このサイトには性的な表現が含まれます。18歳未満の方は退出してください。

一条流の戦い:第55章

 真理との初セックスから二日後の木曜日、武志班の二回目の訓練が行われた。
 武志は直前までどのように進めるか悩んだが、愛と優の二人を同時に相手にすることにした。
 訓練は火曜日と木曜日の週二回だ。火曜日に真理、木曜日に愛と優の相手をすると、週サイクルでペースを作れるので、予定を立てやすい。
 この時間は単にセックスをして楽しもうというものではない。訓練が目的である。武志は双子相手の時には複数の女性をまとめて感じさせる3Pの技の向上を自分の目標にした。
 それに慣れた相手である双子だと二時間あれば十分感じさせることができる。
 真理が慣れるまで、しばらくこのパターンで行くことに武志は決めた。
「今日は愛さんと優さんをメインにしてやりたいと思います。真理さんはサポートをお願いします」
 愛と優は二人をまとめられたのが気に入らないのか、挑戦的な目で武志を見つめる。
 そんな簡単に思い通りにはさせないと目が物語っている。
「分かりました」
 真理が杓子定規に返事をする。体の硬さは抜けたのかもしれないが、性格の硬さはあまり変わっていない。
 あまり馴れ々々しくされても困るが、もうちょっと打ち解けて欲しい気がする。
「それじゃあ、さっそく始めましょう」
 そう言うと武志は立ち上がった。双子も続けて立ち上がる。
 武志は正直、楽しみだった。自分が一年で少しは成長したように、双子がどれだけテクを磨いてきたのか気になる。見た目がきれいになっただけではないはずだ。
 この美女二人を今から、思う存分感じさせることができるかと思うと、興奮してしまう。
 武志の作戦ではまずは二人を同時に限界まで感じさせてから、愛・優の順番で挿入する予定だ。
 アメリカでエルとリサ相手に3Pをかなりやってきた。その経験を行かせる筈だ。
 武志は二人をまとめて抱きしめると、まずは愛とキスをした。
 こういう時、双子の間では愛が先と順番が決まっているようだった。
 武志は久しぶりの愛の口を確認しながら、ねっとりとキスをした。
 今までに何度も体を合わせたこの二人に小細工は効かない。お互いに全力をぶつけるしかない。
 武志は左手で愛の頭を軽く押さえながら、舌先からは全力で気を流し、愛の体を溶かしていく。
 右手は優の背中に手を回し、彼女の感じる場所を思い出しながら、軽く撫でていく。
 鼻では二人の体臭を吸い込む。もう、少女の甘酸っぱい香りは全く残っていなくて、大人の濃厚な匂いと香水の香りが混ざり、武志の鼻の奥を熱くした。

 愛は最初から濃厚なキスをしながら、武志の舌を吸い上げる。
(あぁー、この味。これが武志のキスの味)
 愛は他の男とは違う武志のキスに早くもとろけそうになる。武志とキスをするだけで、頭の中に白いガスがかかったようになり、急速に思考力が低下していく。
 同時に体が疼き始め、体温が上がっていくのが自分でも分かる。
 武志の体に手を回して、自分に引き寄せる。片方の胸が武志の体で押し潰され、淡い快感がじんわりと胸に広がる。
 他の男では味わえない。武志独特の切ない快感だ。この後の痺れるような強い快感を想像し、お腹の奥でじゅんと淫らな汁が湧くのを愛は感じていた。
 武志は愛の体に小さな灯がともったのを敏感に察知して、ゆっくりと顔を離した。
 愛は離れがたいのか唇を突き出して、武志の舌を追いかけるが、唾液の糸を引きながら武志の口は離れてしまう。
 愛は少し細めた潤んだ瞳で唾液の橋がぷつんと切れるのを見ている。
 武志は体の向きを少し変え優に対すると右手を彼女の頭に回し、自分の方に引き寄せた。
 二人の唇がゆっくり近づき、重なった。
 優は最初からがっついたりしないで、じゃれあうように武志の唇に唇を触れ合わせる。
 この双子は違いを出すためにわざとやっているのか、性格の違いからか、少し好みのやり方が違う。
 愛は最初から全力投球という感じで、優は後からじっくりという感じだ。
 武志もそのあたりは理解していて、それぞれが好きなやり方でキスをしていく。
 武志は優とキスしながらも、愛の強い視線を感じていた。左手を愛のお尻に回すと、ゆっくりと揉み込んだ。
 一年ぶりのお尻は少し大きくなり、柔らかさを増していた。完全に大人の女のお尻になっている。
 一年半前、最初に会ったときには、まだかすかに少女の空気が残っていたが、今は完全に美少女から美女に変わりきっている。お尻の感触だけでいくと、すでに熟れた女へと変わり始めている。
 武志は女性が変わるのは早いと思いながら、優とキスをして、愛の尻を揉んだ。

 優とのキスを終えると、再び愛とのキスに戻る。そして、また次に優へと交互にキスをする。その間も両手は二人のお尻を揉み、気を染み込ませていく。
(いい。この二人を選んで正解だった)
 武志は二人とのキスに酔いながら満足の吐息を吐いた。最近相手をした他の女性と違って、プロのテクを感じる。
 エルとリサは年下の白人女性ということで優越感があった。美咲と瞳には愛されているという実感がある。だが、この四人はテクニックで言えば、まだまだだ。
 愛と優からは日本人の年上女性ならではの、繊細さと心遣いを感じる。
 唇の押し付け具合、舌の力の入れ加減、手や体の使い方、鼻から漏れる吐息まで、細かい気配りを感じる。相手を喜ばそう、気持ち良くさせようという気持ちがとても伝わってくる。
 これはアメリカ人にはない部分だ。日本人に生まれて良かったと心の底から思う。
 班員にもっと年下を選んでいたら、このようなテクニックは無かったかもしれない。
 武志はワンピースの裾をたくし上げ、ショーツの中に手を入れると、直接尻肉を揉んだ。指先から全開で気を流して、お尻に火を付けながら、大人の女の脂の乗った尻の感触を味わった。アヌスにも指を伸ばして、粘膜を焼く。
「あっ、あぅー……」
「んふぅー……」
 双子から艶を帯びた声が漏れる。
 武志は両手をお尻から股間へ移す。双子は何を言われなくても、武志が触りやすいように軽く脚を開いた。
 まずは、細いのに脂が乗って熟し始めている太ももの感触を楽しむ。既に熱気がこもりじっとりしている。
 十代のすべすべ感はないが、エステで磨いているのだろう手に吸い付くようなもっちり感がある。
 太ももを十分堪能してから、武志は二人のショーツの中へ手を忍ばせた。
 秘肉からは愛液が溢れショーツを濡らしている。武志は遠慮することなく中指を沈めていった。
「ひぃー……」
「んんぅー……」
 愛と優は武志の肩にしがみつきながら、体を震わせた。指が中へ中へと進むと、指を食い締めて喜びを表す。
 武志は両手が不自由な角度になりながらも親指をクリトリスに当てて気を流す。二点責めだ。
「ああああぁー……」
「だ、だめー。それ、だめー……」
 二人とも脚をガクガク震わせながら武志の責めを受け入れる。
 武志の気の味を急速に思い出している二人は指だけで一気に追い上げられていく。
「二人とも我慢してください。手が遊んでますよ」
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
 愛と優は秘肉の焼けるような、突き刺すような刺激に耐えながら、武志の股間に手を伸ばした。
 時々手が止まりながらも、ベルトを外し、ズボンを下げると、七分方硬くなっている肉棒を取り出した。
 二人の少しひんやりしたしなやかな指が肉棒に絡みつく。
 武志が下へ目を向ける。赤いマニキュアをした細くて白い指とどす黒い肉棒のコントラストがとても卑猥だった。
 二人は秘肉の快感が全身に伝わっていくのを必死でこらえながら協力して肉棒をあやす。
 先端に浮かぶ雫を指の腹で塗り広げ、エラをこするようにしごき、袋を転がす。快感に震えながらも経験とテクニックで武志を少しでも感じさせようとするのはさすがだった。
 二人の繊細で巧みな動きに武志はうれしくなる。
 やっぱり部隊の人間が一番自分には合ってる。武志は軽く目をつむり、肉棒からの快感を味わった。日本人の主食がお米のように、日本女性の細やかなテクが一番気持ち良い。
 武志はお礼を兼ねて、秘肉の中に薬指を追加した。
「あっ、ああああぁー……」
「もう、もうダメー、ダメになるからー」
 二人の声が一段と大きくなる。
「まだ早いですよ。もっと我慢してください」
 武志はそう言うと、親指でクリトリスをすり潰すようにこね回した。
「いっ、い、いいー……」
「だ、だめ、ほんとに、もうダメだからー」
 二人の声に切羽詰った感じが混ざってくる。
「二人なら、まだまだ我慢できます。真理さん、ちょっと手伝ってください」
 突然声をかけられ真理がはっとして立ち上がった。
 それまで真理は武志がキスと指だけで二人を手玉に取るのを信じられない思いで見ていた。
 この二人はC級とはいえ上位に位置してB級に昇級するのもそれほど遠くないはずだ。経験も自分よりもずっと豊富だ。それなのに武志によって簡単に溶かされてしまっている。
 真理は武志の実力の高さを思い知った。
「二人のショーツを脱がして、お尻を苛めてあげてください」
 真理は言われるがまま、愛のショーツに手を掛けた。
「ま、待って、い、今は……」
 愛は手の動きを止め、武志をすがるような目で見つめた。
 手がふさがっている武志は頭をひねると無理矢理愛の口にかぶりつき舌を差し込んだ。
 真理は愛に続き、優のショーツも下げる。
「だ、だめ、お尻はダメー……」
 優も必死に訴えるが武志と真理は耳を貸さない。
 双子のショーツは太ももの半ばまで降ろされ、むっちりとした双丘が現れる。
 真理は両手を双子の秘肉に伸ばして、溢れる愛液を指に絡めていく。ぬるつきをたっぷり指に取ると、さっそく二人のアヌスに触れた。
「んんんんぅー……」
「ひいいいぃー……」
 愛と優は美しい顔に似合わない下品な声を出しながら、真理の指から逃げようとする。
 もちろん真理は二人を逃がさない。前回二人にこってりと胸を責められたことを思い出していた。
 今度は自分が責める番だ。真理は二人のアヌスをくすぐるように指でなぶった。
 何度も愛液をすくってはアヌスに塗り広げて、ほぐしていく。頭の良い真理は武志の指示があるまではイカせてはいけないことを察して二人の様子を慎重にうかがいながらアヌスをほぐしていく。
 訓練で同性愛も肛交も学んでいる。教わった事を思い出しながら、じっくりとアヌスを責める。
 指の腹で触れるか触れないかのぎりぎりの距離で触ったり、軽く押し込むように揉み込む。また、指先でカリカリとひっかくようにこする。そして、二人の尻肉に歯を立て交互に甘噛みした。

「もう、もうイカせて……。お願い」
「ほんとにダメだから。我慢できないっ」
 二人が声を震わせて武志にお願いをするが、武志はまだいけると踏んでいた。
「二人ならまだ大丈夫です。我慢してください。訓練ですよ」
 武志は二人にそう言い、イカせないように細心の注意を払いながら、さらに責めていく。
 イキそうになったら気を弱め、親指ですり潰すのを止め、秘肉を抉るように指をピストンさせた。感じる場所が微妙に変わり絶頂が少しだけ遠ざかると、再び二点責めをし、舌を吸わせ、気を流し込む。
 そうして、武志は双子をぎりぎりまで追い込み、限界を少しずつ高めていった。
 真理も武志の責め方が少しずつ分かってきて、やり方を調整しながら、責めを強めていった。
 武志の責めが強まると、自分は指をずらして会陰をコリコリとひっかき、尻肉を強めに噛んだ。逆に責めが弱まると、中指を浅めにアヌスに入れ、軽く出し入れする。
 二人の状態を監視しながら別の動きをするのは大変だが、真理はすぐに学習していった。

「あ、あ、あ、あ……」
「いっ、いいぃー、い、い、いいぃー……」
 武志と真理の息が合ってくると、愛と優はますます追い詰められていく。膝が震え、立っているのも難しくなってくる。
 二人は武志に指だけでこれほど好きなようになぶられるとは思ってもいなかった。この一年で美しさが増した自分達の魅力で武志を虜にしてやろうと考えていた。それが甘い考えだと思い知った。
 武志が自分達以上に成長していたのだ。
 愛と優は詳しく知らなかったが、武志は純子を教師にして女性の体について深く探求していた。責め方の違いによる感じ方の違いや絶頂間際の微妙な反応の変化など様々なことを学んでいた。
 多くの女性と広く浅く体を合わせるより、一人の女性とじっくり向き合うほうが女性の事を深く知ることができるという考えの元、女性の体を知り尽くしていった。
 マゾ性のある純子を相手にしているので、焦らし加減も本人が的確に指示してくれるのである、否が応でも武志のテクニックは上達していった。
 武志本人も技を磨き、何人もの外国女性と戦い、美咲・瞳・リサと三人もの処女を奪ってきている。本人が考えている以上に成長していた。
 並外れた純子の経験に裏打ちされた武志の前では愛と優の経験やテクニックは歯が立たなかった。
「このままじゃ、このままじゃ頭がおかしくなるー」
「ダメだから。もうダメー。もう立てない……」
 二人の感じ方が絶頂へ向けて収束してくる。絶頂寸前と持ち直しのサイクルが短くなり、振れ幅も狭くなり、絶頂寸前を二人して漂う状態になる。
 口は開きっぱなしで絶え間なくあえぎ声が漏れる。体は細かく震え続けている。目は閉じられ端にうっすらと涙が浮かび、小鼻は膨らみ欲情に浸りきった顔になっている。
 このままでは、すぐに立っていられなくなるだろう。限界かもしれない。武志は二人の中から指を抜いた。
「あぅっ」
 愛と優は張り詰めていた糸が切れ、膝から崩れ落ちそうになる。
 武志は慌てて両手で支える。真理も慌ててお尻から手を離した。
 武志は次の段階へ進むために大急ぎで二人の服を脱がした。真理も手伝い、あっという間に二人は全裸に剥かれてしまう。
「ベッドに行きましょう」
 武志は双子を半ば両脇に抱きかかえるようにしながらベッドへ移動した。双子は覚束ない足取りで武志に連れられていく。
 愛は仰向けに、優は四つんばいから上半身を伏せてお尻を掲げる体勢にされた。二人を寝かせてから、武志と真理も急いで服を脱ぎ捨てた。
「真理さんは優さんのお尻をお願いします」
 武志は真理に指示を出すと、愛の両脚の間に進み、太ももを抱えて肉棒の位置を合わせた。
 愛の股間はドロドロにぬかるみ、太ももからアヌスまでベトベトになっている。
「いきます」
 武志は間髪をいれず肉棒を押し進めた。真理も緩みきっている優のアヌスに中指を沈めた。
「あうううぅーっ」
「ひいいぃー……」
 愛と優が一際大きな声をあげた。
 愛は入れられただけで絶頂に駆け上った。さんざん焦らされた体では我慢などできなかった。肉棒を食い締め、快感を貪った。
「あ、ああー、ああああぁー……」
 愛の絶頂は長く続いた。頭を仰け反らせ、首筋の美しいラインをさらけ出す。手はシーツをきつく握り締めている。
 武志は愛が快感にたゆたう姿を見ながら根元まで肉棒を埋めきると、ゆっくりと着実にピストンを始める。
「だ、だ、だ、ダメー。ま、まだ動いたら……。イッてる、イッてるからー……」
 武志は愛の秘肉がきゅんきゅんと締まるのを味わいながら、腰を動かし続ける。
「ぎ、ぎっ、ぎぃー……」
 愛の美しい顔から獣のような音が出る。歯を食いしばり、うなり声を上げている。
 武志はさらに亀頭の先端とエラの周りから気を流す。Gスポットの辺りにも気を流す。
「ぁが、が、が、がっ」
 愛はあまりの快感の強さに息ができず、途切れ途切れに唸った。昔武志に通された気の道は今でも生きていて、子宮から背骨を通り脳まで気が流れていく。それと一緒に快感も波となり脳へと伝わっていく。
「愛さん、快感を受け流して。もっとあそこを締めて」
 武志は愛を励ましながらも、腰の動きを止めない。
「い、息が、息が、できない……」
 武志は愛の顔が真っ赤になるのを見て、腰の動きを止めた。太ももを両手で抱き絶妙の太さと柔らかさを楽しむ。そして腰を回して亀頭の先で子宮口のコリコリした感触を味わう。
 愛は体を震わせたまま、激しく呼吸をしている。
 横では優がお尻をなぶられ、涙を流していた。
 真理は優の高まった性感を落とさないようにしながら、かつ、イカせないように、アヌスを責めていた。
 中指をとてもゆっくりとした速さで出し入れする。根元まで入れると指を回したり、腸壁を引っかいて、優に悲鳴を上げさせる。かと思うと、第二関節の太いところを集中的に出し入れし、ゴリゴリした感触を与えて優を悶えさせた。
 指一本では優が絶頂するには刺激が足らない。
「お願いイカせて。指を増やして、激しくして……」
 優は涙を流しながら、快感と後輩にねだる屈辱に耐えた。
「訓練ですから、がんばってください」
 真理はそう言うと、もう片方の手を優の股間に伸ばした。武志のまねをして秘肉に指を入れ、クリトリスを押さえて、間の肉をつまんだ。
「ぅおおおおー……」
 優は吼えた。少し落ちかけた快感が再び急上昇し、絶頂へ駆け上ろうとする。
 同性の後輩に指でイカされる事も気にならなかった。頭の中は疼く体を何とかすることしかなかった。
 その時、秘肉に伸びた真理の指は止まり、逆にアヌスに入れた指を激しくピストンさせ、尻肉に強めに噛み付いた。
「ああああぁ」
 優は絶頂をはぐらかされた悲しみと、お尻の辛さと気持ち良さにシーツをガリガリとひっかいて耐えた。
(ひどい)
 女同士は残酷だと武志は思った。自分ならあそこまで責めることはできない。
 真理はマゾっ気があるほうだと思っていたが、責めるほうも堂に入っている。純子みたいに両方いける方なのかもしれない。
 このまま真理に続けさせると優が壊れてしまいそうで心配になってくる。
 武志は愛に止めをさして、真理と変わることにする。
 細かく震えている愛の上に覆いかぶさり、両手で抱きしめ体を固定する。唇に吸い付き、舌を引っ張り出すと、思い切り吸い上げた。
 そして気を流し、循環の技を開始する。Gスポットにも気を流す。さらに体を密着させたまま腰を動かし、子宮口をこね回し、グイグイ押し上げる。
 愛は両手両脚を武志に巻きつかせる。薄く開いた目は白目がちで、意識は薄れていたが、半ば無意識に秘肉を締め上げる。
 大きなうねるような快感の連続に頭の中は真っ白になり、体全体が痺れていたが、追い討ちをかけるように尿意にも似たゾクゾクした感じが背中を駆け上る。
「んん、むんんぅー……」
 秘肉は熱く熱を持ちチリチリと焦げる感じさえして、子宮は熱で溶けそうになっている。その熱はじわじわと体全体に広がり、体中が疼き始める。
 特に武志の体が触れている部分からは絶え間なく快感が湧き上がってくる。
 さらに子宮口をズンズンと押し上げられ、重くて深い快感が波となって体を伝わっていく。
(もう耐えられない)
 ついに快感が愛の限界を超えた。一度堤防が決壊すると崩れるのは早かった。頭の中では快感が何度も大きな爆発を繰り返し、理性を吹き飛ばす。
 体は細かく震え続け、秘肉もヒクヒクと細かい痙攣を繰り返す。
 武志は絶頂がすぐそこまで来ているのを察した。愛を強く抱きしめ、自分の胸で乳房を押し潰す。そして気を最大量で循環させる。Gスポットにも目一杯気を流した。
 とどめに武志は一際力強く肉棒を押し込み、亀頭を子宮へ潜り込ませるかの様な勢いで突き上げた。
(イクっーぅ)
 愛はかすかに残る意識で、頭の中で叫んだ。
 愛の体から一瞬力が抜け、その直後、全身が硬直した。秘肉も今日最大の力で肉棒を締め上げた。
 武志は愛の絶頂を感じ取ると、その絶頂をさらに大きいものにするために、子宮の奥へ気の固まりを叩き込んだ。
「ぅああああぁー……」
 愛が口を振りほどいて叫んだ。体が弓なりに反り返り、武志を持ち上げる。指はシーツを力一杯握り締めている。
 ほんの少しの間、そのままの状態が続いた後、愛の体から全ての力が抜けた。愛は気を失っていた。

 武志はひくつく愛の体を抱きしめた後、射精しないまま肉棒を引き抜いた。白く泡立った本気汁が輪のようになって肉棒の根元に付いている。
 武志はそのまま拭きもせず真理のところへ行き、肩に手を置いて交代を知らせる。
 真理はまだ物足りないのか残念そうな顔しながら場所を空けた。
 優は息もたえだえという感じでぐったりしている。肩で大きく息をしながら、シーツに頬を乗せている。
 武志は優をやさしく仰向けにした。膝の裏に手を差し込んで両脚を大きく広げ、自分の腰を進めた。
 赤くただれた秘肉がヒクヒクと誘うように動いている。白人の血が混ざっているせいか、色素沈着は少なくグロい感じはしない。真理の指で責められ開ききっている入り口からは濃いピンク色の内部がのぞいている。
 武志がさらに腰を進めると亀頭の先端が秘肉に触れ、くちゅっと音がした。
「あんっ」
 ぐったりしていた優が体をびくっと震わせ、声を出す。
 武志はそのまま肉棒をずぶずぶと埋め込んでいった。
「ああぁーんっ。い、いいー、いいぃー……」
 待ち焦がれていた硬い感触に優は目に涙を浮かべる。喘ぎ疲れた体を震わせて喜びを表す。
 武志は肉棒に意識を集中して、極上の秘肉の感触を味わう。
 愛への挿入で性感が高まっていた肉棒に肉壁がしっとりと絡みつき、溶けるような気持ち良さだ。
「優さん、もっと締めて」
 武志は秘肉をこじ開け、抉りながら優に言う。
 優は残り少ない体力を振り絞り、秘肉を締め上げる。とたんに道は狭くなり、肉棒を絞り上げる。
「気持ち良いですよ」
「キス、キスして」
 優が潤んだ瞳で武志に訴える。
 武志は体を倒して、優をしっかりと抱くと優しく口付けた。
 優はこみ上げる快感に耐えようと、武志の舌を思い切り吸い上げ、しゃぶる。
 武志も舌先から気を流し、優に応える。口を合わせたまま、腰から下だけを動かす。
「んふぅー、むんんんーぅ……」
 優の鼻から悩ましく、かつ切羽詰った声が漏れる。
 真理によって限界まで焦らされた体は、武志に軽く突かれただけでどうしようもなく感じてしまう。
 腰から股間にかけては溶けて武志の体と一体化している。そこから熱と快感が脳へと伝わってくる。今は触られていないお尻やアヌスまで快感を発生させている。
 武志はどんどん腰の動きを速めていった。
 体の一番深い所を揺さぶられるような武志独特の快感がうねりとなって優を襲う。
「あぁ、ダメー、もうっ、もう耐えられない」
「もうイッていいですよ。優さんはがんばりましたから」
「いいの、ほんとにいいの。イッても良いの。うれしい……」
 優からは年上の威厳など全く消え、少し退行さえ起こしているようだった。武志の体にしがみつくと、はばかることなく声を出した。
「いい、いいよー、すごい、すごい、すごいー」
 武志は自分の快感も高めながら、腰の動きを最大まで速めて、優を絶頂へと向かわせた。
「イクよ、イクよ、ほんとにイクよ。イクよー……」
 必死に訴える優に武志はいつもと違う一面を見て、いとおしく感じる。亀頭から最大量の気を流して優を感じさせる。
「イク、イク、イク、イクー……」
「あぁ、いっぱいイッてください」
 さらにしまってくる秘肉に射精を耐えながら武志が応える。
 優の全身に力が入り、秘肉が今日最大の強さで締まった。
(今だ)
 武志は亀頭の先から気の固まりを撃ち放った。快感が津波となって優の秘肉から背中、脳へと駆け上る。
「あっんんんんーっ……」
 優は武志の体を力一杯抱きしめる。体が反りあがる。
 武志も射精のストッパーを外し、優の体の奥へ盛大に吹き上げた。
 ぶっしゅあああぁー……。
 精液が激しく子宮を叩く。
(出てる……。熱いのがいっぱい……)
 そう思いながら優の意識はかすれていった。

 武志はすかさず叫んだ。
「真理さん、咥えてっ」
 すぐ側で見ていた真理の顔を引き寄せると、口の中に肉棒を突っ込んだ。
 そして勢いの弱った二撃目を放った。
 ぶりゅるるるー……。
 精液の苦くて生臭い味が真理の口いっぱいに広がる。突然の事に真理は一瞬慌てたが、すぐに気を取り直し、武志の肉棒を吸い上げた。
 びゅるるー、ぶりゅー……、ぴゅるっ……。
 武志は体を震わせて、残りの精液を出し尽くした。
 真理の行きすぎた責めに対するお仕置きのつもりで、口の中へ出したのだが、真理はうれしそうに精液を飲み込んでいた。
 武志が出し尽くした後も、名残惜しそうに肉棒をチューチューと吸い、舌を絡めてくる。そして、そのままお掃除フェラを始めてしまう。これでは全くお仕置きになっていない。
 武志はくすぐったいような気持ち良さを味わいながら苦笑いしてしまう。女性の事が少し分かったような気になっていたが、まだまだだった。
 真理を軽いMだと思っていたが、十分にSの気もある。愛を責める真理を見ていると、訓練やプレイではなく、もっと真剣に純粋に責めていたように見える。
 双子のことも愛は積極的で、優は半歩下がったしっかり者だと思っていた。だが、限界まで責められた時の愛の可愛らしさを見ると、そんな単純なものではない気がする。
 三歳も年上の女性に対して分かったつもりになっていた自分を武志は反省した。同時に、今からまだまだ違った面を見せてくれそうな彼女達にワクワクしてきていた。

次の章(第56章)へ

web拍手 サイトトップへ戻る
一条流の戦い:目次へ戻る
前の章(第54章)へ戻る

動画 アダルト動画 ライブチャット