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一条流の戦い:第29章

 美咲は数日間悩んでいた。来週は家族で温泉旅行に行くはずだったが、大学の友達と出かける事になったと自分の分はキャンセルしてもらった。来年は弟の大学受験があり最後の家族旅行になるかもしれないと両親は張り切っていたが仕方が無い。今の自分は旅行どころではない。
 いずれにしろ決着を付けないといけない。武志は仕事を除けば今は誰とも体の関係は無いと言っていた。武志は証拠は無いが信じて欲しいとも言っていた。確かに証拠は何も無い。本当か嘘かも分からない。そもそも武志が話をしなければ自分には知りようも無い事だった。
 武志が嘘の話をするメリットは何もない気がする。もし自分と別れたい(正式に付き合っている訳ではないが)為に嘘を付くならば、もっと現実的な話にするだろう。となると武志の話が本当か、妄想癖が有るかのどちらかになる。武志に妄想癖が有る様には見えない。
 確かめるしかないと美咲は思っていた。

 ゴールデンウィーク第二段の三連休の前日に美咲から武志に連絡が有った。
「明日会ってお話しませんか」
 武志に異存は無く、土曜日の午後に美咲の家に行く事になった。
 当日美咲の家に行くと、美咲の他には誰もいなかった。今まで美咲の家に上がった事は無く、美咲一人の時に上がるのは非常識かとためらわれた。
 美咲はそんな武志を半ば強引に家へ上げる。武志はリビングに通された。
 美咲は二人分のお茶を出すと言った。
「家族は旅行に行っていて、あさってまで帰ってきません」
 武志は美咲の意味深な言葉にドキッとする。
「武志さんの話を聞いてから一週間色々考えました。いまだに話が本当か信じられません。だから確かめさせてください」
 美咲は立ち上がって言った。
「来てください」
 美咲は武志を自分の部屋に案内した。
 武志は部屋の中を見渡してみた。武志の部屋より狭い。三人兄弟だからだろう。ベッドや家具でいっぱいである。部屋の中はパステルグリーンで統一され、女の子らしくぬいぐるみや小物が所狭しと置いてある。
 美咲は念の為ドアに鍵をかけると、カーテンを閉じ部屋を薄暗くする。そして後ろ向きなると、突然服を脱ぎ出した。
「ちょ、ちょ、ちょっ、ちょっとどうしたの」
 武志が戸惑うのを横目に美咲は下着姿になると、ベッドへ潜り込んでしまった。そして中でモゾモゾして下着を取ると先ほど脱いだ服の下に隠した。
「来てください。武志さんの言う事が本当か私の体で証明してください」
 そういうと美咲は目をつぶった。
 武志は迷った。話が本当だという事を証明する方法が他にも有るのではないか。
 証拠は何も無い。有るとすれば給与の振込みだけだが、証拠というには弱すぎる。では誰かに証言してもらうか。S部隊の人間は絶対に断るだろう。当たり前だ。諜報部隊の人間が第三者へ自分はスパイですと言う訳が無いし、もし言ったとしてもその言葉自体に信憑性が無い。後は自分の両親に話してもらう位だが、一条流の話はできても、美穂達との事や部隊の仕事に関しては両親にも秘密にしている。それでは美咲を納得させられない。
 美咲が一番引っかかっているのはおそらく秘密の仕事の部分だろう。ここをはっきりさせない事には仕事か美咲のどちらかを諦めないといけない。
 仕事を諦めるという事は一条流の発展が遠のくという事だ。一人で細々とできないことは無いが、奥義の習得もままならない気がする。という事は美咲を諦めるしかない。仕事の為には女を諦めないといけないという事か。それなら、今は美咲には何もしないで帰った方が良いのではないか。
 それより、セックスする事が何かの証明になるのか。
 武志がそう考えていた時に美咲と目が合った。いつの間にか目を開いている。そして怒った眼つきで武志をにらんでいる。
「優しすぎるのもいい加減にしてください。私に恥をかかせないでください」
 美咲はそう言うと一睨みして横を向いてしまった。
 武志は覚悟を決めた。頭の良い美咲が色々考えて決めたのだ。自分がとやかく言う事は無い。自分がやるべき事は全力で彼女を気持ち良くする事だ。
 武志は全部の服を脱ぐと、ベッドの中へ潜り込んだ。そして後ろからやさしく美咲の体を抱く。美咲の素肌に触れるのは初めてだ。若いだけあってすべすべしている。
 美咲の体は初めての緊張からかまだ硬い。後ろから体を密着させる。ほとんど完全勃起に近い肉棒が美咲の尻から背中にかけて当たってしまうが仕方が無い。そのまま美咲の体から力が抜けてくるまで待つ。
 美咲の体から鼓動が伝わってくる。かなり速くなっている。体温もじわじわと上がってきている気がする。それにつれて緊張も少し解けてきている。
 武志は美咲の頭を持ちゆっくり自分の方を向かせると唇を合わせた。この前の時と同じ様に最初は優しく唇を合わせるだけのキスだ。それからだんだん大人のキスへ移っていく。美咲の唇が開いたらすかさず舌を潜り込ませる。やさしく舌を絡ませながら気を流し込む。武志の部屋では、ここまでで終わった。今日は最後まで行くのだ。
 武志も処女を相手にするのは初めてだ。勝手が分からないが経験者を相手にする時以上にやさしくして、前戯に時間を掛ける必要があるのは分かっていた。十分に体をほぐして秘肉を濡らして、少しでも破瓜の痛みを少なくしてあげないといけない。
 乳房に手を伸ばす。指が触れた瞬間に美咲の体がピクッと反応する。おそらく男に触られるのは初めてなのだろう。
 最初から揉んだりはしない。指先をふもとから頂に向けてゆっくり這い登らせる。指先からは気を流しながら触れるか触れないかのぎりぎりの指使いで撫でる。そして乳輪まで昇ったら再びふもとまで戻り、けして乳首には触れない。
 それをまず左胸から何度も何度も繰り返す。胸がほのかに色づき、熱を持ってくるまで何度も繰り返す。左の乳首はピンと立っているがまだ触らない。
 だんだん美咲の鼻息が荒くなってくる。
 次に右胸で同じ事を繰り返す。美咲が体をモゾモゾさせて刺激を催促してくるが、それには答えず、焦らす様にゆっくりしたペースを守りながら何度もふもとから乳輪まで指を這わせる。
 右胸が色づく頃には乳首も立ち、美咲は顔を真っ赤にして快感を耐えていた。
 武志は自分も興奮してすぐにでも挿入したい気持ちを理性で抑える。美咲は既に受け入れる体にはなっているだろうが、今挿入しては普通の初体験になってしまう。最高のセックスにはならない。美咲には普通の人が経験した事も無い様な日本最高の初体験を味わって欲しい。
 武志は口を外すと、首筋に唇を這わせる。キスマークを付けない様に気を付けながら舐めて、吸う。舌は考えられる限りの方法で愛撫をする。もちろん舌先からは気を流している。
 片方の首筋が終わったら、もう片方の首筋へ移動する。そしてそこも唾液でべとべとになるまで何度も舐める。

 美咲は初めての感覚にどうして良いか分からない。体を細かく震わせながら、かわいいあえぎ声を上げる。
「ああー……、あっ、あああー……」
 美咲は自分の体が分からなくなっていた。オナニーの経験は有るが、武志が触れる所から比べ物にならない快感が湧き上がってくる。まるで次元が違う。すでに頭の中は白く濁り、快感で埋め尽くされ、更なる快感を求める事しか考えられない。理性はほんのかすかにしか残っていない。
 エッチなビデオを何度か見た事がある。女性があえぎ声を上げると、友達と『あれは演技だよねー』と笑っていた。その自分の口から絶え間なくあえぎ声が漏れている。
 自分は今までどちらかと言えば淡白な方だと思っていた。かっこいい男性を見ても性欲を感じる事なんか無かった。オナニーもたまに煮詰まった時に気分転換の為にやるだけだった。確かに気持ち良いが、溺れるほどの事では無い。好きな本でも読んでいる方がよっぽど楽しかった。
 レディスコミックなどにはセックスに溺れてしまう女性がよく描かれているが、気持ちがさっぱり理解できなかった。好きな人とセックスできれば確かに気持ち良いだろうが、それは心と心が繋がる精神的な満足感から来るものだろうと思っていた。
 だが現実のセックスは違っていた。とてつもなく気持ちが良い。こんなに気持ち良い事は生まれて初めてだ。経験の有る友達の話でも、これほど気持ちが良いなどと聞いたことが無い。武志が特別なのだろうか。武志はまだキスをして胸に触り首筋に唇を這わせているだけである。大切な部分はおろか、乳首にさえ触っていない。これで一番感じる部分を触られたらどうなるのか恐ろしく思えてくる。
 セックスに溺れる人の気持ちがようやく分かった。この快感の前では全てがどうでも良く思えてくる。この快感を味わうためなら全てを投げ出していいとさえ感じる。
 自分は今まで世界の事は何でも理解できるし、知らない事が有ってもちょっと勉強しさえすれば何でも分かると思っていた。大きな勘違いだった。自分の体の事すら分かっていなかった。自分の体の中にこんなにエッチな本能が隠れていたとは思いもしなかった。自分は本当は淫乱なのかもしれないと思う。
 美咲は武志の焦らすようなゆっくりとした愛撫に我慢できず、せがむ様に胸や腰を突き上げた。
 武志は首筋を舐め終わると。鎖骨、肩、二の腕と舐める場所を移していく。消して焦らずゆっくりとしたペースを守り、丹念に気を塗りこんでいく。片手は変わらず乳房を指先でなぶっている。指先が乳輪に近づくと美咲が体を動かし乳首に触らせようとするが、武志はさっと指をずらし乳首には触らない。
「あっあーーーーー、ああーーーーー、あーーーーー……」
 美咲のあえぎ声が長く尾を引くものに変わってきている。
 美咲は胸元から首、顔、耳までピンクに染まってきている。胸も気が十分に染み渡っているのが武志に伝わってくる。上半身は十分にほぐれたようだ。
 武志は布団を跳ね除けた。薄明かりの中に美咲の裸が浮かび上がる。思っていた通りスリムで美しい体だ。壊れそうな位に華奢だ。胸は小さいが形はお椀型で美しい。鎖骨や肩もきれいなラインを描いている。
 武志は腰の辺りに跨ると、両手で乳房をぎゅっと強めに掴んだ。指先からは強めに気を流し、まだ乳首には触らない。
「あーーーーーっ」
 美咲がひときわ大きな声を上げ、胸やあごを突き上げる。喉の美しいラインがさらされる。軽く達した様だ。
 美咲の胸は弾力があり、まだ発育途中であると思わせる。AカップかBカップだろう。もう少し大きい方が武志の好みだが、揉むのに支障は無い。重要なのは形と感度だ。形は問題無いし、感度も揉んだだけで達した様で十分なようだ。
 しばらく飽きるまでギュッギュッと揉み続ける。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
 武志が揉むリズムに合わせて美咲が声を上げる。目を硬くつむり、眉間に皺を寄せている。手は所在無げにシーツの上をさまよっている。
 武志は上半身の仕上げに乳首に手を伸ばす。急に摘み、気を最大パワーで送り込む。
「んんんーーーっ」
 美咲がうめき声を上げ、体を思い切り反らせる。体はブルブルと震え、手はシーツをきつく握り締めている。本格的にイッた様だ。

 美咲はその瞬間何が起こったのか分からなかった。胸を揉まれていたと思ったら、突然胸から頭まで何かが突き抜けた。そして頭の中で快感が爆発した。今まで自分がオナニーで味わっていた快感とレベルが違う。体がバラバラになるかと思うほどの快感だった。
 乳首を触られただけでこんなに感じるとは。クリトリスを触られる事、挿入される事を考えると期待と恐怖で頭がおかしくなりそうだ。
 武志は気の量を弱め、乳首をクリクリとこねる。乳首はすでにコリコリに硬くなっている。武志は片方の乳首を口に含んだ。
「ああー……」
 優しく染み込む様な気持ち良さに美咲は安堵に近いため息を出す。
 武志は舌で優しく乳首を転がす。そしてチューチュー吸った。乳首が一回り大きくなる。
 片方が終わるともう片方も乳首を転がし吸う。交互に何度か繰り返す。その間、片手で吸っていない方の乳房を揉み、もう片方の手をそろそろと下の方に伸ばす。股間に触れないようにしながら、お腹、鼠蹊部、太ももへと性感帯を探していく。指先からは絶えず気を流し、体の至る所へ小さい火を付けて回る。
「い……、いぃ……」
 美咲は両手で武志の頭を抱え、自分の胸に押し付けている。
 乳首を吸われるのは生まれて初めてだ。優しく吸われると、今までの激しい快感と違って、胸の奥が暖かくなりじんわり快感が湧いてくる。この瞬間がいつまでも続けばいいのに。美咲はぼんやりと考えた。もう頭はゆっくりとしか物事を考えられない。
 赤ちゃんに吸われるのもこんな感じなのかなと、ふと思った。それにしても今日は初めての事が多い。初体験なのだから当たり前だが、一時間前の自分とは違う人間になった気がする。
 美咲はもっと吸ってと無意識の内に胸を突き出している。
 武志はそれを無視して乳首を離す。そして舌を体中に這わせる。乳房全体から始まって、体の横、お腹、鼠蹊部へと進んでいく。
 脇の下と脇腹だけは避ける。今はまだ早い。感じ方が浅い段階でそこを責めるとくすぐったくなって逆に快感が覚めてしまう。指先で探った性感帯を中心に舌で気を塗りこめて行く。手は太もも、内股をすぎふくらはぎまで進んでいる。太ももは思ったよりむっちりしている。華奢な上半身に比べて、腰周りは意外と豊満で柔らかくて手触りが良い。
「あん、あん、あん……」
 美咲が可愛い声を上げている。
 美咲は体を震わせよじりながら快感を耐えていた。武志の舌が通る所から痺れる様でほんの少しくすぐったい快感が湧きあがる。そして舌が通った後はほんのり熱を持ち温かくなる。その場所がどんどん広がっている。腰から上はすっかり小さい火が付いてしまっている。
 美咲はついに大切な所に武志が来ると待ち受けていたが、武志の舌は鼠蹊部を通り太ももへ行ってしまった。そこも慌てずにゆっくりとしたペースを守りながら進んでいく。唇と舌をフルに使い、単調にならない様にパターンを変えながら進んで行く。
 美咲はまだ触られてもいない秘肉が疼き始めるのを感じていた。触ってもらいたくて股間を突き上げる。武志は分かっているはずなのに触れてこない。美咲は自分が随分はしたない事をしていると思った。触ってもらう為に股間を突き上げるなんて前までは考えられなかった。
 武志が太ももを舐めながら時おり視線を上に上げるのが気配で分かる。薄暗いとはいえ毛の生え具合くらいは分かるだろう。美咲は少しだけ恥ずかしく感じた。もう理性は少ししか残っていないので少ししか恥ずかしく感じない。
 舌が太ももの性感帯を通る度に美咲の体がピクンと跳ねる。意外と太ももには性感帯が多い。太ももから内股にかけては面積も広いので武志は時間をかけて舐める。舌が太ももの付け根近くまで進むと股間から女の匂いが漂ってくる。処女とはいえ大人の女と同じメスの匂いをさせている。
 武志は匂いだけで満足して、股間から離れ太ももを舐めるのに戻っていく。手はもう片方の太もも、すね、ふくらはぎをさわさわと撫でている。指先からは気を流し火が付いている面積を広げていく。
 美咲はもどかしくて仕方が無い。頭の中では早く股間を触ってもらう事ばかり考えている。
(早く、早く、早く触ってー)
 さすがに気が引けて声に出すことはできない。ぎりぎり最低限の理性がまだ残っている。
 武志は両手で美咲の両脚の膝裏を持ち上げて股間を全開にする。
「ああーっ、いやー」
 美咲が羞恥の声をか細く上げる。
 これでやっと触ってもらえる。先ほどからズキズキとうずく股間をやっと触ってもらえる。美咲は恥ずかしさと期待に震える。
 だが、武志はまだ秘肉に触れない。武志の舌は鼠蹊部から秘肉のぎりぎり横を通り会陰の横まで、太ももの付け根に沿って舐めていく。秘肉の横を通る時には武志の鼻息が秘肉に当たるのを美咲が感じるほどだ。武志は右脚、左脚と交互に舐める。そして美咲の手を持ってきて自分で自分の足を持って開かせる。
(早く、早く、早く触ってー)
 もう美咲の頭の中はその事でいっぱいだった。自分で脚を開いて恥ずかしい格好をしている事すらなんとも思っていなかった。武志の舌が秘肉の横を通る時には甘酸っぱい軽い痺れが秘肉に伝わってくる。直接舐められたらどれだけ気持ち良いかを想像させられてしまう。
 武志の舌が変化を見せた。ついに来る。美咲は再び期待に震えた。だが、期待は又も裏切られた。
 舌は太ももの付け根から会陰に移動し、先を尖らせチロチロと舐めてくる。美咲はそんな所を舐められるとは考えてもいなかった。今までの知識でも会陰を愛撫するなど聞いた事も無い。だが、武志の舌は秘肉のぎりぎり側から肛門のぎりぎり側までも何度も往復する。
 くすぐったいようなピリピリ痺れる快感が腰の周りに染み渡る。
 美咲はもう限界だと思った。秘肉に触れて欲しくて、たまらず腰を動かすと武志の舌はスッと逃げてしまう。全身が火が付いた様に熱くなり、秘肉はずきずきうずいている。じれったくて頭がおかしくなりそうだった。もう少し、あとちょっと刺激を強くしてくれれば一気に燃え上がれそうな気がする。それなのに武志はわざとなのか、けして秘肉に触れない。
 その時、武志の両手が美咲の胸に伸び、やんわりと揉み始める。すでに気が十分に染み込み火が付いている乳房はすぐに快感が湧き上がる。だが、まだ足りない。武志は乳首に触れない様にしながら、やんわりとしか揉んでこない。もっと強く触って欲しい。乳房を握り締めて欲しい。ほんのあと少しなのに、どうして武志は力を込めてくれないの。美咲の微かに残っていた理性は消え去ってしまった。
「もうダメー、触ってー、早く触ってー、あそこに触ってー、おかしくなるー、早く触ってー……」
 武志はその言葉を待っていたかの様に、乳首をキュッと摘み、秘肉をぺろっと舐め上げた。
「ん、んんーーーー」
 美咲は生臭いうめき声を上げ絶頂に達した。体中に力が入り、ぶるぶる震える。目を硬くつむり歯を食いしばる。手は自分の太ももを跡が残るほど強く握り締めている。
 武志は、そのまま堰が切れたように秘肉を舐め続けた。今までの焦らすようなやさしい愛撫から一転して激しい責めに変わる。舌を激しく動かし、秘肉から愛液を吸い上げる。秘肉から、とぷっとぷっと白く濁った濃い愛液が溢れてくる。武志はそれを残さず吸い上げる。乳首も忘れずにくりくりと摘み気を流している。
「あああーーー、ああーー、いいーー、ああーー……」
 美咲はイキ続けた。待ちに待ったじれったさが消えると同時に今まで味わった事のない快感が秘肉から脳まで駆け抜ける。自分で触るのとは次元が違う気持ち良さだ。ぬるぬるした柔らかい舌で舐められると、ズーンと重い快感が腰の周りに広がり腰が麻痺したようになる。同時に乳首からはびりびりと快感が体に広がる。
 美咲からは最後の理性も失われ、ただ快感だけに翻弄されていた。頭の中は真っ白で何も考えられない。体が快感だけを求めている。腰が無意識に持ち上がり武志の顔に秘肉を擦り付ける。
 その時、さらに強い快感が美咲を襲った。武志がクリトリスに吸いついたのだ。
「んんんーっ」
 美咲は快感の強さに息をする事もできない。自分で触るのとはあまりにも違う。こんな気持ち良さが存在するとは思いもよらなかったし、信じられない。
 武志は皮ごと息が続くまでクリトリスを吸い上げた。
 一息つくと次には唇で咥えたまま舌先でクリトリスを舐め上げる。上下左右満遍なく舐めると、その度に美咲の体が大きく弾む。美咲があえぎすぎて呼吸が苦しくなるまで舐め続ける。
 武志の舌が疲れ、美咲も呼吸が苦しそうになってきたので、一旦口を離す。
 美咲の体は十分すぎるほどほぐれている。もう挿入しても大丈夫だろうと武志は思った。
 武志は覆いかぶさる様に体を重ねて美咲に言った。
「いくよ」
 美咲が微かにうなずいた。
 武志は肉棒の位置を合わせると、なじませるために何度か秘肉にこすりつけた。そして狙いを付けると少しずつ挿入していった。
 美咲の中は熱くどろどろに溶けていた。それでいて若く初めてだけあってきつく締め上げてくる。
 美咲が苦痛に少し顔を歪ませる。
 武志は肉棒の先端と棹全体から最大量の気を放出しながら、ゆっくりと抵抗に遭う所まで腰を進めた。
 すぐに行き止まりになった。処女膜だ。美咲の顔が苦痛に歪む。
 武志は処女の場合、ゆっくり破るのが良いのか、一気に行くのが良いのか分からなかった。一気に行った方が苦痛の時間が短いだろうと一気に行く事にした。
 美咲の腰を両手で掴み固定すると、力一杯腰を突き上げた。抵抗は消え、先端が一番奥へ突き当たった。それに合わせて武志は気の塊を一発、二発、三発と続けて送り込んだ。
 美咲は処女膜を破られ、激痛を感じたが、次の瞬間には、その痛みを上回る大きな快感に飲み込まれた。炎が子宮を焼き尽くし、背中を駆け上がり、脳までも焼き尽くした。頭の中で何かが爆発し美咲の意識を刈り取る。
 美咲は気を失ってしまった。

 美咲は誰かが体を触る感覚で目を覚ました。目を開けると武志が蒸しタオルで自分の体を拭いている。
 慌てて起きようとするが、武志がそれを手で止める。そして何も言わずに優しく体を拭き続ける。
 美咲は武志に身を任せ、目をつむった。
 今でも体が火照り、タオルで拭かれるとぞくぞくする。そして股間には鈍い痛みが残っている。
 それにしても自分の体に起こった事が信じられない。初めての時は痛い。友達の話も雑誌の情報も一致している。自分も一瞬だけ鋭くて強い痛みを感じたが、次の瞬間には人生最大の快感がやってきて体が爆発した。そして、その後の記憶が無い。失神してしまったのだろう。処女なのに快感のあまりに失神してしまうなど有り得るのだろうか。だが、実際に自分が今体験した。
 やっぱり武志の言う事は本当なんだと分かった。自分は今、普通では有り得ない体験をした。初めてなのに失神までしている。証拠は何も無いが武志の言う事を信じるしかない。いや証拠は有る。この自分の体が証拠だ。これ以上の証拠は無い。
 という事は政府の秘密の仕事というのも本当なのだろう。短い付き合いだけど、この武志がその部分だけ嘘をついているとは思えない。自分もある程度は人を見る目が有ると信じたい。
 それより、そんな事はどうでも良い様な気もしてくる。武志がセックスのスペシャリストというのは本当だろう。普段もやさしいし、さりげない気遣いもしてくれる。顔は普通だが、体格は良いし、頭も人並み以上だ。以前寝ていた女性とも別れたと言っている。これ以上望むのは贅沢だ。こんな素晴らしいセックスを味わわせてくれるならそれで十分だ。
 武志が体を拭き終わり美咲に布団をかける。武志はベッドの横に膝立ちになり美咲の顔を見ながら頭を撫でている。
 美咲が目を開き、武志を見つめながら言った。
「私の事を大切にしてくれる」
 武志が微笑みながら大きくうなずく。
「私の事を一番にしてくれる」
 武志がまた微笑みながら大きくうなずく。
「何があっても私の所に帰ってきてくれる」
「ああ、約束する」
「好きー!!!」
 美咲は跳ね起きると武志に強く抱きつき、激しく口に吸い付いた。そして武志の舌を力一杯吸う。
 武志は美咲がするのに任せながら、頭と背中を優しく撫でてやった。
 美咲は武志をベッドの上に引き上げると、武志の体に力いっぱい抱きついた。武志の硬い体は美咲の力ぐらいではびくともしない。
 美咲は武志の舌を吸い、そして自分の舌を入れ武志の口の中を乱暴にかき回した。興奮が興奮を呼び、ひたすら武志の口の中を犯しつづけた。
 唇、歯茎、歯、上あご、下あご、舌と所かまわず舐めまくった。
 武志に少しでも唾液が湧いてくると、すかさず吸い上げ、口の中で広げて味が無くなるまで味わい飲み込む。
 そして自分の唾液を武志に飲ませる。
 その間も自分の体を武志に押し付け、足を絡ませる。両手で武志の頭を抱き、髪の中に手を入れ乱暴にかきむしる。
 武志はじっと美咲の好きなようにやらせ、ただ舌から気を流して美咲を気持ち良くさせていた。
 美咲は高ぶった感情をどうすればよいか分からないのだろう。武志はそんな美咲をいとおしく感じていた。
 武志を味わい尽くし、満足したのか、疲れたのか、美咲は大きく息をすると、武志の胸に顔を乗せて体を寄り添わせた。そして、手で武志の硬い体をゆっくりと撫でる。
 美咲は気持ちが落ち着いてくるのにつれて、体の火照りの余韻を味わっていた。
 まだ体中の奥底にチリチリと小さい火が燃えている。少し切ない感じが心地良い。
 武志が肩を抱き、頭をやさしく撫でてくれる。
 美咲は幸福感に包まれながら二日前の事を思い出していた。

 二日前、どうしても気持ちの整理が付かない美咲は、武志の家まで来てしまった。自分でもどうして来てしまったのか分からない。武志と話をするつもりでもないのに来てしまった。
 外から見ると家の中に人の気配は無い。誰も居ないのだろうか、どうしようかと、逡巡していると声を掛けられた。
「あら、美咲ちゃんじゃない。どうしたの」
 武志の母、陽子だった。
「あっ、いえ、た、武志さんは居ないかなと思って……」
 とっさに美咲が答える。
「あらー、武志はバイトで夜まで帰らないのよ。でも、せっかく来たんだからお茶でも飲んでいって」
「いえ、それでは、帰りますっ」
「そんなこと言わないで、あがっていってよ、今誰も居ないから」
 陽子は半ば強引に美咲を家に上げ、リビングへ通した。
「一条流の話を聞いたんだってね」
 お茶を出しながら、陽子が聞いた。
「はい……」
「そりゃ、普通そんな話をされたら、びっくりするわよねぇー」
「あの……、あの話は本当なんですか」
「武志が何を話したかは知らないけど、一条流というのがあるのは本当の話。男子にしか伝えないとかで私も詳しい話は知らないけど、少しはおじいさんから聞いてるの……」
 そう言って陽子は自分の知っている事を美咲に話し始めた。
 武志が小学校入学の時から体を鍛え始めた事、十二歳の頃から修行を始めたこと、十八歳から毎週女性と寝ていること、知っている事を隠さず美咲に教える。
「そういえば、とんでもない美人が家に訪ねてきた事もあったし、最近は秘密のバイトもやってるみたい」
 美咲は黙って話を聞いていた。陽子の話は武志の話と全て一致する。陽子もグルで人を騙しているとは考えにくいので、やはり武志の話は本当ということになる。
「なんか漫画みたいでしょ。五百年も続いた流派なんて。この家の男は自分達が日本で一番セックスがうまいと思い込んでるみたい。うちの旦那は才能が無いらしいけど、武志は才能が有るって、おじいさんが言ってたから、凄いんじゃないかしら」
「そんなに凄いんですか」
「そりゃ凄いわよ。普通の女なら簡単に気絶させられちゃうんじゃないかな」
「じゃ、じゃあ、お母さんも……」
「えっ、あー……、ま、まあね」
 陽子も自分の事になると恥ずかしい。
「ひとつ聞いても良いですか」
「えー、いいわよ」
「武志さんのお父さんも一条流の教えを受けてるんですよね。という事は他の女性と寝ているんですよね。お母さんは、そんな人とどうして結婚したんですか」
 美咲はここ数日心に引っかかっていた事を聞く。
「んー、私の場合は、旦那が結婚前、他の人に絶対に技を使わないって約束してくれたからかな」
「そうなんですか……」
 美咲はそれで納得がいった。武志の父は結婚の時に修行をストップしたのだ。だが、武志はおそらくこれからも修行を続けるだろう。そんな武志に自分はついて行けるだろうか。
 武志の母親に聞けば何か答えが見つかるかもと一瞬思ったが、さらに悩むことになってしまった。
「母親が言うのもおかしいけど、武志はきっと美咲ちゃんを大切にすると思うのよ。武志が他の女性と寝るにしても、それは恋人同士の愛情じゃなくて、人間愛だったり、仕事だったり、研究のためなのよ。だから一番最後には必ず美咲ちゃんの所に戻ってくると思うの」
 陽子の言う事は何となく美咲にも理解できる。
「美咲ちゃんは経験が無いみたいだから忠告するけど、付き合っていく自信が無いなら、武志を忘れて、自分を大切にした方が良いわ。でもね、武志と付き合ったら、普通の女の人が一生味わえないような体験を何度もすることができる。離れられなくなると思うわ。たぶん武志は日本で一番、世界でもトップクラスの技を持っていると思うの。これを感じることができるのは限られた女だけ……。後悔しないように、よく考えて決めてね」
 そして美咲は決めた。武志と寝てみようと。武志になら初めてをあげても後悔しない気がする。それに日本一と聞いて期待と好奇心に興奮している自分も居る。
 それから、さらに一晩美咲は考え、自分の気持ちを確かめてから武志に電話したのだった。
 あの日の事を陽子は武志に話さない気がする。美咲も一生秘密にするつもりだった。

 その日、武志は一旦帰る事にした。美咲が疲れているだろうし、いきなり彼女の家に泊まるのも気が引けたからだ。それに母親に冷やかされそうで嫌だった。明日また来る約束をして、武志は家に帰った。
 武志は帰り道に考え事をしながら歩いた。
 美咲を抱いて本当に良かったのか。今でも分からない。部隊の仕事をしながら一般の女性と付き合う事が許されるのか。処女を奪っておいて、もう遅いかもしれないが一度頼子部長に確認する必要があると武志は思った。

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