドルとも知り合いになりたい。愛美も沙織と同じく可愛い系だ。違うタイプの女性ともエッチな事をしてみたいのも当然だ。
 それに、愛美はアイドルというよりもキャスターだ。アイドルとはちょっと違う。
 彼女の所属する事務所はキャスター系の女性が多く、いわゆるアイドルは少ない。他にもそれなりにレベルの高い人は居るが、危険を冒してまでモノにしたい人は居ない。事務所つながりで、他の子を落とす気にはならなかった。
 そこで俺は愛美に友達作戦を出すことにした。愛美が出る番組で、どんどん女性の友達を作れというものだ。
 友達の友達は友達だ。そうして芸能界に知り合いを増やして、どんどんメンバーを増やしていく。
 これがファンレター作戦の壮大な目標だ。
 レギュラー番組で番宣にやってくる女優。バラエティへ一緒にゲストで出るアイドル。三十歳未満を目安に、多少強引にでも友達になれと指示を出す。
 網を広げておけば、いつか素晴らしい獲物がかかるだろう。
 同じ理由で俺は他のアイドルにも手紙を送り続けることにした。

 ひとまず、愛美には毎晩お願いの紙を読ませることにして、連絡を待つことにする。安全日で俺が泊まれる日を連絡するようにお願いする。次に会うときには俺の力がたっぷりと染み込んでいる筈だ。そして、愛美とのセックス、夢の3Pをやるのだ。
 そのために平行して沙織に変わってもらわないといけない。今のままで沙織に3Pを持ちかけたら拒否される可能性が高い。というかまず無理だろう。納得するように変わってもらう必要がある。
 沙織にも追加の紙を渡す。
『カレが他の女性とセックスをしたくらいでは、カレのあなたに対する愛情、あなたのカレに対する愛情は揺らぎません』
『あなたが生理中、カレがセックスできないことはかわいそうです。だから、カレが他の女性とセックスするのは仕方がありません』
『カレとのセックスをより良いものにするために、あなたはセックスの勉強をしなければなりません』
『セックスの勉強の為にカレと他の女性がセックスするところを見ないといけません』
『他の女性からセックスを学び、テクニックを磨きましょう。カレが喜びます』
『他の女性も一緒にカレとセックスするとカレはもっと喜び、気持ちよくなります。他の女性が加わるのを拒んではいけません。協力してカレを気持ち良くしましょう』
『カレが他の女性とセックスしても、カレが一番好きなのは貴女です。絶対間違いありません。カレを信じましょう』
 こうして、俺は沙織を改造しつつ、愛美からの連絡を待ちながら日々を過ごすことになった。

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