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一条流の戦い:第31章

 数日後、美咲は親友の瞳と大学構内のベンチに座り、昼食を食べながら話をしていた。
「武志さんはね、凄いんだよ。エッチがむちゃくちゃうまくて、キスだけで頭がボーっとしてくるし、私は初めてなのに気持ち良すぎて失神しちゃった」
 瞳は呆然としながら美咲の話を聞いていた。
 清楚でいやらしい事とは無関係な美咲がゴールデンウィーク中に初体験したというのだ。しかも相手は知り合って一ヶ月ちょっとの二流大学の男らしい。
 瞳は驚きと怒りで叫び出しそうになる。
 瞳と美咲は高一からの親友で、高校は三年間同じクラスだった。大学も同じ学部へ進んだ。二人はずっと一緒だと思っていたのに、美咲に彼氏ができてセックスするなんて信じられない。
「彼はね、背が高くて、体はがっしりしてて、とっても優しいの」
 美咲ののろけ話は続く。
 美咲は絶対に騙されている。瞳は自分の親友がそんな事に巻き込まれるとは思っても見なかった。女が悪い男に騙されるなんて虚構の世界か、自分には関係無い人の話だと思っていた。相手は二流大学の奴だ。美咲にふさわしくない。セックスで縛り付けられているんだ。自分が何とかしなければいけない。まずは相手の事を調べる必要が有る。
「じゃあ美咲、今度私にも紹介してよ」
「今度の日曜日にも会うから、その時に瞳に紹介するよ」

 日曜日、美咲が親友へ紹介したいというので武志は出かけた。瞳と言って、高一の時からの親友らしい。
 待ち合わせ場所には美咲ともう一人の女性が立っていた。彼女が瞳らしい。
 身長は武志よりちょっと低い。170cmくらいありそうだ。デニムのジャケットにボトムはパンツで中性的な感じがしてけっこうかわいい。それが短い髪に似合っている。スポーツをしているのか引き締まった体をしている。
 武志が近づくと気が付いた美咲が手を振る。だが、瞳は敵対的な目で武志をにらむ。
「こちらが山中武志さん、四年なの」
 美咲に紹介され武志が頭を下げると、瞳はあからさまに、なぜ美咲の彼がこんな冴えない奴なんだと言う顔をしている。
 紹介が終わったので、三人で近くのオープンカフェに行く。美咲と瞳が並んで座り、反対側に武志が座る。
 座るやいなや瞳は美咲がいかに素晴らしいかを延々と話し始める。
 都内で一番か二番目に難しいと言われる高校の入学試験を受かって来た(瞳は中学からの持ち上がり)。成績は学年でトップクラスだった。特別推薦で大学に入った(瞳は普通に受験)。東大に受かった人より成績が良かった。学校一の美少女だった。みんな一目置いていて高校中で人気があった。洋裁が得意で小物入れなどを作ってくれた。それがとても可愛くてうまくできている。お菓子作りも上手でとても美味しい。テスト前には親切に勉強を教えてくれる。運動は苦手だけど、それ以外はなんでも凄い。
 瞳の演説は終わらない。美咲はあまりの持ち上げように恥ずかしがっている。
 さすがの武志も二人の気持ちはすぐに分かった。美咲は親友の瞳と恋人の武志に仲良くしてもらいたいと思い、瞳は美咲へ親友以上の気持ちを抱いている。もし美咲が誰かと付き合うなら、自分が納得する完璧超人じゃないといけない。武志ではあまりにも釣り合わないと思っている。
 瞳が居たから今まで美咲に男が寄り付かなかったんだ。美咲ほどの美少女にカレが居ない方がおかしい。武志は理解した。
 瞳はやはり武志が気に入らなかった。確かに筋肉質の引き締まった良い体をしている。だが、顔は並み程度、頭は二流大学、服装はおしゃれのセンスが感じられないし値段も高そうには見えない。これでは全然美咲に釣り合わない。何とかして別れさせなければいけない。万が一にでも妊娠などと言う事になったら大変だ。下衆な男なら美咲を逃がさない為にわざと妊娠させる事くらいやってしまうかもしれない。
 探偵でも雇って武志の身辺を調査してみようか。体だけで美咲を騙してしまう様な男なら調べれば幾らでもぼろが出そうである。瞳が案を練っていると、美咲が話しかけた。
「今月末の土日に三人で別荘に行かない。父の知り合いの人の物なの。親には瞳と一緒に行くって話してあるんだ。瞳が行ってくれないと武志さんと二人だけで行くことになるんだけど」
 瞳は一瞬考えたが美咲と武志の二人だけで行かせる訳にはいかない。
「いいわよ」
「ありがとー。車は武志さんが出してくれるそうだから、食費しかお金も掛からないし。その代わり別荘を掃除するのが条件なの。詳しい事は明日大学で説明するね」
 美咲がうれしそうに瞳の手を握って話している。瞳もうれしそうだ。
 だが、武志が見ているのに気が付くと美咲の手をそっと外し武志をにらんだ。
 しばらくおしゃべりをした後、昼食を一緒に食べ、街をぶらついた。ゲーセンやパソコン売り場など女の子同士だと行きにくい所へ行ってみる。瞳は美咲と話している時は上機嫌だが、武志と目が合うととたんにむすっとする。
 夕方になり、郊外に住む瞳が一人で帰ると武志は美咲に聞いた。
「本当に良いの」
「良いの。今まではっきりさせなかった私が悪いの。私も周りの友達もみんな瞳の気持ちは分かってたの。でも気付かない振りをしていたの。それで瞳には辛い思いをさせちゃった。それに瞳が私の知らない人に抱かれちゃうのはやっぱり嫌。武志さんなら私は許せるから」
「彼女は大丈夫な日なの」
「彼女の生理は分かってるから多分大丈夫なはず。万が一の時は私が責任を取るわ。瞳と二人で育てる」
 俺の立場はどうなるのと武志は思った。

 当日は運が良い事に晴れていた。武志は父親から家の車を借りると美咲の家の近くの駅に向かった。待ち合わせ場所にはすでに二人とも来ていた。瞳一人が先に待ってたらどうしようかと心配していた武志は安心した。
 首都高から中央道に入り富士五湖の近くにある別荘に向かう。インターを降りて別荘へ行く途中でスーパーへ寄り食材を買った。別荘に着いたのは正午近くだった。
 車から早速荷物を降ろし中へ運ぶ。部屋はたくさんあるので各自一つずつ使う事にする。
 先に台所だけ簡単に掃除すると、お湯を沸かしてお昼ごはんにする。今日は美咲と瞳が二人分ずつお弁当を作ってくる事になっていた。武志が二人分食べる計算だ。
 庭の木陰にシートを敷き、さあ食べようという所で問題が起きる。誰がどの弁当を食べるかだ。武志と美咲はどれでも良いのだが、瞳がどれを食べるか迷っている。自分は美咲が作った物を食べたいし、美咲には自分が作った物を食べて欲しい。だが、それだと武志が自分の作ったお弁当を食べる事になる。美咲の為にがんばって作った物を武志に食べられるのは癪に障る。しかし、自分で自分の作った物を食べると美咲の分が食べられない。
 悩んだ末、瞳は美咲が作ったお弁当を食べる。武志に自分の分を食べられるのは仕方が無いと我慢する。美咲のお弁当を食べるのはあまり無い事だと妥協する事にした。
 美咲のお弁当は美味しい。美咲は絶対良いお嫁さんになると瞳は前から思っていた。自分が男ならと何度思ったことか。自分が女である事が恨めしい。小学校の高学年から中学卒業までずっとクラスで一番背が高かった。男子よりも背が高いせいで随分からかわれた。自分が男なら美咲と結婚できるのにとずっと思ってきた。
 美咲が瞳のお弁当を食べて美味しいと褒める。良かった、褒めてくれた。瞳はほっとする。この日の為に数日前から料理の練習をしてきた。母親にも手伝ってもらいながら何度も同じメニューを作ってきた甲斐がある。材料もちょっぴり高めの物を使っている。
 武志が美咲と瞳の両方の弁当を食べ、それぞれを褒める。美咲はうれしそうにしているが、瞳は不満気だ。
 昼食後は三人で別荘の掃除をする。武志は重い物を動かしたり蜘蛛の巣を取ったりする係で、美咲と瞳が二人でおしゃべりをしながら箒で掃いたり、雑巾で拭いたりする。部屋数が多いので結構時間が掛かる。終わった時には夕方で、女子二人は少し疲れた様子だ。
 お茶を入れて一服した後、夕食の準備に掛かる。メニューは別荘らしくバーベキューだ。炭は残っていたのを使わせてもらう。
 武志が炭をおこしている間に美咲が材料を切り、瞳がテーブルや皿の準備をする。
 日が落ちきる寸前に準備が整い、バーベキューがスタートする。
 三人ともバーベキューなど作ったことは無かったが、見よう見まねでそれらしくできる。肉が焼け上がる頃、ビールで乾杯する。
 三人ともビールは好きではなかったが、最初は形から入らないとダメだよねと缶ビールを一本だけ買っていた。その後は高校の頃から飲みなれた缶チューハイやカクテルを飲みながら肉を食べる。武志がたくさん食べるのは当然として、瞳が細い割には意外とよく食べる。体が筋肉質なので代謝がよく、食べても太らない体質なのだろう。
 美咲は普通の女の子くらいしか食べないので、焼き係に回っている。肉や野菜の他にも、おにぎりやイカとかちょっと変わった物も用意してある。
 量をきちんと考えて買ったはずなのに、食べ終わる頃には三人とも満腹で苦しくなっていた。
 美咲が後片付けをしている間に、武志が瞳に酒を勧める。瞳がちびちびと飲みながら武志に不満を言う。
「あんたなんかにねぇ、美咲はもったいないのよー。分かるー。美咲は私達同級生のアイドルなのよー。アイドルは男と付き合ったりしたらダメなのよー。ちゃんと聞いてるー」
「ちゃんと聞いてるよ」
 武志はおつまみ代わりにとマシュマロを炭火であぶりながら答える。
「アイドルを奪って悪いと思ってるー。ちゃんと反省してるー」
「ああ、瞳ちゃんには悪いと思ってるよ。でも俺と美咲ちゃんは出会ってしまったんだ」
 武志は焼けたマシュマロを瞳に渡しながら答える。
「何よー、運命の出会いみたいな言い方してー。私なんか三年前から美咲と親友なんだからー」
「分かったよ。謝るよ。これでも食べて機嫌直して。熱いから気をつけてね」
 武志は今度は焼いたチーズを渡す。ナチュラルチーズを四角く切りじっくりあぶった物で表面がとろりと溶け所々に焦げ目が付いて美味しそうだ。
「あんた、なかなか洒落たもの知ってるじゃない。こんなもので騙そうたって、そうはいかないんだからー」
 騙すつもりは無いし、三歳も年上の人間に向かって『あんた』はひどいよなと武志は苦笑する。酔っ払いには何を言っても無駄だ。それに今夜の計画の為にわざと酔わせてるのだから仕方が無い。
 片付けを終えた美咲が戻って来て言った。
「ひとみー、お風呂に入ろー。汗と煙でべたべた。武志さんは火の始末をお願いしまーす」
「はーーい」
 瞳が元気よく返事をする。美咲と瞳の二人は今までも一緒に入浴した事が有るのか、当たり前の感じである。高校三年間同じクラスだったので旅行とかで一緒に入る機会もあったのだろう。まさかすでに肉体関係が有ると武志は思いたくない。それに関係が有るとすれば今夜の計画は必要無いだろう。
 交代で武志が風呂から出ると、二人はパジャマを着てリビングでホットミルクを飲んでいた。五月末とはいえ山の中の夜は割と肌寒い。
 美咲は少し大きめのパジャマが憎らしいほど似合っている。武志は美咲のパジャマ姿を初めて見るが、あらためて何を着ても可愛いと感心する。
 瞳は背が高すぎてサイズの合う物が無いのか少し小さめで、袖や裾からのぞく手足が可愛く見える。武志の前では憎まれ口を聞くが、一人の女の子としてみると十分に可愛い。本人は背が高いのを気にしている様だが、武志にしてみれば自分より背が低ければ身長はあまり関係が無い。
 それから三人でアクション&コメディの映画を見る。美咲が恋愛物が良いと言うのを、瞳を変に刺激しない方が良いと武志が選んだものだ。
 部屋を暗くして映画を見ていると武志が気にならなくなったのか、瞳は美咲と二人ではしゃぎながら見ている。武志はそれを横から見ながら、瞳もこうしていれば可愛い女の子なのに男嫌いなのはもったいないと思う。
 映画が最後の方になると、瞳がこっくりこっくりとうたた寝し始める。ドライブと掃除の疲れと酔いが効いているのだろう。美咲の作戦通りだ。
 映画が終わった所でお開きになり、美咲が目をしばたたかせている瞳を部屋へ連れて行く。武志は自分の部屋へ行き横になった。
 美咲は瞳が寝入るまで側に付いていてやる。瞳が眠ったので美咲も自分の部屋に戻る。ここまでは作戦通りだった。

 瞳は夜中にトイレに行きたくて眼が覚めた。半分寝ぼけながら用を済ませ自分の部屋に戻ろうとすると、武志の部屋からほんのかすかに明かりが漏れているのに気が付いた。
 その明かりを目にして瞳の頭が急にはっきりしてくる。まさか美咲が。恋人同士の二人がセックスをしても本来は瞳がどうこう言うべきものではない。理性ではいけないと分かっていても確かめずにはいられなかった。
 瞳は音を立てないように気を付けながら武志の部屋へ近づく。美咲の声が途切れ途切れに聞こえて来る。ああ、やっぱり。美咲がセックスをするなど本人から聞いても信じられず、心の奥底では見栄を張るために嘘を付いているのだと思いたかった。
「あああーー……、い、いいーー……」
 アダルトビデオで聞いた様なあえぎ声が聞こえてくる。声の主は美咲である。二人でエッチなビデオを見ている訳ではない。瞳は絶望的な思いに捕らわれながら、ドアの前にしゃがみこみ耳を近づけた。
 武志は美咲を失神しない程度にイカせ続けていた。瞳に美咲の声を聞かせるのが目的だから失神させてはダメだった。気の量と腰の動きをコントロールして軽い絶頂と絶頂寸前の間で美咲を漂わせる。もう三十分以上はこの状態を続けている。美咲の体力にも限界がある。そろそろいい頃だろう。ドアの外の物音にも注意しているが美咲の声が大きくて何も聞こえない。
 武志は美咲をもう一段大きくイカせる為に腰の動きを激しくした。そして乳首を摘み気を送る。軽くイキ続けていた美咲はたまらずもう一段大きく絶頂に達した。
「あああーーーっ」
 美咲はひときわ大きな声を上げた。体を震わせシーツを握り済めている。
 武志は美咲の震えが納まってきた所で体を離すと、ずんずんとドアの所まで歩き、一気にドアを開けた。
 そこにはとっさの事に動けないでいる瞳が居た。パジャマのズボンの中に手を入れたまま、驚いた顔で武志を見つめている。
 瞳は突然の事にどうして良いか分からないでいた。
 大好きな美咲のあえぎ声を聞くと、いけないと分かっていても盗み聞きを止められない。美咲の声は演技ではなく本気で感じている様に聞こえる。美咲がどんな姿で責められているのかと考えるだけで体の奥が熱くなり頭に血が昇る。
 半分無意識に股間に手が伸びる。今までも何度か美咲を思い浮かべながら自分を慰めたことがある。美咲を穢す様で嫌だったが我慢できなかった。それが今日は美咲のあえぎ声を生で聞いているのだ。我慢などできるわけが無かった。ショーツの上からクリトリスを押さえつけグニグニと指先で揉む。腰から頭にツーンとした快感が届く。
 夢中で触っていると、美咲の声が大きくなったと思うと急に静かになった。そして足音がするとドアが急に開かれたのだ。目の前には薄明かりの中に全裸の武志が立っている。股間には肉棒がそびえている。
 覗きが見つかった事と全裸の男を目の前にする事の二つのショックから瞳は少しも動けなかった。

 武志は瞳が居るだろうと思ってドアを開いた。美咲の作戦では瞳を酔わせて先に寝かせる。夜中に眼が覚めたところで自分達のセックスを覗かせるというものだった。その為に瞳だけ多めに酒を飲ませて酔わせ、寝る前にトイレへ行かせなかった。もし瞳が覗かなかったら、その時は二人で力ずくで瞳を襲う計画だった。
 武志は瞳を見て、作戦がうまく行った事を喜ぶと同時にちょっとだけ失望した。瞳も普通の女の子で人のセックスを盗み聞きしてしまうのだ。もう少し潔癖な女の子だと思っていた。
 武志は動けないで居る瞳をお姫様抱っこで抱きかかえた。そして美咲の横に並べる。美咲はうつろな目で瞳の方を見ていた。
 瞳は美咲に見つかった事にショックを受けていた。猛烈に、自分が悪い人間の気がしてくる。嫌われたらどうしよう。そればかりが頭の中で繰り返される。
 武志が瞳をうつ伏せにして両手を何かの布で後ろ手に縛った。瞳はショックと異常な状況に体が固まってしまっていた。自分の横には親友が全裸で横たわる。自分はベッドの上で親友の彼氏に縛られている。親友の彼氏も全裸だ。
 武志は縛り終えると瞳を仰向けにした。
 美咲は瞳の頭を抱くと言った。
「ごめんね瞳。今まで辛い思いをさせたね。私ね、瞳の気持ちはずっと前から分かっていたけど怖かったの。でも武志さんに抱かれて勇気が出たの。女同士の趣味は無いけど、瞳と武志さんの三人でならできそうな気がする」
 そう言って美咲は瞳にキスをした。最初の時に武志にやられた優しいキスだ。あの時のキスを瞳に繰り返す。
 瞳は頭がパニックになっていた。美咲にキスされている。瞳はキスは初めてではなかった。高校時代にお姉様と慕ってくる後輩相手に何度かキスをした。それは美咲とできない不満を晴らす為のもので、自分が奪う側だった。今は美咲に優しく唇を奪われている。願いがかない瞳は感激していた。美咲のキスは気持ち良い。ちゅっちゅっと唇を吸ってくれる。自分よりうまい気がする。
 口を開くと美咲の舌が入ってくる。舌でトントンとノックしてくる。瞳はそれに答えて自分も舌を伸ばす。すると美咲の舌がやさしく絡まって来た。舌を伝わって唾液が流されてくる。これが美咲の唾液なの。甘い。後輩とのキスでは感じなかったが、美咲のキスは甘い。瞳は高貴な物であるかの様に感じる。
 武志は瞳が感じてきたのを確認すると、パジャマのボタンを外し始める。我に返った瞳が暴れて抵抗するが、美咲に頭を抱きしめられ、両手を後ろ縛りにされている状態では効果が無い。
 ボタンを全て外し前を開くとキャミソールが見える。ブラは着けていない。興奮しているのか乳首が立ち、キャミソールにポツンと突起を浮かび上がらせている。
 武志は両方の乳首を軽く摘み、気を流し込んでみる。
 瞳はピクッと体を震わせ、おもわず胸を突き出してしまった。
(何、今のは)
 乳首から背中、首の裏を通り、頭までツーンと甘酸っぱい快感が走り抜けた。それと同時に乳房全体に火が付いたように熱くなってくる。胸はあまり感じる方ではなく、オナニーする時にもあまり触ることは無かった。それなのに、今まで感じた事の無い快感が湧き上がる。
 武志は乳首を離すとキャミソールを胸の上までたくし上げる。瞳の胸があらわになる。美咲よりは少し大きいが控えめでBカップだろう。乳輪と乳首は普通の薄い茶色をしている。乳首は既に丸く立ち上がっている。
 武志は両手で優しく乳房を揉む。筋肉があるせいか弾力の有る固めの胸だ。指をはじき返してくる。揉みごたえがある。指先から気を流しながら、しばらく弾力を楽しむ。
 美咲にキスでふさがれた口から声が漏れて来る。感じ始めたようだ。
 胸から手を外し、片方の乳首に吸い付く。美咲にもう片方を咥えるように合図をする。美咲がキスを止め残りの乳首に吸い付く。
「ああ、ああー、ああっ、ああー……」
 瞳は乳首を吸われるのは初めての経験なのに、それも両方を同時に吸われ激しい快感に襲われていた。初めての快感にどうしていいか分からない。声もどう出したら良いか分からない。
 美咲はやさしく吸いながら、やさしく舌で乳首を転がしている。武志は舌から気を流しながら舌先を高速で動かし乳首をはじく。両方からの違う感触に瞳はただ快感に襲われ続ける。
 その間も武志は指先から気を流しながら性感帯を探して全身を這い回らせる。
 武志の舌が乳首を離れ、全身を這い回る。指で探した性感帯に舌で唾液と気を塗りこんでいく。その間も手は新たな性感帯を探して這い回る。
 美咲は片方の乳首を咥えたまま、もう片方の乳房を優しく揉む。時おり口と手を入れ替える。
「ああぅー、ああ、ああーー……」
 瞳は急速に思考力を奪われていった。快感だけが頭を支配している。美咲にキスされ乳首を吸われるだけでも気持ち良いのに、武志の舌と指からはそれ以上の今まで味わった事のない快感が流れ込んでくる。舐められた所は熱く熱を持ち、ピリピリした快感を伝えてくる。もう全身に火が付いていて熱い。
 こんな下衆な男になぶられていると頭の中では分かっていても、快感を抑えられない。
 武志がパジャマのズボンに手をかける。瞳は分かっているが体が動かず抵抗できない。お出かけ用の下着をつけているのでショーツ自体は大丈夫だが、濡れているのを見られるのは猛烈に恥ずかしい。自分でもショーツが濡れて股間に張り付いているのが分かる。自分がこんなに濡れる体だったとは思いもよらなかった。
 ズボンがすっかり脱がされる。瞳は濡れているのを隠そうとして足を閉じる。
 武志が瞳の股間に顔を寄せ匂いを嗅ぐ。すでに発情したメスの匂いを撒き散らしている。
 瞳は秘密の匂いを嗅がれ恥ずかしさのあまり、頭に血が昇りおかしくなりそうだ。
 武志はショーツにも手をかける。今度は瞳も力を振り絞って抵抗するが、二人掛りで抑えられて無駄に終わる。ショーツは武志の手で簡単に剥ぎ取られてしまう。
 武志の視線が股間に突き刺さる。陰毛はそこそこ生えている。武志は十代の普通を良く知らないが二十台の平均よりは少しだけ少なめだろうか。
 武志は瞳の鼠蹊部に吸い付いた。口を付けて吸いながら、舌で舐める。舌がきわどい部分に近づくと濃い匂いが漂ってくる。瞳の両足を開かせ、その間に体を入れる。
 武志は両手を尻の下に回して揉みながら持ち上げる。舌が秘肉に近づくと、瞳の体が震える。男に穢される恐怖と快感への期待が相反し、どうして良いのか分からないのだろう。
 武志はもう少し焦らしても大丈夫と尻を揉み解しながら舌を太ももに這わせる。
 武志の舌が内腿の付け根に来ると、瞳は腰を誘うように動かす。恐怖より快感への期待がまさってきているのだろう。もう少しで準備が完了すると武志は思った。
 美咲は胸を責めながら武志と瞳の動きを見ていた。瞳の腰が動き始めている。初体験の時の自分を見ている様だ。股間がうずいて仕方が無いのだろう。それを我慢すればするほど、後の快感が大きくなるのよ。美咲は心の中で瞳を励ました。
 瞳はもう何も分からなかった。ただ体中が熱く、体がもっと強い快感を欲している。だが、武志はたんたんと太ももを舐めている。せめて両手が使えれば何かできるのに、後ろ手に縛られている為、もどかしくて仕方が無い。体に穴が開いた様な空洞感を埋めて欲しくて仕方が無い。気が狂いそうなほど切羽詰ってくる。
 その時、武志の口が秘肉を捉えた。秘肉に口を付け、舌を中に差し込み、思い切り愛液をすすり上げた。
「んんんんー……」
 突然の刺激に処女を奪われたのかと思った。目を下にやると武志が股間に顔を寄せている。舌が入って来ているのだ。
 武志の舌は愛液をすすり込むと次に秘肉を責め始める。外側のビラビラから始まり、大陰唇と小陰唇の間の溝、会陰と余すところ無く舐めていく。それでいて、クリトリスには触れない。股間はクリトリス以外すべて舐め尽され、火が付いてしまっている。秘肉はズキズキとうずいている。
 美咲の手が乳房を離れ下に伸びた。腹を通り、恥丘を通りすぎた。
 来るっ。瞳がそう思った時に美咲の指がクリトリスに到達した。まずは挨拶代わりにトントンとノックしてくる。それだけでズキン、ズキンと快感が走り、瞳は達してしまいそうになる。
 美咲は指の腹を使い触れるか触れないかのぎりぎりの距離で触ってくる。瞳はその触れ方に魂が抜けるような快感を覚えていた。美咲の指が体に開いた空洞を埋めてくれる感じがする。じれったさが消え体中に快感が染み渡っていく。
「あああーーー、ああーー、ああーー……」
 お腹の底から快感のあえぎ声を上げる。気持ち良い。ただひたすら気持ち良かった。この快感が永遠に続いて欲しいと思う。
 瞳の上半身が起こされ背中に美咲が回る。美咲は瞳の首筋に吸い付きながら、両手を股間に伸ばした。片手で瞳の包皮を剥く。普段から剥き慣れているのか抵抗も無く剥ける。そして露出した肉芽をゆるゆるとこする。
「あぅ、あぁ、ああ、ああー」
 瞳の体が細かく震える。肉芽を直接触られるのは刺激が強いようだ。美咲はしばらく瞳の肉芽をなぶり、うめき声を聞いた。美咲はほんの少しだけ瞳を恨んでいた。一番大切な友人だが、瞳のせいで高校の三年間は男性との出会いが全く無かった。コンパにも行った事が無い。行ったとしても人見知りの激しい自分では何にもならない可能性は有るが、十八にもなってコンパの経験が無いのはどうかと思う。その恨みをちょっとだけ晴らさせてもらう。
 瞳があえぎ疲れた頃、クリトリスの上の指が外れた。皮を剥いている指はそのままだ。ひと時の休息に瞳が大きく息をしていると、新たな衝撃が来た。
 武志がクリトリスを吸い、舌でなぶり始めた。
「うっ、う、ううー……」
 指でさんざん高められていた瞳はなす術も無く絶頂に達した。息を止め、体を震わせている。武志は瞳がイッた事などお構い無しに舐め続ける。舌でほじくり返すように舐めたり、高速で舌ではじいたり、少し乱暴にクリトリスをなぶる。最後まで残っていたクリトリスから子宮にかけて火が付き全身が燃えている。特にクリトリスからは痺れるような快感が発生している。
 上半身が再び倒され、美咲が瞳の手を握っている。いつのまにか手を縛っていた物は外されていた。瞳は指と指を絡ませながらしっかりと美咲の手を握る。
 クリトリスから舌が離れたと思うと、武志の体が覆いかぶさってきた。そして武志に唇を奪われ、舌を吸われる。とっさの事で逃げられなかった。こんな男に唇を奪われるなんてと抵抗したいが頭がボーっとしてくる。美咲の言っていたことは本当だ。
 数分もキスをされると、瞳の頭の中から抵抗する意思が消え去った。
 武志が舌を差し込むと、思わず吸ってしまう。
(おいしい、美味しいよう)
 舌から唾液が伝って流されると、舌ごと唾液を吸い、飲み込む。もう、誰とキスしているのか分からなくなっていた。
 瞳が夢中で武志の舌を吸っていると、舌が抜かれていった。
 武志が行くよと言っているのが遠くで聞こえる。美咲が強く手を握っている。
 体中が熱くなっていた。特に秘肉からお腹の奥にかけてが燃えるように熱い。
 秘肉に何かが当たる。瞳は本能で危険を察知して、理性が一瞬元に戻る。
「いやーっ」
 瞳は叫んだ。本能的な恐怖を感じていた。
「瞳、同じ人で大人になろうね」
 美咲が瞳の頭を抱いてやる。
 武志は棹から気を全開で出しながら、ぬぷぬぷと肉棒を埋め込んでいく。そして処女膜で抵抗に遭うと一旦止まった。
「痛い、痛い、痛い」
 瞳が叫んでいる。
 武志は勢いを付けて最奥まで一気に押し込んだ。そして間髪をいれずに大きな気の塊を一発、二発と送り込んだ。すぐに失神させてはいけないと美咲に言われていたので、少し加減している。
「いいいいいー……」
 食いしばった歯の隙間から声が漏れる。強い痛みと激しい快感が渾然となって瞳の頭の中を駆け回った。あまりに強い刺激に息が止まる。瞳はたちまち絶頂に達してしまう。
 武志はそれでも攻勢を緩めずに大きく抽挿を開始する。
 瞳の股間からは赤く染まった愛液が流れ出ている。出血量は少ない。高校時代にバレーボールで激しい運動をしていたので処女膜が広がっていたのかもしれない。
「ああっ、いいっ、あああー……」
 瞳は痛みと快感でどうしていいか分からない。もう痛いのか気持ち良いのかも区別が分からなくなって来た。ただ大きな波が襲ってくるのを必死に耐えるだけだ。歯を食いしばり、シーツを握り締めて耐える。
 武志は循環の技を使うために、瞳に体を合わせ密着した。硬く弾力の有る胸が当たる。片手で頭を抱えると口も密着させ舌を吸い上げる。そして気の循環を開始する。
 瞳は最初ムフー、ムフーと喉の奥で声を上げて暴れていた。しかし、時間が経つにつれて、手を武志に回し強く抱きしめ、んんー、んんーと明らかなよがり声を上げている。そして自分から腰を動かしている。気が焦るのか瞳の腰のスピードが速すぎて武志に合っていない。
 瞳は何回目か分からない絶頂に達していた。体はいきっぱなしの状態でふわふわしている。ものすごい多幸感に包まれている。
「瞳、気持ち良いの」
 美咲が聞く。答えられる様に武志が口を離してやる。
「すごい気持ち良いー。こんなの初めてー。すごいー、もう死んでも良いー」
 瞳が独り言をつぶやくように返事をする。
「おちんちん好き?」
「好きー、このおちんちん好きー、大好きー」
「もっと欲しいの?」
「もっと欲しいー。いっぱい欲しいー」
「じゃあ、武志と仲良くできる?」
「できるー」
「じゃあ武志の事好き?」
「すきー、好きー、大好きー」
「じゃあ仲直りのキスして」
 瞳は武志の首に腕を回し自分から激しく吸い付いていく。武志が唾液を流してやると喜んで飲み込んでいく。もっと欲しいとばかりに武志の舌を吸い上げる。先ほどまで武志を嫌っていた事など忘れてしまっている。
 武志はキスをしながらも腰を動かす。激しい運動は押さえ、根元まで肉棒を入れて、先端で子宮口をこするように動く。そして細かく素早くコッコッコッコッと子宮口を突く。この二つの動きを繰り返す。これだけで瞳は十分に感じている。気を流すのも止めている。
 そうして抽挿を続けるうちにだんだん瞳の反応が薄くなり、最後は全く反応しなくなった。眠る様に気を失った様だ。
 武志は昔の麻衣の事を思い出していた。麻衣の時も同じ様になった事がある。そういえば瞳と麻衣は雰囲気が似ているところがある。麻衣は表面的には人を避けようとするが実はかなりの寂しがりやだった。そして愛情の激しい人だった。瞳もそうなのかもしれないと武志は思った。
 武志は射精しないで抜いた。美咲が瞳の股間をきれいにしてやる。
 美咲は自分から言い出したことなのに、親友を相手に嫉妬していた。瞳は最初は嫌がっていたくせに最後は大好きとか言っていた。親友のカレだと分かっているはずなのに。感じ方も自分より激しい気がする。武志が自分より瞳に力を注いだとは思えないし、思いたくない。きっと瞳の方が感じやすい体をしているのだろう。そして自分より胸が大きいしスタイルが良い。
 美咲はいけないと分かっていても黒い気持ちが心の奥底に湧き上がるのを感じていた。

 瞳が日の出とともに起きるとショーツ一枚で自分のベッドに寝ていた。
 ものすごく気まずい。どういう態度で二人に接して良いか分からない。二人のセックスの現場を盗み聞きし、セックスに巻き込まれた。最初は抵抗していたが、最後は自分から求めていた気がする。細かい事は覚えていないが、かつて経験した事の無い快感だったのだけは、はっきりと覚えている。
 美咲が初体験で失神したというのもうなずける。あんな凄いセックスなら誰でも失神してしまうだろう。あんなセックスの相手と別れさせるのは無理だと思う。美咲と武志を別れさせるのは諦めよう。あとは武志が良い人である事を祈るだけだ。
 台所に行くと二人が朝食の準備をしていた。
 瞳がとまどっていると、おはようと武志と美咲は普通に接してくる。
 武志に代わって瞳が準備の手伝いをする。
 朝食は温めたクロワッサンにベーコン、目玉焼き、サラダなど簡単なものだ。
 何事も無かったかの様に振舞う二人に瞳は我慢できず、準備をしながら美咲に小声で聞いた。
「昨日のは何だったの」
「あれが武志さんのセックスよ。瞳は特別に感じてたみたいだけど。私が日本一うまいって言ったのが分かるでしょ」
 確かにオナニーでは味わえない圧倒的で絶対的な快感だった。美咲があれを味わって離れられなくなったのが良く分かる。
 美咲がこっそり耳打ちする。
「瞳ならいつでも武志さんを味わって良いのよ」
 悪魔のささやきだ。瞳は聞き流して食事の準備を続ける。
 朝食の後、美咲が瞳に言った。
「ひとみー、シャワー浴びてきていいよー」
 瞳は体がべとべとしていたので美咲の言葉がありがたかった。着替えを持ち浴室へ向かう。

 瞳はシャワーのお湯を浴びながら考えていた。
 美咲の気持ちが分からない。自分と武志を仲良くさせようと言う事は分かる。だが、なぜ武志に自分と寝かせたのか分からない。それに、気持ちに前からずっと気付いていたと言っていたが勘違いをしているのではないか。
 自分は同性愛者ではない。可愛い女の子を見ても性欲は湧かない。かといって、男性を見てかっこいいと思う事はあるが抱かれたいとは思わない。あえて言うと性に関心が薄いのだと思う。ただ自分はもっと美咲と密接になりたいだけなのだ。それが強まって時に性欲として現れるだけだ。一度美咲とは本音で話さないといけない。
 瞳が考え事をしていると脱衣所で音がする。美咲が来たのかと思った。
 だが、ドアを開けて入ってきたのは全裸の武志だった。
「きゃあー」
 瞳は叫び、手で胸と股間を隠す。
 武志はひるむ事無く入ってくると瞳を抱きしめた。そして瞳の顔を自分に向けると唇を奪う。
 瞳は武志を叩き、逃げようとするが力ではかなわない。口を思い切り吸われてしまう。武志に抱かれている所が熱くなり快感が湧き上がって来る。息苦しくなり思わず口を開くと武志の舌が進入してくる。
 昨夜の事を思い出し瞳の体から抵抗の力が抜けていく。そして頭がだんだんぼーっとしてくる。このままでは流されてしまうと理性は訴えているが快感がどんどん強くなり何も考えられなくなっていく。
 両手から力が抜けだらんと垂れ下がる。すると体を引き寄せられる。乳首が武志の胸で擦れピリピリした快感が湧き上がり声が出そうになる。武志の硬い肉棒が下腹部に当たっている。昨夜の絶対的な快感を思い出し子宮が熱くなって来る。
「んん、んふぅー……」
 体が快感を求め理性が消えていく。瞳はダメだと分かっていても武志の舌を吸ってしまう。快感を前にして我慢できない。武志の背中に手を回し強く抱き自分から胸をこすりつける。キスをしているだけなのに秘肉に愛液が溢れ、こぼれそうになっている。体はもっと強い刺激を求めている。親友のカレだと分かっていても止まらない。
 瞳は自分がいやらしい女になってしまったことを理解した。昨日まではセックスに溺れるなんて想像もできなかったのに、自分はもうセックス無しではダメな女になってしまったと分かった。もう武志とは一生離れられない予感がする。
 武志が手を下に伸ばし、瞳の尻を揉む。瞳はお尻には自信があった。自分の体の中で一番自信がある。小さくてきゅっと持ち上がってて、プリプリしている。そのお尻が感じることは無いと思っていたが、武志に揉まれるとお尻が熱くなり、じんわりと気持ち良くなってくる。
「あぅー、ああああぁーー……」
 もっと強く揉んで欲しい。そう思ったら武志が力一杯揉みしだいてくれた。ぐいっぐいっとお尻の肉の奥の方まで響くように揉んでくれる。もっと、もっと揉んで欲しい。いや、もっと刺激が欲しい。思い切り叩いて欲しい。お尻が腫れ上がるまでいじめて欲しい。
 瞳は愛液が溢れ太ももを伝うのを感じた。自分がどうしようもなくいやらしい女になってしまったのが分かった。もう全てがどうでも良くなってくる。今この瞬間の快楽があれば他には何もいらない。もっと気持ち良くなりたい。子宮がうずいて仕方が無い。はやくこの熱い肉棒を入れてめちゃくちゃにかき回して欲しい。
 武志は立ったまま瞳を壁に押し付けると、片足を持ち上げた。片手で肉棒の位置を合わせると、ゆっくりと中へ沈めていく。
 瞳はほんの少しの痛みと圧倒的な存在感と充足感を覚えていた。待ち焦がれたものが入ってくる期待感と安堵感で体が震えてしまう。肉棒が強烈な快感をもたらしながら奥へと入ってくる。早く入ってきて、激しく動いて欲しい。壊れるほど突き上げて欲しい。
「いぎぃー……」
 肉棒が一番奥まで届くと、体が内側から爆発するような激しい快感が子宮から脳まで突き抜ける。瞬間的に軽く達してしまう。でもそれではまだまだ足りない。体はもっと凄い快感を待ち焦がれている。
 武志は最奥まで突き入れてから、数回軽く動かして肉棒を秘肉になじませた。かなり濡れているとはいえ瞳はまだ二回目である。無理をしてはいけない。
 瞳の体を少し持ち上げては、落とすと同時に腰を突き上げ、子宮口を肉棒でズンッ、ズンッと押し上げる。
「ああー、すごいー、すごいよー、いいー、いいよー」
 瞳は凄まじい快感に翻弄されていた。昨日以上の快感を与えられ、この肉棒のことしか考えられない。
「いいー、このおちんちんいいー、すきー、好きー、大好きー」
 瞳はまだ二回目にもかかわらず早くも子宮で快感を覚えている様だ。
 武志はキスをして瞳の舌を吸い上げ、片手で乳首を摘む。
 肉棒を一番奥まで押し込みグリグリと子宮口をこすりあげながら、気を流して循環の技を使う。
「ああー、ダメー、もうダメー……」
 瞳が口を離して喘ぐ。体が震え絶頂への階段を駆け上がる。経験の少ない瞳は絶頂までの余裕が少ない。
 武志は止めを刺すために、肉棒の先から多めに気を送り、子宮を抉る。
「イ、イクっ、イクイクイクイクイク、イクーっぅーー……」
 瞳が大きく絶頂に達する。全身を硬直させ秘肉を締め上げる。若く経験が少ないうえにスポーツで鍛えている為、痛いほど強く肉棒を締め付ける。締め付けだけならS部隊級である。
 武志は締め付けに合わせて精液を放つ。
 びゅるるるるー、びゅるるるー、びゅるっ……。
 二度、三度と熱い塊が子宮口を叩く。
 瞳は意識の片隅で中に出されている事を知った。お腹の中に熱い液体が広がっていく。絶頂後の体に染み入るような感覚だ。気持ち良い。瞳はまた一つ新しい快感を知った。
 瞳は武志の体にもたれかかり大きく息をしていたが、武志が肉棒を抜くと、力尽きたかの様に浴室の床にへたり込んだ。秘肉からはこぽっと精液が溢れ、床に流れていく。
 瞳の目の前で、少しうな垂れ小さくなった肉棒が白く汚れていた。
 瞳は誰に言われるでもなく、誘われるように肉棒を口に含んだ。苦くてしょっぱくて生臭い。美味しい物ではないが気にならなかった。なぜだか分からないが口に咥えないといけない気がした。口の中で舌を絡ませる。
 武志は驚いていた、瞳がいきなり肉棒を口に咥えたからだ。テクニックなど何も無い稚拙なやり方だが、まったりと舌を絡めるやり方には丁寧さと、瞳の肉棒へのいとおしみを感じる。
 瞳は肉棒が少しずつ大きくなるのを感じていた。それにつれて肉棒が美味しく感じるようになってきた(武志が気を流していた)。理由は分からないがフェラチオに熱が入る。AVや雑誌の情報を思い出し頭を前後させる。肉棒がすっかり大きくなった頃には歯を当てないようにするので精一杯だった。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
 瞳は鼻から声を出しながら、リズム良く頭を動かしていく。どんどん肉棒が美味しくなってきた。口の中に広がる存在感がなぜかうれしい。
 瞳がフェラに没頭していると、視界の片隅で何かが動いた。視線を送ると誰かがいるのが分かった。美咲だった。
 その瞬間、頭の中の白い雲がさぁーっと晴れていき思考力が戻ってくる。
 慌てて、肉棒から口を離す。
 どこから見ていたの。違うの。武志さんを取るつもりは無いの。ただエッチな事をされると何も考えられなくなって、体が勝手にエッチな事をしちゃったの。瞳は心の中で必死に弁明する。
 美咲は悲しそうな顔で武志と瞳を見ている。
 美咲は浴室に入ってくると、武志に抱きつき唇に吸い付いた。そのまま激しいディープ・キスに入る。
 瞳に見せ付ける様に片手で武志の頭を自分に引き寄せ、片手は背中をまさぐる。胸をこすり付け、腰は肉棒をマッサージするように動かす。
 瞳はいたたまれなくなり、一人でシャワーを浴び汚れを落とす。早く浴室から出たいのに秘肉からは精液がこぼれてきて、なかなかきれいにならない。横では美咲が壁際に立ち、先ほどの瞳と同じ体勢で武志の肉棒を受け入れようとしている。
 瞳は我慢できなくなり、浴室を飛び出ると、体を拭くのもそこそこに着替えを持ち自分の部屋へ走った。

 美咲は何もかも忘れたかった。最初は瞳と武志に仲良くして欲しいだけだった。それが少しのイタズラ心と武志を自慢したい気持ち、瞳の男嫌いを治したい気持ち、瞳を他の男に渡したくない気持ちから武志に瞳と寝てもらう事にした。
 今も武志に浴室へ行くように言ったのは自分だ。武志が浴室へ行くと瞳とセックスをするのは分かっていた。それなのになぜ言ってしまったのか自分でも分からない。
 今は瞳への嫉妬、武志を取られる恐怖、自分が嫌いになり壊したくなる破滅願望でどうしていいのか分からない。ただ武志に無茶苦茶にして欲しかった。
 武志はそんな美咲の気持ちが分かるのか最初から全開で美咲を責める。腰を全速で動かし、亀頭から気を流し続ける。
「ああー、凄いー、壊れるー、もっと壊してー、めちゃくちゃにしてー……」
 武志はラストスパートに入る。美咲の体を持ち上げ何度も肉棒の上へ落とす。身長差が有り、軽い美咲だからできる事だ。亀頭が激しく子宮を押し上げる。
「イクー、イクイクイクイクイク、イクー、イっクぅー……」
 美咲が体を激しく痙攣させ、大きな絶頂に達した事を知らせる。武志はそれに合わせて射精の引き金を引いた。二回目にもかかわらず大量の精液が発射され、秘肉が精液でいっぱいになる。
 美咲は痙攣が収まると体中の力が抜け、武志にもたれかかった。
 武志は美咲をしゃがませると、湯船にお湯を張る。そして、美咲と自分の体にシャワーの湯をかける。あらかた流し終わった所で美咲を抱きかかえ湯船に入る。美咲の股間からはまだ精液が溢れ、湯は半分も溜っていなかったが仕方が無い。体が冷えるより良いだろう。
 瞳の事も心配だったが、今は美咲の事である。後ろから抱きかかえる様にして一緒に湯につかる。
「瞳ちゃんを巻き込んだ事を後悔してるの?」
 美咲が小さくうなずく。
「瞳ちゃんはマゾの気があるんだと思うよ。エッチな事をされるとすぐにエッチな気分になって自分を抑えられなくなるんだ。そして相手の言うがままになったり、いじめて欲しくなるんだと思う。普段の行動的でリーダータイプな性格の裏返しなんじゃないかな。これは俺の想像だけど、瞳ちゃんはみんなの前では美咲ちゃんを引っ張って行く感じだけど、二人きりになると美咲ちゃんに依存してたんじゃない。きっと美咲ちゃんは瞳ちゃんにとって理想のタイプなんだよ。御主人様みたいな感じで自分を引っ張って行ってくれる人なんじゃないかな」
 美咲は武志の話を聞き、つくづくその通りだと思った。それは自分でも分かっていた事だったが、あらためて人に言われると心に響く。
 だが美咲は瞳が誤解していると思った。美咲は瞳の方がうらやましかった。確かに成績は自分の方が良かったが、同じ高校を出て同じ大学に入ってるのだから大差は無い。それより人見知りをする自分に比べて、瞳は男前で行動的だ。スポーツもできる。スタイルも良いし胸も自分より大きい。エッチも瞳の方が感じやすいようだ。
 それに二人の時には瞳が下手に出るのをいい事に意地悪をした事もある。典型的な内弁慶だ。今回の事だって、心の奥底で黒い感情が無かったとは言い切れない。瞳に武志を見せびらかしたい。瞳をいじめてみたい。無意識にそう考えていたのかもしれない。悪いのは自分の方だ。
「俺はセックスが仕事だから、セックスを通して思いを伝えるんだけど、今回の旅行で瞳ちゃんは色々分かってくれたと思うし、彼女自身が変わった部分もあるし、良かったんだと思うよ。後は美咲ちゃんと瞳ちゃんが二人で心の底から話し合えば全てが解決するよ」
 美咲は瞳と話をする決心をした。このままでは瞳との関係が終わってしまうかもしれない。何も隠さずに全てをさらけ出して話をしよう。そうすれば二人はきっと分かり合える。三年間も親友として一緒に過ごして来たのだ。そして親友以上の存在になれる気がする。そう考えると気持ちが楽になり、目の前が開けた気分になった。
「美咲ちゃんと瞳ちゃんは二人で補い合っていけば良いんじゃないかな」
 武志は最後に言った。

 二人が部屋から出て来たのは一時間以上も立ってからだった。
 出て来た時には二人とも赤い目をしていた。多分問題は全て解決したのだろう。武志は特に何も聞かない。話したくなれば彼女達の方から話してくれるだろう。
 時刻は昼の十二時を回っている。三人ともお腹がすいていた。お昼ごはんはコンビニおにぎりで済ませる。最初の予定では帰る途中のおしゃれなレストランで昼食を食べる予定だった。そのため昼用の食べ物が何も残っていなかった。どうせ話し合いが長引くだろうと武志が車でコンビニに買い物へ行ってきたのだ。
 朝のセックスと二人の話し合いで泣きはらし、お腹がすいたたのだろう。美咲と瞳はパクパクと美味しそうに食べている。
 三人は別荘の後片付けをして、帰路に着いた。
 帰りの車では後部座席で美咲と瞳が二人寄り添って寝ている。昼以来美咲と瞳は前以上に仲が良く、武志は仲間はずれにされているようだ。
 武志は二人とも早く免許取ってくれないかなあーと思いながら一人さびしく車を走らせた。

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