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一条流の戦い:第37章

 朝食後、約束の時間になるとブリジットが部屋まで迎えにきた。
「申し訳ありません。タケシ、移動する前に荷物の検査をさせてください」
「えーっ」
 去年はそんな事をしなかった。武志は不満気な顔をしたが、一人の知らない男がいつの間にかに現れ、武志の荷物に何か機械を近づけて調べている。空港でのセキュリティチェックに似ている。
「今から行くのは秘密基地ですので、検査を受けてもらうのが規則なんです。それで、この箱は何ですか?」
 ブリジットが頼子からのプレゼントを見付けて言った。
「それは日本側の責任者からアメリカのみなさんへのプレゼントです」
「分かりました。それから、時計と携帯電話を預かります。日本に帰る前にお返しします。他に電気製品はありますか?」
「髭剃りがあります」
「それも預かります」
 全ての電気製品を取り上げられ、荷物の検査は終了した。
 ボーイが呼ばれ、荷物が運ばれる。
 今日の車はSUVタイプだった。FBIが使ってそうな感じだ。二人で後部座席に乗り込む。
 中は運転席側と完全に仕切られている。窓には濃いスモークが張られ、外がはっきり見えない。
 走り出してしばらくすると、ブリジットがスイッチを操作する。すると突然全ての窓が真っ黒になり、外が一切見えなくなる。運転席との仕切りも真っ黒になっている。
「すみません、タケシに目隠しをしないために必要です」
 車は何度か方向を変えた後に走り出した。街中を走ったり、フリーウェイを走ったりして一時間ちょっとたった頃、車はどこかの地下に入っていった。
 武志は車を降りる時に、首から下げる紐の付いたカードを渡された。武志の顔写真付きで、"VISITOR Y,Takeshi"と書いてある。
「部屋を出る時は必ず付けてください。そうしないと命が危ないです」
 ブリジットが本気か冗談か分からないことを言う。
 ブリジットに案内され通された部屋にはジョージが一人で待っていた。一年ぶりだ。相変わらず、堅苦しい雰囲気を振りまいている。
「タケシ、元気だったか」
 ジョージは武志の英語能力を把握しているのか、簡単な英語をゆっくり話す。
 ジョージが握手を求めてくる。しっかりと握り合う。
「元気でした。呼ばれたので喜んで来ました」
 武志が日本語で話すと、ブリジットがすかさず英語に訳す。武志は聞き取りはかなりできるようになっていたが、話すのはまだ難しい。とっさに言葉が出てこないのだ。ゆっくり考えながらなら、多少話す事はできる。
「ジョージ、日本の頼子からプレゼントがあります」
「ありがとう。なんだろう」
 武志が頼子から預かった箱を渡すと、ジョージはさっそく開く。
 中には額に入った浮世絵が何枚か入っていた。しかも、いやらしい浮世絵、春画だ。
「おーう、ウキヨエ、ウタマロ。ありがとう。廊下に掛けるよ」
 こんな物を廊下に掛けていいのか。アメリカ人の趣味は良く分からない。そして、これをプレゼントに選ぶ頼子の趣味も分からない。
「タケシ、悪いが忙しいので、これで失礼するよ。何かあったらブリジットに言ってくれ。ここでの生活を楽しんで欲しい。それでは、また会おう」
 ジョージは本当に忙しいみたいで、慌しく出て行った。
 武志はブリジットと二人残され、少し不安に感じてしまう。これからの予定をまだ何も聞かされていない。
 そんな武志にブリジットが声を掛けた。
「まずは昼食にしましょう」
 武志はブリジットに連れられて食堂へ行った。百人くらいが一度に入れる広さだが、他には誰も居なかった。武志が不必要に職員と接触しないようにしてあるのだろう。
 二人はプレートランチで昼食を済ませ、武志の泊まる部屋へ向かった。
「ここがタケシの部屋です。そして、ここでTrainingも行います」
 広さが十二畳くらいの窓の無い部屋で、中には大きいベッドや、ソファーセットなどが置いてある。
 少し圧迫感があるが、壁紙が明るい色なので、多少緩和されている。
 そして、ブリジットが簡単に部屋に在るドアと引出しとスイッチの説明をしてくれる。
「時間になると訓練相手がこの部屋にやってくるので、指導してください」
「指導をするって、何をすればいいの」
「訓練内容はタケシに一任されます。目的は女性のレベルを上げることです。他に分からない事があれば聞いてください」
「相手はどんな人で、何人いるの?」
「相手は、それまでのトレーニング状況から決定されます。現状では未定です」
 日替わりだと辛いなと武志は思った。
「一日のタイム・スケジュールは?」
「朝食時間は自由。午前の訓練は九時から十二時。十二時から十三時までlunch timeで、午後の訓練は十三時から十六時まで。夕食時間も自由です。訓練時間はタケシの要望で自由に変更と延長ができます。夜でも良いです。必要な物はこの部屋に揃っていると思いますが、足りない物があれば私に連絡してください」
 ブリジットが武志に携帯電話を渡す。
「館内専用の電話です。外部へは交換を通さないと掛けられません。必要な時は、私に連絡してください」
 アドレス帳を見るとブリジットだけが登録されていた。
「では今から、今日の午後の相手を呼びます。彼女は明日もTrainingをする予定です」
「ちょっと待ってよ。シャワーくらい使わせてよ」
「あー、すみません、日本人は性交の前にシャワーを使う習慣があるのを忘れてました。しかし、ここでは特にその必要はありません。女性側は日本の習慣に合わせて入浴後に来ますが、武志は自由にして良いです」
 ブリジットはどこかに電話を掛け、二言三言何かを話した。

 武志はシャワーを使ってさっぱりした後、ミネラル・ウォーターを飲みながら、休憩していた。
 この後、どうせ脱ぐからと下着も付けずに、ガウンを一枚だけ羽織っている。
 しばらくして、ドアがノックされ一人の少女が入ってきた。
 武志はその少女を見てびっくりした。少女というより女性と言ったほうが良いかもしれない。
 本当に綺麗だ。年は二十歳だろうか。白人の年齢は良く分からないから、もう少し若いかもしれない。
 チューブトップのカットソーに超ミニのタイトスカートという服装で、足にはかかとの高いサンダルを履いている。
 身長はサンダル分を差し引いて165cmくらいだろうか、アメリカ人にしては少し背が低いほうだ。ブロンドの豊かな髪が背中に揺れている。
 胸は去年のアメリカ側要員ほど大きくないが、必要十分な大きさだ。Dカップくらいだろうか。服が体に張り付いて、形の良さそうな胸を浮き彫りにしている。
 腰は細く、お尻は豊かに張り出している。
 ミニスカートのせいか、脚がとても長く見える。体の半分以上は脚に見える。適度に筋肉と脂が付き、絶妙なラインを描き、おもわず縋り付きたくなる美しさをしている。
 そして肝心の顔だ。まず小さい。八頭身以上の小ささだ。そしてバタ臭くない。やさしく柔らかい顔をしている。去年の派手な顔の女性達と全然違う。
 自然な感じのゆるやかなラインの眉、二重ではっきりしていて、ほんの少しだけ下がり気味の目、よく見ると睫毛が長い。瞳はやや灰色がかった薄いブルー。すっきりとした鼻筋で日本人より高い鼻。口は普通の白人並みに大きいが、上唇が薄めで、下唇はぽってりしていて、隙間から真っ白な歯が除く。唇には赤に近いピンク色でみずみずしい感じのリップを塗っている。そしてあごは白人らしく細めだ。
 まさに武志の好み200%というくらい、坪にはまっている。
 今からこんなに美しい女性の相手をできるのか。武志は信じられなかった。昨年と同様に、いかにも白人美女という感じの濃い女性を相手にするのだと思っていただけに衝撃が大きい。
 美女という言葉で表現できない。あえて例えると妖精だ。
「ハジメマシテ、タケーシ。『エル』デス。ヨロシクネ」
 女性が軽やかな声で挨拶しながら、武志に右手を差し出す。
 武志はぼーっとしながら、つられて手を出す。
 エルは白くて長くて細い指をしていた。武志がその手を握ると、ちょっとひんやりして、柔らかかった。
「タケシ、どうかしましたか?」
 固まっているタケシを心配して、ブリジットが声を掛ける。
「あっ、い、いえ、なんでも無いです。ただ、エルさんがあまりに綺麗なのでびっくりしました」
 ブリジットが通訳すると、エルがうれしそうに笑った。
 エルが何かを話し、ブリジットが通訳する。
「ジョージからタケシに伝言があります。『我々の一年間の成果を見て欲しい』ということです」
 それで武志は合点がいった。昨年の対戦でアメリカ側は、白人男性が喜ぶ女性と日本人男性が喜ぶ女性は違うという事を理解したのだ。それで、おそらく日本人やアジア系の喜ぶ白人女性を徹底的に研究して育てたという事だろう。
 去年、ジョージの事はあまり好かないと思っていたが、武志は思い切り反省した。
 ジョージありがとう。とても、とても良い人だ。
 こちらも一年の訓練の成果を見せるときが来たと思った。
 アメリカから帰って一年、週に二日純子と訓練を続けてきた。新しい技も開発したし、中国の強敵とも戦った。今では余裕をもって純子をイカせることもできるようになった。人には言いにくいような練習もしてきた。去年よりレベルが上がっている自信がある。
 武志は舞い上がって、早くエルと体を合わせたくて仕方が無い。
 自分には付き合っている女性が居て、それで、これは訓練なんだと分かっていても、これだけ美しい女性の相手ができて、武志はうれしくて、うれしくてたまらなかった。
 早くセックスをしたくてしょうがないが、一つだけ確認しておかないといけない。
「エルは何歳なの」
 もし十八歳未満ならまずいことになる。ここに来ている以上問題ないとは思うが、念のために確認しておかないといけない。
「エルは十八歳です。何も問題ありません」
 ブリジットの答えを聞いて、武志はほっとする。
「タケシ、訓練の間、私はどこに居ましょうか?」
 ブリジットが武志に尋ねた。
「えーっと、横に居てください。俺が日本語でしゃべったら通訳してください。それと、エルが言っている事が分からない時は、ブリジットの方を見るので、その時も通訳してください」
 武志はしばらく考えてから答えた。英語で言いたい事を全て伝えることも、全てを聞き取ることも自信が無い。途中でブリジットを呼ぶのも手間だし、醒めてしまいそうだ。見られるのは恥ずかしいが、どうせ隠しカメラで見られているのだから同じことだと割り切ることにした。
「分かりました。では、いつでも始めてください」
 武志はエルの手を引いてベッドの側まで行った。
「じゃあエル、最初はまかせるから自由にしてみて」
 ブリジットが即座に訳す。
 武志は考えた。訓練内容を武志に任せる、そして、一年間の成果を見てくれということから考えると、エルはアジア人用に何らかの訓練を受けているはずだ。ということは、武志としてはエルに負けないようにしながら、エルのアジア人向けのレベルを上げれば良いということになる。
 まずは、エルのレベルが分からないと訓練のやりようが無いので、まずはエルの自由にさせてレベルを調べることにする。
 自分で自分の首を絞めてる気もしたが、ここまで来た以上やるしかないと考えることにした。
 エルは軽く微笑んだ後、武志の首に手を回し、顔を自分のほうに引き寄せた。
 そして、唇を合わせるだけの軽いキス。それを何度か繰り返した後、本格的なキスに入る。
 エルは武志の口の中に舌を入れると、最初はゆっくり、だんだんと激しく舌を絡めてくる。舌にはたっぷりと唾液をまぶし、武志に味わわせる。
 両手を武志の背中に回し、体を押し付けてくる。
(いい。とってもいい)
 武志はエルのキスに早くも興奮してくる。エルの唇は柔らかく、気持ちが良い。アメリカ人だけあってキスもうまい。舌がうごめくように絡み付いてくる。
 唾液はさらさらして、爽やかな感じがする。鼻から漏れる息も、かぐわしい気がする。
 下からは体臭と香水の混ざった匂いが立ち上ってきて、武志をさらに興奮させる。
 香水もきつい物ではなく、軽くて爽やかな香りだ。それに体臭が混ざって、官能的な匂いになっている。鼻の奥が熱くなってくる。
 武志もエルの体に手を回し、軽く抱きしめ、胸の大きさ、体の柔らかさを確かめる。そして、舌から気を流し、唾液も流し込む。
 エルは鼻から声を出しながら、武志の唾液を飲み込んでいく。
 武志はエルが唾液を飲むのを見ると、美しい物を汚す感じがして、とても興奮してしまう。肉棒は早くも硬く立ち上がり、エルのお腹を押している。
 エルは武志の肉棒が硬くなっているのを確認すると、キスを解き、武志のガウンを脱がした。
 武志としてはもう少しキスを楽しみたかった。エルは急ぎすぎる。指導の必要があると思った。
 ガウンを脱がされると、肉棒が開放され最大まで硬く大きくなった姿を現す。
 エルは武志の足元にひざまずくと、片手で肉棒を握り顔を寄せた。エルの手はひんやりしていた。
 最初はペロペロと肉棒を舐める。亀頭から、竿へと何度も舌を往復させる。先端をチロチロと舐め、カリの溝を舌でなぞる。
 エルは肉棒を唾液でべとべとにすると、先端を咥えて頭をゆっくり上下させる。
(いい、けっこういい)
 エルの白くて長い指が肉棒に巻きつくのも、美しい顔から舌が伸び肉棒を舐めるのを見るのも、視覚的にとても興奮する。
 服を着たままなのも良いし、いきなり激しくしないのも良い。片手でやさしく竿をこするのも良いし、片手で太ももをさわさわと撫でるのも良い。去年の女性とは大違いだ。本当に一年間研究したのが分かる。
 だが、テクはもう一つだ。唇の締め加減、舌の使い方、頭のひねり、手の使い方と直すべきことはたくさんある。
「いいよ。続けて」
 指導は次回からにして、エルにはそのまま続けさせる。頭を撫でてやりながら肉棒から気を流す。
 エルは武志の肉棒を舐めながら不思議な感覚がしていた。
 タケシの肉棒は美味しい。口でやっていて美味しいと感じたことなど今までに無い。それに硬い。ブラック並みに硬い。それ以上かもしれない。これで抉られることを想像すると、お腹の奥がきゅんとしてしまう。
 そして、だんだん気持ち良くなってくる。肉棒を咥えて気持ち良くなることは初めてだ。
 気持ち良くて、だんだん何も考えられなくなっていく。報告書に有った通りだ。
 フェラのことしか考えられず、いつまでもしゃぶり続けたくなってくる。
 エルはだんだん頭の動きを早くして、激しいフェラに移っていく。できるだけ深くまで飲み込み、手の握る強さ、動かす早さを上げていく。舌も激しく動かしていく。
 だが、タケシは動じる事無く、エルのフェラを受け止める。
 今までなら、ここまで男を責めると間違いなく我慢できなくなって襲ってきた。この男は不感症なのか、それとも、とても我慢強いのか。
 いくらやっても武志に変化が現れないので、エルはフェラを止めた。
 武志をベッドの端に座らせると、その前に立ち、服を脱ぎ始めた。
 去年みたいに、わざとらしく見せ付けることはしないが、淡々と脱いでいく。
 武志としては普通すぎて面白くない。
「Wait. More slowly. もっと焦らすようにした方が日本人は興奮する」
 武志が声を掛ける。
 エルはブリジットの訳を聞くと、一旦手を止め、ゆっくりと時間を掛けて脱いでいく。
「できるだけ隠すように脱いで」
 エルはどうして良いか一瞬迷ったが、手で裸を隠すように脱ぐようにした。
「全部脱いだら、一旦止まって、背中で腕を組んで」
 エルは言われるまま指示に従う。
「いいよ。胸を少し突き出すようにして、その場でゆっくり回って」
 エルは良く分からないまま、言われた通りにする。
「すごい。きれいだ」
 武志はエルの裸体に感嘆した。
 乳房は半球型で形が良く、まったく崩れていない。
 乳輪がとても小さい。男性と同じくらいの大きさしかない。しかも色が薄く、綺麗なピンク色をしている。乳首も小さめで硬く立ち上がり、乳輪よりほんの少しだけ濃いピンク色をしている。
 武志はこれほど美しい胸を見たことが無かった。揉みしだき、しゃぶり付きたくなるのを我慢する。
 体は服の上から想像した通りスリムで、かすかにあばらが浮き出ている。腰は細くしまり、お尻は小さくて丸くて持ち上がっている。おへそもやや縦長で可愛い。
 何より手足が長い。服を着ていても脚が長いと思ったが、脱ぐとさらに長く見える。細さも文句を付けるところが無い。細いのに適度に脂肪が付き、とても柔らかそうに見える。
 肩は撫肩ではないが、肩幅が広くないので、あまりいかつい感じはしない。
 これで日本語が話せるか、歌がうまければ日本ですぐにトップアイドルになれるだろう。
「次は両手を上に伸ばして、ゆっくり回って」
 エルは言われた通りに動く。
 脇の下はツルツルで剃り跡や色素沈着はまったく無い。乳房から脇の下を通って二の腕に続くラインも、とても美しい。日本人にはなかなかないラインだ。
 背中は適度に筋肉と脂肪が付き、健康的な感じがする。肩甲骨も綺麗に浮き出ている。
 どこを見ても欠点が見当たらない。アメリカ男性にしたら胸が小さいのが不満だろうが、日本人には十分すぎる大きさだ。
 武志は目で堪能した。今からこの人とセックスをすると思うと、ドキドキしてしまう。
「ありがとう。良かったよ。日本人は目でも楽しむんだ。じゃあ続きをして」
 エルは武志の脚の間にうずくまった。そして武志の肉棒を咥えた。
 武志はここでも目で楽しんだ。金髪の美女が股間でうずくまりフェラをする。シチュエーションだけで興奮してしまう。これでフェラがもっとうまくなれば、たまらないだろう。
 武志はエルがあきらめるまでフェラをしてもらった。
 エルが口をはずしたところで、ベッドに上がり、仰向けで寝転がった。
 エルも続いてベッドに上がり、武志の体に覆いかぶさるとキスをした。
 舌に唾液をたっぷりまぶして武志に飲ませる。武志も喜んで飲み込んだ。
 そしてキスする場所をだんだん下に移していく。首筋、胸、腹、太ももの付け根と移動する。
 武志はここでも不満を感じた。移動するのが早い。時間に余裕があるなら、もっとじっくり責めて欲しい。それに耳や脇の下をパスしている。そこも忘れずに愛撫して欲しい場所だ。これも指導する必要がある。
 エルはもう一度フェラをすると、肉棒に唾液を塗りなおした。
 そして、エルは武志にまたがり、片手で肉棒を掴むと秘肉に沈めていった。
「アアアアァー……」
 エルの中は暖かく、濡れ具合も十分で、結構締りも良かった。
 エルは武志の胸に手を置くと、ゆっくり腰を上下させる。
「アアォ……、アアォ……」
 エルは大きな声を出しながら、腰の動きを早めていく。
 形が良い胸が揺れるのを見るのは、とても楽しい。
 気をほとんど出していないのに結構感じているようだ。
 武志はエルに自由にさせるのはこのくらいかなと思った。
 これでエルのレベルは大体分かった。秘肉の中はごく普通の感じだ。今から必殺技が出てくるなんて事も無いだろう。
 挿入でも不満なところが多い。
 まず、声が大きすぎる。これでは萎えてしまう場合だってある。それに腰の動きが単調だ。単なる上下運動で、前後、回転、ひねりなどの複雑な動きが無い。
 顔を天井に向けているのも、もったいない。せっかく美しい顔なんだから、もっと感じている所を見せて欲しい。
「ありがとう。ここからは俺が気持ち良くしてあげる」
 そういうと武志はエルの体を倒して女性上位の形にした。
 エルの胸の柔らかさを感じる。弾力がある詰まった感じの胸だ。胸は後で責めることにして、まずは一回イカせることにする。
「ンンンー……」
 うるさくないようにキスをして口をふさぐ。それから肉棒から気を出しながらエルの秘肉をこすっていく。
 エルの感度は良さそうである。単なる挿入でも結構感じている。
 武志は気を節約するために、エルの感じるところを探していく。秘肉の色々な場所を色々な角度で突いて、感じるところを探す。
 武志が普通にセックスする場合は気を使うが、それは気を流した方が早くて効果が高いからである。気を節約するためならば、秘肉の中の感じる場所を責めたほうが良い。
 今回は勝負ではないし、明日からどの位の相手をしないといけないか分からないので、気の節約を図る。
 武志は突きながらエルの弱点を探していく。どうやら秘肉の奥の方の体の前面側をこすられるのが弱い。
 武志はエルの体を押さえて、そこを重点的に責め始める。
 先端から弱めに気を流し子宮口を責め、Gスポットや見つけた弱点の場所にも弱い気を流していく。
 そして、子宮口と弱点を数回ずつ交互に突いていく。
(何、何が起こってるの)
 エルは突然の快感に驚いていた。
 タケシが動き始めたと思ったら、今まで体験したことの無い感覚が襲ってきた。溶けるような痺れるような快感が股間から背中へと広がっていく。しかも、タケシは自分が一番弱いところを的確に狙ってきている。
 どんどん体に火が付いてきている。
 武志はエルの舌を吸いながら、肉棒でガンガン突き上げる。気を節約して体力勝負だ。体力なら白人や黒人にも負けない自信がある。
(ダメ、ダメ、このままじゃ、イカされてしまう)
 エルは自分の体が燃え上がっていくのを止められない。
 武志はエルの秘肉がうごめき出すのを感じていた。
 エルはイキやすい体質なのかもしれない。それほど責めたつもりは無いのに、はやくも登りつめようとしている。
 武志はとどめを刺すために、やや多目の気を送り、子宮を激しく突き上げた。
「ンンンー、ンンンンーー……」
 エルが口をふさがれたまま、激しく体をくねらせる。
 武志の気が子宮から頭まで突き抜けたのだ。
 その瞬間、武志の方が驚かされた。
(なんだー!)
 エルの秘肉が突然ざわざわと動き出した。複雑に動きながら、武志の肉棒を強く締め付ける。ヒダが絡みつくように、うねるようにまとわり付いてくる。
 武志はあやうく漏らしそうになった。
 エルは体を軽くヒクヒクさせながら、ちいさくイッたようだ。
 武志は意識を集中して射精を抑えながら、ピストンを続ける。
 エルが痙攣している中、肉棒でこするのは結構辛い。気持ち良すぎる。
 この気持ち良さは、今まで経験したことが無い。このうごめきは訓練で身に付けられるものではない。エルはイク時の痙攣がすばらしい女性だったのだ。これにはS部隊の女性もかなわないだろう。
 エルは外見だけの女性だと思ったが、そうではなかった。内部も素晴らしい女性だったのだ。
 ジョージはこんな女性をどこから見付けてくるのだろう。武志は正直、ジョージを尊敬した。
 武志は完全に油断していた。そして、困った。イカせればイカせるほど、自分も危なくなる。少しでも気を抜くとすぐにでも射精しそうになる。
 武志は必死にこらえながらもピストンを続けた。
 エルは一回目の絶頂の余韻も覚めやらぬ内に二回目の絶頂を迎えようとしていた。
「ンンンンー……」
「おおおおぉー」
 エルの締め付けに武志も声をあげてしまう。歯を食いしばって、射精を抑える。
 武志は腰を振り続けた。
 気持ち良すぎて何かしないではいられない。彼女の弱点を突き続ける。
「ンンンー、ンンンー、ンンンンー」
 口をふさいでいるので何を言っているのか分からない。
 ピストンだけでは足らず、気も普通に流し始める。
「ンンーー……」
 その途端、エルは体を硬直させ絶頂に達する。
 それと同時に武志も秘肉の責めにあっていた。肉棒が蕩けそうに気持ち良い。秘肉が精液を搾り取るように締め付けてくる。
 武志は快感をごまかそうと腰を必死に振る。
 だが、それが、またエルの絶頂を招く。エルの絶頂の感覚がどんどん短くなり、行きっぱなしの状態になってくる。
 そうなると、肉棒は強烈に締め付けられっぱなしになる。武志は悪循環に陥っていた。
 武志は耐えるだけで精一杯になってきた。
 もう決着をつけるしかない。
 それにしてもエルは凄いタフだ。普通ここまでイキ続けたら体力が尽きて動けなくなるか失神してしまう。ヘロヘロになりながらも、まだ耐えている。
 エルも自分の限界が近いのが分かるのか、武志にしがみついてくる。
 武志がキスを解いてやると、大声で泣き叫んだ。
「ノォー……、XXX、XXX、XXXー……」
 エルが英語で叫ぶ。武志はノーしか分からない。
「もうダメです、無理です、死にます」
 ブリジットがすかさず翻訳する。声がかすれている。
 武志はブリジットの存在をすっかり忘れていた。
 いつまでも、この感触を味わっていたい気もするが、武志も限界が近い。
 武志はエルの口を再びふさぐと舌を吸い上げた。気を循環させて、舌から吸い上げながらとどめに入る。
 肉棒を限界まで押し込み、子宮口にあてがった。そして、グリグリこすり上げながら最大量の気の塊を打ち放った。
「ンンンーー!!」
 エルが何かを叫び、体を大きく震わせながら、硬直させた。
 その時、武志を今日一番の締め付けが襲った。搾り取られるような強い締め付けに武志は我慢ができなかった。試験勉強中溜まりに溜まった濃い精液が出口を求めて肉棒の中を駆け抜けた。
(ぅおおおおー……)
 ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅー、びゅるるるー、びゅるるー、びゅるっ、びゅるるっ。
 今までの人生で一番濃くて、一番量の多い精液がエルの子宮口に叩きつけられた。
 武志は気を失うくらいの快感に襲われていた。腰が溶けてなくなった感じがする。もう腰に力が入らなかった。頭の中が一瞬、真っ白になる。
 武志は全身から力が抜けエルの上にくずおれた。
 エルも体全体から力が抜け、ぐったりしている。秘肉のうごめきもいつのまにか、ほとんど収まっている。
 武志は大きく息をしながら、出発前に抜いてくれば良かったと後悔した。アメリカを舐めすぎていた。さすがはアメリカと感心した。

(凄かった)
 初めてのタイプだ。なんとか最後までもたせることができた。
 武志はアメリカの底力を実感する。一年でここまでの女性を用意するとは想像もしなかった。
 ここまで一時間近くたっている。スタートから挿入が四十分、挿入から二十分くらいだろうか、時間はまだまだある。
 武志は、ふとブリジットが真っ赤な顔をして、もじもじしているのに気付く。
 最後のほうは通訳が必要なかったのでブリジットを忘れていた。
 そして、いたずら心が出てくる。
 武志はエルの中から肉棒を抜くと、エルの体だけ綺麗にしてやる。わざと自分の肉棒は拭かない。
「エルの体を動かしたいので手伝ってもらえますか」
 武志はそう言うと、わざとブリジットの目の前に肉棒が来るようにする。二人で協力してエルをベッドの真ん中に寝かせる。武志の肉棒が半立ちのままブラブラ揺れる。
「タケシ、あなたのペニスを綺麗にしてあげます」
 ブリジットが我慢できなくなったのか、真っ赤な顔で、遠慮がちに武志に声を掛ける。
「ああ、お願いします」
 武志は返事をして、ブリジットの前に肉棒を突きつけた。
 ブリジットが白く汚れた肉棒に顔を寄せる。そして口を開け、ゆっくりと肉棒を口に含んでいった。
 ブリジットははやる気持ちを必死で抑えて、焦る姿を見せないように、ゆっくり舌を這わせる。
 二人のセックスを見て、体には完全に火がついて、狂おしいくらいに切ない。だが、そんな姿を武志に見せるのは、十歳近く年上の女性としてプライドが許さない。
 あくまでも平静を装いながら、肉棒を清めていく。
 武志は肉棒に気を流した。
 ブリジットの顔がさらに赤くなり、心なしか体がくねっている。
(美味しい)
 武志のペニスは本当に美味しい。報告書を見て、間違いではないかと思っていたが、話は本当だった。喉の奥まで飲み込んでいく。硬い物に喉を圧迫されるが、少し苦しいのが火照った体に心地よい。
 ブリジットのフェラに熱が入っていく。
 頭の片隅では、このまま武志を追い込んで、自分を襲わせようという気が起こってくる。
 知らないうちに、頭の動きが早くなっている。ペニスを清めるにしては長くて本格的なフェラになっている。
 その時、武志が声を掛けた。
「ありがとうございました。エルが起きないのでシャワーを浴びてきます」
 そして、肉棒をブリジットの口から抜いた。
 ブリジットが少しあっけに取られた感じで、口を開けた状態のままで固まっている。
 武志は、少しいたずらが過ぎたかなと思いながら、浴室へ向かった。
 アメリカ側の作戦としてはブリジットも相手の中に入っているのだろうか。ブリジットが自ら咥えて来たという事は、気に入れば抱いても良いということだろう。
 気の節約の為にも、とりあえずブリジットの事は保留することにした。
 武志はシャワーを終えると、水を一口飲んでから、エルの横に寝転がった。
 そしてエルの頭を撫でる。まだ一時間以上ある。
 エルは眠ってはいないようで、薄目を開けている。
「今から俺がやることを良く覚えて」
 武志はそう言うと、エルへ愛撫を始めた。
 まずはキスから始める。始めにエルからされたキス以上に丁寧にキスをする。
 軽く触れるだけのキスから始まり、唇を唇で軽く挟んだり、舌で軽く舐める。
 エルが激しく吸い付こうとすると、口を離して逃げる。
 そして、また唇に戻りやさしく愛撫する。飽きるまで繰り返す。
 そして、ようやく舌を差し入れた。
 そこでもエルが舌を激しく絡めようとすると、舌を引っ込めて逃げる。
 そして、また舌を入れ、軽く舌と舌を触れ合わせる。時折舌で上あごをくすぐっては変化を付ける。口の中に唾液が溜まると、エルに送って飲ませる。
 そうして、エルが自分のペースを理解して、落ち着いてくるまで、ゆっくりとした軽いキスを続ける。
 武志はエルと自分の息が合ってきたところで、舌を絡めて気を流す。激しくなく、ゆっくりとだが、じっくりと密接に舌を絡める。
 二人の手はお互いの体に回され、しっかりと抱き合う。二人の鼻からは自然と声が漏れる。
 武志はキスをもう十分というまで満喫して口を離した。エルの顔全体がピンク色に上気し、特に目元を赤く染めている。そのままでも美しい顔に妖艶さが加わり、さらに美しさを増している。
 武志は口を耳元へと移し、そこもじっくりと愛撫する。耳の裏も忘れずに舐める。その間も手は体を撫で、髪の毛の間に差し込まれる。
 片耳が終われば、もう片方の耳、そして首筋へと舌は移っていく。
「アアアアー、アアー」
 エルが大きな声を出し始める。武志がエルの耳元で囁く。
「声を我慢して」
 エルは日本語の意味が分かったのか、声を抑えて、代わりに息を吐き出して我慢する。
 武志は首筋から肩のラインを丁寧に、しつこく舐めていく。首筋にぎりぎりの強さで吸い付く。
 エルの首は美味しい。汗の味しかしないはずなのに美味しく感じる。思い切り吸い付き、自分の痕を付けたいのを我慢する。
 武志もエルの体を舐めているうちに興奮してきていた。この美しい体を自由にしていると思うと、気が焦ってしまうが、精神を集中して、心を落ち着かせ、気持ちを込めてエルを舐める。
 両側の首筋を終えると、胸に移る。
 いつもの焦らすやり方でエルを責める。両手の指先を左右の乳房に当て、軽く軽く、裾野から上へ向かって這い登らせる。けして急がず、触れるか触れないかの微妙なタッチで何度も往復していく。
 乳首に触れて大きい快感を与えないように注意する。
 そして、指先からは気を流し、乳房の中へ充満させていく。
「ハァー……、ハァー……」
 エルはじれったさに我慢しきれず、体をゆすったり、武志の手を握ろうとする。武志はそれを巧みに避けて、同じ事を飽きる事無く繰り返す。
 エルは仕方なく、シーツを掴み、大きく呼吸して体のうずきに耐える。
 エルは気が通りやすい体質なのか、今までの女性より早い時間で、乳房をピンク色に染めた。乳房は一回り大きくなり、はちきれそうで、乳首は硬く立ち上がっている。
 感じやすい女性は気が通りやすいのかもしれないと武志は思った。
 武志は乳首に触れる事無く放置して、太ももに移る。
 エルの両足を広げさせて、その間にうつ伏せで寝そべる。そして太ももの付け根から膝上までを、何度も往復して唾液の跡を付ける。片手を反対側の太ももへ乗せ、性感帯を探しながら、さわさわと撫でていく。
 エルは若いだけあり、肌触りも張りが有ってすべすべで気持ち良い。
 舌先と指先からは弱い気を流し、性感を掘り返していく。
「ア、ァアアー……」
 舌が秘肉に近づくと、エルは期待に体を震わせるが、武志はそこには寄らない。ただ太ももだけを舐め続ける。
 片方の太ももが終わると、もう片方に移る。そこも時間を掛けてたんたんと舐めていく。
 エルの太ももは抱きついて頬ずりしたくなる美しさだが、武志は我慢して次へ進む。機会はまた有る。
 武志は仰向けで寝転がった。そしてエルに手を伸ばして、自分の上に来るようにゼスチャーで伝える。
 エルが武志の上に覆いかぶさる。エルの体重が武志にかかり、心地良い圧迫感と柔らかさを感じる。
 エルのうずく乳首が武志の体に触れ、痺れる快感が胸に広がる。そのまま体を倒して乳房全体で武志の胸を押すと、甘酸っぱい快感が乳房全体、根元の方まで広がる。
 エルがそのまま胸をこすり付けようとするのを武志が止める。
「Don't move.」
 武志はエルの動きを止めると、代わりに舌を差し出した。エルはその舌をしゃぶった。
 エルは武志の首に手を回し、胸を押し付けながら、必死に舌をしゃぶった。
「ンフー、ンゥー、ンンー」
 胸は押し付けるだけで、淡い快感が湧いてくる。うずく体には少なすぎる快感だ。切なさを紛らわすために武志の舌を吸う。鼻からはなまめかしい息を出す。
 武志はエルのお尻に両手を回し、力強く揉み込んだ。
 両手を引き付け、下腹部を密着させ、肉棒の硬さと熱さをエルに伝える。
 お尻を根元から揉み解すように、強く、深く、揉んでいく。
「ゥフー、ゥフー、ンフー、フー」
 エルの鼻息が大きく、激しくなってくる。
 武志はエルのお尻の感触を楽しみながら、じっくりと奥の方まで揉み解していく。指が疲れるくらい弾力が有る。
 エルのお尻もピンクに色づいてくる。
 エルは動くなといわれたのも忘れて、体を微妙にくねらせている。
 ここまでで一時間近く愛撫を続けた。もう十分だろうと武志は判断した。
「ありがとう。これで一旦終わります」
 そういうと武志はエルの手を解き、エルを上から降ろすと、ベッドから立ち上がった。
 エルは突然のストップに驚いた顔をして武志を見つめる。
(なぜ?)
 ここまで、感じさせておいて、なぜ最後までやらないの。この体をどうしてくれるの。
 エルは切なさと怒りと疑問で頭が混乱した。
「ブリジットさん。ここにはトレーニング・ルームがあるんですよね。案内してください。エルさんも服を着て一緒に行きましょう」

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