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異世界でやろう:第1章 ファーストコンタクト。第一異世界人発見

 服装はできるだけ探検らしい格好にした。
 帽子、長袖ダンガリーシャツ、ジーンズ、スニーカー、軍手。
 背負ったザックの中には、約二日分の食料、レインウェア、タオル、キャンプグッズ、アーミーナイフ、チャッカマン、双眼鏡、デジカメ、ライト、電池等々。
 装備の大部分は中学のキャンプ合宿の授業用に揃えたものだ。
 万が一仲間とキャンプへ行こうなんて時のため実家から持ってきていた。(幸か不幸かそんな事態にはならなかった)
 もっと色々有った方が良いのだろう。だけど、俺の持ってるザックにはこれ以上入らないし、新しく買うお金も無い。
 それに小学校からずっと文化系部活の俺の体力だと、これ以上の荷物はきついのも事実だ。
 ただロープだけは近くのホームセンターで買ってきた。
 穴は運良く大きな木の側に開いているので行きは足を伸ばせば届きそうだ。だが帰りはロープが無いと穴に戻れそうに無い。
 俺はロープの端をドアの取っ手に結び付け、残りを穴の中へ垂らした。
 不思議なことに穴の中のロープは見えない。
 いや、不思議ではないのかもしれない。穴のこちら側からは向こうの林の様子が見えないのだから、ロープだけ見えたら逆におかしい。
 不思議な状況なりに理屈は合ってる気がする。
 そして俺はロープを掴みながら穴の中へ入っていった。
 さあ、冒険の始まりだ。

 ちょっと苦労したけど何とか木に移ることができた。
 幹を伝って地面に降り、穴を見上げてみた。
 この穴は空中に突然開いている。
 高さは3メートルくらい。
 直径は1メートルくらいで俺の部屋側の穴と同じ大きさをしている。
 ともかく、謎は一つも解決して無いけど探検開始だ。
(うおおおおおぉー、しゅっぱーーーーつ)
 俺は心の中で雄たけびをあげながら歩き出した。

 俺の部屋側は夏で暑かったけど、こっちがわは結構涼しい。
 どこかの高原という感じ。長袖でも苦にならない。
 林の中は下草が少なくてまあまあ歩きやすい。普通の日本の林と変わり無いように見える。まあ、俺は木には詳しくないのでこれが日本にある木と同じ種類か分からない。
 軽快に、かつ、警戒しながら歩く。
 ここはどこだか分からないのだ。
 危険な動物が居るかもしれないし、紛争地帯で戦闘に巻き込まれるかもしれない。私有地で警察を呼ばれるというのもある。
 人に見つからないよう静かに歩く。
 第一目標は林の端だ。周りの状況を見たい。
 小さい林だったみたいで数分も歩くと木が終わり視界が開けた。
「おおおぉー……」
 日本らしからぬ風景に俺は小さく声を漏らした。
 北海道の未開の原野みたいな風景だ。
 一面の草原。
 所々小高い丘がある。
 遠くには山も見える。
 そしてそのずっと左には……。
 そこで俺の視線は固まった。
 俺の視線の先には良く知った形をした山が在った。
「富士山???」

 どう見ても何度見ても富士山に見える。
 もしあれが富士山ならば、ここは日本の過去、未来、平行世界……。
 そこで俺は突然ひらめいた。
 あれが本物ならば、ここは俺の部屋が在った場所なのか。
 俺はザックからコンパスを取り出し方角を確認した。
 あの山は西南西の方角に当たる。
 日本地図を思い浮かべる。武蔵野にある俺の部屋からだと富士山はだいたいその方角になる。
 そういえば近所に富士見とかいう地名があった。今は見えないけど昔は富士山が見えたという名残だろう。
 そこではたと気が付いた。
 なぜあの穴が地上3メートルに在るか。
 俺の部屋は二階にある。床は地上3メートルくらいだろう。
 あの穴は元の世界とこっちの世界で同じ場所に開いている。そしてこの世界はいつの時代か分からないけど日本。
 その仮説に俺は衝撃を受け、しばらく呆然としていた。

 仮説が本当なら南へ5キロも行けば多摩川があるはず。
 草原の中を進むとなると往復で三、四時間はかかりそうだ。
 日暮れまでに帰れないかもしれない。
 しかし、よく考えたらこの世界の季節も一日の長さも分からないのだ。一日が二十四時間ではないかもしれない。
 元の世界の常識を信じないほうが良さそうだ。
 多摩川探しは明日にして、夕方まではこの林近辺を探検し夜は部屋に戻ることにした。
 時刻は午後三時少し前。
 俺は林に沿って歩き始めた。

 三十分も掛からず林を一周して俺は休憩していた。林の周囲を二キロとすると半径は約六百メートル。そんなに大きな林ではない。
 今のところ俺以外の生き物には出会ってない。
 倒木に腰を下ろしてノートに即席の地図を書いていく。
 これからこの地図にどんどん情報を書き込んでいくことになる。
 妙に楽しい。子供の頃の探検ごっこを思い出す。
 小学校の頃は隣の学区へ侵入するだけでドキドキした。そこで駄菓子屋を見つけて買い食いなんかしたら、もう侵略者の気分になったものだ。
 男子に生まれて良かったと思う。
 気を取り直して、明日からの計画を考える。
 多摩川までの距離はどうやって測ろう。川があったとして多摩川だという確認をどうする。などとワクワクしながら計画を練っていると風の音に混じって人の声が聞こえた気がした。
(気のせい?)
 耳をこらすとまた聞こえた。
 若い女性の悲鳴に聞こえる。
 どうしよう。
 一瞬悩んだけど俺はすぐに決心した。というか体が動いた。助けようというより野次馬根性に近い。
 とりあえず様子を見に行こう。
 俺はザックを担いで声がした方向へ走り出した。

 声は林の先から聞こえてくる。
 近づくと声がどんどん大きくなってくる。
 間違いなく女の子の悲鳴。それに何語か分からない言葉も混ざってる。
 林を回りこんでいくと数百メートル離れて草原の中に一本だけ立ってる木が見えた。その根元で一人の女の子が何匹かの動物から襲われている。
(ど、どうしよう)
 ナイフじゃ勝てそうにない。
 俺のナイフは刃渡り5センチ未満の銃刀法対応仕様だ。とてもじゃないが動物相手に戦えない。
(そうだ、火だっ。火、火、火。何か燃やす物!)
 周りを見渡すと手ごろな木の枝が見つかった。
 だがこれだけでは簡単に火が付かない。
 俺はタオルを取り出し枝の先に巻く。そこへチューブ式着火剤の中身を塗りたくった。ガソリンとか染み込ませるのが良いのだろうが、そんな物は持ってない。
 火を着けると弱いながらも燃え始めた。
 俺はその即席たいまつを手に走った。
 人に見つかるとまずいとかいう考えはすっ飛んでいた。

「わああああぁー、どっかいけぇーーー!!!」
 俺は火をかざし叫びながら動物へ向かった。
 最初野犬かなと思っていたのに違ってた。
「な、何だ?」
 俺の興奮は一瞬で疑問符に変わる。
 近づくと動物の正体が分かった。いや正確に言うと見たこと無い動物だと分かった。
 それは大型犬を太らせて顔を猪にしたような姿をしていた。
 犬にしては顔がおかしいし、猪にしては足が長すぎる。牙まで生やしている。
 犬と猪のハーフというのが一番しっくりする。
 それの大きなのが一匹と三分の一くらいのが数匹。親子か。
 だけど襲われているの女の子を見てもっとびっくりした。
 見るからに白人。金髪の美少女。白人の年は分かりにくいけど十代後半か。
 すでに獣にやられたみたいで何箇所か血が出ている。
 驚いている暇は無い。ここで助けなければ男じゃない。
「わああああぁーーー」
 俺は大声を上げながら火を夢中で振り回す。武道とか格闘技は経験も興味も全く無い。ただでたらめに振り回す。
 獣たちは女の子から離れ俺の方へ向き直った。
 口を開き濡れた牙で威嚇しながらウーウー唸っている。
 火が怖いのか獣たちはじりじりと下がり距離を開けた。
 そして大きな一匹が反転して駆け出すと残りの小さいのも同じ方向へ走っていった。
(助かったぁー……)
 緊張が解けて体から力が抜ける。
(そうだ、女の子は!?)
 生涯初めてのラブチャンスが来ているんだ。俺は女の子へ駆け寄った。
 彼女は地面の上で横になっている。
「大丈夫ですか」
 俺は彼女の体を起こして声を掛ける。指が彼女の素肌に触れる。
(柔らかけぇー)
 感動的な感触だ。
 そして彼女の顔を覗き込む。
 その綺麗さに俺は一瞬で虜になった。
 まさに天使か妖精だ。それか女神様。
 だが天使は俺の顔を見ると、
「XXXXXXXX……」
 何か分からない言葉を発し、そして気を失った。

 何も人の顔を見て失神することないじゃないか。
 俺は少し腹を立てていた。
 たしかにそんなにイケてない。
 でも平均くらいには位置してるだろう。上中下でいうと中の中だ。まあ客観的にみると中の下かもしれない。それでもギリギリ普通グループに入ってるはずだ。
 一人でプンプンしてても仕方が無いので女の子が起きるまでにできるだけ傷の手当てをする。
 といっても消毒液を傷口に垂らして、乾いたら絆創膏を貼ることしかできない。
 簡単な手当てをし、あらためて女の子を見ると、あまりの綺麗さに言葉が出ない。
 もし、元の世界でこんなに近づいたら緊張で息ができなくなり倒れてしまうだろう。
 テレビに出ても他の女優に引けを取らない。いや、他を圧倒してしまうレベルだ。
 眉も目も鼻も口も全てが素晴らしい。
 睫毛がメチャクチャ長い。
 鼻は適度に高く、鼻筋が通っている。カプッと甘噛みしたくなる。
 唇は濃いピンク色でツヤツヤでプルプルしてる。こんなのキスしてくださいって言ってるようなものだ。
 さらにスタイルが素晴らしい。
 手脚なっがー。指ほっそー。胸でっかー。
 背も高すぎないのが良い。俺よりは確実に低い。160センチちょっとくらいか。
 しかも服がなんともエッチくさい。
 上は乳房の上から腰骨くらいの長さで、どうやら一枚の革を体の真ん中で靴紐みたいな感じで留めている。ベアトップと同じ。鎖骨、肩、腕は丸出しだ。しかも、合わせ目が少し開いて隙間から胸の谷間が見えている。
 下は超ミニの巻きスカートみたい。
 ちょっと覗き込むと中が見えてしまいそう。
 覗きたくなるのを押さえるのにかなりの精神力が必要だ。
 すっと伸びた脚は適度にしまり理想的な細さをしている。
 さらに、驚くほど色が白い。
 大理石にごく薄くピンク色を塗ったような白さだ。かすかに静脈が透けている。日本人の色の白さとは次元が違う。これは雪国の色白の人でもかなわない。
 さらにさらに、肌がとても綺麗だ。
 張りがあり滑らかで見るだけでスベスベなのが分かる。無駄毛は一本たりとも生えてない。
(触りたい、触りたい、触りたい。いや、頬擦りしたい。枕にしたい)
 でもイタズラしてる最中に目を覚まされたら、せっかくのフラグが消えてしまう。
 見るだけで我慢だ。
 それにしても綺麗だ。白人少女好きの俺の理想を現実化したみたいだ。
 俺は彼女の姿を網膜に焼き付ける。
 これだけで何年かはおかずにこまらない。
 俺は彼女が気が付くのを待っていつまでも見つめていた。

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