<第71章>  武志が香露の上で抱きかかえられて、まどろんでいるとドアがノックされた。武志はその音で急に意識を引き戻される。夢の中のような浮遊感から覚め、ノックの音が耳に突き刺さり、心臓が痛くなるほど驚いた。 「そろそろ時間よー」  知香が声を掛けながら入ってくる。  武志は裸を見られて急に恥ずかしくなってしまう。知香とはさんざん裸の付き合いをしているが、他の女性と終わった後を見られるのは、普段とは違う恥ずかしさがある。  武志はのっそりと起き上がった。すっかり小さくなった肉棒が香露の中からはずれ、にゅるんと抜けた。だるい体を叱咤してベッドの端に腰掛けると、香露と芳玲が極自然な感じで肉棒に口を寄せた。  精液と愛液でヌルヌルに汚れているのに、二人は少しも嫌な素振りを見せずに当たり前のようにお掃除フェラをしていく。  汚れを舐め取っては飲み込んでいき、武志の昂ぶった性感をゆっくりと鎮めながら肉棒をきれいにする。  二人は最後まで最高のテクニックを見せてくれる。武志は少しぼんやりしながら二人の美女の姿を眺め余韻を味わった。  肉棒がすっかり綺麗になったところで武志は立たされ、二人掛りで服を着させてもらう。  知香に見られていることもあり、武志は気恥ずかしくなってしまう。高級ホテルで年上のベルボーイに荷物を持たれたり、レストランで上等すぎるサービスを受ける時の気恥ずかしさだ。普通の生活レベルの家庭に育った武志は貧乏性の面が有り、どうしても『そんなことまでしなくていいよ』と思ってしまう。  特にトランクスをはかされる時などは恥ずかしさと申し訳なさで、いたたまれなくなり逃げ出したくなってくる。容姿が優れているわけでも、お金があるわけでもない、確かに血筋は古いがせいぜい四百年くらいだ。こんな自分に世界最高といって差し支えの無い美女が二人掛りで下着をはかせてくれる。それに仕事の時は下着にも気を付けているが、それでも一枚千円ちょっとの物だ。わざわざ人にはかせてもらうような物ではない。  そんな武志の気持ちはお構い無しに、香露と芳玲は慣れきった動きで武志に服を着せる。  武志はどちらかというと女性に責められるより、責めるほうが好きだ。かいがいしく世話をされるだけで申し訳なく思うのに、二人も疲れきっているはずと思うとその気持ちはさらに大きいものになる。  武志が悶々としているうちに、二人の介添えで服を着終わった。  そこで、知香が再び声を掛けた。 「今さら何を恥ずかしがってるのよ。後は私に任せて、先にホテルへ戻ってて良いわよ」 「えっ、あっ、はい……」  武志の顔が恥ずかしさで赤らんでいるのを知香は見逃さない。  横では香露と芳玲の二人が早くも服を身に付け、ボタンを止めている。 (二人が服を着るところを見逃した)  女性が服を脱いで行く所を見たり、自分で脱がせるのも楽しいが、裸から服を着ていくのを見るのもけっこう興奮するものだ。  さっきまで感じまくっていた女性がだんだん日常へと戻っていくみたいで、日常と非日常のギャップを比べることができて、武志は意外と好きだった。  武志は少し残念に思った。  そして、武志は部屋を出ようと歩き出して、はっと気が付いた。動きが鈍っていた頭の回転が上がっていく。  これで二人とは一旦別れることになる。この後二人がどうなるのか分からない。もしかすると二度と会えないかもしれない。今生の別れかもしれないのだ。あらためて香露と芳玲を見た。  先ほどまでのサービスは別れを前提としたものだったのだ。それは感謝なのか、プロとしての意地とプライドなのか、自暴自棄、媚なのか武志には分からない。一時間足らずの短い時間だったが、武志の今までの人生で最高ともいえる時間だった。心と体が溶け合い、全てが混ざり合い、何もかも出し尽くした。あんな時間は次にいつ訪れるか分からない。二度と来ないかもしれない。そんな時間だった。  武志は複雑な気持ちになった。  服を着終わった香露と芳玲も武志のほうを見た。  二人とも武志とはこれでお別れになることが分かっているようだった。  芳玲は諦念した感じであっさりしているが、香露はまだ言い足りないことがあるような離れがたい感じを漂わせている。  知香が催促に来たということは本当に時間が無いのだろう。  何か最後に言わなければと思うが、言葉が思い浮かばない。  勝者が敗者にかける洒落た言葉を武志は持ち合わせていなかった。 「さよなら、元気で……」  武志はそれだけ言うと、去りがたいものを感じ後髪を引かれながらも部屋を後にした。  ドアが閉まるまで武志は二人の視線を背中に感じていた。  武志は部屋を出てからも二人のことが心配で仕方が無い。  根は優しい知香の事だから酷い事はしないと思う一方、仕事の事ではシビアになる知香だから日本の利益最優先で二人の将来など何も考えない気もする。それに決定するのは頼子部長やもっと上の人達だろう。  知香が二人の事を親身に考えてくれたとしても、上の人の考えにどこまで影響力があるのか分からない。  一介の非常勤隊員の武志には分からないことばかりだ。  また芳玲や香露と会えるのだろうか。  香露は本当に日本へ亡命できるのだろうか。知香には本人の希望を伝えてある。そのほうが良いと武志からも口添えした。香露のような素晴らしい女性を手放すのはもったいないにもほどがある。まだまだ味わい足りないし、彼女の技術を部隊に取り入れる必要もある。それに中国へ返すのは今後の危険が大きすぎる。次にまた敵として会ったときに、再び勝てるかどうかはとてもあやしい。まして、処分してしまうなどは人類の損失で言語道断だ。  それから芳玲の希望は聞かなかったが、今後どうなるのだろうか。香露よりほんの少しランクが落ちるとはいえ、日米の部隊で考えても十分トップクラスで通用するレベルの人材だ。  心配は尽きない。だが、この場で自分にできる事は何も思いつかない。だが、二人の身に何か起きたら全力を挙げて助けようと武志は思った。  裏口には知香が用意したのであろう車が武志を待っていた。それでホテルに戻ると、知香が適当に言い繕っていたのか、フロントでは詮索されることも無く慰めの言葉をかけてもらい、部屋の鍵を受け取った。昨夜部屋を出るときに鍵を掛けた記憶が無いので、いつ誰が掛けたのか分からない。  本当に気が引く人だ。自分は目の前のことに対するのが精一杯で、こんな細かい事にまで気をまわす余裕はない。もう何度目になるか分からないが、武志はあらためて知香の心配りに感心した。  武志は部屋に入ると、シャワーで汗を流し髪を乾かすのももどかしくベッドに潜り込んだ。体は疲れきっていて、何も考える暇もなく眠ってしまった。  眠りは深く、目が覚めたのは夕方だった。  昼近くに戻ってきたので、五時間近く寝ていたことになる。  色々なことがあったにもかかわらず、寝起きはとても良かった。体のだるさもすっかり消えている。体の中に空洞ができているような空虚感は変わらないが、体は軽い。これも気の効果なのかもしれないと武志は思った。  自分の相手をした女性から、セックスの翌日は体の調子が良いという話を聞いている。男が気を使うと女性の調子が良くなるなら、逆に女性が気を使うと男性の調子が良くなるということも十分考えられる。  これも将来の検討事項だと武志は頭の片隅に書きとめた。  リビングに出てみると、知香が一人でノートパソコンに向かい何かを打ち込んでいた。  熟睡していたので、知香が帰ってきたのも気が付かなかった。 「起きたのね。体の調子はどう?」  知香がキーボードを打つ手を止め、武志へ振り向き言った。 「ちょっと寝たら、だいぶん楽になりました。えーと、真理さんは?」 「真理なら、まだ寝てるわ」 「そうですか」  武志は我ながら酷いと思いながら、ほっとしてしまった」  なんとなく、真理に会うのは気まずい。香露と芳玲の二人とさんざんセックスをしたのを知られているからだ。真理とは一ヶ月以上何もしていない。ずっとほったらかしていた。  気まずい思いをしなくて済んだと思ったら、武志は急にお腹がすいてきた。  昨日の夕食以来何も食べていない。 「台所に簡単な食事の用意がしてあるから食べて良いわよ。真理に寝る前に作ってもらったの」 「知香さんは?」 「私は報告書を作りながら色々つまんだから」 「じゃあ寝てないんじゃないですか」 「そうなのよ。ほんとにお肌に悪いったらないわよ。部長は人使いが荒いから。でもこれを仕上げたら思いっきり寝るわよ。今夜の当番は武志と真理に任せるから。よろしくね」  知香がにっと笑って言った。  その後、会議は二日間の中断を経て再開された。その二日間の間に日本から警護要員が追加され当初の倍の人数になった。武志達にその後出番は無く、一週間ホテルに缶詰になっていた。その間部屋から出たのは、真理が食料の買出しに一度出ただけであった。  武志は一週間、寝て、起きて、運動して、食事しての繰り返しで本当にやることがなかった。勉強しようとしても一つも頭に入らない。気になることが多すぎて全く集中できなかった。できることといえば頭を空にして体を動かすだけだ。体を動かしている間だけは何もかも忘れる事ができた。  その間も武志は芳玲と香露との戦いで使い切ってしまった気を補充するのに努めていた。万が一再び出動することになったとき、気が残っていなければ役に立たないからだ。  知香に香露と芳玲がどうなったかを聞いても、教えられないのか、本当に知らないのか、何も教えてもらえない。わだかまりを感じながらも武志にはどうすることもできない。  会議は幸いにも最終日まで何事も起こらず、つつがなく終わり、武志はインドネシアを去ることになった。中国側も厳重な警戒の中、二度目の作戦を実行するほど組織に力は無かったのだろうという知香の予想だ。諸外国も色々な思惑があり、これ以上の会議の混乱を望まなかったのだろう。  会議終了の翌日、武志は写真係兼通訳として真理を連れて大急ぎでジャカルタ周辺の観光地を巡り、アリバイ作りに写真を取りまくった。駆け足での半日観光を済ませると、その足で空港に向かった。  空港で真理と別れた武志は一人日本行きの飛行機に乗り込んだ。帰りも知香や真理とは別の便だ。  機内では観光の疲れもあり、芳玲と香露との激しい戦いを思い出しながら、ほとんどを寝てすごした。  こうして武志の八日間のインドネシア出張は終わった。  日本に帰って二日後、武志は報告書提出のために頼子部長の元を訪れた。  ほとんどの事は知香や真理が報告していると思われるが、香露や芳玲の事などで武志しか知らないことも有るからだ。  そこで、武志は頼子から事件の概要を聞いた。  あの事件は中国側による同時複数箇所攻撃で、狙われたのはホテル、総領事館、大使公邸だった。そこに新型ガスをまかれたのだった。  ホテルの空調設備の中からはタイマー内臓のガスボンベが複数見つかっている。  ボンベは各部屋同時にガスがいきわたるように巧妙に設置されていた。中国側は同じサイズの設備を作って実験したのではないかということだった。  ガスは半睡眠状態に陥らせるもので、即効性にすぐれ、分解が早く、後遺症は心配ないらしい。  サンプルで採取したガスも分解してしまい詳細は不明だが、状況からみて、あのガスを吸うと意識を半ば失い、暗示がかかりやすい状態になるのではないかと推測された。  それから、中国側に三人目の侵入者が居たかの徹底的な調査が行われ、居なかったという結論が出された。その結果、情報は漏れていないということに落ち着いた。  だが、情報が漏れなかったという保証はない。おそらく漏れたという前提で会議は進められたと思うが、下っ端で部外者の武志には関係ないことだ。  武志は芳玲と香露のその後についても聞いてみた。二人とはあれ以来一度も会っていないし、消息も聞いていない。  二人はアメリカ側へ一時預けられたということだった。その時、アメリカ側の尋問を受けたと思われる。  その後、グアム、沖縄、厚木経由で日本に連れて来られ、現在は頼子の監視下にある。  芳玲は中国側への返還が決定し、香露は日本への亡命が認められたそうだ。  日米中、頼子と他部署の間でどのような話し合いが行われたか分からないが、おそらく高度な政治的取引が有ったのだろう。  どうせ教えてもらえないと、武志は頼子に詳細を聞きはしなかった。 「それで香露はこれからどうなるんですか?」 「とりあえず、しばらくは軟禁して中国側組織の事情を聞くことになるわね。いくら日本側に亡命してきたと言っても全てを信じるわけにはいかないから。そのうち折を見て部隊の訓練に参加してもらおうと思ってるの。彼女の能力をうちに取り込まないのはもったいないからね」  とりあえず、武志は一番心配していたことを聞いて安心した。インドネシアで別れてから、ずっと香露のことが気掛かりだった。絶対に守るなんて言った以上、武志は香露のことにとても責任を感じていた。  最後に武志は疑問に思っていたことを頼子に聞いてみた。 「どうして、俺達三人を行かせたんですか。結果的に良かったですけど、普通なら必要ないですよね」  結果から考えると、武志達が参加したのは不幸中の幸いだったが、冷静に考えると別に武志達じゃなくても、本職のプロが極秘に参加すればそれで良かった気もする。 「中国側が大規模な作戦を計画しているのは分かっていたんだけど、それ以外にもどうやら日本側の情報が漏れている気配があったのよ。それで、万が一の時の保険として、指揮命令系統の違ううちの部隊から人を派遣することになったのよ」  これから内部スパイ探しが始まるのだろうか。いや、もう終わっているのかもしれない。だが、自分に結果が知らされる事は無いだろうと武志は思った。  週末、武志は二年前にも訪れた部隊の研修施設に再び二泊三日で招待されていた。  お手柄へのご褒美ということらしい。大学は卒業式までほとんどやる事はないし、四月の医学部入学まで時間が余っている。美咲と瞳に嘘を付くのは忍びなかったが、あのハーレム気分は別格だ。二年前とは違い、今では自分も成長している。あの時よりもずっと楽しめるはずだ。  あのインドネシアの一件以来一度も出していない。もう玉が痛いくらいに溜まっている。いまなら何人相手でも出せそうな気がする。  そして二年前のときは、清佳と知香が現れた。今回もそんなサプライズが有るような予感がしていた。  運転席と壁で仕切られ窓はスモークガラスで外の景色が一切見えない車に乗せられ、さらにアイマスクとヘッドホンを付けられた状態で武志は後部座席に一人座らされた。うんざりする時間が流れたが、これもこの後の楽しい時間のためだと思い武志は我慢した。  何時間たったのか時間の感覚も分からなくなった頃、ようやく車が止まり武志はヘッドホンとアイマスクを外された。  外の明るい光に眼をしばたたかせると、そこには真理の顔があった。 (今日は接待じゃなかったの?)  真理に対しては長い間ほったらかしにしていた負い目があるだけに、二年前と同じようにハーレム状態かなと思っていた武志は一層どぎまぎしてしまう。 「ど、どうしたの……」 「なんか私が居てはまずいみたいな言い方ですね」  真理の口調には少しとげが有った。 「そんなことないよ。ちょ、ちょっと想像と違ったから……」 「今まで私の事をないがしろにしてたのに、まさか自分だけ楽しもうと思ってたんじゃないですよね」 「違うよ。そんなことないよ。誤解だよ。今日は呼ばれたから来ただけだよ」 「まあ、そういうことにしておきましょうか。とりあえずお部屋に案内します」  真理はすたすたと先に歩き出してしまう。武志は車から荷物を降ろすと慌てて後を追った。  通された部屋は二年前と同じみたいで何となく見覚えがあった。  明るい内装で大きなベッドやソファー、AV機器などが置かれている。  武志が荷物を降ろし部屋を見渡していると、真理が説明を始めた。 「今回の二泊三日の研修の目的は今年に入ってから遅れている私の研修の遅れを取り戻すことです」 「えっ、遅れって……」  武志はすぐには真理の言うことが分からなかった。遅れも何も、武志と真理・愛・優の間には研修スケジュールなど無い。研修の曜日が決まっているだけで内容は成り行きで適当に決めている。 「愛と優に比べて私だけ研修の回数が少ないです。その分の遅れをこの三日間で取り戻すということです」 「それってマンツーマンということ」 「基本的にそうですね。シンガポール出張でがんばった成果として頼子部長に私がお願いしました」  だまされた。今回は自分へではなくて真理へのご褒美だったのだ。武志は態度に出さないようにしながらもがっくりした。 「ということで、班長、三日間みっちりご指導をよろしくお願いします」  真理がにっこりと笑うのを見て武志はかすかに寒気を感じた。  昼を少しすぎているので部屋の中でオープンサンドの軽い昼食を取る。パンにしてもハムや野菜にしてもコンビニで売っているサンドイッチとは一味違う。貧乏舌の武志でも分かるくらいなのだから、かなり高級な材料を使っているのだろう。  真理が食事の後片付けをしている間、武志は手持ち無沙汰にテレビをザッピングしていた。CSも見られるようになっているので、良い暇つぶしになる。  そうこうしている内に真理が片づけを終え、武志の横へ腰を降ろした。ぴったりくっつくでもなく、かといってあきらかに離れるわけでもなく、微妙な距離をおいて座っている。  お腹はまだこなれてない感じで、すぐに体を動かすのはおっくうだ。  どうやって時間を潰そうか、真理の扱いをどうしようかと考えながら、武志は何も考えていない振りをしてテレビを見る。  真理もしばらく並んでテレビを見ていたが、突然何を思ったか、体を倒し武志の太ももに頭を乗せてきた。  武志は普段なら考えられない真理の行動に一瞬戸惑ったが、なんでもない風を装う。 (寂しかったのかな)  真理とは一ヶ月以上体を合わせていない。インドネシアに居る間、一緒に生活したと言っても、しょっぱなに事件が有り、その後は出動待機していた訳だし、楽しいものではなかった。それに事件の時には武志だけ香露、芳玲と濃厚なセックスをしていた事を真理は知っている。  今日も自分のことなど忘れて武志がハーレムを期待してやってきたことを感づいているのかもしれない。  武志は心の底から申し訳なく思い、真理の髪を優しく撫でた。  真理の髪は染めていないので、黒くて艶があり、とても綺麗だ。  今までありがとうという気持ちを込めて、武志は何度も真理の髪の毛を指で梳いた。  そして髪だけでなく、頭皮もマッサージしたり、時には耳や首筋にも寄り道したりする。  お腹がこなれるのを待ちながら、時間をかけて指先から少しずつ気を流していく。  インドネシア事件で使い果たした気は、これまででほぼ通常量まで回復している。この三日間で真理にはたっぷり気を味わってもらおう。今までの罪滅ぼしに全力で相手をしよう。武志はそう思った。  ただ何も考えずに真理の髪を撫で続け、三十分も経つ頃にはお腹の具合も落ち着いてきた。  武志がそっと真理の顔を覗くと、寝ているのかどうかは分からないが目をつむっている。寝ているならこのまま何もしないほうが良いかと一瞬思ったが、二人きりになれる機会はそうそうある訳ではない。何もしないまま時間がすぎてしまうほうが真理に怒られる気がした。  武志は手を動かす範囲を髪から肩、腕へと広げていく。ゆっくりした動きと、かすかな気の量を保ちながら、時間をかけて真理の体を愛撫していく。  三月上旬で暖かい日も増えてきたとはいえ、まだまだ外は寒い、真理も長袖のブラウスを着ている。  服の上からでも気持ちは十分に伝わるだろうと、武志はあえて脱がさずにそのまま真理への愛撫を続ける。  そうしているうちに、真理の体がかすかに身じろぎした。心なしか体温も上がっている気がした。 (そろそろいいかな)  武志はそっと真理のHカップの乳房に触れた。 「あっ……」  かすかな声が真理から漏れた。  武志は乳房の大きさを確かめるようにゆっくりと乳房を揉み解していく。固いフルカップ越しではやわらかさは分からないが、大きさは良く分かる。  手からはみ出るその大きさを確かめるように持ち上げ気味に軽く揺すってみる。手の平にずっしりと質量が伝わってくる。  久しぶりの巨乳の感触に武志もだんだん気分が乗ってくる。もう片方の手を伸ばしブラウスのボタンを外しに掛かる。おへそのあたりまでボタンを外すと、すかさず背中に手を回し、ブラのホックを外す。  締め付けから開放された乳房はまさにブルンという感じで震えた。  武志はカップの内側へ手を差し込み、巨大な乳房を直接揉んだ。ここまで来たらもう手加減は無用と、指先から気を最大限に流し始める。 (やっぱり真理さんの胸はすごい)  柔らかいのに張りがある。そしていくら揉んでも揉み切れない大きさ。胸は大きさより形と感度だと思っている武志だが、真理クラスの巨乳になるとそんな考えを吹き飛ばす威力がある。  それに真理の乳房は武志による今までの開発で十分すぎる感度も併せ持っている。形も大きさの割にはあまり垂れていない。逆にかすかに垂れた感じが大きさといやらしさを強調している。  武志は真理の胸の素晴らしさを堪能しながら、じっくりたっぷりと気を染み込ませていく。 「あぁ……」  真理の声は少しずつ大きくなり上ずっていく。身じろぎも段々大きくなり、脚をすり合わせる素振りさえ見せる。  武志が顔を覗き込むと、目は閉じられたままだが、口はかすかに開き、頬から耳にかけてピンク色に上気している。  もっともっと感じて欲しい。一か月分満足するまで味わって欲しいと、武志は指先に神経を集中した。  武志の愛撫で真理の胸はどんどんと熱を持ち、はちきれんばかりに膨らんでくる。全体が赤みがかり、感じてきている事が手に取るように分かる。 (そろそろ本格的にいこう)  武志はこれを機会にやってみたいことがあった。真理のコンプレックスの根本であり、また自慢でもある胸を究極的に感じる胸にしてみたかった。  今までのセックスで胸だけでもイケるほど感じるようにはなっているが、もっと胸だけで気を失うほど感じるようになって欲しい。それが隊員として良いことなのか疑問があるが、真理本人にとっては絶対にプラスになると武志は思っている。  武志は真理を自分の脚の上に跨らせると、後ろから両手で胸を鷲掴みにした。  そして、考えられるありとあらゆる方法で揉みまくった。  下から持ち上げ揺らしながら揉んだり、根元から絞り出すように揉む。また、前に引っ張り出すように揉んだかと思うと。乳房の芯まで潰さんばかりにきつく握り締める。  乳首も忘れていない。クリクリとこね回したり、グリグリと摘み上げる。乳首を持っていっぱいまで前に引っ張り乳房が円錐に形を変えるのを肩越しに覗き込んで見たりする。  その間も指先からは全開で気を流し続けている。気は乳房全体を満たし、溢れ、体全体へと広がっていく。 「あぅー……、も、もう、ダメです。我慢できません。班長、何とかしてください……」  久しぶりの武志の愛撫に真理は早くも音を上げる。  真理のショーツは濡れ染みを浮かび上がらせ、快感をはっきりと表している。体全体が熱くどうにかなりそうだが、脚を大きく開かされているので太ももを擦り合わせることもできない。ただ、ひたすら武志に胸を好き放題にもてあそばれるしかない。 「まだダメだよ。我慢しなくちゃ。真理さんならもっとがんばれるよ」 「あぁー、そんなー、無理です。もう、体がおかしくなりそう」  武志は真理の言葉には耳を貸さず、胸を揉みまくる。真理の胸は熱いほどに熱を持ち、破裂しそうなほど張り詰めている。 「胸がー、胸がおかしくなるぅー……」  普段の真理に似つかわしくない甘えた泣き言に武志はほくそえみながら胸を揉み続ける。さらに首筋に吸い付き、うっすらと汗の味がする首を舐め上げる。 「それはダメェー……」  胸だけでも狂いそうなほど感じているのに、首まで刺激され、真理は本当にどうにかなりそうだった。無意識のうちに腰がうねり股間への刺激を求めている。 (どうして、あそこに触ってくれないの)  今なら、クリトリスを一撫でされるだけで、大きな絶頂に達することができる。もうショーツは股間に張り付くほどに濡れ、性器の形をくっきりと浮かび上がらせている。それなのに武志はまだ一度も触ってこない。体の奥が最後の刺激を求めて燃えたぎっている。  その時、武志が両乳首を前から思い切り押さえ、乳房の中に押し込んできた。 「あひぃー……」  かすかな痛みが大きな快感へと変わり胸から脳まで突き抜けた。真理は一際大きな声をあげてしまう。  武志はそのまま指で乳首を押し込みグリグリと乳房の奥を蹂躙してくる。  もう痛みすら快感としか感じなくなっている。これほど強烈に胸をなぶられた事は今までになかった。いつもと違う武志のやり方に真理は意図も分からずのたうち回る。 「ダ、ダ、ダメェー……。もう、ほんとにダメェー……。壊れるぅー。おっぱいが壊れるぅー……」  真理が泣きそうな声をあげる。  そこでようやく武志が指をはずした。  乳房はズキンズキンと脈打ち、乳首はジンジンとしびれている。  だが、真理がほっとしたのは一瞬のことだった。  武志が乳首を思い切り捻り上げ、そのままいっぱいまで前に引っ張った。 「いっ、いいいいぃー……」  これには真理も耐えられなかった。ほっと気を抜いた直後だっただけに反動が大きい。全身を震わせ、絶頂へと駆け上ってしまう。  頭の中は真っ白になり、もう痛みも感じなかった。ただただ快感に身を震わせるだけだった。股間では何かを漏らしている感じもする。 (イッてる。私、胸だけでイッてる)  真理の頭の片隅で最後の理性がつぶやいた。  真理は自分でも気付いていなかったが、全身をビクンビクンと震わせ、歯を思い切り食いしばり、その隙間から唸り声を漏らしていた。  それでも武志は手を止めなかった。このまま真理が動けなくなるまで続けるつもりだった。今までほったらかしにしたお詫びに思う存分イキ狂って欲しかった。今までのストレスや欲求が吹き飛び、消えてなくなるまで感じて欲しかった。  真理がイッている間も気を流し続け、乳首をこね続ける。さらに口を首筋から耳に移す。舌を耳の後ろや耳たぶ、耳の穴へと這い回らせる。そして耳たぶを吸いこみ、しゃぶる。舌先からも全開で気を流している。 「イッてる……。イッてるから……」  真理が声を絞り出し武志に訴えるが、武志は止めない。 「耳はダメェー……」  真理はイキ続けている。  目は半開きで、口も少し開いている。そこから涎がツツツーっと糸を引いて垂れている。赤く染まった体を大きく震わせている。そして、大きく喘ぎながら、その合間にあっ、あっと声をあげている。  胸は武志の手によって揉みくちゃにされ、いびつに形を変えている。耳から肩にかけては武志の唾液でベトベトにされている。ショーツはお漏らしをしたみたいにぐしょぐしょに濡れ体に張り付いている。  もう意思の無い人形のような状態だった。  それでもなお武志が手を止めないでいると、真理の反応は段々小さくなっていった。  そしてついに真理は動かなくなった。意識はあるようだが、体を時おりひくつかせるだけで動かない。  武志はできるだけ刺激しないように細心の注意を払いながら真理を自分の脚の上から降ろし、ソファーに横たえた。  途中真理をいじめるのが楽しくてやりすぎた気もするが、目的は十分に果たした。真理の胸は以前より一段と感じやすくなったと思う。それに、真理を十分すぎるくらい感じさせることができた。  真理はうつろな目をしたままソファーの上で横になっている。  しばらくはそっとしておこうと、武志は床に座りソファーにもたれかかり、真理の顔を眺めた。 <第72章>  武志は真理が動けるようになるまで側に付いていた。それから真理を自分の部屋に戻らせ服を着替えさせる。  その間、武志は軽く運動して汗をかいた。体を動かしながらも武志はこれからの事を考えていた。  今晩は何が起こるのか。二年前は知香が来た。だが、知香とは先月何度も体を合わせている。ということは知香以上の凄い人が来るのか。そして明日から真理と何をしようかと漠然と考える。  その後、シャワーで汗を流し、くつろいでいる頃には早くも夕食の時間になった。  この研修施設では夕食の時間が六時と普通より早めに設定されている。やはり、夕食後にも色々あることを考慮して早めに設定されているのだろう。  夕食には頼子あたりが出てくるかと思っていたが、同席するのは真理だけで少しだけ拍子抜けした。  武志はこれからの事を考えガツガツと夕食を平らげる。まだ二日間もあるのだ、体力を維持するためには食べられるだけ食べたほうが良い。  夕食後は部屋に戻ってダラダラと時間を潰した。忙しくて見ていなかったDVDを見たり、テレビのバラエティ番組を見て笑ったりしていたが、どうしても乗り切れない。今晩起こる事を想像すると、集中して画面を見ることができないのだ。  時間がたつのを遅く感じながらも、武志がそわそわしながら待っていると、ようやく時計が九時を指した。  いつ来るか分からないものを待つほど、イライラするものは無い。武志のストレスが噴出しそうになった時にそれは起こった。  何も触っていないのに突然部屋の照明がぐっと暗くなった。ぼんやりと部屋の様子は分かるが、はっきりとは見えない。  停電かと身構えるが、すぐに違うと気付いた。停電なら全部の電気が消えるはずだが、照明は薄明かりが点いているし、AV機器のランプも点いたままだ。 (来るのか)  そう思った瞬間、ドアノブが回され、ドアがゆっくりと開いた。  廊下の照明も落とされているようで、誰が来たのかはっきりしない。  その人物はドアを閉め、ゆっくりと武志の方に向かってくる。  武志の目が暗さに慣れ、二人の距離が縮まり、ようやく顔を判別することができた。以前に見たことがある顔、清佳だった。  二年前に会ったときは薄暗く、半分寝ぼけていて、夢かもしれないと思う状態で鮮明に顔を覚えているわけではない。だが、この物腰、体から滲み出るオーラのような雰囲気、間違いない。いくら部隊が凄いといっても清佳のような女性を何人も用意することはできないだろう。  もう二度と会えないかもしれないと思っていただけに、喜びは大きかった。ひょっとしたら来るかもしれないとは考えていたが、本当に来るとは驚いた。  武志はここには居ない頼子に心の底から感謝した。  そして武志はあらためてじっくりと清佳を見た。  だが顔を見ても特徴が掴みにくい。芸能人で似てる人も居ない。たしかにきれいな人だが、驚くほどではない。今までに会ったことがあるA級の隊員や、知香のほうがよっぽど華があり美しい。  あえて何かに例えると、きれいなのになぜか売れない芸能人か会社の美人社員といったところか。顔にオーラが無く、見た目は一般人と変わらない。  顔の印象からストーリーを作ると、年は二十八歳。そこそこの短大を卒業して、年商百億くらいの中堅企業に入り、最初は受付嬢。二年して後輩にバトンタッチして、総務へ異動。そこで五年間働いていて、今は気がきいてやさしいと職場の人気者かつ重要な戦力。そして二十七歳の時に短大時代にサークルで知り合った彼氏と結婚。現在は共働きで子供はまだ無し。近所では美人の若奥様として話題になっている。  そんな人物像が浮かんでくる。  だが清佳の特徴は顔ではなかった。全身から匂い立つ様な淫靡なオーラこそが最大の特徴だ。  暗くてはっきりしないが、薄くて透けているガウンのようなものを羽織っている。ガウンといっても、足首までの長さがあり、天女の羽衣と言ったほうが良いかもしれない。  彼女が側に来るだけで本能を刺激される。鼻の奥が熱くなり、胸もドキドキしてくる。変な電波でも出されているかのようだ。  武志は清佳が近づいてくる姿から目を離せなかった。  清佳は武志の手を取り立ち上がらせると、何も言わず武志の服を脱がせ始める。  武志は清佳の雰囲気に飲まれ、されるがままに服を脱がされていく。  もう一度会いたいと思っていた人なのに、実際に会って見ると魔法か催眠術でも掛けられているように何もできない。  よどみない手つきであっという間に裸にされると、武志はベッドの上に横たえられた。  清佳は武志の服を簡単に畳むと、自分も羽織っている物を脱いだ。  身に着けていたのは薄布一枚だけで、それを取ると全くの全裸だった。  武志は清佳の裸をじっくりと見た。薄暗い中でもある程度の事は分かる。  スタイルはそれほど悪くない。胸はCカップくらいありそうだし、無駄な肉は付いておらず、腰もちゃんとくびれている。だが、それはあくまでも一般の女性として見たらの話で、今までにもっと凄い女性何人もの相手をしてきている。彼女達と比べたらどうしても見劣りしてしまう。  それなのに彼女からは濃密でエロティックな雰囲気が溢れ出している。  それこそがS級隊員の資質、日本の秘密兵器としての能力なのだろうか。  清佳は武志の側に横たわると耳元に口を寄せ、甘い声で囁いた。 「私にまかせて、楽にしてください」  清佳の声が耳の奥に響く。声だけでゾクゾクしてくる。今までにあまり無い経験だ。  武志は言われる通りに体の力を抜き、しばらく様子を見ることにする。  清佳は武志に覆いかぶさるとキスしてきた。他人が見るとなんでもないように見えるだろうが武志はかなり戸惑っていた。  ただ、普通に舌を絡めるだけのキス。素人でもこのくらいのキスをする人は多いだろう。  それなのに、体が甘く痺れて動かない。清佳の体が触れている所全てから力を吸い取られている感じだ。力が抜けるのと逆に快感がどんどん入り込んでくる。  武志は二年前のことを思い出していた。あの時も全身が溶けるような感覚がして、何が何だか分からないうちに終わってしまったのだった。翌朝目が覚めたときには、あれは夢だったのかと思ったほどだ。  そして清佳のキスは甘かった。正確に言うと、とろける感じがした。極上のスイーツが舌の上で溶けるのに似ている。  武志の頭は徐々に理性を蝕まれ、快感が広がっていく。このままではダメだという気持ち、もう少し様子を見ようという気持ち、これはご褒美なのだからこのまま満喫すれば良いという気持ち、さまざまな考えが頭の中を駆け巡る。  武志が逡巡している間に、清佳の口は武志の口から離れ、他の部分へと移っていく。  清佳の愛撫はこれまで経験したことが無いほど丁寧だった。唇と舌が漏れなく武志の体の表面を通っていく。また、同じ所もルートを変え、別角度から唇が通過していく。  手の指、足の指も一本ずつ、体の表側で舐められて無いところは残っていない。  もちろん、口以外も遊んでいない。手脚は常に武志の体に絡みつき、そして乳房をこすりつける。その清佳の体が触れる部分全てからじんわりと快感が湧き上がる。  もう武志は天国に居るような気分だった。香露と芳玲に二人掛りで責められた時と勝るとも劣らない気持ち良さだ。全身が熱く、体の奥がズキンズキンと疼いている。精液が出口を求めて渦巻き、肉棒は痛いくらいに勃起している。  武志の意識が朦朧としてきた時、ふいに清佳の動きが止まった。  ようやく終わったかと武志が一息ついた瞬間、ごろんと半回転させられうつ伏せにされた。  そして、再び清佳の愛撫が始まった。  始めて何十分もたっているが、清佳はペースが全く変わらない。始めたときと同じ調子で、一切手抜きをすることなく、愛撫部を続けている。その間も体勢や位置を工夫して、可能な限り体を密着させてくる。  清佳の舌が首から背中、腰を通り尻に到達した。  尻丘も他の部分同様丁寧な愛撫が行われる。舌が満遍なく這い回り、吸い付き、時に甘噛みが混ざる。だが、中心部は素通りされ武志はじれったくなってくる。  尻もアヌス以外の全面が舐め終わり、武志が一番肝心な所はおあずけかと思った時に、突然舌がアヌスに触れチロチロと刺激してきた。 「あぅっ」  思わず武志の口から声が漏れる。武志が背徳的な快感を甘受しようとアヌスに意識を集中すると、清佳の舌はふいっと太ももの方に移ってしまった。  そこからまた今まで同じようにしつこいくらい丁寧な愛撫が始まる。  武志のアヌスは中途半端な刺激で逆に疼きを覚えてしまう。 (弱点だと知ってて、わざとやったな)  武志は清佳の小憎らしい小技に闘争心を燃やした。  清佳の舌は太ももから膝の裏、ふくらはぎへと移っている。清佳の愛撫は丁寧なだけではなく。ツボを抑えている。感じやすい所は軽く、くすぐったい所は微妙な力加減で、それ以外の所は強めにと、武志の体全体の性感を掘り起こしている。武志は体全体に火が点き、今にも噴出しそうな感じを覚えていた。  だが、それももう終わる。清佳の舌は足に到達していた。  そして清佳の愛撫は止まった。  髪の毛が生えているところと股間以外は全ての場所を舌が通っていた。舌は疲れないのかと余計な心配をしてしまうほどだ。  武志は再び半回転させられ、仰向けにされた。今から何が始まるのか、武志は少しワクワクしていた。  先ほどのアヌス舐めで対抗心を燃やした武志は、これから反撃だぞと待ち構えている。  しかし、清佳は武志の上に覆いかぶさると再び耳から首筋へと舌を這わせてきた。 (まだやるのか)  武志は驚き、呆れた。これほどまで丁寧な愛撫はやったこともされたことも無い。こんなに長時間愛撫していると、相手が覚めるのではないか、逆効果なのではないかとさえ思える。  だが、そんな考えもすぐに吹き飛んだ。  清佳は的確に武志の感じる所を一番感じる方法で責めてきた。耳、首筋、脇の下、乳首といずれも武志の好物ばかりだ。  それで武志はようやく理解した。  一周目は単なるポイント探しであり、下準備だったのだ。  たったそれだけの為に一時間以上も時間をかけている。清佳の奥の深さに武志は畏怖を覚えると共に感心してしまった。  ここからは自分も参加させてもらう。二年前の自分とは違うということを清佳に見せたい。あの時は何もできなかったが、今なら清佳を思い切り感じさせることができる。  武志は清佳の体に手を伸ばした。  清佳の体には適度に脂がのり、とても触り心地が良い。肌もしっとりすべすべで最高の手触りだ。動きを邪魔しないようにしながら清佳の体に触れ、指先から気を流していく。それと同時に清佳の感じるポイントを探す。  そうしているうちにも、清佳の愛撫もどんどん進んでいる。全身がじわじわと熱くなってきている。肉棒が清佳の肌でこすられるだけで精液を吹き上げそうになる。清佳の時間をかけた愛撫が今頃になって効いてきた。  全身が燃えるように熱くなり、ズキンズキンと疼いている。  ここまで来て武志はようやく気が付いた。 (第三の奥義だ)  清佳は舌や指から気を流しているのではない。体全体から気を発散させているのだ。それが微量すぎて今まで気が付かなかったのだ。そうじゃないと今の状態が説明できない。  この全身が燃える感じは普通の愛撫では絶対にない。舌や指から気を流されれば武志も気が付く。それが今まで分からなかったということは、武志が気付かないほど少ない量の気を長時間にわたって染み込ませ続けた結果だ。  このやり方は一条流の第三の奥義、『燃焼』と全く同じだった。武志はまだ一度も試したことは無いが、知識としては知っている。清佳が奥義を使えることに武志はショックを受けた。  清佳が分かってやっているのか、それとも経験上一番相手が気持ち良くなる方法を見つけ出したのかは分からない。最初の愛撫にはこういう意味があったのだ。武志はここまで気が付かなかった自分に腹を立てた。  今からでも挽回できるのか、武志は焦ってきた。  清佳は武志の上半身の愛撫を終え、太ももの内側に舌を這わせている。好都合に清佳の股間は武志の顔の横にある。  武志は清佳の腰をつかむと引き寄せ、股間を自分の顔の上に持ってきた。自然と清佳が上のシックスナインの形になる。  武志はためらうことなく秘肉にしゃぶりつき、舌先から気を全開で流した。 「んんっ……」  清佳は一声うめくと腰を動かし逃げようとする。  武志はそれを押さえ、いっそうはげしくしゃぶりついた。  清佳の秘肉は一般的な日本女性の物だ。はみ出た小陰唇には少し色素が沈着し黒ずんでいる。クリトリスは包皮の下で少しだけ顔をのぞかせている。  秘肉の中に舌を差し込み、愛液をすすった。それはしょっぱく、酸味、苦味は少なく、匂いもそれほどきつくない。普通の女性となんら変わりない。それなのに、なぜかとても美味しく感じる。気のなせることなのか。  武志はそう考えながらも必死にしゃぶりついた。唇と舌をフルに使い、秘肉を責める。穴の中で舌を暴れさせ、襞を裏表満遍なく舐めあげる。そして鼻で会陰やアヌスをつつく。 「あっ……、あぁ……」  清佳は体をよじって耐えようとしているが、愛液の量は増え、色も匂いも段々濃くなってくる。  清佳もこのままではダメだと思ったのか、太ももへの愛撫を止め肉棒を口に含んだ。 「あ、あぅー……」  今度は武志がうめく番だった。  いつの間にかに暴発寸前まで追い上げられていた肉棒を温かい口に含まれ、舌で亀頭を一舐めされると、甘い快感が股間から頭まで突き抜けた。  清佳の口の中に入っている部分が丸ごと溶けそうなほど気持ち良い。溶けて清佳の口と一体化したような感覚だ。それに唇の締め付け具合、舌の動かし方もとても良い。香露と比べたらほんの少し劣るかもしれないが、最上級のテクニックだ。  フェラ全体の評価としては香露と比べて全く引けを取らない。  体全体に火が付いた状態で、この快感はたまらない。武志はたちまち射精寸前まで追い上げられる。  ここでのハーレム状態を期待して、一週間以上も射精していない。溜まりに溜まっているだけに、予想が外れたことが強烈に裏目に出ている。  武志は苦し紛れに清佳のクリに吸いついた。唇で包皮を押し上げ、舌先から全開で気を流しながら高速で弾く。そして最後の手段として指先を清佳のアヌスに当ててそこにも全開で気を流した。 「んんんんー……」  清佳が肉棒を含んだまま、うめき声を上げた。  それでも止まりそうになる口と舌を必死で動かし、武志を追い上げる。  武志も丹田に力を込め必死に射精を押さえ込みながら、舌を動かす。  もうそこからは我慢比べだった。清佳も体を震わせながら濃厚なフェラを続ける。口だけではなく、片手で竿をしごき、片手で玉を優しく転がしてくる。  武志も負けじと唇、舌、手を総動員して清佳を責める。  この勝負は先に始めた清佳が有利だった。武志の腰は痺れ、ビリビリッ、ビリビリッと甘い快感が腰周りに走っている。もう一押し何かあればすぐにでも精液をぶちまけてしまうだろう。  武志の我慢も限界に近づき、もうダメだと思い始めた時、急に均衡がくずれた。 「あ、あ、ああああぁー……」  清佳が一際大きな声をあげると、肉棒から口を離し、武志の腕からも逃れて、ベッドの上で横たわり大きく息をしている。  武志が感じていたのと同様に清佳も非常に感じていたのだ。そして絶頂に達する寸前で武志から逃れたのだ。  武志は芳玲、香露、清佳と気を使う相手と何度も体を合わせているが、清佳は武志しか相手にした事はない。それに二年前の初めての時は清佳が一方的に武志を責めて終わっている。だから実際に相手から気を使われるのは今回が初めてといってよい。  その経験の差が現れた。武志は幸運ともいえる事態に胸を撫で下ろした。 (このまま一気にケリをつけよう)  武志はいまだに激しい息遣いをしている清佳の所に行き、その両脚を抱えた。  そして、狙いを付けると、清佳の中に入って行った。 「あ、あ、あはぁー……」 「んっ、んん……」  清佳と武志の二人が同時に声をあげた。  清佳の中は想像以上の気持ち良さだった。作り自体は普通の女性と変わらない。だが、その締まりの良さと複雑な動き、そして、気によるものなのか、本当に溶けるような快感があった。  肉棒が根元から溶けて清佳の秘肉と交じり合うかのような気持ち良さ。これは、香露の時の気持ち良さとも違う、今まで経験した事の無いものだ。おそらく秘肉全体からも気が滲み出ているのだろう。この気持ち良さは他に説明が付かない。  先ほどまで限界近くまで追い上げられ、まだ体が元に戻ってない状態では、すぐに動けなかった。少しでも動けば暴発してしまいそうなくらい気持ち良い。  清佳も肉棒の先から全開で気を流され、絶頂寸前をぎりぎり踏みとどまっている様子だ。  二人は突発的に膠着状態に陥った。  そこで、清佳が武志の腕を取り、自分の方に引き寄せた。  武志は瞬間迷ったが、されるがままに清佳の上に倒れ込んだ。これで二人は正常位で体の前面同士を密着させることになった。  二人とも一切動いていない。清佳の秘肉が搾り取るような動きをしているだけだ。傍から見ると二人で抱き合って全く動いていないように見えるだろう。  それなのに武志は猛烈に追い込まれていた。  清佳と体の前面が触れ肉棒を入れているだけなのに、全身裏も表も全てを包まれているかのように錯覚してしまうくらい、体がとろける快感に包まれていた。 (このままでは押し切られて負けてしまう)  武志は少し焦ってきた。清佳は武志の気に慣れてきたようで、打ち寄せる快感に耐えながらも、徐々ににそれをコントロールしつつあるように感じられる。さすが、S級の隊員、日本の秘密兵器だ。  武志は意を決して腰を突き上げた。肉棒だけではなく、体全体に快感が突き抜け、腕から力が抜けそうになる。それを腕力で押さえ、なんとか腰を動かし続ける。  最初はゆっくりと、それから徐々にスピードを上げていく。  ちょっとでも気を抜いたらすぐにでも射精してしまう、ほんとうにぎりぎりの状態だ。  清佳の秘肉も武志から精液を搾り取ろうと、絡みつき、カリや竿をこすってくる。  何か技を使って清佳に止めを刺したいが、あまりにも気持ち良すぎて意識が集中できない。亀頭から最大限で気を流すのが精一杯だ。  武志は自分を信じて腰を動かし続ける。だが、限界ラインにゆっくりと近づくだけで事態は好転しない。  清佳もぎりぎりの所で踏みとどまっているようだが、そこからさらに限界に近づく様子はない。  武志は勝負に出た。  清佳の背中に手を回し、清佳ごと起き上がり対面座位の形になる。そしてそのまま後ろに倒れて女性上位の形になった。この体位なら清佳のアヌスに指が届く。先ほどの反応からして、アヌスが彼女の弱点かもしれない。だが、それと同時に清佳が動きやすくなるという諸刃の剣でもある。  さっそく清佳が胸をこすりつけながら、腰を動かし、秘肉で肉棒をしごき始める。  主導権を握られる分、武志はさらに限界に向けて追い上げられる。  清佳のアヌスに手を伸ばし気を流すが、清佳は体を震わせながらもなんとか責めに耐えている。  これを耐えられたらもう打つ手が無い。  武志は何とか逆転の手は無いか、かすむ頭で考えた。  清佳と香露を比べると気の使い方が違う。香露は自分に近いやり方だ。体の中に溜めた気を指先や舌、性器から相手に流し込む。それに対して清佳は体全体から気を発している。触れているところ全てがじんわりと熱くなり、気持ち良くなってくる。  もうかなりの時間気を流し続け大量に消費しているはずなのに、一向に気が無くなる気配が無い。相変わらず体全体から気を放出している。清佳は気の量が生まれつき多い体質なのか。  気の量……。  そこで武志はハッと気が付いた。  分かった。清佳は気の量が常人と比べ物にならないくらい多い特異体質なのだ。その為に溢れた気が自然と体全体より溢れ出しているのだ。以前気を持つ女性を調べようとして、ターゲットに直接触れて調べたことがあった。あれと同じ理屈で、その溢れる量が桁違いに多いのだ。  だが、何か弱点は無いのか。このままでは一方的にやられて終わってしまう。  武志は必死で考える。  清佳は香露よりは少しだけ肉付きが良いとはいえ、体格が普通の女性と変わらない。ということは気のエネルギーはどこから来ているのか。武志の考えでは気は筋肉量に比例する。実際香露の気の量は体格並みのものしかなかった。清佳には目立った筋肉など無い。ごく普通の体型だ。  しかし物理で習ったエネルギー保存の法則から考えて何らかのエネルギー源がないと、気の放出を続けることはできないはずだ。清佳が魔法使いで無い限り、物理法則には逆らえない。  すると考えられるのは体力しかない。おそらく清佳は、自分の意思で自由にできるかはともかく、体力を気に変換できるのだ。ということは今は急激に体力を消耗しているはず。清佳の体格から考えてそれほど体力があるとは思えない。それが清佳の弱点なのだ。  だから『まかせてください』と言って、先に責めてきたのだ。  まずは先に自分から愛撫を仕掛ける。相手の感じるポイントを探すと同時に、相手が気が付かないうちに体へ気を染み込ませる。次に相手の感じるポイントを重点的に責める。その頃には染み込んだ気がボディブローのように相手を絡めとる。そして最後に挿入して短期決戦で終わらせる。  思い付いてみると、色々なことが繋がって見えてきた。  そうと分かれば反撃のやり方は簡単だ。体力勝負に持ち込めばよいのだ。こちらから責めて責めて清佳を感じさせ、体力を消耗させれば良いのだ。  問題はそれまで自分が我慢できるかどうかだ。  これまでにじっくりと責められた体には全体に火が付き、いまにも破裂しそうだ。清佳の体力を奪うまで持ちこたえられることができるか。  だがやるしかない。清佳がこの部屋に来た理由は、無論自分への褒美の意味もあるだろうが、頼子のどこまで成長したか見せてみなさいという意図があるような気がする。  自分も二年間知香や清佳を当面の目標にしていた。一方的にやられたのであれば、一条流継承者として面目が立たない。  絶対に清佳を堕として、最高のセックスをしてみせる。武志は気持ちを引き締めた。  そして武志の反撃が始まった。  体力勝負に持ち込まなければいけない。清佳の腰を引き付けできるだけ一番奥まで抉るように突き上げる。  清佳の体が武志の上で飛び跳ねる。 「あっ、あっ、あっ、あっ……」  武志の動きに合わせて清佳の声が漏れる。  かすかに清佳の動きが鈍ったように感じられる。  そこで武志はまた気が付いた。  ひょっとして清佳は責めに弱いのか。素晴らしい体やテクを持っている女性に多いことだが、相手の男がイクのが早すぎて、耐える経験が少ないのだ。清佳レベルの極秘の隊員になると男性相手の訓練をやることはほとんど無いはずだ。となると男性からの責めに弱いことが十分に考えられる。  武志は一層激しく清佳を責めたてた。  それは清佳を追い込むと同時に、自分がうける快感も大きくなることを意味する。  清佳の動きが鈍った分、自分の動きが増すことで快感のレベルは下がることなく、じわじわと上がっていく。 「あぁー……。い、い、いぃー……」  清佳のあえぎ声はますます激しくなっていく。  武志は丹田に力を込め必死で射精感を押さえ込みながら、力一杯腰を突き上げる。  亀頭の先が子宮口にガンガン当たっているのが分かる。亀頭の先からも竿からも全開で気を流し続ける。 「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ……」  武志が奥を突くごとに清佳の声が漏れる。  武志は限界ぎりぎりの所で踏みとどまりながら、清佳を責めた。  もう武志は快感が強すぎて叫びたくなるほどだった。それほど責めても清佳が絶頂に達する気配は無い。  武志は怖い事を思い付いた。  まさか清佳は知香や純子のように絶頂の限界が高いのか。S級隊員のトップである。武志の知らない秘密の訓練を受けている可能性は十分ある。知香や純子以上の限界の高さを持っていても不思議ではない。  もしそれが事実ならどうやっても勝てない。  武志の瞳から力が徐々に消えていった。  前半に清佳の一方的な愛撫を受けていたことが強烈に効いている。もう意識を集中する事はできないし、今も体をぴったり合わせていることで、全身の炎は小さくなるどころか、かすかだが大きくなっているように感じる。  もうダメだ。ちょっとでも気を抜いたらすぐにでも噴出してしまう。そしてそのまま疲れ果て眠ってしまう気がする。もう辛い。これはご褒美なんだから、もっと楽しんだって良いじゃないかと頭の片隅で誰かが話している。  今ここであきらめて快楽に身を任せてもだれも文句を言わないだろう。頼子からの評価が下がるかもしれないが大勢に影響は無い。誰も傷つかないし、誰も困らない。  もう後は身を任せて楽になろう。きっと人生最高の射精ができる。  武志の心が折れかけていた時、顔に一粒の水滴が落ちてきた。  何だと武志が顔を上げると額に汗を浮かべている清佳の顔が目に入った。汗でほつれ毛が張りつき、鼻の頭には次の水滴が今にも落ちそうにぶら下がっている。  武志はすぐに理解した。  清佳も辛いのだ。それを必死に耐えながら武志を気持ち良くするために全力を出しているのだ。執拗なまでに丁寧な愛撫を思い出せば分かることである。  もう一度清佳の顔を見る。そこには勝ち負けなどにこだわる様子は全く見られない。純粋に相手の事を考え必死になっている表情である。  武志は猛烈に恥ずかしくなった。  それに比べて自分は本当に全ての力を出し切ったのか。相手の事を最優先で考えていたのか。勝ち負けにこだわり本来の一条流の教えを忘れていたのではないか。  いつでもあきらめられるということは、今じゃなくても良いということだ。まだ俺はがんばれる。まだ全ての力を出し切っていない。あきらめるのはそれからでも遅くない。  いや、あきらめるとかの話ではない。自分の最高のパフォーマンスが出せるかだ。それこそが一期一会につながる一条流の教えだ。  武志は気持ちを切り替えた。  武志の顔から険しさが消え、優しい表情が現れる。そして瞳に再び力が戻ってきた。  俺は顔までこわばっていたのか。武志は自分にあきれてしまう。俺はどこまでバカなんだ。何回経験して、教えられても覚えられない。何が一番大切なのかをすぐに忘れてしまう。  でももう大丈夫だ。今は何をしなければいけないか良く分かった。全力で清佳を気持ち良くし、自分も気持ち良くなり、今できる最高のセックスをすれば良いのだ。  そう思うと気持ちが軽くなった。体も少し余裕ができた気がする。  武志は清佳の口を奪い、濃密に舌を絡める。そして舌先から気を流し込む。 (こんな素晴らしい舌をじっくり味わわないなんてバカだった)  両手は清佳の感じる所を探して気を流しながら這い回る。 (清佳さんの体は触っているだけで気持ち良くなってくる。最高の手触りだ)  そして、亀頭からも竿からも気を全開で流す。 (最高に気持ち良い。二人の体が溶け合い、一つになったような感覚だ)  気持ちを切り替えるだけで、武志は幸福感に包まれていった。  後は二人で最高の瞬間を一緒に迎えるだけだ。  清佳の感じる所をさがしてカリで膣壁をこする。ここかな、こっちかな。  またGスポット目掛けて気を流し込む。 「あっ、あぁー……」  清佳が新たな感覚に思わず声をあげ、武志にしがみ付く。 (清佳さんも感じてくれてる) 「清佳さん、一緒にイキましょう。いいですね」  武志が問いかけると、清佳が何度も首を振ってうなずく。もう返事を声に出す余裕が無いのかもしれない。  武志の方も玉は持ち上がり、精液は今にも飛び出さんばかりにたぎっている。  清佳なら何も言わなくても武志の反応を感じ取り、絶頂のタイミングを合わせてくれるはずだ。武志は清佳を信じた。  武志はラストスパートに入る。  激しく舌を絡め、お互いにきつく吸いあう。  清佳の胸は二人の間で押し潰されひしゃげている。それをさらに潰すように強く清佳を抱きしめる。  腰は強く長いストロークで子宮口を押し上げ、肉壁を削り取る。 「ふぅんんんんー、んんんんー……」  キスでふさがっている清佳の口からは絶えずあえぎ声が漏れる。  清佳の体が細かく震え始める。秘肉もひくつき始めた。  もうすぐだ。  武志の射精感も最後のラインを超えようとしている。  二人の体は唾液と汗と愛液でドロドロに汚れ、そしてこれ以上くっつけないほど密着していた。  武志は本当に身も心も一つになったような一体感を覚えていた。全身が性感帯になったような感覚だ。そして清佳もまた同じように感じていることがなぜだか分かる。この時間が永遠に続いて欲しいとさえ思う。  二人は圧倒的な多幸感に包まれていた。  だがそれも終わる時が来た。  武志の我慢がついに限界を超えようとしていた。  肉棒が一段と太くなり、亀頭がぶわっと膨らんだ。  武志は少しでも奥で射精しようと根元まで押し込み、亀頭を子宮口にぴったり合わせた。  清佳も敏感に感じ取り、武志に力一杯しがみ付くと、秘肉全体を締め上げた。 (出るっ)  ぶしゅううううー……、ぶしゅしゅううううー……、ぶしゅううううー……。  それは体の中身を全て持っていかれるような、とても長い射精だった。  勢いこそそれほどではないが、まるで放尿のような長い長い射精だった。  清佳の秘肉はヒクヒク痙攣しながらもうねうねと動き、一滴も漏らすまいと根元をきゅっと締め上げる。 「はああああー……」  それは自然と声が出てしまうほど気持ち良かった。  あまりの気持ち良さに武志の体がブルブル震えた。今までに味わったことの無いような、二度と味わえないような最高の射精が続いた。快感、達成感、充実感、色々な感情が溢れ武志は最高の幸せを感じていた。  清佳は声も無く武志にしがみ付き、武志と同じように体をブルブル震わせている。  清佳もまた声が出ないほどの大きな快感を味わっていた。  武志は射精が終わっても抜くことなく、そのまま清佳を抱きしめていた。 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」  室内にただ二人の激しい息遣いの音だけが響いた。  息が落ち着いてきたところで武志はさやかに話しかけた。 「ありがとうございました。俺はまだまだでした。もっと鍛えてきますから、また会えますか」  清佳は何も返事せず、ただ微笑んだ。  その後も武志と清佳はそのまま抱き合っていた。肉棒も抜かずに体をぴったりくっつけたままだ。  体を鍛えている武志にとって、清佳の体重くらいはなんとも無い。  清佳も安心して全体重を武志に掛けてきた。  二人の体は汗と愛液と精液でドロドロになっているがそれも気にならない。二度と離れたくない。そんな気持ちだった。  武志は何をしゃべれば良いのか分からなかったし、しゃべらなくても良い気がした。今なら何も言わなくても全てが通じる気がする。  清佳も何もしゃべらない。そもそも武志は清佳がしゃべるのをほとんど聞いたことが無い。無口なのだろうと勝手に解釈した。  二人は抱き合ったままの体制でずっといたが、夜もふけ疲れた武志はだんだん眠くなってきた。普段ならそろそろ寝る時間だ。  清佳からはまだかすかに気が出ているのか、抱いているだけで気持ち良くなって、時折、睡魔に引き込まれそうになる。  清佳が起きている間は起きていようと、つらつらと物思いにふける。  やっぱり最後清佳は自分に合わせてくれたのだろうか。普通に考えると知香や純子の限界が高いなら、それより上のランクの清佳が低いはずが無い。  でも、自分が最初から全力を出していたならどうなっていただろう。体力+気の量の合計で考えると清佳に負けているとは思えない。イカせることができただろうか。分からない。  そこで武志はまだ勝敗にこだわっている自分に気が付き、別の事を考える。  それより今日清佳が来たのは頼子の差し金だろうが、自分に何を伝えたかったのだろうか。頼子のやることにはいつも何か意味がある。  自分が少し道から外れようとしているのを、教えようとしたのか。  作戦に参加していると、どうしても一条流本来の考えからは外れていってしまう。教えが体に染み込んでいるはずなのに、天狗になったり、技に溺れてしまう。それを、このような形でバランスを取ろうとしているのか。  それとも、単に武志の実力を知りたかったのか。  武志を通して清佳と香露を比べようとしたのか。  また、訓練相手のいない清佳を鍛えるためだったのか。  どれも正解の気がするが、すこしピントがぼけている気もする。おそらく全部が理由なのだろう。そして武志が思いつかない理由が他にもあるのかもしれない。  本当にセックス以外に関しては、自分は単なる大学生なんだなと武志は思い知る。  後一つ引っかかることがある。奥義のことだ。武志が二番目の奥義を習得してからまだ間が無い。このタイミングで清佳が第三の奥義と同じ技を出してきたことに何か意味があるのか。  まさか頼子は奥義の内容を全て知っていて、なおかつ武志の取得度合いも把握しているのか。武志に次の奥義のヒントを与えるために、清佳に技を使わせたのか。  それは考えすぎだと思うが、ひょっとして頼子ならと思ってしまう。  清佳も頼子も正しいか正しくないか絶対にしゃべらないだろう。確かめようが無い。  そうして色々思いを巡らせているうちに武志はいつしか眠ってしまった。 <第73章>  翌朝武志が目を覚ますと、清佳の姿は無かった。  夢だったのかと思いそうになるが、少し乱れたシーツとべたつく体が実際に有ったことだと教えてくれる。  武志は寝起きにもかかわらず軽快に起き上がり、浴室に向かった。  昨夜、あれほど激しく清佳と交わったのに体は軽い。香露や芳玲の時もそうだったが、やはり異性の気をもらうと体調が良くなるのだ。眠りも深く熟睡できたせいもあるかもしれない。  気を大量に使ったが一晩でかなり回復している。これにも異性の気が関係しているのかもしれない。いつか気と回復の問題はじっくり調べてみようと武志は思った。  武志はシャワーを浴びながら気持ちを今日からのことに切り替えた。この後、真理と何をしようかと考える。昨日は胸の性感を上げるのがテーマだった。今日は芳玲、香露、清佳から学んだことを実践してみるのも良いし、奥義の練習をしてみるのも良い。いずれにしろ真理の希望を聞いてからのことだ。  シャワーの後は日課の運動をする。  勝手に建物の外を走るわけにはいかないので、腕立て伏せなど室内でできるものだ。ランニングは夕方に屋内ジムでマシンを使ってやることにする。  そして再びシャワーで汗を流し、身支度を整えると、朝食にちょうど良い時間になった。  真理と二人で簡単だが量の多い朝食を取る。昨日気と体力をかなり使ったせいか猛烈にお腹がすいていた。体がエネルギーを求めている感じだった。いつも以上に苦しくなるまでお腹に詰め込んだ。  真理は一晩寝て体力が回復したのか、いつもの事務的な感じに戻っている。昨日の甘えたがりの様子は何だったんだろうと武志は思う。本当に女心は不可解だ。  食事の後は部屋に戻ってくつろぐ。あとは真理がやってくるのを待つだけだ。  九時になり、武志が待つのも飽きた頃、ドアがノックされた。 「はい」  真理が来たと思い武志が返事をすると、ドアが開けられ人が入ってきた。  それを見て、武志は一瞬固まってしまった。  そこには縄で縛られ半裸の真理と、ボンデージスーツを着て真理から伸びた縄尻を持つ純子が居た。 「え、えっー、な、なんで?」  思わず武志は間の抜けた声を出してしまう。てっきり真理が一人で普通にやってくるものだと思っていただけに驚きは大きかった。 「お久しぶりです、武志様。御活躍のお話は色々伺っております。おめでとうございます」 「なんで、純子さんがここに?」  武志は混乱して挨拶することも忘れている。 「それはですね……」  純子は説明を始めた。  真理は三ヶ月くらい前、武志班が発足してしばらくしてから純子の元を訪れ教えを請うたのだ。以前純子が武志と二人で訓練していたことを聞きつけてのことだった。  純子は通常の業務をしながら講師もやっている。純子は弟子など取る気は無かったが、真理の体と性質を見て、単なる個人授業ならと了承したのだ。もちろん真理が武志班の一員というのも理由の一つだ。  武志はそんな事を全く知らなかった。真理からも聞いていなかった。自分が相手をしている時以外に何らかの訓練を受けていることは知っていたが、まさか純子の所に行っているとは思ってもみなかった。  純子の所で訓練ということはやっぱりSMなのだろう。二人の格好も思い切りそっちの世界だ。  真理の姿は見ていて少し痛々しかった。乳房の上下を縄で挟まれ、ぷっくりと絞り出されている。乳房は赤く腫れ今にもはちきれんばかりになっている。  両腕は後ろで固定され、下半身はショーツ一枚。いつもの攻撃的で皮肉っぽい感じは全く見られない。  それに比べて純子はいかにも女王様という感じでエナメルでハイレグのボンデージスーツだ。上は乳首がぎりぎり隠れるまでしかなく、ゆたかな乳房の上半分は丸見えである。お約束の長手袋とブーツもきまっている。  表情も心なし生き生きしているように見える。純子がSとMの両方やる事は知っていたが、実はSの方が性に合っているのではないかと思えてくる。 「そして今日は武志様のご指導のお手伝いにでもなればと思いまして、全てを投げ出して飛んでまいりました」  純子がうれしそうに言った。 「そんな、大げさな」 「武志様のお幸せが全てのことに優先いたします。武志様は私を忘れてしまわれたのかと悲しく思っていたんですよ。いや、そんなことはない、これは武志様の放置プレイだと思い今日まで耐えてきたんです」  また始まった。なんでもそっち方面にこじつけないと気がすまないのだ。 「ごめんなさい。試験が有ったり、アメリカ行ったり、班を作ったり、色々忙しかったんですよ。自分の班員をほっといて純子さんと会うわけにもいかないでしょ」 「いいんです。武志様が覚えておいて下さっただけでもう満足です」 「これからも、よろしくお願いします。真理さんも純子さんにはお世話になってるみたいですし」 「お任せください。真理は私が責任を持って、超弩級のマゾに仕立て上げますから」 「いやいや、普通でいいですから、普通で。本人もそんな本格的なものは望んでいないと思いますよ。単に知識として知っておきたいだけなんじゃ」  きっと真理の性格からしてSMの知識も知らないと気がすまなかったのだろう。 「武志様、女は誰でも心の奥に、素敵なご主人様へ御仕えしたいという願望を持っているんです。真理もきっと喜んで武志様へ御仕えするようになるはずです」  これだから純子の相手は疲れる。  武志は純子をほっといて真理のほうを見た。 「さあ、ごあいさつは」  すかさず純子が真理を促す。 「班長、本日はご指導よろしくお願いいたします」  真理が弱々しい口調で言上する。  昨日の昼もそうだったがいつもの真理らしさが見られなくて、心配になってくる。ひょっとしてこっちの真理の方が本当の真理なのかと思えてくる。  どちらが本当かはともかく、どっちも真理の一部なんだろう。  自分は今まで何を見てきたのか、つくづく人を見る目が無いなと武志は思った。  真理は両手が縛られていて使えないので、武志は純子に服を脱がされた。  人に脱がされるのは、いつまでたっても慣れない。気恥ずかしいし、特にトランクスや靴下を脱がされる時は子ども扱いされているようでいたたまれない。  それから武志はベッドの上に仰向けで寝かされた。何が起きるのかとドキドキしながら待っていると、純子がカバンから大きいローションのビンを取り出し、武志の体にトロトロと垂らし始める。  二人が入ってきた時は驚いていたので気付かなかったが、純子は怪しいものがたくさん詰まってそうな大きなカバンを持ってきていた。  ローションは部屋に来る前に温めておいたらしく、ちょうど人肌の温度になっている。冷たいローションが苦手な武志はありがたかった。純子の細やかな心配りに感謝する。  それを真理が不自由な体を動かし、乳房で塗り広げていく。  縄で絞り出されているので、いつも以上の弾力を感じる。  そしてすぐに、ボディスーツの上半分を取り外した純子も参加してきた。  真理のHカップ、純子のGカップと四個の巨乳でマッサージされるのは格別の気持ち良さだ。  純子の胸はどこまでも柔らかく、弾力のある真理の胸との違いも楽しめる。  固くなった乳首のコリコリ感もアクセントになって気持ち良い。  途中純子がローションを追加しつつ、腕から足まで全身ローションまみれになるまで続けられた。  武志は枕を二つ重ねて頭の下に置き、二人の作業を目でも楽しむ。乳房がひしゃげながら動く姿は巨乳ならではの光景だ。  それに真理が不自由ながらもけなげに胸をこすりつける姿は、Sの趣味が無い武志にも征服感を味わわせてくれる。  一通り塗り広げ終わったところで純子によるパイズリが始まった。  ヌルヌルの巨乳によるパイズリはフェラや挿入とは違った気持ち良さがある。どこまでも柔らかい純子の乳房に包まれると肉棒と乳房が溶け合うような気持ちになる。これは他では味わえない感覚だ。  射精感が込み上げる強い刺激ではないが、いつまでも味わっていたい心の底から癒される気持ち良さだ。  パイズリされている間、武志は真理を抱き寄せ、胸を揉みながら口を吸う。  武志は二人の巨乳を同時に楽しめる幸せを噛み締めた。  純子の手が疲れ、武志が眠くなってきたところで、純子と真理が交代した。  真理は両手が使えず胸を寄せられないので、胸を押し付けるだけだが、それでも十分に気持ち良い。硬くなった乳首がコリコリと肉棒を刺激するのも面白い。  武志は肉棒でも二人の胸の違いを堪能した。  二人の胸と口を味わいつくしたところで武志はうつ伏せにされた。  そして背中側も同じように胸での愛撫が始まる。  背中の中心を上下にスーッと撫でられるのも気持ち良いし、膝の裏を乳首でコチョコチョされるとくすぐったくて気持ち良くて、声が出てしまう。  そして裏側も一通り終わったところで、再び武志は仰向けにされた。  純子と真理が一旦離れたので、武志は呼吸を落ち着かせ、気を整える。  横目で二人を見ると、全てを脱いでいるところだった。真理は自分では脱げ無いので、純子に脱がせてもらっている。あれは恥ずかしいだろうなと同情してしまう。  二人が戻ってきたところで、ローションが追加され、プレイが再開した。  今度は武志の両側にそれぞれ純子と真理が陣取り、横から胸を押し付けながら唇を使ってきた。  乳首から脇の下にかけてを中心に唇と舌が這い回る。純子には体の隅々まで知られてしまっているので、今さら弱点を隠すことも無い。  両脚もそれぞれ純子と真理の脚で挟まれヌルヌルと絡められる。  そして純子の片手が武志の肉棒をやさしくしごいている。それは射精させるのではなく、長時間気持ち良さを味わうための緩やかな手つきだ。  武志は二人がやりやすいようにバンザイの格好で、目を閉じ、二人の舌使いを堪能する。  今まであまりやってこなかったが、ローションプレイは良い。特に巨乳の女性相手の時は素晴らしい気持ち良さだ。これは今後、班の訓練にも取り入れる価値があると思う。  それに男が気持ち良いのだから、逆に女性をローションで気持ち良くする事はできないだろうか。武志は何かに使えないかと考えた。  武志がそんな事を考えている間もプレイは続き、少しずつ精液が体の奥で沸き始める。  脇の下を同時に舐められるとくすぐったいような快感に思わず声が漏れそうになるし、両方の乳首を責められると胸を突き出しもっともっとと催促してしまう。  武志はハーレム気分を味わいながら、二人のテクを満喫した。  武志がもう十分と思うくらい責められ、体から力が抜けたところで二人が一旦離れた。  そしてベッドの上に立たされる。武志の前に純子が正座し、後ろに真理が陣取る。 (この体勢は……)  期待で武志の心が弾む。  武志が少し体を前に傾け角度を調節すると、純子が武志の肉棒を咥えた。  久しぶりの純子のフェラチオに武志は懐かしさを覚えた。  同じやり方をしても人によって微妙に感じが違う。唇の柔らかさ、力の入れ具合、舌の使い方、唾液の量、口の中の温度と色々な違いがある。  純子は唾液が多く、絡みつくようないやらしいフェラチオだ。武志は音を立てる下品なフェラは嫌いだが、純子は耳障りにならない程度にとてもいやらしい音を立てながらフェラをする。  武志が純子の口を味わっていると、純子が武志の尻に手を回し、ぐっと横に開いた。 (来るっ)  すかさず真理が顔を捻じ込みアヌスに舌を伸ばしてきた。  武志の大好きなフェラ&アヌス舐めだ。  武志は体を震わせて喜び、アヌスから力を抜いた。  後ろ側で見えないが、真理が丁寧に舌を這わせているのが目に浮かぶ。武志は目をつむり二つの舌の動きに意識を集中した。  純子のフェラはさすがのものだった。  少し厚めの唇が絶妙の力加減で肉棒を締め付け、舌は止まることなく絡み付いてくる。時には先端の割れ目をほじり、時には裏筋に張りつき巧みに刺激してくる。  カリを唇で何度もこすったかと思うと、根元まで飲み込み喉の奥で亀頭をコリコリと刺激し、舌を玉のほうに伸ばす。  頭の動かし方も速度を変え、捻りを加え、単調にならないようにする複雑な動きだ。  香露や清佳とは方向性が違うが、最高のテクニックの一つだ。  また、真理の方も必死にお尻を舐めている。  アヌスだけではなく、その周辺や尻丘まで漏れなく舐めてくれる。唇と舌をフルに使い、時折甘噛みも混ぜてくる。  舐め方も舌先に力を入れチロチロと高速で舐めたり、舌を柔らかくしてベローっと舐めたり多彩だ。  そして武志のアヌスが緩んでくると、舌先をアヌスの中に捻じ込んでくる。  武志はがんばってアヌスの力を抜き、少しでも真理の舌を受け入れようとする。  突っ込まれた舌を中で動かされた時には思わず声を漏らしてしまった。 「おあぁー……」  武志は崩れ落ちそうになるのを必死で我慢してアヌスを開け閉めして、真理の舌をほうばる。柔らかい舌の感触でアヌスから脳天までゾワゾワした黒い愉悦が走り抜ける。体が震えるほど気持ち良い。  それは限界に近づくことだと分かっていても好物だから止められない。  武志は立っているのが辛くなり、純子の肩に手を置き体を支える。  二人掛りで弱点を責められ、どんどん精液が込み上げてくる。頭の中が快感で染まり、体が更なる快楽を求めて震えが止まらない。 「あ、あ、あぁ……、あ、あぁ、ああ……」  首をすくめて、背中を丸めて快感に耐えるが、限界は近かった。  もっと味わいたい気持ちと早く射精したい気持ちが頭の中で葛藤する。  武志の限界が近いのが分かったのか、純子が歯を使ってきた。  歯をほんのかすかに当て、刺激をより強くする。 「あぁー……」  これには武志はたまらなかった。思わず声が大きくなる。  玉はキュッと持ち上がり、精液が体の中で渦をまいている。このままいけばそれほどたたない内に吹き上げてしまう。  そう思っていたら、二人の責めがトーンダウンしてきた。  純子の歯ははずされ普通のフェラに戻り、真理の舌は抜かれアヌス舐めに戻った。  まだ出すなということかと、武志は息を整え、姿勢を元に戻した。  それから二人の動きはだんだん緩やかになり終わった。 「いかがでしたか?」  純子が聞いてくる。 「最高でした」  武志は心の底からそう思った。  それから武志はベッドの横に立たされた。  純子はベッドを降りると、バッグの中をごそごそ探して何かを取り出した。  それはペニスバンドだった。えぐいことに裏表両方に二本の棒が生えている。不思議なことに外側の棒は、上が細長く、下が太かった。普通は上が秘肉用で下がアヌス用なので逆になっている。  純子はそれをいそいそと身に着ける。さすがの純子も二本の棒を飲み込むのは辛いようで、入れる時には軽く目をつむり、ゆっくりと体の中に収めていった。  だが、入れ終わると、もう何でもないかのように振舞っているのはさすがだった。  そして純子は真理をベッドの上でうつ伏せにして、膝を立てさせた。後ろ手で縛られているので四つん這いになれないのだ。真理はベッドの端から顔を出し、膝と胸で体を支えている。 「では武志様、真理の口をお楽しみください」  純子が真理の股間にローションを塗りながら武志に言った。 (本当にいいのか)  この体勢では完全にイラマチオである。そんな酷い事をするのはどうしても気が引ける。  真理は頭を持ち上げ口を開いて待っている。  今気が付いたが、このベッドはちょっと高めで武志が両足を少し開いて立つとちょうど股間くらいの高さになっている。これはやはりこういったことがやりやすい高さにしてあるのだと武志は感心した。  純子はペニスバンドから生えている棒にローションを塗っている。 「行くわよ、真理」  純子は真理に一声掛けると、膝立ちで真理ににじり寄る。  まずはアヌス用の細長い棒を真理のアヌスに当てる。棒は柔軟性のある素材でできていて、ゆるいデコボコが全体に付いている。太さはそれほどではないが、長さは秘肉用より長い。  あの長さだとかなり深い所まで抉られるはずである。  きつそうだな。武志は他人事ながら心配になる。  純子が腰を進め、アヌス用ディルドーの先端が真理の中に埋め込まれた。 「うっ……」  真理の口から声が漏れ、眉間に皺が寄る。  純子はさらに膝を進め、秘肉用のディルドーが入り口に当てられた。そして、そのまま中にずぶずぶと埋め込まれていった。 「お、おおおおぉー……」  真理の口から普段では出ることの無いような低い唸るような声が漏れる。真理は目をカッと開いている。  純子は真理の様子を意に介さずディルドーを根元まで埋め込んだ。純子の腰が真理の尻にぴったりくっついている。 「さあ、真理、ここからが本番よ」  そう言うと純子は何かごそごそと手元を動かした。その途端真理の口から絶叫が漏れる。 「ぅああああぁー……」  思い切り背を反らせ、前へ這いずり逃げようとするのを純子ががっしりと腰を抑え付け逃がさない。 「ど、どうしたんですか」  武志は思わず心配になって尋ねた。 「ちょっとバイブのスイッチを入れただけです。この中には小型モーターが内蔵されていて、軽く振動するようになっているんです」  純子はたいしたことではないように話しているが、真理の暴れようからすると、物凄く激しく動いているのではと思える。  よく見ると純子の腰からは電源コードが延び、妖しいカバンの中に続いている。あの中には大きなバッテリーが隠されている気がしてならない。 「武志様、訓練ですから。どうぞ真理の口をお使いください」  純子は平然と腰を動かし、ゆっくりと二本の棒を抜き差しし始めた。  この状態で咥えさせるのは噛まれそうで少しだけ勇気がいる。最初から咥えさせていたら噛まれていたのでないか。  武志は訓練なんだと自分に言い聞かせて、真理に肉棒を咥えさせた。少しでも楽にしてやろうと亀頭の先から気を全開で流す。  怖いし、可哀想だしで亀頭だけを咥えさせたら、真理が必死で吸い、舌を絡ませてくる。 「武志様、それでは全然訓練になりません。もっと奥まで。根元まで押し込んでください」  それでも武志がためらっていると、純子は今度は真理を叱った。 「真理、あなたがしっかりしないから、武志様が困られてるでしょ。ちゃんと喉の奥まで使ってご奉仕しなさい」  真理がそれを聞いて少しでも奥まで咥えようと、頭と口を必死に動かす。  純子も武志の動きを見つめている。  そこまでされると武志も逃げ場が無く、意を決して少しずつゆっくりと肉棒を押し込んでいった。  真理が竿に舌を絡めながらどんどん飲み込んでいく。  真理も隊員の基礎として訓練を受けていてディープスロートができることは分かっているが、申し訳ない、かわいそうという気持ちが捨てきれない。  そんな気持ちとは裏腹に肉棒をどんどん押し込んでしまう。  イラマチオはやはり一味違う。真理の頭を持ち自分のペースで動かすと、普通のフェラチオとは違った気持ち良さがある。  真理のコシのある髪に手を入れ頭を掴むと、頭が思ったより小さいことが分かる。その小ささが武志の黒い感情を増幅させる。  また、真理の苦しそうな表情を見ると心の底から黒い感情が湧き上がり、支配欲を覚えてしまう。  ゆっくりやりすぎても真理の息が苦しくなると思うので、適度な速さにして、最後まで抜いて一呼吸おいてから再び入れるようにする。気は全開で流したままだ。  真理の顔には苦痛と歓喜が交互に浮かび、目尻にはうっすらと涙を浮かべている。  苦しさと快感が混ざり合い、訳が分からなくなっているのだろう。 「武志様、いつでもお好きな時にお出しください。最初は真理の顔に掛けて、残りは飲ませてやってください」  普段なかなかできないことを純子が後押ししてくれる。人に言われると武志としても良心の呵責が少なくて済む。  武志は我慢することを一切止め、ただ真理の口を味わうことに没頭した。早く終わらせたほうが、早く真理が楽になる。  興奮のせいか、射精感はぐんぐんと大きくなってきた。  純子も武志に合わせて、深く強く真理の二穴を抉る。  真理は目を閉じ鼻息荒く呼吸しながら、必死に肉棒に舌を絡め、唇を締める。その鼻息が股間に当たるのが感じられるほどだ。  真理の事を考え抑えていた腰の動きも、いつのまにか遠慮の無いものになっていた。  我慢を止め、真理の口を犯すことに没頭すると、快感はどんどん強くなってくる。  先ほどのアヌス舐めで限界近くまで我慢していただけに射精感はすぐに高まってくる。 (出すぞ、出すぞ、出すぞー)  もう精液はすぐそこまで上がってきている。  興奮してこめかみがズキズキし膝もガクガクする。  女の口を犯すことがこんなに興奮するとは。黒い感情がどんどん大きくなる。  我慢を止めた武志の限界は早かった。肉棒がさらに太くなり、亀頭が一回り膨らむ。  それを察した真理の舌の動きが一段と早くなった。 (出る、出る、出る、出るー……)  その瞬間武志は肉棒を引き抜いた。  びしゃぁー……。  最初の噴き上げを真理の顔に掛ける。眼や鼻に入らないように額の中央目掛けて吹きかける。勢いが強すぎていくらか飛び散ったが、ほとんどが目から鼻に掛けて垂れていく。  その様子を見ながら急いで肉棒を真理の口の中に押し込む。  ぶびゅるるるるー……、びゅるるるるー……。 「うおおおおぉー……」  武志は低い声で唸りながら、真理の口中へ精液を放った。普通の射精とは違う、どす黒い魂ごと吐き出すような会心の一撃だ。  真理が力一杯吸い上げながら、舌で裏筋を刺激する。  それで衰えかけた射精が再び勢いを増す。  ぶりゅるるるるー……、ぶりゅるるるー……。 「おおぉー、お、お、おぉー……」 (まだ出る)  びゅるるる、びりゅるる……、びるる……、びゅるっ……。  はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。  武志は最後の一滴まで出し尽くしても、そのままの体勢で動かなかった。  真理が口に肉棒を咥えたまま、溜まった精液を飲み込む。そのゴクッ、ゴクッという動きが肉棒にまで伝わってくる。  そして真理が竿の中に残った最後の一滴をチュルッと吸い込み、舌で亀頭をペロッと舐めた。 「うぅ……」  射精直後の敏感な亀頭を刺激され、思わず小さく声が漏れる。  腰周りが甘く痺れ、膝が崩れそうになるのを意思の力で踏みとどまる。  そして真理の舌が動きを止めた時、武志は肉棒を抜いた。もう出し尽くしたという感じで肉棒は半ば硬度を失い、でろんと垂れた。  お掃除フェラが終わった所で力尽きたのか、真理はゴロンと横たわり動かなくなった。  純子はペニスバンドをはずすと真理の縄を解き始めた。  武志が時計を見ると十一時近かった。これからシャワーを浴び、身づくろいするともうお昼の時間だ。  二時間近くやっていたことになる。  普段できないことをやったので、なにか充実感がある。同時に真理に酷い事をしたという気持ちで胸が少し痛い。  純子と真理はどうだったのだろう。満足できたのだろうか。真理はともかく純子はとうてい満足できないだろう。これはなにかお返しを考えないといけないと武志は思った。  真理の介抱を純子に任せ、武志はシャワーを浴びた。  今日は射精の時、亀頭だけを吸わせた。  喉の奥に出すのも精神的には興奮するが、相手がむせやすいし、むせられると興奮が冷めてしまう。  だから武志は亀頭だけを口の中に入れて出すのが好きだ。これだと相手に吸わせやすいし、口の中に精液を溜めさせることもできる。  もし次の機会があるなら、根元まで押し込んで直接胃を目掛けて射精するのも興奮するかもしれないと武志は思った。 <第74章>  昼食は武志、真理、純子の三人で取った。  真理はまだ疲れているのか量が少なめだ。さすがにあれだけ責められると食欲も減るだろう。  純子は何事も無かったように普通に食べている。純子にとって、午前中のレベルは遊び程度のことなのかもしれない。それでも武志にとっては、新鮮で興奮するものだった。  また昼からもがんばらなくてはと、お腹一杯に食べ物を詰め込んだ。  武志は苦しくなるほどお昼ご飯を食べて、部屋に戻り休んでいた。満腹でうとうとしていたが、純子と真理がやってきたのは一時半をすぎ二時に近かった。  今度は二人とも普通の服を着ている。真理はブラウスにスカートという本当に普通の服だが、純子のほうはボンデージに比べれば普通というだけで、昼間に外を歩けるような物ではなかった。胸元が大きく開き、今にも乳房がこぼれそうな、ドレスに近いワンピースだ。 「武志様、お待たせして申し訳ありませんでした。準備に手間が掛かりまして」  純子が本当に申し訳なさそうに言う。 「いや、全然問題ないですよ。俺も気持ち良くうたた寝してましたから」 「そう言っていただけると幸いです」 「それで今から何をするんですか」 「真理のアヌスを掘ってやってください」  純子のあまりにストレートな物言いに武志は噴き出しそうになる。真理も顔を赤らめている。 「あぁ、はい」  思わず返事がどもってしまう。 「何か問題がございますか」  純子が不思議そうに聞き返す。天然で言っているのか、純子にとってはアナルセックスはキスと同じくらいに普通のことなのだろう。準備に手間取ったというのはこの事だったのだ。 「いや、なんにも問題ないです」  武志はあまりアナルセックスをやらない。アヌスは舐めたり舐められたりなら好きだが、挿入はちょっと敷居が高い。一条流が肛交を重要視していないこともあるし、背徳感、罪悪感が大きいこともある。アヌスにはアヌスの良さがあると思うが、普通に秘肉でやるほうがどちらかというと好きだ。  よく考えてみると、真理とはアナルセックスをしたことがない気がする。今まで相手をしてきた女性が多すぎて一人一人の細かいことまで覚えていないが、真理とはまだのはずである。  まさかアナルバージン。武志の心がざわめいた。  そんな武志の心を見透かしたのか純子が言った。 「真理のアヌスは初めてではないのですが、ほとんど経験がありません。代わりに私が十分に鍛えておきましたから。経験の割にはなかなかの物に仕上がったと思います」  武志はちょっと残念な気がしたが、純子の十分に鍛えたという言葉に再び心がざわめいた。 「それではちょっと準備をいたします」  純子はそう言うと、武志の服を脱がせ始めた。  武志は言っても無駄だろうと、純子に身を任せる。横では真理が自分で服を脱いでいる。その横顔は幾分紅潮しているように見える。  武志は全裸になるとベッドに上がった。真理も続けてベッドに上がると四つん這いになる。  純子もベッドに上がり真理のお尻の所に行くと、武志を呼び解説を始めた。 「どうですか。綺麗に仕上がってますでしょう」  真理のアヌスは色素沈着も少なく綺麗な色をして、ひっそりと口を閉じていた。時間をかけてじっくりと拡張したのか、傷一つ無く盛り上がりも少ない。  心なしか真理の体が震えている。  二人にアヌスを見られ品評される気持ちを察すると武志はかわいそうになってくる。 「すぐにお召し上がりになられますか」 「えっ、あっ、はい」  純子の変な聞き方に武志はとまどったが、ローションを塗る前に味見をするのも悪くないと思った。  武志が顔を近づけると、純子が気を利かせて尻肉に手を掛けがばっと左右に開いた。  武志はまず匂いを嗅いだが、秘肉から立ち昇るメスの匂いを除いて、不浄な匂いは全くしなかった。さすがに綺麗に洗ってきているのだろう。  舌を伸ばして、そっと触れてみる。  真理の尻がぴくっと動き、アヌスがキュッとすぼまった。  武志はそのまま舌先から気を流しながらチロチロと舐めてみる。 「あっ……」  真理からかすかな声が漏れる。  変な味は全くしない、逆にかすかな甘みを感じるほどだ。洗腸剤に何か混ぜているのかもしれない。  武志が舐めているうちに、真理のお尻がくねり始め、秘肉から漂うメスの匂いがますます強くなってくる。 (感じてる)  武志は楽しくなりアヌス舐めに没頭した。自分がやられている時の事を思い出し、舌先で穴をほじってみたり、皺に沿って舐めたり、ちょっと寄り道したりしてアヌスをほぐしていく。  そのうちにアヌスは柔らかくなり、プカッと小さく開いてくる。  武志はここぞとばかりに舌先を捻じ込んだ。 「あひぃー……」  真理が背中を反らしながら変な声をあげる。  武志はその声にますます興奮し、顔を押し付け舌をできるだけ捻じ込んでいく。  内側も完全にきれいにされていて、嫌悪感は全く無い。武志は舌を回し内側にも気を塗り込んでいく。 「あ、あ、あ、あ……」  真理の手がシーツを握り締めている。  武志は調子に乗り、秘肉とクリにも手を伸ばした。親指の腹でクリを押さえながら中指を秘肉の中に潜り込ませた。中は熱く、既にドロドロに溶けている。  指先からも気を流して、変則三点責めで真理を責める。 「あっ、あっ、あっ、あぅー……」  真理がシーツを握り締めながら必死にこらえる。 「武志様、その辺で」  夢中になっていた武志は純子に止められ、はっとして舌と指を離した。  ちゃんと肉棒でイカせようという純子の考えなのであろう。やり足りない気がしながらも武志は従った。  真理はアヌスをヒクヒクさせながら大きく息をしている。 「それではしばらくお待ちください」  そう言うと純子はいつの間にか手にしたローションを真理の尻と自分の指に塗っていく。  たっぷりまぶし終わると、そのままずぶずぶと指を埋め込んでアヌスの内側にもローションを塗り込んでいく。  指一本がスムースに入るようになると、指を二本に増やしてじっくりとほぐしていく。そして七分立ちの武志の肉棒を咥えた。  絶妙な立たせフェラで武志の肉棒はすぐに完全状態まで勃起した。 「あまりほぐしすぎても面白くありませんので、このくらいが一番良いでしょう」  純子はそう言いながら武志の肉棒にもローションをまぶしていく。 「それではお待たせ致しました。どうぞ真理のアヌスをお楽しみください」  あらためて言われると気恥ずかしいが、武志も早く味わいたいので、膝立ちで真理へにじり寄った。  肉棒の先端をアヌスに当てる。そして真理に声を掛けた。 「行くよ」  そして最初から気を全開に流しながらゆっくりと肉棒を押し込んで行った。 「あ、あ、あ、あ……」  亀頭がアヌスを押し広げ中へと姿を消していく。そしてカリがアヌスを広げていく。武志はカリからも全開で気を流し、肛門粘膜を焼き上げる。 「あがっ、あっ、あ、あ、あ……」  武志はカリがアヌスを広げきったところで一旦止まる。肛門粘膜が十分に焼きあがるまでじっくりと時間をかける。  真理が腕を突っ張り、背中を限界まで反らして強烈な刺激に耐えている。全身が細かく震えているのはかなり効いている証拠だろう。  武志はまたゆっくりと肉棒を押し込み、そして根元まで押し込んだ。  純子が言うようになかなかのアヌスだった。入り口はきつく締め付け、腸壁がねっとりと締め上げてくる。  この分野は純子にまかせれば問題ないようだ。他の隊員、愛と優も純子にまかせてお尻を仕上げてもらおうか。武志はふと思った。  しばらくじっとしてなじませてから、ゆっくりと引き抜いていく。 「あぁあー、ああー、あー……」  真理の腸壁が逃すまいとするかのように肉棒に絡んでくる。  武志は抜けるぎりぎりまで引くと、再びゆっくりと押し込んで行った。  真理はすでにおかしくなりそうだった。  純子から凄いとは聞いていたがこれほどとは思わなかった。アヌスが焼けるように熱く、そこから甘黒い愉悦がぞわぞわと背中のほうに上がってくる。その快感は圧倒的で意識を保つのがやっとだ。秘肉で味わう武志とは別次元だ。  アナルセックスは初めてではないし、純子にはさんざんバイブを入れられた。だが、それらとは比べ物にならなかった。大人と子供ほどの違いがある。  このまま続けられると狂ってしまうのではないかと思えてくる。常人が耐えられるものではない。  始めたばかりでゆっくり動いている段階でこれなのだから、激しく動かされたらどうなってしまうのだろう。壊れてしまうかもしれない。  そんな快感と恐怖を感じながらも、真理は純子に教えられたとおり押し込まれる時はアヌスを緩め、抜かれる時は締めた。  だがいつまで続けられるか自信が無かった。鍛え方の足りない自分には無理だと思った。  肉棒が馴染んできたところで武志は本格的に腰を動かし始めた。  最初は入れるときにゆっくりで抜く時は速めだったが、逆にして、入れるときに速めで抜くときにゆっくりに変える。そうして徐々にスピードを上げていく。 「すごいでしょ。これが武志様の真の実力よ。これを一度味わったら、他の男性では満足できなくなるから」  純子が真理の耳元でささやくと、真理が何度も大きくうなずいた。  もう真理はしゃべることもできなかった。口は息をするのが精一杯で、その息さえも満足にできない。  内臓が押し上げられ、口から出そうだ。  苦しくて、苦しくて仕方が無いのに、その苦しさが時折、快感に変わっていく。  そして、フッ、フッと意識が飛びそうになる。  お尻から頭までの間が燃えるように熱く、同時に溶けそうな感覚、体の奥底の本能を揺さぶられるような快感、いくつもの感覚が混ざり頭の中は真っ白で何も考えられなくなっていく。  もう、このままではいくらも持たないと真理は思った。  このままでは早いうちに真理が絶頂に達してしまいそうなので、武志はもっと凄いものを味わってもらおうと、体勢を変えた。肉棒を入れたまま、なんとか苦労して正常位に変える。  そして勢いをつけて一気に子宮を裏から突き上げた。この体勢なら子宮裏を突き上げやすい。  亀頭の先が子宮裏の腸壁を突き上げる瞬間に気の塊を打ち込む。 「ぎひぃー……」  真理から獣のような声が漏れる。  ただでさえ頭がおかしくなりそうな状態なのに、この刺激は強すぎた。真理は数回突き上げられただけで、あっという間に絶頂に達してしまった。  この絶頂は普通の絶頂とは違っていた。  普通のアナル絶頂は深くいつまでも尾を引く、体の底から揺さぶられるような快感だ。  今はそれに加えて子宮に刺激を受けたことにより、子宮からの体を貫かれるような激しい絶頂も加わっている。  二種類の絶頂が体の中を暴れまわっている。  もう全ての思考が停止し、何も考えられない。頭の中は快感だけが渦巻いていた。  それでも武志は動きを止めなかった。しつこいくらいに子宮裏を突き上げる。 「ダ、ダ、ダメ……、もう、もう、イッ、イッ、てる……、から……」  あまりに快感が強すぎ、呼吸も満足にできず、うまくしゃべられない。  それでも武志はやめない。 「こわ、れ、る。こ、わ、れ、る……」  真理はシーツを握り締め、顔をシーツにこすり付ける。背中は折れそうなほど反り返っている。そして体は震え続けている。 「し、死ぬ……」  真理の目は半開きで焦点は合っていない。口は半開きで涎がシーツに染みを作っている。  もうアヌスを緩めるとか締めるの状態ではなくて、ただ武志に揺すぶられるだけの物体に成り下がっている。  もう真理はもたないと判断した武志は最後のとどめに入る。  真理の腰をがっしりと掴み、亀頭の先を子宮裏に固定すると、細かく強く突き上げながら気を流し続けた。 「がぁっ……」  真理はうめき声を残して失神してしまった。  薄く開いた目は完全に白目を見せ、口は半開きのままだ。体がビクッ、ビクッと痙攣を続けているが、呼び掛けに反応は無い。  武志は真理の介抱を純子に任せて先にシャワーを浴びた。  さっぱりして出てくると純子が待ち構えたように話しかけてきた。 「武志様、お疲れ様でした。真理も大変満足したと思います。それで、私は本日限りですので……」  純子も忙しいのだろう。次にいつ会えるかは分からないが、きっとまた純子の手を借りることがあるだろうと武志は思った。 「それで、あのー……」  珍しく純子がもじもじしている。最初に会った時にクスリまで使って自分を襲ったのとは大違いだ。 「もし、お時間がよろしければー……」  そこまで言われてようやく武志は気が付いた。真理の激しく感じる姿をすぐ横で見ていたのだ。純子も興奮して当たり前だ。純子には何かお返しをしなければと思っていたが、そんなことならお安い御用だ。 「もちろん。俺で良ければ」  それを聞いて純子が本当にうれしそうな顔をして、いそいそと服を脱ぎ始めた。そして真理をベッドの端に寄せると、武志と向き合った。 「じゃあ、四つん這いになってもらえますか」 「はい」  純子はしずしずと武志に言われた通りの格好になる。  武志は後ろから純子に近づくと、アヌスに舌を伸ばす。 「あぁ、そんな所を、武志様にそんなことを……」 「俺が好きでやるんだから良いんですよ」  舌先から気を流しながら丁寧に舌でアヌスの皺をなぞる。自分が一番好きな舐められ方を思い出し、感謝の気持ちを込めて舌を使う。  たちまち秘肉からは成熟したメスの匂いが立ち昇ってくる。真理よりも濃い、むせ返るような大人の女性の匂いだ。 「ああああぁー、凄いですー。おかしくなりそうですー」  純子がお尻をかすかに震わせながら伝える。  純子は限界が高いのでいくらでも受け入れられるだろう。武志はますます熱心に舌を使う。  尻穴や肛門粘膜だけではなく、尻穴から丘の頂に掛けての坂道や、会陰も忘れない。尻肉を甘噛みし軽く歯形を付け、尻穴に吸い付く。  そして、秘肉から愛液が滴るほど感じさせてから、ようやくアヌスに舌を差し込んだ。  使い込まれている純子のアヌスはほっこりと盛り上がっていて、とても柔らかい。武志の舌を簡単に飲み込んでしまう。 「あひいいいいぃー……」  純子の悲鳴を聞きながら、武志は舌先を縦横無尽に動かし、アヌスの内側も舐める。  よほど綺麗にしてきたのか真理同様少しも不快なところは無かった。 「あ、あ、あぅー……、い、い、いひいいぃー……」  純子はもう腕で体を支えられず、ベッドに突っ伏し頭と肩をベッドに付けている。  感度が良いのに限界が高い純子の反応は真理よりも激しい。武志はますます楽しくなり、もっと純子を喜ばせてやりたい気持ちでいっぱいになる。  武志は片手をクリに伸ばした。それは既に剥けきっているので、愛液をすくい、指の腹でやさしく塗り込める。 「そ、それは……、ダメですー……」  純子の背中がいっそう反り上がる。それまで開ききっていたアヌスが開閉し始める。かなり効いているようだ。  純子は絶えずあえぎ声をあげながらも武志の責めを受け止める。  さすがだ。遠慮無く責めることができる。武志は感心した。  武志は舌先と腕が疲れて動かなくなるまで続けた。お尻だけではなく体全体に行き渡るほどの量の気を流している。 「もう、もう……、お願いします……」  純子の震えは体全体に及び、爪が剥がれてしまうのではと思うほどシーツをきつく握り締めている。  そこでようやく武志は純子から離れた。  責めから開放された純子は激しく息をしながらぐったりしている。  武志は大急ぎで肉棒にローションをまぶし、純子のアヌスにも垂らした。そして指で内側にも塗り込めていく。 「あっ、あっ、あっ……」  体が燃え盛っている純子は指だけでも敏感に反応する。  そして武志は亀頭をアヌスに当てると、ゆっくりと進んで行った。 「あぁー……」  肉棒全体から気を全開で流している。  カリがアヌスを開ききったところで一旦止まる。そのまま気で粘膜を焼き上げる。 「ひぃー……」  アヌスをいっぱいまで開かれて気を流されるのはかなり効くはずだ。だが、限界の高い純子にはちょうど良いはずと、武志はかすかに腰を前後に動かしアクセントを加える。 「がっ、あっ、あっ、あっ……」  純子のシーツを掴む手に再び力が込められる。  武志もいつまでもこのままではいられない。純子の反応に興奮が増し、早く奥まで味わいたいと肉棒が疼いている。  武志はゆっくりと肉棒を埋め込んでいった。  使い込まれた純子のアヌスは真理とは一味違う。真理よりも柔軟性があり、ねっとり絡みつく感じが一枚上だ。そして締め付け感も強い。  柔らかいのに締りが良い相反する性質を併せ持つ絶品のアヌスだ。  この感覚は秘肉では味わえない、アヌス独特のものだ。たまにはアヌスも良いと、武志はその感覚を噛み締めた。  根元まで埋めきったところで、武志は早くなじませるために、軽く腰を揺すったり、腰を回したりする。  純子の腸壁はすぐさま順応し、肉棒になじんでくる。  武志はゆっくりと引き抜いた。そして、抜けるぎりぎりのところで止まる。もう後はひたすら突くだけである。  真理の時と同じように入れるときは速めで、抜く時はゆっくりと動かす。  さらに真理の時にはやらなかったが、突く角度を微妙に変え上下左右の壁を満遍なくこすってやる。 「凄い、やっぱり凄い。前より凄い……」  純子が独り言のようにつぶやく。  スピードは限界まで上がり、二人の肉がぶつかり合い、パーン、パーンと音が鳴る。  限界の高い真理はこれではイカない。  武志の動きに合わせてアヌスを開け閉めしながら、快感を受け止めている。  このまま体力が続く限り快感を味わってもらうのも良いが、やはり最後は絶頂に達して欲しい。  武志は真理と同じように正常位に体勢を変えた。  そして狙いを付けると子宮裏を思い切り突き上げる。それと同時に亀頭が子宮裏に当たる瞬間に気の塊を撃ち放す。 「ひぎいいいぃー……」  これにはさすがの純子も悲鳴を上げた。  アヌスを抉られるだけでも普通の男とは違う圧倒的な快感なのに、さらに子宮を普通とは違う角度から突き上げられ、気を流されてはたまらない。アナルセックスに特有の体の奥底を揺さぶるようなどす黒い愉悦に加えて、子宮に燃えるような快感を与えられたら耐えられない。 「く……、るいっ……、くっ……、るぅー……」  この調子ならこのまま純子をイカせる事ができるかもしれない。武志は猛烈に腰を動かした。  普通の女性なら十分失神してしまうくらい責めても、純子は絶頂に達しない。  さすがに純子の限界は高い。イキそうでなかなかイカない。  武志は純子の乳房を握り締めた。そこにも気を全開で流してやる。 「くひぃー……」  純子のアヌスが痛いくらいに締まってくる。あと少しだ。武志はさらに責め立てる。  乳首を摘むと捻りあげながら気を全開で送り込んだ。 「ぎひぃいいいいー……」  乳房が長い円錐の形になり、体の動きに合わせて乳首を頂点として激しく振れる。  純子は武志との長い付き合いで体中気が流れやすいはずである。それでも耐えている。  小さくはイキ続けているようだが、本格的には絶頂に達していない。  仕方が無い。最後の手段だ。  武志は両手で摘んでいた乳首を放し、片手で両乳首を摘み、先ほどと同じように捻りあげた。  そして残った手をクリに伸ばして摘むとそこにも気を全開で流した。  これにはさすがの純子も耐えられなかった。  数回子宮裏を叩かれるまでは耐えたが、そこまでだった。 「ひぎいいいいぃー……」  雄叫びと共に純子は壮絶な絶頂に達した。  全身がピーンと伸び、反り返り、硬直し、激しく痙攣し、白目を剥いている。そしてチョロっと股間からお漏らしをしている。  誰が見ても一目で分かる、絶頂の中の絶頂だ。  こんなに凄い絶頂の仕方を武志は始めてみた。  武志は怖くなり、すぐに肉棒を抜くと、純子の様子を確かめた。昔自動車教習所で習った救急法を思い出し、呼吸と心拍を確認する。  呼吸も脈も激しかったが、どちらも動いている。  武志はほっとすると共に、どっと疲労感に襲われた。  真理もまだ目を覚まさない。武志は純子に毛布を掛けるとシャワーを浴びに行った。  武志は体の中に溜まった悪い物を全て出し切ったようなすがすがしい気持ちだった。  あんな酷い事をしたというのに、なぜなんだろうと武志は思う。思ったより自分は良い人間ではないのかもしれない。それなのに正しいことばかり目指していて、その反動で知らない内にストレスが溜まっていたのだろうか。  それを頼子達に悟られていたのだろう。そうだとすると、純子は心の底に沈んだ澱のような黒い気持ちを吐き出させてくれたのだ。武志は純子と真理に心の底から感謝した。  武志がシャワーから戻ると、純子と真理は目を覚ましていた。  二人ともまだ少しぼーっとしていたが、十分に堪能したようで満足そうな顔をしている。  武志の姿に気が付くと、純子が正座をして深々と頭を下げた。 「ありがとうございました。これでまたしばらくの間がんばれます」  この大げさなのさえなければ良いのにと武志は思う。  それより、自分は定期的に純子とアナルセックスをしないといけないのかと武志は思ったが、さすがに口には出さなかった。 <第75章>  二日目の夜、武志は夕食を済ませ、ワクワクしながら時がたつのを待っていた。  今夜は誰が来るのか。二年前は清佳が来た。だが、清佳は昨晩来た。次に清佳より下のレベルの女性が来るとは考えにくい。ということは清佳以上の女性が部隊にいるというのか。  テレビを見ても全く頭の中に入らないので、武志はあきらめて瞑想することにした。  最初の内は様々な想いが頭の中を駆け巡り一向に集中できなかったが、時間がたつにつれて、心のざわめきも落ち着いてきた。  よほど防音に優れているのか周りは怖いくらいに音がしない。武志の意識を乱すものは全くない。  ただひたすら気を整え丹田に集め練り上げる。それを何度も繰り返し、気を濃いものにしていく。二日間でかなりの量の気を使ったが、もう一日使うくらいは十分残っている。  時間の感覚も無くなり、無心に近づいた時、ドアがノックされた。  それは小さな音だったが、武志にはとても大きな音に聞こえた。  目を開けると照明がまぶしい。武志は固まった体をいたわりゆっくり立ち上がった。仮眠を取った後のように頭がすっきりしている。  そしてドアがもう一度ノックされた。武志の鼓動がだんだん早くなる。 「はい。どうぞ」  ドアが静かに開かれ、一人の女性が入ってきた。 「こんばんは、武志さん」  武志はその姿を見ただけでなぜか自然と涙が湧いてきた。  細くスリムな体に長い手脚。それなのに不釣合いなほど突き出た胸。黒く、長く、まっすぐな髪。  彼女以上の美人を今までに見たことがない。  インドネシアで別れて以来の香露だった。  もう会えないかもしれないと思っていただけに、感慨が深い。 「大丈夫なの。元気なの。酷い事されなかった」  武志は声が涙ぐんでしまう。 「長い時間の質問は大変でしたが、大丈夫です。元気です」  香露は微笑みながら答える。  その笑顔を見ただけで、武志は心を引き付けられ、幸せな気分になってしまう。 「自由は無いですが、大切にしてもらっています」 「そっか、それならいいんだ」 「これも武志さんのおかげです。今日はがんばってご奉仕します」  武志は何も言わず香露を抱きしめた。  豊かな胸、体の柔らかい感触、甘い体臭、何もかも前に会ったときと同じだった。  香露が武志の背に手を回し、武志の目を見つめてくる。  その灰色がかった茶色の瞳を見つめると吸い込まれそうになる。  二人はしばらく見詰め合ったあと、自然と目を閉じキスをした。  武志は香露の柔らかい唇、ぽってりした舌を味わった。そして香露の甘い唾液をすする。  香露は唾液の量も多い。飲んでも飲んでも湧いてくる。満足するまですすってから、今度は自分の唾液を飲ませた。  それを香露が喉を鳴らして飲み込んでいく。それだけで武志はうれしくなってくる。  それから武志は香露の口を舌で愛撫していく。唇、歯茎、あごの裏と丁寧になぞっていく。舌先からは最大量の気を流している。  次にお互いの舌を吸いあい、しゃぶる。香露の舌は長めでしゃぶりがいがある。しゃぶっているだけで気持ち良くなってくる。 「んぅー……、んふぅー……」  香露が喉の奥から甘えたような声を出す。その声でも興奮が増してくる。  武志は手をお尻に伸ばし、ぷりっとした感触も楽しむ。  香露はすぐに反応し、体を軽く揺すり、胸をこすりつけてくる。片手は武志の髪の中に差し込まれ武志の頭を引き寄せ、もう片方を首に回してくる。  本当に男の喜ばせ方を知っている。  肉棒はすでに痛いくらいに勃起している。興奮と気持ち良さが頭の中で入り混じり、頭が爆発しそうな気がしてくる。  いつまででもキスしていたいが、これ以上我慢できそうにない。  今からやるべき事は分かっている。自分の持てる力を全て出し切り、香露を感じさせ最高のセックスをするのだ。香露は何も言わなくても、分かってくれる気がする。  武志は口を離して香露を見つめた。  もうかなり興奮しているのか、目の下辺りをピンクに染めている。  武志の方も気を流されているのか、頭の中はかなり快感が渦巻いている。肉棒は完全に勃起し、香露にこすり付けたくてたまらない。  しばらく二人で見詰め合った後、香露が先に動いた。  武志の首筋に舌を這わせながら武志の服を脱がせていく。  首筋だけでも声が出そうなほど気持ち良い。唇を当てて軽く吸われると、体が軽く震えてしまう。  女性に服を脱がされるのは、いつもだと気恥ずかしいだけだが、相手が香露だとなぜかうれしくなってくる。  服が脱がされるのに従って、香露のキスの場所も移っていく。肩から胸、お腹と唾液の跡を付けながら唇は移動していった。  そして、武志のトランクスに香露の手がかかる。  香露は楽しむようにゆっくりと降ろしていく。猛りきった肉棒が徐々に表に出てくる。  トランクスを脱がすと、香露は肉棒に口を近づけ先端に浮かぶ雫をちゅるんと吸い取った。 「あぅっ」  それだけで、腰から頭まで甘い快感がはしり、武志は声を出してしまう。  このまま続けられたら、自分ばかりが気持ち良くなって、香露を気持ち良くできない。武志は香露の肩に手を置き、動きを止める。  そして、香露を立たせると、今度は香露を脱がせていく。さっき自分がされたように、香露の肌を舌で味わいながらだ。  香露の肌はしっとりしているのにスベスベで柔らかい。武志の愛撫にも敏感に反応してくれる。武志は楽しくて仕方が無い。  甘い体臭を嗅ぎながら、嬉々として続ける。そして、下着だけになったところで一旦手を止めた。  香露を立たせたまま、少し離れてその姿をじっくりと眺める。  白を基調とした、大人っぽい中に清楚感を漂わせる下着でとても良く似合っている。刺繍がふんだんに施された、いかにも高級そうな下着だ。おそらく日本製で部隊からの支給品だろう。  ブラはハーフカップで乳輪が見えそうで見えないのが男心をくすぐる。ショーツはハイレグ気味で恥丘の膨らみが良く分かる。  香露は下着姿だと手脚の長さが引き立って見える。武志の方が身長は高いのに、間違いなく香露の方が脚が長そうだ。この手脚が自分に巻き付くところを想像すると、たまらなくなってくる。  武志は我慢ができずに後ろに回ってみた。  小ぶりなお尻の肉にショーツの端が食い込み、プリプリ感を増している。思わず手が出そうになる。  すぐにでも襲い掛かって押し倒したいのを我慢して、ブラのホックをはずす。肩紐をはずすと乳房が現れる。  薄い体から、突如として前に突き出ている。半球型と砲弾型の中間くらいだ。不釣合いなほど大き目の乳房の先には薄い色の乳輪と可愛い乳首が付いている。乳首はすでにぴょこんと立ち、見ただけでコリコリ感が伝わってくる。  武志としてはもう少し恥ずかしがって欲しいところだが、香露は平然としている。お国柄の違いだから仕方が無い。  武志は軽く乳首を吸った。何もしないで先に進むには興奮しすぎていた。 「あん……」  香露が悩ましげな声をあげる。  一口味見をするだけのつもりが、香露の声を聞くとたまらなくなり、武志は両方の乳首を交互に吸いまくった。 (おいしい、おいしい、おいしい……)  乳首を吸っているだけで、気持ちが良くなってくる。いくら吸っても吸い足りない。 「あぁ……、いいぃ……、気持ち良い……」  香露の声がどんどん艶っぽくなってくる。  武志は離れがたさを感じながらも肉棒の疼きに催促され、乳首から口を離した。  再び香露から離れて、ショーツ一枚の姿を眺める。  香露は両腕は体の横に垂らされ、脚を少しだけ交差して自然体で立っている。  武志は香露の姿を目に焼き付ける。もっともっと香露を知り尽くしたい。次にいつ会えるか分からないのだ。もう会えない可能性もある。日本人である清佳でさえ二年も会えなかったのだ。亡命中国人という複雑な立場の香露はどうなるか見当がつかない。  武志は香露にポーズをとってもらう。 「両手を頭の後ろで組んでください」  香露が言われたとおりポーズをとる。  この姿は脇の下から乳房に掛けての微妙なラインが良く見える。脇の下の窪みが丸見えだ。  武志は食い入るように見つめる。  滑らかな脇の下から乳房の裾野へと繋がるラインはいくら見ていても飽きない。  普通香露くらいスリムだと、脇の窪みまで痩せていて変な皺が寄っていたり貧相な感じがするものだ。しかし、香露はこんなところまで完璧だった。ほっこりしていて、ツルツルのスベスベで微塵の黒ずみも無い。まるで舐められるのを待っているようだ。吸いついて、心ゆくまで舐め回したいのをぐっとこらえる。  次に指を組んだまま背伸びをして、頭を後ろに傾けてもらう。  乳房が上下に引き伸ばされると同時に、脇の下から二の腕への柔らかそうなラインも堪らない。脇腹から脇の下まで狂い死ぬまでくすぐりたくなる。  また細くて長い喉と首のラインも素晴らしい。吸血鬼ならずとも噛み付きたくなる。  美しい女性は本当にずるいと武志は思う。どんなポーズでも美しく絵になる。香露の場合、そこに猥雑さは全くなく芸術性を感じる。  武志としてはここに恥じらいが加わってくれれば120点なのだが、それだけが悔やまれる。  最後に両腕を背中で組んでもらう。  こうすると胸が突き出され、強調される。ただでさえ突き出ている乳房がさらに飛び出ている。それを武志は前から、横から、斜めからと角度を変え飽きるまで眺める。まだまだ眺めていたかったが、肉棒が痛いほど勃起し、もう我慢できそうにない。我慢汁は先端から竿を伝って玉の方にまで垂れていた。  武志は最後の一枚を時間をかけてゆっくり降ろす。  綺麗に手入れがされた陰毛とその下に性器が見える。そこだけをみるとまるで高校生のようだ。  陰毛は薄く、秘肉は色が薄く、小陰唇のはみ出しも少ない。とても綺麗だった。  すぐにでもかぶりつきたいのを堪え、手にしたショーツの匂いを嗅ぎたいのも我慢する。あとでいくらでも現物に触れられるのだ。  武志は香露と手をつなぎ、ベッドに上がった。  武志はベッドの上に仰向けで寝かされた。とりあえずは香露にまかせる。  香露は上に覆いかぶさりキスをしてきた。  長めの舌が口の中の色々な場所を這い回る。唇の裏、歯茎からあごの裏までくまなく舌で愛撫される。  手脚も体に絡められ、乳房を押し付けられ、お腹で肉棒を押される。  香露はおそらく体の各所から気を出しているのであろう。体の色々な所から快感が同時発生的に湧き上がる。  さらに上から唾液が流し込まれてくる。さらさらしていて、かすかに甘みがある。武志は香露のぼってりした舌ごとすすった。  もうどのくらい続けているのか分からないほど続いた頃、舌が痺れたのか香露の動きが鈍ってきた。  そこで武志は自分の番だと、香露の口の中に舌を差し込んだ。  今度は香露が舌を吸う番だった。香露はただ吸うだけではなく、唇で舌を挟んで愛撫しながら吸う。舌のフェラチオだ。  武志も負けじと、時折舌を引っ込め唾液をたっぷりとまぶしては差し出す。もちろん舌からは気を流している。  両手も香露の感じるポイントを探して体をさまよう。首、肩、脇腹、背中の中心線、お尻と指先から気を流しながら探っていく。 「んふぅー……、ふぅーん、んんぅー……」  香露は喉の奥から悩ましげな声を出して、男心をくすぐってくれる。  武志は頭の片隅で香露は気を消化できることを思い出す。気を流すのは無駄なのではないか。  だが、すぐにその考えを打ち消す。勝ち負けじゃない。香露を最高に感じさせればいいのだ。全開で流して香露が今まで味わったことの無い世界へ行ってもらおう。  武志は悩むのをやめた。  舌が動かなくなるまで香露の口の中を貪ってから、武志は口を離した。  次に香露が武志の体に舌を這わせてきた。  まずは顔中にキスの雨、いや嵐を降らせる。額から、頬から、まるで犬が飼い主の顔を舐めるかのようにじゃれ付いてくる。香露はキスだけは飽き足らず、本当の犬みたいに顔を舐めてきた。顔中に香露の甘い唾液の匂いが広がる。  こんな美しい女性にキスされまくってうれしくない男が居るだろうか。武志はまるで恋人同士のような気分になってくる。  香露は武志の顔をベトベトにすると、一転してねっとりと首筋にキスしてくる。  今までの少ない逢瀬で武志の好みを既に覚えているのか、絶妙のテクで武志を楽しませる。唇と舌の使い方に文句の付けようが無い。手も脚も、体全体も遊んでいない。武志の感じるところを的確に責めてくる。  唇は表側だけではなく、内側も使い、強弱をつける。舌も先から腹まで、さらに裏側も駆使する。それも力の入れ具合を刻々と変え、武志に飽きを感じさせない。さらに気を流しているのだろう。香露の舌や唇が触れる所は最初熱くなり、それが段々と内側から痺れるような快感に変わっていく。  武志は目を閉じ、うっとりしながら香露の技を満喫した。  香露は昨夜の清佳に劣らぬ丁寧さで武志の体を舐める。首の表側が終わると、肩から腕へと移動していく。  その間、香露は武志の感じる度合いを性格に把握して、じれったくないちょうど良いレベルで快感の海を漂わせてくれる。武志の快感が落ちかかると、自分の腹で肉棒を軽くこすり、乳房を押し付けてくる。快感が盛り上がりかけると、微妙に感じるポイントをずらし、適正レベルに戻す。  清佳とはアプローチが違うが、男を喜ばせる最高のテクニックだ。  もし、清佳と香露が技術を教えあったらどうなるんだろう。他の女性の事を考えるのは良くないと思いながらも、想像してしまう。もう耐えられないくらい感じてしまうのではないか。  それに、もし清佳と香露で二人同時に責められたら……。きっと死ぬほど感じるだろう。いつかそんな日が来るのだろうか。武志の妄想は止まらなかった。  そんな武志の妄想を吹き飛ばすように、指までしゃぶり終えた香露は武志の腕を持ち上げ脇の下に吸い付いた。  腋毛などものともしないで、吸い、舐め、歯を当てる。 「んんっ……」  好物の脇の下舐めに武志は軽く声を漏らした。  ほんの少しのくすぐったさと、痺れるような快感が湧き上がってくる。  香露は手を抜くことなく、脇の下を味わいつくすと反対側に移る。そこも前以上の丁寧さで武志を感じさせる。  そこも味がなくなるまで舐め尽くすと、香露は乳首に移ってきた。  まずは自分の乳首で武志の乳首をくすぐってきた後に、チュッと吸いついてくる。  香露の熱心さに拍車がかかる。もう一心不乱に武志の乳首を吸い、舐める。もう片方の乳首は爪の先でカリカリと引っ掻いている。 (あぁ、すごい……。気を流されてる……)  武志は自分の乳首が今まで体験したことが無いほど疼くのを感じていた。内側から先まで、ズキンズキンと脈打つのが分かる。さらにその疼きが他の部分へと広がっていく。  武志は胸を押し上げ、もっと欲しいとせがむ。そして香露の頭を自分の胸に押し付ける。武志の快感は一気に跳ね上がっていた。 (あぁ、ダメだ)  武志はさらなる快感を求めて、腰を突き上げるが、そこに香露の体は無く、肉棒は宙を切る。  香露は武志の反応を見て、カッカッカッカッと乳首を高速で甘噛みした。  その瞬間、武志の体に甘くて強い電流が流れた。 (おおおおぉー……)  武志の体が突っ張り、腰が持ち上がる。肉棒からは何も出ていないのにビクンビクンと跳ね、痺れるような快感が腰に広がる。  武志の体から力が抜け、快感の波がスーっと引いていった。 (何だったんだ。今のは……)  初めての経験に武志はとまどってしまう。まるで女性が軽くイッた時のような反応をしてしまった。  俺はイッたのか? 男でもイクのか?  男を空撃ちでイカせる、香露のとんでもないテクニックに武志は驚き、感動し、そしてあきれた。  香露の舌は胸を離れ、お腹をすぎ、鼠蹊部に移っていた。そこを舐められるのも武志は好きだった。股間から腰骨にかけてのVライン、そこをじっくり責められると腰が痺れるような快感が広がる。  香露にじっくりと気を染み込まされ、一旦落ちた武志の性感は再びじわじわと上がってくる。熱が股間にも伝わり、肉棒が脈打ち始める。  香露は間をおかず、太ももへと移った。武志の脛の辺りに跨り、両足で挟み、正座から上半身を倒した格好で太ももの表側を舐めてくる。  そこにも武志の強い性感帯があり、香露の舌が通る度にピリピリした鋭い快感が走った。  香露は片足を舐め終わると、もう片方に移り同じように責めた。  ポイントを突かれる度に武志の体には電気が流れ、体をひくつかせ、小さく唸ってしまう。  武志が体力を消耗しかけたところで香露は脚から降りた。そして両足の間にうずくまると、太ももの内側に舌を這わせてきた。  そこは表側以上に武志の弱点だった。ただでさえ感じるのに、香露の髪の毛の先が当たり、鼻息が掛かり、武志はくすぐったさと強い快感を覚えていた。  香露はそこにもたっぷりと気を流してきた。太ももがズキズキと疼き、その疼きが股間へと広がっていく。先ほどから肉棒は一切触れられていないのに、刺激を求めていなないている。今なら軽くこすられただけで射精してしまいそうなほど、追い込まれつつある。  もし今、咥えられたら、とんでもない量の精液を吐き出しそうだ。  武志はあらためて気の力の偉大さに驚いていた。気が付くと、いつの間にかに射精近くまで追い込まれている。  もう、このまま香露の口の中に出したい。そして、ゴクゴクと飲ませる。香露を内側から自分の物にしたい。汚したい。そういった想いが頭の片隅で沸々と湧き上がる。  きっと物凄い気持ち良さと征服感だろう。香露の美しい顔が肉棒を咥え、白い喉を鳴らして精液を飲み込む姿を想像するだけで射精感が込み上げてくる。  武志はその気持ちを理性で抑える。それでは自分だけが気持ち良くなってしまう。もっと香露を感じさせたい。香露に気持ち良くなって欲しい。  武志は丹田に力を込め、射精感を抑えた。精神を集中して気を練り直す。今度は自分の番だ。  香露がいよいよ股間に取り掛かろうとしたところで、武志は優しく止めた。  香露は一瞬、えっという顔をしたが、すぐに武志の意図を察して、引き下がった。そして武志に身を任せる。  武志は香露をベッドの真ん中に寝かせると、ゆっくりと覆いかぶさった。重くないように肘と膝で体を支える。肉棒はまだ敏感なままなので、香露の体に当たらないように腰を浮かせ気味にする。  まずはスタートの合図代わりにチュッとキスをする。それから、さっき自分がやられたことをそのまま香露にやってみる。顔中にチュッ、チュッ、チュッと細かくキスを繰り返してくると、なぜだか楽しくなってくる。キスが止まらなくなっていく。  自分で自分の行為に煽られていく。まるで怒りっぽい人が自分の怒った声に興奮してさらに強く怒ってしまうみたいな状態だ。興奮を拡大再生産してしまっている。  そして、キスだけでは物足りなくなってくる。香露がやったみたいに、顔をペロペロ舐める。これも続けていると止まらなくなってくる。  すると、なぜか心の底から香露が好きだという気持ちが湧いてきて、想いがどんどん強くなっていく。  顔を一舐めするごとに、香露へスキと伝えているような気がしてくる。  武志は自分でもこの気持ちが、人間愛なのか、女性として好きなのか、恋人としてか、セックスパートナーとしてなのか分からない。  香露と結婚したいかと問われたら、そんな気は全く無い。想像したこともないし、想像できない。  では、香露と恋人になりたいかと聞かれたら、全く無いといえば嘘になるが、ほとんどない。それに、美咲と別れる気は全く無い。  もしかしたら独占欲なのかもしれないと武志は思った。こんなに素晴らしい女性を他の男に渡すなんて考えられない。その気持ちが強くなりすぎて自分でも分からなくなっているのかもしれない。  ただ、一つ確かなのは今はこの溢れる思いを止められないということだ。もう想いが強すぎて自分でも、どうして良いか分からなくなってきた。香露の顔を舐め、マーキングすることでしか発散できない。  香露もさっきはそんな気持ちだったのか。まさか気の力ではないよなと武志は思った。  武志は思う存分香露の顔を汚し自分の跡を付けたところで、ようやく顔を離した。  香露は嫌そうな顔をするどころか、むしろうれしそうな顔をしていた。この変態っぽい行為に、そんな顔で応えられ、武志の熱い想いが頭の中で振り切れた。  香露に飛び掛るように抱き付き、強く抱きしめ、美しい首筋にしゃぶりついた。もう後先の事を考えず、ひたすら香露を求めた。キスマークを付けたらいけないとかの考えはどこかに行き、思い切り吸い付いた。気は最大限というか限界まで放出する。  感じやすい香露はすぐに反応し、声をあげて快感を表に出す。  その声で武志はさらに感情が昂ぶってしまう。首だけでは我慢できず、肩から腕まで夢中で舌を這わせる。もう香露の肌全てを自分の唾液でコーティングし尽くさないと気が済まない。  指も一本ずつしゃぶり終え、ようやく武志は一息ついた。  香露の上半身は白い肌がすっかりピンクに染まっている。体をくねらせ、息も荒くなっている。  横になっていても胸の形はほとんど崩れず、高さを誇っている。詰め物でもしているのではないかと思ってしまうが、気の通り具合から考えて本物の乳房に間違いない。生まれつきの形、若さから来る張り、訓練による筋肉がこの形を保っているのだ。  武志は少しだけ落ち着きを取り戻し、乳房に手を伸ばす。 「あ、あ、あ、あ……」  すでに気が広がっているので、香露は指が触れただけでも大きく反応する。  張りのある乳房はかすかな抵抗をみせるが、指はゆっくりと沈んでいく。  香露は乳房からも気を流せるのか、揉むだけで武志は気持ち良くなってくる。うれしくて、楽しくて、温かい気持ちになる。頭では最初は優しく丁寧にと思っているのに、あまりに良すぎて指先にどんどん力が入ってしまう。  それにつれ香露の反応も大きくなっていく。身をよじり快感を武志に訴える。  元は小さめの乳首は完全に立ち上がり、一回り大きくなっている。いまにもはじけそうな感じだ。  武志は乳房が形を変えるくらい、力一杯に揉み込む。乳房の根まで揉み潰す勢いで揉みまくった。 「あいいぃー、いっ、いいいいぃー……」  敏感な香露の体だが乳房は一際感じやすいようだ。一旦落ち着いた武志もまたすぐに興奮のスイッチが入ってしまう。  香露の分かりやすい感じ方は男を変えてしまう何かがあった。  もっと感じて。壊れるくらい感じて欲しい。  武志は無我夢中で乳房を揉んだ。そして片方の乳首を咥えた。 「ひぃー……」  香露が大きく反り返り、長い首筋を武志に晒す。胸も突き出され、武志の乱暴な愛撫に自ら差し出してくる。  香露の甘い体臭が強くなり、かすかに子供のような乳くさい香りも混ざっている。  武志は乳首を吸い、噛み、高速で弾いた。全力で乳首を苛める。 「ダ、ダメー……、ダメですー……」  香露が激しく身をよじって快感を訴える。もう狂い死ぬのではないかと思うくらい感じている。  武志はこれほど激しく悶える女性を今まで見たことがなかった。きっと敏感なのに限界が高いという香露ならではの反応だのだろう。一般の女性ならとっくに絶頂に達しているはずだ。 「おおおぉー……、×××……」  香露から悲鳴にも似た絶叫があがる。最後の方は何を言っているのか分からない。中国語かもしれない。  それで武志はやりすぎた自分に気が付いた。  乳房から手を離すと、ピンクを通り越し赤く染まり、少し腫れあがっている。  武志は自分でも自分が分からなかった。今日の自分はおかしい。すぐに熱くなり、暴走してしまう。  最初は、今までに学んできたこと全てを香露にぶつけるつもりだった。  まずは心と体をほぐすための軽い愛撫から入り、下準備でかすかに気を流す。心地良さを体全体で味わってもらい、リラックスしてもらう。そして……。  そんな事を考えていたのに、気が付けば全力で責めている。  落ち着くんだ。武志は自分に何度も言い聞かせた。  生涯これ以上の女性とは会えないかもしれないという人を前に冷静になるのも無理な話かもしれない。だが、自分はもっと落ち着いた人間だと思っていた。今日は自分でも意外だ。ここまで自分の感情をコントロールできないのは初めてだった。  ひとまず落ち着いた武志は次に香露の両手を取り、頭の上でベッドに押し付ける。  香露の脇の下が丸見えになる。  見るだけでツルツルのスベスベなのが良く分かる。少しの黒ずみも無いうえ、窪みはほっこりしていてとても美味しそうだ。  痩せた女性の場合、脇の下まで痩せすぎて皺が寄っていたり、貧相に見えることがあるが、香露はスリムなのに脇の下までベストの肉の付き具合だ。どうやれば、ここまで完璧に体型をコントロールできるのか不思議になってくる。  武志は吸い寄せられるように口を付けた。  香露は脇の下まで甘い香りがした。それに加えて大人の女性の、男の本能をくすぐる匂いが混ざり、鼻の奥から胸の中にかけてがカァーッと熱くなる。  まずは軽く唇を当て、チュッ、チュッとキスをする。 「あっ……」  それだけでも香露は身をよじってくすぐったがる。  武志は舌の先を尖らせて、チロチロチローとくすぐるように掃いた。 「いやぁー」  香露はあまりのくすぐったさに暴れ出す。脚をジタバタさせ、腕を振り解こうとする。  武志は全身を使って香露を押さえ込み、さらに舌の動きを速めた。 「ダメ、ダメ、ダメ、ダメです。我慢できなーい……」  嫌がられれば嫌がられるほど、武志は責めを激しくする。窪みだけではなく、その周りの筋に沿ったり、脇腹の方に下がったりと範囲を拡大していく。  しばらくすると香露は疲れたのか暴れ方が少しずつ弱まってくる。暴れて逃げるというより、体をくねらせるようにしている。  疲れたのではなくて、気が効いてきたのだ。敏感すぎる香露は最初、快感よりもくすぐったさの方が強かったが、徐々に逆転して快感が上回ってきていた。  香露がいくら限界が高いと言っても、脇の下を徹底的に責められたことなど一度も無い。  くすぐったさと快感が入り混じる不思議な感覚に香露は戸惑いを覚えていた。 「あっ、あぁ……」  寒気にも似たような思わず首をすくめてしまう感覚がする。武志の舌の触れる所が熱くなり、その熱が肩、胸、腕へと広がっていく。  武志が気を使うことは分かっていたが、こんな所に使われるとは思っていなかった。  慣れない感覚に香露はどう対処してよいか分からない。大声で叫びたくなってくる。  もう止めて欲しいような、もっと続けて欲しいような、自分でも分からなくなってくる。  その時余っていた武志の手が反対側の脇の下に伸びた。そこをツツツーッと二の腕から脇腹まで指先で軽く撫でていく。 「はうぅー……」  香露は体を突っ張り、声をあげる。舌とは反対側なのに、過敏に反応してしまう。  武志は味を占めて、なんども指先で往復する。上から下へと指先で撫で降りたかと思うと、続けて下から上へと爪の先で触れるか触れないかという具合で撫で上がる。  その微妙な感覚の違いも香露の快感を押し上げる。  武志が口を反対側へ移した。そこも同じように手を抜くことなく舌を使ってくる。  香露はここまで丁寧な愛撫を受けるのは初めてだった。  中国の男達の相手をする場合、まずは徹底的に愛撫とフェラをさせられる。そして男は形ばかりに胸を触り、秘肉をいじり自分を啼かせるとすぐに挿入してくる。さすがに男達は選び抜かれただけあって、肉棒は太く、長く、硬い。そして持続時間も長い。それで気を失うまで責められる。  そのせいでかなりの快感まで耐えられるようになった。  だがここまで愛撫をされると、感じすぎてかなり体力を失ってしまっている。  それに武志の気によって体力の消耗が激しい。中国にも気を使う男は居る。だが、武志は中国の男達とはレベルが違う。気の量が一桁以上違うのではないか。このままでは武志の気が尽きる前に自分の体力が尽きてしまう。  香露はふと中国に残してきた家族の事を思い出した。  武志は香露をさんざん狂わせ、味がしなくなるまで脇の下を責めた。香露の肌がふやけてしまうほどだ。  香露は少しぐったりしている気がする。武志は少しやりすぎたかなと、今日何度目か分からない反省をした。  香露を落ち着かせるために、武志は今度こそと思いながら、丁寧にやさしくキスしていく。  先ほどやり残した肩から鎖骨にかけて、胸を飛び越し、お腹へといつくしむようなキスをしていく。両手もやさしく香露の肌を撫で気を染み込ませていく。  香露は息も整い、再び声をあげ始める。  武志は香露の形の良いおへそでしばらくじゃれた後、太ももへと移動した。  自分の感じるポイントを思い浮かべながら香露の太ももを責める。 「あぅー……」  同じ所は香露も感じるのか体に力が入っている。武志は二人の間の共通点を見つけたようでうれしくなった。  内側の敏感なところは後回しにして、表側を何度も往復して唾液を塗りつける。空いた手でもう片方の太ももを撫で、脇腹をくすぐったく無いように注意しながら指先で軽く触れていく。  香露の反応が良いので、本当にいつまで舐めていても飽きない。時間もまだまだたっぷりある。  武志は反対側の太ももも唾液まみれにすると下へ降りていった。膝から無駄毛の一本も無い脛を通り足へたどり着く。そして足の指を一本一本、丁寧にしゃぶった。指の股も舌先でくすぐる。  足の嫌な匂いは全く無く、爪も綺麗に手入れをされている。汚いとは微塵も思わなかった。というより香露の体に汚い所があるとは思えなかった。  ふと香露の顔を見上げると、初めての経験なのか驚いた顔をしている。  初めてなのかと思うと武志はうれしくなってくる。しゃぶり方にも熱がこもる。  香露が時折足の指で舌を挟んでくると、コミュニケーションしているみたいで、さらにうれしくなってくる。  武志は全ての指をしゃぶり終えると、口を離して香露の裸身を眺めた。  香露は目を閉じ、ゆっくりと息をしている。呼吸に合わせて胸がかすかに上下している。そして、白い肌が風呂上りのように全身ピンクに染まっている。  ここで武志は一瞬だけ悩んだ。体の裏側も愛撫をするか、それとも最後の取って置きの場所に進むか。  相手が普通の女性なら裏側だろう。だが、香露の場合、気が溜まらない。せっかく時間をかけて愛撫したのに、裏側に進む間に表側の火が消えてしまいそうだ。  武志は意を決すると、香露の脚を広げてその間に陣取った。  まずは、さきほどやり残した太ももの内側だ。  そこはじっとりと蒸れていた。それに秘肉からは甘酸っぱくて南国のフルーツに似た濃厚な匂いが漂ってくる。  武志は胸いっぱいに匂いを嗅いでから、太ももに口を付けた。内側は香露の柔らかい体の中でも特に柔らかい。舌先にプルプル、プヨプヨした感触が伝わってくる。  感じるポイントを探しながら何度も口を往復させる。舌先で円を描いたり、軽く吸ったり、思う存分楽しむ。  香露は脚をモジモジさせてている。秘肉から溢れ出る液も濃い物になり、武志の鼻に届く匂いも強くなっていく。  武志は舐める範囲を広げ、秘肉ぎりぎりまで進んでは引き返す。秘肉は一番最後の楽しみに取っておくつもりだ。  片方を舐め終わると反対側に移る。そしてそちらも舐め終わると、また元の方の太ももへ戻る。  武志は飽きるまで香露の太ももを楽しんだ。 「あ、あぁ……、もう、もう……、ください……」  香露が泣きそうな顔で切なさを訴える。  股間のすぐ近くを責められ、気を流されて子宮の疼きは限界に近づいている。強い快感を耐えることに慣れていても、焦らされることには免疫が無い。  お腹の奥をかき回して欲しくて堪らない。こんな気持ちになるのは初めてだった。 「もうちょっとだけ我慢してね」  武志は最後の仕上げに取り掛かる。残しておいた鼠蹊部に口を移した。太ももと同じように舐め、吸い付く。  単調にならないように舌の動きを複雑に変え、香露を追い上げる。 「あっ、あぁ、ダメ、ダメ、もう、もう、ください。早く、早く武志さんをください」  香露の声が切羽詰ったものになってくる。 「もう少し、後ちょっとだから我慢して」  武志は反対側の鼠蹊部にも舌を這わせる。 「あぁー、もう、ほんとにダメです……。早く、早くください。もう、あぁー……」  香露の体が細かく震えだす。体全体が突っ張ったり、緩んだりしている。腰も持ち上がり、武志の顔に腰を押し付けんばかりになっている。  香露の状態に武志は興奮が止まらない。香露ほどの美人にせがまれて我慢するのはとても辛い。  武志はすぐにでも挿入したいのをこらえて、再び香露の脚の間に陣取った。  これから最後の場所である。  武志は香露の股間に顔を近づけた。  武志の唇がクリに当たった瞬間、香露の体の中を電流が走りぬけた。  体が反り返り、腰を思い切り武志の顔に押し付ける。  頭の中が瞬間的に真っ白になり、快感が爆発する。気を失ってしまいそうだった。  武志の口は秘肉に移動し、溢れる愛液をすすっていく。すする合間には秘肉の襞を一枚ずつ丁寧に舌でなぞっていく。そうかと思うと秘肉の中に差し込み、中をほじくり返す。  香露は腰が分解しそうなほど強い快感に襲われていた。  中国の男はクンニなどしない。女を性欲処理の道具だと思っているのだ。女を苛めて喜ぶ男は居ても、女を喜ばせるのが好きな男は居ない。  中国の男とは違う武志のやり方に香露はとまどいながらも、日本の女性に嫉妬を感じた。  武志の相手はいつもこんなに凄い事をされているの。  焦らされた後のクンニは今までの愛撫とは次元が違う。絶頂を堪えるので必死で、もう武志を感じさせるどころの話ではない。  頭の中では快感が渦巻き、どんどん思考力を奪われていく。  このままではダメだ。自分一人が先にイッてしまう。今イッてしまったら、もう後は立て続けにイカされ続け、最後には武志に堕とされてしまう。  香露は気力を振り絞り、クリと秘肉から気を流す。そして上半身を捻り武志の下半身を自分の頭の方へ引き寄せる。  武志は意図を理解したのか、素直に香露の顔を跨いできた。  目の前で肉棒が急角度でそびえている。限界まで勃起し脈打っている。  香露は肉棒を掴むと自分の方へ向け、ためらうことなく咥えた。そして、亀頭に舌を絡め、全力で気を流した。 「うおぉー……」  今度は武志が吼える番だった。  香露の素晴らしい体を前にし、あえぎ声を散々聞かされ、加えて気を流されている。武志の性感もかなりの所まで高まっていた。  そんな状態で肉棒を咥えられ、亀頭に鋭い快感が走った。あやうく漏らしてしまうところだった。  武志は丹田に力を込め、射精感を何とか押さえる。そして亀頭の先から香露の口の中へ気を全開で流し込む。  そしてお返しとばかりにクリに吸い付いた。 「あっ、ああああぁー……」  香露の声が一段と大きくなる。  武志は甘みさえ感じる極上の甘露を吸いまくる。香露の中からは尽きることなく愛液が湧いてくる。香露はクリからも気を流しているのか、どんどん思考力を奪われ、ふっと意識を持っていかれそうになる。  それは香露も同じようで、急に口の動きが止まったかと思うと、数秒後には再び舌が肉棒に絡みついてくる。  今は武志が有利な男性上位のシックスナインだからいいが、これが逆に香露が上ならば耐え切れずに吹き上げてしまうところだ。  このままでは二人ともイッてしまう。香露の反応をみても余裕は無さそうだ。香露の口の中に出したい欲求もあるが、やっぱり最後は秘肉の中だ。香露の中を味わわずに終わるなんて、もったいなさすぎる。  武志は香露の口から肉棒を抜き、一旦離れる。  そして大きくゆっくり息を吸い、そして細く長く吐き出す。その間約二十秒。できる限り気を整え、再度丹田に落ち着かせる。だが、短い時間では射精感までは押さえ込めない。  激しく脈打ち、疼く肉棒をそびえさせながら武志は香露の脚の間に膝立ちですすんだ。  香露は目を閉じ、大きく息をしている。両脚はいっぱいまで広げられ、秘肉もプカッと口を開いて武志を誘っている。秘肉からは白く濁った愛液が溢れ、お尻のほうへと垂れている。小さめのクリもぴょこんと立ち上がり、香露の快感の大きさを表している。  武志は香露の太ももをかかえると、ゆっくりと肉棒を沈めていった。 「んんんんぅー……」 「おっ、おっ、おっ、おっ……」  二人の口から同時に声が漏れる。  香露の中は熱く、ヌルヌルで完全に溶け切っていた。狭くて、きつい。それでいて柔軟な膣肉が複雑な動きをしながら絡み付いてくる。  処女と処女と塾女の良いところを合わせ持つ最高の秘肉だった。その上に気を流され神経を直接されるような刺激が加わり、武志は声をあげずにはいられなかった。  あまりに快感が強すぎてゆっくりとしか動くことができない。逆にゆっくり動くことで秘肉の構造と感触をじっくりと感じ取れる。  武志は存分に味わいながら腰を押し進め、根元まで埋めきった。 「おぅー……」  敏感になっている亀頭に子宮口が当たり、武志はまた声を漏らした。  香露も体の一番深い所を押され、体を反らして快感に震えた。  武志は快感が強すぎて動くことができない。  何度か深呼吸をし精神を集中する。お腹とお尻に力を入れ、射精感をなんとか押さえ込む。そして、ゆっくりと肉棒を抜いていった。 「あ、あ、あ、あー……」  膣壁を抉られる感覚に香露がうめく。  武志は肉襞がカリに引っ掛かる様子を感じながら、快感に耐える。秘肉の入り口が指で握っているように締まり、肉棒をしごく。  歯を食いしばりながら、ぎりぎりいっぱいまで抜くと、再び押し込んでいく。  苦痛に感じるほどの快感の大きさだった。股間から腰にかけて常に甘い電流が流れ、それが背中を這い登り脳にまで届く。頭の中は快感が渦巻き、まともに考えることができない。  もっと香露を感じさせたい。香露を感じたい。ただそれだけの事を考えながら武志は腰のスピードをあげていった。 「あー、あー、あぁー、あー……」  香露からは絶え間なく声が漏れている。体は細かく震えている。シーツが破れるくらい強く握り締めている。 (もっと、もっと香露を感じたい。まだ香露を全部味わっていない)  武志は香露の両手を掴み、引っ張った。そのまま自分の脚の上まで引き上げると、対面座位の体勢になる。  香露の背中に手を回ししっかり抱きしめると、口を吸った。  香露もすぐに武志の背中に手を回すと、体を密着させ舌を差し込んできた。長い脚は武志の腰に巻きつけられている。  今の状態をビデオに撮っていないのが悔やまれる。香露の長い手脚が自分に巻きついている姿は、とても美しく、興奮するものに違いないのに。  自分では見られない香露の姿を想像し、武志は夢中で舌を吸った。 (美味しい……。すごい……)  脳は気で溶かされ、おかしくなりそうだった。  亀頭の先に香露の体重が掛かり、まともに当たっている。そこから絶え間なく大きな快感が流れ込んでくる。二人とも動いていないのに、秘肉は独自の生き物のようにうごめき絡みついてくる。  胸には乳房を押し付けられ、快感が染み込んでくる。背中に回された手からもゾワゾワした快感が湧き上がってくる。  じっとしていても気持ち良いが、香露は我慢できなくなったのか、体を上下に揺すり始める。  二人の体は汗で濡れており、それが自然のローションとなり、スムースに体をこすり合わせられた。  キスしたままなので、かすかにしか動けないが、それでも十分な刺激だ。 「んぅー……、んふぅー……、んんー……」  香露の口からとても悩ましげな声が漏れてくる。  武志も香露のお尻に手を回してプリプリ感を確かめる。そして、腰を突き上げるようにして応える。  亀頭の先がコンコンコンと子宮口にぶつかる。その度に武志は痺れるような快感を耐えなければいけなかった。  乳房がこすりつけられる感触も素晴らしいし、まだキスしたままなので、頭もしびれっぱなしだ。 (まだ、まだだ。まだ、香露の全部じゃない。もっと香露を味わうんだ)  武志は自分だけ後ろへ倒れ込むと対面座位から騎乗位の体勢になった。  香露は自由に動けるようになったので、すぐに腰を動かし始める。  膝を付き股間を密着させると、腰から下だけを前後に動かし、恥丘をこすり付けてくる。  さいしょはゆっくりだったのが、どんどんスピードが上がっていき、はげしくこすり付けてきた。  香露が往復するたびに、亀頭の先が子宮口や膣壁にぶつかり痺れるような刺激が発生し、身をすくませてしまう。だが、あまりに動きが激しすぎて恥骨同士がぶつかり合い少し痛い。その痛みのおかげで何とか武志は射精をこらえることができた。  香露は次に膝を立て、相撲の四股を踏むようながに股になった。両手は武志の胸の上に置いている。そして腰を上下に動かし始めた。  香露は秘肉の入り口を思い切り締めていて、まるで肉棒を指でしごかれているというか、秘肉で磨かれているような感じがする。  武志は楽で良かったが、香露にとっては大変な作業のようだ。肩を始点に膝を屈伸させ腰を高速で上下させるのは、筋肉なんてほとんどない香露には辛い動きだろう。  武志も下から軽く突き上げながら、香露の姿を眺める。  武志の位置からは結合部が丸見えだ。肉棒が秘肉の中に入ったり出たりしている。目を上に向ければ乳房が上下に大きく揺れている。視覚的には最高の体位だ。  普通の女性なら、この姿はかっこ悪いか下品な感じがするだろう。だが、脚の長い香露の場合だと不自然に思わないから不思議だ。香露に額に汗の玉が浮かんでくると、美しいと思う気持ちや、ありがとうという感謝の気持ちが湧いてくる。  しばらくすると、香露のスピードが落ちてきてゆっくりになり、最後は疲れたのか武志の上に体を預けてきた。ハアハアと息が荒い。  武志は苦しくないように香露を軽く抱き、耳や首筋にキスをする。ひょっとしたら汗まで甘いのかと思ったが、それはなかった。さすがの香露も汗はしょっぱい。それでも美味しいと感じながら、労わるようにペロペロと舐めた。  武志は香露の息が落ち着いてきたところで、心を鬼にして体位を変える。 (まだやっていないのはバックだ)  香露の体を横向きにして、片脚を上げさせ、それを胸で抱える。松葉くずしの変形で武志は脚を伸ばさないで膝立ちになる。  普段はあまりやらないが、武志はこの体位が好きだった。相手の脚と自分の体が密着するので、太ももやふくらはぎの感触を存分に味わえる。脚好きの武志にとってうれしい体勢だ。関節の柔らかい女性じゃないと難しいが、香露は全然問題無いようだ。  それに抜かないままバックに移るには一旦この体制に変えてからがやりやすい。  せっかくだからと武志はそのまま何度か突いた。 「あぅっ、ふ、深い……」  香露は体の一番奥を強く押されてうめいた。  この体位はかなり深くまで入れることができ、なおかつ肉棒が当たる位置が正常位やバックと違うので新鮮な感じを楽しめる。  武志はしばらくの間、香露の素晴らしい脚を堪能し、香露をうめかせた。  それから武志は肉棒が抜けないように注意しながらバックへ変わった。  この体勢も良いが、今はバックだ。後ろから思い切り突き上げてみたい。  香露は上半身を伏せ、体を反らして、お尻を高く持ち上げる。  武志は脚を揃えて膝立ちになり、香露に少し脚を広げさせる。それでなんとか高さを合わせることができた。脚の長い香露の場合、普通の男性なら高さが会わないに違いない。175cmの武志でも位置を合わせるのが難しいくらいだ。  武志は秘肉に亀頭の先を合わせるとゆっくり動き始めた。 「あ、あ、あ、あ……」  正常位とは違う場所をこすられ、香露は敏感に反応する。  武志は香露の声を聞きながら、ゆっくりと出し入れする。何度か体位を変えたおかげか少しだけ落ち着くことができた。じっくりこの体勢を味わうことができる。  まずは香露の後姿を眺める。肩、肩甲骨、背中の美しいラインを堪能する。ピンクに染まった背中には染み一つ無く、スベスベでとても綺麗だ。  細いウエストから小振りなお尻へつながるラインも可愛らしい。  そしてお尻の中心には薄い色の蕾がひっそりとたたずんでいる。いつか、このアヌスも自分の物にしたいと武志は思った。しかし、それは今ではない。今は香露と人生最高のセックスをするのが先決だ。  かろうじて抑えている射精感が再び込上げてきている。体の奥では精液が煮詰められ、気を抜けばいつでも吹き上げてしまう状況だ。  それほど先の事ではない爆発に向けて武志は気合を入れなおした。 (凄い……。ダメになる……)  香露は自分の限界が近いのを悟っていた。  武志にバックから犯されるのが、これほど感じさせられるとは思ってもいなかった。  中国に居たときもさんざんバックから犯された。それも相手の男が次々と入れ替わり何時間も続けて犯されたことも有った。  だが武志に膣壁の背中側をこすられると目が眩むような快感が襲ってくる。中国の男とは与えられる快感のレベルが違う。自分の体に自分でも知らない性感帯があることに驚いた。  それにバックからだと亀頭が当たる子宮口の位置も少し違う。正常位の時よりも裏の奥に当たる。そこに気を流されると正常位のときよりも子宮に響く感じが強い。武志の常人離れした気の強さでそこを責められると子宮が燃え上がり何も考えられなくなる。  このままでは本当に堕とされ、心まで武志の女にされてしまう。  香露も必死で秘肉を締め上げ、気を流し、射精を促すが、武志の強靭な精神力をまだ打ち崩せない。  もうあえぎ疲れて体力も残り少ない。気もほとんどを使ってしまった。もう残された手は少ない。後は自分の体を最大限に使って武志を感じさせるしかない。それは、自分の快感も大きくしてしまう事を意味する。自分は耐えられるだろうか。  だがやるしかない。残った力を全て使って、武志に射精させる。  武志は本当に凄い男だと香露は思った。  武志は香露の腰を掴み、勢いを付けて秘肉を抉る。  二人の体がぶつかり、パーン、パーン、パーンと小気味良い音が部屋に広がる。  バックで味わう香露の体も最高だった。  腰に当たるお尻は弾力が有り、とても良い。お尻の感触を味わうならバックが一番だ。  亀頭の先には子宮口のコリコリした感触が伝わり、背中から首筋にゾクゥーっと甘くて寒い快感が伝わる。体が身震いし、思わず腰が止まりそうになるのを意思の力でなんとかこらえる。  そしてバックからだと、狭い秘肉をこじ開ける感じがさらに強くなり、また、秘肉の入り口もより締まる気がする。香露の秘肉を抉っているのではなく、自分の肉棒が削られている錯覚を感じるくらいだ。それに正常位とは違った所がこすれるので快感がより深い物になる。  膣壁もうねるような動きをしながら肉棒に絡みつき、腰を引く時は逃がさないとばかりにしがみ付いてくる。  もちろん気も流れ込んできていて、意識を保つのがやっとの状態だ。  体位を変える時に少し落ち着いた射精感も、また限界まで近づいている。このままだとまもなく吹き上げてしまうだろう。我慢にも限界がある。 (最後は抱き合って出したい)  香露の体を全身で感じながら射精したい。  武志は動きを止め、一旦肉棒を抜くとベッドの上に仰向けになった。  そして、香露を引き寄せ自分の上に跨らせる。  香露は体力が尽きかけているのか動作がのろい。それでも肉棒を片手で掴むと一度で位置を合わせ、秘肉の中に飲み込んだ。 「あぁー……」  すでに声も弱々しい。  武志は香露を抱き寄せ、二人はぴったりと体を重ねた。  もう後はひたすら最後の瞬間を目指すだけだ。もうテクニックも関係ない。武志はゆっくりと腰を突き上げ始めた。そして徐々にスピードを上げていく。気は全開で流し続ける。Gスポットに向けても気を流す。 「あっ、あぁー、ダメー……」  香露の声が急に大きくなる。  香露はアヌスとかGスポットとか、普通の人があまり責めないような所が弱いのだ。武志はそう確信して、かさにかかって責めた。  香露の尻肉をがっしり掴むと自分の腰にぶつけるように動かす。それと同時に腰を思い切り突き上げる。  亀頭の先が子宮口にガンガンぶつかる。 「おぉーん、ダメェー、ダメですぅー……。そこはダメですー……」  秘肉が一段と締まり、きゅんきゅんとひくつき始める。さらに秘肉全体がうねるような動きを見せる。  これには武志も参った。歯を食いしばり、丹田に力を込め、なんとか射精をこらえる。  香露の秘肉はうごめきが激しくなり、予測がつかない複雑な動きをしている。肉棒の根元から先に向けて絞るように締まったかと思うと、肉棒全体をマッサージするかのように締まったり緩んだりする。特に根元は痛いくらいに締まり、肉棒をしごきたてる。  さらに秘肉は精液を吸い込むような動きをみせ、バキュームフェラのような感覚を覚えた。 「うおおおおぉーーーー……」  武志は唸り声を上げ、自分を鼓舞し、力の限り腰を突き上げる。指は跡が残るくらいの強い力で香露のお尻を握り締めている。  香露も少しでも武志を感じさせようと、胸をこすりつけ、耳や首にキスを繰り返す。  さらに武志の耳元であえぎ声をあげる。 「い、いぃ、気持ちい、い……。出してぇ、いっぱい出してー……」  もう武志は何も考えていなかった。ただ無心に全力で腰を突き上げる。歯を食いしばり、お腹に力を入れ肛門を引き締め、香露の尻肉を握り締める。 「おおおおぉー……」 「い、いぃー、いぃー、出して、出して、出して、早く出してぇー……」  香露は武志にしがみ付き、体を震わせながらあえぐ。  武志の限界も刻一刻と近づいている。玉袋はきゅっと引き締まり、上に持ち上がっている。秘肉のうごめきは止まらず肉棒を追い込んでくる。 (まだまだまだまだ、まだだぁー。もっとだー)  武志は最後の駄目押しに、最大限のスピードで腰を突き上げる。 「あ、あぁー……、ダメェー、もうダメェー……」  香露が涙を浮かべながら訴える。もう武志にしがみ付くことしかできない。武志に大きく体を揺さぶられるだけの状態だ。  激しい動きは武志に大きな快感となって戻ってきた。  肉棒は限界まで膨れ上がり、爆発寸前だ。快感が強すぎて気が狂いそうだ。 (もう少し、もう少し、もう少し、あとちょっと、あとちょっと……。ダ、ダ、ダ、ダ、ダメだー……) 「おおおおぉー……。出すよ、出すよ、出すよ、出すよー……」  武志は香露に声を掛け最後のピストンに入った。一際激しく腰を動かしてから、肉棒を根元まで埋めきった。1ミリでも奥へ入れたいと、香露の腰を引き付け、子宮口に亀頭を押し当て、腰を押し込む。 「ぅおおおおぉーーーー……」  亀頭が一回り膨らんだ。武志は気を大量に流し込むと同時に射精の引き金を引いた。  ぷしゃああああー……、ぷしょわああああー……。  まるで放尿するかのような感じで大量の精液が噴き出していく。会心の射精だ。 「お、おお、おお、おおぉー……」  体ごともっていかれるような甘美感に、武志の口から声が漏れる。全身に甘い痺れが走り、頭の中が真っ白になる。 「ああああぁー……」  香露も射精の瞬間に見事にタイミングを合わせて絶頂に昇り詰めた。思い切り背を反らして歓喜に打ち震える。  秘肉がきゅんきゅんと締まり、精液を吸い上げる。  一旦弱まりかけた射精が再び勢いを取り戻す。  どぐぅー……、どぐどぐどぐっ、どぐぅー……。  二、三回分は出たかと思うくらい、人生最大最高の射精量だった。  香露の秘肉はまだなお搾り取ろうとするかのようにうごめき、ひくついている。  武志は最後の一滴まで出し切ろうと、腰をさらに突き上げ、肉棒に力を入れ、精液を絞り出す。  香露の秘肉も根元から絞り上げるように動いて、貪欲に精液を求めた。  もう出ない、何も出ないという所まで出し切って、武志は体から力を抜いた。  香露を見ると絶頂の時の姿のまま固まっていた。  その姿を見て武志は心の底から美しいと思った。  白く細く長い喉、首から肩に掛けての柔らかい曲線。突き出された胸、全てが美しく。全体がまるで芸術品のようだった。その体がフルフル、フルフルと震えている。  香露は全身を震わせていたが、やがて硬直が解け武志の上にくずおれた。  しばらく激しく息をしていたが、落ち着いたのか、武志に濃厚なキスをしてきた。  武志は香露の華奢なのに柔らかい体を抱き、甘い唾液を貪った。  香露の中に入ったままの肉棒が、出したばかりだというのにムクムクと大きくなってくる。  香露が秘肉を軽く締め、肉棒を愛撫してくれる。根元から奥にかけて何ヵ所も締められる。多段締めだ。心なしか秘肉がうごめいている気がする。  もう一回やろうか。武志は考えた。  香露が相手なら何回でも出せそうな気がする。  だが、考え直した。最高のセックスをした後だ、次に今以上のことができるとは思えない。まさしく蛇足だ。  こうして抱き合っているだけでも十分、幸せな気分になれる。  香露は飽きるまでキスをすると、ペロペロと武志の首筋や耳元を舐めてきた。恋人同士のような甘えた仕草だ。  武志はそれを受け止め、気持ち良さを満喫する。心の底から幸せを味わった。全力を出し終わった後の脱力感も手伝い、眠いようなぼーっとした気持ちになってくる。  香露が耳をしゃぶりながら、ささやいた。 「武志さん」 「なに?」  耳元でしゃべられ、くすぐったいのも心地良い。 「次の訓練から私は武志さんの班に入るそうです。よろしくお願いします」  その言葉で武志は夢見心地から急に覚めた。 「ほんとにー」 「はい」  香露がうれしそうに言う。 「早く言ってくれればいいのに」  武志も喜びを隠しきれない。 「頼子部長から最後に伝えなさいと言われていました」  これが今回の本当のご褒美だったのだ。最高のプレゼントだと武志は思った。  香露に聞きたいことは山ほどある。インドネシアで別れてからのこと、中国の組織のこと、訓練方法。まだ年齢さえも知らないし、香露が本名なのかも知らない。  だが来週からは同じ班なのだ。聞く機会はいくらでもあるだろう。  今日はこの幸せを噛み締めようと武志は目をつむり、ただただ香露の髪を撫でた。 <第76章>  武志は昨夜香露と抱き合ったまま眠り、朝はとてもすがすがしく目が覚めた。香露はいつの間にか居なかったが、残念な気持ちはなかった。これからは毎週香露と会えるのだ。  体は軽く疲れも残っていない、武志はウキウキしながら朝の運動をしてシャワーを浴びる。  武志はお湯を冷水に変え、体の熱を冷ましながら昨夜の事を思い出す。  それにしても昨夜の自分はおかしかった。今までも何度か黒い気持ちにとらわれたことはあったが、昨夜は違う。真理の時に感じたような相手を苛めたいという気持ちではなくて、自分で自分を制御できない感じだった。  二晩続けて気を使う女性を相手にした。清佳の時には普通に全力を出せたが、香露の場合、途中で何度か訳が分からなくなり、ただがむしゃらに動いていた。  清佳と香露に違いがあるのか。  清佳は年上だし、技術的に先を行っている気がする。先輩というか、大きな目標という気がする。  それに対して香露は年下だし、技術的に負けていたとしても、ライバルみたいな感じだ。だが、そこに自分でも分からない別の気持ちがあるのは確かだ。香露と一緒に居るとドキドキしてくる。 (ドキドキする……) (ドキドキ……) (あっ……)  そこで武志はようやく自分の気持ちに思い当たった。  そうか俺の初恋なんだ。  去年までは修行の為に、好きとか恋とかを封印してきた。そして美咲と出会ったが、美咲とは初恋をしないまま、恋人になった気がする。そして今は恋ではなくて愛の気がする。幸せにしてやりたいし、守ってやりたいと思う。だが、そこにドキドキする感情はなく、暖かくて優しい感情がある。  香露の場合、一緒に居るだけで、うれしくなったり、ドキドキしたり、感情の波が大きくなる。多分これが本当の恋、初恋なんだろう。  武志は自分の気持ちの整理がついて安心し、急に晴れ晴れとした気持ちになった。  この気持ちは心の底に思い出として大切に取っておこう。今はそれで良いと武志は思った。  もうすぐ真理が迎えに来るなと思った時、武志は突然大変なことに気が付いた。  真理は昨夜香露が来たこと、香露が同じ班に入ることを知っているのか。  今でさえ、真理、愛、優の三人の関係は微妙なバランスの上に立っている。そこに香露が加わるとどうなるのだろう。  香露は年下で、以前は敵で、今度は後輩で部下になるのに、容姿・テクニックのレベルは真理より上だ。すんなり上手くいくとは思えない。  特に真理の場合、愛と優より経験以外のほとんどで優ると思っている節がある。そこへ色々な面で自分より上の香露が来ると、真理は自分の存在意義をどう考えるのだろう。  香露にしても真理との最初の出会いはインドネシアでのきつい尋問だった。そんな相手と仲良くすることができるのか。  武志は浮かれていた気持ちが急に冷めると同時に、自分はなんてバカなんだと思った。  しばらくして真理が朝食の迎えに来た時、武志はドキッとした。  この三日間で真理の雰囲気が大きく変わりつつある。  刺々しさが減り、逆に艶というか妖艶さがぐぐっと増してきている。  連日の責めで顔には疲労の色が浮かんでいるが、それがいい感じで陰が有るというか、妖しい感じを醸し出している。  真理が純子化してきているとも言える。逆に純子も若い時は今の真理みたいだったのかと想像するとおかしくなってくる。  それより、真理の態度からは香露の事をどこまで知っているのか見当が付かない。  武志は自分から言うべきか悩んでしまう。自分から話してやぶ蛇にならないか。しかし、話さないでいると、後でバレた時に隠していたと思われてしまう。  色々考えて、香露が班に入ることだけ話すことにした。これは黙っていてもすぐに班員は知ることになるし、班長である自分が一番先に知っていてもおかしくない。  でも、昨夜香露が来たことは黙っていることにする。一日目の夜に清佳が来たことを真理には話していないし、尋ねられてもいない。それなのに二日目の夜のことだけ話すのは不自然な気がする。というより自分の心の中に後ろめたいことがあり話したくないからだ。 「真理さん、新しい班員の事は、もう聞きました?」  なるべく平静を装って武志は聞いた。 「はい、さきほど部長から聞きしました。あの亡命中国人ですね」  真理は見た目とは違い、話し方はまだまだ事務的だ。それにしても亡命中国人とは事実にしろきつい言い方だ。 「そうそう。知ってるならいいんです」  女同士の関係はなんか怖い気がして武志は話を終わらせようとする。 「そのことで班長に質問が有ります」 (うわぁー、なにー、怖いよー)  武志は普通の会話の振りをするが、内心はドキドキしていた。脈拍が上がるのが自分でも分かるくらいだ。 「なんでしょうか」 「訓練方法はどうしましょうか」  もっと何か恐ろしい事を聞かれるのかと思っていた武志はホッとする。 「今まで通りで良いんじゃないかな。真理さんに任せるよ」 「はい、分かりました」  真理は事務的に答えると、それ以上香露のことについて聞いてこなかった。  武志はなんとか逃げ切ったかなと胸を撫で下ろした。  真理は一晩寝て体力が回復したのか普通に朝食を食べている。  武志は無償にお腹がすいていて、貪るように大量に平らげた。気を持つ女性と体を合わせた次の日は調子が良いが、不思議とお腹がすく。気を生産するのに体がエネルギーを求めているのか。それか、単に凄いセックスをしてカロリーを消費したからかもしれない。  朝食後は部屋に戻り真理がやってくるのを待つ。  おそらくこれがこの施設での最後のセックスになる。あとは昼食を食べて帰るだけだ。  となると、やることはおのずと決まる。  最後に全てを出し切るのだ。  インドネシア以来、短い間で色々なことを学んだ。そのことを全て真理にぶつける。今、自分ができる最高のセックスを真理に見てもらう。  まさに一期一会だ。  九時をしばらくすぎてから真理が一人でやってきた。  真理も状況を理解しているのか表情がやや固い。  武志は真理を抱きしめて言った。 「今日は全部任せてください」  そして武志は優しいキスをした。  以前はキスにしても武志は最初はやさしく、それからだんだん激しいものという程度にしか考えていなかった。  だが、香露、芳玲や清佳からそうでは無い事を教わった。目的意識を持つことが重要なのだ。  相手にどうなって欲しいのか、そのために自分はどうするのか。  今だと、真理にリラックスして愛撫を楽しめる状態になって欲しい。愛撫をくすぐったく感じない程度まで性感を高める。その為に、微量の気を流しながら穏やかにキスをして真理の緊張をほぐす。そして自分もそのキスを楽しむ。  ここで気を流しすぎたり、真理や自分を興奮させすぎてはいけない。次のステップで支障が出てしまう。  凡事徹底の中にこそ本当の技術向上が隠されている。香露とのセックスを通して武志はそのことを実感していた。  香露と芳玲の間に細かいテクニックの大きな差は無い。見た目ではほとんど変わらない。だが、トータルでは香露のほうが1レベル上だ。一つ一つの愛撫の精度というか的確さが香露のほうが上でそれが積もり積もって明確な差となって出てくる。  そういう意味では今までの自分の愛撫は気に頼りすぎ、やさしく丁寧にさえすれば良いと思っていた。  愛撫は基本中の基本だが、実は奥深いものなのだ。  急には自分のレベルは上がらないだろうが、大切なことは理解した。これから直していけば良い。  武志は真理の唇をついばみながら反応を注意深く観察する。  真理が先走りすぎないように、舌を伸ばしてきても応えずに軽くいなす。そして唇を舌でたどる。  ひょっとすると唇にも今まで知らなかった性感帯があるかもしれない。微妙にラインをずらしながら舌先で唇を探る。  すると、唇の表面より少し内側の部分や口角が他よりわずかに感じやすいことが分かる。それはかすかな違いだが知ると知らないでは大きな違いだ。  こうして武志は真理の体温が少し上がり、頬骨の上辺りがかすかに色付くまで舌を絡めないキスを続けた。  第一段階はこれで十分だ。次のステップへ進む。  次は気持ち良いの前段階の心地良いを味わってもらう。体に少しだけ火を付け下準備をするとともに、感じるポイントを探す。  武志は少しだけ量を増やして気を送ってから、真理の服を脱がせていく。真理の性感が下がらないように、時々唇や首筋に軽いキスをする。  そして自分も服を脱ぐ。お互い下着姿になったところで再びキスをする。  肌が直接触れた方が一体感と安心感が増す。それに心地良い。  武志は真理を連れてベッドに上がった。やはり立ったままだとお互いにどうしても愛撫に集中できない。  下着を先に脱がせるかどうか悩んだが、まだ早いと判断した。まだ準備段階だ。全部脱いでしまうと感じすぎてしまう気がする。  武志は感じすぎる部分は避けて真理の体にキスしていく。感じる所は弱めに、感じにくい所はやや強めにキスをして、舌でなぞり、気を流す。そうして真理に心地良くなってもらう。  それはマッサージで気持ち良くなって眠くなるのに似ている。  緊張を完全に取り払い、愛撫に集中してもらう。その間に気付かれない程度の火を体中に付けて回る。  肩から腕、胸元、お腹と口を移動させていく。ここではくすぐったくならないように万全の注意を払う。せっかく夢見心地の状態に入りかけているのに、現実に戻ってきては台無しだ。  太もも、膝、脛、足へと移動していく。急がず、じっくりと丁寧に愛撫する。ここはいくら時間をかけても問題無い。  両足まで愛撫が終わったところで真理の顔を見てみると、楽しい夢を見ながら寝ているかのようだ。顔は緩み、胸はゆっくりとかすかに上下している。  ここまでは上手くいっている。地ならしが終わった段階だ。真理は浮世の雑事から解放され、愛撫のみに集中して快感を味わえるはずだ。  第二段階はこれでよいだろう。次のステップへ進む。  武志は真理の感覚が冷めないうちに手早く下着を脱がせ、自分も全てを脱ぎ去った。  次は我慢しなくて良い程度の気持ち良さを味わってもらう。そして体に本格的に火を付けていく。弱いが深く感じてもらうことで、全てのストレスを吐き出してもらう。  ここも時間をかけてゆっくり愛撫する。体の深いところから性感を掘り起こしていくのだ。  武志は再び首に戻り、じっくりと舐めあげる。舌の腹にたっぷりと唾液を乗せ、気と一緒に真理の張りのある肌に塗り込んでいく。 「はぅー……」  真理の口から軽いが尾を引く長いあえぎ声が漏れる。  いい感じだと武志は思った。その声に切羽詰った感じは無く。体の底に溜まった物を吐き出すような感じだ。  武志は自分も真理の首筋を楽しみながら味わう。自分が舐められるのも好きだが、女性を喜ばせるのも大好きだ。一方的に愛撫しているので、射精感を抑える必要も無く、思う存分真理の体を味わえる。  美味しい、美味しいと思いながら真理の首を舐め上げる。  その一方で真理の反応を絶対の集中力で観察する。すると真理が望んでいることが何となく分かるようになってくる。  真理は反対側もやって欲しい時は首を逆に傾け武志をそこに誘導しようとする。武志はすかさず反対側も舌で愛撫する。  真理が口を突き出しキスを求めると、すかさず口を与え、ねっとりと舌を絡める。  胸を突き出してくると、こってりと乳房を揉みこんでやる。  今は真理がストレスを感じないように、武志は真理が望むように舌を動かしていく。 「あぁーーーー……、い、いぃーーー……」  真理の口からは糸を引くように長いあえぎ声が絶え間なく流れ出ている。体の中に溜まったものを出し切るような深くて長い声だ。  武志はその声を聞きながら以前の自分がいかに単純であったかを思い返していた。  基本的に焦らすという方向性しかなかった。それが、香露の相手にストレスを与えないやり方を知り、清佳の緻密な戦略に基づいた絶対的な献身を体験し考えが変わった。  それまで自分の愛撫については、ほぼ完成形だと思っていたが、そんな事は無かった。まだまだ改善の余地があった。  今は自分の愛撫に自信が持てなくなってしまった。力の入れ具合、気の流し具合がこれで一番良いのか分からない。自分ができる最高のものを相手に与えたいのに、その最高が何かが分からないのだ。  分からないということは、自分が納得するまでやりこんで答えを見つけるしかない。  香露に会って約二週間、武志は一つ大きな壁を突破し、さらに大きな壁に当たった気分だった。  真理からは変わらず、長いあえぎ声が漏れているが、そろそろ次に移る頃だろう。  もう腰が持ち上がったり、両足をすり合わせたりしている。体中に火が回り、いつでも燃え上がらせることが出きる状態だ。  後は燃料と酸素、要するに刺激と気を与えれば、爆発的に燃え上がるだろう。  そして目一杯感じてもらう。死にそうになる寸前、気を失う寸前まで、感じまくってもらうのだ。  武志はここまでほとんど手を付けていなかった真理の秘肉に手を伸ばした。そして包皮の上からクリを優しく撫でる。 「あんっ……」  今日一番の刺激に真理から可愛い悲鳴が上がる。その刺激は疼き始めた子宮から脳まで一気に突き抜けた。  武志はここぞとばかりに一気に責める。  片方の乳首を口に含み、真理の首の後ろから手を回しもう片方の乳首を摘む。そして、残った手で秘肉を責め立てる。親指でクリを押さえ、人差し指と中指をずぶりと秘肉に沈める。クリとGスポットを押さえて間の肉をすり潰す。おまけにアヌスへ小指を伸ばす。  武志は全ての指、舌先から全開で気を流し始めた。 「ああああぁーー……」  大量の気が怒涛となって真理の体内を荒れ狂った。  体の一番深いところから掘り起こされていた性感は急激に立ち上がり絶頂寸前の所まで真理を押し上げる。 「はんちょー、はんちょおぉー……、もっと、もっと優しく……」  突然の快感に翻弄されながらも真理はなんとか意識を繋ぎとめ、武志に訴える。  少しでも気を緩めたら、たちまち絶頂に襲われそうだ。 「遠慮しないで、何度でもイッてください。真理さんがイクまで止めませんから」  武志が少しも手を止めることなく言う。  追い討ちを掛けるように中指をぐっと押し込み子宮口に届かせると、そこにまで気を流し始める。  武志は片手でクリ、Gスポット、子宮口、アヌスと四ヵ所に気を流していることになる。  これには真理も堪らなかった。  今までの武志の相手で気が流れやすい体に作り変えられていた。だが、逆に気に耐えること、限界を引き上げることもできるようになっていた。  しかし、今日の武志の愛撫は今までの経験を吹き飛ばす威力があった。  信じられないくらい丁寧な愛撫の後の、強烈な四点責めは真理の強固な意志を持ってしても止めることができなかった。意識を刈り取られないようにするだけで精一杯だ。 「ダ、ダ、ダメ……、ダメです……。イクッ、イキます。もうイキます……」 「今日は好きなだけイッてください。我慢しないで何回でもイッていいんですよ」  武志が耳元で諭すように言う。 「ダメ、イクッ、ほんとにイキます。イッ、イクぅー……」  真理は人生最短記録で絶頂まで登りつめた。  頭がかぁーっと熱くなり、何かが爆発する。目の前では星が飛んでいる。  勢いが付いていただけに真理の絶頂は大きかった。全身がヒクヒクと痙攣している。  武志は絶頂の瞬間だけは手を止めたが、真理が落ち着きかけると再び手を動かし、気を流し始める。 「ちょ、ちょっと、ちょっと待って、はんちょー。イキました。もうイキましたから」 「何回でもイッてください。今までの分もまとめてイッてください」 「分かりましたから、ちょっと、待って、くだ、さい」  武志は真理の言葉を無視して手を動かし続ける。さらに手を揺らし振動を与える。 「待って、待って、待ってぇー……、あ、あ、ああ、ああああぁー……」  まだ最初の絶頂の波が引いていない真理の体は、再び絶頂に放り上げられた。 「あううううぅーー……」  真理は歯を食いしばり、体を反らして絶頂を噛み締めた。  一回目より体の震えは大きく、長く続いた。  はぁ、はぁ、はぁ……。絶頂の解けた真理は大きく息をして空気を吸う。  武志の責めは止まらない。キスをして真理の口を塞ぐと、舌で口の中を荒らす。  そこから先、武志はノンストップで真理を責め続けた。  真理のイク間隔はどんどん短くなり、最後にはイキっぱなしの状態になる。 「んんんんぅー……、んむむむむぅー……」  口が塞がれているので、真理の口からはうめき声しか出てこない。体は大きく震え続けている。体は鉄の棒でも入っているのかという感じで硬直している。  武志は手がつりそうになり、限界が来たところでようやく動きを止めた。  真理はぐったりしながら、激しい息をしている。  武志は一瞬だけ息を止め、気を整えた。そして真理の両足の間へ移動し太ももを抱えた。 「はんちょー……、無理……、無理です……、待って、待って、ください……」  武志の意図を察した真理は苦しい息の中で武志にお願いをする。 「大丈夫。まかせて、最高に気持ち良くします」  武志は真理の状態、自分の気の残量を冷静に分析し、まだいけると判断した。  昨日、おとといと真理を責めた時みたいに暴走することなく、とても落ち着いていた。ただ、真理に最高の快感を与えることしか考えていなかった。  肉棒の先端を秘肉に合わせると、ゆっくりと沈めていった。  真理の中は心とは裏腹にドロドロに溶けきり、肉棒に絡みついていく。 「んああああぁー……」  真理の口からあえぎ声が漏れる。もう、声を抑えるとかの状態ではないようだ。  武志は数回腰を前後させ肉棒をなじませると、遠慮の無い動きに入っていった。  今の段階はひたすら真理を感じさせる。自分が持てる全ての物を出して、激しい快感を味わってもらうのだ。  武志は気を全開で流しながら、大きいストライドで腰を動かす。  Gスポットに目掛けて気を全開で流す。  肉棒が根元まで埋めきられる度に子宮口を押し上げる。真理の子宮はより大きい快感を貪る為、既に下へ降りてきていた。 「おくぅー、奥がー……」  真理は経験した事の無い激しい快感に飲み込まれていた。  今までも武志の相手をすると信じられないくらいの快感を覚えていたが、今日はいつもより一段階上だった。我慢どころの話ではなかった。時々ふっと意識を失いそうになる。それを歯を食いしばり、シーツを掴み、かろうじて持ちこたえる。  もういつ失神してもおかしく無い状態だ。  武志とのセックスも回を重ねるごとに順応してきたつもりだったが、甘かった。武志の本当の力はあんなものではなかったのだ。  真理は自我が崩壊しそうなほどの快感に恐怖さえ感じていた。  だが、自分では止めることができない。快感にもてあそばれながら、ひたすら耐えた。  武志は激しく真理を責めながらも、反応や状態のチェックを忘れない。  もう本当に真理が危ないと思ったところで、一旦動きを止めた。  そして真理の背中に手を回し抱え起すと、対面座位の体勢になった。  真理にはもう自分から動く体力は残っていない。武志の体に寄りかかってくる。  武志は真理のお尻に手を掛け、持ち上げては落とす。その度に亀頭が子宮口を強く突き上げた。 「おおおおぉー……」  真理の口から、そんな体力がどこに残っていたのかと思うような大きな叫び声が出る。  子宮口も敏感な性感帯に作り変えられている真理は、独特の苦しくて、深く響く快感に飲み込まれる。  もう体中が分解しそうだった。絶えず流れる強い刺激に神経は焼き切れ、子宮は破裂しそうなほど熱くなり膨れ上がっている。  もう自分がイキ続けているのかどうなのかも分からなかった。  何も考えられなかった。自分が何も考えられないということに気付かないほど、頭の中は快感で埋め尽くされている。 「ああああぁーー……、んああああぁーー……」  獣のようにひたすら唸り声を出すだけの状態だった。  武志は真理の最後が近い事を察した。自分も気の残り量が少ない。この三日間でかなりの気を使ってきている。特に清佳と香露に対して使った気の量が多かった。  武志は最後の仕上げに、ゆっくりと後ろに倒れ女性上位の体勢になった。  最後は真理に奥義を味わってもらって終わろう。気を全て使いきって終わるつもりだった。  武志は体の動きを止めた。真理の体を優しく抱き、亀頭の先を子宮口にぴったりと合わせた。  そして真理にキスをすると子宮口とGスポットに気を流し続けた。  真理は最初の瞬間こそビクンと体を震わせたが、後はぐったりと武志の体に覆いかぶさるだけだ。  ただ秘肉だけがヒクヒクと細かい痙攣を続け、肉棒を食い締める。  武志はひたすら気を流し続ける。真理の頭の中が気で溢れても流し続ける。そして口から気を回収し奥義循環弐を開始した。  あとは尽きるまで気を循環させるのだ。  真理の状態にだけ注意を払い、ひたすら気を流し続ける。  真理の脳細胞の一つ一つと神経の末端まで気が染み込んでいくのをイメージした。  ただ真理が気を失わないようにだけ注意した。  体中から最後の一滴まで気を集め、真理に流し込む。そして、本当に気が尽きる最後の瞬間に合わせて精液を吹き上げた。  ぶしゅぅー……、ぶしゅぅー……、ぶしゅぅー……。  激しさこそ無いが、長い長い射精だった。大量の精液と共に気も最後まで流しきった。  口をふさがれている真理からは声も上がらない。その代わり秘肉だけが精液を搾り取ろうとうごめいた。  武志は精液も気も本当に最後まで出し切ると、真理から口を外した。そして真理を優しく抱きしめた。  真理は一回のセックスで体力を使い果たし武志の上から動かない。  武志は肉棒も抜かず、そのままずっと真理を抱きしめていた。  真理は体中に溢れた気の余韻を味わっているはずだった。それを邪魔しないように、じっとしていた。  真理の体に反応が戻ってきたのは三十分近くたってからだった。  ずっと同じ体勢でいて苦しくなったのか、真理がもぞっと体を動かす。  武志は真理の髪に優しく触れる。脱色とかで痛んでいないのでサラサラで触っていて気持ち良い。  それからまたしばらくの間、二人は動くことなく、しゃべることもなく、ただ抱き合っていた。  武志としては自分の持てる全てを出し切ったセックスだった。直すべき点はあるかもしれないが、今はこれが自分のできる最高のセックスだ。  真理が満足してくれたなら良いのだけどと考えていると、真理が口を開いた。 「班長……」  あえぎすぎたのか声が少しかすれている。 「班長、今まで生きてきた中で最高でした。部下を堕としてどうするつもりですか」  真理が冗談を言うような、いや、いたずらをした子供が相手をからかう時のような口調で武志に言った。 「違うよ、色々がんばってくれたお礼に気持ち良くなってもらおうと思っただけですよ」  武志はすぐに否定した。 「そうですか、ちょっと期待したのに……」  真理の意味深な言葉に武志はドキッとしたが何も言わず、ただ真理の頭を撫で続けた。 「班長、部長が昼食後にお話があるそうです」  昼食後真理に言われて、武志は頼子の部屋へ挨拶に行った。今回のお礼を言わなくてはいけない。  最初考えていたようなハーレム状態ではなかったが、真理の違う一面を見たり、清佳にもう一度会えたりと、内容の濃い三日間だった。なにより香露を自分の班に入れてくれたことにお礼を言いたい。  部屋に通されると、中には頼子の他に知らない男が一人居た。スーツを着た髪が薄い中背のどこにでも居るような男で、年齢は父親より少し上くらいの感じだ。一見すると単なるサラリーマンだが、普通の人がここに居るわけが無い。その証拠に目には力があり、ただ者ではない事を証明している。 「武志君、こちらが私の上司の室長です」  頼子の上司ということはかなり偉い人なのだろう。しかし、室長といわれてもどのくらい偉いのか分からない。 「武志君、インドネシアではご苦労様でした。君の活躍には大変感謝しています。どうしても直接会って礼を言いたくてね」  室長だと言われた男が武志へ丁寧にお礼の言葉を言った。 「いえ、そんな、たいした事はしていませんから」  大人の男性に褒められることなどほとんど無い武志は気恥ずかしくなってしまう。 「丹波君、慰労の方は十分してくれましたか」 「室長!」  頼子が室長に咎める視線を送る。  室長がおっと失礼という顔をする。 「いやあ、すまん、すまん。ここでは下の名前で呼ぶ決まりだったな」  武志は室長の言葉に引っかかった。 「ちょ、ちょっと待ってください。丹波君て、部長の苗字は丹波なんですか」  頼子は肯定も否定もしなかった。 「ということは頼子さんは丹家衆の……」  武志の普段はあまり動かない頭が高速回転を始める。  丹波。それは丹家衆の一族の名前。遠く平安時代の典薬頭を祖にして天皇家の性に関する事を司った一族。祖父の残した資料によると、たしか丹家衆は女系である。ということは、もしかして頼子部長が丹家衆の長なのか。  なぜ今まで気付かなかったのだろう。一番最初に接触した隊員の静香も丹家衆がS部隊だと言っていたではないか。久しく丹家衆という言葉が出て来なかったのですっかり忘れていた。  それで色々なことが繋がって見えてきた。  祖父も政府の役人ではなく丹家衆の長となら接触を持っていた可能性はある。両者の間で情報交換や密約が交わされた可能性もある。それなら今までの武志への過剰な便宜や、色々な情報を知っていたことの説明が付く。  今になって思えばS部隊に入ってからは丹家衆の事が一度も話題にならなかった。S部隊こそが現代の丹家衆そのものだったのだ。となると、その責任者である頼子が丹家衆の長でも不思議は無い。  今は室長がいるので頼子に聞けない。次の機会に絶対問いただすと武志は決めた。 「それで慰労の方は?」 「十分行いました。満足してくれたはずです」  武志は二人の間に上司と部下以上の親密さを感じた。まさか頼子部長は室長と昔関係があったのか。頼子が丹家衆だとすると、その技を上司に使うことも十分考えられる。  頼子は隊員ほどでは無いが普通の人よりは美しい。若い時に上司と関係を持っても不思議ではない。上司に丹家衆の力を見せる必要があったのかもしれない。  武志にも最低限の分別はあった。本人達に直接聞くべき事ではないし、答えるはずがない。  自分は本当にまだ子供なんだなと武志は思った。 <第77章>  接待旅行から二日後の火曜日、武志は部隊の訓練に向かっていた。  インドネシア作戦で中断していた班の訓練が再開するのだ。香露の初訓練の日でもある。  香露の参加は武志にとってうれしい限りだが、真理、愛、優の三人は快く思っていない可能性がある。  女性陣の関係がどうなるのか心配だが、なるようにしかならないと半分諦めている。まさか殴り合いの喧嘩はしないだろう。  いざとなると、肉棒の力で黙らせようと武志は思っていた。  いつもの場所に行くと武志が一番乗りで、続いて愛と優。少し遅れて真理と香露がやってきた。  香露は真面目な女子大生の普段着みたいな服装だった。  春色の膝上スカートにブラウスを着て、カーディガンを羽織っている。室内なのでコートは手に持っていた。  その服装が全然似合っていない。武志は思わず『えっ』と言いそうになる。  服が顔とスタイルに完全に負けてしまっている。  普通の一般人が着れば、それなりに可愛い服なのだろうが、香露が着るとバランスが悪すぎて奇妙な感じがする。まるで子供服の色とデザインをそのままにサイズだけ大きくして大人が着るような不自然さだ。  誰かが手配した服だろうが香露に合う服を用意する時間が無かったのだろう。  まさか香露が自分のセンスで選んだのだろうか。それなら香露には日本のファッションも勉強してもらう必要がある。  武志がそんな事を考えている間に、訓練は香露の流暢な挨拶から始まった。 「今日から班に加わりました香露です。よろしくお願いします」  武志は軽く頭を下げるが、後の三人は何か冷めた感じで聞いている。空気は最初から刺々しかった。  武志が空気を変えるため今日の訓練の説明をしようとしたところで、真理が口を開いた。 「班長、提案があります」 「な、なんですか」  真理の口調の厳しさに武志はたじろいでしまう。 「班長は香露さんと親しいみたいですが、私はほとんど知りません。愛と優は今日が初めてです。だから親睦を深めるためにも、今から歓迎会をしたいのですが」  武志は何か裏があるような気がしたが、とっさに断る理由を思い付かない。 「あぁ、いいんじゃないですか」 「はい、では早速歓迎会を開きたいと思います」  真理の言葉を合図に女性三人が香露を取り囲み服を脱がせ始める。 (そっち系か)  武志は一瞬でも普通の歓迎会を考えた自分がバカだったと思った。  香露は瞬く間に裸にされベッドに上げられた。  真理、愛、優の三人もすぐに全裸になる。  ベッドの上には全裸の美女四人が集まっている。一人一人がめったに目にしないような極上の女性である。それが四人も集まるとどこを見ればいいのか困ってしまう状態だ。これが単なる乱交なら世界一の幸せ者だが、そうではないのが悲しい。  真理、愛、優の目がギラギラしている。  これから何が起こるのかと武志は不安になってくる。その一方期待に胸を膨らませる自分も居た。香露の見たことの無い一面を見せてくれるのでは無いかという期待がある。  当の香露は不安そうな顔で横たわっている。  そして、真理の一声で歓迎会が始まった。 「香露さんには日本の事をもっと良く知ってもらおうと思います」  三人はいつの間に用意したのか、ベッドの周りにバイブなど様々な物を用意している。 「香露さんは日本の技術を心ゆくまで満喫してください」  そう言って、真理は三本のブラシを取り出すと、愛と優に配った。 「これは、日本製のチークブラシ。カザンリスの毛100%でできていて、とっても肌触りが気持ち良いの。職人さんが手作りしてて、一本一万円もするんです」  早速真理、愛、優の三人がブラシで香露の肌をスススーッと掃いていく。  普通なら、くすぐったくて仕方が無いところだが、慣れている三人はくすぐったさを最小限に抑え、気持ち良さだけを掘り起こしていく。  腰から上を双子が受け持ち、下を真理が担当する。  双子は頬から始まり、首筋、肩、鎖骨などを掃いていく。  真理は鼠蹊部から太もも、膝を通ってつま先まで丁寧にブラシを使っている。  よっぽど気持ち良いのか、最初不安げだった香露は軽く目をつむり、ブラシの感触を味わっているようだ。  五分もしないうちに香露の体からすっかり力が抜け、とてもリラックスした状態になっていた。 「今までに味わったことの無い気持ち良さでしょ。最高級品だけあって、極細の毛がふんだんに使われていて、細いのにコシがあるから、最高の肌触りなの」  真理の言葉に香露は返事をしなかった。  あまりの気持ち良さに頭がぼーっとしていた。この感覚は性的に感じるのではなくて、エステを何倍も気持ち良くした感じだ。  生まれて以来、これほど気持ち良くしてもらったことはなく、香露は没頭した。  確かにエステを受ける時は気持ち良いが、本国の組織で受けていたのはあくまで肌の手入れの為であり、施す方も受ける方も気持ち良さのことなど重要視していない。  訓練や任務で男が自分を感じさせることはあるが、それはあくまでも性的なものであり、心地良さにも似たこのような気持ち良さを与えてもらったことはほとんど無い。  血行が良くなってきて、香露の体がかすかに色付き始める。元々かなりの色白で、この三人の中では一番色が白い香露は、少しのことで肌に赤みがさしてくる。  それをみた三人は少しずつブラシを際どい所へと移動させていく。  双子は乳房の裾野をゆっくりと周り、真理は太ももの内側から脚の付け根ぎりぎりのところを掃く。  そうして普通の気持ち良さの中に、性的な気持ち良さを少しずつ混ぜ込んでいった。  そしてブラシの端がが乳首をかすめた。 「あっ……」  香露の口から声が漏れる。  愛と優はその声を合図にしたかのように、ブラシの端を使って乳輪をこすり始めた。  二人はできるだけ乳首に当たらないようにしているが、それでも、時折乳首の側面にブラシがかすかに当たってしまう。  その度に香露はピクッと体を震わせる。  また、乳首も段々と立ち上がってきている。 「こんな感触は初めてでしょ。普通のブラシは毛先をカットして揃えるんだけど、これは職人さんが熟練の技術を使ってカット無しで揃えてるの。だから、生きていた時の毛先がそのまま残っていて、極細の先端がとっても気持ち良いの。微妙なチクチク感が何とも言えないのよね」  真理は説明しながら、秘肉近くの柔らかくて敏感な部分を焦らすように刷いていった。 (すごい、勉強になる……)  武志は一人仲間外れにされながら、真理達三人のアプローチの仕方に感心していた。  性的に感じさせるその前の段階からじっくりと香露をほぐしている。武志が今までで一番丁寧にやった愛撫よりさらに丁寧で深い愛撫だ。  本当にぎりぎりの微妙な加減は女同士のほうが良く分かるのだろう。  男の自分はどうしても、ぎりぎりの所までいくと満足して先に進んでしまう。相手の女性がかわいそうと思ってしまう部分や、気が焦ってしまう部分がある。それに女性の反応からしか状態を察知できない自分は最後の最後の本当に微妙な加減が把握しきれない。  女性同士だとぎりぎりの所からさらにもう一歩ぎりぎりのぎりぎりまで近づいていけるようだ。  これまで自分のやり方が一番だと押し通してきたが、女性の体に一番詳しいのは女性自身なのだ。これからは女性からも学ばなければいけない。  それともう一つ、真理達は道具を使うことにわだかまりが無いことに武志は気が付いた。  武志は今まで自分の体以外の道具を使うことに抵抗があった。道具の力を借りるのは邪道な気がして、ほとんど使ったことが無い。使わないでも何とかなってきたという事もある。  だが、それも何か違う気がしてきた。  真理達は道具を使って、自分よりもハイレベルな愛撫をしている。もし自分が気を使わなかったら、ここまで奥の深い愛撫をできるだろうか。多分できないだろう。  道具を使わないのはつまらないこだわりだったのだ。目的が変わってしまっていたのだ。  最高のセックスをするのが目的なのに、道具を使わないでセックスをすることが目的の一つになっていた。  道具を使った方が効果が高いなら使えば良いのだ。  そう考えると、次々と新しい考えが湧いてきた。  真理達から女性の体、女性の喜ばし方について教えを請わないといけない。もう一段愛撫の精度を上げられる予感がする。  それに自分の技にどのように道具を取り入れていくか考えないといけない。いや、道具だけではない。場所、照明、温度、湿度、香り、服装、寝具など関係するもの全て使って良いのだ。考えるべきことはたくさん有る。  また、作戦形態も一考の必要がある。同性愛者ではないだろう香露にこれほど三人の愛撫が効くならば、一般女性に対しても同じことが言えるだろう。  危険を冒して武志が最初から出て行かなくても、警戒心の薄い同性が最初に接触し、フラフラになったところで武志が出れば良いのである。男女がベッドで二人になるのより、女性同士が二人になるほうがよっぽど簡単である。  武志は目の前が開けた気がしていた。  武志が二重の意味で興奮しながら女性達を見ている時、真理、愛、優の三人は少し怒っていた。  香露は二週間前まで敵だった人間である。それがなぜ、いきなり訓練に参加しているのか。  尋問は終わったのか、スパイではないのかと他にも疑問点が残る。  それに香露が加わることで、ただでさえ回ってくる回数が少ないのに、さらに減ってしまう。  真理は副班長であり、武志に一番気に入られていると自負しており、香露へ特に強烈な対抗心を抱いていた。  愛と優もこの中では武志と一番付き合いが長く、親しいと思っている。それに自分達は双子ならではの息の合ったプレイができる。二人一緒なら香露に負けない自信があった。  香露の美しさ、スタイルの良さは誰が見てもあきらかである。技のレベルについてもある程度の情報は聞いている。日本の部隊でいうとS級かA級に該当すると思われる。  それでも、ここでは自分達の方が先輩である。  香露のレベルの高さが、三人にイジメにも似た感情を抱かせていた。  今日は徹底的に責めて、上下関係を教え込むつもりでいた。その為に、普通はやらない歓迎会を口実にしたのだ。 (今日は思いっきり恥をかかせてあげる)  真理はそう思っていた。  口には出さないが愛と優も同じようなことを考えていた。  チークブラシによる愛撫は十分以上続き、香露の体は全身が薄いピンク色に染まっていた。  香露はかすかに胸を突き出し、脚をモジモジ動かしている。  三人は乳首や秘肉の急所にはまだほとんど触れていない。  残酷なまでの丁寧さに武志は三人の強い想いを感じ取っていた。  これが自分なら辛抱たまらず先に進んでいるだろう。このしつこさは女性同士ならではだ。イジメのような気さえする。 (やっぱり、色々不満があるみたいだ)  武志は香露を生贄にしたみたいで申し訳ない気持ちになった。  武志がハラハラしながら見ていると三人の責めが変化を見せた。ようやく次に進むのかと武志がほっとしていると、三人のブラシは急所から離れていく。  真理は鼠蹊部や太ももの内側を再び刷き始め、愛と優は香露の腕を頭の方へ上げさせ、脇の窪みの周りを刷き始める。  これでは前進ではなく、一歩後退である。女性隊員が本気を出すと、ここまで偏執的に責めるのか。  見ている武志のほうがじれったくなってくる。 (これは完全に怒ってるな)  三人の怒りが武志にだんだん伝わってくる。こうなってくると最後がどうなってしまうのか予想が付かない。  どこまで責める気なのか。まさか壊してしまうことは無いだろうが、武志はただ香露の無事を祈るばかりだ。  香露は気持ち良さよりもくすぐったさのほうが強いのか、体をよじっているが両手を双子に掴まれているので逃げることができない。  武志の考えでは、ここでくすぐるのは性感を下げるので逆効果のような気がするが、三人には別の考えがありそうだ。  そこで武志ははっと思い当たった。 (ひょっとして、くすぐったさを快感に変えようとしているのか?)  確かにくすぐったい場所は性感帯でもある。でもそれは体に火が付き最高に感じている場合だ。その時は性感をさらに大きく燃え上がらせる燃料になるが、その前段階では逆に冷めさせてしまう事になる。  三人は軽いくすぐりと快感を交互に与えることで、その境界線を下げようとしているのかもしれない。  武志はあらためて感心すると共に、少し怖い気もした。  武志が驚嘆の目で見ている間にも三人によるブラシ責めはたんたんと続いていた。  最初の内はくすぐりと性感帯への責めは交互に軽く行われていたが、それもだんだん強いものになり入り乱れてきている。  双子が脇腹から脇の下近くまでをブラシで刷き香露を暴れさせると、真理は秘肉に触れんばかりの近くをブラシで刷く。あの近さではほつれた毛の何本かが秘肉にかすかに当たっているはずである。  それは、疼き始めた体には耐え難いほどの切なさを込み上げさせることだろう。  かと思うと、双子はブラシを乳房の裾野から乳輪まで刷き上げる。こちらも毛の何本かは乳首の側面に当たっているはずだ。その間真理は太ももの表裏、膝などをくすぐっている。 「ああああぁー……」  香露がたまらなくなり、絞り出すようなあえぎ声をあげた。  くすぐったさと快感と切なさが混ざり合い、自分でも良く分からないのだろう。  その香露の声を合図にしたかのように、三人の責めが一段と激しくなった。  双子は触れるか触れないかのぎりぎりの距離で乳首の先をこすった。  真理も同じようにぎりぎりの距離で秘肉をスッ、スッと刷いていく。 「あっああああぁー……、んんんんー……」  香露の声が一段と大きくなる。切なさにたまらず声を出しているようだ。  ようやく肝心なところに触れてきたのだが、それが弱すぎて感じるどころか、逆に切なさだけがつのってしまう。  香露は胸や腰を持ち上げ、もっとブラシを強く当てようとするが、やってもやってもブラシは逃げてしまい、全く刺激は強くならない。  いつの間にかに全身が熱を持ち、体中がうずうずしている。痛いくらいの強い刺激を体が求めている。頭の中は切なさを耐えるのでいっぱいだ。 「も、もっと、強くしてください……」  香露は恥を忍んで三人に頼んだ。負けを認めるようでとても悔しかったが、体の欲求には勝てなかった。強い刺激を耐えることには慣れていても、弱い刺激で焦らされるのには慣れていなかった。  香露の願いを聞いて、双子はブラシを再び脇の下へと移動させ、すばやくブラシで刷いた。それはあきらかにくすぐるための動かし方だった。 「いやぁー……、何でー……、違うー……」  香露は願いを断ち切られ、さらに今までに無いくすぐったさに襲われた。  頭の中はなかばパニックだった。必死で上半身を動かし逃げようとするが、体格に勝る双子に二人係りで押さえられていてどうしても逃げられない。 「ふあぁー、あぁー、あぁー、あぁー……」  何千本もの微細な毛先が敏感な肌を刺激してくる。それはチクチクする感触ではない。もっと細かい単位、神経細胞を一個ずつ撫でられているかのような、細かい感触の集合体である。全身が震えるほどのくすぐったさだ。  香露は頭を振りながら声をあげるしかできなかった。  そこへ真理の責めが加わった。  真理は片手でクリの包皮を剥くと、露出したクリにブラシの先を軽く当てた。 「あひいいいぃー……」  香露は大きく叫ぶと、跳ねた。押さえられている肩と足首以外が十センチ以上もベッドから浮いた。  あまりにも強い刺激だった。体の中でもっとも敏感な部分に何十本もの毛先が刺さったのだ。それは目も眩むような鋭い快感となって香露の体を駆け抜けた。  疼く体が待ち望んでいた強い快感だったが、あまりにも強く急すぎたので、絶頂に達するのには体が追いついていかなかった。  痛みと錯覚するくらいの強い刺激に香露の性感はあっという間に頂上付近まで持ち上げられる。  追い討ちを掛けるように双子はブラシで乳首の先をブラシでこすりながら、脇の下に舌を這わせた。 「むんんんんぅー……」  香露の頭の中で快感とじれったさとくすぐったさが暴れまわる。それは香露が今までに味わったことの無い感覚だった。  自分でもどうしたら良いのか分からない。続けて欲しいのか、もっと強くして欲しいのか分からない。いや、あえて言うと、今の状況から逃げ出したかった。  三人掛りで抑えられていては逃げることはできない。やめてと言ってもやめてくれないだろう。となると後は絶頂に達して終わらせるしかない。  もう恥とか悔しいとかの想いも無い。この状況から逃れられるなら何でも良い。早くしないと自分は壊れてしまうと香露は思った。 「もう、イカせて……、イカせてください……」  香露が泣きそうな顔で哀願した。実際、両目に涙を溜めている。  真理達はそんな香露の言葉を聞いても、絶対にイカさなかった。  香露がイキそうになると、双子のブラシは乳首からはずれ、脇腹の一番くすぐったい所を刷いた。  それでも香露がイキそうになると、真理はブラシを太ももから足の裏に掛けてへ移動させる。双子のブラシは快感を維持するために乳首へと戻る。  快感の発生源を変えることで絶頂を押さえる、真理達の巧みな技だった。  それでもなお香露がイキそうになると、三人は急所からブラシをはずし、全力で香露をくすぐった。 「あ、あ、あぁ……。ダメ……。も、もう、おかしく、なる……」  香露のあえぎから、精彩が無くなってきていた。 (ひどい、ひどすぎる……)  武志は香露の惨状に悲しみと哀れみを感じていた。  香露は体が反り返り、体を持ち上げたかと思うと、次の瞬間にはドスンとベッドに落ちる。それを何度も繰り返している。唯一自由になる頭は左右に大きく振られている。  男ならいくら怒っていてもここまで酷いことはしないだろう。同性の残酷さが如実に出ている。  武志は恐ろしさも感じながらながら悩んだ。  もう止めた方がいいのか、それとも、もう少し待った方が良いのか。  酷いと思う反面、興奮している自分が居た。  世界最高レベルの香露が、これまたトップクラスの美女三人にいたぶられ、声が涸れるほど悶えている。  普通の男なら一生の間に一回も見られない光景である。  武志も最大限まで興奮し、頭の血管が切れそうだ。知らず知らずのうちに身を乗り出し、食い入るように見つめている。  肉棒が触ってもいないのに完全勃起していた。我慢汁が下着を濡らしているのが自分でも分かる。  今すぐにでも着ている物を脱ぎ捨て、四人の中に潜り込みたいのを理性の力でなんとか我慢する。  もっと見たいという気持ちを押さえ込み、武志は椅子から立ち上がった。  このままでは本当に香露が壊れてしまう。止めなければならない。  勃起した肉棒が下着にこすれて引き攣れる痛みを感じながら真理に近づいた。  すると、気配を感じた真理が武志の方を向いた。  その目には邪魔をするなという意思がはっきりと浮かんでいる。  武志はその迫力に押され、すごすごと引き下がるしかなかった。 (壊れる……)  香露はこのままでは気が狂ってしまうと感じていた。  今までこれほど酷い扱いを受けたことが無い。  そもそも中国では複数の男が一人の女を相手をすることはほとんど無い。だいたいが女が複数で男は一人だ。  女一人で男複数を相手にする場合は、一人ずつ順番に相手をする。  訓練といえば、いかに男を喜ばせるかと、いかに肉棒による責めに耐えるかだった。  女性による長時間の愛撫など全く想定していなかった。ましてやくすぐりなど訓練の項目に一切無い。  儒教意識が強く女性の社会進出が遅れている中国では女性を任務のターゲットにすることがほとんど無い。  一応同性愛についての初歩的な講義は受けているが、参考知識程度で実戦に使えるレベルのものではない。  香露自身も女性からの責めでこれほど狂わされるとは思っていなかった。  インドネシアで真理ともう一人の女性に責められた時は、時間が切迫していたこともあり文字通り体に聞かれる尋問だった。  秘肉を中心とした激しい責めと焦らし。それは本国でさんざん鍛えられたことで、いくらでも耐えることができた。男に責められるのと本質的に変わらない。  だが、今の責めは違う。同性ならではというか、実に効果的に、相手が嫌がる方法で責めてくる。  くすぐりを混ぜた責めなど今までにされたことも、考えたことも無い。  様々な感覚が頭の中で渾然一体となり、狂う寸前だ。このままでは間違いなく狂ってしまう気がする。  子宮や乳房がズキン、ズキンと脈打ち疼いている。体中が熱く、秘肉は硬い肉棒を求めている。  これほど男が欲しいと思ったことは今まで一度も無い。ゴツゴツした腕で抱きしめられ、硬い肉棒でゴリゴリと膣壁を削り、子宮を思い切り突き上げて欲しいと体が求めている。  それなのに与えられるのは乳首やクリトリスへの奇妙な刺激と、くすぐったさだけだ。  暴れ、叫びすぎてかなりの体力を消耗している。もう抵抗する力は残っていない。  香露の心は折れる寸前だった。  香露の抵抗が止まり、あえぎ声が小さくなったところで真理が手を止めた。愛と優も続いて動きを止める。  真理達三人が離れると、香露はぐったり手脚を投げ出し、はげしく息をするだけだった。  体は相変わらず熱く、疼きは治まっていないが、あえぎ疲れていて動くことができなかった。  その隙に三人は素早くペニスバンドを身に付けた。外に突き出ているのは武志の肉棒より少し細くて少し長いくらいのサイズだ。  チャンスだと思い武志は真理を手招きして呼んだ。 「真理さん。ちょっとやりすぎじゃないですか」 「班長が先日、訓練方法はまかせるとおっしゃいましたので」  真理がしれっと言ってのける。  確かに言った記憶はある。だが、あの時は香露のことがばれていないかとヒヤヒヤしていたから、適当に返事しただけだ。それに武志は順番のことだと思っっていた。 「これは女性隊員の間では慣例となっています」  真理が真面目な顔で言う。  そんな事は無いだろうと武志が愛と優を見ると、間違いないという顔でうなずいている。  絶対に三人で口裏を合わせてる。 「そんなことないでしょう。じゃあ男性隊員の場合はどうするんですか」 「男性の事は知りませんが、やっぱり同じようなことをするんじゃないですか」  武志はイケメンの男達が絡み合う姿を想像してしまい気持ち悪くなる。  今まで考えたことは無かったが、女性隊員がレズの訓練をするなら、男性隊員がバイでもおかしくない。ターゲットがゲイの場合もあるだろう。  班の中に男性隊員を入れなくて、つくづく良かったと武志は思った。  そうしている間に、愛と優は次の準備を進めていた。  優が香露を持ち上げて立たせると、入れ替わりに愛がベッドに寝そべった。  その股間には擬似ペニスが隆々とそびえている。 (この体勢はまさか二穴)  普通にペニスバンドでつながるだけなら、わざわざ愛が下になる必要は無い。  優に支えられた香露が徐々に腰を落としていく。  擬似ペニスの先が秘肉に合わされた。  そして、ゆっくりと香露の腰が落ちていく。それにともない香露の体の中にシリコン製の肉棒が深々と飲み込まれていった。 「あっ、あ、あ、あ、あぁー……」  香露から力の無い声が漏れる。  香露の上半身が倒され、愛が下からしっかりと抱きしめる。  二人の乳房が間で潰れ横にはみ出している。  それはとても扇情的な光景だった。  薄いピンク色に染まった香露の背中に、黒くて長い髪が扇形に広がっている。ほつれた髪が汗で額や頬に張り付いている。  見ている武志は心臓がドキドキしてくるのを感じた。  残った優が顔を香露のお尻に近づけた。 (やっぱりお尻を……)  武志の期待がいやがおうでも高まる。  優が香露の尻肉に手を掛けると左右に割り開いた。口から舌を突き出して不浄の穴に触れた。 「くひぃー……」  香露が頭を仰け反らせて叫ぶ。  体中に力が入っているのが横から見ているだけで分かる。  香露は逃げようとするが、上半身とお尻をがっしりと掴まれ逃げることができない。  優の顔がもぞもぞ動いているのが武志に見て取れた。 (あれは効きそうだ)  さっきまでさんざんなぶられたうえ、秘肉に擬似ペニスを入れられている。あの長さでは一番奥まで届いて子宮口を押し上げているに違いない。  さらに弱点であるアヌスをやさしく舐められては、耐えることなどできないだろう。  インドネシア作戦の時も思ったが、中国の要員はアヌスをあまり鍛えていないようだった。  拡張は十分にしているようだが、反応の仕方から慣れていないことが一目瞭然だった。 「そこはぁー、お尻はダメですー……」  香露が体を震わせながら訴える。全身がピクピク、ブルブルと震えている。  優がそれくらいでやめる訳がなかった。  蕾だけでなく、その周りや会陰部、尻肉までもペロペロ、チューチューと舌と唇を這わせている。  見ている武志の体がゾワゾワしてくるほどだ。 「ダメ……、本当にダメです……」  香露が歯を食いしばり、愛にしがみ付きながら耐えている。  優の責めは延々と続いた。  男と違って肉棒が萎える心配も無いし、興奮して我を忘れることも無い。たんたんと香露が一番感じるやり方を探しながら続けるだけだ。 「いい加減、力を抜いて受け入れないと、いつまでも続くわよ」  下から抱きしめている愛が声を掛けた。  思考能力を失いつつある香露は言われるがまま体の力を抜こうとするが、おぞましい快感に体の底から震えが湧き上がり、どうしても力が入ってしまう。 「口を開いて、ゆっくり息を吐いて」  愛が続けて指示を出す。 「は、あ、あ、あ……」  香露が口を開き、無理にゆっくりと息を吐き出す。  香露の体からわずかに力が抜け、押し開かれているアヌスがかすかに開いた。  優はそのチャンスを見逃さず、舌先に力を込め中心部に捻じ込んだ。 「はぅあぁー……」  香露の口から叫び声が上がった。全身に再び力が入る。  アヌスもギュッと締まるが、一旦中に入ってしまった舌を押し出すことはできない。敏感な粘膜で舌を締め付けることになり、未知の快感がお尻から背中へと駆け抜けた。 「あ……、あぁ……、ダメ……、へ、変です……。おかしくなります……」  香露のろれつがおかしくなってきていた。  優がさらにアヌスの中で舌をグニグニと動かし始める。 「おかしい……、おかしいです……。変です……。これはダメです……」 「おかしくなっていいのよ。体の力を抜いて、もっと受け入れて」  香露の体に力が入ったり、抜けたりが繰り返される。  香露の顔は真っ赤になり、涙を浮かべている。その顔は泣きそうなのに切なげな、今まで見せたことの無い表情をしていた。  二十歳とは思えない妖しさ、なまめかしさで、なおかつ美しさに溢れていた。  武志は性と美の究極の融合を見ている気がした。触れてもいない肉棒は射精寸前まで精液が込上げてきている。 「あぁ…………」  香露の中毒患者のようにアヌスからの快楽に溺れていた。  口は半開きで端から涎がツツーッと垂れる。 (このままでは香露が壊れてしまう)  そう思いながらも、武志は目を離すことができない。金縛りにあったかのように体が動かなかった。  どのくらい時間がたったか分からない頃、香露の全身からは完全に力が抜け切り、愛に全体重をかけて体を預けきっていた。  目はうつろで、口も半開きのまま、ただ快楽を貪るだけの物体に成り下がっていた。  武志は双子の非情さと熟達さに恐怖と驚きを感じていた。  昨日まで班員では自分の訓練相手には力不足だと頭のどこかで思っていたが、それは大きな間違いだった。  真理達の真の力を知らずに、引き出せていなかっただけなのだ。  香露は麻薬中毒者はこんな風になるのではないかという感じになってしまっている。  もっと早くに止めれば良かった。これも真理達の実力を測りそこなっていた自分のせいだと後悔していた時、ようやく優の顔が離れた。  武志がホッとしたのも束の間、優の手にはローションのボトルが握られていた。  まだやるのか。武志があきれている間に、香露の尻にローションが垂らされ、塗り込まれていった。 「うぅっ、う、う、う……」  優の指がゆっくりと確実に蕾の中に飲み込まれていく。  香露は既に力尽きたのか、全く抵抗をしない。  優は根元まで埋め込むと、今度はゆっくりと引き抜いていく。 「はぁー……」  抜かれる時は快感が強いのか、香露の口から魂が抜けるような声が漏れた。  優はそうして何度も入れては抜きを繰り返し、アヌスをほぐしていく。時には指を根元まで入れたまま円を描くように動かしアヌスを広げる。  拡張済みの香露のアヌスは指一本でほぐされるだけで簡単に溶けていった。  しばらく中指だけでアヌスを調べていた優は、指を抜いてアヌスのほぐれ具合を確かめた。  プカァと開いていたアヌスはゆっくりと閉じていき、やがて何事も無かったかのように口を閉じ、以前のひそやかなたたずまいを取り戻した。  柔らかく柔軟性に富んだ極上のアヌスだ。  優はアヌスの状態にほくそえむと人差し指も追加して、二本の指をゆっくりと、さっきより時間をかけて押し込んでいった。 「おっ……、お、お、おぉ……」  さすがに二本はきついのか、香露の眉が寄る。  全く急がない優は二本の指を根元まで埋め込むと、そのまま動きを止めじっくりと指をなじませる。  再びアヌスの力が抜け、指に絡んでくるまで待ってから、ゆっくりと引き抜いていく。  残忍なほど丁寧でしつこいほぐし方だ。  武志はジリジリと焦れながら、優のやり方を見つめた。  香露には反抗の力が残されていないのが明らかななのに、それでも、一切の妥協をしない所に武志は女性の怖さを覚えた。  優は指を動かし続けている。ゆっくりとしたペースを守り、根元まで埋め込んで、軽く指を回転させ腸壁をもてあそんでから、抜ける寸前まで引き抜いていく。少しも焦ることなく、たんたんと機械のように作業を続けている。  それは香露のあえぎ声が聞こえなくなるほど小さくなり、アヌスが緩みきるまで続けられた。  優が指を抜くとぽかぁと穴が開いている。一本指の時より穴は大きく、元に戻るスピードも遅い。  優は満足して擬似ペニスにローションを塗った。香露のアヌスにもローションを追加している。  ついに最後の時が来たのだ。  武志は口の中に溜まった唾液を飲み込んだ。時計を見ると、始めてから一時間近くがたっていた。  優ががに股で中腰になり、先端をアヌスに合わせた。  そして、香露が息を吐くのに合わせて、ゆっくりと腰を進めた。 「あ、あ、あ、あ……」  力尽きたかと見えていた香露から大きな声が漏れる。  二本差しは香露に活を入れた。背中が反り上がり、頭が持ち上がった。 「あぅー……、う、う、ううぅ……、苦しい……」  指二本とは違う圧倒的な質感に香露の顔が歪む。ほとんど残っていない力でシーツや愛の体を掴む。  優が根元まで埋め込んだところで動きを止めた。  なじませているのだろうと武志が思った時、双子がかすかに動いた。武志には手元で何かしたように見えた。  その時、香露の体が大きく震えた。 「あ、が、が、が、が……」  香露の口からどこにそんな力が残っていたかというような大きなあえぎ声が出た。声というよりも獣の吼え声のようだった。香露の普段の軽やかな声色とは全く違い、お腹の底から絞り出した低い唸る声だ。  香露の声の異常さに武志が慌てて助けに行こうとすると、真理に止められた。 「これは私達の歓迎会からですから、手出し無用でお願いします」 「何が起きたの?」 「バイブのスイッチを入れたんだと思います」  武志の所からは愛と優の体の陰になり、どうなっているか見えない。  同じペニスバンドを着けている真理を見ると、腰の辺りからコードが延びていた。そして真理の手の中に小さなコントローラーらしきものが握られている。 「普通のバイブと違うんですか」  単なるバイブにしては香露の反応が大きすぎる気がする。 「最新型の特注品です。普通のバイブは先の方が円を描くように回転します。それだと入れたままの場合、奥の方しかこすられません。この欠点を改良したのが最新型です」  真理が自分が作ったかのように自慢げに武志に説明する。 「これは根元から先端に掛けて波打つ様に動いて、それがさらに回転するんです。そうすることによって、出し入れしないでも、根元から奥まで満遍なくこすられるんです。これでGスポットももれなく責めることができます。もちろん、根元部分はビーズが回転して入り口の狭いところをゴリゴリこすりますし、全体が振動します」  武志としては香露の具合の方が気になるが、真理の説明は熱を帯びてきて、止められない。真理はスペック・オタなのではないかと思ってしまう。 「さらに凄いのは、今までのペニスバンドの欠点、クリトリスを刺激できないのを克服している点です。ここを触ってみてください」  武志が手を取られ真理のを触ってみると、恥丘の一部が少し硬くなっている。 「この相手のクリが当たる部分に振動板が組み込まれていて、クリまで刺激できるんです。ランダム動作もかなり高度にプログラミングされています」 「それはすごいね」  武志は香露の方をチラチラと見ながら相槌を打った。  香露のあえぎ声は続いていて、なぜか愛と優は動きを止めてじっとしていた。  武志と真理の話が途切れるのを待っていたのか、バイブをなじませるのを待っていたのか、優がゆっくりとバイブを抜き始めた。 「おっ、おぉー……、お、お、お、おほぉー……」  抜かれる時の快感も凄いものがあるのだろう。香露が体を震わせ、歯を食いしばり耐えている。  その間も愛が下から腰を持ち上げるようにしている。ペニスバンドの機能から考えるとクリにも振動が与えられているはずだ。  いくら香露が秘肉やクリへの刺激に強いと言っても、アヌスと同時なら耐え切れるものではない。 「真理さん、スイッチを入れてみてもらえますか」  武志はどんな動きをするのか興味が湧き、真理にお願いしてみた。 「はい」  真理がスイッチを入れると、バイブは武志が今まで見たことの無い動きを始めた。  波打ちながら回転しているので、まるで螺旋を描いているように見える。これなら確かに膣壁を満遍なくこすりあげるだろう。 「これが通常モードです」  さらに上があるのか。武志は驚いた。 「次がランダムモードです。回転方向や、スピードがランダム、で、変化しま、す」  真理の様子がちょっとおかしい。 「すみません……。振動が内側に伝わってくるので……」 「他に機能は無いんですか」 「後はさっき言った通りクリの部分が自動で振動します。外側と内側はオンオフが自由に切り替えられます。通常モードでは強さが可変で変えられます。リモコンで全ての操作ができて、外側のバイブは簡単に取替えができて希望の太さと長さが選べます」 「すごいですね」  武志が試作品の性能に感心している間にも香露への責めは続いていた。  武志がよそ見をしている間に、優の腰の動きは段々速くなっていた。  もう普通に挿入するくらいのスピードでバイブが出し入れされている。 「も、もう、無理……、壊れます……」  香露は全身を震わせながら必死な様子で愉悦に耐えている。  最後の力を振り絞り、シーツを握り締めているので、シーツに大きな皺が寄っている。  誰が見ても香露は限界なのに、それでも双子は手を緩めない。手加減とかかわいそうとかの言葉は二人には無いようだ。  愛は下からも突き上げるように腰を動かし子宮口をこね、口で耳をしゃぶっている。  優も腰の角度を変えながら腸壁を余すところなくこすりあげている。 「ダ、ダ、ダメェー……、イッてます。もう、イッてますから……」  双子はほんの少しだけ責めを弱め、香露のアヌスによる絶頂を長引かせようとする。 「おおおおぉー…………。んんぅーー……」  アナルセックス特有の深くて長い絶頂が香露を襲う。  体の一番深いところから湧き上がる、甘黒い快感の並が耐えることなく香露の体を貫き続ける。  香露はビクン、ビクンと大きく間欠的に体を震わせているが、アヌスに刺さったバイブは休むことなく動き続けている。 「あ……、あぁ……、し、死ぬ……、あ……、あ……」  香露は涙を浮かべながら、つぶやくように言葉を漏らす。  それでも双子の責めは止まらない。少しだけゆっくりなったとはいえ、確実にアヌス、腸壁、子宮口、Gスポット、膣壁、クリトリスをなぶり続けた。 「あぁ…………」  香露は力尽きたのか、どんどん反応が小さくなっていく。  シーツを掴んでいた手は開き、愛の腕から逃れようと力が入っていた体も愛に預けられてしまっている。  顔も酷い状態になっていた。弛緩しきっていて、目はうつろで、口は開き、涙や涎が垂れている。顔全体から耳まで赤くなっている。  口からはかすかな声があっ、あっ、あっと漏れ続けているだけだ。  武志が今までみた香露の中で一番溶けた顔だ。完璧な美しさが崩れていて、親近感をかんじるほどになっている。 「シー……、シー……、シー……」  香露が何かつぶやいているが中国語らしく意味が分からない。ほとんどネイティブ並に日本語を話す香露だが、意識が低下するとやはり中国語を話すようだ。  武志は女性の恐ろしさを心底味わった気分だ。  真理は香露にこうして上下関係を教え込んでいるのだろうか。ひょっとすると純子に教わったことを香露に教えてマゾにしようとしているのかもしれない。  マゾの香露。そう考えただけで武志は頭がクラクラしてきた。  バイブを挿入して二十分もたつ頃には香露は全く動かなくなり、ただ体をヒクヒクさせるだけの物体になっていた。責める方も、優は長時間の中腰の姿勢でかなり疲れている様子だった。 「そろそろ終わりにしましょうか」  真理の声でようやく歓迎会が終わった。  バイブが抜かれても香露は全く動かない。意識はあるようだが、疲れきって動けないようだ。  結局武志は見せつけられるだけで最後まで相手にしてもらえなかった。肉棒は完全に勃起したままで治まるにはだいぶん時間がかかりそうだ。これは自分へのお仕置きも含まれているのかもしれないと武志は思った。  それに香露の事も心配だ。真理達が居るから、さすがに後で介抱するだろうが、壊れてはいないだろうか。  今は香露の強さと真理達の限界を見極める能力を信じるしかない。  今日は女性の本性を見た感じで複雑な気持ちだが、良い事もあった。香露の弱点が見えてきた。 1.女性相手の場合 2.複数相手の場合 3.道具、特に電気系の動く物に慣れていない? 4.アヌスはそれほど鍛えていない  これはどういうことだろうか。  今まで、香露は対日本用に専用の訓練を受けてきたと思っていたが違っていたようだ。  中国人を相手にすることを第一に教育されている気がする。  もし教官の中にもっと日本について詳しい人間がいれば、もっとローターやバイブの事を想定していたはずだし、アヌスや二穴のことも考慮していたはずだ。日本の風俗やAVを調べればすぐに分かることだ。  だが、日本の事を良く知らない割には日本語を流暢に話す。会話だけを聞いて日本人だと言われれば納得してしまうくらいだ。日本語はかなり幼い頃から時間をかけて学習していると思われる。  となると考えられることはただ一つ、日本をみくびっているのだ。それか対日本用の訓練が間に合わなかったかだ。  日本語さえ話せれば、あとは中国人相手と同じようにすれば良いと思われているのかもしれない。  武志でさえ外国人が相手だとすると、それなりに準備をする。想像だが日本の部隊は外国の情報をかなり集めているはずだ。  片手落ちというか、独善的な所が中国らしいと武志は思った。 <第78章>  香露の歓迎会から二日後の木曜日、次の訓練日が来た。  武志は今日の訓練も香露を対象にしたものに変更することにした。  女性四人には内緒だが、今週末に美咲と瞳の三人で出かけることになっている。その事を考えると今日はできるだけ気や精液を温存したい。  そこで武志は先日と似ているが香露のレズプレイの練習日にすることにしたのだ。  他にも理由がある。  顔、スタイル、テクニックいずれでも香露に劣っている三人にも勝っている点がある事を認識して欲しい。それは元のメンバーの不満を解消することや、香露の弱点を強化することにも繋がるはずだ。  それに武志としてもできるだけ体力、精液、気を節約したい。香露以外の女性に手伝ってもらえば、自分の負担をかなり減らすことができる。  武志の提案に真理、愛、優の三人は賛成した。以前からのメンバーである三人には、実はSの質が有るのではないかと武志は思う。それか前回の歓迎会だけでは香露をいじめ足りないかだ。  香露は自分以外が全員賛成なのを知り反対を諦めた。  いつもの部屋に武志と四人の女性が集まっている。これだけの美女が揃う姿は壮観だった。  武志がアジア系女性の究極と思う香露、素晴らしい巨乳の持ち主の真理、これ以上美しい双子は日本にはいないと言える愛と優。  二回目でも全く見慣れることが無い。この四人を今後自分の好きにできるかと思うと男として生まれて本当に良かったと武志は思う。  香露の服は前回と違いかなり似合っている。前回は急なことで服の準備が間に合わなかったのだろう。  それなりの物を着て、裸とは違った香露の魅力が前面に出てきている。  黒を基調として高そうなジャケットにワンピース。ストッキングもパンプスも黒だ。肌の白さを際立たせている。  全体的に服が上手くスタイルの良さを隠していて、上品な大人の雰囲気だ。高級ファッションブランドのカタログから抜け出てきたかのように見える。  この服のまま着衣プレイも良いかもしれないと武志は想像する。  だが今日のテーマは香露のレズプレイだ。興奮する気持ちをぐっと抑える。  まずは一番慣れている愛と優にお手本として香露を責めてもらうことにする。  武志以外の全員が裸になる。  武志はボクサー・ブリーフ一枚になった。ガマン汁を溢れさせているのを見られるのは少し恥ずかしい。隠さないといけない。  さっそく愛、優、香露の三人がベッドに上がる。  武志はベッドの近くにソファーを持ってきて座る。真理には解説役として横に居てもらう。前回の訓練でもっと女性からの意見を聞こうと反省したからだ。  ベッドの上では愛と優が早くも香露に絡んでいる。 「基本は自分が気持ち良い所は相手も気持ち良いということ。これは女性同士でも同じ」 「まずは体で覚えようか」  双子が両側から香露の体を挟むようにして体を密着させ話しかける。 「男と違って女の体は柔らかいでしょ」  双子はさわさわと香露の肌を撫でている。 「女は男と違って、いくらでも時間をかけることができるから、じっくり楽しめるの」  香露は女性同士に違和感を覚えるのか、まだ体が硬いように見える。  双子はそれをほぐそうとしているようだ。 「手しか使わないのはどういう意味なの?」  武志は小声で真理に聞いた。もう武志は開き直って何でも聞いてみる気持ちになっていた。相手が部下だからとか、一条流がどうのこうのというプライドは元々あまり無かったが、この際一切捨てることにしていた。  双子が口を使わないのを不思議に思ったのだ。 「相手がレズやバイでは無い場合、最初からキスしたり性器に触れるのは嫌悪感を大きくする可能性があるので、まず、ああやってガードを緩めます」  真理が真面目に答える。  女性隊員は女性同士の場合について、体系付けられた理論を学んでいるようだ。  どんなテキストを使っているのか、一度見せてもらいたいと武志は思った。  双子は少しも焦ることなく、たんたんと香露の肌を撫でている。  良く見ると、普通に撫でたり、かすかに触れるだけにしたり、細かい変化を付けている。その加減は感と経験が物を言いそうだ。  肌を撫でられているだけなのに、香露の体からだんだん力が抜けていき、表情から険しさが消えていくのが武志にもはっきりと分かった。  愛撫はセックスの基本だ。基本はどんな分野でも重要で一番奥深いものなのだ。  香露の状態の変化に合わせて双子の指使いも変わっていった。  最初は撫でる割合が多かったのが、かすかに触れるのが多くなってきた。くすぐったいような気持ち良さを与えるやり方だ。  香露がかすかに口を開き、なまめかしい吐息を漏らす。  双子の手が少しずつ性器へ近づいていき、また、感じるポイントの近くを通る。  武志は今までの経験で女性の体を見ると、性感帯がどこにあるかが何となく分かるようになっている。  人により多少の違いはあるが、共通のポイントというものがある。手で触れ気を流すと、はっきりと高い精度で調べることができる。  その武志の目からすると、双子は気を使わないのに正確にポイントを探り当て、通ったり、はずしたりと巧みに刺激しているように見える。  いつしか香露の体からはすっかり力が抜け、二人に完全に身を任せている。  愛と優はプロだけあって自分のやるべき事を理解している。香露に対して好感情を持っていなくても、やることはやるのだ。  今は香露にレズのテクニックを教えるのが目的だ。まずは自分の体で覚えさせようというのだろう。  双子の手が香露の乳房にかかった。やわやわと軽くやさしく揉んでいる。 「っ……」  香露からかすかなあえぎ声とも吐息とも取れる小さな声が漏れた。 「異性同士の場合は通常キスから入る場合が多いですが、こういった場合キスは後半に回されます。嫌悪感が小さく、効果が大きい胸から入ります」  真理が解説してくれる。  武志は真理の言葉を聞きながら、双子の動きと香露の反応に意識を集中させる。  これも修行の一環だと、何かを得るつもりでベッドの上を見つめる。 「女の体は女が一番分かるのよ」 「武志がいくら女を喜ばせるのが上手いと行っても、突き詰めた微妙なところは女の方が良く分かるの」  双子が話しかけながら乳房を揉む。時折、指の腹で乳首の先をスッとこする。その度に香露の体がピクッと小さく反応している。  武志は女性を責める時、焦らしに焦らして、女性がたまらなくなったところで一気に盛り上げるパターンが多い。しかし、愛と優を見ているとそうではない。  強弱をつけながらゆっくりとだが確実に性感を上昇させている。  焦らすことだけがやりかたじゃないんだ。  武志は一つコツを掴んだ気がした。やり方は一つではないのだ。今までバカの一つ覚えだった。気の力で女性をコントロールできるのを良いことに、真摯に女性の体について学ぶ努力をしてこなかったと反省した。  香露はしだいに体をもじもじと動かし、両足をこすり合わせるようにしたり、くねらせている。  双子の責めが確実に効いている。  乳房への責めが段々強くなり、揉みかたも強くなっている。香露の呼吸も大きくなっている。  弱く、弱く、弱く、乳首……ぐらいのパターンだったのが、弱く、軽め、乳首、強く……みたいな感じでランダムに強弱をつけている。 「あ……」  香露の背中は完全に浮き、愛撫をねだるように胸を突き出している。手は握ったり開いたり、シーツを掴んだり、あてどもなくさまよっている。  それは香露が理性を失い、快感に溺れつつあることを示している。  香露から漏れる声を聞き、悶える姿を見ていると、武志のほうが切なくなってくる。  先ほどから肉棒は勃起したままで、ガマン汁を噴出している。黒いブリーフなので目立たないが、亀頭のところに染みができてしまっている。  自分でこすりたいくらい肉棒が疼いているが精神力で押さえ込み、三人の絡みを見つめる。乱入するのはまだ早い。もっと見て学ぶ必要が有る。  双子の手が一瞬止まると、頭が動き、乳房の上に覆いかぶさった。 「あんぅー……」  香露から大きな声が漏れる。背中が一段と浮き上がり反り返っている。そして一拍置いた後、体がベッドに沈んだ。  双子が乳首を舐め上げたのだ。徐々に責められた後に左右の乳首を同時に舐められ、一気に快感が突き抜けたのだろう。  次のステージに入ったのだと、武志は察した。  双子は乳房を舌で押し込むように舐めたり、円を描いて乳輪を舐めたりしている。そして時折乳首を数回舌で弾く。  この弱く、弱く、ちょっと強くの繰り返しは双子の基本パターンのようだ。  武志のずーっと弱く、そして一気に強くのやり方とは違う。自分のやり方を急上昇型とすると、彼女達のやり方は強弱をつけながら少しずつ強くしていく。グラフで言うと、連続する振幅の小さいサインカーブを45度持ち上げたような曲線だ。良い名前が浮かばないが、斜めサインカーブ型とでも言えば良いのだろうか。  双子はさらに余った手を香露の太ももにも伸ばした。  最初は表側をサワサワと撫でていた。それが、自分達の脚を絡ませて大きく広げると、内側の柔らかく敏感なところにも指を這わせていく。 「あっ……、あっ……、あっ……」  香露は脚を固定され快感を逃す場所を失ってしまった。頭を左右に振り、両手で双子の腕を掴み、流されるのに耐える。  その間も乳房への責めは休むことなく続いている。 「まずは、乳房を落とします。そして乳房の快感を維持しながら、次にヴァギナへと進みます。そして最終的に唇も落として、全身の攻略が完成です。後はどこを責めても問題無い状態まで持って行きます。軍事的に言えば拠点攻略というか飛び石作戦みたいなものでしょうか」  真理の解説が入る。 「それって、交互前進とは違うの?」  軍事方面も軽くオタの入っている武志が聞き返す。 「交互前進は交互に相手のサポートを受けながらの前進だと思います。今の愛と優のやり方は、胸とヴァギナを交互に責めるのではありません。重要なポイントだけを相手の抵抗が小さい所から順に落としていく訳ですから、飛び石作戦の方が当てはまると思います」 「なるほどー」  武志は少し感心した。 「今回はそうなだけで、交互前進的なやり方が無いわけではありません。他にも色々やり方がありますが、今日の時間的制約と香露のコンディションから考えて今のやり方を選んだだけです。班長も途中から参加されると想定しています」  気持ちを見透かされたみたいで武志はドキッとした。前回は全く参加させてもらえなかっただけに、今日は途中から乱入しようとは思っていたのだ。  それと同時に自分のこともちゃんと考えてくれていたことに、武志は少しうれしくなった。 「あ、あ、あ、あ……」  香露の口からは絶え間なくあえぎ声が漏れ続けている。  脚は完全に開かれ、双子の指は秘肉ぎりぎりのところを焦らすようにうろついている。  乳首のほうも甘噛みされ、吸われ、舌で激しく弾かれている。 (このままではダメになる……)  香露はかすれていく意識をなんとか食い止めようと懸命に耐えていた。  双子のテクは武志とは種類が違うが見事なものだった。  もうちょっとだけ強くして欲しいと思うと、その通りに強くしてくれる。もう少しだけ横を触って欲しいと思うと、そこを触ってくれる。  まるで自分の気持ちを読んでいるかのようだ。  確かに愛撫の精度でいえば、武志よりこの双子のほうが一段上だ。  そうかと思うと、少し焦らして、いたずらっ子のような目で見つめてくる。その目は『分かっているけど、もう少し我慢して。もっと気持ち良くなれるから』と言っているようだ。  こちらも、もっと強くしてと目でお願いしてしまう。  胸はもう双子の物になっていて、熱を持ち絶え間ない快感を発生させている。  その熱は体全体に広がり、子宮がズキンズキンと血流に合わせて疼いている。  完全にこの双子に主導権を握られていて、思うようになぶられている。どうにかしなければいけないと分かっているが、自分には女性に対する対抗手段が無い。  そうなると、後は意地でも我慢し続けるしかない。  だが、女の心と体を知り尽くした相手にいつまで耐えられるか分からない。男と違って相手に終わりは無いのだ。相手は時間が許す限り続ける事はできる。  香露は希望の無さに目の前が暗くなりながらも、最後の抵抗をし続けた。 「あんんぅー……」  香露の体が大きく跳ねた。  クリトリスに指が触れ、と同時に指が一本秘肉に差し込まれた。  その刺激は突き刺さるかのように子宮に響いた。  そして大きな快感となって全身を駆け巡った。ここまで時間をかけて準備されていただけに快感は大きかった。  待ち構えていたはずなのに、あやうくイキそうになる。もう少しで意識を刈り取られるところだった。  香露は歯を食いしばり快感に耐えた。  双子の指はクリトリスに触れて少しの間こすったかと思うと逃げていく、また秘肉に差し込まれた指は数回往復したかと思うと抜かれてしまう。  それを何度も繰り返される。  クリと秘肉をランダムに責められる。同時にこすったり、同時に休んだり、交互にこすったりと、大きな快感と休息の波に意識が付いていけなくなってくる。  もっとして欲しいのか、もう止めて欲しいのか自分でも分からなくなってくる。  しかも、だんだんと責めが強くなってきている。  秘肉に差し込まれる指が二本に増える。双子が一本ずつ指を入れている。  二本の指が独自に動くのだ。それは一人が二本の指を入れるのより何倍も複雑な動きをした。  交互に入ってきたり、同時に入ってきたりと今までに経験したことのない動き方だ。  その時、指がある場所に触れた。  ツーンとした感覚が尿意とともに脳まであがってくる。腰が分解してしまうような、何かを漏らしてしまうような不安で頼りない感覚だ。  さらに別の指が膣壁を抉りながら出し入れされている。 「そ、そこは……」  今まで味わったことの無い複雑な快感に香露はとまどってしまう。  快感を耐えるのか、受け入れるのか、おしっこを我慢するのか。訳が分からず、頭がおかしくなりそうだった。  さらに追い討ちを掛けるように指がアヌスに触れてきた。  秘肉からとめどもなく溢れ続ける愛液を掬い取っては、アヌスに塗り込んでくる。  ただでさえどうすれば良いか分からない所へ絶望的な黒い快感が入り込んできて、混迷がさらに深まってしまう。  頭の中は色々な種類の快感が入り乱れ、まともに考える事ができない。  サンドバッグのように快感に打たれ続けていた。  意識が薄れかけたとき、焼けるような熱をお尻に感じた。 「あぐぅううううぅー……」  アヌスに指が押し込まれていた。  ゆっくりと確実に奥へと進んでくる。猛烈な異物感、内臓を押し上げられるような圧迫感、腸壁をこすられる快感、熱さ、様々な感覚が体の内側から湧き上がる。  香露は思考力を奪われ、快感に翻弄されるだけの物体に変えられてしまった。  武志は本気を出した双子の技に目を奪われていた。  双子はそれぞれ、片手で香露の手をにぎり、乳首に吸い付き、片脚を絡めて固定し、秘肉に指を一本ずつ入れている。そのうえ分担してクリとアヌスを責めている。  香露は狂ったように髪を振り乱している。二人掛りで抑えられているので、そうすることしかできないのだ。  武志が見ていても壮絶な快感に襲われ続けているのが良く分かる。  香露は硬く目をつむり、眉間には深い皺を寄せ、あえぎ続けている。  自分が気を使わないでここまで感じさせることができるだろうか。  くやしいが、愛撫の精度の高さでは彼女達の方が上だ。  武志は自分の技術の低さを思い知った。まだまだ修行が足りない。  武志が感嘆し、自戒していると真理が立ち上がり、そのままベッドに上がった。  香露の頭近くに座ると両手を香露の乳房に伸ばした。  それを見て、双子が頭を動かして場所を空けた。  真理は親指と人差し指で乳首を摘むと残りの指を乳房に添えた。そして乳首をこすりながら乳房を揉み始めた。  場所を取られた双子は無防備に晒されている、香露の脇の下に吸い付いた。 「いやあああぁー……」  一際大きな叫び声が部屋の中に響いた。  武志は声が漏れたんじゃないかと思わず部屋の中を見渡してしまった。 「ダメー……、ノォーーーウ、ブーシーン」  香露が何語か良く分からない言葉で叫ぶ。  真理がキスをして香露の口を塞いだ。 「んんんぅー、ふうううぅー、んんんんー……」  香露が口を塞がれてもなお叫び続ける。頭を振って逃れようとするが、真理に膝で挟まれ逃げられない。 「んふぅー、んんんー……」  口の動きを見ていると、口の中をもてあそび、舌を引っ張り出して吸い上げているように見える。  そして、香露の喉がごくんと動いた。真理は自分の唾液も飲ませている。  元はノーマルな香露にそこまでやるとはやりすぎなんじゃないかと武志が思っていると、真理は口を離して武志に言った。 「そろそろどうぞ」 「えっ、いいの?」 「今がベストタイミングです」  武志はドキドキしながらブリーフを脱ぎベッドに上がった。すぐ近くでこれだけ濃厚な場面を見せられ、武志の疼きも限界まで達している。  肉棒は限界まで硬くなり真上を向いている。触っていないのに、すでに精液が体の奥でぐつぐつと煮えたぎっている。  しかし、どうぞと言われても口と胸しか空いていない。両脇に愛と優、頭の方に香露が居るので、体勢的にパイズリは難しそうだ。  フェラをしろという意味か。武志は脚を大きく開いて四つん這いになり、肉棒を香露の口に近づけた。  この体勢ではお尻の穴を真理の眼前に晒すことになる。一応きれいにはしてあるが、とても恥ずかしい。  肉棒は痛いくらい疼いている。そんなことは言っていられなかった。  香露は肉棒が近づいてきたのに気が付くと、貪るように口に含み舌を激しく絡ませてきた。 「おぉー……」  武志は思わず快感の声を漏らした。  待ちに待った刺激に肉棒から背中を通り頭まで快感が走り抜ける。  あまりの気持ち良さに背中が反り、口を大きく開いて胸の底から息を吐き出した。  香露が気を流している。この肉棒の痺れるような溶けるような気持ち良さは間違いない。  香露は何かせずにはいられないという風で、唇で強く締め付け、吸い、舌を絡めてくる。  鼻息が玉袋に当たるのも心地良い。  香露のフェラは何度味わっても気持ち良すぎる。このままでは急速に追い上げられてしまう。  武志は丹田に力を込め射精感を押さえ込むと同時に、亀頭の先から軽く気を流す。  少しは反撃しないと一方的にやられてしまう。  これ以上刺激を強くしては自分を追い込むだけだと分かっているのに、自然と腰が動き肉棒を出し入れしてしまう。  唾液が豊富な香露の口でしごかれ、溶けるような快感が体全体に広がっていく。  精液を節約しようと思っていたのに、その決心がどこかへ行ってしまいそうな気持ち良さだ。  気持ちの良さにゆっくりとしか動かせない。それでも絶妙な力加減の唇でこすられると、何も考えられなくなっていく。  香露の舌は狂ったように激しく動き、亀頭の先をほじくり、カリや裏筋を責め立てて来る。  その時、後ろの方で気配がしたかと思うと、熱くぬめったものがアヌスに触れてきた。 「うはぁー……」  真理の舌だった。  真理の舌がほじくり返すようにアヌスを舐めてくる。  これには武志もたまらなかった。 「ま、待って。そこはダメ。やばい」  ただでさえ、フェラとアヌスの同時責めは武志の大好物で我慢が難しいのに、香露の気を流されながらのフェラだと、こらえきる自信が無い。  お尻からの耐え難い甘黒い愉悦と、肉棒からの熱い快感が体で入り混じり、武志をどんどん追い込んでいく。  このままでは香露の口の中にぶちまけてしまう。  まだ香露には精液を飲ませたことが無い。体の内側も自分のもので染めてみたいという気持ちと、どうせなら肉棒で止めを刺したいという気持ちがせめぎあう。  どちらにしろ、このままでは、それほど時間がたたないうちに暴発してしまう。 (やっぱり、今は我慢だ)  武志は週末の予定を思い出し、何とか口内射精を思いとどまった。  肉棒を抜き、香露から一旦離れる。肉棒は風が吹いても射精しそうなくらいぎりぎりまで追い込まれていた。危ないところだった。  武志は深呼吸をして、自分を落ち着けた。  武志が一旦離れたことで三人の責めが一段と激しくなった。  愛は手の角度からからするとGスポットを責めているようだ。  香露は完全に腰が浮き上がり、自分から求めるように腰を動かしている。  真理が乳首を捻り上げているので、背中も浮かして苦痛と快楽に耐えている。  武志は香露のこんな姿は初めて見た。  イク寸前、潮を吹く寸前をずっとキープされているのだろう。これはつらいだろう。  香露はGスポットがかなり弱いようだ。  中国がどれだけ日本の事を研究しているのか分からない。アメリカのAVで潮吹きのシーンを見たことが無いことから考えて日本以外ではGスポットに対する感心が低いのかもしれない。  香露の普通のセックスのレベルの高さから考えると、あまり特殊な事は訓練しきれていないのかもしれない。  いくら小さい頃から英才教育を受けていたとしても、香露の若さで何もかもを完璧にすることなどできないだろう。  セックスだけではなく、体型維持の運動、外国語習得、諜報活動学習の時間も必要だったはずだ。 「もう限界みたいね。一回お潮を吹いちゃおうか。初めてかな」  愛が声を掛けるが、香露に返事をする余裕は無い。声さえ聞いていなかった。  腰も背中も浮き上がり、肩と足で体を支えている状態だ。足は開かれていて、腰がうねっているので、まるで人に見せつけようとしているかのようだ。  愛と優は潮を吹くタイミングまで完全に見切り、遠くまで飛ぶように手が邪魔になら無いようにする。  最後にひとしきり激しく膣内をこすったかと思うと、二人は指を抜いた。 「あっ。あぁー……」  その瞬間、プシュッと音が聞こえたと錯覚するくらいの勢いで液体がほとばしった。  それは放物線を描き、シーツを塗らしていく。  香露は目を固くつむり、体を震わせていた。  人生初の経験に感覚を噛み締めている。初めて味わう感覚に戸惑いを覚えていた。  女性に強制的にお漏らしをされる屈辱、体から魂が抜けるような開放感、体の底から湧き上がる快感。いくつもの複雑な感情が混ざり、香露は自分を失っていた。  あえぎ疲れ、体力もほとんど残っていない。  放水が終わり、一呼吸置いたところで三人の責めが再び始まった。  胸を自由にもてあそばれ、脇の下を舐められ、クリをいじられ、秘肉とアヌスに二本ずつ指を入れられかき回されている。  余った口はキスしてきたり、耳をしゃぶったりする。また、余った指は尿道口や会陰をくすぐる。  もう香露はなす術もなく、されるがままだった。絶頂を我慢する気力もなかった。ひたすら流された。  全てを完全にコントロールされ、好きな時にイカされ、また寸前でおあずけをくらう。  それが延々とイジメじゃないかと思うくらい続く。  武志はすぐ横で全てを見て、聞いていた。  このまま続けると香露は力尽きてしまうだろう。そのまえに自分が終わらせてあげたい。それに自分としても一回出さないことには中途半端なままでは収まりが付かない。  武志は香露の脚の間に移動した。  双子がさっと手を引いた。 「いいですか」  武志が誰ともなく尋ねる。  真理がうなずく。香露もかすかにうなずいたように見えた。  武志は香露の太ももを抱えると、ゆっくりと進んだ。  完全に溶け切っている香露の秘肉はかすかに口を開き、肉棒を包み込みながら飲み込んでいった。 「あ、あ、あ、あぁー……」  香露が満足感あふれる声を出した。  指とは違う心の底から満足させてくれる感覚だ。慣れ親しんだ感覚で安心感が有る。  それでいて、武志の場合は普通の男より、子宮に響く快感が大きい。  疲れきった体に快感が染み込んでくる。もう他には何もいらないと思う。  膣壁を削られるのが気持ち良い。子宮が燃えるのも気持ち良い。その快感が体中へ広がるのもたまらない。  武志が体を倒して覆いかぶさってきた。  男の硬い体が頼もしく思える。少し息苦しくなる体重さえ好ましい気がする。上半身が触れると包まれている気がしてくる。武志の全てがいとおしかった。  武志はゆっくりとしか動いてくれない。これでは足りない。もっと男を味わいたい。強い刺激を求めて体がむせび泣いている。 「もっと、もっとください……」  そう言うと、武志が両手で香露の体を抱きしめ、下半身だけを動かしてきた。  そして、徐々にそのスピードを上げていく。  体の一番奥をガンガン突き上げられ、膣壁をゴリゴリこすられる。気を流されなくても、これだけで十分すぎるくらい気持ち良い。 「すごい……」  男に抵抗することなく全てを受け入れる。それがこれほどまで素晴らしいとは思ってもいなかった。  頭の先からつま先まで体中が快感と幸福に満たされている。  武志の触れているところ全てが気持ち良い。体の奥からも快感が湧き上がってくる。  武志が動けば動くほど、いくらでも快感が大きくなる。 「あぁ、いい……、すごい……」  武志がひたすら突き上げてくる。角度を変えながら秘肉の中をくまなくこすりあげてくる。  すでに頭の中は真っ白になり、思考力はほとんど残っていない。  なぜ、これほど気持ち良いのか自分でも分からない。  武志はほとんど気を使っていない。それなのに、いつも以上に感じてしまう。  普通の男相手なら、いくらでも耐えることができ、相手をすることができるはずなのに、もう体が言う事を聞かない。  与えられる快感を全て受け入れてしまっている。  武志用に体を作り変えられてしまったの?  武志には相手の女を自分の物にする特殊な力でも有るのか。  考えても答えは分からない。というより、快感の波に襲われまともに考える事ができなかった。 「あん、あん、あん、ああぁー……」  口からはあえぎ声が漏れ続けている。出したくて出しているのではない。体の奥から湧き上がり自然と声が出てしまう。  このままではダメになるのは分かっているが、体が貪欲に快感を欲している。  子宮は燃えるように熱く、秘肉からは鋭い刺激が波となって頭まで走り抜ける。全身にピリピリしているのに溶けてしまうような不思議な感覚が広がっている。  それでも武志の動きは止まらない。  香露は残り少ない体力を動員して気を練り上げた。そして、肉棒目掛けて流し込んだ。  武志の体がピクッと震えたが、動きは止まらない。  香露は自分の敗北をはっきりと理解した。もう終わりがくるのを待つしかない。 「もう、参り、ました。私の、負けです……。降参します……」  感じすぎて苦しい中、香露は途切れがちに武志へ伝えた。  それでも武志は止まらない。 (この男は自分が終わるまで止めないつもりだ。私を徹底的になぶる気なんだ)  何とか逃げ出そうとあがくが、判断が遅すぎた。覆いかぶさられた男を跳ね除けるだけの体力が香露には残っていなかった。 「もう、もう、無理……、です……。壊れます……」  武志が大きい動きから、肉棒を根元まで入れての小さく鋭い動きに変えてきた。  子宮口が確実に何度も強くノックされる。  その度に重い快感が股間から脳まで突き抜け、体全体に力が入ってしまう。  秘肉も自然と締まり、肉棒の形がリアルに伝わってくる。 「ああ、あ、ぁー……、もう、終わって……、こ、こ、壊れる……」  もう本当に壊れそうだった。こんなにおかしくされたのは、覚えていないくらい久しぶりだ。快感が強すぎて頭がおかしくなりそうだ。  あえぎすぎで疲れて力も出ない。 「早く、早く終わって……、もう、もたない……」  体が分解しそうだった。時々、ふっと意識が飛びそうになる。このままでは自分だけ先に気を失ってしまう。  武志がラストスパートに入った。  乳房を握り締めながら、全力で腰をぶつけてくる。 「ああああ、出して、早く出して……」  香露は最後の力を振り絞って自分からも腰を動かし、秘肉をうごめかす。肉棒向けて気を目一杯流し込んだ。  武志が顔をしかめている。苦痛に耐えているかのような表情だ。  その時、体の中で亀頭が膨らむのを感じた。 (来るっ)  直後、武志が苦しそうに言った。 「出すよ」  武志の言葉に香露はうなずき、秘肉を一層締め上げた。  体を痛いくらいに抱かれ、子宮を奥へと押し上げられる。そしてお腹の中で何かがはじけた。  どっびゅうー、ぶびゅう、ぶびゅるるるるぅー……、ぶしゅうううぅー……、どぶっ、どびゅるるっ、びゅるるぅー……。 (熱い)  香露は体の奥に熱い塊が当たり、お腹の中に広がっていくのを感じた。 (出てる……。武志の精液が出てる……)  びゅるっ、びゅるる……、ぴゅるっ、ぴゅるー……、ぴゅっ……。  武志の射精に合わせて香露も深い快感を覚えていた。激しさはともかく、深さと満足感では今までで一番だった。  自分にこんなセックスができるとは思っていなかった。武志と心の一段深い所で通じ合った気がする。  香露は気だるさと心地良い余韻に包まれながら、まどろんだ。 (出たなー……)  せっかく溜めていた精液を根こそぎ出してしまうような深い射精だった。今日は控えておこうと考えていたのに、結局思い切りだしてしまった。  武志はゆっくりと呼吸をして息を整えながら考えた。  前回香露とやったときも生涯最高の射精というくらいの素晴らしいものだったが、今回もそれに劣らないくらいのものだった。  前回は快感の大きさで一番だとすると、今回は深さで一番だ。体中のエネルギーを出し尽くした。体がとても重く感じる。  今回は気をあまり使わなかった分、変わりに体力をかなり消耗していた。一度のセックスでこれほど体を動かしたのは久しぶりだった。  今日の訓練は色々収穫が有った。  女性陣に手伝ってもらうことで色々とセーブできることが分かった。  香露も今までにない反応で、かなり感じていたように見えた。一部を女性に任せることはかなり有効なのだ。  そして自分が今まで気の力に頼りすぎていたことが分かった。原点に帰るのだ。そう考えると今からやるべきことが次々と頭に浮かんでくる。  それにしても今日は自分と香露の恥ずかしいところを見られてしまった。  チラッと真理、愛、優の三人を見ると今日は挿入も愛撫もしていないのに、満足気な顔をしている。  香露を思う存分責めることで、心の底に溜めていたものを吐き出すことができたのだろう。  でもそれでチームワークが良くなるなら良いことだと、武志はぐったりしている香露を見ながら思った。 <第79章>  週末の土曜日武志はレンタカーに乗り、待ち合わせ場所へ向っていた。これから美咲と瞳の三人で下田へ旅行に行くのだ。  武志は日曜日に訓練施設での接待から帰ってすぐ、美咲と瞳へホワイトデーのお返しは何が良いか、それぞれ電話で聞いてみた。  あと一週間しか無いので、プレゼントの準備が間に合わないと思ったからだ。  美咲と瞳のそれぞれが後で掛けなおすからと言って電話を切った。しばらくして美咲が代表して電話を掛けてきての返事が旅行だった。  今年は運良くホワイトデーが土曜日なので、土日に掛けて一泊二日でどこかへ行きたいということだった。  年末から年始に掛けて二人には色々世話になったし、卒論終了後はインドネシア作戦にかまけて二人をなおざりにしがちだった。罪滅ぼしを兼ねて武志は旅行にOKしたのだ。  場所は三人で相談し、少しでも暖かいほうが良いだろうと伊豆半島の下田に決定。それから、宿選びと予約、交通手段の確保、日程の作成と忙しかったが、何とか間に合わせることができた。シーズンオフで別荘が空いていたのが良かった。  そして、今日を迎えたのだ。  空は薄曇りで肌寒いが、天気予報では雨は降らないようだ。武志は久しぶりのプライベートな旅行にウキウキしながら待ち合わせ場所へ向った。  美咲の家の近くの待ち合わせ場所へ行くと既に二人は来ていて、武志の姿に気が付くと車へ走り寄ってきた。 「お待たせ」 「さっき来たばかりだから」  美咲は朝から元気でとてもうれしそうだ。  膝上20センチはありそうなかなり短いミニスカートをはいている。今にも中が見えそうで武志のほうが恥ずかしくなる。それに膝上までのオーバーニーソックスをはいていて、何を狙ってるいるのかという出で立ちだ。  全体をじっくり見てみると美咲の可愛い顔に似合っているし、大きなお尻も目立たなくて結構良いなと武志は思った。 「今日はよろしくお願いします」  それに対して瞳は黒のタイトミニでいつものように大人っぽい服装をしている。  瞳は大抵大人っぽい感じかマニッシュな服を着ている。おそらく美咲と被らないようにしているのだろうが、たまには十九歳なりの可愛い服を着ればよいのにと武志は思う。きっと似合うだろうと頭の中で想像してみる。 「忘れ物が無ければ行こうか」 「はーい」 「はい」  まずは武志が運転する。三人とも免許を持っているが、街中は一番慣れている武志が担当して、残りを美咲と瞳が運転することにしてある。カーナビも付いているので、誰が運転しても道に迷うことはないだろう。  美咲が助手席に、瞳が後ろに座った。女子二人は遠足気分で音楽を掛け、早くもおやつを取り出している。  車は霞ヶ関から首都高に乗り、用賀で東名に入る。しばらく走って海老名SAで軽い休憩を取り、美咲と運転を交代した。  美咲は高速道路をあまり運転したことが無いらしく緊張していた。体に力が入りまっすぐ前だけを見ている。余計なことは話しかけないでという空気が伝わってくる。  武志としては美咲の運転も気になったが、白い太もものほうが気になった。ミニスカの裾はぎりぎりまでまくれていて、あとほんの数センチで下着が見えそうになっている。上側よりも横側のほうが凄かった。布地が斜めになっているので、下の方は太ももが全部出てしまっている。  美咲の狙いだと分かっていても、思わずチラチラと見てしまう。美咲の裸は何度も見たことがあるのに、普通の状況だと太ももだけでドキドキしてしまう。  そうして美咲と武志が違う意味でドキドキしている間、三十分も立たないうちに次のSAである足柄に到着した。ほんの短い時間の運転で美咲は疲れたみたいなので、ここでも小休止を取った。  再び走り始めて沼津ICを降りたところで再び武志に交代する。ここからは市街地に入るので美咲の運転では横に乗っている方が恐ろしい。  せっかく海の近くに来たからと沼津港近くに車を止め、お寿司屋さんに入り昼食を取る。ちょっと贅沢に二千円の海鮮丼を頼んだ。地元の魚とかも入っていて、具がたっぷりでとても美味しい。三人は大満足で店を出た。  食後に軽く散歩して、お土産物屋を冷やかしてから出発。ここからは瞳が運転する。  瞳は家が郊外にあるので車に乗ることが多いらしく、それなりに慣れている。美咲よりは安心だ。  カーナビも付いているので、武志はやることもなく助手席でのんびりドライブを楽しむ。美咲は一人後部座席なのがつまらないらしく、しきりと話しかけてきた。  途中道の駅でわさびソフトを食べたりして寄り道しながらも四時には下田へ到着した。  そこで再び武志が運転を変わり、スーパーで食材を買い、宿に着いたのは五時近かった。  宿はレンタルコテージで小ぎれいな外観をしていた。中は女の子が喜びそうなヨーロッパとアメリカが混ざったような内装だ。ベッドルームが二つあり、片方はダブル、もう片方はシングルのベッドが二つ置いてある。  美咲と瞳は当たり前のようにダブルの方の部屋へカバンを運んだ。三人一緒に寝ることは決定事項のようだ。  今回はお金の節約の為に食事付きのペンションではなく、コテージを選んだので、食事は自分達で作らないといけない。  美咲と瞳が料理をしている間に、武志は食器を並べたりして手伝うが、すぐにやることが無くなり、ソファーに座って二人を眺めた。  三人で旅行するのは去年の五月のペンション以来だ。その時に瞳と初めてセックスをして三人の関係が始まったのだ。あれから十ヶ月色々あったと武志はしみじみと思った。そして、今日の夜は二人が満足するまでがんばろうと思った。  料理は肉を焼いたり、チャーハンや焼きそば、サラダなどとても簡単な物だった。  美咲と瞳は、料理は二の次で夜の事が最優先なのだ。武志はちょっと怖い気がした。  軽くビールを飲みながらの夕食が終わり、女性陣が後片付けをする。その間に武志はお風呂の用意をした。  片づけが終わり、コーヒーを飲んで落ち着いたところで、美咲と瞳は二人で一緒にお風呂へ行った。  そういえば、前回の旅行でも一緒に入ってたなと武志は思い出した。  あれ以来、武志には一つの疑念があった。二人には体の関係があるのではないかということだ。武志が出張に行ったり、試験勉強、卒論で長期間二人とセックスしなかったことがある。二人とも感じやすい体をしており、セックスが楽しい時期だ。何かあってもおかしくない。  聞いてみようかとも思うが、ほっておく自分が悪いのだから事実だったとして何も言うことができない。彼女達が言ってくるまで、知らない振りをするしかないなと武志は考えた。  三十分以上がたち武志が待ちくたびれた頃、二人は出てきた。  また、サプライズがあるかなと思っていたが、二人は普通にバスローブを羽織っていて、ごく普通の格好だ。  少し拍子抜けして、次は自分の番だと立ち上がったところで二人に両腕を掴まれた。そして、そのままベッドルームへ連行されてしまう。 「えっ、俺もお風呂入らなきゃ」 「いいんです」  美咲が体でグイグイとベッドの方へ押しながら言う。瞳も一緒に押している。 「良くないよ」 「いいんです。私達は入りましから」  美咲はベッドに押し倒すのを諦めたのか、その場で武志の服を脱がそうとする。瞳もすぐさま手伝い、ベルトに手を掛ける。 「やだよ。恥ずかしいよ」 「諦めてください。外国ではエッチの前にお風呂へ入らないそうじゃないですか」  話している間に、武志はボタンを全て外され、パンツを下ろされ下着姿にされてしまう。  力ずくで抵抗すれば逃げられるのは分かっているが、今日は二人の好きにさせてやりたいので、仕方なくされるがままになる。  最近下着にも気を使っている武志は新品のブランド物のボクサーブリーフを穿いてきていた。  まだ勃起はしていないが、股間がこんもりと盛り上がっていて、我ながらいやらしいと感じる。  武志をブリーフ一枚にした二人は自分達もローブを脱ぎ下着姿をあらわにした。  美咲のは控えめなピンクに黒のレース模様が入っていて豪華な中に可愛らしさがある、なかなか高そうな下着だ。布地はゆったり目でクシュクシュした感じがとても良い。それにセットのキャミソールを着ている。  それに対して瞳は黒地に赤の模様が入ったハイレグのショーツだ。後ろもお尻の大部分が出ている。脚が長くて、お尻が小振りな瞳に良く似合っている。長い脚がより長く見える。瞳もショーツとセットのキャミソールだ。  そして二人ともブラを着けていない。美咲はかすかに、瞳ははっきりと乳首を浮き上がらせている。  ブラを外す手間を省く二人の心遣いなのかなと武志は思った。  二人は武志の股間に顔を寄せた。手は武志の太ももや腰に回されている。 (匂いを嗅いでる……)  丸一日風呂に入っていない体、しかも一番匂いが籠もりやすい股間の匂いを嗅がれて、武志は恥ずかしさで頭に血が昇った。  今日は肌寒かったので、ほとんど汗をかいていないはずだが、やはり恥ずかしい。  二人は匂いの確認をして納得したのか、ブリーフを脱がした。  武志は恥ずかしさでさらに頭がカァーッと熱くなる。何かの罰ゲームかと言いたいくらいだ。  人に脱がされるのは恥ずかしい。足首まではまだしも、足を抜くために持ち上げる瞬間が間抜けな感じがしてとても恥ずかしい。それに子ども扱いされてる気もしてしまう。  肉棒はまだ完全に沈黙していた。  美咲が早い者勝ちだと言わんばかりにパクッと咥えた。風呂上りで体温が上がっているのか、美咲の口の中はとても熱かった。 (最初からフェラしてもらうのも中々良いもんだ……)  武志は目をつむって、美咲の口の中を味わった。  武志がフェラをしてもらう場合は既に勃起している場合が多い。相手の女性が凄すぎることや、武志が先に女性を責めることが多いからだ。  まだフニャフニャの状態からフェラをしてもらうのは久しぶりだ。くすぐったいような気持ち良さだ。それにまだ小さいので根元まで咥えられていて肉棒全体が気持ち良い。  武志が久しぶりの感覚にふけっていると、出遅れた瞳が太ももに吸付いてきた。美咲と顔を並べ太ももから股間へ向けて舐めては吸ってを繰り返してくる。  二ヵ所からの刺激に肉棒へ急速に血が流れ込んでいく。むくむくぅーと大きくなり美咲の口を圧倒する。  喉の奥を突かれそうになり美咲が慌てて吐き出した。それを見て瞳がすかさず竿へ舌を伸ばす。  そこからダブルフェラが始まった。一人が先を舐めている間にもう一人が竿を舐める。また、二人そろって竿を両側から舐める。争うことなく二人で分け合って仲良くフェラをする。  武志は二人の頭を撫でながら、フェラを満喫する。テクニックではプロにはかなわないが、二人には愛情が有る。慈しむように、丁寧に、大切に舌を絡ませ唇でしごいてくれる。見ているだけで武志の心は満足感と感謝の気持ちでいっぱいになる。  少しでも感謝の気持ちを伝えようと、武志は肉棒から気を流した。とても美味しく感じて、フェラしているだけで感じてくるはずだ。  興奮するに従い二人のフェラは熱のこもったものになり、顔が赤らみ、鼻息が強くなってくる。  とても気持ち良いが鍛えに鍛えている武志の肉棒はこのくらいで暴発してしまうことは無い。武志は余裕を持って二人の美少女のフェラ顔を眺めていた。  武志がいくらたっても動じないので、瞳が後ろに回った。もう何度とも無くやっているので、武志がこのくらいでは射精しないことは理解している。そして武志には弱点があることも瞳は知っていた。  瞳は武志のお尻の肉に舌を這わせた。お尻全体が唾液で濡れるくらい、舌を這い回らせる。  美咲もできるだけ深く咥え、舌を絡みつかせて手伝った。  瞳の舌が這い回るたびに武志はヒヤヒヤしながら舌を感じた。このくらいならまだ大丈夫だが、舌が中心部までくると少し危ないことになる。  そう思っている矢先に瞳が言った。 「脚を開いてください」  ここで逃げるわけにはいかない。今日は二人に好きなようにやらせるのだ。  武志は覚悟を決めて脚を開き、瞳が舐めやすいように少し体を前に傾けた。  瞳が尻肉に手を掛け、左右に割り開く。空気が流れ込みアヌスがヒンヤリし武志は心細さを覚えた。  そこへ尖らせた瞳の舌がやってくる。まずは挨拶代わりに中心部をチロチロと舐めてくる。 「んっ……」  武志は息を呑み、快感を受け入れる。お尻から背中へ甘黒い愉悦がゾクゾクと伝わっていく。体が震える気持ち良さだ。体から力が抜けていく。しかも十九歳の素人の美少女が舐めていると思うと背徳感が倍増する。  瞳の舌は挨拶を終えると本格的にアヌスをほぐしにかかる。舌にたっぷりと唾液を乗せ、中心から外へ向って、小刻みに丁寧に舐めていく。  瞳はさらに粘膜に沿って舌を回したり、会陰の方まで舌を伸ばしてくる。  美咲も玉袋にねっとりと舌を這わせたり、変化を付けて責めてくる。  武志は脚に力が入らないのを踏ん張って耐え、快感を受け入れる。武志もこれまで弱点克服の為にアヌスを鍛えてきたのだ、このくらいで屈するわけにはいかない。  アヌスからは背骨が溶けるような独特の甘い快感が絶え間なく湧き上がってくる。その快感は背中を通り頭まで届いては脳を溶かしていく。武志は快感を跳ね除けることなく、無心になって受け止める。  せっかく二人が自分を喜ばそうとしてがんばっているのだから、全てを受け入れなくては申し訳ないし、もったいない。武志はいける所まで行こうと、アヌスから力を抜き、受け入れ準備をした。  ここまでの瞳の下準備でアヌスはふやけ柔らかくなっている。もういつでも舌を受け入れることができる。  武志が力を抜いたのが催促だと思ったのか、ついに瞳がアヌスに舌を差し込んできた。 「んんっ……」  舌先がヌルッと内側に入り込み、異質な感覚に武志は思わず全身に力が入りアヌスも締めてしまう。だが、すぐに力を抜き、舌が入りやすいようにする。  瞳がお尻に顔を押し当て、舌を目一杯伸ばしてアヌスに差し込んだ。そして内側の粘膜を舌でなぶる。 (す、すごい……)  武志は体が震えるのを意思の力で押さえ込み、アヌスからの強烈な快感を必死で受け入れる。  瞳は少しでも武志を喜ばせようと舌を中で回す。ここまでかなり舌を使い、かなり疲れているはずなのに、必死で舌を動かしている。美咲も武志の様子が変わったのに気が付き、亀頭から裏筋を重点的に舌で責めてくる。  武志は叫び出したいほどの快感になんとか耐え続けた。  やっぱり愛情の力は凄いと、かすむ意識の中で思った。二人には隊員のようなテクも無ければ、香露のように気の力も無い。それでも、これだけ快感を与えてくれるということは、愛情としか言いようが無い。武志には分からないが、愛にも気と同じように何か隠された力があるのかもしれない。  このままでは危なくなると武志が思い始めたとき、ふいに瞳の舌が抜かれた。長時間舌をいっぱいまで伸ばしていたので限界が来たのだろう。  今度は唇を押し当て、中身を吸いだそうとするかのように、思い切り吸っている。  それは、それで困るが、武志は瞳に任せる。  頂上付近まで上がっていた性感が徐々に落ち着いていくのと反対に恥ずかしさが募ってくる。  万が一中身を吸われたら、瞳が味を感じてしまったらと考えると恥ずかしくて堪らない。  瞳は最後に中心部にチュッとキスをしてお尻から離れた。そして体に沿って舌を這わせながら登って来た。  腰、脇腹を通り、おへそ近くで寄り道をする。  美咲も瞳が動いたのを見て、武志の体を登った。鼠蹊部を通り瞳の反対側へたどり着く。  そこから二人は揃って武志の胸へ向って移動した。  乳首にもたっぷりと愛情を注ぎこんでくる。ほんの少しだけ口をとがらし、小さな乳首を唇で挟む。舌先でくすぐるように転がす。けして、がっついたり乱暴にしたりしない。  優しい気持ち良さが体に染み入り、武志のざわめく快感を落ち着かせてくれた。  二人は時折武志の顔を見ては、状況を確認する。その顔はうれしさと楽しさであふれているが、少しの不安も混ざっている。武志が本当に気持ち良いか心配なのだ。  武志が『気持ち良いよ、ありがとう』と目で伝えると、顔を輝かせ安心して乳首を舐める作業に戻る。  武志は胸がじんわり気持ち良いのを楽しみながら、二人の頭を撫でたり、指で髪の毛をとかしていたが、どうにも手持ち無沙汰だった。  そこで、武志は二人の胸へ手を伸ばした。  美咲の胸はAカップで相変わらずささやかだ。揉むというより摘むと言った方が正しいだろう。まさしく貧乳だ。武志の好きなお椀型と比べるとお皿型と言える。  それでも武志は美咲の胸が好きだった。乳輪や乳首の色はいまだに薄く。とても美味しそうに見える。  感度は人以上に良く、胸だけでイケるほどだ。  小さな胸はスリムな美咲に合っているし、大きなお尻とのギャップも面白い。  ちょっと触るだけで、すぐに体を震わせて反応する美咲がいとおしい。  瞳の胸はBカップで手の平に収まる大きさよりちょっとだけ小さい。もう2、3センチ大きくなってくれるとベストだが、今でも十分に良い胸だ。弾力があり揉むと指を弾き返す。揉むには何の問題も無い。  発達した大胸筋に支えられとても綺麗な形をしている。それは横になっても変わらず、まったく崩れたりせず形を変えない。  また武志によって十分に感度も上げられていて、美咲並に感じやすい。いや、深く感じる瞳ならば胸だけで失神までするのではないかと思う。  今も胸を揉まれ、快感を閉じ込めるように内に溜めている。  美咲と瞳は外観も性格も大きく違うが、感じ方もかなり違う。  美咲は体が敏感で派手に感じてしまうが、それを一生懸命隠そうとする。一年近くたっても感じる姿を見られるのを恥ずかしく思っているようだ。しかし、隠しきれるはずも無く、快感に翻弄されてしまうタイプだ。  それに対して瞳は、快感を内に溜め込むタイプだ。隠しているわけでも、抗っているわけでもなく、自分の内側でじっくりと味わう。かすかな淡い快感がドンドン育って激しい快感になるのを過程も含めて堪能している。そして快感があるレベルを超えると、全てを解き放って貪りつくす。そんなタイプだ。  瞬間的な感じやすさは美咲の方が上だが、深さでは瞳の方がかなり上だ。どちらが良いというものではない。声を我慢しようとしてる美咲はいじらしいし、死んでしまうのではないかというくらい深く感じる瞳を見るのは男冥利に尽きる。タイプの違う美少女二人を自由にできる幸せを感謝するのみだ。  美咲と瞳は乳首だけでは飽き足らず、脇の下にも舌を這わせてきた、そこは武志の弱点で好物であり、また二人の好物でもある。二人は武志が体をよじるのに気を良くしながら、かすかな汗の匂いと味を楽しんだ。  武志はやられっぱなしなのも悔しいので、二人の背中をツツツーッと指先でなぞる。感じる場所は完璧に知り尽くしているので、軽く触るだけでビクンと反応させることができる。軽く気を流して二人の作業の邪魔にならない程度に追い討ちをかける。  二人は背中を反らし、くねらせながらも乳首と脇の下を何度も往復する。  だがそれも長くはもたなかった。体がうずうずして仕方が無いのだ。武志にお尻、胸、背中を中途半端に触られ感じやすい体に小さな火が着いてしまっている。体の一番深い所がジンジンしている。それは時を追うごとに強くなっていく。今日は我慢しなくて良い、一晩武志を好きにできるのだと思うと、我慢する必要も無い。  美咲は武志の体を全身くまなく愛そうと最初は思っていたが、考えが変わった。もう我慢するのを止めて、思う存分武志を味わおう。そう考えると体の内側から欲望が湧き上がってくる。 (キスしたい……)  無性に武志とキスしたくなってくる。武志の口の中を乱暴に舌でかき回し、舌を思い切り吸い上げる。また自分も乱暴にしてもらう。想像すると体の奥でトロッと恥ずかしい液体が湧き、秘肉を伝っていくのを感じた。  美咲は武志に力一杯抱き付き、顔を自分の方に向けると、口に激しく吸いついた。  武志の唇ごと自分の口の中に入れ、吸い、しゃぶった。一旦キスを始めると止まらなかった。  舌を潜り込ませ、口の中をかき回し。武志の舌を引っ張り出して激しく絡める。 「んっ、んんっ……、んふぅー……」  美咲から自然と声が漏れる。  キスすればするほど頭の中が溶けていき、体から力が抜けていく。  武志が気を流しているからだが、美咲には分からない。  いまだに美咲は武志の力のことを詳しく知らない。代々続く性に関する流派だとは知っているが、実際のところは何も聞いていない。何となく不思議な力を持っているとは思っている。何度か武志に聞いたこともあるが、その度にはぐらかされ教えてもらえない。  でも、それで良いと思っていた。武志のことを信じているからだ。自分のことを大切にしてくれて、なおかつ最高に気持ち良くしてくれる。それで十分だった。  美咲は体をこすりつけながらキスに没頭していった。  瞳は美咲が一息つくのを待って強引に割り込んだ。美咲の唇を自分の唇で押しやる。そして、武志の口の中へ舌を捻じ込んだ。  ただでさえ体が疼いていたところへ美咲の濃厚なキスを見せられては我慢できない。心臓が痛くなるほど鼓動が早くなり、頭が熱くなっていた。  美咲の唾液を押しのけ自分の唾液を武志に飲ませるため、背伸びをして上から覆いかぶさるようにして唾液を流し込む。背の低い美咲にはできないやり方だ。  武志の喉がなったのを確認すると、今度は武志の舌を唾液ごと吸いこみ味わう。唇で優しく挟み、しごき、舌を絡ませる。  キスをしていると熱病的な興奮は去り、代わりに陶然とする快感がやってきた。  頭の中が白くなっていき、思考力が奪われていく。本能に従い武志の体へ自分の体を押し付ける。  胸が潰れ、ジーンと痛気持ち良い感覚が広がる。また、両脚で武志の脚を挟み股間を押し当てると弱すぎる快感がお腹へと広がっていく。  瞳はじれったさもひっくるめて快感を噛み締める。  もう少しで死ぬほど感じさせてもらえる。そう思うと、期待でドキドキして切なさも快感へと変わっていく。  瞳はキスに没頭していった。  武志が美咲、瞳と順に甘いキスを楽しんでいると、美咲が再びキスを求めてきた。瞳は譲ろうとしない。  二人が武志の口を求めて争い、必然と三人で同時にキスをする形になる。武志が口を少し開け舌を出すと、そこへ二本の舌が絡みつき、また口の中へ入り込んでくる。  武志は背が高くない美咲の為に少し顔の位置を下げる。そのままでは瞳が有利すぎるからだ。  それから仲良くしなさいと、両手を二人のお尻に回して揉む。美咲のたっぷりで柔らかいお尻と瞳の小さくて弾力のあるお尻を揉み比べる。どちらも気持ち良い。揉みながらたっぷり気を染み込ませる。そして舌からも気を流していく。  今日の為に一週間気を節約してきた。隊員との訓練でも香露を貪りつくしたいのをせっかく我慢したのだ。出し惜しみすることなく気を使う。  だが、ここですぐにイカせては二人は納得しないだろう。最大限に楽しめるように、最初は抑えて理性を残しつつ気の味を堪能できる状態になってもらう。  いつまでもキスしていて飽きないが、二人が焦れてきている。お尻から吸収された気が子宮や体全体に周り、熱を持ち疼いているのだ。  気の量を調節して、じっくりと切ない感じを味わってもらう。  体の奥がじんじんして、もっと刺激が欲しくなるが、まだ我慢できる。これからの事を予想して頭が熱くなってくる。だが、何かしなくては切なくてどうしようもない。ねっとりと濃厚なキスをして、体をこすりつけることで耐える。そんな状態だ。  始める前の快感レベルをゼロ、絶頂を10とすると、今のレベルは2か3くらいだろう。  その状態をずっとキープしていると、二人の切なさが辛いほどになってきたようだ。  耐えることに気を取られキスが一瞬止まったりする。すぐに舌が動き出すが、しばらくするとまた止まる。  二人とも目をつむり何かに耐えているように見えるが、中身が少し違うことを武志は知っていた。  美咲は声を抑えるのに必死で他の事を考えられない。瞳は体の奥のうずきを噛み締めて味わっている。  美咲は「フゥー……、ンゥー……」と、瞳は「ハァー……、アハァー……」と吐息を漏らしている。  二人の切なげな顔と息は武志の征服感を刺激して、黒い心が頭をもたげてくる。もっとイジメたいという気持ちを武志はぐっと押さえ込んだ。  そろそろ次の段階に進むタイミングだ。  両手をお尻から胸へ移動させる。お尻から吸収された気は子宮や腰周りに十分広がっているが、胸はまだ軽くしか気を流していない。胸を優しく揉みながら気をたっぷりと染み込ませていく。 「あ……」  美咲が我慢しきれず声を出す。 「んんぅー……」  瞳も感極まったような声を出す。  流された気は乳房の神経を焼きながらドンドン溜まっていく。二人は胸の奥がジリジリと焦げる感じがして、はっきりと疼きを感じているはずだ。その疼きがどんどん大きくなり、最後には胸全体がズキン、ズキンと痛いくらいに疼き始める。これで快感レベルは5くらいだ。  二人はキスを続けることもできなくなり、口は開いたままで声を漏らしてしまう。切なさもピークに達する。胸をもっと強く揉んで欲しい、いや力強く掴んで欲しい。そんな気持ちでいっぱいになる。  武志は乳首の先を指の腹でかるくこする。 「あぁー……」 「んふぅーー……」  二人は乳首を触ってもらい、染み込むような気持ち良さを味わっていた。痒い所に手が届いた感じがする。だが、最初は良かったものの、すぐに弱すぎてもどかしく思ってしまう。切なさがさらに強くなる。  頭の中はもっと強くしてという思いでいっぱいになる。二人の快感レベルは6へと上昇する。  そこで武志は親指と人差し指の二本の指で乳首を挟み、軽くクリクリとこする。  待ちに待った刺激の増大に二人は軽くイキそうになる。やっと痒い所を掻いて貰えた満足感と快感。軽くイク寸前の状態を続けられ、立っていられなくなる。快感レベルは7まで上昇する。  武志はベッドへ移動するために一旦責めを中断した。二人は心に張り詰めていた糸が切れたのか、くたぁーと体から力が抜けた状態だ。  武志は二人を抱えるようにしてベッドの上へ移動した。ここまでで始めてから一時間弱の時間がたっていた。  美咲と瞳を並べてベッドに横たえる。乳首は硬くしこりキャミソールを持ち上げ、ショーツには大きな染みができている。目をつむったまま胸を大きく上下させ息をしている。  武志はこの隙に二人のショーツを脱がせた。キャミも脱がそうかと思ったが、思い留まった。ずり下げて、腰にまとわりつかせた。全裸と違って、何か淫靡な感じがする。  ほとんど全裸の二人の美少女がぐったりとベッドに横たわっている状態に武志はかなりの興奮を覚えた。訓練の隊員ではなく、捕虜でもない。素人の女の子なのだ。精液は溜まりに溜まっている。肉棒も完全に勃起して準備完了だ。  すぐにでも挿入したいところだが、何とか思いとどまる。今日は二人が主役なのだ。まだ大切なところへ触れてもなければ、クンニもしていない事を思い出す。  武志は二人の外側の脚を開いてスペースを作り、その間に片膝ずつついた。そして、それぞれの秘肉へ中指を沈めた。二人とも中は既にドロドロに溶けていて、抵抗無く指は飲み込まれた。 「あ、あ、あ、あぁー……」 「んっ、んんっ……、んぅー……」  ぐったりはしていても指を入れられ、二人とも声を出した。美咲は背を反らし快感に震えた。瞳は頭を持ち上げ指が入っていくところを見た。  武志は指を何回か出し入れしてなじませると目的の場所、Gスポットを押さえた。続けて親指でクリトリスを押さえる。二点責めの準備完了だ。武志は少しずつ気を流していった。 「あっ……、ああああぁー……、それはダメッ。変に、変になるから……」 「んぅー……、す、すごい……」 「ダメェー、出そう、出そうになるからダメェー……」 「痺れる……」  二人の声が入り乱れる。武志は二人がお漏らしをしないように細心の注意を払って二人の快感を微調整する。ここでお漏らししてしまったら、続きどころではないし後片付けも大変だ。  武志がぎりぎりのところでコントロールするから二人は大変だった。痺れる感じ、何かが漏れそうな感じ、強い快感が入り混じり、二人の頭を襲う。それにGスポット特有の泣きたくなるようなたまらなさが加わっている。 「ダメェー、出ちゃう……、なんか出ちゃうー……、やぁー……」 「わ、私も……、んんんんぅー……」 「へんー……、変になりそうー……」  武志は責めを止めない。快感レベル8というところだ。  イカせないように注意して、武志は美咲の脚の間へ移動した。  瞳を指で責めたまま、美咲の秘肉へ舌を伸ばした。挿入前の最後の駄目押しで、クリを気で焼く。絶頂寸前ぎりぎりまで追い立てる。 「あ、あ、あ……、い、い、いっ……」  ここまでさんざんなぶられていた美咲はこらえきれずに絶頂への階段を駆け上るが、武志が途端に手を緩めるので、勢い良く登った階段を引き戻される。そして、快感がゆっくり下がってくると、再び武志が気を流し始める。  それを何度か繰り返され、美咲は快感と切なさが入り乱れて頭がおかしくなりそうだった。  そうしてしばらくの間、美咲は心と体が分解しそうな快感の間で漂わされた。だが、一般人の美咲はそれほど長い時間耐えられない。武志は美咲の力が尽きる前に、瞳へ移動した。  瞳の秘肉も舌でたっぷりと気を流し、愛液をすくい取る。  当たり前かもしれないが、二人は愛液にも微妙な違いがある。  最初の内は美咲の方が粘っこく、指との間に細い糸が長く伸びる。吸うとチュルッという感じで口の中に入ってくる。瞳はそれほどではなく、薄いローション程度のぬるつきだ。ヌルヌルはしているが糸を引くほどではない。  匂いは二人とも軽めで普通のエッチな匂いだ。  だが感じてきて、本気汁が出てくると、変わってくる。瞳の汁は白く濁ったものになり、獣のメスのような濃い匂いがしてくる。頭にガツンとくる匂いだ。初心者にはきついかもしれない。美咲より一段濃い匂いだ。  武志が二人の愛液の違いを味わっていると、瞳の声が激しくなってきた。 「あんあんあんあんあぁ……」  ここまでくると瞳も快感を味わうとか噛み締めるとかいう状態ではないのだろう。  舌の動きに合わせて声を出し、腰を押し付けるように動かしている。  ここまでくれば準備は完了だろうと、武志は瞳から離れて美咲の元へ戻った。ここからしばらく瞳には待っておいてもらわないといけない。  気配を察した美咲が少し頭を持ち上げ武志のほうを見た。細く開けられた目には、安堵が浮かんでいた。  武志は美咲の腰を掴み、ゆっくり腰を進めた。何度ともなく体を重ね、美咲の体を知り尽くしている武志は手を添えなくても一度で挿入することができる。  亀頭が入り口をくぐり、竿がゆっくりと隠れていった。 「あ、い、いい…………。い、イキそう……」  美咲は入れられただけで背中を大きく反らし、秘肉をひくつかせた。  武志はなお焦らすようにゆっくりと根元まで埋め込み、美咲を抱きしめた。 「あ、ダメ、イク……」  子宮口を軽く押されただけで、美咲は耐えることができなかった。軽く絶頂に達してしまう。  秘肉がヒクヒクと痙攣し、肉棒を締め付けているのが自分でも感じ取れる。  久しぶりの絶頂に全身が喜んで震えている。 (そう、この感じ、良い……)  頭の中が白くなり、腰から背中にかけてがピリピリ痺れている。その痺れが治まるのにつれて、心地良いだるさが手脚に広がっていく。 (今日はいっぱいイカせてもらおう)  美咲がそう思っていると武志が早くも動き出した。 「あ、待って、もう少し、今イッたばっかりだから……」  まだひくつきが治まらない秘肉をこすられるのは刺激が強すぎる。耐性の低い美咲なら尚更だ。  武志はゆっくりと確実に腰を動かし、カリでこすりあげる。 (硬い。削れてる)  武志の肉棒は射精の気配を全く見せず、完璧な硬度を保ったまま美咲の秘肉をこすり上げ、亀頭が子宮口を押し上げる。  武志は美咲が簡単に絶頂に達しないように、気を失わないように注意しながら気を流している。 「あっ、ダメ、また来る……。あ、あ、あ……、い、いぃー……」  それでも感じやすい美咲は軽く達してしまう。頭を仰け反らせ、武志の腕を掴んでピクピク体を震わせる。  秘肉がキュンキュンと締まり、肉棒を甘く締め付けてくる。武志は美咲がイッているのを確認しても動きを止めない。ゆっくりしたペースを守り、さらに美咲を追い込んでいく。 「あ、あ、もう、イッた、イッたから……、待って、ちょっと、休ませて……」  美咲の締め付けくらいなら武志は我慢することができる。我を忘れることもなく、余裕で美咲をイカせる。  美咲のイク間隔がだんだん短くなってくる。もう秘肉は痙攣し続け、体の震えも止まらない。 「だ、ダメ……、ダメに、なる。ダメに、なっちゃう……」  美咲は回数も分からなくなるくらいイキ続け、息をするのも苦しい。このままでは本当におかしくなると思い始めた頃、ようやく武志は動きを止めた。  美咲は全身で激しく息をするので精一杯で、もうしゃべることもできない。  武志が肉棒を抜くと、愛液でテラテラと光り、根元にはヨーグルトみたいになった汁が白くこびりついていた。武志はその汚れを拭こうともせず瞳の脚の間へ移動した。  瞳が熱病にかかったような熱い目で見つめてくる。  武志は膝立ちになり瞳に近づいた。瞳は自ら脚をかかげ、待ち構えた。武志は狙いを間違えず、一発でずぶずぶと肉棒を沈めていった。 「……」  瞳が息を呑む。  武志はこれ以上ないくらいゆっくりと奥へ進んでいく。その方が瞳の快感がより深くなることが分かっているからだ。  高校時代にスポーツで鍛えられよく締まる秘肉を押し広げながら進む。 「んんんぅー……、うぅー……、んぅー……」  瞳が肉棒の味を下の口でじっくりと味わっている。散々焦らされ、すぐ横で美咲の痴態を見せ付けられ体が完全にできている状態で、入れられただけでとても大きな快感が体を走り、それを深い性感で受け止めている。  武志は腰が当たるまでぴっちりと根元まで押し込んで、そのまま止まる。瞳はこのほうが好きなのだ。  瞳が両手を武志の首と背中に回し、脚を絡ませてくる。少しでも密着しようとしている。  武志はそのまま腰をグラインドさせ、瞳の秘肉をこする。子宮口にも気を流してやる。 「んんっ、それ……」  瞳も唸りながら、秘肉をキュッキュッと締め、武志を少しでも気持ち良くしようとする。  瞳の中は美咲と少し違う。締まりの良さが違うのはもちろん、体が大きいだけ中にゆとりが有る。奥行きもある。最初は亀頭の先が奥へかすかに当たる程度なのが、感じてくるに従って子宮が降りてきてゴンゴンぶつかる。感じ方が深いだけ、感じる、子宮が降りる、子宮口に当たりより感じるという良い循環を繰り返すのだ。  瞳は美咲より我慢することができるので、すぐにはイカせない。  イク寸前まで子宮口をこね回し、もう少しというところで少し腰を引いてはぐらかす。腰を大きく回して入り口や膣壁をこする。そして落ち着いてきたら、また一番奥をグリグリと刺激するのだ。  瞳は密着してのセックスが好きなので、武志は上に覆いかぶさり、少し息苦しいくらい体重をかける。瞳は背が高いので、顔の位置があまり変わらず色々やりやすい。  耳元でささやいたり、耳をしゃぶったり、首筋も舐めやすい。もちろんキスもやりやすい。  瞳がキスをねだり、口を差し出してくると、すかさずキスをして、ねっとりと舌を絡め、唾液を交換する。 「あっ……、良いです……。もっと……」  最初は完全に受身だった瞳も、自然と体が動き出し迎え腰を使う。キスをしていないときは武志の首筋に一生懸命吸い付こうとする。  武志は瞳のセックスに対する地味な貪欲さが好きだった。武志がどんなことをしようとも(それほどひどいことはしないが)、なんとか受け入れようとする姿には胸を打たれる。 「す、すごい、です……。も、もう……、ください……」  瞳の快感の波の間隔が狭くなり、快感が大きくなる時間が長くなってくる。快感のレベルが絶頂寸前の所に張り付いたまま下がらなくなってくる。快感レベルが9.9でずっと推移する。  こうなると瞳も長くは持たない。 「はやく、もう、ダメになる……。ください……。はやく……」 「何が欲しいの」  武志が瞳の耳をしゃぶりながら聞いた。 「熱いのを……、武志さんの熱いの、ください」  瞳が快感を一生懸命受け入れながら、健気に訴える。  武志は胸がきゅんと鳴った。いつもなら最初に射精するのは美咲の中だ。たまには瞳へ先に出してやりたい。今日はまだまだ何回でも出せる。武志は射精のリミッターを解除した。  きつい膣壁にこすられ、射精感がぐんぐん上昇してくる。カリが膣壁を削り、膣壁がカリをこする。子宮も完全に降りきっていて、子宮口のコリコリ感が痺れるような気持ち良さだ。 「出すよ。中に出すからね」 「ください。いっぱいください」  瞳がぎゅっと武志にしがみ付きながら答える。  武志は大きい動きができないので、鋭く最奥を突き上げては腰を回す。深い快感を覚えてしまっている子宮を亀頭の先で揺らす。 「早く……、早く、ください……」 「いくよ。いくよいくよいくよっ……。んんっ、んぅー……」  びゅるるるるるっ、びゅるるるぅー……、びゅるびゅるっ、びゅるー……、ぴゅるっ……。  武志は今日一発目のドロドロに煮詰まった精液を盛大に吹き上げた。それは熱い塊となって、瞳の体の奥を叩く。 「うっんんんぅーあんぅー……」  子宮口に熱水を浴びせられ、瞳も絶頂へ駆け上がった。 「あぁ……、出てる……、いっぱい、出てる……。熱い……」  瞳が秘肉を締め付けながら、武志の耳元でつぶやいた。目をつむり何か考え事をしているかのようだ。秘肉に意識を集中し、肉棒の射精のひくつきや精液がぶつかり奥に広がっていく様子を感じ取っているのだ。  武志は最後の一滴まで出し切り、ふぅーと大きく息を吐いた。  ふと横を見ると美咲が複雑な眼差しで武志を見ていた。疑問、悲しみ、期待、様々な感情が入り混じった視線だった。  武志はぐったりした瞳をそのままにして、美咲のところへ移動した。回復するのはもう少し後だと思っていたので、美咲へ意識を払っていなかった。  機嫌を取り直すためにキスをしたまま、肉棒をゆっくり沈めていった。入り口近くは乾きつつあったが、内側はまだ一回目の余韻が残り、ずぶずぶに溶けていた。ほとんど抵抗なく肉棒が沈んでいく。  一番奥まで押し込み、亀頭で子宮口を押す。そしてそのまま軽く気を流していった。秘技循環だ。  美咲の体には先ほどたっぷり染み込んだ気がまだ残っていて、新たに注ぎ込まれた気と合わさり、するすると体の中を流れていく。  武志はそれを口から難なく吸い上げ、ふたたび亀頭から流していく。 「んんんぅー、ふんんぅー……」  美咲が口を塞がれたままうめき声を上げる。気だるい体に気が染み込み、全身が再び燃え上がり始めていた。  武志は美咲がイキすぎないように気の量を少なめにした。瞳が回復するまでこのまま美咲を感じさせ続けるためだ。  少なめの気とはいえ、美咲の体は武志の気が通りやすいように作り変えられている。感度もまた高められている。あっという間に絶頂近くにまで追い込まれた。  武志はその状態をキープする。横から見ると小柄な美咲の上に武志がすっぽりと覆いかぶさっている状態だ。  美咲は両手両脚を武志の体に巻きつけ、唸りながら快感に耐えている。  だが十分も続く頃には手脚の力は弱まっていた。鼻息荒く息をしながら武志のなすがままだった。  その時、瞳がもぞもぞと身じろぎした。深い絶頂から覚め、体に力が戻ってきたのだ。  武志はそこで循環の技をストップして美咲を開放した。  ここからは三人で体力が続く限り楽しむのだ。二人とも平等に一回ずつ大きくイッている。あとは最後に一回ずつイカせて、美咲の中に出せば射精の回数も同じになる。  武志にとって素人の女性をイカせることなど、簡単すぎることだが、慢心することなく愛情を込めて全力を出す。もちろん気を全開で流すとたちまち絶頂してしまうので気の量の調節は忘れない。  この一年で二人の性感は驚くほど開発され、感じやすい体質になっている。毎週のように気を流され、通りやすくなっている。それでいて、絶頂の限界は低い。一般の女性に比べれば高いかもしれないが、隊員に比べると格段の差だ。  すぐに失神させてしまっては、彼女達は納得しないだろう。  武志は様々なやり方で二人を責めた。  まずは二人をベッドの端で四つん這いにさせた。そしてバックから交互に突く。肉棒が入っていない方には指を入れてGスポットを刺激したり、膣壁の背中側の感じるポイントをかいたりする。  それから一人を騎乗位で下から突き上げながら、もう一人とキスをする。性感が落ちないように胸を揉んだり、クリや秘肉をいじくりながらだ。  美咲はいつもバックや騎乗位は恥ずかしいと嫌がるのだが、きょうはもう理性が消えているのか武志が言うとおりの姿勢になる。  美咲の女性上位もやった。武志が下から美咲に抱き付き固定して、瞳が美咲のアヌスを舐める。これには美咲も暴れて抵抗したが、武志にがっしりと抑え込まれ逃げることができない。瞳も嫌がらず、美咲のアヌスを無心に舌でほじった。  普段武志のお尻を舌で責めているので、美咲相手でも抵抗がないのだろう。  武志はいつか、美咲と瞳のお尻を開発したいと思っている。瞳はすんなりいきそうだが、美咲は時間が掛かりそうだ。美咲はお尻の抵抗感が強いのだ。  美咲の大きなお尻へあふれんばかりに気を注ぎ込み、肉棒でアヌスを抉ったら、美咲は半狂乱になって感じるだろう。想像しただけで興奮してくる。  二人とも性欲に取り付かれたように求めてくる。武志もそれに答えて一生懸命腰を動かす。  途中から二人はランナーズ・ハイに似た状態で、何をやっても過敏に感じまくる。武志は気を流すのを止め、素の状態で突きまくったが、それでも死ぬのではないかというくらい感じていた。頭の中では脳内麻薬が出まくっているのに違いない。  美咲は「死ぬー、死んじゃうー……」と叫び続け、瞳は「壊れる……」とうめき続けた。  最後に重ね餅もやった。瞳を仰向けで寝かせ、その上から美咲に抱きつかせる。二人が重なった状態で交互に突いて、二人の秘肉の違いを存分に確認、満喫した。  美咲は瞳と抱き合っても嫌がらない。普段からベタベタしているからかもしれないが、レズ疑惑を深めるには十分だ。  二人は快感が高まってくると、しっかりと抱き合い、舌を絡めてキスをした。二人の体は密着し、乳房が押し潰されている。その濃厚なキスを見ていると武志の胸の奥が熱くなるほどだ。  武志は鬱憤を晴らすかのように激しく突いた。二人の子宮口に先っぽがガンガン当たる。容赦することなく、角度を変えて繰り返し突いた。  最後の方は二人がぐったりして、声も出ないほどだった。  そして、一番最後とどめに美咲の中へ精液を撒き散らして終わった。  武志は一回目の射精から一時間半近く二人を責め続けたのだ。肉棒を抜いても、二人は全く動こうとしない。三人の体は汗と愛液と精液で大変なことになっていた。  それでも疲れきっていた武志はそのまま二人の横で寝転がった。  武志は二人の寝顔を見ながら物思いにふける。  美咲と瞳は自分のホームグラウンドだ。一緒に居て一番落ち着く。  美咲は寝顔も可愛い。最初に会ったときはまだ高校を卒業をしてすぐの頃だったので、子供っぽい可愛さだったが、それが少しずつ大人の顔に変わりつつある。街中を歩けば男が振り返るレベルの女の子だ。  女の子と言うのは少しそぐわない。美少女から美女へ変わりつつある微妙な年頃だ。変化の大きい変わり目を見られるのは、とてもうれしい。  それに対して瞳は出会った頃から大人っぽい子だった。マニッシュな感じというより、中性的な雰囲気の美しさを持っている。女子校で下級生にモテたのもうなずける。最近は自ら美咲と違いを出そうとしてしている気持ちが伝わってくる。  そのままでも十分魅力的だと思うが、女の子の気持ちは武志には良く分からない。  セックスについても違う。美咲の激しいが短い感じ方と違って、瞳は深く長く感じるのが好きみたいだ。  顔もスタイルも性格もセックスのタイプも違う二人の女の子と同時に付き合えるのは、とても幸せなことだ。だが、その幸せがいつまで続くのか、将来どうなるのかは分からない。  結婚するのかも分からない。するにしても絶対どちらか一人としかできない。どちらかを選ばなければいけない時が必ず来る。それは二人も分かっているはずだ。その時がいつ来るのかは分からないが、その時までは二人を大切にしていこうと武志は思った。  翌朝武志が一人目を覚まし、時計を見ると朝の五時だった。毎朝の習慣でいつもと同じ時間に起きてしまった。  昨日の夜はおそらく三時間近くセックスをしていたので、寝たのは十時すぎだったはずだ。武志も最後は疲れてしまい、時計を見るのも億劫でそのまま寝てしまったが、それほど間違っていないだろう。ということは七時間弱寝たことになる。  体の調子は良好で疲れは残っていない。一週間色々セーブしてきたおかげだ。  横を見ると、二人はよほど疲れたのか、まだ幸せそうな顔で眠っている。  武志は二人を起さないようにそっとベッドを抜け出し、浴室に向った。  自分は昨日お風呂に入っていない。全身汗と唾液と色々な汁でドロドロだ。肉棒は精液と愛液がこびりついていたのが乾いてパリパリの皮になっている。手で触るとポロポロと剥がれ落ちる。  二人は起きたらすぐにでもセックスを始めようとするかもしれない。  こんな有様では、とてもじゃないがセックスはできない。ましてやフェラチオなどさせられない。  二人が起きてくる前に綺麗にしておかないといけないと武志は思った。  武志がさっぱりしてからベッドへ戻ると、気配で目が覚めたのか、二人が体を摺り寄せてきた。  武志と一緒に寝ることはめったに無いので、貴重な状態を無駄にしたくないのだろう。  まだ半分寝ぼけながらも体をこすりつけ武志の存在を確認し、じゃれ付いてくる。じゃれ付き方にも二人の性格の違いが出ている。  美咲は猫のように頬や体を武志の体の色んなところにこすり付けてくる。  瞳は武志の腕と脚に自分の腕と脚を絡め、抱え込むようにくっついてくる。  まだ外は日が昇っておらず、夜が少しだけ残っている。  そんな事をしているうちに、だんだん頭がはっきりしてきた瞳は武志が既にシャワーを浴びていて、それに対して自分の体はネチャネチャしていることに気が付いた。 「シャワーを浴びてきます」  そう言って瞳はベッドから起きて、浴室へ向った。美咲は寝起きが悪いのか、少し遅れてから「私も」と瞳の後を追った。  武志がそのままベッドで待っていると、二人揃ってさっぱりした顔で戻ってきた。体にバスタオルを巻いている。  美咲が先にベッドに潜り込むと、武志の股間に手を伸ばした。 「朝の元気なのが見たかったのに」  そう言うと布団をはいで、武志の肉棒を口に含んだ。肉棒は朝立ちも治まり、全く元気が無い状態だ。  瞳も美咲に負けじと顔を寄せる。  ピチャピチャと二人は唾液をたっぷり乗せた舌で肉棒をくまなく舐めて回る。  朝っぱらからのフェラは武志もあまり経験が無い。体を少し起して、二人の可愛い口と舌が這い回るのをゆったりと眺めた。  時間もあまり無いので、我慢せずに自然の快感に身を任せる。ツボを知り尽くした舌使いにだんだん快感が大きくなり、精液が煮えたぎってくる。 「出るよ」  武志がそう言うと、美咲がパクッと亀頭を咥え、激しく舌を絡めながら吸引する。瞳も手伝うように竿へ舌を絡めてくる。  そのまま武志は美咲の口の中へ精液を撃ち放った。朝一番の濃厚な精液が美咲の口の中を叩く。  第一撃が途切れた瞬間に美咲が肉棒の根元を握り、さっと口を外す。瞳がタイミング良く咥えると、美咲が手を離して射精の続きを瞳に受け止めさせる。二人の見事な連係プレーだ。  武志は一切我慢をしないストレートな射精に心から満足した。  瞳が残り汁まで吸いつくして口を離すと、二人揃って精液を少しずつ飲み込んでいく。  まるで貴重な飲み物のように喉でも味わいながら飲んでいる。 「元気出たー」と美咲がうれしそうに言う。  瞳も「久しぶり。美味しい」とにっこりする。  大げさなと武志は思った。喜んでくれるなら、いつでも好きなときに飲ませてやりたいなと思う。  朝食はシリアルに牛乳でごく簡単に済ませる。観光地だから小腹が空いても食べる所はあるだろうという作戦だ。逆に言うと朝ご飯をたくさん食べてしまうと、美味しそうな物があっても食べられないことになる。  朝食後、後片付けをして荷物を求めると、チェックアウトの時間まであと二時間になった。 「まだ時間あるね」  美咲はやる気満々だ。今までの足りない分を取り戻そうとしているみたいだ。  だが、着替えや終わった後の事を考えると正味一時間しか時間が無い。武志は最速モードで終わらせることにした。  ベッドルームへ行き武志が自分の服を脱ぎ始めると、美咲と瞳も急いで裸になる。  ムードの欠片もない。まるでスポーツみたいだ。  キスもそこそこに武志は二人を抱き寄せ、指先から気を流し、二人の体の準備を始める。  武志が二人の秘裂に手をやると、瞬く間に愛液が溢れてくる。クリに親指、Gスポットに中指を当て、手を振動させると、二人は背中を丸め快感に打ち震えた。 「だ、だ、だ、ダメ……、立てなくなる……」 「指じゃ嫌、指でイキたくない……」 「あんぅー……、響く……、奥に響く……」  部屋の中に二人の嬌声が広がった。二人は武志にしがみ付いて耐えていたが、美咲が先に耐えられなくなり、膝から崩れ落ちた。  そこで武志は美咲を抱えながらベッドへ移動した。  一人ずつ相手をするには時間が無い。  まず美咲を騎乗位にする。嫌がったが、下から軽く腰を揺するとすぐに大人しくなった。  次に瞳を呼び、美咲と向かい合って顔の上にしゃがませる。顔面騎乗だ。瞳は恥ずかしがりながらも言う事を聞いた。  これで二人同時に相手できる。  二人は体制が不安定なので、お互いの体を持って支えあっている。  武志が本格的に腰を突き上げ、舌で秘肉やクリを責めると、途端に二人はあえぎ声を上げ始めた。本当に感じやすい体をしていると武志は感心する。  イカさないように反応を注意深く観察していると、美咲が叫んだ。 「おっぱい、ダメェー……」  瞳が美咲の胸へ手を伸ばしたのだ。武志は瞳の体が邪魔で見えないが間違いないだろう。  快感を紛らわそうとしてのことなのか、美咲をいじめるつもりなのかは分からない。いつもの癖だとは思いたくない。  美咲が体をくねらせている。瞳の手から逃れようとしているのか。その時、瞳がうなった。 「あはぁ……」  思わず出てしまった情感こもった声だ。まさか美咲が仕返しに瞳の胸を揉んでいるのか。武志は自分の体の上で美少女二人が胸を揉み合う姿を想像して激しく興奮した。  瞳の太ももがプルプル震えるのが伝わってくる。  これは揉み合ってるのではなく、乳首を摘み合っているのではないか。武志はさらに興奮した。 (それは俺が見ているときにやってくれよ)  残念で仕方が無い。興奮のあまり、腰と舌の動きに力が入ってしまう。 「んうっ、い、いぃ……」  美咲の秘肉がきゅんきゅんと甘く締め付けてくる。どうやらイッてしまったようだった。  ついでにもっとイカせてしまおうと武志はさらに腰を突き上げた。 「だ、ダメッ……」  美咲が絞り出すように言った。  俺に見えない所で女の子同士でエッチなことをしたお仕置きだ。武志は少しだけ意地悪な気持ちで、腰の動きを止めない。肉棒からも気を流す。 「ま、ま、待って……、まだダメだから、まだ引いてないから……」  美咲が追い詰められた声で言うが、武志は聞き流す。  さらに美咲の腰を掴むと、自分にこすり付けるように無理矢理動かした。 「ダメダメダメダメ、来ちゃう、また来ちゃうからぁー」  美咲の秘肉が一回目のきゅんきゅんした動きも治まらない内に、ヒクヒクとひくつき始める。  武志は腰の動きに意識が行き、舌の動きが止まりがちになる。そのぶん瞳が美咲の乳首をこね回しているのだが、武志は気付かない。 「ダメッ……、うっ……」  美咲が一声うめいた。それと同時に秘肉がキューンと締まる。武志はそれが気持ち良く、面白いので、ひくつく秘肉を肉棒で無理矢理こすりあげる。 「やっ……、あっあっあっ、はぁっ、うっ……」  再び秘肉がキュゥーンと締まる。 「やぁー、いやぁー、もう、もう……」  武志が気を流しっぱなしなので、美咲もイキっぱなしで絶頂から降りられなくなる。 (こうなったら先に美咲を先にイカせて、あとから瞳とじっくり楽しもう)  武志はさらに美咲を責め続けた。瞳も早く変わってもらいたいので、かさにかかって乳首を責めた。 「ダメ……、もう、ダメ……」  美咲の限界が近い。武志は止めに気の塊を撃ち込んだ。 「んんぅー……」  美咲が一声うめいた。秘肉が今日一番の締め付けをみせる。武志はおまけにコンコンと子宮口を突いた。  しばらく全身を震わせていた美咲がくったりと崩れ落ちた。  武志はまず瞳をどかせてから、美咲をベッドへ寝かせた。意識を失ったわけではないが、感じすぎて力が尽きたのだ。  武志は続けて、瞳に自分を跨がせた。 「自分で動いてみて」  武志が言うと瞳はゆっくりと動き始めた。  武志の胸に手を突き、膝から下をベッドにつけている。その体勢で肉棒の感触を確かめるように腰を上下に動かしている。  瞳は一番気持ち良いところに当たるように自ら腰の角度を調節している。 「あ……、あん……」  瞳は目をつむり、眉間に皺を寄せ、集中しているように見える。武志はその顔がとても悩ましく思えて見入ってしまう。  瞳が感じてくるにつれ、秘肉が締まってくる。秘肉が締まることで、こすれ感が強くなり、さらに瞳が感じていく。 「膝を立ててみて」  武志の指示に従い、瞳が膝を立てる。脚を開いたヤンキー座りの状態だ。 「手に体重をかけて。そう、それで腰が動かしやすいでしょ」  瞳が体を前に傾け、武志の胸に置いた手に体重をかける。それでお尻が浮き、腰が楽に動かせるようになった。  瞳の動きが大きく速くなっていく。そして秘肉の感触にのめり込んでいく。  入り口が締まり、肉棒を磨くようにしごきたてる。  瞳の顔が段々無表情になっていく。完全に快感に没頭している。  武志は瞳を手伝おうと、乳首に手を伸ばし、軽く摘んだ。 「あぅーーんぅー……」  それがきっかけになったのか、瞳の口から一気にあえぎ声が溢れ出す。  武志は乳首を引っ張り、こねくり回す。 「はあー、んんぅーんぅーうぅ……、あぁ……、はぁ、はぁ、はぁ、んぅー……、やぁー……」  普段余り声を出さない瞳が、AV並に声を出している。そこに演技臭さは全く無く、本当に自然と声が出てしまっている。これには武志も興奮した。 「んんー、んふぅー、あーあぁー、いやぁー、い、く、いくぅ、あぁー……」  武志は下から突き上げ、激しく二人の体がぶつかった。 「んんんんぅー……」  瞳は最後に一声うなると、体を硬直させた。秘肉がぎゅーっときつく締まったが、武志は何とか射精をこらえた。  瞳は全身を震わせ大きく深く絶頂した後、がっくりと崩れた。  武志は帰りの車の中で一人寂しく運転していた。  当初は下田から伊東、熱海で寄り道してから帰る予定だったが、二人に元気が無かった。いつもみたいにはじけていない。それで、下田で家族へお土産を買った後、とりあえず東京に向けて走ることになった。  車が走り出すと、それほど時間がたたないうちに二人は首をガクッ、ガクッとさせ始め、そのうち完全に寝てしまった。  武志は仕方なく一人運転しながら、今回の旅行を振り返った。  まず、二人の性欲の強さに驚いた。二人とも外見からは考えられない性欲を内に秘めていた。美咲は処女ですと言っても通じるくらいの清楚さだし、瞳は男なんか興味ないと言わんばかりである。二人の知り合いに今日の事を話しても誰も信じないだろう。  若いし、セックスが気持ち良くて仕方が無い時期なのかもしれないが、これから毎週このペースで求められたら体がもたない。  美咲、瞳、香露、真理、愛、優と毎週六人も相手にしなければならないのだ。  本当に何とかしなければ体がもたないと武志は真剣に思った。 第6部へ続く... 動画 アダルト動画 ライブチャット