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書霊:第六話

 木曜日、この日も俺は実験室にいた。音楽室や美術室などの特別室は部活で使われる。実験室以外で二人きりになれる場所は屋上しか思いつかない。だが、この季節、屋上は寒すぎる。
 俺の家は妹が居るし、夕方には母親がパートから帰ってきて夕食を作り始めるから使えない。沙織の家も同様だろう。同級生で家族の帰りが遅い奴を見つけて、そこを借りるようにするしかないかなと思い始めている。だが、友達の家でエッチな事をするのも気が引ける。このことはもう少し考える必要がありそうだ。
 沙織が来たので俺は考えをやめて、今日のやることを頭の中で繰り返す。
 昨日沙織には次の指示を与えてある。
『あなたは、カレの匂いを嗅ぐのが好きになります。とても興奮します』
『カレは、体を舐められるのも好きです。いっぱい舐めてあげましょう。カレは凄く喜びます』
 沙織を男の体に慣らしていくのが今日の目標だ。それに俺は気持ち良いのが大好きだ。

 俺と沙織は向かい合って立った。
「好きにして良いんだよ」
 俺は沙織が自分からどんな行動を取るのか知りたくて、沙織に任せることにした。
 沙織は俺の体に抱きついてきた。多分匂いを嗅いでいる。すんすんと鼻から息を吸う音が聞こえる。
 まずは頭。毎日シャンプーしてるから大丈夫だ。シトラスグリーンの爽やかな香りがするはずだ。
 次は耳。これは少し困った。俺は自分の耳の匂いを嗅いだことがないし、人のも嗅いだことがない。耳って匂いがするのか分からない。それでも沙織は匂いを覚えようとするかのように、嗅いでいる。
 耳元で沙織が鼻を鳴らす音が聞こえて、少しくすぐったい。
 次に首筋にきた。毎日風呂に入っているし、冬だからほとんど汗をかいていない。そんなに汗臭くないはずだ。それでも万が一汗臭かったらどうしようと恥ずかしくなってくる。
 沙織はそこも嫌がることなく、匂いを嗅いでいく。
 自分の体臭は自分では気付かないらしい。俺は妹を使って自分の体臭を確認しておけば良かったと後悔した。
 その時、ぬめった温かいものが俺の首筋を撫でた。
「うわぁ」
 ぞくぅーとした感触を覚え、俺は思わず声をあげてしまう。
 沙織が俺の首筋を舐めている。沙織は俺の声など気にしないで、そのままペロペロと舐め始める。
 沙織は俺が体を舐められるのが好きだと思っているので、俺の声を気持ち良さであげた声だと理解したのだろう。
 それはくすぐったいような、寒気がするような、気持ち良いような、不思議な感触だった。ただ、もっと舐めて欲しいのは間違いない。
 美少女が俺の体を舐めている。そう思うだけで、嬉しいような、誇らしいような気持ちになってくる。
 沙織がどんな顔でやっているのか見たいけど、顔の横なので見ることができない。
 俺は沙織の顔が見たくなり、自分のシャツのボタンを外した。ちょっと寒いけど、シャツをはだけて胸を出す。筋肉のほとんどない貧弱な胸だ。
 それだけで沙織は俺の意図を察して、首筋からだんだん下へ降りていく。
 それで沙織の顔が見えた。少し顔を赤らめながら、いじらしく、一生懸命に、愛情を込めて、ペロペロと舐めている。
 小さくて可愛い口からピンクの舌が伸び、俺の体に触れる。エロいのに清楚な感じがする。不思議だ。行為自体はエロいが、沙織が俺を喜ばそうとする純真な気持ちでやってるから、清楚に見えるのだろう。
 首筋も気持ち良かったけど、胸の上の方も同じように気持ち良い。
 そうなると、もう少し下までやって欲しくなる。
「ち、乳首も、舐めて」
 俺ははしたなくおねだりしてしまう。
 沙織の舌が下へ向かって移動する。そして俺の乳首を舐めた。
「はおぉー……」
 あまりの快感に俺は変な声を出してしまう。くすぐったさも、気持ち良さも二倍だ。
 沙織は俺の反応が良いことに気を良くして、そのままチロチロと乳首を舐める。そんな風俗嬢みたいなテクをどこで覚えたんだというくらい気持ち良い。おそらく、知識なんてなくて自然とやってるんだろう。
「お、おお、おおぉー……」
 俺はこの気持ち良さをどうして良いか分からず、体をくねらせながら、声をあげる。
 AVで乳首を舐められながら手コキされるシーンがたまにあるが、意味が分かった。こんなことされたら童貞の男なんて一発だ。
「は、反対もして……」
 俺はギブアップして反対側の乳首のお願いをする。反対側も当たり前のように気持ち良い。
 俺は快感に悶えながらも想像した。もし、両方の乳首を二人で同時に舐められたらどうなるんだろう。さらに乳首を舐めなれながらフェラされたら。きっと、気持ち良過ぎておかしくなってしまうだろう。少なくとも童貞の俺には耐えられないだろう。
「ああああぁー」
 俺は男なのにはしたなく、声をあげ続けていた。
 最初に舐められたほうの乳首がまだズキズキ疼くのに、さらに反対側まで舐められ、俺の我慢は限界を超えた。これ以上やられると、おかしくなりそうだ。
 俺は沙織の頭をそっと押しやり、舐めるのを辞めさせた。

 俺は息を整えてから椅子に座った。それから、向かい合うようにして沙織を俺の膝の上に座らせた。脚に沙織のお尻のプリプリした感触が伝わってくる。
 沙織はその位置だと、乳首を舐めるには体勢が不自然になる。仕方なく沙織は俺の肩から上を舐め始めた。
 乳首の後だと、やや物足りない感じもするが、穏やかないつまでも味わっていたいような気持ち良さだ。
 沙織がだんだん前へ進んできて、体の前面を押し当てるようにしてくる。そして首筋から耳にかけてを舐めてくる。
 耳も裏側を舐められているときは良かったが、耳の穴に舌が近づいてくると、気持ち良さは五割り増し、くすぐったさは八割り増しという感じで、またも快感に飲み込まれそうになる。
 しかも、ぴちゃぴちゃという音まで聞こえてきて、俺はこの状態にどうして良いか分からなくなってくる。
 さらに、沙織が体を押し付けてくるので、ペニスが微妙に刺激されて、触られてもいないのに発射してしまいそうになる。だが、それだけは絶対に避けなければいけない。
 俺は歯を食いしばって耐えたが、もう、これ以上は無理だった。
「あ、あ、ありがとう。もういいよ」
 俺はついに降参した。沙織がここまでやるとは嬉しい誤算だ。俺は膝の上から沙織を降ろしながら、シャツのボタンを締めた。体から沙織の唾の匂いがする気がしたが、帰ってすぐにシャワーを浴びれば問題ないだろう。
 俺は、快感の余韻と敗北感に包まれながら、明日はリベンジしてやると心に誓った。
 家に帰ったら、作戦をじっくり練らないといけない。

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