<第6部:丹家衆再び> <第80章>  武志が医学部の三年に入り講義が始まってから一週間がたった。  畑違いの難しい本の山に武志は辟易していた。自分で選んだ道とはいえ、早くも少しだけ後悔し始めていた。  周りは普通に医学部を受験した頭の良い人間ばかりで、元々文系で何とか引っかかるようにして医学部に編入した武志とは大きく違う。  自分は講義を理解するのに苦労しているのに、皆は全然平気そうだ。武志は焦りを感じていた。  それに疎外感も感じていた。  年齢の問題ではない。武志はストレート入学と比べると二歳年上だが、医学部なので二浪はそれほど珍しくない。  普通入学組は既にある程度グループができあがっていた。教養課程でも医学部同士は必修科目があり、それなりに顔見知りなのだ。それで編入組に対して異質なものというイメージを抱いているようだった。入試をくぐり抜けてきた学生からすれば、編入試験組はズルみたいな感じがするのだろう。  必然的に一緒に編入した学生同士五人はすぐに仲良くなり、友達になった。  ある日の昼休み、武志が編入仲間と昼食に向かっていると、突然知らない女の子から声を掛けられた。 「あのー、山中武志さんですか」  どこにでも居そうな普通の女の子だ。アイドルみたいな可愛さは無いが、普通の親しみやすい可愛さだ。その割に男好きする雰囲気というか、年の割には色気がある。  まだ初々しさが残っているから、新一年生かもしれない。ただ、一年は普通医学部キャンパスには来ない。一般教養を受けるために本部キャンパスに居るはずだ。 「そうだけど」  突然名前で呼びかけられて、武志はいぶかしく思う。この女の子の顔に見覚えはない。ひょっとしてどこかの組織の人間かと身構える。 「はじめまして、大竹心《こころ》といいます。一年です」 「はぁ……」  見ず知らずの女の子に自己紹介されても、どう答えて良いか分からない。 「三年に編入した人の中にかっこいい人が居るって聞いて、見に来ました」 「あ、あ、ありがと」  突然かっこいいと言われて武志は戸惑ってしまう。今までかっこいいなんて一度も言われたことがない。  確かに編入組の五人の中では一番ましかもしれないが大差無い。普通組には武志よりかっこいいのが何人もいる。 「それじゃあ、また、会いに来ますねー」  そう言いながら、心は走って去っていった。  突然の嵐に武志は呆然としてしまった。  途端にツレから冷やかされる。 (何だったんだろう。今のは)  武志は少しだけ心がざわめくのを感じた。  その日の午後、部隊の訓練のため、武志はいつもの洋館に来ていた。  今日は三週間ぶりに香露を対象に訓練をする日だ。前回の香露の訓練以来、真理・愛・優の順番が有り、また休薬期間も有った。武志が卒業式などのため休んだこともあり、間が空いてしまった。  せっかく香露が班に入ったのに、今までじっくり話す機会が無かった。他の者が順番の日に香露と話をしていると、明らかに不機嫌になり邪魔してくる。自分の時間が減るのが嫌なのだ。  それで、今日武志は大学が終わったら大急ぎでやってきて、香露が来るのを待ち構えた。  香露にも早く来るように伝えてある。  そして、香露は四時半過ぎにやってきた。訓練は通常五時から七時まで行うので、約三十分時間がある。  香露は一人ではなく真理が一緒だった。まだ単独行動が許されていないのかもしれない。香露一人なら話しをしながら、軽く遊べるかなと思っていた武志の目論みはついえてしまった。 「香露は何歳なの?」  武志は前から聞きたかったことを聞いてみた。 「日本風に言うと、今年で二十一歳。班長の二歳年下です」  最近は香露も真理にならって班長と呼ぶようになっている。  同い年か一つ下だと思っていたが、二歳も年下とは少しだけ意外だった。まだまだ女性を見る目が無い。特に女性の年齢を当てるのは苦手だった。 「日本語はどのくらいしゃべれるの?」  最初インドネシアで会った時は片言というか、外国語訛りのあるしゃべり方だった。日本で再会して以降、ほとんど日本人と変わらない日本語を話している。 「日本語は子供の頃から勉強していますから、普通に話せます。他にも、北京語、上海語、台湾語、英語が話せます。フランス語とスペイン語は勉強中です」 (んっ、スペイン語?)  武志は不思議に思った。なぜスペイン語まで勉強してるのか。 「フランス語はアフリカ用、スペイン語は中南米用です」  真理がすかさずフォローを入れる。  なるほどと武志は思った。そんなこと大学生の自分には世界が違いすぎて気付かない。それにしても中国は地球規模で物事を考えていて、さすがだ。 「それで、何歳からどんな訓練をしてるの?」 「私は六歳で小学校に入る時に選ばれました。それ以来、ずっと養成施設で……」 「班長」  香露の話の途中で真理が割って入る。 「その話は長くなると思いますので、後日レポートを読まれたらいかがでしょうか。香露からの調査結果をまとめたものが上級職員用に作成されています」 「そんなのが有るんですか。じゃあ、それを読むとして、最後に一つ」  一番重要なことを聞かなければいけない。真理が居る場所では聞きにくいが、仕方が無い。なんとなく真理は自分と香露が必要以上に接触するのを妨害している気がする。そういう指示を上から受けているのかもしれない。個人的感情だけで邪魔している訳ではなさそうだ。  武志も色々な経験を積み、だんだん物事の裏側まで考えを巡らせるようになってきていた。 「中国にも気を使う男性は居るの? 居るんなら、そのレベルは?」  これこそ武志が一番聞きたいことである。  日本には自分以上の気の使い手は居ないはずである。祖父も父も自分も、一族以外の人間の話を聞いたことが無い。頼子以下隊員の口からも聞いたことが無い。  しかし、世界は広い。歴史ある中国の奥深さからして、神秘の技を持つ人間が居ても不思議ではない。  万が一、自分以上の人間が居るとして、すぐにできることはないが、将来の方向性を考える材料の一つにはなる。 「健康法としての気功を別にして、居ます。でも、レベルは班長より低いと思います」 (やっぱり、いるのか。日本だけの、我が家だけの力じゃなかったのか……)  武志は複雑な気分だ。  自分しか持ってないと思っていたレア物のグッズを友達も持っていた。そんな感じだ。  だが、少しやる気も出てきた。中国の男はどんな訓練をしているのか。どんな技を持っているのか。  とても知りたい。勝負してみたい。  そう考えると、気が晴れてきた。 「香露は普段何をしているの?」  まだ、もう少し時間がある。話題を変えてみる。 「英語、日本語の勉強をしてます。話し言葉のくだけた表現を覚えるのが大変です。それから真理さんへ中国語を教えてます」 「そうなんだ」 「そして、この前は真理さんに純子さんを紹介してもらいました」 (なにぃーっ)  武志は心の中で叫び、真理を見た。真理はそれがどうしたという顔をしている。  真理は今でも純子からSMの訓練を受けているはずだ。 (まさか……) 「会って何したの?」 「話をしただけです。班長や真理さんと知り合いだと聞きました」  武志はホッとした。  こっそり香露を仕込もうと思っていたのに、真理が同じ事を考えているとは以外だった。  思った以上に真理は自分の知らないところで動いているみたいだ。これからは気を付けなければいけない。  そうして、話をしているうちに時間が来てしまった。愛と優が時間通りにやってきた。  香露が武志の班に参加したことはメリット、デメリットそれぞれ大きいものがあった。  メリットとしては、第一に刺激になったこと。班を結成して一年にも立たないうちに、馴れ合いの感じが出始めていたが、それが良いライバル心に変わった。  第二に香露の技術を取り入れられる事。これは班だけではなく部隊全体にいえることだが、中国の違った考えによる方法論、訓練法を知る事は非常に参考になる。この班は香露から直接学ぶことができるのだ。  逆にデメリットとしては、まず武志の負担が増えたこと。三人の女性と公平に接するのと四人とではレベルが違う。また回る順番が長くなった分、一回当たりの濃さを求められる。  このままでは体が持たない気がする。訓練の曜日を増やすか、時間を延ばす事を考えないといけない  まずは愛と優が二人掛りで香露をほぐす。女性同士ならではの細やかな愛撫に、香露はまだ慣れないみたいだ。  初めから終わりまで武志が自分でやると負担が大きい。少しでも楽にしたいという思いがある。それに女性同士のやり方を見るのは非常に参考になる。  三人が絡んでいる間に、真理が自慢の胸を使って肉棒をあやしてくれる。パイズリは真理の独断場だ。他のメンバーとは包まれ感が全然違う。  武志は世界一の美女が年上美人双子に溶かされていくのを眺めながら、Hカップ巨乳にパイズリしてもらうという天国を満喫する。こんな凄い状況を楽しめるのは、世界中を探しても武志以外には居ないかもしれない。  香露はどんどんと溶けていき、声が湿ったものに変わっていく。白い肌に赤みが差し、ピンク色に上気していく。  武志は香露の絶品の秘肉を思い出しながら、欲望を高めていく。複雑で熱くぬめる肉襞が精液を搾り取ろうと絡み付いてくるのを想像しながら、真理の乳房を楽しむ。  どこまでも柔らかい乳房が強い乳圧で肉棒を挟んでいる。この圧迫感は他では味わえない。文句の付けようが無い気持ち良さだ。すぐに射精してしまうようなきつい刺激ではない。香露の乱れる姿を眺めるのにちょうど良い刺激だ。  香露が十分ほぐれたところで、愛と優による二穴責めが始まった。  二人は以前に見た特注バイブが装着されたペニスバンドを着け、前後の穴をゆっくりと抉っていく。 「あ、あ、あ、あぁー……、はぁー……、あん、ああああ、んぅー……」  香露は敏感に反応したり、魂を吸われているような気の抜けた声を出したりと目まぐるしく変化する。  見ているだけで全く飽きない。極上のAVの何倍も面白くて、淫靡だ。  武志は見ているだけでは我慢できなくなってきた。真理をどかし、香露の所へ行く。  硬く張った肉棒をゆらゆらと揺らしながら香露の顔の前で膝立ちになった。  目の前の物に気が付いた香露は何も言われなくても、肉棒を口に含んだ。  絶妙の力で竿が締め付けられる。強すぎず弱すぎず一番気持ち良い締め付け加減で竿がしごかれる。亀頭から裏筋にかけて舌が絡みついてくる。  肉棒からはピリピリ痺れる快感が湧き上がり、武志の体へ広がっていく。香露が気を流しているのだ。  武志は香露独特の感触を噛み締める。  一人余った真理は武志の背中へ胸を押し付ける。両手を武志の胸へ回し、胸板をサワサワと撫でる。うなじから肩へかけて舌を這わせた。  これも天国だ。何もしなくても全身が気持ち良い。優が香露のアヌスを抉るのに合わせて香露の体が前後に動き、武志が動かなくても肉棒が出し入れされる。  背中には真理の舌と巨大な胸、前は真理の手と香露の口。この上ない贅沢だ。ビデオを撮っていないのが悔やまれる。撮影しておけば、死ぬまでおかずに使えそうだ。といっても武志は何年もオナニーしたことはない。女性の相手をするので精一杯で自分でやる余裕は残らない。 「ふああああぁー……」  アヌスの快感に耐え切れなくなった香露が口を外し、たっぷり感情がこもったあえぎ声を出した。  すかさず真理から厳しい声が飛ぶ。 「ダメよ、感じてばかりじゃ。お口がおろそかになってるわよ」  複数、特にアヌスになれていない香露は、どうしても快感に飲み込まれ、フェラをする口が止まってしまう。その度に真理から叱られる。  絶世の美女が快感を必死で耐えながら、美しい顔をゆがめて自分の肉棒をほおばる姿に、武志は視覚だけで発射しそうなほど興奮する。香露は真理に叱られると思い出したように見事な口技を出してくる。  武志も肉棒から気を流し、香露を溶かしていく。  香露はもう、まともに考えることができていないようだった。  無心で肉棒をほおばっている。薄く開かれた目は焦点を失い、何も見ていない。口の端からは溢れた唾液が垂れている。  口を塞がれたまま、唸り声ともあえぎ声ともつかない声を漏らしている。  胸より上はピンク色になり、興奮の度合いが強い事を表している。  下からは愛が胸を責め、後ろからは優が脇腹を撫でている。全身を責められ、香露の体力はどんどん削られていった。  双子は動きを調節し、香露をイカせないようにしている。全身を責められているのにイカせてもらえない。香露は心も体も狂う寸前だった。  そろそろ香露の限界が近いかなと武志が思い始めたとき、真理が耳元でささやいた。 「顔にかけるのはどうですか」  悪魔のささやきだ。  顔射……。顔にぶっかける……。  香露の美しい顔を精液で汚す。考えただけで頭の中が熱くなってくる。武志は真理の誘惑に乗った。  ここまでのフェラで武志の射精感もかなり高まってきていた。我慢を止めるとそれが一気に上昇する。精液が体の奥でざわめき、玉がキュッと上がる。肉棒がビクッビクッと跳ね、血管が脈を打つ。  腰から背中へと甘い痺れが広がり、膝立ちの体勢が辛くなってくる。  武志は自らも腰を動かし、快感を大きくする。香露の小さい頭を持ち、唇で竿をしごくように、深く肉棒を沈めた。  武志の動きは大きくなり、肉棒の根元まで押し込んでは、唇がカリに引っかかるまで抜く。  香露も呻きながらディープスロートを受け入れる。  武志の射精感もいよいよギリギリまで上がってきた。武志は我慢することなく、ストレートに快感へ身を任せる。 「あ、はあぁー…………。凄い。良いよ。そろそろ出すよ」  それを聞いて香露が唇をさらに締め、亀頭を吸引する。頭で考えなくても、動きが体に染み付いているのだ。 「んぅー、出すよっ」  武志は精液が噴き出す瞬間肉棒を引っこ抜いた。先端を香露の顔へ向ける。  ぶびゅりゅるるるるる、びゅるるるるー、ぶしゅぅー……、ぶびゅっ、びゅるるる、ぴゅるっ、ぴゅるるるー……。  熱い精液が塊となって、香露の顔を叩いた。的を外すことなく香露の高い鼻に当たる。  勢いが強い第一撃が顔中に飛び散った。  続けて、第二撃、第三撃が額、頬と当たる。 「ん、ん、お、おおぉー……」  武志は呻きながら肉棒に力を込め、全ての精液を出し切ろうとした。  香露の顔が白く汚されていくのを見ながらの会心の射精だった。  はぁー……、はぁー……。  武志は大きく息をしながら余韻をたっぷりと味わう。  そして、先から精液を垂らす肉棒を香露の口へ入れた。  香露は反射的に咥え、舌で丁寧に掃除をする。  顔から精液を垂らしながらフェラをする香露の顔は、とてつもなく美しく、そして淫らだった。  顔射くらいでは、香露の美しさを損ねることはできなかった。逆に被虐美を増している。  武志の肉棒がピリピリと痺れた。射精後の敏感な肉棒に気を流されるのは効く。染み込む度合いが早い。香露が一通り清めたところで肉棒を抜いた。  体から力が抜け、立っているのが少しだるい。武志はベッドに横になった。  香露は呆然とした顔で、固まっていた。愛と優も気を利かせて腰の動きを止めている。  真理は一人平然としていた。  顔から精液が垂れるのを香露がそのままにしているのを見て言った。 「あら、中国ではお顔にかけたりしないのかしら。もったいないわね」  そして、香露の顔から精液を舐め取った。  香露の反応が弱くなっていたので、しばしの休憩の後訓練が再開された。  女性上位で香露が武志の肉棒を挿入した。弱っていてもさすがに香露は絶妙なテクで武志を喜ばせる。残った力を振り絞り腰を動かし、秘肉を締め武志から搾り取ろうとする。  武志も負けじと下から腰を突き上げ、気を流し、香露を追い上げる。  一回出しているとはいえ、香露の必死なサービスに武志も段々危なくなってきた。  見かねた真理がペニスバンドを装着し、アヌスに挿入する。 「あ、あ、あ、あ……、おお、おぅー……、お尻は……」  香露が途端にうめき声を上げる。  武志は動くのを止め、抉るのを真理に任せた。代わりに肉棒を根元まで押し込み気を流す。そして舌を吸った。秘技循環だ。  真理がバイブ機能をオンにしているので、振動と動きが薄い肉壁を通して肉棒に伝わってくる。自分で動かなくても十分に気持ち良い。香露からの気も流れ込んできている。  愛と優も武志と真理の邪魔をしないようにしながら、香露の体へ舌を這わせたり、脇腹を撫でたりサポートする。 「んんぅー……、んんんっ、ふうぅー……」  香露は四人掛りの責めにむせび泣く。  武志は香露の艶っぽい反応にたまらなく興奮してしまう。体の底から絞り出すような切ない声。肉棒、バイブ、舌、手から逃れようとくねらせる華奢な体。弾力を伝える乳房。  もうこれ以上は無いという官能的な状況だ。  香露のコシがある豊かな髪が武志の顔に垂れ下がってきていて、被虐さが増して見える。  責める四人は打ち合わせしなくても、よく理解していて、けっして香露をイカせない。ギリギリのところで快感をコントロールしている。普通の人間なら耐え切れずおかしくなってしまうだろう。香露はそれを耐え抜いている。  武志は香露の能力の高さにあらためて驚いていた。  香露の体力はみるみる削られ、反応が弱くなっていく。このままでは香露が力尽きてしまう。  その前に武志にはやってみたいことが有った。  香露とのアナルセックスだ。今まで真理達はバイブを入れているが、武志自身は挿入したことが無い。香露のアヌス耐性の低さから、是非やってみたいと思っていた。  アヌスに肉棒を入れ、粘膜を気で焼く。香露がどんな反応を示すか、考えるだけで興奮してしまう。  武志は真理達に合図をして一旦離れてもらう。  ローションのビンを取り肉棒に塗り始めると、真理達はすぐに武志の意図を察して香露の準備を始めた。  香露のアヌスには内も外もたっぷりとローションがまぶされる。そして正座したまま胸をベッドへつける体勢が取らされた。普通の四つん這いでは脚が長い香露へ位置が高すぎて挿入できないのだ。  武志は膝立ちでにじり寄った。肉棒は期待でビクンビクンと打ち震えている。  どんな感触なのか。初めて入れる穴にはいつもながら興奮してしまう。  バイブでさんざんほじられた香露のアヌスはかすかに口を開いている。  武志は先端を合わせると、ゆっくりと腰を進めていった。  香露のアヌスは柔軟に広がると肉棒を貪欲に飲み込んでいく。武志はたっぷりと気を流しながら肉棒を埋め込んだ。  亀頭部分が入ったところで一旦止まる。 「あ……、あ……、あ……」  香露が全身を細かく震わせながら、アヌスの快感に耐えている。入り口の敏感な粘膜が気で焼かれ、燃えるような熱さと痺れるような快感を味わっているはずである。それでも、しつけられてきた通りに力を抜き、進入の手助けをしている。  武志は柔らかいのにきつい締め付けをじっくりと味わう。アヌスの輪がはちきれんばかりに広がり、少し痛々しい。  武志は待ちきれなくなり、肉棒をさらに押し込んだ。  香露はアヌスをほとんど使ってないらしく、こじ開ける感覚がした。これほどきつい感触は去年アメリカに行った時のリサ以来だ。熱い腸壁が肉棒全体をきつく締め付けてくる。  根元まで埋めきったところで、ゆっくりと抜いていく。香露は肉棒を引きとめるかのようにアヌスを締める。 「はぁあー……」  香露が魂が抜けるような声を出す。気で焼かれ敏感になっている腸壁をゆっくりこすられるのは、たまらない快感だろう。  武志はカリが入り口に引っかかる所まで抜いて、また、ゆっくりと奥へ進んでいく。 「ぐ、あ、あ、あ、あ……」  香露がシーツを握り締めている。苦しくて、気持ち良くて、ジンジンと燃えるように熱い。そして、どす黒い感覚が背中を這い登るのだ。  武志は焦ることなく、ゆっくりと腰を動かし、香露のアヌスを楽しむ。動かすほどに腸壁がなじみスムースになっていく。  肉棒が進んでいく時、香露は背中を丸めて苦しさに耐え、抜かれる時には背中を思い切り反らし快感に震える。  その新鮮な反応に武志の心の中に黒い気持ちが沸々と湧き上がってくる。  徐々に、徐々に腰のスピードを上げていく。  香露も動きに合わせて反応していたが、スピードが上がるにつれて、反応が間に合わなくなる。  シーツを握り締めたまま、体が動かない。もう、苦痛や快感が入り混じり、自分では制御できなくなっているのだ。 「ほら、力を抜いて。受け入れるの」  真理から叱咤の声が飛ぶ。  ここまで四人掛りで散々なぶられ、イカせてもらえず、体力も精神力もほとんど残っていないはずなのに、香露は最後の力を振り絞り、アヌスの力を抜く。  弱点のアヌスからは絶えず甘くて苦い特有の快感が湧き上がり、背中を通り脳にまで達している。内臓を押し上げられるような苦しさと、漏らしてしまうような感覚もしているはずだ。  武志は追い討ちをかけるように、香露の腰を掴むと、パーン、パーンとアヌスを抉る。 「ひ、い、ぐ、あ。お、ほ、ん、む……」  香露が言葉にならない声を出す。  もう、本当の限界が近い。このままでは中途半端な絶頂で終わってしまうと思った武志は腰を止めた。  香露を抱きかかえると、そのまま後ろへ倒れ込んだ。二人とも仰向けで香露が上になる体勢だ。アヌスには肉棒が刺さったままである。  そして肉棒を根元まで押し込んで子宮を裏側から押し上げた。亀頭から子宮目掛けて気を流し込む。 「ヴああああーー……」  香露が一気に絶頂へと駆け上がる。全身をガクンガクンと大きく震わせながら、肉棒がちぎれるほど強く締め付ける。  目を大きく見開き、口も開けっぱなしだ。 「あ、あ、あ、あ……」  アナルセックスの絶頂は大きくて深い。一度達するとなかなか治まらない。しかも、子宮まで裏から責められては逃げ場が無い。  武志は真理達に目で合図を送った。真理、愛、優の三人が香露の体へ取り付いた。  愛と優は香露の脇の下をねちっこく舐めながら、乳首をグリグリ捏ねる。  真理は秘肉へ指を入れ、Gスポットをしつこくこする。クリも舌で弾く。  武志は香露の耳に舌を入れた。 「ひぃいいいいーー……」  香露が絶叫した。どこにそんな力が残っていたのかと思うくらいの強い力で体が跳ねる。  しかし、四人掛りですぐに抑えられてしまう。  武志は子宮の裏側を何度も繰り返し、鋭く速く突き上げる。 「あ、が、ぐぁ、あ…………、も、もう、無理……、し、死ぬ…………」  香露が息も絶え絶えに訴えた。先ほどからイキっぱなしで、体は痙攣している。  武志はさすがにもう十分だと思った。とどめに子宮を思い切り押し上げ気の塊を打ち込んだ。  香露の全身が反り返り、硬直した。  その反応を敏感に感じ取り、三人も動いた。  愛と優は乳首を摘み上げながら引っ張った。真理はクリをカリっと甘噛みした。  香露はもう一段高い所へ放り上げられた。 「…………」  香露は声にならない声をあげ、そして失神した。  香露はピクリとも動かない。完全に気を失っている。  悲惨という言葉がぴったりな感じだ。  普通にセックスをする時の香露は素晴らしい。だが、責めさいなまれる時に見せる香露の美しさは筆舌に尽くしがたい。  純子に預けたらどうなるのだろう。純子にマゾとしての資質を開花してもらったら。  武志はその考えをどうしても抑えられなかった。 <第81章>  四月中旬の土曜日、武志は美咲と瞳とのデートに出かけた。  平日は大学が忙しいので、これからは三人で出かけるのは土日ばかりになりそうだった。  三人居ると行きたい所がバラバラなので、順番でやる事を決めていた。武志は希望が無いことが多いので、その場合はパスをする。  今日は美咲の希望で夏物の服を見て回った。まだ四月上旬なのにと思ったが、この時期から情報を集めないと良い物は手に入らないらしい。  女性のタフな買い物に付き合わされ、さらに、最後はホテルで美咲と瞳に一回ずつ抜かれてからの帰宅だ。  武志は正直疲れていた。こんな日はお風呂にゆっくり入って早く寝床に潜りこみたい。  そんな事を考えながら家に着いた武志は、玄関に見慣れない女性物の靴があるのに気付いた。お客かなと思い、母親にただいまだけ言おうと居間へ向かった。  そして、居間のソファーに座っている人間を見て、武志は人生最大というくらい驚いた。  あまりの驚きに居間へ一歩踏み入れた体勢で固まってしまう。 「えっ? 何で? どういうこと」  理解を超える事態に思わず間抜けな声を出してしまう。 「お久しぶり、武志君」  そこには、母親と楽しそうにお茶を飲んでいる美穂と麗華の姿があった。一年ぶりに見る二人だ。 「み、み、み、美穂さんに麗華さん。ど、ど、どうしたんですか」  二人の突然の訪問に武志は言葉が詰まってしまう。  二人は一年前別れたときとほとんど変わってなかった。いや、良く見ると、美穂は少し日焼けをして、麗華は大人の女の雰囲気を増していた。 「一年ぶりに日本に帰ってきたから、武志君は元気かなと思って、麗華を誘って顔を見に来たの」  美穂の声も変わっていない。武志の耳に懐かしく響く。 「帰ってきてたんなら連絡をくれたら良いじゃないですか」 「驚かそうと思ってね」 「ほんとに驚きましたよ。心臓が止まるかと思いました」 「ということで、お母さん、武志君をお借りしますので」 「ええ、ご自由にしてください」  武志の母陽子がニコニコと答える。 「それじゃあ、武志君、食事にでも行こうか。お互い積もる話も有るし」  武志は美穂の目が光ったような気がした。 「和食は良いねー。落ち着くねー」  美穂がくつろぎきった声を出した。  武志達三人は和食の店で夕食を食べた。食事の間中、美穂は自分の一年間の話をするばかりで、武志の事を一切聞いてこない。麗華も黙って話を聞いているだけだ。  それが武志には、この後何かありそうで怖いものに感じて居心地が悪い。料理の味も良く分からない。  そして、食後武志は二人に連行され、美穂の部屋へ移動した。  そこは一年前とは別の比較的新しい1LDKのマンションだった。白を基調にした内装で、まだ家具も少ない。梱包を解いていない荷物が部屋の片隅に置かれていた。  ソファーが無いので、三人はカーペットの上にクッションをおいて座る。  真ん中にお盆が置かれ、上にはワインボトルとグラスとおつまみが乗せられている。  美穂がワインを飲みながら口を開いた。 「武志は一年の間に色々あったらしいわね。お母さんに聞いたわよ」  少し酔い始めているのか、口調が怖い。 「あ、はい、医学部に編入しました」 「そんなこと聞いてるんじゃないわよ。あんた、私が居ない間に彼女ができたそうじゃない」 「は、はい、まあ、そのー……」 「私が慣れない外国の町で一人寂しく仕事に追われている間に、武志は彼女といちゃいちゃしてた訳ね」 「でも、それはみんな居なくなっちゃったからで。仕方無いじゃないですか」 「あんたは、たった一年が待てないの。あれほど可愛がってあげたのに。裏切られた気分だわ」 「でも、美穂さんも一年間全く連絡が無かったじゃないですか」  武志は一応抗議する。このままでは自分だけ悪者にされてしまう。 「それくらい、大変だったの。言葉も満足に通じない現地の人とやり合って、家に帰ったら寝るだけの生活。一年間がんばって武志に会うことだけが心の支えだったのに。その相手がちゃっかり彼女を作ってたとは」 「そんなの、もう捨てられたと思うに決まってるじゃないですか」 「あんた、私が一年前に何て言ったか覚えてる」 「えっ、えーと、そのー……」  まさか、あのこと。武志の脳裏に美穂の別れの言葉が浮かんできた。 「帰ってきたら、あんたの子供を産んだげるって言ったの。忘れたとは言わせないわよ」 「そんなの冗談だと思うに決まってるじゃないですか」 「さあ、約束を果たしてもらおうかしら」  美穂が武志を脱がせ始める。それを見て、麗華もいそいそと手伝う。 「ちょ、ちょ、ちょっと、なんで、麗華さんまで手伝ってるんですか。婚約してるんでしょ」 「あれは破談になったの。相手が浮気して」 「でも、でも……」  いきなり凄い事を言われて、武志は何と言って良いのか分からない。 「もういいの。傷物になった私に、もうまともな縁談は来ないから。慰謝料いっぱい貰ったし、もう好きに生きることにしたの」 「あぁー、そんな悲観しないで。やめてください。俺には彼女が居るんです」 「そんなの武志が勝手に二股かけただけでしょ」  横から美穂が口を挟む。 「だからー、もう終わったんだと思ったんですって」 「はい、はい、もう観念してね」  力で振り払うのをためらっているうちに、武志は全裸に剥かれベッドに運ばれる。 「一年見ない間に、ずいぶん凶悪になってるじゃない。かなり使ってるわね。これはお仕置きが必要だわ」  美穂はかぷっと肉棒を咥え込んだ。 「おおぉー……」  武志の脳裏に一年前の濃密な日々が思い浮かぶ。毎週のように大勢で乱交していた日々。あそこから今の自分は始まったのだ。 「じゃあ、私も」  麗華が清楚な顔を赤らめてキスをしてきた。優しくいたわるように頭をかき抱いている。  麗華のねっとりしているのに、上品さを感じさせる舌使いに、武志は抵抗を止めてしまう。  最初のハーレム・メンバーの中では麗華が一番好きだった。武志の甘酸っぱい思い出だ。どうせ叶わないからと自分でも本気にしていなかった。それなのにもう一度会うことになるとは。武志は少し感傷に浸った。  麗華の唾液が注がれてくる。武志はそれを本当に嬉しく思いながらすすり、飲み込んだ。味なんか無いはずなのに清涼な感じがする。錯覚だろうが、そんなことはどうでも良かった。 (本物のお嬢様の唾液だ。高貴じゃないはずが無い)  つい、美咲と麗華を比べてしまう。美咲がいくら良い家の娘で清楚な感じがするといっても、本物にはかなわない。  麗華の家は先祖をたどれば、歴史上の人物や恐れ多いやんごとなき天上人につながる家柄だ。小さい頃から本物のお嬢様として育てられている。  武志の頭の中で美咲と瞳のことが段々薄れていき、昔の思い出と美穂と麗華のことで溢れてくる。 (麗華さん……)  武志は麗華の顔を両手で挟むと自分から舌を入れた。そして口の中全部を舌で愛撫しまくる。  高貴なもの、汚してはいけないものを汚す感じに武志は興奮してしまう。舌からは全開で気を流し麗華を溶かしていく。  なすがままにされていた麗華が武志の舌を吸い返した。その力は最初弱かったが、すぐに強くなり、武志の舌の根が痛くなるほど吸ってくる。  一年離れていて閉じかけていた麗華の気の道があっというまに再び開いていった。  もう麗華は武志の気に溶かされてしまっていた。 「なに二人して恋人同士みたいなキスを見せ付けてくれるのよ」  美穂が半分非難めいた、半分冗談ような口調で意地悪を言う。  キスをしながら武志は麗華以外の事を全て忘れていた。  武志は肉棒を完全勃起させ、お詫びに亀頭から美穂へ気を流し込んだ。 「おはぁっ。急に大きくしたらびっくりするじゃない」  美穂が嬉しそうに大きくなった肉棒にしゃぶりつく。 「この匂い、この味、懐かしいわ。一年ぶり」  美穂は咥えるだけでなく、竿から玉までねっとりと舌でねぶりついている。今日はまだ一度もシャワーを浴びていない。匂いがたっぷりとこもっているはずなのに、美穂は嫌がるどころかむしろ喜んでいる。 「あぁー、もうダメ、我慢できない」  美穂は肉棒へ舌を絡みつけながら、ゴソゴソとショーツを脱いでしまう。  そして武志の腰に跨り、肉棒を後ろ手で掴んだ。 「じゃあ、いただきます」  そう言うと、肉棒の先を秘肉に当てて、ゆっくりと腰を降ろしていった。 「はあぁー……。一年ぶりは……、やっぱり……、きついわ……」  美穂が久しぶりに味わう刺激の強さに顔をしかめながら言う。  少し腰を戻しては、再び肉棒を飲み込んでいく。そうして少しずつなじませながら深く深く飲み込んでいった。  武志も肉棒から気を流して美穂を手伝う。愛液の量も増え続け、動きはスムースになっていった。  そして、美穂が腰を一番下まで降ろした時、亀頭の先端が子宮口を突いた。 「んんぅー……」  苦しさと重い快感が入り混じった複雑な刺激に美穂は唸った。この感じは懐かしかった。美穂にも一年前の乱れた思い出が鮮やかに浮かんできた。 (何度もこうして体の一番奥を突いてもらったっけ)  思い出だけで子宮が熱くなるのを感じた。  美穂は武志の胸に手を付き、ゆっくりと腰を上下させる。  一年ぶりの武志の体はさらに筋肉が付いてがっしりしている。自分が体重を掛けたくらいではビクともしない。  美穂は安心して自分の秘肉に意識を集中した。  麗華もキスだけで興奮してたまらなくなってきていた。  頭がぼーっとしてきて、体が熱い。体の奥がズキンズキンと疼き、子宮が刺激を求めている。すぐにでも肉棒でかき回して欲しかったが、今は美穂が使っている。  だが、このままではとうてい切なさを我慢できない。  麗華は意を決して、ショーツを脱いだ。恥ずかしさで頭がくらんだが、武志の顔を跨いだ。 「武志君、お願い……」  そう言って、麗華は腰を降ろした。  武志は何も言わず、舌で愛してくれた。自分の愛液が音を立ててすすられると気を失いそうなほど恥ずかしい。と同時に信じられないくらい興奮してしまう。  急速に子宮が熱を持ち、強い快感が秘肉から背中を通り頭まで何度も突き抜けていく。  久しく忘れていた感覚だった。  あっという間に、頭の中は快感だけで占められる。 「あ、あぁ、す、すごい……。痺れる……。あぁ……、ダメ……、そんな……」  麗華の口から独り言のような小さな声が漏れる。  気の味を体で思い出さされ、麗華は自分がダメになるのが分かった。体に震えが走り止らない。  もう自分では体重を支えなれなくなり、ベッドに手を付き、武志の顔に股間を擦り付ける形になっている。 「あっ、あっ、あっ、あっ」  秘肉を舌でほじられ、さらに、武志の鼻がクリトリスを押してくる。最初は軽く当たるだけだったのに、だんだん捏ねるように当たってきて、今はクリを押し潰すように強く当たっている。  もう麗華は何も考えられなくなってきた。待ちに待った絶頂はもうすぐそこまで来ていた。  麗華が顔の上に居るままでは、美穂の相手をするのに不自由だ。武志は麗華には軽くイッてもらうことにした。  麗華の腰を両手で少し後ろに下げ、クリに舌が届くようにする。そしてクリを高速で舌で弾いた。 「いっ、いいぃー……」  突然の強烈な快感に麗華は軽く達してしまう。強すぎる刺激から逃げるために、顔から跳ねるように転げ落ちた。  そのまま、ベッドの上に横たわり、大きく息をする。その後も麗華は快感の余韻に何度も体を震わせていた。  武志が麗華をイカせている間にも、美穂は肉棒を貪っていた。  秘肉がなじんでくるに従って、どんどん腰の動きは速くなっていく。  最初はベッドに膝を付けて狭い範囲で腰を動かしていたが、次第にそれでは我慢できなくなり、膝を立て手に体重を掛ける。それで腰が楽に動かせるようになる。  抜けるギリギリまで腰を上げると、一気に根元まで咥え込む。 「あぁー、凄いー。やっぱりこれ良い……」  秘肉が一気に抉られ、たまらなく気持ち良い。  美穂は単に腰を上下に動かすだけでは飽き足らず、角度を変え膣壁前側の一番の弱点に亀頭をぶつけたり、根元まで入れたまま腰を回し自分で子宮口を捏ね回す。 (あぁー、このままじゃイッちゃうのに、止められないー)  そして、次には腰を完全に落とし、クリをこすり付けるように腰から下だけを猛烈な速さで前後に動かす。 (これもいいぃー、クリがぁー、クリちゃんがー、こすれるぅー……)  一年ぶりに味わう武志の肉棒は頭の中までとろけさせて、全てを忘れさせてくれる。美穂は肉棒を味わうのに没頭していった。  麗華をイカせた武志が美穂に目を向けると、物凄いスピードで腰を動かしているところだった。恥骨が当たって痛いくらいの勢いだ。  美穂は、もう快感を貪るのに一生懸命で他の事に頭が回っていない。ショーツ以外は服も着たままだ。  このままイッってもらおう。武志は美穂の胸に手を伸ばした。大きめのBカップはちょうど手の平に納まるサイズで揉みやすい。服の上からなので揉み心地は今一つだが、それでも美穂には追加の刺激として十分なようだった。 「あぁー、たけしー……、良いよー、気持ち良いよー……」  美穂が武志の手に気付き、泣きそうな声で言う。  その甘えるような切なげな言い方に武志はキュンとしてしまう。美穂の上半身を引き寄せ、唇を重ねる。  美穂は腰を動かしたまま、武志の口の中を犯すように激しく舌でかき回す。  武志も下から腰を突き上げながら美穂の舌に答える。 「あぁー……、す・ご・いー、もっとー……、もっとしてー……」  武志は亀頭が子宮口を突く瞬間に軽く気の塊を送る。 「お、おぉー……」  美穂が反射的に背を丸め快感から逃げようとするのを、武志は美穂を抱きしめ逃がさない。  続けて美穂の舌を吸い上げ、亀頭の先から子宮口へどんどんと気を流していく。 「んんんっ」  突然の快感の波に美穂がビクンと体を震わせる。  武志はそのまま気を流し続け、舌から気を回収していく。秘技循環だ。一年分をまとめて味わってもらおうと多めに気を流す。  美穂は途端に絶頂に達した。そして、そのままイキ続けた。体は震え続け、秘肉は痙攣し続けている。愛液はお漏らしをしたかのように溢れ、シーツまでぐっしょりと濡れていた。  何が起こっているのか分からない。というより、そんなことさえ考える事ができない。ただただ快感の波に翻弄され忘我の境地をさまようだけだった。 「んんんんん……」  美穂にできることは、ただ、唸るだけだった。両手両足を武志の体へ巻きつけ必死でしがみ付くが、それでも快感に耐えられない。  これほど強い快感に連続で襲われるのは生まれて初めてだった。どうして良いか分からない。 (し、死ぬ……)  このままではおかしくなる。美穂は壊れそうな自分をギリギリ繋ぎとめながら危険を感じていた。  美穂の状況を冷静に把握していた武志は、美穂の本当の限界がすぐそこまで来ているのを理解していた。  そして、最後に美穂の体を強く抱きしめ、子宮口を強く押し上げた。  それがとどめとなった。 「んんんんぅー……」  美穂は体の底から唸るような声をあげた。全身が硬直している。肉棒が痛いほど締め付けられる。  その硬直が解けると同時に美穂は気を失った。  武志が麗華を見ると、服を着たままでぐったりしている。だが、目はこちらを向いている。次は麗華の番だ。  服が皺になると思い、脱がそうとするが麗華が動かないので脱がせられない。  もう、このままでいい。どうとでもなれと武志は脱がせるのを諦めた。  体に張り付いて胸の形がはっきり分かるカットソーにフェミニンな感じで短めのフレアスカートは麗華に良く似合っている。美人受付嬢の休日(実際麗華は以前受付嬢だったが)という感じだ。  ぐったりした女性と服を着たままやるのはレイプをするみたいな気持ちになってくる。  武志は生唾を飲み込んだ。 「いきます」  麗華が黙って目を閉じた。  武志はスカートをめくり上げ、麗華の股間を剥きだしにして正常位で挿入していった。 「ああん……」  久しぶりの男の味に麗華はたまらず声をあげる。心の底から自然と湧き出る歓喜の声だ。  武志も久しぶりの麗華の味を噛み締めながら、腰を進めた。  一年の間に麗華は秘肉も大人になっていた。狭いのは以前のままに、十分こなれている。繊細で柔らかい膣壁がみっちりと絡み付いている。素人の中では極上の部類だ。秘肉の中まで上品な気がする。そして、入り口がきつく締め上げ、動かすたびに竿を磨くようにしごいてくれる。  さきほど軽くイッたせいで潤いも十分ですぐに肉棒になじんでくる。さらに奥から愛液がこんこんと湧き出してくる。  最高の秘肉だった。一般人でこれほど素晴らしい体はめったに居ない。  単純に体のレベルで言えば隊員達の方がずっと上だ。だが、彼女達の相手をする時はどうしてもプロ相手という気持ちが有る。どこか勝負みたいな気がするし、無様な所は見せられないと思ってしまう。それに、気を抜けばやられるかもしれないという恐怖から完全に気を抜けない。  その点、美穂や麗華は違う。体がメインとはいえ長い付き合いでお互いを理解している。相手を負かしてやろうとかいう気持ちは全く無い。そこにあるのは、相手を気持ち良くしてあげたい、自分も気持ち良くなりたいという想いである。それは一条流本来の考えと同じだ。  そこには愛がある。世間一般的な男女間の愛情ではないが、間違いなく愛だと武志は思う。  武志はそんな人の相手ができる事を嬉しく思いながら、秘肉を抉った。  先ほど美穂にはイキ続けてもらった。麗華も同じでは面白みが無い。絶頂ギリギリの所を漂う感覚を味わってもらおう。  まずは普通に肉棒で秘肉を抉る。麗華の感じるポイントを思い出しながら探っていく。そして、肉棒からは気を流していく。  そして三回に一回は亀頭で子宮口をコツンと叩く。  麗華が一年ぶり味わう武志のテクは以前とは比べ物にならないものだ。的確に弱点を責められ、性感が急カーブで上昇していく。そして一気に絶頂ギリギリまで駆け登らされた。  そこから後は気を絞り、動きを抑えて、そのまま絶頂ギリギリを味わい続けてもらうだけだ。武志は麗華の感覚をコントロールした。 「すごっ、すご、い……」  麗華があえぎ声の合間にうめいた。よほど武志に伝えたかったのだ。  武志ももっと感じてもらおうと、一生懸命だった。ただ、一定のレベルで感じさせ続けるのでは自分の一年の成長を見てもらうのとは違う。もっと精密に、細やかにコントロールしないと意味が無い。  同じ感じるのでも体の場所によって違いがある。  少し気を弱めては、代わりに肉棒での抉り方を強くする。また、腰の動きを弱めては、代わりに乳首を転がしたり、首筋から耳へ舌を這わせたりする。責める場所を変えることで、感じる量をそのままに、色々な感覚を味わってもらう。  去年までのギリギリのレベルが絶頂の99%だとすると、今は99.9%と本当のギリギリまで近寄せる。  離れていた一年で麗華の体は確実に大人になっていた。  この体を婚約者は好きにしたのか。自分でさえ二人きりになれたのは数えるほどしかなかったのに。そう思うと、心の底から嫌な味の気持ちが湧きあがってくる。本当の意味で麗華を苛めたくなってくる。  だが、武志は黒い気持ちを理性で押さえ込む。そして、自分の跡を付けなおすつもりで麗華を責める。  麗華にはもっと快感を味わってもらいたい。今まで経験が無いレベルの、人生観が変わるくらいの快感を味わって欲しい。  そうして、麗華を責めているうちに堕としているような、恋人と愛し合ってるような自分でも良く分からない気持ちになってくる。  武志は麗華を絶頂ギリギリでイカせ続けた。 「お願い……、イカせて。もう、もう……、無理、我慢できない……」  麗華は普通の人だ、耐性は低いし、体力も無い。そろそろ終わりにしないといけない。  汗で髪の毛が顔に張り付いている。顔から首、鎖骨にかけてピンク色になっている。秘肉はひくつき、肉棒を甘く締め続けている。もう、限界だという証拠だ。  麗華の顔は泣きそうな、切なそうな顔をしている。真に綺麗な人は、どんな状態になっても綺麗だった。麗華の崩れた顔は男の保護欲と加虐欲を同時にかきたてる。  絶頂ギリギリの状態でも小さい快感の波が来るたびに目をつむり、首をすくめる。  武志はその姿が綺麗で、可愛くて、いとおしくて、たまらなかった。  まだまだ見足りない。いくら見ても見足りない。いつまでも見ていたかった。  一年前に言えなかった言葉が武志の頭に浮かんでくる。今なら言える。あの時は目標も将来もよく分からない単なる大学生だった。だが、今は自信が付き、将来の方向も決まった。  今なら何を言っても麗華はうんと言うだろう。だが、武志は言葉を飲み込んだ。言ってはいけない。それだけはダメだと理性で押さえ込む。  その気持ちを秘肉にぶつける。麗華の弱い所をこすり、最奥を突き上げる。 「ほん、とに……、もう……、ダメ……」  麗華も体力、精神力の限界で必死に耐えている。普通の人でここまで耐えたのだから立派なものだ。  最後は一緒にイキたい。武志はラストスパートに入った。 「いくよ。出すよ。出すからね」 「来て、早く、もう、もう……。出して、早く出してー」 「出すよっ」  武志は麗華の体をギュッと抱きしめ、肉棒を根元まで埋め込んだ。 「来てっ」  麗華も最後の力で武志にしがみ付いた。  そして武志は精液を一気に解き放った。  ぶびゅるるるるー……、ぶしゅわあああー、びゅるるー……、びゅるっ、ぴゅるっ……。 「おおっ、おほおぉー……」  武志は低い声で唸りながら精液を吹き上げた。同時に気の固まりも子宮へ叩きつける。 「あ、あ、あ、あ、す、すご……、で、でて、る……」  麗華が全身を硬直させ、絶頂に達する。精液を搾り取ろうとするかのように秘肉がギュッギュッと締め付けてくる。  武志は麗華の体を自分の精液で埋め尽くすくらいの気持ちで精液を流し込んだ。  そして、最後の一滴まで絞り出して満足の溜息をついた。まさにマーキング完了といった気分だった。  武志は秘肉の締め付けが緩んでいくのを肉棒で感じ取り余韻を楽しんだ。  肉棒を抜くと、秘肉はぽかぁと口を開いて、ドロッと白濁液が垂れてきた。会陰、アヌスを伝い、シーツにまで垂れる。  麗華の毛の薄い秘部と精液の眺めは見るからに終わった後という感じで、とても淫靡だった。  麗華は脚を閉じる元気も無く、ぐったりしている。  武志は終わったと思うと、急に酒の酔いが回ってきた。二人の相手をしただけなのに、とても体がだるい。それにいつもの寝る時間をとっくに過ぎている。このまま眠ってしまいたいところだが、さすがにちょっと気が引けた。女性二人がベッドの上にあられもない姿で転がっている。  美穂と麗華をかかえてベッドにまっすぐ寝かせ、武志はその間に潜り込んだ。せっかくだから女性二人に包まれて寝ないともったいない。  そして、武志は目を閉じた。  武志は浅い眠りから目を覚ました。遠くで誰かが話す声が聞こえる。 「……酔いつぶれて寝てしまって。今日は、このまま泊まってもらいますから、……」  よく考えたら今日は朝から美咲と瞳とデートしてさんざん街を歩き回ったのだった。ホテルで二人にもたっぷり絞り取られている。合計四人の相手をした事になる。どうりで疲れているはずだった。  武志は、もうどうでもいいという気になり、再び目を閉じた。 <第82章>  翌朝武志が目を覚ますと、全裸のまま両手両足をベッドに縛られ、猿轡までされていた。  何が起きているのか理解できなくて、うぅー、うぅーと唸り声を上げていると、普段着の美穂が部屋へ入ってきた。 「目が覚めたのね。お仕置きだから、そのまま寝てて。もうすぐお客様が来るから、静かにしておいてね」  それだけ言うと、美穂は部屋を出て行ってしまった。  武志は呆然としたまま一人残されることになった。  その頃美咲は突然の事態に混乱しながら知らない街を早足で急いでいた。すぐ横には瞳が同じように真剣な顔付きで歩を進めている。  昨夜から武志の携帯に何回掛けても出ない。メールの返信も無い。心配で朝になって武志の自宅の電話へ掛けると母親が出た。話を聞くと武志は知り合いの女性の所に泊まっているというではないか。  連絡先を教えられたので掛けてみると、その女性に自宅まで来るよう言われたのだ。  それで慌てて瞳を呼び出し、二人で向かっている所だ。  武志からは、付き合う前に複数の女性が居たことは聞いている。その女性とよりが戻ったのか。それとも自分は気付かなかっただけで、最初から切れていなかったのか。  昨日一緒にデートしたばかりで、それから半日もたっていない。それなのに、いきなり浮気などするのだろうか。  美咲の不安は増すばかりだった。  朝も遅い時間になって、美咲と瞳の二人は教えられたマンションへ着いた。  建物入り口はオートロックになっていた。部屋番号を押すと、何も言わなくても自動ドアが開いた。  不気味だったが指定の部屋へ急ぐ。エレベータの動きがとても遅く感じる。ようやく着いた部屋の前で深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。これから何が起きるのか想像がつかない。  武志を信じたい気持ちと、分かれることになるかもしれないという悪い予感が錯綜する。  恐ろしくて指が止まりかけるのを無理矢理動かして、何とかチャイムを押した。  指を離して、落ち着くため深呼吸をしようと息を大きく吸い込んだところで急にドアが開いた。  ドアの内側には一人の女性が立っていた。  美咲は相手をにらみつけた。この人が武志の浮気相手なのか。  自分とは一回り以上年が離れていそうな、大人の女性である。意思が強くて自分に自信があるのが顔に滲み出ている。自分ほどではないが、そこそこ美人である。 「いらっしゃい。あなた達が子猫ちゃんね」  美咲は家主らしい人間の馬鹿にした言い方に怒りが湧いてきた。 「初めまして、私が美咲で、こっちが瞳です。武志さんを引き取りに来ました」  美咲は敵意剥き出しで返事をした。 「そんなに焦らないで、上がってよ。武志はまだ寝てるから」  美咲は武志を呼び捨てにされ、またカチンときた。 「では、お邪魔します」  美咲は瞳と二人でリビングへ通され、そこで驚かされた。  そこに、もう一人女性が居た。女性が二人いるとは思っていなかったので、びっくりしてしまった。  思わず、なんでっと言いそうになる。まさかこの女性も一緒に泊まったのか。  その女性は武志より少し年上だろか。年齢が分かりづらい雰囲気をしていて、何故か座っているだけで気品がある。おそらく二十代半ばであろう女性に使う言葉ではないが、清楚というイメージを具現化したような感じだ。  顔の作りでも少し負けているかもしれない。  思わずたじろぎ、気勢をそがれてしまう。 「まあ、座ってよ」  美穂がティーポットとカップを運びながら言った。  テーブルが無いので床に美咲と瞳が並んで座り、お盆を挟んで反対側に美穂と麗華が座った。 「武志さんはどこですか」  美咲は普通ではない状況に、居心地が悪い。一刻も早く武志を連れて早く帰りたい。  四人の女が一人の男をめぐって顔を突き合わせるのはフィクションの世界でもそうそうあることではない。  もちろん、美咲も初めての経験だ。 「まあ、待ちなさいよ。何か勘違いしてない。私は別に武志を無理矢理連れて来た訳じゃ無いわよ。武志が自分で来たんだから。今はまだ寝てるけどね。昨日の夜にがんばりすぎて疲れちゃったのね」  美咲は頭に血が昇るのを感じた。これほど怒るのは人生初かもしれない。 「武志さんとは、どういうご関係ですか」  美咲は飛び掛って張り倒したいのを我慢して女に尋ねた。  口調はこれ以上は無いというくらい刺々しくなっている。 「私は美穂、隣にいるのが麗華。私は武志の恋人よ。麗華が愛人という所かしら」 「そうですか、昔の恋人さんと、昔の愛人さんですか」  美咲は負けじと言い返す。内弁慶の美咲が他人と言い争うことはめったにない。今は興奮してリミッターが外れてしまっている。 「ごめんなさいね、私が居ない間に武志が浮気をしてしまって」  美穂は美咲ごときの言葉では動じない。  逆に美咲は自分が浮気扱いされ、怒りが頂点に達してしまう。 「な、な、な、何……、あ、あ、あ……」  修羅場の経験の無い美咲は興奮しすぎて、うまく言葉が思いつかない。  瞳が美咲を手で制して代わりに身を乗り出した。 「武志さんからは、一年前に全ての女性と別れたと聞いています」  瞳が冷静に鋭い指摘をする。 「武志は私に捨てられたと思ったのね。本当はそうじゃないんだけど。それで、私の一年間の海外勤務が待ちきれずにあなた達相手に浮気しちゃったみたい。勘違いさせてゴメンなさい」 「今は私達が彼女で、お二人は昔の恋人ということになると思います」 「あら、そんなこと無いわよ。私は武志に分かれるなんて一言も言ってないんだから。前からずっと、今も恋人のつもりよ。だからあなた達が浮気相手になるの」  そこで美咲の怒りが爆発してしまった。 「いい年して恥ずかしくないんですか」  美咲が思わず大声を出してしまう。 「あら、年は関係ないわ。武志とは十二歳違うの。珍しいかもしれないけど、悪いことじゃないわ。私も麗華も武志もみんな独身だし」 「年齢的には私達の方がずっと似合ってます」  美咲が負けずに言い返す。 「年齢だけね」 「武志さんはまだ大学生なんですよ。将来を潰すつもりですか」 「武志は私が養ってあげるわよ。その位の収入はあるから。それに子供ができても大丈夫なくらいの貯金もあるし」 「こ、こ、子供っ」  急に生々しい話が出てきて、美咲は言葉が詰まる。 「私は別に結婚にはこだわってないの。単なる法律上の事だからね。私と武志が愛し合って、その結果子供ができたら良いだけ。武志に認知を求めるつもりも無いしね」 「そんなの子供がかわいそうじゃないですか」 「あら、私は子供が悲しいと思う暇が無いほど愛してあげるつもりよ」 「どうして言い切れるんですか。不幸になるかもしれないじゃないですか」  美咲は食い下がる。 「じゃああなたに聞くけど、あなたは武志を一生愛していけるの。武志を幸せにできるの。その根拠は何。世の中に絶対なんて事は無いのよ。大切なのはどれだけ強い想いがあるかということでしょ。私は金銭的にも、性格的にも、一人で育てていく自信がある。そして子供にもちゃんと言うわ。あなたはお母さんが大好きだった人の間に祝福されて産まれてきたって」  これだけ自信を持って言い切られると美咲は何も言えなかった。そこで、攻撃の矛先を変えた。 「そちらの麗華さんはどうなんですか。愛人呼ばわりされて良いんですか」 「私はもう普通の結婚を諦めたから。武志さんの種をもらって跡取りだけ作るのも良いかもしれない。それに私の事を言うなら、瞳ちゃんの立場も似たようなものじゃないの」  麗華は本当のところそれほど深く考えていなかったが、話しながらそういう事もありかもしれないと思い始めていた。  それに対して、急に話を振られて瞳は困ってしまった。一番触れられたくない部分だ。自分でもはっきりと答えを出せてない点を突かれて返事に窮してしまう。 「いずれにしろ、武志さんは連れて帰りますから」  痺れを切らして美咲が言った。奥にドアが見えている。武志はそこに居るに違いないと立ち上がろうとした。 「それは武志が決めることでしょ。それに武志は私の事が忘れられないと思うわよ。なにしろ童貞を捧げた相手だから」  美穂が美咲を手で制して言い返す。  美咲はその言葉にショックを受けてしまった。  この人が武志の初めての人。だからこんなに強気なのだ。  だが、そのくらいでひるむわけにはいかない。 「それなら私と瞳は初めてを武志さんにもらってもらいました」 「それはおめでとう。良い思い出にしてね」 「昔は知りませんが、この一年は私が彼女なんです」 「私は五年前、武志がまだ高校生の頃からの付き合いだから。武志も途中でちょっと刺激が欲しくなったのね」 「武志さんはもう終わってるって言ったんです」  二人の話は微妙に噛み合っておらず、美咲の言い方は子供の口喧嘩みたいになっていたが、美咲は気付いていない。 「あなた達の事は全部武志から聞いたわ。でも、ごめんなさい。武志は譲れません。もう私には後が無いの。年齢的に子供を作るのはラストチャンスなのよ。あなた達なら、きっと今からでも別の良い人を見つけられるわ」  何を言っても言い返されてしまい、美穂には通じない。美咲は口で勝つのを諦めた。自分は口が達者な方だと思っていたが、美穂には勝てる気がしない。もう、武志本人の口から聞くしか無い。 「もうお話しは十分お伺いしました。これ以上お話しても平行線のままだと思います。後は武志さんの口から直接聞かせていただきます。その部屋に居るんですよね」  美咲は立ち上がり、寝室へと続くドアを一気に開けた。  美咲が寝室に入るとそこでは武志が全裸でベッドにくくりつけられていた。 「武志さんっ」  美咲と瞳は急いで駆け寄り、武志の縛めを解く。 「女同士の話し合いには遠慮してもらおうと思ってね」  美穂は武志が解かれるのを見ながら、しれっと言った。 「美咲ちゃん、瞳ちゃん」  自由になった武志はとりあえず服を着た。  そして、美穂と麗華にお願いした。 「少しの間、三人だけにしてもらえますか」  美穂と麗華は何も言わず部屋を出て、ドアを閉めた。  春の暖かい日が差し込む部屋には武志、美咲、瞳の三人が残された。  それから、武志は全ての事を包み隠さず話した。大部分は美咲と付き合い始める前に話したことだが、もう一度細かく丁寧に話した。  美穂や麗華の事情も、昨日の夜に有ったことも、一条流と部隊に関する秘密以外は全て話した。  武志の話が終わる頃、美咲と瞳は泣いていた。 「ごめんね」  武志は真剣に謝った。  武志は女性に泣かれるのに弱い。どうして良いか分からなくなる。そもそも、どうして泣いているのか分からない。話を聞いて怒るのなら分かるけど、なぜ泣いているのか分からない。  無き止まない二人を前に武志が途方にくれていると、ドアが静かに開かれた。 「お話しは終わったかしら。じゃあ、武志に決めてもらいましょ。誰を取るの。はっきり決めて」  美穂の声だ。  武志の周りに四人の女性が集まった。  武志は四人の視線が自分を射抜いているのを感じた。視線が痛いほどだ。  だが、急に決められるわけが無い。女性陣同士の話し合いで決着がつくかと期待したが、それは甘すぎる考えだった。いっそのこと振られた方が楽なのだが、誰も別れる気は無いようだ。  武志は変な汗をかきながら、黙って下を向いていることしかできなかった。  しばらくの間、緊張感のある空気が流れた。 「やっぱり、武志は決められないようね。こうなったら武志の体に聞くしか無いわね」  美穂はそう言うと、ためらい無く服を脱ぎ始めた。 「そうですね。仕方ないですね」  続けて麗華も楚々と服を脱ぎ始める。 「何言ってるんですか」  人前では気の弱い美咲は、こんな時に一歩出遅れてしまう。  二人を見た瞳も負けじと服を脱ぎ始めた。  美咲だけ恥ずかしさの為、もじもじと困っている。 「美咲ちゃんは、あきらめるのね」  美穂が美咲を見つめる。  美咲は美穂の目に怒りや嫉妬を見つけることはできなかった。覚悟に満ちた目だった。あなたの覚悟を見せてみなさいと言われてる気がした。  そこまで言われて黙っているわけには行かない。美咲は覚悟を決めて服を脱ぎ始めた。  その間に美穂は早くも全裸になり、武志の肉棒を取り出そうとしている。麗華は武志の口を奪い、遅れた瞳は仕方なく胸をはだけ乳首を吸っている。 「ダメー、それは私の」  美咲が叫ぶ。 「違うでしょ。みんなの物よ」  美穂が冷静に訂正した。 (俺の物なんだけど)  武志は心の中で苦笑した。  今日の出来事は全て美穂の手の上で遊ばされただけなのかもしれない。うやむやのうちに新しいハーレム・サークルを作ろうとしているのだ。美穂といい、頼子といい、いつも年上の女性にいいように操られている気がする。自分は年上の女性に弱いのだろうか。  それでも、結果良ければ全て良しだと武志は思った。  武志は自分に群がっている四人を見比べた。  顔は麗華が半歩抜きん出ている。上品さと清楚さの中に大人の色気が漂い、一般人なら知り合いになるチャンスも無いような女性だ。少し遅れて美咲。B級アイドル並の可愛さだ。そして、瞳。中性的な感じだが最近はセックスの最中に見せる色っぽさにドキッとさせられる。最後は美穂。どうしても年齢的に不利だが、年よりは若く見えるし、普通の会社なら美人社員で通るレベルである。  スタイルも麗華が一番だ。華奢な体に必要最低限の脂がのり、最高の体つきだ。若さと成熟がちょうど良いバランスで釣り合っている。次に、美咲のスリムな体に大きなお尻と、瞳の背が高く締まった体は甲乙付けがたい。美穂はここでも年齢的に不利だが、本人の努力で二十代のような体を維持している。  胸とお尻だけで考えると、胸は美穂、麗華、瞳が横一線で、美咲が少し後ろ。お尻だと美咲が断トツで、瞳、麗華、美穂の順番だ。  感じやすさは意外と瞳が一番の気がする。本人も積極的に感じようとしている。それから、あまり差が無いが美穂、美咲、麗華の順だ。  感じやすさと似ているが感じ方。感じている時の表情や雰囲気のことだ。これは瞳が一番。控えめな中に貪欲さがあり相手をしていて一番興奮する。麗華は奥ゆかしい感じ方に男心をくすぐられる。美穂のスポーツのような健康的な感じ方や、美咲の一生懸命我慢する感じ方も悪くない。  テクニックで言うと、一番は付き合いの長い美穂。それから麗華、瞳、美咲の順だろう。  最後に大切な秘肉の具合は意外と美穂が一番良い。一番年上だけあって、一番こなれていて、柔らかく包み込んでくれる。それでいて、体も鍛えているので締まりも悪くない。一番落ち着ける感じがする。初めての相手というのもあるかもしれない。それから、繊細で上品な感じがする麗華、締まりの良い瞳、一番体が小さいだけあって狭い美咲。四人にそれほど大きな差は無く、小さな違いでしかない。  いったい自分は誰が一番好きなのだろう。  今までそんなことを考えたことが無いので、急には答えが出ない。  全く意味が無いし不謹慎だが、各項目の順位を点数化してみる。単純に一位を四点、二位を三点、三位を二点、四位を一点にして合計する。  四人掛りの愛撫を受けながら、武志は頭の中で計算をしてみた。  すると意外なことにトップは瞳だった。一位の数は美穂、麗華、瞳は二個ずつで同じだが、瞳には四位の項目が無い。それが高得点に繋がった。  二番目は一点差で麗華。容姿やスタイルで高得点なのが有利に働いた。それから美穂、美咲と続く。  武志にとって、これは以外な結果だった。  計算する前は麗華と美咲がトップを争い、瞳、美穂の順になるかと漠然と思っていた。  瞳が一番だとは考えたこともなかった。武志は今まで思っていたより瞳に惹かれていることに気付かされた。美咲の前では控えめな瞳に、自分もそのように対処していた。自分の本当の気持ちは自分では分からない。いや、分からない振りをしているものなのかもしれない。いつの間にか瞳が自分の中で大きな存在になっていたのだ。  この順位自体に全く意味は無い。各項目の重み付けは一切考慮していないし、性格面など項目に入れていない。そもそも女性に点を付けるのが不遜だ。  点の低い美穂にしても単純な好き嫌いの関係ではなくて、相談相手というか、セックスもできる年上の友人みたいな関係だ。高校生のまだセックスも下手で早漏だった頃も知られている。順位とかは別次元で一生頭が上がらない気がする。順位を超えた存在だ。  それでも、美穂は別格として、麗華、美咲、瞳の三人を同じくらい好きなんだと武志はあらためて思った。  武志は気の放出を抑え、射精はできるだけしないつもりで四人に向かった。  体力は一晩寝ればほとんど回復するし自信があるが、気と精液だけはそういうわけにはいかない。できるだけ節約しないといけない。この四人を相手にすると全員が満足するまで、際限なく求められそうだ。  全力で一人の相手をして気を失うまで責めたとしても、他の三人の相手をしているうちに復活して、再び求めて来るに違いない。  ということで、できるだけ気を抑え、体力と通常のテクニックで相手をする。体力には自信があるし、一条流の基本技能として気を使わないやり方も習熟している。  幸い四人の感じるポイントは良く知っている。久しぶりだった美穂と麗華の体も昨日の夜にほとんど思い出した。それに四人とも気が流れやすく、感じやすい体になっている。少ない気で効果的に感じてもらうことができる。  これで、なんとか四人の相手をしようと武志は考えた。  年齢順ということで武志は美穂を最初の相手に選んだ。ややこしい状況をうやむやにしてくれた御礼の意味もある。  美穂の場合は四人の中で一番セックスを楽しもうとしている。それも自分一人楽しむのではなく、相手と一緒に楽しもうとしてくれる。テクニックを身に付けた今となっては、そんなことを心配してもらう必要は全く無かったが、その気持ちはとても嬉しい。  武志は正常位でゆっくりと美穂の中へ入っていった。残りの三人がそれを食い入るように見つめている。特に、美咲と瞳の視線が痛い。 「あん……、いい……、すごい、全部入ってないのに感じちゃう」  美穂は武志の困惑や他の三人の女のことなど気に掛けず、喜びの声を上げた。  そこで武志はふとあることに思い当たった。 「美穂さん、ちゃんとピル飲んでますか」  武志は念のため確認してみた。  昨日の夜は避妊の事を全く考えていなかった。昔はいつも女性側が何とかしていたので、つい美穂と麗華がちゃんとしていると思い込んでいた。それに酔っていて、そこまで頭が回らなかった。 「一年間全く男っ気無しでやってたのに、飲んでるわけ無いでしょ」  美穂が平然と答える。 「今日は大丈夫な日なんですか?」 「んー、どうだろう。微妙なところかな」 「えぇー。じゃあ、ダメです。できません」  武志は慌てた。今まで避妊してない相手と安全日以外にセックスしたことは無い。妊娠の文字が脳裏に浮かんだ。 「昨日の夜にさんざんやっといて何言ってるの。いいから、早く白いの出しなさい。約束どおり子供を産んであげるから」 「ダメ、ダメ、絶対にダメです。危ない人とはできません」  武志は逃げようとするが、美穂が脚をがっしりと組んでいるので逃げられない。 「もう私、マルコウなんだから、チャンスがないの。もしできても、いいえ、絶対に作って、一人で育てるから。迷惑はかけないから」 「そんなこと言われても『うん』って言えるわけないです」 「そんなことあんたが心配する必要ないの。女が良いって言ってるんだから。いいわよ。カウパーだけでも気合で受精してやるから」  この人には何を言ってもダメだ。口で何を言っても勝てる気がしない。武志は半分諦めた。  それに昨夜は中にこそ出さなかったが、さんざん挿入してしまっている。こうなったら、射精する前にイカせるしかない。  武志は美穂へ覆いかぶさり、一気に腰のスピードを速め猛然と突き上げた。  美穂の弱点目掛けて、何度も亀頭の先をぶつける。そして、子宮の奥も忘れずこね回す。 「まだダメ、もうちょっと、待って。まだ、まだ、イキたくない」  美穂は絶頂が近いのか、あせった声で言う。 「もっと、一年分楽しまなきゃいけないのに……」  美穂の腰が持ち上がり、自分から武志の肉棒を貪るように動く。  すでに首から上は真っ赤になり、固く目をつむっている。手はシーツの上をさまよったり、武志の腕を掴んだり所在無げだ。 「お願い待って、もっと、もっと感じたい。あっ、ダメ、そこダメ……、あん、ダメェー……」  そこダメなんて言われると、同じ所を責めたくなるのが男心だ。  武志は美穂の腰をがっちり掴み、一心に弱点を突き続ける。  美穂も口ではダメだと言いながら、自分から腰を動かしている。 「あ、あ、あ、あ、ダメ、ダメって言ったのに、ほんとに、ダメなのにー」  美穂の快感を物語るように秘肉がきゅぃんきゅぃんと肉棒を締め付ける。  武志はその感触を噛み締めながら猛然と腰を動かした。このレベルの性感だとまだ余裕で射精を抑えることができる。さらに美穂を追い込むために、腰のスピードを最大にあげた。 「ああああ、い、いい……、まだ……。もう……。す、す、すご、い……。強すぎる……、ダメ……」  武志は美穂の状況を敏感に察知してとどめに入った。  腰を美穂へ密着させ、子宮口を押し上げる。そして亀頭の先から子宮目掛けて気をピンポイントで流した。 「あううううぅー……」  美穂の体が硬直し、武志の肉棒を締め付けた。  武志は美穂の絶頂に巻き込まれることなく、射精を抑えた。  美穂は体をヒクヒクさせながら、余韻に浸っている。  武志がホット一息つく間も無く、麗華が美咲と瞳をやんわりと押しのけ、次は自分の番だと武志にしなだれかかってきた。  力は弱いのに有無を言わせぬ何かがある。  麗華は武志の体をいとおしむように、ついばんできた。  後の二人のことなど全く気にしないで自分の世界に入ろうとしている。  武志も麗華の好きにさせてやりたいが、美咲と瞳から痛いほどの圧力を感じる。麗華だけにそんな時間をかけることはできない。まずは一週目を早く終わらせて、とりあえず全員の欲求を早く抑えるのだ。  武志は麗華の顔を引き寄せ唇を奪った。  一瞬ためらう麗華だったが、すぐに武志の舌を受け入れ貪欲に応える。だが、そこは育ちの良い麗華だけにどこか上品さが残っている。  武志はキスを続けながら麗華の秘肉へ手を伸ばす。  麗華はすっと自然に足の力を抜き、武志の手が潜り込みやすいようにする。  すでにそこは十分すぎるほど潤っていた。愛液は溢れ、お尻のほうまで垂れている。  武志は様子を探るように秘肉の入り口をクチュクチュと浅く出し入れする。クリトリスもトントンと軽くタップする。  麗華はそんな小さな刺激にも敏感に反応して、武志の首に回した手に力が入る。  麗華は一見控えめだからといって、性欲が弱いわけではない。美穂並に強い性欲を持っている。  感じる姿を見られるのが恥ずかしいのか、声を抑え快感を隠そうとする。だが、武志の責めに耐えられるはずもない。我慢して、我慢して、それでも我慢しきれず心の底から漏らすあえぎ声。それは情感がこもっていて風情があり、これ以上は無いというほど淫靡だ。  本当はもっと時間をかけたいところだが、受け入れ態勢は万全のようだ。  武志は体を入れ替え、正常位の形になり、肉棒の先端を秘肉へ合わせた。  そして念のため確認する。 「麗華さんはちゃんと飲んでますか」 「婚約者と別れたのに飲んでたら変です。でも大丈夫な日だから安心してください」  麗華は大切な事では嘘は付かないだろうと、武志は信用した。  意識を集中して、ゆっくりと麗華の中へ入っていった。  昨夜の一年ぶりのときは酔っていたこともあり感覚が鈍っていたが、今日はじっくりと味わうことが出来る。  麗華の中は他の人と違う。いわゆる名器というものとも違う。狭さや締め付けも他にもっとすごい女性を相手にしてきた。  なんというか繊細なのだ。肌に例えるときめが細かいというのが一番近い。麗華は中の作りまで上品なのだとあらためて思う。  その繊細な肉襞が控えめに、だが、確実に絡み付いてくる。  武志は独特の感触を確認しながら、じっくりと麗華の弱点をこすりあげた。 「ん……、んんっ……」  麗華から抑えきれない声が漏れる。  美しい顔が歪む姿を見るのは高貴なものを汚す気がして、武志へ独特の興奮を与えてくれる。  麗華は何も言わないが、この体を他の男が抱いたのかもしれない。今時、婚約をした二人に体の関係が無いとは考えにくい。  仕方が無いことだと理性では分かっていても、心の底にどす黒い感情が湧きあがってくるのを武志は抑えきれない。自分の匂いをマーキングしなおし、自分の肉棒の味を思い知らせるように、麗華の秘肉をいじめる。  武志と美穂のセックスを横で見て、挿入前から昂ぶっていた麗華が昇りつめるのは早かった。 「あ、あぁ……、も、もう……」  麗華の白い体が真っ赤に染まり、時折細かい震えが走る。  二人きりであればここで焦らしたりギリギリまで追い込んだり緩急をつけてさらに深く責めるところだが、このままイッてもらおう。  武志はスパートに入った。 「出して、いっぱい出して。武志君のが欲しい」  上品な麗華から出るいやらしい言葉に武志の興奮はマックスまで盛り上がる。  武志は自分を抑えきれず激しく麗華の一番奥を突きまくった。  その動きに吹き飛ばされないように武志の体にしっかりとしがみ付きながら麗華が声をあげた。 「好きっ。ください。武志君のくださいっ」  その一声が駄目押しになった。一巡目は射精を我慢しようとしていた思いが吹き飛び、武志は麗華の中に思い切りぶちまけた。  ぶしゅうううううー、ぶびゅるるるるぅー、びゅるるるるー……。  思わず漏らしてしまった射精は思いのほか激しかった。  麗華も精液に体の一番奥をきつく叩かれ一気に絶頂に達した。  華奢な体からは想像もつかない強い力で武志の体を抱き、秘肉で貪欲に精液を貪る。そして子宮で精液の味を噛み締めた。  麗華の絶頂が解けるまでの間、二人はしっかりと抱き合っていた。  束の間の余韻を味わってから武志がゆっくりと肉棒を引き抜くと、麗華が下の口で飲みきれなかった白濁液がコポコポと溢れシーツへと滴っていった。 「うれしい……。こんなにいっぱい……」  麗華がお腹に手を当てながら、満足そうにつぶやいた。  武志が目をつむり息を整えながら感慨にふけっていると、美咲が肉棒を口に含んだ。  今日会ったばかりのほとんど他人といってよい他の女性の体液で汚れた肉棒をまるで清めるかのように深く少し乱暴に掃除していく。  その顔は必死で、一秒でも早く綺麗にしなければという思いに取り付かれているみたいだ。  汚れを取り去り自分の唾液をまぶしなおすと、美咲は武志の胸を押し武志を横たえた。  そして武志の上へ馬乗りになると、片手で肉棒を掴み自分の体の中へ深く沈めていった。 「んっ……、あっ……」  美咲の口から思わず声が漏れた。  ここまで二人分のセックスを見せ付けられ、体の疼きは限界に来ていた。嫉妬、羨望、欲望。色々な思いが頭の中で渦巻きおかしくなりそうだった。  昨日まも武志と瞳と自分と言う他人には説明しにくい複雑な関係だった。  それが今日にいたっては初対面の二人を加えた5Pとは異常である。しかも一人は一回り以上年の離れた年上で武志の初めての相手、もう一人は自分でもかなわないかもしれないほど美しい女だった。そのうえあろうことか武志は中に出してしまった。  頭の中が整理できない状況だ。訳が分からない。  美咲は武志の体を取り戻すために激しく腰を上下することしか考えられなかった。  美咲はこの四人の中で一番激しいセックスをする。  少し空回りしている感もあるが、それで本人が満足できるならと武志は納得している。それは美咲の行動が愛情と執着心からきている事が分かっているからだ。美咲の内弁慶な性格も手伝っているのだろう。  武志は美咲の好きにさせながら、肉棒が美咲の一番感じる所へ当たるように腰の角度を調整した。 「あっ、ダメ、それダメ」  とたんに美咲が声をあげた。  それでも激しい腰の動きは止まらない。襲い掛かる快感と戦いながら必死に腰を動かし続ける。 「ダメ、ダメ、ダメ。私が、私が動くから。何もしなくていいからぁ……」  そんな事を言われても、武志としては女の子だけにやらせておくのは自分の信条が許さない。  美咲の腰を掴み、下から突き上げる動きを徐々に大きくしていく。  刺激に耐え切れず、起きていた美咲の体が少しずつ武志へ覆いかぶさるようになり、ついには武志の上へ突っ伏してしまった。  もう美咲は自分からは大きく動くことはできず、武志に主導権を奪われてしまう。  武志は美咲の自慢でありコンプレックスの元でもある豊かな尻肉をがっしりと掴むと、自らも腰を突き上げ美咲の弱い所をなぶる。  そうなると、美咲は武志にしがみ付くことしかできなかった。 「私が……、私がするのに、ダ、ダ、ダメ、ダメなのに……」  美咲が弱々しい声を出しながら、薄い胸を無意識に武志の体へこすりつけ、武志の頭をかき抱く。  武志は尻肉を掴んだ指を伸ばして、そっと美咲のアヌスへ触れた。  その瞬間、美咲の体が大きく跳ねる。 「っやぁー。そこは。そこだけはダメ、ダメ、ダメー、触らないでー……」  そこはすでに汗や垂れてきた愛液で潤い、ぬかるみ、ほころんでいた。  武志は残りの指で大きく尻肉を割り、アヌスを明るみに晒す。  足元の方から見ている者が居れば、薄茶色の可憐な蕾がヒクヒクうごめいているのが丸見えである。  そこを指の腹で撫でられ、指先でカリカリとほじられる。  この一年で敏感にされてしまったアヌスは猛烈な恥ずかしさとともに、震えるような背徳の快感を美咲に与えてくる。  武志、美咲、瞳の三人でセックスをするとき、美咲は必ずアヌスをいじめられていた。  美咲の素晴らしいお尻を全て自分の物にするために武志は時間を掛けてアヌスを開発している。それは同時に美咲が心の中に持っている壁、どうしても最後のところで自分をさらけ出せないのを壊すためだった。  こうして美咲のアヌスは人一倍敏感で感じやすい場所になった。  武志に触られるだけで気が遠くなるほど感じてしまうし、もし、舌でほじられようものなら奇声をあげてしまうほどだ。今ではアヌスだけで絶頂に達してしまうほどだ。  そのアヌスを今はやさしく、しつこくいじめられている。しかも肉棒は秘肉の弱点を的確に突き上げてきているのである。  美咲が絶頂へと駆け上るのはあっという間だった。 「あっ、ダメ、イッちゃう、ダメ、もっと、もっと欲しい。イキたくない。まだ、イクたくないよぅ……」  美咲の小さなお願いも今は聞いてあげることはできない。  武志は心苦しく思う。今度美穂達抜きで会った時は嫌というほど感じさせてあげる。そう密かに誓いながら、とどめの責めに入る。 「あ、あ、あっ、あん、んんぅー……、あ、あ、あぁー、ああぁ……」  美咲の反応は誰が見ても分かるほど大きく切羽詰ってきた。 (今だ)  武志は鋭い一突きで最奥を抉るとともに、絶頂への手助けに小さな気の塊を子宮目掛けて叩き込んだ。 「っくうううぅー……」  美咲は武志の手を振り払うほどの大きな力で全身を反らす。両手は武志の肩に跡が残るほど強く握り締める。  秘肉が今日一番の締め付けで武志から精液を絞り取ろうとする。  毎回射精しているわけにはいかない。武志は出すことなく、美咲の絶頂をより大きなものにしようと亀頭の先で子宮口をすり潰した。  武志にとっては数秒間、美咲にとっては長い時間の絶頂の後、美咲の全身から力が抜けた。  電池の切れたオモチャのように動かず、武志の体へ全体重を掛けてくる。激しい息をしているので意識は失っていないようだが。目をつむり、そのまま武志の上からどこうとはしなかった。  なんだか可哀想な気になり武志も美咲の呼吸が落ち着くまで待った。  それから美咲を持ち上げ、そっと横へ降ろした。 (これで三人。あと一人)  武志が一息つく間も無く最後の瞳が武志の側へにじり寄ってきた。  その目は熱く、燃えるようだった。言葉は無くても、凄い圧力で興奮が伝わってくる。  それも仕方が無いことだ。三人もの女性の痴態をすぐ側で見せられたのだ。どうにかならないほうがおかしいだろう。  瞳が有無を言わせぬ迫力で武志を押し倒した。  いつもならきちんとお掃除フェラをするところだが、今はそれどころではないみたいだ。  美咲の汁で汚れた肉棒を掴むと、躊躇することなく自らの秘肉の中へ沈めていった。 「…………」  瞳から声にならない声が漏れる。  瞳は普段大人しいからといってセックスが淡白な訳では無い。内に秘めているだけで、若いなりの強い性欲を持っている。  激しくはないがその代わりに、もうこの世が終わりで最後のセックスをしているようなくらい没頭して深いセックスをする。その深さでは、武志が今まで相手をした中で一番だろう。  瞳はセックスの時、ほとんどしゃべらない。ひたすら武志の唇を求めてくる。武志もそれに答えてできるだけキスをしたままの体勢を保つ。  キスしていない間は、耳や首筋など武志の体のどこかに吸いついている。  そして、最後の瞬間だけ小さなうめき声を上げて武志にしがみ付いてくる。体を細かく震わせながら絶頂に達する。  その姿がいじらしくて武志はたまらなく好きだ。  美咲に対してどこか引け目を感じている瞳なりのセックスのやり方なのだろう。  そんな気遣いが有り、かつ深みのあるセックスを武志はとても好きだ。  その瞳が今は全てを忘れて激しく腰を振り、胸を武志にこすりつけてくる。そうかと思うと顔中にキスの雨を降らす。また、武志の口から舌を引っ張り出すと痛いほど吸い上げる。  あまり声を出さないのはいつもと同じだが、それ以外は見たことも無いような激しさだ。  我を忘れるほど興奮してしまったのか、それとも四人となれば遠慮なんかしていられないと思ったのか、武志には分からない。  この激しさにには激しさで応えよう。武志は下から猛烈に突き上げた。  上半身もじっとしない。乳房を痛いほど掴んだり、乳首をつぶれるほどこね回す。  瞳の顔が快楽と苦痛で歪む。それでも瞳は腰の動きを止めない。武志の動きに合わせて、自ら一番弱いところへ当たるように腰を振り続ける。  秘肉はきゅんきゅんと締まり、太ももはプルプルと震えている。  慣れない激しさに瞳の限界はすぐに訪れた。  人間は限界まで来るとどうしても動きが鈍くなってしまう。瞳も腰の動きが止まりかける。  その時、乳首をなぶっていた武志の手が瞳のお尻へ伸びた。  両手の指を尻肉へがっしり食い込ませて掴むと、力任せに瞳の腰を上下に動かした。  もちろん下からも最奥目掛けて突きまくる。  亀頭の先がその度に子宮を押し上げ揺さぶった。  パーン、パーン。  プシュ、プシュ。  複数の音が混ざり部屋の中に響く。  もう限界寸前まで来ていたところで、この激しい責めに瞳はなす術が無かった。 「あ、あ、あ、あんっ、あっ、あ、あ、あ……」  武志の体にしがみ付き、耳元で言葉にならない可愛いあえぎ声を上げるので一杯だ。  そのいじらしさに武志は少し胸が痛くなった。  瞳の耳元へ口を寄せ、ささやいた。 「瞳ちゃん、イッて。思いっきりイッて」  そして、肉棒を根元まで押し込み、少し気を流し込んだ。  それがとどめになった。 「イッ、イクッ……」  瞳は小さな声で告げると、全身を大きく振るわせた。秘肉がきゅーんと締まり、精液をおねだりする。  何度も射精するわけにはいかない武志は、腰を回し子宮口をすり潰すようにこね回す。少しでも瞳の絶頂を大きく長くしてやろうと手伝う。  しばらくして、瞳の体から力が抜け心地良い重さがかかってきた。 (やっと終わった)  ようやく一回りして、武志は一息ついた。  このくらいのペースならば、なんとか全員が満足するまでがんばれそうだった。途中思わず一度だけ射精したが、後は何とか我慢したまま最後までいけた。  しかし、まだまだ終わりそうに無い。みんな一回や二回では満足しないだろう。先は長くなりそうだ。  今相手が終わったばかりの瞳は伸びたままだ。美咲はまだ疲れているようで、横になったままうつろな目で瞳を見ている。  麗華はすでに横座りで所在無げにしている。目付きもしっかりしている。  恐る恐る美穂を見てみると、元気復活という感じで準備万端、今にも襲い掛かってきそうな気配だ。  せめて朝ご飯くらい食べさせて欲しいなと思いながら、武志は美穂へ向かった。 <第83章> 「なぁ山中頼むよ。五対五で合コンなんだよ。お前が来てくれないと一人足りないんだよ。一次会で帰ってもいいから来てくれよ。頼むよう」  ある日武志は大学の同期編入五人組の一人から合コンの誘いを受けた。  武志としても仲の良い友達からの誘いは断りたくないが、今は忙しくて体が幾つ有っても足らない状態だし、万が一合コンに行ったのがバレたら美穂達四人から釣るし上げをくってしまう。  武志は話しが出るたびに断っていたが、ツレからの誘いはどんどんしつこくなってくる。相手は同じ大学の女子学生らしい。 「俺達もカノジョが欲しいんだよぉ。女の子と付き合いたいんだよぉ」 「俺はカノジョ居るからダメだって。それに、俺以外の奴を誘えばいいじゃないか」 「ダメなんだよ、医学部編入の五人が良いって指名なんだよ。なっ、レポート代わりに書いてやるから」  数日間にわたる必死の勧誘の末、武志はついに根負けした。カノジョが欲しいツレの気持ちも分かるし、これから四年間も一緒に勉強する仲間との関係を悪くしたくなかった。その代わり、日時を決めさせてもらうのを条件にした。  まず、土曜日はまずい。美穂達四人に呼ばれるのは間違いないからバレてしまう。月曜から木曜も翌日講義があるので、乗り気がしない。ということで日時は金曜日の夕方六時にしてもらった。  その後、ツレと女性陣との間でスケジュールが調整されて、日時は来週金曜日の夜と決まった。  当日、武志のツレ達はいつもと違い、小ぎれいでオシャレな格好をしていた。普段の冴えない理系男子とは雰囲気が違うが、着慣れていないのが一目瞭然で必死さが漂っている。。  武志はというと、嫌々感丸出しで、普段大学に通う時と同じ服装だ。端っこで目立たなく過ごして、一次会で逃げるつもりだった。  時間通りに女性陣が来て武志は驚いた。中に一人知っている顔があった。この前突然現れた心とかいう女の子が混ざっている。武志の姿を見つけると軽く頭を下げてきた。武志は何か怪しい企みを感じてしまう。  他の四人の女性は全員結構レベルが高く、武志のツレは早くも興奮気味だ。  そして、武志以外の男性陣が異様に盛り上がっている中、コンパが始まった。  武志は一番端で会話にも参加しないで、一人黙々とお酒を飲んでいた。彼女達と仲良くなる気も無いので、ツレの邪魔をしないようにしながら、黙々と酒を飲む。しかし、気分が乗らない日は、いくら飲んでも酔えないものだ。早く酔っ払って自分も盛り上がりたいのだが、グラスをいくら空けても頭が冴えている。  それでも男性陣の空回り気味の雰囲気の中、コンパは進んでいく。  そして、何度目かの席替えの後、武志の横に心がやってきた。 「山中さん、元気がないですねえ。もっと盛り上がりましょうよ」  そういって、心が体をくっつけてきながら、酒を勧めてくる。  すると、既に酔っている武志のツレから冷やかしの言葉が出る。  そうなると、元来女性に対して消極的な武志はますます飲むのに逃げるしかなかった。  武志が目を覚ますと、そこには見慣れない天井があった。 (えっと、どうしたんだっけ)  酔いが残る頭で今までの事を思い出そうとする。  コンパの中でガンガン飲んでいたのは覚えているが、途中から記憶がぼやけて覚えていない。  武志は体格が良く、酒に弱い方では無いので、いくら飲んでも酔いつぶれたことなど無い。記憶が無くなるなど初めてのことだ。  ツレがどこかへ運んでくれたのかと思い話を聞こうと起き上がろうとするが、体が重く自由に動かせない。意識もぼんやりして頭が上手く働かない。  状況が全く分からない。ゆっくりとしか動かない頭を振って周りを見渡すと、そこは薄明るく知らない部屋だった。そして、部屋の中には甘ったるい香りが満ちている。  段々不安が増してくる。 (まさか、拉致されたのか)  酔ったところを、S部隊の敵対組織にさらわれたという最悪の状況まで考えてしまう。  武志は自分の迂闊さに悪態をついた。いくら気分が乗らないからといって、飲み過ぎだった。今さら後悔しても遅い。今は、この状況を何とかしないといけない。  動かない体をなんとか動かそうと悪戦苦闘しているとき、ふいに女性の声が響いた。 「気が付きましたか」  武志が声のする方を向くと、一人の女の子が居た。  誰だっけ。そうだ、心だ。少し記憶が戻ってくる。彼女に介抱されながら車に乗せられ、その後ベッドに運ばれたような気がする。 「ここはどこ」  武志は口と舌が動かしにくく、ゆっくりとしかしゃべられなかった。 「ここは私の部屋です」  心の声は、今まで聞いたことがある明るい声ではなく、絡みつくように粘っていた。 「あぁ、ありがとう。迷惑かけてゴメン。すぐに帰るよ」 「全然気にしてないですから、遠慮しないで泊まっていってください」 「そんなわけにはいかないから。まだ酔ってるのか動けないんだ。こんなこと初めてなんだけど、酔いが覚めたらすぐに帰るから」  心がかすかに笑う。 「ごめんなさい。さっきの店でお酒の中にお薬混ぜちゃいましたから、当分動けません」 (えっ、クスリ? 何のクスリ? どういうこと? なぜ?)  武志のはっきりしない頭に疑問が幾つも浮き上がっている。。  自分は対薬物訓練の基礎を受けている。インドネシア作戦の前にも妖しげな注射をされている。普通の薬物には耐性があるはずだ。効果はそんなに早く切れるものなのか。 「薬は効かない筈なのにおかしいって思ってるでしょ。この薬は私達の一族に伝わる秘密のお薬なんです。だからどんな人にも効いちゃいます。それに武志さんはお酒と一緒に飲んだから余計に効いたんですね」  一族? 秘密のクスリ?  話がおかしな方へ進んでいる。この子はどこかの組織の人間なのか。なぜ自分にこんなことをするのか。 「あら、まだ分からないんですか。じゃあ、問題です。私の母親は誰でしょう。武志さんのよく知ってる人です」  合コンの最中に心は十九歳だと聞いた。ということは母親は四十歳から五十代半ばくらいのはずだ。その中で自分の知っている人といえば……。心当たりは二人しかいない。  一人は自分の母陽子だ。これはありえない。母親が自分の後に出産していないのは知っている。まさか陽子の卵子で誰かが代理母出産したというなら別だが、ちょっと考えにくい。  となると残るは一人しか居ない。部長の頼子だ。  頼子の年なら、このくらいの子供が居てもおかしくない。  心が頼子の子供ならつじつまが合う。自分の名前を知っていたこと。妖しい薬を使うこと。  いや、なぜ心が同じ大学に居るのだ。同じ大学というのは嘘なのか。それに、頼子の姓は丹波のはず。心は最初会ったとき、丹波とは言わなかった。嘘の名前だったのか。 「やっと分かってもらえました。苗字が違うと思ったでしょ。母は私を産んだ後、父と離婚してるから。私は父方の姓なの」  武志はかなり状況を理解してきたが、まだ最大の疑問が残っている。なぜ、拉致みたいな真似をしたのか、これからどうするのか。 「な、なぜ、こんなことを」 「それは今から武志さんと私が夫婦の契りを結ぶからです」 「な、なに?」  武志は意味が分からなかった。夫婦の契り? 結婚? 二回しか会ったことが無い。しかも、数時間しか会話していない相手と結婚とか話がおかしすぎる。 「丹家衆は代々女系で頭領を受け継いでいくんです。頭領候補の中で、一番良い男と結婚して優れた子を成した者が次の頭領になるんです。それで私の相手に武志さんが選ばれたんです」 「結婚なんてできるわけ無いじゃないか」 「結婚といっても法律上のことじゃないんです。要するに優れた男の子種をもらえば良い話なんです。実際に結婚して財産も手に入れるほうが評価は高いんですけどね」  ぼやけていた頭がはっきりし始める。普段はあまり働かない頭脳が高速回転を始める。  武志の頭の中で色々なパーツが組みあがって一つの形になっていく。  今まで、バラバラに存在していた疑問や情報が繋がり全体像が見えてきた。  どうして頼子は自分を部隊に引き入れたのか。  どうして頼子は強引な手段を使って一条流の技を取り込もうとしないのか。  どうして自分の前に現れる相手は少しずつ手強くなっていくのか。自分を倒すのが目的なら最初から強い相手をぶつければ良いはずだ。それが自分を鍛えるがごとく、何とかギリギリ倒せるレベルの相手が現れる。  どうして頼子は一条流の情報に詳しいのか。継承者しか知らないはずの奥義についてさえ幾ばくかの知識を持っている節さえある。  武志は頼子の思惑が分かってきた。  まずは武志を抜けられないところまで、部隊に取り込む。それから自分の駒として便利に使うと同時に、武志と部隊の技術を向上させる。そして、武志と自分の娘の間に子供を産ませて、その子供達に技を伝承させる。  一条流と丹家衆の性技術の一本化だ。そして、その上に自分が立つ。それこそが頼子の最終目標なのだ。  祖父が死んだ直後の武志だと一条流の継承者としてまだまだ実力が足らない。武志が一人で技を磨くとしたらかなりの時間が掛かってしまう。だからこそ、やや遠回りだが少しずつ相手のレベルを上げていき武志を短期間で鍛えたのだ。また、それは同時に婿候補としてのテストだったのだ。  ということは、ひょっとすると、一番初期のメンバーが自分の元を離れていったのも頼子が手を回したのか。  頼子なら外資系社員の美穂を海外勤務にしたり、旧家の麗華の見合い相手を見つけることも可能だろう。  さらにうがった見方をすれば、祖父武彦と頼子の間になんらかの密約と情報提供があった可能性もある。祖父の性格からして簡単に頼子の協力をするとは思えない。家族の安全を盾にしたのかもしれない。一条流の発展のためという奇麗事を言ったのかもしれない。祖父は自分の代で一条流の技術が衰退してしまうことを恐れていただろう。武志の父武雄は一条流を継がないし、武志はまだ若い、なのに自分は先が長くない。  そうなると祖父が頼子の甘言に惹かれた可能性がある。そうすると、頼子が一条流の情報に詳しい説明が付く。  心が自分と同じ大学というのも本当かもしれない。祖父が亡くなる前に頼子と接触していたなら、心が自分と同じ進路へ進むのも理解できる。同じ大学の方が接触の機会は増えるし、交際、結婚となった場合に都合が良い。それに、自分の進路は頼子の助言で決めたものだ。  武志の今までの疑問が氷解した。細かいところで疑問点は残るが大筋に間違いは無いだろう。  そこで武志は気が付いた。  分かったからといって、何も状況は変わらない。弱みを握られているのは自分なのだ。  秘密をばらされて困るのは自分だし、今さら部隊の女性達と完全に手を切るのも惜しい気がする。特に香露は捨てるにはもったいなさ過ぎる。それに抜けさせてくださいといって簡単に抜けられるものでもないだろう。  向こうは権力を持っている。武志を消そうと思えば簡単にできるだろう。武志にできることといえば外国に逃げることくらいだ。  突然、武志は以前アメリカ人に言われた言葉を思い出した。CIAのジョージの言葉だ。 『将来、タケシさんが日本政府から逃げることになるかもしれません。そんな時は力になります。来てください』  ジョージはこういった事を予見していたのだろうか。  自分は他人の手の上で踊っている単なる駒に過ぎないのだと武志は実感した。  武志が考え込んでいると心が話しかけてきた。 「なんか考えてたみたいだけど、納得しましたか」  自分が心の結婚相手として決められていたのが本当だとして、心の気持ちはどうなのだろう。周りが決めた男と結婚するのは嫌じゃないのだろうか。 「それじゃあ、あきらめて私の処女を奪ってくださいね」  心は服を脱ぎ始めた。薄明かりの中なのではっきりとは見えないが、武志は綺麗だと思った。  体は引き締まっている。完全には大人にはなりきっていなくて、かすかに少女の名残を残している。胸とお尻が大きくなれば、かなり良い線までいくだろう。  部隊の隊員と比べるとさすがに負けるだろうが、一般人レベルで考えると十分合格点だ。 「脱がせますね」  心が武志の服に手をかけ脱がせ始めた。武志としては、なんとか抵抗して時間を稼ぎたいが、なぜか体が言うことを聞かない。それに、頭の片隅に丹家衆の技を一度見てみたいという気持ちがあるのも事実だった。  心が動くたびに、良い香りがふわっと漂ってくる。若い女の子独特の体臭に、濃厚に甘い香りが混ざっている。嗅ぐたびに心と体がザワザワしてくる。 「この部屋には香が焚きしめてあります。これを嗅ぐと男の人はとてもエッチな気分になるんです。私は子供の頃から慣らされてるから効かないんですけど」  心は武志を脱がせ終わると、そっと体を重ねた。  ヒンヤリしてて、弾けるような感触が武志の体へ伝わってくる。  心が口を重ねてきた。想像と違い優しいキスだった。 「男の人とキスしたの初めてです」  心はキスを続けてくる。舌の先で唇をなぞり、唇を軽く擦り合せる。少しだけ口の中へ舌を入れ、唇の内側をやさしく丁寧に舌でたどる。  その間も控えめな胸を押し付けてくるし、手や脚は武志の体をサワサワと撫でてくる。  武志が最大級に丁寧に女性を愛撫する時のやりかたをもっとやさしく上品に細やかにした感じだ。  これには武志もざわめきを抑えることができなかった。  じれったい気持ち、もっとやって欲しい気持、逃げなきゃと思う気持ち、参考にしようという気持ちなど幾つもの気持ちが頭の中で混ざり合う。 「どうですか。キスはいっぱい練習しましたから。もちろん女性の師匠とですよ」  心がしゃべるたびに唇が離れるのが、さみしく感じてしまう。 「丹家衆の女は子供の頃から、師匠について色んな事を学ぶんです」  心の舌が口の中へ入り込んできた。全くガツガツすることなく、丁寧に口の中を愛撫してくる。  武志は思わず声を出しそうになるのを飲み込む。  心の口から唾液が流し込まれてきた。それにはかすかな甘みがあった。  これは唾液だけじゃない。何かが混ぜられている。  武志が目を見開くと心が言った。 「安心してください。毒じゃないですから。ちょっと体が動かせなくなるだけですから。副作用とか、習慣性とかはないです」  武志は吐き出すこともできず、飲み込むしかなかった。  その後も延々と心のキスは続いた。 「男の人とのキスもいいですね。武志さんの力を感じます」  武志としては気を流しているつもりは無かったが、無意識のうちに気が流れ出ているのかもしれない。  そして、口の中を散々舐め回され、妖しい何かが混ざった唾液をたっぷり飲まされたところで、ようやく心の口が離れた。 「次はお口でしますね」  心はそういうと武志の口からだんだんと股間へ向けてキスする場所を移動させていった。  移動する間も唇と舌は見事な仕事をしていく。  絶妙の力加減で武志の体を通り過ぎていく。しかも、焦らしたり、責めたりと男のツボを抑えている。本当に男は初めてなのかと思う。いったい、丹家衆はどんな教育をしているのかと興味が湧いてくる。  心はついに股間までやってきた。  ここからが本番だ。絶対に耐え切ってみせる。武志は丹田に力を込め心を落ち着かせる。  気を集中させようとするが、頭の中に薄いもやが掛っているようで、今ひとつ集中しきれない。  武志が気を集めるのに躍起になっている間にも、心の舌は武志の体を刺激してくる。  肉棒に取り掛かるかと思ったが、太ももと袋の付け根に淡い快感を送り込んでくる。くすぐったさと気持ち良さが適度にブレンドされた快感で、引き込まれるような心地良さだ。  そっちが焦らしてくるならと、武志は気を集めていく。時間はかかるが少しずつ気が溜まっていくのが実感できる。挿入などということになったら、気の力を使って射精前に相手をイカせなくてはいけない。備えが必要だった。  心は唾液の量が豊富で武志の股間はヌルヌルにされてしまう。  そして心が肉棒に取り掛かってきた。  ヌロ、ヌロ、ヌロと舌が絡み付いてくる。それは武志が想像していたよりずっと気持ち良かった。  肉棒に血液が流れ込み痛いほど勃起し、それにつれ快感もどんどん大きくなっていく。 (おかしい。気持ち良過ぎる……)  武志は想定外のことに慌てるが既に遅かった。心が焚いている香には感覚を敏感にする効能がある事を武志は知らなかった。 「これが男の人なんですね。思ったより全然平気です」  心が亀頭を口に咥えた。これがまた、唇の締め加減、舌の使い方が見事だった。S級隊員の知香に優るとも劣らないテクニックだ。心の若い外見からは想像もできない技術だ。  しかも、武志の感じ具合を感じとり、やり方を的確にアジャストしてくる。 「この匂いも、味も嫌いじゃないです」  心が頭の上下を始めた。  武志の快感が跳ね上がる。まるで極上の性器に包まれているような気持ち良さだ。普通の人間ならあっという間に果ててしまうだろう。これほど見事なフェラにはめったにお目にかかれない。香露に気を流されながらフェラをされるのより上かもしれない。究極のフェラといっても過言ではない。  武志は声が出そうになるのを必死にこらえる。  クスリのせいか我慢が効かない。武志は早くも射精の危険に追い込まれた。 「気持ちいいですか。念のため言っておきますが、男の人は初めてですから。でも、練習だけは子供の頃からやってるから、口には自信があるんです」  心が自慢げにほほえみながらしゃべる。 「まだ出したらダメですよ。もう少し我慢してください。もっと、おちんちんを味わわせてくださいね」  そう言って心は肉棒を根元まで飲み込んでいった。  亀頭が喉の奥まで入っている。舌が玉袋まで伸びている。根元まで温かい粘膜に包まれ、快感が武志を襲う。早くも精液が体の奥で沸き立ってくる。  心がゆっくりと肉棒を吐き出していく。その間も舌が裏筋を刺激するのを忘れない。それは武志をギリギリの所まで追い込んでいった。  肉棒を吐き出し終わると、また飲み込んでいく。手は武志の体の敏感な部分を撫で回り、アクセントをつけて快感を盛り上げる。  心が一往復するごとに武志はどんどん追い込まれていく。ギリギリのところからギリギリのギリギリまで、もう後が無い状況だ。  頭の中では快感が渦巻き、もう他の事が考えられなくなっていく。もう意地だけで耐えている状況だ。少しでも気を抜いた瞬間に射精してしまう。 (このままじゃダメだ。何とかしないと) (やばい、やばい、あぁー、気持ち良過ぎる) (あぁー、ダメだ、あぁー、もう、ダメだ、耐えられない) (おおおおおぉー……)  亀頭が膨らみ射精が始まろうとした瞬間、心は肉棒を吐き出し、フェラを止めた。  それがまた絶妙のタイミングだった。一瞬でも遅れれば間違いなく射精していただろう。  肉棒は射精をはぐらかされ、ビクンビクンと震えている。  武志は快感の名残と切なさに一人悶えた。 「まだダメですよ。出すのは私の中です」  心は武志の腰を跨いで、そっと肉棒を摘んだ。刺激を与えると、今にも暴発してしまう。 「今まで武志さんのために大切に取っておいたんですよ」  心が肉棒の角度を調節して、狙いを付ける。 「大丈夫。小さい頃から体を柔らかくする修練を受けてますから。処女膜も柔らかくなって、それほど痛くないはずです」  破瓜を目前に控えさすがに緊張しているのか、心が自分に言い聞かせるように言う。 「じゃあ、いきます」  心が腰を落とした。 「あっ……」  肉棒が狭いところを押し広げながら、熱い粘膜に包まれていく。  一瞬の抵抗の後、肉棒は処女膜を突破して行った。そして、行き止まりに当たって止まった。 「これが男の人……。これが一条流の男の物なんですね」  心が震える声で言った。 (これが丹家衆の女性なんだ)  武志も驚いていた。  処女なのに、中は十分すぎるほどこなれている。もう何年も付き合っている女性のようだ。ごく自然に、かといってでしゃばることなく、ねっとりと絡みついてくる。  それでいて、処女特有の窮屈さを失っていない。さらに、じっとしていてもキュッ、キュッと小気味良く締め付けてくる。  今までに体験したことがない、驚きの秘肉だった。  小さい頃から特別な教育を受けていた香露とも違う。  心も自分と同じかそれ以上に厳しい教育を受けてきたのだ。武志は実感した。 「思ったより痛く無かったです」  すぐには動けないのか心はじっとしている。  武志も先ほどフェラで限界まで追い込まれてからの挿入で、耐えるのが精一杯だった。自分から責めるどころの話ではない。 「お腹がピリピリして熱いです」  心がお腹に手を当てながら言った。  武志は体のコントロールができず、まだ気が漏れ出ているのだ。それとも丹家衆の女性は対一条流用に気を吸い取る技を持っているのか。千年以上の歴史を持つ古い一族だ。何があっても不思議ではない。 「動きますね」  心が武志の胸に手を置き、ゆっくりと腰を上下させ始めた。 「大丈夫、我慢できますから」  心は痛みをまぎらわすためか、しゃべり続けた。 「武志さんは知らないだろうけど、私は子供の頃から、大きくなったらこの人と結ばれるのよと言われて、写真やビデオを見せられてたんです」 「いつかこの人のお嫁さんになるんだと子供心に思いながら育ったんですよ」 「初めて会った時は初対面の気がしませんでした。感激を隠すのが大変だったんですから」  武志は射精を抑えるのが辛くて、全く動けない。心の話を聞いていると、やることはおかしいが、根は良い子なのではないかと思えてくる。 「痛いのは治まってきました。本気でいきますね。いつでも出して良いですからね」  心の言葉を聞いて武志は驚いた。  まだ本気ではなかったのか。今でも射精を抑えるのが難しいのに、これ以上の事をされたら我慢できるものではない。  そして、心の秘肉が動き始めた。 「おおおおぉー……」  武志は溜まらず叫んだ。  この動きは何なんだ。  心の秘肉がまるで生き物のように肉棒に絡み付き、締め付けてきた。  入り口が締まったかと思うと、奥へ向かって肉棒を絞り取るように締まる場所が動いていく。そうかと思うと、肉棒を手で握るかのように全体が締まったり緩んだりする。  未知の体験だった。人間はこんなに自由に秘肉を動かせるものなのか。遺伝なのか、訓練なのか分からないが恐ろしいまでのテクニックだ。  この技に武志は覚えがあった。インドネシア作戦の前の訓練で知香が使った技だ。あの時の技をさらに複雑化、洗練させたものだ。あの技は丹家衆の技だったのだ。  武志は一気に射精寸前まで追い込まれた。もう、暴発してしまうのは時間の問題だった。 「そろそろ出そうですか。いっぱい出してくださいね。いくら武志さんでも我慢できないと思いますから」  心が武志の状態を敏感に察知して言った。 「危険日の処女に中出しなんて、武志さんでも初めてでしょ。思う存分出してください」 (危険日! ダメだ、避妊して無い女の子に出すなんて、絶対ダメだ)  妊娠させるわけにはいかない。武志は焦った。なんとかしなければならない。  そこで武志は思い出した。そうだ。こんな時のための奥義逆流だ。気を通常とは逆に流し、快感を急激に押さえ、射精を抑える技だ。  武志は必死で意識を集中して奥義を発動しようとするが、相変わらず頭の中にはもやが掛ったままで意識を集中できない。  後は裏技延髄責め。これは過去に一度しか使ったことが無い。危険すぎる。それに二度と使わないと誓った。  こうなったら、先にイカせるしか無い。武志は気の大量放出で心を先にイカせることにした。  あまり気を使いすぎると、週末の美穂達とのセックスに影響が出るが、今はそんな事を言ってる場合ではない。  不十分ではあるが気はある程度溜まっている。  亀頭の先が子宮口を突く、その一瞬に一気に放出するのだ。  武志はタイミングを計った。  心は処女のくせに天性の勘で武志の射精感を読み取り、同時に達するつもりだった。  もう痛みはほとんど無かった。武志の肉棒から漏れ出る気のおかげで、痛みより快感の方が大きくなってきていた。  武志はもうすぐ射精するはずだ。念願だった初セックスを成功させる。  心は腰のスピードを上げ、秘肉を締め上げた。 「う、ううぅ……」  心の秘肉が亀頭にむしゃぶりついてきた。あやうく漏らしそうになるのを、武志はすんでのところで何とかこらえきる。かなり危ない状況だった。  心のペースアップに武志は気の放出のタイミングを逃してしまった。それと同時に秘肉が一層の締まりをみせ武志を追い込む。  もう、少しの余裕も無い。  精液はすぐそこまで上がってきていた。後何分とかのレベルではない。もう、十数秒とか、数秒とかのレベルだ。  武志はラストチャンスにかけた。 (今だ)  武志は心の子宮目掛けて、最大量の気を一気に流し込んだ。 「んぅーーーーー……」  心の背がピーンと伸びた。大量の気が子宮を焼き尽くし、体の内部を通り抜けて行く。まだ拡張されていない気の道が圧力に負けて押し広げられ、圧倒的な快感が通過していく。そして、瞬く間に脳にまで達した。  一瞬で心の頭の中は快感が渦巻き、真っ白になった。  突然の事に心は何が起きたか分からない。考える間も無く大きな絶頂に襲われた。  今まで体験してきた絶頂は何だったのかと思うほどの、すさまじい絶頂だった。快感が暴風雨となって頭の中を駆け巡る。  心は何も考えられなくなった。  心が絶頂に達した瞬間、秘肉が物凄い力で肉棒を締め付けた。痛いくらいの圧力だった。 「くっ、くぅー、う、う、う、うぅ……」 (これだ、これだけ乗り切れれば、終わりだ)  武志は丹田に力を込め、肛門を引き締め必死に耐える。  気の大量集中放出でも心は失神しない。激しい快感に対する備えもあったのだ。武志の中で諦めの思いが強くなっていく。  さらに、無意識なのか、心は絶頂に達してもまだ武志への責めを緩めない。秘肉はただきついだけではない、ヒクヒクと細かい振動まで加えて、肉棒を責めてくる。  それが駄目押しになった。最後の一歩で武志は耐えられなかった。反撃の手段を失い、モチベーションが下がった分、こらえ切れなかった。 (ダ、ダ、ダメだー。あ、あ、ああああぁー……)  ぶりゅるるるるるー……、ぶしゅううううー、びしゅううううぅー……。  秘肉が精液を絞り取るようにうごめく。  びゅるるるー、びゅるるるっ、びゅるるっ……、ぴゅるるぅー、ぴゅるっ……。  武志は射精の快感に身を震わせた。久しぶりに味わう会心の一撃だった。  今までの限界を超えた我慢は、物凄い量の射精となって現れた。体の中のありとあらゆるものが出て行く。体に溜まっていたものを出し切ってしまった感がある。  武志は射精が終わると同時に体中から力というか、気力が抜けていくのを感じた。  一方心もかすむ意識の一部でお腹の奥に何かが当たるの感じていた。 (当たってる……。何かが当たってる……。これが射精……)  熱い物が体の奥に広がっていく。 (出てる……。これが精液……。良かった……)  心は射精させられたことに満足しながら、武志の胸の上に崩れ落ちた。  二人は、はぁはぁと激しい息をするだけだった。  しばらくして、ようやく息が落ち着いてくる。  武志は相変わらず体が自由にならず、手脚を投げ出したままだ。  心は武志の肩に頭を乗せ、気だるげに手で武志の胸を撫でる。 「いっぱい出ましたね。子宮に染み込むまで、もう少しこのままで」  すでに恋人というか愛人みたいな馴れ馴れしさだ。 「びっくりしました。あれが一条流の技なんですね。想像と全然違ってました。凄いとは聞いてましたが、あれほどとは思いませんでした。初めての相手が武志さんで良かった」  武志の思いを知ってか知らずか、心はうっとりしながら武志に話しかける。  武志はそれどころではなかった。射精の快感が去っていくにつれ、気持ちがどんどん落ち込んでいった。  危険日の女性へ中出ししてしまった罪悪感と妊娠の恐怖。  今まで避妊を女性任せにしていたせいで、妊娠について軽く考えていた。美穂が妊娠したがっていることも、美穂のジョークというか強がりだという思いもある。それに万が一妊娠しても美穂なら一人で立派に育てるだろうという気がする。  だが、心は別だ。未成年の大学生の妊娠となると話が違う。事態は深刻だ。認知や結婚を求められても困ってしまう。自分には美咲というカノジョが居るのだ。考えれば考えるほど怖くなってくる。  武志は自分の節操の無い下半身を呪った。 「もう一回やりましょうか。まだまだ夜は長いですから」  すっかり落ち着いたところで、心は腰を上げ、肉棒を抜いた。秘肉の入り口をキュッと締め、精液が垂れるのを防ぐ。  そんなこともできるのか、武志は少し感心した。  肉棒はかすかに元気を失っているが、まだ立ったままだ。九割がたの硬度を保っている。  心がためらうことなく肉棒を口に含んだ。 「こんな、味なんですね。嫌いじゃないですよ」  心は初めての精液の味にも臆することなく、お掃除フェラも完璧だった。  汚れを舐め取っては味わいながら飲み込んでいく。  力加減は絶妙で、それ以上強いとわずらわしく感じてしまう一点を見切っている。  武志は大量射精の気だるさも手伝い。されるがままにフェラの快感に埋没していった。 「また、元気になってきました。すごいです」  武志の思いとは別に、肉棒は早々と復活してしまう。  さらなる、快感を求めて、ビクン、ビクンといなないている。 「それじゃあ、入れますね」  心が下の口でちゅるんと飲み込んでいく。そして、女性上位の体勢で体を動かす。  体と手が武志へ巻き付けられ、耳元でささやいてくる。 「もう、ほとんど痛くありません。武志さんは気持ちいいですか」  武志にはなす術がなかった。心にされるがままだ。男は一度射精してしまうと、急に覚める面がある。武志も反抗の気力をすっかりそがれていた。  このまま、また射精させられ、終わったらまたフェラで立たされる。そして、射精、フェラと心が満足するまで何度も繰り返されていくのだ。武志は完全に諦めてしまっていた。  そして、武志はもう出ないと思うほど搾り尽くされ、いつしか眠りについてしまった。 <第84章> 「それはお姉ちゃんに任せなさい」 「私にもやらせてよぉ」  武志は人の喋り声と体に何かが触れる感触で目が覚めた。 「おはよう。目が覚めましたね」  重いまぶたを上げると目の前に心の顔のアップがあった。 「良く寝てましたね。昨日あれだけがんばったから仕方ないですね」  武志は段々と昨夜の事を思い出してきた。一服盛られ、心に散々絞り取られたのだ。クスリの影響かまだ体がだるい。  ふと違和感を感じ下半身に目をやると、布団は剥ぎ取られていて、まさにパンツを脱がされようとしているところだった。  そこには見たことの無い二人の女の人がいた。 「おわぁっ!」  いきなりのことに武志は驚いた。 「はじめまして、長女の京《みやこ》よ」 「私は三女の円《まどか》」  二人が異様な状況にもかかわらず、しれっと自己紹介をする。 「私達三人姉妹なんです。父親は全員違いますけど」  心が説明してくれる。 「な、何、やってるんですか」 「私達もおすそ分けしてもらおうと思って」  京がさも普通のことのように言う。 「ダメですよ。ダメに決まってるじゃないですか」 「えぇー、どうして。心とはいっぱいやったんでしょ」 「昨日は無理矢理だったんです。変なクスリを盛られて、抵抗できなかったんです」 「じゃあ、またお薬使えばいいのね。それで言い訳立つもんね。そういうことにしといてあげる」 「言い訳じゃなくて、ほんとにそうなんです」 「これ見ても、武志さんの彼女は信じてくれるかな」  京が一枚のDVDを取り出した。 「まさか……」 「昨日の夜のことは、ばっちり録画しました」  心がにこっと笑う。  どこまでも酷い話だ。薬でおかしくして、それを撮影するなんて、エロ漫画の悪人みたいなやり口だ。武志は怒りと諦めで言い返す気力を無くしてしまう。彼女のことだ、すでにバックアップも取っているだろう。ここで、取り上げても意味が無い。最悪、頼子のところへ届けられている可能性すらある。 「武志さんも、昨日は途中から喜んでたじゃないですか。私の中にあんなにいっぱい出して。お腹の中にまだ残ってるみたいです」  心が武志の顔へ顔を寄せながら言う。お腹に手をやり、その顔はうっとりして昨夜の事を思い出しているみたいだ。 「昨日は凄かったです。初めてなのに、あんなに感じるとは思いませんでした。壊れちゃいそうでした」 「そんなに凄かったの。それじゃあ私も是非味見させてもらわないと」  京が武志の下半身を剥き始める。 「私もー」  円もそれを手伝う。  武志はどうしようかと困ってしまった。クスリの影響かもしれないが、昨夜は確かに溺れてしまった。丹家衆の技に翻弄された。  しかし、今、冷静に考えると、その技に非常に興味がある。  長女の京は凄い美人というほどではないが、そこそこ綺麗なほうである。心みたいに不思議と色っぽい雰囲気を漂わせている。心より年上の分、さらに色っぽい。髪はショートで知的な感じがする。これでメガネでもかけてれば女教師みたいだ。  それに対して三女の円は完全な童顔だ。顔だけ見たら中学生に見える。だが、体は思い切り発育していて、大学生といっても通じるだろう。本当の年がよく分からない。大学一年の心より年下ということは大きくても高校生だ。本人も自分の特性を理解しているみたいで、しゃべり方は舌足らずで可愛らしい。  三姉妹をそれぞれ一言で表すなら、京がエロ・クール、心が小悪魔、円がロリっ娘というところか。ちょっと見は三人の顔は全然似ていなくて、姉妹とは思えない。だが、よく見てみると、目元の雰囲気が何となく似ている気もする。  平安時代から朝廷の裏側で暗躍していた一族だけあって、それぞれ魅力的だ。  それでも、武志は自分から積極的に三姉妹へ手を出すのに躊躇する。 「あんまり強情だと、応援を呼びますよ」  心が武志を脅す。 「えぇー、まだ兄弟が居るの?」 「それは居ませんけど、代わりに従姉妹がいっぱい居ます」  従姉妹とかも丹家衆の技を持っているのか。そんなのがさらに来たら、とんでもないことになってしまう。 「従姉妹もみんな武志さんに興味が有るって言ってるのを、なんとか我慢させたんですから。一応私が本家の中で相手に選ばれたからって」  心が少し自慢げだ。 「分かったから応援呼ぶのはやめて。お願い」  武志は泣きたくなってきた。なんで自分がこんな目に会うのか。頼子には協力こそすれ、敵対することは何もしていない。  武志は早くも抵抗を諦めた。  三姉妹は武志の足元で肉棒を奪い合っている。  京が真ん中で肉棒を咥え、心と円が両側から竿や玉へ舌を伸ばしている。 「大きさはそこそこだけど、んん、味はいいわ。美味しい」 「これは私のよ」 「私にもやらせてー」 「私は長女として確かめる必要があるから」 「ずるい、ずるい」  女三人寄ると本当にかしましい。  武志は意地でも自分からは協力しないと決めたが、丹家衆三姉妹のトリプルフェラは強烈だった。心一人でも並みの人間なら数分と持たないテクなのに、それが三人がかりである。武志はすぐに勃起させられ、どんどん追い込まれていく。 「三人がかりで、んふぅ、ここまで耐えるとは、んふっ、硬さも、我慢強さも、なかなかね」  京が感心した様子で言う。 「昨日あれだけ出したのに、一晩でここまで回復するとは、精力もなかなかです」  心はまるで自分のことのように自慢気に言う。  武志は自分の股間をただ見ていた。  男として、三人の女性が自分の肉棒に群がる姿は興奮するものがある。それに心と円は武志の脚をそれぞれ自分の両脚で挟み、股間と胸を擦り付けてくる。これも中々気持ち良い。  しかし、自分の体を評価するような事を言われては、ただ快感に流されるわけにはいかない。今はクスリも使われていない。こうなったら、絶対に先にイカせてみせる。一条流の技を見せてやると武志は思った。一条流を軽く思われてはたまらない。 「それじゃあ、年の順で私からね」  京が起き上がり、武志へまたがろうとする。 「京姉さんにはエリートの婚約者が居るでしょ。これは私の」  心がすかさず抗議する。 「そうだ、そうだ」  円も心に同調する。 「心は昨日いっぱいやったんでしょ。ここは私に任せない。私がこの子の力を調べてあげるから。経験の少ない心じゃ良く分からないでしょ」 「ずるい。いつもそうやって、理由を付けて、美味しいところを持っていくんだから」  心は京に頭が上がらないのか、しぶしぶ引き下がる。 「いいじゃない、心は今からいくらでも機会があるんだから。なんなら私の婚約者と交換しても良いのよ」 「そんなの、嫌よ」 「じゃあ、決まりね。それじゃあ、武志君、よろしく」  よろしくと言われても武志はなんと答えて良いか分からない。こちらこそと言うのも変だし、そもそも自分は了承していないのだ。  武志は返事をしなかった。  婚約者がいながら他の男にまたがるのはおかしいと、武志は自分の事を棚に上げて思った。  京は妹二人をどかせると、慣れた手つきで肉棒を掴み、滑らかに自分の体の中へ収めていった。 「んぅー……」  武志は腹式呼吸で細く長く息を吐きながら、京の感触をじっくりと確かめた。  長女だけあり、京の秘肉は入れただけで分かる極上品だった。処女だった心ほどの窮屈さは無いが、適度に柔らかく、繊細で、締まりは十分、それがやさしく肉棒へ絡みついてくる。秘肉の具合だけならS級クラスだ。  これは油断するとまずいかもしれない。武志は気合を入れた。  普段ならたっぷり愛撫をして女性に火を着けてから挿入するのに、今回は愛撫は無し。しかも自分は三人がかりでたっぷりフェラされ、もうある程度のところまできている。不利な状況だ。  それに、京は心以上に何かの技を持っているかもしれない。  一条流の誇りに掛けて、絶対に負けるわけにはいかなかった。 「私はピル飲んでるから安心していっぱい出してね」  京が腰を動かしながら言った。  さすがに長女だけあって、動きの滑らかさ、複雑さは心より格段に上だった。  こうして京と体を合わせてみて、武志はS部隊が丹家衆の流れを汲んでいることが良く分かった。京や知香を頂点として、他の隊員や心はその劣化版というかサブセットなのだ。中国の香露や芳玲とは系統が違うし、力で押すようなアメリカの隊員とは次元が違う。  頼子が香露を部隊に入れたのも納得だ。丹家衆とS部隊に中国の技が加われば世界一になれるだろう。世界は広いから、ひょっとするととんでもない実力の持ち主が居るかもしれないが、その時はまたその技を取り込めばいいだけだ。  武志は自分の想像に少しだけワクワクしてしまった。 「いいわ。さすが一条流の男。美味しい。こんな味の男はめったにいないわ」  武志が束の間考え込んでいた間も、京の動きは止まらなかった。  京の腰が螺旋を描くように上下し、肉棒へ捻りの動きが伝わってくる。これは武志もほとんど経験したことが無い感覚で妙に気持ち良い。  こちらも本気でいくぞ。  武志は京の腰を掴むと下から突き上げ始めた。 「あぁ……、いい所へ当たってる。んぅー……、やる気になったみたいね」  武志は角度を変え、深さを変え、秘肉を付いていく。亀頭の先から少しずつ気を流しながら、気の通り具合を調べることで、相手の感じるポイントを探すのだ。  数分もしないうちに、武志は京の弱点を調べ上げた。京は感度も磨き上げられているようで、気の道はすでに太く通りやすくなっていた。これはチャンスであり、問題点だった。  気が通りやすいということは、気の力を最大限有効に使えるということだ。  感じやすいということは美徳であり弱点である。普通はその弱点を弱点のままにしておかない。快感の限界を高めるとかの対抗策をとっているはずである。  強敵だと武志は悟った。 「確かにお腹がピリピリする。あん、これが一条流の力なのね……。凄い、初めて……」  心から昨夜の話を聞いていたのか、京が気の力を感じとっている。 「私があと二年遅く生まれてたら、これは私の物だったのに」  そんなこと言われても武志は答えようが無い。  気のことがバレている以上、隠すことは何も無い。武志は全力で京へ向かった。  京の弱点と子宮口を交互に突いてはピンポイントで気を流していく。Gスポットにも気を流す。  さらに、両手で乳房を掴み、指先から気を流し込む。 「あぁ……、来てる……。凄い……。こんなの、初めて。凄いわ……」  武志の攻勢に京の声が急に艶を帯びてきた。  それと同時に、秘肉もうごめき始めた。昨夜の心と同じように信じられないような動きをみせる。膣壁が肉棒を絞り、しごいてくる。さらに子宮口がコリッ、コリッと亀頭の先端をこすってくる。まるでそこが独自の意思を持った別の生き物のようだ。  それは心以上の快感だった。  強すぎる刺激に亀頭は悲鳴をあげ、体に電流が走る。武志の背中が反り返って、一瞬動きが止まってしまうほどだった。  武志は歯を食いしばって快感に耐えた。  あきらかにS級の知香以上のテクニックだ。このままでは長時間耐えることができない。  こうなったら全ての技を出して、京をイカせるしかない。  武志は京の腕を引き、自分の上へ倒した。  片手で軽く頭を押さえ、キスをする。そして、京の舌を吸い上げる。奥技循環の体勢完了だ。  肉棒を根元まで埋め込み、子宮口を押し上げ、気を流していく。 「ふ、んー……、んんー、んんぅー……」  突然、気を流され京が暴れ始める。だが、頭をがっしり押さえられ、逃げられない。  武志はさらに、片手を京のお尻に伸ばした。股間からぬめりを掬い取ってはアヌスへ塗りつけていく。  そして、アヌスがヌルヌルになったところで、指先から気を流した 「んんんんぅー」  京が口を塞がれたまま、悲鳴を上げる。さすがの京も肛門粘膜を気で焼かれるのは想像を超えていた。 (何? なんなの?)  子宮が焼けるように熱く、子宮口から頭まで電気が流れっぱなしだ。しかも、アヌスが燃えている。アヌス独特の言葉にできない快感が背中を駆け上り、脳まで痺れている。  秘肉とアヌスからの二種類の快感が体を貫き、頭の中で混ざり合い、パニックになる。  乳房も先ほど揉まれたせいか、武志の体で潰されジンジンと疼いている。  子宮の熱もじわじわと体全体へ広がっていき、体中が熱く、敏感になっていく。  それは未知の感覚だった。  今まで二穴はもちろん、もっと大勢で同時に責められたこともあった。しかし、今の快感の大きさ、異常さは比べ物にならない。もう、頭も体もおかしくなりそうだった。  本能が危険を告げている。このままでは本当におかしくなってしまう。  子宮が精液を求めて、勝手に秘肉が動いている。肉棒をしごくような、肉棒へ吸いつくような動きを繰り返している。 (このままでは、イカされちゃう)  かすかに残った理性で考えるが、何もできない。体が言うことを聞かなかった。  京は武志の恐ろしさを改めて思い知っていた。  一方武志も限界が近かった。  ただでさえ京の秘肉を耐えるのがつらかったのに、動きはさらに強烈さを増している。膣壁が肉棒をしゃぶるような動きをみせる。秘肉でフェラチオされているような感覚だった。こんな動きは今までに体験したことが無い。まさに未知の感覚だった。  必死に丹田に力を込め、お尻を引き締め、射精感を押さえようとするが、一向に治まらない。逆にジリジリと限界へと近づいていく。  ともに追い詰められていた武志と京は熱心に舌を絡め合い、手で相手の体をまさぐる。少しでも相手の快感を上げ、自分の気を紛らわそうとする必死の行動だ。  腰を回したり、クイクイ動かして、わずかでもリードを奪おうと自分の持てる全ての力を出している。。  武志が気を使い本気のセックスをするほど、周りからは動きが小さく見える。ぴったりと重なった男女がもぞもぞと小さく動いているだけに見える。だが、その動きの中では非常にハイレベルな攻防が繰り広げられていた。  時間がなかなか進まない中、見ているだけの心と円はジリジリと焦れてくる。  武志が循環の技を使い始めて十分以上がたった。そして、二人へどうしても我慢しきれない最後の時が訪れる。  京の疼きは全身へと広がり、体に触れる全ての部分から快感が湧き上がる。特に子宮は一刻も早く男の精を飲みたいと、ズッキン、ズッキンと激しく疼いている。 (イキたい。イキたい。イキたい。イキたい……)  体の一番深いところから体中がイキたがっている。それをかろうじて押しとどめているのが、わずかに残った理性だった。妹達が見ている前で無様な姿をさらせない想い、丹家衆本家長女としての意地とプライドで最後の一線で踏みとどまっている。  一条流の男が凄いとは聞いていたが、これほどまでとは思っていなかった。今まで相手をしてきた男よりはましだろうぐらいにしか考えていなかったのだ。  しかも相手は昨晩妹を相手に絞り取られ、今朝も自分が主導権を取ってのスタートだった。これが逆の立場なら、とうていかなう相手ではない気がする。  こうなると相手を先にイカせるのは無理かもしれない。せめて、同時にイクことで面目を保ちたいと京は考えた。  武志のほうも人間離れした京の内部の動きに、最後の最後の所まで追い詰められていた。ここで京がさらなる技を繰り出してきたら一たまりもない。  自分は気を循環させながら、京の動きに耐えるのが精一杯で、他の事を仕掛ける余裕は全く無い。  相手を先にイカせることはできなくても、せめて同時フィニッシュには持ち込みたい。  そうして、図らずも二人の想いは一つになった。 (一緒に) (一緒に) (あぁ、イク。もうすぐイク。お願い出して) (あぁ、出る。もうすぐ出る。早くイッて) (イク……。イクイクイクイク……) (出る……。出る出る出る出る……)  そして、二人の想いが完全に一致したとき、二人は同時に絶頂へ達した。 (あぁー、イクゥーー……) (あぁー、出るぅーー……)  京の秘肉が肉棒全体をギュギューッと握り締めた。  武志の肉棒がそれを弾き返すようにブワッと膨らむ。そして、ここまで押さえ込まれていた精液が堰を切ったようにほとばしった。  ぶぼっびゅりゅりゅりゅりゅるるるるーー、どびゅりゅりゅりゅるるるー……。  熱い塊が京の体の一番深い所を撃つ。 「あ、あ、あ、あ……」  それを受け、京の体が武志の腕を振り払い硬直する。  ばびゅぶりゅるるる、ぶっびゅぅー……、ぶしゅしゅしゅしゅぅー……。  精液の噴出は止まらない。  肉棒の先から昨夜の荒淫を忘れたかのように大量の白濁液がぶちまけられていく。 (あぁ、凄い……。もの凄い量……。焼けそう……)  そして、秘肉が精液を吸い込むような動きをみせる。 (吸われてる。何か吸われてる)  武志は体から何か吸い上げられる感じがした。頭や体が涼しくなり、スゥーっと気持ち良くなっていく。献血をした時の感じに近い。  武志と京は人生最大の絶頂の後、意識が霞んでいった。  先に自分を取り戻したのは武志だった。  京がまだぐったりしているのに気が付き、肉棒を抜くと、京を横へ降ろした。。  体中がだるかった。腰がまだピリピリしていて、感覚が元に戻っていない。 (凄かった……)  丹家衆の長女だけある。その技が部隊の中核に当たるのもうなずける。武志が余韻にふけっていると、誰かが触れてきた。  三女の円だった。  円は武志の両脚の間へ入ると、元気を無くした肉棒へ鼻を近づけた。 「これが、精液の匂い……。へんな匂い……」  珍しそうに鼻を鳴らして匂いを嗅いでいる。そして、舌を伸ばすと、精液を一すくい舐め取った。 「うぅー、変な味。なんか生臭い」  円は顔をしかめながら、肉棒を咥えた。そして、そのままフェラを始めた。  円のフェラは初めてとは思えない上手さだ。京には劣るが、一般人で考えると極上レベルと言えるだろう。  唇と舌がやさしく、ぴったりと張り付いて、心地良い快感を与えてくれる。お掃除フェラ用の穏やかな舌使いだ。  もう終わりにしたい武志の気持ちとは裏腹に肉棒がムクムクと大きくなってしまう。 「大きくなったあ。次は私の番ね」  円が肉棒を横からペロペロ舐めながら言った。 「円はダメよ。処女はお母さんの許可が出るまで取っておかないとダメでしょ」  京はまだぐったりしているので、心が代わりに円を叱る。 「私だけダメなんて、ひどーい」 「代わりにお尻でやってもらえばいいでしょ」  前はダメでも後ろなら良いのか。武志は心の発言に、違和感と恐ろしさを覚えた。 「じゃあ、そうしようかなあ……」  そんな簡単に決めなくても。それに俺の気持ちは無視なの。武志は勘弁してよと思う。 「中はキレイにしてあるんでしょ」 「うん、キレイにしてきた」 「手伝ってあげるから準備して」 「はーい」  円は元気よく返事すると立ち上がり、部屋の隅へ行き何かゴソゴソしている。そして見るからにローションらしき物を手に持って戻ってきた。  円は自分の指にローションをまぶすと、両脚を広げ自分のアヌスへ塗り始めた。  円がうんしょ、うんしょ、という感じで塗る姿はいやらしいとか下品とかではなく、とてもシュールな光景だった。武志も女性が自分のアヌスをほぐす姿を見るのは初めてだ。  昨日の夜から色々なことが有りすぎて、現実感をどんどん無くしていく。  肉棒がヒヤッとした。心がローションを垂らして、まぶしている。  また犯される。武志は諦めにも似た心境だった。  準備ができたのか、円が足先のほうを向いて武志を跨いだ。脚を開いて腰を降ろし、四股を踏む体勢だ。心が肉棒を掴み、位置を合わせる。 「武志さん、後ろの初めてを貰ってね」  円がゆっくり腰を降ろしてくる。  武志は速攻で終わらせるつもりで亀頭から気を流す。  亀頭が触れた瞬間、円の体が固まった。 「んあぁー…………、なに……、これ……、動けない……」  アヌスへ電気を流されたような感覚だ。まだ入れてもいないのに、アヌスに焼けるような快感が発生する。すぐに終わらせるにはもったいないくらい気持ちが良い。甘痒い快感がじわじわ広がっていく。初めて味わう種類の感覚だった。 「円、しっかりしなさい。ほら、腰を降ろして」  心が横から励ます。 「だめ、お姉ちゃん、動けない」 「何言ってるの。ほら、腰を降ろしなさい」  心が円の腰へ手を当て、下向きに力を入れる。円は逆らうが、脚を開いた不安定な体勢なので、腰が少しずつ下がっていく。  肉棒がだんだん円のアヌスへめり込んでいく。 「あっ、あっ、あっ……、焼ける……。お尻が焼ける……」  武志は亀頭から気を流し続けていたので、円の肛門粘膜はまともに気の直撃を受けていた。  心はさらに円の腰を降ろしていく。  肉棒はアヌスを押し広げ、窮屈な腸壁をこじ開けていく。 「う゛、あ゛、あ゛、あ゛……、違う……、バイブと、全然、違う……。熱い……。熱いよー」 「円、がんばって」  気の味を知っている心は他人事ではない。 「く、苦しい……。息、が、でき、ない……」  太い鉄杭が少しずつ奥へと打ち込まれてくる。体を埋め尽くす異物感に円は息が満足にできない。内臓が押し上げられ、口から何か出そうな気がする。  円は苦しさのため少しずつしか腰を降ろせない。 「あ、ダ、ダメ……、無理、もう、無理、もう、入らない」 「円、もう少しよ」 「んんんんぅー、あああぁー……、ううううぅー……」  そして、ついに肉棒の根元まで円のアヌスに飲み込まれた。  円は圧倒的な存在感、苦しさ、お腹の中やアヌスの焼けるような感じに動くことができない。体の中心部に焼けた鉄の棒を通されたように感じる。  アナルバイブと違う本物の力にただ耐えるだけだった。  武志は円のアヌスの具合に驚いていた。  本当に初めてなのか。円のアヌスの中は十分こなれていて柔らかく肉棒に張り付き、また、とても伸縮性に富み肉棒をギュウギュウ締め付けてくる。  初めてだとは思えない。まるでアナルセックスの達人のような穴だった。  これで初めてだとしたら、アナルバージンを奪うのはアメリカのリサ以来だった。  見た目はどうみても高校生、下手したら発育の良い中学生に見える。それなのに、肉棒を根元まで飲み込んでいる。  武志はそのギャップに興奮して下から腰を突き上げた。肉棒全体からも気を流して円の腸壁をなぶる。 「いいいいぃー……」  円の背中がピーンと伸び、歯を食いしばりながら悲鳴に近い声を出す。 「ほら、円、その位で音を上げたらダメよ。自分で腰を動かして」  心が激励する。  心も武志の力を知っている。あの力をお尻に使われたら……。想像するだけで体がむずむずしてきた。 「あ、あ、あううううぅー……」  円は刺激に耐えながらゆっくり腰を上げ、肉棒を引き抜いていった。アナルセックス独特の何かを漏らしているかのような感覚に体が震えてしまう。  寒気にも似た体の芯から起こる愉悦が背中を駆け上がっていく。  それでも円は耐えて、ギリギリまで肉棒を抜くと、またゆっくりとアヌスで飲み込んでいく。 「ん、んん、んんっ、んんんぅー……」  二往復目で円は早くも快感の渦に巻き込まれていた。  肛門や直腸の焼けるような熱さが全身へと周り、体を燃え上がらせていく。今まで師匠により拡張されてきたアヌスに痛みは無く、苦しさもどんどん消えていく。頭の中も快感が溢れ考える事ができなくなっていく。 (すごい……、これが本当の男の人……、これが一条流の男……)  円の腰は少しずつ動きを速めていく。 「すごい。違う。バイブと、全然、違う……」  円は腰を動かし、自分の腸壁をこすることへ没頭していく。  周りのことは全く目に入らなくなる。二人の姉のことも武志のことすらも意識から外れていた。  円の頭の中にあるのは、硬い男根と快感の事だけになった。 「あ、あ、あぁー、すごい……、なんで……、こんな……、おかしいよ、変だよう」  円の腰は止まらない。パンパンパンと大きな音を立てながらお尻の肉が武志の腰に当たりぶつかる。  動けば動くほど、焼ける感覚と快感が大きくなり、さらにお尻が焼かれていく。もう、行くとこまで行かないと治まらない。 「あん、ダメ、止まらない。お姉ちゃん、止まんない。おかしい、変だよー……。凄いよー……。こんなの、こんなの、初めて……。ん、ん、ん、んっんんんんぅー……」  もう、円は頭の中が真っ白になっていた。快感で一杯になり、他の事が考えられない。もう、ひたすら肉棒で自分のお尻の中をこするだけだった。 「あぁ、すごい……、すごすぎる……。なにこれ、おかしい。あんぅー……。お・か・し・い。おかしいよぉー、変だよぉー……。おかしくなる……、おかしくなっちゃうよぉー…………」  考えていることがポロポロと口から漏れる。 「も、もう、イキそう……」  円は何度もぶるるるぅーっと体を大きく震わせる。そして、その間隔が短くなっていく。  括約筋が痛いほど武志の肉棒を締め付ける。  武志はその締め付けに追い込まれていく。  その締め付け方も普通の人間とは少し違う。入り口の括約筋だけではなく、内部までもが動いている気がする。訓練か遺伝かで丹家衆の女性は不随意筋を動かせるのかもしれない。  高校生くらいの可愛い子に、プロ顔負けのテクで責められるのだ。しかも、これがアナルバージン・ブレイクだと思うと興奮も増してしまう。  最初は円の自由に任せていたが、円が没頭するにつれて武志も動きをあわせて下から腰を突き上げる。  ただでさえきついアヌスなのに、円が感じるにつれてますますきつく締め上げてくる。武志も少しずつ追い詰められていく。  一方的にやられるわけには行かない。肉棒全体から気を流し、円の粘膜を焼いていく。  しかし、円から受ける刺激以上に射精感が増してしまう。何か知らない技を使われているのではないかという気がする。  それでも、今出来ることは、自分の持てる力を出し切り、円をイカせることだけだ。 「あぁ、ダメ、イキそう。もうイッちゃう。ねぇ、イクよ。イッても良い。イクよ。一緒にイコう。イクッ、イク、イク、イク、イク、イックゥー!!」  武志が今まで聞いたことが無いほど派手に声を出しながら円が絶頂へと駆け上がる。  円の絶頂の叫びを聞き武志は不覚にも射精を抑えることができなかった。  射精を抑える機能が突然壊れたかのように、精液が噴き出してしまう。 (ダ、ダメだ、急に……)  精液が行き止まりの無い穴の中へ吸いこまれていく。  ぶしゅしゅしゅしゅぅー、ぶびゅるるるるぅー、びゅるびゅるびゅるびゅるるるるぅー……。  二回目、かつ、急に訪れた射精なのに、大量の精液がまき散らかされた。 「あ、あ、あ、あ、ああああぁーー…………、熱い……」  円は一際大きな声を出すと、体を硬直させた。そして、数秒間固まった後、電池が切れたように仰向けで武志の上へ崩れ落ちてきた。  武志も激しく息をしながら円の体を支えるのでいっぱいだった。 「凄かったわね。円があんなに乱れるとは思わなかった。今までで一番凄かったんじゃない」  いつのまにか復活していた京が驚いたように言う。  円は武志の上から降ろされ、部屋の端に寝かされている。そして武志を真ん中にして両側へ京と心が陣取っている。 「私もお尻でやってみようかな」  心がうらやましそうに言う。 「物は試しでやってみたら。いつかはやることなんだし」 「そうだね。やってみる。でも、元気無いね」  心がすっかりしなだれた肉棒をつまみながら言う。さすがに妹のお尻の中に入った物を咥える気は無いようだ。  心がローションを追加して、肉棒をこすり始める。  武志も寝起きで二発も絞り取られ、さすがに元気をなくしていた。それにこれ以上好き勝手にやられるのは男の面子が立たない。  武志はせめてもの抵抗と勃起させまいとがんばった。頭の中で数式や歴史の年号を唱えて気をまぎらわせる。 「なかなか大きくならない……。あれやってみようか」  心が不思議そうに言う。  無理矢理やられてるのに、そんなにすぐに男はできないと武志は心の中で反抗する。 「お姉ちゃんが教えてあげるから、心、やってみなさい」  それを聞いて武志はドキッとした。 (まさか……)  武志は緊張した。勃起させるためのテクでフェラ以外というと。前立腺……。  今まで一度もやられたことが無い。武志の精力ではそんなことしなくても十分勃起していたし、やられそうなときは死に物狂いで嫌がった。それで、女性隊員達も前立腺だけは見逃してくれていた。  それより、最大の問題は今朝はまだトイレに行っていないことだ。すなわち、まだ大をしていない。  武志は毎朝朝食後にトイレで用を済ませる。便秘と無縁な武志は毎日快食快便だ。今は間違いなくブツが降りてきているはず。そんな所へ指を入れられたら……。 「待って、ちょっと、待って。トイレに行ってくるから。すぐ戻るから」  武志は慌てて心を抑えながら言った。 「いいですから、気にしないでください」  心は早くも指にコンドームをはめ、ローションをまぶしている。 「待って、ほんとに待って、それだけはダメだから」 「観念して、あきらめてください。なんならまたお薬を使ってもいいんですよ」  心が冷たい笑いを顔に浮かべながら、武志へ近づく。 「そんなに嫌がるということは、まさか、初めてなの」  京は武志が逃げられないように体で壁を作る。 (まさか、この二人は俺が前立腺を責められたことがないのを知ってる?)  もう、武志はどこまでが本当で、どこまでが嘘なのか、何を信じてよいのか分からなくなってきた。  心の目は獲物を狩る動物の目になっていた。今までも小悪魔っぽい顔をしていると思っていたが、今はネコ科の小動物を思わせる。 「さあ、武志さん。大人しくしてください」  心が左手を武志の太ももに置いた。そして、右手を股間へ伸ばしていく。 「無理、無理、無理、無理。本当にダメだから。勘弁して、お願い」 「おっきくしない武志さんが悪いんですからね」 「そんなこと言っても、朝からそんな何回も連続でできるわけないだろ」 「いえ、一条流の男が一回や二回でダメになる訳がありません。武志さんに勃起させるつもりが無いだけですね」 「今からがんばるから。ねっ、ねっ……」 「もう遅いです。私は少し傷付きました。そんなに、魅力もテクニックも無いですか」 「いや違うから、それは誤解だから。そうだ、話せば分かるよ。落ち着いて話し合おうよ」 「覚悟を決めてください。いきますよっ」  そう言うと、心は素早い動きで右手を伸ばし、中指の先を武志のアヌスにあてがう。  突然の刺激に武志は腰を引いて逃げるが、心の指はアヌスにぴったり当てられたままで離れない。  そして、ヌプヌプと内側への侵入を開始した。 「あっ、ダメェー……、止めてっ」  武志が思わず女の子口調で言ってしまう。  だが、心の指は肛門の最狭部を通り、直腸へと達する。  そこで、んっと指が止まる。何であるのか分かったのか、すぐにまた入ってくる。 (ああああぁー……、触られた。うんちに触られた……)  恥ずかしさ、悔しさ、情けなさ、惨めさ、色々な思いが武志の頭の中をグルグル回る。お尻に感じる異物感が武志へ追い討ちをかける。  心は武志の便に気付いて一旦止まったのだ。武志自身も心の指が便に当たるかすかな感覚を捉えていた。  ついに、指を入れられてしまった。しかも、まだキレイにしていないお尻へ。  武志が落ち込んでいる間にも心の指は腸壁に沿って内部を探検していく。  そして、目標物を発見してしまう。  コリコリした物を中から押される感覚が武志を襲う。  それは今まで体験したことの無い感覚だった。気持ち良いのか気持ち悪いのかはっきりせず、ただ、異様な感じがする。それと同時にゾワゾワする感覚が背中を這い登る。 「あっ、あっ、あっ、あっ……」  武志はその感覚に声が出るのを抑えられない。 「これかなぁー」  武志の想いとは裏腹に心はいたって落ち着いていて独り言のようにつぶやく。 「お腹側の方にコリコリした塊があるでしょ。そこよ」 「うん、コリコリしてる」 「じゃあ、そこよ。そこをやさしく刺激してあげたら、すぐに大きくなるから」 「うん、分かった」  心が指の腹で軽く抑えながら、前立腺を刺激してくる。  武志は心の中で涙を流していたが、気持ちとは裏腹に肉棒へ血が流れ込んでいくのを抑えられない。 「わあ、おっきくなってきた。凄いね。武志さん、初めてでも上手いでしょ。医療ビデオを見ながら人体模型で練習したんですよ」  心は自慢気だ。  前立腺をおもちゃにされ、武志は死にも勝る恥辱を味わった。本当に死にたくなるほどだ。涙が自然と浮かんでくる。  レイプされたような気持ちだ。なぜ、自分はこんなひどい目に会わないといけないのか。武志は自分の不幸を嘆いた。 「これで何回でもできるね」  武志の抵抗もむなしく肉棒は最大まで勃起させられてしまっていた。  その日武志は、京の秘肉に、円、心、京のアヌスと四回もセックスをさせられ、絞り取られた。  開放されたのは昼近かった。 「これから毎週よろしくね。会ってくれないと、彼女に昨日のビデオ見せちゃいますから。武志さんの精液は何回でも人工授精ができるほど採取したけど、やっぱり下のお口に直接出してもらった方が妊娠しやすいと思うから」  心があっさりと恐ろしい事を口にする。彼女達なら精子の急速冷凍装置まで準備してそうだ。 「それに武志さんも本物の丹家衆の技で鍛えてみたいでしょ」  武志はもう、心へ言い返す気力を無くしてしまっていた。 <最終章>  武志はフラフラになりながら日々の生活を送っていた。  平日の朝から夕方まではびっしりと医学部の勉強をする。文系出身の武志は人一倍勉強しないと周りに追いついていけない。特に考えていたより数学を使うのにはまいった。数学を使うのは卒論作成時の統計処理にちょこちょこっと使って以来だ。それ以前となると高校時代になる。  夕方からは、月・金曜日がバイト、火・木曜日が香露他班員の相手で、水曜日が心達三姉妹の相手、土曜日は美穂と麗華、日曜日は美咲と瞳の相手だ。  たまに金曜の夜に美穂が美咲と麗華を呼んで徹夜の大乱交会になることもある。  本当に体の休まるいとまが無い。  香露、真理、愛、優、京、心、円、美穂、麗華、美咲、瞳と十一人もの相手をしないといけない。  さらに、訓練の時に真理が純子を呼ぶことがある。SMの勉強も必要だという理由だ。だが、武志は純子と真理の間に何か裏取引が有ると思っている。真理が何か便宜を受ける見返りに純子も訓練に混ぜるよう仕組んだのだ。  それは香露をマゾに仕込むことかもしれないし、他の事かもしれない。武志には分からない。  その上、知香から月に一度のペースで特訓だと呼び出される。インドネシア作戦の前に特訓を付き合ったんだからお返しして当たり前だと言われては断れない。  このままでは気と精液の生産が追いつかない。こんな生活、長くは続けられないと武志は思っていた。  こうなると気をいかに節約して有効に使うかの技術が必要になってくる。奥義の追求と同時にやっていかないといけない。  一方、一生のうちに一度くらいは限界に挑戦するのも良いかもしれないという気もする。今まで分からなかった何か新しいもの見えてくるかもしれないと前向きに考えるないと、とてもやっていられない。  その反面、この状況も頼子の手の中で踊らされているのではと頭の片隅で考えてしまう。  そんなある日、体力の限界を感じながら日課をこなしていると携帯が鳴った。この着信音は頼子からだった。緊急の要件かもしれない。出ないわけにはいかなかった。  武志は嫌々携帯に出た。 「武志君、今から来られる? 次の仕事を依頼したいんだけど」  頼子の話はいつも簡潔だ。 「今、それどころじゃないんですが」  足元では円が肉棒に吸いついている。京と心は乳首を吸っている。  この娘達は男から気を吸い取る技を持っているのに違いない。武志の意思とは別に気が吸い上げられていく感じがする。  あなたの娘さん達が、今ここでチンポに吸いついてるんですよと言ってやりたい。 「武志君が協力してくれないなら、班を解散して別の班に頼まないといけないわね」 「それって、どういうことですか」 「全員バラバラになって別の班に入るってことよ」 「それって、香露もですか」 「もちろんそうなるわね」  それで武志は突然理解した。最後のピースが埋まり、パズルが完成したと思った。  香露の亡命を受け入れたのは自分を縛るためでもあったのか。  中国側の技術の習得、戦力増強、自分を繋ぎとめる駒と一石三鳥の狙いがあったのだ。  普通に考えれば、敵の隊員を自分の部隊に入れる事など、まず無いはずだ。昔でいうとKGBの要員がCIAの職員になるようなものだ。  もっとうがった見方をすれば、武志達セックス専門の要員が敵の要員を確保すること自体が普通では起こりえない。事前に情報のリークがあったとか、中国側と密約があった可能性もある。  他のメンバーはともかく、今となっては香露を手放すのはもったいなさすぎる。 「どうするの?」 「…………行きます」  結局どうあがこうとも頼子の手の平から逃げられないのだ。  武志は本当にどうとでもなれと思った。 <完> <あとがき>  最後の方は少し駆け足になってしまいましたが、なんとか終わらせることができました。自分的には満足感で一杯です。  以前にも掲示板か何かで書きましたが、このお話には二つのテーマがあります。一つは『少年漫画』です。  某龍球のように次々と、より強い相手が現れるのをエロで表現して(読んで)みたいというのが、この話を書いた動機です。なぜ敵が一人ずつしか出てこないのか、なぜ弱い奴から順番に出てくるのかという点についても、それなりの理由付けをしてみました。  もう一つのテーマは、ハーレム物に対する不満です。  それは、作った後はどうするのということです。いくら美味しい物でも毎日食べてたら飽きるでしょうということです。  それに対する一つの答えが、複数のハーレムを作れば良いじゃないかということです。しかし、それでも主人公が年を取ったらという問題を解決できません。おじさん、おばさん同士のエッチはあまり想像したくないものです。  その答えは続編の『学園編』で表したいと思います。続編は本作より約十年後のある女子校が舞台になります。  学園編についてもプロットはほぼ完成していますが、充電してから書き始めたいと思いますので、発表できるのは何ヶ月か先になると思います。それまでの間は他の作品をぼちぼち書いていくつもりです。  テーマ以外で書いている最中に目標にしたことがあります。それはネットエロ小説で最長の物を書くということです。私自身、ネット上で秀逸なエロ小説に出会い、もっと読みたいのに短すぎると思ったことが何度もあります。それで、質より量でこのお話を書きました。  このお話はテキスト版で約2メガ弱あります。エロラノベでいうと約十冊位になります。内容はともかく、かなりの長編になったと思います。  今の段階では最長ではないと分かっていますが、これ以上続けるのはストーリーが陳腐になりそうなので一旦終わらせることにしました。しかし、今後執筆予定の続編、番外編を含めて最長を目指す予定です。  ネットエロ小説で最長の作品が何かについてご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださると嬉しいです。  それと、大体の伏線は回収したつもりですが、一部番外編用に故意に残しているものもあります。これどうなってるのとか、これおかしいとか有りましたらご一報ください。対応させていただきたいと思います。  最後に、これまで読んでくださってありがとうございました。次の作品でまたお目にかかれたら幸せです。  2009年06月14日 作者拝 動画 アダルト動画 ライブチャット