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絶対神の遺産:第8章

 真一に初めてを奪われた日、涼子は恵美に自宅までタクシーで送られた。
 抱えられて運ばれベッドへ寝かされると、着替えもせずに死んだように眠った。
 目が覚めたのは翌日の昼近くになってからだった。
 だんだん頭がはっきりするにつれて、昨夜のことが少しずつ思い出されてくる。
 悪夢だったと思いたいが、スーツのまま寝ていたことと体の奥の違和感から現実だったのだと思い知らされる。
 風呂に入り、何度も、何度も体を洗った。しかし、どれだけ体をこすっても汚れが落ちた気がしない。
(けがされてしまった。私は汚れてしまった……)
 そう思うと涙が滲んできてしまう。
 警察へ行くべきか。
 行ったらどうなる。真一と恵美に口裏を合わされて、同意の上だと言われるに違いない。それであの男を刑務所へ入れることができるのか。
 それに二次被害が怖い。学校にばれた場合、教師を続けることができるだろうか。
 両親のこともある。定年が近い両親は二人とも学園の事務で働いている。その両親にも心配と迷惑をかけることになる。
 忘れるしかないのか。昨日のことは全て忘れて一人で生きていこう。
 涼子は一日考えて、そう結論を出した。

 月曜日。嫌な事を忘れるため、仕事に没頭した。そして、夜遅く家へ戻った涼子の元へメールが届いた。
 まさか……。
 涼子は恐る恐る携帯を開いた。
 恐れていたとおり差出人は『真一』だった。
「いやぁー」
 涼子は叫びながら携帯を投げ捨てた。恐怖で体が震える。しばらくして気を取り直しメールを消したが、体の震えはなかなか治まらなかった。
 だが、涼子の恐怖はそれで終わらなかった。翌日も、その翌日も毎夜真一からメールが届いた。そして、涼子は真一からのメールを拒否設定した。
 これで終わり。これで終わり。何度も自分に言い聞かせる。
 でも、それははかない期待だということが理性では分かっている。向こうはこちらの住所も勤務先も知っているのだ。本当に逃げようと思えば、学校を辞めて引っ越すしかない。
 どうしようと悩んでも答えは出ない。
 そんな涼子をもう一つの悩みが襲っていた。
 体が疼くのだ。
 あの男の事を忘れようと思うたびに、あの日の事を思い出してしまう。
 あの時の目が眩むような快感。あれほどの快感は今まで生きてきて他に経験したことが無い。
 初めてだったのに数えられないくらいイッた。体中が痺れて、もう死んでも良いとすら思った。
 思い出すだけで、子宮が疼く気がする。体の奥が脈打ち、じゅんと潤んでしまう。
 一度考え始めると中毒患者のように男が欲しくなる。もう一度体の奥をかき回して欲しい。そして、嫌というほどイカせて欲しい。
 ダメだと分かっているのに、その思いが浮かんでは消えていく。
 オナニーを不潔なことだと考える涼子には体の疼きを治す方法がなかった。
 答えが出ないまま数日が過ぎた。その間にも体の疼きはどんどん大きくなっていった。

 そして、金曜日。家に帰るとポストに封筒が入っていた。
 差出人も宛先も書いてない。ということは誰かが直接入れたということになる。
 誰からかは分かっていた。だが、それを理解することを脳が拒否した。
 中には一枚のDVDが入っていた。
 それを見た瞬間涼子は凍りついた。心臓がドクドクドクと異様な速さで鼓動する。
 涼子は手が震えるのを抑えることができない。
 何度も落しそうになりながら、DVDをセットして再生した。
 それは、見たことがあるような室内の映像だった。
 鍵を開けドアを開く音から始まっている。
(まさか。まさか。まさか。イヤ、イヤ、イヤ……)
 そして、数秒後、自分の姿が映った。
「イヤァー」
 涼子は叫びながらテレビのスイッチを切った。
(なぜ、どうやって、いつの間に撮られたの。気付かなかった)
 涼子はパニック状態だ。
 どこまで映ってるの。
 そんなこと考えなくても分かる。最後までだ。
(どうしよう。これが世間に流れたら生きていけない)
 最初は確かに抵抗していた。だけど、最後のほうは自分でもどうなったか覚えていない。ほとんど抵抗していない気がする。
 その最後のほうだけを見られたら、合意の上だと思われてしまう。
 いや、そもそも、自分のセックスシーンを見られただけで外を歩けなくなる。
(これを送ってくるって、どういう意味。私を脅迫する気なの)
 時間がたち少し気持ちが落ち着いてきたとき、涼子は封筒に一枚の紙が入っていることに気が付いた。
『連絡ください。 真一 090−XXXX−XXXX』

「どういうつもり?」
 涼子は意を決して真一へ電話を掛けた。DVDという弱みを握られている以上、連絡せざるを得なかった。
「どういうつもりって、どういう意味ですか」
「脅迫するつもり?」
 どうしても声が震えてしまう。怒りとおびえで自分をコントロールできない。
「脅迫なんてしませんよ。あれは俺のオナニー用に撮影しただけですよ」
「オ、オナ……」
 あまりに下品な言葉に涼子は口にできない。
「もう、あれから毎日、先生を見ながらオナニーしてますよ。最高です。特に先生が『おチンポ入れてください』って言うところなんか、メチャクチャ興奮します」
「うっ、くっ……」
 涼子は頭に血が昇って、しゃべられない。これほどの怒りと屈辱を感じたことは生まれて初めてだった。
「それで、俺だけが楽しむのは良くないと思って、先生の所へ持って行ったんです。楽しんでもらえましたか」
「楽しむわけ無いでしょ。全部渡しなさい。他にもあるなら、コピーも全部」
「大丈夫です。絶対誰にも見せませんから。俺一人で楽しむだけです」
「そんな問題じゃないでしょ。いいから渡しなさい」
 涼子は大声でどなった。
「いくら先生のお願いでも渡せませんよ。あんな良いズリネタを簡単には手放せません」
 涼子はズリネタという言葉を知らなかったが、容易に下品な言葉だと理解した。
「そんなのAVでも借りてくれば良いでしょ。渡さないなら警察へ行くわよ」
「AVでも先生の映像にはかないませんよ。先生のほうがよっぽど綺麗だし、迫力があるし、でも胸の大きさはAVの方が勝ってるかな」
 真一の人を馬鹿にしたような話し方に涼子の怒りは頂点に達した。
「これが最後よ。渡しなさい。本気よ。渡さないなら、本当に警察へ行きます」
 話している内に血が昇り、涼子は理性を失っていた。本気で警察へ行って全てをぶちまけるつもりになっていた。
「分かりました。分かりましたから落ち着いてください。明日、先生の家へ持っていきますから。それでいいですか」
「じゃあ、明日の十時に来なさい。全部よ。私が映ってるもの全部持ってきなさい。いいわね」
 涼子はそれだけ言うと携帯を切った。

 翌朝、涼子はドキドキしていた。
 まだ昨日の電話の怒りは完全には治まっていなかったが、落ち着くに連れて色々心配なことが浮かんでくる。
 最後になって真一が渡さないといったら。他にコピーを隠していたら。誰か他人へ渡さないまでも、しゃっべたら。考え出したらきりが無い。いくらでも悪いことが頭に浮かんでくる。
 悪いことばかり考えているうちにも時間が過ぎていく。
 そして、十時ちょうど真一がやってきた。
 玄関口で深刻な話はできない。万が一人に聞かれたらとんでもないことになる。嫌々ながら部屋の中へ入れた。
「持ってきたの」
「はい。これで全部です」
 真一は封筒を振って見せた。
「他の人には見せてないでしょうね」
「誰にも見せてませんし、誰にも話してません。神様に誓っても良いです。なんなら誓約書を書いてもいいですよ。嘘だったら、賠償金を払うって」
「まあ、いいわ。とりあえず、渡しなさい」
 そう言いながら涼子が手を伸ばすと、真一がひょいと封筒を遠ざけた。
「ふざけないでっ」
 涼子の声に怒りの色が混ざる。
「渡す前に、お願いがあります」
「なに」
「キスしていいですか」
「バカなこと言わないで」
「お願いします。キスしたら全部渡します。本当です。先生の思い出をください」
 真一は土下座をしながら涼子に頼んだ。両手と額を床に付けている。
 涼子は考えた。
 これ以上は指一本触れさせたくないという気持ちと、これで縁が切れるならキスくらい良いじゃないかという気持ちがせめぎあう。
 未編集のDVDがあれば十分陵辱の証拠になる。真一の言うことが嘘ならば、いつでも訴えることができる。
 精液まで飲まされた汚れた体だ。いまさらキスされても、これ以上汚れようが無い。
 土下座をしている姿を見ると、真一がそんなに悪い人間には見えない。
 この前は若さゆえの性欲の暴走だったのだ。そう思えてきた。
 涼子は心を決めた。
「分かったわ」
 涼子はそう言うと立ち上がり、目をつむった。唇は力が入り、固く閉じられている。
「ありがとうございます。約束します」
 真一は喜び勇んで立ち上がると涼子へ近づいた。
「いきます」
 小さい声で告げると、真一は両手で涼子の顔を挟んだ。
 真一の手があごの両側、首筋、耳に掛る。
 ゾクゾクっと悪寒に似た感じが体に走った。
 一切反応しない、とにかくやり過ごそうと思っていたのに、自然と体がピクンとなってしまった。
 その後すぐに真一の唇が触れた。
 それはかつて涼子が夢見ていたような優しいキスだった。
 唇がかすかに触れるだけのキス。くすぐったいような感触。
 真一の鼻息が顔にかかる。
 真一が親指で頬を撫でながら、唇を左右に動かして唇同士を擦り合わせる。
 くすぐったさが増してくる。
(嫌なはずなのに……)
 さらに、舌で唇を舐められた。
 背中からゾクゾクした感じが這い登ってくる。悪寒の中に快感が混ざっている。
 真一は同じ事を続けるだけで、それより先に進もうとしない。
(この子はこんなことがしたかったの?)
 キスと聞いて、貪るような乱暴なものを想像していたので、涼子は少し拍子抜けした。
 頭の中では、このくらいで済んで良かったと思うが、体のほうは先週の蕩けるような濃厚なキスを覚えていた。
 キスされただけで体の中が熱くなり、男の舌を美味しいとさえ感じた。挿入されながらキスされると意識がかすむほど気持ち良かった。
 体は無意識のうちに真一の舌を求めていた。心臓の鼓動が早くなり、体温が上がってくる。
「口を開いてください。大人のキスをしましょう」
 真一が唇を離して言った。
(キスだけだから。今はDVDを取り返すことが大切だから)
 涼子はそう自分に言い訳をしながら唇と歯を開いた。
 とたんに真一の舌がぬるりと侵入してきた。
 真一の舌が口の中を這い回る。
 その動きに乱暴さは無くて、とても優しかった。
 歯の裏を丁寧に舐め、あごの裏をくすぐる。
 くすぐったさが混ざった気持ち良さに涼子は声が出そうになる。
(感じたらダメ。こんなの気持ち良くない。平気)
 涼子は自分に言い聞かせる。
 涼子が真一の舌に耐えていると、今度は真一の指が耳と首筋をくすぐるように動き出した。
(あっ、ダメ、耳はダメ)
 くすぐったさに息が詰まる。首に力を入れて耐えるが、耳のくすぐったさが首にも伝染して、とても辛い。
 真一の指はしばらく動くと、いったん動きを止める。
 まるで涼子に息を整える時間を与えるようだ。
 口を塞がれているので鼻で必死に息をする。
 そして、息が落ち着きかけると待っていたかのように真一の指が再び動き出す。
 それを何度も繰り返される。
 涼子はどんどん体力、気力を奪われていく。理性も徐々にかすれていった。
 その間も真一の舌は涼子の口の中を這い回る。
 涼子は自分でも知らない内に反抗する気を無くしてしまっていた。

 真一の手が首筋、肩を通り背中へ回った。
 つつつつつーっと背中を撫でられ、体がビクンと反応してしまう。涼子は声が出そうになるのを飲み込んだ。
 そして、腕ごとギュッと抱きしめられる。
 息苦しくなると同時に胸が押し潰され、軽い痛みとツンとした快感が胸に発生した。
 抱きしめられて、女の本能で自分から真一へ体を預けてしまう。胸がきゅんと鳴る。
 さらに片手で頭を抑えられ激しく舌が絡まる。最初の優しいキスとは違う濃厚なキスだ。
 だんだん気持ち良くなってきてしまう。
(ダメ、逃げなきゃ)
 頭ではそう思っているのに体が動かない。
 お腹に固いものが当たっている。
(これは)
 真一のペニスだ。
 これが自分の中をかき回したことを思い出し、体の奥から恥ずかしい汁が湧き出してくる。
(ダメ、濡れちゃう)
 真一が体で押してきた。押された涼子は少しずつあとずさる。
 そのままベッドへ腰掛けさせられ、ゆっくりとベッドへ倒された。
 真一が上にのしかかってきた。
 胸が潰され、胸がズキンズキンと疼いてくる。
 口はキスでふさがれたままだ。
 上からトロトロと唾液を流し込まれた。
 息が苦しい。飲むしかない。
 なぜか甘く感じる。体が熱くなり、どくんどくんと血が流れる。
 真一が横へ動き、体の半分が楽になった。
 そう思った瞬間、胸を服の上からギュッと掴まれた。
「んんっ」
 胸から頭までずーんと快感が走りぬけ、涼子は喉の奥で声を出した。
 真一は舌を絡めながら胸を揉み続ける。
 連続した快感が涼子を襲う。
 涼子は逃げようと体を揺するが上に乗った真一は動かない。逆に潰されている胸がこすられて快感が増すだけだった。
「キスだけって言ったでしょ」
「キスしてくださいとは言ったけど、キスだけとは言ってませんよ」
「そんな……」
 涼子の声に最初の勢いは無い。か弱い女の声になってしまっている。
「涼子さん、可愛いですよ」
 真一の舌は唇を離れ、首筋へ移動した。
 真一は執拗にペロペロと首を舐める。
「涼子さんの首、美味しいです」
「イヤ、やめて」
 ぞくぞくした快感が首から全身へ広がる。
 真一の舌はさらに耳へも移動する。
「耳は、ダメっ」
「耳も美味しいです」
 ぴちゃぴちゃいう音が大きな音となって脳に直接響く。
 真一の下から逃げようとジタバタするが、真一の舌はしつこく追ってくる。
「気持ち良いでしょ。もっと、いっぱいしゃぶってあげます」
「あ、あん、やっ、いや、いや」
「キスしましょう。舌を出して」
 理性を失っている涼子は耳を責められる辛さから舌を出す。
 すると、真一に思い切り吸われた。
「んっ、んんっ、んぅー」
「美味しいですよ。今度は俺の舌を吸って」
 舌が自由になると、逆に真一の舌が入ってくる。
 もう、涼子は真一の言われるがままになっていた。赤ちゃんが母乳を吸うように、一生懸命に吸う。
 そうして涼子は何度もキスされ、唾液を飲まされ、耳をしゃぶられた。
「もっと気持ち良くしてあげますね」
 真一は片手で胸を揉みながら、片手でブラウスのボタンを外していく。
 胸元をはだけると、手をブラの中へ入れ、直接乳房を掴んだ。
 今までより大きい痛みと快感が胸から頭へ走る。
 真一は何度か強く乳房を掴んだ後、乳首へ標的を変えた。
 一転して優しく乳首をクリクリと摘まれる。
(おっぱい……、おっぱいの先が、ピリピリする。痺れる)
「せつないでしょ。まかせてください。楽にしてあげます」
 キスされ、乳房を揉まれ、太ももの内側の柔らかい部分を撫でられる。
 太ももの手はショーツギリギリまで近づいては離れていく。
 体の切なさは大きくなるばかりだ。体の疼きは耐えられないほど強くなっている。
 このままでは、真一にセックスをねだってしまいそうだ。
 真一への声が喉元まで出掛かるのをぐっと飲み込む。
(がまんよ。がまんして。耐えるの。流されたらダメ)
 涼子がかすかに残った理性で快感と戦っている時、突然衝撃が襲った。
 股間から連続して強烈な刺激が体を貫いた。
「あぅ、あっ、あっ、あっ、あ……」
 あまりの快感の大きさに、最後の理性まで吹き飛び、頭が完全に真っ白になった。声がまともに出ない。
 真一が親指以外の四本の指をそろえて一列にして、大切な部分をこすっていた。
 すでに愛液を吸って股間に張り付いているショーツに割れ目が浮かび上がる。
「はんぅー、んぅー、あぁー、だめぇー……」
「ダメじゃないでしょ。気持ち良いでしょ。もっと気持ち良くしてあげますから」
 真一はスピードと力加減を巧みに変化させながら、涼子のクリを虐める。
 涼子の脚は完全に開き、おしめを変えるときの体勢になってしまっている。
 さらに、無意識のうちに腰を何度もせり出している。俗に言う舟をこぐ状態だ。
「気持ち良くて頭が痺れるでしょ」
 真一は片手で涼子の股間をこすりながら、どんどん服を脱いでいく。
 手を止めたのは服から腕を抜く時だけ。そして、全裸になった。
「涼子さん、見て」
 真一が完全に勃起したペニスを自慢げに差し出した。
「いやぁ」
 涼子は一声あげると目を背けた。
「大丈夫、涼子さんが入れてって言うまで、絶対に入れません。約束します。その代わり、お口でしてください」
「お願い、涼子さん。こうなったら男は出さないと終わらないんです。分かるでしょ。さあ、口を開けて」
 ペニスの先で唇を突かれて、涼子は仕方なく口を開いた。
 熱く微妙な感触の物が口を塞ぎ、鼻の奥に例えようのない濃い匂いが広がる。
 その匂いを嗅いだ途端に体が熱くなって、頭が痺れた。
「美味しいでしょ。もっと舌を絡めてください」
(美味しい……)
 こんな物絶対に美味しくないはずなのに、美味しく感じてしまう。もっと、もっと欲しくなる。
 涼子は憑かれたように舌を絡め、口の中に溜まる唾液を飲み込んだ。
 喉の奥から胃まで焼けるように熱くなる。
「あぁ、いいです。とっても気持ち良いです。涼子さんも気持ちいいですか」
 口をふさがれ、性器を責められ、涼子はもう訳が分からない。
 苦しいのか、気持ち良いのか分からない。本能だけで舌を動かし、唾液を飲み込む。
 そのまま時間が流れる。涼子は時間の感覚をなくして、ただひたすらフェラを続けた。
 そして、突然口の中の物が一回り大きくなった。
「出ます。全部飲んでください」
 真一の声が聞こえた。
(また飲まされる)
 かすむ意識でそう思った瞬間、口の中に暖かい液体が飛び出してきた。
(来たっ)
 涼子は反射的に息を止め、舌で精液を受け止める。
 精液は次から次へと噴き出して、口の中に広がる。
 真一の体がビクン、ビクンと動くのが分かる。
(出てる……。射精してる……)
 口の中が精液でいっぱいになって、溢れそうになったとき、ようやく射精が終わった。
「飲んで。全部飲んで。こぼしたらダメです」
 真一の精液は濃い。喉に張り付くので何回も喉を動かさないと飲み込めない。
 精液が喉を通る時、焼けるように熱い。お酒をストレートで飲んでいるみたいだ。
 鼻に生臭い匂いが広がり、その匂いで鼻が痛いほど熱くなる。
 涼子は苦労して何とか飲み込んだ。
「吸って。まだ竿の中に残ってますから。残り汁まで全部吸いだしてください」
 涼子が吸うとちゅるんと精液の塊が出てきたので、それも飲み込んでしまう。
 全てを飲みつくしたとき、涼子は疲れきっていた。

 涼子がぐったりしていると、真一が冷たい水が入ったグラスを持ってきた。
 勝手に台所へ行き冷蔵庫を開けてミネラルウォーターを注いできたのだ。
「口の中が気持ち悪いでしょ。これを飲んで。むせるから、ゆっくり」
 涼子は貪るように飲んだ。
 口は精液の後味で変だし、喉はイガイガする。そしてあえぎ疲れて喉が渇いていた。
 水を飲んだ後もはぁー……、はぁー……と息が落ち着かない。
「ショーツが濡れて気持ち悪いでしょ。脱がせますよ。腰を上げてください」
 涼子にもう断る気力も体力も無かった。それにショーツがびしょびしょで気持ち悪いのも事実だ。真一にされるがまま素直に脱がされた。
 真一が横に寝そべった。脚を絡めて抱きつかれる。真一の太ももが股間を圧迫している。
「感じてる涼子さんはとっても可愛かった。抱き合ってるだけで気持ち良いでしょ」
 そう言いながら首筋へ軽いキスを繰り返す。
 涼子はそれどころじゃなかった。
 どんどん体が熱くなってくる。お腹の奥がズキンズキンと疼いている。
 時間がたつほど熱くなり、疼きが増してくる。
 真一が微妙に脚を動かすので、はしたない汁が溢れて真一の太ももを汚してしまっている。
「涼子さん、あそこが切ないですか。口でやりましょうか。セックスはダメでも口ならいいでしょ。気持ち良いですよ」
 そう言うと真一は涼子が返事をしないのをいいことに、そそくさと涼子の脚の間へ移動した。
 両脚が大きく開かれ真一の顔が股間に近づく。
「いっぱい濡れてヒクヒクしてますね。これは切ないでしょ」
 真一がペロンと性器を舐め上げた。
「あんぅーー……」
 それだけで涼子の体は大きく仰け反った。
 性器から背中を通り頭まで激しい快感が走り抜けた。まるで電流を流されたみたいだ。
 その快感は一度では終わらない。次々発生しては涼子の体を貫いていく。
 真一は丁寧にゆっくりしたスピードで舐め続ける。
 ただ舐めるだけだ。クリを避けて膣口から尿道口までをしつこく舐め続ける。
「あ、あ、あ、あん、あっ、あ、あ、あ……」
 舌が動くたびに涼子の体がビクンビクンと跳ね続ける。
 涼子はあっという間に絶頂寸前まで追いやられる。
 快感が大きくなると同時に子宮の疼きはそれ以上に大きくなる。
 子宮が心臓みたいに鼓動を打っている。
(イキたい。イカせて)
 涼子の頭の中がそのことでいっぱいになってくる。
 そこで真一の舌が膣穴の中へ差し込まれた。舌が円を描き入口を広げるように動く。
 内側が熱い。何か薬でも塗られたみたいに熱を持ってくる。
 疼きが子宮から性器全体へ広がり、耐えられないほど強くなってくる。
(ああ、何とかして。もう、終わって。いや、イカせて。イキたい。イキたいイキたいイキたいイキたい……)
 もう涼子は頭がおかしくなりそうだ。どうすれば良いのか自分でも分からない。
 自分の体じゃないみたいだ。
 武志が体の向きを変えて69の体勢で涼子に覆いかぶさった。
 ペニスが顔に当たっている。
「涼子さん、咥えて。気が紛れますよ」
 真一がそう言いながらペニスをぐいぐい押し付けてくる。
 何かしないと耐えられなかった。猛烈に何かしたい。今の状況から逃げられるなら何でも良かった。
 涼子はペニスを咥えた。汚いとか嫌だとか、考えもしない。必死にペニスを吸った。
 先からしょっぱい露が湧いてくる。
(美味しい。なんで美味しいの。なぜ。分からない)
 真一の舌はクリへ移動していた。
 包皮の上からやさしく舐め続ける。刺激が強い分、真一は力を加減していた。
 クリが切ない。
 もっと押し潰しようにして。もっと激しくして。
 涼子がそう思っても、真一の舌は一定のペースでやさしく動くだけだ。
(あーーーー、もうーーーー)
 切なくて、じれったくて、イライラして、それでいて気持ち良くて、本当におかしくなりそうだ。
 自分でクリを掻き毟りたいくらいだ。
 涼子は激しくペニスを吸った。そうすることでしか気が紛れない。真一の腰に手を回して、もう一段深くペニスを咥えた。
 口の中の圧迫感が強い。苦しいが、少しだけ気が紛れる。
「指を入れていいですか。良かったら、チュパ、チュパってチンコを吸ってください」
 涼子がペニスを吸い続けていると、真一の指が侵入してきた。
(入ってきた。いい。そう。こすって。もっと。はげしく。もっと、もっと)
 無意識のうちに待ち望んでいた挿入に、涼子の期待が膨らんだ。
 真一は指を出し入れしないで、根元まで入れたまま膣壁を引っ掻き始めた。
 とたんに、何かが漏れそうな感覚が涼子を襲う。
 クリの快感とは違う、腰が痺れるような、おしっこがでちゃいそうな言葉にできない感覚だ。
「ん、んん、ん、ん、ん、ん」
 どうして良いか分からない感じがさらに強くなる。
 相変わらずイケない状態が続いている。
 背中の痒い所を人に掻いてもらうのに、力が弱すぎて逆に痒さがます、そんな感じだ。
 刺激が足らなくてイケない。もう少しなのにイケなくて、もどかしすぎる。
 涼子はパニック寸前だ。気が狂いそうだった。
「入れて欲しくなったらいつでも言ってください。すぐにチンコを入れますから。俺のチンコで涼子さんのオマンコを思いっきり抉ってあげます」
「お願い、イカせて」
「ダメです。チンコじゃないとイカせてあげません。入れてっていうだけで、死ぬほどイケるんですよ」
 それだけは言えない。人間として、女として、教師として、ほんのかすかに残った理性が涼子を押しとどめていた。
「俺はこのままずっと続けてもいいんですよ。おかしくなっても知りませんよ」
 狂う。このままじゃ狂ってしまう。
 イキたい。イキたい。イキたい。イキたい。イキたい……。
「入れて欲しいでしょ。一言言えば楽になりますよ」
 欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。入れて欲しい。ペニスが欲しい。お腹の中をかき回して欲しい。ガリガリこすって欲しい。一番奥を突き上げて欲しい。
「入れてって言うんです。さあ、言って」
 真一の口調が厳しくなった。命令口調だ。
「……れて」
 涼子がかすれた声で言った。
「聞こえない。もう一度」
「入れて」
「聞こえない。もっと大きな声で」
 真一がどなる。
「入れてっ」
 涼子もどなり返した。
 真一の指が抜かれた。
 そして、すぐさま性器へペニスが当てられた。
(来るっ)
 そう思った瞬間真一が入ってきた。
 一気に一番奥まで入り子宮を思い切り押し上げられた。
「あぅ…………、あ、あ…………」
 涼子は一突きで絶頂に追いやられた。声も出せない。
 首を九十度後ろへ仰け反らせて息を詰まらせる。体はびっくん、びっくんと大きく震えた。
 ここまで焦らされ続けただけに、真一の一突きには破壊力があった。
 涼子の頭の中は文字通り真っ白になった。意識が飛びそうになる。
(す、ご、い……。これ……)
「涼子さん。気持ち良いですよ。ちょっとまだ固くてよそよそしい感じがしますけど、狭くてきつくてなかなかのオマンコです」
 涼子は真一の言うことの半分以上を聞いていない。意識を繋ぎとめるので精一杯の状態だ。
「効くでしょ。続けていきますよ」
 真一はそう言うと、ゆっくりと動き始めた。ヒダがカリに引っかかるのを一枚ずつ確かめるような丁寧さだ。
 抜かれる時は削られ、入れられる時は押し広げられる。その感覚が涼子へリアルに伝わってくる。脳を直接いじられるような感覚だ。
 真一が動くたびに涼子はイキ続けた。絶頂のたびにもう一段大きな絶頂に放り投げられる。
 全身が痺れて、快感の電流が体を走り続ける。
 体の内側をこすられると何も考えられなくなる。
 ひたすら、もっと激しくしてもらいたい。もっと強く抱きしめてもらいたいと思ってしまう。
(すごい、すごい、すごい……)
 涼子の頭の中には『すごい』という言葉しか思い浮かばない。
 真一の動きはどんどん早くなり、今ではガンガン腰がぶつかり体が揺さぶられている。
 どこかへ吹き飛ばされてしまうような、体が分解してしまいそうな気がする。
 真一がちょっと体位を変えた。両肘で体重を支えて、両手で涼子の頭を掴む。
「舌を出して」
 理性が薄れている涼子は、言われるがままに舌を出した。
 そのまま真一に強く吸われてしまう。強すぎて痛いほどだ。
「んー、んんぅー」
 口で息ができないので、呼吸が苦しい。でも、その苦しさを辛く感じない。酸素が足りないのか、心地良くなってくる。
 相変わらず真一はガンガン突きまくっている。
 絶頂と普通の境界があいまいになっている。何かにつかまらないと、どうにかなりそうだ。
 涼子は無意識のうちに真一の背中へ手を回していた。
「今度は舌を吸って」
 舌が自由になって、代わりに真一の舌が入ってきた。
「んぅ、んくぅ、んふぅ」
 何も考えないでその舌を無心で吸う。
 舌に沿って唾液が流されてきた。
(唾、美味しい……。飲まなきゃ)
 涼子は喉を鳴らして飲み込んだ。
 唾液は尽きることなく送られてくる。涼子はひたすら飲み続けた。
 時間の感覚が無くなり、無心になっていたところで真一の唇がようやく離れた。
「そろそろ本気を出しますよ」
 今までのは手加減していたのだ。
 真一が猛然と動き始めた。体が大きく揺さぶられる。
 絶頂につぐ絶頂。体はイキっぱなしで、まったく降りてこない。
 息も満足にできない。
 涼子の口は開きっぱなしで端からは涎が垂れている。
 頭の中は快感だけで、理性はかけらも残っていない。意識も濁っている。
「お腹の奥に集中して。射精を感じ取って」
 真一の声が聞こえた。ペニスが大きくなって、体の内側を広げられる気がした。
 その瞬間、お腹の奥に熱いものが当たった。
(熱いっ!)
 それは一度では終わらず、何度も当たる。そして、そのまま広がっていく。
(出てる……、いっぱい……)
 涼子は避妊のことなど少しも考えていなかった。やっと終わる。それだけだ。
 全部出し尽くしたのか、射精が止まった。
 真一が体重をかけてきた。
 涼子はそれを受け止め、背中へ弱々しく手を回した。
 真一と触れている部分が温かい。逆に触れていない部分が頼りなく、さみしく感じる。
 精液が膣の中に広がり、じんわり温かくなってくる。
(吸収してる。精液を吸収してるんだ)
 涼子はそう感じた。
「良かったです。涼子さんの中はきつくて気持ち良かったです」
 涼子はかすれた意識の中、とても深い満足を感じていた。

 涼子が身も心も蕩けていると、真一がまたゆっくり動き始めた。ペニスは固いままだ。
(男は一度射精すると萎えるはずなのに)
 涼子は考えたが、頭の中には霧が出ているみたいで、全然働かない。
「俺は一回や二回じゃ小さくならないんです。一晩中でもできますよ」
 真一はそう言いながら、ゆっくりのまま腰を動かし続ける。一番奥から抜けるギリギリまで丁寧に動いている。
 ペニスによって精液が膣中に塗り広げられる。
 溢れた精液はアナルを通ってシーツに垂れる。精液に刺激されてアナルまで熱を持って、疼き始める。
 絶頂がまだ引いていないのに、再び大きな快感が涼子を襲う。
「精液でさっきよりヌルヌルになって凄いです」
「ま、待って……。ダメ……。まだ、ダメ……」
「つかまって」
 涼子は理由が分からないまま真一の首へ手を回してつかまった。涼子に反抗心は全く残っていない。
 真一は涼子を抱きかかえて起き上がった。二人は対面座位の体位になった。
 涼子の体重が一番奥まで貫いているペニスにかかる。
(深い……)
 子宮が押し上げられている。
 真一が追い討ちをかけるように腰を揺さぶる。
 体を揺さぶられると苦しい。内臓がつぶれそうだ。苦しいけど苦しさの中に今まで経験した事の無い深い快感がある。
 真一がお尻をつかむ。両手で揉みこまれて、お尻まで感じてしまう。
 指がアナル近くまで伸びている。恥ずかしい気持ちと触って欲しい気持ちが涼子の中で行きかう。
 真一が動くたびに指がアナルへ接近する。そしてとうとう指がアナルへ到達した。
 指の先でアナルをほじられる。中には入ってこないが、疼く表面をしつようにこすられる。涼子を襲う快感にアナルのものまで加わった。
 真一と触れている全ての部分が気持ち良い。
 全身から快感が発生していて訳が分からない。特に子宮とアナルからは今日初めて体験する快感が連続して発生して頭に響いている。
 体中が敏感になっている涼子は、全然耐えられない。
「イク時はイクって教えて」
「イクぅー……。イキますっ。またイキます」
「何回でもイッて。死ぬほどイッて」
 涼子の体に力が入り、真一を強く抱きしめる。
 びくっびくっと体が数回震えた。
 それでも真一の揺さぶりは止まらない。下から突き上げられている涼子は逃げられない。
「止めて、ん、ん、あぅ、あん、も、もう……」
 真一が驚異的な精力で涼子を責め続ける。
 涼子は数えられないくらいイカされ続けた。
 イッてる最中に、さらに大きくイカされる。絶頂の連続だ。
 無意識で真一にしがみ付くだけで何もできない。何も考えられない。
 声を出す力も無い。口からは空気が漏れるだけだ。
 このままでは壊れると思った。人間はこれほど強い刺激の連続に耐えられるようにできていない。死ぬかもしれない。
 いつ終わるのかも分からない。
 だが、永遠に続くかと思った快感の嵐は突然止まった。
 その瞬間お腹の奥に熱い物が当たるのを感じとった。射精だ。
(出てる。また出てる。熱い……)
 終わった……。
 涼子は体中から力を抜いた。というより自然と体から力が抜けた。
 もうこれ以上は無理、動けないと思った。

 射精の後も二人は対面座位でつながったままだ。
 真一が来てからどのくらい時間がたったのか分からない。もう何時間もセックスを続けている気がする。
 体中クタクタだ。
「もう終わって。寝かせて」
 何もいらない。このまま泥のように眠りたいだけだ。
「ダメです。涼子さんが俺の物だと体で覚えるまでこのままです」
「なります。あなたの物になります」
 涼子の頭の中には、この状況を終わらせることしかない。他のことはどうでも良い。ただ眠りたい。
「先週もそう言ったのに、俺から逃げようとしたでしょ。だから今日は心の底まで俺の物になるように、もっともっとたくさん可愛がってあげます」
「もう無理。お願い終わって。辛いの。イキすぎて、辛いの」
「涼子さんが自分から入れてくださいってお願いしたんですから簡単には抜きませんよ」
 真一は涼子を抱き締め、耳元で話を続ける。
「まだまだいけますよ。オマンコが俺のチンコの形と精液の味を覚えて、俺無しじゃ生きていけなくなるまでやりますから。今日は寝かせませんよ。明日の朝までこのままです。それから中に入れたまま寝るんです。そして、起きたらまたたっぷり可愛がってあげます」
「イヤ、イヤ」
「そのうち、ちょっとまだ固いオマンコがこなれてきて、自分からチンコに絡みつくようになります。美味しい、美味しいってオマンコの肉がチンコにしゃぶりつくようになります」
「そんなのイヤ」
「子供みたいなこと言わないで。でも、そんな涼子さんも可愛いですよ。さあ、おしゃべりはおしまいです。また動きますよ。また、お腹の中にいっぱい出しますからね。子宮でよく味わってください」
「もうイヤなの。出さないで、おかしくなっちゃう。ほんとに無理なの」
「おかしくなってください」
 そういいながら真一は下から突き上げ始めた。

 真一は計画通りにことが運んでほくそえんでいた。
 真一としてはもう一度涼子と二人きりで会えればそれで良かった。会いさえすれば後は自分の力でどうにでもなる。
 DVDも本当に他にはコピーしていない。
 そんなもの、涼子が言いなりになってから取り返せば良いだけだ。
 今度こそ完膚なきまでに涼子を追い込み、自分の虜にするつもりだった。
 唯一の心配は涼子がキスを受け入れるかだった。だけど真一は絶対受け入れると信じていた。自分の体液を受け入れた人間は断れない。
 恵美との経験からそう考えていた。
 そして、その計画通りに全てが上手くいった。涼子は完全に自分の物になった。
 これで男の夢、3Pをすることができる。
 どんなことをしよう。3P物のAVでも借りて研究してみようか。
 真一は妄想を大きく膨らませながら、下から腰を突き上げた。

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