<第2部:丹家衆> <第8章>  静香に会う約束の日曜日、武志は期待でワクワクしながら公園へ向かった。  最初の予定では今日の日曜日は混寝会の日で、明日の建国記念日に静香と会う予定だった。そこに美穂の『武志君、バレンタインの夜は明けといてよ』の一言で、十四日水曜日の夜に臨時の混寝会が開かれる事になった。武志が週に三回も会うのはきついと言うと、日曜日に静香、水曜日に混寝会と決まった。  それで今の武志の体には一週間分の気と精液が溜まっている。  美穂があれほど褒めるとはどんな人なんだろうか。武志は大学の合格発表の時以来のドキドキ感でいっぱいだ。  十時五分前に公園に着くとすでに美穂ともう一人の女性が来ていた。  遠目に見ても良さそうな人の気がしたが、近づいて驚いた。関係無い通りがかりの人がたまたま美穂と話をしているのだろうかと思った。この綺麗な人が静香でこれからセックスをするなど信じられない。そのくらい綺麗な人だった。  初めて麗華に会った時にもこんな綺麗な人とセックスをしても良いのかと思ったが、静香の美しさは麗華と同じかそれ以上だった。そんな静香に悩みが有るなど信じられない。男など選り取りみどりのはずだ。 「武志くーん」  美穂がうれしそうに手を振った。 「この男の子が武志君。私とは毎週会ってるの。それでこちらが静香ちゃん。前にも話したけど同じ所で働いてるの。可愛い子でしょ」 「はじめまして、静香です」 「武志です」  美穂に紹介されて武志は軽く会釈したが、その後静香の顔を間近に見て固まってしまった。近くで見るとさらに綺麗だ。  麗華を花に例えるとユリの様な静かな美しさだが、静香はカーネーションやマーガレットの様な明るい美しさだ。そして麗華がミス学園とかで優勝するような学校で一番綺麗なレベルだとすると、静香はミス観光大使とかに選ばれる市内で一番美しいというレベルだろうか。  髪は少し色を抜き明るい感じでセミロング、今風に毛先を梳きわずかにカールさせている。  アーモンド型の大きな瞳に高い鼻、外人風の大きい口がバランス良く配置されている。唇は下側がほんの少し厚くてエッチな感じがする。プルプルで透明感のある淡い赤のリップがとても似合っている。  膝下までのロングブーツにミニスカート、セーターにショートコートという服装は静香の雰囲気に合っている。ミニスカートからのぞく脚はスタイルの良さを想像させる。  身長はブーツを履いているので分からないが160cmちょっと位だろう。 「武志君、どうしたの」  武志の反応が無いのにいぶかしんだ美穂が声を掛けた。 「あっ、いや何でもないです。あ、あの、静香さんがあまりに綺麗でびっくりして」 「武志君でもそんなお世辞を言うんだ。私にはそんな事言ったこと無いくせに」 「えっ、美穂さんも綺麗ですよ。ただ、美穂さんと初めて会った時は、俺はまだ若かったから」 「そんな取って付けたように私へお世辞を言わなくても。それより静香ちゃんはどう。気に入った」 「気に入るも何も、本当に俺でいいんですか。静香さんなら俺なんか相手にしなくても、もっといい男が見つかるんじゃないですか」 「そのいい男から振られて静香は悩んでるんだから。静香のほうは武志君で大丈夫」 「やさしそうな人で安心しました。美穂さんから色々話は聞いてますので、よろしくお願いします」 「じゃあ二人ともOKね。じゃあ武志君、静香は車で来てるから二人で行って色々相談にのってあげてね。私はこれで引き上げるから。何かあったら携帯へ電話して」 「美穂さん、わざわざありがとうございました」  静香は美穂にお辞儀をした。美穂は二人へ手を振ると帰っていった。  二人になり武志が急に緊張して話ができずにいると、気を利かせて静香が言った。 「とりあえず、お話できる所へ行きましょうか」  静香は武志を駐車場へ案内し、二人が乗り込むと車を走らせ始めた。車はしばらく走るとファッションホテルへ入った。静香は適当に部屋を選ぶと、武志をエスコートするかのように歩いていく。  武志は心の中で男なんだし年も二つしか違わないし自分が相談を受ける側なんだから、しゃんとしなきゃと思っていた。しかし、どうも静香のペースに押されている。  慣れてるみたいだけどよく来るのかなとか、綺麗な人はホテルもおしゃれなところを選ぶんだなとか考えていた。  部屋へ入り二人は上着をハンガーにかけるとソファに並んで腰掛けた。  コートを脱いだ静香は形の良さそうな胸のラインをあらわにして、武志をさらにどぎまぎさせた。  香水の香りか静香の体臭か甘い匂いも、武志を刺激する。 「本当に今日はありがとう。忙しかったんじゃないの」 「ぜんぜん、ぜんぜん暇ですよ。毎週日曜日は美穂さん達に会うだけですから。今週は十四日に会う事になってますから、今日一日空いてます」  武志は興奮と恥ずかしさで静香の方を向いて話せない。 「という事は毎週美穂さんとはエッチしてるのね。美穂さんによるとすっごくエッチがうまいらしいね」 「いや、そんな、うまいって訳じゃ。自分じゃよく分からないんですけど」 「そんな謙遜しなくても、美穂さんはいつも失神させられちゃうって言ってたわよ。うらやましい、私なんかイッた事が無いのよ」  静香は悲しげに言うと、本題を切り出した。 「それで相談なんだけど、今まで何人かの人と付き合ったんだけど、みんな私のあそこがおかしいとか、変だとか言うのよ。それにエッチしても自分だけさっさと終わって私は全然気持ち良くないし。変だとか言うくせに男はエッチばかりしたがるし。それで嫌になって別れちゃうの。でもあそこがおかしいなんて人に相談しにくいし、病院へ行くのも恥ずかしいし。それで武志君を紹介してもらったの。それに武志君ならイカせてくれるかもって気がするし」 「大体話は分かりました。最後にもう一回だけ聞きますけど。本当にいいんですね」 「私の体を調べて、思いっきり好きにして。それに今日は大丈夫な日だから」  静香は明るく言った。  二人は向かい合うとキスをした。静香は片手を頭に片手を背中に回しやんわりと武志を抱き締める。  武志も両手を静香の背中に回し、柔らかな抱き心地を味わう。  静香は唇をついばむ様に軽いキスから入る。上唇、下唇、両方同時にと唇で唇を愛撫する。  武志は美女の甘いキスにのぼせ上がる。両手からは柔らかい体の感触と体温が伝わる。胸元から登る甘い体臭も濃い。早くも興奮で頭が爆発しそうだ。  静香が舌を出してきた。唇をチロチロ舐めてくる。武志が焦って舌を出し絡ませようとすると、引っ込んでしまう。武志が舌をしまうと、また出てきて唇の表面から内側までゆっくり舐めていく。  武志はじらされ、もどかしくて静香の尻を掴む。張りがあってそれでいて柔らかい。指が沈み込む。尻を引き寄せ静香の腹へ既に固い肉棒を押し当てる。もっと刺激をもらわないとおかしくなりそうだ。  スカートをめくり、ショーツの上から揉む。スカートの生地越しではないので、柔らかさが手の平に直接伝わってくる。ショーツを真ん中に寄せTバックにしてやろうとすると、 「だーめ」  静香が軽く手で押さえる。  代わりに舌を武志の口の中に入れてくる。武志は必死に舌を絡め、吸う。  静香が唾液を流してきたので吸う。甘い。唾液に味なんか無いはずなのに甘く感じる。静香は何でも甘い。体臭も甘い。顔に掛かるかすかな鼻息も甘い。興奮のあまり静香に襲い掛かりそうになるのを理性で必死に押さえる。  静香は武志の興奮が最高潮に達したのが分かったのか、武志のシャツを脱がせ始める。その間もキスはやめず、上あごのくすぐったい所を舌先で舐めたり、鼻から色っぽい声を漏らし、武志を興奮させる。  武志は両腕をだらりと下げ、静香に全てを任せる。だんだん思考能力を奪われていくようだ。  静香は苦労して武志のシャツを脱がし終わった。背の高さが違うのでキスしたままだと難しかったようだ。 「思ったより良い体をしてるね」  静香は武志の裸の体へ手を這わせる。筋肉質の引き締まった体を確認し味わう。たまに乳首をクリクリしたり、脇腹をくすぐり武志を悶えさせる。  上半身を調べ終わったのか、静香は武志のズボンに手をかけた。下を見ないで器用に外していく。そして同時に体を舐め始める。首筋から胸元にかけて吸い付き、舐める。舐め方も単調ではなく、舌先を尖らせ円を描くかと思うと、柔らかくした舌でペローっと舐めたりする。  ズボンが下ろされた時には、武志は声を我慢するのが精一杯なほど責め上げられていた。  静香は最後に取っておいた乳首を舐めながら、トランクスの上から肉棒をさする。両方の乳首を交互に味わいながら、肉棒をゆっくり軽くさする。  武志は声が出るのを押さえられなかった。 「あっ……、あ……」  乳首を吸って、軽く噛んで欲しいが恥ずかしくて言えない。肉棒は痛いほどに硬くなり猛りきっている。  静香に気持ちが伝わったのか、乳首が吸われる。静香は吸いながら舌先で嬲る。 「あー、いいです、それ」  静香は交互に乳首を吸う。片手で空いている乳首を転がし、片手で肉棒をさする。  武志はこのままではダメだと思いながらも、こみあがる射精感を押さえるのでいっぱいだった。  静香は口を離すと、膝立ちになりトランクスに手をかけた。武志を恥ずかしがらせながらゆっくりと降ろしていく。足元に絡まっていたズボンと一緒に脱がし、靴下も脱がせる。  武志は全裸にされてしまった。静香の方はまだ何も脱いでいない。静香が武志の腰に手を当て、股間に顔を近づける。触れないようにしながら、息を大きく吸い匂いを確認していく。  武志は普通ありえない状況に、興奮と恥ずかしさで頭がおかしくなりそうだ。  初対面の美女が全裸の自分の前に服を着たままひざまずき、肉棒の匂いを嗅いでいる。AVでも見た事が無い気がする。  ただ武志はここ数年AVやエロ漫画をあまり見た事が無い。オナニーでの射精を禁じられていたので、見るとどうしても出したくなるため自分からは見た事が無い。友人に誘われて仕方が無い時や、祖父から技術の学習用に渡される物を見る位だった。週末はたいていセックスをしていたので見る必要も無かった。 「いい匂いよ。興奮してくる」  静香は一番匂いがこもる袋の付け根に鼻を寄せる。 「ちょっと汗臭いけど、若いオスの匂いがする」  肉棒を握り、裏の縫い目に鼻を寄せながら言う。 「おちんちんも普通より太くて長くて素敵。エラの張りも立派。皮も剥けきってるし、きれいにしてある」  武志は自分の匂いや肉棒の評価をされ恥ずかしくてどうしていいか分からない。眼をつむり、こぶしを握り締め耐える。顔は真っ赤になっている。  今のエロい状況に、静香のエロいセリフで、自分がAVの世界へ引き込まれたかの様な気持ちになる。  静香の舌が肉棒の先端を舐めた。先端からにじみ出ていた汁が静香に舐め取られる。  武志はああーっと声を出し、腰を引いてしまう。 「お汁の味もしょっぱくていいわ」  そう言って静香は大きく口を開け先端を咥えた。  目をつむっていた武志は一瞬何が起きたか分からなかった。亀頭が温かくぬめった物にくるまれる。  フェラチオされてる。美しい静香が口に咥えるなど想像できなかった。それが現実に起きている。  静香は口の中も素晴らしかった。舌が亀頭を優しく愛撫してくれている。敏感な先端を舐めたり、エラに沿って動かしたりする。軽く吸ってもくれる。  武志は丹田に意識を集中し、体に力を込め射精を必死に抑える。  静香はゆっくりと頭を動かし始めた。口の奥まで飲み込むと、ぎりぎりまで出す。その間も舌はずっと動いている。手も添えられている。とてつもなく気持ち良い。  今までメンバーの中でフェラは美穂か麻衣がうまいと思っていた。年長者だけあり肉棒の事を知り尽くした美穂とフェラ好きで素晴らしいテクの麻衣。だが、静香は二人を合わせたよりうまい。美穂より感じるポイントを知り、麻衣よりテクがある。  唇の締め具合、舌の動かし方、手の使い方、美穂と麻衣よりワンランク上の感じだ。  武志は必死にこらえる。もし今、尻の穴を触られたら、あっけなく吹いてしまうだろう。 「気持ち良い?」 「すごいです。出ちゃいそうです」  静香は尻が武志の弱点だとは知らず、より深く、より速く肉棒を飲み込んでいく。片手で腰を掴み、片手で乳首をクリクリと刺激する。  尻を責められない事にひとまず安心した武志は、少し落ち着きフェラを味わう余裕が出てきた。  射精感をぎりぎりの所で押さえ、一番気持ち良い状態を続ける。武志が長年修行してきた事だ。  静香の素晴らしいテクニックをしばらく味わう。肉棒が溶けそうに気持ち良い。鼠蹊部から腰にかけてピリピリ痺れるくらい感じる。  それに静香のフェラ顔は美しい。普通の人はフェラチオをするとどうしても醜くなる。悪い事ではなく、そこに嫌悪を感じることはなく、征服感、けなげさ、いとしさを感じる。例外は麗華で、麗華がフェラチオする所を見ると被虐美を感じる。美しく気高いものが穢される時のはかなさを感じる。  だが、静香のフェラ顔は美しい。元が良いというのもあるが、歪まず、苦しまないからかもしれない。たまに上目遣いで見せる顔はぞくっとする美しさがある。  武志はその美しさを穢す誘惑にかられる。喉の奥まで入れるとこの顔も苦痛に歪むのだろうか。口の中に出すと飲み込んでくれるか。顔にかけると美しさはどう変わるのか。  武志は自分にはSMの興味も素質も無いと思っている。経験も無い。だが、たまに美しい物を穢す誘惑にかられる事がある。理性で押さえ付けているが、自分のどす黒い一面に薄ら寒いものを感じる。 (おかしい、これだけやって出さないなんて)  武志がいつまでたっても射精しない事に静香はとまどっていた。今までの男なら、ここまでしないうちに出してしまっている。なぜ武志は我慢できるのか。多少自信の有ったフェラテクはまだまだなのか。  静香は立ち上がりセーターとスカートを脱いだ。  武志はやっと胸が見られると喜んだが、静香は下にキャミソールを着ていた。どこまでもじらす気の様だ。  白に細かいピンクの花柄が入った可愛い下着だ。下着は上下セットじゃないと違和感を感じてしまう武志だが、ちゃんと上下セットになっている。恐らくブラもセットだろう。  静香は脚もきれいだった。細さでいくと麗華と麻衣の中間くらいで適度な細さで長く滑らかだ。脚を揃えて立っても、太ももの間にわずかに隙間があり、恥丘の膨らみを強調している。  静香がキャミソールも脱いだ。  ようやく胸が見える。ハーフカップのブラから形の良さそうな胸がこぼれている。大きさはCカップ位だろうか。武志は食い入るように見つめた。  ショーツも全体が見える。ハイレグ気味で腰の両側は細くなっている。自分の趣味とぴったり合っている。好みを知られている気さえする。  静香が手を背中に回しブラのホックを外す。手でカップを押さえながら器用に肩紐をはずすと、ブラを取り去った。 「き、きれいです」  武志から思わず言葉が漏れた。  乳房はお椀型にきれいに盛り上がっている。乳輪と乳首は濃いピンク色であまり色素沈着していない。  乳輪は小さめで、普通位の大きさの乳首は既に立ち上がっている。  綺麗だ。武志は心から思った。スリムな麗華、ナイスバディの麻衣と比べて全然負けてない。  手、脚も細く長い。日焼けしていない肌は白く美しい。清純派アイドルの裸を見ているようだ。  これは週刊誌の巻頭グラビアを十分飾れるくらいのスタイルだ。  武志の興奮は最高潮に達した。 「て、手を後ろで組んでもらえますか」  思わず武志はお願いした。  静香は恥ずかしいのか少し顔を背けながら後ろで手を組んだ。胸が少し突き出される。  武志はふらふらと近づくと。乳首を口に含んだ。 「あっ」  静香が声を上げる。  武志は静香の乳首を心ゆくまで味わう。舌触りも良く美味しい。甘いエキスでも出ているようだ。鼻に甘い体臭が濃く香る。静香は何もかもが甘い。  両手で乳房を触ると、尻と同様に張りがあるのに柔らかい。大きさも自分の手にちょうど合うサイズだ。  最初はやわやわと表面の感触を味わい、だんだん力を入れ乳房全体の感触を確かめる。乳房の奥には弾力がある物が詰まっている。揉んでいるだけで気持ち良くなってくる。  たまらず指先から気を送りながら、夢中になって揉みまくる。口は乳首を交互にチューチュー吸い、舌先で乳首をはじき上げる。 「あん、あん、あっ、あー」  静香が可愛い声を上げ、武志の頭を掴む。  ここまでじらされていた武志はまだまだ満足せず、吸い、揉みまくる。  静香は胸が熱くなり痺れてくるのを感じていた。その痺れが背中から頭まで広がっていく。 (この子うまい)  普通の揉み方だが、なぜかいつも以上に感じてしまう。体の奥に火がつき、広がっていく。お腹の奥がじゅんっとなって、濡れていくのが分かる。  このままでは胸だけで追い上げられてしまうのは分かっていたが、気持ち良さにうっとりなり止められない。体が自然とうねって、両脚をすり合わせてしまう。  武志は静香の動きを見て、股間に手を伸ばした。ショーツの上から恥丘に手を当てる。ふっくらと盛り上がり気持ちが良さそうだ。  そのまま子宮へ向けて大量の気を送ってやる。これで子宮が疼き焼けるように感じるはずだ。 「えっ、あ、あーーっ、あぁー……」  静香のあえぎと、もだえ声が大きくなってくる。しかし、送っている気の量の割には反応が少ない。美穂達なら軽く絶頂まで達している量だ。  武志は股間の手をずらし、指先をクリトリスに当てた。細かく震わせながら大量の気を送る。 「ああー、いいー、だめー、それだめー、あぁあー」  静香は武志の頭を強く掴み耐える。武志の気の責めで静香は一気に駆け上がる。  武志は乳首を吸い、片手で乳首を、片手でクリの三ヶ所責めを続ける。  静香が軽くイキそうになってくると、気を送るのを止めて責めを続ける。静香が少し落ち着くと再び気を送り始める。  そうしてイク寸前の状態を続けさせる。自分の射精感もかなり治まってきた。これで挿入してもすぐに出してしまう事は無く、静香をイカせることができると思い、責めをだんだん弱めていった。  静香は快楽に思考能力を奪われながらも考えていた。 (やっぱり、おかしい)  自分がこんなに感じさせられるなんてひさしぶりだ。体中が燃えて熱い。ショーツがぐっしょりになってきたのをどこか遠くで感じる。このままでは簡単にイカされてしまう。この子は凄い。何とかしないといけないが、気持ち良くて反撃できない。どう反撃すれば良いか考えられない。  その時、武志の責めがだんだん弱くなっていった。静香は体がふらふらになっていたが、かんばって立ち続けた。何とか体の中の火を消そうと、深呼吸をして気を落ち着ける。  武志がショーツに手をかけゆっくり降ろしていく。ショーツの端から陰毛が顔を出す。  毛は細くて長くて縮れの少ないものが秘肉の上に揃って生えている。秘肉の周りには毛が無く、きれいに手入れをしている。  陰毛に続いて顔を出した秘肉は薄い茶色ではみ出しも少ない。グロテスクな感じは無く清楚な感じさえする。そこはかなり濡れ、特に入り口の当たりは雫が光っている。 「ベッドに行きましょう」  武志はショーツを脱がすと、武志は静香の手を取りベッドに連れて行った。  ベッドの真ん中に脚を開いて寝かせ、自分は静香の脚の間に正座した。静香はなすがままになっている。  武志は手で両脚を持ち上げ正常位の体勢に入る。先端の位置を合わせると一気に奥まで突き入れた。 「あぅ……」  十分すぎるくらい体に火がついている静香は思わず声を上げた。  肉棒を入れた瞬間、武志はとても驚いた。 (な、中がうにゅうにゅしてる)  今まで相手をしてきた女性では和子の中が一番気持ちよかった。暖かくて柔らかいものがまとわり付いてきてやんわり包み込んでくれる。締め付けでは経験が少なく若い麗華が一番良かったが、なんか硬い感じで気持ち良さでは今一つだった。でも、麗華の場合はあまり使われていない物を自分が開発している様で興奮はした。  だが、静香の中は今まで経験のした事の無い感じだ。細かい無数の襞が細かく動き肉棒を刺激してくる。それでいて内壁全体が適度な力で締め付けてくる。  今までの男が変だと言ったのもうなずける。気持ち良すぎるのだ。少しでも動けばすぐにでも射精してしまいそうだ。射精をコントロールする鍛錬を積んでいる武志でさえこうなのだから、普通の男なら入れたらいくらもしないうちに出してしまうだろう。  要するに静香の中が気持ち良すぎるのだ。それで男はたまらずすぐに出してしまい静香は満足できない。でも男は気持ち良いので何度でもしたがる。そういうことだろう。きっと名器とは彼女みたいなのを言うのだ。  女性には失礼だがいつものメンバーで項目ごとのトップを決めると、顔は麗華、スタイルは麗華か麻衣、巨乳は真由美、秘肉は和子、テクは美穂か麻衣だと思っていた。しかし、静香と比べると巨乳以外の全ての項目で負けている。胸も形でいえば静香が上だ。あえていうと顔は麗華が惜しいくらいだ。 「私のあそこはどう。変じゃない?」  静香が心配げに聞いてくる。 「変じゃないよ。すっごく気持ち良いよ。気持ち良すぎて、すぐに出ちゃいそうだ」 「変じゃないのね。良かった。うれしい」  静香は抱きついて武志にキスをした。武志の舌に絡みつかせ、口の中を舐め、唾液をすする。  やばい、このままでは静香を満足させるどころか、すぐにでも出してしまいそうだ。武志は肉棒に意識を集中し射精を抑えると、まずは反撃の第一弾として舌先からいつもより多めの気を流し込んだ。唾液も一緒に流し込んでやる。  今度は静香が驚いた。急にキスが気持ち良くなった。どうしたんだろう。唾液が甘く感じてきた。薬でも使っているのか。  武志はキスをほどき体を起こすと、静香の胸を両手で掴んで気を送る。乳首、乳輪には触らない様に気を付けながら下側から揉みこむ。  静香は戸惑いが大きくなる。また胸が熱くなってきて急激に快感が上昇してくる。なぜか、胸が凄く感じる。さっきと同じだ。  武志は静香が感じ始めてくると攻撃の先を乳首に変えた。ピンク色のまだ初々しい乳首をつまむと引っ張り上げながら強めの気を送る。 「んんー」  静香は一声上げると軽く絶頂に達してしまった。  それでも武志は攻撃の手を緩めずに乳首を引っ張りながらクリクリと刺激する。静香の綺麗な胸は円錐に形を変えている。 「ああー、ああー、だめー、それだめー」  武志は一気にけりをつけようと乳首はそのままで腰を動かす。まずはゆっくりぎりぎりまで引き出しエラで肉襞を削る。次に一気に最奥まで突きこみ亀頭で子宮口を押し上げ気を流し込む。そのまま腰を回し亀頭でぐりぐり子宮口を刺激する。そしてまた、ゆっくり引き出し、一気に押し込み、ぐりぐり刺激する。これを何度も繰り返す。  静香は絶頂めがけて駆け上がっていく。 「あー凄い、こんなの初めて、すごい、おかしくなるー。もっとー、もっとしてー」  自分でも何を言っているか分からないまま、武志の動きに合わせて腰をせり上げる。 「あー、いくー、いきそう、いくー、あー、あー」  静香の締め付けが強くなり、絶頂がすぐ近くまで来ているのを感じ、武志は止めを刺しにかかった。 「静香さん、中に、中に出すよ」 「いいわ、大丈夫だから、中に出して、いっぱい出して」  一番奥に入れたまま亀頭から一気に大量の気を送り込む。 「来る、来る、来る、来る、大きいのが来るー」  武志は静香の絶頂に合わせ、乳首をつまむ指に一層の力を込め、捻り潰す。  それを引き金に静香は絶頂へ達した。 「いくっ」  短く叫ぶと静香は背中を反らせ、いっそう秘肉を締め付けながら、体をぶるぶる痙攣させた。  武志は静香がイッたのを確認すると、我慢をやめ、一番奥へ大量の精液を注ぎ込んだ。  びゅるるー、びゅるる、びゅるる。  美しい静香を汚すことに大きな興奮を感じながら、武志は満足感に包まれた。  相手が極上の美女だと、射精の後の感慨もひとしおだ。いつもの倍は出たような気がする。  静香は反らせた背中をドスンとベッドに落とすと、目を閉じたまま動かない。  武志は最後の一滴まで出し尽くすと、しばらく余韻を楽しんだ後、肉棒を抜いた。  体を埋めていた物が抜け、ドロリと精液が流れ出す感覚に気が付いたのか、静香は目を開いた。 「凄かった。こんなに感じたの初めて。美穂さんが失神する訳が分かったわ」 「静香さんこそ凄かったですよ。今までで一番気持ち良かったです。いつもの倍は出ましたよ」  武志はティッシュで静香の股間の後始末をしてやりながら言った。自分の物も拭くと静香の横に寝転がった。  少し息を整えてから静香は武志の方に顔を向け言った。 「ねえ、私と付き合わない。体の相性はばっちりだと思うでしょ」 「えー、それはうれしいですし、悩んじゃうんですけど、美穂さん達と一回だけって約束したし。でも乱交サークルに入るのならみんなに頼んでみますよ」 「残念だわ。私達お似合いだと思うんだけど」 「俺も残念です。でも、静香さんみたいな綺麗な人とセックスできたのは良い思い出になりそうです。それに静香さんならすぐにいい男が見つかるでしょ」  静香は悲しそうな顔になった。  そのまま静香が黙り込んでしまったので、何かまずい事を言ったかと武志は慌てた。  しばらく沈黙が続いた後、静香が申し訳なさそうに話し始めた。 「私、武志君に謝らなければいけないことがあるの」 「えっ、何ですか。大抵の事なら怒らないですから言ってください」 「実は美穂さんの会社へ派遣で入ったのは武志君へ会うためだったの」 「えっ、なんで、どういう事ですか」  武志は訳が分からず、疑問の声を上げる。 「私本当は派遣会社の社員じゃなくて、政府の職員なの」 「はあー?」  武志は静かの言っている事が全く理解できない。 「武志君はS部隊って聞いた事は無いかな」  政府?、S部隊?、武志が混乱して黙ってしまっていると、静香は話を続けた。 「じゃあ丹家衆《たんけしゅう》って聞いた事は無いかな」 「丹家衆って、あの、皇室に仕えた丹家衆ですか」  武志は驚いた。丹家衆は知っている。祖父が残してくれた資料に出ていた。  平安時代の朝廷の典薬頭を祖にして皇室の性に関する事を司った一族だ。主に側室女性への性技術の教育を担当したらしい。大正時代に側室が廃止され、その後の消息は分からない。 「詳しい事は話せないけど、その丹家衆が政府の一部として働いているのがS部隊なの。そして私はそのS部隊の隊員なの」 「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。そのS部隊って何をする所なんですか」  どんどん話が大きくなってくる。武志は話に付いていけない。 「セックスの技術を使って、色々諜報活動を行う所。分かりやすく言えばスパイ組織かな」  武志は想像力、理解力の限界を超えてしまい声も出ない。  それでも静香は話を続けた。 「昔から何度か、あなたのおじいさんの武彦氏にS部隊への協力を依頼していたけど断られていたの。それで、武彦氏がなくなられたので、次にあなたのお父さんの武雄氏にお話に行ったの。そしたら、今の当主は武志だから、武志に聞いてくれって言われたの」 (なにー、親父からはそんな事何も聞いてないぞ)  武志はここにいない父にムカッとしてしまう。 「それは、いつ頃の話ですか」 「あなたのお父さんの所に行ったのが去年の十一月頃の話だから三ヶ月くらい前ね。それで、武志君に話をする事になったんだけど、部隊の中でその前に武志君の力がどの程度か知りたいって事になって、私が美穂さんに接近したの。そして色々調べて、最終調査として私が実際に調べる事になったの」  武志はだんだん理解してきた。なぜ静香みたいな綺麗な人が俺と寝ようとしたのか。なぜ静香とのセックスがあんなに気持ち良かったのか。  たしかに話の辻褄は合う。だからといって、こんな荒唐無稽な話をすぐに信じるわけにはいかない。 「突然そんな事を言われても信じられませんよ。何か証拠とか見せてもらえませんか」 「諜報部隊の証拠なんか見せられないわ。武志君が協力すると言ってくれたら、いくらでも見せられるんだけど。でも私のレベルは分かってくれたでしょ。それじゃ証拠にならないかしら」  スパイが自分はスパイだという証拠をもっていたらおかしい。 「そりゃ、静香さんは今まで会った事がある人の中で一番綺麗で、一番スタイルが良くて、一番気持ち良かったですけど。それだけで、こんな途方も無い話を信じろと言われても」 「そりゃそうよね。でも私はこの体を使って信じてもらうしかないの。協力してくれるなら、いつでも会える様になるのよ」 「いきなりそんな事言われても困りますよ。訳が分かりませんよ。それに俺は単なる大学生ですよ。政府がどうのって話をされても、どうしたらいいのかさっぱり分かりませんよ。それに修行だって、まだ途中だし」 「今すぐに決めなくていいの。今日の私の任務は接触と実力測定だけ。ただ、そんな話が有るって知っておいて欲しいの。私は部隊の中では下っ端で、上にはもっと綺麗で、もっと凄い人がいっぱいいるのよ。勧誘には近いうちに私より上の人が来るわ」 「もう少し詳しく教えてください。S部隊とか、丹家衆の事とか」 「だめなの、私が話せるのはここまで。これ以上は、上の人に聞いて。それより、時間はまだ大丈夫でしょ。まだ一条流の技を全部味わってないわ。私もさっきは油断してたから次は本気を出すわよ」  静香はこれ以上話す気はなさそうだ。武志も二回戦目をやるのに不満は無い。 「俺だって、さっきは油断しましたから。次は全力で行きますよ」  武志は静香に飛び掛った。  武志は最初の公園まで静香に送ってもらった。車を降りた武志は静香に聞いた。 「静香さん、最後に聞きたいんですけど、さっきの付き合おうって話は。嘘なんですか」 「半分本気で半分は仕事。武志君が彼氏になってくれたら、付き合いながら徐々に部隊に取り込んでいく予定だったの。でも今までで一番感じたのは本当よ」 「静香さん、また会えますか」 「あなたがS部隊に入ってくれたら、また会えるわ」  静香は寂しそうに言い、手を振りながら車を出した。  その日の夜、美穂から電話がかかってきた。 「静香ちゃんはどうだった」 「悩みは解決したみたいですよ」  武志は静香の本当の目的を話さなかった。それを話すと武志が一条流の使い手である事も話さなければいけない。おそらく美穂達は一条流の事は知らないはずだ。祖父は話していないだろうし、武志も話す気は無い。  祖父からセックスの手ほどきを受けていたくらいに思っていてくれれば、それでいい。嘘ではない。  それに話しても信じてもらえる保証も無い。武志自身半分信じていないのだ。 「綺麗だからってやりまくって体力使い果たしてないでしょうね」 「そんな事無いですよ」 「じゃあ次は十四日、待ち合わせは七時だから、よろしくねー」  静香との別れが悲しいもので少し落ち込んでいたので、美穂の明るい声が武志には救いに感じた。 <第9章>  静香と会ってから二週間が過ぎた。  静香はあの後すぐに別の派遣先に行く事になったといって美穂の会社からいなくなったらしい。美穂によると武志へありがとうと伝えて欲しいとの事だった。  武志はあの日から今までより一層修行に励むようになった。静香は自分は一番下っ端だと言ったが、その静香でさえ凄いテクニックを持っている。あれ以上のテクニックとはどんな物だろうか。自分は耐えられるのだろうか。  丹家衆は武志の先祖のライバルである。日本にある二つの主な性技術の流派の両極でもある。一条流が男性の技術の頂点だとすると、丹家衆は女性側の頂点である。江戸幕府と皇室という意味でも両端に位置している。  他にも各大名が抱えていた者や、忍者集団に属する者等、江戸時代にはいくつかのグループが存在していたが、技術の高さでは一条流と丹家衆が一番上であった。  昔かたぎだった祖父が協力の話を断ったのは分かる。それに祖父は国とか政府とかを信用していなかった。小さい頃から父(武志の曽祖父)に戦争のひどい話を聞かされ自分も空襲体験があり、かなりの戦争嫌いだった。政府に協力しろと言われて素直に応じる祖父ではなかっただろう。  だが、武志にはそんな思い入れやこだわりは無い。今の所、丹家衆とは得体の知れない集まりで静香との忘れられないセックスしかない。あんなセックスができるなら協力してもいいとも思う。確かに政府がどうのと言うのは多少引っかかる。秘密組織めいた物だろうか。命の危険があるのは嫌だ。国の為に命を投げ出す気などサラサラ無い。  一つだけ思いがあるとすれば負けたくないという事だ。十二歳の時から一日も欠かさず体を鍛錬し技を磨いてきた。井の中の蛙かもしれないがセックスだけは誰にも負ける気がしないし、負けたくない。負けてしまうと自分の八年間と先祖を否定されるような気がする。見た事も会った事も無い先祖だが馬鹿にされると気分が悪い。  武志は性格的に少しストイックだ。禁欲的な人は負けず嫌いな一面がある。我慢して努力すれば必ず最後には勝てるという考え方だ。目的の為には努力を惜しまない。今は負けても最後には必ず勝つと考える。  そして武志は負けたくない、その一点のみで、静香より上だというまだ会った事の無い人との対決を考えながら修行に励む。  まずは自己抑制の強化だ。静香の時には入れた瞬間出そうになった。油断していた面はあったが、まだ抑制が足りない。精神を集中し、臍下丹田に力をこめ、射精の少し前で快楽をコントロールする。  次は初めての相手の場合だ。相手が自分とは初めての場合、処女かどうかにかかわらず気の流れが悪い。血管の所々が細くなっていたり詰まっていると血液の流れが悪くなる様な物だ。一条流の教えでは強弱を付けて気を送り隘路を広げるべしとなっている。ゴミの詰まったパイプに勢いよく水を流し、ゴミを吹き飛ばす様なものか。武志はこのやり方をポンプと名付けている。  最近は固定メンバーでセックスする事しかなく、初対面の女性を相手にしたのはかなり前だ。この前の静香が久しぶりだった。それに処女を相手にした事が無い。それで今まで気の流れが良い悪いなどあまり意識した事が無かった。  丹家衆がこれからも接触を続けて来るならば初めて会う相手が増えるかもしれない。基礎に戻って強弱を付けた気の送り方も練習する。  そうしたある日、昼間大学構内を一人で歩いていると、前から驚くような美人が二人武志へ向かって歩いてくる。顔がそっくりなので双子だろうか。  二人は武志の前で立ち止まると話しかけてきた。 「はじめまして、S部隊C級の愛《あい》といいます。静香の先輩になります」 「同じく、優《ゆう》です」  武志は自分が話しかけられるとは思っていなかったので驚いた。  ついに来た。S部隊の奴だ。  二人は同じ顔で同じ髪型で同じ服装で外見では区別が付かないが、それだと不便なのか親切な事に髪の色を変えていた。黒髪の方が愛で栗色の髪が優だ。二人ともロングコートにロングブーツとまったく同じ服装で、髪もロングで背中に垂らしている。  しかし、S部隊の人間てのは良い女しかいないのか、武志は驚くというより呆れた。静香もかなり綺麗だと思ったが、この二人も負けていない。いや静香より上だろう。双子という希少価値を考えると2ランク上と言える。  例えると静香はアイドルとして雑誌にグラビアが4ページ載るレベルとすると、この二人は表紙+巻頭8ページのレベルだ。どうやってスカウトしてくるのだろう。タイプでいうと静香が受付嬢とすると二人は天使系だ。  一番特徴的なのは眼の色でかなり薄い茶色だ。  日本人離れしたはっきりとした顔立ちで眼は大きくくっきりし、鼻は小さいが高い。口だけは和風で小さい。肌の色もかなり白いので、欧米系とのハーフではないか。髪をブロンドにすれば外人だといっても通じる。身長も武志より10cmほど低そうな165cmくらいで、日本人女性の平均より高い。 「お話したい事がありますのでお時間頂けないでしょうか」 「ちょ、ちょっと待って、こんな所だと目立って仕方が無いから、もっと落ち着いて話ができる所に行こう。それに人に聞かれるとやばいでしょ」 「分かりました。では四時に駅前でよろしいですか。車を回しますので、それにお乗りください」  二人はそれだけ言うと、元来た方にさっさと引き返していった。  二人が去った後、遠巻きに見ていた知り合いが興奮して聞いてきた。 「おい、あの美人と何を話してたんだよ。知り合いかよ」 「違う。ただ道を聞かれただけだよ」  武志はS部隊の人間が現れたことの衝撃で半ば呆然としながら答えた。  武志が四時に駅前ロータリーへ行くと、一台のワンボックスがスッと止まり後部スライドドアが開いた。武志は一瞬躊躇したが中に愛と優の顔が見えたので思い切って乗り込んだ。  罠の様な気もするが逃げ回っても仕方が無い。話くらいは聞いてみようと思っていた。だが、万一の時の為に携帯から自分のパソコン用のメールアドレスにメールを送っておいた。何かあったら誰かがこれを見るだろう。  かまえて車に乗ったのに、中には愛と優の二人しか居らず、武志は肩透かしをくらった気がした。  後部座席は運転席と完全に仕切られ密室になっていた。窓は全て濃いスモークガラスで外からは見えないようになっている。  二人はコートを脱ぎ、体のラインを見せ付けている。白のモヘアの半袖ニットは体に張り付き、胸の形をくっきり出している。Cカップはありそうで綺麗なお椀型の様だ。腕も指も細くて白くて長い。  黒のタイトミニからのぞく太股も細くて白くて長い。それに何だか甘くて挑発するような匂いもする。  こいつらは俺の趣味を研究しているのかと武志はかんぐった。髪はロングでサラサラのふわふわで毛先がちょっとカールしている。体はスリムで色白、胸は美乳。まさに二人は武志の好みのど真ん中だった。静香は武志の好みで行くと100%ぴったりと言う感じだったが、愛と優は120%で、しかも二人で二倍の240%という感じだ。  先に静香に会っていなかったら興奮のあまり、どうにかなっていただろう。 「お忙しいところすみません」  二人の間では主に愛が会話を担当する様だ。 「いえ、授業が終わったら家に帰るだけですから」 「喫茶店とか、カラオケとか考えたんですけど、人に聞かれる訳にはいかないので、こんな所になりました。ここなら話が漏れる事はありませんから安心してください」 「それで話ってなんですか」 「実は武志さんに勝負を申し込もうと思いまして」  静香といいこの双子といい、S部隊を名乗る人間はおかしな話ばかりしてくる。 「勝負って何のですか」 「もちろんセックスです」 「えーっ、なんで、どうして」  S部隊の人は驚かす事の天才だ。  またセックスの相手をするかもしれないとは思っていたが、勝負というならちょっとニュアンスが変わってくる。 「私達がやりたいからです。話すと長くなるのですが聞いてください」  愛がもったいぶって話し始めた。 「私達は静香からの報告を聞きました。そして武志さんがかなりの技術を持っている事を確認しました。しかし、静香は部隊の中では一番下のクラスです。武志さんのレベルはまだはっきりしません。それで静香より上のレベルの私達が勝負をお願いし、そのレベルを調べる事になったんです」 「勝負って何を賭けるんですか」 「何も賭けません。でもお互いにとってプラスになると考えています。武志さんにとっては静香より上のレベルの人間とセックスできる。それと自分の技を試す事ができるという事です。私達にとっては任務であなたのレベルを調べる。勝つことができればキャリアアップへつながる。そして、静香を負かしたあなたと試してみたいという個人的興味です」 「勝ち負けはどうやって決めるんですか」 「失神するか降参したほうが負けです。ただ私達は二人なのでどちらか一人でも失神か降参したら負けです」 「ルールは」 「特に有りません。常識の範囲で。ただSM系と薬物は勘弁して欲しいですけど。それとこちらは二人なのでハンデとして武志さんは道具をお使いになってもかまいません」 「道具とは」 「バイブとかローターとかあるじゃないですか」 「いや、それは必要無いです」 「あら、余裕ですね」 「いや、ただ今まで使った事が無いだけです」 「じゃあ、今まで道具無しで乱交してたんですか。ちょっと期待しちゃいますよ」 「俺はそれでいいですけど。いつですか」 「今からでもいいですけど。武志さんも都合は有るでしょうから、次の土曜日はどうですか」 「いいですよ、時間と場所は」 「先ほどの場所に午後二時でどうですか。この車でお迎えに行きます。場所はこちらで用意しておきます」 「そんな事より、おれはまだS部隊の話を信じていないんですけど」 「その話は勝負の後にしましょう」  話はそこで打ち切りになり武志は元の場所で車から降ろされた。  武志は二人と別れて大きな興奮と少しの後悔を覚えていた。  あの双子とセックスできるとは、そんなチャンスを捨てる男はいない。それにあの双子は絶対勝つつもりでいる。静香から何を聞いたか分からないが、かなりの自信を持っているのが少し鼻に付いた。  S部隊の話が本当なのか、いまだに半信半疑だが、この様な美人双子がセックスで勝負するというのだ、本当かもしれないと思い始めていた。たかが大学生をだまして何か得になると思えない。父親が二十三区内に一軒家を持つといっても先祖が土地を残してくれただけで、祖父も父も単なる会社員で金なんか無い。住宅ローンや固定資産税でヒーヒー言っている。金目当てだとは考えられない。  本当だとしたらワクワクする様な話だ。自分と似たような技術を持った人が他にもいる。しかも、たくさん。  今まではこんな技術をどうすればいいのかと考えていた。確かにセックスには役立つが、別にセックスのプロになろうって訳じゃない。そもそも若い男にとってはセックスに持ち込むまでの技術の方がよっぽど有効だ。何の為に日々鍛錬しているか疑問に思うことがある。  S部隊の人と会う事で疑問の答えが見つかるかもしれない。  武志は次の土曜日を楽しみに思い始めていた。  しかし、先祖の技を勝負事に使う事になるのは少しだけ罪悪感があった。  当日連れて行かれたのはそこそこ高級なホテルのダブルの部屋だった。  部屋に入りコートをかけるとさっそく二人が両側から抱きついてきた。二人の柔らかい胸が当たり、甘い体臭が鼻をくすぐる。  武志はまず愛とキスをした。片手で愛の頭を抱き寄せ口を吸う。キスが美味しい。自分の好みのタイプの女性だというのもあるだろう。唇はプルプルで柔らかく、口の中は温かく、舌も長い。舌を吸うとその長い舌を伸ばして武志の舌の根元近くまで絡めてくる。唾液も甘くて量が多い。武志は舌ごと唾液を飲みつくす。  一旦愛と離れ優とキスをする。双子だけあって優もキスが美味しい。唾液を飲みつくしてやる。  武志と優がキスをしている間、愛は武志の耳や首筋を舐めている。長い舌を有効に使って舐められると、一度に広い範囲を舐められて普通と一味違う。  そうして武志は交互にキスをしては唾液を吸い尽くす。残ったほうは首筋を舐めていた。  交互のキスを楽しむと次に二人の顔を寄せ三人同時のキスをする。二つの同じ顔が迫ってくるのは双子相手ならではの醍醐味だ。三人が舌を伸ばして同時に絡ませる。これはとても興奮する。  舌で感じる気持ち良さも倍、顔にかかる甘い息も倍、初めての経験に興奮も二倍になる。  武志は舌が疲れるまでキスをした。これほどキスを堪能したのは初めてだ。満足のため息をついた。  次に双子が分担して武志の服を脱がせ始めた。愛が上、優が下を脱がす。二人掛りだとさすがに早く、あっという間に全裸にされてしまう。そして自分達も素早く服を脱ぎ下着姿になる。  また武志は少し驚かされる。同じ服を着ていたから、無意識に下着も同じだと考えていたが、二人は違う下着だった。  愛は薄いパステルグリーンの上下セットで、ショーツは股上の浅いローライズタイプだ。全体的にいやらしさを感じさせない明るく小悪魔的な感じだが、股間の膨らみが強調され部分的に非常に卑猥で、アンバランスな魅力がある。普通の人では絶対似合わないだろう。色白でスタイルが良い愛だからこそ似合うのだ。  優は深紅の上下セットで、ショーツはハイレグだ。全体に豪華な刺繍が入れられている。娼婦かゴスロリの様な妖しい感じの下着だ。天使に似た優が付けるとミスマッチの魅力がある。  対照的な二人の下着に武志は呆然と見つめてしまう。一人だけでも美しい。それが二人揃うと配置の妙というか魅力が互いに引き立てられ何倍も美しくなる。芸術的センスなど無い武志だったが、美術品のように美しいと思った。 「美しい……」  武志は思わず口に出した。今まで人に向かって美しいなどと恥ずかしくて言った事が無い。せいぜい綺麗と言うくらいだ。言ってる本人が恥ずかしくなる。  武志が見とれていると、二人が武志へ取り付き愛撫を始める。  両側から首筋を舐めながら乳首をクリクリする。そして、肩、腕の付け根を通り乳首に達する。二人が同時に吸ったり、片方が甘噛みして少しだけ痛気持ち良くさせ、もう片方は舌で優しく転がす。二人が交互に噛んだり舐めたり、タイミングを合わせたり、ずらしたりと双子ならではの多彩で息の合った責めをする。  武志は二人の責めを満喫していた。射精感はまだ押さえられるレベルで快感だけを味わえる。  二人は乳首を離れ、口での愛撫を続けながら下へ降りていく。くすぐったくなるぎりぎりの所を通るのはさすがである。脇腹近くを通り鼠蹊部に達する。そこをチロチロされるとくすぐったさと気持ち良さが混ざり蕩ける様な快感が湧き起こる。  二人はさらに下に降りる。太ももの外側から内側まで丹念に舐めながら感じるポイントを探す。そして舌が太ももの表側のちょうど真ん中辺りを通った瞬間、武志の脚に電流が走った。 「ああっ」  武志は思わず声をあげてしまう。  そんな所に性感帯が在るとは知らず油断していた。痺れる様な快感が脚から腰に向けて走る。  二人は財宝の在りかを発見したかの様にその場所を中心に責め始める。チロチロ、ペロペロ、ヌメーと色々な舐め方で武志の反応をうかがう。  二人は追い討ちをかける様に股間に手を伸ばした。愛は肉棒、優は袋と分担して触り始める。もう片方の手は乳首へ伸ばしていく。  愛は肉棒をゆるゆるとさすり始める。先端から出るガマン汁を全体に塗り広げていく。ガマン汁をすくう時に先端を指の平でこすり武志に声を上げさせる。その間も袋は優が手の平に乗せやわやわと揉み、舌は太ももを這う。  武志は必死に射精をこらえた。丹田に意識を集中し力を込めるが、各所からの快感に集中が途切れがちになる。武志は快楽に負け、心が折れそうになってきた。勝負は失神するか降参するまで。一回なら出しても負けではない。相手は二人なんだから一回出して楽になった方が良い。 「ああー、もう咥えてぇ」  武志は情けない声で二人に懇願した。  双子は武志が限界寸前まで来ている事を知りながら、まだ咥えようとしない。静香の仇を取るため少し虐めてやろうと思っていた。そして二人は武志をベッドへ連れて行った。  武志をベッドの端に座らせると、下着を脱ぎ始める。  武志は全裸になった二人を見て心を奪われた。やはり美しい。下着姿の時も美しいと思ったが裸はそれ以上に美しい。武志はエロに関して白人より日本人の方が好きだが、この双子は日本人の良さへさらに白人の良い所を加えた感じで、文句を付けられないほど美しい。  胸はお椀型というより半球型に近い。乳輪も乳首もピンク色で色白の肌に映えている。  下の毛は縮れが少なく薄めで扇形に控えめに生えている。普通の人よりかなり薄い。  なにより脚がすばらしい。柔らかさを失わないぎりぎりの細さで、筋肉質タイプのようなゴツさもない。膝の裏には綺麗な窪みがあり、タプタプした美味しそうなふくらはぎを通って、引き締まった足首へと続いている。もちろん無駄毛などかけらも無い。  それに脚が長いだけあってウエストの位置が高い。顔も小さめなので、脚をより長く見せている。  脚フェチの気がある武志としてはたまらない。あの脚に触って、抱きついて、自分の脚を絡ませたくなる。  二人は武志をベッドの真ん中に寝かせ。自分達は武志の両脚にそれぞれ跨り股間に顔を寄せる。胸が太ももに乗っているので武志は柔らかい感触を味わう。  棹を両側から舌を伸ばしチロチロ舐める。まだ亀頭やエラには手を出さない。棹の部分だけ上から下まで何度も往復する。一通り舐め終わると、両側から横に咥えハーモニカを吹く様に動かす。以前美穂達にやられたダブル・ハーモニカだ。棹が一周舌にくるまれている感覚になる。そのまま棹に沿って動かす。もちろん舌は激しく絡められている。さらに二人は回転を加える。二人揃って棹の円周に沿って回転するのだ。双子ならではの技だ。かなり練習しないとできないだろう。  二人が服を脱ぐ短い時間で、ほんの少しだけ納まった射精感が再び急上昇していく。  らせん状に舌が這い回る経験した事の無い感覚に武志の肉棒は射精の限界に近づく。このままでは咥えられてもいないのに、天井に向けて吹き上げてしまう。二人の髪や顔に精液が降り注ぐ事になる。  せめて出すなら、顔か口が良いと、武志が懇願した。 「もうダメ。は、早く、咥えてー」  それを聞いてようやく愛が亀頭を口に咥えた。  我慢を重ねていたものが癒される感覚に心が溶けそうになる。  もう出したい気持ちと、もっと味わいたい気持ちがせめぎあう。 「ふ、袋も舐めて」  優が袋を舐めやすいように、愛が体の向きを変えて武志へお尻を向けた。空いたスペースに優が顔を突っ込み袋に舌を這わせる。  二人はフェラも素晴らしかった。愛の唇の締め方、舌の動きはまだ先端しか舐めていないのに武志を限界まで追い込んだ。だんだん亀頭が膨らみ射精の前触れを知らせる。そこへ優の袋舐めが加わる。最初は軽く優しく舐めていたが、次に舌の上に袋を乗せるようにして痛くならない程度に力を込める。たちまち武志の袋は縮み上がり射精の準備が整う。精液がかなり登ってきているのを自分でも感じる。 (ああ、もう出る)  出る瞬間を見ようと顔を足元へ向けた時、武志ははっと気が付いた。  油断しているのか愛の尻が武志の方を向いている。小さくて白い尻が持ち上がってピンクに染まっている。股間にはピンク色の控えめな秘肉が覗いている。  チャンスなのか。武志は、半分は無意識で美しい物に触れたいと、半分は今なら責められると、愛の尻へ手を伸ばした。  武志の手が触れた瞬間、愛の体がピクンと反応した。愛の股間は既に十分すぎるくらい濡れ、受け入れ可能になっている。武志は中指を秘肉に入れGスポットを押さえる。次に親指でクリトリスを押さえる。次に指と指の間の肉を挟みながら細かく振動させる。そして指から気を流しクリトリスとGスポットを焼いた。武志が勝手に『二点責め』とか『挟み焼き』と呼んでいる小技だ。  手はつりそうになるが、体力を使わず、効果が大きい技だ。一条流にはGスポットという考え方が無かったのでAVで見た技を武志が応用したものだ。  二人からの責めで、意識は朦朧とし、体力は奪われていたが、気は使っていないのでほぼ全てが残っている。 「あああああーっ」  突然の激しい攻撃に愛が絶叫した。肉棒から口が外れる。  効いてる。武志は二点責めの振動を強め、気の量を増やす。  愛は快感の強さに我慢できず、肉棒を握ったまま武志の横で体を丸めて震える。Gスポットへ気を大量に流されると、女性は尿が漏れそうになるのに似た独特の強い快感を感じる。  優は突然の愛の変わりように驚き、動きを止めて見ている。  武志は今が攻守の転回点だと悟った。大きくゆっくり呼吸をして息を整え、丹田に力を入れ気を集めなおし整える。意識を集中し射精感を少しずつ押さえていく。  いつもなら先に女性を感じさせ、女性側が危ないと思った時には女の体は燃え上がり意識はかすれている。というのが武志のやり方なのに、今日は全く逆になってしまっていた。二人があまりにも武志のタイプにはまっていた為に、つい体をまかせ、気が付いた時には射精寸前まで追い込まれていた。心も早く射精したいと完全に屈服していた。逆転できたのは運が良かったに過ぎない。  武志は一旦愛から指を抜き、優を呼んで抱きしめた。キスをしながら優の秘肉にも指を入れ、二点責めを行う。 「んんんー」  口をふさがれているので大声を出せず、喉の奥でくぐもった声を出しながら、優は体をくねらせ快感を訴える。  愛がゆっくりと体を起こすと武志に跨っていく。火のついた体が求めるのか、優を助けるためか、肉棒を掴むとその上に腰を落としていく。 「あ、あー」  武志と愛は二人同時に声を上げた。  武志は愛の中の気持ち良さに射精を必死にこらえる。  愛の秘肉は静香以上に柔らかく十分こなれている。襞の数は静香の二割増しという感じで、さらに上側にはざらざらがあり、肉棒の上側を擦る。しかも静香より締め付けが強い。さすがは静香の先輩という感じだ。  普通の男ならあっという間に出してしまうだろう。武志も先ほどの高められたままだったなら入れた瞬間に出してしまったかもしれない。しかし、体調を整え終わった今では射精感をなんとか押さえる事ができる。秘肉の感触を味わいながら、我慢することができる。  愛もまた、軽くイキそうになるのを必死で我慢していた。  武志の指で感じさせられた秘肉は十分に火がつき、子宮がうずいている。そこへ迎える肉棒は甘酸っぱくツーンとした快感を送ってくる。  愛は快感に震えながらも腰を上下させ武志から精液を搾り取ろうとする。  武志は小技ポンプを試してみる。気を少しずつ一定の量で流すのではなく、強弱を付けて流す事で気の道の通りを良くするのだ。  気の流れを感じるために愛の体へ手を当てる。そして愛が腰を降ろし亀頭が一番奥の子宮口に当たった瞬間、ドバッという感じで大きい気の塊を流し込む。 「うーん」  愛は唸り、背を反らして小刻みに震える。  気の塊が勢いを付けて流れていく、子宮を突きぬけ細い道を押し広げながら流れていく。だが、道の細さに邪魔され、だんだん勢いが無くなり、背中くらいで止まってしまった。  それでも愛は気の塊の直撃を受け、動きを止めていた。子宮が燃えるように熱く背中も快感で痺れている。軽く達していた。  武志は第一撃が途中で止まってしまったので、二発目を送る。意識を集中し、大きい気の塊を再び送る。 「……、……」  今度は愛が声も出せずに、ただ体を震わせている。  気の塊が先ほど広げた道をさらに広げながら勢いよく流れていく。だが、背中辺りで勢いを弱め首の裏辺りで止まってしまった。  愛は二回目の気の直撃で再び達していた。息もできないほどの快感が頭を襲う。体を引き裂かれてしまう様な快感だ。今までにこの様な感覚を味わった事が無い。熱い塊が股間から頭まで体の中を焼き焦がしながら通り抜けて行く。しばらく黙って体を震わせていた後、武志の上に体を倒した。  もう自分では体を支えられなくなっていた。  優は手で責められ快感に体をくねらせながら愛を心配そうに見ている。  武志は普通に流せば十分に相当する量の気を一度に送っていた。十分の二倍で二十分。試した事は無いが二時間近くは気を流し続けられると思うので、総量の六分の一を二発で使った事になる。  武志は気の無駄使いを防ぐため、ポンプの技は止めて、普通に抽挿を始めた。 「乳首を舐めて」  武志が二人に言うと、胸に顔を寄せチロチロと舐め始める。  愛の最高の秘肉に抽挿しながら両方の乳首を舐められるのはとてつもなく気持ち良い。生涯最高の痺れるような快感が武志を包む。  他も舐めてと武志が言うと二人は舌をあちこちに這わせ始めた。  二人は脇の下から、首筋、耳、唇と上半身の至る所を舐め、唾液の跡を付ける。武志は美女二人に体中を舐められる快感で肉体的、精神的に満足し、射精感が急速に上がってきた。  武志は舐めるのを止めさせ、愛の体を掴むと激しいピストンを始める。気も再び送り始める。体中に火がついている愛は絶頂へ向けて追い上げられていく。 「ああー、すごいー、かんじるー、ああー、もう少しー、もっとー、……」  愛が独り言のように声を出す。  武志は愛の絶頂が近いとみて優に言った。 「愛のお尻を舐めて」  優は一瞬ひるんだが、のそのそと愛の尻へ回る。  武志は抽挿を止め、肉棒を最奥へ入れたまま、先端でぐりぐりと子宮口をこね回し、気を流し始める。 「ああー、奥がー、奥がー、燃えるー……」  愛は一番奥を突かれ、子宮が燃え上がるのを感じていた。頭がだんだん白くなり何も考えられなくなっていく。  その時、生暖かくぬめった物が蕾に触れた。優の舌だ。 「ああー、お尻いやー、舌がー、いやー」  武志は優の邪魔をしないように腰を小刻みに動かし子宮口を突く。  優は一心不乱に尻を舐め、そして蕾に舌を突き刺した。 「いやー」  愛が人一倍大きな声を上げる。  武志は止めを刺すべき時が来たと、肉棒を一番奥に入れ大量の気を一気に流し込む。普通の気の塊の1.5倍の量だ。  愛は凄まじい快感が子宮から背中を通り頭まで突き抜けるのを感じていた。頭の中が真っ白になり何かが爆発した。 「イ、イク……」  愛は小さい声で言うと、武志の体に力一杯しがみ付き体を震わせる。秘肉の中も震え今まで以上の力で肉棒を締め付ける。  武志は我慢するのを止め、愛の唇を奪うと舌を思い切り吸い上げる。そして、肉棒から大量の精液を吹き上げた。前半で散々じらされた為、今までに無い程の量の精液が何度も何度も勢い良く飛び出て、秘肉の一番奥にぶち当たっていく。  愛は精液が体の奥に広がって行くのを感じながら、体中の力が抜け、意識がかすれて行くのが分かった。  愛がぐったりして動かないので、武志は愛を上に乗せたまま余韻を楽しむ。体を鍛えている武志にとって愛の体重は何でもない。軽い圧迫感が心地良いくらいだ。愛の秘肉がヒクヒクと締めてくるのを満足感いっぱいの中で味わう。両手を愛の背中に這わせ、汗でしっとりした手触りを楽しむと同時に抱き心地を堪能する。  少ししょっぱい首筋を舐めたり、お尻を揉んで柔らかさにうっとりしていると、ふと、優の視線を感じた。  優の存在を失念していて、今の少し変態っぽい所を見られたかと思うと武志は急に恥ずかしくなった。  武志は肉棒を抜くと優と二人で愛をベッドの端に寝かせてやる。優はのそのそとゆっくりした動きで愛の股間の後始末をしてやっている。武志が出した精液はかなりの量なので、拭いても拭いても次々と中から溢れてくる。優はそれらを優しく丹念にぬぐってやる。  武志は寝転がって、それを横目で見ながら考えた。気には一種の全身麻酔や催眠誘導の様な効果が有るのかもしれない。美穂達は気を使わなくても言う事を聞いてくれるので気付かなかったが、今日はなぜか二人とも対戦相手である自分の言う事を聞いてくれた。普通姉妹のお尻を舐めろと言われても従わないだろう。思い出してみると静香の時も気を使うと、その後は言う事を聞いてくれた様な感じがしないことも無い。いつか確かめてみる必要がある。  優が戻ってきて、武志の股間にうずくまった。最大時の半分ほどの大きさになった肉棒を口に含め清め始める。  武志は唸り声をあげた。この双子はお掃除フェラもうまい。  武志は大の字になったまま優のフェラを味わう。優は口に肉棒を咥えたまま、両手を動かし、優しく愛撫している。乳首、胸板、脇腹、腹、腰、太ももと、くすぐったくならない様に気をつけながらさわさわと撫でていく。その間も乳房を武志の脚に押し付け、柔らかい感触で楽しませる。肉棒以外にも袋まで舌を這わせ丁寧に汚れを舐め取っていく。  武志は眠くなる様な心地良さの中にいる。まさに天にも昇る気持ちとはこの事だろう。優が天使に見えてくる。  股間がきれいになる頃には、武志はすっかりとろけきり、眠くなり、肉棒も元気が無くなっていた。  優は肉棒を清め終わると、立たせるためのフェラに入る。指を巻きつけ軽くしごきながら、口に咥え吸い上げる。  とろけきっていた武志だが、優の口戯に反応して肉棒が少しずつ大きくなる。まだ終わってないんだと、武志は再び体を整え始める。気を集めなおし、優とのセックスに備える。  二人のうち片方が失神したら負けというルールなので、もう勝負はついている。これ以上やる必要は無いのだが、優を中途半端なままで放り出すのも可哀想だし、武志自身優とも体を重ねたくて仕方が無い。おしまいにする気は毛頭無かった。  それは優も同じ気持ちの様で、武志の物を綺麗にし終わった後も、フェラを続けている。  武志は意識を集中して優の口の中を味わいながら、肉棒を立たせ、準備を完了する。  十分硬くなったところで、優に向きを変えさせシックスナインの体勢になる。  ここまで二人の性器をほとんど見ていなかったので、じっくり見てみると非常に綺麗な秘肉をしていた。  毛は綺麗に手入れされていて、小陰唇のはみ出しはほとんど無い。武志を跨いで四つん這いになっているのに、秘肉はほとんど閉じている。そして色素沈着もなく濃いピンク色をしている。  ここだけを見たら中学生のようだ。  両手でそっと開いてみると、かなり小さいクリトリスが見える。数ミリしかない。  武志は舌先でチロチロとクリトリスを舐める。 「んふ、んふ、んふ……」  優が肉棒を口に含んだまま、声を出す。  武志はそのままクリトリスを責め、秘肉が緩み愛液が出てくるのを待った。  優の愛液は透明で、味は薄めだったが、匂いはやや強めだった。大人の女の匂いに少し獣臭が混じった野性的な匂いだった。  見た目は天使の様に美しいのに……。こんな所に秘密を発見して武志はうれしくなると同時に興奮した。  クリに吸い付き、気を送り込んでやる。 「んふーー」  刺激が強すぎたのか、優がうめき声をあげる。  そのまま武志は秘肉にむしゃぶりついた。舐め、吸い、舌を入れ、鼻をこすりつけ、思いつく色々方法で秘肉を堪能する。 「あー、あー、あー……」  優は肉棒からは完全に口を離し、武志の体の上に伏せて、ただ快感を貪っている。  武志は舌と首が疲れるまで味わい尽くすと、優に騎乗位で入れさせる。  それから体を抱き寄せ、女性上位の体勢になる。  しばらく動かず、優の体をじっくりと味わう。  上に乗せても重く感じない。心地良い重さだ。抱き心地も最高。柔らかくて抱き枕用に持って帰りたいくらいだ。双子を両横にして寝ると最高だろう。  秘肉の中は愛と同じで最高の気持ち良さだ。双子は体の中まで似るのかもしれない。  あえて二人の違いを探すと愛はやや締りが強めで、優は中の肉が柔らかい。それぞれとても気持ち良く優劣を付けられない。  武志は優をとてもいとおしく感じ、恋人モードに入ってしまう。頭のどこかで今だけの体だけの関係だと言っているが気持ちが止められない。強く抱きしめ激しいキスをする。  優もそれに答え、武志に強く抱きつき激しいキスを返してくる。  武志は我慢ができなくなり、その体勢のまま激しい抽挿を始める。  愛にした様に大きな気の塊を一度、二度と優に送る。その度に優は喉の奥で大きな声を出し、体を震わせる。秘肉もそれに呼応してぎゅっぎゅっと締め付ける。  武志はますますいとおしく感じ抽挿を激しくしていく。優も体を密着させ胸をこすり付け少しでも快感を増やし、自分が感じている事を武志に伝えようとする。そして秘肉を締め付け武志を気持ち良くしようとがんばる。 「もうダメー、ダメー、イクー、イクー、イクー」  二人はお互いにお互いの絶頂が近い事を感じていた。武志の腰の動きは最大の速さになり、優も腰を動かしてそれを受け止める。優の喉の奥からは絶えずあえぎ声が漏れている。  優の秘肉がひくひくと痙攣を始め、体も震え始める。 「イクイクイクイク」  武志は最後の時が来たと分かり、自分も我慢のスイッチを切った。  秘肉の締め付けが強くなったその瞬間、優は力一杯武志を抱きしめる。武志も優を思い切り抱きしめ、肉棒を一番奥まで押し当て、舌が痛くなるほど吸い上げる。 「んふーーー」  口をふさがれたまま優が絶頂の声を上げる。武志はそれに合わせて射精の引き金を引いた。  どびゅるるるー、びゅるるるー、びゅるるるー。  二度目にもかかわらず大量の精液が秘肉の一番奥へ叩きつけられる。武志は射精と同時に今日最大の気の塊を送る。通常の二倍の量を一度に送ってやる。  残り全てと言っていいほどの気は優の体の中を荒々しく蹂躙しながら子宮から脳髄まで焼き尽くし、駆け抜けていった。武志もこれほどの気を一度に出した事は今まで無かった。  体中の性感帯の神経を直接刺激され、優は生涯味わった事のない壮絶な絶頂を迎えた。頭の中で何かが爆発し、優は気を失った。  それでも優の体が痙攣を続ける。武志もびゅる、びゅる、びゅると精液の残り汁を出し続ける。秘肉がそれを搾り取るようにうごめく。  そして優の体から力が抜け、武志に全体重が掛かってくる。武志は全てを出し終わってもしばらくそのまま動かないでいた。腰の辺りが溶けた様に感覚が無い。背中が快感の名残でピリピリする。愛には悪いが生涯最高のセックスをした気がする。優がかすかに呼吸をしているのが伝わる。二人の体が触れている部分が温かい。武志は優の頭に手を回し撫でてやる。  優が目を覚ますまで、中に入れたまま待っていてやろうと思った。  だが、時計を見ようと視線を動かすとぼんやりした目でこちらを見ている愛と目が合った。  武志はなぜか気恥ずかしくなり、体を起こし肉棒を抜くと優をベッドに寝かせてやった。  優が失神してしまっているので、愛が後始末をしてやっている。  武志もさすがに二人相手で疲れて寝転がっていると、愛がやってきて、肉棒を口に含み丁寧に清めた。 「負けちゃった。残念だけど、凄く良かったから後悔しないですみそう」  愛はけだるげに話しかけた。 「でも優のときは私の時よりラブラブモードに入ってた様な気がする」  愛が斜めに武志を見上げる。 「それは気のせいですよ。それより愛さん優さんより上の人って居るんですか」  武志は心を見透かされ気まずいので、わざとらしいが話を変える。 「私達はC級なの。でもC級の中ではトップクラスなのよ。ちなみに静香はC級のなかでも一番下の方。まだ上にはB級、A級の人がいるわよ。多分次に来るのはB級の人、負けないでね。武志にはB級に勝ってもらわないと私達の評価が下がっちゃう」  愛は武志の体に腕を回し、頬を胸に擦り付ける。 「えーっ、まだ誰か来るんですか」 「多分来るわよ。まだ作戦は終わってないから、私達だけで終わらないと思うわ」  その時優も目を覚まし、武志へ抱きついてきた。 「凄かったです。こんなの初めて」  二人はスイッチが切り替わったのか、最初の様な攻撃的な愛撫ではなく、いとおしむ様なゆるやかな愛撫で武志を楽しませる様に責める。感じすぎないように感じるところを微妙にずらして、武志をまどろませる。  武志は大の字になり二人の好きにさせながら聞いた。 「最初会った時から思ってたんですけど。お二人はハーフなんですか」 「クォーターなの。祖父がイギリス人で進駐軍として来た時に祖母と知り合ったらしいわ。でも、戦争で死んじゃったらしくて、会った事も無いし、詳しい事は聞いてないの」  やはり、目の色や日本人離れした脚の長さから武志の思ったとおりだった。 「外人は嫌い?」 「いや、二人とも大好きですよ。最初に見た時には俺の好きなタイプを調べて、ぴったりの人を送ってきたのかと思いましたよ」 「他の人にもおんなじ事言ってるんでしょ。うまいんだから」  愛はきゅっと武志のお腹をつねる。 「武志は普通のどこにでもいる外見なのに、セックスで女を虜にする悪い男だね」  優も武志のお腹をつねる。  武志は愛と優を引き寄せると交互にキスをした。  武志が愛と優と戦って感じたことは、静香と寝て感じた事と同じだった。まだまだ修行が足りない。  静香の時も愛と優の時も勝てたのはぎりぎりだった。特に今回勝てたのは単に運が良かっただけの気もする。  最初に静香より先に愛と優と戦っていればあっけなくやられていただろう。それに、静香との後、修行に力を入れなければ、やはり愛と優に負けていただろう。  愛と優でさえ十分魅力的すぎる、彼女達に迫られて堕ちない男はいないだろう。セックスに関しても十分すぎるテクニックを持っている。その二人でさえC級なのだという。  ではB級やA級になると、どんな人がどんなテクを持っているのだろう。確かに興味はあるし、勝負してみたい気はする。その一方、もし戦って負けたらどうなるのだろうという心配はある。愛は何も賭けないと言っていた。でも負けてしまうと精神的には屈服させられてしまう気がする。  武志は近い内に戦う事になるかもしれない相手の事を考えながら一層の修行に励んだ。  当面の目的は修行の第三段階、気の知覚を完成させ、次のステップの第四段階、気の回収に進む事だ。  丹家衆との戦いとは別に混寝会メンバーと麻衣とのセックスは続けている。その中で、気の知覚についてはだいぶん進み、自分の送った気が流れているのは分かるようになった。残るは相手の気を感じることだ。  だが、これは相手が気の使い手でも無い限り非常に難しい。普通の人は気のエネルギーが体全体に分散している。興奮が高まってくると乳房や子宮に集まって来て絶頂と同時に子宮口や乳首などから放出される。その量は気の使い手に比べて非常に少なく知覚しにくい。  自分と父親以外に気の使い手を知らない武志は普通の人を相手に気を探るしかない。(父親の気を探る事は考えたくも無い)  相手の絶頂時には相手の子宮口に意識を集中してみるが、たいていの場合は体が激しく動いており、時間的にも短いので失敗に終わる。  それで、最近は並行して気の回収も練習するようにしている。相手に送った気を口から吸い取り回収するのだ。自分の送った気が相手の背骨を通り首の後ろから延髄辺りに届いたら、口から吸い取り再度自分の体に取り込む。  自分の気が相手の延髄に届いているのは何となく分かる。そこで吸い取ろうとするのだが、なぜか気はそのまま脳に行っているようで、色々試行錯誤している段階だ。  この技の為にはどうしてもキスする必要がある。そのため最近武志は体を密着させたままフィニッシュする事が多くなっている。相手の女性は喜ぶが、乱交の場合、他の女性が手持ち無沙汰になる。  正常位から対面座位、騎乗位、女性上位と変えるパターンが多い。これだと他の女性も参加しやすい。美穂などは女性上位で責められる女性のお尻を舐めるのが気に入っているようだ。  こうして武志はまだ見ぬ相手との対戦へ向けて準備を進めていった。 <第10章>  ホワイデーも終わりほっとしていた土曜日、武志が日課の鍛錬も終わり部屋でくつろいでいると携帯に電話がかかってきた。 「武志様ですか」 「はい、そうですが」  妙に丁寧な言葉遣いが不審だ。それに聞いたことが無い声で、苗字ではなく下の名前で話しかけてくるのもおかしい。 「私は純子と申しますが、武志様にお話があるのですが」  妙に色っぽいというか、媚びた声の女性である。 「ひょっとして……」 「S部隊の者です。来週の祝日にお時間頂けないでしょうか」 (また来た)  愛と優との勝負から二週間たっていた。前回は静香との勝負が終わって二週間で次の接触が有った。そろそろまた来るかもと思っていた矢先だった。 「あのー、すいません。正直に言うと、もう勝負とか協力とか勘弁して欲しいんですが」 「そうおっしゃらないでください。ご迷惑はお掛けしませんから、会ってお話だけでもお聞きください。お願いします。そうしないと上司に怒られるんです」 「すみません。上司の人に興味が無いって伝えてください」 「それはできないんです。そんな事伝えたら、他の者にできる事がなぜできないんだって叱られます。愛と優には会ってくださったじゃないですか。助けると思ってお願いいたします」  武志は色っぽい声で泣き落としをされて心がぐらついてしまう。 「本当に会うだけですか、勝負しろとか言わないでくださいよ。上司の人にもこれで最後にしてくださいって伝えてもらえますか」  基本的に女性にはやさしい武志は仕方なく話だけは聞く事にした。 「必ず伝えます。では祝日の午後一時にご自宅の最寄の駅までお迎えに行きます。前回と同じ車ですので、すぐ分かると思います。お待ちしてますので、よろしくお願いします」 「分かりました。くれぐれも最後にしてくださいね」  武志はのせられたと思った。  約束の日に待ち合わせの場所へ行くと、例の車の前に女性が一人立っている。  黒の毛皮のコートに黒のワンピース、黒のストッキング、黒のパンプス。全身黒づくめだ。髪も漆黒で背中まで伸ばしている。対照的に顔や手の色は白い。服の黒さで白さが引き立っている。病的な白さではなく、雪国育ちで日に当たっていない感じの白さだ。  見た目は巨乳グラビアアイドルの十年後という雰囲気で、全身から色っぽさが滲み出している。こころなし体もクネクネ動いている。白い顔に薄い化粧で真っ赤な口紅を付けている。少し垂れた目と厚い唇が色気を増加している。武志は行った事が無いが、高級クラブのホステスさんはこんな感じだろうかと思った。昼間の太陽は似合わない、夜の街でこそ輝きそうだ。  武志が近づいて来るのが分かると、純子は深々とお辞儀をした。 「武志様ですね。純子と申します。お待ちしておりました。どうぞお乗りください」  電話で聞いたやけに媚びた絡み付くような声で純子は言った。  今日はどこに連れて行かれるんだろう。そう思い武志は純子を見て驚いた。 (でかい)  純子はコートを脱いでいた。ワンピースというかノースリーブのドレスに近い黒い服は巨大な胸を強烈にアピールしている。FかGカップはありそうだ。腕は細いのにむっちりと脂が乗っている。元々かなり細いところに脂が付いたのだろう。  武志は怪しい雰囲気にクラクラして来た。いけない世界に向かっている予感がする。武志が今まで体を合わせてきた人はあくまで昼間の世界の普通の人。静香達は特殊な職業かもしれないが匂いはあくまでも普通の世界の人だ。  しかし、純子は違う。危険で、妖しく、いけない匂いがする。 「あのー、純子さんはおいくつなんですか」 「あら、女性に年を聞くのは失礼ですわ。でも特別に教えて差し上げます。二十八歳です」 「すみません。何歳か全然見当が付かなくて」 「それは褒めて頂いてるんですか」 「いや、あの、えーと、そうです」  今日はびしっと話を付けようと意気込んできた武志だったが、最初からペースを乱されてしまっている。前回もそうだが最初から主導権を握られてしまっている。 「今から、どこへ行くんですか」 「会員制のクラブなんですけど、落ち着いてお話できますわ。もうしばらくで着きますので」 「あのー、愛さんは自分達はC級のトップだと言ってたんですけど、純子さんは何級になるんですか」 「あら、彼女はそんな事を言ってたんですか。私もC級のトップなんですよ。ただ、愛達とはちょっとジャンルが違うんですけど」 (やばいよー。どんなジャンルだよ)  武志の頭の中では警報が鳴り響いていた。どうやって逃げ出そうかと考えていると、車が一軒の家の門の前に止まった。塀の長さからするとかなり大きいお屋敷のようだ。  門が自動で開き、車が中に入り、車寄せの所で停まった。後ろで門が自動で閉まっていく。 (逃げ道ふさがれちゃったよー)  屋敷は百年はたってそうな古い洋館だった。薄暗い屋敷の中を純子が先に歩いて武志を案内していく。どこにも人の気配が全くしない。頭の中の警報はレッドゾーンに振り切れている。今まで生きてきて最大の危険を感じていた。  頑丈そうなドアの前で立ち止まり、純子が言った。 「ここです」  きしむドアを開けて入ると中は武志の想像通りだった。 (やっぱり……)  天井と壁はコンクリートの打ちっぱなしで、床の半分は毛足の長い赤のカーペットで半分はタイル張りだった。天井は高く3メートル以上あり、明るさ調整のできる蛍光灯が付いている。その合間にはレールが走り、滑車がぶら下がっている。壁には窓が一つも無く、代わりに鉄の輪が付けられている。カーペットの上にはかなり大きいベッド、ソファーセットとテーブルがある。極め付きに、タイル張りのコーナーの一角へ蛇口と排水溝が付いていた。  経験の無い武志にもすぐ分かった。明らかに調教部屋だ。来るんじゃなかった。武志は激しく後悔した。  後ろでカチリと純子がドアの鍵を閉めた。 「あのー、ここは話し合いには向かないと思いますが」  武志は冷静を装って話すが、少し声が裏返り気味だ。 「あら、そんな事無いですよ。静かだし、誰も来ないし、秘密のお話もできるし、私は良く使いますよ。それより、とりあえずソファーにお座りになってください。何かお飲み物でもお持ちしましょうか」 「いえ、けっこうです。それよりお話は何ですか」 「まあ、そうお急ぎにならずに、コーヒーでもお持ちしますわ」  そう言うと、純子は入ってきたのとは反対側にあるドアから出て行った。カチャカチャ音がするので飲み物の準備をしているのだろう。  武志は飲み物にクスリでも盛られるんじゃないかと気が気ではなかった。  カップとポットを持って純子が戻ってきた。ポットからそれぞれのカップに注ぐと、一旦先ほどのドアの向こうへ消えた。  一つのポットから注いだからクスリの入っている危険性は少なそうだが、武志は念の為に純子のカップと入れ替えた。  純子が砂糖とミルクを持って戻ってきた。 「モカです。独特の味ですけど慣れると癖になるんです」  純子が飲むのを確認してから、武志も一口飲んだ。初めて飲むが確かに独特の味がする。癖になるかもしれない。武志は数口味わった。 「武志様、ミルクはいかがですか、ほんの少し入れると、また違った味わいがあって美味しいですよ。それとも母乳をお持ちしましょうか」 「ぶぼっ」  武志は思わずコーヒーを吹いてしまった。 「あら、まあ、ごめんなさい。冗談だったんですけど」  純子は慌ててタオルを取ってくると武志のズボンを拭き始めた。 「ごめんなさい。染みになってしまいますわ。洗いますのでお脱ぎになってください」 「いや、いいですから。染みになってもいいですから」  武志はズボンを脱がそうとする純子を必死に抑えた。ここまでは、一から十まで純子の筋書きに乗せられている気がする。まるで手のひらの上で踊らされているようだ。 「それより早く話をしましょう。話をしないんなら帰りますよ」 「分かりましたわ。ではお話をさせて頂きますけど、怒らないでくださいね」  武志は反論する気力も失せてきて、黙ってうなずいた。 「武志様が言われた通り、上司には最後にして欲しい旨を伝えたんですが、それはダメだと。武志様にぜひとも協力をお願いしなさいと。武志様がご納得頂けないのは私の誠意が足りないからだと」  気が付くと純子は体を摺り寄せてきていた。香水と純子の体臭が混ざり合った匂いでクラクラする。 「武志様と勝負はしないと約束しました。でも私は学が無いもので、この体を使う以外誠意をお見せする方法を知らないんですよ」 「いや、ほんとに、そういった誠意は必要無いですから。今は大学とか修行でいっぱいいっぱいなんですよ。もうすぐ三年でゼミも始まるし、そのうち就職活動も始まるし、ほんとにごめんなさい」 「いやですわ。協力を断るかどうかはともかく、私の誠意だけは受け取って頂かないと。上司にしかられてしまいます」 「じゃあ、もう受け取った事にしましょう。それでいいでしょ」 「そんなのすぐにばれてしまいますわ。それにここは誠意を受けたいって言われてますわ」  そう言って純子は武志の股間に軽く触れた。そこは武志が知らない間に硬くなっていた。  おかしい。武志は射精をコントロールできるのと同じで勃起もある程度コントロールできる。毎週数回精を抜いている状態で勝手に勃起するなど過去に無かった。  クスリか。さっきのコーヒーか。でも同じポットから入れて、カップも入れ替えたぞ。 「クスリを盛りましたね」 「いやですわクスリだなんて。そういえばいつもの癖で、コーヒーは私がいつも飲んでいるブレンドをお出ししてしまいました。ちょっとした薬草が入っているだけですから安心してください。私は人見知りをするものですから、初めてのお客様とお会いする時にも普通に話せる様に、ちょっとだけ興奮する薬草を入れてるんですの」  やられた。気を付けたつもりだったのに。興奮剤なら二人とも飲んでも問題無い訳だ。完全に頭の先まで罠にはまってる。武志は呆然とした。 「もう帰ります。すみませんが上司の方に怒られてください。なんなら私の方から上司の方に言ってあげても良いですよ」  武志はそう言うとドアに向かった。開けようとするが鍵がかかっていて空かない。鍵が無いと開かないタイプのようだ。 「すみません。鍵を貸してください」 「ダメですわ。誠意を受け取って頂くまで鍵はお渡しできません」 「いい加減にしないと怒りますよ」  女性にやさしく、普段はおとなしい武志もだんだん腹が立ってきた。 「ここには、女性をしかるための道具がたくさん有りますわ」  どうやっても帰す気は無いようだ。  ここまで来てようやく武志は罠の全てが理解できた。武志が言う事を聞いて誠意を受け取ればそれで良し、武志が怒り暴力に訴えればなお良し。そのための部屋であり、そのための純子であろう。純子はMの質が有り、今回の任務に選ばれたのだ。あわよくば武志のSの質やSの技を確認しようと言うのだろう。いや、もっと考えると、武志が何でも言いなりになるようならMの質を確認しようとしただろう。女王様の中にはSとMのどちらもできる人がいると聞く。C級のトップと言うからには純子もSMの両方くらいできるであろう。  いずれにしろ武志は純子と寝るしかない。武志はあきらめて言った。 「分かりました。誠意は受け取ります。ですが、俺はSMとかは全く興味がないですし、やった事もないですから。普通にやってください。普通に。変な事したら、ドアを壊してでも出て行きますからね」  純子はテーブルの上のカップを片付けると、武志の前で正座した。 「では、ご奉仕させて頂きます」  そう言うと深々とお辞儀した。 「立ち上がってくださいますか」  純子は武志を立たせると、シャツのボタンを外していく。上半身を脱がし終わると、靴、ズボン、トランクスを脱がしていく。靴下まで脱がし全裸にすると、一旦座らせた。  武志の前へ立ち、背中に手を回しドレスのファスナーを下ろしていく。自然と胸が突き出される形になり、巨大な胸が激しく自己主張する。  ファスナーを降ろし終えるとストンとドレスを落とす。黒レースのハーフカップ・ストラップレスブラと上下セットのハイレグショーツが見える。ストッキングは太ももまでのガーターレスタイプだ。巨大な胸はカップから今にもこぼれ落ちそうになっている。  ドレスを脚から抜き脇へやると背中へ手を回しブラを外す。  後ろへ手を回し胸を突き出す姿はまるで縛られるのを待っているようだ。  胸は自重で少しだけ垂れてはいるが思ったより形が良い。それより乳輪と乳首がピンク色で意外な感じがする。  乳輪は少し大きめで盛り上がっている、乳首は円筒形にぴょこんと突き出している。色と形がアンバランスで卑猥さと可憐さが同居してなぜか虐めてみたくなる。  純子はショーツに手をかけるとゆっくり降ろしていく。ゆっくり降ろす事で恥ずかしさを盛り上げ自ら楽しんでいるように見える。  ヘアーはちぢれの少ない毛が密集している。手入れされていて逆台形の形に揃えられている。  ショーツを脚から抜き去ると、わずかに脚を開き武志に秘肉を見えやすくする。 「いかがでしょうか」  武志はソファーに座っているのでちょうど目の高さに秘肉が来る。色素が薄いたちなのか、濃いピンク色で使い古された感じはしないが、ビラビラは大きめでかなりはみ出している。乳首と同様に色と形がアンバランスで妖しい雰囲気が立ち込める。全裸にストッキングだけというのも淫靡な雰囲気を増している。  前を十分見せると後ろを見せ、胸同様豊満な尻を見せる。日本女性に多い中央が角ばりぼってり下に垂れている形ではなく、丸く柔らかそうな大きな尻をしている。  純子はしばし武志へ自らの体をお披露目し、武志の目を満足させる。自虐の血を沸き立たせた後、武志の両脚の間に正座した。  まずは亀頭だけを咥えて口を慣らすと、ゆっくりと飲み込んでいった。  武志は鼻で大きく息をして純子の口を味わう。フェラは今までで一番うまい。根元まで完全に含むディープスロートだ。根元まで含んだまま舌で袋を舐められるのは初めての経験だ。愛達もうまかったが、純子はレベルがさらに一つ違う。肉棒の全てを知り尽くし、数限りない回数をこなしている感じだ。相手の反応を確認しながら、強弱を付け男の性感をコントロールし気持ちの良さを持続させている。  立たせフェラ、愛撫フェラ、抜きフェラの違いもちゃんと理解している。頭と舌と唇と指が協調しながら別の動きをしている。歯をかすかに当てるのも絶妙なテクだ。かなりの練習をして、数多くの本物を咥えてきたのだろう。  純子は武志の肉棒が完全に勃起しきるまで続けた。そして一旦口から抜くと、武志の両脚を持ち上げ自分の肩の上に乗せる。腰をぎりぎりまで前に出させると、両手で尻を割り開き蕾にキスをした。 「うひゃあー」  武志は弱点の尻を責められ思わず声を上げる。  純子は口を少し開いて押し当てたまま舌で舐め始める。蕾を中心に放射状に舌を丁寧に這わせていく。その間も唇をもぐもぐさせて穴の周囲を刺激する。  武志は尻の穴をヒクヒクさせて感じている。尻を舐められると体中の力が抜け、尻に感覚が集中しどんどん敏感になってしまう。  純子は蕾周辺を舐め終わると、舌先で穴をこじ開けようとする。  武志は毎朝トイレで大も済ませているが、舌先を入れられるのはさすがに抵抗がある。  必死で肛門を締め抵抗しようとするが、ふと筋肉が緩んだ瞬間に進入を許してしまう。再び肛門を締めて抵抗しようとするが、肛門で舌を挟む形になり、黒くて甘い感触が尻から背中へ向けて、ぞわぞわと駆け上っていく。 「ああー」  おもわず情けない声を出してしまう。  武志は肛門で舌を食べるのがこんなに気持ち良いとは知らなかった。肛門を締めるたびに寒気がするほどの快感を感じる。  純子は中に入れた舌で肛門の内側を責める。舐めたり、ぐるぐる回したり、出し入れしたり、その度に武志は尻を震わせ妖しい快感に体を悶えさせる。  さんざん舌で蕾をなぶると、純子は舌を抜き肛門に口を当て、中身を吸い出し始める。 「あああー、それはダメー、吸ったらダメー」  武志は泣き声を上げた。中味を吸われるなど考えた事も無かった。恥ずかしさと気持ち良さで頭が飛びそうになる。  純子は味がしなくなるまで吸うと最後にチュッと蕾にキスをして口を離す。両脚も床に降ろしてやる。  武志は肩で大きく息をしていた。かなりの体力を消耗している。肉棒は快感が強すぎたせいか、別の世界の快感だからか少し柔らかくなってしまっている。  純子は武志の手を取りベッドに向かう。武志の脚を開いて寝かせると、脚の間に座り込んだ。  ベッドサイドからローションを取り両胸に垂らすと両手で寄せ肉棒を挟む。純子くらいの巨乳になると肉棒が乳房に埋もれ見えなくなる。  純子の胸は今までの女性の中で一番柔らかい。とてつもなく柔らかい物にくるまれ、半立ちの肉棒が乳房に溶かされ一体化するような気持ち良さがある。  以前真由美にパイズリをやってもらった時はローションを使わなかったが、ローションを使ってぬるぬるにしてのパイズリは全くの別物だ。フェラと挿入が別物で違う種類の気持ち良さがある様に、パイズリも全くの別物で、ある意味秘肉に入れるより気持ち良い。全身から緊張が取れ、力が抜けていく。全身マッサージの心地良さとフェラチオの気持ち良さが混ざった様な感じだ。  武志は純子の奉仕に身を任せ体中を弛緩させながらも肉棒だけを熱くたぎらせていく。  肉棒が最大まで大きくなると、亀頭が乳房の間から少し頭を出した。  純子はすかさず舌を伸ばす。先端の割れ目に舌の先端を潜り込まそうとする。 「それはダメ、強すぎる」  武志は思わず腰を引き、舌から逃げる。純子は深追いをしない。  胸を離すと、武志に跨った。 「それでは、頂戴します」  肉棒を手に取ると秘肉に合わせゆっくりと腹の中に収めていく。  純子の中は暖かく、ぬるぬるした柔らかい物が全体を強い圧力で締めてくる。武志は高圧のゼリーの中にいる様な感じを味わっていた。中の柔らかさは今までの女性で一番だ。秘肉の襞まで脂肪でできているかの様だ。  武志の胸に手を置くと腰をゆっくり上下させ始める。 「あっ……、あっ……、あっ……」  純子は自らの腰の動きに合わせて、声を出す。  武志はフェラ、アヌス責め、パイズリで昂ぶってはいたがまだ射精をコントロールできる範囲内で、純子の秘肉を味わっていた。  純子は見かけより体力があるようで休み無く腰を動かし、たまに腰を回して肉棒に捻りを与えたりする。  しばらく二人の間でお互いの体を味わう静かな時間が流れる。  こういう緩やかなセックスの場合男性は不利である。女性は体力が続く限りいくらでも続けることができるが、男性は肉棒の元気が無くなるか射精すれば終わりである。  武志は一時間以上勃起を続ける自身はあったが、このままでは埒が明かないと気を流し始める。  まずは両手で乳房を揉む。パイズリの時に感じたように胸はあくまでも柔らかく、指が肉の中に沈みこんでいく。乳を搾るように根元から握り指先から気を送る。  また、純子の腰の動きに合わせ、亀頭で子宮口を押し上げ、同時に先端から大きな気の塊を流し込む。 「あああー、すごいー、ああー」  純子の体が一瞬跳ね、声がだんだん艶を帯びたものに成ってくるが、それでも腰は止まらず一定のリズムを取り続ける。  武志は乳房を握る指先にさらに力を込める。そして腰がぶつかる時に肉の鈍い音がする位、腰の動きを激しくする。 「いいいいー、ああー、いいー」  純子は苦痛と快楽が入り混じった顔をしているが、腰の動きは変わらない。  純子がいっこうに絶頂へ近づかない事に武志は焦りを感じ、二度、三度と大きな気の塊を流し込む。純子の体に気の通り道ができて、気が子宮から背中を通り頭まで流れているのがはっきり分かる。子宮は熱く燃え、頭の中は白く濁っているはずだ。  それでも純子の腰の動きは変わらない。  武志は胸を揉むのを止め、乳首を持つと思い切り引っ張った。乳房が柔らかいだけにかなり伸び、長い円錐の形になる。 「ひいいいぃー」  純子は眉と眉の間に皺を寄せ、目をつむり痛みを噛み締めている。  武志は乳首を引っ張ったまま指先で潰すようにこねる。 「んんんー」  純子は自分で痛みを増そうとするかのように背を反らせ、頭をのけぞらせて白い喉を見せる。Mの純子は痛みも快感に変えているのだろう。  武志はそのまま四度、五度と気の塊を送る。  その度に純子は大きな喘ぎ声をあげ、一瞬体を震わせ秘肉を締め上げるが、すぐ元に戻り腰の動きを続ける。 (おかしい)  武志は不信に思い始めていた。純子は普通の女性と違うのかもしれない。  武志が純子に送った気の量は、普通の人ならとっくに、愛や優などでも十分失神してしまう量である。それだけの気を受けておきながら失神しないどころか、体の動きさえ止めない。武志はもう全体の半分強の気を使ってしまっている。一人にこんなに大量の気を使うのは初めてである。  武志は一旦体の動きを止め、気を送るのもやめた。息を整え気を集めなおし整える。射精感は十分押さえられている。  胸を優しく揉みながら作戦を考える。純子が今までの相手と違う事は分かる。その事について二つ考えられる。  一つ目は気が効かないか無効にする手段を持っている事だ。体質か技かクスリか分からないが、気が効かないとなると勝ち目がほとんど無くなる。自分から気を取ると、ちょっとだけ肉棒が大きくて、少しテクが有るただの我慢強い男である。今までも気を使う事で相手の攻撃を抑え、先にイカせていた。相手が普通にしか感じないとなればS部隊の素晴らしい秘肉に負けてしまう可能性が高い。手の打ち様も無い。  二つ目は絶頂や失神の限界が高い事である。自分が修行による精神集中で射精感をコントロールできる様に、何らかの理由で絶頂や失神しにくくなっている事は考えられる。Mである純子は痛みや快感、要するに刺激に対する耐性を鍛えているのかもしれない。  この場合の対策は、その限界を超える快感を与える事である。  他に純子が不感症である事も考えられるが、今までの反応からして十分感じているようだし、それが演技だとは思えないし思いたくも無い。  となると武志がやる事は二つ目だと信じて、より強い刺激を与える事しかない。  さすがC級トップだと自ら言うだけある。ただ者ではないと思っていたが、こんな能力を持っているとは考えてもみなかった。  体の中には時間にして約一時間分、大きな気の塊を流すとすると五発分の気が残っている。これをどの様に使うかで勝負が決まる。  武志は純子の体を引き寄せ、自分の上に倒し女性上位の体制にした。気の流れをより感じるためだ。今日は気を回収する事をあきらめて、純子をイカせる事一本に絞る。  二人の体に挟まれて純子の巨大で柔らかい胸がつぶれている。今までの感触とはレベルが違う。胸ではなくハイテク新素材の圧力吸収剤か何かを挟まれている気がする。抽挿の動きが伝わり揺れる圧力を受け止め、えも言われぬ感触を武志に伝える。  武志は両手でがっしりと純子を固定しキスをした。よく考えると今日初めてのキスだ。アヌスにはキスされたが口でキスするのは初めてだ。一瞬尻の中味を吸われた事を思い出したが、無視して舌を吸う。 「んふ、ぅふ」  純子は積極的に舌を差し出し、武志に吸わせる。  純子は舌まで柔らかかった。体中が柔らかいのだ。尻に手を回すと当たり前のように尻も柔らかい。指がずぶずぶと埋まり、果てが無い。豊かな尻は胸以上に揉み甲斐が有る。また肌もしっとりしていて手が吸い込まれ、沈み込む感じがする。  武志は純子の体の柔らかさに心を奪われたが、最後の決戦の時が来たと気を引き締めなおす。  片手を背中、片手を首の後ろに回し純子の体を固定する。肉棒を秘肉の一番奥に入れ、先端と子宮口を合わせる。口では純子の舌を吸い込んである。  準備ができた。武志は過去最大の気の塊を純子に送るつもりだ。気の塊の三発分をまとめた物だ。過去に1.5発分の気を愛に送った時は絶頂し失神した。二発分の気を優に送った時もやはり絶頂し失神した。  今回はさらに大きい三発分だ。経験が無いだけにどうなるか分からない。これでもダメならば武志にはもう打つ手が無い。  武志は意識を集中し肉棒の先端から一気に巨大な気を送った。  その瞬間、純子が手を突っ張り、武志を押しのけるようにして体を反らした。頭は真上を向くほど反らしている。声を出せないほど感じている。 「いっ、いいい……」  純子の食いしばった歯から、かすかにうめき声が漏れる。  武志は気の激流が純子の体を流れて行くのを感じ取っていた。肉棒の先端から放たれた気は子宮を焼き尽くし背骨を焼きながら延髄に達し脳全体を焼き尽くした。純子は体中が焼き尽くされ頭の中が爆発した様な感覚を味わっているはずである。  秘肉が断続的に強く肉棒を食い締めている。体は細かく震え続けている。  さすがに純子も失神しただろうと武志は思った。今のは確かに手応えが有った。純子は気をまともに受けていた。効かない訳でも無効にできるわけでもなかった。  純子の頭の中に充満していた気が少しずつ晴れてきている。それに伴い彼女の体の痙攣が収まっていく。  彼女の体がどさりと武志の体の上に落ちる。失神したなと思った、その瞬間だった。 「す、凄かったです。死んだかと思いました」  純子が感心しきった口調で言った。純子は気を失っていなかったのだ。  武志は驚愕した。今ので失神しないとはどんな体をしているのだ。  もう今以上の気を送るだけの量は残っていない。武志は普通の手段では彼女に勝てない事を悟った。呆然としてしまう。 (もう、あの技を使うしかないのか)  祖父の残した資料にあった禁断の裏技、延髄責めである。武志の先祖はどうしても気が効かない相手に対する技を用意していた。それは指をぼんのくぼ、要するに首の後ろの窪みに当て指先から気を直接延髄に向けて流し込む技である。気が体の中を通らない分、途中で減衰がおこらず、最大限の衝撃を相手に与えることができる。  この技は脳に向けて直接気を流す事であり危険であるため通常時の使用を禁じた裏技である。最悪の場合、相手を壊してしまう可能性がある。  武志はもうこの技でしか純子を倒せないと分かっていた。純子は刺激への耐性が極端に高いのだ。どんなに強い刺激がきてもそれを受け止めてしまうのだろう。どういう方法で受けているのか、どう感じているのかは分からないが、そうとしか考えられない。  通常の刺激に対する耐性が高いという事は脳への衝撃の耐性も高いはずだ。きっと純子なら壊れないはずだ。もし純子が壊れてしまったなら、その時は一条流を捨て一生かけて償おう。武志は決心していた。  その時の武志には降参するという考えは全く無かった。ただ勝つ事しか考えていなかった。純子を壊すかもしれない事に賭けてでも勝つつもりでいた。普段の武志なら間違いなく降参していただろう。セックスの勝負の為に人生を賭けるなど正気ではない。  だが、その時の武志は勝利への執念、負ける事の恐怖、負けが近い事へのあきらめ、あきらめたくない意地、色々な考えが混ざり正常な思考ができないでいた。  残り全ての気を延髄に叩き込む。それで決着をつける。武志は決心していた。  武志は純子を抱き、両手の指先を首の後ろのへこみに当てた。それから残った気の全てを指先に集中させた。  頭の中にイメージを描く。指先から出た気が延髄を燃やし、頭の中を燃やし尽くす。脳に満ちた気が晴れると、どこも壊れておらず、しばらくすると純子が失神から目覚める。イメージが固まるまで何度も描きなおす。  そしてようやく頭の中に明確なイメージが描けるようになった。  準備はできた。気持ちを落ち着け精神を集中する。失敗は許されない。この技がダメなら気も残らず手の打ち様がなくなる。  武志は息を大きく吸い込み止めると、指先から全ての気を解き放った。気が一気に純子の首から延髄・脳全体へと伝わり頭の中が気で充満する。 「ひ、ひぃー……」  その瞬間純子の体が硬直し一直線に伸びた。そのままピクピク震えている。秘肉は痛いくらいに締め付け続ける。  目は半開きだが焦点は合っておらず何も見えていないようだ。衝撃が強すぎたのか口は開かれているが声は出ない。  純子の体はしばらくの間、硬直し痙攣していたが、やがて電池の切れたおもちゃのように体から力が抜けぐったりとして動かなくなった。目は閉じられ、口の端から唾液が一筋流れ落ちていた。  武志はまさか死んだのではと、純子の体を降ろし横に寝かせると生死を確認する。  かすかだが呼吸はしているし、心臓も動いている。  とりあえずほっとしたが、純子を壊してしまったのではないかという恐怖がじわじわ湧いてきた。  もし純子に何かあったらどうすれば良いのか。不安でドキドキする。  どうして裏技を使ってしまったのか、素直に負けていれば良かったじゃないか。興奮が冷めるにつれ激しく後悔していた。 「純子さん、純子さん。純子さん」  武志は耳元で何度も名前を呼びかけてみる。口の中が乾き声がかすれてしまう。  生涯で一番ドキドキしている。大学入試の結果発表を待つ間の気持ちなど比較にならないほどドキドキしている。  純子が身じろぎした。 「純子さん、純子さーん。大丈夫ですか」  武志が必死に呼びかけながら腕をさすると、ようやく純子が目を覚ました。  目をパチパチさせ、ここはどこという顔だったが、一瞬の後状況を思い出したのか、のそのそと起き上がり、武志へ向かって正座した。 「すみません。私としたら気を失ってしまって」  武志はうれしさと驚きのあまり動けなかった。自然と涙がにじんできた。良かった。本当に良かった。  もうあの技を使うのはやめよう。生涯封印しよう。こんな恐ろしい想いをするくらいなら、あの技を使わないで負けたほうがましだ。武志は決心していた。 「いや、別にそれはかまいませんよ。そうなるようにしたんですから」  武志は泣き声にならないように涙をこらえながら答えた。 「でも凄かったです。SM以外で失神したのは生まれて初めてです。途中でも有り得ないくらい感じました」 「満足してもらって良かったです。がんばった甲斐がありました」 「さすが武志様、正直申しまして参りました。武志様こそ将来、私達の部隊を率いていかれる方だと確信しました。もう私の真の御主人様は一生武志様だけでございます」  純子はそう言うと、正座したまま土下座のように深々とお辞儀をした。 「そんな何を大げさな事を言ってるんですか」 「いえ、私は本気です。今後もお仕事で一時的に別の御主人様にお仕えする事があるかもしれませんが、それはあくまで仕事の上での仮の姿。言わばプレイです。心の中の真の御主人様は武志様だけです。今後、御用がある際には何なりとお申し付けください。武志様もいずれはSMを身に付けなければいけない時が参ります。その時には、ぜひ私にお手伝いさせてください」 「だから、そんな奴隷みたいな事言わないでくださいよ」  純子の普通とかけ離れた言葉に武志は思い切り引いてしまう。 「奴隷がお嫌なら、部下でも弟子でも何でもけっこうです。私の心の中は変わりませんので。ただ、武志様の為なら何でもする女が居るという事を覚えておいて頂ければ幸せです」 「なんで、そこまで思い込むんですか。おかしいですよ」 「ノーマルセックスであれほど女を感じさせるお方がSMを極められたらどうなるか。考えただけで身震いがします。快感のあまり死んでしまうのではないかと期待に胸が膨らみます。ご安心ください。私が全霊を持って武志様が一流の御主人様に成られるようお教えいたします」 「分かりましたから。その件はまた別の機会にゆっくり話すとして、ちなみに聞いてみたいんだけど、純子さんはSの方をやる事もあるの」  武志はいいかげん純子の考えに呆れて話を変えた。純子が無事だった事の感激もどこかへ行ってしまった。 「もちろん、任務でしたらSとMのどちらでもやります。個人的にはMの方が好きですけど」 「それと、今回は全てシナリオ通りだったの。だとしたら誰が書いたの」 「いえ全て私のアドリブです。いつもの通りにやっただけです。ただ上司から武志様は凄いテクニックを持っているから試して良いと言われただけです」  武志はある意味感心した。あれだけの事を全て素でできるとは。それができるからこそC級トップなんだろう。 「まだ次に誰かが来るのかなあ」 「それはリーダーが決める事ですので分かりかねますが、私の予想では来ます。部隊はますます武志様の事が欲しくなるに違いありません。もうC級には私以上の者は居りませんので、次に武志様の元に来るのは、おそらくB級の人間。愛や優より1レベル上の人間です。お気を付けください。私は武志様の勝利を確信しております」  純子はもう話はそれくらいにしましょうと、武志の手を取り浴室へ導いた。純子の瞳はこれから奉仕する事の期待で妖しく輝いていた。  純子との戦いの後、武志は自分の未熟さを反省していた。静香、愛と優、純子と楽ではない戦いが続いている。純子にいたっては壊してしまう危険性がある中での勝利だった。裏技を使わなければおそらく負けていた。  それなのに、S部隊にはまだまだ上が居るという。  純子と会うまではS部隊の事を甘く考えていたかもしれない。C級トップという愛と優を倒した事で、もっと上でも何とかなるかもと考えていた。しかし、純子との戦いで上には上がある事、自分が知らない世界がある事を思い知った。慢心していたと思う。  S部隊と積極的に戦ったり協力する気は無いが、これからも来るだろう挑戦に負けないためには鍛錬、修行を積まなければいけない。当面は気の回収の完成だ。これが仕える様になると、セックス後の疲労を抑えることができる。それで女性に与える快楽を大きくすると同時に練習回数を増やすことができる。それに技の最終段階、循環の元になる大切な技だ。  気の量を説明すると次の様になる。  武志は気の単位として"q"というものを考えた。気の中国語読み、"qi"からきている。  そして1qを武志の体で毎日作成される気の量の十分の一とした。  よって、毎日10qの気が作成され、一週間では70qが作られる事になる。そして武志の場合、体の中には最大200qの気を貯める事ができる。  今まで美穂達を相手にする時は一人当たりセックス一回で大体20qの気を使っていた。すると回復に二日かかる事になる。  回収の技を使う場合、40qの気を使って20qを回収すると40q-20q=20qとなり二日で回復できる。より多くの気を使いながら回復日数は変わらない。  しかし、この技も万能ではない。回収した気は体全体に分散し再び使えるようになるのに時間がかかる。食物を食べてもすぐには消化吸収されず時間がかかるのに似ている。回収した気をそのまますぐ使えるようにするのが第五段階の技、循環である。  また、気の知覚も完成させなければいけない。自分の流した気の知覚は回収や循環に必須である。またS部隊に気の使い手がいるか分からないが、もしいたら相手の気も知覚できるようにならないと勝負が難しくなる。  まだまだやらなければいけないことは多い。武志は一層の修行を決意した。 <第11章>  武志が純子と会ってから二週間がたった。  その間武志は美穂達で回収の練習を進めていた。自分が送った気が延髄を通る時にタイミング良く気を吸う。最初はよく冷えて凄く硬いシェイクをストローで吸う感じで、なかなか吸いだせないが、一度吸えるとだんだん楽に吸える様になって来る。気の道と同じで最初は通りが悪い。少ししか流れていない気を吸うのは大変だが、気の塊を送った時にタイミング良く吸うようにすると最初でも気を吸いやすい事が分かった。さらに練習を積めばもっと楽に回収できるようになるだろう。  S部隊とは過去二回、二週間間隔で勝負をして来た。そろそろ接触があるかなと考えていたら、それは突然訪れた。  春休み期間中、武志はトレーニングの走り込みを朝だけではなく夕方も行っていた。そして夕方、武志が走り込みから帰ると、見覚えのある車が家の前に停まっている。二週間前にも乗った、例のワンボックスカーだった。  武志が近づくとドアが開き驚くような美女が降りてきた。この部隊の人と会うときは必ず驚かされる。  体にフィットした超ミニの真っ赤なワンピースに真っ赤なパンプス。上に黒のジャケットを羽織っている。  裾からのぞく白い脚は日本人離れしている長さで、しかも細いながらも肉感的だ。ストッキングをはいておらず、生脚がなまめかしい。足首は細くしまり、柔らかそうなふくらはぎへつながっている。  引き締まった脚の場合、ふくらはぎが筋肉質で硬そうな感じがする事があるが、そんな事は無く絶妙なラインで丸みを保っている。つい、この脚を絡ませられたらと想像してしまう。脚フェチの男なら泣いてすがり付きそうだ。  ウエストは異常に細く、そして大きく開いた胸元は豊かな胸の上半分をあらわにしている。鎖骨は綺麗に浮き出ていて細く長い首に繋がっている。  そして顔はトップモデル級というか、普通ではお目にかかれないような美しさだ。美しすぎてやや人工的な感じさえする。顔自体が小さく、そこにパーツがバランスよく納まっている。  細めの眼はややあがり気味で意志の強さをかんじさせ、鼻は小高く持ち上がり、小さい口は上品さをにじませる。最近は口の大きな人が増えてきているが、トラディショナルな武志は口は小さいほうが好みだ。この小さい口が大きくいっぱいに開き肉棒を咥える事を想像すると股間に血が集まってくる。  顔全体がきつめの印象を与えるが、眉はそれを和らげるためか柔らかめに整えられている。  黒くてこしの強そうな髪は背中へ垂らしている。ツヤツヤに輝き手入れの良さを思わせる。  身長はパンプスを履いているせいか武志とあまり変わらない。おそらく170cmくらいあるかもしれない。しかし、腰の位置からすると脚は彼女の方が長そうだ。  雰囲気に惑わされて何歳か分からないが。おそらく二十代半ばという所だ。  武志の周りにいる女性で言うと麻衣が一番近い。麻衣の出るべき所を出し、細くすべき所を細くしたら彼女のスタイルに近くなる。  普通の男なら、この人の前に出ると全身を硬くして動けなくなってしまうだろう。  武志も当然のように固まり、何も話せないで呆然と女の顔を見つめている。 「武志さんですね。愛達の上司の明日香です。お話が有り参りましたので、お時間を頂戴できないでしょうか」  武志は返事を忘れて、固まったままだ。 「武志さん、おじゃましても良いですか」  少しかすれた高音の声に武志はようやく気を取り直した。 「あっ、えっ、えー、はい、いいです。いや、ちょっと待ってください。五分だけ待ってください。すぐ戻りますから」  武志は慌てて鍵を取り出し焦りながら鍵を開け、家の中へ逃げるように入った。  いつも部屋は片付けているとはいえ、女性を部屋に上げる前にはチェックしなければいけない。もしまずい物を出したままだったら大変だ。それをあんな美女に見られたら死にたくなってしまうだろう。  父は仕事で母は買い物だろうか家の中は誰もいなかった。  急いで部屋の中を片付け、ベッドメーキングをして、玄関へ戻った。 「お、お待たせしました。どうぞお上がりください」  話し方もつい変なものになってしまう。 「おじゃま致します」  明日香は靴を脱ぎ向きを揃え端に置くと、武志に続いて家に入っていった。  武志の部屋は六畳一間にベッド、机、本棚、たんす、テーブルなどを置いているため狭く感じる。  武志はクッションを勧め明日香に座ってもらったが、かざりっけの無い男の部屋に明日香が居るのは、とてつもなく違和感を感じる。武志の部屋へ母以外の女性が入るのは初めてだった。  交際経験も無く、美穂達と会う時は別の所だったため、この部屋で女性と二人きりになるのは初めてだ。  武志もテーブルを挟んで明日香の前に座ったが、緊張と興奮で舞い上がり何をして良いか分からない。  明日香はきちんと膝を揃え正座している。超ミニの裾から太股の大部分がのぞき、頭を少し傾けると中が見えそうだ。狭い部屋には女性の甘い匂いが広がり、官能をたかぶらせる。  緊張で口の中が乾く。それで武志は、あっと思い付き言った。 「何か飲み物でも持ってきます」  武志は逃げるように部屋を出た。美女と二人きりの緊張に耐えられなかった。  母の躾で簡単な家事はできるが、何を出せば良いのか悩んでしまう。女性を呼んだことが無いので分からない。インスタントコーヒーはゴージャスな明日香の雰囲気とは違いすぎる。コーヒーメーカーはあるが時間がかかりすぎる。緑茶も似合わない。そうだ紅茶にしようと準備をする。  最大火力で湯を沸かし、ティーバッグじゃだめだろうと、ティーポットに紅茶の葉を入れ、家で一番高いカップを出す。  準備ができた武志は砂糖とミルクも一緒にトレイへ乗せ部屋に戻る。  明日香は静かに正座して待っていた。  しばらく無言の時間が流れたが明日香は紅茶を一口飲むと話し始めた。 「それでお話なんですが」 「は、はいっ」  武志が裏返った声で答える。  明日香は武志が緊張しまくっているのは分かっていたが話を続けた。 「今日はあらためて一条流の当主である武志さんに正式な協力依頼をするために参りました。私のお話できる範囲でご説明いたしますので、それを聞いてご判断ください」  武志は緊張したまま真面目な顔で話を聞く。 「まずはS部隊と丹家衆についての関係なんですが、丹家衆について明治時代くらいまではある程度ご存知だと思います。大正時代になって側室が廃止されてから丹家衆は皇族の方への性知識の伝授とか性に関する相談に乗っていました。戦後には進駐軍将校の相手をする高級娼婦の管理などもやっていたのですが、冷戦構造の中、日本にも諜報部隊が必要という事になり、そこで性技術に関する教官として丹家衆が招かれました。おそらく一条流にも話はあったと思うのですが、あなたの曾お爺様やお爺様がお断りになられたのだと思います。そして諜報部隊の拡大に伴って、性部隊が独立してできたのがS部隊なんです。念の為に申し上げますと、我々部隊員は全員自由意志で参加しています。脅迫されている訳ではありません。ここまではいいですか」  武志はうなずいた。 「丹家衆は元々側室の女性に指導する性質上、女性に対する教育はできるんですが男性に対する教育ができません。また隊員の中で女性の技術だけが向上して男性の技術が低く、訓練の適当な相手が居ない状況です。そこで、武志さんには女性隊員の訓練の相手と男性隊員の訓練を担当して頂きたい。できれば作戦行動にも参加して頂きたいという事なんです。お分かり頂けたでしょうか」 「話は分かりました。でも、純子さんにも言いましたが、俺はまだ大学生ですし、修行も途中だし。それに危険な事に巻き込まれるのは嫌ですから。なにより一条流は一子相伝の教えで他人に教えちゃいけないんです」 「もちろん武志さんの御都合は最大限尊重いたします。訓練は大学に影響の無い範囲で結構ですし、男性に教える事ができなければ女性隊員の相手だけでも結構です」 「相手をする女性は今でも多い位で困ってませんから」 「武志さんにとってもいい事はあるんですよ。修行の相手は女性隊員から選んで頂ければいいです。一般の女性より耐性が高いですから修行の相手にはぴったりです。普通の人相手だとできない事も有りますよね。それに隊員は皆静香や愛の様な肉体的レベルの高い者ばかりです。武志さんは修行を行う、女性隊員はその相手をすると同時に自分の訓練にもなる。一石二鳥です。それに訓練中は給与が支給されます。変わったアルバイトだと考えて頂ければ」 「それに俺なんかに頼まなくても、他にもっと凄い人がいるんじゃないですか」 「いえ、報告書を見る限り武志さんはかなりのレベルの技の持ち主です」  明日香は武志が何を言おうと反論してくる。所詮大学生の武志が口で勝てる相手ではなかった。 「曾爺さんや爺さんが協力しなかったのは、俺には分からないけど何か理由があると思うんです。俺は若くてまだ世間を知らないので、とりあえずじいさんを真似ておく事にしますよ」 「すぐに結論を出されなくてもいいんです。しばらく考えてから結論をお出しください」 「いえ、大学を卒業する頃、その時でも俺を必要であれば、また誘ってください」 「どうしてもダメですか」 「どうしてもダメです」  武志の決心は固かった。 「では最後に一度だけ私にチャンスをください。愛達の上司として武志さんの実力を知る必要があります。それに部下がやられて黙っている訳には行きません。私の上司の手前もありますし、私にも挑戦させてください」 「それは願ったりかなったりというか、とてもおいしい話なんですが。明日香さんみたいに綺麗な人が本当に良いんですか」 「私はかまいません」 「それなら良いですけど、これで最後にしてください。次はいつあなた達が来るかと不安な毎日を送ってるんですよ」 「私と私の部下はもう武志さんの前に現れない事をお約束します。上司にも武志さんのお気持ちは伝えます。ただ、上司がどう判断するかは分かりません。私も組織の一員ですから、そこはご了承ください」 「ええ、それでいいです」 「今からというのはご都合もあるでしょうから、明日の木曜日午後一時で良いですか。こちらまでお迎えにあがります」 「分かりました」  春休みのバイトは三月いっぱいで終わり、今週はのんびりしていたので明日でも空いている。  武志は明日香を玄関まで送りながら聞いた。 「最後に聞いてみるんですが、明日香さんはいつもそんな服なんですか」 「そんな事ないです。今日は武志さんの説得用の服です」  木曜日当日、武志が連れて行かれたのは都心に近い高級ホテルの一室だった。まあまあ広い部屋にダブルベッドが置かれている。  明日香はカクテルドレスというのか、黒の光沢ある生地は胸までしかなく肩が全部出ている。ウエストは細く絞られ裾は膝上までの長さだ。黒のハイヒールと良く合っている。髪は軽く後ろでまとめている。  富豪のちょっとしたパーティーにそのまま出てもおかしくない感じだ。武志のいかにも普通の男子大学生な服と比べるとバランスが悪すぎる。  いつもながら武志は女性にリードされてしまう。雰囲気に呑まれて緊張すると同時に明日香の美しさに興奮してしまっている。  明日香は武志のジャケットを脱がすとハンガーにかけた。  武志が手持ち無沙汰でベッドの横に立っていると明日香は武志の首に手を回し真っ赤な唇を近づけキスしてきた。  武志はまだ緊張のあまり調子が出ず、明日香のなすがままに任せている。  明日香は軽くチュッチュッとキスしたり、唇をなめたりする。明日香の口から漏れる吐息はかぐわしい香りがした。武志が反撃してこないので明日香の攻撃は続く。  上唇を自分の唇で挟むと舌先でチロチロと舐める。上が終わると次は下唇を挟んで同じ事をする。下が終わるといよいよ口の中へ舌を進める。武志の歯はすでに緩んでいるので、明日香の舌はやすやすと中に入り込み武志の舌をもてあそぶ。  明日香は舌にたっぷりと唾液を乗せ武志に飲ませる。  武志は明日香の唾液を味わう。甘い、明日香は匂いも唾液も甘い。明日香の舌がやさしく口の中を動き回り、歯茎の裏、上あごをチロチロと舐め、くすぐったくて気持ち良い。  明日香は武志の口の中を存分に楽しむと、武志の舌を吸った。舌と一緒に武志の唾液も吸い込む。  武志はチャンスだと舌先からトロトロと気を流し込む。 「うふ、んふ」  明日香は声を出しながら武志の舌をしゃぶる。  武志は流れが変わりつつあるのを感じた。舌を出し入れしてやると、明日香はフェラチオをするように唇で挟み舌を絡めてくる。片手で明日香の腰を引き寄せ体を密着させ豊かな胸の感触を楽しみ、片手でお尻を掴んだ。 お尻はプリプリして適度な弾力で揉み心地が良い。 「武志さん、キス上手」  明日香は顔を上気させ言った。そしてハイヒールを脱ぐと武志の足元で膝立ちになりズボンのファスナーへ手をかけた。武志が驚き明日香を見ると、明日香はまかせてという感じでうなずいた。武志に即フェラを味わってもらおうというのだ。  慣れた手つきであっという間に下半身を裸にしていく。そして皮が剥けきり大きくなっている肉棒を両手で捧げ持つと先端にキスをする。  いきなり咥えるような事はせず、口から少しだけ舌を出すと亀頭部をペロペロと舐め唾液で濡らす。亀頭が終わると棹へ進む。舌にあわせて唇も擦り付けながら縦に横に舐める。時おり顔をあげ武志の様子を確認するとともに、自分の卑猥な顔を武志に見せ武志を楽しませる。 「気持ち良いですか」  明日香がおもねるように武志へ尋ねる。 「最高です」  メディアの中でしか見たことの無いような美女が自分の肉棒を美味しそうに舐めているのを見ると、興奮で肉棒は完全に勃起し天井を向き、ガチガチに硬くなる。  明日香は棹をまんべんなく舐めると武志に少し足を広げさせ袋へ進む。強くして痛みを与えない様に気を付け優しく優しく舐める。最初は表面を隅々まで舐める様にし、それから舌に少し力を込めマッサージする様に舐める。最後は袋を片方ずつ口に入れ舌でやさしく転がす。  武志は袋に意識を集中し、舌の触れる感触を満喫する。自分の急所を人に任すのはちょっと不安だが穏やかな快感を噛み締める。  純子は袋も舐め終わると武志の両脚の間に入り込み、会陰へ進む。明日香は舌に力を入れ硬くするとチロチロと強めに刺激する。 「あっ、あー」  武志は体から力が抜ける様な快感を味わう。明日香はそこから先へ進むのか、期待と恥ずかしさで武志は震えた。  明日香は武志の両脚の間を通り後ろへ回り込むと、両手を武志のお尻にかけ、ぐっと左右に開いた。  真ん中に茶色の蕾が見える。明日香はしばらく眺めた後、顔を押し付け蕾にキスをした。 「そこは」  肛門だけはいつまでたっても弱点だ。単に慣れないだけではなく、肛門を責められている時は反撃できないから責められっぱなしになってしまう。体をひねって逃げる事もできたが、武志は逃げなかった。  肛門責めは武志の弱点であると同時に好物だ。くすぐったい様な、背筋が震えるような、いけない感覚はたまらない。ふだんあまり責められない場所だけに、数少ない機会には味わいたいという思いがある。  相手はトップモデル級美人の明日香である。どんな顔をしながら舐めているのか見てみたい。屈辱に顔を歪ませているのか、それとも興奮して恍惚とした顔をしているのか。真後ろなので見る事ができない。ビデオで撮影して確認したいくらいだ。ビデオに取ればそれだけでオナニーのおかずにできそうだ。どの様な顔にしろ美しい事に間違いないだろう。  明日香は舌を伸ばし、蕾を舐める。武志の体が震えるのが分かる。肛門が弱いのは純子の報告通りである。明日香はいぶかしんだ。肛門が弱点なのがばれてると分かってないはずが無い。それなのに、なぜ逃げない。  肛門を思う存分に責める。まずは舌を細くとがらせチロチロと舐める。ほんの少しだけ舌の先を穴の中に入れて動かす。舌の力を抜きひろげたまま、べろんべろんと舐める。穴も、穴の回りも、穴から尻の頂上に向けても舐める。舌が疲れてくると、尻のふくらみを甘噛みしながら、袋を手でやわやわと転がす。  舌の疲れが取れると、再び舌で多彩に責めていく。 「あ、あー」  武志がよがり声をあげ、体をくねらせる。自分が声を出している事が恥ずかしくて仕方が無いが、我慢しきれず声を出してしまう。 「もうダメです」  明日香は武志がふらふらになるまで蕾を責めると最後に蕾へキスをして立ち上がった。  武志は快感が急に中断され、もっとという感じで恥ずかしく腰をくねらせてしまう。  なぜか明日香はアヌスと肉棒を同時には責めてこなかった。じらすつもりなのか。  明日香は武志の前に立ち背を向けた。 「ファスナーを下ろして」  武志は快感が尾を引きフラフラしながら明日香のドレスのファスナーを下ろした。  明日香はドレスをストンと落とし、下着姿をあらわにする。  黒のストラップレスのハーフカップブラに同じく黒のハイレグショーツ。黒の下着が明日香の際立ったスタイルを引き立てている。ブラは乳首のぎりぎりまでしか隠しておらず、カップから上半分の乳房がこぼれている。  武志は眼で明日香を犯した。舐める様に上から下まで視線を走らせる。服の上から予想したとおりの引き締まった細いウエストと程よく脂が乗り細く長い太もも。股間はふっくら盛り上がって柔らかそうだ。恥丘の肉が少ないと、激しく挿入すると恥骨が当たって痛い事がある。明日香の恥丘は武志の責めを十分受け止めてくれそうだ。武志は視線で穴でも開けるかの様に股間を見つめる。明日香が恥ずかしさの為か身をよじる。 「手を後ろで組んで胸を突き出して」  武志は命令口調で言った。いつもの単なる興奮ではなく、別の感情が湧き起こり始めている。  明日香は言われたとおりにした。大きめの胸が突き出され、さらに大きく見える。  武志は目でたっぷりと犯した後、我慢しきれず両手を突き出し明日香の胸を掴んだ。掴むと同時に一気に気を送り込む。 「あっ、あーー」  電流に撃たれたように明日香の体が跳ねた。胸から一気に頭の中まで快感が突き抜けた。  明日香は、はあはあと大きく息をする。  ブラの上からひとしきり乳房をこね回し、武志はひとまず満足した。 「脱がせて」  そう言うと、武志は明日香の前に立ち、手をだらんと下げた。  明日香は武志のシャツのボタンを外していく。体がまだ少し震えている。全部外し終わるとシャツを脱がし、椅子の上に投げた。  片方の乳首を人差し指の爪でコリコリほじりながら、もう片方の乳首を咥えぺろりぺろりと舐める。  余ったもう片方の手を肉棒に伸ばした所で武志が止めた。 「それは後で。今度は俺が脱がしてあげます」  武志は明日香の前に立ち、体を引き寄せ豊かな胸を自分に押し当てる。ブラ越しにでも柔らかい乳房の感触が伝わってくる。ついでに鼻を明日香の髪に擦り付け匂いを嗅ぐ。髪も甘くとろける匂いがする。  背中に手を回し、ホックを外すとブラを取り匂いを嗅ぐ。甘い体臭に少しの汗の匂いと乳臭い香りが混ざっている。武志の興奮は早くも最高潮に達していた。  そのまま抱きしめながら、明日香の舌を吸う。硬くなりつつある乳首が当たっているのを感じる。  興奮のあまり頭がおかしくなりそうなのを必死で押さえて、体を離すと、明日香の胸をじっくりと見る。  大きさはDカップ位だろうか。綺麗なお椀型で乳首はやや上を向いている。乳輪と乳首は普通の成人女性と同じ茶色だが、乳輪の形が普通と違う。ぷっくらと盛り上がっている。そこに乳首が乗っかるように付いている。  全体の美の中に一ヶ所だけ淫らな部分があると、そこが実際以上に淫らに見え、全体までもが淫靡な印象を受ける。 「また、手を後ろで組んで」  武志が言うと、明日香は素直に従った。  武志は乳輪が気に入ったとでも言うように指で乳輪をなぞる。けして乳首に触れない様に気を付けながら、何度も指でなぞる。さらに乳輪が膨らんできた気がする。乳首も少しずつ大きくなってくる。  武志はその膨らんできた乳首に吸い付いた。両手で乳房を揉みながらチューチューと乳首を吸う。乳首の硬さが舌に心地良い。乳房も適度な硬さで指も気持ち良い。舌先と指先から気を送り明日香の乳房を熱くする。 「あっ、い、いい……」  明日香の乳房がほのかに赤くなるまで左右の乳首を交互に何度も吸い、乳房を揉み上げた。  乳房だけでなく、鎖骨の当たり、頬の上の方、耳まで赤くなっている。 「両手を組んで、上に伸ばして」  武志は明日香に万歳の様に手を上げさせた。脇の下が丸見えになり、乳房が縦に伸ばされるが、形がそれほど崩れない。逆に腕のラインとあいまってさらなる美しさを感じさせる。  脇の下は完璧につるつるで剃り跡や変色など全く無い。  武志は鼻を寄せ匂いを嗅ぐ。ほんの少しの汗の匂いとかすかなメスの発情臭がする。  明日香が羞恥に顔を背ける。  かまわず武志は脇の下に舌を這わせた。 「ああっ」  明日香が声をあげ、思わず手を下げそうになるが、途中で止め再び手を上げる。  わずかにしょっぱいが嫌いな味ではない。窪みから二の腕の辺りまで舐める範囲を広げていく。両手は明日香の体に這わせ肌触りを楽しむ。明日香の肌はしっとりとして手に吸い付くようだ。両脚も明日香の体に絡ませ、体全体で肌触りを楽しむ。  明日香は体をくねらせ、何度も手を降ろしそうになるが意思の力で押さえた。  武志は両脇をさんざんなぶり明日香の反応が弱くなったのを確認して、ショーツに手をかけた。  ゆっくり降ろしていくと、黒い茂みがだんだん顔を現してくる。  明日香のヘアは普通より濃い目だった。縮れは少ないが一本一本が太めで生えている密度も高い。  ヘアが見えた所で一気にショーツを下まで降ろす。脚から抜き手に取ると、底の部分がべっとり濡れている。明日香に見せ付けるように鼻を寄せ匂いを嗅ぐ。  かすかな汗の匂いと濃いメスの匂いがした。 「やめて」  明日香が顔を真っ赤に染める。  武志はショーツを下に置くと、明日香の脚に取り付いた。両手で捧げ持つように太ももを持ち、下からキスをしながら徐々に上がっていく。たまに舌を這わす。もちろん舌先からは少しずつ気を流している。  太ももの付けまで辿り着くと、また下まで戻り別の場所を上がっていく。  武志はここまで一度も明日香の股間に手を触れていない。それでも明日香は武志の焦らしに体中に小さい火が付いているのを感じていた。明日香は武志が体中を舐めて気を流していった事は知らない。ただ全身が熱くなっているのにとまどっていた。  今日武志は新しい作戦で責めていた。今までのやり方ではC級より上の人間には太刀打ちできないと、やり方を変えてみた。愛と優以上の体をした女性に責められてこらえきれる自信が無い。それで挿入する前に相手をできるだけ昂ぶらせる作戦だ。それで一度に気をたくさん送るのではなく体全体に少しずつ気を送り全身を性感帯の様にする。ここまでは成功している。 「あ……、あぁ……」  武志が手を触れるだけで明日香は体をくねらせる。その場所が熱くなりじわっと快感が立ち上がる。  武志は十分に明日香に火を付けたのを確信すると、明日香をベッドへ連れて行った。  四つん這いにさせ、後ろに回る。尻に顔を寄せ舌を伸ばす。今まで女性の尻を舐めた事は無いが、明日香の尻だと全く汚く感じない。茶色の蕾は毛も生えてなく、きれいに皺が寄っている。  舌が蕾に触れると明日香が声を上げる。 「ひぃー」  明日香は尻もかなり感じるようだ。明日香の蕾は匂いは全く無く、味もかすかに汗の味がするだけだ。  夢中になって舐める。今まで自分がされてきた事を思い出しながら、皺をなぞるように舐め、蕾の周りも尻の頂きも忘れずに舐める。もちろん舌先からは気を送っている。  明日香はかすかな声を漏らしながら、尻を微妙にくねらせる。  一通り舐め終わると、蕾の中心に取り掛かる。舌を尖らせ穴をこじ開ける様に動かす。 「ううーっ、ううーっ」  明日香の顔は見えないが、頭を反らしたりベッドに擦り付けたりして快感に耐えている。  武志はさらに明日香を追い上げるために中指を秘肉に入れGスポットを押さえ、親指でクリトリスを押さえた。  二本の指で秘肉を挟み細かに振動を与える。同時に指の先から気を流す。愛と優のときに試した二点責めだ。その間も舌で穴をほじくり続ける。 「ああああーっ、ああー」  ようやく秘肉に触られたと思ったとたん強烈な快感を送り込まれ、明日香はたちまち絶頂近くまで登りつめる。  さらに武志は余った手を胸に回し、乳首を摘むとグリグリとすりつぶしながら気を送る。 「あああー……、ダメー、ダメー、それダメー」  明日香が限界を訴えるが、武志は手を止めず、そのまま明日香を追い込んでいく。 「ああ、だめ、いく、いくー」  明日香の体が震え秘肉がピクピク震える。どうやら軽く達したみたいだ。  それでも武志は手と舌を止めず、何度も何度も明日香をイカせる。 「もうダメ、イッた、イッたから、ちょっと待って」  武志は明日香の言葉を聴かず、彼女がふらふらになり体に力が入らなくなるまで責める。  明日香の反応が鈍くなった所で武志はようやく動きを止めた。  明日香は軽くいき続けているみたいで、動きを止めてもまだ小刻みに体を震わせている。  今までで最高の美女のあえぎ声を聞かされ続け、武志の理性は壊れかけていた。  明日香を仰向けにすると両脚を抱え込み肉棒の先端を秘肉に合わせる。 「ああー、ああー……」  明日香は目を閉じ、つぶやく様に声を出し続けている。だが、武志の方も興奮と我慢の限界に近づいている。  ここまで一度はアヌスを責められふらふらにされ、その後はこの美女を思う存分責め抜いた。それで興奮しないほうがおかしい。  武志は一気に一番奥まで貫いた。十分すぎるくらい濡れほぐれている秘肉は武志を難なく受け入れる。  その瞬間、明日香は一際大きい声を上げる。 「ああああーっ」  今日一番の快感が子宮を突き抜ける。  武志は最奥へ入れたまま秘肉を味わう。とてつもなく気持ち良い。暖かくぬるぬるした柔らかい物がリズミカルに締め付けてくる。特に真ん中と入り口周辺が良く締まる。内部はざらざらやひだひだが多い。そして中が複雑な構造をしている。壁自体にでこぼこがありしかも微妙にカーブしている。  入れたまま動かなくても出そうになる。普通の男なら既に射精してしまっているだろう。武志でも射精感を高められた状態で入れたら持ちそうに無い。  秘肉の具合を確認したので抽挿を始める。まずは気の道を通す為の大きな気の塊を送る。  肉棒が子宮口を突き上げた瞬間に気を流す。 「ひぃー……」  明日香が甲高い声を上げる。  明日香を衝撃が襲っていた。子宮がかっと熱くなり焼けるような快感を感じ、それが背中へ抜けていく。  背中を持ち上げ反り返ってしまう。今までの人生で経験した事の無い激しい快感だ。  気が子宮を満たし焼き尽くすと背中に流れていく。だんだん勢いが弱まり肩甲骨の辺りで止まる。挿入前に十分ほぐしたおかげで普通よりも通りが良い。  武志は二発目で脳まで達すると思い気を回収するための準備をする。武志はいつもは固定メンバーとしかセックスしないので、初見の人との機会は大切にしないといけない。初見の人でしかできない訓練もある。  明日香の上に体を倒し、体を密着させる。脇の下から手を回し片手で頭を残りの手で肩を押さえて体を固定する。最後にキスをして口をふさぎ、明日香の舌を吸い出す。  準備が終わったのでさっそく二発目の気の塊を送る。 「んんんんんー」  先ほど以上の快感が明日香を襲う。子宮から背中を突きぬけ、頭まで響いた。衝撃で何も考えられなくなる。  武志は気が延髄を通るのに合わせて、気を吸い取る。最初は気の道が通っていないので硬くてなかなか吸えないが、吸い続けていると極細いストローで吸うように気の道が通ってくるのが分かる。やがて道が口まで通りきり、ちょろちょろと気が流れ出てくる。慌てて武志は吸い、飲み込んだ。  少ないながらも回収することができた。率で言うと送った気の一割弱といった所か。かなり悪いが練習次第で率を上げていく事ができるだろう。それに気の道が一旦できた後の広げる訓練は美穂達とでもできる。  とりあえずの目標を果たしたので明日香の様子を探ると、ぐったりしている。二発目の気の塊でまた軽くイッたのかもしれない。  今日の始めから考えると、明日香は既に愛や優が受けた量を超える気を受けている。それでも失神しないのはさすがである。止めを刺すために武志は気を送りながら腰を動かし始めた。 「ああっ、ダメ、もうダメ、ダメー……」  明日香は武志の動きに合わせて声を出している。  武志はどんどん腰の動きを早め、秘肉の一番奥を何度も激しく突く。明日香の体を突き崩すかのように力一杯ガンガン突き上げる。  そして両手で乳房を鷲掴み、指を根元に食い込ませるように力を込める。 「いいっ、ああっ、奥、奥ダメ、奥ダメー、イク、イキます……」  明日香も腰を武志に叩き付けるように動かし、両手は武志の腕を握り締めている。  武志は再び明日香の上に体をかぶせ、先ほどの様にしかっりと抱きしめ体を固定する。そしてキスをして口をふさぐ。  肉棒を最奥まで押し込み、亀頭の先端で子宮口をぐりぐりこする。そして大きな気の塊を送った。 「んんんぅー……」  口がふさがれている明日香は喉の奥でうめき声をあげると体を硬直させた。体は硬直したまま震え、秘肉は肉棒を噛み締める。美しい顔が快感にゆがみ被虐的な美しさを見せる。  武志は少しでも気を回収しようと明日香の舌を吸った。  そして我慢を止め秘肉の奥に溜った精液を吐き出した。  ぶびゅるるるー、ぶびゅるるー、びゅるる。  二度三度と精液を秘肉の奥を精液で満たしていく。  最高の美女を何度もイカせ、体の中を自分の精液で汚したことで、武志はこれまでに無い興奮と感動を覚えていた。頭がバカになりそうな気持ち良さだ。  最後の一滴まで出し尽くし余韻を味わう。  明日香の秘肉がひくっ、ひくっと断続的に武志の肉棒を締める。それがまたなんとも言えず気持ち良い。  明日香は意識が有るのか無いのか四肢を投げ出したまま動かない。  武志が半分ほどの大きさになった肉棒をぬるりと抜くと、ぽかりと空いた穴からドロリと精液が流れ出す。  武志は慌ててティッシュを持ってきて拭き取る。  武志が股間をぬぐってやると、ピクリと反応する。どうやら意識は有るようだ。半分しか開いていない焦点の定まらない眼で武志の方を見ている。口は半開きになっている。これほどの責めで失神しないとはさすがである。愛と優の上司なだけはある。  明日香のとろけきったなまめかしい顔を見ると、武志の中にむらむらと黒い欲望が湧き起こる。無抵抗の女を好き勝手に犯したい。この美しい顔を穢したい。口の中に肉棒を入れ、体の中からも穢したい。  愛液と精液に汚れ拭いてもいない肉棒をそのまま、明日香の顔の前に差し出す。  明日香が半ば無意識に口を開く。武志はその中に肉棒を差し込んでいく。  射精直後の敏感な肉棒が舌に触れ、甘く痺れる様な快感が走る。日頃の訓練の成果なのか、明日香は朦朧としながらも汚れをきれいに舐め取り、飲み込んでいく。  武志は肉棒が大きくなってくると辛抱ができなくなり、腰を動かし始める。  明日香は時々喉の奥に当たるのか顔を苦痛でしかめる。  武志は明日香の苦痛に歪みながらもなお美しい顔を見て思った。 (この顔を見たかったんだ。この顔を苦痛で歪ませたかったんだ)  武志は黒い欲望を一つ満足させた。  肉棒がすっかり大きくなった所で、再び秘肉に挿入した。他の体位もやってみたかったが、明日香は体に力が入らないみたいなので、残念に思いながらもまた先ほどと同じ正常位だ。  肉棒を激しく抽挿しながら気を流す。 「あー、もうダメー、ダメー、やめてー……」  明日香は体ができあがってしまっているのか、あまり気をたくさん使わないでもほんの少しの量で軽くイキ続ける。秘肉がきゅんきゅんと締まり続けて、武志を喜ばせる。  極上の秘肉だけに、その快感は武志の脳を痺れさせるほどだ。  武志は黒い欲望に取り付かれたまま、腰を振り続ける。明日香は反応も薄くなり、かすかな声であーとかもうダメとつぶやいている。  武志は我慢するのを止め、ただひたすら快楽を貪った。明日香ほどの女を自由に犯すのは精神的、肉体的にとてつもない快感がある。  技も何も無く、ただエラで肉壁を削り、亀頭で子宮を押し上げる。子宮口が先端に当たりコリコリする感触がたまらなく気持ち良い。 「ダメ、もうダメ、おかしくなる、あぁー……」  明日香は髪を振り乱し、武志の背中を掴み、爪を立てる。  武志の理性はどこかへいき、猛然と腰を動かし、明日香をよがらせ、自分の快楽を貪る。 「ダメー、ほんとにダメー、いやー、やめてー……」  明日香の声が武志をさらに興奮させる。もう犯し、汚す事しか考えていない。  武志はあっという間に登りつめる。そして、出そうになる瞬間言った。 「口を開けてっ」  明日香が口を開けると同時に、武志は肉棒を抜き取り、急いで顔に近づける。  びゅっ、びゅぅー、びゅるるー。  第一撃は間に合わず、あごから額にかけて精液がべったりとかかる。髪にも少しかかる。  ぶりゅりゅ、ぶりゅー。  第二撃は間に合い、口の中に入る。そのまま口の中に押し込む。 「吸って、もっと吸って」  武志は明日香に言った。明日香は一瞬遅れてから弱々しく精液を吸う。  武志はこの美女の顔に掛け、精液を吸わせる快感と愉悦に頭がおかしくなるほどの興奮と感激を覚えた。明日香の美しい顔が精液で白く穢され、穢されたまま精液を吸い飲み込んでいる。そして汗に濡れた髪が額や頬に張り付いている。  腰から下が溶けてなくなったような、ものすごい快感だった。精液が果てなく出続ける気がする。  そして明日香を見てやはり美しいと思った。凄惨な感じがする美しさだ。この姿を見たかったんだ。武志はまた黒い欲望を満足させた。  明日香は口の中に出された精液を飲み込み、棹の中に残った精液も吸い込んだ。そして、肉棒が完全に小さくなってもちゅうちゅう吸っている。  武志は興奮が冷めるにつれて、猛烈な罪悪感を感じ始める。 (なんて事をしたんだろう) 「ごめんなさい、もういいです」  そう言って、まだ吸おうとする明日香の口から肉棒を抜いた。  そうして、ティッシュを持ってくると顔と髪に飛んだ精液を丁寧に拭い取った。それから浴室に行き濡れタオルを用意してくると明日香の股間をきれいにしてやる。  その間、明日香は目をつむったまま動かなかった。  武志は後始末が終わると明日香に謝った。 「ごめんなさい。いつもはこんな事しないんだけど。興奮し過ぎて何が何だか分からなくなって、どうしても明日香さんを汚したくなって……」 「私は慣れてるからいいけど、普通の女の子にはしないほうがいいわね」  明日香はうっすらと眼を開け、武志の方を向いて弱々しく言った。 「ちょっとシャワーを浴びてくるわ」  のっそりとかなりだる気に体を動かし、明日香は浴室に消えた。  武志は自分の股間もタオルできれいにすると、ベッドに横になり考えた。  今日の自分はどうしたんだろう。普段なら絶対にしないことをしてしまった。以前静香と寝た時も似たような感情が湧き上がった。あの時は誘惑にかられただけで実際に行動しなかった。なのに今日はなぜか実際にひどい事をしてしまった。自分はまだまだ精神的な修行が足りないのだろうか。それとも自分が知らないだけで心の中に闇を飼っているのだろうか。  精神的にも肉体的にも疲れた武志は明日香を待つ間に眠ってしまっていた。  武志は誰かが体を触る感触にゆっくり目を覚ました。  明日香が武志の横に添い寝して胸板を撫でている。 「いつの間にか寝てました……。気持ち良かった……」 「もう少し寝ててもいいわよ」 「もう大丈夫です。それより今日は本当にすいませんでした。失礼な事をしてしまって」  心から申し訳なさそうに武志は言うと、しゅんと落ち込んだ。 「その事ならもういいわ。私も今日は今までで一番感じたから許してあげる。それより今日の経験を今後にどう生かすかの方が大切よ」 「すみません」 「もう謝らなくてもいいから」 「それから聞きたい事があるんですけど」  武志は気持ちを切り替えて明日香に尋ねた。 「何?」 「明日香さんは何級なんですか」 「私はB級よ」 「それでですか。C級の人よりワンランク上というか、凄かったです。体中絞りつくされた感じです。それに二回も続けて射精したのは初めてです」 「あなたこそ、この二ヶ月間でずいぶん進歩したんじゃないの。今までの三回分の報告とかなり違うわ」 「俺も修行してますし、それよりS部隊の人と体を合わせることで俺も進化してるみたいです。最初の相手が静香さんじゃなく明日香さんだったら、俺は完敗してましたよ」 「じゃあ今日も進化したの」 「たいていの美人を見ても驚かなくなりました」 「まったく、お世辞がうまいんだから。だれにでもそんな事言ってるんでしょ」 「そんな事無いですけど。これからもまだ誰かが来るんでしょうか」 「私の班は私が最後だから、来るとしたら私の上司か別の班ね。ちなみに上司はA級よ」 「私からも一つ聞いていいかな」 「今までの中で誰が一番良かった」 「比べられないし、比べちゃいけないと思うんですけど。みなさんそれぞれ良いところがありますから」  武志はしばらく考え込んでから言った。 「でもあえて言うとですね、明日香さんは都心にある有名フランス料理屋さんの名物メニューなんです。値段も味も凄すぎて、まだ若い俺には荷が重いっていうか、分不相応なんです。愛さんと優さんは近所の洋食屋さんの一番高いコースです。そこのシェフは昔有名な所で修行した事があって、美味しいって口コミで有名なんです。値段はそれほど高くなくて近所の人にとって大切な店で普段は昼のランチを食べに行くんです。そして誕生日とか記念日とかに一番高いコースを頼むのが一年の楽しみなんです。俺とかでも緊張しないで存分に楽しめるんです。そして静香さんはその店のシェフお勧めコースかな。ちなみに純子さんは外国の見たことも無い珍しい料理です」 「言いたい事は何となく分かったわ。やさしいのね。ありがとう」 「俺がもう少し大人になったら必ずまた食べに行きますよ」 「待ってるわよ」  明日香との戦いの後、武志は循環の練習に本格的に取り掛かった。B級の明日香相手だと一時は負けそうだった。あのアヌスを責められている時に肉棒をこすられたら、きっと噴き出してしまっただろう。なぜ明日香がそうしなかったのかは分からない。  この状態でA級と戦うと勝てそうな気がしない。S部隊も五人が倒されたままで黙っていないはずだ。きっとA級が出てくる。A級に勝つ為には一条流の第五段階、循環を完成させるしかない。  それで美穂達を相手に循環の練習をするがどうしてもできない。第四段階の回収まではなんとかできる。  教えでは相手から吸収した気は口を通り胃まで降りてくる。  何もしないと、そこで気は胃に吸収され体全体へ運ばれていく。  循環の場合は胃から丹田までの道を開き、丹田へ送る。それで丹田から再度相手の体に気を送る。これを繰り返し気を循環させるとある。  吸収した気を胃に送るまではできる。その後、丹田に送ることができない。何かが詰まった感じで道が開かない。精神を集中し心を落ち着けてやってもうまくいかない。逆に丹田から胃に送る道を開こうとしたが、逆向きのせいかうまくいかない。うまくいかなくて焦りが出て、余計うまくいかない。  練習するしかないと武志は思った。 <第12章>  明日香との対戦から二週間近く経った頃、武志はまだ焦る毎日を送っていた。過去のパターンではそろそろS部隊からの接触が有る。それまでに循環の技を完成させないといけない。そう思いながら実際は一度も成功していなかった。  大学三年の講義もスタートして、履修届け、教科書購入、ゼミ選択など何かと忙しく、技の練習にあまり時間を掛けられない事情もあった。  今までの接触パターンは知人からの紹介、大学構内、電話、自宅前で待ち伏せと毎回違う。今回はどうだろうと考えていた。そんなある日、武志は大学から家に帰り玄関に入った。 「ただいまー」  いつものように母親へ声を掛ける。 「たけしー。お客さんよー」  母陽子の呼ぶ声がする。誰だろう、人が尋ねてくる予定は無いのにと思いながらリビングへ行くと、女性が一人ソファから立ち上がって武志に向かってお辞儀をした。  武志は心の底から驚いた。今までもS部隊の人が現れるときは驚かされたが、今回が一番驚いた。  ただでさえ綺麗な人ばかりで驚かされるのに、まさか家の中に居るとは思いもよらなかった。 「一条流の関係者だと言われるので上がってお待ちになってもらったわよ」  母は好奇心いっぱいの眼で息子をみながら言った。  そりゃ年頃の息子を訪ねて年上の超美人がやってきたら誰でも驚くわな。武志は後でどうやって言い訳しようかとため息をついた。 「とりあえず、俺の部屋で話をしましょう」  明日香が訪ねてきて以来、部屋はいつも綺麗にしている。そろそろ接触してくると思っていたので、いつ来られてもいい様にベッドメーキングも毎朝やっている。  あきらかにS部隊であろう女性を自分の部屋に案内すると、クッションを勧め座らせた。  今まで驚いていたので顔をよく見ていなかったが、部屋で二人きりになり顔を見てさらに驚いた。  明日香で慣れてたいていの美女には驚かないと思っていたが、想像を絶する美しさに固まってしまった。  狭い部屋で大学生の男と二人で向かい合って座っているのは絶対におかしい。この人はテレビに映っているべき人で、こんな所に居てはいけない。この状態はおかしすぎる。そう考えてしまうほど美しい人だった。  S部隊にはどこまで美しい人がいるのだろう。  明日香がトップモデル級の美しさだとすると、この女性はトップ女優でかつCM女王、それくらいの美しさだ。明日香の美しさにオーラを付け加えたかの様だ。  ファッション雑誌の専属モデルから女優デビュー、現在はトップ女優でドラマやCMに数多く出演、そんなプロフィールを信じてしまいそうなくらい美しい。  潤んだ瞳は吸い込まれそうで、眉は柔らかいラインで綺麗に整えられている。あまり書いていないのは元々の眉の形が良いのだろう。小鼻が綺麗にふくらみ鼻は小高い、多くの日本人の様に上を向いて鼻の穴を開けっ広げにさらしてなどいない。下唇がちょっと厚めでぽってりしていて美味しそうだ。それらのパーツがバランス良く配置されている。髪は長く背中と胸元におろしているが微妙にウェーブして軽く感じさせる。色はやや茶髪で顔を明るく見せている。  年は二十代後半で明日香より少し年上だろうか。  もし本物の女優が目の前に座っていたら誰でも固まってしまうだろう。  当たり前のように武志も固まり、ぽかんと女性の顔を見つめていた。 「はじめまして、今回の武志さんを勧誘する作戦の責任者の彩音《あやね》と申します。お話があって参りました」  彩音の声が武志の耳を素通りする。 「あの、突然お邪魔してご迷惑だったでしょうか」  彩音のたずねる声に武志は気が付いた。 「あっ、いえ、いや、そのー、あまりに綺麗な人でびっくりして。で、そのー、何ですか」 「お話させて頂いてよろしいでしょうか」 「はい、どうぞ、よろしくお願いします」  武志はまだ驚きが覚めずちょっと混乱して変なしゃべりになってしまう。 「S部隊について大体の話は明日香からお聞き頂いたと思うのですが、最後のお願いに参りました。まだ、お気持ちは変わらないでしょうか。我々にできる事でしたら何でもやらせて頂きたいと思いますのでご希望がありましたらおっしゃってください」 「いえ、希望とかが有る訳じゃないんですよ。大学や修行があるし、じいさんが断ったのを俺がやるのも良くない気がしますし。じいさんは一応俺の師匠ですから」 「でも、明日香で分かっていただけたと思いますが、S部隊にはレベルの高い女性が揃っています。彼女達を相手に訓練する事は我々にとっても武志さんにとっても技術の向上に繋がるのではないでしょうか。それに大学卒業後、我々の部隊に就職して頂く事も可能です。そうすれば技術の向上に専念できますし結果として一条流の発展に繋がればお爺様も喜ばれるのではないでしょうか」 「確かにその通りなんですが、最後だと思ってぶっちゃけて言いますと、何か違う気がするんですよ。俺は見た目は普通の奴ですよ。一条流の技が無ければ、明日香さんみたいな綺麗な人とセックスする事は一生無かったと思います。今でも毎週日曜日はセックスしまくっています。見た目普通の俺が、そんないい思いしていいんだろうか。何かばちが当たるんじゃないか。先祖は俺にセックスをさせるために技を磨き伝えてきたんじゃ絶対無いぞ、と思うんです。世間知らずの若い者が何を甘い事をとか言われるとその通りなんですが、そう思っちゃうんです。実際俺は就職した事も無い、親のすねをかじってる単なる大学生なんです。もう少し大人になるまで待ってもらえないでしょうか。大人になったら考えも変わるかもしれませんし」  武志は自分の思いを一気に話した。 「お金とか、セックスの相手とか条件の話ではないとおっしゃる訳ですね。でも、我々にもすぐにでも協力を要請したい訳があるんです。冷戦構造の崩壊後、世界は低強度紛争 Low Intensity Conflict(LIC) の時代に入ったと言われています。二つの国の軍隊が全面戦争をするのではなく、複雑に利害の絡み合った集団が戦争以外の方法で競い合う時代です。そこで重要になるのは情報なんです。日本でもようやく諜報部隊の重要性が認識され、拡充されてますがはっきり言って人員不足なんです。特に教官が不足しています。それはS部隊も同じ事で、教官の不足はひどくて男性教官にいたっては専任は一人も居ない状態です。このままでは日本の平和が守れない状況なんです。今でもどこかで日本人が外国人諜報員によりセックスで虜にされ重要情報が漏れているんです。実戦に参加しなくても教官としてだけでも参加して頂けないでしょうか。安全と秘密は絶対保証いたしますし、金銭的にも、他の事でもできるだけの事はしますのでお考え直して頂けないでしょうか」  武志はしばらく考えた後、口を開いた。 「戦争に行ったひい爺さんは多分国そのものにがっかりしたんだと思うんです。だからひい爺さんに戦争の話を聞いて育ったじいさんも国と関わり合うのを避けたんだと思う。それに爺さんは空襲体験もあるし。そんな爺さんの気持ちは大切にしたいんですよ。俺も実際、スパイがどうのとか話をされても想像付かないし、やれそうな気もしないし。でも、それでも、どうしてもって言うなら、せめて後二年待ってください。そしたら俺も覚悟ができるし、技ももう少し上達してると思うし、大学も卒業するし」 「では二年後ならご協力していただけるという事ですね」 「違いますよ、二年後にもう一度考えさせてって事ですよ。ただ、その時には今よりいい返事ができると思うって事です」 「分かりました。そこまでお考えでしたら、これ以上は申しません。責任者である私の判断でこの勧誘作戦は中止にさせていただきます。上司にも待つように進言します。ただ、一つだけお願いを聞いてください。私とも寝てください。この作戦の責任者として、また、S部隊と自分の意地とプライドにかけて、このまま終わらせる訳にはいきません。これだけは是非ともお願いします」 「絶対にこれで最後ですね。間違いないですね」 「保証できるものは何も無いのですが、私自身に懸けてお約束いたします」 「分かりました。信じますよ」 「では、次の土曜日、午後一時にこちらまでお迎えにあがります」  話が終わると彩音はあっさりと帰って行った。  武志は母親に彩音の事を聞かれたが、一条流の弟子希望者だけど断ったと話した。母親は納得しなかったが、嘘ではないよなと武志は思った。  次の土曜日まで三日。循環の技が完成していない今、勝てるのか。  もてる技と力を全部出して戦うしかない。今度こそ負けるかもしれないが仕方が無い。くやしいけど、それでS部隊があきらめてくれるなら我慢しよう。それより後三日で何ができる、何をすれば良い。武志はいろいろな事を考えていた。  土曜日当日、明日香の時と同じ車で同じホテルに連れて行かれた。部屋は前回より少し広くなっていた。諜報部隊でも上下関係はあるんだなと武志は思った。  部屋で二人になり、武志は彩音をじっくりと見た。今日は会うのが二回目というのもあり、前回よりは落ち着いて相手を見ることが出切る。先日彩音が訪ねてきたときは、驚いたのと顔ばかり見ていたのとで、服やスタイルにはほとんど眼をやらなかった。  今日の彩音の服装は少し地味だった。長袖で膝上までのワンピースで普通のどこにでもある物だ。ゆったり目なので体のラインを隠し、スタイルは良く分からない。ただ、胸のふくらみと裾からのぞく脚をみるとスタイルは良さそうだ。B級の明日香があれほどの女なのだ。彩音はもっと凄いのだろう。  それなのに、この地味な服装は自信の表れか、意図でも有るのか。武志はいぶかしんだが分からない。  地味な服装でも彩音が着ると印象が違って見える。ドラマの中のワンシーンを見ている感じがする。現実離れしてしまうのだ。  部屋に入ると彩音は武志のジャケットを脱がせハンガーに掛ける。  何か話をしようとする武志をやさしく抱きしめて言葉を止めた。両手を背中に回しキュッと軽く抱きしめる。 「今日はいっぱい気持ち良くなってください」  彩音が武志の耳元でささやいた。  それだけで武志は完全に舞い上がってしまった。両腕は横にだらりと下げ、ただ棒立ちになっている。  明日香の時は美しすぎて逆に穢したい欲望に駆られたが、彩音の場合は明日香以上の美しさへオーラが加わり、神聖な穢してはいけない物の様な気がしてくる。それで手が出せない。  顔に髪の毛が当たり、さわさわして気持ち良い。髪からはシャンプーの残り香か甘ったるい香りがする。胸には柔らかい乳房を感じ、背中に回された手からは体温を感じる。  彩音は武志が少し落ち着くまでそのままの体勢でいた。そしてちょっと顔を離して武志の顔を見つめると微笑んだ。  武志はズギューンと撃ち抜かれた。胸の奥から後頭部まで急に熱くなる。  彩音は背伸びをして両手を武志の首に回し、唇を近づけた。 (ああ来る。あのきれいなぷるぷるした唇が近づいてくる。来た……)  彩音が顔を少し傾け、唇をそっと触れさせる。 (ああキスしてる。こんなきれいな人とキスしてる。ほんとにいいのか。でも柔らかい。彼女の吐息が顔に掛かる。良い匂いがする)  彩音はチュッ、チュッと軽いキスを繰り返す。最初は唇だけだったが途中からキスをする時に舌がちろっと出てきて武志の唇をほんの少し舐めていく。  武志はただそれだけのキスですでに溶けかかっていた。肉棒には血液が集まり硬くなり最大限に大きくなっている。  武志の緩んだ口に彩音の舌が入ってきた。じゃれるように舌に絡みつく。武志はもう我慢できずに彩音の舌を吸った。甘くて柔らかくて美味しい。無心に吸っていると唾液が舌を伝って流れてくる。武志はその唾液をすすり飲み込んでいく。飲んでも飲んでも新しい唾液が送られてくる。武志はただ何も考えずに唾液を味わい飲み込んでいく。  武志が飲み疲れ一息入れた所で彩音の舌が口の中をくすぐり始める。上あごや下あご、歯茎を余すところ無く舐めていく。くすぐったい様な気持ち良さに武志はさらに溶けていく。  武志がすっかり溶け切った所で彩音はキスしたまま武志のシャツのボタンを器用に外していく。ボタンを外し終わるとズボンからシャツの裾を抜き、武志からシャツを脱がす。  シャツの次にズボンのベルトに取り掛かる。ベルトを外し、ファスナーを降ろすとズボンは床に落ちる。  武志はズボンから脚を抜くと遠くへ蹴り投げる。トランクスと靴下という恥ずかしい格好になる。  彩音は両手を体に這わせながら、キスの場所を変えていく。まずは頬を通って耳へ行く。  耳たぶや耳の裏側にキスしたり舌でくすぐる。武志はくすぐったいのを首をすくめて我慢する。舌は耳の表側から穴まで進む。武志の耳の中にクチュクチュという音が大きく響いてくる。耳全体がべとべとになるまで彩音の舌は止まらない。  片方の耳が終わるともう片方の耳で同じ事をしていく。両方の耳がべとべとになった所で、ようやく次の首筋へ向かう。ここでも舌での愛撫は執拗で何度も何度も往復する。舌を広げて幅広く舐めたかと思うと、舌先を尖らせてツツツーと舐める。また、舌先で円を描きながら移動し、螺旋型に唾液の後を付けていく。またチュッチュッと跡が残らない程度に唇を押し付け吸い付いていく。右側が終わったら左側、その次に正面と少しも残す事無く舐めていく。  彩音が舐めた所は濡れてひんやりするがしばらくすると少しずつ熱くなってくる。キスを始めて十分以上たつがまだ首から上しかキスされていない。後は背中や腕をさわさわと撫でられただけだ。  いつまでこの愛撫が続くのか、武志の体はもっと強い刺激を求めて疼いている。彩音は服さえ脱いでいない。 (もう我慢できない)  武志は我慢ができずに彩音の舌が移動の為離れた瞬間を狙って、彩音を横向きに抱きしめる。  片手で頭を抑え、上から唇に激しく吸い付く。片手で服の上から胸を揉みしだく。胸は揉むのに十分な大きさで、柔らかいながらも弾力がある。揉み心地が良い。指先から気を送りながら、右、左と交互に揉みまくる。  口には唾液を流し込む。湧き出るそばから彩音の口の中へ流し込む。彩音は口の中に溜ると、こくんと飲み込んでいる。 (この美しい人が自分の唾液を飲んでいる)  普通ならありえない状況に武志の興奮は最高潮に達する。  思わず熱く猛りきっている肉棒を彩音の腰に押し付け、軽くこすり始める。それだけでも腰が痺れるほど気持ち良い。これほど美人相手だと何をしても気持ち良く感じる。  武志は彩音の口から声が漏れるまで、胸を揉みキスを続けた。彩音の舌はいくら吸っても飽きない。いつまででも吸っていたくなる。  彩音の漏らす声が『んふ、んふ』から『んふーん、んふーん』と艶かしさを帯びたものに変わってくる。鼻から出す吐息も強くなってくる。  もう十分体に火は付いた筈で胸は熱くなっているはずだ。武志は彩音を正面から抱くと、背中に手を回しワンピースのファスナーを降ろしていく。そして腕を抜かせるとストンと床へ落とす。  武志は彩音をベッド脇に立たせた。自分はベッドの端に座り彩音を視姦する。  下着は白のブラとハイレグショーツで刺繍やレースが多く高級そうな物だ。彩音の雰囲気に見事に合っている。腕や脚は細くて長い。少し華奢な感じがする。乳房の下にはかすかにあばらが浮き出ているが気になるほどではない。体は色が白く、胸元だけがほんのりピンク色になっている。  明日香の上司だからA級なのだろうか。さすがの美しさである。体だけを見ると、明日香の方が良いかもしれない。確かに明日香の方が胸が大きくウエストも細い。だが、全体をみれば彩音の方が武志のタイプだ。明日香は整いすぎて人工的な感じさえする美だが、彩音は全身から貴くてかつ全てを包み込み癒すような雰囲気がにじみ出ている。  武志はようやく思いついた。彩音の美しさを表す言葉がなかなか思い浮かばなかったが、下着姿を見て分かった。  明日香がギリシア彫刻の様な美なら、彩音は女神の様な美なのだ。  彩音は下着姿を見られても恥ずかしがる事も無い。手を後ろで軽く組み、武志の視線を受け止めている。全身からオーラを発し、見るものを魅了する。  武志は、この人を犯してはいけないという気持ち、この人に癒されたい気持ちが心の中に湧き上がりせめぎあうのを感じる。  視線を彩音に向けたまま固まってしまった。  彩音は武志の前で正座すると、足を持ち上げ靴下を脱がせた。両脚脱がせた所で、トランクスに手をかける。  肉棒が引っかかるのを押さえながらトランクスを脱がせていく。  肉棒が跳ね上がり彩音の顔の前に突き出される。  彩音は顔を背けずそのままトランクスも脱がせた。  顔の前へそびえ立つ肉棒を両手で捧げ持つようにして、口を開いて顔を寄せていく。  彩音は口を開いても美しい。その口が醜悪な肉棒に近づいていく。  彩音が口に咥えた瞬間、武志は震えるような感動に包まれていた。なんと表現すれば良いか分からない。言葉にならない。  この美しい人が自分の肉棒を咥えている。亀頭から彩音の口内の感触が伝わってくる。温かくてしっとりしている。 (美しい)  彩音が眼をつむり肉棒を咥える顔は、やはり美しい。そのようにしか表現できない。口を開いている所はあどけなささえ感じて新しい魅力を発見したように感じる。  彩音は武志に感動を噛み締めさせる為かしばらくじっとしていたが、やがて動き出した。  舌が亀頭を満遍なく舐めまわし、時に先端も刺激する。唇をもぐもぐさせ淡い快感を感じさせる。  そして白く長く細い指を肉棒に絡めるとしごき始める。白い指が肉棒に絡みつき優雅に動き始めると、とても淫靡な物体に見える。けがれの無い顔との対比で余計にいやらしく見える。  彩音は指と同時に頭も動かし始める。さすがにA級のフェラである。明日香以上に素晴らしい。一流である。 (す、すごい)  唇、舌、頭、指、どの動きをとっても文句の付け様が無い。唇は適度な圧力で肉棒を挟み、さらに圧力に微妙な強弱を付けている。カリが通る時には引っ掛けるような動きをする。舌は先端から、くびれ、棹まで複雑な動きで這い、時に棹に巻き付く。頭も単なる上下運動だけではなく、回転、逆回転と動き、根元近くまで飲み込んでいく。指も頭と強調しながら同じ方向、逆方向と動きながら適度な力でしごいていく。さらに時おり当たる歯も痛さを感じさせずに適度なスパイスとなって快感を増す。  これらの動きが複雑に組み合わされ、予測のできない動きをしてくる。今まで経験した事の無い気持ち良さである。 「気持ち良いですか」  明日香が下から見上げながら聞いてくると、武志は大きく何度もうなずいた。  武志は射精を押さえるのに必死である。これだけのテクを堪えるのでも難しいのに、相手は彩音である。  ほんのわずかに眉間に皺を寄せる顔は被虐的な美しさを感じさせるし、時おりわざとしているのか口を突き出し美貌を崩すのは、とても卑猥な感じがする。さらに武志の顔を見上げる眼は潤み、自分も興奮しているのか顔を赤らめ、少し呆けた顔をしている。  さらに彩音は空いた手で愛撫を始める。袋を手の平に乗せゆるゆる転がしたり、玉を潰さないようにもみもみ揉んだり、太ももの内側の敏感な部分を軽いタッチで撫でてくる。  さらに彩音は口で肉棒を吸引し、頭の動きを激しくしていく。  今までで最高のフェラだ。このまま出してしまおうか、いやもっと味わっていたいと武志は迷っていた。しかし、体の方は袋がキュッと上に持ち上がりいつでも射精できる体勢に入っていく。 (あーダメだ)  このままでは出てしまう。我慢しきれない。武志はそう思い始めていた。  しかし、彩音は射精が近付いたのを知ると動きを徐々に緩め、武志を射精させないようにする。  武志はもっと強い刺激が欲しくて、自分から腰を突き出すが彩音はタイミング良く頭を逃がし、今以上の刺激を与えないようにする。 「彩音さん、もっと」  武志は体にすっかり火がつき、どうにかしたい、どうにかしてと悶々とする。  彩音はさらに動きを緩め、ついに口を離してしまう。  武志の肉棒は刺激を求めヒクヒクしている。触れれば弾けてしまいそうな程、最大限に勃起している。  彩音は武志の手を引き、ベッドに仰向けで寝かせる。  武志はやっと挿入かと期待した瞬間、彩音は武志の両脚を持ち上げ、さらに意外な力で尻も持ち上げると体を滑り込ませた。武志の肛門が天井を向く。ちんぐり返しの体勢だ。 「武志さんはここがお好きって聞きましたので」  そういうと、彩音は蕾に吸い付いていった。 「あああああー……」  武志は突然のアヌス責めに大声を上げた。彩音に蕾を見られるだけでも恥ずかしいのに、口を付けられ、しかも思い切り中味を吸われている。  両脚の間から口を突き出している彩音の顔が見える。その眼からは清楚な雰囲気は消え、おもちゃを喜ぶ無邪気な色と、獲物をねらう大人の淫靡な色が混ざっている。  武志は頭がパニックになっていた。肉棒がはちきれるほど昂ぶっている所に、蕾に激しい刺激を与えられる。しかも相手はあの美しい彩音である。彩音が男の肛門を吸う姿など想像できなかったし、してはいけない気がしていた。それが目の前で現実になっている。  射精感は限界まで高まり、軽く触れただけで噴き出してしまいそうだ。彩音はさらにじらすためか、もっと尻を味わうためか肉棒に触れてこない。  思い切り吸った後、彩音は舌で蕾をほぐし始めた。丁寧に唾液を塗りこめ蕾を柔らかくしていく。時おりイタズラのように会陰から袋にかけて舌を伸ばしたり、尻肉を甘噛みしたりする。 「んんー、んんー、んんー、んんー……」  武志は息を止め必死に肛門からの背徳の刺激に耐える。  彩音は蕾をほぐし終わると舌先を尖らせ蕾へこじ入れる。武志は入れさせまいと、息を止め肛門を締めて抵抗する。  だが、息が苦しくなり息を吐いた瞬間、蕾が緩んでしまう。  それを待っていた彩音はすかさず舌を突き刺した。 「いいーっ」  武志は慌てて肛門を締めるが彩音の舌は既に内側に潜り込んでいる。舌が蕾の中でうねうね動き始める。  武志は息んで舌を押し出そうとするが、それくらいで舌が出て行くことは無く、逆にもっと奥へ入り込もうとしてくる。明日香の鼻息が袋にあたり快感に風味を添える。  武志は何度も肛門を締めるが、それは逆に肛門で舌を挟む事になり甘黒い快感が武志の背中を駆け上げる。順子との時もそうだったが、肛門で舌を食べるのがこんなに気持ち良いとは。しかも相手は美しい彩音である。この美女の舌を肛門で食べていると考えるだけで頭がおかしくなりそうなくらい興奮する。  武志の体ではいつの間にかスイッチが通常の世界からアヌスへの黒い愉悦に切り替わっていた。蕾からの快感が増す一方、肉棒はだんだん萎えていく。 「あああああー……」  武志は体の力を抜き、ひたすら肛門の開け閉めだけを行い、肛門で舌をもぐもぐ噛み締める。彩音はそれを助けるように両手で尻を割り開き、顔を尻に押し付け少しでも奥へ舌を入れる。  頭の中は肛門からの背徳的な快感でいっぱいになり、だんだん何も考えられなくなっていく。ただひたすらこの快楽が続く事だけを考える。  だが、永遠に続くかに思われた快楽に終わりが訪れる。彩音の舌の疲れが限界に達したのだ。長時間舌をいっぱいに伸ばし、力を込めて穴をほじり続けたため、痙攣する寸前になっていた。  彩音は仕方なく舌を抜き、代わりに蕾にキスをして中味を吸い出した。柔らかくなっていた穴から汁が吸いだされた。ほとんどは彩音が入れた唾液だったが、彩音の舌に少しだけ苦い味が広がった。 (あっ、汁を吸われてる)  武志は汁が蕾を通り吸われる感覚を覚えた。自分の肛門の汁が吸われる事に衝撃を受けた。彩音がそんな汚い物を口にする事は考えられないし、恥ずかしすぎる。自分の汁を吸って彩音がどう思ったのか。武志はどうしてよいか分からず叫んで逃げ出したくなる。  彩音は顔色一つ変えず、武志の脚を下ろすと、柔らかくなっている肉棒をしごき始める。そして、乳首から脇の下にかけて舌を這わせた。  武志の体は快感のスイッチをアヌスから通常へすぐに切り替えた。肉棒へ血液が集まり、いくらもしない内にガチガチに硬くなる。  彩音の口技は乳首にも有効で幾通りものやり方で舐め、吸った。そして武志の腕を挙げ、脇の下を舐める。 「あ、あー……」  そこを舐められ武志は体をよじらせた。くすぐったい中に気持ち良さがある。肉棒をしごかれながら舐められると快感が倍増する。股間から背筋にぞくぞくする快感が走る。はーはーと大きく息をしながら快感を噛み締める。  ここまで彩音は下着をつけたままだったが、舌を這わせ肉棒をしごきながら片手でブラを外した。片手ずつ腕を抜くと遠くへ投げやる。そしてあらわになった胸を武志の体に擦り付ける。  武志は柔らかい乳房の中心に硬くなった乳首が在るのを感じ取った。  それから彩音はだんだん体をずらし、口と乳房での愛撫の位置を下げていく。乳房が肉棒に達し、乳房を肉棒へ押し付けマッサージしていく。  パイズリができるほど大きい訳ではないが、押し付けてもらうだけで武志は十分に気持ち良い。  そして胸を押し当てながらショーツを脱いでいく。脱ぎ終わったショーツも遠くへ投げやった。  彩音は全裸になると今度は徐々に上へずり上がっていく。そして武志とほぼ同じ所までくると肉棒を掴み、流れるような動きで秘肉に飲み込んでしまった。 「うわぁー」  突然の快感に驚きの声を上げる。準備していなかっただけに快感を抑える事ができずに一気に頂上近くまで駆け上がる。ただでさえ、キス、フェラ、アヌス責めとほぼ一方的にここまで責められ、体中に火がつき昂ぶっていた。そんな状態で秘肉に肉棒を咥え込まれ、武志は危うく暴発する所を意思の力でなんとか押さえ込んだ。  彩音は秘肉の中にも素晴らしい魅力を持っていた。明日香同様中は複雑な構造で、細かい襞やざらざらが肉棒にまとわりついて来る。そして入り口は肉棒をしごき上げる為にキュッと締まっている。さらに凄いのは、入れたままじっとしてると根元から亀頭に向かって精液を搾り取るように秘肉が動くのだ。A級ともなると秘肉の筋肉を自由に動かせるのだろうか。  武志は入れたままで動いていないにもかかわらず、早くも射精の危機に陥っていた。  このままでは、やばい。そう思った武志はダメ元で回収・循環の技にかけるしかないと思った。  彩音の体を抱き寄せ体を密着させる。弾力のある胸が当たり気持ち良い。顔を引き寄せ唇を奪い舌を吸う。先ほどまで自分のアヌスを吸っていた事など少しも気にならなかった。というか考えているゆとりが無かった。一刻も早く技を仕掛けないと自分はいくらも持たない。  武志は腰を押し付け肉棒の先端で子宮口を押した。そして大きな気の流れを奥へ向かって打ち込む。一発、二発と立て続けに撃った。 「んふー……、んふー……」  口をふさがれ声を出せない彩音が喉の奥からうめき声を上げる。一気に体に火がつき子宮が熱く燃えうずき出す。何が起こったのか分からず驚いた様に眼を見開き武志を見る。  武志が放った気は早くも背中、延髄、脳へと流れている。武志は必死になって舌を吸い、気を吸取ろうとする。  しばらくしてじわっと気が彩音の口中ににじみ出てきた。やがてそれがじわじわじわと量が増えていき、ピュル……、ピュルと断続的にほんの少し噴き出し、やがてぴゅるるるーと細いながらも連続的に噴き出し始めた。武志はその気を取り込み自分の体の中へ収めていく。  気の回収の道もでき、武志は肉棒の先端から気を連続的に流し始める。  彩音も何か普通と違う事に気が付いた。ただ武志に子宮口を押されているだけなのに、どんどん快感が生まれて背筋から頭へと駆け上がっていく。このままではまずい、本能と経験が彩音に注意を発する。  彩音が腰を振り始める。上半身を武志に押さえられてしまっているので腰から下を動かせる範囲で激しく振る。その動きに合わせて秘肉をギュッギュッと締め上げる。入り口は指でしごくかのようにきつく締まっている。 「うおぉぅっ」  今度は武志が悲鳴を上げる番だった。動かなくても出そうだったのに、彩音がリズミカルに締め付けながら秘肉で肉棒をこすり上げる。しかも経験人数がそれほど多く無い武志でも分かるほどの名器中の名器なのだ。あっという間に武志は限界まで追い込まれる。腰の辺りはピリピリと快感で痺れている。  袋は持ち上がり精液の準備を終え、肉棒は最大限まで硬く太くなっている。亀頭もだんだん膨らみ後は噴き出すだけの状態になる。  それでも武志は丹田に力を込め意思の力で射精感を押さえている。循環さえ、循環の技さえできれば逆転できる。それだけを心の拠り所に必死に耐える。  だが、練習でうまくいかない技が本番で急にできるわけも無く、回収はある程度できているが循環はいっこうにできないまま時間が流れる。  そうして、最後の時が迫る中、武志は心の中で謝っていた。  じいさん、ごめん。俺はここまでだった。これ以上は我慢できない。一回出して楽になろう。  武志が弱気になっていく。  その時、遠くで誰かの声が聞こえた。空耳か。いや、爺さんの声か、いや、自分の声かもしれない。 (本当に全力を出したのか、何か忘れてないか)  その時武志は快楽で溢れる頭の片隅で一条流の真の目的を突然思い出した。  相手をセックスで打ち負かすことが目的ではない。お互いに最高の性を味わう事こそが一条流の目的なのだ。自分は勝負に勝つ事しか考えていなかった。  まだ俺は全力を出しきっていない。彩音を最高に感じさせたわけでもない。まだできることがあるはずだ。  武志は先祖と祖父と自分の体に祈った。 (俺は彩音さんと最高のセックスをするんだ。後悔しないように全力を出すんだ。俺はまだがんばれる)  そうして、武志は意識を振り絞り、気の塊を一発、二発、三発と立て続けに撃ち放った。  彩音の体がその度に跳ね上がった。腰の動きも止まり、口をもぎ離すと叫んだ。 「ぅあああー、あああー、あああー」  武志は気を回収するために急いで彩音の体を抑え、口に吸い付く。そして流れている気を吸い上げ回収する。  そしてここからが未知の世界だ。  回収した気が喉を通って胃に溜っているのを感じる。胃の辺りに意識を集中して溜っている気を丹田に降ろす事をイメージする。頭の中では他に彩音を気持良くする事しか考えてなかった。勝負などはどこかに消え去っていた。  すると今までできなかったのが嘘の様に、するすると気が丹田へと流れていく。丹田に気が溜っていくのが分かる。これで循環ができる。 「彩音さん一生で一番いいセックスをしよう。俺を信じて」  武志はそう言って彩音を見つめる。彩音は三発もの気の塊を受け少し弱っていたが武志の真剣な眼を見てうなずいた。  武志は下から彩音を優しく抱き口を合わせる。そして優しく舌を吸った。秘肉の一番奥では肉棒の先端が子宮口を突いている。  その状態で武志は残った気を全て流し始める。普段の倍以上の量で気をどんどん流していく。  彩音が強い快感を受け武志に抱き付き耐える。秘肉が締まり肉棒をさらに締め付ける。  武志はどんどん気を流し口から吸収していく。その気を再び丹田に流し再び彩音へ送る。  彩音は体がどんどん熱くなり信じられないくらい感じてくるのに驚いていた。武志は体をほとんど動かしていない。これが一条流の技なのか。  こんなことは初めてで自分の体ではないみたいだ。快感が限界を超え始める。 「んんー、んふぅー、んふぅー」  口をふさがれ舌を吸われているので、声を出せず、うめき声しか出ない。  次から次へと今まで味わった事の無い快感が襲ってくる。もう何度も軽く達している。今はその間隔がどんどん短くなってきている。  頭の中は快感だけで埋め尽くされ何も考えられない。ただひたすら武志に抱きつき快感に耐える。もう声も出ない。体は細かい痙攣を続け、恐ろしくなるほど感じている。このままではどうにかなりそうで怖いほどだ。  武志は彩音が立て続けに達しても気の循環を続ける。まだだ、まだ最高の状態にはなっていない。自分も彩音もまだがんばれる。ぐるぐる気を回し、彩音をさらに高みへと導いていく。自分の射精感も絶頂に近づいていたが精神力で押さえる。快感だけを取り込み味わう。  彩音の秘肉は本当に素晴らしい。何度もイッている為、秘肉が細かくひくつきながら根元から搾り出すかの様にうごめく。もっと味わいたい。もっと長く繋がっていたい。こんなに気持ち良いのは生まれて初めてだ。肉棒には信じられない位の快感が押し寄せ、溶けて秘肉と一体となった錯覚さえ覚える。  だが、それも終わる時が来た。彩音のイク感覚が短くなりついには連続していきっぱなしになった。体は痙攣を続け、眼は半開きのままうつろになってきている。武志は最後の時が来たのを悟った。 「彩音さん、そのまま体の力を抜いて俺に任せて」  武志は口を離すと言った。 「いい……、すごい、気持ち良い……、あーもう死んでもいい、すごいー……」 「もうすぐいくよ、出すよ、中に出すよ」  武志は体を密着させたまま、腰を回して亀頭の先端でグリグリと子宮口をこすり上げながら言った。 「出して、中に出して、いっぱい出して」  彩音も最後の体力を振り絞り全身を武志に押し付けながら答えた。 「いくよ、いくよ、いくよ」 「はやく、はやく、はやく、はやくぅー、うぅー……」  秘肉の奥では子宮口が降りてきて口を開いている。最高の絶頂の準備ができた。 (いくよ。二人で生涯最高のセックスにしよう)  武志は心の中で言った。  武志は彩音の一番奥へ肉棒をさらに押し込んだ。開いた子宮口が肉棒の先端を咥える。  武志は彩音を抱きしめ、さらに子宮を突き抜けんばかりに肉棒を押し込む。 「で、出る」  武志は残った最後の気の全てと精液を子宮の中へ注ぎ込んだ。  ぶしゅうーーー。  連続して精液が噴き出し子宮の中に溜まっていく。まるで排尿しているかの様に連続して精液が出続けていく。腰から下が溶け全て精液となって流れ出ているかのような感覚だ。武志はこれこそが生涯最高のセックスなのだと分かった。 「いいーー……」  彩音は一瞬体を硬直させ、秘肉が今日一番の力で肉棒を締め上げる。体全体が細かく震えている。  彩音は快感のあまり腰から首まで溶けてなくなってしまい、頭の中はただ快感だけが埋め尽くしていた。  そのままほんの少しの時間が流れた後、彩音の体中から力が抜けだらんとなった。眼をつむり、ただ秘肉だけが精液を一滴も逃さないという様にひくっ、ひくっと痙攣しながら肉棒を絞りつくしている。  彩音に意識が有るのか無いのか武志には分からない。彩音自身も今まで味わった事の無い感覚で、現実と幻想の世界の間をさまよい自分がどうなっているのか分からなかった。最後に射精された瞬間、頭も体も全身が爆発して真っ白になり消えてなくなった様な感じだった。天国に行ったのだと思った。体の中に命の種が広がるのを感じ、そのまま意識がだんだん薄れていった。  武志は動かさない方がいいと思い、彩音が規則正しく呼吸をしているのを確認すると、毛布をかけてやった。  彩音は寝顔も美しい。この美しい寝顔を見た事がある男は少ないだろうと、すこし優越感に浸ってしまう。  幸せそうな顔をして眠っているので、後始末をして起こすのもかわいそうで、そのままにしておく。  武志は全身の疲れを感じていた。今日は本当に全力を尽くした。一滴の気も残っていない感覚だ。体力的にもかなり消耗している。時計を見ると、一時間近く挿入していた計算になる。  武志はシャワーを浴びながら一条流の名前の由来を思い出していた。祖先に一条という名前の人が居た訳ではない、地名でも技の名前でもない。ましてや公家の五摂家の一条家とは恐らく関係ないだろう。  実は一期一会の考え方から来た『一期一条』の言葉から取っている。  一回のセックスに全身全霊を傾け、生涯(一期)最高のまぐわいを行い、そしてお互いが最高の快楽にある時に一回(一条)の射精で子を作る。というものだ。  条とは細長い物を数える時の単位で、ほとばしる精液を煙が空に昇っていくさまに例えている。  一条流は子作りを元々の目標にしていた。それが最高のセックスをすると子供ができやすいという考え方に変わり、女性に最大の快楽を与えてこそ武士という様に考え方が変わってきた。  武志はこの半年での数多いセックス、特にS部隊との勝負で性の尊厳を忘れていた。女性が避妊してくれているので何も考えないで膣内射精を繰り返した。セックスとは本来子作りだと言う事を忘れていた。一回一回のセックスを生涯最高の物にするという一条流本来の考え方を忘れていた。  今からはその考えを忘れず、一回のセックスを大切にしていこう。武志は決意していた。  武志はシャワーを浴び汗を流した後、彩音を起こさないように気を付け、家に遅くなると電話した。麻衣にも電話して体調が優れないので明日会うのを中止にしてもらった。中止は初めてなので麻衣は心配していたが一日寝れば治るからと言って携帯を切った。  明日は一日寝てないとだめだろう。ひょっとしたら麻衣はお見舞いに来るかもしれない。なんて言い訳しよう。  そこまで考えた所で武志に限界が来た。武志は部屋に在ったガウンを羽織ると、ソファに倒れ込む様に横になり急速に眠りに落ちた。  武志は体を撫でられる感覚がして目を覚ました。ガウンを羽織った彩音が床に座り武志の頬を撫でていた。体には毛布が掛けられていた。時計を見ると一時間ほど寝ていたようだ。  彩音は武志にキスをして言った。 「何か食べに行きましょう。お腹すいたでしょう。もちろん、おごりよ」  彩音は元気を出して言った。この男の子ともう二度と寝る事がないと何となく予感がする。だからこそ彼は生涯最高のセックスの為に全力を出してくれたのだ。もう会えないのは悲しい。けれど自分を磨けばいいのだ。  自分が技を磨き他の誰かに最高のセックスを与えられる様になれば良いのだ、と彩音は悟っていた。  夕食は二人で楽しい時間を過ごした。話題は主に武志の学生生活の話でセックスやS部隊の話は出なかった。人前でできる話ではないし、その話題を出してはいけない雰囲気だった。  家の前まで送ってもらった後、武志は別れ際に聞いた。 「もう、これで挑戦とかは最後ですよね」 「上司がどうするかは分からないけど、A級の私でも歯が立たなかったんだからやり方を変えるしかないでしょうね」 「分かりました。今日はぐっすり眠れそうです」 「それじゃ、さよなら」 「おやすみなさい」  武志はそう言って車を降りた。  明日また会うかの様な挨拶だ。悲しさ、さみしさ、後悔などマイナスの感情は一切無かった。  その時二人は確かにつながりを感じていた。もう二度と会えないかもしれないが、もし会えればそれが何年後だろうがすぐに打ち解けあえる気がする。最高のセックスをした者同士にしか分からない一体感を感じていた。 <第13章>  数日後、武志の元へS部隊の部長と名乗る者から手紙が届いた。今までのお詫びとして五月三日〜五日の二泊三日で接待に招待したいという事だった。今後しばらくの間勧誘を行わないので、これで今までの事を水に流して欲しいという内容だ。  どうやって武志のスケジュールを調べたのか、ちょうど空いている日を選んできていた。  四月二十八日〜三十日のゴールデンウィーク前半は混寝会のメンバーで旅行。和子がこどもの日は子供といたいという事で旅行は前半に決まった。  五月六日は、前回(彩音と会った次の日)麻衣の順番を飛ばしたお詫びに一日付き合う約束になっていた。旅行に付き合う交換条件として、美穂達に乱交の日を一日麻衣へ譲ってもらったのだ。  武志は最後だと言った彩音の言葉を信じて招待に乗ることにした。拉致する気があれば今までにもできたはずだ。しなかったという事はする気が無いという事だろう。多少不安はあるが命までは取られないだろうと腹をくくる事にした。 「こんにちは、ひさしぶりだね」  招待当日、迎えに来た車には静香が乗っていた。約三ヶ月ぶりだが武志は何年かぶりに会うような懐かしい感じがした。この三ヶ月の間に静香、愛・優、純子、明日香、彩音の六人と戦っている。懐かしい感じがするのも仕方が無かった。  静香を初めて見た時は美しさにびっくりしたが、彩音と会った今となっては綺麗だなとは思うが驚くほどではない。我ながら贅沢になったと反省する。  静香は挨拶もそこそこに武志へ目隠しとヘッドフォンをした。 「今から向かう所は秘密研修施設なので場所をお教えできないんです」  車は何度か向きを変え方向を分からなくした。途中、加速を感じ、車が長時間停まらない事があったので、高速も使った様だ。武志が疲れていい加減腹が立ってきた頃、ようやく目隠しとヘッドフォンが外された。時計を見ると二時間近くたっている。  場所はさっぱり分からないが、気温からすると標高は高いのだろう。小学校ほどもある大きな建物の周りにはグラウンドと空き地が広がり、その外側は木が生い茂っている。道路は一本のみ、今来た道だけらしい。木にはばまれ、その向こうは一切分からない。  車を降りると、四十歳前後の女性が一人立っていた。  年の割には結構綺麗な人で、若い頃はモテたんだろうなと思わせる。知的な感じがしてやり手のビジネス・ウーマンという感じだ。タイプ的には美穂に近い。これが部長だろう。  その女性は武志へ近づくと言った。 「はじめまして、S部隊の責任者の頼子と申します」 「山中武志です。ご招待ありがとうございます」  頼子が手を出してきたので、武志は握手をした。少しヒンヤリする手だった。 「遠い所お疲れ様でした。秘密の場所とはいえ窮屈な思いをさせてすみませんでした。ごゆっくりお休みください。静香がご案内いたします」  建物は三階建てで外から見る分には素っ気の無い古いオフィスビルの様だ。しかし、よく見ると全ての窓に目立たないよう鉄格子が付いているのが物々しい。それに正面の扉は重厚で重々しい。  玄関を入るとちょっとしたホールがあった。こじんまりとこぎれいにしてある。感じとしては近所の公民館の玄関ホールみたいだ。  静香に案内されて館内を歩く。エレベータで三階に上がり、いくつかのドアを過ぎようやく目的の部屋に付いた。ここに来るまで静香と頼子以外には誰も会っていないし、全てのドアは閉じられ他の部屋の様子は分からなかった。聞こえる音も自分達が立てる音だけだ。  部屋の中へ入ると、内装は新しく、明るく整えられていた。意外と広く、十五畳ほどの広さの中に巨大なベッドとソファーセット、テレビ、ビデオなどが置かれている。 「部屋の説明をしますね。こちらがトイレで、こちらが浴室、こちらがミニキッチンになります。冷蔵庫もあります。こちらに在る物はご自由にお召し上がりください。こちらがクローゼットになりますので荷物はこの中へ入れてください」  静香がドアを一つ一つ開けながら説明した。今日は武志が客の立場だからか、口調が丁寧だ。 「電話は内線9番でフロントというか職員室へ繋がります。御用や緊急事態の時はご連絡ください。申し訳ありませんが外部へ掛ける事はできません。それと館内は立入り禁止区域もありますので部屋を出られる際は必ず誰かが付き添いさせて頂きます。以上ですが、お分かり頂けたでしょうか」 「とりあえず言われた事は分かったけど、それ以外は分からない事だらけですよ。ここはどこなのとか。これからの予定とか」  武志は荷物をクローゼットに入れながら答えた。 「詳しい事は今日の夕食会で部長から、部長というのは先ほどの頼子の事ですが、説明があると思います。まずは昼食を取っていただいて、その後夕食まではおくつろぎいただく予定です」  自分の腕時計を見ると昼の十二時近かった。 「分かりました。じゃあ昼食にしましょう」 「ではしばらくお待ちください」  そう言って静香は準備を始めた。すでにキッチンに用意されていたらしく、ごそごそ何かをしている。  武志はやる事が無いので携帯を取り出してみると圏外になっている。半分予想していたが納得できない。自宅の方で何かあったらどうするつもりだろう。一応招待状に書いてあった連絡先を親には伝えてきているが何となく不安だ。  静香は料理や飲み物を運んでいる。  武志がテレビを点けると東京と同じ番組をやっている。という事は東京都内かと思ったが、ケーブルテレビかもしれないし、あまり場所のヒントにならない。 「武志さんは紅茶とコーヒーのどちらがいいですか」  静香がカップを運びながら聞いてくる。  料理はサンドイッチだったので紅茶にした。武志はパンには紅茶、それ以外はコーヒーと決めていた。  しばらくしてティーポットを持った静香が戻ってきた。紅茶を注ぎながら静香が言った。 「ではお食事にしましょう。私もご一緒させていただきます。簡単な物ですみません。でも、ここの料理は結構おいしいですよ。それに夕食はちゃんとした物が出ると思いますので」  準備ができたので二人でソファーに座った。 「いただきます」  武志は純子の時に一服盛られたのを思い出し、静香が先に食べるのを待った。 「大丈夫ですよ。今回の招待には一切の薬物は無しって部長から指示が出てますから。今回危険は一切無しです」  そう言って安心させるため静香は先に口を付けた。  静香は簡単な物と言ったが、ボリュームのあるクラブハウスサンドだ。コンビニで売ってるような安っぽい物ではなく、パンよりも具の方が多い豪華な物だ。小洒落た店ならセットで千円以上するだろう。量も多く他に付け合せのポテトとフルーツが付いている。味も美味しい。  武志は持ち前の食欲でどんどん胃袋へ納めていく。 「どうでしたか」  食べ終わり、武志がおかわりの紅茶を飲んでいると静香が聞いてきた。 「美味しかったですよ。量も多いし、お腹いっぱいです。こういう洒落た料理はあまり食べる機会が無いんで良かったです」 「デザートはどうします」 「いや、もうお腹いっぱいですよ。それより今から夕食まで何をすればいいんです。ここには時間を潰せそうなものが無いみたいなんですけど」 「この部屋を出るのはまずいんですけど、ゲームはまあまあ揃ってますし、ビデオもかなりあります。運動なら室内トレーニングルームがありますし、お疲れならお昼寝されても結構です。でも、よろしければマッサージを受けるというのはどうですか。やるのは私ですけど」  静香がいたずらっぽい目で答えた。 「静香さんできるんですか」 「できますよー。私達は訓練の一環でマッサージの講習も受けるんです。けっこううまいんですよ」 「じゃあお願いしようかな」 「任せてください。食後すぐは体に良くないので、しばらくの間テレビでも見ながら待っててください」  静香は食器を片付けワゴンに乗せて部屋の外に出し、テーブルを拭いたりしている。武志はソファに座りながらテレビのチャンネルを変えていった。普通のチャンネルだけでなく、衛星放送、CSも映る様になっている。  このままテレビを見ながらうとうとするのも良いかもしれないと武志が思い始めた頃、いつの間に着替えたのか静香がパイル地でできたレモン色の甚平みたいな服で現れた。そういえば、テレビ番組でマッサージ屋さんはこんな服を着ていた気がする。 「それじゃあ、そろそろ始めましょうか。ベッドに腰掛けてください」  武志が言われたとおりにすると、静香は床の上で膝立ちになり武志の手を持つと優しく揉み始めた。 「ちなみに何式なんですか。タイ式とか韓国式とか色々あるじゃないですか」 「何式って訳じゃなくて、あえて言うとS式かな。日本古来の按摩を基本に中国、韓国、タイ、アメリカとか各国のマッサージの考えを取り入れた物なんです。けっこう評判いいですよー。将来これでお店を開けるんじゃないかっていうくらい」  武志はだんだん眠くなってリラックスしながら静香の話を聞いている。ゴールデンウィーク前半の旅行の疲れが残っているのかもしれない。休みの日に疲れる事をするのもおかしいが、美穂達のストレス発散のためだから仕方が無い。それに今日は目隠しで車に乗せられ緊張で疲れた。お腹も程よくいっぱいだし、眠くてもしょうがない。 「眠かったらいつでも寝てくださいね。じゃあ寝転がって楽にしてください」  武志はベッドの上でうつ伏せになり、体中の力を抜いた。静香は手の平から足へ移った。足裏マッサージは痛いというイメージがあったが、明日香がうまいのかは分からないが全く痛くなかった。  だんだん気持ち良くなり、武志はいつのまにかに眠ってしまった。  武志が目を覚ますと窓のレースのカーテンがオレンジ色に染まっていた。 「んっ、何時ですか」  武志は寝起きの声で聞いた。 「四時ちょっと前です。二時間位寝られてました」  武志はベッドから起き上がりうーんと伸びをした。 「体はどうですか。今日は座ってる時間が長かったので腰を中心にほぐしてみました」  武志はベッドから降り少し体を動かしてみる。 「寝起きだから少しだるいけど、なんか体が楽になったような気がします。ありがとう、気持ちよかったです」 「いえ、こちらこそ。それで夕食は六時からですのでもう少し時間がありますが、入浴されますか」 「そうですね、目も覚ましたいし。シャワーを浴びます」 「ではお背中流しましょうか」  静香がイタズラっぽい声で聞いてくる。 「いや、いいですよー。一人でできます」  接待のはずなのに静香に遊ばれてるような気がする。S部隊の人にはいつもペースを握られてしまう。経験が少ないから仕方がないかと思ったが、よく考えると美穂達の時はそれほどではない。自分がリードする事もある。やはりS部隊の人間がうまいのだろう。武志はシャワーを浴びながら考えた。  シャワーの後、二人は夕食時間までおしゃべりをして時間を過ごした。 「彩音さんまで倒すなんて武志さんはやっぱり凄いです」 「いや、ほんとにぎりぎりでしたよ。一時はもう駄目だと思いました」 「この三ヶ月の間にますます上達したんですね」 「そうなんです。S部隊の偉い人が何を考えてるか分からないんです。まるで俺を強くするためにやってるみたいな気がします」 「夕食の時に部長に聞けば何か分かるんじゃないですか」 「教えてくれない様な気もするけど、聞くだけ聞いてみます。それより静香さんはあれからどうしてたんですか」 「今までどおりですよ。訓練を受けて、任務をこなして。この建物の掃除も当番でやるんですよ」 「任務ってどんなの」 「それは武志さんでも話せません。部隊に関する事は一切秘密なんです。任務に関しては隊員の間でも秘密なんですよ」  それはそうだろう、武志は気にしなかった。 「じゃあ、隊員の人って何人くらいいるの」 「それも秘密です。話せるのは階級についてぐらいですけど、武志さんはA、B、C級があるのは知ってますよね。私達はC級で会社で言うと平社員なんです。B級が主任とか係長とかに相当して、私達は班長って呼んでます。それでA級が課長クラスで隊長とかリーダーとか呼ぶんです。そして頼子さんがS部隊の責任者で部長って呼ばれています」 「そっか、じゃあ静香さんは明日香さんと彩音さんの部下になるんですか」 「そうなんです。彩音隊の明日香班です。それで愛さんと優さんが同じ班で先輩なんです」  隊が一つという事は無いだろうから、二つあるとすると少なくとも十人程度は隊員が居る事になる。 「静香さんはどうして部隊に入ったの」 「詳しくは話せないですけど短大にいる時にスカウトされたんです」 「そっか、話せないことが多いんですね」 「武志さんが部隊に入られたら、もう少し話せるんですけど」  それから二人は趣味の話や好きな食べ物など普通の大学生の会話を楽しんだ。  夕食の時間、案内されて食堂へ行くと部長の頼子しかいなかった。食堂は四人掛けの正方形のテーブルが幾つか並んでいる。数十人が一度に座れる広さだ。その中の一つのテーブルに頼子と武志が二人で座った。  静香は同席しないみたいで、二人のテーブルへ次々と料理を運んでくる。  食堂の中も武志の部屋と同様に明るく現代的な内装がされている。若い女性隊員の好みに合わせてあるのだろう。  ビールで乾杯した後、二人は食べ始めた。  料理は若い武志に合わせたのか創作中華だった。肉料理をメインに食べやすくとても美味しかった。  武志は食べながら静香へしたような質問を頼子にぶつけてみた。 「それは残念ながら答えられません。武志君が部隊に入ってくれたら少しは話せるんだけど。それに、もし話を聞いちゃうと武志君も秘密保持の監視対象になって、二十四時間行動を把握されるけど、それでもいい」 「そうやって怖い話をして脅かさないでくさいよ。単なる大学生に小説みたいな話をされても引きますよ」 「そうね、ならもう聞かないようにしてね。それより今回は接待なんだから嫌な事は忘れてもっと楽しんでね」 「楽しむも何もここには娯楽施設が無いような気がするんですけど」  正直、この調子だと明日は時間を持て余しそうだ。やることが無いなら、明日は朝食後すぐに帰らせてもらおうと考えていた。 「S部隊の接待は夜に決まってるでしょ。武志君は夜に備えて体力を残しておけばいいのよ」  頼子が唇を緩め、意味有り気な顔をする。 「また、夜に勝負だとか言って誰か来るんじゃないですか」 「あら、もう勧誘はしないと約束するわ。何も考えずに楽しんでくれればいいのよ」  頼子は思ったより気さくで話しやすい人だったが、知りたい事ははぐらかされて何も分からないままだった。  食事を終えた武志は部屋に戻った。食事は美味しかったが、自分の状況がはっきりしないので何か落ち着かなかった。  武志はもう一度シャワーを浴び、パジャマに着替えベッドに寝転がった。  静香も自分の部屋へ引き上げ、武志は一人だった。頼子は接待は夜だと言っていたが、何時に来るのだろう。やはり起きていたほうが良いかなと、やることもなくテレビを見ていた。  八時台の番組が終わり九時になる少し前、ドアがノックされた。 「はい」  武志が返事をすると、長身の美女が一人入ってきた。身長は170cm以上あるだろう。靴のせいか目の高さが武志と同じくらいだ。体にフィットした七部袖のカットソーにタイトミニをはいている。髪は漆黒で首の付け根辺りで切りそろえている。 「こんばんは。お時間よろしいかしら」 「は、はいっ」  S部隊はいつも驚かせてくれる。色んなタイプの人が居るもんだと武志は感心した。 「あなたが武志ね。私は知香《ともか》。知識の知に香るで『ともか』よ。でもみんな『ちか』って呼ぶからちかでいいわよ。よろしくね」  年は二十代後半だろうか。眼鏡をかけた知的美人だ。  タイプとしては外資系の大企業社長秘書。毎朝のジョギングをかかさず、オフにはジムや水泳で体を鍛える。食事にも気を付け、野菜と魚を主体にして、肉はなるべく食べない。体の脂肪量もばっちりコントロールして体形を維持する。そんな感じだ。  目はやや細く、性格は気が強そうだ。目、鼻、口は大きくはっきりしている。最近増えている欧米型和風美人だ。大人しめな女の子が好きな武志のタイプからは外れるがかなりの美人だ。名前にぴったりの感じがする。  スタイルは抜群に良い。今までの相手では明日香が一番スタイルが良いと思っていたが、知香は日本人のスタイルの理想形と言っても良いぐらい美しい。  適度に筋肉質で体のラインが悪くなる寸前まで体を引き絞っている。脚を見ていると思わず触って弾力を確かめたくなる。胸も大きい。まるで芸術作品のようだ。  いつもの様に武志は雰囲気に呑まれて固まってしまった。こんな人、普通に暮らしていたら一生会うことは無いだろう。テレビドラマの中でしか見られない。見るとしても会社に就職してから廊下ですれ違う位だろう。 「何をボーっとしてるの、椅子を勧めてくれないの」  武志は慌ててソファに座るように勧めた。  知香はソファに座ると脚を組み、武志を見つめた。 「部長から、面白い子がいるから会ってみたらと言われて来たの。話を聞くとA級の子でも歯が立たなかったんだって。私の相手もしてもらえるかしら」 「あ、あの、知香さんはA級じゃないんですか」 「私はS級、ABC級とは別に部長直属の隊員なのよ。ちなみにSはセックスのSじゃなくて、スペシャルのSよ。たまに勘違いする奴がいて困るのよ。だれとでもセックスする訳じゃないのに。そんな事どうでもいいのよ。若いんだからそんな事聞いてる暇があったら襲って来なさいよ。話なんか終わった後でいいのよ」  そう言うと、知香は眼鏡を外して武志にキスをした。  S部隊は全員キスがうまい。いつもの事ながら武志は感心した。それに背の高さが同じ位だからキスがやりやすい。キス一つをとっても色々なテクを持っている。チュッチュッとついばむ様に、唇を擦り付ける様に、唇を上下片方ずつ挟むようにしてくる。舌の動きも唇をなぞり、絡ませ、上あご下あごをくすぐり、舌を吸わせる。舌の吸い方も唾液をすする様にしたり、フェラチオをする様に出し入れしたりする。息を鼻からそよそよと出したり、口をうごめかせながら喉の奥でこもった声を出したり、つぼを押さえて興奮させる。  まだ、武志は気を送るのはほんの少しにしておいた。相手がどんな手を使ってくるのか分からないので手の内を見せるのはまだ早い。 「キスは合格ね。気持ち良かったわよ。若いせいか唾液もサラサラで甘いわ」  武志は女性からキスを評価されるのは少し恥ずかしかった。  知香はカットソーを一気に脱ぎ投げ捨てると、武志の横から首をぺろぺろ舐めながらパジャマのボタンを外していく。 「体は引き締まってるわね。体力有りそう。楽しみだわ」  知香はパジャマの上を脱がし終わると、武志の前に回り乳首を舐めながらパジャマとトランクスを腿の半ばまで下ろした。 「乳首はまだ綺麗な色をしてる。毛も生えてなくていいわ。それに感じやすそう」  片方の乳首を舐めながら、手でもう片方の乳首をカリカリ擦り、残った手で上半身の筋肉を確認する。  武志は昂ぶりながら、知香の流れるような動きを止められず、快感を味わった。  知香は口をだんだん下にずらし、パジャマもトランクスも足元まで下ろしてしまう。片足ずつはずし、抜き去るとそれも遠くへ投げた。 「一番大切な所のチェックよ」  知香はじっと見つめた後、先端から根元、袋の裏側まで鼻を寄せクンクンと匂いをかいだ。  武志は匂いを嗅がれて猛烈に恥ずかしくなる。さっきシャワーを浴びた時に綺麗に洗ったので、大丈夫のはずだがやはり恥ずかしい。 「きれいに洗ってるわね。でも若いオスの匂いが残ってる。いいわよ、女を興奮させる匂いよ。でも、もう少し大人になって酸っぱい匂いがしてるのも私は好きよ」  そう言うと、知香は肉棒に口を近づけた。まず先端をぺろっと舐めた後、ちゅっとキスをした。肉棒は十分すぎるくらい勃起していたが、さらに立たせるように、亀頭、棹、袋とまんべんなく舐めていく。股間全体をぬるぬるにし終わるとようやく口に含んだ。 「ふぅー」  武志は鼻から大きく息を吐いて、知香の口の中を味わう。  知香はいきなり上下に動かすような事はせず、まずは口に含んだまま舌で舐めまわす。それからゆっくりゆっくり形を確かめるように上下に動かしていく。頭を動かしながら知香は器用にスカート、ブラジャーをはずすと遠くへ投げた。  武志が下を見ると、知香は口を突き出し、わざといやらしい顔をして咥えている。時々武志の方を見てはフェラ顔を見せ付ける。そして、胸は意外と大きい。体を鍛えているせいか、ややハト胸気味だが、日本人には少ない半球型の大きな乳房をしている。Dカップくらいありそうだ。  ショーツ一枚になると知香は本格的に動き始めた。口元へわっか状にした指を沿え、頭の動きに合わせて肉棒をしごく。頭は上下だけではなく左右にも回転しひねりを加える。その間も舌は自由に動き亀頭から縫い目までを舐める。  武志はこのままでは一方的に主導権を握られて終わりだと思い、亀頭からチョロチョロと気を流し始めた。  知香はしばらく続けた後、確認が終わったのか肉棒を口から出し、ぬるぬるになった棹を片手でしごき、先端をペロペロ舐める。残った手は袋をゆるゆるとあやしたり、会陰をコリコリ引っかいたりしている。 「太さと長さはそこそこね。これくらいで十分よ。大きければいいってもんじゃないんだから。この位なら奥が深い女性から、全体が小さい女性まで大体こなせそうね。硬さは合格。コチコチね。それに亀頭はエラが張ってて良さそう。これで襞を擦られたら気持ち良いでしょうね。そして味も合格よ。こっちまで気持ち良くなってきちゃった」  知香は武志の前に立つと言った。 「最後の一枚は、武志が脱がせて」  ショーツは既に色が変わるほど濡れている。武志が興奮に震える手でショーツをゆっくり下げると、股間からショーツの底へ糸を引いた。  陰毛はちぢれのほとんど無いストレートがみっしり生えていた。だが、トリミングしているのか生まれつきか陰唇の横には生えていない。クリトリスもはっきり見える。まだ半分皮をかぶっているが大きめで濃いピンク色をしてつやつやしている。  ショーツを脱がせ終わり、股間に吸い付こうとすると知香に止められた。 「続きはベッドでしようね」  知香に手を取られ、武志はベッドに上がる。  知香は武志にかぶさりチュッと唇に軽くキスをすると、体中にキスをしながら、乳首で武志の体を擦り足元へ下がっていく。武志の両脚の間に収まると、両脚を持ち上げAVで言うところのまんぐり返しの体勢に入った。 「あっ」  肛門が知香の目の前にさらされた。肉棒を片手で握られ、もう片手で乳首を刺激される。腰の辺りには知香の胸が柔らかく当たり、乳首の位置がはっきり分かる。 「ここはまだ調べてなかったから」  そう言って知香はいきなり蕾に吸い付いた。そして肉棒をゆるゆるとこする。 「うはぁ」  武志は情けない声をあげる。知香は肛門が武志の弱点である事を知っているのだろうか。いや、知香のレベルならば知らなくてもいずれ気付くだろう。  知香はひとしきり吸った後、満足したのか今度は舐め始めた。蕾だけでなく、蕾の周りも、尻のふくらみも丁寧に丁寧に何度も何度も舐める。それも単調にならないように、チロチロとすばやく舐めたり、ペロリペロリと唾液を乗せゆっくりやさしく舐めたりする。 「あ、は、は、はー」  武志の背筋をなんども妖しい快感が突き抜ける。肉棒は最大限に硬くなり射精をこらえるのが大変だ。丹田に力を込め意識を集中してなんとかこらえる。  知香は飽きることなく武志の肛門を舐め続ける。  武志の肛門はすっかりふやけ切り、柔らかくなってしまう。体力がどんどん失われていき、精神的な抵抗も小さくなる。  そして、アヌスの甘黒い愉悦に武志が溶けきる寸前で、知香はようやく口を離した。だが、手の動きは止めない。 「お尻も合格よ。綺麗に洗ってあるし、匂いも無い。少しくらい味と匂いがあるほうが私は面白くて好きだけど、普通の子は綺麗な方が好きだからね。色も形もまだ初々しいわ。武志はまだここを使われた事ないでしょ。機会があったら教えてあげる。一ついけないのは少し毛が生えてるわね。男の子でもお尻の毛はきちんと手入れしないと駄目よ。女の子が舐める時に嫌がるわよ」 「ああ、もう交代してください。出そうです」  もう武志は抵抗する気力をすっかり奪われてしまっている。 「何情けない事言ってるのよ。今日は接待でしょ。私に任せて楽しみなさい」  そう言うと、知香は再び蕾に口を付けた。舌を尖らせ何度か抉るように舐めた後。舌を捻り込んできた。 「うわあぁー」  武志は思わず声を上げた。今まで以上の快感が背中を突き抜ける。 「お尻の力を抜きなさい」  武志は快感をこらえながら何とか力を抜こうと努力する。だが、アヌスからの快感が強すぎてどうしても体へ力が入ってしまう。  知香は両手を尻にかけガッと左右に開き穴を広げると、舌を一層奥へ捻り込んできた。知香は舌が長いのか数センチは入り込み、中でもぞもぞと動き始める。  これには武志も音を上げた。 「ああー、もう限界ですー。限界ですー。出ますー。やめてー」  知香はそれを聞いても止めず、顔を押し付けますます舌を奥に入れようとし、蕾の内側で舌を回してくる。  武志は肛門に力を入れ防ごうとするが、肛門で知香の舌を挟むだけで攻撃を止められない。逆に快感を増す結果になってしまう。 「んー、んー、んー」  全身に力をいれ、奥歯を噛み締め、顔を真っ赤にしながら、鼻で息をして武志は必死に我慢する。  そして、もう駄目だ、出ると思った瞬間、舌が抜かれた。抜ける時のぬるんとした感覚にさえ漏らしそうになる。  しばらく武志はんーんーとうなりを止められない。妖しい快感に肉棒は少し柔らかくなっている。 「武志はお尻が弱いからもう少し鍛えた方がいいね。ここまで我慢できるのはなかなかだけどね」  知香は最後にチュッと蕾にキスをすると、武志の脚を下ろし、仰向けに寝かせた。  まだ快感の波が引かない武志の腰に跨ると、肉棒に手を沿え、位置を合わせゆっくり腰を沈めていく。  武志は、背筋がぞくぞくし、体中が震えていたが、ようやく反撃の瞬間が来たのを知った。  肉棒が秘肉に触れた瞬間から今まで溜めていた気を一気に送る。 「あん」  知香は一声上げたがそのままゆっくり体を沈めていく。  知香の中は彩音と同様、とてつもなく気持ち良かった。中はたっぷりと潤い抵抗無く吸い込まれていく。細かい襞がうねうねと絡みつき、キュッキュッと締め上げてくる。  脳みそがズルズルになりそうな気持ち良さの中、まとわり付く襞を掻き分けて進み、ようやく亀頭が一番奥に到達した。  武志は子宮口を感じとると一気に大量の気の塊を送った。気の道を一刻も早く通す作戦だ。気の流れを探るため、知香の体へ手を当てる。 「あっ、ああーん。や、やるわね武志。でもこれからが本番よ」  そういうと、知香は腰を上下に動かし、秘肉を締め付け始めた。  武志は一瞬で理解した。挿入の時、知香は手を抜いていたのだ。入れてすぐに武志が出してしまわない様に。  体を鍛えている分、彩音より締め付けが強い。まだ武志は処女とセックスをした事が無いが、十代の処女の締め付けはこの位だろうかと思うくらい締めてくる。しかも柔らかくこなれた肉が締めてくるので、たまらなく気持ち良い。特に秘肉の入り口付近は指でしごいているのかと錯覚するほど締めてくる。  彩音以上の気持ち良さだ。だめだ、それほど持ちそうにない。武志は焦った。先ほどの肛門責めでぎりぎりまで性感を高められてしまっている。その状態で、この締め付けではいくらももたない。  武志は再び大量の気を一気に子宮口へ注いだ。 「い、いい……」  知香が大きな声を上げる。  一回目の気で背中までは道が通った。再び気が知香の体を流れるのを知覚する。今度は首の付け根近くまで通ったようだ。もう少しだ、もう少し道が通れば循環の技が使える。  このまま騎乗位でこすられると出てしまうと思い、武志は上半身を起こし対面座位に持ち込んだ。肉棒を一番奥まで入れると腰を揺すり秘肉の一番深いところを亀頭でグリグリ刺激する。このやり方だと自分が受ける快感を押さえて、相手を責める事ができる。  そしてまた道を開くため気を一気に送る。 「あああーっ」  知香が大きな声をあげ、体を反らせ、のけぞらせる。きれいな喉がむき出しになった。  武志は知香の背中へ手を回し、気の道が脳まで到達した事を知覚した。循環の準備ができた。  知香もただやられている訳ではない。片手を頭に回し武志に上からキスをして唾液を飲ませ、舌を吸わせる。胸を押し付け、片手で脇腹の性感帯を刺激する。鼻からは悩ましく息を漏らし口の奥からこもった声をあげ聴覚でも武志を興奮させる。  一刻も早く循環を開始しないと危ない。武志は知香の頭に気を付けながらゆっくり後ろに倒していく。そうして正常位になると、正常位固めの体勢に入った。  片手を脇の下から回し頭を固定しディープキスをする。知香の舌を吸い込み、気を回収する。  胸をぴったり合わせ、乳房を刺激すると同時に、少し体重を掛け呼吸を苦しくさせ酸欠気味にする。  残りの手でお尻を掴み肛門を刺激する。これで女性は動くことができない。そして、亀頭の先で子宮口をグリグリこすりあげる。  武志はフルパワーで気の循環を開始した。 「んんんー」  知香が突然の快感にくぐもった声をあげる。  亀頭の先からどくん、どくんと気を送る。肛門に当てた指からも気を送る。そして知香の舌先から気を吸い取り、再度亀頭から気を送る。今は大量の気が知香の体を駆け回り、子宮と肛門から首筋にかけて体の中を焼き続けているはずだ。  しかし、それでも秘肉のうごめきは止まらない。肉棒を動かしていないのに、搾り取るように根元から奥へと締め付けてくる。武志は知香に休む間を与えず、気を送り続ける。 (おかしい)  今までの相手ならとっくにイキ続けているはずだ。知香は口の奥でうめきながら、鼻から「んふーんふー」と苦しそうに息を出している。顔は真っ赤になり、体も震えている。しかし、絶頂の一歩手前で耐えているように見える。意識もはっきりしている様だ。 (まさか、知香も快感の限界値が高いのか)  武志は純子との戦いを思い出していた。重度のマゾである純子は快楽に対する限界値が高く、いくら大きく感じてもイカずに貪欲に快感を貪り食った。  知香はマゾではなくノーマルに見えるが、それでも限界値が高いのか、それともS級になると絶頂の高ささえコントロールできるのか。  純子の時は循環の技を覚える前で、普通に気を送るしかなかったから、イカせる事ができなかった。でも今は循環の技を使っている。快感は純子の時以上のはずだ。限界値が純子より高いのか。  知香は快感に耐えながらも反撃してくる。舌を絡ませ、豊かな胸を擦りつけ、片手で背中を撫で、片手で尻を掴む。脚を武志の腰に回し、腰を押し付け少しでも肉棒に摩擦を加え、奥に入れようとする。  出し入れはほとんどしていないのに、秘肉が生き物のように肉棒を刺激し、武志を追い上げていく。亀頭の先で子宮口をこすっているので痺れる快感も武志を責める。  その時武志は悟った。知香はまだ余裕がある。今までの相手ならここまで責めると反撃などしてこなかった。やはりS級というのは凄い様だ。そしてなぜか武志のアヌスを責めて来ない。知香なら同時にアヌスを責めるくらいたやすいだろう。それをしないのは、すると武志が射精してしまうのを分かっているからだ。武志はこの人にはかなわないと思った。格が違う気がする。ただ、今は全力を尽くすしかないと武志は思った。  武志は一層気を循環させるとともに、知香のアヌスに当てた指先から送る気の量も増やした。 「むふぅー」  知香は口の奥で大きなうめき声を上げ、秘肉を一層締め上げる。  それで武志がたまらず噴き出しそうになると、知香はするどく察知し肉棒の根元だけを締め、それ以外の締め付けを緩めて武志の射精を防ぐ。武志の射精感が遠のくと、再び全体を締め付け強い刺激を与えてくる。  中に入れたままで相手に射精をコントロールされるなど初めての経験だ。武志は精神的にも肉体的にも追い詰められ、濃い精液が肉棒の根元に溜まっていくのを感じた。  武志は知香に翻弄されながらもがんばって気を循環させ、同時に精神力で射精感を押さえる。  そうして武志がかなりの時間がたったと思った頃、実際には挿入から十分程度だったが、武志の射精を我慢する感覚が短くなってきた。  出る寸前まで行くと知香にいなされ、ほんの少し落とされる。そしてまた追い上げられ落とされる。  頭の中は精液を出す事でいっぱいになってくる。知香のじらしにイライラしてくる。  知香は秘肉を締め上げ、うめき声を漏らしながらも一向にイク気配が無い。 「知香さん。も、もう」  武志は降参した。知香はうなずくと、腰に回していた脚をほどいた。武志は最後に激しく腰を動かすと、肉棒を一番奥に突きたて我慢する事無く吹き上げた。 「で、出ます」  ぶっしゃー。  武志は生涯最高と思える量を吹き上げた。溶けかけのゼリーのような半固形の物が竿を通過する感覚がして、武志は肉棒が壊れてしまうと思った。体中の水分が全部出て行くような凄まじい射精感だ。  全身がピリピリと痺れ震える。頭の中が真っ白になる。 「あ、あああー」  知香も武志の大量の射精を確認すると我慢をやめ、絶頂に達した。秘肉全体がピクピク痙攣しながらも一滴も残すものかと絞り上げるようにうごめいた。  武志の射精は一度で終わらず何度も熱い塊を知香の子宮口へ叩きつけると、やがて動きを止め知香に体重を預けた。  二人ともしばらくの間、はあはあと大きな息をしていた。  武志は息が落ち着くとぬるんと肉棒を引き抜き、知香の横に寝転がった。疲れてしばらく動きたくない。腰には全く力が入らない。ピリピリと痺れが残っている。頭の中にもやが掛ったようで何も考えられない。気と体力をかなり消耗している。  知香は秘肉の入り口を締め、中の物をこぼさないように気をつけながら、肉棒を口で清め始めた。 「あはぁー」  武志はたまらず声を上げた。  壮絶な射精の後でまだ敏感なままの亀頭を、知香は刺激が強すぎないように気を付けながらやさしく口に含み、舌で汚れを舐め取っていく。  武志はくすぐったいような気持ち良さに目を細め知香に全てをゆだねきった。  知香は棹の中に残った最後の一滴もちゅるんと吸い上げ、棹から袋へと自分の淫汁の汚れも舐め取っていく。  一通り舐め終わると知香はトイレへ行き、ビデで股間を洗った。  部屋に戻ると武志は大の字で横になっている。  知香は側へ行くと武志の腕を枕に横になった。 「凄くいっぱい出したわね。洗っても洗っても出てきたわよ」 「今までで一番たくさん出した気がします。知香さん、凄すぎです」 「武志こそ、良かったわよ。子宮が焼けて、頭が爆発しそうだったわ。何度も意識が飛びそうになったもの。こんなに凄いの生まれて初めてだった」 「そんな事ないですよ。完全に負けました。途中で知香さんに……」  途中で知香に言葉をさえぎられた。 「今日は接待なんだから勝ち負けとか関係無いの。楽しめばいいんだから。それよりまだいけるでしょ。さっきは味見フェラをしたから今度は元気フェラをしてあげる」  そういうと、知香はまだ柔らかい武志の肉棒を根元まで口に含んだ。口の中に唾液を溜め、口をゆすぐように唾液で肉棒を優しく転がす。そして舌で亀頭をくすぐる。  唾液の温かくぬるっとした中で肉棒がそよぐのはなんとも心地良くこのまま眠りたくなってしまう。  武志は知香の相手をして自分の価値観や考え方が大きく変わった。  フェラ一つを取ってみても武志は今まで四種類に分類していた。立たせフェラ、愛撫フェラ、抜きフェラ、お掃除フェラ。それを知香はさらに味見フェラに細分している。太さ、長さ、エラの張り具合、硬さ、味、匂い、我慢強さ、弱点などを調べるのだろう。おそらくそうした情報を技に生かすのだ。武志には言わないだけでもっと細かく分類しているのかもしれない。  立たせフェラでも唾液で肉棒をころがすのは和子にやられた事があったがレベルが違う。唾液の量がかなり多い。S部隊は唾液の量までコントロールできるのか。そういえば愛と優もごくんと飲み込めるほど唾液が多かった。  相手がC級、B級、A級と上がってくるにつれて、そのつど慢心しないようにして修行に励んできたつもりだった。だが、どこかで気の緩みが有ったのかもしれない。  今日、知香と寝てみて上には上があることを実感した。イカされても悔しくない。逆にさっぱりしている。一皮向けたというか、目から鱗が落ちた気分だ。まだ学生だからとか、修行の途中だからとか細かい所にこだわり過ぎていた気がする。実際、この三ヶ月はS部隊との戦いが一番に修行になっている。  なぜS部隊が最初から強い相手を出さずにC級から順番に出してきたか分かった気がする。最初からB級の明日香などが来ていたら確実に負けていただろう。それだと俺は自分の実力不足を感じてすぐにS部隊に入ったかもしれないが、この三ヶ月のような努力をしただろうか。それに入ったとしても負け犬根性の消極的なままで、現在の様に技を習得していた事はないだろう。  頼子部長はそれが分かっていてだんだん相手を強くして、俺の成長を促し、同時に俺の考えが固まるのを待ったのだ。そして最後にS級の知香を使って、俺にまだまだ修行が足りない事を知らせ、S部隊で訓練する気にさせる。知香は絶対に負けないと分かっていたのだ。  それから今まで不審に思っていた事の理由がわかった。S部隊員に手を抜かれている気がしていた事。いや手を抜くというのはちょっと違う。彼女達は全力を出していた。技に制限をかけられていたと言った方が合っている。純子、明日香、彩音とアヌスを責めてきたが、最後まで責め切らず、必ず途中で他の場所に移っている。それにアヌスを責めながら肉棒に触られた事も無いし、前立腺を責められた事も無い。おそらくアヌスでイカさないように指示が出ていたのだろう。  アヌスが弱点だと自分で分かっていても普通の大学生である武志には鍛えるのは難しい。いつものメンバーにアヌスを舐めさせるのも、相手は年上の素人であり難しいだろう。ひょっとすると武志のセックスを盗聴して、普段はアヌスを使わない事を知っていたのかもしれない。諜報部隊である。そのくらいやっても不思議ではない。  それで黙ってハンデをくれていたのだろう。  武志は頼子を恐ろしくて大きい人だと思った。まさかとは思うが祖父が死ぬ前に、祖父と俺の事について話し合ったのではないか。いくら諜報組織とはいえ、一条流や俺の実力について知りすぎている気がする。戦った相手がいつもぎりぎりで勝てる相手だったのは、考えてみればおかしい。相手が手を抜いた事はまずないので、S部隊で俺の実力や成長を正確に把握していた事になる。  武志は考えれば考えるほど恐ろしくなるので考えるのを止めた。聞いてもどうせ教えてもらえないだろうし、祖父も死んでしまい真実は分からない。父に聞いても間違いなく分からないだろう。 「武志、武志。どうしたの」  武志が考え込んで反応しなくなったので知香が心配して声を掛けてきた。 「あんまり心地良くて、眠くなっちゃって。ぼーっとしてました」 「人が一生懸命やってるのにー」 「S部隊の技はこんな物じゃないんですよね。最高のテクを味わわせてくださいよ」 「言うわねー。本気出して行くわよ」 「次は俺も我慢しきって見せますよ」  武志は考えるのを止め、今は知香のテクを味わい尽くそうと考えていた。 <第14章>  武志はあの後知香に二回も発射した。女性上位で一回、バックから一回、それぞれを堪能した。知香は体位により秘肉の動かし方を変えるなど技で武志を圧倒した。知香は我慢の限界値も高く、結局先にいかす事は一回もできなかった。それでも武志は満足して心地良い疲労感の中、眠りに付いた。  翌朝、カーテンを開ける音で眼が覚めた。静香がカーテンを開け光を部屋の中に入れていた。 「おはようございます。よく眠れましたか。朝食の準備ができていますよ」 「ああ、おはようございます」  知香はいつのまにかに消えていた。武志が時計を見ると十時だった。昨夜何時に寝たかはっきりとは覚えてないが、おそらく十二時前後だろう。十時間近く寝たことになる。毎朝トレーニングを欠かさない武志が寝坊するのは本当に久しぶりだった。  昨夜は風呂に入らないで寝たので体が少しべたべたする。朝食を待ってもらって先にシャワーを浴びようとしたが、食事が冷めるからと静香に止められた。武志は顔だけ洗いテーブルに付いた。  静香はもう済ませたというので、一人での朝食だ。温めたクロワッサンにバターやジャム、スクランブルドエッグにかりかりベーコン、からっと揚げたハッシュドポテト、野菜サラダ、ヨーグルト、コーヒー。ホテルの朝食バイキングの様だ。朝から食べきれないかなと思ったが食べ始めるとしっかり平らげてしまった。  武志がおかわりのコーヒーを飲んでいると、静香が新聞を差し出しながら、今日の予定の説明を始めた。 「まずは大浴場でさっぱりされてはいかがでしょうか。その後、遅い昼食というか、おやつを召し上がって頂いて、その後、夕食までは自由時間となります。夕食は昨日と同じで部長とお二人で取っていただきます。こんな所でよろしいでしょうか」 「分かりました。それで毎日の日課のトレーニングがあるんだけど、どこかでできるかな」 「それなら、昼食後にトレーニング室にご案内しますので、それでよろしいですか」 「もちろんです。よろしくお願いします」 「では、しばらくしたら大浴場にご案内します」  そう言うと静香は食器を片付け始めた。武志は新聞を開き地方版のページを見た。多摩地方版だった。  武志の行動を見透かしていたのか、静香は言った。 「新聞は毎朝食料と一緒に市場から届くんです。ここは新聞も配達されないものですから」  そりゃそうだよな。その辺もちゃんとしてるよな。でも一つ言えるのは、ここは都心より北か西だという事だ。南か東なら多摩版を手に入れるのは難しいだろう。いや、ここの人間なら労力を使ってでも場所をごまかそうとするかもしれない。結局は何も分からない。  静香に連れられて大浴場へ行くと四人の女性が待っていた。全員下着姿だ。他に人がいるとは思わなかった武志は下着姿の女性に囲まれて固まってしまった。静香もあっと言う間に服を脱ぎ下着姿になる。  静香にそれぞれ紹介されたが一度に四人も名前を覚えられない。武志は頭の中で勝手に呼び名を決めた。  一人目はロリ系。貧乳で背も低い。今までのS部隊の中でも一番背が低いだろう。武志より頭一つ低い。見た目は中学生に見える。静香によると十八歳だそうだ。顔は可愛くまさに美少女という感じだ。いたずらっ子みたいな眼をしていて小悪魔っぽいイメージがする。上下お揃いのピンクの下着が可愛らしい。  二人目はスポーツ系。長身でスリムな筋肉質の体をしている。身長は武志よりほんの少し低いくらいで腹筋が割れかかっている。屋外で運動でもしているのか日に焼けている。スポーツブラとショーツのセットは狙っているかの様に似合っている。S部隊が色々なタイプの女性を揃えているのは分かるが、この様な女性がタイプの男性は少ないのではないか。ひょっとするとレズ要員なのかもしれない。タイプで言うと知香をアウトドア派にした感じだ。  三人目は巨乳系。むっちりとしていて、胸もお尻も大きい。胸はGカップくらいありそうだ。黒のブラジャーから今にもはみ出しそうになっている。マゾの純子を若く、健全にした感じがする。  四人目は少し場違いな感じがする人だった。確かに可愛いが見た目はとても地味で真面目な感じがする。あえて言うとクラス委員タイプか。今まで凄い容姿の人ばかり見てきたせいか少し見劣りするが、外見的には上の下といった所だ。すこし怯えている雰囲気でいじめてオーラを出している。だが、下着はこの中で一番派手な紫色の物を着けている。  ロリ系以外の三人は武志と同い年位に見える。C級の隊員なのだろう。  この四人に静香を加えた五人が武志を取り囲み服を脱がせ始める。武志はされるがままで、下を脱がす時に足を上げただけで何もしないまま全裸に剥かれてしまう。 「良い体してますねー」  女性達は脱がせながら胸や腹の筋肉に触ったり、腕や脚の太さを確かめたりしている。  女性達も武志を脱がせながら交代で下着を脱ぎ、全員全裸になる。  武志は手を引かれ浴室に入る。中は思ったより広く洗い場に十人、湯船に十人は同時に入れる位の大きさだ。暖房でも入っているのか裸でも寒くない。  床にマットが置かれ、その上に武志は寝かされた。表面がツルツルしたエアーマットだ。  そして女性が一人ずつ上に重なり、自己紹介を兼ねてキスしてくる。  まずは静香。三ヶ月ぶりのキスであの時のセックスが思い出されてくる。  静香から始まったのだ。あの時に感じた衝撃が懐かしく感じる。唇の感触、唾液の味、胸の柔らかさを味わう。昨夜の知香と違ってリラックスして楽しめる。と言う事は、その辺りまで考えて日程が組まれているのだろうか。武志は一瞬考えたが深読みはやめて楽しむ事にした。どうせ考えても答えは出ないし、聞いても教えてくれないだろう。  しばらくして二人目に交代した。  二人目はロリ系。外見がこうも幼いと犯罪を犯している気になる。今まで武志が相手をした事がある女性で一番若いのが二十二歳の静香だ。この子はそれより四歳も若い。武志は年下の相手をするのは初めてで少しとまどってしまう。まだ経験自体が少なく、部隊に入って間がないのだろう。ぎこちなさが初々しい。胸は小さく硬さが残っている。上に乗せても体重が全く気にならないくらい軽い。武志は緊張をほぐすために舌先から少しだけ気を流してやる。すると頬が赤らみ、鼻息が荒くなる。まだまだ先は長いので、そのくらいで止めておく。  三人目はスポーツ系。軽く抱きしめてみると全身に弾力がある。脂肪が少なく筋肉が多いのだ。だが、男ほど骨ばっていないので、これはこれで抱き心地が良い。キスは情熱的で激しく貪ってくる。武志も激しく吸い返してやる。  四人目は巨乳系。上に乗せると少し重量感があるが、それを補うほど抱き心地が良い。体中が柔らかい。押し付けられている胸は圧倒的な存在感だ。ぎゅっと抱き寄せ大きな胸がつぶれる感触を楽しんでしまう。キスすると舌まで柔らかい。舌まで脂肪でできているみたいだ。  最後が委員長。意外な事にこの子が一番キスがうまい。舌が長めで、それでいて複雑に敏捷に動く。口中を這い回り絡みつき、感じるポイントを刺激する。キス専属要員かと言う位気持ち良い。知香を除いて今までで一番キスがうまい。この子がS部隊に採用されている理由の一つが分かった気がする。  一通りキスが終わると静香がフェラを始めようとするが、昨夜風呂に入ってないからと押しとどめる。  昨夜の知香とのセックスの名残で股間は強烈に匂っているはずだ。そんな所の匂いを嗅がれたら恥ずかしくて逃げ出したくなる。  エロ小説で女性のシャワーの前の匂いを嗅いで恥ずかしがらせるのはこういう事かと思う。  気にしないと言う静香を何とか抑えると、武志は先に体を洗うようにお願いした。 「では、ここに座ってください」  U字型で上が座れるようになっている、いわゆるスケベ椅子に武志は座らされる。  女性達は石鹸を泡立て自分の体に塗りつける。特に胸の周りに十分塗りつけ、自分の体で武志を洗う。  胸の一番大きい巨乳系が背中に回って、上半身が静香とスポーツ系、下半身がロリ系と委員長の分担になった。  巨乳系が後ろから胸を押し当てながら髪を洗う。上半身組が腕を、下半身組が脚をそれぞれ胸で洗う。  巨乳系は髪を洗うのが結構うまい。頭皮をマッサージしながら洗ってくれるので心地良い。 「髪を洗うのがうまいですね」 「私達、お互いに洗いっこしたり、先輩の髪を洗ったりするんですよ」  どうりでうまいはずだ。女性だけの集団だと上下関係が厳しいのかもしれない。 「手も足も気持ち良いですよ。こんなの初めてです」 「どこか、痒いところはないですか」  静香が代表して聞いてくる。この中では静香が一番年上なのかもしれない。 「無いです。それより、そろそろ……」  女性五人掛りの御奉仕に武志は早くも股間がむずむずしてきている。 「じゃあ、先に頭を流しますよー」  巨乳系が声を掛け、頭へシャワーをかけながらシャンプーを流していく。  泡を流し終わると、全員があらためて体に石鹸を泡立て武志に抱きついていく。  巨乳系が背中をスポーツ系が胸を担当して自分の胸で洗っていく。ロリ系と委員長は武志の両脚にそれぞれ跨り、こすりながら武志の手を自分の胸に押し当てる。そして肉棒と袋をやさしく手で洗う。  静香は椅子の下にもぐり仰向けになると武志のアヌスから会陰、袋の下側までを舐めてくる。 「あああー……」  武志は全身を柔らかい物で洗われる感触にうめき声をあげる。特にアヌスへの攻撃は効いた。静香に蕾を舐められるのは初めてだがかなりうまい。他の隊員と同じ様に快感のツボを押さえた責めをしてくる。  胸でサンドイッチされるのも初めてなら、股間で太ももをこすられるのも初めてだ。巨乳系は背中を胸でこすりながら首筋やうなじを舐めてくるし、スポーツ系は胸を擦り付けながらキスしてくる。だんだん思考を奪われていく。高級ソープなど行った事はないが、こんな感じだろうかと武志は思った。  体中が溶けていく気になる。  大体洗い終わったところで全員が一旦離れた。泡まみれだが、委員長が跨っていた所だけ妙にぬるぬるしている。彼女は股間を擦り付けるだけで著しく濡れていたのだ。  シャワーをかけられ泡が流されるとキスの時の順番でフェラが始まった。  順番待ちをしている女性は武志に胸を押し付けたり、舌を這わせたり、キスしたりしている。  最初の静香のフェラは前の時と同じでとても気持ち良い。普通の男なら噴き出してしまうレベルのテクニックだ。上級者に比べると少し劣るが、体中を同時に責められていて十分に気持ちよい。  それに対してロリ系のフェラは経験不足からか今一つ物足りない。武志が顔を見てみると、幼さの残る顔を歪ませ小さい口をいっぱいに開け、一生懸命に頭を動かしている。武志はとてもいけない事をしている罪悪感に襲われる。黒い感情が湧き起こり、この可愛い子を無茶苦茶にしたくなる。頭を掴み無理やり喉の奥まで肉棒を押し込み、喉の奥で射精し、飲み込ませる。苦痛と悲しみに涙を流す顔を見てみたい。  武志はそんな感情を一瞬で捨て去り、いとおしさを感じて女の子の頭を撫でてやる。この子の見た目は女性ではなく、あくまで女の子、少女である。 「もういいよ」  ロリ系に声を掛け次と変わってもらう。  スポーツ系のフェラはキスと同様に激しいものだった。テクは少し静香に劣るかもしれないが、飲み込みの深さは深い。ほとんど根元まで飲み込んでいる。舌の先が袋に届く位だ。頭の動かし方は脳震盪か貧血になるんじゃないかと心配するほどだ。射精するための抜きフェラには最適だ。これでもう少しテクを覚え、緩急を使い分けられるようになったら無敵だろう。  巨乳系はいつもやっているのかパイズリだった。どこからかローションを持ってきて胸に垂らすと肉棒を挟み上下にしごき出す。純子のどこまでも柔らかい巨乳と違い乳房に弾力が有り、パイズリの感触もちょっと違う。締め付け感はこちらの方が強い。溶ける様に気持ち良い。  最後は委員長だが、フェラもこの中で一番うまかった。フェラだけならB級、A級並みだ。静香よりうまいだろう。唇、舌、頭、指が連携して感じるポイントを責めてくる。昂ぶっている時にこれをやられると危ない。意識を集中して射精感を押さえながらテクを堪能する。 「ありがとう、気持ちよかったです」  五人の連続フェラに武志は心の底から満足した。  フェラが一通り終わった所で再びマットに寝かされる。そして全員によるリップサービスが始まった。  全員の唇が全身を這い回ったかと思うと、ダブルフェラ、トリプルフェラとなかなか息の合った責めをしてくる。人数が多いので首筋や脇の下など、普段あまり時間をかけられない部分まで丹念に舌を這わせてくれる。フェラされながら、袋を舐められ、両方の脇の下も一緒に舐められる。 「うっ、そ、それ、良いです」  武志は思わず声が出て、体をくねらせ射精を我慢するのが精一杯になる。 「武志さんは脇の下もお好きなんですね」  また弱点を知られてしまう。もう体中の弱点をS部隊に知られているのかもしれない。このハーレム状態も性感帯の確認と、更なるポイントの発見・開発の為かもしれない。そう考えると、つくづくS部隊は恐ろしい所だと思う。  彼女達はアヌスが武志の弱点だと知っているのか、アヌスも十分時間をかけて責めてくる。両脚を持ち上げアヌスを舐めながら、乳首、脇の下、首筋などを同時に責め武志に声を上げさせる。  今までされた事の無かったアヌスを舐めながらのフェラをされる。単なるフェラでさえ常人より気持ち良いのに、そこへアヌスからの禁断の愉悦が加わり、さらに、両乳首を舐められ甘酸っぱい快感が風味を添える。体中を電流が走り、快感が暴れまわる。快感のもって行き場が無く、ただ悶えるしかなかった。  これには武志はたまらず待ったをかけた。  「ま、待って、ストップ、ストップ、ストップ、出ちゃうから」  武志は限界まで達し、お願いして途中で止めてもらう。本当に危なかった。  アヌス責めの最後は巨乳系による胸での責めだ。スポーツ系が手で尻を割り広げて巨乳系が乳首で蕾を撫でる。さらには穴の中に入れようと乳首を押し付けてくる。乳首のコリコリした感触と乳房の柔らかさが尻に伝わり今までに無い感覚が気持ち良い。  そして、ついに乳首を肛門の中に押し込まれた。 「ううー……」  肛門で乳首を食べる感触は何とも言えない。舌や指とも違う弾力に夢中になってしまう。  武志は自ら肛門を開け閉めして乳首を食べる。尻には乳房がむぎゅむぎゅ押し付けられている。その間も体中を手と舌が這い回っている。  そもそも、乳首を肛門へ入れるという状況がありえない。この背徳的な行為に興奮と快感で頭がズキズキし、顔は真っ赤になっている。体にうまく力が入らない。武志はもう何も考えられなくなってきた。  アヌス責めで武志が限界まで昂ぶり射精が近付きふらふらになると女性達はローションを取り出し、武志と自分達の体に塗り広げていく。  武志の両脇には巨乳系とスポーツ系が、上には静香が、足元にロリ系が、頭に委員長が陣取った。  この場所変えで武志はほんの少しだけ落ち着き、射精感を押さえたがそれもつかの間だった。全員によるローションプレイが始まる。  両脇と上の三人に体の前面を使った愛撫をされる。ぬるぬるした乳房がこすれて、経験した事が無い形容しがたい快感が来る。さらに三人は唇や舌も体に這わす。肩、脇の下、胸、乳首と上半身の至る所を唇と舌が這い回る。両脚には彼女達の足が絡みつき太ももや股間でぬるぬるとこすられる。肉棒は上に乗った静香の腹で擦られ、割り込んでくる誰かの手でしごかれる。三人は手も遊ばせる事無く、空いている部分を見つけてはぬるぬると撫で回る。  足元に回ったロリ系は足の指を一本ずつ咥えては丁寧にしゃぶり舌を絡める。指の股にも舌を這わせる。武志はくすぐったいけど気持ち良い初めての感触に体を震わせる。  残った委員長は正座をすると武志の頭を膝枕をした。そして両手で頬を挟み武志の口に吸い付いた。先ほど味わった絶品のキスをもう一度振舞う。上から舌を伝わせ唾液をとろとろと流し込んでくる。武志は飲み込むが、何度飲み込んでも唾液は尽きる事無く流し込まれてくる。 「あぁー、……、あぅー、……」  武志は全身ローション・プレイはこれが初めてだ。五人掛りのローションプレイに、又すぐ限界に駆け上がる。意識を集中し丹田に力を込め射精を我慢しようとするが体中から快感が襲い掛かり集中が乱れてしまう。  袋が縮み上がり、亀頭が膨れ上がり、今にも射精しそうになると上に乗っている静香は動きを止め首筋をぺろぺろ舐める。そして誰かが肉棒の根元を強く握り締め射精を止めてしまう。  武志は抗議しようとする。委員長に乳房を顔へ押し付けられてしまう。顔までヌルヌルになり、目も開けられず、息も満足にできない。 「んぷ、んぷっ、ぷはぁー」  うめき声を出して抗議する事しかできない。  射精感が少し遠のくと又静香は動き出し、肉棒はこすられる。  全身がヌルヌルになり、体の表面が溶けてしまったようだ。自分の体と女性の体の境目もはっきり分からなくなる。全員の体と溶け合い、混ざり合うような感覚まで覚える。脳まで溶けてズルズルになり、現実感を喪失してしまう。夢の中を漂っている感じがした。  時間の感覚も無くなり、武志に本当の限界が近づいた所で女性達は動きを止め、武志を仰向けからうつ伏せに変えた。  そして、また全員によるサービスが始まる。  仰向けと違って、うなじや膝の裏など普段使わない所も責められる。もちろん、お尻も途切れなく責められる。お尻の山をぬるぬるの乳房でこすられると体の力が抜けるほど気持ち良い。  肉棒もかわるがわる違う手で触られ、おもちゃにされる。 「もう……、もうダメです。最後までお願いします」  これほどまでの快感を味わったのは初めてだった。もう、何が何だか分からない。気持ち良すぎて快感を通り越している。このまま悶え死んでしまう。そう思えてきた。 「もっと、もっと感じてください」  静香は以前イカされた事のお礼か仕返しか、率先して武志をなぶっていく。  射精寸前まで武志を責めては、ぎりぎりの所でじらす。  それを何度も繰り返され武志は我慢の限界を超えた。 「もう無理、やめてー」  本当に死ぬかと思い武志は力一杯暴れて女性を振りほどいた。そして、肩で大きく息をする。  女性が離れても体がビクビクゥーっと激しく震えてしまう。大きな震えの間も細かい体の震えが止まらない。自分で自分の体が制御できない。自分の体ではないみたいだ。恐ろしい快感だった。あのまま続けられたら気が狂ってしまったかもしれない。  美穂達普通の女性複数から責められるのとは次元が違う。さすがにプロだった。セックスしていて命の危険を感じたのは初めてだ。  武志はしばらく一人で震えることしかできなかった。  女性達は武志が少し落ち着いたところで、武志を湯船に連れて行った。お湯はぬるめで疲れた体に心地良い。ロリ系がマットのローションを流す(一番下っ端の仕事か)間に、他の四人がお湯の中で武志の体をこすり、ローションを拭い去っていく。  武志は体中の力を抜き女性達にローション落としを任せながら、呼吸を整え、気を集中しなおし整えていく。  ローションプレイでの興奮も落ち着き、短時間の休息で射精感をかなり抑える事ができた。それでも体の奥には残り火が確実に残っていた。  マットが洗い終わると全員でシャワーを浴び、ローションをきれいに洗い流す。  きれいになった所で武志は再びマットに寝かされた。ようやく挿入させてもらえるようだ。順番は武志が決めさせてもらった。  最初はスポーツ系だ。武志はぬるぬるでほぐれきった秘肉を一気に刺し貫くのも好きだが、相手も多い事だし、たまには抵抗感を味わってみたいと彼女にした。筋肉質なので締まりも良さそうなので程よい抵抗感を味わえると思ったのだ。  彼女が跨り位置を合わせてゆっくり腰を降ろして来た所で、武志は下から腰を持ち上げ一気に一番奥まで肉棒を突き刺した。と同時に軽く気を流してやる。ここまでほとんど気を使っていないので、まだかなり余裕がある。 「んんっ」  ゆっくり腰を降ろす為に曲がっていた彼女の背中がピンと伸び、頭を反らして首筋をあらわにする。  気で子宮を焼かれる始めての感覚に戸惑いながらも快感を噛み締め味わっているようだ。  背筋を伸ばすと胸が突き出されきれいな曲線を描く。胸の筋肉が支えているのか一切垂れる事無く乳首がやや上を向いている。  彼女の秘肉は締りが良く、濡れ加減も程よく、少しの抵抗感とともに肉棒を飲み込んでいる。肉棒の皮が少し引きつれる感じが味が違って良い。  彼女を一番にして良かった。これ以上濡らすと抵抗感を楽しめないところだ。  本来ならばここで気の塊を数発送って気の道を通す所だが、五人もいるし、今日の夜もあるので節約の為に塊を止めて少しずつ気を流す。そして最初から激しく下から突き上げる。  彼女は最初の一撃で子宮に火がついた様で自分からも激しく腰を使い出す。キスやフェラと同様腰使いも激しい。上下、前後、回転と自分の一番感じる所を探しながら腰を動かしている。どうやら背筋を伸ばし真下から子宮口を突き上げられるのが一番良いらしい。夢中で腰を上下させている。  その間に武志は順番待ちの女性をほぐすために巨乳系とロリ系を腕に跨らせた。そして中指でGスポットを、親指でクリトリスを挟み少し気を流す。過去何度か試した二点責めだ。たちまち二人は腰をくねらせ悶え始める。そして上半身を倒し腕にしがみ付く。 「ああー、いいー、あ、あー、……」 「うぅー、うー、……」  二人は気をまぎらわせる様に武志の体のそこかしこに吸い付きながら、あえぎ声をあげる。  責められてもそれだけで済まさないのはさすがだ。巨乳系の大きく弾力のある胸とロリ系のまだ硬さの残る胸が腕に当たる。二つの乳房の違いが同時に楽しめる。  股間のスポーツ系がだいぶん昂ぶってきたので軽くイッて次の人に代わってもらう事にして、静香に声をかける。 「静香さん。胸を持って支えてあげて」  静香はそれだけで武志の意図を察したみたいでスポーツ系の後ろに回り胸を掴み揉み始める。  これで彼女が達しても倒れる心配は無い。彼女は胸も感じるらしく、反応がさらに大きくなる。  武志は下から激しく突き上げ、そして大きな気の塊を一発だけ放った。 「んんー」  気の塊は子宮を焼き尽くし背中を通り脳の近くまで届いた。彼女は背を反らし体を細かく震わせている。秘肉もヒクヒクしている。軽く達したようだ。  彼女の震えが引くまで武志は肉棒の先端で子宮口を軽くこね回してやる。  彼女が落ち着いた所で次の巨乳系に代わって貰う。ロリ系はもう少しほぐす必要があるようだ。  巨乳系は指で十分にほぐれていたので、ゆっくりと挿入してもらう。しっとりと肉棒に絡みつく味わい深い秘肉をしている。S部隊はC級の若手ですら、なかなか素晴らしい秘肉を持っている。気を少し流しながら、しばらくは騎乗位で動いてもらい巨乳がたぷんたぷんと揺れるところを目で楽しませてもらう。  目の次は両手を伸ばして鷲掴みにして手で楽しむ。手の平に余る大きさで、揉んでも揉んでもきりが無い。弾力が有るので揉み込むと指がはじき返される。飽きるまで揉み込んでいく。しばらく揉むと乳房がピンク色に染まってくる。いたずらで乳首を引っ張ってみるが、純子みたいには伸びない。まだ弾力があるせいだろう。 「あー、いいー、いいです」  彼女の体を倒させ、巨乳の感触を胸で受ける。両手を背中に回して脂の乗った柔らかい感触を楽しみながら抽挿する。  武志は心地よい圧迫感に包まれしばらく抱き心地を味わう。自分で動かなくても彼女が動いてくれるので非常に楽で、気持ち良さだけを味わえる。巨大な胸が押し付けられるのは本当に気持ち良い。胸は大きさよりも形が重要と思っているが、巨乳には巨乳の良さがある。  彼女に疲れが見え始めたので彼女に軽くイッて貰う事にする。  口を合わせ舌を吸い、きつく抱きしめ、肉棒を最奥にグリグリとこすり付ける。そして気の塊を彼女に送る。 「ん、ああー」  彼女がしがみつき、細かく体を震わせている。  彼女の震えが納まるまで武志は中に入れたままで、秘肉がヒクヒクする感触を楽しむ。  巨乳系の彼女が落ち着いたところで次にはロリ系に跨ってもらう。その次の予定の静香には自分の顔に跨ってもらう。除け者にされている委員長が恨めしそうな顔で見ているが無視する。 「あっ、あ、ああ、……」  ロリ系は下の口で肉棒を飲み込むのに、快感の中に少し痛みがあるようだ。幼げな顔をかすかに、しかめている。  ロリ系は小さい体だけあって秘肉も締りが良い。締りが良いというより小さくて狭い。中はまだこなれてなくて硬さが残り、味としては今一つだ。奥も浅いようで肉棒を全部飲み込む事ができない。だが、騎乗位でがんばって腰を振ってもらう。むりやりこじ開ける感覚は罪悪感がする。そういうのが好きな人にはたまらないだろう。  武志は次の静香をほぐそうと、がんばってクンニをする。秘肉を舐め、汁を吸い、クリを舐め、吸う。舌先からは気を流して体に小さい火を付けてやる。  静香はそのうちに自分から秘肉を武志の顔にこすり付ける様に動かしてきた。 「あっ、あっ、あっ、あっ……」  リズミカルにあえぎ声を上げる。武志の鼻で自分のクリを引っ掛けるのが気に入ったようで、武志の顔をべとべとにしながら腰を前後に振る。  息が苦しくなった所でギブアップして静香に上から降りてもらう。十分に秘肉はほぐれただろう。  ロリ系は先ほどから必死に腰を上下させている。武志が下から突き上げてやると、小さいからだがぴょこぴょこ跳ねる。奥を突かれるのはまだ痛いのか、あまり感じていないようだ。  武志は上半身を起こし騎乗位から対面座位へ、そして正常位へと体位を変えた。これなら奥以外の場所も責める事ができる。奥を突きすぎないよう注意しながら、色々な角度で抽挿し感じる所を探していく。どうやら上側のざらざらをこすられるのが一番感じるみたいだ。 「ああん、あん、あん、あん……」  エラで引っかくように、先で押し上げるようにして刺激してやる。  正常位で抽挿していると彼女の頭が武志の口の辺りに来る。こんな小さい子をほんとに犯してよいのかと罪悪感が湧いてくる。少しでも楽にしてやろうと思い、キスするために体を曲げて顔を近づける。彼女は目をつむり何かを必死に耐えている。キスしてやると、けなげに舌に吸い付いてくる。苦痛と快感が入り混じった感覚を紛らわすため何かにすがりつきたいのだろう。  ある程度彼女が感じた所で武志は動きをゆっくりにしていき、最後に動きを止めた。彼女はちょっとぐったりしている。  武志が体を離すと、ロリ系はもう終わった二人に助けられてマットから降りていく。  武志はマットで横になり静香に上になってもらう。さすがに疲れてきたので正常位はなるべくしたくない。  静香は跨り、すでにほぐれきっている秘肉に肉棒を飲み込んでいく。  おそらく最年長だけあって静香の秘肉は気持ち良い。初めてではないだけに懐かしい感じすらする。柔らかくこなれていて、適度な締め付けがあり安心して楽しめる。上位の女性の秘肉を知ってしまった今となっては初めて入れた時ほどの感激は無いが、十分すぎるくらい気持ち良い。  二回目となる彼女は気の道が通っているはずなので、武志は循環の準備に入る。  静香の体を倒し抱き寄せ頭を抱えてキスをする。片手は背中に回して体を密着させ固定する。腰を押し付け亀頭の先端で子宮口をグリグリこする。そして亀頭から気を流し始める。 「んん、んんっー……、んんー……」  すでに開いている気の道を通り気が順調に流れていく。それを口から吸取り、再び亀頭から送っていく。気がぐるぐると二人の体を回り始める。この三ヶ月の成長を見てもらおうと、がんばって循環の技を使う。  静香は不思議な感覚を感じていた。武志はほとんど動いていないのにどんどん体が熱くなっていく。子宮が焼けて燃えるように熱い。背中もビリビリ痺れている。頭の中を快感が占めだんだん白く濁っていく。声を上げたいが口をふさがれているのでうめき声しか出せない。  武志は静香の体が反応してきたのを見ても循環を止めない。色々案内してもらったお礼にいっぱい感じさせてあげようと思っていた。 「んんんー、んんん、んんんー……」  循環を続けるうちに静香の体が震え反応が大きくなってきた。秘肉もヒクヒク蠢いている。  あまりやりすぎて失神したら静香もこの後困るだろうと、最後に少しだけ大目の気の量を送っておしまいにする。 「んっ、んんーー」  静香のうめき声が急に大きくなり腕を振り払おうと背中を反らせる。大きめにイッた様だ。武志は気の循環を留め、優しく抱きしめてやる。静香がぐったりして動かなくなったので、口を外し落ち着くまで肉棒を入れたまま待った。その間に、いつくしむように首筋にキスを繰り返す。  静香ははあはあと大きく息をしていたが、やがてのっそりと動き、体を離した。肉棒がにゅるんと外れる。  最後は委員長の番だ。ここまで焦らされ静香がイクのを見せられ、体はかなり疼いて興奮しているように見える。  焦るように武志に跨り、肉棒を掴み位置を合わせると一気に根元まで飲み込んだ。 「おおっ」  武志は声を上げてしまう。凄い。あまり期待していなかった秘肉がすごく気持ち良い。秘肉だけでいうとB級かA級クラスだ。ひだひだが多い複雑な内部が強く締め付けてくる。肉も柔らかく十分こなれている。油断していただけに武志は一瞬出してしまいそうになるのを必死でこらえる。 「い、いいっー……」  委員長は入れただけで軽く達してしまったようだ。目をつむり体を震わせながら快感を噛み締めている。  まだ気を使ってもいないのにイッてしまうとは、かなり感じやすいのかもしれない。  武志は気を少しずつ流しながら下から突き上げてやる。 「ああ、あー……、あぅー……」  委員長は早くも本格的な声を出しながら武志の動きに合わせて腰を振っている。  武志は意識を集中し丹田に力を込め射精感を押さえながら子宮口を激しく突いてやる。 「ああー、奥がー、奥がー……」  委員長も激しく感じている。武志は動きがもどかしくなり上半身を起こし対面座位の形になる。  委員長は足をあげ、秘肉に体重を掛け子宮口で自分の体重を受け止める。肉棒で子宮が押し上げられる。 「んんー、いひぃー」  この体勢は結構効くようだ。武志は彼女の体を持ち上げては落とし、反動でズンと内臓を突き上げてやる。その度に委員長はんんーとうめき声を上げる。快感をこらえるためか武志の舌に吸い付いてくる。  もし彼女にもう少しだけ華が有り、あとちょっとだけ胸が大きければ間違いなくB級になっていただろう。テクと秘肉の具合だけでいけば間違いなくB級であろう。感度も非常に良いし、マゾっ気もありそうだ。まだ若いのに凄い体の持ち主だ。  最初に彼女を見た時には少し違和感を覚えた。他の隊員に比べて少しレベルが低いように見えたからだ。どうして彼女が隊員に選ばれたのだろうと思っていた。だが、これで理由が分かった。見た目以外が素晴らしいので選ばれたのだ。それにしても、彼女みたいな人をどうやって探してくるのだろう。S部隊の力を垣間見た気がする。  彼女の秘肉の気持ち良さに武志は射精感が急速に込み上げてきた。しかし、もう少し我慢して彼女がどこまで感じるのか見てみたい気もする。  武志は体を自由に動かす為、正常位に移る。頭に気を付けながら彼女の体をゆっくりと降ろす。  胸を揉みこみ指先から気を送る。そして激しく肉棒を抽挿する。 「ああー、凄いー、凄くいいー……、いくー、いきます……」  武志は抽挿を続け自分の射精感をどんどん盛り上げていく。彼女も自分から武志に叩きつける様に腰を動かす。 「イクー、イクー、イクー……」  彼女の秘肉がキューっと締まってくる。武志も自分の袋がキュッと持ち上がり、亀頭の先端が膨らんできたのが分かる。 「ああー、すごいー、大きくなってきたー、出してー、中に出してー」  武志は最後のスパートに入り最大のスピードで腰を振る。そして彼女の乳首を思いっきり捻り上げる。 「イクよ、イクよ、イクよ」 「来て、来て、来て、いっぱい出してー、中に出してー……」  彼女も体を震わせ、秘肉を強く締め上げながら叫ぶ。 「ああっ、出るっ」  武志は今日最大の気の量を送る。 「イクイクイクイク、イクっーー」  彼女のどこにそんな力が有るのか、背中を反らせ武志の体を持ち上げる。眉間に皺を寄せ、目をつむり、歯を食いしばっている。秘肉がキュウウゥーンと締まった。  武志は委員長の秘肉の奥へ大量の精液をぶちまけた。  どぐっ、ぶりゅ、びゅりゅ、びゅるびゅる。  彼女は大量の気に子宮から脳までを焼かれ、大量の精液に子宮の底を叩かれ、生涯最大の絶頂に襲われた。  体がぶるるる、ぶるるると震え、秘肉がキューッ、キューッと締まる。  胴体が燃えてなくなり頭の中で何かが爆発し白い煙でいっぱいになる。訳が分からなくなり、だんだん意識を失っていった。  武志はぴゅるっ、ぴゅるっと最後の一滴まで秘肉の奥へ注ぎ込むと、彼女の上にくずおれた。  マットプレイから始まり全員の挿入まで、ここまで何度も焦らされ興奮させられていただけに、深い深い射精だった。一度の射精で体中の力が抜けてしまった。精液がすっかり空になってしまった感じがする。一度に大量の精液を出しすぎて下腹部に軽い痛みにも似た違和感がある。  もの凄く中身の濃いセックスだった。これほどのセックスはもう一生できないかもしれない。武志はマットプレイの快感や全員の秘肉の違いを反芻した。  委員長の痙攣が止まるまで待ってから肉棒をちゅるんと抜き去る。秘肉にぽかりと空いた穴から精液がとろとろと流れ出てくる。  失神した様子の委員長をスポーツ系と巨乳系が介抱する。静香は先ほどの絶頂の余韻がまだ残っている様でぐったりしている。 「きれいにしてもらえますか」  武志はロリ系を呼び口で清めてもらう。  あまり経験が無いのか顔をしかめながら半立ちになっている肉棒を口に咥えていく。棹の中の残り汁をちゅるんと吸い取り飲み込むと根元まで咥える。舌で汚れをこそぎ落としては飲み込んでいく。  武志はいけないと思いながらも黒い欲望が満たされていくのを感じていた。幼い美少女を足元にひざまずかせ、精液と五人分の愛液で汚れた肉棒を清めさせ、それを飲ませる。体の内側から穢す感じがして、お掃除フェラの快感とあいまって、もの凄い満足感だ。  武志は体力的にまだ余裕があったが、今晩に備えて自重する事にした。  委員長と彼女を介抱していた二人がいなくなったので、浴室には三人が残った。  武志はロリ系に体を洗ってもらう。ロリ系は委員長の壮絶な最後とお掃除フェラをした事に衝撃を受けたみたいで、小悪魔的な雰囲気は鳴りを潜め、言われるがままに武志の体を洗う。静香は一人で自分の体を洗っている。  浴室を出て、体を拭いてもらい、服を着させてもらう。  武志は全裸の美少女が自分に奉仕する姿を見て、また黒い欲望が頭をもたげて来るのを感じたが精神力で押さえた。服を着終わると、今度はロリ系と静香の体を拭いてやり、服を着るのを手伝ってやる。そして最後に二人に軽くキスをした。 「ありがとう、とても気持ちよかったです」  浴場を出て部屋に戻る途中、武志は興奮が冷めるにつれて少し後悔していた。たまに興奮しすぎると黒いスイッチが入る事がある。そうなると女性に対してひどい事をしてしまう。明日香の時がそうだった。  自分でも理由が分からない。修行が進むにつれて、この気持ちが強くなって来ている気がする。爺さんが生きていれば相談する事もできたが、そうもいかない。先祖が残した古文書にもこんな事は書いていなかった。自分の心の問題は自分で解決するしかないのか。武志は少し暗い気持ちになった。そして静香へ二人にやりすぎたと謝っておいて欲しいと頼んだ。  大浴場から戻ると遅い昼食の準備ができていた。夕食まであまり間が無いので軽いものだ。小さいおにぎり二個とお漬物とお味噌汁だ。洋食が続かない様にとの配慮からだろうか。  おにぎりの具は海老天と焼きたらこだ。天むすの方の海苔はしっとりで、焼きたらこの方はパリパリだ。ここの人は本当に俺の好みを知っている。俺の事は何でも知っていると暗に俺に伝えているのだろうか。  食事の後、武志はトレーニング室へ案内され軽く汗を流した。食事前のハーレムな体験で疲れていたので、重い運動は避ける。しばらく柔軟をやった後、息を整え気の鍛錬を行う。胡坐座りで眼をつむり、全身の気に意識を合わせ、丹田に集める。昨夜とさっきのハーレムで多少減っていたが、まだ半分くらいの気が残っている。気を整えゆっくりとしまい込む。これで今夜の準備は完了した。  部屋に戻った後は夕食まで仮眠を取る。一時間寝た後、軽く熱いシャワーを浴び目を覚まし、汗を流す。さっぱりして、夕食を待った。  今日の夕食はまた武志の好みに合わせたのか創作和食だった。かわいい前菜に始まり、鰹のたたき、天ぷら、和牛、雑炊、デザートは葛きりと、どこかのダイニングバーでも行ったかの様だ。どれも綺麗で美味しかった。 「この料理は誰が作っているんですか」 「専属シェフが一人いて、あとは交代で隊員が手伝っているの」 「どれも綺麗で美味しかったです」 「満足してもらえたら、うれしいわ」 「料理だけじゃなくて、昨日、今日とすべてに満足しました」 「あら、まだ今夜と明日が残ってるわよ」 「もう今でも大満足ですよ。このお返しはどうしたらいいんでしょうか」 「お返しなんて考えなくていいのよ。これはあなたに迷惑をかけたお詫びだから」 「でも、それじゃあ」 「ここにいる間は何も考えないで、ただ楽しめばいいのよ。せっかくの接待なんだから」  いったいどういうつもりだろうか。武志はいぶかしんだ。協力しようとこちらから話を振っているのに乗ってこない。まだ何かあるのだろうか。S部隊というか頼子は本当の事は言わない。今までもセックスだけで言葉を伝えてきた。という事は今夜の相手に何かがあるのだろうか。  頼子はこれ以上何も言いそうに無いので武志もそれ以上聞くのを止めた。  部屋に戻った武志はおそらく誰かが来るだろうとは思ったが、待てども誰も現れず昼間の疲れからいつの間にか寝入ってしまった。そして夜中、薄暗い中で何か人の動く気配がした。半分寝ぼけながら薄目を開けて音がした方を見てみると誰かが居る。  長襦袢と言うのだろうか、時代劇で女性が寝る時の和服を着た女がベッドの側に来た。  その女は長襦袢を脱ぐと下には何も着ておらず全裸になった。  そういえば。武志は気が付いた。確か寝る前には毛布の中ではなく、毛布の上で何も掛けずに横になっていたはずだ。それなのに今は全裸で毛布の中に入っている。いつの間に。自分で入ったのか、誰かが運んだのか。いつ誰がパジャマを脱がしたのか。  武志は混乱してきた。  女はお邪魔しますと小さく言うと毛布の中に入ってきて、武志に抱きついた。 「清佳《さやか》と申します。一晩ご一緒させてください」  清佳と名乗る女は武志の耳元でささやくと、武志の体をまさぐりだした。  薄明かりの中ではっきりと見えないが、清佳は妖しい美しさの顔をしている。  今まで体を合わせて来た女性達とは異質の美しさをしている。妖艶というか、夜の世界の住人の美しさだ。  あえて今までの女で言うと純子に近い。純子はその美しさを危ない世界へ進化させた。だが、清佳は美しさを、人を引き付け破滅の世界へ引き込む方へ進化させている感じだ。とても壊れやすそうな感じもする。  見た目では年齢が分からない。二十代の気がするが、それにしては、この色っぽさ、艶っぽさはおかしい。  泣いているかの様に濡れて見つめれば引き込まれる瞳、貪り付きたくなるプルンとした唇。武志は夢を見ているのかと思った。天女が来たと思った。  匂いまで普通の女性と違う。清佳の体臭は脳の奥の性欲を司る部分を直接刺激する。  清佳は肌を合わせるだけで気持ち良い。しっとりとした肌が触れ合っている部分から溶けていく感触を覚える。 「いっぱい気持ち良くなってください」  清佳が武志の上に乗ってきた。豊満な体を擦り付けて来る。必要十分な脂がのり柔らかく抱き心地が良い。  清佳が体をずらし乳首を武志の口元に持ってくる。武志は自然とそれを口に含み、吸った。  乳首を吸うと乳は出ていないのに何かが流れ込んでくるような感覚がする。喉を鳴らして飲み込む。口から喉、胃にかけて温かくなる。それで武志は分かった。清佳は体から気を出している。武志は自分の一族以外で気を出す人間に初めて出会った。  意識を清佳の体に集中してみると、全身に気が溢れている。ものすごい量の気の持ち主だ。武志以上かもしれない。どういうことだ、今までの相手で気を使う人はいなかった。S部隊では気を使えないのではないか。祖父の資料にも丹家衆が気を使えるとは書いていなかった。と言う事は生まれつきなのか。  武志が考えている内にも、清佳からどんどん気が流れ込んで来る。 (うわぁ)  武志は今まで自分が相手をして来た女達が味わった気の力を身を持って体験している。気を流されるとこんな気持ち良いのか。清佳は乳首からだけではなく全身から少しずつ気を流している。そのため武志は全身が溶ける様に気持ちが良い。何も考えられなくなりそうだ。  清佳は乳首を口から抜くと、武志の口にキスをした。舌が武志の口に潜り込み、ゆっくりうねうねとうごめいている。武志は口から首、頭にかけてかーっと熱くなるのを感じた。頭の後ろがぞくぞくする。これが舌先から気を流される感触か。武志は教えを受けている気がして来た。  清佳は次に首から胸にかけて舐め下りてくる。 「ああー……」  武志は気持ちの良さに声を上げもだえてしまった。昼間に舐められた時の気持ち良さと比べ物にならない。性感帯の神経を直接舐められてるかの様な強い快感だ。  乳首を舐められた時は体がびくんと跳ねた。痛みにも近い強すぎる快感が胸から首を通って頭まで突き抜けた。  清佳は乳首を舐めながら、脇をなで、もう片方の乳首を指先で何度もはじく。 「ああー……、ああー……」  武志は三ヶ所の同時攻撃で声を上げ続ける。悶える事が恥ずかしいという気持ちもおきない。体に力が入らなくなってきた。女性が責められた後ぐったりするのが分かった。  清佳は武志にひとしきり声を上げさせた後、また下へと舐め降りていく。舌が性感帯を通るたびに武志は声を上げ体をくねらせる。  ついに舌が鼠蹊部に辿り着いた。 「あぅっ、ううぅー」  清佳はそこを舌で何度も往復しながら舐める。そして肉棒を握り軽くさする、袋を手の平に乗せてゆるゆる転がす。胸は武志の太ももに乗せ、豊満な乳房と硬くなった乳首の感触を与える。  武志はその責めに耐え切れず、声を上げた。 「で、出ます」  清佳は舌を離すと、亀頭部をぱくっと咥え、射精を促すように舌で一番先の割れ目をチロチロ舐めた。  限界まで昂ぶっていた所でその責めに耐え切れるはずも無く、武志はあっけなく吹き上げた。  ぶびゅ、びゅるるる、びゅるるる。  何度も清佳の口の奥を精液が激しく叩く。清佳は苦も無くそれを飲み込んでいく。  射精が終わっても口を離さず、ちゅるんと棹の中に残った雫を吸い上げ飲み込む。そして、そのまま頭を上下させてフェラチオを続ける。  肉棒は射精で一旦柔らかくなりかけたが、清佳の動きにまた急速に硬くなる。  肉棒が温かく柔らかいものに包まれ全体が溶ける様に気持ち良い。武志は清佳の口の中から肉棒へ気が流れてくるのを感じていた。  清佳は肉棒が元の硬さを取り戻したのを確認すると口を離した。  体をずらし武志に跨る。そして肉棒を持ち狙いを付けると一気に腰を降ろし自分の一番奥まで導いた。 「ああーっ」  武志は大声を上げた。  肉棒をひたすら柔らかい物が包み込む。あたたかいゼリーの中に肉棒を突っ込んだようだ。肉棒が溶けそうに気持ち良い。さらに亀頭から竿全体にかけて今まで経験した事の無い種類の快感が流れ込んでくる。  未知の快感が腰、背中を通り頭の中まで、ぞわぞわとゆっくりと這い登ってくる。 (お、おかしくなる……)  清佳の責めはそれで終わらず。体を倒し、胸を合わせると、片手で武志の頭を抱きキスしてきた。  武志は体中に清佳の気が流れ込んで来るのを感じた。 「んふぅー、んんー、んふー……」  口をキスで塞がれているので、声を出せない。肉棒が溶け、背骨が焼け、頭の中が爆発している。  たまらず射精するが、なぜか勢い良く出ない。  ちょろろろー。ちょろろろー。  おしっこをするように精液が切れ目無く少しずつ出続けている。  武志はここで自分も気を出し反撃しなければいけない事は分かっていたが体が動かない。  ちょろろろー。  まだ出続けている。もう精液を出しているのか、尿を出しているのか、気を出しているのか分からなくなった。頭の中は真っ白で何も考えられなくなっていく。ひたすら体中が気持ち良くて何もできない。  そうして武志はいつの間にか気を失ってしまった。  翌朝、武志は静香に起こされた時、昨夜の事が現実の事か夢か分からなかった。横に清佳はおらず、自分はちゃんとパジャマを着ている。股間に手をやってみると特に汚れていない。シーツも汚れていない。  体は昨日より軽く感じ。調子が良い。  最終日の晩に誰も来ない事はないだろう。部長の頼子も夜に何かある口ぶりだった。と言う事は現実か。  だが、失神するとは自分で自分が信じられない。この世の快楽ではなかった。普通の人間があれを味わったら二度と忘れられないだろう。もう一度味わうためには全ての物を投げ出して良い気になる。まさに傾国の美女。  きっとあれがS部隊、丹家衆の真髄なんだろう。そう考えれば部長の意図が全て分かる。ここから先は自分で決めなければならない。  朝食の後、残りの時間をどうするか聞かれた武志は頼子部長にもう一度会えないか聞いてみた。  静香はどこかと電話で話した後に答えた。 「一時間後なら良いそうです」  静香からの大浴場でのサービスを断り武志は一人でシャワーを浴びながらこれからどうするかを考えた。  一時間後ある部屋に通された武志は頼子と二人きりで対面した。頼子の執務室らしく、大きな横長のデスクにはモニタとキーボードが乗っている。壁際のキャビネットはバインダーと本で埋め尽くされている。  頼子は肘掛付きの高そうな椅子に座っていた。 「昨日の夜に会った事は現実なんですか。それとも俺は夢を見てたんでしょうか」  武志は机の前に立ち、挨拶もそこそこに切り出した。 「現実でも夢でもどちらでもいいのよ。要はあなたがそれをどう捉えて、これから何をするか」  武志は自分が考えた頼子の意図が間違っていない事を確信した。頼子はこれまで全てセックスを通して武志に話しかけてきた。S部隊の責任者と一条流当主の間の会話でこれほど的確なものは無い。そして昨夜頼子は武志にS部隊の真髄、おそらく最高機密だろう、を見せた。  S部隊のレベルはこの高さにある。それに引き換え一条流ははるかに低い。今のままでは追いつく事はできない。一人で普通の人を相手に修行しているのでは絶対にあの高さまで届かない。だから、大願の為に小さなプライドやこだわりを捨ててS部隊に参加しなさい。S部隊は武志を利用するが、武志もS部隊を利用すれば良い。そうやって一条流をより発展させなさい。そして決めるのは武志自身であり、人に強制されて決めるものではない。  武志はそう理解した。そして決心した。 「決めたようね」  武志の決意を秘めた真剣な顔を見て頼子は言った。 「決めました。S部隊に協力させてください」 「本当にいいのね」 「いいです。一条流は一子相伝の教えです。技そのものを教える事はできませんが、できる範囲で協力させてください」 「分かったわ。細かい所は追って決めましょう。まずは……」  頼子は立ち上がり手を差し出して言った。 「ようこそ」  その手を武志はしっかりと握った。 「どう、一緒に昼食でも取らない」  頼子は笑顔になり言った。 「これ以上ここにいたら人間が駄目になりそうで。帰りに家の近所の牛丼屋で降ろしてください。俺にはそれで十分です。それに帰って早速修行です」  それからしばらくして、武志と頼子の間で何度か話し合いが持たれ、武志が参加するに当たっての条件が決められた。 ・学生生活を優先する ・部隊内ではS級扱いとし、部長直轄とする。コードナンバーはI−1 ・一条流の技自体は教えない ・武志は定期的に隊員と訓練を行う ・頼子は一条流発展に便宜を図る ・武志は国家の重大な危機には別途協力する ・給与は時給5,000円+規約上の諸手当。経費実費は別途支給 「時給とかそんな細かい所まで決めないといけないんですか」 「当たり前よ。私達だって官僚の一部なんだから、予算も決算もあるのよ。たまに監査だって来るし。それに武志君を臨時でも職員の形にしておかないと問題が多いのよ。ただでさえ、部隊の女の子を抱かせろっていやらしい男が多いのよ。職員でもない男が何度も女性隊員と会うのはまずいでしょ」  これで週に二回程度、隊員の女性と会うことになった。基本的に平日の夕方から会う事になる。隊員も当直を除くと週休二日で原則土日は休みである。この前のゴールデンウィーク、静香は休日出勤で残りのC級隊員は当直だったらしい。  相手の女性は目的に応じて武志がC級隊員から選ぶ。個人を指名する事もできるし、条件だけを指定して部隊側が隊員を選抜する事もある。  武志の当面の目的は打倒知香である。その為の訓練を今から積む事になる。そしていつか知香と同じレベルに達した自信が付いた時、頼子部長に頼んで再度勝負する事になるだろう。 第3部へ続く... 動画 アダルト動画 ライブチャット