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絶対神の遺産:第6章

 涼子は恵美の誘いを正直迷惑だと思っていた。
 学校の教師は周りの人間が思うほど暇ではない。せっかくの週末は溜まった家事とリフレッシュの為に使いたい。
 最初は断ったが、恵美がしつこくお願いしてくるので、しぶしぶ了承した。
「相談って何だろう。深刻そうだったけど……」
 約束の金曜の夜、勤務後涼子は恵美の部屋へ向かった。
 時間ぴったりに到着してチャイムを押すと、すぐに中へ招き入れる声とともにドアが開かれた。
 その瞬間、涼子は何か圧力が高い濃厚な空気を感じた。体がゾクッとするような変な感じだ。部屋の中へ入るのがためらわれた。それでも、ここまで来たのだからと気を取り直して、体にまとわりつく空気を押し分けながら中へ入る。
 これでも教師三年目で、人の相談にのるのは慣れているつもりだ。あまり親しくないとはいえ同窓生に相談事を頼まれて、土壇場で断ることはきっちりした性格の涼子にはできないことだった。
「あっ」
 涼子は恵美の部屋へ入って驚いた。おもわず声を出してしまう。
 てっきり恵美一人だと思っていたら、もう一人男が居た。
 二十歳くらいだろうか。お世辞にもかっこいいとは言えない。内に籠もる性格に見えて、あまり親しくなりたくないタイプの男だ。
 まさか、恵美の恋人。そんなはずはない。恵美ほど良い子なら、もっと良い相手が選べるはずである。
 恵美の家は確かそれなりの家柄だったはずだ。親に反対されながら看護師の道へ進んだとはいえ、付き合う相手はいくらでも選べるし、お見合いの話も断りきれないほど来るだろう。
 恵美に弟がいただろうか。それとも親戚か。涼子はそんな事を考えながら席に着いた。
「実は彼のことなんだけど……」
 恵美が口ごもりながら話し始めた。
 そこからの恵美の話は驚きの内容だった。
 男は恵美の元受け持ち患者で男が入院中に知り合った。専門学校の生徒で六歳年下。親は普通の会社員。
 男と付き合っているが、親に知られると反対される。どうやって親を説得すれば良いかという内容だった。
 涼子は驚いた。というか、腹が立ってきた。
 そんなの親じゃなくても周りは全員反対するだろう。
 社会人にもなって、そんな子供じみた話をしてくるとは想像もしていなかった。
 それに真一という男も気に入らない。先ほどからチラチラと舐めるような視線でこちらを見ている。本当に恋人同士なら、恋人の目の前で他の女性をいやらしい目付きで見るなんてもっての他である。
「恵美さん。自分でも分かってるんでしょ。分かれたほうがお互いのためだと思う」
 職業柄、人を差別しないように気をつけているが、この二人は年齢、容姿、家柄、収入、性格と全ての面で釣り合っていない。
「でも、ダメなの別れられないの。この人じゃないとダメなの」
「何がダメなの」
 思わず声が荒立ってしまう。
 全く理解できない。どこにこの男へ引かれる要素があるのか。
「体が分かれられないの……」
「かっ、か、か、か、体!!」
 涼子は自分の聞き間違いかと思った。恵美は恥ずかしそうに下を向いている。
 清純を絵に描いたような恵美から、そんな下品な言葉が出るとは想像したことも無い。
 本当に体が離れられないのか。
 想定外どころではない。理解不能の状況だ。
「本当なの。見てっ」
 そう言うと、恵美は真一に抱き付き熱いキスを始めた。
「何してるの、やめなさい」
 涼子が止めても、恵美は男の首に手を回しキスをやめようとしない。
 涼子は知らなかったが、さっきまで恵美は嫌というほど体臭を嗅がされ、唾液を飲まされ、完全に発情した状態だった。
 ぴったり付けられた二人の唇の中で二人の舌がもつれ合っているのが涼子にも分かる。
 恵美は嫌がっているようには見えない。むしろ喜んでいるし、自分から進んでキスしている。
 真一の手が恵美のお尻と胸へ伸びた。
「んんんんぅー、んふぅー……」
 恵美の口から歓喜の声が漏れる。明らかに性的に興奮している声だ。
「やめなさい。離れなさい」
「ダメなの、カレにキスされたら、抵抗できないの」
 恵美の男に媚びるような甘い声を聞いて、涼子は頭に血が昇るのを感じた。
 目の前でこんないやらしい場面を見るのは生まれて初めてである。
 性的なものに免疫の無い涼子は体が熱くなってくる。
 真一は恵美を抱き寄せ後ろ向きに自分の膝の上に乗せると、両手で胸を揉んでいる。しかも首筋をペロペロと舐めている。
 今まで気が付かなかったが、恵美はブラをしていないように見える。胸の形がグニグニと大きく変わっている。
「あっ……、あっ……、いぃ……」
 恵美の口からあえぎ声が漏れる。
「もうやめて。帰るわ」
「ダメッ……、帰らないで、あんっ……、見て……」
「もう嫌、帰ります」
 涼子が帰ろうとしたとき、真一の怒鳴り声が響いた。
「ダメだっ、見るんだ!」
 普段、大きな声を出されたことの無い涼子はビクッと固まってしまった。
 真一がぎらついた目で見つめてくる。
 涼子は本能的に、その目に危険を感じとった。
(危ない。何か危険な気がする。逃げなきゃ)
 もう一度立ち上がろうとすると、再び真一の大声が響いた。
「帰るな。座るんだ!」
 ビクゥーと体が止まってしまう。
「もっと良く見て。友達を見捨てるんですか。俺も大きな声を出したくないから、座ってよく見てください。全然嫌がってないでしょ。恵美さんは感じてますよ」
 真一の手が恵美の白い太ももへ伸びて、さわさわと撫で上げる。
 そしてスカートの奥へ手が伸びる。
「あんぅー……、あん、あん、あっ、あぁ、あぁー……」
 恵美はもう涼子の存在を忘れたかのように感じまくっていた。
「もうすぐイキますよ」
(イク……)
 いくら潔癖な涼子でもイクという言葉くらいは知っていた。
 だけど、あの大人しくて普通の子だった恵美が、そんなことになるとは信じられない。
「涼子さん、ほら、イキますよ」
 涼子は見てはいけないと思いつつ目が離せない。
「恵美さん、イッていいですよ。友達の前で盛大にイッてください」
「うっ、うっ、うっ、うぅー……、イ……、イ…・・・、イ、イクッ……、イキます。イクゥー……」
 恵美の体がピーンと伸び、ビクビクッ、ビクビクッと痙攣している。
 涼子は腰が抜けて動けなかった。
 同性が目の前でイクなんて、普通の人はまず見たことが無いだろう。
 そんな想像したこともない場面を見せられ、涼子は言葉にならないほどの衝撃を受けた。
(イッた。イッたの? あれが、イクってこと?)
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
 部屋の中には恵美が激しく息をする音が響いている。
 真一はやさしく恵美の髪を撫でている。
「恵美さん、友達に見られて、いつもより感じたみたいだね、凄い反応だったよ」
「あぁ……」
 恵美が顔をそむけた。
(帰らなきゃ。早く帰らなきゃ。帰って晩ご飯の買い物に行こう。今日はお酒を飲んじゃおう。ワインも買って帰ろう。えっと、それから……)
 涼子は立ち上がろうとするが、膝がガクガクして上手く立てない。
「じゃあ帰るね。相談のことは家でじっくり考えてみるから。また連絡するからね」
 涼子は平静を装うが声が震えるのを止められない。そして、膝に手をやり何とか立ち上がった。
「ダメです。話はまだ終わってませんよ」
 真一の冷めた声がかかる。
「この後、約束があるの。ごめんなさい。またの機会にして」
「約束は断ってください」
 帰ろうとした涼子は立ち上がった男に手を掴まれ力ずくで部屋の中へ引き戻された。
「放して……、放しなさい」
 涼子はそのまま床に押し倒された。
「大声出すわよ」
「どうぞ」
「早く放さないと、後で訴えます」
「どうぞ」
 涼子の言葉に真一は全く動じない。
 真一としては、涼子を犯しさえすれば、あとはいくらでも言うことを聞かせられると思っているのだから当然だ。
「恵美さん、両手を押さえて」
「ごめんなさい。涼子さん本当にごめんなさい。私、真一君に逆らえないの」
 恵美が命じられたまま、涼子の手を押さえる。
「恵美さん、目を覚まして。お願い、手を放して。今なら、何も無かったことにするから。全部忘れる。誰にも言わない。二人のことも応援する」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。優しくするようにお願いしてあるから。絶対に気持ち良くなるから」
「そういう、問題じゃないでしょ。恵美さん、放して」
「ちょっと、うるさいなあ。恵美さん、口を塞いで」
 拒むいとまもなく、恵美がキスしてきた。
「んんんぅー……」
 涼子は必死に抵抗するが恵美の唇からは逃げられなかった。
(唇が……、ファーストキスが……)
 涼子は大きなショックを受けた。初めてのキスが同性。
 子供の頃両親と親愛の気持ちでしたことはある。しかし、他人とのキスは初めてだ。
 女子高卒だけに同性とのキスを話には聞いていたが、まさが自分がやるとは思っていなかった。
 厳格だが温和な両親に愛情いっぱいで育てられた涼子は性にかんしてかなりの潔癖で、男性と付き合ったことも無ければ、無論キスしたことも無い。
 当たり前のように、性交は結婚後に行うものだと信じていた。
 仕事が落ち着いたら立派で尊敬できる男性と結婚する。キスくらいは結婚前でも良い。思い出に残る場面で厳粛な雰囲気の中でファーストキス。涼子は性格に似合わず乙女な事を考えていた。
 それだけに同性にキスされたショックは大きかった。
 恵美の舌が涼子の唇を割り、中へ侵入してきた。舌が口の中をうごめいている。
 涼子はさらに大きなショックを受けた。

 真一はその間に涼子の体へ馬乗りになり、上半身裸になった。
 そして、恵美の肩をトントンと叩いて合図を送り、どかせると、間髪をいれず、涼子にキスした。
 口の中をかき回し、舌を絡め、唾液をトロトロと流し込んだ。
 目をつむっていた涼子は、ショックで動転していて、相手が変わったのに最初気が付かなかった。
 舌の感触が変わったのに気が付き、目を開けて驚愕した。男とキスしていたのだ。
 必死で抵抗したが、二人がかりで抑えられては逃げられない。
 男の唾液を流し込まれた嫌悪感で吐きそうになる。
「飲むんだ」
 涼子は拒んだ。こんな男の物を飲むなら死んだ方がましだ。
 すると、真一が鼻をつまんだ。
 口の中には男の唾液が溜まっている。このままでは息ができない。息を止めて抵抗するが、それも長くは続かなかった。
 涼子は泣く泣く男の唾液を飲み込むしかなかった。
(汚された……。自分は汚れてしまった……)
 涼子は心の底から絶望した。
 ファーストキスが同性。そして初対面の男に唾液まで飲まされる。涼子の心を折るには十分な出来事だ。涼子の抵抗は一気に小さくなる。
 真一は何度もキスして唾液を流し込んでは涼子に飲ませた。
 そして、それだけではあきたらず、涼子の口の中を舐め回し、さらに涼子の舌を引っ張り出して、しゃぶりまわした。
 茫然自失となった涼子は真一にされるがままだった。

「先生のキス、とっても美味しかった。最高ですよ」
 涼子はうっすら涙を浮かべていた。
 キスがようやく終わり放心状態だ。もう、抵抗もしなかった。
「先生を写真で一目見たときから、こうなりたかった。とっても嬉しいです」
 涼子の耳元でささやきながらたっぷり耳の裏の匂いを嗅がせる。涼子は知らない内に体が熱くなるはずだ。
 真一は涼子を一目見て気に入っていた。
 写真で見るよりずっと美しい。すっと鼻筋が通り、きりっとした顔。クールな美女だ。ナチュラルメイクが知的な雰囲気を増している。
 そして、思った以上に背が高く、自分と同じくらいの身長がある。ちょっと見はとてもスリムだが、それは背が高いから目の錯覚でそう見えるだけだった。
 抱きしめてみると涼子は抱き心地も良かった。華奢な感じがするのに、しっかり女性の柔らかさがある。
 そんな気の強い美女を黙らせるのは、想像以上に興奮する。もうチンコは痛いほど勃起している。
 それに、自分の力が恵美以外にも効いたので、嬉しくて仕方が無い。
 普通なら次は股間のきつい匂いを嗅がせるところだが、いきなりフェラはむりだろうからクンニだ。
 涼子が放心しているうちにタイトスカートのファスナーを下ろす。
 ホックを外して、一気に脱がせる。
 これには涼子も気が付いて必死に抵抗を始めた。
「ダメよっ。やめなさい。許さないから。早く、離しなさい!」
 真一は少し感心した。
 自分の匂いと唾液が効いている筈なのに、この抵抗は凄い。すっかり観念したと思っていたのに、よっぽどの潔癖症なのだ。
 真一は力ませにスカートを引き摺り下ろした。ちょっと破れたかもしれない。
 ストッキング越しにショーツが見える。涼子の性格を表し、白だ。地味だけど高級そうな大人の下着だ。
 真一は股間に顔を突っ込んで、ストッキングの上から匂いを嗅ぎまくった。
 ツンとした匂いが鼻の奥に広がる。
 涼子の匂いは恵美よりもきつい。少し酸味がかっていて、チーズ臭が強い。
 厳格そうな雰囲気と匂いのギャップに興奮がいよいよ増してくる。
「凄いよ。先生、すっごく匂うよ。大人の匂いがする。鼻の奥が熱くなってきた」
「何、馬鹿な事を言ってるの。早く離れなさい」
「先生ちゃんと洗ってる。恵美さんより全然匂いがきついよ」
「な、な、何、何を……」
 大切な場所の匂いをからかわれ、比較され、涼子の頭に血が昇る。何と言い返して良いか思いつかない。
 真一はストッキングも無理矢理膝まで引き摺り下ろした。
 白い太ももがあらわになる。
「先生、素敵だ。下着も凄く似合ってるし、太ももも細くて、長くて、白くて、ツルツルのサラサラだし、最高だよ」
 真一が涼子の太ももを撫でながら言う。
「もう、いいでしょ。放しなさい。これ以上は許さないから。絶対に後悔するわよ」
「でも、毛深いんですね。毛がはみ出してますよ。大人なんだから、ちゃんとお手入れしないと。生徒に笑われますよ」
 真一はショーツの横からはみ出している、陰毛を軽く引っ張りながら言った。
 言葉で責める作戦だ。ここまで涼子が抵抗するとは思っていなかったので、少しいらつき、涼子を虐める気になっていた。
 その鼻をへし折ってやる。真一は血が騒いできた。
「うっ、く……」
 涼子は悔しさ、恥ずかしさで混乱し、何も言い返せない。
「あっ、先生。先生はちょっとモリマンなんだ。ほら、ここ。ここが盛り上がってるでしょ。ここが盛り上がってる人をモリマンて言うんだよ」
 真一がわざと驚いた様子で、恥丘に手を当てながら言った。
「あっ、ダメッ」
 涼子にとって、それは絶対に知られたくないことだった。
 中学の頃から気にしていた。プールの授業で水着になり、自分は他の人より股間の膨らみが大きいのに気が付いた。誰も口にはしないが、他人の自分をチラチラ見る視線が気になっていた。他人が自分を見るたびに股間の膨らみを見られ、噂されている気がした。唯一自分の体でコンプレックスを持っている場所だ。
 だから涼子は中学以来、海やプールに行ったことが無い。
 その悩みの部分を指摘され、涼子の混乱がピークに達する。
 ショーツ越しに体に触られるより、その部分の事を言われる方がショックが大きかった。それに、モリマンという卑猥な響きが拍車をかける。
「男はみんなモリマンが好きなんですよ。モリマンの人とエッチすると気持ち良いらしいですから」
「ど、どうでも、いいでしょ、そんなこと。早く、放しなさい」
 涼子は声が震えるのが自分でも分かった。これ以上の恥辱は耐えられない。もう、自分をこの世から消し去りたい気分だ。
「もったいないけどショーツを切りますね。危ないですから暴れないでください」
 真一が準備済みのハサミを取り出した。
 涼子は絶望のどん底へ落とされた。今まで生きてきて、これほど絶望したことは無かった。
 初対面の下品な男に自分の一番大切な部分を見られる。そんなこと想像したことが無い。本当に血の気が引いた。
「ま、ま、待って。お願い。許して、何でも言う事を聞くから。それだけは、それだけは……」
「代わりのショーツは用意してありますから安心してください」
 真一は無情に、ためらうことなくショーツの両サイドを切り落とした。
「じゃ、じゃーん」
 大げさな言葉とともに、真一はショーツをめくり、引き抜いた。
「あぁ、いやぁー……」
 涼子の悲鳴が部屋に響く。
 涼子は目を背けていたが、現実から逃げることはできない。股間のヒンヤリした感じと頼りなさから、股間が男の前に晒されているのが分かった。
(見られている……。誰にも見せたことがないのに)
 涼子は絶望感で目の前が暗くなった。
 だが、涼子の恥辱はまだそんなことでは終わらなかった。それは涼子の想像をはるかに超えたものだった。
 真一がショーツを裏返して、じっくりチェックする。
「あっ、先生。染みがありますよ。これはおしっこですか。それともオリモノかな。まさかエッチな汁じゃないですよね。先生みたいな綺麗な人でも、汚しちゃうことがあるんだ。驚きです」
(どこまで……、どこまで辱めれば気が済むの)
 涼子が心の中で叫ぶ。
 下着の汚れを指摘されるなど考えたことも無い。死にたいくらいの恥辱だ。
 続いて真一がわざとらしくクンクン鼻を鳴らしてショーツの匂いを嗅ぐ。
「やっぱり、匂いがきついですね。先生のきつい匂いがショーツに染み付いていますよ」
 下着の匂いを嗅ぐ。涼子は理解できない。そんなことをする人間が世の中に居るとは信じられない。
 涼子は心をズタズタに引き裂かれ、打ちのめされる。もう、何も言葉が出てこない。
 真一が顔を股間に近づける。
「先生は毛が多い方ですね。女性ですからもう少しお手入れした方が良いですよ。これじゃあはみ出すはずですよ。今度、俺が剃ってあげますね」
 真一の言葉責めはとどまる所を知らない。
 涼子はもう目を閉じ、悔し涙を滲ませるだけだった。顔を背け、口をキュッと結んでいる。
 その姿に真一は心の底から感動した。
 何て美しいんだろう。恵美の時には感じなかった美しさだ。知的でクールな美人が人生最大の恥辱に耐える姿は、真一のサド心を強く刺激する。
 真一は涼子の両足の間へ体を割り込ませる。一度間に入ってしまえば、もう閉じられない。体を揺すってどんどん間に入っていき、ついに両足の間に座り込んだ。
「では、先生の大切なところを見せてもらいますね」
「ダメ、見ないで、お願い。それだけは許して」
 涼子はそう言うのが精一杯だ。ダメだと分かっていても言わずにはいられなかった。
 涼子の願いもむなしく真一は息が掛るほど顔を近づけ、涼子の秘部を見つめた。
「脚を閉じてる時には分からなかったけど、オマンコの両側にもびっしり毛が生えてますね。ここも剃ったほうがいいですよ。でもオマンコは綺麗なほうです。小陰唇は恵美さんよりはみ出してますけど、ちゃんと口を閉じてますし、色も薄い方です。クリは皮を被ってて小さめですね。ほとんど見えないくらいです。クリは大きい方が感度が良いって言いますけど、俺は迷信だと思ってるんです。その証拠に恵美さんは普通の大きさだけどすっごく感じるし。大切なのは大きさより感度ですから」
 真一の言葉が次々と涼子の心を抉っていく。
 それから真一は包皮を少しずらして言った。
 ピリッとした軽い痛みが涼子に走った。
「うわぁ……。せんせー……。だめですよ、これ。白い恥垢がびっしり付いてます。ちゃんと皮を剥いてクリを洗わないと、不潔ですよ。先生ともあろう人がだらしないなあ」
 真一は顔をしかめ、とても嫌そうに言った。その言い方がさらに涼子を苦しめる。
「匂いはどうかな」
 真一が涼子にも聞こえるように鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。
「うわぁー、直接嗅ぐときついですね。かなりきますよ。さっき、ストッキングの上から匂った時、ひょっとしてと思ったんですが、やっぱりですよ。酸っぱい匂いとたんぱく質が分解した匂いが混ざって、強烈な匂いです。こりゃ、ダメですよ、涼子さん」
 涼子は本気で泣いていた。
 年下で初対面の男に自分のもっとも大切な場所を見られ、匂いを嗅がれ、評価され、ダメだと言われる。これほどの屈辱があるだろうか、涼子はこのまま消えてなくなりたい。夢であって欲しいと願った。
「俺じゃダメだ。恵美さん、代わりにキレイにしてあげてください」

 恵美は突然自分の名前が出て驚いた。
 抑える手伝いくらいはさせられると思っていたが、まさかクンニをやらされるとは思っていなかった。
 この男は傍観者、被害者仲間として参加するだけでは許さないのだ。恵美はどうして良いか分からない。
「そんな酷い事を……」
「じゃあ俺がやったほうがいいんですか。恵美さんが優しくやってあげたほうが良いかと思って言ったんですが」
 確かに男のごついやり方より、女性の繊細なやり方のほうが良いだろう。それに同じ女なら辛さが分かるから、優しくやってあげることができる。男の言う通りだ。
 だが、同性の性器に口をつけるのは、物凄い抵抗がある。しかも友人だ。友人を売っただけでも良心の呵責が凄いのに、さらに直接陵辱に加わったとなれば、自分の心はどうなってしまうのだろう。
 この男はどこまで人をなぶれば気が済むのか。
 でも恵美は分かっていた。最終的にこの男に従うしかないことを。断ればこの場は済むかも知れないが、次にもっと酷い事を言ってくるに違いない。体が溺れた時点で逃げられないのだ。
「わかりました。やります」
 恵美は力弱く答えた。
 恵美と真一が場所を交代する間、涼子に逃げるチャンスが訪れたが、涼子は逃げなかった。
 もう、そんな事が考えられないほど、徹底的に心を壊されていた。
 恵美が顔を近づけると、むわっと女性特有のきつい匂いがした。包皮の隙間から恥垢が覗くほど溜まっている。確かに真一の言うとおりだ。
 潔癖症の涼子は性器をきちんと洗うことに抵抗があったのだろう。
 ここで嫌な顔をすると涼子を傷つけることになる。
 恵美は平気な顔を装った。
(どうしよう)
 本当なら入浴してふやかしたところを清潔な綿棒で拭き取れば良いのだが、真一はそれを許さないだろう。となると唾液でふやかして、舌でやさしく拭い取るしかない。
「やさしくするから、じっとしててね」
 涼子に声を掛けるが返事は無い。
 恵美は唾液を垂らし、包皮ごと口に含んだ。
「うっ」
 涼子が声を上げる。体が反応している。ここまで真一の唾液をたっぷり飲まされている。体が敏感になっているのだ。クリへの初めての刺激は強烈に違いない。
 口の中に酸っぱいような嫌な味が広がる。さらに鼻の奥へ匂いが広がっていく。我慢して唾液と一緒に飲み込む。
 恵美は少しずつ皮を剥きながら、恥垢を舐め取っていった。
 涼子の脚がかすかにくねる。
 途中経過を見ようと口を離した時、性器の合わせ目に雫が浮かんでいるのを見つけた。
(涼子さん、感じてる……)
 恵美は少しだけ救われた気がした。
 ふと上を見ると真一が涼子へキスしている。さらに唾液を飲まそうというのか。
 涼子は抵抗しないでキスを受け入れている。
 それを見て恵美は悩むのをやめた。
 もう手遅れなのだ。涼子が真一に犯されるまで、この集まりは終わらない。もう、涼子を助けることはできない。自分が真一に屈服した時点で全ては決まっていたのだ。
(涼子さん、本当にごめんなさい。せめて、気持ち良くなって)
 恵美は考える事をやめて、無心に舌を使った。
 そして、クリだけではなく下の唇も丁寧に舌で清めた。
 小陰唇と大陰唇の間の溝にも、すこし垢が溜まっている。そこも丁寧にやさしく舌で拭い取る。
 もう気持ち悪いとは思わなかった。少しでも感じて欲しくて、恵美は何度も舌を這わせた。
 時間がたつに連れて、涼子の体のくねりはどんどん大きくなり、湧き出す露も多くなってくる。
 恵美はそれを舌で拭い取っては飲み込んだ。
 そうして恵美がクンニに夢中になっていると真一の声がかかった。
「恵美さん、どうですか、綺麗になりましたか」
 恵美はハッと我に返った。時間も忘れるほど没頭していた。
「はい、綺麗になりました」
「そうですか、それは良かった。味はどうでした」
「味なんかしません」
 真一の限度を知らない残酷さに、恵美は毅然と答えた。
「そんなことは無いと思いますけど、まあ、いいですよ。交代しましょう」
 ついに、涼子の大切な部分が真一の毒牙にかかってしまう。
 恵美は自分がクンニされるときの事を思い出す。真一の舌が触れると、その部分がどうしようもないほど熱くなる。その熱はやがて子宮へ伝わり、耐え切れないほどの疼きが起きる。そして、煮え切らない快感とともに、猛烈に男が欲しくなる。
 クンニだけで絶頂に達してしまうこともあるが、それでは子宮の疼きは解消されない。疼きが増すだけだ。それを癒すためには、男の固いもので中をこすりあげてもらわないといけない。そうしないとけっして治まらないのだ。
 恵美は涼子のこれからを考えて暗い思いがした。

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