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一条流の戦い:第63章

 指定されたホテルへ向かい、ドアを開けて中に入った武志はある一点に目が釘付けになる。そこにはとても懐かしい姿があった。
「知香さーん。どうしたんですか。お久しぶりです。お元気でしたか」
 部屋の中には頼子と真理の他に知香が居た。
 以前アメリカへ一緒に行ったとき以来だから一年半ぶりだ。知的な美しい顔。スラっとして、引き締まったスポーツ選手のような体。長くて、美しい脚。最後に分かれたときから知香はほとんど変わっていない。まるで年を取っていなかった。どこも以前のままだった。
「久しぶり。がんばってるそうじゃない」
 知香は姉が可愛い弟を見るような慈愛に満ちた目で武志を見る。
「知香さーん……」
 武志は懐かしさのあまり、知香に抱きついた。
(そうだ、これが知香さんだ)
 抱きしめると、匂いや胸の感触が引き金になり昔のことが次々と思い出されてくる。研修施設で始めて会った時のこと、アメリカ出張前の訓練、そしてアメリカ行き。今までに何度となく体を合わせた。アメリカでの最後のセックスは忘れられない最高のものだ。
 武志にとって知香は師匠であり、先輩であり、姉であり、戦友であり、大切なセックスパートナーだった。
 武志は涙をこらえながら、知香の匂いを嗅ぎ、感触を確かめる。
「積もる話は後でしてもらうとして、仕事の説明をします」
 頼子が武志の感慨など関係ないと、思い切り空気を無視して、淡々と話を始める。
 武志は仕方なく、知香から離れて、頼子の話を聞いた。

「次の仕事はインドネシアへ行ってもらいます。二月下旬にインドネシアで東アジア地域の秘密会議が開かれる予定です。この会議に中国他諸外国の妨害が予想されているから、その護衛の一員として参加してください」
「そんなに重要な会議なんですか」
「重要ね。今後の東アジア情勢を左右すると言っても過言では無いわ。それだけに妨害工作が予想されています。実際、中国側が大規模な工作の準備をしている情報が入っています。それにアメリカ、オーストラリア他、どこの国が何をしてくるか分からないわ」
「オーストラリアですか?」
 中国は分かる。アメリカも自国のマイナスになると考えると何らかの行動は取るだろう。だが、オーストラリアは何故かが分からない。
 武志の頭にはオーストラリアは農業と観光のイメージしかない。
「何を言ってるの。オーストラリアはインドネシアの隣国でしょ」
 確かに、そうなのかもしれないが、オーストラリアは南半球にポツンと浮かんでいるイメージがある。
「それはともかく、そんな所に俺が行っても役に立たないと思いますけど……」
「護衛は本職がやるから、武志君は念のための予備要員として行って欲しいの。今回は何かが起きそうなのよ」
「それで、俺の他に行くのは誰ですか」
「行くのはこの三人よ。武志君、知香、真理の三人。今回は私の責任で行ってもらうから予算がないの。だから三人が限界。知香と武志君は別格として、真理は武志君の班員であることと中国語を勉強中なのが理由よ。この作戦は、ここにいる四人と、私の上司と、会議の責任者の合計六人しか知らない、秘密作戦です。機密保持には気を付けてね。詳しいことは知香が知ってるから聞いてください。以上です」
 頼子はいつもの通りに必要なことだけ伝えると、さっさと部屋を出て行ったしまった。どれだけ忙しいんだと武志は思ってしまう。
 部屋には三人が残された。
「知香さん、今まで何してたんですか」
 武志は再び知香にまとわり付いた。真理がそれを見て、怒りの視線を隠すことなく睨んでいるのに武志は気が付かない。
「何って、仕事してたわよ。たまたま武志とは一緒にならなかっただけ。それより、武志は班長やってるんでしょ。出世したじゃない」
「ダメ班長ですけど、九月からやってます」
「そう、良かったじゃない。まあ、積もる話は今度にして、今回の作戦の話を先にやりましょう」
「はい」
 武志は素直に従った。知香とはまた後で二人きりになる機会はあるだろう。
「じゃあ説明します。会議は二月の最終月曜から四日間。場所はジャカルタ近郊のホテルを借り切って行われます。出席者は各国局長級レベルで、目的は『日本・ASEAN包括的経済連携構想』の推進です」
「それってどういうことですか?」
 政治経済に疎い武志が質問する。
「簡単に言うと、EUの簡単版を東アジアに作ろうということ。もっと簡単に言うと、日本の工業製品を買ってくれたり、工場進出に便宜を図ってくれたら、代わりに農作物を買うし、日本で単純労働で働いても良いです、ということ。他にも色々あるけど、できることから先に始めていこうとね。それの第一弾の最終調整が行われます」
「なるほど」
「それで、各国の妨害、干渉が予想されるということ。それで私達は会議の前日に現地入りして、翌日に帰国するので、日曜から金曜まで六日間、インドネシアに行くことになります。ちなみに飛行時間は約八時間、時差は二時間。アメリカに行くのよりはずいぶん楽でしょ」
「具体的には何をやれば良いんですか」
「それが、何も無いのよ。万が一に備えて一日中ホテルに待機しているだけ。護衛はSPの人や本職の諜報部員の人がやるの。私達は秘密の予備だから、やることが無いの。もちろん、ホテルの配置や出席者の情報とか最低限の事は覚えてもらわないといけないけど。後は何もしないでホテルに缶詰になってるだけ」
「意味があるんですか」
「私には分からないけど、頼子さんが何か有るって言うなら、何か有るんじゃない。私達には話せない情報を持ってるとか」
「じゃあ当日までに何かやる事はありますか」
「そうねぇ、移動と宿泊先の手配は私がやるから、武志は特に無いわね。真理には中国語のレッスンを受けてもらいます」
 そこで、ここまで沈黙を守っていた真理が口を開く。
「私は正式な命令以外受けるつもりはありません」
 あきらかに知香へ対抗心を燃やしている。途端に部屋の温度が下がって、静かになる。
「真理さん、せっかくの機会ですから、中国語をマスターしましょうよ。大手を振って訓練を休めるでしょ。頼子部長には俺のほうから話をしておきますから。それに、真理さんが中国語を覚えてくれたら、今後の作戦に絶対役に立ちますよ。お願いします」
 武志はようやく真理の機嫌が悪いことに気がついた。いつもの自分なら女性の機嫌には敏感なのに今日は知香に久しぶりに会って浮かれてしまっていた。真理の機嫌をこれ以上損ねないようにお願いする。
「分かりました。班長のご命令に従います」
 真理が渋々了承する。
「これから出発まで全ての訓練を中止して、中国語の勉強をしてください。目標は中国語で尋問できること。それでは、今から取り掛かってください」
「全てのですか」
 真理が確認する。
「はい、全てのです」
 武志にも真理の言いたい事は分かる。火木曜日の班内の実技訓練は行いたいのだろう。だが、作戦が決まった以上、武志にも都合がある。真理との訓練は休みにせざるを得ない。
 真理が、がっくりした様子で部屋を出て行った。武志は真理と次に会う時の事が恐ろしくなってきたが、今は考えないことにした。
 それから武志は知香と細かい話をした。
 真理の中国語の講師の手配や、愛と優への訓練日の変更を知香へお願いする。
 そして、出発の一週間前まで、毎週火曜日に知香との訓練を入れてもらう。愛と優の訓練は木曜日だ。そして、出発前一週間は体の調整のために訓練は中止。
 インドネシア行きは部隊内でも秘密らしいので、通常の訓練を完全に中止するわけにはいかない。だから愛と優の訓練は続けるとして、武志としては知香との訓練を外すわけにはいかない。
 知香とはこんな機会じゃないと会えない。この一年半の成果を試してみたい。それに、武志の心の片隅に引っかかっていることがある。もし、再び中国側の要員の相手をすることになったら、しかも、前回よりも上のクラスの人間が出てきたら、どうすれば良いのか。
 今のままでは倒せる気がしない。だからできるだけ自分を鍛えておきたかった。この一年は勉強にかまけて、一条流の鍛錬がなおざりになっていた。時間が空いている今、自分を鍛えなおすにはちょうど良い。
 それから武志は知香と一年半の空白を埋めるべく、おしゃべりを始めた。

 出張までの一月半、武志は卒論発表会の準備を早々に済ませ、インドネシア行きに備えた。
 そして知香との訓練の一回目。場所は都内の普通のホテルにしてもらう。頼子との面会にも何度か使った事があるホテルだ。
 武志と知香が会うことは愛と優の双子にも秘密にしてあるので、いつもの場所ではまずいからだ。
 知香は外資系ビジネスウーマンといういでたちで現れた。
 髪はアップにまとめていて、体の線のはっきり分かるぴったりしたスーツを着ている。
 胸元の大きく開いたブラウスからは鎖骨の窪みが見える。突き出した胸の形もはっきり分かるし、黒のブラが透けて、レースの模様まで分かる。
 スカートはタイトミニで引き締まった見事な脚をケチることなく見せ付ける。
 武志は知香の姿を見ただけで、肉棒に血が勢い良く流れ込むのを感じる。
「じゃあ武志の成長を見させてもらおうかしら」
 知香がジャケットを脱ぎながら、武志を挑発する。
 武志としても、知香に自分の全力を見せるつもりだ。胸を借りる気でぶつかる。
 武志は知香に優しくキスをしながら、両手を知香の背中に回す。以前の知香の感じるポイントを思い出しながら、性感帯を探り当て、気を流していく。そうしながら、舌を差込み、全力で気を流す。
 舌を絡め、唾液交換をした後、歯茎の裏からあごの裏にかけてのくすぐったいところを舌先でくすぐる。
 キスをしながら、ブラウスのボタンを外す。すべて外し終わったら、口をずらしながら、知香の後ろへ回る。
 耳をしゃぶり首筋を舐め上げながら、ブラウスを脱がしていく。流れるような一連の動きだ。
 知香のブラは見えても良いような凝ったデザインの高そうな物だ。
 ブラの上からゆっくりと乳房を揉みこんでいく。乳房が軽く熱を持ってきたところで、ブラを外し本格的に揉み込んでいく。指先からは気を全力で流し、乳房を燃え上がらせていく。
 知香の弾力ある胸を根元までしっかりと揉み潰していくと、乳房はだんだん赤みを帯び、腫れぼったくなってくる。
「あぁ……」
 知香から、ようやく、今日初めての声が漏れる。
 乳房に気が充満する頃、武志は手をスカートへ移動させた。
 ホックを外し、ファスナーを降ろし、スカートを足元に落とす所まで武志は手探りだけでやってみせる。セックスのテクだけではなく、その前段階の女の扱いも上達した事を知香に見せるためだ。
 その時、知香の手が武志の股間に伸びてきた。そして、一瞬武志が気を取られた隙に、知香はくるりと体を入れ替え、武志の背中へ回った。
 武志の体に胸を押し付けながら、耳をしゃぶり、ボタンを外していく。武志は背中に弾力を感じ、その中心にコリっとした物を感じる。
 また、耳のしゃぶり方は溝を一本々々なぞる丁寧なしゃぶり方だ。適度にぴちゃぴちゃ音を立てるのがいやらしい。
「武志も上手くなったじゃない。ここまでは合格よ」
 武志は耳元でささやかれ、ぞくーっと体に震えが走る。
 知香は片手でも脱がせるのが早い。武志はあっという間に上半身を裸にされ、やわやわと肌を撫でられる。
 その間も知香の片手はズボンの上から肉棒を微妙に刺激している。
「体も一回り大きくなった感じ」
 知香は絶妙なタッチで武志の性感帯を刺激していく。
 積極的な淫らさと、細やかなテクを併せ持った、まさに大人の女という感じだ。
 知香の舌は耳から首を通り、肩、胸へと下がっていく。
 その舌の動きに武志は甘い快感に痺れる思いがする。
 下からは香水と体臭が混ざった匂いが立ち昇ってくる。その匂いは鼻の奥を熱くして、胸をドキドキさせる。
 武志がクラクラしている間に、知香はズボンを脱がし、トランクスに靴下という、恥ずかしい姿にしてしまう。
 そして、硬くなりつつある肉棒を取り出して直接あやし始める。
「うっ……」
 知香の冷たくてしなやかな指がゆるやかに巻きついて、強すぎず、弱すぎず絶妙な力加減で肉棒をこする。乳首もねっとりとしゃぶられる。
 武志は知香の本気がこれほど気持ち良いとは考えてもいなかった。体制を入れ替えられてからは、一方的にリードされている。
「この子もなんかゴツゴツして凶悪になった感じがするわね」
 知香がいつの間にかに武志の足元で膝立ちになっている。肉棒の先端にチュッとキスをして、浮かんでいた先走りの雫を吸い取る。
 それから亀頭から根元までねっとりと舌を絡めてくる。その様は蛇が絡み付いているように妖しい。だが、そこに下品さを感じさせないのは知香の凄さだ。純粋にエロスを濃縮させた高濃度の淫靡さがある。
「んふぅー……」
 久しぶりの知香の舌技に武志は長い息を吐いた。
 どこが違うのか分からないが、知香の舌技は他の人と何か違う。唇の締め加減、舌の使い方、頭の動かし方など、それほど違うとは思えない。だが、トータルでは他の隊員とはワンランク違う。
 おそらく、テクもトップレベルでは微妙な差なのだ。
 力の入れ方も、相手が一番気持ち良くなるベストのレベルがあるとすると、普通のトップの人が99%まで寄せられるとしたら、知香は99.5%まで寄せられるという感じなのだろう。そういった小さい差が積み重なって、大きな違いになるのだ。
 自分がその違いを理解できるまで成長したと認めたからこそ、知香は本気を出しているのだ。
 武志はうれしくなると同時に、身の引き締まる思いがした。是非とも知香に自分の今の力を知って欲しい。そして最高のセックスがしたい。武志はそう思った。
 知香は肉棒だけでなく、袋、肉棒の付け根から太ももの付け根まで、唾液でべとべとになるまで丁寧に舐めまわる。一切の手抜きをしない、知香の最大限の技だ。
 武志は反撃など忘れ、純粋に知香のフェラを噛み締めた。知香の口が触れるところに集中して、その力の入れ具合、舌の形などを自分の体に覚えこませる。次に自分のところの班員に伝えるためだ。
 武志がとろけるような気持ち良さにうっとりしていると、知香が肉棒の先をヌルッと口の中へ吸いこんだ。
 下半身がトロトロに溶けきっているところに知香のフェラはかなり効いた。
「ううぅー……」
 普通のフェラでは動じない武志も、うめき声を上げて背中を丸めて耐えた。舌技ですら、ぼーっとなるほど気持ち良いのに、フェラはそれより一段階気持ち良い。
 このままでは出してしまう。武志は少し慌てた。まだ、こちらからはほとんど何もしていない。それなのに出してしまっては、成長を見せるどころの話ではない。
 武志は丹田に力を込め、快感に耐えると共に、亀頭の先端から最大量の気を流す。
 気が流れ出るのが分かるのか、知香のフェラにさらに熱がこもる。
 根元まで飲み込んでは、吐き出していく。その間も舌が絡みつき、唇でしごく。喉の奥も使ってコリコリした感触を与える。そして、頭が複雑な動きをして、肉棒にひねりを加える。もちろん、手も遊んでいない。玉を転がし、太ももの性感帯を刺激する。
「相変わらず、武志のおちんちんは美味しいわね。つい夢中になっちゃた」
 一旦口から出し、指で甘くしごきながら知香が言う。そして、すぐに口での奉仕に戻っていく。
 武志はこのまま出してしまいたい欲望に駆られる。一回出しても、すぐにできるから良いじゃないか。さすが知香さん、世界トップレベルのフェラだ。俺ではまだ歯が立たない。そう弱い心がささやく。
 一方で武志の強い心が叫ぶ。それじゃあ、ダメだ。知香に成長を見てもらうって、そういうことじゃない。耐え切るんだ。
 武志は知香の猛攻に必死に耐える。腹に力をいれ、肛門を締める。指の爪が手の平に食い込むほど手を握り締める。
 知香は武志の限界が近い事を察知して、容赦なく止めを刺しにかかる。口と両手をフルに使って、武志に更なる快感を与える。亀頭には吸引する力まで加わり、精液が吸いだされそうになる。武志の弱点のアヌスだけは知香が手加減しているのか触ってこない。
(ダメだ。でも一分でも一秒でも時間を引き延ばすんだ)
 武志はそう思い、気を最大量で知香の口中へ流し込む。その時、武志はよろけそうになり、片脚が偶然、知香の両脚の間に伸びて、足の甲が軽く股間に当たってしまう。
「んっ」
 その瞬間、知香の喉の奥が鳴った。
 それを聞いて武志の頭の中を幾つもの考えが駆け巡った。頭が高速に回転を始める。
 知香さんも俺から大量の気を受けて、体が疼いているはず。我慢しているのは、知香さんも同じはずだ。
 そして、ひらめいた。このまま足の甲から気を流せればどうなるのか。
 足の甲が無理なら、足の指からはどうだろう。手の指から気を流せるんだから、足の指からも流せそうな気がする。今まで教わったこともなければ必要性も感じなかったので、試したことも考えたこともなかった。だが、やってみる価値はある。
 武志は射精を必死でこらえながら、足の指先から気を流すイメージを練る。
 意識を集中してイメージを膨らませる。丹田に溜まった気が太ももを通り、膝を通り、脛とふくらはぎの間を通り、足首を通り、親指に達する。
 武志はそのイメージを続けながら、足の親指を知香の股間に当てた。
「あんっ」
 知香が一瞬動きを止め、声を出すが、すぐにフェラを再開する。
 足の指から気が出ているかは実際には良く分からない。武志は初めてのことで知覚できないでいる。
 だが、武志はイメージを止めず、同じことを続けた。すると知香に反応が現れた。体をもじもじし始める。そしてフェラのペースがだんだん乱れてきた。
「あぁ、お行儀が悪い足ねぇ。そろそろベッドに行こうか」
 武志は何とか窮地を脱することができた。首の皮一枚でつながった感じだ。後五分でもフェラを続けられたら、射精していたかもしれない。ぎりぎりだった。
 だが、まだまだ気を抜くことができない。これからが本番だ。

 武志と知香は、全裸になるとベッドに上がった。
 知香が仰向けに寝転がったので、武志は添い寝をして、胸を揉み込んでいく。はじめはゆっくりと優しく、それからだんだん力を込めていく。もちろん、指先からは全開で気を流す。
 本来ならばじっくり責めたいところだが、自分の方に先に火が付いてしまっている。のんびりしている暇は無い。
 知香も負けじと肉棒に手を伸ばして、しごいてくる。やや強めで射精を促す手つきだ。
 武志もすぐに片手を伸ばして秘肉をまさぐる。そこはすでにドロドロにぬかるんでいた。知香に気は効いていたのだ。知香は強い精神力で表面に現れないように押さえ込んでいたのだ。
 武志は急ぎながらも焦らず、クリをこねた。痛くならないように、細心の注意を払いぎりぎりの力加減でこってりと揉み解す。
 知香も親指と中指で指で輪を作り、カリを引っ掛けるように肉棒をこすりあげる。さらに人差し指で先っぽをクリクリと撫でる。
 武志も知香もかなりのところまで昇ってきているが、指だけでは決定打に欠けていた。
 武志はさらなる快感を与えるために、知香の股間へ頭を移動させた。
 知香も遅れじと武志の肉棒へ口を寄せる。
 二人はあっという間に知香が上のシックスナインの体勢になる。
「あうぅー……」
「ぅんんんっ」
 二人の口から同時に声が漏れる。
 武志は肉棒が再び温かいものに包まれほっとする。だが、すぐに快感の波が腰から頭に突き抜ける。
 ベッドに上がる前に射精寸前まで追い上げられていた体は、再び限界へと近づいていく。
(まだだ。まだ、準備はできていない。後ちょっと、もう少しだけ我慢だ)
 武志はクリに吸いつき、秘肉の中へ中指を沈める。まだ知香の準備は整っていない。今挿入しても普通のセックスになってしまう。最高のセックスをするためには、もっと知香の体を燃え上がらせる必要がある。
 武志は昔の事を思い出しながら、知香の感じるポイントを探していく。
 知香は武志の指使いなどなんでもない風を装うが、武志は知香のかすかな反応を見逃さない。武志の指が感じる所を通ると、体がピクッと動き、秘肉がキュッと締まる。そうして武志は知香の秘肉の中を探っていく。
 武志は知香の弱点を探しつくすと、本格的に指で責め始める。指先で振動を与えながら気を流し込む。
 その間も舌先からはクリへ全開で気を流す。余った片手で尻肉を揉み解し、そこからも気を流し燃え上がらせていく。
 すでに知香には、普通の人なら気を失うほどの気が流し込まれている。それでも顔色を変えず、肉棒をしゃぶり、武志を追い込み続けているのはさすがである。
 だが、その知香の動きも少しずつ精彩を欠いてくる。時折動きが止まり何かに耐えるような様子を見せる。
 武志は知香へ限界まで火をつけようと、手を緩めることなく責め続ける。
 そこで、ようやく、知香は肉棒から口を離し、武志と向き合う体勢になった。
「なかなか、やるようになったじゃない」
 知香がまさに不敵な笑みを浮かべながら言った。
(でも私はこんなもんじゃないわよ)
 知香は肉棒を片手で支えると、滑るように体の中へ吸い込んでいった。滑らかな熟練の動きだ。手間取ることが一切無い。
「お、おおぉー……」
 知香の中はきつくて、熱かった。武志から自然と声が出た。
 まるで手で握られているかのようなきつさ。この締りの良さが知香だった。武志はおととしの夏の事を思い出す。
 一年半の成長を知香に見てもらうのだ。今まで知香と一対一ではほとんど歯が立たなかった。でも、今なら何とか勝負になりそうな気がする。
 最高のセックスをする。それこそが世話になった知香への恩返しである。武志はそう考え、下から腰を突き上げた。

(すっごいきてる。このままじゃ、武志に、イカされちゃう……)
 知香は短期間での武志の成長に驚いていた。たった一年半しかたっていないのに自分を追い込むまで上達している。以前からただ者では無いと思っていたが、これほど凄いとは思っていなかった。このまま成長し続けるとどこまで行くのか見当が付かない。日本一どころか、本当に世界一まで行ってしまうのではないかという気さえする。
 だが自分にもS級の意地がある。このまま、すんなりと武志にイカされる訳にはいかない。それに、武志を天狗にする訳にもいかない。ここで上には上がある事を教えて、まだまだ努力が必要なことを教えないといけない。
 まだ武志には出した事がない技、知香がS級足りえる技、その技を出すときが来ていた。
 知香ならば習得できると、A級隊員の中から選抜され、数年の厳しい訓練の結果ようやく身に付けた技だ。
 この技に正式な名前は付けられていないが、知香は自分で勝手に名付けていた。『天国への誘《いざな》い』と。
(さあ、武志、天国へ連れてってあげる)
 知香は精神を集中し、お腹の奥に力を込めた。

 その瞬間、武志は何が起きたか分からなかった。
 一瞬、知香が絶頂に達して、中が痙攣を始めたのかと思ったが違う。知香は顔を赤らめ快感に耐えてはいるが、イッた顔ではない。
 それなのに、知香の秘肉が急に意思を持って動き始めた。
 入り口付近が締まったかと思うと、それがウェーブのように先端へ向けて締まる位置が移動していく。かと思うと全体がキューッと締め付けてきて、緩む。そして、武志が腰を引こうとすると根元が強く締まり、肉棒を逃がさないようにする。知香の中が予想が付かない動きをしてくるのだ。いまだかつて、このような動きをする女性の相手をしたことが無い。
 武志は驚いた。知香にはまだ、武志に見せたことの無い技が有ったのだ。驚嘆すると同時に感嘆した。さすがに知香である。自分の予想より上をいっている。
 武志は、もう発射寸前まで追い上げられる。ただでさえ危なかったところへ、こんな未知の責めを受けたら、耐えられない。
(もう、そんなに持たない)
 武志は奥歯を噛み締め、最後の攻勢に出た。
 亀頭から全開で気を出すと共に、途中で探した知香のGスポットや秘肉内のポイント全てに竿から気を流す。さらに、肉棒を根元まで入れ、亀頭で子宮口をこね回すように腰を動かす。さらに、片手をお尻へ回し、会陰からアヌスにかけて気を流す。さらに、知香の上半身を抱き寄せ、自分の上へ倒すと、片方の乳首を口に咥え、もう片方を指でつまんだ。そして全開で気を流す。
 もう、武志は射精を抑えるのと、気を流すことで精一杯で知香の細かな反応に気を配る余裕はなかった。
 ただひたすら、最高のセックスをすることだけを考え、必死で腰を動かした。
「ぅおあああああー……」
 耳元で知香の叫び声が聞こえる。
「おおおおぉー……」
 武志も自分で気付かない内に叫んでいた。
 もう少しだけ、後ほんの少しで最高の所へ届く。武志は最後の力を振り絞って、知香を責めた。
 知香も残り少ない力を全て出して、武志の肉棒を責める。射精を促すように秘肉がうねる。
 武志は叫びながら、子宮口を細かく、鋭く、何度も何度も突き上げ続けた。
 もう袋はきゅっと持ち上がり、腰周りはざわついている。限界が近いのが自分でも分かる。いや、限界を超えているかもしれない。もう精神力だけで射精を止めていた。一瞬でも気を抜いた瞬間に漏れてしまう。
 知香も限界寸前なのが分かる。体全体に細かい震えが走っている。秘肉も絶頂の前兆のように、ヒクヒクッとひくつく。
 武志が、もう本当にダメだと上を見上げたとき、知香の顔が見えた。
 頭を仰け反らせ、歯を食いしばっている。口の横からは涎が垂れている。
 おととしの知香はかなりの快感まで受け流すことができた。そのため武志はなかなか知香をイカせるこ事ができなかった。その知香が必死に快感に抗っている。快感が許容レベルを超えているのだ。
 そう思った瞬間、武志の頭の中で何かがはじけた。
「ぅおおおおおおおおおー……」
 武志は長々と叫ぶと、特大の気の固まりを知香の体の奥へ撃ち放った。
「ひいいいいいぃー……」
 知香は絶叫した。そして武志の頭を抱え、力一杯抱きしめる。体がこれ以上無いほど伸びきる。全身に力が入って、鋼鉄の棒を通されたようだ。そして、そのまま知香は今まで経験したことが無い様な大きな絶頂に襲われた。
 目を閉じていても、目の前に星が飛ぶ。頭の中には爆発が続けざまに起き、体中を電流が走りぬける。
 知香は気が狂うと思った。これほど強い快感に人間は耐えられない。
 そこへさらに追い討ちをかけるように、体の奥に熱い固まりが吹き付けられるのを感じた。
 子宮口に圧力を感じるほど、激しい勢いで大量の精液が掛けられている。精液はそのまま体の奥深くへ広がっていく。
(温かい)
 そう、思ったのを最後に、知香の意識は途絶えた。

 武志は人生最高とも思える射精の後、しばらく動けなかった。
 全ての精力を使い果たした感じで、息をするので精一杯だ。まだ腰がピリピリと痺れている。腰に力が入らない。精液も普通の二倍は出た気がする。
 これだけ深くて濃いセックスは、過去の人生で一位か二位だろう。
 そして、信じられないことに知香が気を失っている。こんなこと過去にあっただろうか。アヌス以外では初めての気がする。それほど知香の絶頂も凄かったのだろう。
 武志は知香の体の重さを心地良く感じながら、考えにふけった。
 去年アメリカから帰ってから、セックスを舐めていた。舐めるというより軽く考えていた。相手が武志の思い通りに感じ、絶頂に達することから、知らず知らずのうちに本当に大切なことを忘れていた。
 重要な事は相手を愛し、相手も自分も最高のセックスをすることだ。頭の奥では分かっていても、つい、現実に流され、小手先の事をしたり、相手をイカせる事ばかり考えてしまう。
 もっと、もっと精進する必要がある。
 そのことを教えて知香に武志は感謝の気持ちでいっぱいになった。

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