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異世界でやろう:第2章 彼女と町へ。この世界の事を聞く

 五分ほどたった頃、彼女が目を覚ました。
「う、うぅ……」
 寝ぼけたような顔で目の焦点が合ってない感じがとても可愛い。
 目は大きくて俺の好きなアーモンド形。少し垂れ目気味なので可愛い感じが増している。
 しかも彼女の瞳は緑色をしていた。
 黄緑がかった緑色で今まで見たことない色をしている。吸い込まれそうな色だ。とても神秘的に見える。
 俺が彼女の瞳に見とれていると、意識がはっきりしてきたのか彼女は急におびえた様子になった。
 胸の前で手を組み後ずさりしている。
「大丈夫、大丈夫。何もしないから。さっきの獣もどこかへ行ったから」
 それでも彼女の表情からおびえの色は無くならない。
 見た目は完全な外人。日本語が分からないのかもしれない。
「ハロー……、ボンジュール……、グーテンターク……、ニーハオ……」
 とりあえず知ってる外国語で挨拶してみた。けれど状況は変わらない。
 こういう時、まずは自己紹介だ。
 映画なんかで言葉が通じない同士の最初は名前を教えあうじゃないか。
「俺の名前は努《つとむ》。ツ・ト・ム」
 自分を指差して、にっこり笑ってみる。
 異常な状態に笑顔が少し引きつってしまうのは仕方が無い。
「エミリア」
 しばらくして彼女は言った。声がまだ少し緊張している。
 その声は涼しくて可愛くて耳に心地良く響いた。
「努。エミリア」
 俺は自分と彼女を指差して言った。
「ツトム。エミリア」
 彼女が同じようにしながら繰り返した。
 どうやら理解してくれたみたいだ。
「俺の言葉は分かる? ここはどこ? 今は何年の何月何日?」
 この訳の分からない事態の答えが欲しくて矢継ぎ早に質問するけど彼女は困った顔をするばかり。
「俺の部屋に突然穴が開いて、そこを通ったらココへ出たんだ。さっきの獣は見たこと無い生き物だし、あの山は富士山みたいだし、もう何が何だか分からないんだ」
「XXXXXX、XXXXX、XXXX」
 エミリアが何かしゃべるけど、全く分からない。英語じゃないし、フランス語でもドイツ語でもなさそう。
 言葉が通じない――。
 俺は途方にくれた。
 見たことの無い獣が居る知らない世界に言葉が通じない美少女と二人きり。
 ある意味嬉しいけど困った状況。
 エミリアは大丈夫そうだし一人で探検を続けようか。それとも、せっかく出会った人間だから後を付いていこうか。どうするか悩んでしまう。
 その時、エミリアの髪がハラリと垂れて耳があらわになった。
「み、み、耳ぃー……」
 俺は絶句した。
 そう、エミリアの耳はファンタジー物でよくあるように尖っていたのだ。

(耳が尖ってるー)
 非現実的なことの連続に俺の頭はパニックだ。
 あれか。やっぱりあれなのか。俺は異世界へ迷い込んだのか。そんな安っぽい小説みたいな設定に巻き込まれたのか。それとも夢? 夢オチ? それともドッキリ? 誰かに仕組まれた?。
 これは完全に脳の許容量を超えている。
 俺が一人混乱していると、エミリアは逆に落ち着いたみたいで腰に付けた袋から布を取り出した。
 そして接近してきて俺の頭に布を巻こうとする。
 近いので彼女の体臭がフワッと匂った。
 甘酸っぱい中に女の子特有の匂いが混ざっていてドキドキする。
 心拍数が一気に跳ね上がる。股間に血液が流れ込んでチンコがムクムク大きくなってきた。
(鎮まれー、鎮まれー)
 落ち着こうと思っても、露出の多い理想の美少女がすぐ側にいるのだ。それは無理な注文だった。
 エミリアは俺の髪を覆い隠した。
 俺はラーメン屋のお兄ちゃんが頭にタオルを巻いてるような格好にされた。

 それで満足したのかエミリアは立ち上がり俺の手を引いた。
 そして歩き出す。傷は軽いのか歩くのに問題は無いみたいだ。
 数歩歩いては振り返り、また数歩歩く。
 どうやら俺について来いと言ってるようだ。
 美人局《つつもたせ》の言葉が頭に浮かんだ。
 だけど彼女になら騙されても良い。そんな気になってくる。
 俺は彼女のすぐ後を付いていった。

 エミリアは後姿も最高だ。
 ホットパンツみたいな超々ミニから伸びる脚。
 引き締まった太股は若々しさと柔軟さを兼ね備えている。筋肉質ではなくて、しなやかさがある。
 足首はきゅっと締まっている。アキレス腱のところを指で摘んで跡を付けたみたいだ。
 ウェストは両側から手で絞ったみたいにくびれている。
 それでいてさっき見た胸は十分すぎる以上に大きかった。
 お尻も大きい。ウエストの倍はあるんじゃないか。それが俺の目の前で左右にプリプリ揺れている。
 典型的なボン・キュッ・ボンで砂時計を連想させる。
 そして背中に弓と矢筒を背負い、腰にいくつかの袋をぶら下げている。
 幻想世界から抜け出したようなビジュアルだ。
 俺は後ろから見入ってしまう。
(すっごいスタイルだ……)
 並みのグラビアアイドルでは太刀打ちできない。
 もう俺のチンコは最大サイズにまで膨れ上がってズボンの中で痛い。
 よく考えると二週間も禁欲したのにまだ一回しかオナニーしてない。
 目の前にこんな素晴らしいオカズがあるんだから勃起するのも当然だ。
 俺の刺すような視線が気になるのか、エミリアは何度も後ろを振り返る。

 この歩きは運動不足の俺にけっこうきついはずなのに、全く苦にならない。
 エミリアの後姿を見ているだけで時間がいつの間にか過ぎていく。
 それにエミリアは歩く早さを俺に合わせているみたいだ。
 小一時間歩いたところでエミリアが先を指差した。
 遠くに集落らしきものが見える。
 丸太を何本も並べて立てて壁にしている。
 まるで西部劇の砦みたいだと俺は思った。

 砦に近づくと二人目、三人目の人間が居た。(エミリアは人間じゃないとすると一人目、二人目だか)
 ちょっと見は普通の人間に見える。普通の白人の中年女性に。
 彼女らは中世ヨーロッパの農民みたいな格好をしている。歴史の教科書に『中世の農婦』のタイトルでイラストが出てても全く違和感が無い。
 俺は話をしてみたいが、エミリアは彼らとは挨拶すらしない。
 一方彼女らは俺とエミリアをじろじろ見てくる。少し嫌な感じがする

 砦の入り口は開け放たれていた。検査無しで人が出入りしている。
 おそらく獣や敵を防ぐために建てられたのだろう。
 中にはそこそこ人が居た。金髪の白人ばかりだ。しかもほとんど女性。男が居ない。仕事に出ているのだろうか。
 多くの建物はレンガでできている。その中に少数の石でできた家がある。木で作られた小さな小屋もある。
 何人かとすれ違って気付いた。意外と背が高くない。
 外人というと女性でも俺と同じくらいの身長だと思っていた。
 俺は172cmでほぼ日本人男子の平均と同じだが、ここは160cm前後の人が多い。

 エミリアは裏通りに入り、柵沿いの人気の無い道をズンズン歩いていく。
 そして一軒の古ぼけた家の中に入っていった。

 エミリアと女性店員が話し合っている。
 そして硬貨らしき物を渡した。
 何をしているのかさっぱり分からない。
 俺の常識は麻痺していて分からないことがそれほど気にならなくなっていた。
 店員が俺の前へ来てブツブツしゃべる。指が奇妙に動いている。
 そして、突然目の前が明るくなった。
(あの時と同じだ)
 不思議な穴ができたときと同じ現象。
 今回光はすぐに消えた。目の前に穴は開いてない。
 その時、エミリアが話しかけてきた。
「私の言うことが分かりますか」
「えっ。うん。分かる! 分かるよ」
 俺はエミリアが流暢に日本語を話すのに驚いた。
「出ましょう」

 さっきのは店員が俺に言葉を理解する魔法をかけたのだそうだ。
 この魔法をかけられると知らない国の言葉でも分かるようになるそうだ。
 エミリアは子供の頃にかけられていて、最初から俺の言葉が分かっていた。
 それから俺は最初に彼女と出会った場所へ戻りながら色々な話をした。
 この世界はニフムというらしい。そして人間とエルフが暮らしている。
 ちなみに正確にいうとエルフではないかもしれない。どうやらエミリアの言葉で自分達を表す語を魔法が勝手に"エルフ"と翻訳している。エスキモーやインディアンの人達をなんて呼ぶのかと同じで、適当な言葉が無くてエルフという単語を使っているのだろう。
 一年は365日で四季がある。月の満ち欠けは二十九日半。元の世界と同じだ。
 この世界では19年を"周"とし、さらにそれを11回、209年を一つの"紀"と呼ぶ。これは特に長命なエルフの寿命とほぼ同じくらいになるらしい。
 そして伝説では一紀二百九年に一回、別の世界から『黒き髪の人』がやってくると伝えられている。
 黒き髪の人は世界のどこかへ現れ混沌と変化をもたらす。
 前回現れたのは二百年以上前の話で、その時は世界に技術の進歩、特に武器の進歩と動乱をもたらした。
 俺を初めて見た時、エミリアは助かって気が抜けたのと突然伝説の人が現れたのとで驚いて気を失ったそうだ。
 ちなみに今は第十紀、第三周の三年目、ライ麦の年にあたる。

 俺達は元の場所へ戻ってからもいっぱい話をした。
 なんとエミリアは今年で四歳! どう見ても十代後半にしか見えない。
 驚いたので詳しい話を聞いてみた。
 エルフは生まれて一年間親と一緒に過ごす。その一年で赤ちゃんから子供、人間でいうと四歳くらいまで成長する。
 一歳で子供になり、二年間学校へ通いながら色々なことを学ぶ。この間に人の十二歳くらいになる。
 三歳からの一年間で成人となる準備をし四歳で成人となる。
 ここまでだいたい人間の四倍の速さで成長するそうだ。成人後は成長が極端に遅くなり、人の半分以下の速さでしか年を取らない。
 人の寿命がだいたい五十歳。エルフが百数十歳。
 ファンタジーみたいに、この世界のエルフも長命なのだ。
 四歳のエミリアはパートナー探しを兼ねて一人で人間の町へ行こうとしていた。それと溜めた干し肉などを現金や必要な物に換えるためだ。
 その途中何かの気配(多分俺のこと)を感じ道から外れて林へ向かっていたら、運悪く子連れの犬豚に出会い襲われてしまった。
 いつもなら近づく前に気付くのに、今回は謎の気配に気を取られていて気付くのに遅れた。
 突然襲われ転んで手をひねってしまい、さらに近すぎて自慢の弓も使えず困っていたところへ俺が現れたということらしい。

「ツトム、私のパートナーになりませんか」
 さっきまで柔らかい表情だったエミリアが真面目な顔で切り出してきた。
「パートナーって何するの?」
 彼女の変わりように俺も真面目に聞き返した。一緒に狩りとかするのか。エミリアは狩りが仕事みたいだし、RPGのパーティみたいなものを想像した。
 だけど彼女の答えは俺の想像をはるかに突き抜けていた。
「セックスをします」
 彼女はしごく当たり前のように答えた。
 俺は当たり前のように混乱した。
 こんな可愛い子の口から『セックス』なんて生々しい言葉が恥ずかしがらずに出てくるとは信じられない。
 俺の聞き間違いか。
「セ、セックスって、あの、男と女が子供を作るときにする、あのこと?」
「そうです。そのセックスです」
 あぁ、聞き間違いじゃなかった。彼女は相変わらず真面目な顔だ。
 こんな可愛い子が数時間前に会ったばかりの見た目普通の俺とセックスなんて話が美味しすぎる。
 これは罠か。俺をはめようとしているのか。綺麗な花には毒が有るってことなのか。
 でも、本当の話なら、こんなに凄いことは無い。
 頭に血が上ってくる。胸もドキドキするし、心臓の鼓動が速くなっていくのが自分でも分かる。
「それって、結婚するってこと」
 結婚。口に出すのも恥ずかしい。
「人間の結婚とは少し違います」
 そう言ってエミリアは説明してくれた。

 彼女達は結婚して一緒に住んだりしない。
 まずパートナーになるとセックスする。そして二人の相性を確かめてから族長の許可を得て結婚する。結婚したら男は女のところへ通い、セックスして子供を作る。それで子供ができたら母親は一人で子供を育てる。
 社会の授業で似たような話を聞いたことがある。平安時代とかの"通い婚"だ。
 さらにこの世界では男の数が少ないので、一人の男が複数の女性とパートナーになるのが普通。しかもパートナーになると女はめったなことでは相手を変えないそうだ。
 何というパラダイス。
 母系社会で通い婚で一夫多妻、かつ女性は浮気をしない。
 こんな美味しい話があるだろうか。美味しすぎて急には信じられない。
 でもエミリアの顔は嘘を言ってる様に見えない。
「それって本当の話なの。疑うわけじゃないけど、俺の世界と全然違うから」
「本当です。私達は人と違って嘘をつけません」
 嘘をつけないって所に引っかかるけどひとまず横において、
「エミリアならモテるんじゃないの。すぐに良い人が見つかりそうだけど」
「私は全然ダメです。痩せてるし、胸も小さいから……」
 エミリアが悲しそうに答えた。
 誰だよ痩せてるとか言う奴は。俺の前へ連れて来い。小一時間ほど正座させて説教してやる。
 どう見てもナイスプロポーションで胸も確実にCカップはある。日本でグラビアモデルをやったら大人気間違い無し。凄い話題になるだろう。
 日本人男子なら十人中十人がオカズにするレベルだ。
 この世界の男は全員がポッチャリ好きなのか。
 確かに部族によっては首が長いほど美しいとか、耳に開けた穴が大きいほどモテるとかテレビで見たことある。それに食糧事情が悪い所は太っているほど美しいというのも聞いたことがある。
 それにしてもこの美少女がモテないなんてちょっと信じられない。この胸で小さいなんていうとは、ここの男はどんだけオッパイ星人なんだ。
「でも、俺なんかで良いの。さっき会ったばっかりだよ」
「ツトムは私を助けてくれました。良い人です。それに黒い髪の人と出会うなんて運命に違いありません。そういう気がします。私達は直感を大切にします。間違いないはずです」
 エミリアは確信した顔で答えた。
 ここまで言われたら男として断るわけにはいかない。俺の答えは99%決まっていた。だけど童貞の男として一点だけ気になることがある。
「え、えっと、そのぉ、答えにくかったら答えなくてもいいんだけど、失礼なことを聞くようだけど、そのぉ……」
 聞きたいけどストレートに聞けない。だけど、焦って上手い聞き方が思いつかない。
「なんですか」
 エミリアが無邪気に不思議そうな顔をする。
 俺は覚悟を決めて聞いた。
「エミリアは、そのぉ……、経験あるのかな」
「経験? 今までパートナーになった経験ですか」
「う、うん」
「無いです」
 エミリアは恥ずかしげも無く答える。
「ということは、セ、セックスしたことは」
「無いです」
 来たー。来ました。
 金髪、ナイスバディ、美少女、処女。でましたレアアイテム。完璧です。
 生まれてきて良かった。お母さん産んでくれてありがとう。
 俺は嬉しすぎて涙が出そうになった。
「どうかしましたか」
 俺が黙って感動に浸っていると、勘違いしたエミリアが心配そうに聞いてきた。
「いや、何でもない。なろう、パートナーに。どうすれば良いの」
「ではセックスしましょう。そこの林の中で良いですか」
 いやいや、青姦はない。エルフの人は初体験が外でも良いのか。それはあまりにいただけない。それに俺は歩いたせいで汗臭い。
 ここはいったん俺の部屋へ戻ってシャワーを浴びてからだ。
「すぐそこだから俺の部屋へ行こうよ。そこなら安全だから」
「分かりました」
 こうして俺はエミリアを連れて部屋へ戻ることになった。

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