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一条流の戦い:第68章

 武志が部屋に入ると、疲れ果てた香露が目を閉じベッドに横たわっていた。後ろ手で縛られ、横向きで転がされている。知香と真理によほど激しく責められたのか、精根尽き果てたという感じが伝わってくる。
 二人がどうやって香露を責めたのか分からないが、女の弱点を知り尽くした知香のことだから、かなり厳しいものだったのだろう。
 武志はまず、後ろ手に縛られていた手を解いた。
 香露を仰向けに寝かせて、じっくりと眺める。目が覚めるような美人とはこのことだと武志は思った。
 芳玲でさえ部隊にもめったに居ないほどの美人だが、香露はさらに1ランク美しい。
 最初会ったときは相手が全裸だったこともあり、はっきり見るのがはばかられてあまり見ていない。それに異常な状態だったので、夢の中の出来事のようで記憶がはっきりしない。落ち着いている今あらためて見てみると、驚くほどの美しさだ。
 年は武志より少し下の感じがするが、外国人の年は分かりにくいので、実際は違うかもしれない。日本人でさえ、武志に女性の年は良く分からない。外国人ならなおさらだ。
 スタイルは芳玲と大きく変わらないが、微妙な違いがある。まず、芳玲より少し背が高い。170cm弱くらいだろう。そして、芳玲に本当に薄く脂を貼り付けたくらいの体付きだ。そのおかげで、芳玲より女らしく、抱き心地が良さそうに見える。
 それと芳玲にくらべてやや顔が小さい。髪形の違いかもしれないが、芳玲が八頭身だとすると、香露は八頭身強という感じだ。
 それ以外のスタイルは芳玲によく似ている。手脚が驚くほど長く、かなり細い。脚は身長の半分以上の長さがあり、腰の位置がかなり高い。そして全体的に細い。首も細くて長いし、ウエストは握れ潰せそうなほど締まっている。あばら骨が少し浮いて出ている。
 それに反して胸はアンバランスなほど出ている。きれいな半球型で、寝ていてもあまり崩れないで形を保っている。平坦な胸板に突然大きな胸が飛び出ていて、不自然さを感じるほどだ。痩せているので実際以上に大きく見えるのかもしれないが、見た感じでDカップはありそうだ。
 それからかなりの色白だ。白人のように白さではなく、どこか透明感が有る白さだ。肌色をどんどん薄めていって色が無くしたみたいだ。体のいたるところで静脈が透けて見えている。
 最後に顔は、これが一番の違いだが、芳玲にはかなさと陰を加えた感じだ。疲れ果て、横たわっているのでその感をより強くしている。
 好みの問題もあるが、武志的には香露のほうが美しく思える。日本人が好む典型的な中国美人だ。白人が好む派手な顔ではなく、メリハリがあるのに優しい感じを受ける顔だ。
 芳玲がどこか西洋風の感じがするアジア美人で、田舎から出てきて都会に染まった女だとすると、香露は都会出身で過去に大きな不幸を経験した純アジア風の美人というところだ。
 柔らかい曲線の眉に、大きい目。目を閉じていても、これだけ美人顔なのだから、目を開くと、どれだけ美しいのか想像が付かない。
 睫毛はかなり長くてカールしている。鼻は細くスッと高い。ワシ鼻のように変な出っ張りは無い。
 口は大きく口角が上がっている。唇はプリプリと健康的で、上はやや細く下は厚めだ。
 これほどの美人を武志は直接見たことが無い。中国の部隊でもかなりの上位に違いない。逆に言うと、このような美人がゴロゴロ居るなら日本に勝ち目は無い。これだけの逸材を出してきたということは、中国もかなり本気だったのだ。
 この美人はどんな声で喘ぐのだろう。どんな感じ方をするんだろう。感じるときはどんな顔をするのだろう。香露の寝顔を見ていると武志の想像はどんどん膨らんでいく。正直な気持ちでは任務抜きで相手をしてみたい。だが、彼女から情報を聞き出せなければ彼女も不幸になるし、日本側にとってまずいことになる。聞き出して芳玲の話と付き合わせる必要がある。武志は心を引き締め、香露へ手を伸ばした。
 武志は香露を起すために頬に触れた。香露が身じろぎすると同時に、武志の手へ弱いピリピリした感じが伝わる。
(この感触は……)
 過去何度か味わった、気を使う女性の感触だ。眠っているので、気が自然と体外へ漏れ出しているのかもしれない。
 香露も芳玲と同じ、気を使う女性なのだ。
 寝ている彼女を責めても意味が無い。武志は香露の頬を撫で、唇を指でなぞった。
 繰り返していると、香露はやがて目を覚まし、目をしばたたかせた。
「起きてください」
 武志は日本語で言った。団長に暗示を掛けようとしたのならば、日本語が理解できるはずだ。
 香露は目を開き、武志を見つめた。
 潤んだ感じでアーモンド形の美しい目だった。その瞳で見つめられると、力に負けて目を反らしてしまいそうになる。それを押さえて、じっと見つめ返す。
「私の名前は武志です。話を聞くために来ました。酷い事をしたくないので、全部話してくれますか」
 武志はやさしく話しかけた。
「私の名前は香露です。何も知りません。家に帰してください。お金を貰って、日本人の相手をするように言われました。私の家はジャカルタ市メラワイ5番通りです。家で病気の家族が待っています。お金を持って返らないと薬を買えません。お願いします。家に帰してください」
 香露の声は軽く、涼やかで、少し訛った日本語だった。
 知香が言うように関係ない話をぺらぺらとしゃべり始める。確かに簡単にはいかないようだ。
 インドネシアには中国系の人も多く住むと聞くが、こんな美人でなおかつ気を使う人間が娼婦の訳が無い。目を開いた香露は眠っていたときよりもさらに美しく見える。こんな美人が普通の世界に居たら、すぐに誰かに目を付けられるに違いない。
 やや細めではっきりとした瞳は、全く濁りが無い。白い部分はあくまでも白く。瞳はグレーがかった茶色で深みがある。吸い込まれるような感じがする。
「分かりました。もう喋らなくていいです。本当の事を喋りたくなったら教えてください」
 そう言って武志は香露に覆いかぶさり、キスをして口を塞いだ。
 香露の唇はぽってりと柔らかく、良い香りがして最高のキスの感触だった。
 美人とキスをすると甘く感じるのは錯覚だと理性では理解しているが、香露の口は本当に甘いのではないかと思わせる。錯覚ではなく、本当に糖分が含まれている気がする。
 また、唾液は芳玲の花の香りと違って、柑橘系の爽やかな香りに南国の濃厚な甘さの果物の香りを混ぜたような複雑な香りだ。嗅いでいるだけでクラクラしてくる。
 武志は香露の唇を割ると、舌を捻じ込み口の中を思う存分に味わう。
 香露は舌もぽってりしていて、柔らかく極上の味だ。武志が舌を伸ばすと、最初はおずおずと、それから大胆に絡んでくる。唾液の量も多く、全くの武志好みの口だ。
 武志が両手で頬を挟み、あごの裏を舌でくすぐると、香露は下から武志の背中へ手を回してきた。香露の胸が二人の間で潰され柔らかい感触を伝えてくる。
「ンフゥ……、フゥ……、ゥンウー……」
 香露が鼻から熱のこもった息を出す。かなり感じやすいようだ。
 武志は飽きることなく舌を絡ませあい、唾液を交換する。香露の唾液を味わい、自分の唾液を飲ませているだけで、とても幸せな気持ちになってくる。キスだけで蕩けるような心持ちだ。
(あぁー……、どうしてこんなに気持ち良いんだろー……)
(香露も気持ち良くなってくれてるかな……)
(知香さんとどっちがキスが上手いかな……)
(……)
 知香の名前を思い浮かべた途端に、武志の頭の中の霧が晴れ始めた。気を流されていたことに気付くのに、それほど時間は掛からなかった。
 気を流されるとこんな感じになるのかと、武志は改めて気の力の凄さを知った。
 いつの間にかに思考力を奪われ、キスの虜になっていた。途中不自然なことは何もなく、気が付いたら香露の舌を一生懸命吸っていた。今まで相手をしてきた女性達はこんな感じを受けていたのだと想像する。
(それなら、こっちからも)
 武志は舌から最大量の気を流し始める。
 芳玲と同じ作戦に参加しているのだから、まず間違いなく中国の要員だろう。武志の素性もばれていると考えたほうが良い。となると、気を使うのをためらう必要は無い。
 芳玲と同じような体格だから、香露も気の絶対量が少ない可能性が高い。物量作戦でぶつかれば良いということだ。芳玲の相手でかなりの量の気を使ったが、まだ半分以上残っている。あと一人なら余裕で足りるであろう。
 だが、油断は禁物だ。芳玲と同じ技を持っていると考えたほうが良い。いや、芳玲以上の技を持っているかもしれない。
 気が流れ出した瞬間、香露の目が大きく開かれた。少し驚いたようだったが、すぐに前以上に熱心に舌を絡めてくる。顔がどんどん紅潮し、目がとろんとしてくる。
「ンン……、ンフ……、ンフゥー……」
 香露が鼻から声を出しながら、強く抱きしめてくる。自分の胸をこすり付けるように体を左右にくねらせている。乳房が大きく歪み、強く押し付けられるのが痛気持ち良いのだろう。
 武志は香露の顔が真っ赤になるまでキスを続けてから口を離した。
 香露は顔だけでなく、耳から、首筋、鎖骨、胸まで赤く色づいている。もう十分すぎるくらい興奮しているように見える。

「口でしてもらえますか」
 武志は香露にお願いした。もう一時でも早く香露を味わいたいのと、先に気を消費させようという作戦だ。
 香露はうなずくと上品に口を開いた。ゆっくりと顔を近づけ亀頭をすっぽりと咥え込んだ。
「うっ、うぅ……」
 武志の口から自然と声が漏れる。
 唇が程よい強さでカリの根元を挟みこむ。そして、舌が巻き付くように亀頭に絡んでくる。
 数え切れないほどの肉棒を咥えてきたかのような手馴れた感じだ。
 舌の長さが常人の二倍はあるかのように舌が絡み付いてくる。口の中で舌がどのように動いているのか想像が付かない。
 そして、気を流されたとき特有のピリピリと甘く痺れるような快感が肉棒から伝わってくる。
(す、すごい……)
 あまりの気持ち良さに、武志は正直に驚いた。
 頭を全く動かしていないのに、肉棒を持っていかれそうなほど気持ち良い。
 香露が芳玲より脂がのっているのは、口から飲んだ精液の量の差では無いかとさえ思えてくる。フェラの気持ち良さも芳玲より上だ。芳玲もこれ以上は無いだろうというほど気持ち良かったのに、それ以上があるとは、本当に驚きだ。
 普通の男なら、これだけで数分とは持たないのではないか。
 腰を突き出し、もっと深く突っ込みたくなるのを意思の力で押さえつける。そんな、はしたないことを日本男子としてやるわけにはいけない。それに、ここで少しでも多くの気を使わせたいので、我慢できる限界まで引っ張りたい。
 香露はそんな武志の気持ちを知らない振りをして、亀頭を舌でなぶってくる。こんな舌使いをする女性が男の生態を分からないはずが無い。武志の昂ぶりを知っていて、力を量っているのだ。
 武志は試されている気がして、ますます負けられないという気持ちが強くなる。
 香露がゆっくりと頭を動かしはじめる。最初は浅く亀頭部分だけを出し入れする。
 唇をぴったりと肉棒に沿わせながら、ゆっくり亀頭を吐き出す。唇と肉棒の間には一部の隙間も無い。
 全部吐き出すと先端に唇が触れる形になる。一時たりとも肉棒から唇を離さないのはさすがだ。そして、唇を開き、ぴったりと唇を這わせながら、ゆっくりと肉棒を飲み込んでいく。それを何度も繰り返していく。
 一回往復するごとに香露の飲み込む量が少しずつ増えていく。最高に武志を焦らしながら、香露はうっとりとした顔で、最高の食べ物のように肉棒を味わっている。
「ア……、ア……、アァ……」
 知らない内に武志の口から声が漏れ出ていた。腰の動きと射精を押さえるのでいっぱいで、他の事はほとんど飛んでしまっている。これは生涯最高のフェラチオだと確信するほど、香露の口は素晴らしかった。
 一往復するごとに、唇と舌が亀頭を満遍なく気持ち良くしてくれる。その刺激は強すぎず、弱すぎず、どうして自分の心が読めるかと思うほど、ジャストフィットしている。先端を刺激して欲しいと思うと、先端をチロチロしてくれる。カリと思えばカリ、縫い目と思えば縫い目を刺激してくれる。
 もっと深くまで口に入れて欲しいが、少しずつしか深くなっていかない。それが待ち遠しく、次はどこまで咥えられるかと期待に体を震わせる。
 それは香露の計算つくしされたテクニックだった。亀頭を漏れなく一様に刺激しているかに見えても、実は一ヵ所だけをわざと微妙に弱く刺激していた。すると、男はそこを刺激してもらいたくなるので、次の往復のときにほんのわずか強めに刺激してやる。すると相手は痒いところに手が届いたみたいに、普通以上の満足感を覚えるのだ。少しずつしか深くしないのも、男心を完全に捕らえた見事な技だ。
 ここまでで、武志はかなり主導権を握られ、追い込まれてしまっていた。自分がリードしているつもりなのに、知らない内に香露のペースに引き込まれている。
 それほど香露のテクは素晴らしいものだった。
(本当にすごい……)
 敵ながら武志は感心してしまう。
 これほど見事なフェラは生まれて初めてだった。今まで多くの女性に口でしてもらってきたが、これほど繊細で気持ちの良いフェラは経験が無い。繊細さ、細やかさは日本の得意技だと思っていたが、そうではなかった。上には上があるのだ。
 どうすれば、ここまでのフェラテクを身に付けられるのだろう。武志は不思議に思う。何百時間、何千時間、肉棒を咥えてきたのだろう。やるほうも大変だが、やられるほうも大変である。香露相手に五分も我慢するのはかなり難しい。何人もの男を香露のフェラの練習相手の為だけに用意しなければいけない。日本ではちょっとできないことである。
 是非とも訓練方法を聞いてみたい。武志はだんだんぼんやりする頭で思った。

 香露のフェラが続くうちに、武志の思考は少しずつ侵食されていた。
 腰周りは甘く痺れ、頭もぼんやりして回らなくなってくる。精液もすぐ近くまで上がってきている。我慢を止めればすぐにでも噴き出てしまうだろう。
(あぁー、もう、一回出しちゃおうかな。そうしたほうが、入れた時にじっくり楽しめるし……)
 香露が喉を鳴らして精液を飲み込むところを想像する。いや、半分は顔に掛けるのも良いかもしれない。香露の美しい顔を精液で汚すのはとても興奮しそうだ。香露は文句も言わずにやらせてくれそうな気がする。
 そして、香露なら出した後のフェラも物凄く気持ち良いに違いない。敏感になった亀頭に最適の力加減で舌が巻きついてくる。ヌルヌルで暖かくて、最高の感触だろう。想像しただけで、興奮してしまう。
 そうしているうちに、すぐに肉棒が硬くなってくるだろう。そして、香露の秘肉を味わうのだ。
 芳玲や知香と比べてどうなのだろう。狭さは、締まりは、襞の具合は……。
(んっ、知香……。知香さん……)
 そこで武志ははっと正気に返った。
 恐ろしいことに、すっかり香露のテクの虜になっていた。気が付くと、香露とのセックスのことばかり考え、任務のことなど頭から飛んでしまっていた。
 武志は今日何度目ともなく香露のテクに心の底から感心した。ちょっとフェラをされただけで、もう頭の中はセックスのことでいっぱいになっていた。こんなことで最後まで耐えることができるのか少し不安になってくる。
 精液もかなりの所まで込み上げてきている。このままでは、本当に香露の口の中に出してしまいそうだ。
 武志は香露の口から肉棒を抜いた。香露がつられて、口で肉棒を追いかけてくる。まだまだ、おしゃぶりが足りないような素振りだ。

 今度は自分が責める番だ。武志は香露の体に口をつけた。まずは耳からじっくりとしゃぶっていく。あせらずじっくりと気を染み込ませながら舐めていく。その間も手で香露の汗ばんでしっとりした肌を愛撫する。舌からも指からも気を全開で放出している。
 まずは徹底的に気を染み込ませて、体中に火を付ける。その間にフェラでたかまった射精感も落ち着いてくるだろう。そして、挿入して一気にケリを付けるつもりだ。
 両側の耳が終わったら、首筋に移動する。香露の首は長くて、とても舐めがいがある。肌も若々しくて唾液の乗りが良い。気も肌に吸収されるようにすぅーっと染み込んでいく。
「アァ……、アァー……、アアアアァー……、アッ、ア、アアア、アア……」
 香露は武志の愛撫に素直に反応する。抑えることなく、また、わざとらしくなく、ストレートに快感を表現している。体をくねらせ、もっと欲しいと感じるところを差し出してくる。顔には切なげな表情を浮かべている。手は空中をさまよったり、シーツや武志の体を掴んだりする。演技ではなく、かなり感じているように見える。
 武志は香露の反応に気を良くして、どんどんと責めていく。首筋から、肩、鎖骨、腕と丁寧に、確実に舌を使う。肌がピンク色に色付くまで続ける。
 腕の次には脇の下へ移動した。そこは生まれてこのかた、一度も毛が生えたことが無いみたいにツルツルで綺麗だった。舌にも剃り跡は全く引っかからない。どんな手入れをしたらこれほど綺麗になるのか知りたくなってくる。
「ハウゥー……、アァー、そこは、そこは、くすぐったいです……」
 香露が体をよじらせ、武志の舌から逃げようとするが、武志は片手で香露の体をしっかりと押さえ、もう片方の手で香露の両手を頭の上でベッドに押さえつけた。これで、邪魔されることなく、脇の下を味わえる。
 そこからはかすかに甘酸っぱい匂いがしていた。香露の特殊な体臭なのか、香りは薄くなるどころか、どんどん濃さを増してくる。武志は一心不乱に舐めまくった。舌の形、力の入れ具合を色々試しながら、気を擦り込む。片方の脇が終わると、もう片方へ移動して、やはり丁寧に舌を這わせる。
 香露は脇の下が弱いらしく、一生懸命逃げようとするが、力で武志にかなうわけもなく、腕を上げられ、大きく脇の下を晒して、武志の舌の餌食になっている。
「ダ、ダ、ダメですー……、そこはダメですー……」
 香露が激しく体を震わせている。まるで、子供がくすぐられてジタバタしているような感じだ。武志は子供の頃を思い出し、楽しくなってしまう。そして、飽きるまで堪能してから武志は胸へ移った。
 香露の胸は仰向けで寝ているのに、胸は横に広がらず、ほとんど膨らみを保っている。この柔らかさで、この形を保つとは奇跡のような胸だ。大きさも問題無い。パイズリをやるならもっと大きくないと困るが、普通は手の中にすっぽり納まるこのくらいがちょうど良い。揉み応えが十分あるし、手に余ることも無い。
 重要なポイントである乳輪と乳首も色素が薄く、きれいな濃いピンク色だ。乳輪はほんの少し小さめで、ほんの少し盛り上がり気味だ。乳首は小さい球形でぷっくりしている。見ているだけで苛めたくなってくる。
 武志は香露のお腹の上に馬乗りになる。体重を掛けないように気を付ける。そして、両手を乳房へ伸ばして、ゆっくりと揉み始めた。
 張りが有るのに柔らかい。揉むと最初指が沈みこんでいくが、奥へ行くほど抵抗が増し、指にしっかりとした弾力が感じられる。芳玲と同じ種類の絶品の胸だ。揉むときの力の入れ具合で感触が変わる、いつまでも楽しめる胸である。
 武志は指先から全力で気を流しながら、じっくりと丁寧に揉み込む。香露の乳房はすぐさまピンク色に色付いていく。
 武志は揉むだけでは飽き足らず、背中を丸め、乳首にそっとキスをした。
 乳首はコリコリに硬くなっていて、唇に楽しい弾力を伝えてくる。
 優しく口に含み、舌で転がし、弾いてやる。
「アン……、アァ……、アッ……」
 香露は武志のささやかな責めにも敏感に反応してくる。シーツを掴んだり、武志の体にしがみ付いたり、武志が今まで見たことがないほど激しく感じている。
 男にとってこれほど楽しい事は無い。武志は舌の動きを速めて、レロレロレロレローと高速で舌を弾く。そして、舌が疲れると甘噛みする。
「アァー……、アフゥー……」
 香露から甘い声が漏れる。香露は快感を大きくするかのように自分から体をくねらす。そのたびに、乳房が引っ張られたり、押し潰されている。
 武志は楽しくて仕方が無く、止めることができない。それに香露の乳首はとても美味しく感じる。何か秘密の体液でも分泌しているかのように甘く感じる。もう、楽しいし、美味しいしで、このままいつまでも続けていたくなる。
(美味しい。美味しい……。どうしてこんなに美味しいのだろう……)
 錯覚ではなく、確かに甘い。やっぱり何か出ている。
 そこで武志ははっと思い当たった。香露は胸からも気を出している。
 相手が気を使う女性だと知識として分かっていても、すぐに忘れてしまう。気を持つ女性との経験が少ないからだが、気が付くと香露のペースに乗せられている。
 このまま胸を責めていると危ない。武志は乳首から口を離し、下のほうへと移っていった。
 縦長で綺麗な形のおへそや、平らなお腹、細い脇腹を丁寧に舌で舐めていく。
 その間も、香露は激しく体をくねらせて悶えている。これほど激しく感じる女性は初めてだった。
 武志は漏れなく腰の辺りを舐め尽くすと、脚の付け根や太ももへ移った。そこも、丁寧に気を塗りこめながら舐めていると、武志はだんだん違和感を覚え始めた。何かがいつもと違う気がする。
 香露は武志の頭を両手で押し付けるようにして、隠すことなく快感を表している。香露が感じているのは責める武志にとっては良いことだ。だが、何かおかしい気がして仕方が無い。
 気は順調に香露の中へ流れ込んでいるのを感じ取れる。何がおかしいのか分からない。
(順調すぎる?)
 武志は疑惑が頭の中で大きくなるのを感じながらも愛撫を続けた。
 香露は変わらず感じまくっている。体が大きく動くので、武志が舌を使いにくいほどだ。それでも武志の頭から疑惑が消え去らない。
 本能が警告を発している気がするが、どうして良いのか分からない。
 香露の美しい脚を撫でていても、気分が乗らなくなってくる。普通ならうれしくて仕方が無いはずだ。
 武志の疑惑はどんどん大きくなり、やがて確信へと変わっていった。
 流れが一方的すぎる。普通これだけ責められたら、武志の責めから逃げようとするか、反撃を試みるだろう。香露は素人ではなくて、おそらく中国トップクラスの要員なのだ。それなのにそういった素振りは全く無い。逆にこの状況を続けようとしているように見える。何かの罠かもしれない。知らない内に香露のペースに乗せられていたのだとすると、やり方を変えないと香露の思う壺だ。
 何がおかしいのか早く原因を突き止めないといけない。このまま続けていても気と時間の無駄だ。それに自分が楽しめない。そんな気持ちでは相手を真に気持ち良くさせることなどできない。
 武志は一旦動きを止め、香露の体から離れた。そして、じっくりと香露の体を見る。
 全身がほんのりとピンクに色付き、とても興奮しているのが分かる。急に武志の愛撫が止まったので、せがむように体をくねらせている。その姿は、普通の状態なら襲い掛からずにいられないほど悩ましい。
 見た目に異常は無い。そこで武志は気の溜まり具合を調べるために、香露の乳房に触れてみた。
(え、え、えぇー……。溜まってない。気が全然溜まってない……)
 武志はそこでようやく違和感の正体に気が付いた。香露の体に気が溜まっていなかったのだ。
 今までの女性ならば、これだけ時間をかけたら、乳房には多くの気が溜まっていた。それなのに、香露の胸にはほとんど気が残っていない。
 それで武志ははっきりと理解した。香露は気が溜まらない体質なのか、それとも相手の気を溜めない技を持っているのだ。気が溜まらない分だけ、激しく感じていたのだ。そして、香露は武志に気を消費させる作戦だったのだ。
 武志は自分の愚かさを激しく後悔した。相手の立場になって考えれば分かることだ。香露と自分とでは体格からくる気の量の差が大きい。それなら、香露は差を埋める手を取ってくる。そう考えて、もっと慎重に進めないといけなかったのだ。今になるとすぐに分かることを最初に気付かないことがとても腹立たしい。
 今までの反応がとても大きかったことから考えると、激しく感じることで気を消化していたのかもしれない。
 体があまりに素晴らしすぎること、香露が気を流してきて思考力が落ちていたこと、気の通りが良すぎること、反応が良すぎることなどから武志は見落としていたのだ。
 武志は愕然とした。今までの時間と気の消費は無駄だったのか。ただでさえ、芳玲の相手をして大量の気を消費している。それなのに三十分近く全開で気を流していた。気の残りは半分も無い。
 だが、後悔ばかりしていても、何も解決しない。こうなったら、今からできる最善の方法を考えないといけない。武志は気持ちを切り替えた。
 気が効かないならどうすれば良い。武志は必死で考えた。
 いや、効かない訳ではない。香露は激しく感じていた。たまらないだけだ。香露は気を流されるとすぐに快感に変えて消化している。そして、かなり大きい快感にも耐える訓練をしているに違いない。知香と真理の二人掛りの責めにも屈しなかったことからも限界がかなり高いことが分かる。
 となると今までのようにじっくりと愛撫をして体中に火を付けるという作戦が使えない。もう挿入して一気に決着をつけるしかない。限界が高いなら、それを上回る快感を香露に与えるのだ。それでもダメなら後は体力勝負だ。香露は今までの責めでかなり体力を消費しているはずだ。この薄い体にそれほど体力が残っているとは思えない。
 武志は香露の脚を開かせ、その間に陣取った。そこからは香露の秘肉が良く見えた。
 毛は当たり前のように手入れされている。恥丘へ逆三角形に薄く張り付いているだけだ。秘肉の横には一本の毛も無い。
 そして、肝心の秘肉は大量の愛液で濡れ、光を反射していた。愛液は溢れ、シーツに大きい染みを作っている。それは透明で粘りが少なく、かすかに甘い匂いがした。香露も芳玲と同じように愛液に独特の香りを持っていた。
 唾液と似た濃厚な甘酸っぱい香りに、女性本来の香りが混ざり、嗅いでいる者の体を熱くする匂いだ。武志も鼻の奥、胸の内側、頭がカァーッと熱くなる。
 十分に盛り上がったふくよかな恥丘はすべすべとしてとても美味しそうに見える。そこから年相応に発達した花弁がわずかにはみ出ている。色素沈着はほとんど無く、濃い肌色で、嫌な縮れも無い。上下左右均等に発達している。
 クリトリスは皮に覆われ、わずかに顔を出しているが、やや小さめなようだ。
 武志は吸い寄せられるように口を付けた。また、気を流されるかもしれないという考えがよぎったが、直接味わわずには居られなかった。
 香露の愛液は薄い味の中にかすかに甘みも感じる口当たりが良い味だった。
 武志は舌先から気を全開で流しながら、秘肉をこじ開け、中の汁をすすった。
「ンゥー……、ンンンン……」
 香露は腰を持ち上げ武志の顔に押し付ける。背中から腰が持ち上がり、体が震えている。
 武志は香露の気に十分注意して、舌でクリトリスをなぶった。
「アアアアァー……」
 香露はさらに大きく体を震わせる。両手はシーツをきつく握り締めている。
 それでも香露はイクことなく快感を受け止め続けている。
 これでもダメか。武志は挿入して決着を付けるしかないと思った。もう他に手が残されていない。
 武志は口を離し、亀頭の位置を合わせた。先端で秘肉の浅いところをこすり愛液をなじませる。そして、ゆっくりと香露の中へ入っていった。

 香露は秘肉も最高だった。狭くて、きつくて、温かい。しかも十分すぎるくらい潤い、肉棒をしっかりと受け止める。膣壁は細かい襞が多く、ねっとりと絡み付いてくる。
 武志は肉棒に意識を集中して秘肉の感触を確かめながら、ゆっくりと進んでいった。
 奥行きは武志の肉棒に合わせたかのように、ちょうど良い深さで、根元まで入れると先端が軽く子宮口に当たり先端をくすぐってくる。
 武志は上半身を倒し、香露の体をしっかりと抱いて、腰の動きを止めた。
 体を動かさなくても、秘肉がキュッキュッとしまり肉棒に心地良い刺激を与えてくれる。そして、気を流しているのか、肉棒が溶けるような快感が体を昇ってくる。
 何もしなくても抱きしめているだけで、気持ち良くなってくる。抱き心地も最高だった。痩せてて華奢なのに、ちょうど腕の中にすっぽり納まる。芳玲より脂がほんの少し多いだけ、とても柔らかい。包み込まれているようで心が落ち着く。
 興奮と安心を同時に味わえる、これ以上は無い体だ。
 このままいつまでも味わっていたいのを、意を決して気を流す。ここから先は真剣勝負だ。意地でも負けるわけにはいかない。
 武志は丹田に力を込め、精神を集中し、大きな気の塊を続けて撃ち放った。
 一発、二発、……、五発。
 最初の愛撫も完全な無駄ではなかった。香露の体は気が通りやすくなっていた。気の通り道が十分できている。
 気が勢いを持って香露の体を駆け抜けていく。
「ンッ、ンンンンー……、ンンゥー……、ン、ンンー……」
 香露が今日一番の激しさで体を跳ねらせた。武志の体を持ち上げる勢いだ。
 それと同時に武志を凄まじい快感が襲った。芳玲と同じ亀頭に気を集中させる技だ。
「おおおおぉー、あっ、ああああぁー……」
 武志は思わず声を漏らしてしまう。神経を直接電流を流されたかのような、とても強い快感が亀頭から脳まで走り抜ける。
 頭がおかしくなりそうなのを必死でこらえながら、武志は続けて気の塊を送り出す。
 六発、七発。
 室内には武志と香露、二人から漏れ出る声が響き渡る。
 武志は意識が飛びそうになるのを意思で押さえ込みながら続けて気を流す。知らない内に腰が細かく震えていた。肉棒が絶対に壊れたと思うほど、強い快感が続いている。武志は負けられない、負けたくないという一心で耐える。
 九発、十発。
 普通の女性なら三、四回は絶頂している量の気である。それでも香露は耐えていた。
 その顔は大きく歪み、唇は半開きで間から強く歯を噛み締めているのが見える。香露にも絶対に負けられない事情があるようだ。そうじゃないと、この気の量を耐えられるはずが無い。すでに先ほどの芳玲以上の気を送っている。あの知香でも、これだけの気を受ければ絶頂するだろう。
 もう少し、あと少しだ。香露もここまででかなりの気を使っている。絶対量の少ない香露の方が先に気が尽きるはずだ。武志は自分に言い聞かせながら、必死に耐える。
 芳玲がこの技を使わずに、香露相手で初めてこの技を受けていたら、とてもではないけれども耐えられなかっただろう。
 芳玲を先に相手をしたということは、自分には運がある。必ず勝てる。勝つんだ。武志の小さいけれど確固たるプライドが心を支えていた。
 十一発、十二発。
 続けて、気の塊を送る。もう残っていた気の半分以上を続けて発射している。これでダメでも、もう同じ事はできない。後戻りはできないのだ。
 だが、限界は先に武志のほうへ訪れた。精液はすぐそこまで込み上げ、今にも出そうな状態だ。タマはきゅっと上がり、射精に備えている。頭は霧がかかったようになり、どんどん思考力が落ちていく。武志は自分の唇を思い切り噛み、両手でシーツを握り締める。
「うおおおおぉー……」
 武志は最後の力を振り絞って、快感に抗うが、本当のぎりぎりまで追い詰められている。
 その時、香露が腰を揺すり、子宮口で亀頭の先端をこすった。くすぐったいようなダメ押しの快感が亀頭から頭まで走り抜けた。
 それが引き金となった。武志の射精弁が決壊し、大量の精液が出口を求めて肉棒の中を駆け抜ける。
「お、お、お、おお、おおおおぉー……」
 どどどどどぐぅー、どぐどぐどぐどぐ、どぐぅー……。
 白濁液がもの凄い勢いで、香露の一番深いところへ吹き付けられた。
 武志は魂ごと噴き出すような、生涯最高とも思える、射精感に全身包まれる。体中の水分やエネルギーが精液と一緒に抜けていく感覚だ。頭の中は真っ白になり、快感で埋め尽くされる。唯一肉棒の中を精液が通り抜ける感覚だけが、知覚できる。
 終わった……。武志がそう思った瞬間、今度は香露が絶頂に達した。
「アァー……、XXX、XXXー……」
 香露が分からない言葉を叫びながら、全身を痙攣させる。両手は武志の背骨を折るような強さで締め付ける。
 秘肉も今まで以上の強さで肉棒を締め上げる。
 二人ともしばらく抱き合ったままで、今まで経験した事の無い壮絶な絶頂に体を震わせていた。
 やがて、二人の体から力が抜け、絡み合ったままベッドの上に横たわった。
 二人ともハアァハアァと激しい息をしている。
(ダメだったか……。いや、俺はまだできる。まだ勝負は終わっていない。最後には絶対勝つんだ)
 武志はだるい体に鞭打って、連戦に向けて気合を入れなおした。

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