このサイトには性的な表現が含まれます。18歳未満の方は退出してください。

一条流の戦い:第58章

 十月も半ばをすぎ、医学部編入の合格発表が近づき武志は落ち着かなかった。就職活動もしないで、これ一本に絞って勉強してきただけに気が気では無い。落ちたら、その時考えようと開き直った部分もあるが、人生の一大分岐点である、心配しないほうが無理である。
 合格発表を前日に迎えた火曜日、武志班の四回目の訓練日がやってきた。
 前回までの訓練でとりあえず、メインとする人物は一回りした。一回目は真理、二回目は愛と優の双子、三回目は武志。
 それで今回は真理をメインに、もっと深く掘り下げた訓練をすることにした。前回は真理との初めてのセックスで試してみることや感じさせることで終わってしまった。だから今回は真理をもっと感じさせるとともに、武志の考え方を理解してもらい、真理のテクニックを見せてもらうことを目的にする。
 夕方五時、いつもの洋館にメンバーが全員揃う。
 真理は今までと違い、軽くお化粧をしている。今までは口紅を塗るくらいだったのが、眉毛もきれいに整えているし、目元もシャドーが入っている。元が良いから少し手を入れただけで、ぐっと美しさが引き立っている。
 メガネもフレームレスに変わり、顔が明るく見えて、重たい感じが消えた。
 服も地味な物からフェミニンで華やかな感じに変わっている。上は前開きの長袖カットソーで胸の大きさがはっきり分かる。胸が一段と大きく見えるので、小さめのブラで押さえつけるのをやめて、適正サイズに変えているようだ。下は裾の広がった膝上短めのスカート。全体的に知的美女の雰囲気をかもし出している。
 さすがにB級だけあり、少しお化粧をして、服を変えるだけで、普通にはちょっと居ないような美女に変わってしまった。
 武志が真理に見とれていると、愛と優が悔しそうな目で武志をにらむ。
 武志は双子の視線に気付かず、真理の事を見ていたが、化粧とかだけではなく、真理の雰囲気が違う気がする。何かが違うのだが、何が違うのか、いくら見ても武志には分からない。
「真理さん、まさか整形なんかして無いですよね」
 武志は恐る々々聞いてみる。
「もちろんしてないです」
「いや、なんか今までと違う感じがして……」
「さすがは班長です。隠せないですね。実はコンタクトにしました」
 真理が恥ずかしそうに言う。
「えっ、でもメガネをしてるじゃないですか」
「これは、度が入ってないんです。伊達メガネです」
「そうなんですか」
「コンタクトにしないと、メガネを外したときに良く見えないので、色々不便だと思って……」
 真理がさらに恥ずかしそうに言う。
 セックスの最中の時に良く見えないということか。武志は真理に積極性が出てきたことをうれしく思う。だが、コンタクトと雰囲気が変わったことの関係が分からない。
 武志が理解していないので、優が助け舟を出す。
「近視のメガネをかけている人は目が小さく見えるんですよ。遠視のメガネの人の目が大きく見えるのと逆ですね。それで度がなくなったから、今までより目が大きく見えるので雰囲気が変わったんですよ」
「それでですか」
 武志はふんふんとうなずいた。言われてみると、目が大きくなったような気がする。武志の親しい人間でメガネをかけている人間が居ないので、気が付かなかった。
「でも、なんで伊達メガネを付けてるんですか」
「昔からメガネをかけてたんで、なにか掛けないと落ち着かないというか、心細いような感じがするんです」
 武志としては女心を理解できない部分があるが、伊達メガネはどちらでも良かった。真理はかけてても、はずしても、どちらも美しいと思う。どちらにも、それぞれの美しさがある。
 武志は真理の外見が変わったことで少し心がざわついたが、気分を入れ替えて訓練を開始する。
「今日は真理さんをメインに訓練したいと思います。愛さん、優さんはサポートをお願いします」
「了解しました」
 真理が代表して答える。返事はまだ少し硬い。
「準備は良いですか」
「問題ありません」
「じゃあ始めましょうか。真理さん、こっちへ来てください」
 武志がベッドの端に腰掛け、真理を手招きする。
 真理がメガネを外そうとすると、武志が止めた。
「せっかくですから、今日はメガネをかけたままにしましょう」
 武志は別にメガネが好きな訳ではないが、メガネをかけたままの女性の相手をしたことが無いなと思い、単なる思い付きで言っただけだ。
 真理は武志の指示を不思議に思いながらもメガネをかけたまま武志の元へと向かった。
 武志は真理を横向きで自分の膝の上に座らせた。真理は武志より頭半分背が低いが、この体勢だと目のすぐ下に真理の巨乳がきて、目で楽しめるし、色々やりやすい。それと、急にきれいになった(訳ではなく、元からだが)真理を見て、少しいちゃつきたい気になったからだった。
 武志は片手で真理の顔を引き寄せると唇に軽く触れた。そしてすぐに離れる。
 また、軽く触れては、すぐに離れる。まるでラブラブなカップルがふざけて人前でキスしてる感じでキスを続ける。片手は真理のスカートの上から太ももに置き、体温と柔らかさを布越しに感じ取る。
 武志はなおもチュッと軽いキスを続ける。真理が自分からも唇を出そうとするが、武志はわざとタイミングをずらして、真理からはキスさせない。
 真理は愛と優に見られているのが分かって恥ずかしいのか、軽くキスをしているだけなのに、顔がほんのり赤くなってくる。太ももに置いた手も、真理の体温が上がってくるのを感じた。
 武志は次の段階に進んだ。今度は唇を合わせると離れずに軽く横に動かし、唇同士をすり合わせる。それと同時に、スカートを少しずつたぐり上げ、太ももの半ばまでをあらわにすると、生脚の上に手を置いた。
 唇をすり合わし続けながら、少しずつ手を動かしていく。指先からは微量の気を流す。武志は飽きることなく、その動作を続けた。
 部屋は静まりかえり、何も聞こえない。武志の耳には真理の呼吸の音が聞こえるだけである。

 真理は最初、鼻息が武志の顔にかかるのが恥ずかしく、できるだけ、ゆっくりと弱く息をするようにしていたが、体が熱くなってくるに従い、鼻息が強くなってしまう。
 武志は自分の鼻息を感じているはずである。真理は恥ずかしくて、顔がさらに赤くなるのを感じていた。
 それに目を閉じてはいるが、愛と優の視線を痛いほど感じる。特別勤務を挟んで、彼女達も約二週間男の愛撫から遠ざかっている。自分と違って経験の多いだけ欲求が溜まっているに違いない。嫉妬や羨望を感じるとともに、武志に一人愛される優越感も味わう。以前武志が彼女達を相手にした時は二人まとめてだった。自分は一人で相手をしてもらっている。そんなことも優越感に繋がる。二人の視線でさらに体が熱くなっていく。
 太ももに置かれた武志の手からは、じれったいようなゾワゾワした感じが広がる。そこだけ体温が上がってしまう気がする。
 何回か武志の相手をして、愛と優の相手をするのを見て、武志はじっくり時間をかけるのが好きだということは分かった。
 だが今日は今までにないくらい、じっくりと時間をかけている。武志は若い男なのに凄い我慢だと思う。武志の若さなら、もっと乱暴でせっかちなのが普通だろう。前回三人掛りで武志を責めたときも、異常ながんばりようだった。普通なら、あそこまで我慢できないだろう。
 班長だけあり、武志は只者ではない。回を重ねるごとに真理は、その思いを強くしていた。

 真理が考え事をしている間も、武志は唇をすり合わせ続けていた。もう真理は一目で分かるほど顔を紅潮させている。太ももから染み込んでいる気は股間から子宮へと広がろうとしていた。
「あっ」
 真理はお腹の奥がズキンと疼くのを感じて、小さな声を上げた。そのまま唇が軽く開く。
 武志はそのタイミングを逃さず、真理の上唇を唇で挟んだ。そのままハムハムとやさしく挟み、舌で表面を撫でる。舌先からはごく弱く気を流す。
 しばらく上唇を続けると、次に下唇で同じ事をする。またしばらくすると上に戻る。
 そうしながら、太ももに置いた手は少しずつ動く範囲を広げながら、だんだん内側へ、奥へと進んでいく。
 真理の太ももの内側は蒸れてじっとりとしていた。
「あぁ……」
 真理の声がだんだん大きく艶を帯びたものになってくる。
 武志は真理の唇をぴったり塞ぐと、舌を潜り込ませた。真理の舌がすぐに絡み付いてくる。武志は続けて頭を押さえていた手を、真理の脇の下から通して、胸にかぶせた。
「んふぅー……」
 真理が口を塞がれたまま、喉の奥から声を漏らす。
 武志は服の上から、やわやわと軽く胸を揉む。
 真理はもっと強く揉んで欲しいと、体を揺すって催促するが、武志は軽くしか揉まない。代わりに太ももに置いた手をショーツぎりぎりまで進める。そして指先、舌先から流す気を少し強める。
 真理の両脚は自然と開き、スカートがめくれ、太ももの大部分があらわになる。その太ももはピンク色に染まっている。
「んっ、んん……、んんぅー……」
 真理は武志の舌を吸いながら、喉の奥から声を出し、体の疼きに耐える。いつの間にか、体全体に火が付き、疼き始めている。秘肉の奥でじゅんっと愛液が湧き、外へ向かってトロトロと流れているのが感じられる。ショーツが濡れてしまうのも時間の問題だ。
 真理が腰をもぞもぞと動かし始めたところで武志は太ももから手を離した。下半身はもう十分火が付いている。次は焦らす段階だ。
 空いた手で胸を軽く揉む。まだ胸は愛撫が足りない。大きいだけに火を付けるには時間がかかる。
 真理は胸を突き出し、しきりと催促するが武志は無視をして、ゆっくりした一定のペースで軽くしか揉まない。準備にさらに時間をかけるつもりだ。
「んふぅー……、んんうぅ……、うふぅう……」
 真理の声に切ない感じが混じってきて、さらに色っぽくなる。普通の男なら、この声を聞いただけで我慢できなくなりそうだ。
 武志の脚の上で体をくねらせている。胸も股間も切ないのだろう。
 そろそろいいかなと、武志は片手で胸を揉んだまま、もう片方の手で上の服のボタンを外す。合わせ目が開いていくにつれて中から巨大な固まりが現れてくる。
 真理のブラは白地にピンクのレースがふんだんに使われた高価そうな物だった。武志は真理が下着にも気を付けるようになって、うれしく思う。
 ボタンを外し終わると、そのまま脱がせ、続けてブラも外す。上半身裸になった真理は顔から首、鎖骨、胸の辺りまでピンク色に染まっている。特に耳は真っ赤になっている。武志の経験でいくと、耳や鎖骨が赤くなっている女性は演技ではなく本当に感じている。
 真理の場合は、そんな所を見る間でもなく発情している様子が全身に現れている。これは演技でできるものではない。
 真理は裸を見られるのが恥ずかしいのか少し顔を背けている。部屋の中に四人居て、一人だけ上半身裸になり、しかも感じてしまっているのが恥ずかしいのだろうか。今までに散々裸を見せてきて、前回などは自分から積極的に責めてきたのに今更と武志は思う。
 武志はしばし手を止め、真理の事を眺める。メガネをかけたままなのが、知的な人を堕としているみたいで興奮する。紅潮した顔は始める前より、さらに美しく色気がある。たっぷりとした量感で重たげにたたずむ乳房も迫力があり、早く滅茶苦茶にして欲しいと誘ってくる。
 武志ははやる気持ちを抑えて、乳房をゆっくりと揉み始める。優しく、ゆっくりと、下から持ち上げるように根元まで揉み込む。
「あ、あ、あぁ……」
 真理から抑えきれない声が漏れる。
 真理の声をもっと聞きたい武志は、キスで口を塞がずに、首筋を舐め上げ、耳をしゃぶった。
 指先から流す気の量を段々増やしながら、ゆっくりしたペースで乳房を揉み続ける。だが、焦らすために乳首には触らない。
 いくら揉んでも真理の乳房は飽きることが無い。最初は柔らかく指先を受け入れるが、奥に行くに従い弾力を増し、根元まで行くと指を弾き返す硬さがある。純子の胸も大きく柔らかいが、真理のように根元の弾力は無い。アメリカ人の固い乳房とも違う。武志が今までに出会った最高の胸だ。
 それに揉むリズムに合わせて見せる真理の反応も、初々しさがあり男心をくすぐる。武志は知らないが部隊にいるので訓練のため相当の経験をしているはずだ。なのに、胸を揉まれた時に見せる反応は、ぎこちなく少女のようだ。色っぽい顔と相まってかなり興奮させられてしまう。
 武志は思わず乳房を握り締める指に力を込めてしまう。
「んっ、んんー……」
 それだけで真理は体を反らせ、一段と艶っぽい声を出す。武志はますます胸を揉む手を止められなくなる。

 まだスカートをはいたままなので見えないが、きっとショーツは濡れて凄いことになっているだろう。スカートにまで染みているかもしれない。後で脱がせるのが楽しみで仕方が無い。
 今までの経験からして、真理にはマゾの毛があるのではないかと武志は思う。純子に聞いた話ではマゾにも色々な種類がある。快感を苦痛の領域にまで広げた者。自由を奪われ、なぶられるのが好きな者など千差万別だ。
 真理はネチネチと苛められるのが好きなタイプの気がする。焦らされたときの反応が人とちょっと違うのだ。普通は焦らされると、その先を求めるが、真理は焦らされること自体を無意識に望んでいる。他の女性でも焦らされる先には、より大きな快感がある事を知っていて、焦らされることを喜ぶ場合はある、だが、真理は焦らされること自体を快感と捉えているみたいだ。純子に近いタイプかもしれない。
 言葉責めも効くかもしれないなと武志は思った。

 真理の乳房が張りつめ一回り大きくなった。快感と切なさが混じる声も絶え間なく漏れている。乳房はかなりの時間揉まれ続けた為、赤く染まっている。
 そろそろ頃合かもしれない。
「次はどうして欲しいですか」
 武志は真理の耳元でささやいた。あまり言葉責めはしたことは無いが、一応一通りのことは純子から学んでいる。
「先を……、おっぱいの先をつまんで下さい」
「これで良い?」
 武志は乳房を揉むのを止め、ほんの軽く乳首をつまんだ。
「んっ、もっと、もっと強くしてください」
「このくらい?」
 武志は親指と人差し指で乳首をぐりぐりとつまみながら、気を流した。
「いっ、いいぃー……」
 真理は頭を反らせながら大声で歓喜を表した。真理が乳首だけでイキそうになり、武志は慌てて指を離す。
「満足した?」
「はぁー……、続けてください……」
 武志はイカせないように気を付けながら、乳首をつまみ気を流す。単純につまんだり、引っ張りながらつまんだり、乳首の先を指先でカリカリとこすったり、色々変化を付けて責める。その間も純子の様子を細心の注意で観察して、けしてイカせないように気を付ける。
「気持ち良いの?」
「あぁ……、いい、いいです……。乳首が気持ち良いー……」
「どうして欲しい?」
「あぁ……、続けて。もっといっぱいグリグリしてー……」
 真理が叫ぶように答える。
 武志はさらに指先に力を入れ、気を流し、ぎりぎりのぎりぎりまで真理を追い詰める。
「これで良い?」
 武志は真理の耳をしゃぶりながら聞いた。
「いい、いい、いいー……。あぁー……、乳首で、乳首でイキそう。乳首でイクー……」
 武志は指先の力を緩め、真理に最後のラインを超えさせない。
「訓練なんだから、我慢しなきゃダメだよ」
「あぁー、でも、イキたい。もう、もう、おっぱいでイキたい。イカせてー、おっぱいでイカせてー……」
「まだまだ我慢しなきゃ。真理さんなら我慢できるよ」
「だめー、もうダメだからー。もう、もうイカなきゃ、イカなきゃダメー……」
 真理の声に涙声が混じってくる。目尻にもかすかに涙が浮かんでいる。
(きれいだ)
 武志は真理の顔を見て、ますます苛めたくなってくる。乳首から指を離し、力一杯乳房を握り締めた。
「ぎ、ぎぃー……」
 絶頂寸前のところで苦痛と快感が入り混じった波に襲われ、真理が奇怪な声を出す。
 武志はそのまま乳房を上に上げる。つられて真理の体が上に上がる。
 武志は乳房で真理をコントロールするようにして真理を立たせた。そして顔を動かし、愛と優を探した。
 二人は少し離れたソファーに座り、赤い顔で体をモジモジさせていた。
 武志が視線で二人を呼ぶと、よろけた足取りで近づいてくる。
 武志が真理の乳首を二人の方へ向けると、愛と優は何も言われないでも、それぞれ乳首に吸い付いた。
 武志は乳房から手を離し、代わりに双子に乳房も揉ませる。
「ああああぁー……」
 武志の荒々しい揉み方から、女性ならではの優しいがツボを押さえた双子の愛撫に変わり、真理は切ない声を出す。
 武志は真理の前へ回り、双子の間に入ると、真理のスカートを脱がせた。
 スカートが床に落ちると、ブラとおそろいのショーツが現れた。
 下半分はびっしょりと濡れ体に張り付き、性器の形をくっきりと浮かび上がらせている。真理の人より大きめのクリトリスも場所がすぐに分かるくらい形が浮き出ている。
「凄いよ真理さん。凄いことになってるよ」
 武志は興奮を抑えきれずに声を震わせて言った。
「い、いやぁー……」
 武志は思わず、ショーツの上からクリトリスを指先でひっかく。
「ひっ、ひぃー……、ダメー……」
 真理の体が面白いように、びくっ、びくっと跳ねる。武志はつい楽しくなり、何度も繰り返して引っかいては、真理の体を躍らせる。
「ほんとに、ほんとに、もう……」
 真理の声が切羽詰り、本当に危なくなってきたところで、武志はようやく指を止める。
 真理ははぁー、はぁーと大きく息をしている。
 武志は中を見たくなり、ショーツに手を掛け、ゆっくりと降ろしていく。ショーツの底は、ネチャーと言う音が聞こえそうなくらい張り付いていた。
 ショーツが股間から離れるとき細い糸を引いた。
「ほんとに凄いよー。糸引いてるよ」
 武志が宝物でも発見したかのように、興奮した声で告げる。
「い、いやぁー、ダメー、ダメー……」
 真理は今まで以上に顔を赤くし、興奮で倒れそうだ。
 武志はショーツを足首まで降ろし、スカートと共に片足ずつ抜いた。濡れたショーツは重みがあった。
 真理の脚を開かせ、その間にうずくまり、上を見上げた。
 秘唇は赤く充血し、濡れてキラキラ光っている。入り口は緩み、濃い赤色の粘膜が少しのぞいている。メノウ色のクリトリスも勃起し半ば以上を皮から顔を出している。そして秘肉全体がヒクヒクと動き武志を誘っていた。
 武志が顔を近づけると発情臭がした。本気汁の匂いだ。
 そのまま秘肉に口を当て、武志は愛液をすすり込んだ。
「あ・あ・あ・あー……」
 疼ききっている股間に今日初めて触れられ、真理は気を失うかのような快感を覚えた。体に開いていた穴をふさがれたような充足感と痺れるような快感に、体が震えた。
 口が開きっぱなしになり、溜まっていた唾液が涎となって、一筋流れ落ちた。
 武志はクリには触れないように気を付けながら、秘肉を貪った。愛液をすすり、舌で掻き出し、飲み込んだ。さらに両手をお尻に回し、力一杯揉み込み、全力で気を流す。
 愛と優は武志が加わったので、胸への責めを弱めた。代わりに空いた手で背中や脇腹などをさわさわと刺激する。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
 真理が涙と涎を垂らしながら、言葉にならない声を出す。体が細かく震え、膝はガクガクしている。
 もう真理は立っているのも限界だった。だが、崩れ落ちる寸前に武志が離れ、後ろから脇の下を支えられた。武志の行動が、あと数十秒遅かったら真理は動けなくなっているところだった。
 愛と優も体から離れ、真理はベッドへと連れて行かれた。そのまま仰向けに寝かされる。その間に他の三人は服を脱ぎ全裸になっている。武志が双子に小声で指示を出してからベッドにやってきた。
 真理は体に力が入らない状態だが、全身は熱く燃え、ズキンズキンと疼いている。頭の中は快感が渦巻き、思考能力はほとんど残っていない。ただ、イカせて欲しい。止めを刺して欲しいと、そればかりを考えていた。

 武志は真理を四つん這いにした。体に上手く力が入らないが、わずか数分のインターバルで少し持ち直しているので何とか体を支えることができた。
 その下に愛が潜り込み、秘肉に口を付けた。クリトリスをチロチロと舌先で弾く。
「おおおおぉー……」
 いきなり弱点を責められ真理は雄たけびを上げた。さっき立っている時にやられたら間違いなく絶頂に達していただろう。失神していたかもしれない。ほんのわずかの休憩のおかげで何とか耐えることができた。
 さらに愛の手が脇腹や太ももを這い回る。ゾワゾワした感じがスパイスとなり真理をさらに追い込む。
 そして優の手が真理の尻肉にかけられ、がっと開かれた。
 真理が鈍い頭で、まさかと思った瞬間、アヌスに舌が触れた。
「ひいいいいぃー……」
 優の舌が優しく丁寧にアヌスの皺をなぞってくる。
 普通のセックスしか好まない真理はアヌスはあまり使ったことが無い。訓練で最低限の拡張や挿入をしただけだ。アナルバージンではないが、鍛えているわけでもない。
 予期していなかっただけに真理は混乱した。くすぐったいような、体の力を吸い取られるようなアヌス独特の感触に体中が震えた。
 秘肉とアヌスの同時の責めで真理は再び快感を押し上げられていく。だが、同性の体を知り尽くした責めは真理をイカせてはくれなかった。
 そこで真理は顔を持ち上げられた。目の前には武志の肉棒がそびえ立っている。
 真理が口を開けると、武志は前かがみになり角度を調整すると、肉棒を押し込んだ。
 真理は今日初めての肉棒に我を忘れて吸った。かすかにしょっぱい味が口の中に広がる。武志の味を思い出す。そして、唇と舌で感触と熱さを確かめる。武志の肉棒をしゃぶるとなぜか安心した。
 武志は体を倒すと真理の乳房を掴んで再び揉み始めた。強弱をつけて絞るように揉み込む。
(あ、ああ、また……)
 ここまで焦らされて、まだ焦らされるのか。真理は落胆した。だが、気持ちとは裏腹に体は貪欲に快感を受け入れる。すぐに絶頂間際へと追い上げられてしまう。
 先ほどまで責められていた胸からは余韻が去っていない。そこをさらに責められ、破裂しそうなくらい熱くなり、張り詰めている。
 声を出そうにも肉棒で口を塞がれ、くぐもった音しか出せない。どうしようもなく真理はただ耐えるしかなかった。唯一できることは、自由な指先でシーツを掴むことだけだ。
 鼓動に合わせて体の疼きが脈を打つ。それが脳に大きく響く。体中が性感帯になり、武志、愛、優の触れているところ全てが熱く、快感が湧き上がる。その中でも武志の指が触れているところからはピリピリした良く響く快感が発生している。
 武志は黙々と胸を揉み、真理を絶頂寸前で焦らし続ける作業を続けた。体勢が変わると、胸の柔らかさも微妙に変わり、揉んでいて全く飽きない。四つんばいで胸が垂れ下がっているときの効果的な責め方を探りながら、武志は揉み続けた。
 もちろん、真理の状態には注意を払い、けしてイカせないように気を付けている。何度も寸前から引き戻していた。
 もう、愛と優は愛撫をほんの少ししかしていない。舌先でくすぐる程度だ。なのに完全に燃え上がっている体からは快感の波が次から次へと頭へ届く。真理の頭の中は混沌としていた。
(もうダメ……)
 先ほどのほんの少しの合間で回復した体力は、もうすっかり使い果たしている。腰を上げているのが辛い。脚にも力が入らなくなってきた。
(あぁぁぁぁー……)
 そして、とうとう真理は体を支えることができずに、愛の顔の上へへたり込んでしまった。愛が顔を振り、もがいて、なんとか空気の通り道を作る。
 武志は良くがんばったと、真理の頭を何度も撫でてから、口から肉棒を抜いた。
 ベッドに仰向けになり、真理へ言った。
「来て」
 とうとう、とうとう入れてもらえる。真理は重い体を引きずって武志の体をまたいだ。両手を武志の胸に置き、突っ張り棒にして自分の体を支える。もう腰を上げるのが精一杯で片手を離すことができない。困っていた真理を見かねて、愛が肉棒を掴み、真理の秘肉へ位置を合わせた。
 肉棒の先が秘肉に触れたのを感じた真理は一気に腰を落とし、肉棒を一番奥まで迎えいれた。
 にゅぷぅという音とともに肉棒は根元まで飲み込まれた。
 その時、真理に全身を杭で貫かれたような巨大な衝撃が走った。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
 息がまともにできない。体の震えが止まらない。秘肉が燃えるように熱い。自分でも秘肉がピクピクとひくついているのが分かる。目の前には星が飛んでいる。崩れ落ちそうな体を武志が両手で支えてくれていた。
 極限まで焦らされ続けた体は、挿入しただけで絶頂に達した。これほど強い快感は生まれて初めてだった。体がどうにかなってしまったかと錯覚するほどだった。これが本当の絶頂だとしたら、今までのものは何だったのだろうと思う。初めて武志とセックスをしたときよりも快感が大きい。こんなことをしょっちゅうやられたら体が幾つあっても足りない。
 真理が余韻を噛み締めていると、武志が腰を揺すり始める。
「ほら、動いて」
「ま、待って。無理。まだ引いて無いから。ま、ま、待ってー……」
 武志は真理の腰を掴みガンガンと下から突き上げる。
「ああああぁぁぁぁー……」
 イッた直後の敏感になっている時に、荒々しくこすられ、突き上げられ、真理は我慢することができなかった。秘肉からおぞ気とともに耐えられない快感が襲い掛かり、半ば無意識に大声を上げていた。
「ほら、動いて、自分で動いて。それから、もっと締めて。お尻に力を入れて」
 武志は真理の体を飛び跳ねさせながら、指示を出す。
「無理、無理、無理、無理、力が、入らない。休ませて」
「訓練なんだから、がんばって」
「あぁっー、む、無理。ほんとに無理だからー。壊れちゃうよー……」
「真理さんならできる」
 武志は真理の乳房に手を伸ばし、掴みながら言った。
「あぁー、ダメー、いっ、イク……。イク、イク、イク、イク、またイッちゃうよー……」
 真理は秘肉を痙攣させながら、先ほどの絶頂よりもう一段高い所へ連れて行かれた。
「……」
(いっ、くぅー)
 真理はもう声を上げることもできなかった。無言のまま、全身を限界まで反らせている。目と口は限界まで開いているが、目の焦点は合っていない。黒目が隠れ、大部分が白めになっていた。
(死ぬ)
 そう思ったのを最後に真理の意識は切れた。

 真理が気が付くとベッドの上に寝かされていた。目を開けてもすぐには自分がどこに居るか分からなかった。
 時間がたつにつれ、ぼやけていた視界がはっきりとして、コンクリートが打ちっ放しの天井が見えた。天井には何本ものレールが平行に走っている。
(あれは、やっぱり女の人を吊るすのに使うのかな)
 真理がぼんやり考えているうちに意識も段々はっきりとしてくる。始めの頃は割合はっきりと思い出せるが、途中から記憶が途切れ途切れになっている。
 武志に挿入されてからは泣き叫び、この世のものとは思えない快楽を味わった気がする。体にはかすかに熱の名残が残っている。
 最後ははっきりと覚えていない。記憶が飛んでいる。おそらく失神したのだろう。セックスで失神したのは初めてだった。前回の時、人生最高のセックスだと思ったが、今回はそれ以上だった。自分がおかしくなるのではないかと思ったくらいだ。
 果たして武志は今回全力を出したのだろうか、もしかするともっと上の段階があるのではないか。そうなら、どんなに凄いのだろう。それを味わってみたいと思う気持ちと、壊れてしまうのではないかと気持ちがせめぎ合う。人間はこれ以上の快感に耐えられるのだろうか。興味が湧いてきた。
 真理は頭が良すぎるだけに何もかも分かった気になって、世界は面白く無いと思っていた。日本なんて小さい所に居ても仕方が無い、世界を動かす仕事でもしようかなと思っていた。だが、違っていた。狭い日本にさえ、武志みたいな男が居るのだ。今まで自分の居た世界こそが狭かったというのを思い知った。

 武志はどこだろうかと辺りを見回すと、ベッドの反対側に寝転がっていた。両側には愛と優が武志に体を寄せて眠っている。私の後に二人とも相手をしたのか。真理は驚くというか、呆れてしまった。
 武志と真理の絡みを見て興奮してしまった双子が武志に猛烈に迫ったため、断りきれず、武志が二人を瞬殺しただけなのだが真理は知る由も無い。
 武志はどこまで凄いんだろう。まだ限界が見えてこない。
 真理は頼子に言われた言葉を思い出していた。
『普通の国連職員が経験できない刺激的な経験ができる』
 確かにその通りだ。こんな経験ができるのは全人口の内、ほんの一握りだろう。
 いつか武志の限界を見てみたい。まだまだこの男とは離れられないなと真理は思った。

次の章(第59章)へ

web拍手 サイトトップへ戻る
一条流の戦い:目次へ戻る
前の章(第57章)へ戻る

動画 アダルト動画 ライブチャット