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以心伝心:第10章

 引越翌日の日曜日、守は顔がにやつくのを抑えきれなかった。
 今日は守、エリ、麻美の三人で共同生活に足りない物を買物に来ている。
 すぐ目の前に居る麻美が昨日の夜、自分の下であんなに乱れたかと思うと、思い出し笑いならぬ思い出しスケベで、どうしても顔がにやついてしまう。
 麻美は一発目が終わってからも、積極的だった。
 自分からお掃除フェラを志願すると、精液と愛液でドロドロのペニスを丹念に舌で清め、汚れを全て飲み込んでしまった。
 それから、自分が上になり、騎乗位で乱れまくったのだ。その腰の動きはとてもいやらしかった。滑らかでいて、かつ、緩急に富んでいた。上下、前後左右、回転と守が一番気持ち良い方法を探るように動いた。
 オマンコはペニスを優しく包み込み、亀頭が膣壁や子宮口へちょうど良い加減で当たる。
 麻美は感情が昂ぶりすぎてるのか、感じてるのか、あえぎっぱなしだ。
 それに程よい大きさで形の良い胸が守の目の前で暴れる。その乳首や乳房をいじると切なげな声が出てきて、守をさらに熱くさせた。
 麻美は快感のあまり動けなくなると女性上位になった。胸をこすりつけ、守の頭を抱いたり、髪の毛をグシャグシャにかき混ぜた。それでも飽き足らず首筋や胸板へキスしまくり、ペロペロと舐め回った。
 そして、最後は体を密着させて、キスしたまま守の射精に合わせるように大きな絶頂に達した。
 二発目が終わってからも、さらにおねだりする麻美をなだめるのが大変だった。
 結局、挿入したまま寝るということで、何とか麻美を納得させたのだ。
 麻美は一晩で完全な甘えん坊に変わっていた。
 朝からベタベタしようとするのをエリが鋭い目でにらむ。守はその度に寿命が縮む思いがした。
 ということで、今は意識的に二人と一歩離れて歩き、一人で昨日の夜の事を思い出して楽しんでいた。
 なにせ目の前に妄想の現物が居るのだから、思い出すのは簡単だ。目は麻美のお尻を追いかけてしまい、ズボンの中ではペニスが半勃起してしまっている。

 大抵の物は三人で持ち寄ったもので足りるけど、何ともならないのは冷蔵庫だ。
 台所がそれほど広く無いので三台も置くわけにはいかない。仕方ないので大型の物に買い換えることになった。
 それからテレビ。エリと麻美が持ってきた物は、それぞれの部屋に置いてある。守が持ってきた物だとリビングへ置くには小さすぎるというので買い換える。
 麻美は当たり前のように最新型のフルハイビジョンにレコーダーとスピーカーのセットを選んでいる。合計で守の三ヵ月分の給料以上の値段だ。守はクラクラしてしまう。にやついてる場合じゃなかった。
(この人達に任せてたらダメだ。俺がしっかりしないと)
 そこから守はエリと麻美が余計な物まで買おうとするのを止めるので大変だった。
 エアコンだけはリビング用の大きな物が必要だったので妥協したが、それ以外の洗濯機、電子レンジ、掃除機、その他家電製品は全てストップさせた。
 最後に麻美が車まで買い換えようとしたので、守は呆れてしまった。
「だって、私の車は2+2だから三人乗るには狭いの」
 麻美がねだるよう目で守を見る。
「いいですから、俺が後ろに乗りますから」
「でも、守にはイイ車に乗って欲しいから」
「車には興味ないですから。ほんとに勘弁してください」
「つまんないの」
 麻美は本当にがっかりしている。ここで少しでも甘いところを見せたら、これからなし崩しになってしまう。守は麻美とエリの浪費癖を治す使命を感じていた。
 食料品を買う時でも、価値観の違いを思い切り見せ付けられる。
 野菜でも豆腐でも牛乳でも、二人は何でも一番高い物を買おうとする。
「だって、高いほうが美味しいでしょ」
 二人ともなぜ、そんな当たり前の事を聞くのという顔をしている。
「この安いのでも十分美味しいですから」
 守は二人に任せてられないので、一人でテキパキと買物していく。そして一週間の献立を考えていて二人の姿が消えているのに気が付かなかった。
 戻ってきた二人の手には一目見て高そうなワインとかのお酒が何本も抱えられていた。
(ダメだ。この二人には言っても無駄なんだ……)
 守は本当にがっくり来てしまった。

 買物から帰っても大変だった。
 エリと麻美は使い物にならないので、守は買ってきた食料品を一人で仕舞い、家電の配達の受け取りや設置をして、ゴミを出し、掃除をする。
 それが終わったかと思うと、すぐに夕食の準備に入る。その合間にお風呂の準備をして、食器を並べ、風呂から出てきた二人にご飯を食べさせ、終わると後片付けをする。
 なんとか落ち着いたところで風呂に入り、のんびり出てきたら、もう夜の十時を回っていた。
 麻美は一人先に自分の部屋に戻り、エリがリビングで一人テレビを見ている。
 その後ろ姿からイライラしてるオーラが出ているのが守には良く分かった。
「お待たせしました」
 守は恐る恐る声を掛ける。
「あんたねえ、男のくせにいつまで入ってるのよ。さあ、寝るわよ」
 エリはそう言いながら、プンプンと部屋へ引き上げた。
(疲れてるんだけど……)
 守は中年のおじさんが奥さんからの夜のお誘いを断る気持ちが何となく分かった。

「昨日はずいぶんお盛んだったみたいじゃない」
 エリがベッドの端に座って、嫌味たっぷりの口調で言う。
 やっぱり聞こえてたんだ。
 守はエッチの時の声を第三者に聞かれた恥ずかしさと、エリの怒りを恐れて何も言えなくなってしまう。
「何回も言うけど麻美の時は手を抜いてちゃっちゃと終わらせてればいいのよ。それより、あんた、麻美とどんなことしたの。採点してあげるから私にもしてみなさい」
 エリは上からものを言っているが、目がちょっとさまよっていて、本心とは違うことが守にはすぐ分かった。
(エリさんが嫉妬してる……)
 守はそれが何よりも嬉しかった。そう思うと俄然やる気が湧いてきた。
「昨日の麻美さんは始める前から興奮してたんで」
 守はしゃべりながらエリの背後へ回る。
「それで」
「最初はこんな感じで胸を揉みながら、首筋を」
 そう言いながら守は昨夜の麻美の時以上に繊細にエリの首筋に舌を這わせた。
 この数ヶ月でお互いの体を知り尽くしている関係だから、手を抜こうものならすぐにばれてしまう。守は手を抜くどころか、いつも以上にエリを感じさせようと思っていた。
 細心の注意を払って1ミリ単位で舌の触れる場所を調整する。
「ふん、なかなかいいじゃない。仕込んだ甲斐があるわ。でも、麻美にはちょっともったいないわね」
 エリは今までより興奮している。感度がいいし、快感レベルの上がるのが早い。
 昨日の守が久しぶりの普通のセックスだったのと同じように、エリは今日が久しぶりになる。それに昨日麻美の声を聞かされたことで欲求が溜まっているのだ。
「それから、胸の先をこんな感じで」
 守はキュッと乳輪ごと乳首を摘む。
「っ……、そう、なるほどね」
 エリがかすかに息を呑んでからしゃべる。
 守はその息を飲む音も、わずかに震える声色の変化も聞き逃さない。おまけに、エリの脚が微妙にくねっている。感じているのが丸分かりだ。やはり性感の上昇がいつもより早い。
 昨日の麻美と同じだ。三人での同居は意外な効果があるのかもしれない。どんどん進んでみよう。
 守は積極的に責めることにした。
「それからキスしました」
 片手で優しくエリの顔を自分に向け唇を合わせた。
 麻美の時はいきなり激しいキスだったが、今はかすかに触れる程度のキス。
 それから少しずつ時間をかけてキスを濃厚にしていく。
 唇を擦り合わせ、唇を舐め、舌を絡ませる。
 待ちきれなかった様子でエリの舌が守を受け止める。
「ふぅ……。麻美にこんなキスしなくていいのよ」
「今のはエリさん用のキスですよ」
 耳元でささやく。
 それを聞いたエリの顔がかすかに、はにかんだ。
「その次は……」
 守がエリの股間へ手を伸ばすと、すっとエリの脚が開く。
 昨日の麻美ほどではないがエリも十分すぎるくらいに潤っている。
 ショーツの上からはっきりと湿り気が分かる。
「エリさんは、こうですよね」
 守は爪の先で引っ掻くようにショーツの上からクリをこする。
「んっ、分かってる、んんっ、じゃない。そう、それよ」
 エリは感じているのを隠そうとせず、声が上ずっている。
「それで、麻美さんは我慢できなくなってきたので、俺の乳首を吸って我慢してもらいました」
「じゃあ、私も吸ったげるわよ」
 エリが嫌々やる素振りを見せながらも、熱心に守の乳首を吸う。単に吸うのではなくて、唇の内側も使って乳輪ごと吸いつくような濃厚なしゃぶり方だ。吸いながら舌は忙しく乳首を弾き、円を描く。
 守は丁寧にしつこくクリをこすりながらエリの頭を撫でて、髪の感触を楽しんだ。
「麻美なんか手を抜いてればいいんだからね。本気を出すのは私の時だけでいいの。麻美なんかに体力使うのはもったいないわ」
 エリは時折口を止めては守に命令する。
「そんなわけにも、いきませんよ」
「あいつなんか指でひょいひょいってやって、ひぃひぃ言わせてイカせてればいいのよ」
 エリは本気でそう思ってそうな口ぶりだ。
 わがままだなあと思いながら、クリをこするスピードを上げる。
「そう、そこっ。そこ、こすって。もっと」
 エリの腰が少しずつ浮いてくる。
 知りすぎるくらい知り尽くしているエリの体。そろそろ次に進もうかと守がショーツの中へ指を入れようとしたら、エリの叱責が飛んだ。
「まだよ、まだ。いつも限界まで焦らしなさいって言ってるでしょ」
 今までと同じ愛撫だと納得しないみたいだ。
 こうなったら、本気で責める。エリが泣いてお願いするまで焦らしてやる。
 守はエリをベッドへ寝かせると、本格的な愛撫に取り掛かった。
 首筋から始まり、肩、腕と今までエリにした一番丁寧な愛撫よりさらに時間をかけてエリを燃え上がらせていく。
 唇、舌だけじゃなくて手、足と体中を使っての全身リップだ。高級ソープでもここまでやらないんじゃないかと思うほどじっくり、ねちっこく、濃厚な愛撫をしていく。
 まさに逆ソープ状態。
 エリの性感帯は全て分かっているので、まずは第一段階の感じ始め用のポイントを責める。始める前からかなり興奮していたエリは、これだけで全身がうずうずするはずだ。
 その証拠に目をキュッとつむり眉間に皺を寄せている。唇が軽く開き、舌が出てきては唇を舐める。興奮しているので唇が乾くのだ。それに手はベッドの上をさまよい、軽くシーツを掴んでいる。体も微妙にくねっている。
 守はエリが感じていることが分かってもペースを変えない。淡々と軽い愛撫を続ける。
 二十分近く続けた。普通なら時間的にもエリの状態的にも次の段階へ進んでいるところだが、守は少し意地になっていた。今日はエリが今まで体験したことが無いほど焦らしてやる。
「もういいわ。次に進みなさい」
「これじゃあ麻美さんと同じですよ。もっとサービスしますから」
 そう言うと、エリは黙ってしまった。
 早く入れて欲しい気持ちより、麻美以上に特別扱いしてもらいたい気持ちの方が強いのだろう。
 守はたんたんと愛撫する作業に戻る。
 いつもなら1セットしかしない一連の愛撫を2セット、3セットと繰り返していく。
 それにつれて、エリの動きはどんどん大きくなっていく。
 普段のエリなら自分が感じてるのを隠そうとするが、今はその余裕がない様子だ。
 腰がせわしなく上下に動き、手は休むことなくベッドの上をさまよいシーツを掴んだり守の髪をかき混ぜたりしている。
 呼吸も荒いし、眉間の皺も深いし、鎖骨から上は赤く染まっている。特に目尻から耳にかけては真っ赤になっている。
 完全に受け入れ準備ができている状態だ。
 それでも守は愛撫をやめなかった。
「もう……、もう、いいから入れなさい」
 エリが辛そうでイライラした感じで言った。
 エリの我慢の限界が近い。後で怒られるかもしれない。そう思いながらも守は愛撫を続ける。
 エリの感じるポイントを重点的に責める。
 唇、舌、手、体と全身を使った全力の愛撫だ。今自分ができる最高のテクを全て出すつもりでエリを責める。
(もっとエリさんを感じさせる)
 こんな天国みたいな生活が始まったのは全てエリのおかげだ。俺にできる恩返しはこれしかない。
 愛撫を続けるうちに、だんだんそんな気持ちになってきた。
「もう、我慢できない。あうぅ……、入れて、お願い……」
 ついに我慢の限界を超えたエリはそれだけ言うと後はうぅ、うぅと唸った。
 エリが下手に出たお願い口調でしゃべることはめったにない。エリは本当に限界のようだ。
 愛撫を始めて三十分以上たっている。もうエリは体のどこを触ってもビクビクっと体を震わせるまでたかぶっている。
 股間はおしっこを漏らしてみたいにびしょびしょだ。垂れた愛液がシーツに染みを作っている。
 守は今までこんなにじっくり愛撫をした事が無い。
「じゃあ、入れますよ」
「は、早く。早く、早く、早く入れてー」
 エリがあせった声で答える。
 守はペニスの位置を合わせて、一気に突き入れた。
 かすかに引きつる感じがあるだけで、抵抗らしい抵抗も無くペニスは勢い良く吸い込まれた。
「うっ、うう……」
 エリは全身を仰け反らせて、体をピクピク、ピクピクっと震わせた。もちろん膣壁も体の震えにあわせてペニスを締め付けてくる。
 エリは分かりやすいくらいにイッている。
 守はその感触を十分に味わいながら、ゆっくりと腰を動かした。
「イッ、てる……。イッ、てる、から……」
 守はエリが休みたがってるのを分かっていたが、ペニスの先で膣壁をえぐるように動き続ける。
 エリは軽くイッた後は、絶頂が落ち着くまで待って欲しがる。だけど、そこで時間を置いてしまうと、二回目の絶頂が普通の絶頂になってしまう。
 一回イッた後にそのまま休まず続けると、最初は辛そうだが、快感がうねりになってエリを襲う状態になる。
 そうなるともうイキっぱなしだ。
 どうやっても耐えられないくらい感じる。それは守が射精するか、エリが気絶するまで続く。
 守はエリをこの状態に持って行くつもりだった。
 挿入前からエリの性感は極限まで上がっていたので、最初の絶頂が早かったし、これからもなかなか下がらないはずだ。
 これでピストンし続けたら、すっごいことになりそうだった。
「今日はエリさんが好きなこと全部やってあげますから」
 守は言葉どおりに実行した。正確にはエリが感じるやり方全部だ。
 キスしながらのピストン。
 腕ごと体を抱きしめて首筋から耳を舐めながらピストン。耳元で愛の言葉をささやくのを忘れない。特に耳の穴に舌を差し込むとエリは逃げようと暴れるが守の力強い手で押さえられて逃げられない。
 両手をバンザイするように上げさせて、腋の下を舐めながらのピストン。刺激が強いのかエリは全身を激しくくねらせて悶える。
 胸を責めながらのピストン。乳首を舐め、吸い、甘噛みしながらの責めは耳や腋と比べて受け入れやすいのか、分かりやすく大きく感じる。
 脇腹を優しく撫でながらピストンすると、困ったような顔をしながら手から逃げようと体を左右にくねらせる。
 守は他にも、細かいテクを出し惜しみせずに使う。
 エリの両脚を抱えるのに、普通に膝の裏を持ったり、足首を持ってV字に大きく開いたり、ぴったり揃えて上に上げさせて目の前へ来る脚に口づけたり、太ももを押さえて体の横に付くくらい折り曲げたりと、責めが単調にならないように気を付けた。
 突く角度とポイントもエリの状態に合わせて微妙に変化させる。エリがイッている時はわずかにポイントをずらし、絶頂が治まりかけたらスイートスポットをしつこくこする。
 やりすぎだと後で怒られるかもしれないと思いながらも守はしつこく責め続けた。
 相手の状態を細かく正確に把握できる守ならではの職人芸的な責めだった。
 そうしてエリは守に何度もイカされた。
 絶頂をコントロールされて、一度イクと絶頂状態をしばらくキープされる。息が苦しくなり、もうダメだと思い始めると、まるで休憩時間とばかりに少しだけ落ち着かされる。しかし、息が整いかけるとすぐにまたイカされてあえぎ声が出なくなるまで絶頂が続く。
 それが何度も何度も続き、さすがにエリも音を上げた。このままでは気を失うどころか死んでしまう。そう思うくらいに大きくイキ続けている。
「もう、もういい。イッたから……。何回もイッたから」
 体の奥から絞り出すような声だ。
「まだまだ大丈夫ですよ。本当にダメな時は失神するんですから」
 守は腰の動きを止めずに答える。
 ここでやめたら、エリの欲求を完全に解消できない。このままイカせ続けるんだ。守はなおも腰の動きを止めない。
 必死に歯を食いしばって快感に耐える。
 そして、エリの一番感じるところをしつこくこすり続ける。
 膣に対して平行に出し入れするのではなくて、斜め下から突き上げる。抜く時は全部抜かずに、少し残した状態にする。また、入れるときも完全に根元まで入れるのではなくて、少し手前で止める。
 ペニスの先で膣の前側の壁をこすりながら、根元のゴツゴツした部分で膣入口をゴリゴリ削るのだ。
 これを何回か繰り返したら、ご褒美とばかりにストレートに子宮口を深く突き上げる。
 昔から言われる九深一浅の応用だ。
 こうすることで、ペニスで一番敏感な鈴口から縫い目にかけての刺激を最低限に押さえて射精を延ばしつつ、相手に大きな快感を与えることができる。
 対麻美戦に備えてエリとした特訓で身に付けた腰の動かし方だ。
「けっこう長い時間我慢できるようになったでしょ。エリさんのおかげです」
「分かった……。分かったから……。無理……。もう、無理……」
 エリの声は弱々しくなっていた。話すときにも目はかすかにしか開かず、しかもまぶたがフルフル震えている。
 エリの中もヒクヒク震えていた。そして何秒かに一回、きゅうーんとペニスを締め付ける。
 それは守を蕩けさせて、射精へ追い立てる。
 腰がガクガクして、背中から頭へ何とも言えない甘酸っぱい快感が走り続けている。
 気持ち良すぎて腰が止められない。いつまででも続けていたい。
 でも残念なことに、歯を食いしばり、息を止め、全身に力を入れて我慢しても、もう長い間は耐えられそうにない。
 腰の周りが溶けて力が入らない。
 魂を揺さぶる言葉にできない気持ち良さだ。
(あぁ、ダメだ。出る……。出ちゃうー……。もっと、もっと、したいのに)
 そして、いよいよ自分の限界が来たことを守は悟った。
「いきます。いきますよ」
 エリは返事をする余裕もないのか、ただ体を震わせるだけだ。
 守はきつくエリを抱きしめ、キスをした。
 限界までペニスを奥まで突き入れる。そして亀頭の先で子宮口をグリグリ刺激してエリと自分を虐める。
 亀頭から頭までピリピリした快感が連続して走る。それは、どうやってもこらえきれなかった。
(ダメだっ。出るっ)
「んおおおおおおぉーー」
 守が叫ぶのと同時に熱い精液が塊となって噴き出した。
 びゅくびゅくびゅくびゅくびゅくぅー、ぶびゅびゅびゅびゅるぅー……。
 ここまで我慢に我慢を重ねただけに、その精液は極限まで煮詰められとても濃厚になっていた。
 精液がペニスを通過するたびに、守は快感で体が震えてしまう。あまりの気持ち良さに脳が溶けてしまいそうだ。
 びゅるっ、びゅるびゅるびゅるびゅる、びゅるるるるぅー……。
 量も半端なかった。これで終わりかと思っても、次から次へと噴き出してくる。
(す、すごい……)
 ぴゅるるるっ、ぴゅるぴゅるぴゅる、ぴゅくっ、ぴゅるっぴゅるっ……。
(出る。いっぱい出る。まだ出る。まだ……)
「んおっ……、おおっ……、んんっ……」
 守は脈動の度にペニスを突き入れ少しでも奥で出そうとする。引き締まった腹筋がピクッピクッと動いた。
 そして、永遠に続くかと思った長い射精がようやく終わった。
 守は体中の力を精液と一緒に吐き出したみたいで、自分の体を支えることができなかった。
 エリの上に崩れ落ちて、ハァハァと激しく息をした。
 腰の周りが痺れて感覚が鈍い。これまでの最高記録を更新するような凄い射精だった。
(セックスってまだまだ上があるんだ……)
 守は体に心地良い疲れを感じながら、ぼんやりと思った。

 守の息が治まってきた頃、下でエリがもぞもぞ動いた。
 トロトロと射精の余韻に包まれていた守はハッとした。
(おっ、いけない)
 気が付くとエリに全体重をかけてしまっている。重いし、苦しいはずだ。
 守は慌てて両手で自分の体重を支えた。
 エリが目を開けて、ぎろりとにらんだ。
 その目は、ようやく気が付いたのかと言っていた。いつもの鋭さは無いけど、守を恐縮させるに十分だった。
 しばらくの沈黙の後、エリが口を開いた。
「こんなに感じたのは初めてかも」
 守のことを見るでもなく、つぶやくようなしゃべり方だ。
「頭がおかしくなるかと思った……」
 怒られるかもしれないと思っていた守は意外だった。
 自分でもやりすぎかと思うくらい焦らしたし、一回イカせてからはイヤというほどイカせまくった。最後は自分の快楽優先で動いて、まさに犯しまくったという感じだった。
 それだけに少し拍子抜けという感じだ。
(満足してくれたということかな)
 終わりよければ全て良しとすることにした。
 エリがだるそうに目を開けて言った。
「麻美にこんなのもったいない。分かってるわね。麻美には手を抜くのよ」
 そうもいかないよな、と守は思った。

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