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以心伝心:第12章

 十二月二十四日。
 今日麻美はどうしても店を休むことができなかった。バレンタイン、誕生日と並んで一年で最も重要なイベントだ。
 しかも、お客へのプレゼントの準備があるのでいつもより早く店へ行かなければいけない。昼前に起きて、お昼ご飯を食べた後、守へ熱烈なキスをしてから泣く々々仕事へ行った。
 一方エリは守と付き合いだして、すぐに休みを入れたので今日と明日は休みだ。昨夜は帰りが遅く明け方だったので、まだ寝ている。
 守はというと、二十三日の天皇誕生日から年明け三日まで十二連休だ。不景気で主要取引先が減産していて仕事が無いので社長が休みにしてくれた。
 それで守は朝からクリスマスパーティ用の料理を準備していた。
 生まれて初めてのケーキ作りに挑戦している。
 スポンジだけは昨日のうちにケーキ屋で買ってきてある。
 そのスポンジにブランデーをたっぷり染み込ませる。ブランデーは麻美が店からキープが切れたのを持って帰った物だ。
 麻美は帰りが遅くなるので、パーティを二回するつもりでケーキを二個用意しないといけない。
 チョコレートクリームは二種類用意する。辛党のエリ用は甘さ控えめで、甘い物が好きな麻美には甘さ強めだ。
 二つ用意してあるスポンジにそれぞれ塗りつける。
 あまり綺麗じゃないが、なんとか完成させたら冷蔵庫で冷やす。
 それからオードブルの用意。各種チーズ、生ハム、クラッカーにキャビアなど簡単につまめる物をたくさん作る。
 お酒はハーフボトルのシャンパンを二本買ってある。
 あとは予約済みのフライドチキンを取りに行って、ピザを焼くだけだ。

 夕方、守が準備万端整えてエリが起きるのを待っていると、ようやくエリが起きてきた。
 寝巻き代わりのキャミソールにショーツの下着姿で髪はボサボサだし、かなりだらしない。
「お、は、よー……」
 完全に寝起きの顔に寝起きの声だ。目が半分ふさがっているうえ、まぶたがはれぼったい。さらに、ここ数日連夜の飲みのせいで声がガラガラになっている。
「おはようございます。辛そうですね。シャワーでも浴びてきてください」
「うん、そうするわ」
 エリは脚を引きずりながら浴室へ向かった。

 すっきりしてエリが少し元気になったところで二人だけのパーティが始まった。
「エリさん、プレゼントです」
 守は小さな箱を取り出し、エリへ渡した。
 プレゼント交換などしたことのない守はタイミングが分からなかった。酔う前に渡したほうが良いと思って一番先に渡したのだ。
「開けていい?」
「どうぞ」
 エリが開けると中には銀色の金属でできたワインボトル型の携帯ストラップが入っていた。
「どうしたのこれ?」
「工場で余った材料を削って作りました。エリさんは、いくら言っても飲みすぎるので、これを見たら飲み過ぎないようにしてください。このままじゃ、いつか体を壊しますよ」
 あまりお酒を飲まない守は本当に心配だった。
「あ……、ありがと……」
 意外なプレゼントにエリは少し照れてしまう。
 そんなエリを見て、初めてのプレゼントにしてはうまくいったと守はホッとすると同時に、少し嬉しく誇らしい気分だ。
「材料費はタダだし、ちょっと俺の腕を見てもらおうかな、なんて考えました。麻美さんとケンカしたらいけないので、二人とも同じものです」
 エリは守の心のこもったプレゼントに熱い物がこみあげてきた。守に悟られないように、想いをぐっと飲み込む。
 顔が崩れるのを押さえながら、早速もらったストラップを携帯へ取り付けた。
 エリがまんざらでも無い様子なので守は安心しながら、エリの言葉を待った。
 エリはストラップを眺めているだけで、動こうとしない。
 守は痺れを切らした。
「えー、それで……」
 エリからのプレゼントはなんだろう。エリも自分みたいにプレゼントは悩んだのかなとワクワクする。
 期待しすぎてはいけないと思っていても、どうしても、色々想像してしまう。
 守の想像とはうらはらにエリはしまったという顔をした。そして、すぐにまずいという顔に変わる。
「あっ、ごめん。最近忙しかったから守のプレゼント忘れてた」
 とたんに守の顔色が変わる。
(そっか、そうだよな。そりゃそうだよ。何をうぬぼれてるんだよ……)
 守の顔から楽しそうな表情が消え、むりやり作ったぎこちない笑い顔へ変わる。
「嘘、嘘、嘘、ちゃんと用意してあるから。冗談よ。少しは突っ込みなさいよ。そんな反応されたら、こっちが驚くわよ」
 そう言いながらエリは隠し持っていた箱を守へ差し出した。
「開けてみなよ」
 開けるとそこにはブランド物の財布が入っていた。高価な物は喜ばない守の性格を考えて、エリが考えたプレゼントだった。
(財布だっ)
 守の財布は高校の時から使っているもので、かなりボロボロだった。人前で出すには少し恥ずかしい。
 近いうちに買い換えないといけないと考えていた。自分一人ならまだしも、エリや麻美と一緒の時にこの財布を出すのは二人に恥をかかせそうな気がしていた。
 ちゃんと自分のことを見ていてくれたと思い、守はうるっとなってしまう。
 これほど嬉しいプレゼントは生まれて初めてかもしれない。
「ありがとうございます。大切にしますね」
 守は本当に幸せそうな顔をして礼を言った。

「お腹もすいてきたし、食べようか」
 暗くは無いがしんみりした微妙な雰囲気になってしまったので、空気を変えようとエリが言った。
「じゃあ、シャンパン開けますね」
「あー、あたしが開けるっ」
 そう言い、エリが手馴れた手付きでシャンパンの蓋を開ける。
 今まで開けたことのなかった守は楽しみにしていたことを横取りされて少しだけ悲しくなる。
 しかし、守は顔に出さないし、エリは気付かない。
「じゃあ、乾杯しよっか」
「はい」
 二人で乾杯してチンとグラスを鳴らす。
 今まで母を除いて女性と二人でクリスマスを過ごしたことのない守は感慨深い気持ちになる。
 エリと出会ってまだ四ヶ月。その間に生活は激変した。童貞を卒業して、麻美とも出会い、三人で同棲を始めてと普通の人の何倍もの経験をした気がする。
 守が物思いにふけっているとエリが声を掛けてきた。
「何、暗くなってんの。クリスマスなんだから楽しまなきゃ」
 エリは高いものから食べなきゃと思っているのか、キャビアに手を伸ばしている。
「そうですよね。食べましょう」
「私は飲むほうが良いけどね。今度は苺を買っといて。シャンパンには苺って決まってるから」
「そうなんですか。覚えときますよ」
 守はエリがパクつくのを微笑ましく見ながら、自分の作ったものをちょこちょこつまんで味を確かめる。
(問題ないな。ちゃんとできてる)
 守は麻美が帰ってからの二回目のパーティの事を考え、食べるのを控えめにしていた。

 シャンパンをあっという間に飲み干し、二本目のワインも残り少なくなってきた。
 守の手作りケーキも全部無くなっている。
 エリも満足してくれたかなと、守は少しホッとしていた。
 パーティの感覚が分からない守は、楽しい反面緊張している部分もあった。これなら麻美が帰ってからも大丈夫だろう。
 さあ頑張って片付けるかと守が腕まくりをしていると、エリが言った。
「さあ、食べる物も食べたし、早速やるわよ」
「何をですか」
 片づけを手伝ってくれるのかと守は期待する。珍しいこともあるな、クリスマスはいつもと違うんだと、改めて思う。
「麻美の居ない内にヤリだめしとくの」
 そう言いながらエリはさっさとキャミソールを脱いでショーツ一枚になってしまう。
(やっぱり、そっちか……)
 クリスマスくらいは、厳粛な雰囲気になってエッチは無しかもしれないと淡い期待を抱いていた守は肩を落とした。
 守はがっくりしている間に、エリに脱がされあっという間に全裸にされてしまう。
 そして、早速エリのフェラが始まった。

「初めての頃に比べたら守もだいぶん我慢が出来るようになったわね」
 守のペニスをさんざんもてあそんだエリがいったん口を離す。
 毎日やられていたら、いやでもそうなるよと守は心の中で一人つぶやく。
「でも、今日はここからが本番よ。もう一つプレゼントがあるの」
 なんだろうと守は思う。想像がつかない。
「四つん這いになって、お尻をこっちに向けて」
 エリの考えは分からないが、とりあえず言われた通りの体勢になる。
 エリの両手が守のお尻に触れた。
「えっ」
 守が考える間もなく、お尻の肉をがばっと開かれ、ヌルッとしたものがお尻の中心に触れた。
「うわあああぁっ」
 守は思わず大きな声を出してしまう。反射的に腰を引いて逃げようとする。
「逃げないの」
 エリが腰を掴んで自分の方へ引き寄せる。そして、守のアナルをレロレロ、チロチロと舐め始める。
「う、う、うぁ、あ、あ、あ、あっ、あっ、ああああ……」
 アナル舐めだ。守は前にもやられたことがある。
 くすぐったくて、気持ち良くて、何て言って良いのか分からない。とにかく、いけない気持ちになる。
 エリの尖った舌がお尻の穴を中心に何度も何度も往復する。守のお尻の穴はすぐに唾でヌトヌトにされてしまう。
 エリの攻撃は中心部だけにとどまらない。タマに掛けてのラインやお尻全体にも唇と舌が這い回る。
「あっ……、うっ……、ううううぅ……、いいです。もう、いいですから」
「いいんなら、もっとやってあげる」
「いや、そうじゃなくて、終わってくださ……、おおおおおぉー……」
 守が言い終わらないうちに、舌の先が穴の中に潜り込んできた。
 守は今まで体験したことの無い感覚に悲鳴をあげる。
 アナルの内側を舐め回される感覚は言葉に表わしにくい。お尻の穴を舐められる感覚を何倍も強くして、生々しくした感じだ。体の内側から舐められてる気がする。
「あ、あ、あ、あああ……、うっ、うっ、んんんんー、んふぅー、んふぅ……」
 守はシーツをガリガリ引っ掻く。とにかく、何かしていないと耐えられない。頭がおかしくなりそうだ。
 大声で叫びたいのを、理性で押しとどめている状態。その理性も長くはもちそうに無い。
 あまりに異質な感覚に、ペニスはだんだんしおれてくる。
 いちはやく察知したエリがペニスへ手を伸ばす。
 アナル舐めを続けながら、ペニスをゆるゆるとしごく。
「ダメ。エリさん、それ、ダメです」
「いいでしょ。たまんないでしょ。でも、もう少し我慢して、もっと凄いのしてあげるから」
「無理っ、もう、無理ですから」
「男の子でしょ。我慢しなさい」
 そう言われても辛いものは辛いし、我慢できないものは我慢できない。
 アナルを我慢しようとすればペニスが辛いし、ペニスを我慢しようとするとアナルが辛い。二ヵ所同時に我慢なんてできない。
 初めての経験に守は我慢の仕方が分からない。
 甘美だけど辛い時間が続く。
 守がギブアップしそうになった時、エリが言った。
「これがほんとのクリスマスプレゼントだから。今日だけ特別にやってあげる」
 そして、何かが守のお尻の穴に入ってきた。
「うわああああぁ、おおおおぉー」
(何? 何? 何? 何だ。まさか、指?)
 十分すぎるくらい舌でほぐされた守のアナルはエリの中指を難なく飲み込んでいく。
「うわぁっ、あっ、あっ、あっ、あ……」
 指を入れられるのは初めてだ。もちろん自分で入れたこともない。
 ものすごい違和感というか異物感がする。指一本入っているだけなのに、体の中にに太くて長い棒でも入れられた感じがする。
 それに、強烈な恥ずかしさが加わる。もし指にウンチが付いたらどうしよう。そう考えたら居ても立っても居られない。
 さらに、中指を根元まで入れたエリが中で指を曲げた。
「あぅーーーー……」
 その瞬間、守の体の中を今まで体験したことのない感覚が走り抜けた。
 セックスやアナルとは次元の違う感覚だ。普通のセックスが三次元だとすると、この感覚はまさに四次元。
 いつもと違うちょっと鈍い射精感がずっと続く感じ。むりやり精液を押し出される感じ。まさに初体験だ。
「守はここを触られるの初めてでしょ。ここが前立腺。どう? すごいでしょ」
 前立腺。言葉は知っていたが、経験するのは初めてだ。
 ペニスの裏側を押されて強制的に勃起させられていく。アナル舐めの時のペニスがしぼむのとは全く逆の反応だ。
 しかも、体の奥がどうしようもなくモゾモゾする。
「待って、ちょっと待って。変、変だから。体の奥が。うわ、うわ、うわあぁ、あっ、あ、あ、あ……」
 前立腺を押されるだけでも限界なのに、さらに、エリがフェラを始めた。
 亀頭を口に咥えて唇でカリをこすったり締めたりする。舌は先端の割れ目から裏の縫い目にかけてをチロチロ舐めたり、亀頭の先半分をぐりんぐりん舐め回す。左手は竿を絶妙な力加減でしごきたて、右手は前立腺を刺激し続ける。
「あぁー、イヤ、ダメ、おおおおぉー、エリさん、エリさん、エリさん、分かんない。分かんないよ。どうしたら、どうしたらいいのー、うおおおおぉーー……」
「出しちゃいなさい。ピュッピュッて出せばいいの。クリスマスプレゼントなんだから、我慢しなくていいの」
「あぁー、うぅー、出ない。出ないよー。出したいのに出ないー」
 守は半泣きどころか、ほとんど泣いてしまっている。
 射精したいのに、なぜかできない。まるで朝立ちしてるときにオシッコをしにくいのと同じような感覚。
 ペニスはビキビキに硬くなっていて、タマもパンパンに張っている。精液もすぐにでも射精しそうなくらいお腹の奥で渦を巻いている。それでもなぜか射精できない。
「がんばりなひゃい。男の子へしょ」
 エリが亀頭を半分咥えたまましゃべる。
 その振動が伝わり、守をさらに苦しめる。
「うわあああぁ、もういいっ。やめてっ。もう、いいから。お願いっ。何でも言うこと聞くから。やだぁ」
 守の口調が子供みたいになってくる。
「いきんで。お腹の奥に力を入れて。そうしたら出るから」
 言われた通りにやっても、射精できない。辛い。苦しい。
 エリは献身的に守を責める。
 守も一刻も早く射精しようと頑張る。
 出したいのに出せない地獄のような時間が続く。
 しかし、その時間は急に終わりを告げた。
 守の快感があるラインを超えた。前立腺によるイキにくさを快感が超えてしまったのだ。
 守は射精の瞬間を本能で感じとった。
 出したくても出なかった精液が外に出ようと急に動き始めた。
「あ、あ、出る……」
 守の情け無い声と同時に射精が始まった。
 指を入れられてるせいか、いつもより勢いが弱い。
 ぴゅるぴゅるぴゅると精液が噴き出し、エリの口の中に溜まっていく。
 勢いが無い分、代わりに時間が長い。我慢を重ねたおしっこを出す時みたいに、いつまでたっても射精が終わらない。そろそろ終わったかと思ってもまだ出てくる。
「あぅっ、う、う、う、うっ、うう、おうっ、お、お、おお……」
 射精の間、守の体はビクン、ビクビクと大きく震える。
 精液と一緒に体から力が抜けていく。
 異質な射精感に守の頭の中は白く濁り、妖しい快感で一杯になる。
 そして、とても長く感じられた射精が終わったとき、守は自分で体を支えられずベッドへ突っ伏してしまった。

 射精が終わった守は打ちひしがれていた。
 犯された気分だ。
 女の子みたいに泣き叫んだ自分が情けない。嫌だったのに気持ち良かったことが情けなさに拍車をかける。
 そして、指を抜かれた今でも、まだ何か入れられている感覚が残っているし、広げられたアナルがズキズキ疼いている。
「どう? 良かったでしょ」
 守をイカせたことで、エリの声は満足気だ。
「ひどい……。ひどいです……。うっ……」
 守は鼻をすすり、涙ぐみながら答えた。
「初めてだから体がびっくりしただけよ。慣れれば病み付きになるから。でも、守が変な方へ走ったらいけないから年に一回にしておこうか」
 エリがニヤニヤしながら言う。
 守はベッドに顔を伏せていても、口調からエリの顔が想像できた。くやしさまで湧いてくる。
「もういい……。もういいです」
「まあまあ、また忘れた頃にやってあげるから楽しみにしときなさい」
 守はぐすぐす鼻を鳴らして、ここぞとばかりにエリに甘える。柔らかな胸に顔をこすりつけ、体にしがみつく。
「もう寝なさい。今日は疲れたでしょ」
 エリが守の頭を撫でながら言った。
 守はしばらくの間ぐずっていたが、あえぎ疲れ、泣き疲れていたので、エリの腕に包まれいつしか眠ってしまった。
 だが、守の安らぎは数時間しか続かない。
 守はこれから帰ってきた麻美に叩き起こされる。そしてもう一度パーティに付き合わされ、犯される。
 また、日が変わっても、忘年会、年またぎ、姫はじめ、新年会と理由をつけては襲われ続ける。
 束の間の安眠に浸る守はまだそのことに気付いていなかった。

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