このサイトには性的な表現が含まれます。18歳未満の方は退出してください。

一条流の戦い:第59章

 水曜日、合格発表の日、武志は医学部の掲示板の前で緊張していた。もうすぐ十時で合格発表が始まる。周りには三十人近い人が集まっている。恐らく全員編入試験の受験者か関係者だろう。
 みんな表情が硬い。当たり前だ。倍率が二、三十倍の狭き門だ。合格に自信が有る人はほとんど居ないだろう。もちろん武志にも自信は無い。だが、やるだけはやったという達成感はある。
 十時数分前、係員がゆっくりと歩いてくる。掲示板のガラス戸の鍵を開ける。紙を張るスペースは事前に空けてあった。後は貼るだけである。係員が時計を見ている。集まっている人間も時計を見て、頭の中でカウントダウンをしている。
 十時ちょうど、係員は紙を張り出した。A4一枚、安っぽい感じだ。合格者はたった五名なので、この大きさで十分なのだろう。
 掲示板の前に人が殺到し、人垣ができる。背が高い武志は人の頭の上から覗く。
「23。23。23……」
 祈るような気持ちで武志は紙を見つめた。だが、人が押し合っているので、落ち着いて見ることができない。
「あっ」
 小さい声を出してしまう。押される前、一瞬、23と言う数字が見えた気がした。
 人だかりは、徐々ににまばらになっていく。武志は一番前に出て紙を見ることができた。
『23』
 ある。確かにある。
(ひゃぁー……。受かった。受かった。受かったぁー)
 武志は心の中で叫んだ。人前で叫ばない最低限の理性は残っていた。周りを見渡すと、ほとんどが元気なく歩いて立ち去っている。走り去る人は一人しか居ない。あの人は受かったのかな。そうなら、四月から同級生だ。顔も見ていないが、仲間意識が湧いてくる。
 そんなことより報告だと、武志は人が居ないほうへと歩いていき、家へ電話を掛けた。家には母が居て、とても喜んでくれる。
 次に美咲と瞳へメールを送る。講義中なので電話をすることができない。
 それから、頼子部長へ電話をした。だが、頼子部長の答えはあっさりしていた。
「おめでとう。がんばったわね」
 もっと喜んでくれるかと思っていた武志は肩透かしを食ったような気になる。
 そんな武志の気持ちを察したのか、頼子が言った。
「ごめんね。結果は先週から知ってたのよ。不正は良くないかなと思って黙ってたけど」
 武志は唖然としてしまった。迂闊だった。頼子なら事前に調べそうなことくらい、ちょっと考えれば分かることだ。気が付かなかった自分が腹立たしい。
「明日以降のスケジュールを立てるのに、どうしても知る必要が有ったの。悪く思わないでね。でも、安心して、結果には一切介入して無いから。武志君が実力で通ったのよ。本当におめでとう」
 わざわざ強調されると、逆に試験結果に介入されたのではと思ってしまう。頼子なら、文部科学省の偉い人によろしくの一言くらい試験の関係者に言わせていそうだ。だが、武志には確かめようが無い。頼子のことは忘れることにした。
 その後も武志は忙しかった。ゼミの教授へ報告へ行き、しばらく話をする。それから大学の就職課へ行き、進路が決定したことを伝える。
 美咲と瞳から電話がかかってきて、話をする。
 ゼミの仲間と合格祝いを兼ねて昼ごはんを食べに行き、おごってもらう。
 午後からは卒業研究に没頭する。
 そして夕方、武志は待ち合わせ場所の渋谷に居た。今日は美咲と瞳から合格祝いを貰うことになっている。家にも今日、明日の夕食はいらないことを伝えてある。
 美咲と瞳の二人がほどなくしてやってくる。
「もうお店は予約してありますから行きましょう」
 人通りが多いので三人並んで歩くわけには行かず、美咲と瞳が前、武志が後から付いていく。
 目的の店は駅から近く、十分も歩くとすぐに到着した。
「ここです」
 看板にはイベリコ豚、石焼などと書いてある。なぜ豚肉と武志は不思議に思う。お祝いに豚肉というのもそぐわない感じがする。二人が食事をご馳走してくれるというので、もっと小洒落た店か逆に大食い系の店を想像していたので、違和感を覚える。だが、せっかく二人が選んだ店なので武志は何も言わずに付いて入る。
 中に入ると、照明は抑えてあり、結構雰囲気が良い。まだ店が新しいのか、内装もきれいだし、おしゃれな感じがする。武志としてはうれしい意外性だった。
 料理は事前に注文してあるらしく、座ると水に続いてワインが運ばれてきた。
「スペイン産の赤ワインです。では乾杯しましょうか」
 三人がグラスを掲げる。
「武志さん、合格おめでとう」
「おめでとうございます」
「ありがとー」
 グラスを合わせてから、一口飲んでみる。けっこう飲みやすい。ごく普通の中流家庭に育った武志はワインなどめったに飲まない。父親が飲むのはビールか焼酎だし、武志自身飲めないわけではないが普段はあまりお酒を飲まない。
 だからお酒は詳しくないが、その武志が飲んでも美味しく感じる。けっこう高いワインじゃないかと思う。
 続けて前菜として生ハムが出てきた。ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。
 武志はそれほど期待せずに、何気なく食べた。
 口に入れると最初はしょっぱい感じがしたが、噛み締めると肉の深い味と甘みが広がる。噛んでも噛んでも旨みが出てきて、口の中が肉の味でいっぱいになる。飲み込むのがもったいないくらい美味しい。これほどまで美味しい肉を今まで食べたことがない。
 飲み込んでも口の中には後味が残っていて、美味しい余韻が続いている。
「あんまり美味しいからびっくりした。こんなに美味しいお肉を食べたのは初めてだよ」
 武志が興奮気味に話す。
「喜んでくれてうれしいです。このイベリコ豚ってどんぐりとか食べて大きくなるんですって。脂肪の溶ける温度が人間の体温より低いから、生ハムでも口の中で溶けて美味しいそうですよ」
 美咲がうれしそうに説明する。
 最初、豚肉なんてと思ってた武志は反省した。こんなお店をどこで探してくるのだろう。
「瞳と二人でどこのお店にしようか悩んだんですよ。お医者さんを目指すんだから、それにちなんだ料理が良いなと思ったんですけど、何も浮かばなくて。それで結局、駄洒落にしました……」
(あっ。医者、いしゃ、いしや、いしやき……)
 言われるまで気付かなかった。この二人の女の子は本当に凄いと思う。やること全てがウィットに富んでるというか、気が利いてていつも驚かされる。頭の良さではかなわない。
 ワインを飲みながら生ハムを平らげると、続いて焼かれた石の板と豚肉が出てきた。これが石焼なのだろう。
 料理の腕では一歩リードしている美咲が自分の出番だと石の上に肉を並べていく。肉がじゅぅーと控えめな音を立てながら焼かれていく。
 美咲に取り分けてもらった肉を食べて、武志はまた驚いた。生ハムよりさらに甘く感じる。それに柔らかくて口の中で崩れ溶けていく。今まで食べていた豚肉とは次元が違う。武志は夢中になって肉を食べた。
 ガツガツと食べる武志を美咲と瞳の二人がうれしそうに見つめる。
 石焼の締めにはチャーハンが出て、武志はそれも二人前近く食べた。味、量ともに満足して武志が一息付いていると美咲がカバンから細長い箱を取り出した。きれいに包装され、リボンが掛けられている。
「武志さん、合格祝いのプレゼントです。開けてください」
 武志は何だろうかと思いながら包装を開ける。腕時計にしては箱が大きすぎるし、自分にネックレスは似合わない。
 ワクワクしながら蓋を開けると中には聴診器が入っていた。
「これも悩んだんですが、兄弟にお医者さんが居る友達に聞いてもらったの。何が役立つかって。そうしたら聴診器だって」
「あ、ありがとう」
 武志は思いもかけないプレゼントに驚いて声が上手く出ない。
 手にとって見ると、ひんやりした感じと、ゴムの匂いがした。浮かれる一方だった気持ちを引き戻され、がんばらなければいけない気持ちがふつふつと湧いてくる。
 よく見ると、耳に当てる管のところに『T.YAMANAKA』と刻まれている。
「ネーム入りだよ。なんとかツテをたどって武志さんと同じ大学の医学部の人に種類を聞いて買ったから大丈夫。四年生くらいから使い始めるらしいから、それまで大切に取っておいてね」
「ありがとう。大切に使うよ」
 武志はうれしくて涙が出そうになるのを、ぐっとこらえた。
「大変なときはこれを見てがんばってね。二人で『がんばれー、がんばれー』って念を込めといたから」
「ああ、がんばるよ」
「それにいつもこれを持ってたら、浮気できないでしょ」
 武志はぎくっとしてしまう。
「高かったんじゃない。それに、もし俺が落ちてたらどうしたの」
「バイトしてるから大丈夫だよ。それに絶対合格すると信じてたから」
 瞳も横でうんうんとうなずいている。
 こんなに高いものを貰ってしまって、次に二人へプレゼントをするのが大変だと武志は思った。
 美咲が武志の顔を引き寄せ、テーブルの上で耳打ちする。
「今日は私がダメな日だから、次の日曜日にいっぱいしようね」
 武志は急に言われてドキッとする。
 武志、美咲、瞳の三人ともお酒の酔いも手伝って、全員顔を赤くしていた。

 合格発表の翌日、武志班の訓練日、真理達メンバーは武志が編入試験に合格した事を知っていた。
「班長、合格おめでとうございます。これは頼子部長から預かってきたプレゼントです」
 真理が代表して武志に渡す。中にはパソコンソフトが入っていた。医療用の用語集と翻訳ソフトだった。こういった専門的なソフトは買うと高いのではないか。武志は恐縮してしまう。
「それで私達からのプレゼントは、これ」
 そう言って、愛はドンと何かのボトルを置いた。
「何ですか?」
「ローション。業務用」
「へっ……」
 武志はあっけに取られてしまう。
「細かいことは良いから、準備、準備」
 どこからか2メートル四方はある巨大なエアマットが運び込まれる。武志は三人掛りであっという間に服を脱がされ、マットの上に寝かされる。暖房が強められているのか寒くは無い。
 三人の女性は服を脱いだり、ローションを洗面器に移したり、タオルを用意したり、色々準備に忙しい。
 武志がぼんやり待っていると、準備が終わったのか三人が武志の周りに集まる。
「最初はうつ伏せになってください」
 武志は言われるままうつ伏せになる。エアマットはふわふわで何か心もとない。
 初めての経験でドキドキしながら待っていると、背中に何かが垂らされた。暖かくて、ドロッとしている。これがローションか。思ったより違和感は無い。
 ローションは背中からお尻、脚、腕と全身に垂らされる。それからどうなるのかと武志が待っていると、六本の手が取り付いて、ローションをまぶしていく。
「うわぁっ」
 くすぐったさに武志は思わず声を上げる。片側に愛、反対側に優、両脚の間に真理が陣取り、それぞれ手でやさしくローションを塗り広げる。手の平や足の裏、指の間まで丁寧に塗られていく。ぞわぞわした感触が体のあちこちから湧き上がり、武志は体をくねらせてしまう。くすぐったいような独特の気持ち良さは初めての感触だ。
 ローションをまぶし終わると、三人は手を止めた。そして体を倒して武志の体に密着させる。
「おおおおぉー……」
 六個の乳房が体に当たり、その柔らかさに武志はうれしい声をあげる。ローションがあると胸が当たる感触も一味違う。単なる裸よりも密着感が増している。三人の女性に囲まれ、一つに溶け合う一体感さえする。
 こんなのも良いなと武志が思っていると、三人の体が動き始めた。ローションの滑りを使って、三人の体が激しく大きく前後に動く。武志は上半身を上から下まで乳房でマッサージされる。
 特に真理の巨大な乳房は武志の背中に至福の感触を伝えてくる。
「我慢しないで、いっぱい感じてください」
「あぁ……、気持ち良いですー……」
 体中から力と共にストレスとか疲れとかが全部抜けていく感じがしていた。ローション・プレイがこんなに気持ち良いものだと武志は知らなかった。風俗でサービスしているだけある。男の幸せベストスリーに入る気持ち良さだ。武志はまさに骨抜きにされた。
 武志の体から力が抜け、ぐにゃぐにゃになった所で、三人は小技を使う。
 愛と優は脇の下を胸でこする。コリコリした乳首と柔らかい乳房の二つの感触を脇の下で味わい。くすぐったいような、痺れるような言葉に表しにくい新しい快感だった。それが終わると二人は武志に自分の胸を揉ませる。ローションで滑り、掴みにくい。逃げる乳房を追いかけるのも楽しい。乳首をいじるのも抵抗が少ないので高速で弾ける。色々な初めてで武志はますますうれしくなってきた。
 真理は乳房で武志の尻肉をマッサージする。硬くなった乳首がアクセントになり、これもけっこう気持ち良い。それから真理は尻肉の間に片方の乳房を割り込ませた。乳首がアヌスから会陰を刺激すると共に乳房の柔らかさも楽しめて、二倍気持ち良い。
「すっごく、気持ち良いです。体が溶けそうな感じ。天国に居るみたい……」
 武志は王様気分で三人のサービスを満喫した。
 次に武志は仰向けにされた。肉棒は完全に勃起してお腹に当たっている。
 体の表側にも三人によりたっぷりとローションが塗られた。肉棒にも袋にもたっぷりとまぶされる。
 武志の首から下がローションまみれになると、三人が体に取り付いた。
 真理は上から、愛と優はそれぞれ左右から密着する。真理は上からキスをして、双子は左右から耳をしゃぶる。
 うつ伏せのときは体とマットの間にローションが付いていなかったので、それほど体が動かなかった。しかし、今度は体の裏も表もヌルヌルなので、三人の女性が体を動かすたびに武志の体もつられて動く。不安定なというより浮遊感がする。
 両耳からはクチュクチュという音がステレオで響き、胸と両肩に柔らかい乳房が押し当てられる。体の全面全てが女体で覆われ、肉棒も真理の腹で微妙にこすられる。
 武志は真理の舌をチューチューと子供のように吸いながら、不思議な感覚を味わう。頭もぼんやりとしてくる。
 いつまで続くのか分からない心地良さに武志が酔いしれていると真理が前後に動き始める。
「あぁ……」
 巨大な乳房に胸から股間までをこすられ、武志から声が漏れる。
 続いて、愛と優に腕や体の横を乳房でこすられる。さらに、三人の余った手は武志の体を這い回る。
 武志の体は水面に浮かぶ落ち葉のように揺れた。平衡感覚が麻痺してきて、目をつむると、さらに自分がどうなっているのか分からなくなってくる。ただただ柔らかいものに包まれて揉みくちゃにされる感覚に酔いしれる。
 肉棒は絶えずこすられ続ける。時折双子の手が伸びてきて、ふざけるように数回こすっては逃げていく。
「はぁぁー……」
「好きなだけ出して良いんですよ」
 誰かが耳元でささやくが、意識が薄れている武志には良く分からなかった。
 そして真理によってパイズリが始まった。双子は耳、首筋、脇の下、乳首と武志の弱点ばかりを責めてくる。
(あぁ、柔らかい……)
 やっぱり、パイズリの気持ち良さは別格だ。秘肉やフェラとは違う柔らかさがある。パイズリだけは巨乳の人に限る。愛や優では不十分だ。真理を班に入れて良かったと、つくづく思う。
「いっぱい出して良いのよ。我慢しないで、いっぱい出して」
 耳元でなまめかしい声でささやかれ、武志は急速に射精感がこみ上げてくる。
 肉棒がさらに大きく硬くなるのを察して、真理は亀頭の先端をペロペロと舐め、肉棒を挟む乳圧をあげた。
「ほら、出して。真理にぶっかけて」
「女の顔に掛けるの好きなんでしょ。いっぱい掛けて良いのよ」
「それとも飲ませたいのかしら」
「好きなところに出して良いのよ」
 左右の耳に交互にささやかれ、耳の穴に舌を入れられ、ぞくぞくと寒気にも似た震えが体に走る。
「ああああ、あぁー……」
 武志の玉が持ち上がり、袋がきゅっと締り、最後が近い事を告げる。
「出るよー……」
 武志は情け無い声で真理に告げる。班長としての威厳などかけらもなかった。
「良いわよ、濃いのいっぱい出しなさい。真理の顔にぶちまけて」
「あ、あ、あ、あぁ……」
 亀頭がぶわっと膨らんだかと思うと、武志の体が震え、輸精管がうごめいた。
 ぶっしゃぁー、ぶびゅぅー……。
 激しい勢いで精液が飛び出し、真理の顔を打った。下からの角度なので、唇から、鼻、眼、額にまで広範囲にべっとりと粘った白濁液がこびりつく。
 真理は第二撃まで顔で受け止めると、肉棒を口に咥え、吸い上げる。
 びゅるうぅー、びゅるるぅー……。
 真理の吸引に助けられ、残りの精液も凄い勢いで発射される。真理は器用に舌で受け止め、口の中に溜めていく。
 びゅるっ……、ちゅりゅっ……。
 真理は残り汁すべてを吸い上げ、口の中に収める。
「あうぅー」
 敏感になっている亀頭を吸われ、武志は声を漏らしてしまう。
 真理は口に精液を溜めたまま亀頭をペロペロ舐めていたが、武志が下を向き目が合うと、武志の目を見つめたまま、ゴクッと喉を鳴らして精液を飲み込んだ。
 武志は真理が自分の精液を飲むのを見て、とても興奮してしまう。精液が消化され真理の全身の細胞へ運ばれていくさまを思い浮かべ、七分立ちの肉棒に再び血が流れ込む。
 武志が余韻を味わおうと、目をつむりじっとしていると、三人の女性が動いた。
 真理が仰向けで武志とマットの間に潜り込んできて、武志の体を自分の上に乗せてしまう。
 さらに愛が武志の肉棒を掴むと、ちゅるんと秘肉に飲み込み、うつ伏せで武志に覆いかぶさってきた。優は枕元で三人の体を支えている。
 武志は女体でサンドイッチにされてしまった。これはベッドの上だと一番下の女性が苦しくてできないだろう。マットならではの体勢だ。
 愛が乳房をこすりつけるように動く。秘肉も肉棒を磨くようにこすり上げる。
 真理は下から武志の耳や首筋にしゃぶりつく。
 仕上げに優が逆向きになって武志の唇に吸いついた。
「んんー……。ん、んんふぅー……」
 またもや経験のしたことの無い感覚に武志は喘いだ。
 全身に肉が絡みつき、肉棒も秘肉に包まれる。耳にはぴちゃぴちゃしゃぶる音やなまめかしい鼻息が聞こえる。口は塞がれ唾液を流し込まれ、舌を吸われる。
 先ほど出したばかりだというのに、肉棒は完全に勃起し、ガチガチに硬くなっている。
 愛は武志から搾り取ろうと、全力で秘肉を締め上げる。入り口だけでなく、内部もきゅーっと肉棒を絞る。
「我慢しないで、出してください」
 真理が耳元でささやく。ぞくぞくぞくーとした快感が武志に走る。
 三人の余った手が武志の体を這い回り、さらに追い詰める。
(あぁ、溶けるー……)
 上下に体を挟まれるとさらに一体感が増し、体と体の境界線が無くなってしまったようだ。子供に返り、母親に抱かれているような懐かしい気持ちさえしてくる。
「い、いいぃー、いいよぅ。もっとー……」
 もう、プライドも何もなく、武志は思った事を口にする。我慢していなくても一度出している分だけ長持ちする。いつまでもこの時間が続いて欲しい。
 愛が前後運動を止めて、腰から下を回転させる。亀頭の先が子宮口ですれて痺れるような、漏れるような快感が湧き上がる。
 さらに真理は武志の腰を掴んで愛とは逆向きに回転させる。すれる感じがさらに強くなる。そして、腰の回転につられて上下の乳房も動き、より柔らかく感じる。
 おまけに両耳から、ささやき声が聞こえてくる。
「出して、出して、中にいっぱい出して……」
「熱いのをぶちまけて……」
「妊娠させても良いのよ……」
「赤ちゃんちょうだい……」
 プレイの上での言葉だと分かっていても、武志の興奮は最高潮に達する。
「うおおおおぉー……」
「きて、きて、きて、きてー……」
 武志は愛を抱きしめると、一番奥へ一気に撃ち放った。
 どくぅ、どくどくどくっ……。
 熱い固まりが愛の一番深いところを叩く。
 武志は最後の一滴まで出し尽くそうと、愛にしがみ付く。
 愛も秘肉で絞るように締め上げ、残り汁まで搾り取ろうとする。
「あ、あ、あぅ、あぁ……」
 武志は体を震わせながら射精感に浸る。女性に包まれながらだと、いつもより一段深い射精だった。今日は二発目なのに、いつもの一発目以上の濃さと量の精液が出た。
 武志が余韻に浸ろうかと思っていると、愛が上にずり上がり、乳房で顔をマッサージする。
 肉棒がずぼっと秘肉から外れ、武志は一瞬寂しく感じた。それもつかの間、すぐに温かいものに包まれる。優の口だ。気付かない内に足元へ移動した優に咥えられていた。
 優はそのままやさしくお掃除フェラを始める。
「あ、あ、あ、あはぁー……」
 ただきれいにするだけでなく、肉棒の高まりをクールダウンするような巧みなフェラだった。
 武志はだんだん落ち着いてきて、少し眠たくなる。目を閉じれば、寝てしまいそうだ。
「さーて、一次会は終わったから二次会に行こうか。武志、寝てる場合じゃないよ」
 愛が元気に宣言する。
「えーっ、二次会ですかぁ」
 もう十分満足していた武志はこれで終わりでも良いと思った。
「次はご飯食べに行くよ。頼子さんが何ヶ月も前に予約した店だよ。例の星が付いてる店だからね。きっと、おいしいぞー」
 そんな前から。武志は頼子の手抜かりの無さにあらためて感心すると共に、非常にありがたいと思った。
「高いんじゃないですか。俺、死ぬほど食べますよ」
「私達がいくら給料貰ってると思ってるの、武志一人くらい食べさせるの余裕よ。なんなら、一生面倒見てあげても良いわよ」
 愛の本気か冗談か分からない言葉を受け流して、武志は言った。
「俺の本気を見せてあげますよ」
「生意気なことを。今日はオールだからね。子供じゃないんだから途中で帰さないよ」
 愛と武志の会話を真理と優はニコニコしながら眺めていた。

 次の日曜日、武志は美咲と瞳に連れられ、渋谷のホテルに来ていた。
 合格発表の日は美咲がピル休薬の出血中でセックスができなかったので、今日は二人掛りでたっぷりと合格祝いをする予定だ。
 部屋に入ると、武志はすぐにソファーに座らされ、目隠しされた。そして、美咲と瞳の二人はシャワーを浴びてから、服を着替える。
 武志が待ちくたびれた頃、二人の準備ができた。
「目隠しを外しても良いですよ」
 美咲の声に武志は邪魔物を外し、ゆっくりと目を開けた。
 そこには看護師と女医が居た。
 美咲はピンクのナースウェアに同色のナースキャップ。瞳は長袖の白衣。
「じゃーん。どうですか」
「似合いますか」
 武志は言葉を詰まらせた。予想してなかっただけに、とても驚いた。また何かのコスプレだとは思ったが。白衣とは思わなかった。医学部合格だから、ちょっと考えれば予想できそうなものだ。武志はいつもながら自分の頭の回転の悪さにがっくりする。
「あ、ああ、似合ってるよ」
 美咲のナースウェアはウエストが絞ってある半袖タイプで体のラインが良く分かる。瞳はごく普通のコート型の長袖だが、背が高い瞳に似合っている。
 どちらも裾が上げられ、太ももの大部分が見えていて、とてもエロい感じがしている。
「武志さんが女医さんや看護師さんを見ても浮気しないように、慣れてもらおうと思って」
「本物の白衣をネットで買って、裾は自分達で上げました。だからアダルトグッズの白衣じゃないですよ」
「二人ともきれいだ」
 武志は立ち上がると、二人を抱きしめ、交互にキスをした。最初から全開で気を流し、一気に二人を溶かしていく。
 今までの武志との付き合いですっかり気が通りやすくなり、感じやすくなっている二人は、すぐさま真っ赤になり、トロトロに柔らかくなってしまう。頭はぼーっとして、体は熱くなり、お腹の奥が疼き始める。
 武志は二人の胸元のボタンを幾つか外し、中に手を滑り込ませる。二人は白衣の下には下着しか着けていなかった。ブラの上から胸を揉みながら、鎖骨から首筋を舐め上げる。
 この二人にはいつも驚かされる。最高の彼女だ。武志は感謝の気持ちを愛撫で二人に伝える。舌先、指先から全開で気を流しながら、二人をさらに溶かしていく。
 タイプの違う二人の美少女を同時に責める幸せに感謝しながら、武志は情熱的に愛撫を続ける。
 美咲の可愛い顔が切なげにゆがむのも良いし、瞳の中性的で整った顔が快感を耐えるのもそそられる。武志は我慢できなくなり、カップの中に手を捻じ込み、乳首ごと荒々しく胸を揉みしだく。そして、交互に二人へ口付けし舌を吸い上げる。若い二人の口は新鮮でみずみずしい。武志は夢中で吸いまくった。
 感じやすい瞳の足が先にガクガクと震えてくる。
 そこで武志は二人のブラのホックを外す。そしてベッドに手を付かせ、お尻を高く上げさせる。
 後ろに回り白衣の裾をめくると、二人のショーツに包まれたお尻が目の前に現れた。
 美咲はローレグ気味のパステルブルー。大きなお尻の肉がはみ出し、とてもいやらしい。
 瞳はレースがふんだんに使われた黒のハイレグショーツ。小ぶりだが形の良いお尻が丸出しで、頬擦りしたくなるほど似合っている。
 二人はお尻を見られて恥ずかしく、もじもじと脚をすり合わせる。
 武志はまずはショーツの上からお尻の手触りを楽しむ。
 美咲の大きくて柔らかい尻肉、瞳の弾力のある尻肉、その違いを確かめながら撫で、揉む。指先からは気を全開で流している。
 尻肉を思う存分楽しんでから、武志は手を二人の太ももへと移動させる。
 美咲の細くて白く形の良い脚、瞳の引き締まって少し日に焼けた健康的な長い脚。脚も手触り・弾力が二人で違う。だが、二人とも若いだけあって張りがあり、滑らかなのは同じだ。
 太ももから、ひかがみ、ふくらはぎと、武志は二人の脚も堪能する。滑らかな感触をもっと味わうために舌も這わせる。
「ああああぁー」
 舌が股間に近づくと、二人の体の震えが激しくなる。
 武志は片方だけが先に行かないようにしながら、二人を高めていく。
 二人の脚は自然に開き、武志の頭が入りやすいようになる。
 武志は後ろからだけでなく、両脚の間にも潜り込んで舌と手を這わせる。
 まずは美咲の太ももの内側を舐め登ると、脚をガクガクさせて耐えている。そのいじらしい姿に武志はたまらないいとおしさを感じる。
 ショーツのぎりぎりまで舌が進むと、濃い匂いが漂ってくる。ショーツには染みが広がっている。
 胸いっぱいに匂いを嗅いでから、反対側の太ももを舐め下る。美咲が期待を裏切られてがっかりしているのが体の動きから何となく分かる。武志はそのまま瞳へ移る。
 瞳にも同じように太ももへ舌を這わせると、歓喜で体を震わせている。ショーツの染みは美咲より大きい。
 武志は二人の脚の間を行ったりきたりしながら、二人をどんどん高めていく。
 二人の性感はちょっと高められては、ちょっと下げられながらも、確実に高まっていく。
「あ、あ、あ、あぁ……」
 美咲はシーツを握り締め、頭を振りながら武志の舌に耐える。
「んんっ」
 瞳は息を呑み、体を細かくブルブルと震わせながら耐える。
 二人が健気に耐える姿は、武志をとても興奮させた。楽しいというか、征服欲を満足させる。美少女二人を自由にすることは男冥利に尽きる。そしてさらに苛めたくなってしまう。小さい子供が好きな子を苛めるのと似た心理だ。
 武志も次のステップへ進みたくなってくる。
 二人のショーツを膝のところまで降ろす。全部脱がさないのがとてもいやらしい。
 二人の秘肉は濡れて光り、パクパクと動いている。十代の女の子二人の秘肉がひくつく姿を眺めるなんて、普通の男にできる経験では無い。武志は胸が熱くなる。
 そっと手を伸ばし、くちゅくちゅと入り口付近をかき混ぜる。
「はあああぁー……」
「んふうぅー……」
 疼く秘肉をようやく触ってもらえて、二人から満足の声が漏れる。
 だが、武志はそれ以上先には進まない。秘肉の疼きはさらに大きいものになって二人を責める。
 舌よりも強い刺激がぎりぎりまで二人を追い詰めるが、どうしてもその先には進むことができない。その切なさに二人は腰をゆすって、より強い刺激を催促する。
 武志の手に愛液が滴り落ちる。白く濁った本気汁が出てきている。発情した濃いメスの匂いが立ち昇る。その匂いは武志をさらに興奮させる。
 武志はゆっくり中指を秘肉に沈めていった。暖かく、ぬるつく秘肉が指にまとわりつき柔らかく締めてくる。
 武志は指を根元まで入れ、動きを止めて、二人の秘肉の違いを確かめる。
 締りの良さでは瞳が、柔らかさでは美咲、愛液の量では瞳が優っている。奥行きは背の高い瞳のほうがやや深い。手をぐっと押し込むと指先に子宮口が当たる。コリコリして丸い物に割れ目が走っている。指の腹でその感触を確かめる。
 美咲と瞳は体の一番大切な所をやさしくいじられ、普通と違う体の一番深いところからの快感に、どうして良いか分からなくなる。
 武志はゆっくりと指を出し入れする。
「ああああー……」
「あんぅー……」
 疼く秘肉をこすられ二人の口からは絶え間なく声が漏れる。指の節のささいなでこぼこでさえ、二人にはたまらなく美味しく感じる。
 だが、スピードが遅すぎる。もっと荒々しく激しくかき回して欲しいのに、武志はさらに焦らそうとしている。頭の中では快感、期待感、掻痒感、失望感と様々な感情が入り乱れ、正常な思考ができなくなっている。
 武志は指先を軽く曲げ、お腹側、背中側を擦る。その絶妙な力の入れ加減に二人は絶頂のラインを押し上げられながら、追い上げられていく。
 今日の武志はいつもと違う。美咲は執拗なまでの焦らしにかすかな違和感を覚えていた。限界を超えた武志の責めに頭も体も痺れきっているが、かすかに残った理性が訴えかける。隣では瞳が元々マゾの気があるのか、責めを受け入れることに没頭している。
 その美咲の疑念もすぐに打ち払われた。
 耐え切れなくなった瞳が美咲にキスをしてきた。体の側面をぴったりくっつけ、片手で美咲の顔を自分の方に向けると、激しく吸いついてくる。
「んんんん、んふうぅ、むふぅ……」
 瞳が鼻を鳴らしながら、美咲の口の中を激しくかき回す。美咲もぎりぎりのところでさまよっていただけに、抵抗ができず、好き勝手に蹂躙されてしまう。
 二人が自然とキスを始めたことに武志の興奮はさらに一段と膨れ上がった。
 指を抜くと、一気に自分の服を全て脱ぎさる。そしてベッドに上がり、二人の顔の前へ肉棒を付きつけた。
 瞳は真っ先に肉棒に吸いつき、美咲が遅れて舌を伸ばす。
(美味しい、美味しい、美味しい)
 二人は夢中になって、肉棒を舐めしゃぶった。交代で口に咥えては吸う。待ってる間にはねっとりと唇と舌を絡める。体がこの肉棒を欲していて、いつも以上に美味しく感じてしまう。これが体の中に入ってくることを想像しただけで、体の奥から熱い液がどぷっと湧き出してくる。
 限界まで高められた性感は簡単なことでは冷めていかない。子宮の疼きを紛らわせるために、口で肉棒の硬さを確かめる。これさえあれば他にも何もいらない。これにひたすら支配されたい。美咲の頭の中は狂う寸前だった。
 武志は自分の肉棒が唾液まみれになるのを見ながら、二人の乳房に手を伸ばした。力を込めてゆっくりと握りつぶしていく。
「ううううぅー……」
「いっ、い、いいいぃー……」
 武志の指から解放され、ほんのわずかだけ収まりかけた性感が、再び限界まで押し上げられる。かすかな痛みとともに強い快感が胸から頭まで突き抜ける。その痛みさえ意識をつなぎとめる細い糸としてうれしい。
 二人は鼻を鳴らしながら必死に肉棒をしゃぶる。もうそれ以外狂気から逃れる術はないかのようだ。肉棒の硬さを口に感じている間は意識を保っていられた。
 二人の姿を見て武志の興奮は最高潮に達した。
 二人の口から肉棒を引き剥がすと、美咲の後ろに回った。腰をがっしりと掴むと、狙いを合わせ、美咲の中へ予告無く侵入していった。
「あんんんうぅー……」
 挿入しただけで美咲は軽く達した。焦らされ続け、限界を超えて燃え上がっていた体では一たまりも無かった。
 武志は秘肉がひくつき、きゅっきゅっと肉棒を噛み締める感触を目をつむり味わう。
 そして一旦肉棒を抜き、瞳に向かう。
 腰に手をやり、ずぬぬぬと押し込んだ。
「んんんんぅー……」
 瞳もまた軽く達してしまう。美咲より固めで締まりの良い秘肉が小気味良く肉棒を締める。二人の微妙に違う味わいを、武志は征服感に酔いしれながら味わった。
 武志は二人の間を渡り歩きながら、二人の秘肉を味わい尽くす。
 美咲と瞳はたまらなかった。
 イッて敏感になったところをこすられ、続けてイキそうになったら抜かれて放置される。悔しさ、情けなさに涙が出そうになった所で、再び武志が戻ってきて追い上げられる。うれしくて涙が溢れ、もう少しでイケるというところで抜かれてしまう。
 その繰り返しに、頭は混乱しおかしくなりそうだった。体は今まで以上に限界まで燃え上がり、絶頂寸前をさまよい続けている。いつもの限界はとうに超えていて、普通の女性では味わうことができない、凄まじい快感に包まれている。
 武志が入ってきた時に自分で腰を動かし一気に達してしまおうとするが、武志に腰をがっしりと押さえられイカせてもらえない。
 苦しくて、切なくて気が狂いそうになる。この苦しみから解放されるなら何でもするからイカせて欲しい。頭の中はイクことだけでいっぱいになる。股間からは愛液が止めども無く流れ、脚をつたって落ちていく。
「うあああぁ……」
「あああぁー……」
 二人は気付かない内に泣きながら叫んでいた。目は白目になり、口からは涎を撒き散らしながら頭を振り回している。そして爪が折れそうなほど強い力でシーツを握り締めている。
 二人は立っていることができず、上半身をベッドに倒し、膝を着き、お尻だけを武志に差し出している。武志も膝立ちになり、そのお尻を貪っている。
 美咲の大きくて柔らかいお尻はパーン、パーンと良い音を響かせながら武志の腰を柔らかく受け止める。柔らかく狭めの秘肉はこじ開ける感じがして武志を喜ばせる。
 瞳の弾力のあるお尻は武志の腰を弾き返すので、武志は美咲よりも早いピッチで腰を動かせる。硬めで締まりの良い秘肉は武志の肉棒を締め上げる。
 武志は二人の鳴き声を聞きながらの味比べに気を失いそうなほど興奮していた。射精感もじりじりと限界に近づいている。
 もう二人の限界も近い、これ以上やると本当に壊れてしまいそうだ。武志は最後のとどめに入る。
 まずは美咲からとどめに入る。美咲がイキそうになっても抜かずにそのまま続ける。
 武志が去っていかないことに、美咲は歓喜の涙を流しながら、自らも腰を振った。
「凄い、凄い、凄いー……。イッても良いの。イクよ。イクよ。イッちゃうよー」
 肉棒の先が子宮口にゴンゴンと当たり、快感がお尻から頭まで突き抜ける。
「あっ、あー、あーっ、いくぅー……」
 そして、ついに絶頂に達する。上半身を突っ張り、背中が反りあがる。秘肉が今日一番の強さで武志の肉棒を締め上げる。
 武志はその抵抗をものともせず、美咲の腰を掴んで強制的に激しくピストンする。
 敏感になっているのにこすられ、美咲は絶頂から降りることなく続けてイカされる。
「あぁー、続けて、続けていくぅー……」
 武志は腰の動きを止めずに美咲をイカせ続けた。もう美咲は自分から動くことはできず、快感のみに支配され。武志のなすがままに体を揺さぶられている。自分の体の下で女性が悶え狂う姿を見て、昂ぶらない男は居ない。武志はどす黒い欲望を満足させていく。
 そして美咲の体力が尽きる寸前、武志は最後のとどめとして気の固まりを送り込んだ。特大の快感が津波となって、秘肉から、子宮、背骨を通り脳へと駆け抜けた。
「あっ……」
 美咲は最後まで言葉を発することができなかった。本当の限界を超えつつあった美咲に、その一撃は耐えられるものではなかった。あまりの快感の強さに脳が受け入れを拒否したのだ。美咲の意識はぷつりと途絶えた。
 美咲は全身から力が抜けベッドに崩れ落ちる。ただ、秘肉だけがヒクヒクとうごめいている。
 武志は美咲から肉棒を抜くと瞳に向かった。
 しばらくの間放置された瞳は嫉妬と切なさで気が狂いそうだった。そうでなくても体はぎりぎりまで焦らされているのに、すぐ横で壮絶な絶頂を聞かされては、おかしくならないのが不思議なくらいだ。
 だが、そんな思いも武志が入ってきた瞬間に吹き飛んだ。歓喜が全身を包む。もう焦らされることは無い。あとは最後まで責めてもらえる。瞳はうれし涙を流しながら腰を振り武志の肉棒を迎える。
 武志は反動を利用して信じられないスピードで腰を動かす。
 パ、パ、パ、パ、パ、パン。
 瞳はあっという間に絶頂に達して、そのままイキ続けた。
 あまりの快感に目の前には星が飛び、声も出せない。イキっぱなしで辛くて、息も満足にできない。
 子宮は下に下がりきり、激しく突き上げられる。全身が分解してしまいそうだ。
(壊れる、壊れる、壊れるー……)
 本能的に恐怖を感じるほどのすさまじい快感に襲われ続ける。人形のように武志に揺さぶられ、もう抵抗も何もできなくなる。
 もう死ぬ。このまま壊されて死んじゃう。
 そう思ったとき、今日最大の快感が全身を貫いた。それと同時に体の奥に熱い固まりが叩きつけられたのを感じた。
「うおおおおぉー……」
 遠くで武志が叫んでいるのを聞きながら、瞳は意識を失っていった。

 美咲は誰かに頭を撫でられているのに気付いて、目が覚めた。武志に腕枕されながら頭を撫でられている。
 美咲が目を覚ましたのに気が付いた武志が声を掛ける。
「ごめん、やりすぎた」
 武志が申し訳なさそうに話す。
「ううん。良かった。この前の誕生日より凄かったかも。もう死んでも良いと思った」
「もうしないから」
 武志は叱られた子供のようで、先ほどの二人を責めていたときの勢いは微塵も無い。
「良いの。武志さんの合格祝いなんだから、好きにして良かったの。気にしないで」
「そう言ってくれると助かるけど……」
 二人の会話が耳に入ったのか、瞳が身じろぎする。もうすぐ目を覚ましそうだ。
 瞳も自分を責めることはきっとないだろう。武志はそう思いながらも、自分が暴走してしまった事を反省せずには居られない。
 最近、我を失ってしまうことが度々あることが自分でも気になっていた。女性に暴力を振るったり、痛い思いをさせるわけではないが、責めすぎたり、失礼なことをしてしまう。
 単に編入試験や卒論のストレスかと思うが、もう一つ心当たりがあった。それは気の力の暗黒面だ。何年も前から頭の片隅に引っかかっていた。気の力には暗黒面があるのではないかということだ。普段の自分からは考えられないような事を女性にしてしまうことが以前からあった。単に自分の精神修養ができていないだけならいいが(それはそれとして問題だが)、もし気の力を使うことが欲望に何らかの影響を与えるとしたら大問題だ。特に、この夏アメリカに行ってから暴走してしまうことが増えた気がする。それは気の使用量が増えた時期と一致する。
 こんなときに祖父が生きていてくれれば相談できるのだが、それもできない。父ではきっと分からないだろう。一度自分なりに調べて見る必要がある。古文書を読み直す必要があるかもしれない。
 武志は二人の頭を撫でながら顔を曇らせた。

次の章(第60章)へ

web拍手 サイトトップへ戻る
一条流の戦い:目次へ戻る
前の章(第58章)へ戻る

動画 アダルト動画 ライブチャット