翌朝武志が目を覚ますと、清佳の姿は無かった。
夢だったのかと思いそうになるが、少し乱れたシーツとべたつく体が実際に有ったことだと教えてくれる。
武志は寝起きにもかかわらず軽快に起き上がり、浴室に向かった。
昨夜、あれほど激しく清佳と交わったのに体は軽い。香露や芳玲の時もそうだったが、やはり異性の気をもらうと体調が良くなるのだ。眠りも深く熟睡できたせいもあるかもしれない。
気を大量に使ったが一晩でかなり回復している。これにも異性の気が関係しているのかもしれない。いつか気と回復の問題はじっくり調べてみようと武志は思った。
武志はシャワーを浴びながら気持ちを今日からのことに切り替えた。この後、真理と何をしようかと考える。昨日は胸の性感を上げるのがテーマだった。今日は芳玲、香露、清佳から学んだことを実践してみるのも良いし、奥義の練習をしてみるのも良い。いずれにしろ真理の希望を聞いてからのことだ。
シャワーの後は日課の運動をする。
勝手に建物の外を走るわけにはいかないので、腕立て伏せなど室内でできるものだ。ランニングは夕方に屋内ジムでマシンを使ってやることにする。
そして再びシャワーで汗を流し、身支度を整えると、朝食にちょうど良い時間になった。
真理と二人で簡単だが量の多い朝食を取る。昨日気と体力をかなり使ったせいか猛烈にお腹がすいていた。体がエネルギーを求めている感じだった。いつも以上に苦しくなるまでお腹に詰め込んだ。
真理は一晩寝て体力が回復したのか、いつもの事務的な感じに戻っている。昨日の甘えたがりの様子は何だったんだろうと武志は思う。本当に女心は不可解だ。
食事の後は部屋に戻ってくつろぐ。あとは真理がやってくるのを待つだけだ。
九時になり、武志が待つのも飽きた頃、ドアがノックされた。
「はい」
真理が来たと思い武志が返事をすると、ドアが開けられ人が入ってきた。
それを見て、武志は一瞬固まってしまった。
そこには縄で縛られ半裸の真理と、ボンデージスーツを着て真理から伸びた縄尻を持つ純子が居た。
「え、えっー、な、なんで?」
思わず武志は間の抜けた声を出してしまう。てっきり真理が一人で普通にやってくるものだと思っていただけに驚きは大きかった。
「お久しぶりです、武志様。御活躍のお話は色々伺っております。おめでとうございます」
「なんで、純子さんがここに?」
武志は混乱して挨拶することも忘れている。
「それはですね……」
純子は説明を始めた。
真理は三ヶ月くらい前、武志班が発足してしばらくしてから純子の元を訪れ教えを請うたのだ。以前純子が武志と二人で訓練していたことを聞きつけてのことだった。
純子は通常の業務をしながら講師もやっている。純子は弟子など取る気は無かったが、真理の体と性質を見て、単なる個人授業ならと了承したのだ。もちろん真理が武志班の一員というのも理由の一つだ。
武志はそんな事を全く知らなかった。真理からも聞いていなかった。自分が相手をしている時以外に何らかの訓練を受けていることは知っていたが、まさか純子の所に行っているとは思ってもみなかった。
純子の所で訓練ということはやっぱりSMなのだろう。二人の格好も思い切りそっちの世界だ。
真理の姿は見ていて少し痛々しかった。乳房の上下を縄で挟まれ、ぷっくりと絞り出されている。乳房は赤く腫れ今にもはちきれんばかりになっている。
両腕は後ろで固定され、下半身はショーツ一枚。いつもの攻撃的で皮肉っぽい感じは全く見られない。
それに比べて純子はいかにも女王様という感じでエナメルでハイレグのボンデージスーツだ。上は乳首がぎりぎり隠れるまでしかなく、ゆたかな乳房の上半分は丸見えである。お約束の長手袋とブーツもきまっている。
表情も心なし生き生きしているように見える。純子がSとMの両方やる事は知っていたが、実はSの方が性に合っているのではないかと思えてくる。
「そして今日は武志様のご指導のお手伝いにでもなればと思いまして、全てを投げ出して飛んでまいりました」
純子がうれしそうに言った。
「そんな、大げさな」
「武志様のお幸せが全てのことに優先いたします。武志様は私を忘れてしまわれたのかと悲しく思っていたんですよ。いや、そんなことはない、これは武志様の放置プレイだと思い今日まで耐えてきたんです」
また始まった。なんでもそっち方面にこじつけないと気がすまないのだ。
「ごめんなさい。試験が有ったり、アメリカ行ったり、班を作ったり、色々忙しかったんですよ。自分の班員をほっといて純子さんと会うわけにもいかないでしょ」
「いいんです。武志様が覚えておいて下さっただけでもう満足です」
「これからも、よろしくお願いします。真理さんも純子さんにはお世話になってるみたいですし」
「お任せください。真理は私が責任を持って、超弩級のマゾに仕立て上げますから」
「いやいや、普通でいいですから、普通で。本人もそんな本格的なものは望んでいないと思いますよ。単に知識として知っておきたいだけなんじゃ」
きっと真理の性格からしてSMの知識も知らないと気がすまなかったのだろう。
「武志様、女は誰でも心の奥に、素敵なご主人様へ御仕えしたいという願望を持っているんです。真理もきっと喜んで武志様へ御仕えするようになるはずです」
これだから純子の相手は疲れる。
武志は純子をほっといて真理のほうを見た。
「さあ、ごあいさつは」
すかさず純子が真理を促す。
「班長、本日はご指導よろしくお願いいたします」
真理が弱々しい口調で言上する。
昨日の昼もそうだったがいつもの真理らしさが見られなくて、心配になってくる。ひょっとしてこっちの真理の方が本当の真理なのかと思えてくる。
どちらが本当かはともかく、どっちも真理の一部なんだろう。
自分は今まで何を見てきたのか、つくづく人を見る目が無いなと武志は思った。
真理は両手が縛られていて使えないので、武志は純子に服を脱がされた。
人に脱がされるのは、いつまでたっても慣れない。気恥ずかしいし、特にトランクスや靴下を脱がされる時は子ども扱いされているようでいたたまれない。
それから武志はベッドの上に仰向けで寝かされた。何が起きるのかとドキドキしながら待っていると、純子がカバンから大きいローションのビンを取り出し、武志の体にトロトロと垂らし始める。
二人が入ってきた時は驚いていたので気付かなかったが、純子は怪しいものがたくさん詰まってそうな大きなカバンを持ってきていた。
ローションは部屋に来る前に温めておいたらしく、ちょうど人肌の温度になっている。冷たいローションが苦手な武志はありがたかった。純子の細やかな心配りに感謝する。
それを真理が不自由な体を動かし、乳房で塗り広げていく。
縄で絞り出されているので、いつも以上の弾力を感じる。
そしてすぐに、ボディスーツの上半分を取り外した純子も参加してきた。
真理のHカップ、純子のGカップと四個の巨乳でマッサージされるのは格別の気持ち良さだ。
純子の胸はどこまでも柔らかく、弾力のある真理の胸との違いも楽しめる。
固くなった乳首のコリコリ感もアクセントになって気持ち良い。
途中純子がローションを追加しつつ、腕から足まで全身ローションまみれになるまで続けられた。
武志は枕を二つ重ねて頭の下に置き、二人の作業を目でも楽しむ。乳房がひしゃげながら動く姿は巨乳ならではの光景だ。
それに真理が不自由ながらもけなげに胸をこすりつける姿は、Sの趣味が無い武志にも征服感を味わわせてくれる。
一通り塗り広げ終わったところで純子によるパイズリが始まった。
ヌルヌルの巨乳によるパイズリはフェラや挿入とは違った気持ち良さがある。どこまでも柔らかい純子の乳房に包まれると肉棒と乳房が溶け合うような気持ちになる。これは他では味わえない感覚だ。
射精感が込み上げる強い刺激ではないが、いつまでも味わっていたい心の底から癒される気持ち良さだ。
パイズリされている間、武志は真理を抱き寄せ、胸を揉みながら口を吸う。
武志は二人の巨乳を同時に楽しめる幸せを噛み締めた。
純子の手が疲れ、武志が眠くなってきたところで、純子と真理が交代した。
真理は両手が使えず胸を寄せられないので、胸を押し付けるだけだが、それでも十分に気持ち良い。硬くなった乳首がコリコリと肉棒を刺激するのも面白い。
武志は肉棒でも二人の胸の違いを堪能した。
二人の胸と口を味わいつくしたところで武志はうつ伏せにされた。
そして背中側も同じように胸での愛撫が始まる。
背中の中心を上下にスーッと撫でられるのも気持ち良いし、膝の裏を乳首でコチョコチョされるとくすぐったくて気持ち良くて、声が出てしまう。
そして裏側も一通り終わったところで、再び武志は仰向けにされた。
純子と真理が一旦離れたので、武志は呼吸を落ち着かせ、気を整える。
横目で二人を見ると、全てを脱いでいるところだった。真理は自分では脱げ無いので、純子に脱がせてもらっている。あれは恥ずかしいだろうなと同情してしまう。
二人が戻ってきたところで、ローションが追加され、プレイが再開した。
今度は武志の両側にそれぞれ純子と真理が陣取り、横から胸を押し付けながら唇を使ってきた。
乳首から脇の下にかけてを中心に唇と舌が這い回る。純子には体の隅々まで知られてしまっているので、今さら弱点を隠すことも無い。
両脚もそれぞれ純子と真理の脚で挟まれヌルヌルと絡められる。
そして純子の片手が武志の肉棒をやさしくしごいている。それは射精させるのではなく、長時間気持ち良さを味わうための緩やかな手つきだ。
武志は二人がやりやすいようにバンザイの格好で、目を閉じ、二人の舌使いを堪能する。
今まであまりやってこなかったが、ローションプレイは良い。特に巨乳の女性相手の時は素晴らしい気持ち良さだ。これは今後、班の訓練にも取り入れる価値があると思う。
それに男が気持ち良いのだから、逆に女性をローションで気持ち良くする事はできないだろうか。武志は何かに使えないかと考えた。
武志がそんな事を考えている間もプレイは続き、少しずつ精液が体の奥で沸き始める。
脇の下を同時に舐められるとくすぐったいような快感に思わず声が漏れそうになるし、両方の乳首を責められると胸を突き出しもっともっとと催促してしまう。
武志はハーレム気分を味わいながら、二人のテクを満喫した。
武志がもう十分と思うくらい責められ、体から力が抜けたところで二人が一旦離れた。
そしてベッドの上に立たされる。武志の前に純子が正座し、後ろに真理が陣取る。
(この体勢は……)
期待で武志の心が弾む。
武志が少し体を前に傾け角度を調節すると、純子が武志の肉棒を咥えた。
久しぶりの純子のフェラチオに武志は懐かしさを覚えた。
同じやり方をしても人によって微妙に感じが違う。唇の柔らかさ、力の入れ具合、舌の使い方、唾液の量、口の中の温度と色々な違いがある。
純子は唾液が多く、絡みつくようないやらしいフェラチオだ。武志は音を立てる下品なフェラは嫌いだが、純子は耳障りにならない程度にとてもいやらしい音を立てながらフェラをする。
武志が純子の口を味わっていると、純子が武志の尻に手を回し、ぐっと横に開いた。
(来るっ)
すかさず真理が顔を捻じ込みアヌスに舌を伸ばしてきた。
武志の大好きなフェラ&アヌス舐めだ。
武志は体を震わせて喜び、アヌスから力を抜いた。
後ろ側で見えないが、真理が丁寧に舌を這わせているのが目に浮かぶ。武志は目をつむり二つの舌の動きに意識を集中した。
純子のフェラはさすがのものだった。
少し厚めの唇が絶妙の力加減で肉棒を締め付け、舌は止まることなく絡み付いてくる。時には先端の割れ目をほじり、時には裏筋に張りつき巧みに刺激してくる。
カリを唇で何度もこすったかと思うと、根元まで飲み込み喉の奥で亀頭をコリコリと刺激し、舌を玉のほうに伸ばす。
頭の動かし方も速度を変え、捻りを加え、単調にならないようにする複雑な動きだ。
香露や清佳とは方向性が違うが、最高のテクニックの一つだ。
また、真理の方も必死にお尻を舐めている。
アヌスだけではなく、その周辺や尻丘まで漏れなく舐めてくれる。唇と舌をフルに使い、時折甘噛みも混ぜてくる。
舐め方も舌先に力を入れチロチロと高速で舐めたり、舌を柔らかくしてベローっと舐めたり多彩だ。
そして武志のアヌスが緩んでくると、舌先をアヌスの中に捻じ込んでくる。
武志はがんばってアヌスの力を抜き、少しでも真理の舌を受け入れようとする。
突っ込まれた舌を中で動かされた時には思わず声を漏らしてしまった。
「おあぁー……」
武志は崩れ落ちそうになるのを必死で我慢してアヌスを開け閉めして、真理の舌をほうばる。柔らかい舌の感触でアヌスから脳天までゾワゾワした黒い愉悦が走り抜ける。体が震えるほど気持ち良い。
それは限界に近づくことだと分かっていても好物だから止められない。
武志は立っているのが辛くなり、純子の肩に手を置き体を支える。
二人掛りで弱点を責められ、どんどん精液が込み上げてくる。頭の中が快感で染まり、体が更なる快楽を求めて震えが止まらない。
「あ、あ、あぁ……、あ、あぁ、ああ……」
首をすくめて、背中を丸めて快感に耐えるが、限界は近かった。
もっと味わいたい気持ちと早く射精したい気持ちが頭の中で葛藤する。
武志の限界が近いのが分かったのか、純子が歯を使ってきた。
歯をほんのかすかに当て、刺激をより強くする。
「あぁー……」
これには武志はたまらなかった。思わず声が大きくなる。
玉はキュッと持ち上がり、精液が体の中で渦をまいている。このままいけばそれほどたたない内に吹き上げてしまう。
そう思っていたら、二人の責めがトーンダウンしてきた。
純子の歯ははずされ普通のフェラに戻り、真理の舌は抜かれアヌス舐めに戻った。
まだ出すなということかと、武志は息を整え、姿勢を元に戻した。
それから二人の動きはだんだん緩やかになり終わった。
「いかがでしたか?」
純子が聞いてくる。
「最高でした」
武志は心の底からそう思った。
それから武志はベッドの横に立たされた。
純子はベッドを降りると、バッグの中をごそごそ探して何かを取り出した。
それはペニスバンドだった。えぐいことに裏表両方に二本の棒が生えている。不思議なことに外側の棒は、上が細長く、下が太かった。普通は上が秘肉用で下がアヌス用なので逆になっている。
純子はそれをいそいそと身に着ける。さすがの純子も二本の棒を飲み込むのは辛いようで、入れる時には軽く目をつむり、ゆっくりと体の中に収めていった。
だが、入れ終わると、もう何でもないかのように振舞っているのはさすがだった。
そして純子は真理をベッドの上でうつ伏せにして、膝を立てさせた。後ろ手で縛られているので四つん這いになれないのだ。真理はベッドの端から顔を出し、膝と胸で体を支えている。
「では武志様、真理の口をお楽しみください」
純子が真理の股間にローションを塗りながら武志に言った。
(本当にいいのか)
この体勢では完全にイラマチオである。そんな酷い事をするのはどうしても気が引ける。
真理は頭を持ち上げ口を開いて待っている。
今気が付いたが、このベッドはちょっと高めで武志が両足を少し開いて立つとちょうど股間くらいの高さになっている。これはやはりこういったことがやりやすい高さにしてあるのだと武志は感心した。
純子はペニスバンドから生えている棒にローションを塗っている。
「行くわよ、真理」
純子は真理に一声掛けると、膝立ちで真理ににじり寄る。
まずはアヌス用の細長い棒を真理のアヌスに当てる。棒は柔軟性のある素材でできていて、ゆるいデコボコが全体に付いている。太さはそれほどではないが、長さは秘肉用より長い。
あの長さだとかなり深い所まで抉られるはずである。
きつそうだな。武志は他人事ながら心配になる。
純子が腰を進め、アヌス用ディルドーの先端が真理の中に埋め込まれた。
「うっ……」
真理の口から声が漏れ、眉間に皺が寄る。
純子はさらに膝を進め、秘肉用のディルドーが入り口に当てられた。そして、そのまま中にずぶずぶと埋め込まれていった。
「お、おおおおぉー……」
真理の口から普段では出ることの無いような低い唸るような声が漏れる。真理は目をカッと開いている。
純子は真理の様子を意に介さずディルドーを根元まで埋め込んだ。純子の腰が真理の尻にぴったりくっついている。
「さあ、真理、ここからが本番よ」
そう言うと純子は何かごそごそと手元を動かした。その途端真理の口から絶叫が漏れる。
「ぅああああぁー……」
思い切り背を反らせ、前へ這いずり逃げようとするのを純子ががっしりと腰を抑え付け逃がさない。
「ど、どうしたんですか」
武志は思わず心配になって尋ねた。
「ちょっとバイブのスイッチを入れただけです。この中には小型モーターが内蔵されていて、軽く振動するようになっているんです」
純子はたいしたことではないように話しているが、真理の暴れようからすると、物凄く激しく動いているのではと思える。
よく見ると純子の腰からは電源コードが延び、妖しいカバンの中に続いている。あの中には大きなバッテリーが隠されている気がしてならない。
「武志様、訓練ですから。どうぞ真理の口をお使いください」
純子は平然と腰を動かし、ゆっくりと二本の棒を抜き差しし始めた。
この状態で咥えさせるのは噛まれそうで少しだけ勇気がいる。最初から咥えさせていたら噛まれていたのでないか。
武志は訓練なんだと自分に言い聞かせて、真理に肉棒を咥えさせた。少しでも楽にしてやろうと亀頭の先から気を全開で流す。
怖いし、可哀想だしで亀頭だけを咥えさせたら、真理が必死で吸い、舌を絡ませてくる。
「武志様、それでは全然訓練になりません。もっと奥まで。根元まで押し込んでください」
それでも武志がためらっていると、純子は今度は真理を叱った。
「真理、あなたがしっかりしないから、武志様が困られてるでしょ。ちゃんと喉の奥まで使ってご奉仕しなさい」
真理がそれを聞いて少しでも奥まで咥えようと、頭と口を必死に動かす。
純子も武志の動きを見つめている。
そこまでされると武志も逃げ場が無く、意を決して少しずつゆっくりと肉棒を押し込んでいった。
真理が竿に舌を絡めながらどんどん飲み込んでいく。
真理も隊員の基礎として訓練を受けていてディープスロートができることは分かっているが、申し訳ない、かわいそうという気持ちが捨てきれない。
そんな気持ちとは裏腹に肉棒をどんどん押し込んでしまう。
イラマチオはやはり一味違う。真理の頭を持ち自分のペースで動かすと、普通のフェラチオとは違った気持ち良さがある。
真理のコシのある髪に手を入れ頭を掴むと、頭が思ったより小さいことが分かる。その小ささが武志の黒い感情を増幅させる。
また、真理の苦しそうな表情を見ると心の底から黒い感情が湧き上がり、支配欲を覚えてしまう。
ゆっくりやりすぎても真理の息が苦しくなると思うので、適度な速さにして、最後まで抜いて一呼吸おいてから再び入れるようにする。気は全開で流したままだ。
真理の顔には苦痛と歓喜が交互に浮かび、目尻にはうっすらと涙を浮かべている。
苦しさと快感が混ざり合い、訳が分からなくなっているのだろう。
「武志様、いつでもお好きな時にお出しください。最初は真理の顔に掛けて、残りは飲ませてやってください」
普段なかなかできないことを純子が後押ししてくれる。人に言われると武志としても良心の呵責が少なくて済む。
武志は我慢することを一切止め、ただ真理の口を味わうことに没頭した。早く終わらせたほうが、早く真理が楽になる。
興奮のせいか、射精感はぐんぐんと大きくなってきた。
純子も武志に合わせて、深く強く真理の二穴を抉る。
真理は目を閉じ鼻息荒く呼吸しながら、必死に肉棒に舌を絡め、唇を締める。その鼻息が股間に当たるのが感じられるほどだ。
真理の事を考え抑えていた腰の動きも、いつのまにか遠慮の無いものになっていた。
我慢を止め、真理の口を犯すことに没頭すると、快感はどんどん強くなってくる。
先ほどのアヌス舐めで限界近くまで我慢していただけに射精感はすぐに高まってくる。
(出すぞ、出すぞ、出すぞー)
もう精液はすぐそこまで上がってきている。
興奮してこめかみがズキズキし膝もガクガクする。
女の口を犯すことがこんなに興奮するとは。黒い感情がどんどん大きくなる。
我慢を止めた武志の限界は早かった。肉棒がさらに太くなり、亀頭が一回り膨らむ。
それを察した真理の舌の動きが一段と早くなった。
(出る、出る、出る、出るー……)
その瞬間武志は肉棒を引き抜いた。
びしゃぁー……。
最初の噴き上げを真理の顔に掛ける。眼や鼻に入らないように額の中央目掛けて吹きかける。勢いが強すぎていくらか飛び散ったが、ほとんどが目から鼻に掛けて垂れていく。
その様子を見ながら急いで肉棒を真理の口の中に押し込む。
ぶびゅるるるるー……、びゅるるるるー……。
「うおおおおぉー……」
武志は低い声で唸りながら、真理の口中へ精液を放った。普通の射精とは違う、どす黒い魂ごと吐き出すような会心の一撃だ。
真理が力一杯吸い上げながら、舌で裏筋を刺激する。
それで衰えかけた射精が再び勢いを増す。
ぶりゅるるるるー……、ぶりゅるるるー……。
「おおぉー、お、お、おぉー……」
(まだ出る)
びゅるるる、びりゅるる……、びるる……、びゅるっ……。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。
武志は最後の一滴まで出し尽くしても、そのままの体勢で動かなかった。
真理が口に肉棒を咥えたまま、溜まった精液を飲み込む。そのゴクッ、ゴクッという動きが肉棒にまで伝わってくる。
そして真理が竿の中に残った最後の一滴をチュルッと吸い込み、舌で亀頭をペロッと舐めた。
「うぅ……」
射精直後の敏感な亀頭を刺激され、思わず小さく声が漏れる。
腰周りが甘く痺れ、膝が崩れそうになるのを意思の力で踏みとどまる。
そして真理の舌が動きを止めた時、武志は肉棒を抜いた。もう出し尽くしたという感じで肉棒は半ば硬度を失い、でろんと垂れた。
お掃除フェラが終わった所で力尽きたのか、真理はゴロンと横たわり動かなくなった。
純子はペニスバンドをはずすと真理の縄を解き始めた。
武志が時計を見ると十一時近かった。これからシャワーを浴び、身づくろいするともうお昼の時間だ。
二時間近くやっていたことになる。
普段できないことをやったので、なにか充実感がある。同時に真理に酷い事をしたという気持ちで胸が少し痛い。
純子と真理はどうだったのだろう。満足できたのだろうか。真理はともかく純子はとうてい満足できないだろう。これはなにかお返しを考えないといけないと武志は思った。
真理の介抱を純子に任せ、武志はシャワーを浴びた。
今日は射精の時、亀頭だけを吸わせた。
喉の奥に出すのも精神的には興奮するが、相手がむせやすいし、むせられると興奮が冷めてしまう。
だから武志は亀頭だけを口の中に入れて出すのが好きだ。これだと相手に吸わせやすいし、口の中に精液を溜めさせることもできる。
もし次の機会があるなら、根元まで押し込んで直接胃を目掛けて射精するのも興奮するかもしれないと武志は思った。