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一条流の戦い:第61章

 ナオミの作戦が終わった次の週末、武志は美咲と瞳の大学の学園祭へ来ていた。自分の大学にも来てもらった(押しかけられた)ので誘いを断りきれなかったのだ。
 直接大学へ来て欲しいというので、武志が約束の時間に行くと、そこには美咲と瞳の二人だけではなく、他に二人の知らない女の子が居る。見るからに美咲、瞳より若い。高校生だろう。
 高校生の二人とも武志の事をきつい目付きで睨んでいる。
 さすがに鈍い武志でも一瞬で理解した。美咲と瞳の高校の後輩か家庭教師の教え子のどちらかで、三人の関係をある程度知っているのだ。
「武志さん、紹介するね。私の横に居るのが、茜ちゃん。高二で私の家庭教師の教え子なの」
 美咲が教え子を紹介する。
 茜はショートボブの明るい感じの女の子で、美咲の真似かミニスカートにショートブーツを履いている。クラスの人気者タイプだ。
「こっちの子が葉月ちゃん。私の教え子です。葉月ちゃんも高校二年生」
 今度は瞳がもう一人の子を紹介する。
 葉月はいかにも普通の大人しそうな女子高生という感じだ。長い髪を昔風のおさげにしてメガネを掛けている。服装も控えめで、いまどき珍しいタイプの女の子だ。背は四人の中で一番低く、150cmちょっと位しかない。
「こんにちは、山中武志です」
 相手は自分の事を知ってそうだが、武志も一応自己紹介をする。
 高校生の二人は武志の事を睨むばかりで、挨拶しようともしない。
「じゃあ、紹介が済んだところで大学を案内するね」
 美咲が空気を呼んで、先頭に立ち、歩き始める。残りの四人はそれに付いて歩いていく。
 大学に入るとすぐに武志は痛いほどの視線を感じた。女子大だけあって女性の数が多いが、女四人に男一人の一行は目立ってしまう。周りからじろじろ見られているのが分かり、武志は恥ずかしくて仕方が無い。
 さらに、高校生二人は自分の先生の横から離れようとせずに、時々武志を威嚇するように振り返る。武志は一歩下がって一番後ろを歩く。
 武志はどこまで知られているのか気になって仕方が無いので、葉月を無視して、瞳を引っ張り二人でこそこそ話をした。
「あの二人の子の視線が気になって仕方が無いんだけど、二人にはなんて話してあるの」
「ちゃんと、三角関係だと話してあります」
 瞳が悪びれることなく答える。
(ああ、やっぱり)
 話すにしても、もっと言い方があるだろうにと武志は思った。オブラートに包むというか、婉曲な言い方をすれば良いのにと思う。
 二人の先生へのくっつき方からして、かなりあこがれているようだ。たしかに美咲と瞳ほどきれいで頭が良ければ憧れの対象になってもおかしくない。
 二人にとって武志は、その憧れの先生をだます酷い男だのだ。睨まれても仕方が無い。武志、美咲、瞳の三人は世間ではほとんど無いというか、説明しにくい関係になっている。この二人の高校生に説明しても分かってもらえないだろう。
 武志はため息を吐き、あきらめた。今日は最後まで二人に睨まれそうだ。つつしんで悪役になろう。

 一行は大学のカフェで軽い昼食を取り、露店をのぞいて歩いた。その後、高校生二人へ大学の施設を案内し、中へ入れるところは入って説明する。二人は大学の中へ入るのは初めてらしく、少しハイになっている。武志のことも気にならなくなってきたようだ。
 何度か休憩を挟んで、一通り案内したところでお開きになった。
 高校生二人は自分達の先生へ丁寧にお礼を述べた後、最後に武志を一睨みして帰っていった。
「今日はごめんね。あの子達もこの大学が志望校だし、どうしても武志さんが見たいって言うから」
 美咲が申し訳なさそうに言う。
「気にしなくて良いよ。睨まれるのは慣れてるから」
 今まででも、両側に美咲と瞳を連れて歩くと、他の男から睨まれることは何度もあった。
「じゃあ、子供は帰ったことだし、三人で行こっか」
 美咲が照れることなく言う。最近美咲は女性から誘うことに、抵抗がなくなってきている。半年前までは男性と会話するのも恥ずかしがってたのにと武志は思う。
 先週は、ナオミの作戦が翌日に控えていたこともあり何もしていない。美咲と瞳はセックスが気持ち良く、やりたくて仕方が無い時期だ。それなのに一週間飛ばされ欲求が溜まっているのだろう。
 今日は二週間分たっぷりと感じてもらおうと武志は思った。

 木曜日、武志は真理と共に頼子の元を訪れた。先週のナオミの作戦の報告書を提出するためだ。
 頼子は報告書をパラパラと眺めている。作戦が終わってすぐに頼子へは電話連絡を入れてあるし、真理が酔いからさめてすぐに、第一次の報告書を提出してあるので内容はほとんど知っているはずだ。
「ありがとう、後でじっくり読ませてもらうわ。それで今から次の作戦の説明をします」
 頼子が報告書を机に置きながら言った。
「えっえぇー、もう次ですか」
 武志は考えてもいなかったので驚いてしまう。
「そんなに驚かなくても、隊員は訓練、作戦準備、作戦実行の繰り返しなんだから。あなた達に幾らお金がかかってると思うの。最大限に結果を出してもらわないと」
 頼子の話を真理は当たり前すぎるという感じで聞いている。武志の想像以上に隊員は忙しいのだろう。今まで何となく彼女達はのんびりやっているイメージがあったが、そうではないらしい。
「次のターゲットはこの人。由佳、二十一歳」
 頼子が武志へ資料を渡しながら話す。
「日本人ですか……」
 武志は今まで任務では外国人しか相手をしたことがなかった。
「今回の目的は彼女の性的志向を変えること。彼女は真性の同性愛者で、異性との経験が無い可能性が高いです。それをノーマルにすること、最悪でもバイ・セクシュアルに変えることが目的です」
「なぜ、そんなことをする必要があるんですか」
 武志は疑問をそのまま口にした。
「詳しいことは大人の事情で話せませんが、簡単に言うと、困った人が政府に泣きついてきた。それが回りまわって私達の所へ来たという訳です。ですから本人はこの作戦のことを知りませんし、知られてもいけません。やり方は前回同様任せます。作戦を急ぐ理由は二つ。一つは武志君が今から卒論でますます忙しくなること。もう一つは彼女にクリスマスは男性と過ごしてもらいたいから。以上です。質問は?」
「とりあえず、資料を読んでから考えます」
「そう、それじゃ、がんばってね」
 頼子はいつものあっさりした口調で話を終えると、さっさと部屋を出て行ってしまった。

 とりあえず、武志と真理は渡された資料に目を通す。
 由佳の資料を読んで武志は驚いた。
 日本を代表する企業の社長令嬢だ。本物のまごうことなきお嬢様だ。家計図を見たら凄いんだろうなと想像してしまう。
「おそらく、彼女の親か、彼女の家との結び付きを求める見合い相手辺りが依頼してきたんでしょうね」
 真理が興味なさそうに言う。真理にとって自分が実力で掴み取ったもの以外は、たとえ有数の家柄だろうと評価に値しない。
 そんなところだろうと武志も思う。頼子に聞いても作戦に必要の無いことは教えないだろうから確かめる方法は無い。誰が依頼したにせよ、武志達がやることに変わりは無い。
 資料には他にも由佳の詳しい資料が記述されていた。
160cm-46Kg、Bカップ
大学三年生、都内在住、二人姉妹の長女
真性のレズで女子高時代に家庭教師か、学校の先輩に仕込まれたと思われる
役割はタチ(攻め)と思われる
周囲にカムアウトはしていない
 写真を見ると、気が強そうな顔だが、けっこう可愛い。特に男っぽいわけではない。
 武志のレズビアンに対するイメージだと男性っぽい方がもう片方を責めるものだが、必ずしもそうではないらしい。美咲と瞳で考えれば見た目は瞳が責めで美咲が受けだが、やるとしたら(自分の知らないところでやっているかもしれないが)美咲が責めで瞳が受けだろう。外見よりも性格的な影響が強いのだろう。
 資料には相手のネコ(受け)と思われる女性のことも書かれていた。千恵、十九歳。由佳とは違う大学の一年生で、都内で一人暮らしだが、由佳と半同棲の状態。こちらは正統派の可愛い女の子だ。胸も大きく、女らしい体つきをしているが、いやらしさは感じない。顔に幼い雰囲気が残っているせいだ。

 武志は相手があまりに別世界の人間すぎて、作戦をどうすれば良いのか見当が付かない。とりあえず、愛と優に合流して作戦を考えることにする。
 説明を聞いた愛の考えは簡単だった。
「まずは由佳と相手を別れさせる。そして弱っているところへ、新しいパートナーとして接近する。最後に武志が登場して男の良さを思い知らせる。そんなところかな」
「ポイントは間を空けないところ。間を開けて寝取った相手とか、新しいパートナーの事を調べられると面倒だから」
 優が補足する。
 双子の話を聞き、しばらく考えてから武志は言った。
「分かりました。大筋その線で進めましょう。それで今回はターゲットに一番近いタイプの愛さんに作戦を考えてもらって良いですか。それをみんなで検討するようにしましょう」
 武志の話を聞き、愛と真理が少し驚いた顔をしている。二人とも、また真理が作戦を立てると漠然と考えていた。
「別に前回の真理さんの作戦が悪かったとかじゃなくて、今回、由佳の新しいパートナーとしては真理さんが良いと思うんですよ。となると、真理さんにはじっくり女同士のやり方を練習してもらう必要があります。それで愛さんに作戦立案、優さんには相手を寝取る役をやってもらいたいということです。それに同性愛者の考え方は真理さんよりも愛さんの方が良く分かると思うんです」
 武志は補足した。女性が複数居るときは、気を回して回しすぎることは無い。作戦立案という重要な役を愛にやらせ、真理には難しい役をやらせる。そうしないと全てが真理に集中して、いくら上司だからといえ、双子に不満が溜まるに違いない。今回、優は出番が少ないが、次回がんばってもらうことにして、今回は我慢してもらう。
「分かりました、班長」
 真理が納得した様子で返事をした。
 真理は瞬時に今回の役の重要性、難しさを理解していた。実戦経験が少ない自分に武志が機会を与えてくれた事を感謝した。
 愛も現在C級で作戦立案などほとんどやったことが無い自分に武志がチャンスをくれた事を理解した。
 だが、優だけは釈然としなかった。役割分担と順番だとは分かっているが、自分だけ疎外されているような気になってしまう。
 武志は、優に近づき肩をポンポンと叩いた。
「この次はがんばってもらいますから」

 愛主導の元、準備は急ピッチで行われた。
 まずは由佳とその相手千恵の行動パターンの調査を頼子へ依頼する。優は先行してターゲットと接触を開始する。
 平行して作戦が固まっていく。
 まず最初に優が千恵を落として肉体関係に持っていく。由佳以上のテクニックで千恵を夢中にさせて、由佳と別れさせる。
 二番目に、真理が由佳に誘われる。由佳のほうから誘わせるのがポイントであり難しい。真理から誘うと少なからず由佳に警戒されるだろう。最終的に由佳の前から消える事を考えると、不審に思われることはできるだけ少なくしたい。
 真理は男性相手だとどうしても違和感があり、悩んだ末、同性愛に走るという設定だ。
 三番目に、真理と由佳が会っているところへ、元カレとして武志が登場。真理と由佳へ怒りをぶつけて犯す。その激しいやり方に真理は絶頂に達して、元サヤへ納まり、由佳の前から消える。由佳は男性相手でも気持ち良い事を知る。
 そして頼子へ引き継いで、後は任せるという作戦が立てられた。引き継いだ後は依頼主が見合いをさせるか、頼子が別の男性隊員を使って男に慣れさせるかするだろう。
 この中で真理の役が難しいのはもちろん、武志のさじ加減も難しい。由佳が武志に執心するようになってはいけない。今までと違って国内だ。武志の事を探されては困る。由佳はその気になればお金に糸目を付けずに武志の事を調べるだろう。
 快感が武志だからと思わせるのではなくて、男だからと思わせなくてはいけない。快感は強すぎず、弱すぎずの調整が必要だ。強い快感を与えすぎて、他の男の相手をしたときに不満を感じるようではまずい。また弱すぎて、女同士のほうが気持ち良いと思うとさらにまずい。
 武志は万全を期するために、セックスを控えて、体調を整え、気をいっぱいに溜めた。

 頼子から指令を受けての最初の土曜日には優は早くも千恵と接触していた。十九歳の地方出身者の女の子をだますことなど、優には物足りない仕事だった。その日の内に酔わせてホテルへ連れ込み、さんざん絶頂を味わわせている。
 念のため、優は髪の色を黒にして、カラーコンタクトを入れ、簡単な変装をしていた。万が一、誰かが調査に来た時に、元々のルックスでは目立ちすぎるからである。
 その日から、優は連日連夜、千恵を呼び出しては体を重ねた。相手は一般人なので、やりすぎないように武志から指示が出ていた。そして、由佳とは別れさせた。

 由佳は気分がすぐれなかった。
 自分が女にした千恵が別れたいと一方的に連絡してきた。好きな人ができたと言うのだ。あれほど自分にべったりだった女の子が、裏切るとは思ってもいなかった。信じられない気持ちだ。
 いずれ千恵は取り戻すにしろ、思い知らせるにしろ、向こうが他の相手とやるなら、自分がやってもいいはずだ。
 由佳は最初の相手の家庭教師から同性愛者のルールを厳しく教えられたから、倫理的には真面目なほうだった。今まで自分から浮気をした事は一度も無い。少数派だからこそ、自分の行動に誇りを持てるようにしなければいけないと考えている。
 それで今日は久しぶりに同好者が相手を探すクラブに来ていた。とりあえず、相手を見つけて、沈んだ気分を払いたいところだ。
 薄暗いホールには三十人ほどの人が居て、ちょうど良い混み具合だ。半数がペアで飲んでいて、半数は一人で相手を探している。
 由佳はグラスを片手にまだ相手の決まっていない女を物色した。しかし、どの女も年が離れていたり、見た目が好みじゃなくて食指が動く子が一人も居なかった。
(今日は良い子はいない)
 一通りチェックして、一人でテーブルにつき、あきらめて帰ろうかとしていた時に、一人の女が店内に入ってきた。
 こんな店には珍しい、少しおどおどした感じだ。だが、遠目でも分かるくらいの美しい女だった。今日の客の中では一番の美しさだ。店内にざわめきが広がった。
 自分より少し年上だが、許容範囲に入る。獲物だと由佳は直感的に思った。まだ初心者のネコだ。いじめてオーラがかすかに漂っている。
 会社帰りなのかスーツにスカートだ。正面から見ても胸の大きさが分かる。そして、胸に似合わず、脚は細い。長い髪は後ろにたなびかせている。夜でもまとまっているのは良く手入れされている証拠だ。
 全体的に品が良く、知性が感じられる。一流企業の総合職といった感じだ。
(あの大きな胸を思い切りいじめてみたい)
 由佳は女が胸を絞られ、涙を流して許しを請う姿を想像した。わざとメガネを掛けさせ、髪を後ろで束ねさせるのも面白いかもしれない。由佳の想像は広がる。
 その間に、女はカウンターで飲み物を受け取っている。知り合いを探す素振りを見せないから待ち合わせではないようだ。
 女が一人だと分かり、店内の空気が少し変わった。客のほとんどが彼女に注目している。早い者勝ちだ。
 由佳は他の客よりいち早く動き、女の横に並んだ。
「こんばんは」
 無難に声を掛ける。
「あっ、はい、こんばんは」
 突然声を掛けられ、女は驚いた素振りで答えた。
「一人なの?」
 由佳はなれなれしい感じで声を掛ける。相手は年上だが、上からの態度で行く作戦だ。
「一人です」
 女は緊張しているのか、警戒しているのか、声が硬い。
「この店は初めて?」
「はい、こういったところへ来るのは初めてです」
 自分が女の世界を教えてやろう。由佳はそう思った。
 真理はマイクへ接触成功の合図を送った。

 由佳は一時間掛けて、女の緊張をほぐし、警戒を解き、悩みを聞きだすのに成功した。
 女には付き合っている男がいて、体の関係がある。だが、何度やってみてもイク事ができないし、違和感を覚える。その違和感が何かを確かめるために来たというのだ。
 話を聞いて由佳は顔には出さないが、有頂天になった。この女を感じさせることができれば、美しいペットが手に入る。それに雰囲気からしてマゾの気もありそうだ。
 年上でマゾの美女。考えただけで頭が熱くなり、鼓動が早くなる。由佳は興奮しているのを悟られないように、必死で自分を落ち着かせる。
「もし、時間があるなら、場所を変えて飲み直さない。落ち着いた良い店を知ってるから」

 次の店で由佳は女の詳しい情報を手に入れた。
 名前は真理、二十五歳。IT企業で財務を担当。一人暮らし。
 ますます好条件である。由佳はお持ち帰りを狙って、真理にガンガン飲ませる。そして、薄暗い店内で真理の肩や膝に手を置き、それとなく反応を見る。真理は嫌がる素振りを見せない。
 由佳は勝利を確信していた。後は服を脱がせ、裸を見るだけだ。
 真理が酔ってきたところで、由佳は店を出て、タクシーでホテルへ向かった。
 女性同士でも裸を見てがっかりだったり、相性が合わないことがあるので、いきなり自宅へ連れ込むのはまずい。
 由佳は家族が住む実家とは別に、大学の近くへ通学用のマンションを与えられていた。そこへ連れ込むのは何度か体を合わせて、付き合うことにした相手だけにしている。
 ホテルでは不審に思われないようにツインを頼み、ふらつく真理を支えながら部屋へ入った。
 真理は部屋に入ると、靴を脱ぎ、服を着たままベッドの上で仰向けに横たわった。そのまま気持ち良さそうに目をつむっている。
 横になっていても見事な盛り上がりの真理の胸が、ゆっくりと上下に動く。
「皺になるから脱がすよ」
 由佳は喉の渇きを覚えながら、丁寧に真理の服を脱がしていく。まずはスーツの上着とスカート。真理と由佳は同じくらいの身長だが、真理のほうが肉付きが良く、出っ張りが大きい。由佳は苦労しながらも何とか服を脱がした。
 寒くないように暖房の温度を上げてから、ブラウス、キャミソール、ストッキングと手を掛ける。これも何とか苦労して脱がせると、真理はブラジャーとショーツだけの姿になる。
 由佳は真理の姿を見て、スタイルの良さに溜息を付いた。胸は想像以上に大きかった。CとかDというレベルではなかった。見たこともない大きさだ。それなのに、ウエストは締まり、脚は細い。しかも色も白い。肌もしっとりと潤い、きめが細かい。
 これほど美しく、スタイルの良い女性は父の会社にも居ないのではないか。真理を父の会社に入れてしまおう。そうすれば、もっと自由にすることができる。そして、この人をペットにできたら……。
 由佳は真理の都合など考えず、勝手に妄想を膨らませていく。
 早く真理の喘ぐ声を聞きたい。由佳ははやる気持ちを抑えようとするが、興奮してしまい、自分を抑えきれない。頭がガンガンしてくる。真理の体を目で楽しみながら、由佳は自分の服を脱ぎ、全裸になった。
 真理の背中に手を回して、ブラのホックを外した。いよいよ乳房を見ることができる。ここが重要なポイントである。崩れたおっぱいや汚い乳首だと、一気に興味が萎えてしまう。由佳は真理のブラを取り去った。
 ぼよんと音を立てそうな勢いで、二つの固まりがあらわになる。由佳は目を奪われた。
(きれい……)
 巨大さのあまり自重で潰れてはいるが、形の良さが思い浮かぶ。先には程よい大きさの乳輪の真ん中に小さい乳首がちょこんと付いている。色も素晴らしい。ピンクと茶色の中間くらいのきれいな色をしている。
 由佳は吸い寄せられるように手を伸ばした。
 柔らかく実が詰まっている。指が沈み込んでいくが、それに従い抵抗が増す。柔らかさと弾力を併せ持った、素晴らしい揉み心地だ。揉んでいるだけでうっとりしてしまう。
 由佳は夢中になって揉みまくった。そして、揉みながら乳首を咥える。乳首を舌で転がすと、すぐに口の中で硬くなってくる。感度も良い。
「んっ、んふぅー……」
 真理が少し反応する。
 こんなに素晴らしい体を男が自由にしていたと思うと、由佳は悔しくて仕方がなかった。
(今からは私がたっぷり苛めてあげるから。男の事なんかきっぱりと忘れさせてあげる)
「んんぅー……、んふぅー……」
 真理の反応が大きくなってくる。
 由佳はますます気を大きくして、真理の体の各部へ口を移した。
 腕を挙げ、脇の下をチェックする。きれいに脱毛され、ツルツルしている。黒ずみも全くない。ちゅっと軽く口付けしてから、移動する。
 口付けを繰り返しながら、全身をチェックする。無駄毛は一本もなく、爪まで完璧に整えられている。全身の手入れに相当お金を掛けているのが分かる。
「ああん……、あぁー……」
 由佳の口が性感帯を刺激するたびに、真理の口から声が漏れる。
 真理の呼吸が大きくなってくる。かなり醒めてきている。
(もっと気持ち良くなって。最高の快感を味わわせてあげる)
 由佳は真理の上から覆いかぶさった。真理の体は酔っているせいもあり、暖かかった。しっとりした肌が自分の肌へ吸いついてくる。真理の体は柔らかく最高の抱き心地だ。自分が抱いているのに、逆に包まれているような抱擁感がある。
 もう由佳はたまらなくなってきた。自分が責めているのに、自分の方が興奮してしまっている。
 由佳は真理の口に吸いついた。少しお酒の味がする甘い口だった。由佳が舌を差し込むと、真理の舌がじゃれあうように絡んでくる。由佳は無我夢中で真理の口を貪った。
(最高。お口も美味しい)
「んふ、んふぅー……」
 真理は鼻息までかぐわしい。由佳がすっかり真理の虜になっていると、真理の腕が由佳の背中に回り、優しく抱きしめられる。
 二人の乳房が押し合い、形をゆがめる。
「由佳さん……」
「真理……」
 二人は激しく舌を絡めあった。お互いの乳房で相手の乳房を刺激する。そうしながら、真理は自由な手で由佳の背中や脇腹を愛撫していく。由佳に勘繰られないように徐々に由佳の性感を高めていく。
 我慢の効かない由佳はキスしながら真理の股間へ手を伸ばした。そこは既に湿り気を帯びている。由佳はショーツの上から秘裂に沿って指を動かした。
「あんぅー……」
 感じやすい体に作り変えられている真理はそれだけでも敏感に反応してしまう。
 あまりショーツを汚してはいけないと、由佳は真理の最後の一枚を脱がした。そして、そのまま真理の両脚の間へ潜り込んだ。
 ふっくらした大陰唇から、色素沈着の少ない小陰唇がわずかにはみ出ている。口はひっそりと閉じ、合わせ目がかすかに濡れて光っている。
「恥ずかしい」
「とってもきれいよ」
 由佳は指で口を広げた。クリトリスは大人しく皮の中に納まっている。そして、左右均等で上下にバランスの良い襞の中に、閉じた最後の口がある。透明な雫が浮かび、キラキラ光っている。
 由佳は舌で露を舐め取る。しょっぱい味と女の匂いが口の中に広がる。
(味も匂いも問題ない)
 由佳はぴちゃぴちゃ音を立てながら舐めていく。
「あ、ああぁー……、ダメー……」
 真理が体をよじりながら声を出す。武志に開発された体は女性同士であっても見事に反応してしまう。しかも相手は五年もの経験があるベテランだ。女の体を知り尽くしている。
 由佳の繊細でツボを抑えた巧みの技に、真理はよがり続けた。由佳の顔へ押し付けるように腰が持ち上がっている。
 由佳は秘肉の中へ舌を入れ、かき回すだけでなく、包皮の上からクリを優しくこね回す。
「それダメー……」
 真理は由佳の口の周りがベトベトになるほど、愛液を垂らした。内ももがピクピクと引きつっている。だが、真理は訓練を受けているだけあり、由佳の責めを耐え忍んでいる。
(けっこうしぶといわね)
 これだけ感じていれば軽くイッても不思議ではない。感じやすいのに我慢強い。由佳はますます真理が気に入った。もう手放すことは考えられない。浮気した千恵に感謝したいくらいだった。おかげでこんな素晴らしい女性に出会うことができたのだ。
 由佳はクリの皮を剥き直接指で撫でた。それと同時に秘肉へ指を沈めていった。
「あひぃー……」
 真理からさらに大きい声が漏れる。体が伸び、全身に力が入る。真理は歯を食いしばり、絶頂を押さえ込んだ。
「ゆ、由佳さん、私、私にも、やらせて」
 真理が体を震わせながら、由佳へ懇願した。
 由佳も体が疼いて仕方がないところだった。喜んで、真理の顔を跨いで、上になった。
 相手は初心者なので期待はしていないが、どんな風にしてくるのか、由佳は興奮した。初めての相手のときは、どんな相手でもドキドキする。由佳は動きを止めて、真理を待った。
 真理は顔を近づけ、秘肉へそっと口付けをした。由佳の雫をチュルッと飲み込んでから、いじらしいまでに丁寧に舌を這わせる。襞を一枚一枚、裏表を満遍なく舌で舐める。経験とテクニックではどうしても由佳に負けてしまう。真理は丁寧さで勝負に出た。
「いいわよ。うまいじゃない」
 由佳は動きを止めたまま、真理の奉仕を味わった。年上の美女がよがり泣きをして許しを請い、代わりにバカ丁寧に自分に奉仕している。そのシチュエーションだけで由佳はイッてしまいそうなほど興奮した。
 真理の奉仕は延々続き、由佳の体にも火が付き、うずうずしてくる。
「つ、次は、ここを、舐めてみて……」
 由佳はそう言って、真理のアヌスを指でコリコリひっかいた。そして、真理が舐めやすいように腰を前へずらす。
 ダメで元々である。言った本人も恥ずかしい。潔癖症の面がある由佳は、アヌスは舐めたことも、舐めさせたこともなかった。真理がどこまで言うことを聞くか試してみたかったのだ。
 真理は言われるがままに、舌を会陰を通りアヌスへと移動させた。
「ぃっ……」
 真理の舌がアヌスに触れた瞬間、由佳の体が震えた。寒気にも似た快感が背中を走る。声を上げそうになるのを慌てて飲み込んだ。
 真理の舌はチロチロとアヌスを舐め続ける。
(舐められてる。本当に舐めてる)
 こんな美女にシャワーを浴びていないお尻の穴を舐めさせている。由佳は興奮で頭がどうにかなりそうだった。恥ずかしさ、征服感、背徳感、快感が入り混じり混沌としている。
「あ、あぁ、い、いいぃ……。続けて……」
 由佳は快感を押さえきれず、真理にねだるが、最後のプライドで命令口調は崩さない。由佳の手は完全に止まり、一方的に責められるだけになっていた。
 真理は由佳のお尻に口をぴったり付け、チューチュー吸った後、中へ舌を差し込んだ。
「ひぃー……」
 今度は由佳が叫ぶ番だった。真理はさらにクリにも指を伸ばし、指の平で優しく転がした。
「あ、あ、あ、あ……」
 今まで経験のない二ヵ所同時の責めに由佳は体を震わせて悶えた。最近は主導を取ることがほとんどだし、相手は年下だったのでこれほど責められることはなかった、きつい責めに心と体が耐えられない。
 真理は由佳の乳首にも手を伸ばし、追い討ちを掛ける。
「だ、ダメ、ま、待って、あぁ……、ちょっと、待って……」
(ダメ、このままじゃ、このままじゃ、イカされちゃう。そんなの、ダメー)
 頭の片隅でかすかに残った理性が警告を発しているが、体を止めることができなかった。お尻を真理の顔へ押し付け、アヌスで舌をさらに深く飲み込もうとしていた。
 お尻がこんなに気持ち良いなんて知らなかった。
 真理の舌が中でうごめき、由佳は耐えられない快感に流され続けた。真理の股間に顔を伏せ、真理の脚を掴み、体を震わせることしかできなかった。
 お腹の奥で絶頂の種がどんどん大きくなってきている。もう、限界が近いことが自分でも分かっている。秘肉からは白く濁った汁があふれ出し、真理の手と体を濡らしている。
「あ、も、もう……。い、いぃ、いいぃー……」
 もう耐えられない。いくっ。由佳がそう思った瞬間、真理は由佳のクリと乳首をつまんだ。
「いいいいぃー……」
 雄たけびをあげて由佳は大きく絶頂に達した。全身を真理へ押し付け、激しく体を震わせる。両手は真理の脚を跡が付くくらい強く握り締めている。
 今まで味わったことのない種類の絶頂に、由佳の頭の中は真っ白になった。まさに快感が頭の中で爆発していた。気を失わないのが不思議なほどだ。
 真理の舌と指は離れていたが、いつまでも快感が治まらない。体が震え、そのたびに快感が背中から頭へ突き抜ける。
 真理と由佳は上下に重なりながら、大きく息をしていた。
 その時、ドアを激しくノックする音が聞こえた。ドンドンドンとノックの音が鳴り止まない。
 由佳は絶頂の余韻で意識がはっきりしていない。
 真理は由佳をベッドへ残して、急いでガウンを羽織ると、ドアへ向かった。ドアガードを掛けたまま、ドアを細く開く。
 ドアの隙間から男がどなった。
「早くここを開けろ。さもないと、廊下で騒ぎを起すぞ。会社でも全部ぶちまけてやる」
 突然の事態に由佳は何が起きたのか分からなかった。
「お願い、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ待って」
 真理は男にそう告げると、一旦ドアを閉めた。そうして由佳へ言った。
「ごめんなさい、由佳さん、早くこれを着て。なぜか分からないけど、彼が来たの」
 由佳は訳が分からないまま、真理に渡されたガウンを羽織る。
 ドアは再び、ドンドンドンと激しく叩かれている。このままではホテルの従業員がやってくるのも時間の問題だ。
 真理がドアを開けると、男が真理の手を掴みながら勢い良く入って来た。武志だった。

「跡を付けてきたんだよ。なんだお前は女と浮気か、ふざけんなぁ」
 武志はごめんと心の中で詫びながら、真理の頬を張り飛ばした。真理が大げさに吹っ飛ぶ。
「きゃぁー」
 暴力など見慣れていない由佳は一気にパニック状態に陥った。
「待って、話を聞いて」
 真理が頬を押さえながら必死で訴える。
「お前、この状況で言い訳もくそもあるか。おかしいと思ってたんだよ。俺とやってるとき反応が悪いし。浮気してるんじゃないと尾行してみたら。よりによって相手は女だと。そんなに俺のじゃ不満なのか。おらぁー」
 武志が真理をもう一発張り飛ばす。
「違うの、話を聞いて。この人は、たまたま知り合って、お酒を飲んだだけなの」
「言い訳するなぁー。お前が一軒目の店に入ってる間に、友達に店のこと調べてもらったんだよ。レズが相手を探す店らしいじゃねぇか。店を見張ってておかしいと思ったんだよ。女しか出入りしないし」
「違うの、違うの、初めてなの、まだ何もしてない。酔ったから介抱してもらってただけなの」
「嘘つくなー。この部屋の中は女のあの匂いがプンプンしてるんだよ。入った瞬間に分かるんだよ。それにお前ら、シャワーも浴びてないのに、なんでガウンなんか着てるんだよ。バレバレだよ。どうしても喋らないなら調べさせてもらうぜ」
 武志が真理へ手を伸ばした。
 由佳は絶望感で血の気が引いた。調べられたら言い逃れができない。真理の股間は愛液と自分の唾液でドロドロになっている。触るまでもない、一目見ただけでばれてしまう。
 武志は真理からガウンを剥ぎ取った。
「やっぱりな」
 真理は観念したのか、うな垂れている。
「こっちへ来い」
 武志が真理の手を引き、ベッドの上へ放り投げる。そして服を脱ぎ去り全裸になる。
「このままでも大丈夫だな。二度と浮気できないように男の味を思い知らせてやる」
 武志は真理の両脚を抱えると、一気に根元まで突き刺した。十分すぎるくらいほぐれている真理の秘肉は男の挿入を難なく受け止めてしまう。
「ひいぃー……」
 たまらず、真理が悲鳴を上げる。初めて味わう武志の乱暴な責めに真理は演技を忘れて感じてしまう。
 武志は全く遠慮をせず、乱暴にガンガン突きまくる。
 真理は内臓全てを揺さぶられ、かき回される気がした。

 由佳は腰が抜けて動けなかった。由佳は上流階級の人間だけあり、小さい頃から驚いたり、慌てたりしないように厳しくしつけられてきた。しかし、今の状況は由佳の想像を超える事態だ。
 目の前で女性が張り飛ばされ、無理矢理犯され喘ぎ声を上げている。暴力を見るのを初めてなら、男女の性交を生で見るのも初めてだ。
 見てはいけないと頭では分かっているが、目が離れない。
 黒々とした男根が女の体を引き裂いている。真理は演技で感じているようには見えない。男に乱暴に犯され、本当に感じている。次は自分だと分かっていても、動くことができない。ショックのあまり動けなくなるなど、自分の身に起こるとは考えたこともなかった。

「いっ、いいぃー……」
 真理が本気の声を出す。
「気持ち良いのか、この浮気女が。男のほうが良いだろー」
「いいー、気持ち良いー、こっちの方が気持ち良いー……」
「おらっ、おらっ、おらっ、おらぁ。今までやさしくしてやったら、付け上がりやがって。うらぁー」
 武志は力任せに腰を叩きつけて、真理の子宮を突き上げる。
 由佳とさんざん楽しんだ体は武志に入れられる前から、かなりの火が付いていた。そこを激しく責められ、真理は演技ではなく絶頂寸前に追い上げられる。こんなに激しく突き上げられるのは初めてだった。
「い、い、い、ダ、ダ、ダメー、い、イク、いっちゃうから、ダメー……」
「おら、おら、イクんだよ。さっさとイケー……」
 武志は腰のスピードを最大まで上げる。同時に真理の腰を持ち、自分の体に叩きつけるように動かす。
 真理のお尻が武志の体に激しく当たり、パンパンパンと大きい音が響く。体はされるがままに大きく揺さぶられている。
「ダ、ダメ、もうダメ、我慢、できない……」
「いいから、イケって、イクんだよ。うりゃー……」
「イッ、イ、イ、イ、イクゥー、イクイクイク、イクゥー……」
 真理の体が一直線に伸び、弓なりに反る。手はシーツを握り締め、顔には苦悶の表情を浮かべている。
 真理は久しぶりの大きな絶頂に任務を忘れて、浸りきった。
 数秒後、電池が切れたように真理の体から力が抜けた。ベッドの上で動かなくなる。

 武志は真理から離れ、由佳へ近づいた。射精しなかった肉棒は真理の愛液でてかり、根元には泡立った愛液がリングのようにこびりついている。
「あっ、あ、あ……」
 由佳はパニックを起していて、声を出せない。
「お前も、俺の女を寝取ったんだから、落とし前を付けさせてもらうぜ」
 あんな激しい事をされたら、壊れてしまう。由佳は必死で後ろに這い下がろうとするが、体が思うように動かない。
「さっ、次はあんたの番だな」
 武志は由佳を軽々とベッドへ運び、横たえた。横では真理が死んだように動かない。
「あいつの浮気のせいで、違う女とできるんだから、あいつに感謝しないといけないな」
「や……、やめ……、やめて。お願い、やめて。お金なら、払いますから」
「金の問題じゃねえよ。あきらめて俺にやられるんだな。暴力は好きじゃないから、大人しくしてたら優しくしてやるよ」」
 武志は由佳の乳房をやさしく揉み込んだ。
 先ほどの荒々しい態度とは一転して、やさしい愛撫に由佳は嫌悪を感じながらも体が反応してしまう。
「いやぁー、やめてー、さわらないでー」
「静かにしないとぶん殴るぞ」
 武志が顔を近づけて脅すと、由佳は急におとなしくなった。暴力による威嚇は由佳の頭を麻痺させた。
 両隣の部屋に客がいないのは確認してあるが、万が一騒ぎが漏れて人が来ると困ったことになる。
「さーて、感じる所はどこかなー」
 武志は中指を秘肉の中へ沈めていった。由佳に処女膜はなかった。おそらくレズの相手にでも破られたのだろう。指先からかすかに気を流し、感じるように仕向ける。
「ここかなー……。ここもかなー……」
 武志はなぶるように声を掛けながら、由佳の感じるポイントを探り当てていく。興奮状態にある由佳は、武志の指が弱点を通るたびに反応して、自ら武志に弱点を教えてしまう。
 武志は絶妙な指使いで、由佳を溶かしていく。乳房を優しく揉みほぐすことも忘れない。
 あらかた由佳のポイントを探し終わった武志は、秘肉の中で指を曲げ、膣壁をコリコリと高速でこすった。
「あひぃー……」
 Gスポットをこすり上げられ、由佳はたまらず声を上げた。
「レズのくせに、男の指で感じてるじゃないか」
 武志は指の動きを止めない。もう片手でこってりと乳房を揉みこんでいく。
「ダメー、そこをこすったら、ダメー……」
 真理との長時間の愛撫で高まっている体へ、感じるところをこすられては、由佳は耐えることができなかった。由佳は知らないが、武志に気まで流されている。
 頭まで突き抜ける快感に身震いし、体が突っ張る。手はシーツを掴み、足の指先は内側へ丸まっている。
(ダメなのにー、男で感じたらダメなのにー)
 感じているのは武志の力のせいなのに、それを知らない由佳は男相手でも感じてしまうのだと思わされてしまう。
 緩やかに盛り上がり長時間続く女性同士の快感と違い、凄いスピードで駆け上がる快感に由佳は囚われてしまった。
 由佳がもうダメだと思ったとき、秘肉から指が抜かれた。
「指でイカせるのは、面白くないからな」
 武志が下品な笑いを顔に浮かべながら言う。
「途中で止められて、体が疼いて仕方が無いだろ。今、入れてやるからな」
 武志は肉棒の位置を合わせた。

 由佳は訳が分からなくなってきた。もう少しでイクところでお預けをくらい、体が泣いている。どうでも良いから何とかして欲しい気持ちと、犯される恐怖、男にイカされたくない気持ちが頭の中でせめぎあっている。
「いくぞ」
 由佳が結論を出せぬうちに、武志は肉棒をゆっくりと埋め込んでいった。
(熱いっ)
 由佳はディルドーとは違う熱さと感触に驚いた。無機質で冷たい感触と違い、熱い物が自分の粘膜となじみながら押し広げ、奥へと進んでいく。男根の形をはっきりと感じ取ることができる。
「あ、あ、あ、ああぁー……」
 由佳は訳が分からず声を出してしまう。今自分が受けている感覚が恐怖なのか快感なのか理解できない。
「一番奥まで入ったぜ」
 由佳は子宮口に柔らかい物が押し当てられたのを感じた。これが男の先端だ。ディルドーとは違い熱さと柔らかさを感じる。熱が伝わってくるようだ。子宮がカッと熱くなってくる。
 男が動くと、内臓を引きずり出され、押し上げられる感覚に、未知の快感が湧き、混ざってくる。子宮から背中を通り頭まで快感が突き抜ける。子宮の奥から本気の汁が溢れてくるのが分かる。
 男は焦ることなく、ゆっくりとしたペースを守り、肉棒でこすり上げてくる。角度を変え、秘肉の中をくまなく探るように出し入れしている。
「もう、見つけたぜ、お前の弱点。ここだろ」
 そう言いながら、由佳の感じるところを肉棒でこすってくる。
「男も良いもんだろ」
 男が上半身をかぶせてきた。女と違って硬くて、重い。息苦しいのに、なぜか安心感がある。
「キスして欲しいんだろ。キスしてって言ってみろ。ほらほら」
 武志が腰から下を動かしながら、由佳に言う。さらに、腕を由佳の体に回し、しっかりと抱きしめる。
 もう由佳はどうでも良くなってきた。ただ、もっと気持ち良くなりたい。早くイカせて欲しい。そのことばかりで頭がいっぱいになっている。
「イカせて欲しかったら、キスしてくださいって言ってみろ」
 初めて見るこの粗雑な男の舌を吸いたくてたまらない。舌を絡み合わせ、唾液を混ぜ合わせたい。由佳は自分で自分のことが分からなくなっていた。
 男は容赦なく子宮口を突き上げ、秘肉を削り、感じるところをこすり上げる。体の疼きは限界にまで達している。
「……ください」
「もっとはっきり言わないと聞こえないな」
 男は情け容赦ない。自分に恥ずかしい言葉を言わせようとしている。
「キス……、して、ください……」
 由佳が言ったとたんに男が口に吸いついてきた。唇を割られ、舌が差し込まれる。舌はそのまま激しく口の中を暴れまわる。
(食べられてる)
 由佳はそう思った。自分は男に食べられてる。同時に求められてると思った。うれしい気さえする。
 元々由佳は男が嫌いな訳ではない。男の友人も居るし、普通に話もできる。ただ、女子校の頃から家庭教師や先輩から女同士の気持ち良さを教えられてきた。同時に、男とのセックスのつまらなさを吹き込まれてきた。それで男とのセックスに嫌悪感を植え付けられてきただけだ。
 男が唾液を流し込んでくると、由佳は自然に飲み込んだ。汚い男の唾液のはずなのに、美味しい気がする。
「さあ、イカせてやるよ。思う存分イッて良いぞ」
 男が、それまでゆっくりだった腰の動きを速めてきた。
 肉棒の先がゴンゴンと体の奥に当たり、痛いくらいの刺激を与えてくる。全身は熱くなり、体が分解しそうになる。女同士では絶対にありえない激しさだ。
 目の前に星が飛び、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなってくる。ただひたすら快感に流されていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、ああぁー……」
 由佳は自分がいつの間にか声を出しているのに気付いた。
「男のほうが良いだろう。女同士なんてもったいない」
 男が耳元でささやき、そのまま耳をしゃぶってくる。
 普段なら耳はくすぐったいだけなのに、なぜかこの男にしゃぶられると、くすぐったさよりも快感のほうが大きい。ゾクゾクした感じが下半身の快感とあいまってさらに大きい快感になる。
「ほら、もっとあそこを締めてみろ」
 耳元の男の声に由佳は自然と従った。お尻の穴に力を入れ、秘肉をぎゅーっと締め上げる。そうすると、肉棒のリアルさが一段と増し、快感が一段と深いものになる。由佳は締めたり緩めたりを何度も繰り返した。
 男の動きがさらに激しくなる。由佳も絶頂のすぐ近くまで来ている。
「イッても良いんだぜ。思う存分イケ。ほら、ほら、ほら」
 男は腰の動きを前後運動から、肉棒を根元まで入れての回転運動に買えた。肉棒の先で子宮口をこね回す。そして、時々、ドッドッドッと子宮口を細かく鋭く突き上げる。
 由佳は子宮での快感を覚え込まされ、深く大きい快感に飲み込まれる。
「あ、あ、あ、あ、ああああぁー……」
「おら、イクんだよ」
 男が子宮をこね回しながら耳元で声を掛ける。
「ああぁー、あぅぁー、ああ、ああぁー……」
 子宮でイク初めての体験に、由佳はどうして良いか分からず、涙を流しながら、絶頂に駆け上った。
「あああぁあー……」
 子宮から頭まで爆発のような今までで一番大きい快感が走り抜けた。男の背中に思い切り爪を立て、しがみ付いた。
「っ、ぁ」
 快感のあまり息ができない。体がヒクヒクと痙攣を起している。
(これが男……)
 遠くで、ごめんねという真理の声が聞こえた気がしたが、由佳はそのまま気を失っていった。

 武志と真理は由佳をまっすぐ寝かせ、ベッドを整えるとホテルを後にした。
 愛が車を回してきて、二人を拾うとすぐに走り出す。
 武志は少し落ち込んでいた。いくら作戦とはいえ真理に暴力を振るい、由佳をレイプ同然に犯している。しかも、やっている最中は半ば演技を忘れ、のめり込んでしまっていた。
「凄かったです、班長。激しい班長も良かったです」
 真理はまだ快感が抜けきらない様子で、うっとりと話す。
「演技ですよ。演技。もちろん、演技です」
「班長の違う一面が見られて良かったです」
「だからー、演技ですって」
 武志がいくら言っても、体験した真理はもちろん、無線で聞いていた愛も信じようとしない。
「でも、良かったじゃない。無事作戦が終わって」
 愛は運転しながら、ほっとした感じで話していたが、作戦が完全に成功したわけではない事を知らなかった。

 由佳は気が付くとベッドで一人寝かされていた。裸で寝かされていることを除けば、変わったことなど何もなかったようだ。
 だが、体の奥にはまだあの男の熱さが残っている。
 由佳はお腹に手を当てながら考えた。
(あの男は本物だ。ただの男じゃない)
 子供の頃から一流の人や物に囲まれて育った由佳の本物を見分ける目は確かだった。
 あの筋肉は見せるための養殖物ではなくて、使ってできる天然物の体だ。それも、格闘技ではなく肉体労働者の体に近い。すさまじいまでの体力があるはずだ。それに、あのテクも男にしてはうますぎる。あんな男ならもう一度抱かれても良いかもしれない。
 それに、冷静に考えて真理みたいな素晴らしい女性が世間に埋もれて生きている訳がない。彼女もただの女ではない。
 あの二人を絶対に見つけてやる。そして必ず自分の物にする。由佳は心に固く決めた。

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