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書霊:第三話

 月曜日の放課後、俺は沙織と待ち合わせをしていた。
 視聴覚教室などの特別教室が集まっている校舎の屋上へと続く階段。ここの踊り場は普段誰も来ない場所だ。
 人目が付かない場所を求めている人は多いらしく、ここには誰が置いたのか、椅子が二客ある。今日はたまたま誰も居ないが、この場所を使っていると、いつか誰かと鉢合わせしてしまうだろう。急いで沙織と安全に会える場所を確保しないといけない。
 お互いの家は家族が居るから使いにくいし、毎日ホテルを使うわけにも行かない。俺はそもそもエッチなホテルへ行ったことがない。
 五分ほど待つと沙織が一人、早足でやってきた。キョロキョロして周りに誰も居ないのを確認している。そんな何気ない仕草でさえ可愛く見えてしまう。
 沙織は俺の姿を見つけると、嬉しそうな顔をして階段を昇ってくる。
「ごめん、お待たせ」
「俺も、今来たところだよ」
「友達につかまっちゃって」
「うん、全然大丈夫だよ……」
 それだけ話すと、俺は言葉に詰まってしまった。
 沙織の顔を見ただけで、昨日のキスを思い出して、興奮してしまう。俺の息子も臨戦態勢だ。
 沙織も俺が昨日の事を思い出しているのが分かったらしく、顔を赤らめる。
 俺は沙織の顔を、特に唇を見つめる。このプルプルした唇と昨日キスをしたのだ。柔らかい感触が唇によみがえってくる。
 俺は引き寄せられるように沙織へ近づいた。
 そして、そっと沙織を抱きしめる。背中に手を回し抱きしめると華奢なのに柔らかい感触が伝わってくる。
 二人の身長はほとんど変わらないので、俺の顔のすぐ横に沙織の顔が来る。甘い髪の香りが漂ってくる。
「キスして」
 俺は沙織の耳元でささやいた。
 沙織がコクンとうなずく。
 一旦顔を離して、俺を見つめた後、まぶたを閉じ、俺に顔を寄せる。
 二人の唇がゆっくり重なった。
 やっぱり柔らかい。俺の興奮は一気に燃え上がった。
 俺は沙織の頭に手を回し、引き付ける。すると、さらに柔らかさが増す。
 もう、俺は興奮を抑えられず、沙織の唇に吸いついた。貪るように沙織の唇をしゃぶった。柔らかくて甘くて美味しい。
「うぅ……、んふぅ……、んんぅ……」
 俺の激しいキスに沙織が鼻から声を漏らす。嫌がってる感じではなく、息苦しいみたいだ。
 昨日沙織に渡した紙には次のお願いが付け加えてあった。
『あなたは、大好きなカレに触られると物凄く感じてしまいます。自分で触るときの何倍も感じます』
『あなたは、カレとキスするだけでとても感じてしまいます』
『大好きなカレに触られているのですから、それは当たり前です』
 沙織も興奮しているはずだ。ひょっとすると濡れているかもしれない。沙織の体の奥からエッチな露が溢れてショーツに染みを作る。妄想が頭の中を駆け巡る。
「ん、んん……、ぅんん……」
 沙織の声を聞くと俺は、もう訳が分からず、沙織の口の中へ舌を捻じ込んだ。
 沙織の口の中は熱く、柔らかい。俺の舌は沙織の口の中で暴れまわった。そして、奥に引っ込んでいた沙織の舌と触れる。
 沙織のベロ。俺は宝物を見つけたような気分で沙織の舌を突付きまわした。すると、だんだん沙織の舌が前へ出て俺の舌とたわむれる。
 俺は夢中で舌を絡めた。沙織とベロチューしてる。学校一の美少女とベロチュー。
 沙織の舌は暖かくて、柔らかくて、ぬめっている。
 そして、俺の興奮は限界を超えた。
 沙織の頭を力強く押さえ、いっぱいまで口を押し付け、舌を絡ませる。さらに、背中を押さえて体を引き付ける。腰を沙織へ押し付け、ペニスが押されてこすれるのを感じる。
 俺は、本能のままに沙織を貪った。
 すると、それほど立たないうちに沙織が体をよじり、俺の背中を叩き、逃げようとする。
 苦しがってる。俺は、はっと気付き、すぐに腕の力を緩めた。
「ごめん、苦しかった?」
「うん、ちょっと」
 沙織が大きく息をしている。苦しかったのだろう。俺は少し罪悪感を覚えた。
 沙織が落ち着いたところで、俺は再び沙織を優しく抱きしめ、耳元でささやいた。
「ベロ出して」
 沙織がおずおずと舌を突き出す。
 俺はその舌を優しく咥え、チューチューと吸った。
 沙織の舌は柔らかくて美味しかった。昔のマンガだとキスはレモンの味とか言ってたが、沙織の舌はかすかに高貴な甘さがある。俺はとても大切なものを味わうように、やさしく吸った。柔らかくて、美味しくて、気持ち良くて、いつまでも吸い続けていたい。
 だが、残念なことに沙織が辛そうな雰囲気になってきたので、一旦口を離す。
 代わりに今度は俺が舌を突き出した。
 すると、沙織が小さい口を少しだけ開けて、俺の舌を咥えた。そして舌を絡めてくる。
(気持ちいいー……)
 舌を絡められるのがこんなに気持ち良いとは。体がとろけそうだ。ペニスをこするのとは違う種類の気持ち良さだ。他に例えようが無い、今まで知らなかった新しい気持ち良さだ。
 俺が頭の中を溶かされていると、沙織が舌を吸ってきた。
 目を開けると、沙織が顔を赤く染めて健気に俺の舌を吸っているのが見える。
 興奮しているに違いない。沙織が興奮しながら俺の舌を味わっているかと思うと、優越感でいっぱいになる。
 俺は沙織の胸にそっと手をかぶせた。沙織の体がピクンと震える。
 手を置いただけでは胸の柔らかさが分からない。この下には、まだ、ジャケット、ベスト、ブラウス、ブラ、と邪魔物がいっぱい在る
 俺は手に力を込め、やさしく、やさしく、揉んでみた。かすかに胸の膨らみを感じる。
 沙織がかすかに体をくねらせる。
 俺は沙織に舌を吸わせながら、胸を揉み続ける。俺が沙織の胸を揉む初めての男になったのだ。
 沙織の鼻息が少しずつ強くなってくる。そして、鼻声が混ざってくる。
「ぅ……、ん……、んふ……、んふぅ……」
 感じてるのか。
 俺は胸を揉む手に力を込める。
「んんっ……」
 沙織が眉間に皺を寄せ、何ともいえない顔をする。童貞の俺には感じているのか、痛いのか、分からない。
 俺は口を外して、沙織に聞いた。
「痛い?」
「ほんの少し痛いけど……、気持ち良い……」
 沙織が俺と目を合わせないようにして、恥ずかしそうに答える。
 それを聞いて、俺の頭は爆発した。マンガで頭のてっぺんから火山が噴火するのがあるが、まさにあれだ。
 沙織の口に吸いつくと、両手で胸を揉みまくった。胸の柔らかさはあまり感じないが、沙織の胸だというだけで十分だ。俺の息子は120%勃起して、ガマン汁を漏らし続ける。
「んんん……、んんんぅー……、ふんぅー……」
 沙織の声もどんどんエッチな感じになってくる。AVの喘ぎ声みたいになっている。
 俺は沙織の声に興奮しすぎて、頭の血管が切れそうになる。頭の中に動脈瘤があったら、破裂して間違いなく死ねるだろう。こめかみがズキズキして、頭がガンガンしている。
 もう、ダメだ、おかしくなると思い始めたとき、沙織が俺の体をギュッと抱きしめた。
 それをきっかけに俺は、あれほど熱かった頭がすぅーっと涼しくなるのを感じた。
 生まれて初めて味わう立ちくらみだ。
 俺はすぐ横のテーブルに手を付き、よろけるように椅子に座った。頭が冷たくて、体には力が入らない。
 クラクラするので、落ち着いてゆっくり息をすると、普通の状態に戻っていくのが感じられる。頭の冷たい感じがだんだん直ってくる。
「大丈夫?」
 沙織が顔を真っ赤にしたままで、心配そうな顔で俺の顔を覗きこむ。
「あぁ、もう大丈夫。興奮しすぎて、クラッと来ただけだから」
 少し休んだだけで、俺はすぐ元に戻った。
「びっくりしたよ。急にフラフラするから」
 もう今日はこの辺が潮時だ。俺は終わりにすることにした。
「用事があるからちょっと待っててくれる。三十分後に待ち合わせをしよう」
 そうして俺は沙織とまた後で会うことにして、一旦別れた。

 今日沙織を待つ間に思いついた作業がある。俺は一人で教室へ戻ってお願いの紙を作った。
 俺は力を使うための文章を書いた紙を『お願いの紙』と自分で名付けた。何か名前を付けとかないと、色々不便だからだ。
 俺はお願いの紙を手に理科準備室へ向かった。俺も授業を受けている物理の先生が居たので紙を見せる。
 俺もお願いの紙を書くのに慣れてきて、ある程度パターン化してある。
『この紙を××回読んでください』
『あなたは、……』ここに命令を書く。
『あなたは、この紙を見せられたことは記憶に残らないが、命令自体は記憶に残り必ず従います』
『あなたは、命令を誰にも知られないように実行します』
『あなたは、命令の実行が終わると、実行したこと自体も忘れてしまいます』
 俺は先生に理科実験室の合鍵を作り、俺に渡すようにお願いした。念のため、もう一つお願いをしておく。
『あなたは、誰かが放課後に実験室を使う予定がある場合は、事前にドアへ張り紙をして知らせます』
 他にも、俺と沙織が二人で居る時、急に誰かが入ってきた場合どうするか考えておく必要がある。それは、家に帰ってからじっくり考えよう。おれは根が臆病で想像力が豊かなので、こういう細かいところまで考えるのは苦にならない。というか、万が一の事まで考えておかないと落ち着かないのだ。
 それと、ここ以外にもう一ヶ所くらいは秘密の場所を確保した方が便利な気がする。それも検討事項だ。

 再び合流して俺と沙織は二人で帰った。
 沙織は有名人なので、俺と二人で帰っているのを見て不審に思った生徒も居るようだ。俺としては、二人の関係がみんなにばれてもかまわない。沙織もそうだろう。
 ただ、大騒ぎになるのは嫌なので少しずつ噂が広まれば良い。だから、学校内で二人で会うのは当面放課後だけにする。
 学校を出て500メートルくらいは同じ道だが、そこから先は方向が全く逆になる。
 俺は別れる前に、沙織にお願いの紙を渡した。
「この紙も、寝る前に読んで」
 今晩の沙織の宿題が書いてある。明日の放課後のための準備だ。
 それから身を切られるような辛さを感じながら俺は家へ帰る。
 俺は別れると、すぐに沙織とのキスを反芻した。胸の感触も思い出す。これだけで当分おかずには困らない。
 今日は寄り道しないで帰って、明日の計画を立てることにしよう。

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