<第3部:海外飛翔編> <第15章>  武志とS部隊の訓練は五月下旬から始まっていた。毎週火曜日と木曜日の午後五時から七時までの二時間で必要に応じて延長される。場所は以前純子と会った怪しい洋館が選ばれた。  理由は武志が当面の訓練相手として純子を選んだ事と、秘密保持がやりやすく武志が通うのに自宅からそれほど離れていない事だ。  武志が純子を選んだのには訳がある。今まで勝ってきたS部隊員の中で純子だけは普通に勝っていない。どうしてもイカせられなくて禁断の裏技、延髄責めでの辛勝だった。武志の当面の目的は普通のやり方で純子をイカせる事と自分のアヌスを鍛える事だ。  武志は知香に翻弄された原因の一つはアヌスを責められた事だと思っている。あれで主導権を握れないまま快感を極限まで高められてしまった。純子以降、S部隊員は執拗にアヌスを狙ってくるし、今後の敵が同じ事をしてくる事も考えられる。  一回目の訓練の日、純子は前回と同じような黒のワンピースを着ていた。いつ会っても全身から妖しい退廃的な雰囲気を匂わせている。  二人は部屋へ入ると着ているものを全て脱ぎ全裸になった。 「では、今日は武志様のお尻を責めさせて頂きます」  純子は事前の打ち合わせ通りアヌス責めから始める。武志をベッドに寝かせ、両脚を上に持ち上げる。尻と腰の下に自分の体を入れ武志のアヌスが天井を向くまで持ち上げる。俗に言うまんぐり返し(男の場合はちんぐり返しか)の体勢になる。純子は正座をして股を開いた状態でGカップの巨乳が武志の腰の後ろを支えている。純子の両手の肘が武志の両脚を押さえ口と手を自由に動かせるようにしている。 「それでは失礼します」  純子は挨拶とばかりに尻の中心の蕾にチュッとキスをすると、そのまま口を付け中身をチューチュー吸い出し始めた。 「あぅー」  武志は猛烈な恥ずかしさを感じている。ただでさえこの体勢は恥ずかしいのに、いきなり中身を吸われている。排便は毎朝済ませているし、家を出る前に綺麗に洗っては来たが、汚れていたり、もし中身が出たらと気が気でない。  しかも純子は股間の間から武志の顔色を伺っている。武志は顔を真っ赤にしながら羞恥に耐えた。 「綺麗に洗われてるのでほとんど味も匂いもしませんが、かすかに残る苦味が大変美味しいです」  純子は武志の蕾を見ながら論評する。 「穴はまだ使われていないので形は崩れていません。大きさは普通くらいで皺の数が若干多めでしょうか。皺が多いほうが太いものを受け入れやすいと言いますので将来有望です。色は薄茶色で色素沈着は少なめでよろしいです。穴の周りの毛も処理されていて大変結構です。アヌスを使う場合、毛の処理はマナーですので今後も忘れずにお手入れをしてください」 「純子さん、説明はいいから早くやってください」  武志は自分のアヌスを説明される恥ずかしさに耐えられず声を上げた。 「武志様、それは間違っています。アナルセックスはこの恥ずかしさも味の一つなんです。アヌスを鍛えるのならば、この恥ずかしさも受け入れないといけません」  純子はたしなめる様に言った。 「では次に感度を調べさせていただきます」  純子は舌を尖らせ蕾の中心から舐め始めた。中心から上へ、下へと、皺に沿うように中心から外へ何度も舐めていく。次に肛門全体に沿うように舌で丸く円を描いて舐めていく。  武志は既に息を止めて我慢している。声を出さないようにするのでいっぱいだった。  肛門を調べ終わった純子は調査範囲を広げていった。会陰部、蕾の周り、尻の裾野、尻の頂上と舐め残しが無い様に唾液を塗り付けながら調べていく。時々尻肉を甘噛みしてアクセントを付ける。 「ううー、ふぅー」  武志の尻全体が唾液でぬるぬるになる頃には武志は顔を真っ赤にして、息も絶え絶えになってしまっている。 「なかなかいい感度です。お尻の穴とその周りだけじゃなくて、穴からお尻の頂上へ行く途中にも性感帯があります。確かにこれなら負けそうになる訳です。では最後に穴の中を調べさせてもらいます」  純子は両手で尻をガッと拡げると尖らせた舌を蕾に突き刺した。 「ひゃうぁ」  一旦限界まで舌を奥に入れた後、ぎりぎりまで抜き出して入り口すぐのあたりで舌を回す。  武志は快感のあまり体に力が入り、アヌスを締めてしまう。肛門が純子の舌を挟む。またそれが武志に快感を与える。ぬるぬるした柔らかい物を肛門で挟むのは言葉にできない気持ち良さだ。尻から背中を通って首筋までぞくぞくした快感が駆け抜け、体が震え寒気がするほどだ。この気持ち良さは何回やっても慣れない。 「武志様、お尻から力を抜いてください。体に力を入れないようにして我慢するんです。そうしないといつまでたっても上達しませんよ」  そう言われて武志は体の力を抜き、肛門を緩める。純子はすかさず舌を入れる。今度は尖らせた舌をゆっくり出し入れする。 「はあああーっ、あああーっ」  武志は体の内側から性感帯を舐められるような不思議な感触にとまどう。  がんばって体の力を抜こうとするが、ぞくぞくする度瞬間的に体へ力が入ってしまう。  口を開き大きく息をしながら快感を受け止めようとがんばる。  その時、舌が一番奥まで入れられ、そのまま動き始めた。 「うわあー」  武志はその瞬間我慢の限界を超え一声上げると射精しないまま達してしまった。体がピクピク痙攣する。  純子は舌を抜き、武志の両脚を降ろした。 「中は一段と敏感ですね。先が思いやられます。まだ指も入れてませんし、おちんちんにも触ってませんのに」 「今のは何ですか。頭の中が急に真っ白になって爆発したみたいです」 「男性のオーガズムです。射精とは違った感覚でしょう。あの気持ち良さがあるからゲイの人はお尻で愛し合うんですよ。まあ、ちょっと休憩しましょう」 「びっくりしました。いけない世界へ一歩足を踏み入れた様な感じです」 「普通の男性は知らない世界ですからね」 「こんな事に慣れるんでしょうか」 「私の専門分野でお話しましょう。たとえばムチで責められると痛みと快感で失神する人がいるとします。ではどうすれば失神しないようになるかと言いますと、一つ目の方法は痛みを減らすんです。肌を鍛えてムチに強くしたり、何度も叩かれてムチに慣れるとか。でも重要なのは精神的感度です。ムチに対する恐怖心、ムチの快感で失神した思い出、これがムチを受けた時に実際以上の刺激を与えるわけです。だから精神的にムチに慣れればいい訳です。これが一番簡単な方法なんですが、欠点が有って、自分の楽しみも減っちゃうわけです。快感を味わいたくてムチを受けてるのに快感を味わえないという本末転倒になる訳です」 「俺の場合だと、お尻に慣れすぎるとお尻で気持ち良くなれないって事ですね」 「早く言えばそうですね。武志様はお尻がお好きみたいですから、慣れすぎると責めには強くなりますけどお尻を楽しめなくなると言う事です。もっと言うとお尻に対する羞恥心や背徳感を無くしてしまうと単なる普通の性感帯にすぎないと言う事です」 「なるほどー」  純子の言う事は分かりやすい。 「そして、もう一つの方法は刺激に対する限界を上げる事です。限界を上げれば失神する事無く痛みと快感を味わえる訳です。もう一段強い痛みと快感に挑戦できる訳です」 「と言う事は俺の場合は達する事無く我慢するって事ですか」 「いえ、微妙に違うんですが、快感を受け入れると言う事です。その快感を味わっても大丈夫な体にする。失神したり達したりしない様に鍛えるって事です」 「なるほど、今まで俺は我慢する事ばかり考えてきたけど違うんですね」 「多分男性は挿入を長引かせるために、出そうになったら他の事を考えて気をそらしたり、体に力を入れて我慢したり、動きを遅くして刺激を減らしたりするんだと思いますが、それだと自分の気持ち良さも減っちゃいますよね」 「なるほど、我慢するんじゃなくて、耐えられる体にするって事ですね。でも言葉だと簡単ですけど具体的にはどうすれば良いのかさっぱり分かりませんよ」 「言葉で教えられる物ではないんですが、私の場合は、とにかく受け入れるって事ですかね。アナルセックスの場合、入れられるほうは、体の力を抜いて口を開けて大きくゆっくり息をすると良いと言います。これは、そうした方が挿入しやすい事もあるんですが、その方が気持ち良いって事でも有るんです。この方法は我慢しにくいんです。それは受け入れるって事に繋がるんじゃないでしょうか」 「難しいですねー。セックスに哲学的な話が出てくるとは思いませんでした」 「私はそんなに難しく考えてなくて、自分では単に『体を開く』って言ってるんです。体を開けばより深い快感を味わえると思ってるだけなんです。別に私は特別な訓練をした訳では無いですから、単に経験でそう考えるようになったというだけです」 「いや、ありがとうございます。何か凄い秘密を聞いたような気がします」  純子の言葉は経験者だけに説得力というか重みがある。  武志はついでに以前から気になっていた事を聞いてみる。 「純子さんはセックスの技は凄いのにどうしてC級なんですか。A級やB級になってもおかしくないと思うんですけど」 「上に行くにつれて現場から遠ざかってしまうんですよ。書類仕事とか部下の指導が増えるんです。私は現場が好きだからC級のままなんですよ」  武志は純子の凄さの秘密をもう一つ知った気がした。  何度も純子に責められるうちに、武志のアヌスはますます敏感に感じやすくなっていった。それと同時に受け止められる快感の量も徐々に上がっていく。  武志は溺れる一歩手前までアヌス責めを堪能した。訓練がこんな気持ち良くて、良いのかと思う位だ。  純子の舌が疲れるまでひたすら責めてもらい、肛門で舌を食べる快楽に酔いしれる。そして舌が動かなくなると接待の時にやってもらった乳首入れをやってもらう。そうして舌と乳首を交互に使い武志があえぎ疲れるまで続くのだ。  マゾで巨乳の純子は相手にぴったりだった。  武志はアヌスにすっかりはまってしまった。  そのおかげで武志は体を開くと言う事がなんとなく分かってきた。最初は責められるとすぐに限界がおとずれた。我慢しない訳だから限界は早い。だが、繰り返すうちに、だんだんより強く深い快感を受けられるようになってきた。限界が上がってきた様な気がする。  純子や知香はこの限界が非常に高いのだろう。生まれつきか経験か分からないが、他の人より強い快感を受けても達する事無く味わえるのだ。  一条流では第一段階として射精のコントロールを学ぶ。コントロールと言うより我慢する事を学ぶ。精神を鍛え丹田に力を込め我慢する事で射精を抑える。そして出したい時には我慢を止めると自然と出る。だが、これだと純子が言うとおり快感を自分で押さえている事になる。  体を開くと言う考え方を射精に応用できれば、射精する事無くより強い快感を感じる事ができる。これはいつか考えてみる価値があると武志は思った。  純子との訓練が始まり半月たった。  これまでほぼ毎回同じパターンで訓練をしてきた。  最初に純子が武志のお尻を責める。武志の限界が来るまで続け、一旦興奮を冷ます。そしてまた限界まで責める。これを武志の体力の続く限り行う。  その後は、普通にセックスをして終わりになる。  純子との普通のセックスでは相変わらずイカせる事はできなかった。循環の技を使っても駄目だった。これは多少予測していた。循環の技は連続して快感を与えるものである。与える快感を強めるものではなく時間を長くするだけだ。普通の女性であれば、ある程度の快感を受け続ければ達してしまう。だが、武志が持っている気の最大量を受けても達しなかった純子である。循環の技を受けても強い快感を受け続けるだけで絶頂に達する事は無かった。  しかし、純子自身は別な考えの様で非常に満足していた。過去に経験した事の無い快感を武志の体力が許す限り受け続けるのである。その時間は三十分から長い時には一時間に及んだ。達しないまでも十分すぎる位満足して、さすが御主人様と言っている。  武志はなんとしても純子をイカせてみたかった。純子で無理なら知香にはかなわない気がしていたからだ。  到達点は分かっている。循環より強い刺激を与えればよい。循環で与えている快感をより強くできればなお良い。  それにはアナルセックスかSMしかないのかと思い始めていた。  それと武志にはもう一つ心に引っかかる事があった。  最近麻衣に連絡がつかなくなったのだ。携帯は電源が切られていて繋がらない。  部屋を訪ねても、誰も居ないようでチャイムを押しても反応が無い。  心配していても日々の忙しさに流されて何もできなかった。  一応美穂達には事情を話して麻衣から連絡があったら伝えてもらうようにしたが、連絡は入ってこなかった。 <第16章>  純子との訓練が始まって一ヶ月ちょっとがたった六月下旬、部長の頼子から呼び出しを受けた。  指定の場所へ行くと、頼子と知香が二人で武志を待っていた。こんな所で知香に会うとは思っていなかったので武志は非常に驚いた。本当にここの人は驚かせるのがうまい。 「突然で悪いんだけど八月にアメリカ出張が決まったわ」 「決まったわって誰が行くんですか」 「武志君と知香の二人よ」 「えーっ。どういう事ですか」  本当に突然な頼子の話に武志は驚いた。 「落ち着いて話を聞いてね。日本とアメリカは諜報部隊について今まで情報交換・技術交換・要員相互派遣をやってきてるのよ。それで日本にある位だからアメリカにもセックスを専門にしている部隊があるけど、今まで一切交流した事がなかったの。それが今度試験的な合同訓練をやろうって話になったのよ。それで日本側メンバーとして武志君と知香が選ばれたの」 「どうして俺と知香さんなんですか」 「それはお互いにトップエージェントを出そうって言う事。男性は武志君以外自信を持って外国に出せる者がいないのよ。知香については技術も高いし英語も話せるし経験と実績から言って一番安心なの」 「いつですか」 「八月十八日から二十四日までの五泊七日よ。詳しい事は知香に聞いてね」 「俺の都合も聞かずに決めないでくださいよ」 「あら、空いてるでしょ。それにアメリカ側はもっと早くと言ってたんだけど大学が夏休みになるのを待ったんだから」 (俺と美穂さん達のスケジュールを勝手に調べたな)  武志は確信した。  もっと考えると、外国との交流なんてものがすぐに決まる訳は無いので、半年や一年以上前から検討されていたはずだ。ということは、この出張に合わせて静香以降の一連の作戦で武志を取り込んだ可能性さえある。誰に聞いても本当の事は話してくれないだろうが、可能性は十分にある。 「まあ、アルバイト兼海外旅行だと思いなさい。武志君は外国は初めてでしょ。これを作っといたから」  頼子は武志へパスポートを渡した。 「心配しなくても住所と名前以外は政府発行の本物よ。それじゃあ知香、後はよろしくね」  それだけ言うと頼子は、用は終わったとばかりにドアに向かって歩き出した。 「はい、おまかせください」 「部長ー、ちょっと待ってください」  頼子はくるっと振り返ると言った。 「武志君、期待してるわよ」  頼子は最後にそれだけ言うと、部屋を後にした。 「何落ち込んでるのよー。アメリカへただで行けるのよ。もっと喜びなさい」  知香はがっくり来ている武志に話しかけた。 「それはそうなんですけど、自分の知らない所で決められてるのが納得いかなくて」 「組織なんてそんなものよ。今すぐ行けって言われないだけいいでしょ」 「はぁー。知香さん詳しい事を教えてもらえますか」 「日程はさっき聞いたとおり、行き先はロサンジェルス。相手はアメリカCIA配下のセックス専門部隊。行くのは私と武志。通訳は私がやるわ」 「知香さん、英語が話せるんですか」 「安心していいわよ。暇な時は語学研修を受けてるからかなりいけるわ。それから泊まる所はアメリカ側が用意するホテルで、決まり次第教えるわ。飛行機もそうだけど、武志は体調を整えて、着替えだけ持って参加してくれたらいいの」 「はい。それで向こうでは何をするんですか」 「じゃあ、この日程表を見ながら説明するわよ」  知香は武志へ日程表を渡した。 「一日目は成田集合で飛行機に搭乗。部長に往復ともビジネスクラスにさせたわ。時差が十六時間あるから当日の朝に現地到着。眠いと思うけどチェックインしたら観光でも行きましょう。二日目は時差ぼけ解消の予備日。三日目から五日目が対戦なんだけど、アメリカ側がセッティングするので現状で内容は不明。六日目にアメリカ出発。七日目に日本到着、となるわ」 「じゃあ、アメリカで何やるかは分からないんですか」 「まあ、セックスはするわね。それで一応決まり事が有って、薬物、暗示、暴力は禁止。武志は大丈夫ね。普通にセックスすればいいから。そんな事より、早速対アメリカ用の訓練をするわよ」 「何の訓練ですか」 「対薬物訓練に、アナルセックスよ」 「薬物は禁止じゃないんですか」 「そんなの無味無臭の物を使われたら分からないでしょ。さすがに同盟国だから無茶はしないと思うけど、やれることはやっておくの。さあ、腕を出して」  知香が注射器のセットを取り出す。 「い、いきなり注射ですかー」 「これは媚薬に対する予防薬と言うか減感薬。要するにワクチンみたいな物ね。体に害が無い程度に薄めた物を何度かに分けて注射するの。そうすると実際にクスリを盛られた時にあまり効かないの。主な興奮剤や粘膜刺激剤とかには対応してるのよ。隊員はみんなやってるから大丈夫」 「そんな事より知香さんが注射するんですか」 「あら、私は注射がうまいのよ。そこら辺の新米看護師よりよっぽどうまいわよ」 「注射ってお医者さんとか看護師さんとかしかやっちゃいけないんじゃ」 「諜報部隊の人間が何まともな事を言ってるの。つべこべ言わずにちゃっちゃと腕を出しなさい」  知香は反対する武志を無視して慣れた手つきで消毒すると、ぷすっと注射した。 「本当に大丈夫なんでしょうね」 「武志の健康状態は私の方が詳しいわよ。初めてだから軽く熱くらい出るかもしれないけど。具合が悪くなったら連絡しなさい」 「心配だなあ」 「そんな事より、予防薬を打ったからって安心しちゃ駄目よ。アメリカが新型を出してきたら防ぎようが無いし、吸引型や塗り薬には予防効果が薄いから」  知香は注射針を抜くと、針痕に小さい絆創膏みたいなのを貼った。 「脅かさないでくださいよ」 「さあ、次はアナルセックスよ。私がお尻を貸したげるから、今からアナル童貞捨てなさい」 「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。そんないきなり言われても心の準備が……」 「いつかは通る道なんだから、あきらめて、さっさとやるわよ。私の準備はOKだから」 「いや、その、知香さんはきっとお尻も凄いんでしょ。自信なくしそうだから、他の人で練習してからにします」 「そういえば、武志は最近いつも純子と色々やってるそうじゃない。そんなに純子の体が気に入ったの」  知香は不満気な顔をしている。 「違いますよー。純子さんは普通にやってもイカせられなくて、くやしいからイカせる練習をしてるんですよ」 「それに武志は私の次の日に清佳とも寝たそうじゃない。私じゃ満足できなかったの」 「それも誤解ですよー。清佳さんは俺が寝てたらいつの間にか来てたんですよ。呼んだ訳じゃないし。それに一方的に絞られて終わりましたよ」  武志は必死に弁明した。 「それは仕方が無いわね、清佳はS級の最終秘密兵器よ。日本政府が選んだ日本で一番セックスがうまい女なんだから。S級の事は私も全貌は知らないし全部で何人いるかすら知らない。その位のトップシークレットなのよ。私のナンバーがS−5だから少なくとも五人はいると思うんだけど。それで清佳のナンバーはS−1よ。日本一って事よ」 「そんなに凄い人だったんですか」 「あんたは私達とセックスしすぎて分からないかもしれないけど、S部隊に選ばれるって凄い事なのよ。まずは顔とスタイルで選ばれて、その中から運動能力、学力、知能、特殊技能で優れたものがさらに選ばれる。そして最終的にセックスの実技で選ばれるの。C級でさえ選ばれるのはだいたい一万人に一人くらいよ」 「確かに隊員の人はみんなおそろしく綺麗だなとは思ってたんですが」 「B級なんかさらに上で十万人に一人、A級は百万人に一人の割合で選ばれるのよ」  確かに明日香や彩音の魅力を考えるとそうなのかもしれない。 「じゃあS級の知香さんもかなり凄いんですね」 「私は自分で言うのもなんだけど、努力して上がってきたのよ。最初C級で採用されて、訓練と任務でいい成績を残してB級、A級、S級と上がってきたの。C級からS級まで上がったのは私だけじゃないかな。他は上がってもA級止まりだから。私は十八歳で採用されて十年ちょっと努力を続けてきたんだから」  武志の修行が今年で九年だから、武志以上の訓練をして来た事になる。それも武志が普通の人を相手にしてきたのに対して、知香は大勢のライバルに揉まれながら教官と訓練してきたのだろう。負けたのも納得がいく。 「と言う事は、知香さんの年は……」  知香は武志の口を捻り上げた。 「どこの口がそんな悪い事を言うの。年の事を言うと怒るわよ。気にしてるのに。私は永遠に二十五歳なの」  知香はぷんぷんしながら話しを続ける。 「話がすっかりずれたけど、訓練の話よ。これから訓練は七月末まで平日週に三回。武志は純子がお気に入りみたいだから純子が二回に私が一回でいいわ。それと試験期間中は休みにしてあげる。それから八月に入ったら平日は毎日訓練で私が相手よ。それで出張一週間前は体調調整の為に休み。分かった」 「けっこう厳しいスケジュールですね」 「武志は学生だからまだ抑え目にしてあるのよ。日程も夏休みに入ってからとか、原爆の日や終戦記念日にアメリカへ行くのは避けようとか。わざわざ不快になる事も無いしね。多分プライベートで旅行に行くだろうから九月は避けるとか。感謝して欲しいくらいよ」 「すみません」 「そんな事より訓練するわよ。かわいそうだからお尻はまた今度にしてあげる」 「知香さんとは、もう少し技を磨いてせめて互角に戦える様になってからと思ってたんですが」 「そんなの待ってたらいつになるか分かんないでしょ。一生追いつかないかもしれないし。そんな事より私の訓練相手がいない事の方が大事なの。A級の男は忙しいし、能力的に今一つだし」 「そう言えば、男の隊員がすごく少ないって聞きましたが」 「そりゃーねー。母体となった丹家衆自体が女性しかいなかったし、男性隊員の需要も少ないしね。まだまだ世界は男社会だから、女性を誘惑する事態が少ないのよ。だから男性隊員は女性隊員のスカウトやC級隊員の訓練相手ばかりしてるのよ。A級やB級の男もいるけど数は少ないし、今一つなのよ。確かに、見た目はいい男で体力も精力もテクもあるし、あれも良い物持ってるけど、そこまでなのよ。私に言わせたら単なる遅漏の絶倫なのよね。突き抜けたものが無いのよ。要するにレベルの高い普通の人なのよ。武志みたいにずば抜けたものがないのよ」 「褒められてるみたいで、うれしいです」 「あら、褒めてるのよ。あの時は本当にすごい感じてたんだから。私が知る限り最高の男よ」  知香は思い出したという感じで、 「そんな事より、あんたは人の話をそらすのがうまいわねー。さっさとベッドに行くわよ」  知香は武志をベッドルームに引っ張っていく。武志は知香には抜けた所があるなと思った。知的でパーフェクトなクール・ビューティーかと思っていたが、意外と人間的な所があり親近感が増した。  ベッドの所まで来ると知香は言った。 「今日は私の訓練だから武志が責めて良いわよ。一ヶ月の成果を見てあげる」 「よろしくお願いします」  今日の知香は脱がせやすいようにミニのワンピースに生脚という服だった。  武志は知香を抱き寄せて唇を重ねる。  二度目で相手の実力も分かっているし、今日は一方的に責めれば良いので武志はリラックスしていた。  チュッチュとかすかに触れるだけのキスから、舌をねっとり絡めるディープキスまで知香の口の中を存分に楽しむ。  知香も他の隊員と同じように唾液の量が多い。飲んでも飲んでも次から次へと溢れてくる。  唾液を交換しながら、舌先からはたっぷりの気を送り込む。  知香の顔がほんのり赤くなってくる。目元がピンク色になり色気をを増している。 「相変わらずキスはうまいわね」  口を離すと知香が言った。  武志はワンピースのファスナーを下ろすと、下にストンと落とした。  前回は責められっぱなしだったので、知香の裸をじっくり見ることができなかった。  今度は舐めるように、じっくりと視線を這わせる。 「中年のおじさんじゃないんだから、そんなにいやらしい目で見ないでよ」 「前の時は、よく見てなかったですから。とても綺麗です」  知香は裸を見られるのには慣れているのか、あまり恥ずかしがる様子も無く、逆に見せ付けるように軽くポーズをとる。  日本人のスタイルの完成形と言える様な美しい裸だ。顔は小さめで文字通りの八頭身。首が細くて長いのでさらに小さく見える。胸も適度に大きくブラの上からでも形の良さが想像できる。腰、お腹は引き締まり余分な肉は一切付いていない。  何といっても脚が美しい。普通より長めで、上半身同様に引き締まっている。足首もキュッと締まりアキレス腱が綺麗に浮き出ている。  武志は知香の体から目を離さずに、急いで自分の服を全て脱ぎ去る。知香のブラとショーツも取り二人とも全裸になる。  今日はこの美しい体を自由にできるかと思うと、ワクワクしてくる。どうやって責めようか迷ってしまう。  やっぱり脚からだ。知香の足元にひざまずき、太ももに抱きつくとキスをして、舌を這わせる。 「あんっ、変わった所から責めるのね」  知香の軽口は無視して、武志は太ももへの愛撫に没頭する。手で太ももの張りと手触りを楽しむ。  肌はさらさらのツルツルで触っているだけで、うれしくなってくる。普段のお手入れを欠かしていないのだろう。  武志は唾液の跡を付けながら性感帯を探して舌を這いまわらせる。もちろん指先と舌先からは気を送り続ける。  片脚が終わると、もう片方に移り同じ事を繰り返す。その頃には、知香が少しずつ体をもじもじし始めた。  そこで武志は舌を脚の付け根に進め、その柔らかい所をぺろぺろ舐める。手はお尻に回してやんわりと揉んでいく。 「あんっ」  脚の付け根にも左右とも十分に気を送り込む。お尻も熱を持つまで十分に揉み込みたっぷりの気を送る。  武志は飽きるまで脚を舐めまくった。脚の付け根から足首まで十分に堪能する。手触り、揉み心地とも非の打ち所が無い。  知香が体をくねらせ始めた。 「ベッドへ行きましょう」  知香を仰向きに寝かせると武志は上半身の愛撫を始める。乳房と脇の下に触れないように気を付けながら、指先と舌先から気を送る。  首筋から始まり、肩、腕、肘の内側と性感帯を探していく。 「あぁー……、あー……」  知香は下半身の疼きがだんだん上半身へと移ってくるのを感じていた。愛撫された所も、どんどん疼いてくる。  武志はきれいに浮き出た鎖骨、たるみの無い二の腕や、引き締まったお腹をいつくしむ様に愛撫していく。 「はぁー、あぁー……、あーー……」  知香は胸を突き出して、触るように無言の催促をしてくるが、武志は無視して愛撫を続ける。  武志は首筋から、鎖骨の周り、胸元までほんのりピンク色になるまで責めてから、知香をうつぶせにした。  そして背中にも同じ事をしていく。漏れが無いように、少し場所をずらしては何度も何度も往復していく。 「あん、あはぁ……、はぁ、はぁー……」  性感帯を通る度に知香の体がピクッと反応する。  知香は背中も美しい。肩甲骨が綺麗に浮かび、真ん中には線が一本すっと通っている。染みもほくろも無く、肩からお尻まで滑らかな線が続いている。  その美しい背中を愛撫して知香をよがらせるのはとても楽しい。知香は背が高いので他の女性より背中が広く舐めがいがある。  背中の愛撫が終わると、再度お尻へ向かう。蕾は次の機会の楽しみに取っておいて、双丘を何度も舐めあげ、たまに甘噛みする。  武志は自分がお尻を責められるのが好きなだけに、人のお尻を責めるのも好きになっていた。自分があれだけ気持ち良いのだから、女性もきっと気持ち良いはずだと思っている。  お尻が再び熱を持ってくるまで続けた。そして、再び知香を仰向けにする。  そして、ようやくここまで取っておいた乳房に手を伸ばす。最初は軽く、ゆっくりと揉み、乳房に気を染み込ませていく。 「あー、い、いいー……」  乳輪はぷっくらと盛り上がり、乳首はすでに硬く立ち上がっている。  乳房がほんのりピンク色になってくるまで、あせらずじっくりと揉みあげる。  知香はかなり切なくなってきているのか、胸を持ち上げるように体をくねらせる。体がかなり切ないのか、両脚をすり合わせる様な動きもしている。  武志は両脚を知香に絡ませ体全体で肌触りを楽しむ。  知香は武志の脚を太ももで挟み、少しでも刺激を強くしようとする。  乳房に気が十分染み込んだのを確認して、武志は乳首をそっと摘む。 「あああー……」  その軽い刺激でも待ち焦がれた体には刺激が強いのか、知香が声をあげる。  武志はその声に刺激され、乳房を徐々に強く揉み込んでいく。根元から乳房の芯を押し潰すように、繰り返し何度も何度も揉み込んでいく。 「ああー、いいー、それいいー、気持ち良いー」  指の痕が付くくらい強く、握り潰すように乳房を揉み込む。 「も、もう、先を触って、お願い」  知香がたまらず武志へお願いをする。  武志は乳首を摘むと上に引っ張り上げ、グリグリと指先で捏ねる。そして気をたっぷりと流し込む。 「ひぃー、い、痛いけど気持ち良い」  武志は乳首は摘んだまま、顔を知香の脇の下に突っ込み舐め始める。 「あぁー……、あー……」  かすかに汗の匂いと味はするが、気にならない。味も匂いもしなくなるまで脇の下を舐める。舌触りはツルツルで無駄毛は少しも残っていない。  片方が終わると、反対の脇へ移り同じように舐めていく。  知香の体は全身に火がつき、腰がうねるように動いている。  上半身も十分燃え上がらせたので、武志は最後の場所を責めるべく、知香の股間に移った。 「はぁ、はぁ、はぁ……」  知香は肩で大きく息をしている。  武志はここまで取っておいたクリトリスに、いきなり吸い付いた。 「いっ、いいー……」  知香が大きな声をあげる。  武志はもうやさしくするのはここまでと、猛烈な勢いでクリトリスをなぶって行く。  舐め、舌ではじき、吸い、甘噛みする。その間も気を送り続けている。 「すごい……、すごくいい……」  知香は腰を持ち上げ、クリトリスを武志へこすりつけ少しでも刺激を強くしようとする。  武志も舌が疲れるまで激しく責めた。  秘肉からはドロドロと白い汁が流れ、後ろの蕾やシーツを濡らしていく。知香は愛液の量も人より多い。  舌が痺れてきた武志は顔を上げると、親指をクリトリスに当て、中指をGスポットに当てる。  そして指の腹で間の肉を挟むようにして、細かく振動させる。そして気を送る。二点責めだ。 「あー、それダメー、いやー……」  武志は知香の声を無視して指から送る気の量を増やす。そして乳首を甘噛みする。 「ダメー、それダメー、出るー、何か出ちゃうからー、いやー」  さらに親指でクリトリスを捏ねるように押さえつける。 「だめー、ほんとにダメー、出るから、出ちゃうから、だめー」  知香は泣き叫ぶように声をあげるが武志は攻撃の手を緩めない。  指がつりそうになってきたので、反対の手と入れ替えて二点責めを続ける。 「いやー、いやー、やめてー、だめー、抜いてー……」  知香は頭を振り回して叫んでいる。汗に濡れた額やうなじに髪が張り付いている。  普通の女性ならとっくに達しているはずなのに、イカずにがんばっている知香はさすがである。  武志は止めを刺すために一旦指を抜いた。 「はぁ、はぁ、はぁ……」  知香は激しく息をしている。  武志は休む間を与えることなく、肉棒を秘肉に当てると一気に一番奥まで押し込んだ。 「いぎぃ」  知香はイキそうになるのをなんとか堪えると、絶頂寸前のままとどまった。  武志は知香の初めて聞く本気の喘ぎ声に、たまらなく興奮し、ひたすら腰を突き上げた。  すでに下まで降りきっている子宮口を押し返すかのようにガンガン突き上げる。  そして気を何度も送り、知香を体の中から焼き尽くしていく。 「すごい、すごい、すごい、壊れる、壊れるー……」  ここまで責めてもイカない知香に、武志は驚いた。  両手で乳首を捻り上げ、グリグリと捏ね回し、気を流し込む。 「ぎぃー、いひぃー、いいー……」  知香は叫び、指でガリガリとシーツを激しく引っかいているが、それでもぎりぎりの所で踏みとどまっている。  武志の方も秘肉の強い締め付けに、急速に射精感が込み上がってきている。  武志は知香の上に覆いかぶさり、口を合わせると思い切り舌を吸い上げる。  そして、肉棒を最奥に押し当て、フルパワーで循環の技を使い始める。  知香は、その状態の中でも両脚を武志の腰に回し自分に引き付け、少しでも奥に肉棒を迎えようとする。  そして腰を回し、秘肉を締め上げ、武志から精液を搾り取ろうとする。  武志は知香の名器に強く締め上げられ限界が近づいていた。  亀頭の先端で子宮口をこね回すと、それが刺激になって、自分に大きな快感になって跳ね返ってきていた。  知香の秘肉は武志を童貞の少年の様に変えてしまう。腰の辺りが痺れ急激に射精感が込み上げてくる。 「ダメだ、出る、出る、出る、出ますっ」  武志は我慢しきれずに知香の体を抱きしめると精液を吹き上げた。  ぶっしゅーーー。  精液が知香の奥に叩きつけられる。知香も武志の体に力一杯抱きつき、激しい快感に体を震わせる。  びゅるー……、びゅー……。  二度、三度と精液が吹き上がる。 「ああああぁーー……」  知香の秘肉はヒクヒクとうごめきながら肉棒を締め上げ、精液を残さず搾り出そうとする。  武志は最後の一滴まで知香の中に出し尽くすと、知香の上に崩れ落ちた。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」  二人はともに激しく息をしている。武志は知香に全体重がかかっている事も気付かない。  しばらくして息が落ち着き、武志は知香の上から降り、横にゴロンと寝転がった。 「凄かったわ、今までで最高かもしれない」 「知香さんこそ凄いです。あれだけ責められても耐えるなんて」 「途中で気が狂うかと思ったわよ。普通の人にあんなことしちゃダメよ。おかしくなっちゃうから」 「そんな事しませんよ」 「まあ今日は充実した濃い一日だったから何でもいいわ」  知香は口をきくのも億劫なほど疲れていたが、がんばって話を続けた。 「それより次までにお尻に入れる練習をしときなさい。それに、巨乳の責め方も研究しとくのよ。どうせアメリカは純子かそれ以上の牛みたいなおっぱいを出してくるに決まってるから。大きい事はいい事だって考えで来るからね。武志は日本男児の凄さを思い知らせるのよ。舐められるんじゃないわよ」 「了解です」 「もう限界、私はこのまま寝るわ」  そこまで言うと、知香は目をつむってしまった。 「俺も付き合います」  二人の体は汗と愛液と精液でドロドロだったが、きれいにする気力は残っていなかった。  全裸のまま上に何も掛けずに、二人はあっという間に眠りに引き込まれていった。 <第17章>  次の訓練の前に純子にはアナルセックスをやる事を連絡して浣腸を済ませておいてもらった。武志は女性の排便を見て勃起する自信が無かったからだ。見るのは後日にしてもらうつもりだ。  純子は『出す所を見られるのがアナルセックスの醍醐味なのに』と言っていたが、それはアナルセックスの醍醐味ではなくて浣腸の醍醐味でSMのプレイだ。  武志と純子はいつものベッドで向かい合った。 「では今日はお尻の愛し方についてお教えします。私は後ろの方が得意ですから安心してください」  武志は今日の為に祖父が残した先祖の資料をもう一度見直していた。一条流は元々が子作りを目的としているため、アナルセックスについては積極的ではない。仕方が無い場合のみ行うというスタンスだ。本来なら無視したい所を武家社会の衆道の影響もあり避けられなかったのだろう。  一条流ではアヌスへ流した気は脳に流れるのではなく、腸から吸収されて体に分散していくと考えている。これは一条流の第四段階回収と似ている。回収した気は胃へと流れ吸収され体全体へと広がっていく。よってアヌスから気を流して循環させる事はできない。  またアヌスへ普通に気を流すのは効果が薄いとされている。秘肉への挿入ならば亀頭から子宮口へ直接気を流せるが、アヌスの場合、腸内の空間へ気を流す事になるからだ。そのため、一条流ではアヌス用の裏技を用意している。  気を先端から出すのではなく、棹の側面から出すのだ。これにより腸壁に気を流し相手に快感を与える。  しかし、これは簡単な技ではない。気は通常、舌先、指先、亀頭といった体の先端部から出す。意識を集中してホースの先から水を出す様なイメージで気を出す。これに対して棹全体から気を出すのはホースの横から水を出す事になり難しい。ホースの先端を押さえ、ホースの側面に針で無数の小さい穴を開けるイメージだ。この無数の場所に意識を集中する事が難しい。対象が少ないから意識を集中できるのであって、多数に意識を集中させる事はできない。  武志はアメリカ出張が決まってから一人でイメージトレーニングを繰り返した。  勃起した肉棒をじっと見つめ色と形を覚える。頭の中に思い描けるほど見つめる。それから側面の一ヶ所に意識を集中し、穴が開き気が吹き出てくるのをイメージする。一ヶ所ができるようになったら、二ヶ所同時にイメージする。そうやってだんだん数を増やし多数の穴をイメージする。そして穴が増えてきたら、穴と穴がつながってどんどん大きくなるのをイメージする。そして最終的に肉棒の側面全体から気が出るのをイメージする。  また、側面とは別に亀頭のエラから気を出す練習をする。まずエラの一点から気を出す事をイメージする。そしてその穴がだんだん横に広がり平べったく薄い穴になるのをイメージする。穴がどんどん横に広がり、エラの部分から放射状に気が出るのをイメージする。  武志はこの二つをトレーニングした。今では目をつぶれば、肉棒から気が出るのを思い描けるほどになった。  これはあくまでもイメージ上のことなので実際に挿入してみないとできるか分からない。実践してみるしかない。 「最初に説明しますと、アナルセックスは誰でもできる訳ではありません。特に痔が有る人にはやめてください。あとは経産婦、出産経験の有る人ですね、は痔の人の割合が高いですから気を付けてください。ではお尻の中が綺麗になった所から説明します。始める前に、爪は切って来られましたか。いつもより短めにして、やすりもかけてください。腸は膣以上に傷つきやすいので十分気をつけてください」  純子は武志の手を取り確認した。そして純子はローションを取り出し説明を始めた。 「まずは潤滑剤をたっぷり塗ります。ワセリンを使う場合もありますが、水に溶けないので洗い落とすのが面倒だし、石油製品なので長期間使うと肌をいためると言う話もありますので、アナルセックス用のローション、クリームかジェルを使うのが良いです。たまに女性の愛液を使う人がいますが、乾きが早いのでお勧めできません。それはあくまでもプレイの一環にしてローションを別に塗ったほうが良いです。では、まずは穴に塗り込める様にやさしく塗ってください」  純子はうつ伏せになりお尻を高く上げ武志に促した。武志はローションを少しずつ垂らしながら、蕾に塗っていく。 「いいですよ。お上手です。相手の反応を見ながらするのは普通のプレイと同じですから、よく相手の反応を見てください。では指の根元までローションを塗って、指をゆっくり入れてみてください。相手が初心者の場合、口を開けて息を吐き出させるのがコツです」  武志はゆっくり指を蕾に沈めていく。純子は拡張されているせいか、それほどのきつさは感じないが、秘肉よりはきつい感じだ。感触はよく言われるとおり秘肉とは違い表面が平らなゴムと言うかビニールみたいな感じがした。 「奥まで入れると分かると思いますが、お尻は入ってすぐの所はきついのですが、ちょっといくと少し広くなっているのが分かりますか。では、ゆっくりと引き抜いてください」  抜く時は筋肉に押し出されるようにちゅるんと抜けた。 「後は、出し入れを繰り返したり、傷付けない様に指先で壁を引っかいたり、中で指をぐるぐる回して見たりしてください」  武志は純子の様子を見ながら、指をさまざまに動かしてみる。アヌスの性感は高いのか秘肉はたっぷりと淫汁を溢れさせている。 「柔らかくなってきたと思ったら指を二本に増やしてください。私は大丈夫ですが、相手が始めての場合は絶対に無理しないでください」  指を二本に増やして同じように動かしてみる。 「本当は指を二本にするより、拡張用の棒やバイブを使って、だんだん太くしていく方がいいです。相手が経験者で道具が無い時は指を使ってください。今度のアメリカの相手は十分拡張済みだと思いますが」  純子は指を二本に増やしても平気な風で説明を続ける。そこで武志は指を一番奥まで入れたまま、ぐるっと捻ってみた。 「ああーっ」  純子は逃げるようにお尻を引き、頭を反らして叫んだ。指が効いていない訳ではなかったのだ。武志はそのまま指を中で開いてチョキにして動かしたり、捻りながら出し入れして純子の反応を確認する。純子はその度にあーあーと唸り声を上げている。  一通り思いつく限りの方法で指を動かした後、武志は指をゆっくり抜いた。純子の腰が追いかける様に付いてくる。蕾が引っ張られ噴火口のように盛り上がる。  武志は抜いた指を調べてみたが、汚れは全く付いていない。鼻に近づけると匂いはほんのかすかに香ばしい香りがするだけだった。 「武志様、初めてにしてはお上手です。やはり才能がおありでした。特に指の匂いを嗅がれた時には、頭にズキーンときました」  武志は匂いを嗅いだ所を見られたと知り、猛烈にいけない事をした気になる。 「アナルセックスの気持ち良さの半分は精神的な物なんです。普通ではやらない事をする背徳感。お尻で感じる所を見られる羞恥心。お尻で感じてしまう事への恐怖感、自分が淫らになってしまったという破滅感、もう元に戻れない諦め、絶望。そんな複雑な感情が入り混じって燃え上がるんです。だから匂いを嗅ぐのは悪い事ではなくて良い事なんです」  純子は武志を励ます。 「では十分にほぐれたので、本番に行きましょう。肛門が柔らかくなって、指を抜いた時にすぐに穴が閉じずに、ゆっくり閉じていく様になるのが目安です。慣れれば指の感触で分かるようになります。ではおちんちんにローションを塗ってください。それからお尻の穴にも念の為もう一度塗ってください」  武志は言われた通り肉棒に丹念にローションを塗った。根元までしっかり塗る。そして純子の蕾にもたっぷりと塗る。 「コンドームをした方が衛生上良いのですが、中は綺麗にしてありますし、それでは本当の感触を味わう事ができないので、今日は無しでやってみましょう。では、ゆっくり入ってきてください」  武志が両手で尻を掴み両側に開くと、蕾にぷかっと小さい穴が開いた。武志は位置を合わせ慎重に肉棒を押し込んでいく。強い抵抗感の後、吸い込まれるようにぬぼっと亀頭が入り込んだ。 「ああ、お上手です。そのままゆっくり入ってきてください」  武志は初めての感触を味わいながら少しずつ腰を沈めていく。純子は武志の動きに合わせて、息を吐き、体を震わせ小さく反応している。秘肉に入れた時より反応が鋭い気がする。  少しずつ前へ進みながら前の穴とは違う感触を味わう。入り口近くはとてもきつく締め付けてくるが、中はヌルヌルした物が竿全体を入り口ほどではない圧力で締め付けてくる。前の穴みたいに肉襞がないせいか温かいゴム管に入れているような気がする。  最後まで腰を埋めきり、純子の尻と武志の腰がぶつかった。秘肉の時とは違う征服感がある。こういう感情も尻でやる気持ち良さの一つなんだと武志は思った。 「ああー、いいです。なかなか美味しいおちんちんです。では抜ける寸前までゆっくり引き抜いてください」  引き抜く時も強い抵抗がある。純子が体をプルプル震わせている。アナルセックスは抜く時が気持ち良いというから、きっと体を開いて快感を受け止めているのだろう。  武志はカリが肛門の輪を最大限に広げて、抜けるぎりぎりの所で止めた。そのままじっとする。 「た、武志様、それは効きます。上級者相手だけにしてください」  純子が声を詰まらせながら訴えた。  武志はしばらくゆっくりとした抽挿を続けた。純子の声がだんだん高まってくるのを効きながら、精神を集中し丹田に気を集める。  そして一番奥まで入れた所で一旦止まり、一人で何度も繰り返したイメージトレーニングの実践を始める。裏技のアヌス責めを試す時が来たのだ。棹の一部に穴が開き気が吹き出るのをイメージする。だが、まだ出ない。しかし、武志は肉棒の中の気が通る道から一本の極細い管が表面に向かって伸びていくのを感じていた。  動きの止まった武志を不審に思った純子が尻を揺らして催促するが、意識を集中している武志は気付かない。  管がゆっくりと伸びていく。もう少しだ、もう少し、後ちょっと。そして、ついに小さな小さな針で刺したような穴が開きシャワワワーと気が吹き出ていく。 「あっ」  純子も何かを感じたのか声を上げる。  武志は気が出続けているのを確認すると、次の穴に取り掛かる。また、一本極細い管が伸びていく。一本目よりは早いがそれでもゆっくりとしか伸びていかない。そして表面に達し小さく気を噴き出す。武志は次々と穴を増やしていく。その度に管の伸びる速度がちょっとずつ速くなる。まるで植物が根を広げるように気の道から管が広がっていく。穴が数十個に増えた頃、武志はふと純子が何かをつぶやいているのに気が付いた。裏技を試すのに集中して純子の事を忘れていたのだ。 「ああ、お尻が熱いー、焼けるー、ああー、いいー……」  自分で何を言っているのか分からない様で小さい声で誰に聞かせるでもなくつぶやいている。純子は羞恥プレイの一環で自分の思っている事、感じている事をそのまま口に出すように躾けられているので、今も感じている事を意識せずにそのまま口に出している。  武志は気の噴き出しはそのままに腰を動かし始める。腰を動かしながら今度はカリへ意識を集中させイメージを思い浮かべる。カリの一ヶ所から気が吹き出る。そのままカリに沿って横に広がり平べったい割れ目になっていく。割れ目がカリをぐるりと取り囲む。そして割れ目から放射状に気が噴き出す。  何度もイメージを繰り返すうちにカリからピュッと気が出た。そして、また別の場所からピュッと気が出る。だんだん気が出る場所が増え、やがてつながり板状になりカリから放射線状に広がっていく。やっとカリから気が出たところで武志が一息ついた。 「いぎぃー……、熱いー、お尻が熱いー、焼けるー……」  純子の大声に武志は気が付いた。  意識を集中しすぎてまた純子の事を忘れており、武志は無意識の内にかなりのスピードで腰を動かしていた。  純子は乱れきって大声を出している。 「ああー、おーかーしーいー、こんなのおかしいー、すごいー、んんんー、あー……」  武志は一旦腰の動きを止め、さっきやったようにカリが肛門を最大に広げきる所で止めた。そしてそのままカリから気を放出した。 「ヴぁあああー、ダメー、それはダメですー、狂うー、気が狂いますー……」  お尻の中では肛門が一番敏感なようだ。純子が今まで見た事が無いくらい激しく悶絶している。 「は、はやく、早く動いてください。そこで止まらないでー……」  純子はシーツを指でガリガリ引っかきながら必死で武志にお願いする。  純子が心配になってきた武志は再び動き始めた。この技は使い方に注意が必要みたいだ。  純子は今のでだいぶん消耗したみたいで、大きく肩で息をしている。  武志は腸内の性感帯を探して、色々な角度で色々な場所を責めてみた。  すると、腸壁の奥の方で体の表側を下から突き上げるように責めてみると純子の反応が少し違う。 「ここも感じるの」  そう言って、コンコンと細かく突いてみる。 「あっ、そ、そこは子宮の裏側です……、そこも、あぅー、女の急所の、うー、一つです」  そう言われると位置的にそんな気がする。  そこを責めながら、その場所にも気を流してみる。 「ああーー……、い、いいーー……」 「前から子宮を責めるのと、後ろからと、どうちがうの」  子宮の裏側を責め続けながら、武志は聞いた。 「前からは、子宮に直接刺激がー、ぅうー、来る感じでー……。後ろからだと、あぅー、切なく響いて来るっ、感じっ、で、す」  純子といると勉強になる事が多いなと思いながら責め続ける。 「武志様、そこは、切なすぎて、お、おかしく、なりそうですぅ」  今日は純子をいじめるのが目的ではないので、武志は一気に動きを早めた。純子の腰を掴み、自分の腰にぶち当てるように強く引く。パンパンパンとバックでやる時の様にいい音が部屋に広がる。 「あぁー……、いいぃー……、激しいーー……」  エラからも竿からも気を出しながら、限界まで引き抜き、一息に根元まで押し込む。 「おかしいー、だめー、おかしくなるー、だめー……」  武志はこのままイカせられるかもしれないと思い、腰のスピードを最大まであげ、気の放出量を増やした。 「いっ……、いーーっ……、ぎぃー……」  口は大きく開けた方が良いと言っていたのに、純子は歯を食いしばり、シーツを掴んでいる。頭は大きくのけぞったり、ベッドに擦り付けたりしている。  純子はだんだん声を出せなくなり、んっと息を呑む音と食いしばった歯の間から息が漏れる音しか聞こえなくなった。  そして純子の体が細かく震えだした。四つん這いの姿勢を保てなくなり、うつ伏せになると、背中を限界まで反らして、シーツを力一杯握り締めている。 (イカせられるかもしれない)  武志は手を緩めることなく、全力で責め続ける。 「ううっ」  純子は小さくうめくと、体全体を痙攣させた。目は半開きで白目が見え、口は大きく開いて、よだれが一筋垂れている。そして肛門から中にかけて肉棒を締め上げる。特に肛門は肉棒の根元を痛いほど締めてくる。  やがて純子の大きい痙攣は治まり、体から力が抜け、ベッドに突っ伏した。背中を丸め、体はぶるるるっと細かい痙攣を何度も続けている。  武志は純子の痙攣が治まるまで辛抱強く待った。  秘肉でイク時とはちょっと様子が違う。意識が有るのかどうかも分からない。これがアナルセックスの時の絶頂なのかもしれない。  武志は試しに肉棒を動かしてみた。 「あうぅー……」  純子の体が大きく跳ねた。 「や……、やめて……、死にます」  純子が苦しそうに必死に訴えるので、武志は仕方なく肉棒を入れたまま後ろから抱きしめた。  そのまま純子が落ち着くまで、ひたすら待った。  やがて純子の細かい痙攣は治まったが、ピクリとも動こうとしない。しばらく見ているとかすかに胸が動いている。どうやら寝てしまったようだ。  武志は突然ほっぽり出された格好になり困った。肉棒をぬるりと抜き、毛布をかけてやってから台所へ行った。冷たい水で喉を潤し一息つく。  武志は純子をイカせることができた満足感でいっぱいだった。純子はアヌスの性感が高いせいもあるだろうが、とにかくイカせる事ができた。秘肉でイカせるのとは違う別の征服感がある。純子がアナルセックスは半分が精神的なものといった事がなんとなく分かる気がした。  締め付けでいえば知香の秘肉の方が上だし、気持ち良さも前でした方が上だが、精神的なものは前後どちらにもそれぞれの味わいがある。アナルセックスは奥が深いと思った。  それに後ろは自分が受ける快感に比べて、相手に大きな快感を与える事ができるみたいだ。これは有効な武器になる気がする。  武志がベッドに戻ると純子が半分溶けたままの瞳で武志を見た。 「凄かったです。まだ体が言う事を聞きません。さすが御主人様惚れ直しました」  また、御主人様とか言ってると武志は苦笑した。 「武志様はまだ出されてませんよね。前の方を使われますか」 「もういいですよ。今日は目的を果たしたから満足です」 「では、お体を流しましょう。それとおしっこをしてくださいますか。気休めですけど、おちんちんの中を洗ったほうが良いので」 「一人で洗えますから、純子さんはもう少し休んでいてください」  武志は純子を残しシャワーを浴びに行った。  二人はそれぞれシャワーを浴びた後、ベッドで抱き合って横になった。 「初めてなのに、あんなに女を感じさせるなんて、凄いです。体中が焼き切れるかと思いました」 「純子さんをイカせる事ができて少し自信が付きましたよ」 「最後の方は快感を受け入れることができなくなって、限界を超えちゃいました。もし、前も一緒に責められてたら気持ち良すぎて死んじゃったんじゃないかと思います」 「そんな大げさな」 「いいえ本当です。今までで一番感じました。もう武志様がなんと言っても一生付いていきます」 「だから、そんな奴隷みたいな事を言わないでくださいよー」 「その位凄かったって事です。武志様の将来が楽しみです。どこまで成長されるのか」 「このまま練習すればアメリカ戦は何とかなる気がしてきました」 「私もお手伝いしますからがんばってください」  武志は一歩階段を昇った気がしていた。 <第18章>  純子と初めてのアナルセックスをやってから二日後の夕方、武志は知香と二人で裸になってベッドの上にいた。  何度見ても知香の裸は素晴らしい。美術品みたいだ。鍛えられ引き締められた体、細いウエスト、長い手足、長い指、爪は当たり前のように綺麗に揃えられている。足の爪も変な形にならず揃えられている。これだけ細くて綺麗でも、か弱い感じはしない。筋肉と最低限の脂肪が付いているからだろう。  細い体なのに胸は大きい。ややハト胸気味だが細い体に不釣合いなDカップの胸が実際以上に大きく見える。薄茶色で盛り上がった乳輪と大き目の乳首が、神々しい体の中で好色な雰囲気を出し、人間らしいバランスを取っている。  知香は言った。 「覚悟はできてるんでしょうね。今日こそはアヌスに入れてもらうわよ」 「一応、純子さんに入門だけ教えてもらいました」 「やっぱり、純子にアナル童貞捧げてきたのね。あんた、純子に取り込まれてるんじゃないの」 「いや、それは純子さんは入門で知香さんは応用かなと思って。それに先にS級の味を知っちゃうと、C級が美味しくなくなるじゃないですか」 「うまい事言うわね。そうやって、真面目そうな顔して女を騙してるのね」 「騙してなんか無いですよ。全部本当の事ですよ。信じてくださいよ」 「嘘か本当かは体に聞けば分かる事だからね。私の方は準備OKだから、ちゃっちゃと始めましょう」  それを聞いて武志は用意しておいたアヌス用ローションを取り出し、ベッドサイドに置いた。 「ちゃんとやる気になってるじゃない」  うれしそうに言うと知香は武志を抱きキスした。三回目で心と体が慣れてきたのか前回よりも心のこもったキスだった。今までのキスがテクニックに走るものに比べて、いとしさが溢れるかの様なキスだ。しばらくはお互いに口の中を味わう。武志は舌先からチョロチョロと気を流してやる。知香が『んふー』と吐息を漏らす。  二人は息が苦しくなった所で口を離した。 「今日はお尻がメインだからね。一応鍛えてあるから遠慮しないでやっていいわよ」  そう言って、知香は四つん這いから腕を折り頭と胸をベッドに付けた。  武志はローションを取ると見せかけて、いきなり蕾にキスをした。最初に会った時さんざんアヌスを責められたお返しをする時が来たのだ。両手で尻をかかえ蕾をチューチュー吸う。ひとしきり吸った後、口を離し言った。 「綺麗にしてるので、味も匂いもほとんどしないけど、かすかな苦味があって美味しいですよ」  純子に重要性を教わった羞恥心をあおる手だ。 「バ、バカな事言ってるんじゃないわよ。味なんかする訳無いでしょ!!」  武志は返事をしないで、舌先でチロチロと蕾をくすぐる。一緒に気を送る事も忘れない。 「ああー」  知香が思わず声を上げる。きっとお尻から力を吸われていく様な感覚を味わってるに違いない。武志は自分がやられたときの感覚を思い出した。  武志は舌に唾液を乗せ蕾に塗りこんでいく。ローションを塗る前にまずは唾液でほぐす作戦だ。唾液を塗りながらも時おり前後左右に寄り道をして、知香にうめき声を上げさせ、前のアヌス責めの仕返しをする。  柔らかくなってきた所で、両手で尻肉を掴み、ガッと左右に開き、舌を肛門に捻じ込んだ。 「いいいいぃー」  知香が一声叫ぶ。武志は今までやられた事を思い出しながら、舌で肛門をなぶる。  肛門で舌を食べるのが大好きな武志は、舌を出し入れして知香にも食べさせてやる。あの甘黒い快感は是非とも知香に味わって欲しい。 「あぁー、あぁー、あぁー……」  知香もそれに答えて、肛門を開け閉めして舌をハムハム食べている。  武志は舌が疲れるまで知香に食べさせた後、もういいだろうと一旦抜いた。心が溶けていくような感覚は十分に味わってもらったはずだ。  かなり柔らかくなってきたので、蕾にローションを塗る。指先から気を出しながら蕾に塗っていく。知香の息が荒くなっている。  武志は指に根元までたっぷりとローションをまぶすと言った。 「指を入れますよ」  知香は細かい事を言われなくても体の力を抜き、尻の力を抜いた。武志は肛門が緩んだのをみると、少しずつ指を埋めていく。けして急いだりしない。一番奥まで行くと、ゆっくり引き抜いていく。指がなじみスムースに動く様になるまで、ゆっくりとした抽挿を繰り返す。  知香も経験者だけあって、尻穴がほぐれるのも早い。 「はぁー……、はぁー……」  知香は大きく息をしながら受け入れている。武志は思った。やはり知香は純子と同じで快感を受け止める事ができる人なのだ。我慢をしないで体を開いて快感を受け止める。そして絶頂の限界値が普通の人より高い。だからなかなか行かないのだ。  武志は指の先を曲げ、腸壁を引っかきながら指先から気を流す。 「あっ、あっ、あっ、あっ」  知香がリズミカルに声を上げる。  武志は中で指先を回したり、穴を広げるように根元から指全体を回したり、ひねりながら出し入れしたり、思いつく限りの指の動きをして見る。指でもてあそびながら時おり、尻のふくらみを甘噛みしてやる。  アヌスがほぐれてきたので指を追加して二本にする。しばらくゆっくり抽挿してなじませた後、色々動かしてみる。純子にやった時の事を思い出して一通りやってみる。中で指を広げたり、そのまま引っかいたり、ひねってみたり、指の第二関節の太い所を出し入れして肛門の輪を刺激したり。もちろん指先からは気を出している。 「あー、あー、あー、あー」  知香は声を出しながら腰をうねらせている。指二本がスムースに出し入れできるので、十分ほぐされただろう。 「そろそろ入れますよ」  知香に声を掛けると、かすかにうなずいた。武志は指を抜くと知香に見えるようにして匂いを嗅いだ。 「汚れは無いけど、香ばしくていい匂いですよ」 「バカっ!!」  知香は恥ずかしそうに言う。羞恥責めが少しは効いているのかもしれない。  武志は急いで肉棒にローションをまぶした。知香の尻にももう一度塗り込める。 「行きますよ」  声を掛けて亀頭を蕾に当てる。知香が力を緩め蕾が少し開く。  武志はゆっくりと腰を進めた。蕾が開き亀頭を飲み込んでいく。少しの抵抗で亀頭が埋まった。肛門がいっぱいに開ききっている。そのままずぶずぶと奥へうずめていく。 「あー……」  知香が小さい声を上げている。  武志はゆっくりゆっくりと腰を進めていく。純子より抵抗が強い。押し広げるようにうずめていく。そして根元まで埋めきった。 「ふーっ」  知香が大きく息を吐く。  今度はゆっくりゆっくり抜いていく。肛門が盛り上がり逃がさないとでも言うように抵抗する。  武志は亀頭が肛門の輪を広げきった所で一旦止まり、意識を集中してエラから気を放射状に出していく。純子とやっている時に思いついた気で肛門を焼く小技を試してみる。  知香は尻を揺すり肛門でエラを引っかく様に細かく出し入れしている。 「あー、それ、強すぎるー。ダメー、焼けるー、熱いー」  知香がうなるように言う。 「もうダメー、お尻の穴がおかしくなるー、いやー、壊れるー、ああー……」  知香は必死に体から力を抜こうとするが、どうしても体に力が入りシーツを握り締めてしまう。蕾にもどうしても力が入り、刺激を増やして自分を追い詰めてしまう。  何とか力を抜いて刺激を受け流そうとする。意志の力でシーツを握った指を開きかけるが、あまりに強い刺激にすぐにシーツを握り締めてしまう。 「ダメー、このままじゃ、このままじゃほんとにダメになるぅー」  知香は刺激に耐えながら武志に訴える。  この技は知香にも有効で想像以上に刺激が強いようだ。武志は少し怖くなり、気を止めると亀頭を中に埋めて刺激を抑えた。  知香は体全体で大きく息をしている。かなり危なかったみたいだ。  武志は再び意識を集中して今度は棹から気を出し始めると、肉棒を知香に沈めていった。  まだ棹全体から一気に気を出すほど上達していないので、眼をつむり棹だけに集中して気を出す場所を増やしながら腰を前後に振る。一ヶ所、二ヶ所、……、気を出す場所を増やしていく、十ヶ所、……、二十ヶ所、……、気が出る穴が数十ヶ所に増えた頃、ふと知香に目をやると狂った様に腰を振っている。 「あぁー、熱いー、中が熱いいーー、あぁー、い、いいー……」  武志が腰を進めるときは迎え入れるように腰を武志に向かって押し出す。少しでも奥まで肉棒をむさぼろうとしている。武志が腰を引く時は抜ける寸前まで腰を引く。少しでも快感を大きくしようとしている。 「凄いー、あぁー……、おかしくなるー、あー……」  知香がうなっている。普段から後ろを使っている純子に比べて、知香はそれほど慣れていないのかもしれない。  武志は子宮の裏側も試してみようと、場所を探すために角度を変えながら突いてみる。 「あぅっ。そこはっ」  知香が反応する場所を見つけると、武志は小刻みにすばやく突き上げながら気を流す。 「あぅー……、ああああぁー……、そこはダメー、ダメになるー……」  武志はここぞとばかりに、そこを集中攻撃する。 「ダメー、ほんとにダメー、おかしくなるー、いやー……、やめてー……」  知香がシーツをガリガリ引っかきながら快感に耐えている。頭をしきりに動かし、顔は苦悶の表情を浮かべている。  もう快感を受け入れるとか受け流すとかの状況ではないようだ。  止めを刺そうと、武志は全力での責めに入る。腰を最高スピードで動かし、気の量も増やし、腸の粘膜を焼く。焼いて、焼いて、焼きまくる。そして、激しく腰を叩きつけ、パーンパーンといい音を響かせる。  知香の体が震え始める。武志は知香の絶頂が近い事を察知して肉棒から出す気の量をさらに増やした。 「イ、クー、イクイクイクイクイク、イクぅーー……」  知香は体を限界まで反らし、アヌスを強力に締め付け、武志から精液を搾り取ろうとする。 「んんぅーー」  知香は突然生臭い息を吐き、びくん、びくんと大きく体を震わせた。  体は硬直し、手はシーツを握り締めたままだ。歯を強く噛み締めて、眉間に深く皺を寄せている。  そして数秒の後、知香の体から力が抜け、ゆっくりとベッドに崩れ落ちた。  武志は一瞬どうしようかと迷ったが、まだ知香の尻が高く上がったままなので様子を見ながら、ゆっくり抽挿を続ける。  知香は首をがっくりと折り、眼をつむり、口を半開きにしている。涎がつつーと流れた。体はピクピク、ピクピクと細かく震えている。手は体の横で力なく伸ばされている。 「知香さん、知香さん、大丈夫ですか」  武志は心配になり、抽挿を続けながら声を掛ける。 「あああぁー」  返事が有るので意識は有る様だ。武志が動くと知香は『あああー』と声を出し、武志が止まると声も止まる。肉棒以外に対する知覚を失っているかの様だ。  武志は抽挿を続けていたが、そのうち知香が一切反応しなくなったので、動きを止め肉棒を抜いた。抜く時にも反応は無い。知香を仰向けにして毛布をかけてやる。それから浴室に行きシャワーを浴びる。肉棒のぬるぬるを落とさないとトランクスもはけない。一通り体を洗うとバスタオルを腰に巻いた。  あれがアナル特有の絶頂と言うやつか。武志は純子に続いて知香もアヌスでイカせた事は感慨深いものがあった。まだ秘肉でイカせる事はできないけどアヌスなら勝てる。今までは一方的にやられていただけにまた一歩自分が成長した気がする。これでアメリカへ行く自信が付いた。  アヌス責めにも改良すべき点がある。棹から気を出せる様になるまでけっこう時間がかかる。それにまだ棹全体から出す事はできない。せいぜい数十ヶ所から出すのが限界だ。古文書では棹全体から出すとなっていたから技術的には可能なのだろう。まだまだ練習が必要だ。イメージトレーニングもやらなければいけないし実地の練習も必要だ。アメリカへ行くまでに技を磨かなければいけない。  それに自分もアヌスを鍛えなければいけない。アメリカ側がそこを責めてこないとは限らない。指を入れて前立腺を攻撃してくるかもしれない。まだ指を入れられた事はないが、尻の感度の良さからいってあっという間に堕ちてしまう気がする。純子が言う様に『体を開いて』受け入れられるようにしなければいけない。  そして修行を続け秘肉でイカせて初めて知香に勝ったと言えるだろう。アヌスなら武志も責められると負けてしまうのだから。まだまだやるべき事は多い。  知香は先ほどと同じ体勢のままで動いていなかった。温水で暖めたタオルで股間を清めて、アヌスを少し温めてやる。知香は目を覚ますかと思ったが全く反応しない。  アヌスは少し盛り上がったままで色が濃くなっていたが、切れたりはしていない。アヌスをやさしくマッサージしてやる。使う前と同じ様になってきた所でおしまいにして、また毛布をかけてやる。  いつになったら目を覚ますかなと思い、武志は先ほどの復習にアヌス責めのイメージトレーニングを始めた。  窓の外が赤くなり日没が近づいた頃、知香は気が付いた。んんーと伸びをしてから、辺りを見回す。武志の姿を見つけると残念そうに言った。 「生意気にもこんな奴にイカされちゃったわ」 「俺も結構勉強になりましたよ。アナルセックスが何となく分かってきました」 「偉そうな事を言うわね。そんな事より今度は私の番よ。お尻を出しなさい」 「ちょ、ちょっと待ってくださいよー。アナルセックスは疲れるんですから。普通の二倍は体力を消耗するんですから」  回収・循環を覚えた今となっては武志は普通のセックスでは全力を出さない限りそれほど疲れない。しかし、後ろでやると気を使うばかりで回収しないので消耗が激しい。 「それに綺麗な人にお尻を責められるのは、まだ恥ずかしいんです。また別の機会にお願いしますから、今日はこれで終わりにしましょう。またあさって訓練が有りますし」 「あんた、だんだん口がうまくなってくわね。まあ、今日はすっごくイカせてもらったから許してあげる。その代わり食事くらいは付き合えるでしょ。おごったげるから付き合いなさい」 「それなら大丈夫です。でも俺はいっぱい食べますよ。体力使ったから」 「私がいくら給料もらってると思うの。嫌って言うほど食べさせてあげるわ」  それから武志は七月中、純子、知香と訓練を続けた。  試験期間中には知香が家庭教師をしてくれた。 「失礼ですけど知香さんは高卒なんじゃ。それに俺の専攻は心理学ですよ」 「あら、私の専攻はセックスと経済よ。心理学もセックスの一環として習ってるわよ。大学生よりよっぽど真面目に教育を受けたわよ」 「でも試験は別なんでは」 「試験なんてのはコツさえ掴めば簡単にできるのよ」 「でもそれじゃあ身に付かないと言うか、ためにならない様な」 「試験は単位を落とさなければそれでいいのよ。真面目に勉強する気なら普段の講義を真面目に受けなさい」  知香の教え方は確かに分かりやすかった。去年までの過去問題とテキスト、ノートを見てこれとこれだけ覚えなさいというものだった。確かにそれで単位を全て取る事ができた。  知香は高卒だけど頭は相当にいいんだろうなと武志は思った。  それからの武志の訓練はアヌスを責めたり責められたりが続いた。責める時は技の完成度の向上を図り、責められる時は舐められるだけでなく、手コキが加わり、指の挿入も加わった。  指の挿入が無ければ、少しずつ受け入れられる快感が大きくなってきている。体を開くという感覚も何となく分かりかけてきた。しかし、指の挿入だけはまだ慣れない。かなりいけない世界へ足を踏み入れている気がする。ただでさえ前立腺刺激は経験が無いのに、背徳感が快感を高めてしまっているようだ。これは自分で指を入れて練習する気にもなれず、武志自身困った事だと思っていた。 <第19章>  八月になり大学は夏休みに入った。今日からは毎日武志と知香の二人で訓練をすることになっている。  訓練は英語とセックス。知香は英語が話せるので、武志が日常会話やセックスに関する英語を学ぶ事になっている。  スケジュールは朝十時に集合して十二時までは英語の勉強。昼食後は適当に休憩を挟みながら七時まで訓練。そして夕食後家に帰る。武志は親にバイトだと言ってある。バイト先の電話番号は部長の頼子が準備してくれた物だ。親が万一そこに電話したら、隊員が対応してくれ必要に応じて武志へ転送してくれる手筈だ。  初日、武志は知香とシティホテルの一室にいた。 「今日からは本格的に訓練を開始するわよ」 「知香さん。俺の英語は普通の大学生の受験英語レベルですよ。それも入試が終わってほとんど忘れちゃったから。通訳がいないと無理ですよ」 「私が一緒の時はいいけど、あんたが一人になったらどうするの。まさかセックスの時も私を同席させるつもり」 「そう言われればそうですけど」 「まあ、大体は身振り手振りでいけるとして、自己紹介くらいは自分でできるようになりなさい。後で何パターンか書いてあげるから覚えればいいわ」 「そんな、何パターンも必要なんですか」 「相手側の責任者に会った時用、担当者用、相手の女性用、少なくとも三パターンは必要ね。女性も一人とは限らないから何個か必要だし」 「全部同じでいいじゃないですか」 「外人というかアメリカ人はね、挨拶のセンスで第一印象を決めるのよ。ジョークと言うかウィットと言うか知的な笑いを求めるのよ。ギャグじゃないわよ。あんたも一応日本代表なんだから舐められない様にしないと」 「なるべく短めでお願いします。日本人メジャーリーガーみたいに『俺のプレイを見てくれ。それが自己紹介だ』みたいな」  知香は少し呆れた目で武志を見て、話を続けた。 「次にヒアリング。セックスに関する言葉、特にスラングが重要ね。受験英語でエッチな言葉なんか出てこないでしょ。make love, fuck, cock, dick, penis, cunt, vagina, clitoris, womb 覚える事はいっぱいあるわよ。これはきりが無いから、単語や慣用句の一覧表を渡すからそれを覚えてもらうとして、後は実際にセックスをしながら、その都度説明していくわ」  武志は午前中いっぱいエッチな言葉を覚えさせられた。  午後は知香と英語でのセックスが続いた。 「Your dick is so hard.」  知香が英語で話しかけてきながら責めてくる。武志は英語で答えようとして頭が混乱し意識が集中できず、あっという間に轟沈してしまった。アメリカ行きに何となく自信を持っていただけにショックが大きかった。  武志が落ち込んでいると知香が慰める様に声を掛けた。 「英語が気になって集中できないなら、会話無しでひたすらエッチをしたらいいんじゃない。それに相手がうるさかったらキスして口をふさいじゃえば良いし。でも、英語の勉強はやって損は無いんだから続けるわよ。それにあいつらはどうせ『こんにちは』と『ありがとう』くらいしか日本語を覚える気は無いだろうし」  武志は暗い気持ちになりながら初日を終えた。  二日目の午前中は英語の続きで、自己紹介の後、一冊の英語の本と英英辞典を渡された。 「この本は宿題。簡単な官能小説だからエッチな表現を覚えなさい。それとスラングは普通の英和辞典には載ってないから英英辞典で調べてね」  ただでさえ自己紹介も覚えなくてはいけないのに宿題まで出て武志の気持ちは落ち込む一方だった。  そして午後になって武志に追い討ちをかける様な事を知香が言い出した。 「今日こそは武志のアナルバージンをもらうわよ。アナル童貞は純子に譲ったんだから、観念してお尻を出しなさい」  知香は女性用のペニスバンドを出しながら言った。 「ちゃんと不公平にならないように、これは内側に二本付いてるやつだから、武志の練習をしながら私も鍛えられる訳。それにクリの所も突起が付いてて刺激してくるの。すぐれ物よ」  知香は明るく楽しそうに話している。武志は気が重い所に衝撃を受けて反論の元気も無い。 「だいじょうぶよ。じっくりほぐしてから、優しくしてあげるから。それにこれはかなり細いのにしたから、うんちより細いくらいよ。それと、これ」  知香は武志に浣腸を手渡した。 「出す所を見せろなんて言わないから。本当は見られるのにも慣れた方がいいけど、それは勘弁してあげるわ」 「そんな事までしなきゃいけないんですか」 「向こうが一度に二人出してきたらどうするの。念の為よ、念の為」 「そういって、単に知香さんが俺を虐めたいだけじゃないんですか」 「そんな事無いわよ。あんた、人のお尻には入れて恥ずかしい思いをさせといて、自分だけは嫌だなんて都合のいい事考えてないでしょうね。あきらめてちゃっちゃとトイレに行ってきなさい。出し終わったらシャワーで綺麗に洗うのよ」  知香は図星を指されたのか少しむっとしながら言った。  もう駄目だ。元気な時なら断るのだが、落ち込んでいる武志は処刑される囚人の気持ちでトイレに向かった。  浣腸を済ませ、シャワーで尻を洗った後、武志はあきらめの気持ちでベッドにあがった。  知香は武志にキスをした後、四つん這いの姿勢をとらせた。 「まずはじっくりほぐしてあげるから」  知香は武志の蕾にキスをし、舌で唾液を塗りこめながらやさしくほぐしていく。  武志はすぐに体に火が点いた。ぞくぞくする感じが尻から背中を通り頭まで達する。チロチロ舐められると反射的に蕾を閉じかけてしまうが、すぐに力を抜き蕾を緩める。純子との訓練で指一本なら簡単に飲み込んでしまうようになっているので、力を抜くと蕾の中心にほんの少し穴が開く。早く舌を差し込んでくれと催促している様にも見える。  知香は尻を両手で開き、顔を尻に押し付けると、舌を差し込んだ。浣腸液の甘い味と腸液の苦い味とが混ざり合っている。知香は尻の穴をほぐすように舌をくるくる回す。 「あぅー……」  武志は大きく息をしながら快感を受け流す。  知香はほぐしすぎても面白くないので、舌を抜き、尻の穴と自分の指にローションを塗っていく。  武志は舌を抜かれて蕾がさみしいのか、尻をうねらせながらローションを塗られている。  知香が指先を蕾の中心に当てると武志は息を吐き蕾を緩める。武志が息を吐くタイミングで指はゆっくりと沈められていく。 「あっ、あっ、あっ、あっ……」  武志が息を吸う時には指は止まり、息を吐く時にゆっくり進んでいく。  指が根元まで沈められた時には、武志は顔を真っ赤にして刺激にあえぎ、肉棒は限界まで大きく硬くなっている。亀頭には我慢汁が玉の様に光っている。  知香は前立腺を刺激しない様に気を付けながら、指を出したり、入れたり、捻ったり、回したりして穴をほぐしていく。  十分にほぐれてきたら、知香は指を二本にしてゆっくり入れていく。 「いっ、ちょっと、痛いです」 「男の子でしょ。我慢しなさい。最初だけだから」  武志は指二本を入れられるのは初めてで少し苦悶の表情を浮かべている。知香は第二間接の前までで止め指を抜いていく。そしてまた入れていく。  しばらく続けて二本の指になじんだのを確認してから、第二間接の太い所を使い肛門を広げる様に何度もゆっくり出し入れをする。そして入れる度に確実に前より深い所まで指を入れていく。  何度か目の往復の時についに武志の蕾は指の一番太い所を飲み込んだ。肛門の皺は伸びきりピンと張っている。  武志は顔をしかめ苦痛に耐えている。知香はゆっくりと指を根元まで入れていく。一番太い所は超えたので、簡単に指の根元まで入ってしまう。そしてゆっくりと抜いていく。第二間接が肛門を通る時、穴はいっぱいに広がるが入れる時より少ない抵抗で通り抜ける。  知香が指を出し入れする度に抵抗はどんどん少なくなり、いつしか簡単に指を飲み込むようになった。 「なんか出そうです」 「大丈夫よ。中はからっぽだから」  武志の顔から苦痛の表情は無くなり、初めての感覚をこらえている。  しばらく指を出し入れした後、知香は指を抜きタオルでぬぐうと、ペニスバンドを手に取りローションをまぶし始めた。腰に回す部分は幅広のベルトでしっかり固定できるようになっている。武志はうつろな目でそれを見ている。  知香は二本の棒を自分の両穴に当て位置を確かめるとゆっくり沈めていく。 「んんっ」  思わず知香から声が漏れる。一番奥まで入れフィット感を確かめると、ベルトを締めしっかりと固定する。腰を振り、具合を確認すると、武志に声を掛けた。 「行くわよ」  武志はかすかにうなずき体の力を抜く。知香は棒の先端を蕾の中心に当てた。棒は直径2センチ位で細い。適度な硬さと柔軟性を持ったシリコン状の素材でできている。  知香が腰を進めると武志の体は一瞬緊張し力が入ったがすぐに力が抜ける。武志は口を開けて大きくゆっくり息をしている。知香は武志の呼吸に合わせてゆっくり腰を進める。棒が少しずつ武志の体に飲み込まれていく。 「ああああぁー……」  武志は少しの痛みと肛門が焼ける感覚を味わっている。お尻の穴が熱い。背徳感、大切なものを失うような寂寥感、しびれるような快感、内臓を押し上げられるような感覚、色々な感覚が混ざり合ったものが武志の頭の中を混乱させる。  知香は武志の呼吸に合わせてペースを乱さずゆっくり腰を進める。武志が息を吸っている時には止まり、息を吐いている時に進む。  武志は頭の中をうずまく感覚に耐えながら大きく息をする。尻から背中にかけて焼ける感じがしている。圧迫感で呼吸が苦しい。胸を強く打った時の様に大きく息を吸う事ができない。内臓が押し上げられ口から出そうな感じもする。  知香は根元まで埋まったのを確認すると、ゆっくり引きずり出す。  武志は恐ろしい感覚に襲われ声を上げた。 「うあぁー……」  内臓が引きずり出されるような、体の中身が出てしまいそうな感覚だ。尻の穴もむず痒くて痛痒い。  知香は武志の尻の穴の変化を楽しみながら、ゆっくり腰を引いていく。自分が尻を責められている時の感覚を思い出しながら、武志があの感覚に襲われていると思うと黒い愉悦が湧き起こってくる。 「変、変、なんか出そう、あー、やめてー」  もちろん知香は腰を止めたりしない。武志の叫びを聞き流す。腰をぎりぎりまで引くと、再度押し込み始める。  武志は息を吐こうとするがうまくいかない。しかし、一往復受け入れてしまった武志の尻は武志の意思にかかわらず、すんなりと棒を受け入れていく。知香も武志の呼吸を無視して、とぎれなく腰を進めていく。 「うー、うー……」  武志はうなりながら何とか大きく息をしようとしているがうまくいかず、ついはぁはぁと細かく息をしてしまう。  根元まで入れると知香はゆっくり抜く。 「武志、抜く時はお尻の穴を締めなさい」  武志は呼吸に苦労しながら、力を入れ尻の穴を締めてみる。 「あぅー……」  新たな感覚が武志を襲った。うんちを無理やり引きずり出されるような異様な感覚だ。思わず体に力が入り、ますます尻の穴を締めてしまう。 「お尻の味がだいぶん分かってきたみたいね。入れる時は力を抜いて、抜く時は力を入れるのよ」  知香は武志の様子は無視して冷静に声を掛け、ゆっくりと変わらないリズムで抽挿を続ける。  武志は尻をくねらせ暗い感覚を味わっている。  知香はしばらく抽挿を続け、尻の穴がなじんできたと思い、スピードを上げた。  武志のうめき声が大きくなる。 「いやー、もういやー、やめてー、おかしくなるー」  武志は女の子のように叫んだ。  知香は抽挿を続ける。 「快感を受け入れなさい。頭を空にして、全てを受け入れるのよ。いつでも出していいのよ」  武志は快感を受け入れるどころでは無かった。頭がおかしくなりそうだった。さっきから射精したくて仕方が無いのだが、何も触れていないため出したくても出せない。今なら少し触れられただけで射精してしまうだろう。 「あーもう出したいー、出させてー、出ないー」  だんだん武志は自分が何を言っているのか分からなくなってきた。何も考えられなくなってきた。  知香は最初からやりすぎたかなと思い、棒を根元まで押し込んで小刻みに体を動かしながら片手を伸ばし、武志の肉棒を優しく握ってやった。 「で、出るっ」  限界まで硬く大きくなっていた肉棒はそれだけで射精を始めてしまった。  ビュルビュルビュルビュルー。  大量の精液をベッドに撒き散らす。武志はブルブル体を震わせている。知香は射精を助けようとやさしく肉棒をこすってやる。  武志は今までと違う射精感に襲われていた。体の内側から精液を押し出される感覚だった。射精の快感と尻から背中にかけて広がる黒い愉悦が混ざった、どす黒い快感だった。  ビュルッ、……、ビュルッ。  ようやく最後の一滴を出し終わった時にはベッドに大きな精液の水溜りを作っていた。  武志は精液で自分の体が汚れるのも気にしないでベッドに突っ伏した。その勢いで尻に入っていた棒がにゅるんと抜ける。いつのまにか武志の両目には涙が浮かんでいる。  知香は武志の横に体を寄せると抱きしめ、頭を優しくなぜてやる。 「女の子の気持ちが分かった」  武志は色々な感情、考えが頭の中を駆け回り混乱しながら、半泣きでぐすぐすしている。  いけない世界に入ってしまった事、それが気持ち良かった事、今まで無意識の内に女性を物扱いしてしまっていた事、その他色々考えていた。  知香は武志が落ち着くのを待って、ペニスバンドを外し、浴室に行って蒸しタオルを持ってきた。  精液で汚れた武志の体をきれいにして、お尻を拭き後始末をしてやる。武志はされるがままだった。  それが終わると武志を浴室へ連れて行き、体中きれいに洗ってやる。自分もさっと体を洗い、二人の体を拭き、武志にバスローブを着せ、自分も着る。武志は素直に全てを任せている。  二人はソファに座った。何か言いたそうな武志の頭を胸に抱き知香は言った。 「何も言わなくていいの。今日の経験をどう生かしていくかが大切なの。武志ならできるよね」  武志はうなずいた。  その日の夕食は何も味がしなかった。軽いものがいいだろうと知香が気を利かせてダイニングカフェで簡単な食事を取った。会話も少なく寂しいものだった。  家に帰ってから武志は大きく落ち込んだ。アヌスを奪われた事もあったが、それよりも自分の小ささに気が付いたからだった。  知香はとてつもなく大人だ。それに比べて自分はなんと子供なんだろう。S部隊の人はいつもセックスを通して自分に教えてくれる。  きっと知香は分かっていたのだ。自分が間違った方に進んでいる事、大切な事を忘れている事を。  そもそも自分がS部隊に協力しているのは一条流の発展、自分の技を磨くためだ。なのに最近は純子や知香を倒す事やアメリカ行きの事ばかり考えていた。それに、純子や知香を後ろでイカせた事でいい気になっていた。相手の気持ちなど何も考えていなかった。相手も女性なのだ。年下の男に後ろでイカされて何も思わないはずが無い。知香みたいにプライドの高い人ならなおさらだ。  自分が後ろに入れられて初めて分かった。悔しくて情けないのだ。  それを分からせる為に今日知香は武志の尻を犯したのだ。口で説明されるより身に染みて分かった。  明日から俺はどうすれば良い。それは分かっている。初心に帰って自分の心と技と体を磨くのだ。いつまでも落ち込んでいてはいけない。明日からは元気になって訓練を続けるのだ。知香もそれを望んでいるはずだ。  でも疑問もある。S部隊の人はどうしてこんなに良くしてくれるのか。確かに自分は一条流の継承者でセックスはうまい方だろう。しかし、ここまで目をかけてくれる程の者だろうか。そんなに顔もいい方ではない。S部隊に協力するといいながら逆に指導されている気がする。前から何となく考えていたが、その思いがだんだん強くなってくる。  だが、今は当面のアメリカ行きを目標に自分を鍛えるしかない。武志は気持ちを入れ替え明日からがんばろうと思った。 (でも、今日の知香さんは絶対、自分は楽しんでたよな) <第20章>  三日目、武志は気持ちも新たにがんばっていた。自己紹介も自分で原稿を見ながら録音して、それを聞きながら来た。今日は知香に良い発音で録音してもらうつもりだ。宿題も昨日の夜のうちにだいぶん読み進めた。  そして午後セックスの時間になった。 「昨日の訓練は辛かっただろうから今日はお詫びに特別ゲストを呼んでいます」  知香がはずんだ声で言った。  そして二人の女性が入ってきた。  双子の愛と優だった。五ヶ月ぶりの再会だ。  細い肩紐で吊られたミニのキャミワンピースで胸から上と太ももから下を大胆に見せている。鎖骨やそのくぼみ、肩のラインが美しい。ハイウエストのデザインが脚の長さを引き立てている。腰の位置が武志とあまり変わらないくらいだ。  武志は今までに出会ったS部隊の人の中でこの双子が一番好きだった。静香は上のレベルの人と比べると、彼女には悪いが少し物足りなく感じる。明日香や彩音は綺麗すぎて萎縮してしまう。知香は気持ち良すぎて困るし、年も少し離れているので姉みたいに思ってしまう。清佳にいたっては精力を吸取られて死んでしまう気がする。  この双子は武志の好みに当てはまりすぎるくらい当てはまっているし、年も近く恋愛感情に近いものを持ちそうになる。武志にとっては考えられる最高レベルの女性でそれが二人もいるのだ。いつ会えるか分からなかっただけに喜びはひとしお大きい。 「武志君、久しぶり、元気だった。噂は聞いてるわよ」と黒髪の愛。 「武志さん、お久しぶり。また会えてうれしい」と栗色の髪の優。 「二人ともどうしたんですか。何も聞いてなかったからびっくりしましたよ」 「知香さんに呼ばれたの」 「二人は知香さんをご存知なんですか」 「私達が入った頃、知香さんはA級で何度か一緒に仕事をした事があったの」 「昨日もちょっと言ったけど、今日は相手が複数の場合の練習をしようと思って。それで二人に来てもらったの。誰でも良かったんだけど、報告を読むと武志は二人の事が気に入ってたみたいだから」 「いや、それは、そのー、二人は年も近いし、綺麗だし、スタイルはいいし。双子の人なんて初めてだったし……」  武志はいきなり本人達を目の前にして本当の事を言われてドギマギしてしまう。 「あんたは私がおばさんだと言いたいのね。年の話はするなって言ったの忘れたの」 「そんな事言ってないですよ。知香さんは名前の通り知的で大人の香りのする素敵な人ですから。それに二十代前半の引き締まった見事な体で、胸も大きくて綺麗だし」 「まあ、いいわ。それよりちゃっちゃと始めるわよ。やる事はたくさんあるんだから」 「可愛そうに武志君は知香さんに虐められてるのね。優しくしてあげるから」 「私が癒してあげます」  双子は知香に火を点ける事を言う。  武志はさえぎる様に言った。 「とりあえず二人ともベッドに行きましょう」  三人はベッドの側へ行き、服を脱いだ。久しぶりの双子の裸に武志は興奮気味だ。  この半年の間に天使の様な美しさはそのままに大人の女の魅力が増している気がする。胸、腰周り、太ももにほんの少し脂がのり、美少女から美女へ変身を終えた感じだ。しかし、手脚の細さ、長さは変わらず、腰も十分細い。色も相変わらず白い。スリムが好きな武志には完璧な美しさに見える。  知香はソファに座り不機嫌な様子で武志達を見ている。  裸になった三人はベッドに上がりキスをする。まずは武志と愛、次に優。こういう場合、順番は愛が先である。そして三人同時にキスをする。アイドル並みの二人と同時にキスするのはめったに無い経験だ。知香とキスするのとは別の興奮がある。 「それじゃあ四つん這いになってね」 「武志さんもお尻が好きならあの時に言ってくれたらよかったのに。嫌がる男の人もいるから遠慮したんですよ」 「あんた達が気付かないのが未熟なのよ。そもそも武志の弱点がお尻だって分かったのは、愛と優の報告からなのよ」  知香が口を挟む。 「えーっ、そうなんですか」  武志が驚いた声をあげた。 「そうよ、武志が優にお尻を舐めさせたでしょ。あれで、武志はお尻が弱点じゃないかと考えたのよ」 「でもあれは優さんに愛さんのお尻を舐めてもらったんですよ」 「人にそんな事をやらせるのは、自分が好きか嫌いかのどちらかしかないでしょ。好きって事はお尻が感じるって事だし、嫌いって事は弱いって事だし、どちらにしろ効果が有ると判断されたのよ」 「それでみんなお尻を責めてきたんですか。やっと分かりました」  武志は納得した。 「私達、お尻も一通り教育を受けていますから安心してください」  優が安心させるように言う。  武志は言われたとおりに四つん這いになる。始まる前にお尻の中はきれいにしてある。だが、初対面ではないとはいえ、多少気がある二人だけにものすごい羞恥感がある。  愛が武志の後ろに回り、アヌスを舐め始める。いきなり中心を舐めるような事をせず、回りからゆっくりほぐしていく。  優は武志の下に潜り込み、フェラチオを始める。まずは先端にキスをして、すでに出始めている雫を舐め取る。それから亀頭に舌を這わせていく。二人は息を合わせてだんだん攻撃を強めていく。愛は蕾を舐め始め、優は亀頭を咥え舌を這わす。肉棒に指も絡める。 「あぁー、き、気持ち良いです」  武志は研修所の大浴場でフェラとアヌスの同時攻撃(五人掛りだったので他に乳首とかも責められた)を受けた事があるが、自分が大好きなタイプの女の子二人に連携して責められると話は違い一段と気持ち良い。  それにこの双子のテクは、あの時の隊員達よりワンランク上である。舌の動かし方、力の入れ具合が絶妙で痒い所を掻いてもらう感じだ。Cランクでトップと言うだけあって、下っ端の隊員とはレベルが違う。武志はあまりの気持ち良さに早くも射精感が湧きあがってきた。  ここで初めて武志は問題に気が付いた。今までアヌスを責められている時は体の力を抜き快感をそのまま受け入れるようにしていた。我慢しないで体を開く事で限界を高める事ができた。しかし、肉棒も一緒に責められる場合、体の力を抜いていると射精感がどんどん高まって出そうになってしまう。かといってアヌス責めで体に力を入れて我慢をしていれば快感に前面からぶつかる事になり限界はすぐにやってくる。  武志は理想と現実、理論と実践は違うもんだなと思った。体の力を抜き快感を受け取りながら、丹田に意識を集中し射精感を引き伸ばそうとする。  そのうちにも愛と優の攻撃は激しくなる。愛は蕾の中に舌を入れぐねぐね動かしている。優はゆっくりとディープスロートをしている。 「うぅー、い、いいー」  武志は肛門で大好物の舌をはむはむと食べる。肛門を開け閉めして、舌の柔らかい感触を満喫する。純子や知香との訓練でかなり慣れてきたとはいえ、フェラと同時なので、かなり効いてくる。  フェラも優は持てるテクを全部出して責めてくる。喉の奥まで含んだり、舌を激しく絡めつけ、頭も複雑な動きで刺激する。もちろん両手も使って、竿と袋を責めてくる。  しかも相手は自分の好きなタイプ120%の双子である。文句の付けようが無い。一つ残念なのは二人のやっている事が見えない事だ。ビデオにでも取れば二人の美しい顔がアヌスを舐め、肉棒を含んでいる顔が見られるのに、残念で仕方が無い。  いつまでも、これが続けば良いのに。一日中舌を食べられたら、どんなに幸せだろう。武志は想像してしまう。  しばらく武志が夢中になっていた所で愛が肛門から舌を抜いた。舌が疲れて動かなくなってきたのだ。  愛はローションをまぶすと指を入れゆっくり抽挿を始める。ただ、知香から指示が出ているのか前立腺には触れないようにしている。優も肉棒に指を絡ませ頭の動きにあわせてしごき始める。 「はぁーー……、はぁーー……」  武志は大きく息をしながら快感を受け流そうとするのに必死になってきた。意識を集中し射精を止めるので精一杯だ。人は体の力を抜いて頭を空にするのはやりやすい。だが、体の力を抜いて意識を集中するのは難しい。普段そんなことはやらない。ヨガとか座禅の世界になるのだろうか。武志は、また一つ課題を見つけた気がした。  愛は指を二本に増やした。優は唇で肉棒を締め上げ、竿を握る指も力を込め回転を加え責めを強くしていく。 「うううぅー……、ああああぁーー……」  武志は昨日の知香の責めでは二本指は普通に我慢ができたが、今日はかなりきつい、正直射精してしまいたかった。だが、意地とプライドだけで耐えた。  愛は二本指がスムースに動くようになった所で一旦指を抜いた。そして、ペニスバンドの準備を始める。  優は武志を休ませるかのように肉棒を口から出し棹の部分をペロペロ舐め始めた。  武志は一息つく事ができたが、つかの間の休息だった。息も整いきらず、体の昂ぶりも引いていないのに、愛は蕾にローションを塗り始める。それに合わせて優も亀頭部を咥える。  愛は蕾の内外にたっぷりとローションを塗り終わるとペニスバンドの先を蕾に当てた。  武志は覚悟を決め、ゆっくり大きく呼吸を始める。そして武志が息を吐き始めるのを合図に愛は腰を進め、優は肉棒を飲み込んでいく。 「あぅー……」  武志は昨日よりも楽にシリコン棒を飲み込んでいくが、それは尻の穴だけの事で、頭と体は大変な事になっていた。挿入時の痛みが昨日より少ない分、尻の快感が昨日より大きい。さらに肉棒への刺激が加わり、昨日どころでは無い快感を味わっていた。もう少しもう少しと意識を集中し射精を我慢する。頭の中を様々な感覚が駆け巡り爆発しそうだ。  愛は根元まで埋めきると、ゆっくり引き抜き始める。優も肉棒を吐き出し始める。武志は駄目だと分かっていながら尻の穴に力を込めて締めてしまう。ほんの少しだけ射精感は遠のくが、それに倍するくらい尻の穴の快感が増す。 「あぅあぁー……」  武志は恥ずかしいと思いながらも声を止められない。  愛と優は武志がかなりきているのが分かり攻撃の激しさを増していく。  愛は入れる時にずずずっとスピードを増し、優は肉棒を飲み込みながら舌を激しく絡め、指でしごく。もう片方の手で乳首をコリコリ引っかく。 「ああー、ああー」  武志はもう何が何だか分からなくなってきた。頭の中は渦を巻き何も考えられない。半分無意識にただひたすら射精をこらえる事しかできない。  愛はだんだん抽挿のスピードをあげ、優は唇を締めフェラチオの激しさを増す。  武志の体が震え始めた。 「ダメ……、もうダメ……、出そう……、出ちゃう……」  愛は抽挿に捻りを加える。優はもてる全てのフェラテクを駆使していく。  武志はさらに何度かの抽挿に耐えたが、それが限界だった。 「で、出るっ」  びゅるるるるびゅるるるー、びゅるるー、びゅる、びゅっ。  亀頭から大量の精液が噴き出し、優の口の中を満たす。優は射精を助けようと、精液を必死に飲み込みながら肉棒を吸い上げる。愛も精液を押し出すかの様に後ろから小刻みに突き上げる。武志の腰がびくっびくっと震えていて、周りから見ても射精をしているのがわかる。 「ああぁー」  武志は一流の女性を汚すという普段あまりしない事をしている事も思い浮かばず、ただ、下半身が溶けて無くなる様な快感に体を震わせる。  昨日知香にやられたのより、もう一段快感が強い。体中からエネルギーを吸い取られていく感じだ。お尻には暗い愉悦が有り、肉棒には溶ける様な快感がある。その二つが背中で混ざり合い、頭まで響いて来る。怪しい快感で頭がいっぱいになる。  武志は最後の一滴まで出しつくすと、がくっと体から力が抜けた。愛は武志の腰を掴み体を支える。優はなおも肉棒を含み舌を絡めながら吸い上げる。そして棹の中に残った物まで吸い尽くすと、ようやく口を離し、体を武志の下から抜いた。  武志は体中の力が抜けベッドに崩れ落ちた。  愛はペニスバンドをはずし武志の隣に横たわる。優も愛の反対に横たわる。二人は武志の体を優しく撫でてやる。  武志は体から快感の波がなかなか引かず時おり体を震わせ、何もしゃべらないまま横たわっている。  しばらく休んで体が落ち着いてから武志は愛と優に連れられてシャワーを浴びた。二人にきれいに洗ってもらい、体まで拭いてもらう。体に力が入らないので、二人に身を任せ全てやってもらう。終わるとバスローブを着せてもらいソファに横になった。 「やっぱり武志はお尻を責められるとひとたまりも無いわね。作戦を考える必要が有るわね」  知香は何かを考えているようだ。 「次は私の番ね。愛と優、頼むわね」  武志がソファに横になったまま見ていると、三人の女達がベッドに上がった。ひょっとしてレズの訓練をするのか。  知香の体に愛と優が絡んでいく。武志は驚いて三人を見つめた。体は疲れきり気力も失せているのに股間に血液が集まり始める。三人の美女のレズシーンなど初めて見る。今まで美穂と麗華などが絡んでいるのを見た事はあるがあくまでも普通の人が二人絡んでいるだけだ。  三人ともどこへ出ても恥ずかしくない美貌とスタイルをしている上にその内二人は双子だ。こんなシーンを見る事ができるのは世界中を探してもほとんどいないだろう。  女達は普段からやっているかのように慣れた感じで体を合わせている。  知香はベッドへ横になり、それにのしかかる様にして愛が上からキスをしている。激しく舌を絡ませているのが口の動きから分かる。片方の胸を押し付けあって乳房がいびつにゆがんでいる。残った乳房は手でもみ合っている。  優は知香の股間にうずくまり秘肉へ舌を這わせている。片手でクリトリスを揉み、もう片方の手でさわさわと脇腹を撫でている。  女達はみなかすれた声を出し部屋に淫靡な音が広がる。  武志は股間を完全に勃起させ凝視する。  愛と優が移動して知香の両側で横になった。二人で乳首を片方ずつ口に含み、片手でその乳房を根元から絞り上げるように揉んでいる。そして片手を知香の股間に伸ばしている。愛がクリトリス、優が秘肉に指を入れているようだ。だが、良く見ると優はアヌスにも指を入れている。人差し指を秘肉に中指をアヌスに入れているようだ。  優はそれぞれの指を自在に動かしている。二つの穴の間の肉を指で挟みしごいたり、それぞれ別に動かしたり、二本同時に出し入れしたりしている。その間も愛は休む事無くクリトリスを責めている。  知香はだいぶんきている様でなまめかしい吐息を出している。  その時、武志と知香の目が合った。知香が目で武志を呼ぶ。武志は一瞬だけ迷ったが、かなりの興奮状態にあり誘われるままに知香の元へ行った。  知香の頭の横に行き、まずはキスをした。知香は貪る様に武志の舌を吸ってくる。武志は吸われるままにしてやり、唾液も流し込んでやる。知香は喉が渇いていたのかおいしそうに飲み込む。反対に武志が舌を吸ってやると、けなげに舌を必死に伸ばしてくる。武志はその舌を吸い、甘噛みし、フェラチオのように唇で挟んでしごいてやる。  頬や耳、喉を撫でてやると知香はくふうんと喉を鳴らした。  武志は興奮のあまり我慢ができなくなり、口を離すと肉棒を知香の顔に近づけた。  知香は懸命に首を伸ばし口を開き咥えようとするが武志の足が邪魔で咥えられない。せめてもと舌を伸ばし亀頭の先端を一生懸命にチロチロと舐める。そして舌を亀頭の先の割れ目に押し付け割り込ませてくる。  武志は内側の敏感な部分を舐められ急速に射精感が増したが、必死に抑える。  知香はなおも執拗に割れ目を責めてくる。たまらず武志は肉棒を一旦引いた。  体を知香に覆いかぶせる様にしてさらに肉棒を近づけた。知香は亀頭を含み必死に吸い始める。口の中では舌を激しく絡める。  その間も愛と優は愛撫を続けていたが、蕾は十分ほぐれたと判断したのか体を一旦離した。  そして、ペニスバンドを手に取り準備を始めた。  それを見て武志はチャンスと考え、肉棒を口から抜くと体をずらし正常位で一気に秘肉を突き刺した。 「んんーっ」  知香が声を上げる。S級だけあって何度味わっても素晴らしい。絶品の味わいである。柔らかい肉が肉棒に絡みつき締め上げる。今日はアヌスの訓練であるのであまり昂ぶらせないために気は送らない。  中の感触をしばらく味わった後、ゆっくり動き始める。秘肉の中にざらざらや襞が多いのが良く分かる。知香も搾り取る為ではなく、肉棒を味わう為の締め付けをしてくる。お互い全力を出さず余裕を持って楽しむのも気持ちが良い。  そうして二人がお互いの性器を楽しんでいると、愛と優の準備が整い股間にシリコン棒を生やして戻ってきた。昨日武志が入れられたものより倍くらい太く直径3センチ以上はありそうだ。  武志は二人を見て心残りながら肉棒を引き抜いた。  まずは優が仰向けに寝転がると、知香はのそのそと体を起こし優の上に跨ると、ゆっくりと腰を降ろしていく。  さすがにその太さだと一気に入れるのは辛いのか、行きつ戻りつを繰り返し、時間をかけてなじませながら飲み込んでいく。やがて全部飲み込むと知香は体を前に倒し、優に抱きついた。  身長差が有るので知香の乳首が優の口の近くに来る。優は乳首に吸い付いた。  知香は目をつむり、そのまま動かない。  愛は知香の蕾にローションを塗りこんでいく。愛液ですっかりぬかるみ、ほとびていた蕾は愛の指をなんなく飲み込む。愛は内側にもしっかりとローションを塗っていく。  準備が終わった愛は棒の先端を蕾の中心に当てる。  二本挿しは少し不安なのか武志の時より大きく息をしている。  優はしっかりと知香を抱いている。  愛は知香の呼吸に合わせて棒を沈めて行った。 「あっ、あううぅー……、ちょっと……、きつい」  知香は頭をのけぞらせ、うめき声をあげた。さすがに二本挿しはきついのか顔には少し苦悶の表情がにじみ出ている。それでも知香はがんばって大きく息をしている。  愛は知香の呼吸に合わせてゆっくりなじませるように進んでいく。知香が息を吸うと愛も止まり、息を吐くとゆっくり進む。  そうして時間をかけながら愛は根元まで棒を埋めきった。  そこで知香が武志に言った。 「武志、喉の一番奥まで入れて」  武志は一瞬驚いたが、同意を求めるように愛を見ると、愛もうなずいている。  武志は知香の愛液で汚れたままだけどいいのかと思った。知香は大きく口を開けて武志を待ち構えている。  武志は知香の顔の前へ行き、肉棒を差し出した。  知香は首を伸ばすようにして咥えた。  武志はそのままゆっくりと腰を進めていく。知香の喉がごくりごくりと動くのが見える。四つん這いの格好なので口から喉まで一直線になっておりディープスロートができるのだ。  武志は根元まで知香の口に押し込んだ。唇はもぞもぞ動き、舌は棹の下でれろれろと動き、喉が、んぐんぐと動いている。鼻から漏れる息が下腹部をくすぐる。  武志は知香が三ヶ所とも根元まで埋められてるのを見て、これまでに無いほど興奮した。女性が4Pで責められるのを見るのも初めてなのに、それが知香なのだ。なぜか分からないが感激した。昨日の夜落ち込んだことを忘れそうになり、これは訓練なんだと自分に言い聞かせる。  知香が飲み込み終わると、愛は再び動き始めた。優も知香の胸を揉み始める。  武志の所から知香の顔は見えないが、息の苦しそうな感じから苦しいのではないかと思った。  どうしようかという顔で愛を見ると、優しい顔をしながらかるくうなずく。大丈夫という意味なのだろうか。武志は心配だが、知香の頭を両手で固定すると腰を動かし肉棒を抽挿する。  やがてゆっくり動いていた愛がなじんだと判断して少しずつスピードを上げ始める。それに合わせるかの様に優も乳首をつまみ引っ張り始める。愛の抽挿につられて知香の頭も動き、肉棒がより激しく出し入れされる。  苦しさか快感か分からないが知香はかなり昂ぶっているみたいで時々肉棒に歯が当たった。  怖くなってきた武志は、愛にもう抜くよと目で訴えると、愛はうなずいた。肯定の返事だと思い武志はゆっくり肉棒を引き抜いた。  知香は何度かむせた後、大きく息をした。  愛はさらにスピードを上げ腰が当たりパンパン音がしている。  だんだん知香の息が激しくなり手に力が入りシーツを掴み始めた。  それを見て愛が徐々にスピードを落とし始めた。訓練なのですぐにイカせない方が良いとの判断だろう。  そしてゆっくりになると、動きを止め、棒を抜いた。 「はああー」  知香は一声上げると、肩で大きく息をしている。優にうながされるとだるげに腰を上げた。  優は起き上がり場所を空けた。武志の手を取り、そこに寝るようにうながす。  武志はうながされるままに横になる。  知香はのっそりと体を動かし、武志をまたぐと、腰を降ろしていく。愛が武志の肉棒に手を添え位置を合わせてやる。  知香はそのまま腰を落としていく。 「ああー」  肉棒が埋まると知香から満足の声がでた。体にぽっかり空いた所を埋めてもらった充足感があった。  知香はそのまま体を倒し、武志に抱きつきキスをした。二人でねっとりと舌を絡ませ、唾液を交換し合う。  愛はシリコン棒を蕾の中央にあて、ゆっくりと押し込んでいく。棒は何の抵抗も無く飲み込まれていく。  キスしたまま知香は鼻から大きく息を吐いた。  愛は数回抽挿してなじませた後、スピードを上げていく。  武志は最初リズムの合わせ方が分からず、愛が入れるときは抜き、愛が抜く時は入れた。その方が棒と棒の摩擦感が大きいと考えたからだ。そして武志は知香がイッてしまわない様に注意しながら気を流してやる。 「んふぅー、んふぅー、んふぅー……」  知香が喉の奥でうめき声を上げ始める。  武志は気を循環させ始める。知香のうめき声が大きくなる。息が苦しいのか鼻息が荒くなる。秘肉も武志の動きに合わせてキュッキュッと締めてくる。知香本人は自分から締めるつもりは無いので快感に反応して体が自然と締めているのだが、元々締りが良い方なので、武志は射精をこらえるのに苦労した。だが、アヌスを責められてる訳ではないので我慢できる範囲だ。  一応もう一つのリズムも試しておこうと、愛の動きに合わせて、愛が入れるときに入れ、愛が抜く時に抜いてみた。すると気持ち良いのか苦しいのか分からないが、その方が知香の反応が強い。 「ああー、ああー、ああー、お腹がー……」  口を離してみるとと激しく声を上げる。このままだと知香がいきそうなので、どうしようかと愛を見た。愛は武志にうなずくと動きをだんだんゆっくりした物にしていく。武志も気の量を少しずつ減らして知香を少しクールダウンさせる。  二度も絶頂付近まで押し上げられては降ろされて、知香は体中が疼くが、二本差しのせいで体力を消耗しフラフラしている。  知香は双子に支えられ、武志の上からどかされる。武志が優に場所を譲る。  優が横たわると、知香がその上に降ろされる。シリコン棒をゆっくり飲み込んでいく。優がしっかりと知香を抱きとめる。その間に武志は肉棒にローションをたっぷりまぶしておく。  知香が大きく息をして武志が入ってくるのを待っている。  武志が知香の呼吸に合わせてゆっくりと入っていく。  さっきまで入っていた人工棒より武志の肉棒の方が少し太いためか、知香は苦悶の表情をしている。  武志はゆっくりとした抽挿を続けながら、意識を集中し棹から気を出し始める。知香をイカせすぎないように抽挿のスピードと気の量に注意する。  知香の顔が苦悶から快感へ少しずつ変わっていく。  武志は棹から気を出す場所を増やしたり、カリから気を出しながら肛門の所で一時止めて肛門を焼いたり、知香を責める。だが、気の量自体は抑え目にしている。 「あぅあー、あああー、うぅー……」  知香がうめき声を上げ続ける。  武志は知香をイカさない様に反応を確認しながら、抽挿のスピードと気の量をコントロールする。  下では優がシリコン棒を出し入れしているのが、薄い肉を通して肉棒に伝わってくる。  しばらく続けていると知香の反応が弱くなってきた。初めてアヌスに入れた時の様に徐々に気を失われるのは訓練にならない気がして、責めを強くする。  抽挿のスピードを上げ、気の量を増やす。 「あああー、強いー、もっとゆっくりー」  知香は活を入れられたかの様に、反応が激しくなる。  武志はほんの少しだけ責めを緩めて、そのまま続ける。  そうして、反応が弱くなり、責めを強くするのを繰り返すと、間隔がだんだん短くなって来る。 「もうダメー……、おかしくなる、おかしくなるー、ダメー……」  本当の限界が近づいたと見て、武志が最後のスパートに入った。  抽挿のスピードを上げ、激しく腰を叩きつける。パーンパーンと小気味良い音がする。 「あああー、お尻がー、お尻が熱いー、焼けるー、お尻が壊れるー」  知香は体力が残っていないのか、声も小さい。  優も下からの突き上げに力を込める。 「あぁー、もうダメー、いくー、お尻でいくー」  知香の体が震え始める。前後の穴が急に強く締まってくる。それでも武志と優が抽挿を続ける。 「んんんーっ」  知香は背中を反らし、一声うめき声をあげると優の上に崩れ落ちた。  体中がピクッ、ピクッと時おり痙攣している。  武志と優は痙攣が収まるまで待ち、それから棒を抜いた。抜ける時に少しだけ知香がうっとうめいた。  知香は体力の全てを使い果たし、ぐったりして動かない。時おり顔を動かし武志達の方を見るので少しは意識が有るようだ。武志達は知香の股間の後始末をしてやったり、交代でシャワーを浴びたりした。全員がシャワーを使い終えソファでくつろいでいた所、知香がのっそりと起きてきた。  行為が終わって小一時間たっていた。知香はのそのそとシャワーを浴びにいった。  出て来た時には少し元気が回復したみたいで、先ほどよりは少しましな足取りで戻ってきた。 「私にも何か頂戴」  知香は缶ビールを受け取ると、一気に飲み干した。  愛と優がソファを譲りベッドに移ると、武志の横にどさっと座った。 「武志も私もまだまだね。もう少し鍛えないと」 「知香さんは道具が相手だから仕方が無いですよ。勝ちようが無いじゃないですか」  武志が言った。 「私はもう少しがんばれるかと思ってたんだけど最後の方はぐずぐずになっちゃった。やっぱりお尻は普段使わないから弱いわね」 「日本だと後ろを使う事なんか無いから仕方が無いですよ」  愛も知香をなぐさめる。 「そうね、後ろを使う奴はたいてい純子とかが相手するから、なおさら機会が無いし」 「これを機会に後ろの喜びを極めると良いかも」  優が言わなくてもいい事を言う。 「私は前で十分なのよ。別に後ろは使わなくてもいいの」 「あのー、ちょっと聞いてみるんですけど、みなさん女同士って経験があるんですか」  武志は好奇心からさっきからの疑問を聞いてみた。 「私達はレズも一通り出きる様に練習してるのよ。レズビアンが相手の時もあるし、相手が人妻の場合、男だと接触が難しいけど女なら何倍も簡単でしょ。温泉やジムとか裸になるチャンスもあるし。それに男の隊員が足りない時は相手がノーマルな人でも女性隊員が行く事もあるわよ」 「それでさっきはあんなにスムースだったんですか」 「それより、今日はもう終わりにしましょう。食事に行くわよ。みんなは何が食べたいの」  知香は手を振り話を終わらせると言った。 「私は焼肉がいいー」と愛 「私はお寿司かなあ」と優 「俺は何でもいいですよ」と武志 「今日は私も疲れたから、がっつり肉を食べに行きましょう。いいわね」  愛と優は知香のおごりなので喜んでいる。  武志はたった三日で疲れが溜まってきているのを感じていた。体力には自身があったのに訓練がだんだん辛くなってきた。もう早くアメリカに行って終わらせたい。  武志は一人でため息をついた。  土日がすぎ知香との連日訓練四日目が始まった。  週末で疲労を回復をしたが若干体の重さを感じていた。予想以上にアナルセックスは体力を消耗する。  午前中の英語訓練はつつがなく済み、午後のセックス訓練が始まった。  今日も知香、愛、優の三人が相手だ。  まずは武志の訓練で愛と優の三人でベッドにあがる。  前回同様に愛が蕾をほぐしながら優が口で肉棒を含む。十分ほぐれたところで、前回とは違い、優がベッドに横になった。愛がペニスバンドの準備をしている間に、武志は優に挿入していく。五ヶ月ぶりの秘肉だ。  相変わらず気持ちが良い。武志はこの位がちょうど合ってると思った。B級以上になると気持ち良すぎて我慢するのに必死になり心の余裕がなくなる。愛や優も最初の時は気持ち良すぎて困ったが、明日香、彩音、知香とより凄い相手に耐えた今ではちょうど良い気持ち良さに感じる。この位なら必死にならなくても普通に我慢ができる。  キスをしながら正常位固めで優の動きを止め腰だけを動かす。優の感じるポイントを思い出しながら探る。ちょっと卑怯だが早くも気を送り優を燃え上がらせていく。  愛が尻に手を置き準備ができた事を知らせてきたので、一旦動きを止め大きく息をする。  愛が呼吸に合わせて武志の尻に入っていく。  裂ける様な痛みは無いが苦しさは感じる。愛が動くたびに妖しい感覚が尻から背中へ広がっていく。  今日は優を動けなくしているので昨日よりは楽に感じる。だが、優は動きを止められても腰をできる範囲で動かし武志を責める。  武志は先に優をイカせる事にして循環の技を始める。尻に入れられた状態で集中できるかと心配したが、まだ意識がはっきりしている状態なので、技を使うことができた。  最初は少しずつ気を流して、流れ具合を確かめる。優とは二回目なので気の道は既に通っており緩やかに流れていく。優の舌を吸いそこから気を回収していく。そして再び丹田に収める。順調に気を循環さえる事ができた。  愛はまだ棒をなじませている段階で抽挿は緩やかだ。今の内に優をイカせないといけない、武志は気の量を増やしていく。 「んふぅー、んふぅー」  優がふさがれた口からうめき声を上げる。何か違う。優は戸惑いを覚えた。前に武志と寝た時より感じ方が強いし早い。このままではあっという間にいかされてしまう。  優は気の道が通りやすくなっている事や、循環の技で前回以上の気の量を流されている事を知らない。  愛は優が早くもいきそうになっているのに気が付いて、肛門を傷つけない様にしながらどんどん抽挿のスピードを上げていく。  武志も尻の快感が急速に上がってきて焦りを感じている。早く優をイカせないと自分がイッてしまう。  優を強く抱きしめ、過去最大の量で循環する。  すでに優はぐったりしている。愛の腰の動きが武志を通して優の体を動かすが、されるがままになっている。尻を責められ、循環に集中している武志は気付かない。 「ちょっと、待って」  知香が近寄ってきて、武志に声を掛けた。  武志がはっとして顔をあげた。優を見ると意識が無いみたいだ。慌てて愛と武志はそれぞれ棒を引き抜いた。 「ほんとに武志は集中すると周りが見えなくなるわね」  知香が優を寝かせてやりながら言った。 「さあ、今度は私が相手よ、優の仇を取るからね」 「すいません、勘弁してください。次から気を付けますから」 「ダメよ、私の訓練ができなくなったでしょ。武志は言葉で言うより体に教えた方が良く分かるみたいだから、たっぷり教えてあげる」  その後、武志は知香に瞬殺で絞られ、さらに知香の二穴訓練に付き合わされた。  優も目を覚まし、全員がシャワーを浴びくつろいでいる時に知香が言った。 「まずは武志の作戦として、相手が複数来た場合は一人ずつ全力で各個撃破だね。なるべくお尻を守りながら目の前の相手を全力でイカせる」 「というか、男の場合、棒は一本しかないんでそれしか無いんでは?」 「いいから聞きなさい。あんたの場合、まだ前立腺の訓練もしてないのよ。本来ならそっちを先にするべきだったわ」 (やっぱり、俺のケツを掘ったのは知香さんの趣味だったんだ)  武志は確信した。普通に考えれば女性と乱交するのに相手がペニスバンドを付けてくるとは考えにくい。やるとしたら指で前立腺を責めるほうだろう。やはり、自分に後ろでイカされた腹いせにやったのだ。 「危なくなったら、痔が有るとか宗教で禁じられてるとか言って逃げなさい。後で英語を教えてあげるわ」  知香は知らん振りをして話を続ける。 「私の作戦としては、もう慣れるしかないわね。一人が相手ならどうとでもしてやるんだけど、二人以上相手するのはあまり経験が無いから、訓練するしかないわね。という事で残り四日間、武志の訓練はひとまず置いといて私中心の訓練にするわよ」  武志、愛、優は三人ともみえみえな知香の企みに少し呆れてしまった。どうせ自分優先でセックスを楽しみたいだけなのだ。 「それは、もう俺はお尻を責められなくてもいいという事ですか」  武志は確認のために聞いてみる。 「そうね、もう武志の弱点のお尻は四日間でどうこうなるものでも無いみたいだし、お尻さえ守れば武志は相手が何人でも何とかなるでしょ。普段から複数プレイをしているらしいし」 「そりゃ、そうですけど」 「その点、私は複数プレイの経験がほとんど無いから、少しでも経験を積んでおかないといけないから」  愛と優は自分達が武志とやる機会がなくなり残念そうだ。 「高級料亭……」  優がボソッと言った。 「私まだ高級料亭って行った事が無いから行ってみたい」 「私も行った事無い」と愛。 「俺も無いです」と武志。 「あんた達にはまだ早いわよ。ああいうのは年を取ってから行く物よ。それにああいった所は一見さんお断りで紹介が無いと行けないのよ。それに今日は予約して無いでしょ」 「残念です。では帰って部長に報告書を書いて寝ます」  優がしれっと言う。 「分かったわよ、その代わり料亭は無理よ。予約無しで行っても良い物は出ないんだから。だから今日は高級創作和食で手を打ちなさい。みんないいわね」  知香が両手を挙げ降参のポーズをしながら言う。やはり、この研修は自分の好き勝手にやっている後ろめたさがあるのだろう。  全員異議は無い。 「じゃあ、ちゃっちゃと服を着て出かけるわよ」  残り四回の訓練は知香を対象に残りの三人が責める形になった。  愛と優のペニスバンドに付ける棒はアメリカ人を想定した巨大な物になり知香を苦しめた。それでも一番奥まで飲み込んでしまうのは、さすがS級である。  しかし、開始して二時間持てば良い方で、たいてい一時間ちょっとで轟沈してしまうので、残りの時間は武志、愛、優の三人で楽しむ事になった。  そのため、訓練が終わる頃には全員もう十分という位セックスを堪能していた。  そして一週間の調整期間になった。この期間武志はセックスを控え気を蓄え、知香はピルの休薬期間に入る。  美穂達に会い、しばらくセックスを休む事を詫びた。彼女達にはアメリカ行きの事を事前に話していたが、女と一緒に行くんじゃないかと疑っているようだ。実際女性と一緒にアメリカ人とセックスをするために行く訳だが本当の事を話す訳には行かない。日本に留学してきているアメリカ人の友人が里帰りしているので遊びに行くという話をする。  納得はしていない様だが、海外が初めての武志へスーツケースは大き目の方が帰りに荷物が増えた時に便利とアドバイスだかお土産の催促だか分からない事を行ってくる。おまけに別れ際には餞別と言って懐紙に包んだお金まで渡してくる。中には一万円も入っていた。みんなにお土産買って来なさいという事だろう。  出発の前日には純子に会い口で抜いてもらった。気や体力を使わない様にベッドに横になり、純子に一方的に抜いてもらう。一週間以上も精液を溜めた状態でのぞんで、すぐに出してしまわないようにだ。武志は一切射精を我慢せず、ただ快感を味わった。二回射精して体を軽くする。 「アメリカ人に御主人様の凄さを思い知らせてきてください」  純子にも変に励まされる。もちろん武志もむざむざやられる気は無い。意地と誇りにかけて全力を出すつもりだ。 <第21章>  そしてアメリカ出発の日が来た。  武志はスーツケースを持ち空港へ向かう。中には着替えと洗面用具、薬、ガイドブック、英和和英辞書しか入っていないのでスカスカだが、帰りにはお土産でいっぱいになるだろう。  空港には待ち合わせ時間の少し前に着いた。物珍しさにきょろきょろしているとまもなく知香がやって来た。  武志より一回り大きいスーツケースと一抱えほどの大きさのダンボールを持っている。 「時間通りね。武志」 「それより、その荷物はどうしたんですか」 「女は男より着替えが大変なのよ」 「その、ダンボールは」 「これは、向こうへのお土産よ。まさか手ぶらで行く訳にもいかないでしょ」 「何が入ってるんですか」 「それは向こうに着いてからのお楽しみよ。さあ、先に荷物を預けちゃいましょう」  武志は初めての海外旅行で緊張していたが手続きは全て知香がやってくれた。武志は横で見ているだけだった。  チェックイン、手荷物検査、出国審査はドキドキしながら何事も無く終わる。搭乗まで時間が有るので二人で軽食を取る。ここまであっけなく来て、武志は肩透かしをくらった気がしていた。 「海外旅行ってもっと大変な物だと思ってましたが、意外と簡単でびっくりしました」 「ここはまだ日本だからね。まあカルチャーショックを受けるのは向こうに着いてからよ。何事も無ければいいけど、例えば空港で荷物が出てこないとか、ホテルでお湯が出ないとかになったらどうする」 「そんな脅かさないでくださいよー。知香さんが一緒にいてくれるんでしょ」 「ただ覚悟だけはしとかないとね。最後は自分しか頼るものは無いからね」  話をしているうちに搭乗時間になったので飛行機へ乗り込む、この日一番驚いたのが座席だった。ビジネスクラスだと聞いていたので新幹線のグリーン車 (乗った事は無いが、見た事は有る)くらいかなと思っていたら、それよりよっぽど豪華だった。高校の卒業旅行で深夜長距離バスに乗った事が有るが、それより足が伸ばせる。どちらも乗っている時間は同じ位なのに、この違いは何だ。  周りは三十代以上のビジネスマン風の人や金持ちそうな人ばかりで学生の武志が浮いて見える。場違いな所にいる気がして落ち着かない。 「武志は日本代表でいくんだから、もっと堂々としてなさい。体調管理も大切なんだから」  知香が気を使って話しかけてくれる。そして窓際も譲ってくれる。  とうとう飛行機が出発する時間が来るが、武志は日本を離れる実感が無い。日本の航空会社で乗務員も日本人、客もほとんど日本人なので仕方が無い。それでも日本を離れると思うと感慨深いものが有った。  飛行機に乗っているのは約十時間。結構退屈だった。映画を見たり、新聞や雑誌を読んだり、食事をしたり一通りやると、する事が無い。だが、思ったより良かったのは機内食だった。機内食は思ったより美味しい。大学の学食に慣れている武志にすれば十分なご馳走だ。食前酒、前菜、メイン、デザートとコース料理になっていた。  満足している武志を横目に知香は機内食は今一つねと言っている。  日本時間で午前零時をすぎる頃になると武志は眠くて仕方がなかった。規則正しい生活をしている武志は毎日十一時に寝て五時半に起きる。それから朝のトレーニングを始める。乗り物による疲れや退屈な事もあり、ついうとうとしてしまう。その度に知香に起こされる。 「時差ぼけしないコツはとにかく移動中に寝ないことよ」  知香が鬼のように思えてくる。  二回目のミールサービスを半分眠りながら食べる頃には窓の外は完全な朝で、少しずつ元気が湧いてくる。だんだんアメリカ大陸が近づいてくるにつれ武志は興奮してきた。今から会うアメリカの相手の事も想像してしまう。  やっぱり金髪で青い瞳の巨乳さんが来るのかとか、外国人は初めて(クォーターは有る)だが秘肉の具合が違うのかと、股間に血が集まりそうになる。時差ぼけでも疲れマラで立っちゃうのかなとつまらない事を考えている内に飛行機は着陸態勢に入る。  飛行機は何事も無く着陸し、武志達は飛行機を降りターミナルに入る。そこで初めて武志は外国へ来た事を実感した。 (日本語が無い)  当たり前だが案内は全て英語で、他にスペイン語らしき物がある。アナウンスも英語である。多少は聞き取れるかなと思っていた武志の予想を裏切り、何を言っているのかほとんど分からない。所々単語が分かる程度だ。  武志はきょろきょろしながら知香に付いて行く。入国審査は少し心配したが、知香に教えられていた『サイトシーイン、シックスデイズ』で乗り切る。  荷物を受け取り到着ロビーに出ると外人だらけだ。本当に来たんだ。武志はなぜか感動してしまった。  知香は荷物をカートに載せ、迎えの人を探している。そして目当ての人を見つける。  "Chika and Takeshi" と書かれた大きなボードを持っている男がいる。  武志よりさらに背が高く180cm以上あるだろう。アメフトでもやってそうな筋肉質の男で、ブロンドに青い眼の武志が思い描く典型的なアメリカ人だ。  早速知香と握手をしている。 「コンニチーハ、タケーシ」  武志の方を向くとごつい手を差し出してくる。武志が手を出すと、すごい力で握ってぶんぶん上下に振る。  典型的な日本人である武志は恥ずかしがりながらも手を握り返す。  知香によると名前はマイクでアメリカ側の担当者らしい。知香と英語で何かを話しながら、たまに武志に顔を向け笑いかけてくる。身振りも大げさで、まるで映画に出てくる無駄に陽気なアメリカ人だ。  知香の通訳によると、今からホテルへ行き荷物を置いてすぐに観光に行くそうだ。これは武志から知香に頼んでいた事だ。アリバイ工作で色々な所で写真を撮っておかないといけない。プロに任せれば絶対見破れない合成写真を作ってくれるのだろうが、他にやる事も無いので実際に行く事になっている。  マイクが用意した車へ荷物を載せ三人で乗る。マイクが運転、知香が助手席、武志が後ろになる。車も無駄に馬鹿でかいセダンだ。だが、この位大きくないとマイクの体がつかえるのかもしれない。  車は空港を出てハイウェイを飛ばす。道路は広く、空は青い、空気は乾燥している。武志はこれがアメリカかと感慨が深い。  しばらく走った後、市街地に入り一軒のホテルの前で停まる。概観はそこそこ高級そうなホテルである。  武志がドアを開けて降りようとするとドアマンに車のドアを開けられ武志はうろたえてしまう。予想外の攻撃にこそこそと車を降り知香の後を付いて行く。後ろではベルボーイが車からスーツケースを降ろしている。  チェックインの後、ボーイに案内されながら部屋へ向かう。マイクはロビーで手をひらひらと振っている。あそこで待っているのだろうか。  案内された部屋はツインでかなり広かった。ダブルベッドかと思うようなベッドが二つとソファーセットに机がある。  横では知香がボーイにチップを渡している。  二人きりになったので知香に聞いてみる。 「知香さん、チップ渡すの慣れてますね」 「何回か来た事あるから」 「知香さん、アメリカに来た事があったんですか」 「何度か任務で来たわよ」 「えーっ、知りませんでしたよ」 「そりゃ言ってないんだから知る訳無いでしょ。任務の事は教えられないの」  そんな当たり前の事を聞くなという顔である。 「それよりお化粧直したら下に降りるわよ。マイクが待ってるから」  それからマイクに連れられての観光が始まった。マイクはアメリカにいる間の世話係も兼ねているそうだ。マイクの運転で車に乗りながら彼の観光案内を聞く。それを知香が通訳してくれる。  車に乗ったまま、チャイナタウンやリトル東京を見る。まだ日本を離れて一日も経っていないのに早くも懐かしく感じてしまう。  昼食はマイクのお勧めという事で道路脇で売っているホットドッグになった。LAに来たらこれを食べないといけないらしい。パンとソーセージだけで他には具が無いが何でも本場は美味しい。またコーラにとても合う。  昼からはLAで一番高いというライブラリータワーに昇って中心部を一望する。  その後は知香の希望でビバリーヒルズへ行く。ロデオ・ドライブでお土産を買わないといけないそうだ。きっと隊員の仲間に頼まれたのだろう。武志とマイクはうんざりしながら知香に付き合う。この時二人は目と目で通じ合った。 (まったく女の買い物には付き合えないな) (俺もそう思うよ)  武志も知香お勧めの店でお土産用にTシャツを買った。このブランドは日本で人気急上昇中でなかなか手に入らず、しかもここでしか売っていないレア物もあるそうだ。  次に入った高級ブランド店で若い男が自分しかいないのに猛烈な違和感を感じながらも両親のお土産に携帯ストラップを買う。マイクに聞くとアメリカ人はそんなの付けないとの事なのでアジア系向けの商品なのだろう。おそろいで二個買うと結構高い。ここまでで、持ってきたドルの半分を使っている。これからは節約しないといけない。  その後も何件か店を周り二時間以上は買い物をしていた。  それにしても知香はタフだ。時差ぼけって何という感じで精力的に買い物をしている。武志は自分の分の買い物を済ますと手持ち無沙汰で眠くて仕方が無い。途中でビバリーヒルズのスター自宅マップという怪しい物を買い眠気覚ましに見る。ほんとか嘘かは分からないが武志も知っている名前がゴロゴロ出ている。  ようやく知香の買い物が終わる頃には既に夕方になっていた。一旦ホテルに戻り荷物を置いた後、夕食に出かける。  マイクがアメリカへ来てステーキを食べないのはおかしいと言い出してステーキに決定されてしまう。  マイクが当たり前のようにTボーンの1パウンド(454g)を注文する。武志も同じ物でいいだろと勝手に決められてしまう。知香は1/2パウンドだ。  運ばれてきた肉を見るとさすがにでかい。それに加えて付け合せのポテトの量が半端じゃなく多い。マイクは当たり前の様にポテトが見えなくなるくらいケチャップを掛けている。  肉は少し固めだが確かに美味しい。肉の味が濃い気がする。武志はがんばって肉を全部食べたがポテトは残してしまう。それを見てマイクが言った。 「武志、もう食べないのか。そんなに少食で大丈夫なのか。ハハハ」  本気なのかアメリカン・ジョークなのか、どちらか分からない。  夕食を終えホテルに戻ると武志はもうふらふらだった。時差ぼけで眠く、マイクの陽気さにあてられ、知香の買い物に疲れ、夕食の食べすぎで苦しい。一刻も早く横になりたい。  知香にお願いして先にシャワーを浴びさせてもらうと、髪を乾かすのももどかしくベッドへ横になる。せめて知香が出てくるまでは起きていようと思っていたが、あっと言う間に武志は眠りについてしまった。  翌朝武志が起きたのは朝の八時だった。九時頃に寝たはずだから十一時間も寝ていた事になる。武志がこんなに寝るのは病気の時くらいで、しかもここ何年かはほとんど風邪もひかないので、かなり久しぶりだった。たくさん寝たおかげで、あたまはすっきりして体が軽い。時差ぼけもほとんど治っている。  知香が起きるのを待って二人で朝食に出かける。バイキング形式で、これは日米あまり違いが無い。あえて違いをあげると武志が見た事が無い料理がある。知香はメキシコ料理だろうと言う。興味は有るが辛そうだし、万が一お腹を壊しても困るので、普通にパン、ベーコン、サラダ等を食べる。知香も似た様な物を食べている。  マイクは十時に迎えに来た。今日は武志の要望で最初にディズニーランドへ行く。遊ぶわけではなく、証拠写真を撮るためと、お土産にグッズを買うためだ。片道約一時間車に乗り、写真を撮り買い物をすると、また一時間掛けて中心部に戻る。非常に慌しい。本来五日の観光を二日でやるのだから仕方が無い。  今日の昼食はマイクの提案でピザになった。お勧めの店があるらしい。  なぜピザなのかとマイクへ聞くと、 「だって、ピザの本場はアメリカだろ」  また本気なのか、アメリカン・ジョークなのか分からない事を言う。  連れて行かれた店で出てきたピザは予想通りにでかかった。一人に一枚、日本の宅配ピザのLサイズが出てくる。しかも上には具がてんこ盛りになっている。チーズ、ハム、ソーセージ、ベーコン、トマト、ポテト、……。  武志は3/4、知香は半分でギブアップした。マイクはもちろん全部食べている。 「武志、もっとたくさん食べないと強くなれないぞ。日本ではそう言わないのか?」  いい加減、マイクのジョークには疲れてくる。  昼食後はハリウッドへ向かう。有名なHOLLYWOODの巨大看板を見たり、チャイニーズシアターで手形を見たり、ウォーク・オブ・フェイムの星型の敷石を見たりする。知っているスターを探そうとするが数が多いので途中で飽きてしまう。最後にグリフィス天文台へ行き、LAの街を見渡す。ここからはLAが眼下に広がりとても見晴らしが良い。夜にもう一度来て夜景を見たくなる。  今日は夕方から少人数のウェルカム・パーティーがあるという事なので早めに戻る。  ノーネクタイで良いという事なので、武志はジャケットを羽織りそれなりの格好をする。ただしネクタイをしようにも武志は持ってきていなかった。  知香は体の線がよく分かる黒のワンピースだ。相手を威嚇するモードに入っているのだろう。  マイクの運転で二人が連れて行かれたのは郊外の一軒家みたいなレストランだった。  庭にテーブルが出され料理やお酒が並べられている。立食形式だ。  集まったのは全部で六人。知香と武志とマイク、それに責任者らしき中年の男と若い男女の二人だ。  中年の男はけっこうな男前で若い頃はかなりもてたと思わせる。いまでも体形には気を使っているらしく、腹はぜんぜん出ていない。アメリカの官僚なのだろう。禁煙にダイエットと大変そうだ。  若い男はいかにも東部エスタブリッシュメントという雰囲気をぷんぷんさせている。身長は武志よりも高くマイクとおなじ位。体は引き締まっていて、かつ胸板は厚い。いかにもジムで鍛えているという体だ。ブロンドの髪をきれいに流し、女モテしそうな甘く知的な顔をしている。服装や動きからは上品さが少し嫌味を感じるくらい滲み出ている。もちろん瞳はブルーで肌は白い。どこかの金持ちの息子で勉強もスポーツも何でもこなす完璧超人という感じだ。  女の方はいかにも雑誌のグラビアに出てきそうな、セックスアピールの強い人だ。ヒールの高いパンプスを履いていて目の位置が武志より高い。170cm以上ありそうだ。巨大な胸が服を高く持ち上げている。胸元の大きく開いた服から胸の深い谷間がよく見える。ウエストは細く、尻は大きく、俗に言うミツバチ体形だ。顔も男を誘う色気たっぷりだ。少し垂れ気味で濡れた青い眼と厚めの下唇がとても淫靡な感じを出している。そしてブロンドのロングヘアーを背中に垂らしている。  白い長袖の開襟ブラウスと紺のタイトミニという真面目なビジネスウーマンの服装がエッチな体を強調している。見るだけでお腹がいっぱいでもう結構ですというゴージャスさやくどさが有る。  お互いの紹介で名前が分かった。中年の男はやはり責任者でジョージ、若い男がアレックス、若い女はアンナだ。この若い男女が明日の武志と知香の相手になる。  まずは乾杯という事で知香が持ってきた日本酒が各自に注がれた。純米大吟醸の高そうなやつで、きっと知香のお気に入りなのだろう。  最年長と言う事で責任者のジョージの挨拶があった。  知香の通訳によると、要するに仲良くやろうという事らしい。武志も異存は無い。  知香が買ってきた酒はとても美味しかった。香りが良く、少し甘く、飲みやすい。食前酒にぴったりだ。  乾杯が終わった所で知香が持ってきた他のお土産が配られた。箱は三個あってまずは一番大きな箱だ。  ジョージが代表して箱を受け取る。紙包みの中はアクリルケースに入った30cm位の美少女フィギュアだった。  童顔、巨乳の青の長髪でミニスカ戦闘服を着ている。  アメリカ人に理解できるのか、というよりもらってうれしいのか。武志は頭を抱える。 「オウ、オターク、ロリコーン、モエー」  マイクが意味を分かって言っているのか、喜んでいる。等身大フィギュアが美術品として扱われたりする国だから意外と受けるのかもしれない。だが、アレックスとアンナは明らかに引いている。  二番目の小さい箱をアンナが受け取る。中には組紐にとんぼ玉が付いた携帯ストラップが十本位入っていた。武志はとんぼ玉をネット上では見た事があったが、実物を見るのは初めてだ。一つを手にとって見てみると意外ときれいなのに驚いた。プラスチックとは違うガラスの質感が高級感を出している。武志も一つ欲しくなった。後で知香にどこで買ったか聞いてみることにする。 「a charm against misfortune」  知香がみんなに説明している。アメリカ人は携帯ストラップを使わないらしいが、これならバッグなどにも付ける事が出きるし、女性には喜ばれるだろう。  最後の三番目の小さい箱をアレックスが受け取る。中には寿司の食品サンプルのミニチュア版が付いたキーホルダーが十個位入っていた。店頭のガラスケースの中に入っている物のミニチュア版だ。 「オウ、スシ・キー・リング!」  またもマイクが喜んでいる。これならアメリカ人にも分かりやすい。お土産はこれだけで良かったんじゃないかと武志は思う。さっきのとんぼ玉が女性用ならこっちの寿司キーホルダーは男性向けだ。そう考えると、フィギュアを除いて知香の趣味は結構良い。  お土産の披露が終わると、全員で立食パーティーになった。会話のできない武志は自然と食べるの専門になり、人の中心は知香になる。それでもアレックスとアンナが時おりチラチラ視線を投げてくる事があった。  こんな男が日本の代表とは日本の組織はたいした事ないな。この男なら私の魅力で明日はメロメロにしてあげるわ。そんな言葉が伝わって来そうだった。  マイクが皿に料理をいっぱい盛って武志の側にやって来る。こんな時はマイクの陽気さがありがたい。 「タケーシ、いっぱい食べないと強い子になれないぞ」  この人は俺が二十一だと分かっていないのか。  武志が片言の英語でマイクと話をしていると、知香とジョージがやって来た。 「武志、ジョージが何か一言話をしてくれだって」  ついに来た。知香に何度も練習させられた、英語のスピーチを使う時が来た。  一回深呼吸してから武志は拙い英語で話し始めた。 「今日は私達二人を歓迎して頂きありがとうございます。これだけでも日本から来た甲斐があります。それに昨日と今日はマイクにLAを案内してもらいアメリカの偉大さをあらためて実感しました。これで観光は終わったので日本に帰ろうと思っていたのですが、このパーティーで大切な仕事が有るのを思い出しました。明日からは全力を出して、東洋の神秘とサムライの技をお見せしたいと思います。それが日米の友好・お互いの発展に繋がれば幸いです。どうもありがとうございました」  お義理の拍手がパチパチ鳴る。多分及第点はもらえたのだろう。  次に知香が流暢な英語でスピーチを始める。  武志は聞いていても半分も分からないが、途中でクスクスと笑い声がして、最後にみんが普通の拍手をしていた。きっと良いスピーチだったのだろう。  その後は知香の通訳でジョージ、アレックス、アンナの三人と挨拶をした。完全な社交辞令だけで、特にアレックスとアンナは興味の無さそうなのがバレバレな感じだ。多少は期待していたのに、やって来たのがパッとしない若者だから、余計にがっかりして興味を無くしたのだろう。  武志は明日からの実践で分かってもらうしかないと思っていた。もし自分が逆の立場で、自分みたいなのがきたらやはりがっかりするだろう。  簡単なパーティーは明日に備えて一時間ちょっとで終わった。  帰りの車の中でマイクと知香が武志を慰める。 「すまないな、タケシ。東部の奴らはいつもあんな感じなんだ。俺達西部の人間さえ見下してるからな」 「そうよ、あんたの実力は私が一番分かってるから、明日は自信持ってぶつかりなさい」  武志は最初から予想していたので、そんなに落ち込んでいなかったが、二人の慰めがうれしいので、素直に喜んで見せた。  ホテルに戻り交代でシャワーを使うと、時間は十一時近かった。電気を消し二人はそれぞれベッドに入る。武志はベッドの中で明日からの事を考えていたが、いつもの習性でいつの間にか眠ってしまった。 <第22章>  アメリカに来てから三日目が来た。朝食後知香と武志は、簡単にシャワーを浴びトイレを済ませる。そして指定された部屋へ向かった。このホテルにはビジネス用のレンタルルームも在り、電話、ファックス、コピー機、パソコン等々の機械が一式揃った部屋だった。  部屋の中では昨日のアメリカ人四人が揃って、コーヒーを飲みながら待っていた。  ジョージは責任者らしく濃紺のスーツを着ている。アンナは半袖ブラウスに膝上までのスカート。マイクとアレックスは半袖シャツにズボンだ。  日本チームは武志がマイクと同じ様に半袖シャツにズボン、知香はノースリーブのワンピースを着ている。対戦メンバーは全員脱がしやすい服を選んでいる。  全員が揃った所で、責任者のジョージが今日の予定を説明した。 10:00〜12:00:お互いの相手とセックス 12:00〜13:00:昼食 13:00〜15:00:お互いの相手とセックス。二回目 15:00〜16:00:休憩 16:00〜17:00:反省と明日の予定の確認をして終了  それから何点か話が続いた。場所はこのホテル内のダブルの部屋が用意されている事、禁止事項は守る事、昼食は機密保持のためマイクが部屋に運ぶ事、等々の説明を受ける。  ジョージからの説明が終わった所でメンバー四人が部屋を移動するが、人目を避けるため別々に移動する。武志は部屋の鍵を渡され。指定の部屋へ移動した。  中は武志達の部屋と同じくらいの広さで造りも似ている。違いはシングルベッドが二個の代わりにキングサイズのベッドが一個置いてある事だ。  武志は一通り部屋の中を探検し、ティッシュとゴミ箱をベッドの側へ持ってくる。そして念の為ポケットに入れて持ってきた小瓶をベッドサイドへ置く。それでもうやる事が無くなりソファにすわりアンナを待ち構えた。知香と別れて一人になると、心細さと緊張と期待と不安などの色々な感情が混ざり合いドキドキしてくる。  数分の後、部屋がノックされた。  武志がドアを開けると、アンナが飛び付いてキスしてきた。首に手を回してブチューっという感じで、唇を押し当て舌を潜り込まそうとしてくる。  武志が突然の事に驚いていると、後ろでドアがバタンと閉まる。それでもアンナはキスを止めず体ごと押し付けてくる。武志はそのまま押されて、ずりっずりっとベッドの横まで来ると、そのまま押し倒される。  アンナの巨大で弾力の有る胸が押し当てられて息が苦しい。苦しさに思わず口を開けると舌が進入してきてそのまま口の中を蹂躙される。舌と舌が絡まり、口の中を自由自在に舐め回される。  このままでは一方的にイニシアティブを取られてしまうと、武志は舌を絡ませ返し、舌を吸い上げる。そして舌からとろとろと気を流してやる。まずは相手の体に火をつけてやる事が大切である。日本人に通じる技がアメリカ人にも通じるか、ここからが勝負だ。  両手をアンナの豊満な尻に回すと、ぐいぐいと揉みこんでやる。尻は弾力があり、ボールを揉んでいるように指をはじき返してくる。  アンナは鼻から、んふんふと息を漏らしている。気が少しずつ効いて来た様だ。体を少し浮かすとキスを続けたまま武志のシャツのボタンを外す。  武志は尻を揉み続けながらチャンスを待っていた。今回は三日連続でセックスをしなければいけない。午前と午後の一回ずつと考えると計六回ある。相手が複数になる可能性も考えると、体力と気を有効に使わないといけない。  武志はアメリカに来る前にざっと計算していた。武志の現在の能力を数字に表すと次の様になる。 初期容量=200q 気の塊を放った場合の消費量=10q/発 気を流し続けた場合の消費量=0.8q/分 気の道を通すのに必要な塊=2発 回収・循環での回収率=50% 日次復活量=15q  毎日人が変わり一人当たり午前と午後の二回セックスを行うとする。これで計算すると許される一人当たりの量は塊を四発に気を流すのが約一時間になる。セックス一回当たりだと三十分しか気を流せない。普段のS部隊相手のセックスでは一回あたりに一時間近く気を流している。今回はかなり節約しないといけない。  アンナはボタンを外し終わると。手を差し込み、武志の胸の筋肉を確かめる。ボディビルダーのような見せる為の盛り上がった筋肉ではないが、実用的な引き締まった筋肉である。アンナもプロでありそれが分かるのか、手はさっさと離れズボンのベルトに向かう。  今だ。武志はアンナのブラウスに手を伸ばし、シャツのボタンを外していく。アンナが前開きの服を着ていて良かった。急がないと、アンナはベルトを外し終わりファスナーに手をかけている。  ボタンを全部外している暇は無いと判断した武志は上半分を外したところで強引に手を潜り込ませた。アンナは固いフルカップ・ブラをしていた。これほど大きいとこんなブラじゃないと支えきれないのだろう。  カップの内側へ指を伸ばし、人差し指で乳首を探り当てる。指先で押し込みながら気を流し込んでやる。同時にアンナの舌を思い切り吸い、残った手で服を脱がせる。  一瞬アンナの手が止まり、その後も動きがのろくなる。初めて気を乳首に流され、焼けるような快感に驚いているのだろう。  武志は攻勢を緩めない。体をずらしアンナを上から横に降ろす。これで手を自由にするとブラのカップの中に入れ強く揉みしだく。アンナの乳房は大きくて硬めで弾力が有る。武志は指先から気を送りながら両方の乳房を交互に揉み、乳首をグリグリとすり潰す。 「オー、アー、アウ……」  アンナの声がだんだん大きくなってくる。武志の首を抱き、舌を吸う。かなり体が燃えてきているようだ。  武志はここで一旦アンナを立たせた。お互いに裸になるためだ。武志はほとんど脱がされていたので、すぐに全裸なるとアンナの後ろに回る。  アンナは動作が遅く、ブラウスとスカートを脱ぎ終わったところだ。武志はブラのホックだけを外すと後ろから手を回し、両手で乳房を思い切り揉む。直接揉むと大きさが良く分かる。Fどころではない。GかHくらいありそうだ。それだけの巨乳なのにほとんど垂れていないのが素晴らしい。  手が疲れるくらいに揉み応えがある。アメリカの男はこのくらい大きいのが好きなのだろうが、武志にはちょっと手に余る感じだ。それでも武志は気を流しながら揉み続ける。白い乳房がだんだんピンクに染まってくる。  そして、うなじに吸い付き、唇の間から舌を出し、軽くちろちろ舐める。 「オォゥ……」  アンナがうめき声をあげる。ショーツにかけた手も止まっている。  武志は片手をアンナの股間に伸ばし、ショーツの中へ潜らせた。陰毛のしゃりしゃりした手触りを通りすぎ秘肉に達する。そこはすでにじっとりと湿り秘肉の入り口はほころび始めている。  武志は相手に余裕を与えず、そのまま中指を秘肉の中へ沈めていく。入り口をすぎると中はぽっかりとした空洞になっていて少し緩いかと武志に思わせる。  中指の先から気を送りながらGスポットを探っていくと、すぐにアンナの反応が強くなる部分が見つかった。アンナは腰を引き背を丸め快感を押し殺している。  アンナはどうして自分がこんなに感じてしまうのか戸惑っていた。こんなに短時間で体が燃え盛るのは初めてだ。Gスポットを探り当てられ時にはおしっこを漏らしそうな甘酸っぱい感覚が腰の周りに広がった。  これが東洋の技なのか。アメリカ人相手の時とは違う快感に心を奪われそうになる。アレックスとたまに寝る事があるが力で翻弄され押し潰されるような快感を感じる。だが、この日本人の場合、体の内側から快感を掘り返される様な、今まで自分が知らなかった世界を見せてくれる。  この日本人をセックスの虜にしないといけないのに、体の奥底が痺れるような快感にこのまま流されてしまいたい感情がふつふつと湧いてくる。  武志は親指をクリトリスに当て、中指で挟んでやる。武志の得意な二点責めだ。これをやられれば女はこらえる事ができない。 「ゥワオー……」  アンナの背が伸び反り返る。頭も反らし、手が何か掴むものを求めて空中をさまよう。手が武志の肩に触れると思い切り握り締める。武志がうっと声を上げるほど強い力だ。  武志は秘肉に入れた指はそのままに、アンナの前にしゃがみこむ。そして片手で器用にショーツを足首まで下げる。アンナの股間に武志は目を奪われてしまった。 (下もブロンドなんだ)  輝くブロンドが恥丘にひっそりと生えている。色が薄く量も少ないため生えていないのも同然だ。ビラビラのはみ出しは少なく色も薄い。秘肉の内側はピンク色で白い肌と比べると生々しい感じを与える。  武志は少しでも気を節約するために一気に勝負を付ける事にする。  ショーツを脱がせると、秘肉に入れた指を誘導するように動かしアンナをベッドへ上がらせる。仰向けに寝かせ足を広げさせると自分はその間に入り腰を進める。そして秘肉から指を抜くと、その直後に一気に肉棒を根元まで突き刺した。 「アアアァー……」  アンナの中はとても熱かった。今までの女性の中で一番熱い。  だが内部は指で感じた通りに緩い。根元以外どこにも当たっていない感じがする。奥も深く先端も届いていない。だが、そのまま激しく抽挿を続けると内部が変化して来た。どんどん締りが良くなり肉壁が肉棒を取り巻いてくる。  そのうち抽挿に抵抗を感じるほど締まってきた。  さすがにアメリカ側のメンバーに選ばれるだけの事はある。手で握られているかの様な強い締め付けに武志もだんだん気持ち良くなってくる。意識を集中し、射精感を押さえ快感だけを感じるように自分を押さえる。  秘肉の気持ちの良さではS部隊の方がレベルが上である。締め付けは(知香を除いて)アンナの方が上だが、アンナには複雑な内部構造や締め付けや動きの高等なテクが無い。アメリカ側は要員の選抜を顔やスタイル重視で選んでいるのかもしれない。日本の様に秘肉の具合も選抜の重要項目としたり、訓練で締め付けのテクを磨いたりする事が無いのかもしれない。これならC級で下っ端の静香の方が気持ち良いだろう。  武志はアンナの胸に手を伸ばす。スタイルの良さはさすがで、これは日本側メンバーでは太刀打ちできない。仰向けになっても胸はつぶれたりせず、半球形を保ったまま、武志の動きに合わせてたぷんたぷんと動いている。乳輪も乳首もピンク色で小さめだ。アンナは体中色素が薄い。  その胸を根元から握りつぶしてやる。だが、弾力がありすぎて乳房を搾り出すように握る事はできない。  武志は上半身を倒し上に覆いかぶさると、体を密着させキスをする。アンナの胸がクッションになり、今までの誰とも違う感触を与えてくる。  アンナは武志の挿入で少しずつ自分を取り戻してきた。一時は流されてしまいそうになったが、だんだん落ち着き頭もはっきりしてきた。硬さは十分だが、大きさは日本人レベルである武志の肉棒では、アメリカ人の巨大な物に慣れたアンナを抽挿だけで突き崩す事はできなかった。  アンナは武志の舌を吸い、体を抱き寄せ自分の胸を擦り付け、秘肉を締め上げた。 「んん……」  さらにアンナの締め付けが強くなり、武志は射精感が込み上げて来るのを感じた。  やはり普通の動きだけではアンナをイカせることはできない。逆にアンナが反撃に転じてきた事が分かった。だが、武志は困っていた。肉棒から気を送ろうにも先端が子宮口に届いていない。  今までの相手なら普通に抽挿していても先端がコツコツと当たっていた。奥が浅い相手の場合はずんずんと突き上げる事ができた。アンナは奥が深い為先端が届いていない。人種的な物なのか個人の特性なのか分からないが、このままでは気が流せない。  やった事は無いが先端が触れていなくても気は流せるだろう。だが、経験からいって効果は薄い気がする。気は子宮口や乳首など感じるポイントに流さないと即効性が無いのだ。乳首から気を流し続けてもイカせる事はできるだろうが時間がかかり効率が悪い。この後に何戦も控えている状態では使えないやり方だ。  武志は抽挿をあきらめた。アンナのキスと腕をほどくと体を起こし、彼女の腰に手を当て自分の方にできるだけ引き寄せ、両膝が体の横に来るくらいまで体を折り曲げてやる。そして自分もできるだけ腰を突き出し少しでも奥へ肉棒を差し入れる。  ようやくそれで先端が子宮口に触れた。押し上げるどころでは無く、わずかに触れているだけだ。  武志は試しに肉棒の先端から一瞬だけ気を流してみる。 「アォウ」  アンナは確かに反応した。これなら何とかなりそうだ。  武志は再び上半身を倒し、頭をアンナの横でベッドに付ける。そして頭で体を支えたまま両手でアンナの尻を掴み自分の腰に押し当てる。そして自分の腰を前へ突き出した。この体勢でも一番奥へ届く。だが、これでは循環の技が使えない。まだダメだ。また体勢を変える。  右肩をベッドに付けて体重を支え右手でアンナの腰を引き寄せる。左手でアンナの頭を抱き自分の方に向かせ舌を吸う。そして腰をできるだけ前へ突き出す。この体勢ならキスをしたまま、肉棒を一番奥へ突き当てる事ができる。だが、腰を捻る非常に苦しい体勢だ。長時間は耐えられないかもしれない。  他に方法は無い。武志は苦しい体勢のまま、肉棒から気の塊を子宮目掛けて撃った。 「ンンンー」  舌を吸われているアンナがうめき声をあげる。武志が放った気は子宮を満たし燃え上がらせると、勢いを持ったまま背中を駆け上がる。そして胸の裏側辺りまで行って止まった。  その瞬間アンナは何が起こったのか分からなかった。突然子宮が爆発したかの様な衝撃を受け、快感が背中を駆け上がった。こんな衝撃は味わった事が無い。まだ子宮が燃えるように熱く、腰周りから背中にかけて甘くずきんずきんと痺れている。 「ンンンッー……」  その時また衝撃をアンナを襲った。武志が二発目の気の塊を送ってきたのだ。  今度は子宮から背中を通り脳まで一気に衝撃が来た。体がばらばらになるような衝撃が来た後、頭の中で何かが爆発した。とたんに頭の中が真っ白になり何も考えられなくなる。声を出す事もできない。そしてあまりの快感に体がブルブル震えている。  武志は気がアンナの脳まで達したのを感じ取っていた。二発目の気を送った時に回収の道も通しておいた。後は気を循環させるだけである。問題は時間である。ここまででトータル十五分は気を流している。後はどれだけ短い時間でアンナをイカせる事ができるかである。  武志は苦しい同じ体勢のままで、気を流し始める。気が子宮を通り、背中を通り、口から再び武志に戻っていく。武志に戻った気は再び丹田を通りアンナに流されていく。気がぐるぐると二人の体の中を流れていく。 「オーウ……、アゥ、XXX、XXXX」  アンナがうめき声をあげる。最後の方は英語になっていて何を言っているのか分からない。  武志は腰を細かく震わせ少しでもアンナに快感を与えようとがんばった。  アンナの方はもう頭の中では快楽の事しか考えられない。舌を吸われるにまかせ、胸を動かし少しでも乳首がこすれるようにして、さらに腰を武志に押し付け子宮をもっと突いてもらおうとする。腰、背中から頭までピリピリと痺れる快感が走り続け、腰は快感のあまり溶けたように感じ、子宮は逆にずきんずきんと疼いている。  武志は気を流し続けるが、アンナはそれでも達しない。さすがに普段から巨根を相手にしているだけある。あまり時間は残されていない。武志はアンナの頭を抱えていた左手を離すと、乳首を摘み捻りあげた。同時に気を流し込む。そして尻を掴んでいた右手をずらし人差し指を肛門に当て指先から気を流した。 「ノー、オォーウ、イヤァー……、カミン、カミン……」  これにはアンナもこらえ切れなかった。子宮からの快感に加えて、急に乳首と肛門から強い快感が襲ってきた。  全身がばらばらになるかのような激しい快感が体中を駆け巡る。体が固まり震えが走る。秘肉は今まで以上に肉棒を締め付ける。アンナは反射的に武志の体を強く抱きしめていた。 「カム、カム、カム、カム、カム、カム……」  アンナが叫んでいる。  武志は止めを刺すべく、気の塊を送った。 「ノォーー!!!」  アンナの秘肉が武志の肉棒を痛いほど締め付ける。  今までで一番強い快感がアンナの子宮から頭まで突き抜けた。あまりの快感に息をする事もできない。  頭の中で何かが爆発している。意識が混濁する。その状態が二、三秒続いた後アンナは自分に限界が来た事を悟った。そして意識が少しずつかすれていった。  誰かが遠くで呼んでいる気がする。アンナはまだ意識が混濁していた。今まで味わった事の無い激しい快感を受けた気がする。だが、良く思い出せない。 「Anna, are you all right?」  誰かが自分を呼んでいる。眼を開けてみる。誰かが自分を見ている。誰だろう。そうだ、タケシだ。  そこでようやくアンナは意識をはっきりさせ、自分の状況を理解した。  そうだ、タケシとセックスしてる時に気を失ってしまったんだ。辺りを見回すと体に毛布を掛けられ、横でタケシが腰にタオルを巻いて自分をのぞき込んでいる。  自分はどの位気を失っていたのだろう。きょろきょろして時計を探すが、この部屋には掛け時計が無い。タケシが気を利かして腕時計を渡してくれた。目の焦点がなかなか合わない。何度か瞬きしてじっと見つめてようやく時計の針が見えてきた。十一時半。  タケシが昼食前に身支度ができるように起こしてくれたのだ。  タケシがpleaseと言ってバスタオルを渡してくれる。アンナはそれを持ち逃げる様に浴室へ行った。  シャワーを熱めにして顔から浴びる。次に冷水にしてまた顔から浴びる。二度繰り返すと完全に眼が覚めた。  洗面台にはクレンジングが在ったのでついでに一旦化粧を落とす。タケシが気を利かせたのか自分のバッグが洗面所に置いてある。この部屋に来てタケシに抱きついた時、入り口に落としていた物だ。  時間があまり無いので最低限の化粧だけする。  アンナは化粧をしながら先ほどの事を思い出していた。いまだに何が起こったのか分からなかった。突然体が熱くなったと思ったら快感の波が押し寄せ何も考えられなくなった。タケシのコックはそれほど大きい物ではなかった。それなのに信じられないくらい感じてしまった。それにあの指。指で責められただけで漏らしてしまいそうになるくらい感じてしまった。クスリを使った形跡は無い。タケシは何も持っていなかった。それは後でこの部屋の監視ビデオを見ればはっきりするだろう。本当に魔法を使われたみたいだ。  時間ぎりぎりまで髪を乾かし浴室を出る。  タケシはソファに座ってテレビを見ていた。服はまだ着てなくて、ベッドは簡単に整えられていた。  武志はアンナが出てきたのをみて笑いかけてから服を着始めた。アンナに合わせるためかゆっくりしている。  二人が服を着終わり、互いに気まずくて話をできないでいる時にドアがノックされた。  武志が出るとマイクが籐のカゴを持っていた。ニヤッと笑いカゴを武志に渡すとそのまま帰っていった。  カゴの中は昼食でハンバーガーとコーラが入っていた。マイクは武志にアメリカらしい物しか食べさせないらしい。もちろんハンバーガーは巨大サイズで、まだ温かかった。  立っていても仕方が無いので二人はソファに並んで座りハンバーガーを食べ始める。  ファストフードで買ってきたような貧相な物ではなく、ちゃんとした料理屋が造ったボリュームがある物だ。バンズは柔らかくふっくらしていて、パテはジューシーで肉汁たっぷりで肉の味が濃い。野菜はシャキシャキしてるしチーズも上等だ。  アンナも大きな口をいっぱいに開けてかぶりついている。昨夜パーティで出会った時より少しは武志に親近感を覚えているのかあまり恥ずかしがらない。  一個食べるだけで満腹になる。アンナには大きすぎるのか半分残している。  残ったコーラを一気飲みしたらげっぷが出そうになる。外国ではげっぷは下品だということを思い出し、がんばって飲み込む。外国の人はコーラを飲んだ後苦しくないのだろうか。 「美味しかったですね」 「そうね」  会話が続かず、気まずい雰囲気になってしまう。  食後、アンナと交代で洗面所を使う。彼女はきっとお化粧を直して歯磨きをしているのだろう。けっこう長い。  アンナが出てくると交代で武志も歯を磨き、用を足しておく。  武志が洗面所から戻ったのは一時少し前だった。  アンナは武志が戻ってくると、ソファーから立ち上がり服を脱がせ始める。特に何も責める事無く淡々と脱がしていく。全て脱がし終わるとベッドの端に座らせる。そして武志に見せびらかすように自分も服を脱いでいく。  午後からはタケシの魔法の秘密を絶対に解き明かさないといけない。そうじゃないと何の為にわざわざLAまで来たのか分からない。それに自分の評価まで下がってしまう恐れもある。部隊トップクラスのプライドが許さない。アンナは必死の思いだ。  タケシが自分の裸を食い入るようにみている。この胸を見て興奮しない男はいない。今までも何人も堕として来た胸だ。ショーツもわざとゆっくり降ろしていく。本物のブロンドのアンダーヘアーを見せ付ける。日本人のタケシにとって見るのは今日が初めてだろう。  タケシのコックがいきり立っているのを見てアンナは満足してショーツを脱ぎ去った。  タケシの手を引き、ベッドの真ん中に寝かせる。さっきはフェラチオをするまもなく一方的にやられてしまった。今度は私が主導権を取ってタケシを堕とすのだ。  タケシの股間に陣取り、コックにしゃぶりつく。まずは唾液をまぶしながら口になじませる。この位の大きさなら余裕で咥えられる。もっと大きな物を何本も咥えて来た。  口がなじんで来たところで本格的な責めに入る。喉を開き根元まで咥え、思い切り吸い込んでやる。これでぎりぎりまで追い込んでから、ヴァギナで一気に片を付ける。  喉もなじんで来たのでだんだんスピードを上げていく。指も絡ませしごきたてる。タケシもこんな激しいディープスロートは初めてだろう。これができるのは仲間の中でもあまりいない。  アンナは頭を激しく動かす。亀頭の先端が喉の奥を突いているが気に留めない。凄いスピードでディープスロートを繰り返す。 (何か物足りない)  武志はフェラをされながらも冷静にアンナのテクを評価していた。確かにこんな激しく深いフェラは初めてだが、テクが足りない。刺激は強いが単調で工夫が無い。半年前の自分ならあっと言う間に昂ぶっていただろうが、S部隊のフェラを味わっている今では物足りなさを感じてしまう。  純子や知香の様に男のツボを知り尽くした緩急自在のテクと比べるとどうしても色褪せる。ただ激しいだけで唇、舌、指の動きが連携していない。単純に1×3=3になってしまっている。それぞれが互いを補完し協力し合っていない。  武志はこのままアンナの好きにやらせるのも面白くないので反撃を開始する。  武志は上半身を起こすと腕を伸ばした。アンナに咥えさせたまま体を引き寄せる。そしてシックスナインの体勢へもっていく。アンナも逆らわず素直に武志の顔を跨ぐ。  アンナは太ももが長いせいか腰の位置が高く、そのままでは舌が届かない。枕を二つに折り頭の下に置き高さを調整する。そしてアンナの腰を引き寄せる。これでようやく届くようになった。  アンナの尻に両手を掛けるとゆっくり揉み解しながら、舌を秘肉へ伸ばす。  控えめなアンナの秘肉はまだぴったりと閉じているので、舌でこじ開けにかかる。  白人の体臭は臭いという先入観からすっぱい匂いを想像していたが、そんな事は無かった。メスの濃い発情臭はするが不快な物ではない。日本の女性の本気汁の匂いとあまり変わらない。  舌を秘肉に差込みほじくり返す内に少しずつ愛液が出てくる。さらっとしていて味は薄い。匂いもきつくない。  ある程度濡れて来たので舌を抜き変わりに中指を入れる。一番奥まで入れても子宮口まで届かない。やはり奥が深い。指が届く範囲で一番感じるポイントを探る。特にポイントは無いようだがGスポットを触ると少し体をくねらせる。  指での攻略をあきらめ、舌をクリトリスに伸ばす。完全に皮をかぶっているので、まずは皮の上から優しくチロチロと舐めてやる。唾液をたっぷり付け柔らかくした所で指で皮を剥いてやる。濃いピンクでツヤツヤ光る小さいクリトリスが現れる。体の大きさに似合わず5ミリもない位の小さい肉芽だ。日本人と比べても小さい方だろう。 「アゥッ」  舌先でそっと触れると、アンナの体がピクッと反応し、一瞬フェラの口が止まる。だが、すぐに前と同じく激しいフェラを再開する。  舌にたっぷりと唾液を乗せ、触れるか触れないか位で、ちろちろと舐める。そして少しずつ気を流してやる。それをアンナに反応が現れるまで続ける。  フェラの激しさは変わらない。逆に激しさを増した気もする。だが、腰がもじもじと動き始め、メスの匂いがさらに濃くなってくる。下半身に火がついたようだ。  武志は徐々にクリトリスへの刺激を強くしていく。それに合わせて指で秘肉と肛門を刺激する。秘肉はだいぶんほぐれているが、後ろの蕾はまだ固い。  肉芽、秘肉への責めはそのままで、指先で蕾をコリコリ引っかいてやる。  アンナは後ろの性感が高いのかもしれない。武志は舌先を肉芽から蕾へと移す。  まずは蕾の淵をなぞる様に、次には皺に沿うように舌を這わせる。もちろん舌先からは気を流す。 「オゥ……、ハァー……」  アンナは動きが止まりがちになった。肛門特有の体から力を吸い出される様ないつもの感じに、なぜか焼けるような刺激が加わり、複雑な快感がじんわりと広がっていく。  今までアンナの相手をしてきた男達は、後ろの蕾をやさしく舐めてくれることなど無かった。クリームを付けると一気に挿入してくるのが普通だ。  アヌスを舐められるのは久しぶりな気がする。ゾワゾワした感触とチリチリした感触が混ざり合って、思考力と体の自由を奪っていく。  武志はアンナの呼吸と自分の呼吸を合わせタイミングを計る。蕾を締め続けるのに疲れたのか、息を吐くのに合わせて一瞬蕾が緩んだ。武志はそれを見逃さず、舌を思い切り伸ばし突き刺した。両手で尻を割り広げ、少しでも奥へ入れようと顔を押し付ける。  アンナも尻穴の中に舌を感じた瞬間に蕾を締めたが、一瞬遅く既に舌は内部に入り込み、動き始める。 「オーゥ、アーッ」  アンナは肉棒を口から吐き出し、うめき声をあげる。さっき蕾で感じた初めての快感が、より強くなって穴の中に広がる。背中から首筋まで寒気の様なゾクゾクする震えが走る。舌を追い出そうと蕾を締めるが、逆に舌を噛み締める形になり快感がより強くなってしまう。  武志はアンナのアヌスが豊かに開発されていると判断して、せっかく練習して来たアナルセックスを試してみる事にした。アメリカ側の技を見てみたい気もする。  舌の根が疲れて痺れてくるまで存分に尻穴を味わう。 「アーォ……、オーゥ……」  アンナの声はどんどん大きくなっていく。  武志はベッドサイドに手を伸ばし、念の為に持ってきたビンを取る。中にはアヌス用のローションが入っている。まずは中指にたっぷりまぶし、次に蕾にも垂らしてやる。  ローションのひんやりする感触にアンナの体がぴくっと反応する。シックスナインの体勢なので武志がローションを用意する所を見ていなかったのだろう。  アンナがローションだと理解した時には既に遅く、武志の中指がずぶずぶと蕾の中に沈んでいった。  大きな抵抗も無く楽に指が入っていく。かなり使い込んでいるようだ。これなら少しほぐしただけで肉棒を飲み込むことができるだろう。  武志はアンナの下から体を抜くと、人差し指も秘肉へ入れ、さらに親指でクリトリスを押す。そして三本の指を自由に動かしアンナを責める。空いた手で自分の肉棒にもローションを付ける。  アンナは四つん這いになり指に操られるように腰を振る。 「アォゥ、XXX、XXX、XXX」  もうアンナが何を言っているか分からない。  アンナは武志が気を流している事や、午前中で気が通りやすくなっている事など知らない。武志がクンニを始めたと思ったら秘肉に火がつき、肛門に火がつき、下半身が溶けていた。頭も少しずつ意識が低下してきて、快感の事しか考えられなくなって来ている。  ローションを塗り終わったので、指を抜き膝立ちになり肉棒の先端を蕾に合わせる。  それだけでアンナは何を言われなくても習慣からか体から力を抜き、口で息をする。  武志は何度か先端で蕾をつついた後、アンナの呼吸に合わせてゆっくり肉棒を沈めていく。まずはカリが肛門の輪をくぐった所で一旦止める。 「ゥァーオォ」  アンナは後ろの経験は多いようで難なく先端を飲み込んだ。  時間短縮のため指で十分にほぐしていないため武志は呼吸に合わせて慎重に腰を進めていく。そして裏技アヌス責めのために肉棒に意識を集中する。カリの周りや棹から少しずつ気を出していく。  アンナは戸惑っていた。タケシが肛門を使う事は十分予想していたし、十分に鍛えている。だが、タケシが挿入したとたんに尻が急速に燃え上がる。いつもの内臓を掻き回される感覚だけでなく、体の内部から性感帯を舐められるような初めての感覚が襲ってくる。  後ろにはもっと大きな物も受け入れて来たが、こんな感覚は初めてだった。午前にも味わった魔法、東洋の技だ。そう思った時にはすでに体は言う事を聞かない。思わずシーツを握り締めてしまう。  武志は一番奥まで入った所で、ゆっくりと抜き始める。その瞬間、アンナの腸が一斉に収縮し始める。痛い位に肉棒を締め付けてくる。腰の力だけでは肉棒が抜けず両手で尻を押さえて引っ張る。少しずつ抜けてくるが、これほどの圧力は経験したことが無い。知香のアヌスでもこれほどの圧力は無いだろう。さすがアメリカ代表である。  これでは武志でも長時間はこらえ切れない。気も節約しなければいけない。短期決戦しかないと武志は決心した。  まずは尻をもっと燃え上がらせる必要がある。肉棒をぎりぎりまで抜きカリが肛門の輪を一番広げた所で止める。そのままカリの周りから気を流し、肛門に強烈な刺激を与えてやる。 「アォゥーー……、XXXX、XXX……」  アンナが英語で何かを叫んでいるが武志には分からない。武志は叫びを無視して、カリで肛門を引っ掛けるように何度も何度も浅く出し入れをする。カリが肛門を潜り抜けるたびにアンナがうめき声をあげる。  数回出し入れしては一旦止めアンナの様子を伺う。そしてまた数回出し入れする。最初はシーツを握り締め大きな声を上げていたアンナが、五分もしない内におとなしくなって来た。肩で大きく息をしている。叫びつかれたのだろう。  武志は十分弱らせたアンナとけりをつけるため本格的な抽挿に入る。  まずはアンナの呼吸に合わせて緩んだときにずっずっと押し込んでいたが、肉棒がなじむに従いアンナの呼吸を無視して一方的に肉棒をずずずーっと押し込んでいく。逆にアンナの方が肉棒の動きに呼吸を合わせている。もう声は出さず、唸り声だけを出し、たまにガーッ(ゴッドの事か?)とか何か分からない言葉を独り言のように話している。  武志の射精感はだいぶん高まって来ていたが、射精にはもう少し余裕がある。それにこれだけ締められていると射精できないのではと思えてしまう。  アンナの美しい背中が震え始める。透明感が有り白く滑らかな肌に汗が少し浮かんでいる。首、肩、肩甲骨、腰ととても美しい曲線を描いている。この美しさは日本人には無い。S部隊でも勝てる者はいないだろう。その体を、しかも尻を犯しているかと思うと感慨深いものが有る。  武志は最高の快楽とともにイカせてやろうと、腰を最大の速さで動かす。腰がアンナの弾力のある尻に当たり跳ね返る。もう入れるのも抜くのも呼吸も何もかまわず、ただ全力で腰を振る。そしてカリや棹から気を出してやる。  アンナも自分から尻をぶつけるように動かしてくる。ふたたびアンナが叫び始める。しかし、最初ほど声は大きくない。 「カミン、カミン、カミン、XXX、XXX、ノー……、ガーッ……、XXX、XXX」」  アンナの絶頂が近い。武志は腰を振り続ける。  アンナの体の震えが大きくなって来る。手は横に投げ出され、頬をベッドに押し付けている。そして締りがさらに強くなってくる。抽挿するのも難しい。  武志は腰をくっつけ肉棒を根元まで押し込んで円を描くように回す。そして左手で乳首を捻り上げ、右手でクリトリスを押し潰した。  それが駄目押しになった。 「オオオオオー……」  アンナは叫びながら体を反らして体中を激しく震わせる。肉棒を力一杯締め上げる。  武志は何とか射精をこらえる。肉棒が痛いくらいに締め付けられる。  そしてアンナはベッドに崩れ落ちた。武志は肉棒が抜けないように上から覆いかぶさる。  アンナはブルブルと体を震わせながら、ヒクヒクとアヌスで肉棒を締め付ける。武志は上に乗ったまま余韻を味わう。  しばらくそのままアンナが落ち着くのを待つ。アヌスも緩んできた。  武志はぬぽんと肉棒を抜くがアンナは反応しない。気を失っている。  浴室へ行き温水で蒸しタオルを作ると、きれいに拭いてからお尻を温めてやる。  タオルを外して見ると少し盛り上がっているが問題は無さそうだ。時計を見ると二時すぎでまだまだ時間がある。毛布を掛けてからシャワーを浴びに行く。  武志はぎりぎりまで待ってからアンナを起こした。アンナは時計を見ると慌てて浴室へ入る。  アンナが出てきてから二人で服を着て、ドアへ向かう。  ドアを開ける前にアンナが武志に抱きつきキスをする。驚く武志を後にアンナはさっさとドアを開け部屋を出て行ってしまう。武志も慌てて付いていく。  最初の会議室へ戻ると既に全員が揃っていた。そこで失礼と言ってジョージとアンナが部屋を出て行く。 「どうだったの」  知香が小声で武志に聞く。 「まあ、何とかなりました」 「かなり盛り上がったみたいね。口紅が付いてるわよ」  武志でハンカチで唇を拭くと紅が付いた。 「そういう知香さんこそ、どうだったんですか」 「私もまあまあよ」  知香の相手であるアレックスがチラチラとこちらを見ている。  武志は今までわざと考えないようにして来た事を思い知ってしまう。  知香はアレックスとセックスをしたんだ。頭の中では知香は今までもこれからも任務で色々な相手と寝る事は分かっている。だが、その相手の男が目の前にいるのは初めてだ。どんなセックスをしたのか、知香はイカされてしまったのか、気になり始めると止まらない。嫉妬や独占欲の黒い感情がふつふつと湧いてくる。  今の目標であり姉や先輩に近い感情の対象である知香を取られた気になる。  武志でさえかなわない知香の体にアレックスも虜になったのかもしれない。何度も知香に視線を送っている。  武志が救われるのは知香がそんな視線を無視して武志と話をしている事だ。知香の事は自分の方が何倍も知っている。そう考え武志は自分を落ち着かせる。  数分後ジョージとアンナが戻ってくる。  アンナが座るとジョージが皆に何かを話し始める。武志にはほとんど分からない。知香も面倒なのか必要最低限の事しか訳してくれない。  ジョージと知香が何かを話している。しばらく話した後、ジョージが武志の方を向いて何かを話す。 「何ですか」  武志は知香を突付いて聞く。 「明日からの予定を話しているんだけど、武志はバイセクシャルかって聞かれたのよ」 「ノー!!違いますよー!!」  武志は顔の前で大きく手を振り必死に否定する。ジョージが笑いながら何かを言う。 「武志がゲイならアメリカで凄くもてるのにだって」  知香も笑いながら武志に訳してやる。  その後も知香はジョージと話しを続ける。武志には人の名前の他に、tomorrow、morning、afternoonなどの簡単な単語しか分からない。  大体話し終わったのか、知香が武志の方を向いて説明してくれる。 「まずは明日の朝も今日と同じ時間に集合。その時に新しいメンバーが男女一名ずつ来るそうよ。武志の午前中の相手はその新しい女の人で、午後がアンナとその女の人で3P。私は午前中がアンナで、午後がアレックスと新しい男の人と3P」 「3Pですかぁ」  武志は少し嫌そうな顔をしてしまう。アンナ一人でも大変なのに、新しい人が加わると気と体力が持つか心配だ。おそらく武志が見た目以上にセックスがうまい事が分かり急遽予定を変えてきたのだ。最初の予定では武志と知香を簡単にやっつけてアメリカ側の実力を見せ付けるつもりだったのだろう。 「せっかくだから、色々なパターンを試してみたいんだって。それに武志はアンナ一人じゃ物足りないだろうって」  確かに武志はアンナに射精しなかった。別に気持ち良くなかった訳ではなく、単に気が乗らなかったのと体力の温存の為だ。それにいくら相手が避妊しているからといって外国の人に出すのは国の恥のような気がしていた。 「それはじいさんの遺言でなるべく射精するなって言われたからですよ」  知香が武志の言葉を訳すと全員が笑っている。ナイスジョークだと思ったのだろう。あながち嘘ではないのにと武志は思った。 「それよりあさっての予定を聞いてください。ペース配分とかもありますから。俺にも限界はありますし」  しばらく、知香、ジョージ、アレックス、アンナの四人で話している。なにやら議論がヒートアップしている。武志とマイクは話に加われずぽつんと座っている。武志は明日からの気の使用量を計算し、マイクは今日の夕食の事を考える。  話はまとまったらしく知香が武志の方を向く。 「決まったわ。あさっての午前中は私と武志とアンナで3P。午後は私と武志、アンナとアレックスが同じ部屋でお互いに見せ合う事になったわ」 「えーーっ。見せ合うんですか」  武志は他の男がセックスする所を見るのは初めてだし、見せるのも初めてだ。 「日本人同士も見てみたいんだって。アレックスも嫌がってたんだけど、武志がOKしたらこれで決まりよ」  武志は頭の中で気の残量を計算してみる。  今日一日で全体の三割の気を消費して残り七割。あさっての午前は知香と二人掛りでアンナを責めるとすると残りは延べ五人。その内初めての相手は一回だけ。今日と明日の夜に回復する分を考えると苦しい事は変わらないが何とか足りるだろう。逆に日替わりで新しい人が来るよりは楽になる。 「わかりました。OKです」  武志はしばらく考えてから了解した。  ミーティングが解散するとマイクがやって来た。知香に何かを話している。 「マイクがケイジャン料理を食べに行かないかって」 「ケイジャンって何ですか」 「ケイジャンはルイジアナ、アメリカ南部のフランス系住民の郷土料理よ。ジャンバラヤは聞いた事があるんじゃない」 「名前だけは聞いた事がありますけど」 「せっかくだから行きましょう。じゃあ三十分後にロビー集合よ」  マイクは短期間の間にアメリカ名物を残らず披露したいみたいだ。武志も気持ちが多少分かる。もし武志の家に外人が来たら、梅干、納豆に始まってアメリカに無いものをどんどん食べさせてみたくなるだろう。  マイクに連れられて入った店は本格的ケイジャン料理の店らしく、雰囲気からして普通のレストランとはちょっと違った。マイクによるとこれが典型的な南部の雰囲気らしい。  出て来た料理はジャンバラヤという炊き込みご飯でパエリヤやピラフに似ている。他にガンボという辛くないカレーみたいな物とか、変わったところでアリゲーターが出て来た。味は淡白で言われなかったらワニだと気付かないだろう。  マイクは美味しそうにバクバクと食べている。知香はマイクの説明を聞き感心しながら食べている。武志はマイクには悪いがあまり口に合わなかった。口直しにお茶漬けでも食べたいところだがそんな物は無いので少しでも知っている物に近いジャンバラヤでお腹いっぱいにする。  ホテルに帰る途中マイクに食料品店に寄ってもらう。夜食を買うためだ。アメリカだけあってポテトチップスやポップコーン、チョコバーなどは種類が多く、量も多い。  武志が物色していると知香が寄ってきて小声で話しかけてくる。 「今日はどうだったのよ」 「知香さん、部屋に戻ってから話しましょうよ」  マイクは離れたところをぶらぶらしている。 「バカねえ、日本語だから誰にも分からないでしょ。それに部屋には盗聴器やらビデオが仕掛けられてるに決まってるでしょ」 「ええーっ、そうなんですか」 「当たり前でしょ。逆にアメリカから日本に要員が来たら必ず仕掛けるわよ。常識でしょ。そんな事よりアンナはちゃんとイカせたんでしょうね」 「まあ、なんとか失神させましたよ。でもかなり疲れましたよ。知香さんはどうなんですか」 「私なんか瞬殺したわよ。立たなくなるまで搾り取ってやったわ。でも相手の男の面子もあるから私も付き合ったけどね」 「アレックスがチラチラ知香さんを見てたから大丈夫だったとは思ってたんですけど」 「明日は二人が相手だけど大丈夫なの」 「二人は愛さんと優さんで慣れてますし、まだ体力も残ってますから大丈夫ですよ」 「信頼してるからね。やられるんじゃないわよ」  マイクが戻って来たので話はそこまでになった。後はお菓子や飲み物を適当に買ってホテルに戻る。  シャワーを浴び終わると十時で、まだ寝るのは早い。買ってきたお菓子を食べながら知香と雑談をする。  盗聴器の話を聞いてしまったので、怖くてセックスの話ができない。今日の夕食の話や、明日は何を食べに行こうかという話になってしまう。  十一時になった所で二人は寝る事にする。武志はいつも通りに考え事をする間も無く寝入ってしまった。 <第23章>  翌朝時間通りに会議室へ行くと、昨日のメンバーの他に新しい人がいる。黒人の男女一名ずつだ。  やはり来たか。武志は覚悟を決めた。この話を聞いた時から来るかもしれないと思っていたが、ついに来たという感じだ。武志の様な普通の大学生が黒人と会う機会はほとんど無い。六本木にでも行けばいるのだろうが、普段は家と大学の往復しかしない武志にそんな機会は無い。大学にいる留学生も白人かアジアからがほとんどで黒人はいない。それに、もし居たとしても男性ばかりで黒人女性を間近で見るのは初めてだ。  男の方はアレックスと同じくらいの身長で武志より高い。テレビや映画で見るいかにも黒人という感じの男だ。短く縮れた髪に分厚い唇をして不敵な顔をしている。そして体中筋肉でできているかの様に引き締まった体をしている。こんな男を相手にして知香は大丈夫なのかと心配になる。  女の方もかなりの威圧感を感じる。人種差別は良くないと頭の中では分かっているがどうしても生理的に恐怖感が湧いてくる。身長は武志と同じ位あり、肌は黒というより焦げ茶に近く、黒光りしている。顔は結構きれいだ。黒人女性は武志の好みからいうと外れている場合が多いが、彼女の場合は武志が見てもきれいな部類だ。胸はアンナほどではないが、十分大きい。  武志が思わず緊張していると、二人が笑顔で握手を求めてくる。きっといい人達なんだろう。武志は怖くない、怖くないと心の中で繰り返す。  全員が揃った所でミーティングが始まる。まずは新しいメンバーの紹介がある。黒人男性はトム、女性はマリアという名前だ。  次に今日の予定だが既に分かっているので確認だけだ。相手以外は昨日と同じだ。  武志は午前中がマリアで午後はアンナとマリア。  知香は午前中がアンナで午後はアレックスとトムだ。  マリアは昨日の事をアンナから聞いているらしく舐めるような目つきで武志を見てくる。思わず武志は目を伏せてしまう。  昨日の終わりのミーティングでは予定決めだけで終わってしまったので、今朝反省を行うことになる。だが、行為自体にはどちらのペアも問題は無く、今日もルールを守りましょうという小学生の学級会みたいな終わり方になった。  そして時間になり武志は部屋へ向かう。昨日と同じ部屋だ。  準備を済ませマリアを待つが、緊張でドキドキしている。アンナは技よりも美貌とスタイルで責めてくるタイプだった。秘肉の締め付けは凄かったが技自体はそれほどではなかった。マリアはどんな責め方をしてくるか、アンナより後に出てくるという事はアンナよりレベルが上かもしれない。  武志が色々考えていると、ドアがノックされた。ドアを開けるとマリアが入ってくる。 「ハイ、タケーシ」  マリアが笑いながら入ってくる。体を揺らし心なしかリズムを取っている。  武志をベッドの側へ手招きすると、鼻歌を歌いながら武志の服を脱がしていく。手早くシャツ、ズボン、靴下と脱がし、武志はあっと言う間に全裸にされてしまう。  マリアは武志を脱がせ終わると、ベッドの端に座らせ、次に自分が脱いでいく。  武志に見せ付けるように軽くポーズを取ったりしている。今までにストリップのショーを見たことは無いが、頭の中で想像しているもの以上にいやらしい感じでマリアが脱いでいく。  スタイルはさすがというか素晴らしい。  胸は巨大な半球が全く崩れる事無く、やや上向きについている。腕、腰、脚は見事に引き締まっている。そして手・脚はとても長く、しなやかで、柔軟に見える。さすがの知香もスタイルではマリアに負けている。  肌は油を塗ったように光を照り返している。黒というか濃い焦げ茶色の肌は、しっとりして滑らかな感じがする。癖のある短い髪、大きくて厚い唇、大きな目。やや丸い鼻だけは武志の好みからは外れるが、全体としては一般的に整っている方だろう。  タイプで言うと野生の動物、雌豹のイメージだ。  マリアは全部を脱ぐと、両脚を大きく開いて立ち、武志を挑発するように体をくねらせる。秘肉はぱくっと開き丸見えになっている。  マリアは片手で自分の胸を揉み、片手で秘肉に指を這わせている。 (この人達は日本人を全く理解していない)  こんな露骨に卑猥な見せ方を喜ぶ日本人は少ないだろう。他の東アジアの男達も多分喜ばないだろうという気がする。やっぱり舐められている気がする。  この日米合同訓練に当たって、おそらくアメリカ側は日本人の特性について何も調べていないだろう。  日本人の一般的な女性の好みを考えたら、投入メンバーや作戦をもう少し考えたはずである。  もう、こうなったら日本側のレベルの高さを知ってもらうしかない。アメリカ側はアンナである程度分かった。このマリアも大差ないだろう。  武志はベッドに上がり、マリアを手招いた。  脚を大きく開いて仰向きに寝転がると、マリアはすぐに察して武志の股間にやってきた。  まだ柔らかい肉棒を手に取るとこすり始める。 (アンナはどうしてこんな男に)  マリアは理解できなかった。  外見はたいした事無い。体は引き締まって良い筋肉が付いているが、このくらいなら珍しくない。  コックもあまり大きくない。ただ硬さは硬い。こすっていると、どんどん硬くなってくる。この硬さはブラック以上かもしれない。  マリアは武志の肉棒を咥え、頭を動かし始める。 (美味しい)  タケシのコックは硬さといい、味といい、とても美味しい。こんな美味しいコックは初めてだ。  マリアのフェラにどんどん気持ちが入っていく。夢中になってフェラを続ける。  舌を激しく動かし、唇は強く締め、肉棒を唾液でべとべとにする。そうして手で激しく竿をこする。  疲れるのも気にしないで激しいフェラをひたすら続ける。  武志はマリアのフェラでも満足していなかった。アンナよりはましだがS部隊員に比べると落ちる。  仕方なくマリアの腰をこちらに向けさせる。手を伸ばして、中指を秘肉に入れGスポットを探し、親指をクリトリスに当て気を流し、二点責めを始める。 「オオゥーー!!」  マリアは一瞬何が起こったのか分からなかった。  タケシが指を中に入れてきた。お手並み拝見と思っていたら、突然今まで味わった事のない種類の快感が体を突き抜けた。体の中から神経を直接触られるような強い快感だ。  それに加えて、急におしっこがしたくなる様な、何か出そうになる感じがする。腰の辺りが痺れる様な、ピリピリする様な気持ち良さがある。 「アウゥー……、ウーフゥ……」  武志は日本人相手の時より反応が強い気がした。アメリカ人はGスポットが弱いのか。それとも普段そこを責められないのか。後で確認する必要がある。  武志はマリアの反応に気を良くして二点責めを延々続ける。指が疲れてくると反対の手に変えて続ける。親指と中指の間の肉をすり潰す様にしたり、力を込めて挟んだり変化を付けてマリアを追い込んでいく。 「ノォー、XXX、XXX、スタッ、XXX、XXX」  マリアがやめてと叫んでいるのはなんとなく分かるが、まだ止めない。武志はマリアがフラフラになるまで続けるつもりだった。マリアはアンナ以上に体力がありそうである。下準備無しで挿入して、体力勝負に持ち込まれたら面倒だ。  マリアはフェラチオを完全に止めてしまっているので、武志は指を入れたままで彼女を仰向けに寝させた。  その横に座ると空いている手で乳房を揉み始める。もちろん指先からは気を流す。 「オオォーー!!」  下半身の快楽に加えて、乳房も責められ、マリアは快感に飲み込まれ、どんどん思考能力を奪われていった。  下半身は何かが出そうだけど出ない、だけど出したい、そんな変な感情で溢れている。切ない様な、じれったい様な今まで味わった事のない感覚だ。腰の辺りが溶けてなくなるような、おかしな感覚もする。  それに乳房からの鋭い快感も加わり頭の中は既に快感を貪る事しか考えられなくなっている。  武志が胸を揉み、乳首を摘むのに合わせてマリアは胸を突き出し、秘肉を責める指に力が込められる度に腰を突き上げる。  マリアは声がかすれ、涙を流している。それでもがんばり続ける姿は、さすがにアメリカ代表である。  このままでは、なかなかイカせる事ができない。それに可哀想な気がしてきた武志は、アヌスで止めを刺すことにする。  マリアから指を抜くと武志はベッドへ仰向けになった。  マリアはかなり体力を消耗しているようだが、なにも言わずに武志の腰に跨り、肉棒を秘肉に飲み込んでいく。 「ううっ」 「アアアァー……」  武志とマリアが同時にうなった。  アンナとは違い最初から締りが良い。それに狭い。肉棒が抉じ開ける感じで潜っていくのは、かなり気持ち良い。  マリアはさんざん燃え上がらされた体に肉棒がねじ込まれる感触に、安堵に近い快感を感じる。武志の固い肉棒に抉じ開けられ、エラで欠き出されるのは、火の付いた体には相当こたえる。  だが、普段同僚の巨大なコックで慣らされているだけに、武志の物なら何とか我慢する事ができる。逆に武志を追い上げる為に秘肉を締め上げる。 (やっぱり届かない)  武志は肉棒の先端が一番奥に届かない事を知った。やはり確実にアヌスを責める事にする。  下からマリアを突き上げながら、指にローションをまぶしていく。  そして彼女の上半身を引き寄せて女性上位にすると、アヌスにもローションをまぶしていく。  マリアはお尻を責められる事を知って一瞬体を震わせたが、そのまま武志にやらせた。  この間に武志を責めるべく、マリアは腰を動かし始める。  迫力のあるマリアに上に乗られると獲物として食べられてしまうような気になってくる。  武志はマリアの腰の動きをものともせず、指をアヌスに埋めていく。マリアの蕾は指を難なく飲み込んでいく。 「アオゥ」  マリアは一瞬うめき腰を止めたが、すぐに動きを再開する。  武志も負けじと指の抜き差しを速めていく。指先から気も流して、腸壁をこする。 「オオォー」  また新たな感覚がマリアを襲った。単に指を動かされたのではない、お腹の中が燃えるような感覚だ。  武志はマリアのアヌスが十分拡張されており柔らかい事を確認すると、指を二本に増やして激しくアヌスを抉り、腸壁をこすりあげる。 「アアアアァー、オウゥー、XXX、イヤァー、XXX……」  マリアも前の穴に肉棒を受け入れ、後ろは二本指で責められると、腰の動きがだんだん弱くなり、うめき声が大きくなってくる。  マリアの動きが止まったところで、武志はマリアを上から降ろし肉棒を抜いた。  肉棒にローションを付けるとともに、アヌスにもローションを付け直す。  マリアは肩で大きく息をしながら、横たわっている。  マリアを仰向けにして脚を持ち上げアヌスをさらけ出させる。武志が肉棒を当てると、マリアは力を抜き受け入れる準備をする。  武志が腰を進めると、ぬるりと肉棒は簡単に飲み込まれていく。  マリアのアヌスは武志の想像以上にこなれていて、肉棒をなんなく受け入れ、早くも馴染んでいる。 (思ったより、きつい)  マリアの尻肉はアンナよりこなれていて、それでいてアンナよりきつかった。ねっとりした肉がきつく絡み付いてくる。今まで入れた尻肉の中で一番味が良い。  アヌスさえ責めれば簡単にイカせられると思っていたが、これは思ったより辛いかもしれない。  このままでは自分が危なくなると思い、武志は肉棒から気を出し始める。 「アアアアアー……」  マリアは尻肉が焼けるのを感じた。お尻から背中にかけて黒い快感がかけ昇ってくる。  武志は竿やエラから全力で気を出すと同時に腰の動きを速めていく。腰と腰がぶつかりパン、パンと音を響かせる。 「アッ、アッ、アッ、アッ……」  マリアのあえぎ声が大きくなっていく。手はシーツを掴み、口を大きく開き、眉間に苦悶の皺を寄せて刺激に耐えている。  マリアが感じるにつれて、尻肉がどんどん締まっていく。武志も射精感が急速に込み上げてきた。  意識を集中して耐えようとするが、マリアの締め付けはそれを上回る快感を与えてくる。  マリアを先にイカせようと腰の動きを最大限まで速くする。 「オッー、XXX、XXX、ノー、XXX、XXX」  マリアが頭を激しく揺らしながら叫んでいる。 「あー、ダメだ、出る、出る、出ちゃう……」  武志は思わず日本語でしゃべる。 「カミング、カミング、カミング、アイム・カミンー……」 「出すよ、出すよ、出すよーっ」  マリアの叫びにつられて武志も叫ぶ。  マリアの尻肉がギューっと今まで以上に締め上げる。 「出るっ」  ビューーー……。  武志は大量の精液を吹き上げた。尻肉で強力に締められている為に、細い流れが凄い勢いで吐き出されていく。 (あ、熱いっ)  マリアは精液の直撃を腸内に受け、ついに限界を超えた。かすれ行く意識の中で精液の熱さを感じていた。  マリアが目を覚ましたら、武志がちょうどシャワーから出てくるところだった。  マリアは体が重かったが、元気を出し浴室へ向かった。  シャワーを浴びると頭がはっきりとしてきた。化粧をして、髪も整え、武志の元へ戻る。  武志がミネラル・ウォーターを差し出す。 「アリガトウ」  マリアが水を飲みながらソファで休んでいると、十二時ちょっとすぎにドアがノックされた。  タイミングが良すぎるという事は、やっぱり盗聴されてるのかと武志は思う。  ドアを開けるとマイク、知香、アンナの三人が立っている。  武志がマイクからバスケットを受け取ると知香が武志に聞く。 「私とアンナも一緒に食べていい?」  武志としては知香が居てくれた方が言葉が通じてありがたい。 「俺はいいですけど、どうしたんですか」 「アンナが昼からこの部屋だから一緒に食べましょうって。みんなで食べた方が美味しいでしょ」  横ではアンナがマリアに声を掛けている。マリアがイエスと答えるのが分かる。  知香とアンナがマイクに礼を言うと部屋に入ってくる。  ベッドの横にソファーとテーブルを動かし、ソファーに武志と知香、ベッドにアンナとマリアが腰掛ける。  テーブルにはバスケットから出された料理と飲み物が並べられる。今日の料理はフライドチキンとコーラだ。  チキンはファストフードの物ではないらしく、とても美味しい。衣はサクサクとクリスピーで肉は歯ごたえがありジューシーだ。そしてまだ作ってから時間が経ってないのか熱々だ。どこかのレストランで特注したのだろう。  三人の女性はわいわい話しながら食べている。この三人は俗に言う棒姉妹になるのに仲良く話している。時々武志の方を見るので武志の話で盛り上がっているのだろう。 「マリアが武志は本当に大学生かって。高校生にしか見えないって」  知香が通訳してくれる。 「知香さんは知ってるでしょ。こんな所に高校生がいたらおかしいですよ」 「武志はセックスがうまいから信じるって。あんなにセックスがうまい高校生はいないって」  三人はそれからもおしゃべりを続ける。武志はそれを聞くとは無しに聞いている。どうして仲良くできるのか武志には分からない。もし逆の立場で知香と武志と知香の3Pの相手の男二人がいたら、武志は何を話していいか分からない。話より相手に怒りや嫉妬が湧いたり、比べられる気がしてへこんだりするだろう。  そういった事がこの三人には無い。よっぽど自分に自身があるのか、それとも男と女の違いなのか。不思議に感じる。  食事が終わった所で知香が部屋に戻るため立ち上がりながら言った。 「武志、がんばってね」  アンナとマリアにも言葉を掛け、手を振りながら部屋を出て行く。  残った三人は交代で洗面所を使う。武志は一番最後だ。  武志が洗面所に行っている間にアンナとマリアの間で作戦の打ち合わせが有ったらしい。  すでに二人は下着姿になっている。そして武志に取り付くと服を脱がせていく。  全裸にしてしまうと、武志をベッドの端に座らせ二人はその脚の間にひざまずいた。  アンナとマリアが二人掛りで競うように肉棒に舌を這わせる。  武志は外人の美女二人に同時に責められるという、普通ありえない状況にいやがおうに興奮してきた。つい数ヶ月前には想像もできなかっただろう。  アンナとマリアが交代で先を口に含み、もう一人は竿に舌を這わす。単調だが激しいフェラチオだ。  自分の方が飲み込みが深いと言いたげにディープスロートをしていく。竿の根元まで飲み込み、喉の奥を使って肉棒に刺激を与える。  普段、外人の巨大な物に慣れているせいか、武志の物など難なく丸呑みしている。  喉の奥で肉棒の先を刺激されるのは確かに気持ち良いが、射精するほどではない。  武志は一旦二人の動きを止めてベッドの上に寝転がった。  アンナとマリアのお尻を自分の頭の方に向けて、フェラをしてもらう。  二人はフェラをしながらお尻をくねらせ見せ付ける。露骨な動きがアメリカ的だなと武志は思った。  武志は二人の秘肉にそれぞれ指を伸ばし、湿ってくるまで丁寧になぞっていく。気を送りながら秘肉に沿ってやさしく指を這わせる。  秘肉が緩んで雫が浮かんできたら、その雫をクリトリスにやさしく塗り広げる。二人とも皮を被っているので、皮を剥いたりせず、皮の上からやさしく塗り広げていく。  秘肉からクリにかけて十分ヌルヌルになった所で中指を中に入れていく。 「アン」 「オゥ」  二人が揃って声をあげる。  武志はそのままGスポットに指を当てると、親指もクリにあて気を流して二点責めを始める。 「アアアアァーー」 「オーーゥー」  二人がとたんに大きな声をあげ始める。  武志は指で間の肉をすり潰しながら、細かく振動させる。 「ノオオォー……」 「アーー……」  二人はその責めの味を覚えていて、イヤイヤと腰を振りながら快感に耐える。フェラどころではないらしく口は完全に止まっていた。  武志はここで一気に二人を弱めるために、気の量を増やし責め続ける。  部屋の中には二人の女の喘ぎ声が響き、廊下に漏れないかと心配になるほどだ。  外人の女二人を指だけで悶えさせるのは武志を異常に興奮させた。おごってはいけないと分かってはいても、二人の美女の喘ぎ声を競わせるのは、男としてとても楽しい。 「アッ、アッ、アッ、アッ……」 「アン……、アン……」  二人は急速に体力・気力を奪われ、喘ぎ声は小さくなり、体のくねらせ方も弱々しいものに変わっていく。  武志はどちらから挿入するか迷ったが、相手をした回数が多いアンナの方がイカせ易いと判断して、アンナを先にイカせる事にする。  武志は身振りでアンナに跨るように促し、騎乗位の体制を取らせる。 「アゥー……」  秘肉に肉棒を迎えアンナは満足の声をあげる。なじませるように数回ゆっくり上下した後に、クリを武志に擦り付ける様に腰を動かしだす。武志のサイズでは出し入れするより、クリを擦り付けながら自分の感じる所に当てる方が気持ちが良いのだろう。  武志はしばらくアンナの好きな様にやらせる。ただし、快感のレベルが下がらない様に、乳首を摘み気を流すのを忘れない。 「アーオゥ……、オオーゥ……」  アンナは舌で自分の唇を舐めながら、まさに洋物のAVの様な声をあげる。  気の量にも限度はあるので、武志はアンナの体を自分の上に倒し、女性上位の体制にする。  そして横で見ているマリアに言った。 「アンナのお尻を舐めてあげて」  アンナはゆっくりと移動すると、アンナのお尻を舐め始める。  武志はそれに合わせて、片方の乳首を口に含み舌で転がし、もう片方の乳首を指でグリグリこね回す。 「アアァーー……」  これはアンナも多少効いた様だ。武志はそのままアンナの蕾がほぐれるまで待つ。  マリアは何も言われなくても気を利かせて、アンナのお尻に指を埋め込んでいく。腸と秘肉の間の薄い肉を通して、その動きが武志にも伝わってくる。秘肉も肉棒をグイグイ締め上げてくる。  マリアはすぐに指を二本に増やし、責めを厳しくしていく。アンナのお尻を責めるのに没頭している。心の奥底に、白人を虐める事に快感を覚える部分があるのかもしれない。  二本指が滑らかに動くようになった所で武志はマリアを止めた。このままアンナに指でイカれてしまうと、少しまずい。あくまでもイカせるのは自分でないといけないと武志は思った。  武志はアンナの蕾と自分の肉棒にたっぷりとローションを付ける。  遠慮なくズブズブとアヌスを抉っていく。腰を進めながらもカリや竿から気を流し始める。だが、昨日と同じやり方では芸が無い、さらに一段大きい快感を味あわせてやりたいと武志は思った。 「オオオオーー……」  肛門や腸壁を焼かれアンナが声をあげる。昨日よりも体が感じやすくなっている。たった一日で自分の体が変わってしまっっている。  肛門が焼けるように熱く、ジンジンと疼いている。腸の中も肉棒が通った所は熱で溶けるように快感が染み込んでくる。お尻から背中にかけて圧倒的な黒い感覚が昇ってくる。  早くもアンナは頭の中が濁ってくるのを感じていた。 「アゥー……、アアゥー……」  武志は肉棒を入れたまま、アンナをうつ伏せにした。それからアンナごと体を横にして側臥位になる。  これで両手を自由に動かせる。武志は中指を秘肉の中に入れ、親指をクリに当て、気を流す。  アヌス責めと二点責めを両方同時に行う。 「ウォーー!!」  アンナは獣の様に叫ぶ。頭を振り乱し、シーツと武志の腕を握り締める。  さらに武志は片手を乳房に回し、乳首をひねり潰しながら乳房を揉む。  その上アンナの脇の下に顔をもぐりこませ舌で舐める。 「ノォーーー」  これにはアンナも耐えられなかった。アヌスから、秘肉から、クリから、胸から、脇の下から、快感が襲ってくる。快感が体中、頭の中を焼き尽くす。  体が武志に絡め取られている。それに快感のあまりに体が言う事をきかず逃げられない。体がバラバラに分解してしまうような錯覚を覚える。何も考えられず、ただ叫ぶ事しかできない。  ここまで凄まじい快感は生まれてから体験した事が無い。気が狂う。アンナは自分が壊れてしまうと思った。  それでも武志は責めを緩めない。このまま最後までアンナを責め続けるつもりだった。  肉棒、指先、舌先から気を流し続け、不自由な体勢ながら腰を動かし続ける。 「ノォー、XXXー、XXXー、XXXー」  アンナは狂った様に出せる限界の大声で叫んでいる。口の周りには白い泡が付いている。  武志はアンナに止めを刺すために腰の動きを速めた。アンナの叫び声に腰のぶつかる音が混ざる。  アンナの体が震えてきた。アンナが力の限り掴んでいるため、シーツは乱れきっている。武志の腕には爪が深く食い込んでいる。  そしてアンナに最後の時が来た。 「ゥガーーー」  アンナは人間の女とは思えない様な叫び声をあげる。目は白目になり、歯を思い切り食いしばり、体中が大きく痙攣している。尻の穴で肉棒を食い千切らんばかりに締め付ける。  その間も武志は気を流し続ける。  アンナの絶頂は長らく続いた。  そして突然アンナはスイッチが切れた様に動かなくなった。口からは涎が一筋垂れていた。  マリアは仲間の壮絶な絶頂シーンを見て呆然としている。人間がこれほど凄まじく感じることができるとは考えてもいなかった。  多くの思いが頭の中を駆け巡っていた。  女性の尊厳を奪う仕打ちに対する憤り、武志に対する畏怖、自分が同じ事をされるとどうなるのかという恐怖、アンナに対する哀れみ、そしてかすかな爽快感。  武志はアンナから肉棒を抜くとマリアを連れて浴室に向かう。マリアは魂を抜かれてみたいになっていて武志の言いなりになっている。  マリアは何も言わずに武志の肉棒をボディソープで洗い始める。大切な物を扱うように丁寧に洗っていく。洗い終わるとシャワーをかけ、泡を流していく。  武志はマリアをしゃがませ、肉棒を顔の前へ持って行く。  マリアは何も言われなくても引き寄せられるように顔を股間に寄せ舌を伸ばしていく。  マリアが口に咥えてフェラチオを始めたところで、武志は黒い欲望に突き動かされマリアの頭を掴み腰を動かした。同じ口を使うのでも、やってもらうのと、自分から腰を振るのでは一味違う。  自分で動かすとスピード、角度や深さを自由にできるので、唇でカリや裏の縫い目をこするように素早く動かしたり、根元まで咥えさせたり好きに楽しめる。特にマリアみたいにディープ・スロートができる相手だと。根元まで突き入れられるので秘肉と同様に気持ち良い。相手がむせない様に気を使わないで良いので、心置きなく自由にできる。  そして外国のレベルの高い女にイラマチオをするのは武志の黒い欲望を満足させる。マリアの口の端からは涎が垂れ、眉間には苦しそうに皺が寄っている。だが、マリアは抵抗もせず頭を揺さぶられている。  だがマリアが息が苦しくなったのか逃げるような動きを見せ、武志は我に返る。武志は肉棒をゆっくりと口から抜いた。  もう一度二人で軽くシャワーを浴び、体を拭くとベッドに戻る。  武志はマリアの後ろに回り、バックの体勢で秘肉を貫いていく。午前中はバックからを試していない。これだと先端が子宮口に届くかもしれない。  前戯をする必要も無く秘肉はどろどろに溶けきり、武志の肉棒をやすやすと飲み込んでいく。だが、この体勢だと身長差が無いせいか挿入がやりにくい。マリアをベッドの端ぎりぎりまで下がらせ少し膝を広げさせ、武志は床の上に立つ。これでだいぶん挿入がやり易くなる。  根元まで押し込むとかろうじて先端がかすかに子宮口に触れる。武志は午前中は少し舞い上がっていた為か安易にアヌスを責めた。マリアにも子宮でいく快感を味わって欲しい。マリアの腰を引きつけできるだけ先端を奥に届かせると大きな気の塊を一発、二発と立て続けに撃った。 「ウオォー、オオオォー……」  マリアが叫び声をあげる。武志の気が子宮を焼き燃え上がらせ、背中を通り脳まで達する。  マリアは突然の快感になす術も無く翻弄された。アンナの凄まじい絶頂シーンを見せ付けられ、イラマチオで喉の奥まで犯され頭が朦朧としていた所へ、突然体がバラバラになるかのような激しい快感が襲って来た。頭の中が真っ白になり何も考えられない。秘肉だけでなく子宮から背骨、首まで体の中から燃えるように熱くなりビリビリと痺れる快感が走っている。  これがアンナの言っていたサムライの技か。マリアははっきりしない頭でかすかに思った。  武志は片手を胸に伸ばし根元から絞る様に揉みこむ。もう片手をクリトリスへ伸ばし、中指の腹でぬるぬるとこすりあげる。もちろん指先からは気を出している。そしてバックから抽挿を始める。  バックからだと前と違う感触で気持ち良い。肉棒の上側をきつくこすられ、下側をざらざらした物で撫でられる感じがする。元々の締りの良さに加えてマリアがキュッキュッと締め付けてくるのでさらに気持ち良い。しばらく上等の秘肉の味わいを噛み締めながら抽挿を続ける。 「オオオォー……、XXX……、XXX……」  マリアは体に完全に火がつき英語で何かを叫び激しく腰を振っている。  だがこのままだと循環の技が使えない。マリアをイカせられるかどうか難しい。それにマリアにも循環の技を味わって欲しい。  武志は肉棒を一旦抜くとマリアを仰向けにした。  正常位で挿入してみるが結合がやや浅い。色々な体位を試してみる。  結局松葉崩しが一番良い事が分かる。なんとか一番奥まで届くし、そのまま上体を倒せばキスをすることもできる。  思う存分子宮で感じて欲しいと武志はガンガンと力一杯最奥を突き上げる。そして気を流していく。 「ノォゥ、ノォーゥ、XXX、XXX」  マリアが必死に叫ぶ。  武志はもちろん止めない。マリアの声が枯れるまで突き続ける。  武志はマリアも激しい責めを満喫しただろうと思い、循環の技に移る。  上半身を倒し、マリアの顔を引き寄せ舌を吸い上げる。そうして気を流していく。 「ンフゥー、ンフゥー」  口を塞がれているマリアが声をあげる。ここまでさんざん責められ、焦らされ、体中がおかしくなっている所に、さらに快感が途切れなく襲って来た。  もう何も考える事ができない。頭の中が快楽でいっぱいになっている。どうして良いか分からず、ただ武志に舌を吸われ、強く抱きつき耐える。これほどの快感は味わった事が無い。レベルが違うというか、別次元の快感だ。 (イキタイ、イキタイ、イキタイ、イキタイ、イカセテー) 「ンフゥン、ンフゥン、ンフゥン、ンフゥン、ンフフフゥンーー」  マリアの秘肉がキュンキュンと肉棒を締め始める。ただでさえ締りが良いので、かなりの圧力だ。  武志も限界が近くなるが、ぐっとこらえる。そしてマリアに止めを刺すために、気の塊を送った。 「ンフゥーー……」  マリアの体が硬直する。秘肉はさらに締まり武志に軽い苦痛を与える。目が見開かれているが、焦点があってなく何も見ていない。マリアはあっけなく達してしまっていた。  そしてマリアの全身から力が抜け、動かなくなった。  武志は動かない二人をそのままにして、先にシャワーを浴びる。  ちゃんと三人分のタオルが用意されている。  それからアンナ、マリアの順番に起こして、シャワーを浴びさせ、服を着させる。  二人とも心ここにあらずという感じで少しボーっとしている。武志が指示しないと動こうとしない。  武志が冷蔵庫から冷たいミネラル・ウォーターを出して渡す。  冷たい水を飲んで、だんだん頭がはっきりしてきたのか、アンナとマリアの目に元気が戻ってくる。 「あまり時間が無いですよ。ふたりとも早くお化粧してください」  武志、アンナ、マリアの三人が会議室に戻ると残り全員が既に待っていた。知香を見ると少し疲れたような顔をしている。  武志が椅子に座ると、ジョージとアンナの二人が部屋の隅で何かを話している。周りを見るとアレックスは昨日と同じ様にチラチラと知香の方を見ている。トムとマリアが黒人同士で何かを話し、マイクは一人で手持ち無沙汰な様子だ。 「どうでした」  武志が知香に聞くと、 「疲れたわよ」  知香は本当に疲れたように答える。確かにあの大男二人を相手にすれば疲れるだろう。あの二人、体力は無尽蔵にありそうだ。  知香はこれ以上話してくれない様なので武志はあきらめる。  ジョージとマリアが席に着いた所でミーティングが始まる。各自問題点も無く明日の予定も決まっている為、明日の予定の確認だけですぐに終わる。  早速マイクが夕食を誘いに来る。 「武志、マイクがカリフォルニア・フレンチを食べに行かないかって」 「俺はせっかくマリアさんとかがいるんだからソウルフードを食べてみたいんですけど」 「そっか、じゃあ二人に聞いてみるわ」  知香はトムとマリアの黒人二人と話をする。その後、マイクも加わり話をしている。 「マリアが良い店を知ってるから連れてってくれるって。トムとマイクは遠慮するって」  武志としてはトムは遠慮したいが、マイクとは一緒に行きたいところだ。 「マイクも一緒に行けばいいのに」 「まあ、色々あるからね」  武志と知香は一度部屋に戻った。 「今から総領事館に行って日本に報告してからマリアと出かけるわよ」 「総領事館ですか」 「ここじゃできない話も有るからね」  ホテルを出るとタクシーで総領事館へ向かう。武志は大使館と総領事館の違いは知らなかったが、イメージだと高い塀に囲まれた大きい建物だった。それがビルの中の一角に在ったのは驚いた。  開館時間は終わっていたがスタッフが待っていてくれ、ある部屋に案内された。 「どうだったの」  待っている間に知香が武志に聞く。 「何とか二人ともイカせることができました」 「それで今日も出さなかったの」 「すいません。午後は我慢したんですけど、午前中はこらえ切れなくて。マリアさんのお尻は凄いんですよ。アメリカの人のお尻を甘く見てました」 「まあいいわ。詳しい事は日本に帰ってから報告してもらうから」 「知香さんの方はどうだったんですか」 「まあ、午前中はアンナが相手だから時間いっぱい絡み合ったの。女同士の場合終わりが無いからね。それで午後は大変だったわ。馬みたいなの二人相手だからね。武志相手に訓練してなかったら気絶してたかも。イカされちゃったけど、同時に二人とも搾り取ってやったから引き分けかな」  武志はあの男達が尻で知香をイカせたと聞き胸の奥が熱くなり頭に血が上るのを感じた。何とも言えない嫌な感情が頭の中を駆け巡る。いくら仕事とはいえ知香がイカされる話を聞くとどす黒い感情がふつふつと湧いてくる。  知香とは仕事上の体だけの関係とは言え、特別な思いがある。自分も散々他の女性と寝ておいて人の事を言うのはおかしいと頭では分かっていても感情までは制御できない。昨日アレックスの話を聞いた時より感情が乱れる。  それから武志は入り口のソファーで待つように言われた。知香が頼子部長に報告しているのだ。  知香は部屋から出てくると、職員に礼を言い武志と一階へ向かった。  二人はマリアがLAに来た時にはいつも寄るというソウルフードの店へ連れて行ってもらった。  武志はアメリカ南部など行った事は無いが、内装から濃い感じは受け取れる。きっと本格的なのだろう。  客は大多数がブラックで、ヒスパニックがちょっといる。白人やアジア人は他にいない。マイクが断った理由が分かった。白人は入りにくいというより、入れないだろう。  武志も少しだけ後悔していた。これだけの黒人に囲まれると心理的に恐怖を感じてしまうし、トムの事を思い出してしまう。  マリアが三人分の料理を適当に頼む。  武志の所に来たのは豆と内臓を煮た物、手羽先を焼いてピリ辛ソースを塗った物、コーンブレッド、マカロニ&チーズ、デザートにチーズケーキだ。普段食べているものに近いせいか昨日のケイジャンよりは口に合う。 「想像してたのより癖が無くて美味しいです。マリアさんの家でもこんな料理を作るんですか」  武志の質問を知香が通訳すると、マリアが悲しそうに答える。 「彼女はハーフだから家では作らないそうよ。でもおばあちゃんの家に行くと似たような物を食べるんだって」  武志はまずい事を聞いたと思った。日本人の武志には分からないが人種問題で複雑な事情があるのだろう。普通の黒人の女性とは顔立ちが違うと思っていたらやはりハーフだったのだ。  話を料理の材料や作り方に変え、楽しい夕食を過ごす。しかし、武志の心の奥底では黒いもやもやした物が澱んでいた。  夕食の後、昨日と同じ様に食料品店で買出しをした後、ホテルまでマリアに送ってもらう。危ないからと言うが監視のためだろう。  部屋に戻りシャワーを浴び、適当に雑談をしていると寝る時間になった。  武志はどうしても我慢できなくなり知香に言った。 「今日は一緒に寝てもいいですか」 「いいけど、私の方も質問があるの」 「何ですか」 「どうして向こうのメンバーには一回しか射精しなかったの」 「好きでもない人に出すのはもったいないでしょ。それにあの一回は我慢できずに出しただけで、出す気は無かったんですよ」 「日本じゃ所かまわず出してるくせに」 「そんな事無いですよ。好きな人にしか出さないですよ」 「あんたが好きな人は何人いるのよ」  武志は答えず知香にキスをした。 「さあ、もう寝るわよ。明日で最後なんだから、がんばるのよ」 「はい、おやすみなさい」  知香が武志の首の下に腕を回す。武志は逆だなあと思いながら横向きで知香にくっつく。  少しだけ心のもやもやが晴れた気がした。 <第24章>  対戦三日目最終日の朝、会議室に全員が揃うとジョージが長々と話をする。  武志は知香を突付いて何を言っているのか教えてもらう。 「要するに最終日だからがんばれって事よ」  知香の訳は要約しすぎる。  各メンバーとも問題点、要望は特に無いので今日のスケジュールを確認してミーティングは終了する。  午前中は昨日と同じ部屋を使い、武志、知香、アンナで3P。昼食後別の部屋へ移動。今までの部屋はベッドが一つしかない為だ。午後は武志と知香、アレックスとアンナのペアがそれぞれ同じ部屋で見せ合いながらセックスをする。  解散後、武志、知香、アンナの順に時間を空けて会議室を出て目的の部屋に集まった。  武志と知香の間で作戦は決めてあった。作戦という程の物ではないが、武志がアンナを責める。知香がそれをサポートする。単純だが、他にやりようが無い。ここで知香を責めてもあまり意味が無い。  今回の出張の目的の一つは日本側のレベルの高さをアメリカ側に知ってもらう事だ。アンナにはたっぷりと武志の技を味わってもらわないといけない。  アンナが来たので、武志は女性二人を並べて立たせ、アンナ、知香の順で服を脱がしていく。  武志は二人の裸を同時に見る事ができて言葉に表せないほどの幸せを感じる。日米トップクラスの裸を並べて見ることができる男は、世界中を探してもそれほどいないだろう。  スタイルの派手さでは、さすがにアンナの方がすばらしい。胸とお尻の大きさ、脚の長さは知香でもかなわない。だが、体が引き締まっている点では知香の方が勝っている。それに肌触りでも滑らかさで知香が勝っている。好みの問題も有るが、武志は知香の裸の方が好きだった。  知香が毎日食べるお米のご飯だとすると、アンナはたまに食べると美味しいピザみたいな物だ。  二人の裸に見とれていると、アンナが待ちきれずに武志の服を脱がせに掛かり、知香も手伝う。  アンナは武志の服を脱がしながら早くも興奮してきた。  実は昨日の午後の壮絶な絶頂の事を細かく覚えていなかった。途中までははっきり記憶があるが、アヌスに入れられた辺りから記憶がはっきりしない。ただ凄まじい人生最大の快感だけは、はっきりと覚えていた。大声で泣き叫びながら激しく絶頂した記憶がある。  細かい部分はあまりに強い刺激の為に脳が処理できなかったのかもしれない。  武志一人に責められただけで、あれほどの快感を受けたのだ。それに知香が加わるとどうなるのだろう。アンナの頭の中では恐怖と期待がせめぎあっている。昨日以上の快感を与えられるのだろうか。それに自分は耐えられるのだろうか。  本来の任務である、武志の技の秘密を探る事など、どうでも良くなっていた。どうせ、あっという間に快楽に引きずり込まれて抗えなくなるのだ。マリアも同じ様な状況なのだから、自分の能力の問題ではないとジョージも理解しているはずだ。  アンナは武志を裸にすると、我慢できずに肉棒にむしゃぶりついた。男の肉棒が美味しいと感じたのは武志が初めてだった。大きさだけは不満だが、味も硬さも匂いも文句無い。口が疲れるまでしゃぶり続けたくなる。  武志が立ったままで、アンナは膝立ちだったので、角度が悪くて喉の奥まで飲み込めない。  アンナは武志をベッドに端に座らせ、再度肉棒に襲い掛かった。  今度は喉の奥まで飲み込める。鼻が陰毛の中に埋まるまで、喉の奥に飲み込む。喉の奥も動かして肉棒全体を刺激する。口の中いっぱいに武志が広がると満足感を覚える。  時折顔を上げ武志を見ると、満足そうな顔で見つめ返してくれる。アンナはうれしくなり、さらに熱心にフェラに没頭する。  武志はアンナのフェラに満足していた。最初の時と比べると、たった一日で一段レベルが上がった気がする。やはり気持ちの入り方が違うのだろうか。激しさは変わらないが、その中に一味違う何かがある。  アンナがいつまでたってもフェラを止めないので、知香は仕方なくアンナの後ろに回り胸を揉み始める。  知香は昨日のプレイでアンナの感じる所は調べ尽くしていた。うなじにキスをしながら舌を這わせ、片手を秘肉へと伸ばす。 「オォーン……、ゥーフゥ……」  アンナはフェラをしながらうめき声を上げる。  武志も手を伸ばし、耳や首筋などを優しく撫でてやる。  知香の女同士ならではの繊細でツボを押さえた愛撫で秘肉からは早くもピチャピチャと音が聞こえてくる。  武志はフェラを十分堪能し、アンナが感じ始めてきたので、口から肉棒を抜いた。  アンナの手を取り、ベッドの上に寝かせる。そしてその上に覆いかぶさりキスをした。  武志が舌を入れるよりも早く、アンナの舌が武志の口の中へ進入し焦るように這い回る。  武志も気を流しながらアンナの舌に答える。同時に胸へ片手を伸ばし乳房を優しく揉みあげる。  知香はアンナの下半身へ陣取り、秘肉の中に指を沈める。太ももの付け根へ舌を伸ばし、アンナの感じるポイントを的確に責めていく。 「ンフ、ンフ、ンフン、ンフ……」  アンナは口を塞がれながらも、喉の奥でこもった声を出し、体をくねらせ快感を表現する。  ベッドへ上がって数分しか立たないのに、アンナの頭の中は快感が渦を巻き、思考力が落ちていった。武志と回を重ねるごとに体が感じやすく変わっていく気がしていた。他の男とセックスできなくなるのではないかと心配になるほどだ。  武志は片手で左右の胸を交互に揉み、乳房全体がピンク色になり熱を持ってくるまで責める。  乳首が完全に立ち上がり硬くなってきた所で、武志はキスを解き、乳首を咥えた。 「オオォー……」  自由に叫べるようになったアンナは一際大きな声をあげた。  武志は舌で乳首を転がしながら、もう片方の乳首を摘み、捻る。そして時に甘噛みする。アンナの感じるポイントを這い回る。舌先、指先からは十分に気を流している。  知香も武志の攻撃が強くなるのにあわせて、指を一本から二本に増やして、秘肉を抉ってやる。さらにクリトリスに舌を伸ばした。いきなり吸い付くのではなく、やさしくチロチロと軽く舌先で撫でる。 「アアアアーーァ。XXX……、イヤァー……」  アンナは日本人二人の繊細な責めに体が浮かぶような幸せを感じていた。これほど丁寧に愛撫された事が今まであっただろうか。自国の人間は自分が楽しむ為の愛撫しかしてこない。良くて濡れてくるまでしか愛してこない。  それと比べて、この二人の日本人は心を読んでいるかのように、感じるポイントを絶妙のタッチで気持ち良くしてくれる。  アンナはもう体が自分の物ではなくなる感覚に浸っている。何も考えられなくなってきた。  ここで武志と知香は上半身と下半身を入れ替わった。  知香は胸を優しく揉みながら、首筋から肩、腕へと舌を這わす。武志が燃え上がらせた体へさらに燃料を注いでいく。  武志は秘肉に指を入れ、クリトリスに親指を当て、二点責めを始める。始めは気を抑え目に流す。舌で太ももを舐め、気を刷り込んでいく。  今日の目標は昨日以上の快感をアンナに与える事である。そこで武志が考えた手は、まず体全体を十分に燃え上がらせる。そしてイカせないようにしながら限界まで焦らす。最後は一転して責めまくる。  武志のイメージではアメリカ人は焦らす事をあまりしない。それが事実なら、焦らし作戦がかなり効くのではないかと考えた。この、責める方は楽しく、責められる方は快感が大きく増すやり方をやらないとは、もったいない話だ。 「アゥゥゥーー……」  武志はアンナの快感が急激に上がりすぎないように気を付けながら、少しずつ気の量を増やしていく。知香は何も言われなくても武志に合わせて、乳房を揉む力を加減している。 「XXX、XXX、XXX」  アンナが何か言っているが、はっきりしないしゃべり方で武志には聞き取れない。 「もっと強くだって」  知香が気を利かして武志に教える。  武志は親指、中指に加えて、薬指をアヌスに突き刺した。蕾は秘肉からの愛液で十分以上に濡れ、武志の指を簡単に飲み込んでいく。 「オオオオォー、XXX、XXX」  アンナはだいぶん効いている様だ。  この三点責めは指が不自然な角度になるので、けっこう辛い。指がつりそうになる度に手を入れ替えて責め続ける。その間も舌は太もも、鼠径部を這い回り気を流し続ける。  アンナのもだえ方がだんだん大きくなってきた。腰は完全に浮き上がり、脚を激しくくねらせている。胸を突き出し、少しでも快感を大きくしようとしている。 「アアアアァー、XXXX、XXXー、XXXーー……」  アンナの声が叫びに近くなってきた。おそらくアンナはもっと強くと言っているのだろう。武志はアンナが達してしまわないように細心の注意を払いながら気の量を増やして、指の動きを激しくしていく。クリ、膣壁、腸壁を磨り潰してやる。  知香も手に力をいれアンナの乳房を握り締めるように揉んでいる。 「アアアアァー、ノォー……、XXXー、XXXーー……」  アンナは頭を振り乱し、シーツを掴む手にはかなりの力が入っていて、体全体で悶えている。  もちろん武志は止めたりしないし、イカせたりしない。気の量、指の動きを微調整しながら、アンナを絶頂寸前でコントロールしていく。アンナにはもっともっと感じて欲しい。頑張れば頑張るほど、その後の快感が素晴らしくなる事を知って欲しいと思っていた。  武志はそうやってアンナを焦らしながら少しずつ、アンナの限界を引き上げていった。 「ンンンンゥー、ンンンンー、ンンー、ンーー……」  知香はアンナの声がうるさいと思ったのか、キスをして口を塞いでいる。  アンナは気が狂うと思っていた。このままでは狂ってしまう。先ほどからイカせてもらえないまま、絶頂寸前で止められている。体中で快感が湧き上がり、頭の中まで痺れている。もうイクことしか考えていないのに、イカせてもらえない。イキたくて、イキたくて頭がおかしくなりそうだった。  それに快感の量が半端ではなかった。今までの自分なら既に何度も絶頂に達しているくらいの快感を受けている。それなのに、まだイカないで頑張れている。自分でも分からなかった。  タケシは相手の絶頂までコントロールできるのか。相手の体を勝手に変えることができるのかもしれない。  アンナはただひたすらイカせてもらえる事を望みながら悶え続けるしかなかった。  武志はアンナのもだえ方、うめき声のあげ方から見て限界近いと判断した。体力もかなり磨り減っているだろう。もだえ方は小さくなり体の動きは小さくなり、うめき声も小さくなってきている。  武志は止めを刺すために、アヌスから指を抜いた。自分の肉棒とアンナのアヌスへローションをたっぷりまぶす。そして十分にほぐれきっているアヌスへ肉棒を押し当てた。 「ンンンンーー!!」  そのとたんに、アンナのうめき声が大きくなる。体を一瞬硬直させ力が入る。どこにそんな体力が残っていたのかと思わせる大きな反応をする。 (ダメ、今お尻に入れられたら完全におかしくなる)  アンナは本能的に恐怖を感じて、アヌスを締め進入を防ごうとする。  だがアンナが息を吐いた瞬間、待ち構えていた武志が肉棒の先端を潜り込ませた。そして、カリの周りから気を出し肛門を焼き始める。 「ンンンー、ンンンーー……」 (ダメー、おかしくなるー)  アンナは体をくねらせ抵抗するが、武志の肉棒は外れない。そのままアヌスを責め続ける。 (焼けるー、お尻が焼けるー、熱いー、壊れるー)  武志はアンナをひとしきり暴れさせた後、ずぶずぶと肉棒を奥にうずめて行く。竿からは気を流し続けている。 (いぃー、死ぬー、死んじゃうー……)  アンナは快感のあまり死んでしまう恐怖に取り付かれた。  知香は乳首をグリグリと捻り潰しているし、武志はクリトリスも責め続けている。肉棒はアンナの意思を無視して腸壁を抉り、焼き続けている。  その時、アンナをさらに大きな快感が襲った。 (そこは、ダメーーー!!!)  武志が肉棒を根元まで入れ、先端で子宮の裏側を圧迫していた。そして細かく体を振動させ突き上げてくる。 (ダメー、本当にダメー、死ぬー、本当に死んじゃうー、いやぁー……)  もう抵抗するための力は残っておらず、体中から力が抜け、人形のようになされるがままだった。目は半開きになり、武志が体を動かすのに合わせて頭ががくがくと揺れる。両手はベッドの上にダラリと投げ出されたままになっている。 (もうダメだ。このまま死んじゃう)  アンナがそう思った時、武志がとどめに気の塊を撃ち放った。  その瞬間アンナは目の前が真っ白になり、これで死ぬのだと思った。  アンナの目から光が急速に失われていった。そしてアンナは気を失った。  アンナが目を覚ました時、武志と知香が心配そうに覗き込んでいた。  アンナは体が言う事を聞かなかったが、知香に助けられ浴室へ向かい何とかシャワーを浴びる。  ガウンを着せられ、ソファーに座らされ、冷たい水を飲むと、少しずつ体が動くようになってきた。  今日は信じられない経験をした。昨日武志にイカされた時、人生最大の快感だと思っていたが、今日はそれを越える快感だった。イク瞬間に自分は本当に死ぬのだと思っていた。それが、生きてソファーに座っている。まだ頭と体は重いが、別に何とも無いようだ。  アンナは心の底から武志は凄いと思った。  昼食の時間になり、武志は今日の料理は何かと期待していた。アメリカ名物の料理はたいてい出つくした。今までに出てないアメリカ料理というとバーベキューかミートローフだが昼食として出すのはちょっと難しい。さすがにマイクも手は尽きただろう。  そして、マイクが持ってきたのはカリフォルニアロールだった。確かにアメリカ料理だが、これを日本人に出すかと武志は思った。ご丁寧に箸とカップに入った味噌汁まで付いている。さすがに味噌汁は赤だしではなかった。  具にはカニ蒲鉾ではなく本当のカニが使われており本格派だ。武志は初めて食べるが意外と美味しい。アンナも寿司は初めてではないらしく思ったより器用に箸を使って食べている。  アンナは午前中にあれほど激しく達したのに平気な顔で昼食を食べている。武志はアメリカ人のタフさに驚く。普通の日本人なら疲れて動くのもおっくうになり昼食どころではないだろう。  昼食後は三人ばらばらで別の部屋に移動する。そこではアレックスが既に待っていた。  その部屋は今までで一番大きな部屋でキングサイズのベッドが二つ置かれていた。  四人が揃い一時になった所で午後の部がスタートする。  武志はこの数日の悔しい思いを晴らす為に全力で知香にぶつかるつもりでいる。これで最後なのだから全ての気を使い果たして知香と最高のセックスをする。そしてアメリカ人に知香の素晴らしさを再認識させる。  武志は知香をベッドの横に立たせると丁寧に服を脱がせていく。ワンピースと靴を脱がせて下着だけの姿にすると、ベッドに横たえた。そして壊れ物を扱うようにやさしくゆっくりと両手で愛撫していく。  アメリカに来てから一番丁寧に愛撫をしていく。  もうアンナ達の事は一切気にならなかった。ただ、知香に最高のセックスを与えたい。そして、それをアメリカ側に見てもらい、日本の、いや、武志のセックスに対する考え方を理解して欲しかった。  今まで頼子部長やS部隊の人間がセックスを通して武志に色々伝えてきたように、武志はアメリカ側へ伝えたかった。  だが、その気持ちとは別に、心の片隅にはアメリカ側よりも自分のセックスの方が気持ち良いと思って欲しい独占欲が存在していた。この数日知香を取られていたのを自分に取り戻したい気持ちだった。  まずは全身に気を染み込ませる。気持ちを込めて、知香の体がピンク色に染まるまで、この大切な体をいつくしむ。  知香の肌はきめが細かく、さらさらでスベスベしている。とても肌触りが良い。これはアメリカ人より何段もレベルが高い。触っているだけで幸せになれる。時間さえ許せば一日中でも触り続けていたい。 「あ……、……、あ……、……」  知香がかすかに声をあげる。  知香が感じてくれると、武志も幸せになれる。この大切な人に気持ち良くなって欲しい。最高の快感を感じて欲しい。そう願いながら武志は黙々と意識を集中させながら愛撫を続ける。 「あー……、あー……、……」  武志の愛撫が体全体を数周回る頃には、知香の体全体はほんのり色づき、汗でしっとりしてきた。体を微妙にくねらせ、脚を摺り合わせている。そして知香は時折まぶたを開いては武志に視線を送る。  武志は知香の体全体に気が十分染み込んで、体中に小さい火が付いているのを確認すると、知香に顔を近づけていった。  いきなり口を吸いあう激しいキスはしない。まずは、唇を軽く触れ合わせて、すぐに離れるキス。それを何度か繰り返し、それから、上唇、下唇と口に含み軽く吸いながら舌先で軽く撫で回す。  知香は武志の意図が分かっているのか、自分から武志に吸いついたりせず、されるがままになっている。  武志は知香の唇の柔らかさを堪能してから、ようやく本格的なキスに入った。  舌を優しく絡めながら、最大量の気を送り、知香の意識を濁らせていく。自分の胸で知香の胸を押し潰し、乳房に痛くて甘い感覚を生じさせる。  そして片手をクリトリスに伸ばし、これも優しく繊細な力加減で快感を植えつけていく。 「んふぅー、んんー、うふぅー……」  クリが最大限に勃起するまで、武志は執拗に軽く撫で続ける。  知香は腰を持ち上げ、さらに強い刺激を求めるが、武志は知香の動きに合わせて手を逃がし、けして強い刺激を与えない。あくまでも、優しい愛撫を続ける。知香の切なさが限界に達するまで焦らし続ける。 「もう我慢できない……、入れて……」  武志はクリに気を流し込み、知香を悶えさせた後、秘肉に肉棒の先端を当てた。  知香は待ちきれず、腰を揺らして肉棒をねだる。  武志はゆっくりと、できるだけゆっくりと知香の中へ入っていく。 「あうぅーー……」  肉棒が入ってきただけで知香は意識が飛びそうになるくらい気持ち良かった。熱を持ち疼いた体に肉棒の刺激が染み入るように心地良い。  武志は焦らすのを止め、知香の快感が上がっていくのに合わせて、腰の動きを速めていく。  知香はいつも以上に感じる事に戸惑いを覚えていた。武志とはもう何度も体を重ねている。だが、こんなに感じる事は今まで無かった。今日は全身が特に体の一番奥から快感がどんどん湧きあがってくる。なぜかは分からない。頭の中が快感で占められ他の事が考えられなくなりつつある。  分かるのは武志が必死に腰を動かしている事だ。こんなに全力の武志を見るのは初めて会った時以来かもしれない。あの時の武志は負けるものかと必死になっていた。だけど今日の武志は勝ち負けなど関係なく自分を感じさせようと必死になっている気持ちが痛いほど伝わってくる。  そんな武志の気持ちに応えようと知香は武志に力一杯抱きつく。激しく舌を絡ませ唾液を混ぜ合わせる。そして武志の動きに合わせて腰を振り、自分の持っているテクを全て使って秘肉を締め上げる。  まだだ。まだ自分と知香は最高の場所へ到達していない。二人はもっと気持ち良くなれる。  武志は気を最大量で出し続けながら、秘肉の一番奥を亀頭で擦りあげる。  体を知香に密着させ、舌を力一杯吸い上げ気を回収する。そして、またその気を送り込んでいく。  これまで以上の興奮と強い思いからか、気の回収量は上がっており、それとともに循環される気の量は増え、知香に激しい快感を与え続ける。 (ダメ、このままじゃ先にイッてしまう)  知香は絶頂への階段を登り続けている事が自分で分かっていたが、止める事はできなかった。  頭の中は真っ白になり、ほとんど思考力は残っていない。それなのに体には今までで最高の快感が流れ続けている。 「あぁー、いいぃー、イキそう、イクー、イクーー……」  知香の声が単なるあえぎ声から、切羽詰ったものに変わってきた。  今までの武志なら、知香の締め付けに耐え切れず吹き上げてしまっていた。だが、今日はいつもとは違う集中力で堪えていた。その分、知香を責める時間が長くなり、知香を苦しめる。  武志は知香の複雑できつい締め付けに耐えながら知香を突き上げる。気は最大量で巡回させ続けている。肉棒は今までに覚えた知香の弱点を容赦なく抉り続ける。 「ああああぁー……、いくうぅー……」  知香の体が震える。頭をのけ反らし、美しい首筋が伸びきり、武志の目の前にさらされる。  秘肉も軽く痙攣し、肉棒をヒクヒクと締め付ける。  武志はそれにも耐えて、腰の動きを止めない。 「イッたから、ちょっと、ちょっと待って、あうぅーー……」  武志は知香の願いを聞き入れず、知香をさらなる高みへ押し上げるために、ひたすら腰を動かし続ける。 「ダメ、まだ敏感になってるから、待って、ちょっと待ってー」 (知香さんなら、もっと上へ行ける。もっと感じる事ができる)  武志は最高の快感を目指して、必死に射精感と戦いながら、知香を責め続ける。 「ああぁー、ダメー、おかしくなるからー、おかしくなるー」  知香の願いも聞き入れず武志は腰を激しく動かし続ける。 「いやぁー、またイクー、あぅーー、イクー……」  武志はひたすら知香をイカセ続ける事だけを考えていた。 (もっと、もっとだ。知香さんに今まで体験した事の無い快感を味わってもらうんだ) 「ダメー、もうダメー、ああああぁー、ダメなのー、いぃぃー」  知香がイク間隔がどんどん短くなり、イキッぱなしの状態になってくる。  体は大きく跳ねたり、ブルブルッと震えたりする。体を丸めて快感に耐えたかと思うと、体を一直線に伸ばし絶頂に襲われたりしている。  だが、さすがにS級だけあり、武志の容赦無い連続した責めにも耐え、なんとか意識を保っている。  そんな知香をアレックスとアンナが見つめていた。二人はセックスのプロだけあって、知香が演技ではなく本当にイキ続けているのが分かった。  何度か体を交えたアレックスも知香のこんな狂態を見るのは初めてだ。自分とトムの二人掛りで責めた時でさえこんなに激しく感じる事は無かった。今まで少しバカにしていた武志に畏怖の念を抱く。人間がこれほど激しく感じる事ができるとは考えた事も無かった。  アンナも武志が自分を相手にした時は抑えていたのが分かった。後の事を考え全力を出していなかったのだ。武志が全力を出した時の凄まじさを見て驚いている。それと同時に知香を見て恐怖とともにねたましさを感じる。  自分が武志に全力を出されていたらどうなるだろう。あまりの快感の強さに頭がおかしくなるか、武志から離れられなくなってしまうかもしれない。無事に済んでも全てを投げ出して武志に付いていってしまうだろう。武志はそれも考えて全力を出さなかったのかもしれない。  そしてアンナは武志の全力の責めを受けられる知香をねたましく思う。これからも武志と寝る事ができるであろう知香をうらやましく思う。武志とはぜひもう一度寝たい。ジョージに相談してみよう。武志をこちらの部隊に入れる様にお願いしてみよう。  武志は二人の想いなど知らずにひたすら知香をイカせ続けた。絶頂の状態をキープしながら、さらに上へと押し上げていく。 「ダメー、ほんとにダメだからー、またイクー、またイッちゃうから、ダメー」  最初は軽くイカせ続けていたが、一回イクごとにその快感のレベルは上がり、知香の気が狂う寸前のぎりぎりの快感量でイカせていた。  知香の手はシーツをきつく握るか、武志の体に深く爪を食い込ませている。体は大きく跳ね、肉棒が抜けそうになる位だ。武志が頭を抑えていなかったら、首が折れるほど頭を振り回しているだろう。  秘肉はヒクヒク、キュンキュンと武志の肉棒を締め続ける。本気汁が溢れ出て、肉棒の根元に白くこびりついている。辺りには濃いメスの匂いが立ち込めている。  知香は何が何だが分からない。ただひたすら叫ぶだけだった。体も頭も今まで体験した事が無いような凄まじい快感に包まれていた。  武志はそれでも責めを緩めなかった。このまま二人の限界まで続けるつもりだった。生涯最高のセックスにするつもりだった。 「もういいー、イッたから、もう何回もイッたから、イッてるからー……」  知香はキスを振りほどき叫ぶが、すぐにまた武志に口を塞がれてしまう。 「もうダメー、狂っちゃうー、死んじゃう、ほんとに死んじゃうー、ああああぁぁーー……」  知香にもとうとう最後の時が近づいていた。体が大きく震え始めていた。  武志は最後の力を振り絞って、最大量の気を送りながら、全力で最奥を激しく突き上げる。 「んんー、んんー、んんーー……」  知香は喉の奥で呻き声を上げる。  武志は最後の駄目押しに残った全ての気を一度に知香の子宮口へと撃ち込んだ。 「んっ、んんんんーー」  知香の中を激しい快感の波が駆け抜けていく。  知香の体が限界まで反り上がり、武志の体を持ち上げる。体全体が硬直し大きく震えている。  さらに歯を思い切り噛み締め、目は半開きで白目を剥いている。両手はシーツをきつく掴み、指先が白くなるほどだ。  武志は知香の絶頂に合わせて、精液を秘肉の奥へ叩き込んだ。肉壁が搾り取るようにきつく締めてくる。  びゅるるるるるーー、びゅるるるー、びゅるるるー……。  残っていた物を全て出しつくすように、大量の精液が注ぎ込まれていく。  武志は体中の水分が出て行き、袋の中が空になるのを感じていた。心身ともに今までの最高の快感と満足だった。精液とともに体から力が抜けていく。もう、精液も体力も気も残っていなかった。  精液が出終わる頃、知香の体から力が抜け、ドスッとベッドの上に落ちた。武志も力尽き、知香の上にくずおれた。  武志は終わってもしばらくは動けないでいた。気の全てを使い果たし、体力もほとんど残っていない。知香とつながったまま肩で大きく息をする。知香は気を失ったのか身動き一つしないで目を閉じて横たわっている。  武志は達成感と満足感でいっぱいだった。初めて秘肉で知香をイカせることができた。動悸に不純な物が混ざっていたが知香と最高のセックスがしたかった気持ちに嘘はないし、実際最高のセックスができた。ここ数日、知香が他の男と寝る事を想像して黒い感情に揺さぶられていたが、そんな事はどうでも良い事だと思えてきた。  要は自分が相手の事を深く想い全力を出し切り最高のセックスをすれば良いのだ。一条流の根源的な考えに戻れば良いだけなのだ。  武志は知香から体を離す。萎えた肉棒がにゅるんと抜け、秘裂から精液と愛液が混ざった白い粘液がとろりとこぼれる。  体がとてもだるいががんばって浴室へ向かう。肉棒は小さくなりうなだれ白い汁で汚れている。それをアレックスとアンナが驚きや賞賛などの入り混じった眼で見るが、武志は恥ずかしく思わなかった。ただ知香をきれいにしてやろうという気持ちしかない。  浴室で蒸しタオルを作り、知香の股間をきれいに清めてやる。そして乱れた体をまっすぐにして頭の下に枕を入れる。  急速に睡魔が武志へ襲って来ていたが、がんばって目覚ましをセットすると、二人に英語で言った。 「We sleep a little, sorry.」  そして知香のすぐ側に横たわると毛布をかぶり、あっと言う間に寝てしまった。  目覚ましの音で眼が覚めた知香が音を止める。時計を見ると三時半。隣では武志が熟睡している。アメリカ人二人組は居ない。いつの間に寝てしまったのか分からないが、あまり時間が無い。  知香は急いでシャワーを浴びる。そこで一旦出て武志を起こす。 「武志、起きなさい。時間が無いわよ」  武志が眼をこすりながら起きるのを確認するといそいで浴室に戻り最低限の化粧をする。  まだ半分寝ぼけている武志を浴室へ押し込みシャワーを浴びさせる。  知香は先ほどの事を思い出す。激しく何度もイカされ最後には気を失ってしまったのだ。後ろではなく前でイカされ気を失うなど、この何年かは無かった事だ。  自分はかなりの快楽を耐えて受け入れることができる。今日も体調が悪い訳ではなかった。という事は武志のレベルが上がったという事になる。この一ヶ月ちょっとの訓練で上達したという事か。  しかし、訓練ではそんな片鱗を見せなかった。訓練でも前だけでイカされる事は無かった。手を抜いていたとも思えない。それならば今日の武志こそ真の姿で、何らかの要因でスイッチが入り真の力を出したという事だろうか。武志も終わった後に眠り込んでしまうほど全力を出したのだろう。  これは頼子部長とよく話し合う必要がある。そして観察を強化しないといけない。  本当に面白い子だと知香は思った。  武志と知香が少し遅れて会議室へ行くと、ジョージ、アレックス、アンナ、マイクの四人は既に席に着いて二人を待っていた。  知香が遅刻を詫び二人が席に着くと、さっそくミーティングが始まった。  まずは一人ずつ反省、感想など考えた事を話す。  最初はアレックスだ。 「チカは最高の女性だ。素晴らしい。でも敢えて言うともう少し胸が大きいと完璧だ。アメリカ人はみんな大きい胸が大好きだから」  アメリカ人だからか性格なのか、自分の反省をしないところが面白い。次はアンナ。 「タケシが英語を話せないのは非常に残念だったわ。もっと色々お話してみたかった。それとタケシはもっと堂々とした方がいい。それだと日本人以外の女性には理解してもらえない。タケシのセックスは最高だったから自信を持って女性をリードして欲しい」  武志は知香の通訳を聞きながら、複雑な気持ちだった。スワッピングした後の夫婦はこんな気持ちなんだろか。自分のセックスの事を人に話されるのは恥ずかしい。しかも、最高などといわれると面映い。  武志は考えをまとめるために知香に先に話してもらう。 「日本女性のほとんどはアナルセックスの経験がありません。アジア諸国も同様でしょう。それからトムはアジア人相手にはサイズが大きすぎます。日本人の平均は武志より小さいくらいです。経験の少ない女性や体格の小さい女性の場合は裂傷を起こす可能性もありますから注意してください。しかし、トムもアレックスもサイズや体力的には素晴らしいものがあります。サイズさえ合えばかなりの効果が見込めると思われます」  武志は知香が英語で何を言ったか分からないので、袖を引っ張り催促した。 「でかけりゃ良いってもんじゃないと言ったのよ」  知香が小声で答える。  武志の順番が回ってくる。しばらく考えてから話し始める。 「アンナさんとマリアさんはお二人とも素晴らしい方でした。ですが対アジア人男性に限っていうと少し背が高すぎるかなと思います。四十代の日本人男性の平均身長は5フィート6インチ(168cm)位ですから、もう少し背の低い方もメンバーに入れないと心理的圧迫感を感じるかもしれません。それと日本人は女性のスタイルや男性のサイズでは欧米に負けてしまうのでテクニックに走らざるを得ないのですが、アメリカの方がテクニックを磨かれたら世界一になれると思います」  そして最後にジョージがまた長々と何かを話す。 「まあ、これからも仲良くやろうって事よ」  知香は要約しすぎる。  最後にジョージが武志の方を向き何かを言った。 「最後のセックスが凄かったそうだけど、日本に帰る前に秘訣を教えてくれないかって」  武志は少し考えてから答えた。 「秘訣というほど難しい事じゃなくて簡単なんです。まずは相手を最高に気持ち良くしてあげようと思う事。それから自分も最高に気持ち良くなろうと思う事。どちらも大切なんです。片方だけじゃダメなんです。そうして二人がお互いにその気持ちになった時に最高のセックスができると思うんです」  武志の答えにジョージが言った。 「日本人は何でも哲学的に考えるから、我々アメリカ人には理解が難しい。でも理解できるようにがんばってみるよ。それより今日で最後だから全員で食事しないか」  知香の通訳で武志が答える。 「とてもうれしいんですけど、さすがに今日は疲れました。二人でゆっくりさせてください」 「そうか、それは仕方が無いな。ではまた次に会える事を楽しみにしてるよ」  最後は全員で握手をしあい、別れの挨拶をした。  部屋に戻ると二人で少しいい服に着替えた。武志はジャケットにパンツ。知香はノースリーブのワンピースだ。知香は武志に電話をするまで部屋で待つように言い、準備があるからと先に部屋を出る。  二十分後、電話が鳴り武志が出ると、知香からのロビーに来てという連絡だった。  二人はタクシーに乗り出掛ける。知香がドライバーに行き先を言っている。 「何してたんですか」 「ちょっとね、お店を探して予約してたのよ」  着いた店はアメリカン・フレンチの店だった。西海岸らしく明るい内装で堅苦しくない。ノーネクタイでも入れる店だ。席は入り口近くやトイレ横の悪い席ではなく、窓際奥の一番良い所だ。  料理は既に頼んであるらしく、座ってしばらくするとシャンパンのハーフボトルが運ばれて来た。単なるスパークリング・ワインではなくて本当のシャンパンだ。武志はラベルを見てびびってしまう。レストランで頼むと幾らするんだろう。 「値段の事は心配しなくていいの。まずは乾杯しましょ。今回の出張の成功に」  二人で軽くグラスを合わせる。 「今回は成功なんですか」 「成功も成功、大成功よ。今回の目的は相手のレベルを知る事と、舐められない様にこっちのレベルの高さを相手に教える事なんだから」 「成功って言ってもらえたら来た甲斐がありましたよ」 「そういう事で今日は私のおごりだからいっぱい食べてね」  さらに酒を勧める知香に、それほど酒の強くない武志はこれ以上飲むと疲れで寝てしまうからと、発泡水にしてもらう。知香は飲み足りないのか残念そうだ。知香が酔っ払う所を見た所はないが、とんでもない事になりそうな予感はする。  料理は前菜のフォアグラのテリーヌとゼリー寄せから始まり、トマトと何かの野菜の冷製パスタ、ロブスターやサーモンの入ったシーフードサラダ、白身魚のムニエル、ステーキと出てくる。どれも濃すぎず、脂っこくなく、量も適当でとても美味しい。知香はどうやってこの店を探したんだろう。  デザートはキャラメルアイスとチョコレートケーキが出てくる。甘い物が好きな武志は疲れている事もありとてもうれしい。知香には好きな食べ物まで調べられているのかもしれない。  夕食後はタクシーでグリフィス天文台へ向かう。  ここの夜景は素晴らしい物だった。武志はビルの上や東京タワーからしか夜景を見た事が無かったが、ここの夜景は少し離れたところに雄大に灯りが広がりとてもきれいで、アメリカの広さを実感させる。  最初の観光の時にここの夜景を見たいと言った武志の独り言を知香が聞いていたのかもしれない。  アメリカの最後の夜に知香と二人でこの夜景を見られた事は武志の思い出に残る。この何日かの間でいろいろな事があったが、全て良い思い出に変えられそうだと思った。  翌朝、武志達が荷物を持ちロビーへ降りるとマイクが新聞を読みながら待っていた。最後まで送ってくれるようだ。というより最後まで監視なのかもしれない。  知香がチェックアウトを済ませると、ボーイが荷物をマイクの車に載せる。五日しか泊まっていないのに出発するとなると武志は名残惜しいものを感じる。自宅や親戚の家以外で一ヶ所にこんなに長くいたのは初めてになる。特に最後の三日間は夕食の時以外は一日中居たから仕方が無い。マイクに頼んで看板の前で写真を撮ってもらう。  ホテルを出ると知香の願いで酒屋に向かう。マイクのなじみの店らしい。知香はそこでカリフォルニア・ワインを選んでいる。武志も純子、愛、優に手頃な物を一本ずつ買う。スーツケースはまだ余裕がある。  知香はダンボールごと買い店員に車まで運んでもらっている。 「これは地ワインだから日本じゃ手に入らないのよ。買うしかないでしょ」  知香がほんとか嘘か分からない言い訳をしている。  そしてしばらくマイクの車で揺られると空港に着いた。マイクが何かをしゃべっている。またジョークを言っているのだろうが知香はいちいち訳さないので武志には分からない。  車から荷物を降ろすと、知香はチェックインに向かう。  知香が手続きに行っている間、マイクが話しかけてきた。 「タケシ、アメリカに来ないか。来てくれるなら、良い条件を出すぞ」  マイクはゆっくりとはっきりと分かりやすい英語で話してくれるので武志でも聞き取る事ができた。 「グリーン・カードも用意するし、一年に二十万ドル出そう。他に希望があれば言ってくれ。何とかする」  マイクが今まで一番真面目な顔で話している。  一瞬だけ武志は考えてしまった。 「ごめんなさい。日本に俺を待っている人がいる」 「給料は幾らもらっているんだ?」 「一時間に四十ドル」 「そんなに安いのか……。そうか、お金が重要ではないんだな」 「そうだ」 「でも気が変わったらいつでも連絡をくれよ」  マイクは笑顔に戻って言った。  知香が戻ってきた。時間も迫ってきたので、マイクとはここでお別れになる。  アメリカのメンバーの中ではマイクと別れるのが一番悲しい。最初は単なる陽気なアメリカ人だと思ったが、細かい気遣いも見せてくれていい人なんだと分かった。一緒にいた時間も一番長かった。武志はちょっとうるっとしそうになる。 「マイク、ありがとう、お世話になりました。また会えるかな」  武志はマイクの手をしっかりと握りながら言った。 「武志がアメリカに来ればいつでも会えるさ」 「でも、連絡先を知らない」 「武志が西海岸へ来れば、必ず俺の所に連絡が来るから何もしなくても迎えに行くよ」  武志はまたジョークかなと思ったが、これは本当かもしれないなと思い直した。 「じゃあ、その時まで、さよなら」 「ああ、元気でな。今度来る時までにいっぱい飯を食って大きくなるんだぞ」  武志の後、知香もマイクと別れの挨拶をしている。  帰りは何事も無く順調に流れていった。武志は出国審査をサンキューだけで済まし、搭乗前にビールを飲み少し酔っていた。飛行機が離陸し地上が見えなくなるとすぐに眠ってしまう。三日間の疲れがまだ取れていないのだ。食事の時と映画を見る以外は大体寝て過ごす。知香も武志の邪魔をしないでそっとしておいてやる。  今回のフライトはLA発13時15分、成田着16時35分(LA24時35分)なので時差ぼけの解消が行きより楽だ。日本に着いてちょっとがんばれば寝る時間になる。  成田に近づき着陸態勢に入った所で武志は知香に起こされる。窓の外は赤らみ始めている。そのまま外を見ているとやがて陸地が見えてくる。もう少しだ、もう少しだとワクワクしながら待っていると軽い振動と共に体へGがかかり着陸した事が分かった。  飛行機を降り、日本語の看板を見ると、ますます日本に帰ってきたという実感が湧いてくる。  入国審査、荷物受け取り、税関も問題無く通り到着ロビーに出ると、これで長かった出張も終わりだと伸びをする。知香に別れを言おうとすると止められる。 「出張は家に着くまでが出張でしょ。付いてきて」 「ここで解散じゃないんですか」 「バカね、尾行を巻かなきゃ家に帰れないでしょ」 「えーっ、尾行されてるんですか」 「当たり前でしょ。同じ飛行機にいたかもしれないし、この出迎えの人ごみの中にいるかもしれないし。日本側もジョージ達に尾行を付けてるからお互い様だけどね」 「お互いにそんな事やってるんですか」  知香と武志は電車に乗ったり、タクシーに乗ったりして何度か乗り物をかえた。その間知香は何度か携帯で誰かと話をしている。一時間近くもさまよい、何度目かのタクシーを降りた所にはいつもの黒のワンボックスが待ち構えていた。 「何とか巻いたみたいだから後はこの車で家まで送ってあげる」  車に乗りようやくこれで家に帰れると武志は安堵のため息をついた。重い荷物を持って何度も乗り換えいい加減疲れていた。 「お疲れ様。これで後は家に帰るだけね。これは私からがんばった御褒美」  そう言って知香は高そうなブランド物の時計を差し出した。 「こんな高い物いいですよ」 「いいから取っときなさい。男は決めなきゃいけない時があるんだから、いざという時に使いなさい。武志も今回の出張で一皮向けた感じがするし、それをする資格が十分あるわ。それに武志が受け取らなかったらどうすればいいの。アメリカまで返品に行く訳にいかないでしょ」  そう言われて武志はありがたくもらう事にした。この時計が似合う様に自分を磨けばいいのだと考える事にした。  車が家の前に着き荷物を降ろし、武志は知香に言った。 「それじゃあ、お疲れ様でした」 「次にいつ会えるか分からないけど、それまでにもっといい男になるのよ。分かったわね」  知香は武志の頬にキスをしてから車に乗り込んでいった。そして車は遠ざかっていく。  これで知香ともしばらく会えないと思うと少し悲しくなる。だが、知香に言われたように次に会う時までにもっと自分を磨くのだと武志は心に誓っていた。 <第25章>  帰国翌日の土曜日、少しだけ時差ぼけの残る武志は家でのんびりすごした。軽くトレーニングをして、荷物をほどくと、もうやる事が無い。コンビニへ行きお菓子を買い、テレビを見ながらつまむ。こうしているとつい数日前の事が夢の様に感じられる。だが、ブロンドの巨乳美女や黒人美女の引き締まった体の感触がまだ残っていて夢ではないと実感させる。  それにしてもたった一年で凄まじく環境が変わっている。一年前はまだ祖父が生きていて週に一回、紹介された普通の女性と普通にセックスしていただけだ。それが今では日本代表としてアメリカの諜報部隊の女性と体を交える事になっている。  それに一年前は特に目標も無く祖父に言われるままに修行していたが、今では自ら進んで一条流を発展させようと考えている。来週には頼子部長に新しいトレーニングをお願いしてみようと思っている。  武志はつかの間の休息をテレビを見るでもなく見ながら色々考え事をしながら過ごした。  日曜日は混寝会のメンバーに美穂の家へ集まってもらいお土産を渡した。美穂と麗華にはTシャツ、和子と真由美にはディズニーグッズを買っていた。麻衣にも美穂と同じTシャツを買っていたが、相変わらず連絡がつかず今日は来ていない。  色々旅行の話を聞かれた後、美穂達に襲われそうになるが時差ぼけを口実に何とか逃げる。実際はアメリカ出張で使い果たした気がまだ回復していなかった。  そして、武志は衝撃的な話を和子から聞いた。  麻衣と二ヶ月近く連絡が取れないので、心配した和子が様子を見に行ってくれたのだ。  和子は子供が義理の両親(子供からみれば父方の祖父母)の所へ遊びに行っている間に麻衣の事を調べてみた。  携帯は相変わらずつながらない。自宅へ行ってみるとポストから名前が消えている。不動産屋に聞くと既に出て行った後だという。それから麻衣が勤めていたキャバクラ、彼女の同僚等に話を聞いて、ようやく消息が分かった。  麻衣は六月頃から店に来るようになった金持ちの男とどこかへ行ってしまったらしい。店も辞めている。行き先は誰も聞いていない。おそらく愛人になったのではないかという事だった。  武志はその話を聞いて猛烈に後悔した。  もっと麻衣と会い、もっと話を聞いてあげればよかった。なぜ麻衣が何も言わずに出て行ったのかは分からない。お金に困っていたのか、その男に惚れたのか、その男のセックスが良かったのか、麻衣が居ない以上理由を聞くことはできない。  ただ、四月に入った頃から自分が忙しくなって、麻衣の事がおろそかになっていた。  会う回数が減ったとか、手を抜いたとかは無いけれども、ただ会ってセックスするだけの状態になっていたのは確かだ。  もっと色々話をしていれば、違う結果になっていただろう。関係がいつかは終わるとは思っていたが、こんなに急にやってくるとは思っていなかったし、もっとお互いに理解した形で迎えられると思っていた。  どうすれば良いのか武志には分からなかった。自分の元から女性が去っていくのは初めての経験だ。  今からでも探し出して会うのが良いのか、このままにしておくのが良いのか、分からなかった。  意見を聞こうと女性陣を見ると、全員悲しそうに仕方が無いという顔をしている。  その顔を見て武志も、とりあえずあきらめるしかないという気持ちなった。  今はあきらめるしかない。武志自身に麻衣との関係をどうするか答えが無いからだ。もし麻衣を見つけ出しても掛ける言葉が無い。  きっといつか答えは見つかる。答えが見つかったら麻衣を探してみようと武志は思った。  和子と真由美が先に帰り残った三人で来週の旅行の打ち合わせをする。  たのしい夏休みの旅行のはずが、武志の傷心旅行になってしまった。  美穂と麗華は知り合いが居なくなると同時にライバルが一人減るわけで複雑な気持ちだ。  とは言っても、二人の女性にとって楽しみにしていた旅行である事に変わりは無い。すぐにはしゃいで旅行プランを話し始める。  行き先は八重山諸島で次の土曜日からその次の土曜日までの七泊八日の予定だ。日曜日までにしていないのは、台風で飛行機が飛ばなかった時の為にわざと空けている。美穂と麗華の主目的はセックスで、観光は二の次だから途中で台風が来ても関係無い、帰る時さえ飛行機が飛べばいいと考えている。  子供がいる和子は一週間も家を開けられないので断っている。真由美は会社の夏休みはお盆に一斉に取る事になっていて休めないと断っている。それで今回は武志、美穂、麗華の三人で行く事になった。  最初は武志もお金が無いからと断っていたが、女性側が分担して出すという事になり、しぶしぶ了承した。そのため旅行中武志は荷物持ち兼雑用となっている。  三人で集合場所と時間、向こうに行ってからやる事を決める。飛行機と泊まる所の予約は済んでいるので、ガイドブックやネットの情報を見ながら考える。と言っても雑用係の武志に発言権は無く実際は美穂と麗華で決めて武志は横でうなずくだけだった。  今回の旅行は石垣島、西表島、波照間島(有人最南端の島)、与那国島(日本最西端)の四島を周る事になっている。それぞれの島での大体の予定だけ決めて、後は現地の人の話を聞いて決めることになり、解散になった。  月曜日武志は頼子部長と会い口頭でアメリカ出張の概略を報告した。その時に今後の訓練についてお願いしてみた。  武志の要望はフィジカルトレーニングで体を鍛えたい事と英語のレッスンを受けたい事の二点だ。  武志がアメリカ出張で思ったのは自分の体力と気の不足だ。これがもっとあれば余裕を持って相手と接する事ができる。アンナとマリアをイカせることはできたが、気の量が十分ではないために武志が考える最高のセックスができなかったのは事実だ。  それと英語ができないために体位を変えるときなど不自由したし、言葉で責める事もできなかった。セックスの最中まで通訳を頼む事はできないし、今後も外人を相手にする事があるかもしれない。  頼子はしばらく考えてから答えた。 「訓練自体はいいでしょう。教官はこちらで決めて追って連絡します。ただしその訓練中の給料は出ません。武志君はアルバイトというか臨時雇いの契約職員の形なので、訓練まで給料を支払う事はできません。それで良ければですけど」 「それで十分です。ありがとうございます」 「必要な物があったら言ってください。あげることはできないけど、貸与の形なら何とかしますから」  武志が喜び勇んで帰ろうとすると頼子が呼び止めた。 「それと、これを今週中に提出してください」  そう言って頼子は武志に数十枚の紙を渡した。  武志が受け取って中を見てみると、アメリカ側の女性に対する評価表だった。  予想身長、予想体重から始まり顔・胸などの各パーツの評価、肌の手触り・状態などの外見から口、膣、尻の状態や技など質問項目がびっしり書かれていた。 「こんなの書かなきゃいけないのなら先に言っておいて下さいよ」  武志が抗議すると 「先に渡したら先入観を持ってしまうし楽しめなかったでしょ。今だから冷静に書けるのよ。遊びで行ったんじゃないから仕事だとあきらめて書いてください。特にマリアについては武志君にしか分からないから特に詳しく書く事。書く量が少なかったらやり直してもらいます」  武志はがっくりうなだれた。武志は数十時間をかけて書き上げる事になる。  数日後武志は頼子に紹介されたジムを訪れ、トレーナーと会っていた。  二十代後半の筋肉がモリモリしたマッチョな人だ。ただ顔はあっさり系の涼しく優しそうな感じで話しやすそうだった。 「何かこうなりたいとか、こんな事をしたいとか目標みたいなものはありますか。例えばボディビルダーみたいにムキムキになりたいとか、マラソンを完走したいとか」  トレーナーが親しみの有る感じで武志に聞く。 「特に目標は無いんですが、持久力の有る体を作りたいんです。一日中肉体労働をやっても平気みたいな。瞬発力とか凄い力とかは必要無いです。それと体の場所で言うと、腰周りや太ももはある程度筋肉が付いているので胸とか腕、背中に筋肉が欲しいです」 「特に何かのスポーツをやってる訳ではないんだよね」 「そうです」 「じゃあ、総合的に基礎体力というか持久力を付ける。特に上半身と言う事でいいかな」 「それでいいです。それとできれば自宅で一人でやる方法を教えて欲しいんですが」  武志がアメリカから帰って考えたのはどうすれば多くの人数を相手にできるかと言う事だ。そこで次の四点を考えた。 1.気を溜めておける最大量を増やす 2.一日の回復量を増やす 3.気の質を向上させる 4.循環での回収率を上げる  一条流の考えでは気は体全体で作られる。現代の言葉で言えば細胞、特に筋肉だろうと武志は考えている。ネットで色々調べた所、筋肉には瞬発力がある速筋と持久力がある遅筋の二種類がある事が分かった。武志が今までやって来た修行や古文書にある鍛錬方法はどれも持久力を増すものだ。おそらく遅筋を増やす事により1.と2.を同時に達成できると予想した。それでトレーナーに持久力を向上させるトレーニングをお願いしたのだ。  最近は毎日のトレーニングが単なる習慣になっていて、毎日同じ量を目標も無く淡々とこなしていた。ここでトレーナーの力を借りて科学的にやってみようと思っている。  ちなみに3.については武志自身どうすれば良いかわっぱり分からず、人に相談する事もできず解決の目処はたっていない。4.については体位を変えてみたり、吸い方を変えてみるなどの工夫で多少は改善できるかもしれないと思っている。アメリカで知香とセックスをした時は回収する気の量が増えた気がする。  理由は良く分からないが、回収率を上げる可能性が有る事になる。 「それじゃあ、メニューを決めるために、まずは武志君の身体能力を測定しようか」  武志は体に心拍センサーをつけられエアロバイクにまたがる。バイクはパソコンにつながりデータを取れるようになっている。 「ピッピッと音が鳴るからそれに合わせてペダルを踏んでくれるかな。途中からだんだん重くなるから苦しくて我慢できなくなったら言ってね。ペダルを軽くするから」  武志は最初余裕でペダルを漕いでいたが、だんだん重くなってきて音に合わせるのが辛くなってくる。最後の方はぜいぜい息をしながら漕いでいたが、ついに力尽きて音に遅れてしまう。 「それじゃあ、ペダルを軽くするから、そのまま音に合わせて漕ぎ続けて息を整えてください」  ペダルがだんだん軽くなり音に付いていける様になる。息もだんだん落ち着いてくる。 「はーい、お疲れ様。十分休憩したら次の測定に入ります」  そうして、腕立て伏せやマシンを使った測定などと休憩を挟みながら心拍数と回数を記録していく。  一通り終わり武志がシャワーを浴びて戻ってくると、トレーナーが印刷されたトレーニングメニューを持って待っていた。  メニューにはラン、バイク、腕立て伏せなどの項目ごとに回数、速度、時間、目標心拍数などが書かれていた。 「自宅で毎日二時間と言う条件でメニューを作ってみました。バイクの場合は二時間では終わらないので休みの日にランの代わりにでもやってください。気分転換にいいですよ。自転車の速度はサイクルコンピュータというのが五千円くらいで自転車さんで売ってるからそれで速度を計ってください。詳しい事はメニューの最後の紙に書いておきましたからよく読んでください」  武志が最後のページを見てみると結構細かく注意事項や補足説明が書いてある。 「後は一ヶ月に一回来てもらえたらメニューの変更もできるんですが、それが無理なら最後の説明を見ながら自分で量を増やしてもらえればOKです。それとこれが心拍計です」  トレーナーが武志に腕時計型の心拍計を渡す。 「ありがとうございます」  これで武志は当面の目標ができて、なぜか分からないがやる気がみなぎっていた。  トレーナーに会った数日後、今度は英語教師に会っていた。  二十代後半の日本人女性だ。真面目そうでややきつい感じはするが普通の女性だ。 「まず最初に聞きますが、英語を勉強する目的は?」  教師が武志に聞く。見た目同様口調もやや厳しい。 「アメリカ人の友人と日常会話ができるようになりたいんですが。一人でできる勉強方法を教えてください」 「受験とか、留学とか、仕事じゃない訳ね。それなら簡単だわ。まずは耳を作る事ね。目標は千時間と言いたい所だけど、まずは五百時間英語を聞きなさい。日本人が話す英語はダメよ。一番良いのは日常を扱ったニュースとかワイドショーとかがくだけた表現も覚えられていいんだけど。要するに正しい発音をしている英語を長時間聞く事。そして聞いた言葉を自分の口で声を出して繰り返す事。リスニングのコツはこれに尽きるわね。最初の数百時間は言ってる事がほとんど分からなくて、たまに知ってる単語が分かるだけだけど、ある日突然、本当に突然、何を言っているのか分かるようになるのよ。知らない単語だと発音記号かおおまかなスペルしか分からないけど。それで十分だから」  教師は武志の同意など求めず一方的にしゃべり続ける。武志はメモを取るだけで必死だ。 「それから次は単語ね。これはもう片端から覚えるしかないわね。日記を書くといいとか言う人もいるけど、日常会話が目標なら文法よりも単語ね。文法覚える暇があったら単語を覚えた方がいいわ。まずは家に在る物を全て覚える。例えば、歯ブラシ、歯磨き粉、ひげ、ひげ剃り、口をゆすぐ、うがいをする、ひげを剃るという感じで一ヶ所に在る物、やる事をまとめて調べた方がいいわね。コツはポケット辞書とメモを手放さない事、名詞だけじゃなくて動詞も熟語で覚える事、スペルじゃなくて発音を覚える事。それから、どうせすぐ忘れるから覚えるまで何度でも調べる事かな。ちなみに言っとくけどアメリカに無い物まで覚える必要は無いのよ。例えば『しゃもじ』は英語で何というかなんて一生使わない可能性が高いんだから覚えなくていいのよ」  教師はここまで一気にまくし立てた。 「分かったかな」 「分かったと言えば分かりましたが……」 「私はこの方法で何人も教えて来たんだから大丈夫。もちろん受験英語とか論文英語とかは別よ。すくなくとも日常会話はこれでOK。あなたも何ヶ月後にはアメリカ映画を字幕無しで見られる事間違い無しよ。それと定期的に通ってもらって、発音のチェックをしましょう」  その日から武志の英語漬けの日々が始まった。まずは帰りに本屋に寄り英語のCDブックの安い物を買ってきた。さっそくファイルに落として、携帯プレイヤーに入れる。それからネットオークションで英会話のCDに入札する。  翌日からトレーニング中には英会話を聞き、暇な時はラジオやテレビで英語のニュースを聞く。出張前に知香からもらった英語の官能小説もどんどん読んでいく。  オークションで落札したCDが届いたら、それもどんどんファイルに落として聞いていく。  これは夏休みが終わっても続き、通学中にも英会話を聞く様になる。そしてこの英語を聞く習慣は形を変えながら終生続くことになった。 <第26章>  九月になり美穂達との傷心旅行から戻り、武志はS部隊との訓練を再開した。週二回純子の相手をする。当面の目標は循環の技を磨き効率を上げる事、新技を開発する事、そして最終的に純子を秘肉でイカせる事だ。  まず循環の効率を上げる事で大人数を相手にすることを可能にする。  次に新技を開発する事で、純子や知香の様な絶頂の限界が高い女性に対応する。  武志は案を考えていた。二点責めとアヌス責めの両方を応用した新技Gスポ責めだ。二点責めは指でクリトリスとGスポットを両方同時に責める技だが、新技は肉棒で子宮口とGスポットを同時に責めるものだ。肉棒の先端で子宮口に気を流し、棹からGスポットに気を流す。  これは循環の技の欠点を補う技だ。循環の技を使う場合、体を密着させるためクリトリスを責めにくい。そのため決定力にかける。それをGスポットを責める事で補おうという事だ。子宮口とGスポットという普通は同時に責められない部分を責める事で女性に新しい快感を与えられるのではないかと予想している。  また、奥が深くて肉棒が子宮口まで届かない場合でもGスポットは責められるというメリットも有る。  そして、この技を使う事で、今まで武志が相手をしてきた中で唯一秘肉で達していない純子をイカせようと考えている。  純子と会う度に練習をして、新技がかなり完成形に近づいてきた。この技で難しいのは、Gスポットの位置を竿の部分で正確に把握する事だ。竿から気を出す場所を間違えると、単に多めに気を流したのと同じになり、効果が薄くなる。  竿でGスポットの位置を探るのは難しいので、まずは指で場所を確認する。入り口からの距離と、一番奥からの距離を指で測る。それを肉棒に当てはめて、どの位置から気を出すか決める。  これを肉棒を見ないでやらないといけない。指で測った後に、肉棒に指を当て場所を決めるのは、格好が悪いし、女性が冷めてしまう可能性がある。  だから場所を測ったら、頭の中のイメージで気を出す場所を決め、正確にGスポットに当てないといけない。多少のずれならば相手の反応を見ながら微調整できるが、大きくずれていたら修正ができない。  練習の結果、純子相手だと、かなり短時間で正確に気を当てる事ができるようになってきた。  後は精度を高める事と、他の女性でも短時間でできるようにすれば良い。  練習を始めて約二週間、武志は新技を本気モードで試してみようと思っていた。  二人とも全裸になると、まずはキスから普通に始める。  純子は最初から激しく武志の舌を吸い上げ、豊満な胸を押し付けてくる。  アメリカ人の固いゴムボールのような弾力も良かったが、純子の限りなく柔らかい胸も良い。二人の間で押し潰されいびつに形を変え、武志に柔らかさを存分に伝える。  今までの武志とのセックスで、すっかり気が通りやすい体になっている純子は、それだけで股間をおびただしく濡らしていた。  お互いに相手の体を知り尽くし慣れている二人はそのままベッドへ倒れこむ。  武志は純子を仰向けに寝かせると、両脚を抱え込むと肉棒をうずめていった。  やっぱり、柔らかい。純子は体中が柔らかい。高圧のゼリーの中を掻き分けて肉棒が進んでいく。きつい締め付けと違い、安心感があり、ほっとする。  そのまま純子の上に倒れこむと、やさしく抱き締める。肉棒を一番奥までこつんと当たるまで入れる。  しばらく動かずに肉壁の感触を楽しむ。肉棒全体が熱くて柔らかい物に包まれ、じっとしていても快感が湧きあがってくる。純子の体に回した手からも柔らかさが伝わり、さらに武志を喜ばせる。  武志は肉棒の先から少しずつ気を出しながら、腰を動かし始める。  純子の口をキスで塞ぎ、舌を吸い上げる。 「ん、んんー」  純子が喜びの声をあげる。  武志は気の量を増やしながら循環を始める。 「んんー、ぅんーぅふ……」  純子がしゃべろうとしているが、何を言っているのか分からない。感じた事を口に出してしまう純子は口を塞がれていても、しゃべらずにはいられないのだろう。  武志は新技の準備を始める。ここ何回かの純子との訓練でGスポットの正確な場所は分かっている。肉棒上の場所も頭の中に入っている。  武志は腰の動きを続けながら、肉棒が一番奥へ進んだ瞬間に竿の一箇所から気を流す。  腰のスピードを上げ、最奥を突くのに合わせて、Gスポットに気を流す。 「んんー、んんー、んんー……」  武志は腰の動きを最大限まで速める。二人の体がぶつかって、ぱーん、ぱーん、ぱーんと小気味良い音が響く。武志はその音に合わせて、リズミカルにGスポットへ向けて気を送る。  純子は今までに無い責めに我慢ができなくなったのか、口を振りほどき叫んだ。 「あぁー、すごい、すごいです……。何か、何か出そうですー……」 「ど、どう凄いの?」  武志は思わず純子に尋ねた。 「おしっこの辺りが変、変なんですー。ぴりぴり痺れてー、こんなの、こんなの初めてですー……。ああぅーー……」 「そんなに気持ち良いの?」  武志は純子の耳元で囁く。 「ああぁー……、い、いいー、いいですー。あ、あはぁー……。たまらない」 「じゃあ、もっともっと気持ち良くなってください」  武志は気の量を最大限に増やしてピストンを続ける。両手でしっかりと純子の体を抱き、柔らかさを実感する。そして、舌は白くてなまめかしい首筋をぺろぺろと舐め上げる。 「あ、あひぃー……、ダメですー、もうダメですー。出ちゃう、出ちゃいますー、いやぁーー……」  純子の叫びとともに、秘肉がキューンと締まってくる。 「おおおおぉー……」  思わず武志が声を漏らしてしまう。純子のイク前の締め付けはこんなに気持ち良いのかとびっくりする。  膣壁がヒクヒクと複雑に動き、なおかつ数ヶ所が搾り取るように締め上げてくる。  これではもたない。武志は肛門に力を込め必死に耐えるが、急速に射精感が込み上げてくる。 「で、出そう。純子さんも……、い、いっぱい、だ、出して……」  武志はラストスパートをかける。 「ダメです、出ます、待って待って待ってくださーぃ、ああぁー……」  その瞬間、武志の股間の辺りに温かい液体が広がる。 「ああああぁー、出るーー……」  武志も堪えきれず、純子の中へ盛大に精液を打ち放つ。  びゅるるるるー、びゅるるるー、びゅりゅりゅー……。  武志は精液を出しながらも、動きを止めない。 「ああぁー、出てるー、あったかいのが出てるー……」  純子の秘肉は蠢きを止めない。武志は袋の中まで搾り取られる感覚を味わう。 「うわぁぁーー」  武志は肉棒から袋まで、壊れてしまうような快感に頭がおかしくなりそうだった。  どうして良いか分からず、腰を動かし続ける。すると、射精直後で敏感になった亀頭がこすれてさらに快感が増し、さらにおかしくなりそうになる。 「うぉぉぉー……」  武志は叫びながら腰を動かす。快感に耐えながら、腰を力一杯純子に叩きつけて快感を紛らわそうとする。 「ダメですー。続けちゃダメですー。敏感に、なってる、からー……。いやぁーー……」  純子の秘肉は武志を萎えさせないとするかのように締め付け、蠢きを止めない。  武志も限界のスピードで腰を動かし、気を最大量で出し続ける。 「ああああぁー、だめー、イキますー、イキますー、イクぅぅーー……」  純子が叫びながら力の限り武志を抱き締める。  武志も純子が折れるほど力一杯抱き締める。 「んんんんぅーー……」  純子がうめき声とともに体を硬直させる。秘肉が狂ったように蠢き、肉棒を締め上げる。  その締め付けに武志は耐える事ができなかった。  びゅるっ、びゅるっ……。  間隔の短い二回目の射精で精液の準備が間に合わず、空撃ちに近くなり、ほんの少しの精液しか出ない。  それでも、武志は一回目と同じく、おかしくなりそうな快感を味わっていた。 (これが本当の純子さんなんだ)  純子の体から力が抜けるのと同時に、武志も純子の上にくずおれた。  二人は重なったまま、しばらく、大きく息をして動けなかった。  息が落ち着いてきたところで、武志は純子の上から横へ滑り落ちた。 「凄かったです……。こんなに感じたのは生まれて初めてです。もう途中は、どうして良いか分からなくなってしまいました」  純子が少し呆けた感じで話す。 「俺も凄かったですよ。頭がおかしくなるかと思いました」 「さすがはご主人様です……。やはり私の目に狂いはありませんでした」  武志はご主人様という言葉に突っ込む元気も無く、目をつぶった。  ただ、純子をイカせた感慨にふけっていた。  その後もトレーニングと英語漬けと新技の練習の日々がすぎ、夏休みも終わりに近づいた土曜日の夜、武志は父親に呼ばれた。 「最近顔付きが変わってきたな」 「な、なんだよー、急に変な事言うなよー」  父親にそんな事を言われて照れない男はいないだろう。 「いやな、お前も大きくなったなと思ってな。それより、今日呼んだのはな、お前にそろそろ奥義を伝えようと思うんだ」 「お、奥義を……」  突然の話に武志は驚いた。  武志は奥義の存在自体は知っていたが、祖父からは聞いておらず古文書にも書いていない為内容は全く知らない。それを教えてもらえるというのだ。否が応でも興奮してしまう。 「本当はな、じいさんが死んだ時にお前に教えないといけなかったんだが、まだ修行も進んでいなかったみたいだし、しばらく様子を見ていたんだ。お前は知らないかもしれないが奥義は口伝しか許されていない。記録を残す事は禁じられている。だから必ず二代に渡って奥義を知っておかないといけない。今世の中で奥義を知ってるのは私だけだから早くお前に教えないと不安で仕方が無いんだ」  一条流では最後の秘密である奥義を守る為に口伝での継承しか認めていない。だが、それでは万が一の時に技術が断絶してしまう可能性がある。よって必ず二代以上の人間が奥義を知っている必要が有る。去年までは祖父武彦と父武雄が知っていたが、武彦がなくなったからには、早く武志が奥義を知る必要が有る。 「では説明するからしっかり覚えなさい。奥義は全部で四つある。まず第一は逆流だ」  武志は一字一句覚えようと精神を最大限まで集中している。 「この技は望まぬ射精を防ぐための技だ。昔で言うと捉えられ無理やり子種を取られそうになった時に使う技だな。自分の外向きの気を逆流させて快感を減らし同時に内向きの気が入ってくるのを防ぐ。だが、この技には欠点が有って、使うと数日から一週間は体調が著しく悪くなる。例えで言うと血液を逆向きに流すようなものだからな。私は使った事も練習した事も無いので、どうすれば習得できるかは分からない。多分じいさんも使った事は無かったと思う」  武志は聞いた事も無い気の使い方に、そんな事ができるのかと感心する。奥義と言うからには先祖はこの技が使えたのだろう。  その後も武雄の話は続き、第二から第四までの奥義を武志に伝える。その後武雄は武志に奥義の説明を復唱させ、確認すると説明を終えた。 「奥義と言うからには身に付けるのは難しいと思う。だが、才能の有るお前ならできるだろうから、焦らず修行していつの日か自分の物にしなさい」  その言葉を最後に武雄の話は終わった。  武志は自分の部屋に戻ってもまだ興奮していた。一条流五百年の奥義を知ったのだ、興奮しない方が難しい。今世の中でこの技を知るのは父親と自分の二人しか居ない。重大な秘密を知った事に身が震える思いがする。  いずれ奥義も身に付ける必要がある。そして自分の子供が大きくなった時に伝えるのだ。使命感がふつふつと湧いてくる。祖父も父親も奥義を聞いた時には同じ様な思いをしたのだろうか。今度父親に聞いてみようと思う。  文字にするとたかだか数百文字、原稿用紙一枚分だが、武志はそこにとても重いものを感じていた。 <第27章>  武志は父親から奥義の話を聞いた後も、それ以前と変わらぬ日々を送っていた。毎日朝と夕方にトレーニングを行い、平日は大学へ通い、週二日は純子と体を合わせる。英語のヒアリングも毎日続けている。そして日曜日には美穂達と会う。  最近変わった事と言えば、サイクリングを始めた事だ。麻衣がいなくなった分、四週間に一回日曜日が空いた。その日に自転車で遠出をするようになった。まだ一回しか行っていないが、往復六十キロも走ると結構な運動量になるし、思ったより気持ちが良い。武志には趣味らしい趣味は無かったが、サイクリングは単調な日々に変化を与えてくれる。  ある日の土曜日、武志は頼子部長から呼び出しを受けた。指定されたホテルへ行くと頼子が一人で待っていた。今までに無く真剣な顔をしている。 「実は武志君に中国に行って欲しいの」 「中国ですか。また研修か何かですか」 「違うわ。中国で敵の諜報部員を倒して欲しいの」 「えええーっ」  武志は現実離れした話に驚いた。大学生である自分に敵のスパイを倒せだなんて非現実的すぎる。 「武志君も上海が経済発展をしている事は知っているわね」 「まあ、その位は何となく知っていますが」 「上海には日本企業も多数進出してて、そこの日本人外交官や現地駐在員らが次々と中国の要員に誘惑されて情報流出が止まらないの。確かに私達も日本国内で似たような事をしているけど、あくまでも対象は公務員がほとんどで民間人に害が及ぶような事はしない。だけど中国は日本企業の現地駐在員をターゲットにして、企業情報を盗み出しているの。要するに国家ぐるみで産業スパイをしているのよ。今年に入ってから数十人が被害に遭っているの。その駐在員がどうなるか分かる?」 「どうなるんですか」 「企業もバカじゃないから秘密が漏れたら調査するわね。そして流出元を突き止めたら首にするか左遷するのよ。そうなったら、その駐在員の家庭は大抵が破滅するわね。大企業の上海駐在員でエリートまではいかないまでも、そこそこ出世のレールに乗っていた人が首になるのよ。奥さんには本当の理由は話せないし、会社には捨てられるし、将来が崩れ去ってしまう。首にならなかったとしても、とんでもない所に飛ばされて一生出世は見込めなくなる。確かに騙される駐在員も悪いんだけど、単身赴任で外国に一人で住んでいる所へうちの隊員みたいな良い女が寄ってきたら流されても仕方が無いでしょ。しかもそれが民間企業がやるならともかく国家がやるなんて放置できない状況だわ」 「事情は分かりましたが、俺に何をしろと」 「別に殺人をしろとか言う訳じゃないの。その向こうの要員と寝て、懲らしめて欲しいの。そうすれば警告になって今後の被害は減るはずだから」  武志は頼子の話を聞いて考え込んでしまった。確かに何とかしてやりたいが、相手は中国だ。房中術や気の使い手の本場だ。自分の力がどこまで通用するのか分からない。 「実は先週、うちの男性C級隊員を一名派遣したんだけど、相手と寝た翌朝には全裸で道路に転がされていたの。命に別状は無く、どこも怪我はしてなかったけどね。ちょっと風邪を引いたくらい」 「相手はどんな人なんですか」 「やられた隊員によると二十代前半、容姿は抜群で、うちのC級よりは上だと。それでセックスを始めるとすぐに何も考えられなくなるほど気持ち良くなって何度も射精させられ、最後は眠ってしまったらしいわ。すぐにその隊員の血液や体液を調べたけど、おかしな化学物質は発見できなかった。おそらくクスリは使わずに技だけで男から搾り取っていると思われるの」  相手も気を使っているのかもしれないと武志は思った。 「もし俺が断ったらどうなるんですか」 「今後も不幸な人が増え、そして日本政府が我慢できなくなった時、お互いに血が流れるわね。本来私達は血を流さずに解決する為に存在しているけど、私達がダメなら本職の諜報部員が出て行くしかないからね」  頼子が武志に頭を下げてお願いする。 「武志君、この通りお願いします。この作戦は、これ以上不幸な人を出さない為にも、不要な血を流さない為にもなるし、日本の国益にもなるの。資源の無い日本が世界の中で生きていくには技術を守るしかないのよ。武志君の子供の世代が平和で安全な生活を送る為にも必要な事なの。武志君の安全は絶対に保証するから。お願いします」  頼子の話に嘘は無さそうだ。不要な血が流れるのを防ぐためなら、じいさんも許してくれるだろう。もし相手にやられたとしても全裸で転がされるくらいなら何とも無い。今まで世話になった頼子に、ここまで頼まれて断れる武志ではない。 「分かりました。行きます。ただ一ヶ月待ってもらえませんか。今のまま行って中国相手に勝てるとは思えません。そこまで俺も自惚れていませんから。一ヶ月の間に死ぬ気で修行しますから」 「行ってくれるのね。でもそこまで待てないの。今も日本人が狙われているのよ。それに時間を空けすぎると中国側は情報を収集し終わったり、ターゲットや要員を変更したりするから。今なら中国側の要員が接近して来ている駐在員が一人判明しているの」 「じゃあ、せめて、三週間待ってください」 「分かったわ。私達もがんばって三週間は向こうの要員を抑えておくから……。三週間後ならちょうど連休ね」  頼子がカレンダーを見ながら言う。 「訓練の相手に、また知香でも行かせましょうか」 「いえ今回の訓練は一人でやります」  武志は先日父から聞いたばかりの奥義の事を考えていた。おそらく中国の事だ、幼少の頃から訓練を重ねて相当な技を持っているに違いない。相手も気を使ってくるとなると最低でも一番目の奥義を会得しておかないと勝てないだろう。  こんなタイミングを見計らった様に父から奥義を教わり、次の仕事が来るとは父親と部長は通じているのではないかと勘ぐってしまう。 「そう言えば一つだけお願いがあります。中国語や中国文化に詳しい人を紹介してください。せめてチャイナドレスの脱がせ方くらいは覚えて行きたいですから」  それからの三週間、武志は純子との訓練を休み、奥義逆流の習得に励んだ。まずはイメージトレーニングだが、しょっぱなでつまづいた。何をどうイメージすれば良いかが分からない。逆流と言うからには逆に流せば良いのだろうが、丹田に集まった気を体全体に戻すというのがイメージしにくい。それに体全体に気を分散させる事で、なぜ快感を押さえ外から気が入ってくるのを防げるかが分からない。  先祖の人はもっと分かりやすく奥義を伝えてくれよと言いたくなる。  そこで、発想を変えて同じ人間の体ということで血液の流れで考えてみた。  血液は心臓から動脈を通って全身へ流れ、全身から静脈を通って心臓に戻る。そして肺で酸素が供給される。  気の場合は自分の気が外向きの道を通り、全身から丹田に集まり肉棒等から相手の女性へ流される。相手からの気は内向きの道を通り、全身から脳へ流れる。  両者を比べてみると似ているようで微妙に違う。  血液の場合は全身は酸素の消費地であるが、気の場合は生産地であると同時に相手の気を受ける場所だ。血液のことを思いついたときは問題が解けそうな気がしたのに、何かが間違っていて、ぴったり当てはまらない。  解けそうで解けない。物忘れした時に喉元まで思い出しているのに出てこない。そんな気持ち悪さだ。  そこで武志は流れを図に描いてみた。 血液:肺 ←→ 心臓 ←→ 全身 気を出す場合:全身(気が発生) → 丹田 → 先端部(肉棒、舌、指から放出) 気を受ける場合:全身 → 脳  血液の流れを分けて考えて見たら……。武志はふと思いついた。 血液行き:肺 → 心臓 → 全身 血液帰り:全身 → 心臓 → 肺  かなり似てきたがまだちょっと違う。全身の役割が違う。全身は酸素を使って、二酸化炭素を出す。気を作って、気を受ける。  酸素、二酸化炭素、自分の気、相手の気……。  そうだ。酸素と二酸化炭素で考えればいいんだ。武志は気が付いた。 酸素(自分の気):肺(全身) → 心臓(丹田) → 全身(先端部) 二酸化炭素(相手の気):全身(全身、特に肉棒) → 心臓() → 肺(脳)  血液における心臓=丹田、肺=脳と全身、全身=肉棒と考えるとほとんど一致する。血液の流れで考えないで酸素(=自分の気)と二酸化炭素(=相手の気)で考えれば良いのだ。  肺で酸素が取り込まれ(全身で気が作られ)、心臓から全身(丹田から肉棒)へ送られ消費される。全身で二酸化炭素(肉棒で相手の気が)が取り込まれ、肺で捨てられる(脳で快感を感じる)。  同じ全身と言う事で血液における全身と気における全身の役割を勘違いしていた。酸素と言う観点で見れば血液での全身は、気では肉棒に当たるのだ。ここまで分かれば後は早い。  要するに肉棒から脳までの内向きの道に自分の気を流せば良い事になる。これだと自分の気が脳までの道に満ちる事で相手の気を防ぐという事が理解しやすいし、イメージもやりやすい。  まずは丹田から肉棒へ送った自分の気を内向きの道を通して脳まで送ることをイメージする。  だがこれは言葉で言うのは簡単だが、実際に行うのは非常に難しかった。武志が知っている気の使い手は自分以外には父親と、一度だけ寝た清佳の二人だけだ。男性相手に訓練はできないし、頼子が清佳を訓練相手にさせてくれるとは思えない。それで武志は自分の体に女性の気が流れるという感覚が良く分からない。清佳とのことは幻だったかのように、よく覚えていない。内向きの気の道がどこにあるかも良く分からない。  それでも武志は一人で手探りをしながら訓練していった。もし訓練風景を見た人がいれば、座ったまま寝ているようにしか見えないだろうが、本人は必死だった。  三週間がすぎ、武志が上海へ出発する日が来た。  ここまでで、できるだけの事はやった。  武志は昨日純子に会い、精液を枯れるまで搾り取ってもらった。少しでも射精を遅らせるためだ。  そして祖父が残した資料に今まで自分が得た知識を付け加えておいた。頼子は安全を保証すると言っているが、万が一の事を考えた。それと遺書と言うほどの物ではないが今回の旅行のいきさつ、万が一の時に連絡して欲しい人や、やって欲しい事を書いて自分の部屋の机の引き出しに入れておいた。  上海へは連休を利用して三泊四日で行くので、親には友達の所へ泊まるとしか言っていない。美穂達にも何も言っていない。日曜日がちょうど彼女達の休薬期間に当たるので特にごまかす必要も無い。  金曜日の大学の授業が終わるとその足で成田へ向かう。少しでも滞在時間を長くする為に夜の便で上海へ渡る。  今回は隠密行動となる為、武志はパックツアーに一人で参加して一般人にまぎれて行動する。飛行機と空港までの送迎とホテルだけの最小パックを頼んでいる。サポートしてくれるエージェントとは現地で会うことになっている。  ツアー会社のカウンターへ行くと平日夜の便だというのに他に三人の人がいた。一人だと目立ってまずいと思っていたのでちょうど良い。  海外旅行も二回目で武志は特に戸惑う事無く手続きを済ませ機中の人となった。  成田発20:55、上海着23:25でほぼ定刻通りに到着。入国手続きは係官の無愛想さに驚いたが何事も無く済み、偽パスポート(といっても住所氏名以外は本物だが)の武志はほっとした。ツアーの迎えの車に乗りホテルに着いたのは午前一時をすぎていた。ホテルは地方の駅前ビジネスホテルという感じだが泊まる分には何も問題ない。  武志は部屋へ入ると早速シャワーを浴びた。髪を乾かすと成田で買ったお菓子を食べながら一息ついた。時計は二時近くを指している。いつもならとっくに寝ている時間だが、武志は任務の為に一週間前から生活を夜型に切り替えていた。  明日のこの時間には中国側の隊員と戦っているはずだ。それを考えると気持ちが昂ぶってくるが、移動でさすがに疲れたので寝る事にする。明日に備えて睡眠を取っておく必要も有る。寝付けそうに無いが無理して横になる。明日のスケジュールを思い出しながら何度も寝返りを打つ。結局武志が寝たのは一時間以上経ってからだった。  朝食後、武志は観光がてら中心部へ出掛ける。人民公園をぶらついた後にエージェントとの待ち合わせ場所である博物館へ向かう。  今日はエージェントと待ち合わせしてから、夜は中国側要員と対する事になる。  明日は予備日で、あさって帰国する事になる。時間が経つに連れて武志は自分がどんどんドキドキしてくるのを感じていた。精神を集中し落ち着こうとするが、どうしても興奮してくる。今まで武志が相手をしてきたのは敵と言うより味方に近い。S部隊もアメリカも武志を倒そうとはしていたが、あくまでも試合みたいな物だった。だが、今回は違う。本当に敵との戦いだ。  武志がチケット売り場の前で待っていると、肩を叩かれ話しかけられた。 「どうぞ」  日本語だ。  武志が振り返ると一人の女性がチケットを差し出している。ちょっと見は現地の人と思わせる服装をしていて目立たないタイプの人だ。年齢は二十五歳位だろう。 「ありがとう。でもいいんですか」 「上海の夜は熱いから」  合言葉が合っている。エージェントの人だ。 「武志です。よろしくお願いします」 「優子よ。よろしくね。まずはお昼ご飯でも食べに行きましょう」  武志は地元民が入るような庶民的な中華料理の店へ連れて行かれる。武志はメニューが読めないので優子が適当に頼む。 「ここは値段の割りに美味しいのよ」  確かに美味しい。武志は若さを見せてばくばくと平らげていく。  食事が終わると電車とバスを乗り継いで優子が用意した部屋へ向かう。 「ここはセーフハウスで盗聴器のチェックも済んでるから安心して話をしても大丈夫よ」 「さっそくですけど、今日の詳しい話を教えてもらえますか」 「今夜九時、ホテルで駐在員と中国の要員が会う事になってるの。彼女の名前は芳玲《ファンリン》。漢字で書くと、芳は芳しい。草冠に方角の方ね。玲は王編に命令の令。武志君は上司の子供と言う事で芳玲に紹介されます。向こうはお金に困ってると言う触れ込みだから、武志君が一晩芳玲を買うという話になって、後は武志君と相手の二人きりになります。彼女は簡単な日本語はできるので、意思疎通にはそれほど困らないと思います」 「そんなので疑われませんか」 「武志君は上司の息子と言う立場を利用して、金に物を言わせて女を買うという役です。中国では売買春は犯罪だし、病気が怖いので安全な女を要求する。だけど駐在員にそんな心当たりは無いし、上司には逆らえなくて仕方なく自分の女を紹介するという筋書きです」 「ちょっと怪しい話ですよ」 「日本人からすると普通は有り得ない話だけど、中国人にすれば有り得る話なのよ。その場さえごまかせればいいから大丈夫よ」 「どうしても断られたらどうすればいいですか」 「その時は女を囲っている事を会社や奥さんにばらすって言えばいいのよ。駐在員が会社を首になったら困るのは中国側なんだから。間違いなく話に乗るわ」  武志としたら、今一つ不安だが優子を信じるしかない。 「セックスが終わったらどうすればいいですか」 「相手を倒す事ができたら何もしなくていいわ。相手が動けるようになる前に部屋を出て、タクシーで自分のホテルへ戻って。後の始末は私達がやるから」 「もし俺がやられてしまったら」 「その時はすぐに救出に向かうわ」  武志はしばらく考えてから優子に聞いた。 「駐在員の人の事を教えてもらえますか」 「名前は中村さん。普通の会社員で技術責任者。日本に奥さんと娘が居るわ」 「中村さんや会社は今回の作戦の事を知っているんですか」 「もちろん知っているわ。だから私達に依頼が回ってきたの。だけど会社は知らない振りをすることになってるの。そうしないと中国進出が失敗してしまうから」 「中村さんはどうなるんですか」 「表向きは持病が悪化して日本に帰る事になります。だけど裏では技術流出しかけたという事で左遷されます。これは中国側への配慮の為ね。裏の裏の本当の所は、しばらくして前以上の役職へ出世します。流出を防いで日本政府に協力したんだから当然ね」 「中村さんは芳玲と寝たんですか」  武志は気になっていた点を聞いてみる。 「寝たわ。寝ないと中国側が乗ってこないというのと、協力の謝礼として私達が寝る事を許可したの。会社も黙認してるわ。それにS部隊の事を黙っていて貰う為には、かれにも秘密を共有してもらわないと」 「中村さんはどうして芳玲の誘いに乗らなかったんでしょうか」 「会社への忠誠心か、奥さんへの愛情か、芳玲と娘の年が近いからかもしれない。私にも分からないわ」 「最後に聞きますけど芳玲はどんな女性なんですか」 「一言で言うと超美少女よ。気を付けてね」  優子は説明が終わると武志へ資料を渡した。会社、中村氏、その上司について等の最低限の事が書いてあった。芳玲についても、体の予想サイズから、自称の個人情報が書いてあった。彼女の写真も付いていたが、かなりの遠距離から写したのか、かなりぼやけて、顔がはっきりしない。なんとなく綺麗そうな感じはする。  武志は資料を覚え、優子が持ってきた夕食を食べ、夜に備えた。  そして作戦開始の時間が来た。  武志は一人でタクシーに乗り、作戦の場所となるホテルへ向かう。  ロビーには中村氏が既に来て武志を待っていた。武志は中村氏の写真を見ていたのですぐに見つけることができた。ここから先はいつどこで見られているか、盗聴されているのか分からないので、不要な事はしゃべらない。  武志は中村氏と二人で部屋に入る。部屋に入ると、盗聴に備えて芝居をする。 「その芳玲とかいうのは大丈夫なんでしょうね」 「大丈夫です。金に困ってる貧しい家の娘ですから」 「いい女ですか」 「私が言うのもなんですが、びっくりするほどきれいですよ。見たら驚くと思います」  そうして二人で小芝居をしているとドアがノックされた。武志はソファに座り、芳玲が入ってくるのを待つ。  芳玲は部屋の中に別の人間が居るのを見て、ドアの所で中村氏と口論を始める。中国語と日本語交じりの会話だが、何となく言っている事は分かる。中村氏は武志と寝てくれと言い、芳玲は嫌だと言っているのだろう。しばらく話していたが中村氏の説得が効いたのか、芳玲がしぶしぶ了解したようだ。  芳玲が中村氏に連れられて武志の前に来る。 「おぉっ……」  武志は想像以上の美しさに驚いた。いや、驚くことを忘れるほど驚いて、彼女に見惚れた。  確かに超美少女だ。優子の説明は的を射ている。  年齢は二十代前半らしいが、美女というよりも美少女と言う感じだ。外見の儚さがや脆さが、彼女を年齢より若く見せている。  身長は160cmちょっと位で、体にフィットした派手で安っぽいワンピースを来ている。チャイナドレスではないのが少し残念だ。  服の上から体のラインがはっきり分かるが猛烈にスリムなスタイルをしている。これ以上痩せると痩せすぎで魅力が減ってしまうぎりぎりの線だ。  折れそうなほど細いのに、胸は大きい。ワンピースの布地を高く突き上げている。ウエストが細いので実際以上に胸が大きく見える。  そして、顔は超美少女だ。日本でもなかなか居ないレベルである。全体的に小さ目のパーツでできていて、目だけがくっきりとしている。濃いグレーの瞳と真っ白な白目の部分が対照的である。そして当たり前のように二重のまぶたも目を印象付けるのを助けている。  唇は小さいのにぷっくらと盛り上がっている。少し厚めで、とても柔らかくてみずみずしい感じがする。  しかも顔が小さい、手脚の細長さとあいまって、まさに八頭身美人と言える。  お金に困った貧しい家の薄幸の少女を演じる為か、垢抜けない髪型に控えめな化粧をしている。それが見事に純朴さと清楚さを表している。髪形を変え、眉を整え、もう少し化粧をすれば、すぐにでも日本で芸能界にスカウトされるに違いない。  武志が今まで会った女性でいうと麗華が一番タイプが近い。麗華をもっと美しく儚げに純朴にしたタイプだ。S部隊で言うとB級以上の美しさになるだろう。  そんな芳玲を見ていると猛烈に保護欲と独占欲を掻き立てられる。中村氏がこの美少女の誘惑に負けなかったとは信じにくい。中村氏を尊敬してしまう。  普通の男なら間違いなく全てを投げ出し、手に入れようとするだろう。もし芳玲が中国の要員じゃなかったら、武志は頼子にお願いして、全力で日本に連れて帰ろうとする。  こんな美少女に迫られたら、そりゃ情報は流出するなと武志は思った。  中村氏が芳玲の耳元で何かささやき、武志にお辞儀をして部屋を出て行った。  部屋は武志と芳玲の二人きりになる。武志は心の中で気合を入れなおした。ここからは金に物を言わせる悪い男にならないといけない。そして芳玲を倒さねばならない。武志は三万円相当の中国元を芳玲に渡す。  芳玲がお金をカバンへしまう。  武志は役になりきり、立ち上がると芳玲を抱きしめ、いきなり唇を奪う。華奢な体は力を入れると壊れそうで怖い。ウエストは両手で握りつぶせそうな感じさえする。武志が今まで体を合わせた事が有る女性の中で一番スリムだ。  尻に手を回し揉むと小さいが張りがあり吊り上っている。揉み込むと弾力の有る良い尻であることが分かる。  それに肌の手触りが良い。しっとりしているのに、すべすべしている。撫でているだけで気持ち良く、うれしくなってくる。今までのどの女性とも違う感触がする。  唇は柔らかく甘い。そして体から香水と体臭と少し汗の匂いの混ざった甘ったるい香りが濃く立ち昇ってくる。その香りを嗅ぐだけで、頭がクラクラして、肉棒がムクムクと大きくなってくる。  武志が飽きる事無く唇を吸っていると、芳玲が遠慮がちに手を武志に回し、体を密着させ、舌を入れてくる。 (甘い)  舌にはたっぷりの唾液がまぶされていて、武志が唾液を味わうと甘い。味が付いている。普通唾液には味など無く、甘く感じるのは錯覚だが、芳玲の唾液には本当に甘い味が付いている。事前に甘い物でも食べたのか、それとも体質か訓練か分からないが確かに味がする。  武志は夢中になって舌を吸った。芳玲もどんどん唾液を送り込んでくる。武志はキスだけで気持ち良くなり頭がぼーっとしてくる。だが、頭の奥で何かが警告を発している。キスだけで思考力を奪われるのはおかしい。この感触はS級の清佳と寝た時と似ている。やはり中国側の要員は気を使うのかもしれない。  武志はキスに満足した振りをして口をほどき芳玲に言った。 「脱がせて」  芳玲はぎこちない手つきでシャツのボタンをはずしていく。シャツが終わると、靴下、ズボン、トランクスと脱がしていき、武志を全裸にする。  武志は芳玲の肩を押し正座の態勢にさせると、肉棒を顔の前に突き出した。  芳玲は何も言われなくても、棹を両手で捧げ持ち先端に唇を付ける。ぎこちない振りをしながら肉棒をペロペロと舐めていく。 (な、なんだ、これは)  武志は今まで経験した事の無いフェラチオの感触にとまどった。舌が触れている所は溶ける様な気持ち良さが有り、それに加えて皮膚の内側の性感帯を直接舐められている様なピリピリした強い快感も有る。これは普通の技ではない。やはり、気か何かを使っている。清佳と経験が無ければ分からなかった。頼子はこんな先の事まで考えて清佳と寝かせたのかと、ふと武志は思った。  このままでは一方的にやられてしまう。武志は急かせる様に芳玲に咥えさせる。 「おっ、おおぉー……」  咥え方はぎこちないが、武志の快感は一気に跳ね上がる。  芳玲の口の中は暖かく、唾液に溢れていた。それに、舌が亀頭を舐め回るだけで普通のフェラとは段違いに気持ち良い。特に先端に舌が触れた時には尿道の中を快感が突き抜け脳にまで達する。これは間違い無く気を使っている。  舌が自由自在に亀頭を這い回り、尿道の先を刺激してくる。そして唇が絶妙な圧力で竿を締め付け、エラを引っ掛けるように刺激する。  フェラのテクニックも相当な物を持っている。その上、気を流されている。武志は急速に射精感が増してきて危険を感じる。このままでは一方的にやられて終わってしまう。 「ぅおおおー……」  芳玲の頭を持つとイラマチオをする。肉棒の根元まで口の中に押し込む。先端が喉の奥に当たるのが分かる。芳玲はむせることも無く飲み込んでいる。もう清純派の演技は止めたのか、忘れたのか、根元まで飲み込んでも忘れずに舌を使ってくる。  これ以上はまずい。武志は肉棒を引き抜いた。  芳玲から離れ、すこし興奮を落ち着かせる。ベッドの端に座ると、彼女に脱ぐように命じる。  芳玲は恥ずかしがり横を向きながら服を脱いでいく。武志はそれをじっと見ている。ワンピースを脱ぐと彼女のスリムな体があらわになる。  白でちょっと安っぽい一昔前の日本みたいな下着が、あばらの少し浮き出ている痩せた体に似合っている。  太ももも細い。足が細い子でも太ももは普通の子はいるが、彼女は太ももも細い。足を揃えて立っても、太ももの間に隙間ができている。  それに手脚がまた細くて長い為に余計に痩せて見える。これで胸が無ければ単なる痩せすぎの子だが、胸が大きい為にそこに目が行きバランスの悪さを感じさせない。  それにしても脚が長い。武志に中国人の知り合いはいないが、こんなに脚が長いものなのか。腰の位置が武志とそれほど変わらない。クォーターである愛や優と同じ位の長さがある。  芳玲がブラを外す。カップを手で押さえたまま片手で器用に外すと、胸を手で隠したまま抜き取る。  武志は立ち上がり近づくと、彼女の手を後ろへ回して組ませる。胸が突き出された。  平らな胸元から急に乳房が盛り上がっている。形も半球型やお椀型ではなく前に突き出る形の砲弾型に近い。欧米人型の胸だ。  この体にこの胸とは、中国の部隊はいったいどこで女の子を見つけてくるのか。  まずは乳首を吸う。甘い。胸からも気を出しているのか。左右の乳首を交互に吸いながら、乳房を強く揉む。張りがあり表面は柔らかく、中は硬い弾力がある。そして乳首を吸っているだけで気持ち良くなってきて頭がぼーっとしてくる。これはキスした時と同じ感覚だ。やはり胸からも気を出している。乳首を吸うのもまずい。  彼女の後ろにまわり、後ろから両手で乳房を揉み込む。滑らかな手触り、適度な弾力でいつまでも揉み続けたくなるような素晴らしい胸だ。武志は胸の奥の芯をほぐすように執拗に揉み込む。 「あぁ……」  そうしながら、芳玲の首筋に吸い付き、肩にかけて舌を這わせて唾液の跡を付けて行く。美しい物を汚す感覚に我を忘れそうになる。  そして肉棒を彼女のお尻に押し付け、プリプリの弾力を味わう。  彼女の体はどこも素晴らしい。  両手が揉み疲れる頃、彼女の胸はピンク色に上気していた。  武志は芳玲の前に移ると、ゆっくりとショーツを下ろしていった。陰毛は細く薄い。クリトリスから恥丘にかけて噴水形でまばらに生えている。脚を少し開いているので、秘肉も見える。色はピンクから茶色へと変わる途中で、まだ初々しい。ビラビラのはみ出しも控えめで、ぴったり閉じていて、清楚な感じさえする。  芳玲は混血なのではないかと武志は思った。顔の小ささ、胸の形、秘肉の色などは日本人より欧米人に近い。中国でも西北部のシルクロードの辺りでは、彫りの深い欧米人に似た顔の人が多いと聞く。芳玲も純粋な漢民族では無いのかもしれない。  ショーツを脚から抜き取ると、武志は芳玲を抱き上げてベッドへ運ぶ。子供のように軽い。  ベッドの真ん中に寝かせると脚を開かせ、その間に潜り込む。ビラビラを指で広げ秘肉をじっくり観察する。  大きさは小さめで中は濃いピンク色をしている。すでに愛液でぬるぬるになっていて、いい匂いがする。芳玲は体臭や愛液さえも甘い花の匂いがする。これは香水の類ではない。その証拠に新しく湧き出てくる愛液も甘い匂いがする。中国では匂いまでコントロールできるのか。武志はそら恐ろしく感じる。  愛液の味は薄く、粘りも薄くサラサラしているが量は多い。武志が舌と指で責めると次から次へと湧き出し、後ろの蕾へと流れていく。  ここで気を使って相手に警戒心を抱かせるのはまだ早いと判断して、普通のテクで責める。片手でクリトリスの皮を剥き舌で舐める。クリトリスは小さく日本人の半分位しかない。色は濃いピンクというか瑪瑙色をしている。既に興奮しているのか充血している。  クリの周りから丁寧に舐めていく。小さくて舐めにくいが唾液をたっぷりまぶし舌先でくすぐるように優しく舐める。 「あ、あ、あっ……」  少しずつ芳玲から声が漏れ始める。それに合わせて武志は少しずつ舌先に力を入れ、たまにちゅっと吸い付く。そして中指を秘肉の中に入れてみる。  中は熱くトロトロに溶けている。指一本でも狭い位でとても締りが良い。指を出し入れしながら、指の腹で中の具合を探る。上側には細かいざらざらが在り気持ち良さそうだ。中指を一番奥まで入れても子宮口に届かないので深さは普通かそれ以上の様だ。  人差し指も追加して二本で出し入れすると、急に締りが良くなり指の根元をしっかりと締め付けてくる。感じてくると締りが良くなる体だ。  クリトリスを吸いながら、指を曲げGスポットの辺りをこすりながら、指の出し入れを早くしていく。 「あん、あん、あん……」  指の動きに合わせて芳玲の声も大きくなってくる。中国ではGスポットをあまり責めないのだろうか。芳玲の両手が武志の頭を掴む。押しのけようとしているのか、快感を耐えているのか分からないが、多少は効いている。武志は指を緩めずにクリトリスを口に含みチューチュー吸ったり、舌先で高速にはじいたりしてやる。 「ああー、ああー、ああー……」  芳玲の声は控えめだが、艶を帯びたものになって来る。  武志は指がだるくなるのもかまわず抽挿を続けるが、芳玲の快感は一定のラインを超えず、指だけではいきそうに無い。オナニーの手伝いをしている気になって来る。芳玲は快感をある程度コントロールでき自分の指を余裕で楽しんでいるのかもしれない。武志は肉棒で決着を付けるしかないと思った。  ここまで気は一切使っていない。武志が芳玲の気を知覚した様に、気を使うと武志が普通の男ではない事がばれてしまうだろう。そうなると、武志は気を使い始めたら一気に勝負を決めないといけない。相手の技がまだ分からない以上、時間を掛けるほど反撃される可能性が高くなる。  武志は指を抜くと芳玲の口の中に入れる。芳玲は嫌がりもせずに舌をからめて自分の汁を舐め取っていく。  指がきれいになった所で武志は横になり。芳玲に上になるように言う。  ためしに指を舐めてみるとかすかに甘い味がする。花の匂いもかすかにする。やはり芳玲の体液は特別だ。  芳玲が肉棒を片手で掴み位置を合わせるとゆっくり腰を降ろしてくる。  武志は肉棒が温かいものに包まれていく感触を噛み締める。  指を入れたときには少し狭いかなと感じた秘肉が武志の肉棒にジャストフィットして優しく包んでくる。  芳玲の秘肉は入って来る物に合わせて中を変化させる技を持っているようだ。指一本の時と中の感じが明らかに違う。肉棒全体を柔らかい物でやさしく締め上げてくる。これからお互いの昂ぶりに合わせて締める力を強くしていくのだろう。 「んふぅー……」  芳玲は根元まで肉棒を腹の中に飲み込むと一旦止まり肉棒の具合を探っている。硬さ、太さ、長さを自分の秘肉で測っているのだ。  芳玲がゆっくり動き始める。それとともに先ほどのフェラで感じた感覚が何倍にもなって武志を襲った。表面が溶けるようでいて、かつ、ピリピリした快感が尿道から背中、脳へと駆け抜ける。腰の周りは熱を持ち溶けた様になり、頭の中を快感が満たし始める。 (ああ、俺が今まで相手をしてきた女性はこんな感覚を味わっていたんだ)  武志は気による快感を身を持って知らされていた。頭の中がだんだん霞が掛かった様に白くなっていく。何も考えられなくなりそうだ。  このまま流されてはいけないと頭の片隅で警報が鳴っている。まだ騎乗位で胸が揺れる姿も見てないし、芳玲のテクもほとんど味わっていない。だが、そんな事を言っていられない。もうこちらも気を使うしかない。  武志は手を伸ばして芳玲の体を抱き寄せて自分に倒す。女性上位の体勢だ。  片手で頭を抑えて固定しキスをする。もう片手で背中を押さえる。  芳玲の体を固定すると、肉棒を最奥まで突っ込み先端を子宮口に合わせる。そして大きな気の塊を叩き込んだ。 「ああああー……」  芳玲が大きな声をあげた。  一発目で子宮を焼き尽くし、首の根元まで気の道が通る。芳玲は突然の快感に驚き、塞がれている口からうめき声をあげる。体を反らそうとするが武志ががっちり押さえ込んでいて動けない。気の使い手の場合は気を受けやすいのかもしれない。それとも子宮に溜った芳玲の気と打ち込まれた武志の気が反応しているのだろうか。今までの相手より気の流れが良い。 「あ、あ、あ、ああああーっ」  そして二発目が芳玲を襲う。気は一気に脳まで届き頭の中を一瞬で白く染め上げ快感を爆発させる。先ほどよりも大きな力でもがくが武志は芳玲を離さない。 「ぅおおおおおーん」  三発目が打ち込まれ芳玲は今までで一番大きな生臭い声をあげる。子宮から背中、脳まで焼き尽くされ頭の中で何かが爆発する。体をぶるるると震わせているのは軽く達した証拠だ。  合計三発。普通なら二発で十分気の道が通るのだが、形成を逆転する為にいつもより一発多めに気を送る。  武志はチャンスと見て循環の技を開始する。肉棒の先端で子宮口をゴリゴリとこすり、舌を吸い上げる。そして気を流し始めた。 (な、なに?)  芳玲は突然何が起こったのか分からなかった。武志に抱き寄せられたかと思うと急に快感が体を突き抜けた。子宮が燃えるように熱くなり、下半身が溶けてしまった様になる。ピリピリ痺れるような快感がある事で下半身がまだ存在していると分かる。背中も熱を持ち、寒気に似た体が震える快感が走る。頭の中は白いガスで満たされ思考力が急激に落ちていく。  まさか、この相手は気を使っている。それも大量の気を送り込んでいるのか。それ以外にこんな急に快感が湧き上がるとは考えられない。自分が今まで相手にしてきた男が言っていた感覚が自分を襲っている。子宮がより強い快感を求めて激しく疼く。秘肉の中では濃い本気汁がじわじわと滲み出している。  この男は普通の男ではない。芳玲は気を持ち直すと『永恒快楽』の技を出す。秘肉から気を滲み出させ肉棒に吸収させる。そしてその気を相手の口から吸取り再び肉棒へ送る。これを相手が倒れるまで続けるのだ。  だが芳玲は、武志が循環と呼ぶ全く同じ技を持っている事を知らなかった。大きな気はすぎたが、小さな気がトロトロと子宮に流されて来ていた。  武志と芳玲は相手がまだ気を流している事に同時に気が付いた。  武志はあれほどの気の塊を受けておきながら、まだ芳玲が反撃してくる事に驚いた。普通の人ならもう何も考えられなくなっているはずだ。  芳玲はあれほどの気を放っておきながら武志にまだ送る気が残っている事に驚いた。自分にはあれほど大量の気を送る事はできない。  二人はお互いに驚きながら気を流し合っている。  武志は必死に射精をこらえていた。少しでも気を抜くとあっという間に出してしまいそうだ。そこで武志は疑問を感じていた。なぜ芳玲は気を一気に送って勝負を付けないのか、今大量に気を流されたら武志は一たまりも無く吹き上げてしまうだろう。  武志が一気に勝負を付けない理由は、もし全ての気を一気に送っても勝負が付かない場合、確実に負けてしまうからだった。相手の手の内や限界が分からない状態で全ての力を出し切るわけにはいかない。純子や知香の様に絶頂の限界が高い場合や、指で責めていた時に感じた様に芳玲が快感をコントロールできるとしたら気だけではイカせられない。  もし武志が芳玲の立場なら、最初に気を大目に使い、まずは射精させる。そして体力的、精神的に弱った所をさらに責める。二回目は気も通りやすくなり反撃も弱くなっているので一回目より少ない気でイカせることができるだろう。これを繰り返すと勝つことができる。  芳玲がこの手を取らないと言う事は、武志の様に用心しているか、大量の気を送る事ができないかだ。  芳玲は持っている気の量が少ないのだ。気の量が筋肉に比例するとしたら、スリムな芳玲は気の量が少ないのだ。大量に送るだけの気が無いに違いない。となると相手の得意な短距離で戦うよりも苦手な長距離で戦った方が有利になる。このまま何とか現状維持をして相手の力が尽きるのを待ってやる。武志は考えていた。  武志がそう考えていた時、芳玲も必死で快感をコントロールしていた。  ちょっとでもミスをすればあっと言う間に絶頂に達してしまいそうだ。ぎりぎりの綱渡りをしながら意識を秘肉に集中していた。彼の体を見ると底無しの体力を持っていそうだ。このまま長時間の我慢比べになると体力の無い自分が先に根負けするだろう。そうなると後は相手の好きな様になぶられてしまう。それだけは避けなければいけない。  もう、後は気を節約しながら肉体のテクニックで倒すしかない。キス、フェラチオから始まって、これだけの気を送っても射精しないとは相手はよほどの鍛錬を積んでいると思われる。普通のやり方では倒せないだろう。  もう骨を切らせて肉を絶つしかない。なんとか同時絶頂に持ち込む。自分よりは男の相手の方が体力を消耗するだろう。一応自分は体力が無いように見えても耐久訓練は受けている。ノーマル・セックスならば相当の回数をこなす事ができる。いつか相手が先にギブアップするだろう。  芳玲は秘肉を締めて武志を追い込みに掛かった。  武志は肉棒が急に締め付けられるのを感じた。芳玲が勝負に来たのか。何とか我慢しなければいけない。締まりはどんどん強くなっていく、S部隊で一番締りが良い知香と同じ位までに締め上げてくる。しかも秘肉が締まりながらうねって来る。根元から先端に搾り取るように肉が動いている。中国側は中の肉まで自由に動かせるのかと武志は驚かされた。  さらに芳玲は肉棒を中心に腰を回し始めた。それにより肉棒に捻りの刺激が加わる。  さらに芳玲は自分の子宮口で亀頭の先端をグリグリこね回す。  これには武志も溜らず声を上げた。 「おおおおーっ」 「ん、ん、ん、んっ」  芳玲も自分の体の動きに合わせて可愛いあえぎ声を出す。  武志は射精感が限界近くまで来ていた。気を流されるだけでも危なかったのに、テクニックを追加されるとあっと言う間に追い込まれていく。  芳玲がキスを外すと武志の耳元に口を寄せた。 「気持ち良いです。気持ち良いです。気持ち良いですかぁ……」  日本語が話せるじゃないかと武志はちょっと拍子抜けした。だが、体の方はそれ所じゃない。可愛い声で少したどたどしい日本語を耳元で話されると、ゾクーっとした快感が走る。 「あー、いいです。凄いー。もういきそうです。一緒にイッて。いっぱい出して。中にいっぱい出して。あなたをください」  芳玲が耳元でしゃべり続ける。それに合わせて秘肉もリズミカルにさらに締めてくる。  超美少女に耳元でそんな事を言われて、イカないほうがおかしい。もうダメだ、最後の技を出すしかない。武志は奥義を出す事を決心した。  この三週間必死で練習した奥義逆流を出す時が来た。丹田に意識を集中し一瞬で気を整え逆流させる。  吐き気が武志を襲う。胸焼けに似た気持ち悪さが背中をゆっくりと昇っていく。  武志は我慢しながら腰を動かし続ける。焼ける感じが背中を昇りきり、首筋を上がっていく、そしてついに脳にまで達する。  ずっきーんと激しい頭痛がする。焼ける感じと激しい頭痛がおさまると、今度はずきずきと鈍い頭痛と倦怠感が襲ってくる。逆流は完成した。射精感が少しずつおさまって来る。後は芳玲をイカせるだけだ。武志は大きく腰を振り始める。  芳玲はすぐに異変に気が付いた。  急に自分の気が流れなくなったと思ったら、武志からの気も流れてこなくなった。武志の顔を見ると眉間に皺を寄せ目を閉じている。何か技を使ってお互いの気を無効にしたのだ。後は体力勝負に持ち込むつもりだと分かった。  芳玲は負けられないと、武志の腰の動きに合わせて自分も腰を振る。そして胸を擦り付ける。武志の耳から首筋にかけて唇と舌を這わせる。時に吸い付き、キスマークを付けながら耳元でささやく。 「出してー、出してー、いっぱい出してー、精液いっぱい出してー、ああー……」  武志はもうテクニックも何も無くただ無心に腰を振る。意識は頭痛を我慢するのと気を逆流させるのにいっぱいで射精感を押さえる所まで回らない。一旦落ち着いた射精感がじりじりとこみ上げてくる。  芳玲は秘肉を自在に締め、動かし、搾り取ろうとする。しかし、武志の肉棒は遠慮なく肉壁をこすり上げ、最奥を激しく突いてくる。こんなに激しい動きは初めてだった。複数の男性を相手に回数をこなした事もあるが、一人当たりの時間は短いものだった。たいていの男はあっという間に出してしまうので、これほど長い時間こすられ続けるのは、久しぶりのことだ。それに人が入れ替わる時には一瞬だけでも休息があるが、休み無しに刺激を受け続けている。  持てる全てのテクニックを使って肉棒を絞り上げるがまだ射精しない。ものすごいタフさだ。少しずつ性感を高められてしまう。 「ぅおおおおー」 「あああああー」  武志と芳玲の二人が叫ぶ。  芳玲が背を丸め武志の片方の乳首に吸い付き、もう片方の乳首を爪の先で引っかく。武志も負けじと両方の乳首を摘み思い切り引っ張る。 「いぎぃー」  芳玲が乳首を咥えながら悲鳴を上げる。  お返しだと武志の乳首を強めに噛んでやる。  お互いの乳首を責め合いながらも腰の動きは止まらない。  武志の亀頭は膨らみ射精が近い事を知らせる。  芳玲の秘肉はヒクヒクと痙攣を始め絶頂が近い事を知らせる。  二人はお互いの最後が近い事がお互いに分かった。 「うぉおおおおぉーー……」  武志は頭痛をこらえながら最後の力を振り絞って腰の動きを最大スピードに上げる。 「XXX、XXX、XXXー……」  芳玲は中国語で何かを叫びながら秘肉を力一杯締め上げる。  そして最後の時が訪れた。 「出るぅっ」  武志はとうとう我慢しきれずに射精の引き金を引いた。  どびゅるるるるー、ぶびゅるるるー、びゅるるー、びゅるるー……。  武志の溜っていた精液が凄い勢いで、芳玲の子宮を叩き、秘肉の中を満たしていく。 「うっ、あぅぅぅーー……」  芳玲は一番奥を熱いものが激しい勢いで叩く感覚に絶頂に達する。  体を硬直させブルブルと震わせながらも、ひくつく秘肉で肉棒を絞り上げる。  びゅる……、びゅる……、びゅる……。  武志は残り汁まで出しつくす。  芳玲が力尽き、武志に体重を預けて来た。荒い息をしている。  武志も気の逆流を止め。荒い息をする。  二人はしばらくの間そのままの格好で大きく息をしていた。二人とも体力を使い果たし動くのもおっくうになっていた。  体を鍛えている武志は復活するのが早かったが、華奢な芳玲は時間が掛かる。  今なら芳玲を堕ちるまで責められると武志は思ったが、なぜか、続きをする気にはなれなかった。  もう十分戦ったという気持ちで、これ以上は蛇足だと感じた。それに、あまり時間を掛けすぎて、中国側の応援が来たらという恐れもあった。  芳玲とは勝負抜きでもう一度会えれば、人生最高のセックスができそうな気がするが、おそらく、もう二度と会えないのが残念だった。  武志は芳玲を抱え浴室に運ぶ。なんとか一人で立たせお湯を掛け丁寧に洗ってやる。武志も自分の体を洗う。  きれいになった所で、浴室を出る。二人は何も言わずに服を着る。武志は芳玲の化粧が終わるのを待つ。  部屋を出る前に芳玲は武志に聞いた。 「あなたの名前は」 「武志です」 「また会いましょう。サイツェン」  それだけ言うと、芳玲は一人で部屋を出て行った。もうお互いに一般人ではない事が分かっている。芳玲も武志が諜報組織の人間だと薄々分かっているだろう。そんな二人に会話は不要だった。どうせ聞いても本当の事を話すはずがないからだ。そして二度と会うことも無い。  武志が少しだけ時間をずらして部屋を出ると、ホテル前に車が一台止まり中から誰かが手招きしている。近づいてみると優子だった。想定外の事に車で迎えに来たのだ。 「乗って」  武志が乗ると車を発進させながら優子が聞いた。 「どうなったの」 「引き分けでした。すみません。倒せませんでした」 「そっか……。まあいいわ、私の任務はあなたを無事日本へ送り返せば、おしまい。尾行が無いのを確認したらホテルの近くまで送るわ」  翌日の武志は一日中寝込んでいた。逆流の技の後遺症で頭が痛く、体がだるくて動きたくなかった。  食事は優子に買ってきてもらった物で済ませ、頭痛薬を飲みずっと横になっていた。  横になると昨夜の芳玲の事を思い出してしまう。凄い相手だった。やはり房中術の本場は違う。気による快楽は凄まじい物がある。鍛錬を積んでいる武志でさえあっと言う間に射精直前まで追い込まれてしまった。  まだ若いのに知香と同程度かそれ以上のテクニックを持っている。彼女が今後も成長すると恐ろしいものになる。今の痩せた体に、脂が必要な所にのれば、なまめかしさが加わりとんでもない美女になるだろう。  普通に考えれば中国側が一介の技術者相手にトップの隊員を出してくるはずが無い。と言う事は芳玲以上の隊員が中国には居る事になる。芳玲でさえ奥義を使ってようやく引き分けに持ち込めたのだ、彼女以上の女性には勝てる気がしない。今以上の鍛錬を積むとともに残った奥義もマスターしないといけない。そうしないと次に中国と戦う場合には負けてしまうだろう。  それから武志は昨夜の戦いを分析してみる。  まず、最初からお互いの正体を知った上で芳玲と戦ったらどうなっていただろう。これはお互いの技やレベルが分からない以上、似た様な戦いになる。そして武志が奥義を出して引き分けになったであろう。  奥義逆流を使わなかったらどうなっていただろう。これはおそらく負けていただろう。実際芳玲の技には我慢ができずに射精寸前まで行った。奥義を使わなかったら射精してしまい。後はなし崩しに一方的に絞られた気がする。  しかし、もう一度戦った場合は多分勝てるだろう。肉体的な技やレベルでは負けているが、気の量と体力では圧倒的に勝っている。そして芳玲の絶頂限界の高さも分かった。という事は、始まると同時に相手が絶頂に達するまで大量の気を送り続ければいいのである。そして相手がふらふらになった所で止めを刺して失神させれば良いのである。  こう考えると気の使い手と戦う場合に必要なのは、相手の気の量を読み取る力である。これさえ有れば、相手の気の量が少ない場合は気の量で勝負をし、多い場合は奥義逆流を使ってお互いの気を無効にして体力勝負へ持ち込めば良い事になる。  しかし、気の量を読み取る力を手に入れようにも修行ができない。古文書には修行の方法は書いてあるが、気を持った女性が居る事が前提になっている。だが、その女性の探し方、育て方などは書いていない。武志の周りには気を持った女性がいないから修行のやりようが無い。  清佳、芳玲と二人の女性を考えてみると外見的な特長は無いと思う。敢えて特徴を探すと肌へ触れたときの感触が他の人と違う気がする。柔らかい肌や手触りの良い肌に触った時に感じる気持ち良い感触とは違う。二人の肌には自分の手が弱い性感帯になったかの様な気持ち良さが有った。おそらく気の持ち主は普段から体全体から微弱な気を放出しているのかもしれない。  良く考えてみると武志に思い当たる節があった。一日で発生する気の量、体に溜められる気の量は日次ではそれほど変化が無い。では気が満杯の状態では気の発生はどうなるのか。今までは特に理由も無く、満杯なら気は作られないだろう。足りなくなったら作られるのだろうと漠然と考えていた。だが、発生の量が一定もしくはゼロにはならないとしたら。余った気が自然と肌から放出されると考えても不思議ではない。  もっと考えると気は絶えず肌から少しずつ漏れているのかもしれない。おそらく気は一種のエネルギーだと思われる。体温が少しずつ体の外へ出て行くように、気が漏れていてもおかしくない。物質ではないのだから完全に閉じ込めておく事ができないのだろう。  この件は日本に帰ってからじっくり考えてみる必要があると武志は思った。  出国は何事も無く、無事日本へ帰国する事ができた。万が一中国の公安か何かが空港で張っていたらどうしよかと思って内心ではびびっていたが何も無かった。公安の力なら顔の分かっている外国人旅行者の一人を探すのは簡単だろうから、捕まえる気が無いのだろう。直接的な被害が無い以上面倒なので放置するという所だろう。  成田にはいつもの車が迎えに来ていた。尾行がいるかを確認しないといけないと、車はしばらくでたらめに走っている。尾行の有無を確認してから、車は頼子部長のところへ向かった。 「大体の報告は聞いています。詳しい報告書は後で出してもらうとして、それで、どうだったの」 「中国四千年の技は凄いものがありました。引き分けにするのが精一杯でした」 「うちの隊員と比べてどう違うの」 「まず外見やスタイルはA級かB級クラスで、テクニックやあそこの具合はA級以上です。それに彼女は気か何かを使ってきます」 「あら、武志君と同じなの」  武志は驚いて一瞬言葉を失った。まさか頼子は自分が気の使い手だという事を知っているのか。でも自分は一度も人に言った事は無い。もし頼子が知らないのに余計な事を言ってやぶへびになったら困る。でも知らないとしたら今の発言はどういう意味だ。  武志の頭の中を色々な考えが駆け回り、頼子に返事ができない。 「武志君は、まさか、私が知らないと思っていたの」 「な、何の事ですか」 「武志君が気を使う事よ」  頼子は知っていたのか。武志は衝撃を受けた。 「な、な、なんで知ってるんですか」  武志はうろたえた声を出してしまう。 「最初から知ってたわよ。一条流は将軍家に鍛錬の指導をしていたでしょ。それで古文書が残っていて鍛錬内容も分かってるわ。それにあなたの体液を調べても特殊な成分は見つからなかったし、隊員からの報告もあったしで、特殊な薬品や体技ではないと分かっていたから。それから武志君のセックスをサーモグラフィーで調べると体の一部が高温になっているの。それから考えると何らかのエネルギーだと考えるしかないわ」 「じゃあなぜ俺を隊に誘ったんですか。自分達で鍛錬すればいいじゃないですか」 「将軍家へ教えていた内容は全体のごく一部なんでしょ。それに鍛錬には時間が掛かって武志君のレベルへ達するには小さい頃からの長年の鍛錬が必要なんでしょ」  確かにその通りだ。一条流が将軍家に教えていたのは第一段階か第二段階までであるし、それさえ数年で物にできるものでもない。 「この事は他の隊員は知っているんですか」 「私以外は知らないけど、勘の良い子ならある程度は気付いていると思うわ。もちろん私から言う気は無いのよ」  武志は頼子との格の違いを見せつけられた気がした。またもや頼子の手の上で遊ばされていたのだ。 「そんな事は気にしないで武志君は自分の技を磨けばいいのよ。他の人が真似できないほどの技を身に付ければ良いだけなんだから」  確かにその通りだが、他人に言われると、とてもくやしく感じる。武志は何も言い返せない。 「それじゃあ、今日はこれで終わりにしましょう。報告書をよろしくね」  そう言って頼子は武志へ紙の束を渡した。アメリカ出張の時にも書いた、相手の事についての質問事項が数百個もある物だ。そして頼子は部屋を出て行った。  中国から帰って武志は数日間魂が抜けた状態になっていた。旅行による疲れ、奥義を使った事による体調不良、自分より上のレベルが人間がいる事への徒労感、頼子が気の事を知っていた驚き、それらの事が重なり精神的にも体調的にも乱れていた。  だが体調が戻ってくるにつれて武志は元気を取り戻していった。頼子が言うように、今は自分の技を磨くしかない。難しい事はやる事をやってから考えれば良いのだ。頼子が知っていたからといって状況は何も変わらないのだから。  武志は毎日のトレーニングと英語の勉強を再開した。そして週二回の純子との訓練も再開する。  武志の大きな目標としては全ての奥義の習得と女性の気の量を測る事がある。これはすぐにできるものではない暇を見つけてコツコツやるしかない。短期的な目標としてはトレーニング量の増加とそれに伴う気の量の増加である。これはトレーナーの指導を受けながら毎日地道にやるしかない。  いつか頼子の鼻を明かす日の事を考えながら武志は日々のトレーニングに汗を流していった。 第4部へ続く... 動画 アダルト動画 ライブチャット